JP5894085B2 - アルツハイマー病の診断薬及び診断方法 - Google Patents
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Description
現状ではアルツハイマー病の根治療法がないため、アルツハイマー病の早期発見のための診断マーカーの探索が精力的に行われ、血中あるいは脳脊髄液中のアミロイドベータ(Aβ40、Aβ42)、リン酸化タウ蛋白の測定が、最も有力と考えられている。しかしながら、これらのマーカー単独あるいは、これらのマーカーの組み合わせ(たとえばAβ40とAβ42比)を用いても、将来におけるアルツハイマー病の罹患、すなわちアルツハイマー病予備軍を明確に見出すことは困難である。
更に、本発明者らは、非アルツハイマー病(正常人)、アルツハイマー病疑い(アルツハイマー病予備軍)および重度アルツハイマー病の患者で脳脊髄液中のS38AA断片量を測定し、アルツハイマー病の病態の悪化(進行)に伴ってS38AA断片量が増加していること、およびこのアルツハイマー病の病態依存的S38AA断片量の増加は、ApoE4保有と正の相関を示し、ApoE2保有と負の相関を示すため、S38AA断片はアルツハイマー病の判定の指標として高い信頼性を有することを見出した。
本発明者らは、これらの知見に基づいて、抗S38AA抗体はアルツハイマー病の判定薬として有用であり、S38AA断片を測定することによってアルツハイマー病を判定できることを確信し、本発明を完成させた。
[1]抗S38AA抗体を含有するアルツハイマー病判定薬。
[2]抗S38AA抗体がS38AA膜外ドメインを認識する抗体である[1]記載の判定薬。
[3]S38AA膜外ドメインがS38AAアイソフォーム1の膜外ドメインである[2]記載の判定薬。
[4][1]〜[3]のいずれかに記載の判定薬を含有する、アルツハイマー病を判定するためのキット。
[5]被検動物より採取した試料中のS38AA断片を検出することを特徴とする、該動物におけるアルツハイマー病の判定方法。
[6]被検動物がヒトである[5]記載の方法。
[7]S38AA断片がS38AAアイソフォーム1由来の断片である[5]または[6]記載の方法。
[8]S38AA断片が配列番号3で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドである[5]または[6]記載の方法。
[9]試料が血液、脳脊髄液または尿である[5]〜[8]いずれかに記載の方法。
[10]試料が脳脊髄液である[5]〜[8]のいずれかに記載の方法。
[11]他の1以上のアルツハイマー病診断マーカーを検出することを更に含む[5]〜[10]のいずれかに記載の方法。
[12]以下の工程を含む、アルツハイマー病を治療または予防し得る物質を探索する方法:
(1)被検物質とS38AA断片の生成を測定可能な細胞とを接触させること;
(2)被検物質を接触させた細胞におけるS38AA断片の生成量を測定し、該生成量を被検物質を接触させない対照細胞におけるS38AA断片の生成量と比較すること;並びに
(3)上記(2)の比較結果に基づいて、S38AA断片の生成量を下方制御する被検物質を、アルツハイマー病を治療または予防し得る物質として選択すること。
また、本発明のスクリーニング方法により、アルツハイマー病を治療または予防することができる剤を提供することができる。
本発明者等は、(1)アルツハイマー病患者の脳脊髄液および血漿では、正常人に比べてS38AA断片量が増加する、(2)S38AA断片量は、アルツハイマー病疑い患者でも正常人よりも増加していることが認められ、アルツハイマー病の病態の悪化(進行)に伴ってS38AA断片量が増加する、(3)アルツハイマー病の病態依存的S38AA断片量の増加は、ApoE4保有と正の相関を示し、ApoE2保有とは負の相関を示すため、アルツハイマー病の判定の指標として高い信頼性を有する、ことを見出した。
すなわち、本発明は、抗S38AA抗体を含有するアルツハイマー病判定薬を提供するものである。
本発明の判定薬は、アルツハイマー病に罹患しているか否かの判定だけでなく、アルツハイマー病疑いの判定、すなわち、まだ当該疾患に罹患していないが、近い将来罹患する可能性が高いか否かの判定をすることができる。
そのため、本発明においてアルツハイマー病の「判定」とは、既にアルツハイマー病に罹患しているか否かの判定だけでなく、まだアルツハイマー病に罹患していないが、近い将来罹患する可能性が高いか否かを判定することを包含する意味で使用される。
また、S38AAをコードする核酸(以下、「S38AA遺伝子」と称す。)の配列についても、例えば、ヒトS38AAアイソフォーム1 cDNA配列(NCBI Reference Sequence番号:NM_001037984.1、配列番号1)が知られている。
S38AAは、UniProtKB/Swiss-Protデータベースによれば10回膜貫通タンパク質であると予測されており、399番目以降のアミノ酸配列(アイソフォーム1では1119番目まで、アイソフォーム2では780番目まで)が膜外領域であると推定されている。
タンパク質の膜外ドメイン、膜貫通領域などは、例えば、UniProtKB/Swiss-Protデータベースに記載されている予測データや、TMHMM(http://www.cbs.dtu.dk/services/TMHMM)などの公知の予測ツールやソフトウェアを使用することにより容易に推定できる。
好ましくは、S38AA断片は配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む。配列番号3で示されるアミノ酸配列は、ヒトS38AAアイソフォーム1の761-770番目の部分アミノ酸配列(アイソフォーム2では、オルタナティブスプライシングにより689番目以降のアミノ酸配列が異なる。)に相当する。従って、S38AA断片は、S38AAアイソフォーム1由来の断片が好ましいが、S38AA断片のSDS-PAGEによるみかけの分子量から、S38AAの切断部位は、2つのアイソフォームに共通するアミノ酸配列(配列番号2の688番目のアミノ酸まで)内にあると予測されるので、切断反応が切断部位のアミノ酸配列のみを認識して起こるのであれば、アイソフォーム2由来の断片も本発明のS38AA断片に含まれ得る。
S38AA断片の分子量は限定されないが、SDS-PAGEによるみかけの分子量で約76〜約102kDaが好ましい。従って、配列番号2で示されるアミノ酸配列の161番目のアミノ酸以降で切断された断片がより好ましい(161-1119番目のアミノ酸配列からなる断片の分子量(理論値)は約102kDaである)。また、後述のプルダウンアッセイとショットガンMS解析の結果から、本発明のS38AA断片としては、配列番号2で示されるアミノ酸配列の505〜1014番目アミノ酸配列を含む断片がさらに好ましい。
哺乳動物由来のモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体としては、動物の血中に産生されるもの、ハイブリドーマに産生されるもの、および遺伝子工学的手法により抗体遺伝子を含む発現ベクターで形質転換した宿主に産生されるもの、ファージディスプレイにより1兆個の分子からなる莫大なクローンライブラリーから最適抗体がスクリーニングされ、その遺伝子からCHO細胞工場で大量生産されるもの、もしくは、ヒトの抗体を生産するトランスジェニックマウスから直接得られるヒト抗体などが挙げられる。
モノクローナル抗体およびポリクローナル抗体は当業者に公知の方法によって作製することができる。
S38AAは、哺乳動物に対して投与により抗体産生が可能な部位にそれ自体あるいは担体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産生能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完全フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は通常2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程度行なわれる。用いられる哺乳動物としては、例えば、サル、ウサギ、イヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツジ、ヤギが挙げられるが、マウス及びラットが好ましく用いられる。
モノクローナル抗体産生細胞の作製に際しては、抗原を免疫された哺乳動物、例えば、マウスから抗体価の認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後に脾臓又はリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生細胞を骨髄腫細胞と融合させることにより、モノクローナル抗体産生ハイブリドーマを調製することができる。抗血清中の抗体価の測定は、例えば、後記の標識化S38AAと抗血清とを反応させた後、抗体に結合した標識剤の活性を測定することにより行なうことができる。融合操作は既知の方法、例えば、ケーラーとミルスタインの方法[Nature, 256, 495 (1975年)]に従い実施することができる。融合促進剤としては、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)やセンダイウィルスなどが挙げられるが、好ましくはPEGが用いられる。
骨髄腫細胞としては、例えば、NS-1、P3U1、SP2/0などが挙げられるが、P3U1が好ましく用いられる。用いられる抗体産生細胞(脾臓細胞)数と骨髄腫細胞数との好ましい比率は1:1〜20:1程度であり、PEG(好ましくは、PEG1000〜PEG6000)が10〜80%程度の濃度で添加され、約20〜40℃、好ましくは約30〜37℃で約1〜10分間インキュベートすることにより効率よく細胞融合を実施できる。
モノクローナル抗体の選別は、自体公知あるいはそれに準じる方法に従って行なうことができるが、通常はHAT(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジン)を添加した動物細胞用培地などで行なうことができる。選別及び育種用培地としては、ハイブリドーマが生育できるものならばどのような培地を用いても良い。例えば、1〜20%、好ましくは10〜20%のウシ胎児血清を含むRPMI 1640培地、1〜10%のウシ胎児血清を含むGIT培地(和光純薬工業(株))又はハイブリドーマ培養用無血清培地(SFM-101、日水製薬(株))などを用いることができる。培養温度は、通常20〜40℃、好ましくは約37℃である。培養時間は、通常5日〜3週間、好ましくは1週間〜2週間である。培養は、通常5%炭酸ガス下で行なうことができる。ハイブリドーマ培養上清の抗体価は、上記の抗血清中の抗体価の測定と同様にして測定できる。
S38AAに対するポリクローナル抗体は、それ自体公知あるいはそれに準じる方法にしたがって製造することができる。例えば、免疫抗原(蛋白質等の抗原)とキャリアー蛋白質との複合体を作り、上記のモノクローナル抗体の製造法と同様に哺乳動物に免疫を行なうかニワトリに免疫を行ない、該免疫動物からS38AAに対する抗体含有物を採取して、抗体の分離精製を行なうことにより製造できる。
哺乳動物及びニワトリを免疫するために用いられる免疫抗原とキャリアー蛋白質との複合体に関し、キャリアー蛋白質の種類及びキャリアーとハプテンとの混合比は、キャリアーに架橋させて免疫したハプテンに対して抗体が効率良くできれば、どの様なものをどの様な比率で架橋させてもよいが、例えば、ウシ血清アルブミン、ウシサイログロブリン、キーホール・リンペット・ヘモシアニン等を重量比でハプテン1に対し、約0.1〜20、好ましくは約1〜5の割合でカプルさせる方法が用いられる。
又ハプテンとキャリアーのカプリングには、種々の縮合剤を用いることができるが、グルタルアルデヒドやカルボジイミド、マレイミド活性エステル、チオール基、ジチオピリジル基を含有する活性エステル試薬等が用いられる。
縮合生成物は、哺乳動物又はニワトリに対して、抗体産生が可能な部位にそれ自体あるいは担体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産生能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完全フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は、通常約2〜6週毎に1回ずつ、計約3〜10回程度行なうことができる。
ポリクローナル抗体は、上記の方法で免疫された哺乳動物の血液、腹水、母乳など、好ましくは血液から採取することができ、ニワトリの場合は血液及び卵黄から採取できる。
抗血清中のポリクローナル抗体価の測定は、上記の血清中の抗体価の測定と同様にして測定できる。ポリクローナル抗体の分離精製は、上記のモノクローナル抗体の分離精製と同様の免疫グロブリンの分離精製法に従って行なうことができる。
本発明は、アルツハイマー病を判定するためのキットを提供する。本発明のキットには、S38AA断片量を測定するための試薬が含まれる。本発明のキットを用いてS38AA断片量を測定することにより、アルツハイマー病を判定することができる。
本発明のキットは、具体的には、S38AAを認識する抗S38AA抗体を含むものである。抗S38AA抗体としては、例えば、上述の「1.本発明のアルツハイマー病判定薬」に詳述されている抗S38AA抗体を挙げることができる。抗体は、蛍光標識抗体、酵素標識抗体、ストレプトアビジン標識抗体、ビオチン標識抗体あるいは放射性標識抗体であってもよい。
抗S38AA抗体は、通常、水もしくは適当な緩衝液(例:TEバッファー、PBSなど)中に適当な濃度となるように溶解された水溶液の態様、あるいは凍結乾燥品の態様で、本発明のキットに含まれる。
本発明のキットは、S38AA断片の測定方法に応じて、当該方法の実施に必要な他の成分を構成としてさらに含んでいてもよい。例えば、ウエスタンブロッティングで測定する場合には、本発明のキットは、ブロッティング緩衝液、標識化試薬、ブロッティング膜等、検出試薬、標準液などをさらに含むことができる。ここで「標準液」としては、上記「S38AA断片」の精製標品を水もしくは適当な緩衝液(例:TEバッファー、PBSなど)中に特定の濃度となるように溶解した水溶液が挙げられる。
また、サンドイッチELISAで測定する場合には、本発明のキットは、上記に加え固層化抗体測定プレート、洗浄液等をさらに含むことができる。ラテックス凝集法を含む凝集法で測定する場合には、抗体コーティングしたラテックス、ゼラチン等を含むことができる。化学蛍光法、化学蛍光電子法で測定する場合には、抗体結合磁性粒子、適当な緩衝液を含むことができる。LC/MS、LC-MS/MSあるいはイムノクロマトグラフィー法を用いたS38AAの検出には、抗体コーティングしたカラムあるいはマイクロカラム、マクロチップを検出機器の一部として、含むことができる。さらに時間分解蛍光測定法あるいはそれに類似した蛍光測定法であれば、複数のラベル化した抗S38AA抗体と必要な他の成分を構成として含んでもよい。
本発明者等は、(1)アルツハイマー病患者の脳脊髄液および血漿では、正常人に比べてS38AA断片量が増加する、(2)S38AA断片量は、軽度アルツハイマー病患者でも正常人よりも増加していることが認められ、アルツハイマー病の病態の悪化(進行)に伴ってS38AA断片量が増加する、(3)アルツハイマー病の病態依存的S38AA断片量の増加は、ApoE4保有と正の相関を示し、ApoE2保有とは負の相関を示すため、アルツハイマー病の判定の指標として高い信頼性を有する、ことを見出した。
すなわち、本発明は被検動物より採取した試料中のS38AA断片を検出することによりアルツハイマー病を判定する方法を提供するものである。
本発明の判定方法は、アルツハイマー病に罹患しているか否かの判定だけでなく、まだ当該疾患に罹患していないが、近い将来罹患する可能性が高いか否かをも判定することができる。
試料となる被検動物由来の生体試料は特に限定されないが、例えば、血液、血清、血漿、唾液、尿、脳脊髄液などが挙げられる。より好ましくは、血漿または脳脊髄液である。
血清や血漿は、常法に従って被験動物から採血し、液性成分を分離することにより調製することができる。脳脊髄液は、脊椎穿刺等の公知の手段により採取することができる。
また、S38AA断片の検出は、公知の免疫化学的方法(ネフロメトリー、競合法、イムノメトリック法、化学蛍光法、化学蛍光電子法及びサンドイッチ法等)で実施することもできる。これらの免疫化学的方法は、例えば、入江 寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和49年発行)、入江 寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和54年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(第3版)(医学書院、昭和62年発行)、「Methods in ENZYMOLOGY」Vol. 121(Immunochemical Techniques(Part I:Hybridoma Technology and Monoclonal Antibodies))(アカデミックプレス社発行)などを参照することができる。
S38AAを特異的に検出し得る抗S38AA抗体としては、例えば、「1.本発明のアルツハイマー病判定薬」に詳述されている抗S38AA抗体を挙げることができる。
さらに、正常者にあっても、アルツハイマー病感受性アレルであるApoE4保有者群(アルツハイマー病ハイリスク群)では、ホモApoE3遺伝子型群に比べて脳脊髄液中S38AA断片濃度が高く、逆に、同疾患抵抗性アレルであるApoE2保有者群では、ホモApoE3遺伝子型群に比べて脳脊髄液中S38AA断片濃度が低いことから、試料中のS38AA断片濃度が高い場合には、将来アルツハイマー病に罹患する可能性が高いと判断することができる。
本発明はまた、被検物質がS38AA断片の生成を抑制するか否かを評価することを含む、アルツハイマー病を治療または予防する物質を探索する方法、並びに当該方法により得られうる物質を提供する。本発明の探索方法においては、S38AA断片の生成を下方制御する物質が、アルツハイマー病を治療または予防する物質として選択される。
(1)被検物質とS38AA断片の生成を測定可能な細胞とを接触させること;
(2)被検物質を接触させた細胞におけるS38AA断片の生成量を測定し、該生成量を被検物質を接触させない対照細胞におけるS38AA断片の生成量と比較すること;並びに
(3)上記(2)の比較結果に基づいて、S38AA断片の生成量を下方制御する被検物質を、アルツハイマー病を治療または予防し得る物質として選択すること。
S38AAはU251細胞やSHSY-5Y細胞に発現していることが公知であり、BE(2)-C細胞、SK-N-MC細胞にもS38AAは発現している。また、公知技術を用いてS38AA、あるいはFLAGタグ等のラベル化S38AAなどを過剰発現させた遺伝子組換細胞を作製することも可能である。S38AA発現細胞は、培養によりS38AAが切断され、生成されたS38AA断片が遊離する。生成されるS38AA断片量が少ない場合には、適宜、S38AAが切断され易い条件で培養することにより、S38AA断片の生成を測定することができる。
S38AAが切断され易い条件としては、例えば、グルコースを枯渇させた培地、あるいは脳に生理的に刺激を与えることが知られている物質を含む培地で培養することが挙げられる。当該物質としては、具体的には、TNFα、インタ―フェロンγ、インターロイキン1、インターロイキン6などのサイトカイン、アミロイドベータあるいはその凝集体などを例示することができる。
本発明の探索方法で得られる化合物は、新たなアルツハイマー病の治療剤または予防剤の開発のための候補物質として有用である。
脳切片はスウェーデン脳銀行(ブレインパワー)で保管され、カロリンスカ医科大学内倫理委員会より使用許可を得た切片を使用した。ホルマリン固定し、パラフィン包埋した脳組織ブロックより、海馬切片を厚さ5マイクロメートルでスライスし、スライドガラスに貼付した。キシレン−アルコールで脱パラフィン・親水処理後、Diva Decloaker (BIOCARE MEDICAL社)中、121℃・25分加熱で抗原賦活した。冷却後、pH 7.6 のトリス緩衝生理食塩水に希釈した3% ヤギ全血清で非特異的反応をブロックし、その後トリス緩衝生理食塩水に200倍希釈した抗38AA抗体 (商品番号HPA024631, Atlas Antibodies社)を、標本と4℃で一晩インキュベーションした。トリス緩衝生理食塩水で洗浄後、300倍希釈したビオチン化ヤギ坑ウサギIgG抗体で1時間室温にてインキュベーションした。その後、発色のためにVectastain Elite ABC kit (Vector Laboratories社) を30分処理し、さらに3-3-diaminobenzidine-4 HCl (DAB/H2O2)で発色させた。対比染色のため、ヘマトキシリンを使用した。
カロリンスカ医科大学内倫理委員会より使用許可をうけ、スウェーデン脳銀行(ブレインパワー)で保管された患者死後脳より冷凍切片を作成し、海馬CA1錐体細胞をレーザーキャプチャ法で回収した。方法は既報の青木らの方法に従った(Neuroreport (2008) 19:1085-9)。
アルツハイマー病確定患者、非アルツハイマー病患者より各々12,000個の海馬CA1錐体細胞を分取した。チューブに回収した細胞は、1 μLの0.5% RapiGest SF (Waters 社)溶液を加え溶解し、95℃で90分インキュベートした。その後、溶媒を遠心バキュームシステムで除去し、改めて2 μLの4 mM 塩化カルシウム、1% RapiGest SF、 360 mM 炭酸水素ナトリウム混合溶液および5 μLの蒸留水を加え、5分間超音波処理を実施した。神経細胞由来の蛋白質をトリプシン限定分解するために、さらに0.1 mg/mLのトリプシンを3 μL加え、37℃で24時間インキュベートした。その後、サンプルを1 μLとり、4-12% グラディエントSDS-PAGEゲルで電気泳動したのち銀染色を実施し、限定分解の終了を確認した。アルツハイマー病確定患者由来の限定分解サンプルはその後、重酸素ラベル化した。方法の詳細は、以下の通りである。
錐体細胞中のS38AA膜外ドメイン量はアルツハイマー病患者において、非アルツハイマー病対照に比較して、1/20に低下していた。免疫組織学的検討で用いた抗体の認識部位は膜外ドメインであり、その場合でも発現量の低下が認められたことから、この結果は、免疫組織学的検討結果と一致した。すなわち、海馬CA1領域の神経細胞において、少なくともS38AA膜外ドメインはアルツハイマー病で低下していることが明白である。
確定アルツハイマー病10例(病態スコア9〜12:スウェーデン脳銀行内での病理スコア)、アルツハイマー病疑い6例(病態スコア3〜7)、正常11例(病態スコア0〜4)と診断された患者の脳脊髄液を使用した。スコアリングはAlafuzoffらの評価方法(Acta Neuropathol(Berl) (1987) 74:209- 225)に従って実施された。病態判定は病理スコアならびに生前の臨床医による診察も加味して実施された。SDSサンプルは、脳脊髄液3容積に対し、1容積のLDS サンプルバッファー(Invitrogen社)を加え、70℃・10分加熱することで作成した。作成したサンプル10 μLを用い、4-12% グラディエントSDS-PAGEゲルでS38AAを分離した。その後、Mini Trans-Blot system (Bio-Rad Laboratories社)を用いて、分離した全蛋白をPVDF膜に転写し、抗体染色のステップに進んだ。抗体によるS38AAの検出の前に、PVDF膜を5%スキムミルク含有リン酸緩衝生理食塩水 (pH 7.4) で1時間室温にて非特異的反応をブロックした。1次抗体 (商品番号HPA024631, Atlas Antibodies社)は、リン酸緩衝生理食塩水で1000倍希釈し、上記膜を希釈した抗体で4℃・一晩インキュベートした。その後、50000倍希釈したHRP化ヤギ坑ウサギIgG抗体(GE healthcare社)で室温1時間インキュベーションしたのち、充分な洗浄過程をへて、SuperSignal(登録商標) West Dura (Thermo Fisher Scientific社)で発色させた。
定量解析のために数例の脳脊髄液をあらかじめ混合し、これを標準脳脊髄液として、すべての解析に使用した。すべてのサンプルは同様の処理を実施し、SDS-PAGEゲルごとに標準曲線を作成した。S38AA断片を定量分析するためのウエスタンブロットは、実施例1と同様の方法で行った。LAS3000 イメージアナライザー(富士フイルム株式会社)でS38AA抗体由来のシグナル強度を画像解析し、MultiGauge V3.0ソフトウエア(富士フィルム株式会社)で定量化した。各シグナル強度は、膜ごとに同時に転写された標準脳脊髄液から作成した標準曲線で補正した。
患者背景については、個人情報保護の観点から患者番号は本試験に固有の番号を付与し、スウェーデン脳銀行の管理番号とは一致させていない。APOEの遺伝子型の解析はスウェーデン脳銀行内の標準手順書に則って実施された。遺伝子型が判明している患者は27例(表2)であり、これらを用いて解析を行った。
また、非アルツハイマー病患者11例のS38AA断片量とAPOE遺伝子型の関連性に関しては、図7に示すように、ApoE2/3、ApoE3/3、ApoE3/4の順に脳脊髄液中のS38AA断片量の増加が認められた。
これらの相関は、脳脊髄液中S38AAが将来のアルツハイマー病の発症リスクと相関することを示しており、さらにS38AAがアルツハイマー病未発症の患者においてでさえ、将来のアルツハイマー病の発症リスクを見積もるバイオマーカーとなりうる可能性を示唆している。アルツハイマー病は早期発見・早期治療が重要と考えられているが、アルツハイマー病を早期発見できる診断マーカーは見出されていない。したがって、アルツハイマー病疑いを検出できることは、極めて有用である。
(1)免疫沈降に用いる抗体に基づくS38AA断片の確認
免疫沈降用の抗S38AA抗体(HPA023161あるいはHPA021374, Atlas Antibodies社)2 μLを500 μLのアルツハイマー患者由来の脳脊髄液に加え、20時間・4℃でインキュベーションし、その後、ProteinG Mag Sepharose(GEヘルスケア)と共に1時間・4℃でインキュベーションすることで、S38AA断片を免疫沈降させた。その後、磁気ビーズに対し10 μLのLDSサンプルバッファー(Invitrogen社)を加え、SDS-PAGE用サンプルとした(ProteinG Mag Sepharose bound画分)。また、ProteinG Mag Sepharoseで沈殿しない上清画分を9 μLとり、LDSサンプルバッファーを3 μL加え、非結合画分のサンプルとした(ProteinG Mag Sepharose unbound画分)。
実施例1と同様にSDS-PAGE実施後、HPA024631を一次抗体としてウエスタンブロットした。
HPA023161、HPA021374の抗体作製に用いたペプチドのアミノ酸配列は、それぞれMKPKQVSRDLGLAADLPGGAEGAAAQPQAVLRQPELRVISDGEQGGQQGHRLDHGGHLEMRKA(配列番号4;配列番号2においては、926-988番目のアミノ酸領域に相当)およびPVPHDKVVVDEGQDREVPEENKPPSRHAGGKAPGVQGQMAPPLPDSEREKQEPEQGEVGKRPGQAQALEEAGDLPEDPQKVPEADGQPA(配列番号5;配列番号2においては、500-588番目のアミノ酸領域に相当)であるので、少なくとも脳脊髄液中のS38AA断片は、これらのS38AA膜外ドメイン配列の一部であるアミノ酸配列を含むことが示された。
実施例3(1)の免疫沈降サンプルがS38AA膜外ドメインを含むことを示すために、免疫沈降サンプル2種に対し、90 μLのミリQ水、5 μLの1 M トリス緩衝液(pH 8)、48 mg 尿素、1 μLの0.5 M ジチオスレイトールを加え、30℃で2時間インキュベーションした。その後、2 μLの0.5 M ヨードアセトアミドを加え、室温で1時間処理して、チオール残基をアルキル化した。その後、50 mMの炭酸アンモニウムを750 μL加え、2 μgのトリプシン(プロメガ社)を加えて、37℃で一晩インキュベーションして、トリプシン分解物を得た。得られた分解物は、トリフルオロ酢酸でpH 1〜2に低下させ、TopTip200カラム(グライジェン社)で操作マニュアルに従って精製した。
Mascot software上の解析パラメータ条件を以下に示す。
monoisotopic massを選択
peptide mass tolerance :15 Da
fragment ion MS/MS tolerance :0.8 Da
消化酵素:トリプシンを指定
missed cleavages数:最大1
メチオニン酸化:許容
ヒト血漿においても、S38AA断片が検出可能かどうか検討した。アルツハイマー患者、あるいは非アルツハイマー患者よりヘパリン血漿を分離した。PureProteome アルブミン除去磁気ビーズ(ミリポア社)500 μL、60 μLのProteinG Mag Sepharose(GEヘルスケア)をエッペンチューブにとり、リン酸緩衝生理食塩水で洗浄した。その後、この混合磁気ビーズに対して、血漿20 μLおよびリン酸緩衝生理食塩水60 μLを加え、4℃で2時間インキュベーションした。得られた血漿はアルブミン・イムノグロブリンが除去されたものであることが、SDS-PAGEで確認できた。このサンプル60 μLに対し、LDSサンプルバッファー(Invitrogen社)20 μLを加え、SDS-PAGE用サンプルとし、上記の実施例3と同様にHPA024631を1次抗体としてウエスタンブロットで解析した。
従って、ヒト血漿中にもS38AA断片は存在し、アルツハイマー患者では正常人と比べて血漿中のS38AA断片量が増加することが判明した。
BE(2)-C細胞、SK-N-MC細胞、SHSY-5Y細胞、SHSY-5Y(APP)細胞(SHSY-5Y細胞にヒトAPPを遺伝子導入した細胞株)を10% Fetal bovine serumを含むD-MEM (Invitrogen社) で2日間培養し、その後、培地を回収した。ラット胎児初代神経細胞は、B27を含むNeurobasal medium (Invitrogen社) で7日間培養後、培地を回収した。それぞれ回収した培地1 mLにHPA021374抗体を加え、4℃で20時間インキュベーションした。その後、30 μLのProteinG Mag Sepharoseを加え、4℃で2時間インキュベートした。磁気ビーズをPBS(-)で洗浄後、20 μLの4倍希釈したLDSサンプルバッファーを加え、SDS-PAGE用サンプルとした。上記実施例3と同様に、HPA024631を1次抗体としてウエスタンブロットで解析した。
S38AAのC末端にFlag-Tag(DYKDDDDK; 配列番号12)を付加したDNA配列を含んだ発現ベクターを構築し、SHSY-5Y細胞に遺伝子導入した。48時間後に培地75 μLを回収し、25 μLのLDSサンプルバッファーを加え、SDS-PAGE用サンプルとした。今回は抗FlagM2モノクローナル抗体(Sigma-Aldrich社)を1次抗体としてウエスタンブロットで解析した。
さらに、本発明によりアルツハイマー病を治療または予防する物質のスクリーニング方法を提供することができる。
Claims (12)
- 抗S38AA抗体を含有するアルツハイマー病判定薬。
- 抗S38AA抗体がS38AA膜外ドメインを認識する抗体である請求項1記載の判定薬。
- S38AA膜外ドメインがS38AAアイソフォーム1の膜外ドメインである請求項2記載の判定薬。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の判定薬を含有する、アルツハイマー病を判定するためのキット。
- 被検動物より採取した試料中のS38AA断片を検出することを特徴とする、該動物が現在アルツハイマー病に罹患している可能性又は将来アルツハイマー病に罹患する可能性を試験する方法。
- S38AA断片がS38AA膜外ドメインを含むポリペプチドである請求項5記載の方法。
- 被検動物がヒトである請求項5または6記載の方法。
- S38AA断片がS38AAアイソフォーム1由来の断片である請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
- S38AA断片が配列番号3で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドである請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 試料が血液、脳脊髄液または尿である請求項5〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 試料が脳脊髄液である請求項5〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 他の1以上のアルツハイマー病診断マーカーを検出することを更に含む請求項5〜11のいずれか1項に記載の方法。
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