JP5875661B2 - 植物の生産特性および消費者特性を改良する方法 - Google Patents
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Description
9号の一部継続特許出願である。この一部継続特許出願は、2009年8月12日に出願された本
出願米国特許出願第12/462,959号の優先権を主張する。本明細書は、参照により、米国特
許出願第12/462,959号の全ての図面、全ての種子および/または他のアメリカン・タイプ
・カルチャー・コレクション(ATCC)になされた寄託、並びに全ての配列リストを、全体
としてこの一部継続特許出願に組み込む。
えば、様々な温度の様々な天候条件下での)種子の生長力や耐寒性、苗の出芽および植物
の生育のような生産特性ならびに消費者特性を極めて有利に強化した植物、植物材料およ
び種子を提供する独自の方法、ならびに、このような方法により提供され、上述のような
特性を有する改良植物、改良植物材料、及び改良種子に関するものである。本発明は、ダ
ブル、トリプルおよび、その他の対立遺伝子の組み合わせを使用することにより、植物、
植物材料および種子の遺伝形質のユニークな集合を組み合わせる、新しいアプローチを提
供し、所望の消費者特性に加えて、強化された潜在生長力をもたらす。
コーン(トウモロコシ,Zea mays)は、自然界にある最も多様な穀類のうちの1種であ
る。コーンには多くの異なるタイプがあり、通常、穀粒胚乳の特徴によって分類される。
コーンで最も一般的なタイプには、フリント種、フラワー種、デント種、ポップデント種
、スウィート種およびポッド種などがある。各種穀粒の外観は、穀粒自体の胚乳の形態、
質および量によって決定される。
、白、黄またはバイカラーの穀粒を有し、これらが未成熟の乳状段階であるときには糖の
含量が高いため、非常に甘い。スイートコーン穀粒の糖水準高いほど、浸透ポテンシャル
が低く、穀粒がより多くの水分を取り込む。概して、スイートコーンはトウモロコシの穂
軸から直接に、または穂軸から甘い穀粒を採取して、野菜として、人間の食用とされる。
また、動物飼料または粉末として生産するというよりは、主に生食用として世界中で栽培
される、主要な野菜作物である。
の澱粉への転換を制御する遺伝子の自然変異によって生じうる。一般的に穀粒が乾燥およ
び完熟する(デント段階)ときに収穫する家畜飼料用コーン品種と異なり、スイートコー
ンは一般的に未発達(ミルク段階)のときに採集され、穀物としてというよりは野菜とし
て食用とされる。成熟の過程は糖を澱粉に転換させることを伴うので、スイートコーンは
一般的に保存に適さず、穀粒が硬くなる前、および/または澱粉質になる前に、生食、缶
詰、または冷凍で食用とすることができる。収穫後、または茎上に非常に長く残しておい
た場合、一般的なスイートコーンのショ糖は急速に澱粉に転換する。穀粒は、収穫後室温
に24時間程度おくと、ショ糖を50%程度失うおそれがある。
いて広く流通し始めた。今日においても依然として入手可能な最も永続的な品種のうちの
2品種は、Country Gentleman(不規則な列の小さく白い穀粒を有するシューペグ(Shoepe
g)コーン)およびStowell's Evergreenである。20世紀のスイートコーン生産は、以下に
示す重要な開発の影響を受けている。
(i) より均質な成熟、ならびに、品質および耐病性の改善を可能にしたハイブリダイ
ゼーション
(ii)これらの特性に基づく、コーンの甘さと、品種作出の能力とに関与する別個の遺
伝子変異(以下に例示する)の同定
・su(normal sugary)
・se(sugary enhanced)
・sh2(shrunken-2)
多くの品種の連続的な開発により、現在、スイートコーンには何百もの品種がある。
ら成る。コーンが単子葉植物であるので、常に偶数の穀粒列がある。穂先は、葉(外皮)
に堅く包まれている。
を低減することができる。さらに、スイートコーンは、フェルラ酸含有率を増加させて、
更なる健康効果をもたらす。
品種は、変異su1(sugary-1)対立遺伝子に起因するものであった。従来のsu1品種は、約
5〜10重量%の糖質を含む。
正常レベルより高く、且つ、従来のスイートコーンと比較してより長い貯蔵寿命を有し、
しばしばスーパースイート種と称される。スイートコーンにおけるひとつの特異的な遺伝
子、shrunken-2(sh2)遺伝子は、乳状段階を超えて穀粒を成熟させることで、成熟した
コーン穀粒を乾燥させて縮ませ、苗発芽、早期の出芽、および植物の成長に望ましくない
特性をもたらすものである。従来のsh2スイートコーン穀粒の胚乳は、従来のsu1スイート
コーンより貯蔵澱粉量が少ないが、貯蔵糖質量は約4倍〜約10倍多い。このことは、スイ
ートコーンの長距離輸送を可能にすると共に、製造業者が、糖または塩を追加することな
くスイートコーンを缶詰めにできるようにした。
eritage種のゲノムに組み込まれている。se1対立遺伝子を有する従来のスイートコーン品
種は、概して、貯蔵寿命が比較的長く、糖含有率が約12%〜約20%である(すなわち、従来
のsu1品種と比較すると糖含有率が非常に高い)。
、同時に花粉を放出するあらゆる飼料用コーン品種から隔離されなければならない。胚乳
は両親(雌株および雄株)由来の遺伝子から発現し、穀粒は通常堅く、澱粉質である。
コーンに存在する最も識別可能な糖成分はショ糖であり、それはその甘さによる差別化の
非常に大きな要因である。(Abbott and Cobb社, Plant Protection No. 9600094 (1998).
) 遊離還元糖(ブドウ糖およびフルクトース)は、スイートコーン中に極少量存在する。
これらの還元糖は主にショ糖の自然加水分解により生じる。
子に基づくものである。約30年前までは、スイートコーンは一般的に染色体4にあるsu1変
異対立遺伝子によって定義されていた。スイートコーンおよび飼料用コーン間の主要な相
違は歴史的に単一の遺伝子によるにもかかわらず、多くの他の遺伝子があり、いずれもコ
ーンの2つの分類を区別する大小の効果を示す。これらの遺伝子は、コーンの全体的な食
感品質(味、質感、柔らかさなど)、ならびに、穀粒、穂先および植物の外観、さらには
、種子の生育力に対して影響を及ぼす。スイートコーンは、主として他のタイプのコーン
、すなわちフリント種、フラワー種、デント種、ワクシー種、ポップ種、などとは、胚乳
澱粉合成を主として変える遺伝子の存在およびヒトの食用の野菜としてのその用途によっ
て区別される。
響する、トウモロコシ(および他の作物植物)の胚乳変異遺伝子の多くを下記の表1に一
覧で示す。これらの胚乳変異は、全て、穀粒の発育中の澱粉合成に影響を及ぼすと考えら
れており、トウモロコシについて、特徴づけられ、染色体上でマッピングされた。
スイートコーン食感品質は、一般的に、穀粒の胚乳に存在する糖および澱粉の量に順に
影響を受けるその甘さによって大別される。従って、スイートコーンの主要および大部分
の識別可能な糖質の成分はショ糖であり、それはその甘さの差異の最大の要因である。還
元糖であるブドウ糖およびフルクトースは、一般的に、ショ糖と比較すると非常に低い水
準でスイートコーンに存在する。これらの還元糖は、一般的にショ糖の自然な加水分解に
より起こる。sugary-1 (su1)、sugary enhancer-1(se1)およびshrunken-2(sh2)の
変異対立遺伝子は、これらの変異対立遺伝子の一つ以上をゲノムに含まないコーンと比較
して、スイートコーンにの糖含量を顕著に増やし、澱粉水準を減らすことから決定された
。
(種子)が顕著に柔軟な傾向があることである。上記の3つの(または他の)胚乳変異対
立遺伝子を一つ以上発現するスイートコーン品種では、柔軟性レベルが有意な程度になり
得る。一般的にこれらの品種で生じる、上昇した糖水準および増加した穀粒果皮柔軟性は
、概して長期の性能保持または貯蔵を可能とする。コーン工場設備(または他の生産また
は流通設備)の内外での長期の性能保持または貯蔵は、スイートコーン品種を市場までの
潜在的に長い地理的距離にわたって、例えば米国を横断して、または国から国へ、輸送す
るとき、極めて重要である。
)のスイートコーン種は、市販のスイートコーンで最も人気のある種類である。しかしな
がら、以下に記載されていているようにかかる種別は極めて重要な不利益を有する。それ
は本発明による過程および作製物によって克服される。
スイートコーンの原形は、主に単一の劣性変異遺伝子sugary-1(su1)が存在すること
によって、飼料用コーンと異なる。スイートコーンに存在する劣性のsugary-1(su1)の
遺伝子型は、胚乳発達の間、糖から澱粉への通常の転換を遅らせる(有意に減速する)効
果を有し、澱粉の味よりも、極めて望ましい甘味をもたらす。この遺伝子は、クローニン
グされスイートコーンの染色体4の短腕にマッピングされた。そのゲノム配列およびアミ
ノ酸配列翻訳は、「Isolation of the SU1 starch debranching enzyme, the product of
the maize gene sugary 1」という表題の特許文献1および本願明細書に記載されている
。
する。それは澱粉合成中に澱粉のα-(l,6)分岐結合を加水分解するイソアミラーゼであ
る。(非特許文献1)
に、shrunken-2(sh2)遺伝子によって与えられる「スーパースイート」コーン品種の総
糖含量の約半分に過ぎず、コーンの消費者には著しく不十分である。さらに、不都合なこ
とに、コーン穀粒中での糖から澱粉への転化が比較的早いため、食用に最適な段階(穀粒
水分約75%)に達した後から、コーン穀粒の甘味(糖水準)が劣化する前まで、収穫適期
を狭めてしまう。
ではない。しかしながら、それは通常、フィトグリコーゲンまたは水溶性多糖(WSP)の
レベルを著しく上昇させる。(非特許文献2)フィトグリコーゲンおよびWSPによって、通
常のsu1スイートコーン品種の穀粒の胚乳に、従来のスイートコーン品種の滑らかな質感
およびクリーミーな特徴が得られる。非変異コーンの成熟した胚乳は、一般にほぼ2%のWS
Pを含有するが、sugary(su1)遺伝子のホモ接合のコーン系統は最高で約35%のWSPを含有
し得る。
変種対照物と比較して非常に低い種子品質および非常に限られた用途をもたらす不都合な
傾向がある。
される。
sugary enhancer(se1)変異遺伝子は、sugary-1(su1)遺伝子変異体の劣性の変更遺
伝子である。(非特許文献5) sugary enhancer-1(se1)変異遺伝子の効果は、もとは三
系交雑(Bolivia 1035 X Illinois 44b X Illinois 442a)に由来する系統であるIll677a
において認められた。(非特許文献6)ホモ接合の際、sugary enhancer(se1)対立遺伝子
は、従来のsugary-1(su1)スイートコーン品種のコーン穀粒中の総糖を、shrunken-2(s
h2)スイートコーン品種コーン穀粒と同等の水準に増大させ、また、フィトグリコーゲン
含量を減少させることがなく、且つ、WSP水準を相当量減少させることがない。この対立
遺伝子は、さらに従来のshrunken-2(sh2)のスイートコーン品種コーン穀粒の総糖を(
やはりフォトグリコーゲン含量の減少またはWSP水準を相当に減少させることなく)増大
する。
劣化を遅らせる等の効果があり、これらの効果は、IL1677aと称される近交のコーン系統
に当初から表れていた。これらの効果が、sugary enhancer(se1)遺伝子によるものであ
るということは後になってから判明した。(非特許文献7、非特許文献8)
比較的高くなるとともに、フィトグリコーゲンについても比較的高水準に維持される。こ
の遺伝子の更なる利点は、穀粒皮率が減少し、コーン穀粒が柔らかくなり、および糖マル
トースレベルが上昇することである。(非特許文献9)
(su1)遺伝子変異コーン穀粒と比較すると、sugary enhancer(se1)遺伝子は、収穫ピ
ークの成熟したコーン穀粒に約1.5から約2倍のショ糖を非常に有利に含有させる。
。sugary enhancer(se1)遺伝子と同一とみなし得る変異株は、近年、検討され、明らか
とされている。
な困難に直面している。このような困難は、一つには、さらに困難なコンコミタント表現
型測定法(concomitant phenotypic measurement)に起因すると考えられている。
おらず、sugary enhancer(se1)遺伝子のヌクレオチド配列は、現在解明されておらず、
トウモロコシの遺伝学および遺伝子データベース、またはGenBankデータベースにない。
しかしながら、本願明細書に記載のように、sugary enhancer(se1)遺伝子の遺伝は、第
2染色体上の、以下に示す隣接する分子マーカーによって当業者によって決定され得る。
このような決定手法は、他の変異遺伝子についても適用可能である。
記載されている。
1953年に、変異体である劣性shrunken-2(sh2)遺伝子はスイートコーン産業にて応用
できることが示唆された。(非特許文献11) それ以来、高糖含量コーンとshrunken-2 (
sh2)遺伝子に関連する非常に多くの調査が行われている。shrunken-2 (sh2)遺伝子は
、スイートコーンの第3染色体の長腕に位置し、クラスI酵素であるADP-グルコースピロホ
スホリラーゼ(AGP)の大サブユニットをコードする。この酵素は、ショ糖から澱粉への
転換経路において重要である。
国の商業コーン市場の大半を占める。成熟し乾燥したshrunken-2(sh2)種コーン穀粒は
、従来のsugary-1(su1)品種コーン穀粒と比較すると、総糖含有率がおよそ2倍、澱粉濃
度がおよそ1/3〜1/2であり、且つ、フィトグリコーゲンの含有率がごく微量である。Shru
nken-2(sh2)タイプのスイートコーンは、一般に、成熟ピーク時に総炭水化物量が激減
し、従来のsugary-1(su1)変異スイートコーンと比較するとおよそ2倍以上のショ糖を含
有する。更に、これらのスイートコーンにおいて、食用に最適な段階の後(すなわち、食
用に最適な段階直後の一定期間)の糖保持率は、概して、従来のsugary-1(su1)およびs
ugary enhancer-1(se1)変異スイートコーンと比較して非常に良好である。
量が増大し、したがって、甘さが増大するという有利な効果を奏すること判明している。
しかしながら、コーンの遺伝子構造にこの遺伝子を含むことにより、非常に不利益なこと
にコーンの水溶性多糖含量(WSP)を相当量低下させ、胚乳含量を減らし、そして、澱粉
含量(およびこれに付随するエネルギー量)を低下させることが明らかになった。不都合
にも、従来のコーンのshrunken-2(sh2)品種の水溶性多糖がかように減少すると、概し
て、従来のsugary-1(su1)およびsugary enhancer-1(se1)変異コーン品種のなめらか
でクリーミーな質感が欠如する。(JA Shultz et al., "Current Models for Starch Synt
hesis and the Sugary Enhancer 1 (se 1) Mutation in Zea mays," supra.) また、非常
に不都合にも、澱粉含量が減少し、付随してエネルギーが減少した結果、従来のsugary-1
(su1)およびsugary enhancer-1(se1)のスイートコーン品種と比較すると、従来のコ
ーンのshrunken-2(sh2)種は、発芽、土壌からの出芽、植物の発育、及び成長過程にお
ける、苗木の活力、適応性、健全性に著しく乏しい。その結果、コーン植物は、軽く、貧
弱で細長い外観を呈し、容易に損傷するものとなり、環境または他のストレスに直面した
場合に大抵すぐに枯れてしまい、コーン農家は、全てのコーン作物を失い、そして、これ
らの作物からの期待所得を失うおそれがある。スイートコーンのshrunken-2(sh2)種は
、概して、乾燥種子状態(段階)で顕著に押しつぶされた穀粒のような外観を呈し、この
乾燥種子の「しぼんだ(shrunken)」外観および対応して減少している穀粒の澱粉蓄えに
より、苗の出芽および栽植時期または生育中の生長力が比較的減弱する傾向がある。概し
て、感想種子の押しつぶされた、「しぼんだ」外観に起因して、機械的に、正確に種を蒔
き、立毛を形成することは、更に非常に難しい。かかる種子の発芽は、近交種の作出及び
ハイブリッドの立毛の両方で問題となるおそれがある。
-2 (sh2)遺伝子の遺伝的バックグラウンドとして使用されてきた。しかしながら、優性
デントコーン遺伝子は、飼料用コーンおよびスイートコーンからハイブリッドを遺伝的隔
離せざるを得ず、および、すべての外来の花粉は全てのコーン穀粒をデントコーンの特性
にするおそれがある。加えて、shrunken-2ハイブリッドは、shrunken-2 (sh2)の「スー
パースイート(supersweet)」スイートコーン品種において利用される優位なSu1Su1対立
遺伝子の存在のため、sugary-1(su1)およびsugary enhanced-1(se1)のスイートコー
ン品種から空間的または時間的に隔離する必要がある。
最も食用に適した段階、すなわち、7日間の、sugary-1(su1)遺伝子、sugary enhance
r-1(se1)遺伝子またはshrunken-2(sh2)の遺伝子を含有している従来のスイートコー
ン品種のショ糖量、糖保持(貯留)能力、果皮率および果皮率の変化の比較を、それぞれ
図1-4に示す。(Abbott and Cobb社, Plant Protection No. 9600094 (1998).)
hancer-1(se1)およびshrunken-2(sh2)遺伝子変異系統の典型的な胚乳ショ糖率の一般
化比較を示す図である。図1は、sugary-1(su1)の系統がショ糖(約7.5%)で最も低い
水準を有し、次にsugary enhancer-1(se1)系統(約12.5%)、そして次にその他の2つの
系統に比べて非常に高いショ糖量を有するshrunken-2(sh2)系統(約27.5%)が続くこと
を示す。
ncer-1 (se1)およびshrunken-2(sh2)遺伝子変異系統の7日間(1日目〜7日目)にわた
る、室温での相対的胚乳糖貯留つまり「保持能力」を示す。3つの異なる遺伝子タイプの
胚乳ショ糖率の代表的な経時的変化を示す。図2は、7日間の間、sugary-1(su1)系統の
ショ糖率が常に最低であり(1日目の約4%から、7日目の約1%の範囲)、次いでsugary enh
ancer-1(se1)系統(1日目の約12%から、7日目の約2%の範囲)、さらに、shrunken-2(s
h2)系統が続く。shrunken-2(sh2)系統は、他の2つの系統と比較すると1日目〜7日目の
それぞれで(1日目の約25%から、7日目の約13%の範囲)ショ糖率が非常に高い。
遺伝子変異系統の最も食用に適した段階(含水率約75%)での典型的な果皮率の比較を示
す。sugary enhancer-1(se1)系統は果皮率(約0.75%)が最も低く、次にsugary-1(su1
)系統(約1.1%)が続き、そしてその他の2つの系統と比較すると非常に高い果皮率(約1
.6%)を有するshrunken-2(sh2)系統が続くことを示す。
遺伝子変異系統の最も食用に適した段階(含水率約75%)での7日間(1日目〜7日目)にわ
たる室温の相対果皮率を示す。3つの異なる遺伝子型の系統のの果皮率の典型的な経時的
変化を示す。図4は、shrunken-2 (sh2)系統は、7日間の間、概して果皮率が最低であ
り(1日目の約1.6%から、 7日目の約2.1%までの範囲)、次にsugary enhancer-1(se1)
系統(1日目の約1.1%から、7日目の約4.9%までの範囲)およびsugary-1(su1)の系統(1
日目の約1.7%から7日目の約4.9%までの範囲)が続くことを示す。
runken-2(sh2)品種の主要な利点は(i)比較的甘味が強く、(ii)収穫適期が比較的長く、
及び(iii)貯蔵寿命が比較的長いことである。初期の糖含有率が比較的高く、収穫時ま
たは最も食用に適した段階直後一定期間内の糖の減少が比較的緩やかであるため、収穫お
よび取り扱い条件がより柔軟になり、貯蔵寿命がより長くなる。
特許文献2は、shrunken-2i(sh2-i)として指定された、shrunken-2(sh2)遺伝子の
変異型の同定およびキャラクタリゼーションを記載する。この変異対立遺伝子(およびそ
の変異株)は、トウモロコシ植物内に存在するとき、sh2-R遺伝子を発現するトウモロコ
シ植物と比較して、発芽特性を強化できることが判明した。本願発明は、この変異対立遺
伝子(および変異株)によって植物を形質転換する方法およびそれらのゲノムに組み込ま
れるこの変異対立遺伝子を有する植物に関するものである。
要な酵素であり、ATPおよびα-グルコース−1−リン酸をADPグルコースおよびピロリン酸
へ転換する触媒作用を有する。この酵素の作用に起因するADP-グルコースは、植物の澱粉
生合成のためのブドウ糖の主要な供給源である。AGP酵素は、光合成植物および非光合成
組織から単離された、2つの異なるサブユニットを含有するヘテロテトラマである。
2(sh2)およびbrittle-2(bt2)によってコードされる2つの異なるサブユニットから成
る。(非特許文献12、13) これらの遺伝子はこの酵素の大サブユニットおよび小サブ
ユニットをそれぞれコードする。shrunken-2遺伝子によって作製されるタンパク質の推定
分子量は、57,179Daである。(非特許文献14)
含有率が非常に低く、これに対応してAGP活性レベルも低減、または欠損している。いず
れかの遺伝子変異体では、AGP活性が約95%まで減少した(非特許文献15及び16) 。変
異酵素は、一般に、反応速度特性が異なり、その酵素活性は機能的野生型shrunken-2(sh
2)およびbrittle-2(bt2)対立遺伝子の数に応じて増大すると認められた。AGPは植物の
澱粉生合成の律速段階であると考えられている(非特許文献17)。
ションは、様々な植物について報告されており、トウモロコシ由来のshrunken-2(sh2)c
DNA、shrunken-2(sh2)のゲノムDNA、およびbrittle-2(bt2)cDNA、米由来の小サブユ
ニットcDNAおよびゲノムDNA、ホウレンソウの葉由来の小および大サブユニットcDNA、お
よびジャガイモ塊茎を含む。加えて、cDNAクローンが小麦胚乳および葉組織並びにシロイ
ヌナズナ葉から単離されている。
生型shrunken-2(sh2)遺伝子に分子傷害もたらしうる。第一段階にて、5'スプライス部
位で切断が起こり、3'スプライス部位の上流に位置するブランチポイント配列のアデノシ
ン残基によって投げ縄状のイントロンが形成される。この後、エキソンが連結され、投げ
縄状のイントロンが放出される(非特許文献18、非特許文献19、非特許文献20、非
特許文献21、非特許文献22、非特許文献23)。このような、一連の現象は、pre-mRN
Aと、核内低分子RNA(snRNA)およびリボヌクレオソームタンパク質複合体(スプライセ
オソーム)を構成する核タンパク質の集合体とによって実行される。このような、基本的
な過程は、全ての真核細胞での遺伝子発現に共通するものであり、遺伝子発現の制御に多
様な影響を及ぼし得る。例えば、選択的スプライシングは遺伝子発現の制御において重要
であることもあるが、不正確または誤ったpre-mRNAスプライシングによって、突然変異表
現型が生じることもある(非特許文献24、非特許文献25、非特許文献26、非特許文
献27)脊椎動物のイントロンおよび酵母イントロンから植物イントロンを区別できる構
造的な/配列相違がある。(非特許文献28、非特許文献29) 。他の生物のイントロンと
、植物イントロンとを明確に区別する1つの特徴は、AUが多いことである。このことは
、イントロンのプロセシングや、イントロン/エキソン接合の定義づけのために重要であ
ることがこれまでに示されている(非特許文献30、非特許文献31、非特許文献32)。
より厳密には、AUが多い領域は単子葉植物よりも双子葉植物において必須であり、単子
葉植物イントロンにはGCが多いものがある。
キソンを有し、つまり図5に示されているように15のイントロンによって分離される。こ
の遺伝子の長さは、およそ6000塩基対であると推定される。1つのイントロンは特にsh2-i
対立遺伝子に重要である。「イントロン2」と称されるこのイントロンは、sh2-i遺伝子の
少なくとも約7,800塩基対を含有する。
ken-2i(sh2-i)遺伝子はイントロン2末端での1塩基対の変化によって特徴づけられる。
変異ポリヌクレオチドは、イントロン2の終端の野生型末端塩基が、Gから他の塩基、例え
ばA、CまたはT(野生型のGヌクレオチドでない)へ、好ましくはAへ置換されている。例
えば、トウモロコシのshrunken-2遺伝子が、このイントロンの末端ヌクレオチドがGからA
に置換された変異を有する場合、結果的に、この植物遺伝子イントロンの末端にみられる
AGヌクレオチド配列は、このイントロンの3'末端のAA配列に変化する。言い換えると、結
果的に、トウモロコシsh2遺伝子のイントロン2の末端塩基がGからAへ変異し、sh2-i対立
遺伝子の分子傷害を引き起こす。
場合、例えば、他のスイートコーン品種に比べて、発芽が促進され、苗が強化され、種子
および/または植物生長力のような繁殖特性が向上し、これに相まって、例えば甘味など
の望ましい消費者特性を有する植物となる。
ンブレッド」)は、最も食用に適した段階(含水率約75%)で、対応する従来のshrunken-
2(sh2)と同様の甘味および糖水準を一般的に示す。しかしなから、最も食用に適した段
階をちょうど過ぎた時点で、変異sh2-iインブレッド植物系統は、急速に澱粉合成を加速
し始める。この結果、対応するshrunken-2(sh2)よりも、非常に丸々とし外観で、重く
、そして、改良したフリントコーン種子の外観にいくらか似ている、乾燥種子表現型とな
る。最終的に、植物成長特性が強化されたことに伴って、種子および苗の発芽および生長
力、ならびに植物生長力が全体的に強化される。このようにして、発芽が改善され、植物
成長が加速されることで、直接的に、品種の潜在収量及び収量安定性につながる。
)のハイブリッドトウモロコシの品種と、shrunken-2i(sh2-i)遺伝子を発現するトウモ
ロコシ品種とを比較したところ、sh2-iハイブリッドの方が大幅に高いスコアを示した。
以下に示す表2は、ACX 5137Y(sh2-i対立遺伝子を発現しない)およびACX SS 7501Y(sh2
-i対立遺伝子を発現する)として表わされる準同質遺伝子系統(NIL)のコーンハイブリ
ッドの、研究室での低温土壌発芽スコアを示すものである。これらは、基本的に、sh2-i
対立遺伝子の有無だけが異なる、2つのトウモロコシハイブリッドを比較したものである
。スコアは、各々100穀粒についての3回の反復試験の平均値を示す。
間の、多くの他のハイブリッド比較について、類似の研究室結果が得られている。加えて
、フロリダおよびカリフォルニアにおけるフィールドでの発芽および立毛形成についての
データは、研究室データを実証した。
子を含有する、又は含有しない、従来のshrunken-2(sh2)ハイブリッドの戻し交雑によ
る形質転換種)の官能試験では、不利なことに、概して、sh2-iハイブリッドについて、
最も食用に適した段階直後に急速に澱粉含有率が上昇したことを示す甘味評価スコアが得
られた。sh2-iハイブリッドは、最も食用に適した段階直後約24〜約48時間以内に甘味の
減少を示し、最も食用に適した段階の3日目後には多くの糖の劣化および損失を示した。
i(sh2-i)対立遺伝子を含有しない従来のshrunken-2(sh2)ハイブリッド準同質遺伝子
系統(NIL)の澱粉蓄積の官能平均値について、変異shrunken-2i(sh2-i)対立遺伝子を
含有する従来のshrunken-2(sh2)ハイブリッドの対応する準同質遺伝子系統(NIL)の澱
粉蓄積の官能平均値と比較して示す。官能スコアは、1(ほとんど澱粉風味が無く甘い)
から、10(相当な澱粉風味が有り、ほとんど甘味がない)の範囲である。図6は、変異shr
unken-2i(sh2-i)対立遺伝子を含有しないshrunken-2(sh2)ハイブリッド準同質遺伝子
系統(NIL)は、変異shrunken-2i(sh2-i)対立遺伝子を含有する従来のshrunken-2(sh2
)ハイブリッドに対応する準同質遺伝子系統(NIL)(1日目の約1.9から7日目の約7.9の
範囲)と比較して、非常に低い官能スコア(1日目の約1から7日目の約4の範囲)を有する
ことを示す。
とは、最も食用に適した段階直後の一定期間の澱粉の急速な蓄積することや、これに関連
して貯留性能および貯蔵寿命が損なわれることに鑑みると、非実用的であると考えられる
。
特許文献3は、商業的な量のハイブリッドスイートコーン種子を作製するために規定さ
れた方法、水溶性多糖含量を大幅に減らすことなくスイートコーンの糖含量を増大させる
ように規定された方法、そして、最少量の甘味料の添加により加工可能なスイートコーン
をもたらす種子を作製するために規定された方法を記載する。それは、shrunken-2(sh2
)遺伝子を用いて、水溶性多糖を大幅に減らさずにスイートコーンの糖含量を増大可能で
あること、およびインブレッドスイートコーン(ホモ接合のsu1sh2)とホモ接合のsugary
-1(su1)インブレッド種であるスイートコーンを組み合わせることで、およそ50%多いシ
ョ糖と、33%多い総糖を含み、さらに、スイートコーン(ホモ接合のsu1)に近い水溶性多
糖類の含有率を有するヘテロ接合のハイブリッドをもたらすことを記載している。高い水
溶性多糖およびショ糖水準は、特に、例えば缶詰および冷凍産業などの食品加工産業にお
いて望ましいとされている。
(sh2)の変異遺伝子と、その遺伝子を使用する方法を記載する。Sh2-m1Rev6は、タンパ
ク質のアロステリックな結合部位中またはその近くに追加のアミノ酸が挿入されているAD
P-グルコースピロホスホリラーゼ(AGP)酵素のサブユニットをコードするとされている
。Sh2-m1Rev6遺伝子を発現するコーン種子は、野生型種子よりも重量15%が増加し、この
種子重量の増加は、種子の澱粉含量率の増加と全く関連しないとされている。
特定する方法を記載する。特許文献6によれば、現在の選り抜きの系統のセットと、数十
年間に渡る植物育種の過程で、それらを派生させた祖先の個体群の遺伝マーカー分析を行
うことによって、選り抜きの個体の多数の多形性遺伝子座で、予測及び観察された対立遺
伝子頻度を決定および比較できると記載されている。
よってコードされる澱粉脱分枝酵素、そしてこの酵素をコードするcDNAおよび遺伝子配列
を記載する。その酵素のアミノ酸配列は、α-(1→6)グリコシド結合を加水分解する酵
素、細菌イソアミラーゼのアミノ酸配列と非常に類似であるとされている。特許文献1で
は、su1のアミノ酸配列類似性によって、澱粉加水分解酵素のα-アミラーゼスーパーファ
ミリーの一員として規定するとしている。さらに、特許文献1は、su1タンパク質に反応
性がある抗体、su1タンパク質に対する抗体を作製する方法、su1を含む融合タンパク質を
作製する方法および修飾su1遺伝子を有する遺伝形質転換植物を作製する方法を開示する
。
る遺伝子の変異対立遺伝子、変異対立遺伝子によって植物を形質転換させる方法、および
ゲノムに組み込まれた変異対立遺伝子を有する植物を記載する。変異対立遺伝子は、トウ
モロコシ植物内にある場合、sh2-R遺伝子を発現する植物よりも良好な発芽特性を植物に
与えるとされている。
分子の単離および同定、およびこの核酸分子によってコードされるタンパク質を記載する
。特許文献7は、また、コードしている核酸を含有する発現ベクターと、この核酸分子に
よって植物を形質転換することによって、果実サイズを小さく/大きくし、細胞分裂を制
御するとされる方法と、を記載する。それはまた、この核酸分子を含有する宿主細胞、遺
伝形質転換植物および植物種子についても検討している。
組合せを有する、親インブレッド植物系統(特定の遺伝的背景を有する)を選ぶ方法を記
載する。特許文献8では、このような親インブレッド植物系統を、交雑実験における「優
れたコンバイナ(excellent combiner)」と称する。このような親インブレッド植物系統
と、他の親インブレッド植物系統(異なる遺伝的背景を有する)とを掛け合わせると、2
つの親インブレッド植物系統は、高いヘテロシス効果を有するハイブリッド植物系統を生
じ得るとされ、掛け合わせ、選抜したインブレッド系統は収集され、ハイブリッド植物を
得るために随意に作付および栽培される。特許文献8は、コントロール条件およびストレ
ス条件下でのミトコンドリア内の電子フローをin vitroで測定することによって、前述の
ハイブリッドを含む様々な植物系統の農業生産力を測定する方法も記載する。特許文献8
は、同じ種(品種)由来の一群の植物系統から、生長力および生産力が最高のハイブリッ
ド(またはその他の)植物系統を選択する方法を提供するという目的を記載する。特許文
献8は、生長力の点で影響を受ける植物系統を特定するために使用可能であるとされる、
生長力アッセイ(vigor assay)について記載及び例示する(図1)。
bana/Champaign, IL)から公的に入手可能である)をEMS変異誘発によって作製し、中間
表現型または漏出表現型を調整した。また、非特許文献1によれば、sh2-R参照対立遺伝
子と比較して、sh2-iおよびsh2-N2340穀粒は見た目上類似しており、同じ供給源に由来し
、および、成熟時にはそれほど押しつぶされた形状とはならない。非特許文献1によれば
、シークエンシングによって、sh2-iは、イントロン2の3-末端におけるGからAへ変異を包
含し(Lal et al., Plant Physiol. 120:65-72, 1999)、およびsh2-i転写産物のおよそ10
%は、変異体のイントロンスプライス部位を利用して正しくスプライシングされ、中間穀
粒表現型をもたらすアデノシン二リン酸グルコースピロホスホリラーゼ活性を低水準とす
ることが明らかになった。非特許文献1によれば、対立遺伝子sh2-iおよびsh2-N2340が同
じ変異を含むか否か判定するため、若いシュート材料を、発芽させたsh2-N2340穀粒から
取得し、Plant DNAZOL Reagent(Invitrogen, Carlsbad, CA)を使用してゲノムDNAを
調製し、およびエキソン1から4にわたるDNAをLalらによって記載されているプライマーを
使用したPCRによって増幅した。非特許文献1には、PCR産物のシークエンシングによって
、sh2-iおよびsh2-N2340は共に、イントロン2の最終ヌクレオチドにおけるGからAへの変
異を包含していることが判明したので、同じ変異体に2つの異なる意味がある(すなわち
、同じ変異対立遺伝子に2つの異なる名前がある)と思われると記載している。
たにも関わらず、現在まで誰も、これらの遺伝子をうまく組み合わせて、最も食用に適し
た段階後の一定期間中における高糖水準などの望ましい消費者特性を保持する一方、生長
力を強化した植物、植物材料および種子を作製することができていなかった。このことは
、植物育種家、植物栽培者および消費者の間で不満になっていた。したがって、以前から
、産業には未解決の長期にわたる切実な要望があった。その要望とは、従来の対照植物と
比較して、乾燥種子の段階でより充実した内容を(すなわちより多くの蓄積エネルギー)
を示す種子を有し、種子発芽、土壌からの苗発生および植物発達の間、(従来のsh2-iス
イートコーンの様に)強化された生長力をもたらすが、最も食用に適した段階後の一定期
間中における高糖水準、植物またはその植物の各部分(種子、果実、野菜、コーン穀粒、
コーンの穂先、など)の甘味または望ましい味を維持するような、望ましい消費者特性も
保持する、インブレッドおよびハイブリッド植物を商業生産するための、費用効果的で、
信頼性があり、効率的で、そして、成功した方法についての要望である。スイートコーン
のような植物の、改良された成長特性および味覚特性は、これらの植物の商業生産に重要
な前進をもたらす。
nta Seeds(Stanton, MN)は、生産者および消費者の両者が満足する植物品種を得るため
、形質をうまく組み合わせることを試行錯誤していた。Rogers NK は、トウモロコシshru
nken-2i (sh2-i)対立遺伝子をゲノムに含む1つの商業的なトウモロコシ製品(命名「ブ
ライトン」)を有していたが、この製品の食感品質(味、質感など)が消費者に魅力的で
はないことからこの製品は商業的に成功していなかった。
の方法、植物、植物材料または種子を教示または示唆しない。
法であって、これらの製品の消費者にとって、また商業植物栽培者および家庭の園芸家に
とっても、多様な、非常に望ましい特性を、非常に有利に付与され、そして有する、スイ
ートコーン穀粒およびスイートコーンなどの植物、植物材料および種子を開発および作製
するための方法、並びにこれらの方法に従って作製された改良植物、植物材料および種子
を提供する。これらの、本発明による方法は、ゲノムに変異shrunken-2i(sh2-i)対立遺
伝子が組み込まれ、好ましくは、一つ以上の他の変異対立遺伝子、例えばsugary-1(su1
)、sugary enhancer-1(se1)および/またはshrunken-2(sh2)対立遺伝子などが連続
して共に組み込まれ、並びに非常に有益で望ましい多様な特徴を非常に有する新規なハイ
ブリッド植物、植物材料および種子を提供する。これらの特徴には、なめらかでクリーミ
ーな質感、非常に望ましい甘味または他の味覚をもたらす高い糖レベル、最適な食用段階
後の長期の糖保持能力(および例えばスイートコーンの甘味のような、この特徴に付随す
る味覚上の利点)、より長い植物収穫敵期、より長い植物保持能力(スイートコーンの穂
先など)、および最も食用に適した段階の後に甘味が劣化する前のより長い植物の保存寿
命が挙げられる。さらに、本発明による方法は、乾燥種子の段階で、外観上に比較的ふく
らんでいて、比較的高い炭水化物および水溶性多糖類(WSP)含量を有する種子および/
若しくは穀粒を提供し、ならびに/または、種子発芽、苗の出芽および植物生育中の植物
、植物材料および/若しくは種子に対して、非常に高い生長力および適応性を提供する。
られる(および他の)スイートコーン雌性(および他の)親系統のゲノムに変異sh2-i遺
伝子を組み込む方法、および変異sh2-i遺伝子がうまく組み込まれた(頻繁に本明細書に
おいて「sh2-i転換系統」と称される)雌性(および他の)スイートコーン親系統を特定
する方法も提供する。
の植物)親系統を使用して、任意に、しかし好ましく開発される、本願明細書において詳
述する一連の多様で非常に望ましい特徴を有する、ハイブリッドスイートコーン(および
他の植物)系統を作製するためのユニーク且つ成功する構築過程を提供する。
(i)そのゲノムの変異sh2-i胚乳対立遺伝子を含有している雌性スイートコーン(また
は他の植物)親系統(すなわち「sh2-i転換系統」)
好ましくはSu1Su1 sh2sh2の対立遺伝子の組み合わせをそのゲノムに含んでいる従来の
「supersweet」雌性親系統の転換として、任意に、しかし、好ましくはSu1Su1 sh2sh2の
遺伝的背景(遺伝子型)に対して、分子マーカーを使用して、変異sh2-i対立遺伝子をシ
ーケンシャルレイヤリング(sequential layering)し、例えば、所望の胚乳変異対立遺
伝子遺伝子型Su1Su1 sh2-i sh2-iをそのゲノムに含んでいる雌性「Su1Su1 sh2-i sh2-i転
換系統」を作製し、変異sh2-i胚乳遺伝子を従来の「supersweet」雌性親Su1Su1 sh2sh2系
統に組み込むことによって作製される(すなわち、Su1Su1 sh2sh2遺伝的背景または遺伝
子型を含む)。
より好ましくは、例えばsu1su1 se1se1またはsu1su1 se1se1 sh2sh2のように、su1su1
se1se1のダブルホモ接合の劣性対立遺伝子の組み合わせをそのゲノムに含んでいる雌性親
系統の転換として、任意に、しかし、好ましくは分子マーカーを使用しておよびホモ接合
の劣性se1se1およびsu1su1対立遺伝子の遺伝的背景(遺伝子型)に対して変異sh2-i対立
遺伝子をシーケンシャルレイヤリングそ、例えば、所望の胚乳変異対立遺伝子遺伝子型su
1su1 se1se1 sh2-i sh2-iをそのゲノムに含んでいる雌性「su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i転
換系統」を作製し、およびsu1su1 se1se1のホモ接合の劣性の遺伝子型をそのゲノムに含
む(すなわち、su1su1 se1se1またはsu1su1 se1se1 sh2sh2遺伝的背景または遺伝子型を
含む)雌性株系統に変異sh2-i胚乳遺伝子を組み込むことによって作製される。および、
(ii)sugary(su1)、sugary enhancer-1(se1)および/またはshrunken-2(sh2)の
変異胚乳(または他の)対立遺伝子と関連した、例えば遺伝子型Su1Su1Se1Se1sh2sh2(一
つの構成)、および好ましくはダブルホモ接合劣性対立遺伝子の組み合わせsu1su1 Se1Se
1 sh2sh2またはsu1su1 sh2sh2、およびより好ましくはトリプルのホモ接合の劣性対立遺
伝子の組み合わせsu1su1 se1se1 sh2sh2の、(上述のようなダブルホモ接合の劣性胚乳変
異対立遺伝子の組み合わせ、およびトリプルホモ接合の劣性胚乳変異対立遺伝子の組み合
わせを有し、ダブルホモ接合の劣性胚乳変異su1su1およびsh2sh2対立遺伝子を含む)シン
グル、ダブルまたはトリプルホモ接合の劣性対立遺伝子をそのゲノムに含む雄性スイート
コーン(または他の植物)親系統の構成または組み合わせ。
れている方法で作製される場合)その強化された苗発芽および強化された苗木生長力の非
常に望ましい特徴を発現しおよび作製されるハイブリッドにそれらを継承する。一方で、
上記の雄性親スイートコーン(または他の植物)系統は、栽培者および/または需要者に
とって以下に示すような非常に望ましいスイートコーン穀粒(または他の植物部分)の栽
培特性を発現し、(本願明細書において記載されている方法で作製される)ハイブリッド
に継承する。(i)糖(ショ糖)含量が非常に高く、その結果、非常に甘味が強い、(ii
)非常に柔軟な果皮を有する、(iii)相当な保持能力(比較的高い糖および柔らかい穀粒
果皮を保持する)を有する。これらの雄性親特徴は、上記のダブルおよびトリプル劣性対
立遺伝子対立遺伝子の雄性親系統(ダブル:su1su1 Se1Se1 sh2sh2またはsu1su1 sh2sh2
、トリプル:su1su1 se1se1 sh2sh2)の組み合わせにおいて非常に好ましい、su1su1およ
びsh2sh2遺伝子型の胚乳変異対立遺伝子の組み合わせにおける、ダブル劣性ホモ接合の結
果であると考えられる。
、スイートコーン(または他の植物)ハイブリッドにてこのような方法で発現された場合
、非常に類似の、または上述のような方法で発現した変異胚乳対立遺伝子を有さない(す
なわち、上述のような雌性および雄性親の系統を使用して作製されたものではない)他の
スイートコーン(または他の植物)ハイブリッドと比較すると、例えば強化された苗発芽
および強化された苗生長力のような、非常に強化された増殖特性を有するハイブリッドを
非常に有利に提供する。これは、sh2-i胚乳変異対立遺伝子をそのゲノムに含み、もう一
方は含まないということ以外は同一である、2つの異なる親スイートコーン系統またはハ
イブリッドスイートコーン系統の、研究室およびフィールド両条件での官能試験の結果と
して下の「実施例」セクションに記載される比較試験データから非常に明らかである。
種子を作製するために、変異sh2-i胚乳遺伝子の識別および商業的に受け入れられる(ま
たは他の)スイートコーン(または他の植物)親系統への取込みを提供する。(i)雌性親
系統として、好ましくは、ゲノム中に、従来の「スーパースイート(supersweet)」(Su
1Su1 sh2sh2)遺伝的背景(遺伝子型)に、shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子が
組み込まれ、強化された苗発芽および苗生長力を特徴とする遺伝子型Su1Su1 sh2-i sh2-i
を有する親系統を、(ii)雄性親系統として、ゲノム中に、ダブル(su1su1 Se1Se1 sh2sh2
若しくはsu1su1 sh2sh2)またはトリプル(su1su1 se1se1 sh2 sh2)(若しくは他の)ホ
モ接合劣性変異胚乳遺伝子型を含み、糖が非常に多いという特徴があり、それによって生
成物に甘味与え、非常に柔軟な穀粒果皮を有する親系統を使用する。結果として生じるハ
イブリッド生成物は、発芽中、土壌からの苗発生中および植物発達中の植物、植物材料お
よび/または種子に非常に強化された生長力および適応性を含む多様で有益な特徴を有す
。この利点は、最も食用に適した段階、例えばおよそ75%穀粒含水量および少なくとも48
時間(しばしばそれより長い)の収穫適期での、適切な糖保持、生成物保持能力および貯
蔵寿命に結びつく。
(sh2-i)ハイブリッド植物、植物材料または種子と比較すると高い生長力および従来の
変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i (sh2-i)ハイブリッド植物、植物材料または種
子と比較して、その最も食用に適した段階直後の一定期間の高い糖の保持能力を有するハ
イブリッド植物、植物材料または種子を作製する方法であって、任意で一つ以上の分子マ
ーカーを使用して、好ましくは、しかし任意で、植物、植物材料または種子に前述の特徴
を与える変異shrunken−2i(sh2i)胚乳対立遺伝子及び一つ以上の他の変異胚乳対立遺伝
子を、植物、植物材料または種子のゲノム中に連続して含めることを含む方法を提供する
。しかし、上述のように変異胚乳対立遺伝子を植物、植物材料、または種子のゲノムにシ
ーケンシャルレイヤリングするために分子マーカーを用いることは、非常に望ましく、か
つ好ましいが、特に、後述の実施例4及び8を参照して詳述するように、そのような工程
ステップは任意である。
)ハイブリッド植物、植物、植物材料または種子と比較すると強化された生長力と、従来
の変異sugary-1(su1)若しくはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッド植物、植物、植物材
料または種子と比較して強化された、その最も食用に適した段階直後の一定期間にわたっ
て糖を保持する能力(または一つ以上の他の望ましい特徴)と、を有するハイブリッド植
物、植物、植物材料または種子を作製する方法であって、あらゆる適切な順序で以下のス
テップを含む方法を提供する。
(a) sugary 1(su1)、sugary enhancer-1(se1)およびshrunken 2(sh2)変異対立遺
伝子を単独に又は組合わせで含むか、またはこれらに限定せず一つ以上の所望の変異対立
遺伝子をそのゲノムに含む、インブレッド植物系統を特定する、任意に分子マーカーを使
用するステップと、
(b) ゲノム中にshrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子を有する雌性親植物系統と組み合
わせて遺伝的背景(遺伝子型)として使用するため
(i) Su1Su1 Se1Se1 sh2sh2
(ii) Su1Su1 se1se1 sh2sh2、または
(iii) su1su1 se1se1 sh2sh2(トリプルホモ接合劣性変異胚乳対立遺伝子組み合わせ
)
のトリプル変異胚乳対立遺伝子の組み合わせを含むかまたはこれらに限定されず所望の遺
伝子型を有する、一つ以上の雌性準同質遺伝子植物系統(NIL)を作製するステップと、
(c) 任意に一つ以上の分子マーカーを使用して、shrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子
を、例えばsu1su1 se1se1 sh2sh2またはsu1su1 se1se1の遺伝子型を含む、ステップ(b
)の所望の遺伝的背景を有する雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込む、任意のス
テップと、
(d) su1su1 se1se1の遺伝的背景(遺伝子型)または一つ以上の他の好ましい変異対立
遺伝子の遺伝的背景上に、単独又は組み合わせで重ねられたshrunken-2i(sh2-i)対立遺
伝子をゲノムに有するステップ(c)の雌株準同一遺伝子植物系統(「準同質遺伝子系統
を改変した」雌株)を選択するステップと、
(e) ホモ接合劣勢変異胚乳対立遺伝子構成がsu1su1 se1se1 sh2sh2(または高いまたは
強化された食感品質を有するハイブリッド植物を提供することができるいくつかの他のト
リプルホモ接合の劣性対立遺伝子構成)のトリプルホモ接合劣性変異胚乳対立遺伝子構成
をゲノムに有する雄株系統と、雌性改変準同質遺伝子系統とを交雑し、栽培者および/ま
たは消費者の求める一つ以上の特徴を有するハイブリッド植物を作製する、任意のステッ
プと、
(f) ステップ(d)および/またはステップ(e)の植物から生じる種子(または穀粒)
の(従来のまたは他の植物由来の種子または穀粒との比較による)なめらかさ、ふくらみ
および/または相対的重量といった特徴について、物理的外観(表現型)を調べる任意の
ステップと、
(g) ステップ(d)および/またはステップ(e)の植物から生じる種子(または穀粒)
について、暖温、低温および/またはその他の実験室および/またはフィールドでの発芽
を実施し、かかる種子が消費者および/または栽培者が所望する一つ以上の特徴、例えば
、強化された発芽、苗発生および植物成長性能並びに変異shrunken-2i(sh2-i)対立遺伝
子と関連した生長力を有することを確かめる任意のステップと、
(h) ステップ(d)および/またはステップ(e)の植物によって作製される種子(また
は穀粒)から栽培された、植物(またはその部分、例えばコーンの穂先)について一つ以
上の味覚、果皮柔軟性および/またはその他の官能試験を行い、それらについての味、果
皮柔軟性および/または他の官能特徴を決定するステップであって、好適には、栽培者お
よび/または消費者が所望する一つ以上の特徴を発現する植物と整合する全体的な物理的
および園芸的特徴(すなわち表現型)を調べる任意のステップ。
柔軟性について、植物、植物材料および/または種子において操作でき、および、変異sh
runken-2i(sh2-i)対立遺伝子は、所望の生産および消費者特性を与えるために植物、植
物材料または種子のゲノムに組み込むことができる。植物、植物材料および種子は、他の
植物品種または系統と比較すると乾燥種子段階でより中身が充実し、種子発芽、土壌から
の苗発生および/または植物発達の間の強化された生長力を与え、且つ、高い糖水準を維
持することで、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって、植物、植物材料および/
または種子の甘味または他の好ましい味をもたらすようにすることができる。当業者は、
上記過程に含まれる特定のステップ、例えば、準同質遺伝子系統の戻し交雑ステップにつ
いて、上記過程を成功させるために行うべきの実施回数を決定することができる。このよ
うに、好ましくは、幾つかのステップは複数回実施される。
(sh2-i)のハイブリッド植物、植物、植物材料または種子と比較すると強化された生長
力、および従来の変異sugary-1(su1)若しくはshrunken-2i(sh2-i)のハイブリッド植
物、植物、植物材料または種子と比較して強化された最も食用に適した段階直後の一定期
間にわたって糖を保持する能力を有する、あらゆる適切な順序の上述のステップ(a)〜(p
)による、ハイブリッド植物、植物、植物材料または種子を提供する。
)のいずれか一つによって作製される植物種子を提供する。
ケンシャルレイヤリングすることで一つ以上の好ましい特徴を植物種子に与える、shrunk
en-2i(sh2-i)対立遺伝子を含むゲノムからなるハイブリッドまたは他の植物種子を提供
し、当該植物種子は、従来の変異shrunken-2(sh-2)またはshrunken-2i(sh2-i)植物種
子と比較して強化された生長力と、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-
i)植物種子と比較して教科された最も食用に適した段階直後の一定期間にわたる糖を保
持する能力とを賦与される。
、シーケンシャルレイヤリングすることで一つ以上の好ましい特徴を植物種子に与えるsh
runken-2i(sh2-i)対立遺伝子を含むゲノムからなるハイブリッドまたは他の植物種子を
提供し、植物種子は、従来の変異shrunken-2(sh-2)またはshrunken-2i(sh2-i)植物種
子と比較すると強化された生長力と、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh
2-i)植物種子と比較すると強化された最も食用に適した段階直後の一定期間にわたり糖
を保持する能力とを賦与される。
か一つによって作製される植物または植物材料を提供する。
背景に、シーケンシャルレイヤリングすることで一つ以上の好ましい特徴を植物または植
物材料に与えるshrunken-2i(sh2-i)対立遺伝子を含むゲノムからなるハイブリッドまた
は他の植物または植物材料を提供し、植物または植物材料は、従来の変異shrunken-2(sh
-2)またはshrunken-2i(sh2-i)植物または植物材料と比較すると強化された生長力と、
従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)植物または植物材料と比較する
と強化された最も食用に適した段階直後の一定期間にわたり糖を保持する能力とを賦与さ
れる。
、シーケンシャルレイヤリングすることで一つ以上の好ましい特徴を植物または植物材料
に与えるshrunken-2i(sh2-i)対立遺伝子を含むゲノムからなるハイブリッドまたは他の
植物または植物材料を提供し、植物または植物材料は、従来の変異shrunken-2(sh-2)ま
たは従来の変異shrunken-2i(sh2-i)植物または植物材料と比較すると強化された生長力
と、従来の変異sugary-1(su1)または従来の変異shrunken-2i(sh2-i)植物または植物
材料と比較すると強化された最も食用に適した段階直後の一定期間にわたり糖を保持する
能力を賦与される。
、植物、植物材料または種子と比較すると強化された生長力と、および従来の変異sugary
-1(su1)若しくはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッド植物、植物、植物材料または種子
と比較すると、その最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖を保持する強化され
た能力(または一つ以上の他の望ましい特徴)と、をもたらす、、あらゆる適切な順序で
以下のステップを含むハイブリッド植物、植物、植物材料または種子を作製する方法を提
供する。
(a) sugary 1(su1)、sugary enhancer-1(se1)およびshrunken 2(sh2)変異胚乳対
立遺伝子(任意に分子マーカーを使用する)を単独に又は組合わせで含むかまたはこれに
限定せず一つ以上の所望の変異対立遺伝子をそのゲノムに含む、インブレッド植物系統を
同定するステップと、
(b) ゲノム中にshrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子を有する雌性親植物系統の組み合
わせで遺伝的背景(遺伝子型)として使用するため
(i) Su1Su1 Se1Se1 sh2sh2
(ii) Su1Su1 se1se1 sh2sh2または
(iii) su1su1 se1se1 sh2sh2(トリプルホモ接合劣性変異胚乳対立遺伝子の組み合わ
せ)
のトリプル対立遺伝子の組み合わせを含むかまたはこれに限定せず所望の遺伝子型を有
する、一つ以上の雌性準同質遺伝子植物系統(NIL)を作製するステップと、
(c) shrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子をステップ(b)の所望の遺伝的背景(遺伝
子型)(所望の遺伝的背景とは、su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1
sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Su1Su1 sh2sh2または他の好ましい遺伝的背景)を有する雌性
準同質遺伝子植物系統のゲノムに、任意に組み込むステップと、
(d) Su1Su1 sh2 sh2または一つ以上の他の好ましい変異対立遺伝子の遺伝的背景(遺伝
子型)に単独または組み合わせで組み込んだ変異shrunken-2i(sh2-i)対立遺伝子を有す
るステップ(c)の雌性準同質遺伝子植物系統を選択するステップ(ここにおいて、雌性準
同質遺伝子植物系統は、強化された苗発芽および生長力の特徴である、そのゲノム(雌性
「改変した準同質遺伝子系統」)において、Su1Su1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組み
合わせまたは他の好ましい胚乳対立遺伝子の組み合わせを含む)と、
(e) ホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成がSu1Su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2 sh
2、su1su1 se1se1 sh 2sh2、または高いまたは強化された食感品質を有するハイブリッド
植物を提供することができるいくつかの他のホモ接合の劣性の胚乳対立遺伝子の組み合わ
せである、ホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成を含む雄性系統と、ステップ(d)の選択雌
性改変準同質遺伝子植物系統と交雑して、栽培者、需要者または両方の求める一つ以上の
特徴を有するハイブリッド植物を作製する任意のステップと、
(f)例えばなめらかさ、ふくらみおよび/または相対的重量(従来のまたは他の植物由
来の種子または穀粒との比較)といった特徴について、ステップ(d)および/またはス
テップ(e)の植物から生じる種子(または穀粒)の物理的外観(表現形)を調べる任意
のステップと、
(g)一以上の暖温、低温、または暖温および低温の、実験室、フィールドまたは実験室
およびフィールドでの、ステップ(d)および/またはステップ(e)の植物から生じる種
子(または穀粒)のフィールド発芽を行い、当該種子が需要者および/または栽培者が所
望する一つ以上の特徴、例えば、強化された発芽、苗木発生および植物成長性能並びに変
異shrunken-2i(sh2-i)対立遺伝子と関連した生長力、またはその組み合わせを有するこ
とを確かめる、任意のステップと、
(h)ステップ(d)および/またはステップ(e)の植物由来の種子(または穀粒)から
、栽培される植物について、一つ以上の官能味覚、果皮柔軟性および/または他の試験、
植物部位についての試験(例えばコーンの穂先)またはその組み合わせを行い、栽培者お
よび/または需要者が所望する一つ以上の特徴を発現する植物と整合する全体の物理的お
よび園芸的特徴(すなわち表現形)を最適に調べて、それらの味、果皮柔らかさおよび/
または他の官能特徴を決定する、任意のステップ。
および/または需要者に好ましい特徴なかでも)炭水化物蓄積の制御および果皮柔軟性を
、植物、植物材料および/または種子にて操作でき、および、変異shrunken-2i(sh2-i)
対立遺伝子は、所望の生産および需要者特徴を与えるために植物、植物材料または種子の
ゲノムに組み込むことができる。植物、植物材料および種子は、他の植物品種または系統
と比較すると乾燥した種子段階でより内容が充実しており、種子発芽、土壌からの苗発生
および/または植物発達の間に、強化された生長力を生じ、また、高められた糖水準を維
持することでその最も食用に適した段階後の一定期間にわたって植物、植物材料および/
または種子に甘味またはその他の好ましい味をもたらすようにすることができる。当業者
は、上記過程に含まれる特定のステップ、例えば、準同質遺伝子系統の戻し交雑ステップ
について、上記過程を成功させるために行うべきの実施回数を決定することができる。こ
のように、好ましくは、幾つかのステップは複数回実施される。
(sh2-i)のハイブリッド植物、植物、植物材料または種子と比較すると強化された生長
力、および従来の変異sugary-1(su1)若しくはshrunken-2i(sh2-i)のハイブリッド植
物、植物、植物材料または種子と比較して最も食用に適した段階後の一定期間にわたって
糖を保持するために強化した能力を有する、(a)から(h)全てが適切な順序であるステッ
プにより作製されるハイブリッド植物、植物、植物材料または種子を提供する。
法のいずれか一つによって作製される植物種子を提供する。
か一つによって作製される植物または植物資材を提供する。
およびまた一つ以上の他の胚乳対立遺伝子の劣性ホモ接合、例えば、従来の雄性親スイー
トコーンまたは他の植物系統であってもよい異なる雄性親植物系統を有する雌性親植物系
統としてのインブレッド植物系統と交雑することを含む、ハイブリッド植物、植物材料ま
たは種子を作製する方法を提供する。
配列番号1は、米国特許第6,184,438号B1においても公開されている、Zea Mays(トウモ
ロコシ)の野生型Shrunken-2(sh2)対立遺伝子の7739塩基対ゲノム・ヌクレオチド配列
である。(全体を参照により本明細書に組み込む米国特許第6,184,438号B1の図1は、Zea
Mays(トウモロコシ)の野生型Shrunken-2(sh2)対立遺伝子のゲノムヌクレオチド配列
も示す。イントロンは、小文字によって示される。塩基番号1は、転写開始点である。矢
印は、cDNAの3’末端を示す。推定のTATA、RY二分子(dyad)およびエンハンサー配列は
、下線部である。)
シ)のsugary-1(su1)対立遺伝子をコードしているcDNA配列である。su1 cDNAクローン
の2712塩基対ヌクレオチド配列は、クローンの一端に位置する、14の連続的なT残基配列
を含み、それはポリアデニル化サイトおよびmRNAの3'末端を同定する。789コドンの連続
オープンリーディングフレーム(ORF)は、cDNAクローンの5’末端から88ヌクレオチドで
開始し、ポリ(A)アデニル化サイトより240前のヌクレオチドで終了する。このORFは、789
のアミノ酸(配列番号3)のポリペプチドに相当する。cDNAおよび部分的なゲノム配列(
配列番号4)の比較によって、ゲノムDNAの4つのエキソンおよびイントロンを同定する。
これらの4つのエキソンは、ヌクレオチド658からヌクレオチド1107、ヌクレオチド1352か
らヌクレオチド1536、ヌクレオチド1657からヌクレオチド1753およびヌクレオチド2076か
らヌクレオチド2227に延在する。エキソン配列または配列番号4の全配列が、完全長ゲノ
ム配列を得るために、当業者に周知の方法にてプローブとして使われ得る。
DNAクローンのsugary-1(su1)ヌクレオチド配列のアミノ酸翻訳である。
912,413号においても公開されている。
号においても公開されている。
用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
子用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
子用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
用の分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
めの分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
分子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
子マーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
ーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
ーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
ーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
ーカーのためのプライマー)のヌクレオチド配列である。
ation and Documentation、Standard ST.25上の世界知的所有権機関(WIPO)ハンドブッ
クに記載されており、これによって完全に本願明細書に引用したものとする。
照することでより容易に理解されるであろう。
明確にするため、この明細書および添付の請求の範囲の全体にわたって使われる様々な
用語および表現は、以下に詳述のように定義する。この明細書または添付の請求の範囲に
おいて使われる用語またはフレーズが下で定められない、またはこの明細書中において定
められていない場合には、用語またはフレーズは通常の意味を示すと理解されたい。
一方)の複数の代替の遺伝子のうちの一つを指し、それは特定の染色体の特定の位置また
は配座に位置し、(潜在的に異なる効果を有する)同一の表現型を制御する。対立遺伝子
は、遺伝子の特徴の異なる特徴を引き起こす遺伝子の異型であり、コード配列または非コ
ード配列のいずれにおいても異なり得る。
(NH2)、酸性カルボキシル基(COOH)、水素原子(-H)および炭素原子に付いた有機側
鎖基(R)、を含有するので、NH2CHRCOOHの基本化学式で表される。アミノ酸は、各々がコ
ドンによってコーディングされ、ペプチド結合で相互に結合されるタンパク質の基礎単位
である。それぞれ異なるR基を有する100以上のアミノ酸が自然に発生することが知られ
ている。それらのうちの20のアミノ酸がタンパク質を合成する際に関係し、それらが必須
でないか必須であるかで分類される。非必須アミノ酸は、アラニン、アルギニン、アスパ
ラギン酸、アスパラギン、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、プロリン
、セリンおよびチロシンを含む。必須アミノ酸は、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン
、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファンおよびバリンを
含む。アミノ酸の省略形は、当業者によって周知である。
は、その両親のうちの1方と遺伝的に同一または類似の個体と、交雑(ハイブリッドであ
るか他の植物)することを意味する。すなわち、F1の作製に用いられた両親のいずれか
と、当該F1を交雑することをいう。
遺伝を操作する科学および/または技術を意味する。
含んでいる単純な有機化合物を意味し、一般に多くのヒドロキシル基が付加されている(
通常、アルデヒド官能基またはケトン官能基の一部分でない各炭素原子について一つのヒ
ドロキシル基が付加される)。基本的な炭水化物ユニットは、単糖(例えばブドウ糖、ガ
ラクトースおよびフルクトース)である。炭水化物は、例えばエネルギーの貯蔵および輸
送(例えば澱粉またはグリコーゲン)および構造成分(例えば植物のセルロース)等、生
物において多くの役割を有する。それらは、エネルギー貯蔵、燃料および代謝中間体とし
て役立つ。リボースおよびデオキシリボース糖は、RNAおよびDNAの構造的な骨組みの部分
を形成する。多糖は植物の細胞壁中に存在する構造的な要素である。炭水化物は、多くの
タンパク質および脂質に結合し、それらは、細胞環境中での、細胞間の相互作用、ならび
に、細胞および他の要素間の相互作用の媒介をすることによって重要な役割を果たす。単
糖は、多種多様な方法によって多糖に互いに結合し得る。
ロセスを意味し、そこにおいて生化学エネルギーが、例えばグルコースのような有機物か
ら得られ、細胞のエネルギーが必要な活動のために、エネルギーキャリア(ATP)として
貯蔵される。これらの活動は、解糖、クエン酸回路、クレブス回路、および、酸化的リン
酸化によって構成される。細胞は、分子酸素(電子受容体)を取り入れ、(最終産物とし
て)二酸化炭素を放出する方法で「呼吸する」ように見える(好気的過程)。生化学エネ
ルギーは多くの代謝プロセス、例えば生合成、移動運動、膜を介した分子の輸送、などに
エネルギーを供給するために作り出されるので、細胞呼吸は、真核細胞および原核細胞に
必須である。全ての過程が原核生物の細胞質で行われる一方、真核生物では、通常、解糖
は細胞質において行われ、クレブス回路および酸化的リン酸化はミトコンドリアにおいて
行われる。原核細胞が通常最高38のATP分子を生成することができる一方、真核細胞は通
常最高36のATP分子を生成することができる。
伝子またはmRNAの一部を指す。
トリプレット)の1セットを意味する。mRNAにおいて、その塩基対が特定のアミノ酸を運
搬するtRNA分子の対応するアンチコドンを伴うため、タンパク質合成のアミノ酸のタイプ
および配列を特定する。例えば、GCC(グアニン-シトシン-シトシン)→アラニン、GUU(
グアニン-ウラシル-ウラシル)→バリン、CUA(シトシン-ウラシル-アデニン)→ロイシ
ン、およびUCA(シトシン-シトシン-アデニン)→セリンである。
に相補的な一本鎖DNA分子、および当該特異的なRNA分子から合成される一本鎖DNA分子で
ある。相補的DNAは、DNAプローブとしてのおよび様々な遺伝子を単離して研究するための
重要な研究室ツールである。
)または他の変異対立遺伝子と関連して本願明細書において使われている用語「従来の変
異ハイブリッド植物、植物材料、種子、系統または品種」は、連続した、または他の2つ
以上の変異対立遺伝子の組み合わせというよりはむしろ、本願明細書において記載されて
いる形質を与える、通常ただ1つの変異対立遺伝子をそのゲノムに含む、ハイブリッド植
物、植物材料、種子、系統または品種を意味する。例えば、変異shrunken-2i(sh2-i)対
立遺伝子をそのゲノムに含むがsugary-1(su1)、sugary enhancer(se1)またはshrunke
n-2(sh2)変異対立遺伝子を含まないもの、または変異sugary-1(su1)対立遺伝子をそ
のゲノムに含むがsugary enhancer(se1)、shrunken-2(sh2)またはshrunken-2i(sh2-
i)変異対立遺伝子を含まないものを意味する。
あらゆる多数の栽培された品種で、通常、大きい穂先上に穀物または穀粒を持つ背の高い
一年生穀類のイネ科植物(トウモロコシ)を意味し、スイートコーンおよびスーパースイ
ートコーンの種々の変種を含む。この植物の穀物または穀粒は、人間および家畜用の食物
として、または食用油または澱粉の抽出用に用いられてもよい。穀粒は、生または調理済
みで食用可能であり、さらに、当業者に既知の他の方法で缶詰にし、冷凍し、および/ま
たは貯蔵することも可能である。
種交雑する」は、ハイブリッドを作り出すために植物の異なる種または品種を混合する行
為を意味する。一遺伝子雑種交雑は、1つの形質が異なる親世代生物間での品種改良実験
である。一遺伝子雑種交雑では、通常、1つの特定の遺伝子に関する異なる対立遺伝子を
有する両親間の遺伝的交雑が行われる。一方の親は2つの優性対立遺伝子を有し、他方の
親は2つの劣性対立遺伝子を有する。そして、すべての子孫(一遺伝子雑種)は、上記特
定の遺伝子に関する1つの優性対立遺伝子と、1つの劣性対立遺伝子とを有する(すなわ
ち、その一つの遺伝子座についてハイブリッドである)。これらの子孫間で交雑すると、
次の世代における、優性表現型:劣性表現型の比率が、特徴的な3:1(一遺伝子雑種)と
いう割合で生じる。例えば、緑のさや色(G)の対立遺伝子は優性であり、黄色のさや色
(g)の対立遺伝子は劣性である。親のさや色が緑色の植物と、親のさや色が黄色の植物
とを人工受粉すると、全て、緑の子世代(すなわち、全ての遺伝子型は、Ggである)を生
じる。二遺伝子雑種交雑は、2つの特徴が異なる親世代生物間の品種改良実験である。二
遺伝子雑種交雑では、通常、異なる遺伝子座の遺伝子によって制御される2つの特徴が異
なる親世代の遺伝的交雑が行われる。グレゴール・メンデルは、エンドウ植物を用いて、
種子の色および質感の特徴に基づく二遺伝子雑種交雑を行った。親の植物は、なめらかな
黄色の種子(SSYY)(優性特徴)またはしわが寄っている緑の種子(ssyy)(劣性の特徴
)を有した。子の植物は、全て、2つの対立遺伝子の異種接合体(SsYy)のなめらかな黄
色の種子を有した。これらの子孫間の交雑により、9:3:3:1の比率でなめらかな黄色、な
めらかな緑、しわが寄っている黄色およびしわが寄っている緑の種子で構成される植物の
F2世代が得られた。メンデルは、これらの結果に基づいて、独立遺伝の法則を導いた。三
遺伝子雑種交雑は、3つの特徴その他が異なる親世代生物間の品種改良実験である。
かなる経済(または他の)目的のために相当量収穫されるように栽培されるあらゆる植物
の周期的、例えば年間または季節的な、収穫物である。多くの種類の作物は、工業目的で
用いられる。例えば、利益を生み、人々を潤すという唯一の目的のために、栽培および収
穫され、さらには、作物を栽培するのに適している特定の領域において大量に栽培される
。
または遺伝子を意味し、その存在下では、一般に劣性対立遺伝子または劣性遺伝子の影響
を被覆する。それは、生物において発現されていられる表現型であり、対応する対立遺伝
子のホモ接合または異種接合体のいずれの遺伝子型でもよい。遺伝学において、優性対立
遺伝子または優性遺伝子は、生物の表現型を決定するものである。その効果は、劣性対立
遺伝子または劣性遺伝子の効果と比較すると、容易に認識される。一般に、例えば、Hh(
Hが優性対立遺伝子に関し、hが劣性対立遺伝子に関する)のように、優性対立遺伝子は大
文字によって表され、劣性対立遺伝子は小文字によって表される。
植物の発芽における最初の一時的な現象や、種子または穀粒が通常約12%未満の含水量を
有するときを意味する。
プローブ」は、様々な一本鎖DNA分子の混合間で相補的配列の存在を検出するために実
験において用いられる一本鎖DNA分子を意味する。
ヌクレオチドの順序の決定を意味する。
ple Range Test)」および「MRT」は、平均値の集合を比較するためにスチューデント化
された範囲統計qrを用いる多重比較統計方法を意味し、特に、偽陰性(Type II)過誤か
ら保護するためのものである。この検定は、農学および他の種類の農業研究で共通して使
用され、当業者によって周知である。この検定についての付加的情報は、D.B.Duncan, "M
ultiple Range and Multiple F Tests," Biometrics 11:1-42, 1955に記載されている。
本願明細書において使用される統計方法と、それに付随する計算は、当業者によって知ら
れている方法で、コンピュータおよびソフトウェアに実行させてもよい。
性の卵から発達し、種子の中に含有される苗を意味する。
これらの種子中で胚を囲む栄養組織を意味する。胚乳は、胚に栄養分を供給する。胚乳は
、通常トウモロコシの穀粒発達中の大部分の澱粉堆積部位であり、胚乳澱粉含量は穀粒ま
たは種子の乾燥重量のおよそ70%を占める。
出す能力を意味する。エネルギーは様々な状態で存在するが、生成されることも消滅する
こともない。エネルギーは、別の状態に変化するだけであり、ジュールまたはエルグで示
される。多くの場合、エネルギーは、細胞内に生体分子(例えば炭水化物(糖)および脂
質)として貯蔵される。エネルギーは、通常、これらの分子が細胞呼吸中に酸化されると
放出され、ATP、すなわちエネルギーキャリア分子によって保持および輸送される。
化学反応の速度を上げるタンパク質(またはタンパク質を主成分とする分子)を意味する
。酵素は、一般に特異的な化学反応のための触媒として作用する。そして、特定の組み合
わせの反応物(基質)を特定の生成物に変換する。酵素は、一般に、おりたたまれて、分
子にユニークな性質を与える特異的な三次元構造を提供するアミノ酸の特徴配列を有する
。さらに、酵素は一般に、それらが触媒する反応に従って分類および命名される。
遺伝子の発現を被覆することを意味する。(対照的に、優位性に関しては、遺伝子の1つ
の対立遺伝子は、同じ遺伝子の他の対立遺伝子の発現を被覆する。)
部分であって、最終的な成熟mRNA(すなわち遺伝子のポリペプチドをコードするゲノムD
NAの連続セグメント)に存在する各部分を意味する。また、用語「エキソン」は、最終
的なRNAに含まれる、対応のセグメントをも意味しうる。エキソンは、コード配列、5’非
翻訳領域および/または3’非翻訳領域を含んでもよい。
れること、影響または表現型を生じさせること、または、遺伝形質を現すことを意味する
。遺伝子の発現は、遺伝子中にコードされる情報の、タンパク質またはRNAへの翻訳であ
る。発現遺伝子は、メッセンジャーRNA(mRNA)に転写されてタンパク質に変換される
遺伝子を含み、また、例えばタンパク質に変換されないトランスファーRNA(tRNA)お
よびリボソームRNA(rRNA)などの種々のRNAに転写される遺伝子も含む。遺伝子発現
過程におけるいくつかのステップは、転写、RNAスプライシング、タンパク質の翻訳およ
び翻訳後修飾を含む調整がされ得る。遺伝子調節は、構造および作用について細胞制御し
、さらに、細胞分化、形態形成、ならびに、植物のような生物の汎用性及び適応力の基礎
となる。
伝子型の、所与の時点の所与の個体数での相対的な繁殖成功率の指標にを意味する。次世
代に最も多くの子孫を寄与する個体は、最も適応した固体である。したがって、適応性は
、生物がどれくらい良好にその環境に適応しているかを反映し、それはその生存を決定す
る。
とされる情報を保持する生命体(植物、動物または微生物)における遺伝(遺伝形質)の
基本構成単位に関する。遺伝子は、表現型/機能に寄与するデオキシリボ核酸(DNA)のセ
グメントである。DNAは、アデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)またはグアニン(G)
から選択される2つの対塩基を螺旋はしごの各段に有する、二重螺旋の形の分子である。
特定の塩基は常に互いにペア(ATおよびGC)で、塩基対の異なる配列はコーディングされ
たメッセージを形成する。遺伝子はすべて、さらに、非常に大きな構造である染色体の全
長にわたって正確な配列で配置される。
す過程と、それで遺伝子のヌクレオチド配列によって特定される特徴を意味する。
たは連鎖群)上の遺伝子座間の遺伝子の連鎖関係を示す図である。「マッピング」は、遺
伝マーカーを使用し、このマーカーを分離する個体数、および標準的な遺伝子組換え頻度
の法則に基づいて遺伝子座の結合関係を定める過程である。「地図位置」は、対立遺伝子
が任意の種内で見つかる遺伝子地図上の特定座位である。
可能なDNAの特異的な断片を意味する。それは、特定され得る遺伝要因であり、したがっ
て遺伝子の存在を決定する行為またはそれらに関連する特徴であるが、容易には特定され
ない。
のような生物の遺伝子一式、染色体一式の全遺伝子構成を意味する。それは、個体または
生物の各細胞核で見られる全染色体一式である。
的命令を意味する。一般に、遺伝子の遺伝子型は、その遺伝子が包含する対立遺伝子一式
である。遺伝子型は、ゲノムの一つの配座に存在する対立遺伝子の特異的な組み合わせで
ある。
発芽を開始し、適切な生長条件で苗に生長する過程を意味する。最も一般的な発芽の例は
、被子植物または裸子植物の種子から苗を発芽させることである。発芽は、種子中に含ま
れる幼植物が成長し、苗を形成することである。
て、および大部分の生きもののための重要な代謝基質として役立つ単純な単糖を意味する
。グルコースの化学式は、C6H12O6である。グルコースは、植物の光合成産物のうちの1つ
であり、グルコース分子は、糖質(例えば澱粉)の反復構成単位として貯蔵される。グル
コースは、また、細胞呼吸の重要な代謝中間体として機能する。
モロコシの花の根元から出ている、膜状の、外側の実を結ばない外皮または包葉を意味す
る。
ロコシ)の作物を取り入れる(収集する、および/または、集める)ことを意味する。
をコーディングする異なる対立遺伝子を有することを意味する。すなわち、特異的な遺伝
子座の2つの対立遺伝子が同じでない状態をいう。例えば、特定の形質についての1つの優
性対立遺伝子と1つの劣性対立遺伝子(すなわちAa)とを有する接合体である。
伝子座に、異なる対立遺伝子が存在することを意味する。
直鎖配列を有し、減数分裂の間に対になるものを意味する。相同染色体は、配列が非常に
類似しており、ハイブリダイゼーション実験にて互いにくっつく傾向があるほど類似であ
るDNAの範囲を意味する。各相同染色体は、両親のうちの1方から提供される染色体の1つ
の複製であり、一般に、相同染色体の各ペアは形状およびサイズが同一である。相同染色
体は、また、別個の固体に含まれる関連した遺伝子であって、同じ表現型を制御する遺伝
子を識別するときに用いることができる
の同じ系統の遺伝子配列を含んでいる一対の染色体を意味する。
伝子が互いに同一である状態を意味する。
トにおいて一つ以上の遺伝子座(遺伝子が位置する染色体上の特異的な場所)で同一の対
立遺伝子が存在することを意味する。
種、品種、栽培種、または品種改良系統(すなわち、異種交配由来の)の両親間の交雑か
ら生じる子孫または後代を意味する。単交雑ハイブリッドは、純粋種の両親間の交雑で生
じた子孫の第1世代である。複交雑ハイブリッドは、2つの単交雑ハイブリッド間の交雑か
ら生じた子孫である。三系交雑ハイブリッドは、単交雑ハイブリッド系およびインブレッ
ド系との間の交雑による子孫である。トリプルクロスハイブリッド(triple cross hybri
d)は、2つの異なる三系交雑ハイブリッドを交雑させることによって生じた子孫である。
親の遺伝子型を有する子孫(「ハイブリッド」)を作るための遺伝子導入の目的で、1本
の植物の花の葯から異なる植物の花の柱頭へ花粉を運ぶ過程を意味する。例えば、米国特
許第4,630,393号で述べられるハイブリッドを作製する2つの親の系統の交雑例は、以下で
ある。
上記の種子を用いて栽培される植物から作製されるF2コーン穂先の三倍体(3N)胚乳の遺
伝組成は以下の通りであり、その穂先は、通常の穀粒とshrunken(sh2sh2)とが3:1の割
合で分離することにより特徴づけられる。
るように、文脈に応じて、用語「ハイブリダイゼーション」は、核酸の相補的一本鎖を合
わせて、それらを結合させて二本鎖を形成することをかわりに意味してもよい。このよう
に、ハイブリダイゼーションは、特異的な相補的核酸配列の有無を検出するDNAおよびRNA
プローブに関連して用いられる。
が分離した方法とは無関係に、一つの遺伝子の対立遺伝子が分離して生殖細胞(配偶子)
に入ることを意味する。この過程によって、全ての想定される対立遺伝子の組み合わせが
、同程度の頻度で配偶子に発生するようになる。実際には、同じ染色体に位置している対
立遺伝子が一緒に継承される傾向があるので、これが必ずしも起こるというわけではない
。しかしながら、対立遺伝子ペアAaおよびBbが異なる染色体上に存在する場合、AB、Ab、
aBおよびabの組み合わせが、通常同程度に配偶子に発生しうる。
じる子孫(同グループの近縁の生物から品種改良することで得られるすべての生物(例え
ば、植物)の後継世代)を意味する。概して、系統が十分にインブレッドであれば、特定
の対立遺伝子がホモ接合状態であるとみなすことができる。
縁の植物、植物材料、または生物の交配を意味する(すなわち、植物、植物材料、もしく
は生物の隔離されたもしくは閉じたグループ内での、植物、植物材料、もしくは生物の交
配を意味する)。同系交配とは、好ましい特徴を維持するために、極めて近縁の植物、植
物材料、または生物同士を継続的に交雑することである。
の複数の部分を意味する。それらは、転写され、(そして転写一次産物中に存在する)が
、その後、スプライシングされる。したがって、イントロンは対応する成熟mRNAには存在
しない。
統によって作製されたすべての生物と、同じ遺伝子型(すなわち、遺伝的に同一)を有す
ることを意味する。
子ライブラリ」は、複数または一群の、一つ以上の生物のDNAフラグメントに関するもの
である。各DNAフラグメントは、一般にプラスミドまたはウイルスによってそれぞれ保有
され、および適切なホストの中へ複製される。DNAプローブは通常、ライブラリの具体的
なDNA配列の位置を決めるために用いられる。生物の全てのゲノムを表す一群はゲノムラ
イブラリとして知られており、細胞によって作製されるメッセンジャーRNAのDNAコ
ピーの組み合わせは相補的DNA(cDNA)ライブラリとして知られている。
の地図を意味し、遺伝子座が一緒に継承される頻度に基づいて決定される。距離は、セン
チモルガン(cM)にて測定することができる。
伝子型が存在する特定の染色体位置を意味する。それは、特定の特徴に関する遺伝子が存
在する染色体上の位置である。遺伝子座は、任意の遺伝子のいくつかの対立遺伝子(異型
)の一つが占め得る。
ール・メンデルの遺伝理論を集約した2つの法則を意味する。分離の法則は、各遺伝的特
徴が2つの「因子」(対立遺伝子)によって制御され、それは分裂(分離)して、別々の
胚細胞(生殖細胞)に入ることをいう。独立遺伝の法則は、生殖細胞が形成される場合、
「因子」(対立遺伝子)のペアが互いに独立に分離することをいう。
るDNAの特定の断片を意味する。分子マーカーは、識別可能な染色体上の物理的位置(す
なわち、制限酵素の切断部位、遺伝子、など)であり、その遺伝的形質は観察可能である
。分子マーカーは、通常ゲノムの特異的な位置に存在し、特定の特徴に対する特定の遺伝
子または遺伝の位置に「標識を付ける」ために用いられる。遺伝的交雑では、目的の形質
を与える遺伝子は、通常、染色体上で比較的近くに位置する分子マーカーに連鎖される。
したがって、マーカーが所望の特徴の存在を表すので、変異は分子マーカーが存在すると
ころに限定できる。例えば、分子マーカーは、単純反復配列(simple sequence repeats:
SSRs)、一塩基多型(single nucleotide polymorphisms: SNPs)、ランダム増幅多型DN
A(randomly ampliried polymorphic DNA: RAPDs)および制限酵素断片長多型(restrict
ion fragment length polymorphisms: RFLPs)を含む。トウモロコシのインブレッド系統
を特徴づけると共に同定し、系統を認証し、さらに、インブレッド系統内での関連性を示
すのに用いられる分子マーカーの使用についての付加的情報は、J.S.Smith らの"An Eval
uation of the Utility of SSR loci as Molecular Markers in Maize (Zea Mays L.): C
omparisons with Data from RFLPS and Pedigree," Theor Appl Genet 95:163-173 (1997
)に記載されている。マイクロサテライトまたは単純反復配列(SSRs)は比較的短いヌク
レオチド配列で、通常、2から3塩基長のタンデム配列の反復である。増幅多型(amplifia
ble polymorphisms)は、通常各遺伝子座に保存される配列の間に位置するタンデムリピ
ートの数の相違により明らかとなる。マイクロサテライトの遺伝子座は非常に多型で、ト
ウモロコシを含む多くの植物種の遺伝マーカーとして有効である。
上、例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、
25、30、35、40、45、50、55、60その他を意味する。用語「多くの」は、また、1を含む
ことができる。
の数もしくは構造における、遺伝物質の永続的な遺伝性の変化に関する。ある遺伝子によ
って運ばれる遺伝情報を変えるような方法でその遺伝子が変更される場合に、変異は起こ
る。一旦遺伝子が変わると、その遺伝子から転写されるmRNAはすぐに変更されたメッセー
ジを運び、変更されたmRNAを翻訳することによって製造されるポリペプチドは、アミノ酸
の異なる配列を含むようになる。このポリペプチドを折りたたむことによって得られるタ
ンパク質の作用も、変化または失われる。変異を起こした生物の表現型は、微妙にまたは
非常に明白に変化し得る。変異は小規模(遺伝子のヌクレオチド配列に影響する)または
大規模(染色体の変化を伴う)であり得る。紫外線、電離放射線、化学的変異源、ウイル
スその他に暴露することによって、欠失(遺伝物質中の一つ以上のヌクレオチドの欠失)
、挿入(遺伝子材料中の新たな場所に一つ以上の追加のヌクレオチドの挿入)または置換
(例えばAからGへの転換のような、遺伝物質中の1つ以上のヌクレオチドの変更)が起
こり得る。例えば、置換は、(i)異なるアミノ酸をコードするコドンに変更し、生成さ
れたタンパク質に僅かな変化を引き起こすもの、(ii)同じアミノ酸をコードするコドン
に変更し、生成されたタンパク質に変化を生じさせないもの、または、(iii)アミノ酸
コーディングコドンを「ストップ」コドンに変更し、不完全なタンパク質を生成するもの
、であり得る。変異は、新たな特徴または形質を作り出すことができる。変異は生物の適
応性を向上し、自然淘汰をうけながら後の世代個体群を経て広がり得る。変異は、遺伝子
変異の主たる要因であり、特定の変異遺伝子または対立遺伝子を対応する野生型遺伝子ま
たは対立遺伝子と比較して、これら2つの遺伝子または対立遺伝子間の差異を決定するこ
とができる。変異には、様々な種類がある。例えば、点変異は遺伝子中の一つのヌクレオ
チドの置換であり、一つの遺伝子中にいくつかの点変異があり得る。点変異は一般的に読
み枠のシフトを起こすことはなく、したがって、大抵の場合、一つのアミノ酸置換を引き
起こすだけである。タンパク質をコーディングしているDNAが3塩基長のコドンに分割され
るので、挿入および欠失によって、遺伝子がもはやそのメッセージを正確に解読できない
ように変更されてしまうおそれがある。これらの変化は「フレームシフト」として知られ
ている。フレームシフトでは、同様のエラーはDNAレベルで生じ、コドンが誤って解読さ
れる。これは通常、不要な、不完全なタンパク質を生成する。変異に関する付加的情報は
、Mutation:Science of Everyday Things (Gale Group, 2002)に記載されている。
な植物の系統の、1つのまたはいくつかの遺伝子座を除いて遺伝的に同一である準同質遺
伝子系統を意味する。
理的および/または化学的変化の試験を意味する。官能試験は、例えばスイートコーンな
どの食品について、温度、味、におい、質感、および/または、その他の人間または動物
の感覚器官に感知されうる性質を測定および評価するために行うことができる。「官能」
とは味、色、におい、および/または、感触などの、物質の感覚特性を意味し、「官能試
験」とは味覚、感触、におい、および/または、視覚による物質の試験を意味する。
態、発達、および/または、生化学的若しくは生理的特性のような、生物の観察可能な特
徴または形質を意味する。表現型は、生物(植物を含む)が保持する、特定の遺伝子の発
現により生じる生物的な特性または特徴である。一般的に表現型は、生物の遺伝子の発現
と環境要因、およびこれら2つの間に起こりうる相互作用により生じる。自然界の固体群
では、ほとんどの表現型の変動は継続的であり、1つまたは複数の遺伝子座の対立遺伝子
により影響される。
または全ての)以下の特性によって特徴づけられる、植物界に属するあらゆる生物を意味
する。
・光合成により自ら食糧を生成する能力(すなわち、クロロプラストの内の緑の色素(
クロロフィル)でエネルギーを捕捉することができ、二酸化炭素および水を用いて食糧と
しての糖、副産物として酸素を作り出すことができる
・食糧は糖および澱粉の形で貯蔵することができる
・細胞膜とは別に、硬い細胞壁を有する
・真核細胞(すなわち、膜によって囲まれ、区別された核を有する)である
・ほとんどが多細胞(すなわち、特定の機能を行うために体系化された多くの細胞から
なる)である
・分裂組織(もし存在すれば)で制限なく成長する
・器官が固定、支持および光合成に特化している(例えば、根、茎、葉、等)
・感覚器および神経系がないため、刺激への応答がいくぶん遅い
・可動性器官を欠くため、動きが制限されている、および/または、
・胞子体および配偶体段階を有する生活環を有する。
植物は生態系において主要な生産者であり、例えば木、草本、低木、草、つる草、シダお
よびコケを含む。特定の植物の例を非限定的に列挙すると、レタス、タバコ、綿、コーン
、米、小麦、にんじん、きゅうり、ニラネギ、エンドウ、メロン、ポテト、トマトウモロ
コシ、ライ麦、オートムギ、サトウキビ、ピーナツ、亜麻、豆、テンサイ、ソーヤおよび
ヒマワリがある。
る色素性の細胞質性器官で、食糧の合成および貯蔵など、多くの生理学的な機能を有する
。
の効果がおきるという意味である。例えば、ヒトにおいて、マルファン遺伝子は多面発現
性であり、長い指および足指、目のレンズの転置および大動脈の解離性大動脈瘤を生じさ
せ得る。
を含む花粉の粒から成る細粒のパウダー様の物質である。花粉は一般的に種子植物の葯に
よって作られる。
するため)に、植物花粉が通常、植物の花の葯から柱頭に(雄株生殖器官から雌株生殖器
官へ)移動されるプロセスを意味する。顕花植物では、花粉は葯から柱頭に、大抵風また
は虫によって移動する。コーンを結実する植物(cone-bearing plant)では、雄株(male
)コーンは花粉を放出し、放出された花粉は、通常風によって雌株(female)コーンの胚
珠へ運ばれる。花粉粒は、一般に生殖細胞および管細胞の2つの細胞を含む。雄原核は分
裂して2つの精核を形成する。その管細胞は通常、卵巣に含まれる胚珠のうちの1つにたど
り着くまで雌蕊中で伸長する。2つの精子は管の下に移動して胚珠に入り、通常1つの雄核
が卵子と結びつく。もう一方の雄核が、通常胚珠内に存在する極核と結合し、「重複受精
」として知られている過程を完了する。その後、これらの受精核は、一般に、胚に養分を
供給する組織である内果皮に発達する。胚珠自体は、一般に、花の子房(それは、果実に
熟する)に含まれる種子に発達する。裸子植物において、胚珠は露出しており(子房に収
容されていない)、雄株生殖構造によって作製された花粉は、直接雌株生殖構造の胚珠に
到達する。
術であり、余分な非特異的DNAの存在下であっても、in vitroでDNAの特定部分を複製する
技術を意味する。プライマー(各鎖の転写を始める)はヌクレオチドおよび熱安定性のTa
qポリメラーゼとともに加えられる。温度を循環させることによって、標的DNAは反復して
変性および複製される。新たに合成されたDNA鎖は、その後、同じプライマー配列の追加
の単プレートとして機能するため、その後のプライマーアニーリング、鎖伸長および解離
の循環により、所望の配列を迅速且つ非常に特異的に増幅することができる。PCRはまた
、DNAサンプルに所定配列が存在するか判定するために用いることもできる。他の不要なD
NAと混合されている場合であっても、標的DNAの単一コピーを増幅して何億もの複製を得
ることができる。RNAが逆転写酵素によってDNAに最初に変換される場合、PCRはRNA配列を
増幅するために用いることができる。PCRバッファ、プライマー、プローブ、コントロー
ル、マーカー、増幅キット、sDNA合成キット、一般のPCRキットなどは、当業者に既知の
供与源、例えばアプライドバイオシステム社(Foster City、CA)から入手可能であり、
本発明の当業者によって容易に用いることができる。
するポリヌクレオチド鎖であり、DNAポリメラーゼによって新たなデオキシリボヌクレオ
チドを追加することができる。
階」は、植物、例えばスイートコーン、が最も好ましい、または、最も甘い味がする段階
を意味し、それは、本願発明の当業者によって容易に決定可能である。スイートコーンで
は、最も食用に適した段階は、コーン穀粒が含水率約75%のときであり得る。例えば、ス
イートコーンは、全てが同時に熟成する傾向があり、最も食用に適した段階を過ぎると、
甘味は一般に減少するかなくなり、消費者に好ましくない、味気ない、澱粉質な味に変わ
ってしまう。
の基本構造ブロック(サブユニット)を意味する。それは、通常、窒素性塩基、糖および
リン酸基から成る有機化合物である。DNA分子は糖成分がデオキシリボースであるヌクレ
オチドから成るが、RNA分子は糖がリボースであるヌクレオチドを有する。最も一般的な
ヌクレオチドは、窒素性塩基の構造に基づいて、プリンおよびピリミジンに分割される。
DNAにおいて、プリン塩基はアデニンおよびグアニンであり、ピリミジン塩基はチミンお
よびシトシンである。RNAは、アデニン、グアニン、シトシン、および、チミンの代わり
にウラシルを含む。核酸の前駆体として役立つこととは別に、ヌクレオチドは、細胞シグ
ナリングおよび代謝の重要な補因子としても役立つ。これらの補因子は、フラビンアデニ
ンジヌクレオチド(FAD)、フラビンモノヌクレオチド、アデノシン三リン酸(ATP)およ
びニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP)を含む。DNAまたはRNA分子を形
成するために、通常何千ものヌクレオチドが長鎖において相互に接続される。DNAオリゴ
ヌクレオチドは、比較的少数の(オリゴ)ヌクレオチド塩基から成るDNAの短い断片であ
る。
えばコーン穀粒、の壁を意味し、それは外側の外果皮、中心の中果皮および内側の内果皮
を含む。
構造および類似の性質を有している植物多糖を意味する。例えば、スイートコーンに存在
するフィトグリコーゲンは、高い分岐度の、平均単位鎖長13の水溶性グリカンである。
クレオチドモノマーで構成される有機ポリマー分子を意味する。DNA(デオキシリボ核酸
)およびRNA(リボ核酸)は、異なった生物学的作用を有するポリヌクレオチドの例であ
る。
多くの単糖からなる澱粉およびセルロースなど、あらゆる炭水化物類を意味する。
遺伝子のヌクレオチドの塩基配列によって決定される、一つ以上の、特定の順序のアミノ
酸の鎖から成る大きな分子を意味する。タンパク質は、細胞の構成、作用および制御のた
めに必要であり、各々のタンパク質はユニークな作用を有する。
で表現型の影響が発現される遺伝子で、優性対立遺伝子がある場合(その遺伝子について
ヘテロ接合の生物の場合)には、覆い隠される遺伝子を意味する。劣性遺伝子は、それが
対応する対立遺伝子のホモ接合である場合だけ、生物(植物を含む)において表現される
表現型である。通常、優性遺伝子は機能的生成物を作製するが、劣性対立遺伝子は作製し
ない。通常、優性対立遺伝子は、一つの核につき、1つでも2つでもその表現型を発現する
が、劣性対立遺伝子は優性対立遺伝子が全く存在しない場合にのみ発現する。
R」は、かかるハイブリッドが錆病に耐性がある(すなわちそれは錆耐性である)ことを
意味する。錆病の主要な病原体として知られているPuccinia sorghiによって生じる錆病
は、トウモロコシ(Zea mays)、すなわちスイートコーンの収穫量を著しく減らすおそれ
がある。錆病の流行は、スイートコーンの収穫および品質の重大な損失を与え得る。一般
に多く普及しているスイートコーンハイブリッドにおける錆感染性の高さは、錆流行に寄
与する主要な因子である。他の因子は、スイートコーンが生鮮用および加工用に、通常、
5月から6月の長期間にわたって植付けられるということである。このように、植付け日程
にばらつきがあることで、遅く植付した畑が若く活発に生長する感染しやすい植物を含む
時に、初期に植付した畑から生じた高濃度の真菌胞子が空気中存在することになる。スイ
ートコーンに感染した錆病は、葉の上下の表面に散乱するシナモン茶色の膿疱をのばす長
円体として畑に現れる。膿疱は破裂し、埃っぽい赤い胞子(夏胞子)を露出させる。そし
て、その胞子は風によって拡散され、直接他のコーンの葉に感染する能力を有する。膿疱
が成熟するにつれて、それらは褐色がかった黒に変わり、暗褐色の越冬する胞子(冬胞子
)を放出する。深刻な流行の際には、膿疱は穂先およびふさにも現れ、葉は黄変し、強風
で容易にぼろぼろになり得る。部分的な抵抗は、ほとんど胞子形成を伴わない萎黄病性ま
たは壊死性の過敏性斑点として表れる。スイートコーンの錆病の流行は、これまで非常に
深刻であった。次の3つの主要な因子は、相互作用し、スイートコーンでの錆流行の発生
に影響を与える。これらの因子は、(1)錆病の流行を開始させるために利用可能な夏胞子
の量、(2)環境要因、および(3)使用するスイートコーン品種の錆病感受性水準である。夏
胞子は、北部の気候では、越冬することができない。各々の春の夏胞子は、南部からカナ
ダまでのコーンの経時的な植付け後に、米国南西部およびメキシコから北へ向かって移動
する。60°から75°F(16-24°C)の温度およびひどい露、または、高い相対湿度(100%
近く)は、錆病の進行に好都合である。目下の気象状況は、胞子発芽および錆病の流行が
進行する割合に影響を与える。水分は胞子発芽に必要である。葉が最低約3〜約6時間湿っ
ている場合、通常感染が起こる。大部分の現在一般に普及しているスイートコーンハイブ
リッドが錆病に影響されやすいが、耐性の品種は利用可能になりつつある。商業的なスイ
ートコーン栽培家によって用いられている2つのタイプ耐性は、品種特異的な耐性および
部分的な錆耐性である。殺菌剤の適用することによって、スイートコーンの錆病は適度に
制御することができる。西ニューヨークにおいて行われる実験では、3回にわたるマンコ
ゼブの空中散布により、スイートコーン植物の全ての葉での重い症状を非常に減少した。
さらに、殺菌剤の適用により、収穫可能な穂先の数および得られた穂先の重量を非常に増
大した。他の州にて実施された調査では、殺菌剤による錆病の制御によって、含水量、糖
含有量、および穂先先端の充実度の改善が認められた。しかしながら、流行の進度を弱め
るのに十分早く適用されることを必要とするので、第1の殺菌剤適用のタイミングはきわ
めて重要である。錆胞子は、一般に、植付け直後の領域の外部からコーンに届くので、こ
のスプレーをいつ散布するかを予測するのは大抵困難である。
「SS」は、そのハイブリッドが変異sh2-i遺伝子を含むことを示す。
雄性細胞)の有性の生殖周期において形成される、胚および貯蔵養分を取り囲んでいる保
護膜を含む繁殖器官を意味する。一般的に、種子は、植物の受精胚珠内の小さく固い果実
である。種子は、2つの主たる構成要素として、胚および胚乳を有する。胚乳は、胚に豊
富な養分を供給して、長期間にわたって胚が徐々に生長できるように、養分を貯蔵する。
大部分の種子は、活発な成長がない休止の一定期間を経る。この間に、種子は新しい場所
へ問題なく運ばれ、および/または、生長に適した条件になるまで不適切な気候条件を乗
り切ることができる。種子は胚を含み、さらに、大部分の植物では、種子は、種皮に包ま
れた貯蔵養分を含む。好適な生育条件下では、種子は発芽し始め、胚組織は生長を再開し
て苗へと成長する。種子、苗、発芽および植物成長についての付加的情報は、P. Raven
らによる、Biology of Plants (7th Edition, New York: W. H. Freeman and Company),
504-508 (2005)、および、B. Larkinsらによる, Cellular and Molecular Biology of Pl
ant Seed Development (Kluwer Academic Publishers, 1997)に記載されている。
味する。苗木発達は、種子の発芽によって始まる。典型的な苗は、3つの主要な部分、 (i
)幼根(胚の根)、(ii)胚軸(胚の苗条)、および、(iii)子葉(種子の葉)から成る。一
般的に、発芽中、苗は、保護種皮からはじめに幼根を出し、その後、子葉を出す。幼根は
重力の方向へ向かい、胚軸は重力と反対方向へ向かう。そして、胚軸は、細胞増殖して伸
張し、地面から子葉を押しだす。概して、苗の生育は暗形態形成で開始するが、苗は土壌
中で生長し、できるだけ速く光に到達するように成長する。通常、この段階中、子葉はき
つく閉じており、土壌中を押し進む間、茎頂分裂組織の損傷を防ぐため、先端にフックを
形成する。多くの植物において、さらなる保護のために種皮は子葉をまだ覆っている。地
表からでて光に到達すると、苗の生育プログラムは光形態形成に通常切替えられる。子葉
は、一般に光と接触して開き(まだ種皮が存在する場合、種皮を裂いて開く)、苗の第1
の光合成器官を形成して緑色になる。この段階までは、苗は一般に種子に貯蔵されている
エネルギーの蓄えを消費して生きる。子葉が開くと、一般に苗の第1本葉から成る茎頂分
裂組織および幼芽が露出する。苗は、光レセプターフィトクロム(赤および近赤外光)お
よびクリプトクロム(青色光)で光を感知する。通常、苗は、一旦光合成を始めると種子
のエネルギー備蓄にもはや依存しない。通常、頂端分裂組織は生長し始め、根(一般的に
土壌表面下にある植物の器官)、および苗条(例えば茎および葉のような新規の植物成長
)を増加させる。通常、第1の「本」葉が広がると、その種依存的に異なる形状により、
丸い子葉とたいてい区別することができる。植物が生長して更なる葉を生じる間に、子葉
は最終的に老化して落ちる。
意味する。これは、ホモ接合であるが対象の遺伝子座に異なる対立遺伝子を含む2つの系
統を交雑させることによって行うことができる。そうすると、予想されるメンデル分離パ
ターンを試験するため、分離世代の対立遺伝子の分離を調べることができる。一般に、同
じプローブに対するDNAフラグメントの相同性および多様なインブレッド系統間の相互
排他性は、対立性の検定に妥当な性質である。
を置くことによって手作業で植物に授粉(自家受粉)することを意味し、それは対立遺伝
子をホモ接合性とすることができる品種改良戦略である。両親が同じ対立遺伝子のホモ接
合である場合、この対立遺伝子は単に遺伝し、通常、子孫はこの同じ対立遺伝子のホモ接
合となる。一方では、もし両親がホモ接合であるが異なる対立遺伝子、AおよびBのホモ接
合であり、単交雑であれば、子孫はヘテロ接合体A/Bとなる。また、両親がホモ接合であ
るがAまたはBのホモ接合であり、多くの自家受精を伴うと、子孫はそれぞれ1/2となりう
る。
「sh2-i変異遺伝子」および「sh2-i遺伝子」は、本願明細書において記載され示される同
じイントロンスプライス部位ポイントミューテーションを含む変異対立遺伝子または遺伝
子を意味し、sh2-iとして、またはsh2-N2340のようないくつかの他の名称によって表され
、本願明細書において記載されるような同じ特徴を与える。
な植物種子が一般的に植物へと適度に生長する、陸生植物の生長のための天然培地として
役立つ、例えば地球の表面に存在する、遊離ミネラルまたは有機材料など、あらゆる種類
の培地または培地の混合を意味する。このような培地は当業者に既知である。
数のグルコース単糖単位を一般に含む多糖炭水化物を意味し、植物種子、球根および塊茎
に存在する。澱粉は通常、主にアミラーゼおよびアミロペクチンとして存在する。植物は
、多くのグルコースを貯蔵する方策として、および、ミトコンドリアの酸化的リン酸化中
の食糧として澱粉を使用する。
コースおよびフルクトースから生成され、甘味料または防腐剤として広く使われている二
糖を意味する。
び単糖(例えばフルクトースまたはグルコース)を意味する。糖は、生細胞の必須の構造
成分であって、多くの生物(例えば植物)のためのエネルギー源である。植物は、エネル
ギーを貯蔵するために糖を用いる。糖は、分子に存在する単糖単位数に基づいて分類され
る。単糖が結合し、多くの複合糖類(例えば二糖)を形成する。
有する植物を、ホモ接合劣性生物(テスター)に交雑させることを意味する。検定交雑は
、未知の遺伝子型の個体またはヘテロ接合体(または多重ヘテロ接合体)をホモ接合劣性
個体に対して交雑することである。
通常、生物(例えばスイートコーン)の、例えば、スイートコーンの糖質含量のような、
継承され得るおよび/または環境的に決定され得る表現型の特徴が異なる変異型である。
植物育種の目的は、一般に、一つ以上の特性の性能が両親を上回る子孫を作製することで
ある。かかる子孫(超越分離個体)は、例えば分離比分析のような当業者に周知の技術を
用いて特定し得る。超越分離を観測するために、通常、様々な遺伝子座において好ましい
対立遺伝子の点で相補的な両親を選択しなければならない。そうして交雑および遺伝子組
換えによって、一方の親よりも好ましい対立遺伝子を含む子孫を生じることができる。
。RNA合成または転写は、RNA配列情報にDNAヌクレオチド配列情報を転写する過程である
。両方の核酸配列は相補的言語を用い、その情報は、単純にある分子から他の分子に転写
または複製される。DNA配列はRNAポリメラーゼによって酵素的に複製され、相補的ヌクレ
オチドRNA鎖(メッセンジャーRNA、すなわち、mRNA)が生成される。mRNAは、DNAの遺伝
情報を細胞のタンパク質を合成する機構へ運ぶ。RNA配列とDNA配列との間の1つの重要な
差異は、DNAのTすなわちチミジンの代わりにUすなわちウラシルが存在することである。
タンパク質をコードしているDNAの場合、転写は通常、遺伝子からのタンパク質構成命令
に忠実な転写産物である中間体mRNAの生産による遺伝子発現に関する第一段階である。1
つのRNA分子に転写されるDNAの範囲は、転写単位である。タンパク質に変換されるDNA転
写単位は、タンパク質に変換される配列をコーディングすることに加えて、タンパク質合
成を命令および制御する配列を含む。(上流(-)、5’DNA末端に向かう)コード配列前
の調節配列は5’非翻訳領域で、(下流(+)、3’DNA末端に向かう)コード配列後に見られ
る調節配列は、3’非翻訳領域である。DNA複製と同じように、RNAは、5’→3’方向に合
成される。2つのDNA鎖のうちの一方のみが、転写される。この一方のDNA鎖は、RNA転写物
のヌクレオチド配列を指示するテンプレートを提供するので、鋳型鎖である。もう一方の
DNA鎖は、その配列が新しく作成されたRNA転写物と同様である(チアミンの代わりのウラ
シルを除いて)ため、コーディング鎖である。RNAポリメラーゼによってDNA鋳型鎖は、3
’→5’で読まれ、新規なRNA鎖が5’→3’方向で合成される。ポリメラーゼは、DNA鋳型
鎖上の遺伝子(プロモータ)の3’末端に結合し、5’末端へ移動する。転写は、翻訳開始
前、翻訳開始、プロモーター除去、伸長および終了の5つの段階に分割される。転写につ
いての付加的情報は、J. Berg J らによる、 Biochemistry (6th ed., San Francisco: W
. H. Freeman, 2006)および R.J. Brooker, Genetics: Analysis and Principles (2nd e
d., New York: McGraw-Hill, 2005)に記載されている。
程を意味する。ポリペプチド鎖のアミノ酸配列は、メッセンジャーRNAが転写される元と
なる遺伝子のDNAの塩基配列によって決定される。翻訳に関する付加的情報は、D.V.Limに
よる、Microbiology (3rd ed., Kendal/Hunt, 2003)に記載されているする。
のために地面に種子を適当に蒔いた後)の時間を通じた植物成長および/もしくは葉体積
の増加、並びに/または、種子、苗および/もしくは植物の強度および/若しくは成長の
ための力の発揮またはそれらの尺度を意味する。成長力は、文脈に応じて、例えば、強化
された発芽、および/または、地面からの出芽を意味する。「活発」と言われ得る植物系
統は、その系統が非常に健康に生える場合、様々な生体のおよび非生物的なストレスに耐
性がありおよび/または高収率であり、最適状態に及ばない状態の下でおそらく安定であ
る。生長力は、当業者に既知の方法によって、測定され、そして、異なる植物品種に対し
て(または特定の植物品種の範囲内の特定の系統に対して)パーセンテージ(0%から100%
まで)で比較される。あるいは、一般に、特定の植物品種(または系統)の(種子、果実
、野菜、植物および/またはその他の)生長および収穫が大きいほど、植物が有する生長
力は高い。例えば、あるスイートコーン品種または系統は、他のスイートコーン品種また
は系統と比較して、10%より少ない穀粒を生産する。植物ハイブリッド「収穫生長力」(
および他の生長力)を決定する1つの方法が、米国特許第7,084,320号B2に記載されている
。生長力を決定する他の方法は、当業者に知られている。
子生産性)に関し、例えば商業的に重要な特定の植物性産物の単位面積あたりの生産性で
ある。例えば、大豆の収穫量は、季節ごとに、エーカーあたりの種子のブッシェルまたは
ヘクタールあたりの種子のメートルトンで一般に測定される。
伝学的な構成に関し、通常、本来存在している遺伝学的な構成を意味する。
「Y」は、かかるハイブリッドが黄色であることを示す。
下記のテーブルは、本願明細書において使用される省略形の多くの一覧をそれらの意味
とともに示す。
・su1(sugary-1)対立遺伝子:コーンの総糖量レベルを穏やかに増加させ、甘味をもた
らす。この甘味は急速に劣化する(したがって、貯蔵寿命は短い)。コーン穀粒になめら
かでクリーミーな(好ましい)質感および外観を与える。
・Su1(starchy-1)対立遺伝子:フィールド(デント)コーン(変異体でない)に見られ
る、染色体4上の優性対立遺伝子。
・se1(sugary enhancer-1)対立遺伝子:遺伝子型がホモ接合se1se1であるときに、従来
のsu1品種コーン穀粒の総糖量を増大させ、強い甘味をもたらす、染色体2(変異体)上の
劣性対立遺伝子。
・Se1対立遺伝子:強い甘味および柔軟性の発現を妨げる染色体2(変異体でない)上の優
性対立遺伝子。
・sh2(shrunken-2)対立遺伝子:遺伝子型がホモ接合sh2sh2である場合、su1コーン品種
の約2倍の糖含量およびこれに付随する非常に強い甘味をもたらし、胚乳重量および澱粉
水準の減少に起因して、「しぼんだ(shrunken)」外観の、軽量且つ容易に損傷を受ける
種子をもたらし、これに関連して、従来のsu1およびse1スイートコーン品種と比較して、
発芽、土からの苗発生および植物発達および生長の間の、苗生長力、適応性および/また
は健全性が著しく低いく、並びに従来のsu1およびse1変異スイートコーンと比較して非常
長い、最も食用に適した段階での糖貯留を有する種子をもたらす、第3染色体(変異)上
の劣性対立遺伝子。
・Sh2対立遺伝子:通常のスイートコーン植物に存在する優性対立遺伝子(すなわち、sh2
変異対立遺伝子を含まない)(変異体でない)(米国特許第4,630,393号第3欄を参照)。
・sh2-i対立遺伝子:それは、sh2遺伝子を発現するコーン植物と比較して、コーン植物に
対して強化された発芽および成長特性をもたらす、sh2遺伝子(変異体)の劣性の様態。
雌蕊として知られている雌性の生殖器系を一般に構成する3つの構造は、柱頭、花柱お
よび子房である。柱頭は、典型的には、花粉が付着して発芽する雌性生殖構造の一部であ
り、通常、末端の場所にある。花柱は雌性生殖構造の柄様の部位であり、および柱頭を一
般に一つ以上の胚珠を備える子房とつなぐ。
フィラメントである。葯は、雄性生殖器系で花粉を含んでいる部分であって、および一般
的に一つ以上の嚢を含む。花粉は、雄性の嚢の中で形成され、生長する。フィラメントは
この生殖器系の軸様部分であり、および一般的にその先端に葯を含む。
し、条件が伝導的(conductive)であれば、花粉は成長する。この成長にあたって、花粉
は花粉管を形成し、および雌性の花柱を通って下方に伸長し、それが雌性子房に到達する
と、卵子に雄核を放出し、受精が生じる。
ら生じる。胚乳は、果皮に対して内部に有り、発生過程のための材料およびエネルギーの
供給源を提供するように機能する。発生過程では、胚乳は破壊され、そして発生中の胚の
成長のために用いられる。柔らかい胚乳は、種子植物の胚嚢内で形成される柔らかい栄養
の組織であり、硬い胚乳は、胚嚢内で形成される同様の栄養組織であるが、硬い。胚は、
種子の中の未発達の植物であり、将来的に苗に発達し、その後植物へと発達する。
The Structure and Reproduction of Corn (Cold Spring Harbor Laboratory Press, 199
9) および J.E. Bradshaw, Root and Tuber Crops (Handbook of Plant Breeding)に記載
されている。
育種用語の広範囲にわたる用語集を含む、Jack Brown ら, An Introduction to Plant Br
eeding (Blackwall Publishing LTD, 2008, ISBN 978-1-4051-3344-9);および George Ac
quaah, Principles of Plant Genetics and Breeding (Blackwall Publishing LTD, 2007
, ISBN 13-978-1-4051-3646-4)に記載されている。スイートコーン培養に関する詳細は、
ウェブサイトsweetcorngrowingtips dot comで提供される。
本発明は、消費者及び商業的植物栽培者にとって、様々な非常に有益な特徴を付与され
、有する、植物、例えばコーン穀粒などの植物材料および種子、そしてコーンを開発及び
生産するための、ユニークで、費用効果的で、信頼性が高く、効率的で、そして、成功し
た方法を提供する。さらに、本発明は、これらの方法に従って作製された、改良および/
または強化された植物、植物材料および種子を提供する。これらの、本発明による方法は
、例えば比較的低い温度、乾燥条件、低養分およびその他の痩せた土壌状態、密集、病気
、昆虫、動物、汚染などの、相当量の環境またはその他のストレスにさらされる場合でも
、後述する(及びその他の)特徴または特性を一般に含む、多数の非常に有益なおよび好
ましい特徴または特性を有する、インブレッド、ハイブリッドおよびその他の植物、植物
材料並びに種子を非常に有利に提供する。コーン植物に関してこれらの有益な特性を以下
に記載するが、他の植物種に関してもかかる特性を生じさせることができる。
は水溶性の多糖類レベルが非常に低い、従来のshrunken-2(sh2)およびshrunken-2i(sh
2-i)変異遺伝子コーン品種(および、野生型コーン品種のような他のコーン品種)と比
較すると、コーン穀粒は乾燥種子の段階では外観上比較的ふっくらとしており、より高い
炭水化物含量および水溶性多糖類(WSP)含量を有する。これにより、shrunken-2(sh2)
およびshrunken-2i(sh2-i)変異遺伝子コーン品種(および他のコーン品種)と比較する
と、植物の初期およびその後のエネルギーレベルおよび成長特性が非常に強化され、有利
である。成長特性は、例えば、種子発芽、土壌からの苗の発生および植物発達の間の、比
較的強い(そして、最大化された)コーンの生長力および適応性である。このような植物
は、
澱粉備蓄が比較的高いため、比較的強く且つ均一に成長し、したがって、植物生産者及び
家庭の園芸家に非常に好ましいことに、植物が比較的丈夫になり、収穫量および植物収量
が比較的多くなる。
1)およびshrunken-2(sh2)スイートコーン品種と比較して、さらには、これら3つの変
異対立遺伝子の全てを含むスイートコーン品種と比較して、食感品質において有利に匹敵
する。さらに、それらのスイートコーン品種(および他のスイートコーン品種、例えば野
生型コーン品種)より、食感品質が良好な場合がある。上述のコーン穀粒は、全糖含有量
が高い(多くの従来のコーン品種の糖質水準の2〜3倍)ので、従来のsugary-1(su1)変
異遺伝子コーン品種および他のコーン品種と比較して、非常に好ましい甘みが感じられる
。このことは、コーン穀粒が消費者の食用に供される際には、非常に好ましい。(コーン
穀粒糖含量は、例えばガスクロマトグラフィなど当業者によって知られている方法を用い
て定量化することができる。)最も食用に適した段階後(特に最も食用に適した段階直後
1-14日間)のコーン穀粒の糖質貯留および糖質による甘味は、従来のsugary-1(su1)お
よびshrunken-2i(sh2-i)変異遺伝子コーン品種(および他のコーン品種)と比較すると
非常に延長される。従来のsugary-1(su1)およびshrunken-2i(sh2-i)変異遺伝子コー
ン品種(および他のコーン品種)では、上述の期間に、糖質が澱粉に急速に転換する(糖
質の損失が生じる)ことにより、コーン穀粒の甘味が減少し、甘味が劣化する前の収穫適
期が最も食用に適した段階後すぐに終了してしまう。上述のような糖質貯留により、消費
者にとって非常に有利なことに、コーン穀粒の甘味がより長く持続し、コーンの収穫適期
がより長くなり、コーンの保持能力がより長く持続し、および最も食用に適した段階後甘
味が悪化する前の期間である貯蔵寿命がより長くなるため、コーン生産者に対して非常に
有利なことに、収穫及び取り扱い条件に非常に高い柔軟性をもたらす。従来のsugary-1(
su1)およびshrunken-2i(sh2-i)変異遺伝子コーン品種(および他のコーン品種)と比
較すると、最も食用に適した段階直後約1-14日の最も食用に適した段階(ピークの食感品
質)、およびそれに続く現実的な期間で、コーン穀粒の澱粉蓄積を減少する。
か且つ魅力的であり、甘く、柔らかく、ふっくらとしており、そしてクリーミーであり、
世界中の消費者にとって非常に好ましい高い食感品質を有する。
好ましい生産量および消費者特性(すなわちこれらが統合された特性)を含むスイートコ
ーンを生産することができなかった。更に、本発明の発明者は実験を行うことに4年以上
を費やし、これらの非常に好ましい複合特性を有し、且つ、一つ以上の他の変異対立遺伝
子とともにshrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子を含むスイートコーンのハイブリッド種
を成功裏に開発および栽培することを試み、そして、驚くべきことに、また、予想外なこ
とに、最終的にこの目的を達成することができた。
shrunken-2i(sh2-i)遺伝子と組み合わせることができる。変異対立遺伝子は、sugary-1
(su1)、sugary enhancer (se1)およびshrunken-2(sh2)変異胚乳対立遺伝子を含むが
、これに限定されるものではない。変異対立遺伝子は、shrunken-2i(sh2-i)遺伝子と結
合してスイートコーン(または他の植物)ハイブリッドとなって発現される場合、スイー
トコーン(または他の植物)に強化された成長特性、例えば、強化された苗発芽および苗
生長力を与え、さらには、上述したような他の非常に有益な特徴を与える。好ましくは、
本発明による方法は、固有の、sh2-i変異田は移入対立遺伝子と組み合わせて、変異対立
遺伝子su1 su1、Su1 Su1および/またはse1 se1をシーケンシャルレイヤリングする(seq
uential layering)ことによって、商品保持能力(product holding ability)および貯
蔵寿命に加えて、強化された苗発芽および生長力を維持することをもたらす。
ド、インブレッドおよび他の植物系統の利用及び同定に関するものである。これらの植物
系統は、単独でまたは組み合わせて利用及び同定され、さらに苗および植物の成長特性に
関して従来の予想を上回るものである。これらの変異対立遺伝子は、特定の組み合わせに
応じて異なる、強い甘味および薄い穀粒果皮を与える。
スイートコーンの炭水化物蓄積の制御および果皮柔軟性を操作することである。本願明細
書において記載される実施例は、この課題を解決し、およびこの目的を達成するために行
われた実験を記載する。
(sh2-i)変異対立遺伝子と、少なくとも一つの他の有益な変異対立遺伝子とをゲノムに
組み込まれて有することができる。少なくとも一つの他の有益な変異対立遺伝子は、変異
sugary-1(su1)、sugary extender-1(se1)および/またはshrunken-2(sh2)変異胚乳
対立遺伝子を含むが、これらに限らない。これらの変異対立遺伝子は、発現されると本願
明細書に記載するような、有益かつ複合的な生産者特性および消費者特性を与え、これら
の特性は、当業者には明らかである。
hancer(se1)および/またはshrunken-2(sh2)対立遺伝子とshrunken-2i変異(sh2-i)
対立遺伝子の、ユニークな逐次組み合わせまたは重ね合わせが関係するものである。変異
sh2-i対立遺伝子と組み合わせた、su1su1、Su1Su1および/またはse1se1のユニークなシ
ーケンシャルレイヤリングは、生産物保持能力および貯蔵寿命とともに強化された苗発芽
および生長力を維持するように機能し、および本願明細書において記載されている他の有
益な特徴を有するスイートコーン(および他の植物)を提供する。
本願明細書では、本発明の方法で使用し得るいくつかの変異遺伝子のヌクレオチド配列
を記載する。本発明で使用し得る他の変異遺伝子のヌクレオチド配列、および関連したヌ
クレオチド配列、または他のヌクレオチド配列は、当業者に周知である供給元、例えばMa
ize GeneticsおよびGenomicsおよび/またはGenBankデータベースから容易に得られる。
情報のためのコミュニティ・データベースであり、USDA Agricultural Research Service
によって設立された。このデータベースを通じて、遺伝子、ゲノム、配列、遺伝子産物、
機能的評価、参照文献および人/組織の連絡先などの情報を得ることができる。
能なヌクレオチド配列およびそれらのタンパク質翻訳の情報の蓄積である。このデータベ
ースは、国立衛生研究所(Bethesda, MD)の支所であるNational Centers for Biotechno
logy Informationにて作成され、Entrez検索エンジンによりオンラインで利用可能である
。GenBankおよびその共同体は、世界中の研究室で作成される100,000以上の異なった生物
の配列を受信する。それは指数関数的速度で増大し続け、18ヵ月ごとに2倍になる。それ
は、6千100万以上の配列に含まれる650億以上のヌクレオチド塩基を含む。
植物分子作用のための標準材料および方法は、R. D. D. Croyによる、"Plant Molecula
r Biology Labfax" (BIOS Scientific Publications Ltd (UK) 及び Blackwell Scientif
ic Publicationsによる共同出版、1993年、英国)、およびD. R. Duncanらによる"Methods
in Molecular Biology, Plant Cell and Tissue Culture" (Humana Press, Clifton, NJ
(1990))に記載されている。
って容易になった。
び、装飾産業のための植物を改良する、きわめて重大な形質を選択するために役立つこと
ができる。それらは、また、ハイブリッド、変種およびインブレッド純度に関して、品質
保証担当者が適切な判定をするのに役立つことができる。
ことが可能となり、そして植物品種の作成および複製の際の科学的な方法が可能となる。
植物育種および種子生産プログラムは、分子マーカーを適用して、特性の選択およびマッ
ピングを行い、または品種およびハイブリッドの遺伝子型を決定することによって、改良
することができる。分子マーカーは、植物の分離集団を必要とする、量的形質を制御する
遺伝子座の位置を決めておよび比較するための手段を提供する。各分離集団の遺伝子型は
分子マーカーを用いて決定されうる。
ーは、主にその遺伝的および観察可能な特性によって相互に分離する(すなわち、遺伝子
の影響が大きい場合、表現型に従って分離する)。そして、植物が特性の発現に従って分
類され、そして、極端なグループを多型マーカーで試験すると、それぞれ、2つのバルク
のうちの一方の中にある2つのマーカー対立遺伝子の頻度は、大部分の個体群に予想され
る1:1の比率からかなり離れる。現在、多くの種で、多くの分子マーカーの染色体位置が
決定されおり、必ずしも分離集団の各個体について遺伝子型を決定しなくても、密接に関
連する遺伝子の地図位置を推測することができる。分子マーカーをトウモロコシその他の
作物および植物の複合個体群に用いることで、様々な形質を伴う量的形質遺伝子座の位置
を決めることができる。
た分離後代に含まれる所望の固体の表現型を選択することに基づいて行われてきた。いく
つかの場合において、分離集団由来の植物は、形質の表現型発現に従って分類することが
でき、および個体群バルク間でバルク分離体分析(BSA)または他の方法を用いて対立遺
伝子頻度の相違を試験することができる。アイソザイム、RFLP、RAPDなどの、遺伝子地図
を作成するために用いたプローブと同じプローブは、BSAのために用いることができる。
農学的に好ましい形質の表現型選択による作物改良により進歩してきたが、かかる過程の
間にたいてい重大な問題に直面する。それらの問題は、遺伝子型環境相互作用、上位性お
よび多面発現性の影響、または多数の他の因子により起こり得る。スイートコーン変異対
立遺伝子の同定および定量は、表現型による同定および選択の不足によって特に妨げられ
る。
している遺伝子のヌクレオチド配列が知られていない場合であっても、およびMaize Gene
ticsおよびGenomicsまたはGenBankデータベースに存在しない場合であっても、本願明細
書において詳細に実施例で記載されているように、依然として、遺伝子を含んでいる染色
体上の近くの分子マーカーを追跡することによって、当業者は、遺伝子の遺伝を決定する
ことができる。
用可能であり、インターネットサイトmaizegdb dot orgのMaize GeneticsおよびGenomics
データベースにおいて見つけることができる。次のものは、役立つ分子マーカーの実施例
用のプライマーである。
umc1551:
CACCGGAACACCTTCTTACAGTTT
CGAAACCTTCTCGTGATGAGC
bnlg1520:
TCCTCTTGCTCTCCATGTCC
ACAGCTGCGTAGCTTCTTCC
phi427434:
CAACTGACGCTGATGGATG
TTGCGGTGTTAAGCAATTCTCC
umc2077:
CTGGTTCGGATGCAAGTAGTCAG
AAACTCACTGAACATGATCCTGGC
umc2174:
ACATAAATAAAACGTGTGCCGCAG
GTACGTACGCAGCCACTTGTCAG
dupssr33:
GTGCTTGGGACAAAAAGG
AGTCCACTCCAGAGGATG
bmc1257:
CGGACGATCTTATGCAAACA
ACGGTCTGCGACAGGATATT
umc2277:
CTCTTCACGCTCAATAAACCCAGT
TAACTGCAGAAACGGTGGTCAATA
phi295450:
CCTTTTCATGTTGCTTTCCC
GCCCAATCCTTCCTTCCT
phi308090:
CAGTCTGCCACGAAGCAA
CTGTCGGTTTCGGTCTTCTT
phi076:
TTCTTCCGCGGCTTCAATTTGACC
GCATCAGGACCCGCAGAGTC
phi079:
TGGTGCTCGTTGCCAAATCTACGA
GCAGTGGTGGTTTCGAACAGACAA
のために用いられることができ、および当業者に周知の供給元から調達することができる
。例えば、STA Laboratories(Longmont、CO)は、種子、植物育種、アイソエレクトリッ
クフォーカシング(IEF)を用いたハイブリッド純度および品種の同定に関連する市販の
分子マーカーおよびマッピングサービスを提供する。この会社は、特異的なスイートコー
ン変異対立遺伝子の同定しおよび組み込み用の分子サービスを提供する。
には、単純反復配列(SSR)が取得されて、形質同定に用いられ、約330のSSRマーカーが
、主にsugary-1(su1)、sugary enhancer-1(se1)およびshrunken-2(sh2)変異胚乳対
立遺伝子の公開されているゲノム染色体部位を対象として検定された。
伝子系統)が用いられ、マーカー有効性が評価され、また、変異sh2-i遺伝子との組み合
わせのための特異的な好ましい変異対立遺伝子が作製された。特に重要な準同質遺伝子系
統は以下の通りであった。
(i) Su1Su1 se1se1 sh2sh2
(ii) su1su1 se1se1 sh2sh2
alinskiによる、"Molecular Markers in Plant Genome Analysis" (Diane Publishing Co
., 1995)、および H. Lorz らによる, "Molecular Marker Systems in Plant Breeding a
nd Crop Improvement," (Springer, 2007)に記載されている。
例えばスイートコーンなどの植物を適切におよびうまく植え、栽培しおよび収穫する方
法は当業者に既知である。一般的に、例えば、スイートコーンは、約1インチの深さで種
まきされ、十分な日光のもと、約6〜約6.5の範囲のpHを有する土壌にて栽培される。受精
は、スイートコーン植物が、背の高い品種では、約12インチの高さ、および他の品種では
約18"から約24"までの高さに達するとき、一般的に行われる。苗が発生したあと、スイー
トコーン植物は一般的におよそ64日で収穫される。当業者に周知のように、前述の条件は
多様であり得る。
きるかについて記述する刊行物には、B.R. Lernerらによる、"Growing Sweet Corn," Dep
artment of Horticulture, Purdue University Cooperative Extension Service, Vegeta
bles HO-98-W, 1-3 (2001)、 J. R. Schultheisによる、"Sweet Corn Production," Nort
h Carolina Cooperative Extension Service, North Carolina State University, Revis
ed 12/94、 D. L. Larsonによる、 "Supersweet Sweet Corn: 50 Years in the Making,"
Inside Illinois Vol. 23, No. 3 (2003), University of Illinois at Urbana-Champai
gn News Bureau、および、 "Sweet Corn," Oregon State University, Horticulture 233
webpageなどがある。
igor Imaging System:SVIS)やその他の種子分析サービスを用いて、物理的純度および
成長力分析を行う。登録種子科学技術者(Registered Seed Technologists:RST)は、米
国および海外の種子の表示規制に応じるための統一検定基準を保証する。STA Seed Healt
h Laboratories社は、米国健全種子システム(National Seed Health System(NSHS))で
公認されたUSDAである。
本願明細書において記載されている変異対立遺伝子の一部またはすべてをコードするヌ
クレオチド配列の欠失、添加および置換は、通常の(変異のない)ヌクレオチド配列と実
質的に同じ表現型および特徴が表れる限り本発明の範囲内と考慮する。
または他のタンパク質または酵素をコードする遺伝子の他の変異と関連または組み合わせ
て用いられ得る。これらの他の変異は、変異対立遺伝子を発現する植物で、例えば熱安定
性、耐病性および他の好ましい特徴の他の作物学的に好ましい形質を与える、野生型配列
の変異を含むが、これに限定されるものではない。
は、本願明細書において特に例証される。しかしながら、他のShrunken-2(sh2)イント
ロンの末端ヌクレオチドの変異も、これらがイントロン2での変異と関連する特徴と実質
的に同じ特徴、すなわち、対立遺伝子を発現する植物に対して、野生型Shrunken-2(sh2
)の対立遺伝子を発現する植物と同等またはよりよい発芽および苗生長力を与え、さらに
、例えばSh2-R対立遺伝子など野生型以上の甘味を提供する変異体に匹敵するか、それよ
りも高い食品品質または味覚品質を有する限りにおいて、本発明の範囲内である。当業者
および本願明細書において記載されている教示に対する利益がある者は、遺伝子の他のイ
ントロンの変異を容易に調製することができ、また、変異するイントロンが植物に所望の
特徴を与えるかどうか決定することができる。
発芽、苗および植物成長生長力が所望の特徴である、トウモロコシ、スイートピー、トマ
ト、バナナおよび他のいかなる植物を含む。本発明の範囲内で考慮される他の植物は本願
明細書において他で記載されているものを含む。また、本発明の範囲内で考慮されるのは
ここに記載されているポリヌクレオチドを含む植物材料、例えば植物組織、細胞または種
子である。
次の更なる参照は、本発明を実施するにあたって関連し、且つ有効であり得る。T. Man
iatis et al., "Molecular Cloning: A Laboratory Manual" (2d Edition, Cold Spring
Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, N.Y., 1989)、D.R. McCarty, "A Simple Meth
od for Extraction of RNA from Maize Tissue," Maize Genet. Coop. Newslett. 60: 61
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ize Endosperm Modification and Amino Acid Contents in a Segregating Recombinant
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ization of Adenosine Diphosphate Glucose Pyrophosphorylases from Developing Maiz
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of ADP-Glucose Pyrophosphorylase from Shrunken-2 and Brittle-2 Mutants of Maize
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se Pyrophosphorylase in Shrunken-2 and Brittle-2 Mutants of Maize," Molecular &
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g in the Maize Endosperm," Plant Physiology 120(1): 65-72 (1999)、 M. Clancy et
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cular Characterization of the Gene Encoding a Rice Endosperm-Specific ADP Glucos
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Two Potato Tuber ADP-Glucose Pyrophosphorylase Subunits," Plant Molecular Biolog
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Essential for Viral Infectivity," EMJO J. 14(14): 3552-3562 (1995)。
実施例において使用され、通常、本発明の方法で使用される成分、材料および器材のす
べては当業者に既知の供給元から市販される。例えば、Abbott and Cobb社(Trevose、PA
)、the Maize Stock Center (Urbana/Champaign, IL)、 STA Laboratories (Longmont, C
O)、 GenBank (Bethesda, MD)、 The Maize Genetics and Genomics Database、 the Ame
rican Tissue Culture Collection (ATCC) (Rockville, MD)、 Applied Biosystems (Fos
ter City, CA)、 Response Genetics社 (Los Angeles, CA)、 Transgenomic (Omaha, NE)
、 DiaPharma Group社 (West Chester, OH)、 Biomol GmbH (Hamburg, Germany)、 DxS L
td. (Manchester, UK)、 Invitrogen (Carlsbad, CA)、 Syngenta Seeds社 (Stanton, MN
)、 Rogers (Wilmington, DE)、 Monsanto Corporation (St. Louis, MO)、 Garst Seed
Company (Slater, IA)、 Holden Foundation Seed (Williamsburg, IA)、 The Universit
y of Florida (Gainesville, FL)、 Life Technologies (Gaithersburg, MD)、 Alpha In
notech Corporation (San Leandro, CA)、 Amersham International PLC (Arlington Hei
ghts, IL)、 and Molecular Dynalics (Sunnyvalle, CA)である。例えば、アプライドバ
イオシステムは、そのウェブサイト(applied biosystems dot com) およびその他を通じ
てDNA塩基配列決定、(ライゲーション、キャピラリー電気泳動などによる)DNA合成
、DNAおよびRNA変更および標識化、DNAおよびRNA精製、遺伝子発現、遺伝子型決定、PCR
、ペプチド合成、タンパク質配列、転写、翻訳、様々なアッセイのための、多種多様な製
品およびコンピュータソフトウェアを国際的に販売する。これらは、例えば、本発明を実
施するために当業者によって容易に使用され得る発現ベクター、プローブ、プライマーな
どである。
例とすることだけを目的とし、範囲および趣旨のどちらも制限しない。当業者は、実施例
に記載されている方法において使用されるその条件の特定の変異および/またはステップ
を使用することができると容易に理解するであろう。これらの実験がスイートコーン穀粒
および植物を用いて行われたが、そこにおいて記載されている同じ方法は、他の植物種子
および植物、例えば本願明細書において他で記載されているものに使用され得る。
た、様々なスイートコーン親NIL系統およびスイートコーン交雑品種およびそれらの様々
な特徴をまとめたものである(実施例にて「特徴表」として示す)。それは、sh2-i遺伝
子をそれらのゲノムに含む全ての雄性親系統に使用されるsugary(su)、sugary enhance
r-1(se)およびshrunken-2(sh2)変異遺伝子のさまざまなシングル、ダブルまたはトリ
プルのホモ接合の劣性対立遺伝子の組み合わせを含む。これらの表において、「in.」は
インチを意味し、「No.」は番号を意味する。
:ATCC)によって作成される種子寄託は、本出願の「実施例」セクションの2つの別々の
セクションに記載されており、一部(実施例1-5)は実施例5の終わりに記載されており
、その他(実施例6-8)は実施例8の終わりに記載されている。
親およびインブレッド準同質遺伝子系統(NIL)の作成
(sugary(su)、sugary enhancer-1(se1)およびshrunken-2(sh2)胚乳変異遺伝子
のトリプル対立遺伝子の組み合わせ)
この実施例で記載されている実験において、変異sh2-i遺伝子を含んでいるスイートコ
ーン品種の炭水化物蓄積量の範囲および果皮柔軟性を操作するという問題を解決するため
に、適切な親の準同質遺伝子系統(NIL)は、以下に記載した方法および/または当業者
に既知の方法により、以下のトリプル対立遺伝子型の組み合わせで構成及び検定される。
(1)Su1Su1 Se1Se1 sh2sh2 =標準の食感品質を有する、従来の市販の「スーパースイー
ト」タイプ(1つのホモ接合劣性の胚乳変異対立遺伝子を含む)
(2)Su1Su1 se1se1 sh2sh2 =非常に望ましい食感品質を有する、従来の市販の「スーパ
ースイート」タイプ(ダブルのホモ接合劣性胚乳変異対立遺伝子組合せを含む)
(3)su1su1 se1se1 sh2sh2 =別格の食感品質を有する新種の限られた市販タイプ(トリ
プルホモ接合劣性胚乳変異対立遺伝子組合せを含む)
STA Laboratories社(Longmont, CO)は、識別および特定のスイートコーン変異対立遺
伝子を同定し、トウモロコシ植物のゲノムに組み込む分子サービスの提供を支援してきた
。市販の適切な、トウモロコシマーカーライブラリ、具体的には、単純反復配列(SSR)
は、STA Laboratoriesから形質同定のために取得され、世界中の農家にとっての高度植物
遺伝学の開発者および供給元である、Pioneer Hi-Bred International社 (Johnston、IA
)によって公開されるライブラリに由来するものである。マーカーはすべて、トウモロコ
シの遺伝学およびゲノミクスのウェブサイトである、maizegdb dot orgから一般に利用可
能である。表記「phi」から始まるマーカーは、Pioneer Hi-Bred International, Incに
よって、開発され、一般に公表された。約330のSSRマーカーが、主にsu1、se1およびsh2
を対象の公開されているゲノム染色体部位を対象として検定された。
にわたり戻し交雑および自家授粉した。
めの方法で利用された。これらの分子マーカーは、sh2-i変異遺伝子を組み込むことによ
り、su1、se1またはsh2変異遺伝子の発現を被覆する優性表現型が提供されるという点で
、変異遺伝子型の識別に有効であった。
立遺伝子の併用であった。この特異的な組合せは、トウモロコシ遺伝子に対して、変異sh
2-i遺伝子の組み込みに伴う澱粉の急速な蓄積を相殺することができる澱粉欠陥遺伝子を
組み合わせるために選ばれた。そして反復親であるsu1su1 se1se1 sh2sh2 トリプル劣性N
ILの戻し交雑は、フロリダ大学(Gainesville, FL)のC. L. Hanna博士によって提供され
たドナーsh2-i遺伝子を使用して始められた。(変異sh2-i遺伝子(およびその配列)は、
米国特許第6,184,438号B1において詳細に図と共に記載されている。)このドナー供与源
は、su1およびse1遺伝子の状態を決定するために適切な遺伝子系統へ検定交雑された。検
定交雑の結果により、ドナーsh2-i遺伝子は、sugary-1(su1)およびsugary enhancer(s
e1)遺伝子に関連するSu1Su1 Se1Se1表現型を有することを確認できた。
群であり、および用語「BC1-S1」は最終産物の進行に関する時の、遺伝学的な、または植
物育種家の用語である。本例での最終産物は、sh2-i変異対立遺伝子を添加するべき反復
親の再構成である。)su1、sh2およびsh2-i穀粒タイプを単離するBC1-S1穂先のみが、連
続して戻し交雑する(continued backcrossing)ために選択された。変異sh2sh2形態学的
スイートコーン穀粒外観は、乾燥種子(穀粒)が外観上、半透明であり、非常にしぼんで
おり、およびしわが寄っているという点で、他のスイートコーン品種とは異なっている。
対照的に、変異sh2-iスイートコーン穀粒表現型は、なめらかで、より重く、よくふくら
んでおり、フリント飼料用コーン(なめらかな外被を有する丸い穀粒を有している)に外
観が良く似ている。図10に示し、また、本願明細書の他の箇所で説明するように、穀粒表
現型は分子マーカーによって確認される。結果的に、BC2-S1選択穂先について、たった2
つの表現型に限定されたことは、sh2-i遺伝子を発現する穀粒は、su1su1 sh2sh2遺伝的背
景に重ねられたものであるということの確認になった。
転換穀粒)由来の穀粒が、植えられ、およびse1se1の遺伝子確認されたインブレッドに検
定交雑された。分子マーカー遺伝子確認は、付随して実行された。ホモ接合se1検定交雑
で陽性であり、se1分子確定(molecular confirmation)を示している植物のみ、連続し
て戻し交雑し、自家受精および検定交雑し続けた。戻し交雑、自家受精および検定交雑、
並びに分子確定は、6サイクル連続させた。この時点で、ゲノムに変異sh2-i遺伝子を包含
させることによって、元々のトリプル対立遺伝子su1su1 se1se1 sh2sh2 NILは、適切に変
換されたと考えられた。これらの、表現型的および分子的に確認された、トウモロコシの
穂先が、su1su1 se1se1遺伝的背景の上に重ねられたsh2-i穀粒になったことを確認した。
結果として生じる穀粒表現型は、なめらかで、ふくらんでいで、および比較的重い穀粒を
有するsh2-i遺伝子を発現する穀粒の表現型と、外観上主に類似だった。
su1su1 se1se1 sh2sh2 NILインブレッドsh2-i転換穀粒について、当業者に既知の方法
で実験用の暖温タオルおよび低温土での発芽試験を行い、変異sh2-i遺伝子(およびドナ
ーsh2-i)に関連する良好な苗特性を検査した。実際の低温フィールド土壌試験も行って
、改良された発芽および苗生長力を更に確認した。研究室の暖温タオルおよび低温土壌発
芽は、45°F(7.22°C)および80°F(26.67°C)でそれぞれ行われた。含水比水準は、t
he Association of Official Seed Analysts社 (AOSA)(Ithaca、NY)の発芽試験プロ
トコルの公表推奨に従って測定された。スイートコーン穀粒は、AOSAによって認可される
公認のプラスチック発芽トレイを使用して、当業者に公知である慣用的方法で植えられた
。これらの試験では、特に、そのゲノムに組み込まれる変異sh2-i遺伝子を有する、AC 19
9Y(実施例2および3で述べる)として表わされるスイートコーン雌性親系統を、sh2-i遺
伝子をゲノムに含まないアイソジェニック対照物に対して試験した。
ンブレッドsh2-i転換穀粒)の穀粒に対して、当業者の既知の方法により官能味覚試験を
実行すると、非常に有利に、澱粉合成が僅かに上昇したが、有意ではなかった。Abbott &
Cobb社(Trevose、PA)に従事する人員(5-8人)の経験豊かなスタッフの試食者により
、官能試験を行った。通常、あらゆる特定の種まきサイトそれぞれの3つの複製から、品
目につき6つのコーン穂先を選択した。試験コーン穂先は、外界温度(約80-88°Fまたは2
6.66-31.11度の範囲)で維持された。試験材料の系統は、あらゆる品種基づく味覚の偏見
または傾向を低減するために、試食者には伝えなかった。
atories(Omaha, NE)、Biogenetic Services Inc.(Brookings,SD)その他の選択したよ
く知られた大学または商業的な研究室単位で発芽試験しているプロトコルに対するAssoci
ation of Official Seed Analysis(AOSA)規定に従って測定することができる。
会員研究室の組織であるAssociation of Official Seed Analysts社 (AOSA)の種子試験
プロトコルは、種子発芽、苗生長力、穀粒官能味覚および果皮柔軟性ならびに他の種子お
よび植物試験の標準として一般的である。この組織の会員は米国およびカナダにわたる公
の州、連邦政府、大学および他の種子研究室を含む。高水準の品質を保証するため、AOSA
会員研究室の多くの会員は、広範囲の訓練を通じてAOSA公認種子アナリストステータスを
取得し、その後、義務的な認証試験を課されている。
らのそれぞれの州の種子を試験するための規則として通常採用される、種子試験のAOSAル
ールを確立する、(ii)種子を試験するための規則および方法の改良および変更に寄与する
、(iii)種子試験ステップがアナリスト間および研究室間で標準化されることを保証する
、および(iv)州および連邦政府レベルでの適切な種子立法の施行を促し、支援する、こ
とである。
)種子規制および試験プログラム、米国種子検査官協会(AASCO)、the Association of
Official Seed Certifying Agencies(AOSCA)、アメリカ種子取引協会(ASTA)、カナダ
食品検査庁(CFIA)、the Commercial Seed Analysts Association of Canada (CSAAC)、
米国農務省全米協会(NASDA)、the Front Range Seed Analysis、国際種子検査協会(IS
TA)、Seed Quest SeedImages dot com およびSociety of Commercial Seed Technologis
ts (SCST)を含む種子および/または植物に関するいくつかの他の公式のインターネット
ウェブサイトへ、直接的なインターネットリンクを提供する。公式のAOSAインターネット
ウェブサイトは、種子分析のコンピュータソフトウェア、DNA製品、マーカー、試薬、配
列、ウエスタンブロットなど向けの製品を含む、多くの製品およびベンダーウェブサイト
も有する。
術ジャーナルを含む、種々の異なるトピックに関するAOSAハンドブックおよび規則は、公
式インターネットウェブサイトaosaseed dot comからダウンロードおよび/または閲覧す
ることにより、一般に入手可能である。例えば、AOSA 種子成長力ハンドブックは、業界
標準を設定する、1983年版および2002年版の種子生長力試験の包括的な改訂版である。更
に、インターネットウェブサイトseedtechnology dot netでも閲覧可能であるSeed Techn
ology Journalは、種子科学および技術の全ての領域の科学的且つ技術的書類を含んでい
る国際的なジャーナルである。このジャーナルの重点は、種子生理学、病理学および生物
学の応用および基礎研究にあり、それは、種子発育、成熟、発芽、休止状態および悪化に
関し得る。種子生産、サンプリング、試験、調節、流通および貯蔵の研究もまた含まれる
。種子アナリストおよび科学技術者からの短い伝達事項は種子技術記録として促進されて
公開される。これらの記録は、新規な技術、検査の標準化および種子および苗木発達の解
剖学的および病理学的見解の文書を含む。ジャーナルはまた、直接種子産業に関し得る種
子技術全ての領域の適時の総説を含む。
プルの分子地図(図10))
図10-1〜図10-21は、下記のトリプル変異胚乳の対立遺伝子の組合せを有する、個々の
インブレッドの親のNILサンプルの分子地図である。この分子地図において、
・サンプル1-2(それぞれ、017および044)は、遺伝的に、Su1Su1 Se1Sel sh2sh2である
(シングルのホモ接合劣性変異胚乳対立遺伝子を含む)
・サンプル3-7(それぞれ、006、007、009、047および637)は、遺伝的に、Su1Su1 selse
l sh2sh2である(ダブルのホモ接合劣性変異胚乳対立遺伝子組み合わせを含む)
・サンプル8-13(それぞれ、001、046、048、049、109および354)は、遺伝的に、su1su1
selsel sh2sh2である(トリプルのホモ接合劣性変異胚乳対立遺伝子組合せを含む)
・サンプル14は、変異sh2-i遺伝子(フロリダ州ゲインズビルのフロリダ大学より受領)
のドナー源である。
色体領域を強調表示する。多数の分子マーカーは、遺伝子型の同定において有効であった
。特に、「umc 1551」と表わされる分子マーカーは、se1se1キャラクタリゼーションにお
いて効果的であり、および「phi 079」として表わされる分子マーカーは、su1su1同定を
行う際に、同じように効果的であった。図10-1〜図10-21に示される多数の他の分子マー
カーは、マーカー支援割当を行ううえで、単独でまたは組み合わせで有用だった。
分子マーカーおよびse1se1/su1su1遺伝的背景を使用したスイートコーンハイブリッドA
CX SS 7501Yの生産、およびその試験
(トリプル劣性対立遺伝子の組合せを有する雄性親と組み合わせたsh2-i雌性親)
この実施例で記載されている実験において、所望のトリプル対立遺伝子の組合せを有す
るACX SS 7501Yと表すスイートコーンハイブリッドNILは、sh2-i遺伝子、下記に示す名称
を有する親のスイートコーンNIL、および分子マーカーを利用して開発され、そして以下
に記す方法で試験された。
変異sh2-i遺伝子は、実施例1で述べた方法により、一連の選択されたインブレッド親の
NILスイートコーン系統に組み込まれた。実施例1および本願明細書の他の所において述べ
られているように、これらのインブレッド親のNILスイートコーン系統は、所望の園芸基
準および種子生産基準に基づいて選択された。
統を使用して作成された様々な異なるスイートコーンハイブリッドの官能味覚および果皮
柔軟性試験を通じて、それらの系統から開発して結果として生じる、ハイブリットの食用
段階のピーク後の好ましくない澱粉合成および蓄積は(澱粉風味および柔らさを欠くスイ
ートコーン穀粒を生じ、)2つのsh2-i親のコーン系統の使用によるハイブリッドを組み合
わせる過程はできないことがわかった。上述の実験及び試験を通じて決定された最良の代
替物は、(i)sh2-i転換インブレッド雌性スイートコーン系統と、(ii)高品質の通常の雄性
親のスイートコーン系統とのハイブリッド世代でああった。
スイートコーン親系統のみで変異sh2-i対立遺伝子の使用することを決定した(すなわち
、sh2-i転換インブレッドスイートコーン系統は、商業的なトウモロコシ生産において、
雄性親系統としてではなく、雌性親系統のみとして使われる)。この結論は、これまで議
論したことを含む多くの要因を根拠とする。雌性としてsh2-i転換親を使用する、かかる
要因のひとつは、その穀粒果皮および結果として生じる種皮が2Nであって、母性遺伝した
事実に基づく。雌性親としてのsh2-i転換親を利用することで、sh2-i遺伝子によって与え
られる非常に有利に強化された発芽および苗生長力特徴を維持するとともに、雌性親系統
の機能としての発現を維持する。加えて、商業的な種子生産収率は、sh2-i雌性種子の親
系統によってスイートコーンハイブリッドに与えられた、優れた発芽および苗生長力の成
果として、著しく改良されるであろう。Sh2-i転換インブレッド雌性親スイートコーン系
統は、ハイブリッドを、強化された発芽、強化された苗生長力、および強化された商業的
な種子生産収率を有する、多様な有益である形質を備えさせるとともに改良させるために
決定された。
雄性親系統の遺伝子型は、植物栽培に関して好ましい特性を、かかる系統を使用して作成
されるスイートコーンハイブリッドに与えるためにそれらの能力に基づき、しかし主に、
例えば甘味および柔軟な穀粒果皮などの高い食感品質を有するスイートコーンハイブリッ
ドの作成に寄与することにより、選択された。そして、雄性親の遺伝子型は、su1su1 se1
se1 sh2sh2トリプルホモ接合の劣性対立遺伝子変異胚乳の組合せを含むように使用された
。トリプルホモ接合劣性系統su1su1 se1se1 sh2sh2は、類似のダブルホモ接合劣性変異胚
乳系統、例えばsu1su1 Se1Se1 sh2sh2またはsu1su1 sh2sh2と比較して、一般にショ糖に
おいて比例してより高い傾向があり、そのため、本願明細書において記載されている方法
のハイブリッドを作成するための雄性親系統として使用するすることがより好ましいと決
定した。(W.F. Tracy, A.R. Hellaurer (ED) Specialty Corns, 147-187 (CRS Press, Bo
ca Raton, Florida (1994).) (しかしながら、su1su1 Se1Se1 sh2sh2を含むダブルホモ
接合劣性su1su1 sh2sh2遺伝子型は、本願明細書において記載されている雄性スイートコ
ーン親系統の特徴であるトリプルホモ接合劣性のsu1su1 se1se1 sh2sh2遺伝子型としても
、それらが非常に柔らかい穀粒果皮をもたらし、糖量が非常に高いという点でスイートコ
ーンハイブリッド生産のためにも好ましい。これらの雄性スイートコーン親系統のすべて
のsu1su1 sh2sh2ホモ接合の劣性遺伝子型の構成要素は(すなわちダブルホモ接合劣性su1
su1およびsh2sh2変異胚乳対立遺伝子は、上記のダブルおよびトリプルホモ接合劣性の胚
乳変異対立遺伝子の組合せの両方に存在する)、有意に保持している能力(より高い糖量
および柔軟な穀粒果皮の保持)を、本願明細書において記載されている雌性sh2-i転換ス
イートコーン系統を有するハイブリッドの組合せに(すなわち、結果として生じるハイブ
リッドは、これらの形質を含む)与える。
とつはハイブリッドACX SS 7501Yとして表されている。このハイブリッド系統は、地理的
生育地域および/または市場の要求と関連した性能の点で、この実施例で作製される他の
ハイブリッドとは有利に異なり、それらの特徴は、実施例1より前に示した特徴表(ハイ
ブリッドスイートコーン系統)において詳述する。特徴表(親のスイートコーン系統)は
、このハイブリッド系統を作成するために使用された、親スイートコーン系統の特徴を詳
細に示す。
上述のようにして作られたハイブリッドACX SS 7501Yを含むスイートコーンハイブリッ
ドの官能評価は、実施例1にて詳述したような当業者に既知である方法を使用して行われ
た。かかるハイブリッドは、sh2-i遺伝子をそれらのゲノムに含まない、同じまたは類似
のスイートコーン品種と比較して、その発芽、苗木生長力および全体としての作物生産性
が高められたことから、コーン栽培家に有意な利益を与えると見られていた。加えて、こ
れらのスイートコーンハイブリッド商品の消費者は、商品食感品質(甘味及び果皮柔軟性
)および貯蔵寿命の延長に関する有益な利益を享受した。
較官能甘み(糖)のスコアを示す。商業品種Passionは、モンサント(St. Louis, MO)を通
じて販売および流通される。商業品種Beyondは、Abbott and Cobb社 (Trevose, PA)を通
じて販売および流通され、主に東南の商業海運市場で標準的に取り扱われる。ACX SS 750
1Yとして表される品種は、AC 199Yとして表された雌性親系統およびAC 195Yとして表わさ
れる雄性親系統を使用する実施例1および2に従って作られるハイブリット品種である。官
能甘味(糖)スコアは、1(相当な澱粉風味を有し、甘味が非常に少ない)から10(ほと
んど澱粉風味の無い甘味)までの範囲である。図7は、ACX SS 7501Yハイブリッドコーン
品種は非常に有利に官能甘味スコアを、この7日間の間、常にPassionおよびBeyondの両コ
ーン品種を超えて維持し、PassionおよびBeyondコーン品種とは対照的に、最も食用に適
した段階を1〜2日過ぎてもスコア10を維持したことを示す。また、図7は、ACX SS 7501Y
ハイブリッドコーン品種が、(Passionはスコア約5であり、Beyondはスコア約3であった
ことと比較して)7日目では官能甘味スコア約8を有していることを示す。7日の試験期間
にわたって、PassionおよびBeyondの比較品種と比べて、ACX SS 7501Yハイブリッドコー
ン品種は非常に高い甘味水準を保持し、維持した。
ートコーン品種の間を比較した官能果皮および柔らかさのスコアを示す。官能果皮および
柔軟性スコアは、1(非常に堅い果皮)から10(非常に柔らかい果皮)まで変動する。図8
は、ACX SS 7501Yハイブリッドコーン品種は、非常に有利に、この7日間、常にPassionお
よびBeyondコーン品種よりも高い官能果皮および柔らかさのスコアを維持したことを示す
。また、ACX SS 7501Yハイブリッドコーン品種は、7日目に官能果皮および柔らかさのス
コア約7であったことを示す(これに対して、Passionはスコア約5であり、Beyondはスコ
ア約2であった)。7日の試験期間にわたって、ACX SS 7501Yハイブリッドコーン品種は、
PassionおよびBeyondの比較品種と比べて非常に高い果皮柔軟性水準を保持し、維持した
。ACX SS 7501Yハイブリッドコーン品種は、非常に柔らかくて、および優れた保持能力を
有することが認められた。このハイブリッド系統は、地理的生育地域および/または市場
要求と関連する性能の点で、この実施例で作製される他のハイブリッドとは有利に異なり
、その特徴は、実施例1のより前に記載した特徴表(ハイブリッドスイートコーン系統)
に詳述する。
(分子マーカーおよびse1se1/su1su1遺伝的背景を使用したスイートコーンハイブリッ
ドACX SS 7078Y生産、およびその試験)
(トリプル劣性対立遺伝子の組合せを有している雄性親と組み合わせたsh2-i雌性親)
この実施例で記載されている実験において、所望のトリプル対立遺伝子の組合せを有す
る更なるスイートコーンハイブリッドNILはsh2-i遺伝子および分子マーカーを利用して作
成され、そして、以下に記す方法で試験される。
更なるスイートコーンハイブリッドは、スイートコーンハイブリッドACX SS 7501Yの実
施例1および2に記載されているのと同じ品種改良方法に従って作られた。これらのスイー
トコーン品種は、se1se1およびsu1su1遺伝的背景の上に、この前に記載されていた分子マ
ーカーを利用して、sh2-i遺伝子を重ねることによって作られた。
およびACX SS 7403RYとして表わされ、下で示される名称を有する親のスイートコーンNIL
を使用して作製した。これらのハイブリッド系統は、地理的生育地域および/または市場
の要求と関連した性能の点で、本実施例で作成される他のハイブリッドとは有利に異なり
、それらの特徴は、実施例1より前に示した特徴表(ハイブリッドスイートコーン系統)
において詳述する。特徴表(親のスイートコーン系統)はこれらのハイブリッド系統を作
成するために使用された親スイートコーン系統の特徴を詳細に示す。
S 7078Yは、ゲノムに組み込まれたはsh2-i変異対立遺伝子を有さないACX 1073YというAbb
ott and Cobb社の市販のハイブリッドのアイソジェニック変換体(isogenic conversion
)でる。同じように、ゲノムに組み込まれたsh2-i変異対立遺伝子を有するスイートコー
ン・ハイブリッドACX SS 7403RYは、ゲノムに組み込まれたはsh2-i変異対立遺伝子を有さ
ないAbbott and Cobb社の市販のACX 7473RYという品種のアイソジェニック変換体である
。これらの、sh2-i遺伝子を含む両方のハイブリッドの開発において、これらの2つのアイ
ソジェニックのスイートコーンハイブリッドは、本願明細書において記載されていておよ
び/または当業者に公知である方法を使用して同定される場合、園芸的特徴および形態学
的特徴のすべてにおいて、ほとんど同一であることがわかった。アイソジェニック対照体
(isogenic comparison)の同定方法および差異のキャラクタリゼーション、ならびに命
名法は、植物育種および類似の技術、さらに科学業界一般の当業者に周知である。
下記の表3は、スイートコーン品種ACX 1073Y、ACX SS 7078Y、ACX 7473RYおよびACX SS
7403RYの官能味覚および果皮柔軟性試験の結果得られたデータと、研究室における暖温
および低温での発芽の実際の比較の結果得られたデータを提示する。発芽データは、100
個の穀粒について3回反復実験した値の平均値を示し、および同じアルファベットを付し
ていない発芽スコアは、ダンカンの新多重範囲検定による確率水準0.05にて有意に異なる
値である。表3(および本願明細書において記載される他の表)において、「a」および「
b」のアルファベットは、平均値が0.05の確率水準で有意に異なることを示す。(本願明
細書において記載した他の表に表す、アルファベット「c」についても同様である。)甘
味および果皮柔柔軟性に関する官能検査は、これより前にすでに記載されている。
びACX SS 7403RY)に加えられた両方の場合において、アイソジェニックハイブリッド対
照体の暖温および冷却研究室スコアは、sh2-i突然変異遺伝子をそれらのゲノム(ACX 107
3およびACX 7473RY)に含まない市販のスイートコーン品種のスコアと比較すると高めら
れたことを示し、それは強化されたフィールド発芽および生長力を示す。表3はまた、変
異sh2-i遺伝子をそれらのゲノム(ハイブリッドACX SS 7078YおよびACX SS 7403RY)に含
んでいる2つのスイートコーン品種が、このsh2-i遺伝子をそれらのゲノムに含まない2つ
のスイートコーン品種(7日目にスコアの6または5を有する)より非常に有利に、非常に
長く甘味(糖質水準)を保持したこと(最も食用に適した段階直後の7日間の7日目にスコ
ア8を有する)を示し、および、sh2-i遺伝子をそれらのゲノムに含まない2つのスイート
コーン品種(7日目にスコア6または5を有する)よりも、非常に長く果皮の柔軟性を保持
した(最も食用に適した段階直後の7日間の7日目に、スコア7を有する)ことを示す。表
3に示す官能甘味および果皮柔柔軟性スコアは、ハイブリッドACX SS 7078YおよびACX SS
7403RYの所望の貯蔵寿命および保持能力とともに、良好な食感品質レベルを非常に有利に
証明した。
(分子マーカー、並びにse1se1/su1su1遺伝的背景を使用しないスイートコーンハイブ
リッドAC 151YとAC188Wの生産、およびそれらの試験)
(ダブルまたはトリプル劣性の対立遺伝子の組合せを有する雄性親と組み合わせたsh2-
i雌性親)
この実施例に記載されている実験において、ダブルおよびトリプル対立遺伝子の組合せ
を有している更なるスイートコーンハイブリッドNILをsh2-i遺伝子は利用し、分子マーカ
ーは利用せずに作成し、以下に記す方法で試験した。
これらの更なるスイートコーンハイブリッドは、実施例1、2および3に記載されている
方法と同じ品種改良方法に従って作ったが、例外的にそのゲノム中に変異sh2-i遺伝子を
含むハイブリッド系統については、すでに本願明細書(実施例1、2および3)で記載した
ような分子マーカーを利用せずに作り、そしてse1se1/su1su1対立遺伝子は組み込まなか
った。
びAC 188Wとして表され、以下に示す表記の親スイートコーンNILを使用して作製した。こ
れらのハイブリッドはsu1およびse1遺伝子を含まないsh2-i雌性転換親系統から作成され
、su1およびse1遺伝子の遺伝子組み込みにより作製されたsh2-i雌性親のインブレッドと
比較して食感品質を試験した。また、su1およびse1遺伝子へのシーケンシャルレイヤリン
グを利用して作製されたのではないsh2-i遺伝子変換雌性系統と、ダブルおよびトリプル
ホモ接合劣性の雄性系統を使用する効果を試験するためにも重要であると考えられた。
能の点で、本実施例で作製された他のハイブリッドとは有利に異なる。
はse1遺伝子と組み合わせずに変異sh2-i遺伝子を使用して作製された。しかし、ハイブリ
ッドAC 188W系統はダブル劣性の雄性親系統を使用して作成したが、ハイブリッドAC 151Y
系統は、トリプル劣性の雄性親系統を使用して作製された。
ッド)は、ACR 5132Y(変異sh2-i遺伝子をゲノムに含まない)として表わされるAbbott a
nd Cobb社のハイブリッドのsh2-i遺伝子アイソジェニック変換体であり、対照体である。
この実施例のこれらの2つのハイブリッド系統との間の唯一の有意な遺伝子の相違は、ハ
イブリッド系統AC 151Yにおける変異sh2-i遺伝子の存在と、ハイブリッド系統ACR 5132Y
におけるsh2-i遺伝子の欠如である。
ott and Cobb社 ハイブリッド(変異sh2-i遺伝子をゲノムに含まない)のsh2-i遺伝子ア
イソジェニック変換体であり、対照体である。ここでも、本実施例のこれらの2つのハイ
ブリッド系統間の唯一の有意な遺伝子の相違は、ハイブリッド系統AC 188Wにおける変異s
h2-i遺伝子の存在と、ハイブリッド系統ACR 5147Wにおけるsh2-i遺伝子の欠如である。
下記の表4は、スイートコーンAC 151Y、ACR 5132Y、AC 188W およびACR 5147Wの、研究
室での暖温および低温発芽データ、官能味覚試験、および果皮柔軟性試験の結果を実際に
比較したデータを示す。発芽スコアは、100個の穀粒について3回反復実験した値の平均
値である。同一アルファベットを付していない研究室スコアは、ダンカンの新多重範囲検
定による確率水準0.05にて有意に異なる値である。甘味(糖含量)および果皮柔軟性に関
する官能試験は、本明細書で既に記載されている。
)に加えられた両方の場合において、アイソジェニックのハイブリッド対照体の暖温およ
び低温研究室スコアは高められたことを示し、それは強化されたフィールド発芽および生
長力を示す。しかしながら、表4はまた、この遺伝子を含まない2つのスイートコーン品種
(ハイブリッドACR 5132YおよびACR 5147W)(最も食用に適した段階直後7日間の7日目に
、スコア5および7を有する)と比較すると、その変異sh2-i遺伝子を含む2つのスイートコ
ーン品種はより長くそれらの甘味を保持しなかった(7日目にスコア2および3を有する)
ことを示し、そして、この遺伝子を有しない2つのスイートコーン品種(最も食用に適し
た段階直後の7日間の7日目にスコア3および2を有する)と比較して、より長く果肉の柔軟
性を保持しなかった(7日目にスコア1および2を有する)ことを示す。表4に示した甘味お
よび果皮柔軟性スコアは、se1se1およびsu1su1の遺伝的背景に対する、配列の重なりなし
での変異sh2-i遺伝子のインブレッドへの組込みは、すでに述べたように、全体としての
食感品質(甘味および果皮柔軟性)については効果的ではなく、むしろ若干の有害な効果
をもたらすことを示唆する。
べた方法で、変異sh2-i遺伝子材料をまとめて、構築に導く(すなわち、分子マーカーお
よびse1se1およびsu1su1遺伝的背景を用いる)ことは、非常に好ましい(または、場合に
よっては、当業者が容易に必要とさえ判断することができる)と、考えられる。
(スイートコーンハイブリッドACX SS 7501Y、ACX SS 7078YおよびACX SS 7403RYの様
々な物理的特性の比較)
(トリプル劣性の対立遺伝子の組合せを有している雄性親と組み合わせたsh2-i雌性親
)
この実施例で記載する実験において、スイートコーンハイブリッドACX SS 7501Y、ACX
SS 7078YおよびACX SS 7403RY(これらすべてが変異sh2-i遺伝子をゲノムに含み、および
非常に有利に本願明細書において記載される多数のおよび様々な有益な利益を有する)の
物理的特性を調べ、当業者に周知の方法を使用して比較した。大部分の試験および比較は
、すべて当業者に既知である、従来適なトウモロコシの目視観察、計数および計測法によ
って実施した。これらの試験および比較の結果は、下記の表5に示す。表5の各欄において
、スイートコーンハイブリッドACX SS 7501Yのデータ、スイートコーンハイブリッドACX
SS 7078Yのデータ、スイートコーンハイブリッドACX SS 7403RYのデータを示す。表5にお
いて、用語「成熟」は、ハイブリッドが植えられた時から成長するまでの経過日数を指す
。耐病性評価は、イリノイ大学(Urbana-Champaign, IL)においてDr. Jerald Patakyに
よって、独立および管理された植物病理学的環境における周知の方法を用いて実施された
。
(実施例1-5関連のアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)への
寄託)
トウモロコシ(Zea mays)、すなわちそれぞれがゲノムにsh2-i遺伝子を含む所望のト
リプル対立遺伝子の組合せを有する下に特定するスイートコーンハイブリッド、および対
応するトウモロコシ、すなわちこれらのスイートコーンハイブリッドを開発するために採
用されたスイートコーン親系統について、譲受人Abbott & Cobb社(Wellington, FL) に代
わって出願人Bryant J. Longによってアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(
ATCC)(Manassas, VA, USA)になされた、実施例1-5に関する種子の寄託を下に記載する
。下記の表において、sugary(su1)、sugary enhancer-1(se1)およびshrunken-2(sh2
)遺伝子に関して、表記「D」は、雄性親系統がこれらの3つの遺伝子のダブル劣性対立遺
伝子の組合せを含むことを示し、および、表記「T」は、雄性親系統は、これらの3つの遺
伝子のトリプル劣性対立遺伝子の組合せを含むことを示す。
スイートコーン、トウモロコシ、ハイブリッドACX SS 7501Y、ACX SS 7078YおよびACX
SS 7403RYの種子(3つのハイブリッドについて各100パケット。各パケットは25の種子を
有する。)は、微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2009年11月30日
に、Abbott & Cobb社に代わって、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATC
C)(10801 University Boulevard, Manassas, VA, 20110-2209, United States of Ameri
ca)に寄託され、ATCCによってATCC 特許寄託指定 PTA-10507、PTA-10506およびPTA-1050
8が与えられた。寄託された種子はATCCによって2009年12月14日に試験され、その日にそ
れらは生育可能であった。寄託者は、Abbott & Cobb社(11460 Fortune Circle, Welling
ton, Florida, 33414, United States of America)であった。
スイートコーン、トウモロコシ、ハイブリッドACX SS 7501Y(各パケットに25の種子を
有する100パケット)、所定のAC 199Y(雌性)およびAC 195Y(雄性)を作成するために
使用された、スイートコーン、トウモロコシ、雌性及び雄性親系統スイートコーンの種子
は、微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年5月19日に、Abbott
& Cobb社に代わって、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(10801
University Boulevard, Manassas, VA, 20110-2209, USA)に寄託され、ATCCによってATC
C 特許寄託指定 PTA-10983およびPTA-10982が与えられた。寄託された種子はATCCによっ
て2010年6月1日に試験され、その日にそれらは生育可能であった。
有する100パケット)、所定のAC 199Y(雌性)およびAC 128Y(雄性)を作成するために
使用された、スイートコーン、トウモロコシ、雌性および雄性親系統の種子は、微生物の
寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年5月19日に、Abbott & Cobb社に代
わってアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(10801 University Bou
levard, Manassas, VA, 20110-2209, USA)に寄託され、ATCCによってATCC 特許寄託指定
PTA-10983およびPTA-10981が与えられた。寄託された種子はATCCによって2010年6月1日
に試験され、その日にそれらは生育可能であった。
を有する100パケット)、所定のAC 199Y(雌性)およびAC 215Y(雄性)を作成するため
に使用された、スイートコーン、トウモロコシ、雌性および雄性親系統の種子は、微生物
の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年5月19日に、Abbott & Cobb社に
代わってアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(10801 University B
oulevard, Manassas, VA, 20110-2209, USA)に寄託され、ATCCによってATCC 特許寄託指
定 PTA-10983およびPTA-10984が与えられた。寄託された種子はATCCによって2010年6月1
日に試験され、その日にそれらは生育可能であった。
ATCC)から受領した。
スイートコーンの親インブレッド系統AC 157Yおよび親準同質遺伝子系統(NIL)AC 157
Y-iの構築及び試験
(ダブルまたはトリプル劣性対立遺伝子の組合せを有していない雄性親と組み合わせた
sh2-i雌性親)
この実施例で記載されている実験において、炭水化物蓄積および果皮柔軟性の制御を操
作する課題を解決することを試みるため、変異sh2-i遺伝子を含んでいるスイートコーン
品種において、以下の遺伝子型の組合せの適切な親の準同質遺伝子系統(NIL)は、本願
明細書においてすでに記載されていた方法、または以下に記載する、および/または当業
者によって公知である方法を用いて作製および試験された。
AC 157Y: Su1Su1 Se1Se1 sh2sh2
AC 157Y-i: Su1Su1 Se1Se1 sh2-i sh2-i
変異sh2-i遺伝子は、上記の遺伝子組み合せを有する選択されたインブレッド親系統に
組み込まれた。かかる親インブレッドはまた、本願明細書において議論されるものを含む
好ましい園芸基準および種子生産基準に基づいて選択された。上述のsh2-i遺伝子変換イ
ンブレッドを用いて生成されたいくつかのスイートコーンハイブリッド、特に2つのsh2-i
遺伝子変換インブレッド親系統(すなわち、それぞれ変異sh2-i遺伝子をゲノムに含む2つ
の親系統)を用いて作成したハイブリッドにおける、ピークの食用段階後の容認できない
澱粉合成および蓄積により、2つのsh2-i親のコーン系統の使用に基づくハイブリッドを作
ることはできないことが、相当回数の官能実験および官能試験によって明らかになった。
この官能実験および試験によって、その雌性スイートコーン親系統に用いる潜在的に好ま
しい遺伝子型がSu1Su1 Se1Se1 sh2-i sh2-iであり、1組のホモ接合劣性変異対立遺伝子
(Su1Su1Se1Se1sh2sh2)を有する雄性親系統の利用が有益であることがることが、最終的
に確認された。対応するハイブリッド遺伝子型は、以下の構成である。
上記および下記を鑑みて、発明者は、商業的なトウモロコシ生産において雌性親として
のみ(すなわち、雄性親としてではなく)sh2-i遺伝子変換インブレッドスイートコーン
系統を用いることに決めた。この結論は、これより前において議論されたことを含む多く
の要因に基づいく。雌性親としてsh2-i遺伝子変換インブレッドの親を用いる、そのよう
な要因の一つは、穀粒果皮および生じた種子外被が2Nで母性遺伝である事実に基づく。そ
れで、雌性親としてsh2-i遺伝子変換インブレッドを使用することで、sh2-i遺伝子によっ
て与えられおよび雌性親系統の機能として発現される、非常に有利に強化された発芽特性
および苗生長力特性を維持する。加えて、sh2-i雌性種子親系統によってスイートコーン
ハイブリッドに与えられる優れた発芽特性および苗生長力特性の産物として、商業的な種
子生産収率が非常に強化されると思われる。Sh2-i遺伝子変換インブレッド雌性親スイー
トコーン系統は、強化された発芽、強化された苗生長力および強化された商業的種子生産
収率を有する多様な有益な特性を、開発されるハイブリッドに賦与するために決定された
。
FL)のC. L.ハンナ博士によって提供されるドナーsh2-i遺伝子供給源を用いて開始され
た。この供給源は、su1およびse1遺伝子の状態を確定するために適切な遺伝子系統へ検定
交雑された。検定交雑の結果により、ドナーsh2-i遺伝子源は、sugary-1(su1)およびsu
gary enhancer-1(se1)遺伝子に関連するSu1Su1 Se1Se1遺伝子型を有することを確認し
た。
b社の育種個体群であり、および、用語「BC1-S1」は最終産物の進行に関する時の、遺伝
学的な、または植物育種家の用語である。この実施例での最終産物は、sh2-i変異対立遺
伝子を添加するべき戻し交雑親の再構成である。)フリントコーンまたはデントコーンの
硬い種皮特徴を発現する穀粒のみが確保され、更なる戻し交配のサイクルに利用された。
戻し交雑親を使用する最低5回の戻し交配サイクルを実行し、変異sh2-i遺伝子を組み込ん
だ商業的なスイートコーン系統を十分な再構築を保証した。結果として生じる穀粒表現型
はsh2-i穀粒表現型の外観と主に類似で、なめらかで、ふくらんでいて、比較的重かった
。(変異sh2sh2形態学的スイートコーン穀粒外観は、乾燥種子(穀粒)が半透明であり、
非常にしぼんでおり、しわが寄っているという点でスイートコーンの他の品種と異なって
いる。変異sh2-iスイートコーン穀粒表現型は対照的に、なめらかで、より重く、十分に
ふくらんでおり、およびフリント飼料用コーンの穀粒表現型に外観(なめらかな外被を有
する丸い穀粒を有する)が良く似ている。本願明細書において他で議論され、および図10
に示されているように、穀粒表現型は分子マーカーによって確認された。
苗性能を検査するために、sh2-i遺伝子変換系統に対して行われた。実際の低温フィール
ド土壌試験は強化した発芽および苗生長力を更に確認するために行われた。結果として生
じたSu1Su1 sh2-i sh2-i遺伝子変換系統および反回性対照物Su1Su1 sh2sh2系統の官能味
覚試験は、糖、果皮および保持能力の確認のために行われた。
にすでに示した特徴表(親スイートコーン系統)はこの特定の親スイートコーン系統の特
徴を詳細に示す。
下記の表6および表7は、研究室での暖温および低温発芽値の比較、およびフィールド土
壌発芽および苗生長力データを、以下のそれぞれについて示すものである。これらは、(
i)AC 157Y(sh2-i遺伝子をゲノムに含まない)として表される、商業的な「supersweet
」(Su1Su1 sh2sh2)インブレッド親系統、および(ii)AC 157Y-i(sh2-i遺伝子をゲノム
に含む)として表される、NIL雌性(Su1Su1 sh2-i sh2-i)インブレッド親系統(sh2-i遺
伝子変換インブレッド)である。これらの親系統は、一方はsh2-i遺伝子をゲノムに含ま
ないが他方はsh2-i遺伝子をゲノムに含むということを除いて、同一である。これらの試
験は、他で先に述べた方法と同様して行われた。同じ文字を付していない平均値は、ダン
カンの新多重範囲検定により0.05の確率水準で有意に異なる。
57Y-iの、研究室での低温発芽データ(表6)の非常に有利な効果と、非常に好ましい表現
型の種子形態学的弁別性は、このデータから明確である。更に、通常のインブレッド親系
統AC 157Yの種子の非常に不適当なしぼんだ、圧壊した外観と比較して、AC 157Y-i遺伝子
変換インブレッド親系統は非常に望ましく、なめらかな硬い種皮を示す。さらに、フィー
ルド土壌発芽および苗生長力性能(表7)についてのデータは、AC 157Y親インブレッド系
統と比較して、AC 157Y-i親sh2-i遺伝子変換インブレッド系統のフィールド土壌発芽およ
び苗生長力がかなり強化されており、非常に好ましいことを示す。
上記からみて、sh2-i遺伝子変換雌性系統と組み合わせてハイブリッドを生成するため
に使用するように選択した雄性親系統の遺伝子型は、かかる系統を用いて作成されるスイ
ートコーンハイブリッドに好ましい植物栽培特性を与える能力に基づいて選択された。し
たがって、雄性親系統遺伝子型は、従来の構成Su1Su1 Se1Se1 sh2sh2の「supersweet」遺
伝子をさらに含んだものを使用した。この実施例で記載するこの類の雄性スイートコーン
系統は、Abbott and Cobb社から市販される一般的インブレッド材料である(実施例7を参
照)。これらの雄性親の遺伝子型は、ホモ接合劣性の変異対立遺伝子のうちたった1組し
か有さない。かかる雄性親株系統の穀粒の甘味および柔らかさは、通常、例えば、それぞ
れSu1Su1se1se1sh2sh2またはsu1su1se1se1sh2sh2のような、2つまたは3つのホモ接合劣性
変異遺伝子を含んでいる遺伝組成を含む雄性親のスイートコーン系統の甘味および柔らか
さと比較するとかなり少ない。例えば強化された生長力などの想定される様々な好ましい
スイートコーン特徴に関して、この雄性親系統遺伝子型は、当該遺伝子型により生じるハ
イブリッドに(i)好ましい園芸植物特徴および穂先特徴、(ii)高い生産能力を与える能力
の結果として選択された。
図11は、スイートコーンインブレッド親系統AC 157Y(sh2-i遺伝子をそのゲノムに含ま
ない)およびAC 157Y-i(sh2-i遺伝子をゲノムに含む)というNIL雌性インブレッド親系
統(sh2-i遺伝子変換インブレッド)の、最も食用に適した段階直後の7日間(含水比約75
%)における、比較の官能平均糖(甘味)スコアを示す線グラフである。図11は、この7日
間にわたるこれらの2つのスイートコーンインブレッド親系統間の比較の官能糖レベルで
ある。官能甘味スコアは1(相当な澱粉風味を伴い、甘味は少ない)から10(澱粉風味
がほとんど無く、甘い)の範囲である。図11は、最も食用に適した段階後1日目および2日
目に、雌性親系統AC 157Y sh2-iは、親系統AC 157Yが示したスコアと同様に、比較的高い
官能甘味スコアを有した(1日目に約8.5、および2日目に約7.5)ことを示す。3日目の雌
性親系統AC 157Y-iの官能甘味スコアは5よりいくらか高く、4日目および5日目は約2であ
り、6日目および7日目は約1.5であった。3日目の親系統AC 157Yの官能甘味スコアは約7で
あり、4日目は約5で、5日目および6日目は約4、および7日目は3よりいくらか高かった。
トコーンインブレッド親系統の比較官能果皮柔軟性スコアを示す線グラフである。官能柔
軟性スコアは、1(非常に堅い果皮)から10(非常に柔らかい果皮)の範囲である。図12
は、AC 157Y-i雌性の親スイートコーン系統は、官能果皮柔軟性スコアを最も食用に適し
た段階直後1日目、2日目および3日目において約6から約7を維持し、および4日目に約5 、
5日目に約4、6日目に約2、および7日目に約1.5をスコアしたことを示す。親系統AC 157Y
は、最も食用に適した段階後1日目、2日目および3日目において同様のスコアを示す。AC
157Y-i親スイートコーン系統は、AC 157Yスイートコーン親系統に匹敵する柔軟性を初期
に有したが、時間とともに低下が目立った。
(スイートコーン準同質遺伝子系統(NIL)ハイブリッドACX SS 1082Yおよびハイブリ
ッドACX SS 1082Y sh2-iの分子マーカーを用いた生産および試験)
(特異的な対立遺伝子の組合せ)
この実施例に記載されている実験において、特異的な対立遺伝子の組合せを有している
スイートコーンハイブリッドNILは、sh2-i遺伝子および分子マーカーを利用して開発され
、そして以下に記す方法で試験された。
特異的な対立遺伝子の組合せを有しているスイートコーンハイブリッドは、これより先
に述べているのと同じ品種改良方法に従って作られた。結果として生じた特に重要な1つ
のsh2-iスイートコーンハイブリッドNIL(sh2-i遺伝子変換インブレッド)は、ACX SS 10
82Y sh2-iとして表わされ、雄性親系統AC 144Y(Abbott and Cobb社から市販されている
インブレッド系統)とともに、実施例6で説明したAC 157Y-i雌性親スイートコーンNIL系
統を用いて開発された。両系統は以下に特定する。
下の表8および表9は、(i)ACX 1082Yと表すスイートコーンハイブリッドNIL(sh2-i遺
伝子をゲノムに含まない)および(ii) ACX SS 1082Y sh2-iと表すスイートコーンハイブ
リッドNIL(ゲノムにsh2-i遺伝子を含むsh2-i遺伝子変換インブレッド)それぞれの、研
究室での暖温および低温発芽値比較並びにフィールド土壌発芽および苗生長力データを示
す。これらのハイブリッドは、一方はsh2-i遺伝子をゲノムに含まないが他方はsh2-i遺伝
子をゲノムに含むということを除いて、同一である。これらの試験はこれより前にすでに
記載されているのと同様に行われた。同じアルファベットを付していない平均値はダンカ
ンの新多重範囲検定による確率水準0.05にて有意に異なる値である。
と、スイートコーンハイブリッドACX SS 1082Y sh2-i(sh2-i遺伝子をそのゲノムに含む
)の、研究室での低温発芽データ(表8)の非常に有意な効果と、非常に好ましい表現型
の種子形態学的弁別性は、このデータから明らかである。更に、スイートコーンハイブリ
ッドACX 1082Yの種子の非常に望ましくないしぼんだ、圧壊した外観と比較して、スイー
トコーンハイブリッドACX SS 1082Y sh2-iは非常に望ましいなめらかな硬い種皮を示す。
さらに、フィールド土壌発芽および苗生長力性能(表9)のデータは、スイートコーンハ
イブリッドACX 1082Yと比較して、スイートコーンハイブリッドACX SS 1082Y sh2-iのフ
ィールド土壌発芽および苗生長力がかなり強化されており、非常に好ましいことを示す。
図13は、スイートコーン品種Beyond(sh2-i遺伝子を含まない)、Passion(sh2-i遺伝
子を含まない)およびハイブリッドACX SS 1082Y sh2-i(sh2-i遺伝子を含むsh2-i遺伝子
変換インブレッド)の最も食用に適した段階直後7日間(含水比レベル約75%)における官
能平均糖(甘味)スコア、を示す線グラフである。図13は、この7日間にわたるこれら
の3つのスイートコーン品種の中の比較の官能糖レベルを示す。官能甘味スコアは、(相
当な澱粉風味を伴い、甘味は少ない)から10(澱粉風味がほとんど無く、甘い)の範囲
である。商業的な品種Passionはモンサント社(St. Louis, MO)によって販売および流通
されており、商業的な品種Beyondは、Abbott and Cobb社(Trevose, PA)によって販売およ
び流通されており、主に東南の商業海運市場で標準的に取り扱われる。この比較について
、図13は、品種Passionは、最も食用に適した段階直後の最初の4日間は強い甘さを維持し
、そして、5日目、6日目および7日目において次第に甘くなくなっていったことを示す。
品種Beyondは、初期には品種Passionと同等の甘さではなかったが、最も食用に適した段
階後の最初の4日を通じて糖質保持の一般のパターンに従い、そしてまた5日目、6日目お
よび7日目に次第に甘くなくなっていった。スイートコーンハイブリッドACX SS 1082Y sh
2-iは、最も食用に適した段階の1日目、2日目および3日目(それぞれ、約7、6および5.5
のスコアを有する)のBeyond品種の甘味と類似であり、そして、4日目、5日目、6日目お
よび7日目に(それぞれ約4、3、2および2のスコアに)次第に減少した。いくらかの澱粉
風味は、スイートコーンハイブリッドACX SS 1082Y sh2-iにおいて3日目に始まっている
ことが検出された。
ートコーン品種の官能平均果皮柔らかさスコアを示す線グラフである。それは、この7日
間にわたるこれら3つのスイートコーン品種の比較の官能果皮柔らかさ水準を示す。官能
柔らかさスコアは、1(非常に堅い果皮)から10(非常に柔らかい果皮)の範囲である。
図14は、Passion品種の柔らかさ水準が、最も食用に適した段階を1日経過した約9.5のス
コアから7日経過時の約7のスコアに遷移し、最初の4日間を通じて柔らかさ水準を保持し
、そして、5日目、6日目および7日目にやや落ちることを示す。この品種は、3つの比較品
種で最も柔らかいと考えられた。品種Beyondは、最も食用に適した段階を1日過ぎたとき
約6.5の柔らかさスコアを有し、2日目に約6のスコア、そして、3日目に約5 、4日目に約4
.5、5日目、6日目および7日目に約4のスコアに次第に減少した。このように、この品種は
1日目および2日目において適度に柔らかく、そして3日目から7日目の終了にかなり柔らか
くなくなった。スイートコーンハイブリッドACX SS 1082Y sh2-iは、最も食用に適した段
階後1日目に約8の柔らかさのスコアを有し、2日目に約7、3日目に約6、4日目に約5、およ
び5日目、6日目および7日目に約4(または少しより高い)のスコアであった。このように
、この品種は1日目および2日目に非常に柔らかく、3日目および4日目に少し柔らかくなく
なり、そして適度に5日目、6日目および7日目にやや柔らかかった。
利なフィールド発育および生長力の利益を示す。しかしながら、実施例6および7にて説明
したように、かかるハイブリッドを作成すると、例えばSu1Su1Se1Se1sh2sh2などの変異ホ
モ接合劣性対立遺伝子をたった1つの一組しか含んでいない雄性親系統は、ハイブリッド
の組合せにおいて全体としての、甘味および柔らかさのレベルを減少させることを示す。
この甘味および果皮柔らかさスコアは、se1se1およびsu1su1の遺伝的背景に対するシーケ
ンシャルレイヤリングのない変異sh2-i遺伝子の雌性インブレッド系統への組込みは、す
でに本願明細書において記載したように、より効果的でなくおよび全体としての食感品質
(甘味および果皮柔らかさ)と関連したいくつかの不利益な効果をもたらすことを示唆す
る。
(分子マーカーおよびse1se1/su1su1遺伝的背景を用いないスイートコーンハイブリッ
ドACR SS 4500YとACR SS 4501Yの生産、ならびに試験)
(ダブルまたはトリプル劣性対立遺伝子の組合せを有する雄性親と組み合わせたsh2-i
雌性親)
この実施例で記載されている実験において、ダブルおよびトリプル劣性雄性親の遺伝子
型を用いて、更なるスイートコーンsh2-iハイブリッドが開発された。
ゲノムに変異sh2-i遺伝子を含んでいるハイブリッド系統が既述の(実施例1、2および3
)分子マーカーを利用して作られず、se1se1/su1su1対立遺伝子を組み込まなかったとい
う場合を除いて、上述の更なるスイートコーンハイブリッドは、実施例1、2および3に、
記載されているのと同じ品種改良方法に従って作られた。
0YおよびACR SS 4501Yと表され、これらは、su1およびse1背景によっては作製されず、親
のスイートコーンインブレッドを用いて改良された。これらのハイブリッドは、su1およ
びse1遺伝子の取込みを利用して作製されたsh2-i雌性親のインブレッドと比較して食感品
質を試験するため、su1およびse1遺伝子を含まずに、sh2-i雌性遺伝子変換親系統から開
発された。su1およびse1遺伝子上のシーケンシャルレイヤリングを利用して作製されなか
ったsh2-i遺伝子変換雌性系統と、ダブルおよびトリプルホモ接合劣性雄系統を用いる効
果を試験することもまた重要であると考えられた。
能の点出、この実施例で調製された他のハイブリッドとは有利に異なり、それらの特徴は
実施例1より前に示した特徴表(ハイブリッドスイートコーン系統)において詳述する。
特徴表(親のスイートコーン系統)では、これらのハイブリッド系統を開発するために使
用された親スイートコーン系統の特徴を詳細に述べる。
/またはse1遺伝子と組み合わせずに変異sh2-i遺伝子を用いて作製された。ハイブリッド
ACR SS 4500Y系統は、しかしながら、トリプル劣性の雄性親系統を用いて開発されたが、
ハイブリッドACR SS 4501Y系統はダブル劣性の雄性親系統を用いて開発された。
)は、AC 098Yと表される(変異sh2-i遺伝子をゲノムに含まない)市販の(Abbott and C
obb社より)親雌性のインブレッド系統のsh2-i遺伝子アイソジェニック遺伝子変換体また
はその対照体である。この実施例のこれらの2つのインブレッド雌性親系統間の唯一の重
要な遺伝子の相違は、インブレッド雌性親系統AC 098Y-iにおける変異sh2-i遺伝子の存在
およびインブレッド雌性親系統AC 098Yにおけるsh2-i遺伝子の欠如である。
)は、AC 157Y(変異sh2-i遺伝子をゲノムに含まない)と表すAbbott and Cobb社親雌性
系統のsh2-i遺伝子アイソジェニック遺伝子変換体およびその対照体である。この実施例
のこれらの2つのインブレッド雌性親系統間の唯一の重要な遺伝子の相違は、インブレッ
ド雌性親系統AC 157Y-iにおける変異sh2-i遺伝子の存在およびインブレッド雌性親系統AC
157Yにおけるsh2-i遺伝子の欠如である。
下記の表10は、スイートコーンインブレッド雌性親系統AC 098Y-i、AC 098Y、AC 157Y-
iおよびAC 157Yの官能味覚および果皮柔軟性試験の結果得られたデータと、研究室での暖
温および低温発芽データとを実際に比較した結果を示す。発芽スコアは、100個の穀粒に
ついて3回の反復実験をした値の平均値である。同じアルファベットを付していない研究
室スコアは、ダンカンの新多重範囲検定による確率水準0.05にて有意に異なる値である。
甘味(糖含量)および果皮柔軟性に関する官能検査は、すでに本願明細書において記載さ
れている。
系統AC 098Y-iおよびAC 157Y-i)両方の場合において、sh2-i変異遺伝子をゲノムに含ん
でいないインブレッド雌性の親系統(AC 098YおよびAC 157Y)と比較すると、アイソジェ
ニックのインブレッド比較の加温および冷却研究室スコアは非常に高められたことを示す
。このことは、強化されたフィールド発生および生長力を示す。表10は、また、変異sh2-
i遺伝子を含むこれらの2つのスイートコーンインブレッド系統(最も食用に適した段階直
後7日間の7日目において、それぞれスコア2と2を有する)は、この遺伝子をゲノムに含ま
ない2つのスイートコーンインブレッド系統(インブレッドAC 098YおよびAC 157Y)(7日
目にスコア5と4を有する)ほど非常に長くは甘味を保持せず、およびこの遺伝子をゲノム
に含まなかった2つのスイートコーンインブレッド(7日目でそれぞれスコア3と4を有する
)ほど非常に長くは、その果皮は柔らかさをほとんど保持しなかった(最も食用に適した
段階直後7日間の7日目にそれぞれスコア1と2を有する)ことを示す。表10に存在する甘味
および果皮柔柔軟性スコアは、se1se1およびsu1su1の遺伝的背景に対するシーケンシャル
レイヤリングのない変異sh2-i遺伝子のインブレッド系統への組込みが、すでに本願明細
書において記載したような、se1se1およびsu1su1の遺伝的背景へのシーケンシャルレイヤ
リングを有する変異sh2-i遺伝子の同じインブレッド系統への組込みと比較して、全食感
品質(甘味および果皮柔柔軟性)については効果的ではなく、むしろ若干の有害な効果を
もたらすことを示唆する。しかしながら、これらは全て、非常に有利に強化されたフィー
ルド発生および生長力を示す。
願明細書において記載されていた方法によって、変異sh2-i遺伝子材料をまとめて、その
構築に導く(すなわち、分子マーカーおよびse1se1およびsu1su1遺伝的背景を用いる)こ
とは、非常に好ましい。
(実施例6-8と関連した、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)への
寄託)
下記に記載する実施例6-8に関する種子の寄託は、譲受人Abbott & Cobb社(Wellington,
FL)に代わって出願人Bryant J. Longによって、トウモロコシ(Zea mays)、すなわちそ
れぞれゲノムにsh2-i遺伝子を含み、所望の特異的な対立遺伝子の組合せを有する、下記
で特定されるスイートコーンハイブリッド、およびこれらのスイートコーンハイブリッド
を開発するために用いる対応するトウモロコシ、すなわちスイートコーン親系統について
、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(Manassas, VA, USA)にな
されてきた/なされている。下記で示される表において、sugary(su1)、sugary enhance
r-1(se1)およびshrunken-2(sh2)遺伝子に関して、表記「S」は、雄性親系統がこれら
の3つの遺伝子の単一の劣性の対立遺伝子の組合せを含んだことを示す、表記「D」は、雄
性親系統がこれらの3つの遺伝子のダブル劣性対立遺伝子の組合せを含んだことを示す、
および表記「T」は、雄性親系統がこれらの3つの遺伝子のトリプル劣性対立遺伝子の組合
せを含んだことを示す。
スイートコーン、トウモロコシ、ハイブリッドACX SS 1082Y sh2-i、ACR SS 4500Yおよ
びACR SS 4501Yの種子(3つのハイブリッドについて各100パケット。各パケットは25の種
子を有する。)は、微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年____
__________日に、Abbott & Cobb社に代わってアメリカン・タイプ・カルチャー・コレク
ション(ATCC)((10801 University Boulevard, Manassas, VA, 20110-2209, United St
ates of America)に寄託され、ATCC特許寄託指定番号 PTA-______、PTA-______およびPT
A-______をATCCにより与えられた/与えられる。寄託者はAbbott & Cobb社(11460 Fortun
e Circle, Wellington, Florida, 33414, United States of America)である。
スイートコーン、トウモロコシ、ハイブリッドACX SS 1082Y sh2-iを開発するために使
用した、スイートコーン、トウモロコシ、雌性および雄性親系統の種子(各パケットが25
種子を有する、100パケット)は、AC 157Y-i(雌性)およびAC 144Y(雄性)と表し、微
生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年______________日に、Abbo
tt & Cobb社に代わって、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(108
01 University Boulevard, Manassas, VA, 20110-2209, USA)に寄託され、ATCC特許寄託
指定番号 PTA-______およびPTA-______をATCCにより与えられた/与えられる。寄託する種
子はATCCによって2010年__________________に試験し、それらはその日に生育可能であっ
た/可能である。
、スイートコーン、トウモロコシ、雌性および雄性親系統の種子(各々のパケットが25種
子を有する、100パケット)は、AC 098Y-i(雌性)およびAC 233Y(雄性)と表し、微生
物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年______________日に、Abbott
& Cobb社に代わって、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(10801
University Boulevard, Manassas, VA, 20110-2209, USA)に寄託され、ATCC特許寄託指
定番号 PTA-______およびPTA-______をATCCにより与えられた/与えられる。寄託する種子
はATCCによって2010年__________________に試験し、それらはその日に生育可能であった
/可能である。
、スイートコーン、トウモロコシ、雌性および雄性親系統の種子(各々のパケットが25種
子を有する、100パケット)は、AC 157Y-i(雌性)およびAC 241Y(雄性)と表し、微生
物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下、2010年______________日に、Abbott
& Cobb社に代わって、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)(10801
University Boulevard, Manassas, VA, 20110-2209, USA)に寄託され、ATCC特許寄託指
定番号 PTA-______およびPTA-______をATCCにより与えられた/与えられる。寄託する種子
はATCCによって2010年__________________に試験し、それらはその日に生育可能であった
/可能である。
々の寄託について受け取っている/受け取る。
表6および7(実施例7および8−インブレッド親スイートコーン系統)および表8および9
(実施例7−ハイブリッドスイートコーン系統)並びに本願明細書において図と共に説明
される他の表および図においてに記載するデータは、sh2-i遺伝子を含まない同じまたは
類似のインブレッド親およびハイブリッドスイートコーン種子および品種(ダブルおよび
トリプル対立遺伝子の組合せにおいて)との比較において、両方の様々なダブルおよびト
リプル対立遺伝子の組合せのsh2-i遺伝子を含むそれぞれのインブレッド親およびハイブ
リッドスイートコーン種子および品種の、非常に強化された暖温および低温の、研究室で
の発芽およびフィールド土壌発芽、苗生長力および植物成長力(強度)を明らかに示す。
これらの多様で非常に重要なおよび非常に本質的に有利なスイートコーン種子および植物
形質並びに生育上の利点は、世界中のスイートコーン栽培家および生産者のために極めて
有益かつ有用である。さらに、多くの異なる種類または天候の世界中でスイートコーンを
栽培するために使用される様々な地理的領域および地域、様々な国および/または州(例
えば、米国)の北の領域または地域であって、スイートコーンを栽培している温度および
/または気候が南部地域と比較するとたいてい非常に低い地域、栽培する温度および気候
がたいてい非常に熱い地域、すなわち、一定のスイートコーンの木立秩序を維持すること
がスイートコーン生産者にとってたいてい困難である地域にて極めて有益かつ有用である
。これらのスイートコーン品種の甘味および果皮柔軟性の期待値は非常に高いと考えられ
、特に、スイートコーン生産物をおよそ48時間の時間枠で消費者市場に届けることができ
る状況で他を上回る見込みであると考えられる。
種(sh2-i遺伝子を含む)は、他の公知のまたは他のスイートコーン種子および品種(sh2
-i遺伝子を含まない)と比較すると、多数の非常に有利で非常に有益な形質を非常に有利
に有する。これらは、(i)研究室の暖温土壌からの発芽の改善、(ii)研究室の低温土壌か
らの発芽の改善、(iii)一般フィールドの土壌からの発芽の改善、(iv)苗生長力の向上
、(v)
商業的な種子生産収量の向上、(vi)植物強度の向上、(vii)貯蔵寿命の延長、(viii
)有益な形質(i)〜(vii)および(ix)を維持している甘味、ならびに(ix)有益な形質
(i)〜(viii)を維持している柔らかい果皮、である。これらのスイートコーン種子およ
び品種の多くはさらに非常に有利に、例えばすす紋病(northern corn leaf blight)お
よび/または錆病の多様種に対する耐病性を示す。
タイプとは顕著に異なる外観を有する。種子の目視観察により、他のコーン種子との外観
の相違を見ることができる。それらはしぼんだ外観を有しておらず、澱粉を貯蔵して、通
常、形状が三角であるように見える。
shrunken-2i(sh2-i)およびsugary(su1)遺伝子は既知であるが、これらの遺伝子を
うまく組み合わせて、消費者特性および/または栽培者特性を保持するとともに、強化さ
れた苗発芽および生長力を発現するスイートコーンハイブリッドを作成することがこれま
で誰もできなかった。しかし、(従来のsh2-iスイートコーンのような)強化された苗発
芽、成長力、及び植物成長を発現するとともに、植物の内側及び外側の両方で、高い糖レ
ベル及び柔軟な果皮レベルを維持する能力を強化された、費用効果的かつ高信頼性のハイ
ブリッドに対する、長期間にわたって未解決の産業上のニーズがあった。スイートコーン
の改良された生長および味覚特徴は、これらの植物の商業生産に重要な前進を与える。
ラント育種家および企業(例えばSyngenta Seeds 社.)は、栽培家および消費者の双方を
満足させる、sh2-iを利用したスイートコーン品種を得るために特徴をうまく組み合わせ
ることを試みて失敗した。Syngenta社は、sh2-i対立遺伝子をゲノムに含む1つの商業的な
品種(「Brighton」という)を有するが、食感品質および、特にその保持能力が消費者に
好ましくないのでこの製品は商業的に良好でなかった。
用している少なくとも一つの他の会社もまた、(発明者がそうしたように)フロリダ大学
からのドナーソースのsh2-i遺伝子を調達した。しかしなから、本発明の発明者と対照的
に、この会社は、好ましいスイートコーン親およびハイブリッド系統を作成するためにう
まくsh2-i遺伝子を使用することができなかった。対照的に、本発明の発明者は先に議論
した特性のような、種子および植物の強化された生長および生長力(ホモ接合劣性のsh2-
i対立遺伝子によって与えられる特性)を含む、多様に強化された特性を有している親お
よびハイブリッド系統のスイートコーン種子、植物材料および植物を作成する方法におい
て、非常にうまくsh2-i遺伝子を植物ゲノムに組み込むことができた。本願発明者らは、
相当回数の実験及び試験の後に上記を達成し、そして以下の使用戦略を構築および設定し
た。これらは、(i)本願明細書の「実施例」部分で説明したように、雌性親系統のホモ接
合劣性のsh2-i対立遺伝子を用い、ホモ接合劣性のsh2-i対立遺伝子は雌性親系統のみ(す
なわち、雄性親系統以外)に用いる(種子および植物に強化された生長および生長力を与
える)ことと、、(ii)ホモ接合劣性型の異なるスイートコーン対立遺伝子であって、発生
するハイブリッドに、甘味、柔らかい果皮および長い貯蔵寿命(本発明の発明者がsh2-i
遺伝子と共にホモ接合劣性型とするハイブリッドにおいて使用した、他のスイートコーン
対立遺伝子によって与えられる特徴)のような、異なる特徴を与える、対立遺伝子を使用
することである。
いる少なくとも一つの無関係な会社を含む)にsh2-i対立遺伝子の「ドナーソース」を提
供にあたって、sh2-i対立遺伝子については劣性ホモ接合態様のsh2-i対立遺伝子を提供し
たが、それはsugary-1(su1)およびsugary enhancer-1(se1)変異胚乳対立遺伝子につ
いてはホモ接合優性(Su1Su1 Se1Se1)であった(すなわち、ホモ接合優性態様の上記2つ
の対立遺伝子を有した)。sh2-i対立遺伝子がホモ接合劣性(sh2-i sh2-i)であったので
、変異sh2-i遺伝子(劣性なので、この特徴を発現させるためにはホモ接合劣性でなけれ
ばならない)に関連する強化した苗木性能が与えられた。このように、sh2-i対立遺伝子
のドナーソースは遺伝子型Su1Su1 Se1Se1 sh2-i sh2-iを有した。これまでで、本発明の
譲受人とは別の、フロリダ大学がsh2-i対立遺伝子を使用許可した会社のいずれも、市場
向けのsh2-i遺伝子を含んでいる商業的に良好なスイートコーンハイブリッド品種を開発
することができなかった。
スの遺伝子型を確定することができた。この実施例セクションに記載されているように、
発明者はホモ接合劣性のsh2-i sh2-i対立遺伝子(両方の対立遺伝子が劣性であるので好
ましい苗生長力特徴を生じる)が次のような遺伝的背景に対して存在するべきであると理
解することができた。それらは、(i) su1su1 se1se1 sh2-i sh2-iの遺伝子型を作製する
ための雌性親系統のsu1su1 se1se1(ダブル劣性ホモ接合対立遺伝子の組合せ)。(トリ
プルホモ接合劣性対立遺伝子の組合せでは、3つの対立遺伝子のそれぞれの有益な特徴が
それぞれ発現されて、どの優性対立遺伝子によって包含されて被覆されることも無かった
)、または(ii)su1su1 sh2-i sh2-iの遺伝子型を作製するための雌性親系統の su1su1(
シングル劣性ホモ接合対立遺伝子)。(ダブルホモ接合劣性対立遺伝子の組合せでは、2
つの対立遺伝子が両方とものそれぞれの有益な特徴をそれぞれ発現し、どの優性対立遺伝
子によって包含されて被覆されることも無かった)である。
の容認できない澱粉合成および蓄積を発見し、2つのsh2-i親コーン系統(すなわち、sh2-
i対立遺伝子を含んでいる雄性および雌性親系統)の使用に基づいてハイブリッドを作る
ことはできないということを見出した。したがって、発明者は、最良の代替選択肢は、sh
2-i雌性スイートコーン系統と、高品質の通常の雄性親のコーン系統とを掛け合わせて構
成したスイートコーンハイブリッドの世代であることを確定した。
化された苗生長力および成長力を有するハイブリッド種子、植物および植物材料を生じる
ために親系統において使用される場合や、一つ以上の異なる有益な特徴、例えば強化され
た甘味、果皮柔らかさおよび/または貯蔵寿命を有する他の親系統と交雑する場合に、作
用させるように最も重要な態様のうちの1つと本発明の発明者によって確定されたスイー
トコーンの特徴に影響を及ぼす対立遺伝子のすべてが劣性ホモ接合である遺伝子型の状態
では、スイートコーンsh2-i対立遺伝子を有さなかった(または使用しなかった)。発明
者は、別の非常に重要な態様は、雌性親系統のみにおいて(劣性のホモ接合様態において
)sh2-i対立遺伝子を含むことを確定した。更なる重要な態様は、ホモ接合劣性型のすべ
て(すなわち、トリプルホモ接合劣性、ダブルホモ接合劣性、シングルホモ接合劣性、な
ど)である一つ以上の対立遺伝子または対立遺伝子の組合せを含む他の親系統とかかる雌
性親系統を交雑することが確定された。親系統のかかる組合せにおいて、どの優性形質も
、あらゆる好ましい劣性形質を被覆せず、および劣性遺伝子型は劣性対立遺伝子によって
生じる所望の有益な特徴を含む表現型をもたらす。これに対して、ハイブリッドを生じる
ために交雑される親系統のどちらかまたは両方とも、ヘテロ接合型の対立遺伝子を含む(
すなわち、一つ以上の種類の対立遺伝子の一つの優性対立遺伝子を含む)場合、またはホ
モ接合優性型の対立遺伝子を含む(すなわち、一つ以上の種類の対立遺伝子の2つの優性
対立遺伝子を含む)場合、結果のハイブリッドスイートコーン種子の一部またはすべての
結果の表現形は優性対立遺伝子から生じ(すなわち、そこから開発されるスイートコーン
ハイブリッドに、有益な特徴を提供しない)、劣性対立遺伝子からは生じない(ホモ接合
劣性型に存在する場合、有益な特徴を提供する)。優性対立遺伝子は、有益な表現型の特
徴を提供する劣性対立遺伝子の特徴を被覆する効果を有する。
立遺伝子のドナーソースによってまず最初に有したのと同じ課題を有したが、この課題を
解決する方法を見つけることはできなかった、または許可されたsh2-i対立遺伝子を使用
する場合に強化される苗生長力の有益な特徴を有する、ハイブリッドスイートコーン種子
、植物材料または植物を作製することはできなかった。対照的に、本発明の発明者は、本
願明細書において「実施例」部分に記載されているような分子マーカーおよび種々の異な
る試験(官能味覚試験および果皮柔軟性試験、研究室での暖温および低温発芽試験、フィ
ールド試験、苗生長力試験など)を使用してこの非常に難しい課題を解決した。本発明の
発明者は、ホモ接合劣性型の親系統のsh2-i対立遺伝子を使用し、当該親系統と他の親系
統と交配して、(i)(ホモ接合劣性型の一つ以上の異なる対立遺伝子による)甘味(ii)(
ホモ接合劣性型の一つ以上の異なる対立遺伝子による)長い貯蔵寿命、および、(iii)
(雌性親系統において使用されるホモ接合劣性型のsh2-i対立遺伝子による)強化された
苗木生長力、および本願明細書に記載されている他の有益な特徴を有する種子、植物材料
および植物を作製することができた。
れた対立遺伝子が上記に議論される課題を有することを予想したわけではない。
れていたが、記載されていた、可能な、そして本発明の範囲および主旨から逸脱しない多
数の改変、修正および置換は、当業者に認識されるであろう。これらの修正及び改変のす
べては、それが本願明細書において記載されおよび請求される本発明の範囲内であり、本
発明は請求項の範囲によってのみ制限され、これらの請求項は妥当に広く解釈されたい。
た。各々のこれらの本、特許、ジャーナル記事、ウェブサイトおよび他の刊行物の全体は
、ここで本願明細書に引用したものとする。
Claims (131)
- 従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された生長力と、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力を有するハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子を作製する方法であって、あらゆる適切な順序で以下のステップ、すなわち、
(a)任意に一つ以上の分子マーカーを使用して、一つ以上の所望の変異胚乳対立遺伝子を単独又は組み合わせでそのゲノムに含むインブレッドトウモロコシの植物系統を同定し、前記変異胚乳対立遺伝子はsugary-1(su1)、sugary enhancer-1 (se1) もしくは shrunken-2 (sh2)、またはそれらの任意の組み合わせであるステップ、
(b)ゲノムにshrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を有するトウモロコシの雌性親植物系統と組合せて、遺伝的背景として使用するための所望の遺伝子型を有する、一つ以上のトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統を作製するステップであって、前記遺伝的背景は、su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Se1Se1 su1su1, Se1Se1 su1su1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはse1se1 sh2sh2のいずれかを含む遺伝的背景であるステップ、
(c)一つ以上の分子マーカーを任意に使用して、shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を、ステップ(b)の前記遺伝的背景を有するトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込むステップ、
(d)ステップ(b)の遺伝的背景上に組み込まれたshrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子をゲノムに有するステップ(c)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を選択するステップであって、前記トウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統は、Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-i,の胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むことを特徴とするステップ、
(e) shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含むトウモロコシの雄性植物系統と、ステップ(d)で選択された前記トウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統とを交雑するステップであって、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2であることを特徴とするステップ、
(f)前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または両方の前記ステップ(d)および前記ステップ(e)のトウモロコシから生じる種子または穀粒の、なめらかさ、ふくらみ、または相対的重量、またはこれらの組み合わせを含む特徴について、物理的外観を調べる任意のステップ、
(g)前記ステップ(d)、前記ステップ(e)または両方のステップ(d)およびステップ(e)のトウモロコシから生じる種子または穀粒について、暖温、低温、または暖温および低温、研究室、フィールド、または研究室およびフィールドでの発芽を一回以上行い、前記種子または前記穀粒が、一つ以上の所望の消費者特性又は生産者特性またはその組合せを有することを検証する任意のステップ、および
(h)前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または前記ステップ(d)および前記ステップ(e)の両方のトウモロコシから生じる種子または穀粒から栽培された、トウモロコシまたはトウモロコシ部位、またはこれらの組み合わせについて、一つ以上の官能味覚試験、官能果皮柔軟性試験、その他の官能試験を行い、前記トウモロコシまたはトウモロコシ部位についての味、果皮柔軟性を判定する任意のステップ、
を含み、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子は、
従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された成長力、および
従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力を有することを特徴とする方法。 - 前記ステップ(d)の選択されたトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統はsu1su1 se1se1 sh2-i sh2-i対立遺伝子構成を含み、前記ステップ(e)のトウモロコシの雄性植物系統はse1se1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2対立遺伝子構成を含む、請求項1に記載の方法。
- 一つ以上の分子マーカーが、shrunken-2i (sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を前記ステップ(c)のトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込むために使用される、請求項2に記載の方法。
- 分子マーカーが、一つ以上の所望の変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含むトウモロコシのインブレッド植物系統を同定するために、前記ステップ(a)において使用される、請求項1に記載の方法。
- 前記ステップ(b)のトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統が、以下の対立遺伝子の組合せ、
(i) su1su1 Se1Se1 sh2sh2、
(ii) Su1Su1 se1se1 sh2sh2、
(iii) su1su1 se1se1 sh2sh2、
(iv) su1su1 se1se1、または
(v) su1su1 sh2sh2
のうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記対立遺伝子の組合せがsu1su1 se1se1 sh2sh2またはsu1su1 se1se1である、請求項5に記載の方法。
- 一つ以上の分子マーカーがshrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を所望の遺伝的背景を有している前記雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込むために前記ステップ(c)において使用される、請求項5に記載の方法。
- 一つ以上の分子マーカーが、shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を所望の遺伝的背景を有している前記トウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込むために前記ステップ(c)において使用される、請求項6に記載の方法。
- 前記ステップ(c)における前記所望の遺伝的背景が、su1su1 se1se1 sh2sh2, su1su1 se1se1, Su1Su1 se1se1 sh2sh2またはSu1Su1 se1se1である、請求項7に記載の方法。
- 前記ステップ(c)における前記所望の遺伝的背景が、su1su1 se1se1 sh2sh2, su1su1 se1se1, Su1Su1 se1se1 sh2sh2, またはSu1Su1 se1se1である、請求項8に記載の方法。
- 前記ステップ(d)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を、ゲノムにsu1su1 sh2sh2, se1se1 sh2sh2または or su1su1 Se1Se1 sh2sh2のダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せを含んでいるトウモロコシの雄性植物系統と交雑する、請求項5に記載の方法。
- 前記ステップ(d)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を、そのゲノムにsu1su1 sh2sh2、se1se1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2のダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せを含んでいるトウモロコシの雄性植物系統と交雑する、請求項6に記載の方法。
- 前記ステップ(d)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を、そのゲノムにsu1su1 sh2sh2、se1se1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2のダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せを含んでいるトウモロコシの雄性植物系統と交雑する、請求項7に記載の方法。
- 前記ステップ(d)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を、そのゲノムにsu1su1 sh2sh2、se1se1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2のダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せを含んでいるトウモロコシの雄性植物系統と交雑する、請求項8に記載の方法。
- 前記ステップ(d)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を、そのゲノムにsu1su1 sh2sh2、se1se1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2のダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せを含んでいるトウモロコシの雄性植物系統と交雑する、請求項9に記載の方法。
- 前記ステップ(d)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を、そのゲノムにsu1su1 sh2sh2、se1se1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2のダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せを含んでいるトウモロコシの雄性植物系統と交雑する、請求項10に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2 sh2である、請求項11に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2 sh2である、請求項12に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2 sh2である、請求項13に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2 sh2である、請求項14に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2 sh2である、請求項15に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2 sh2である、請求項16に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2 sh2である、請求項17に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2 sh2である、請求項18に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2 sh2である、請求項19に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2 sh2である、請求項20に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2 sh2である、請求項21に記載の方法。
- 前記雄性トウモロコシ植物系統におけるダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子の組合せがsu1su1 sh2 sh2である、請求項22に記載の方法。
- 前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または両方の前記ステップ(d)および前記ステップ(e)のトウモロコシから生じる種子または穀粒の物理的外観を、なめらかさ、ふくらみ、または相対的重量、またはこれらの組み合わせを含む特徴について調べる、請求項5に記載の方法。
- 前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または両方の前記ステップ(d)および前記ステップ(e)のトウモロコシから生じる種子または穀粒の物理的外観を、なめらかさ、ふくらみ、または相対的重量、またはこれらの組み合わせを含む特徴について調べる、請求項6に記載の方法。
- 前記ステップ(d)、前記ステップ(e)または前記ステップ(d)および前記ステップ(e)の両方のトウモロコシにより作製される種子または穀粒の、暖温、低温、または暖温および低温、研究室、フィールド、または研究室およびフィールドでの発芽を実施し、前記種子または穀粒が従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された苗発芽、強化された苗の発生、または従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力、若しくはこれら両方を有することを検査する、請求項5に記載の方法。
- 前記ステップ(d)、前記ステップ(e)または前記ステップ(d)および前記ステップ(e)の両方のトウモロコシにより作製される種子または穀粒の、暖温、低温、または暖温および低温、研究室、フィールド、または研究室およびフィールドでの発芽を実施し、前記種子または穀粒が従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された苗発芽、強化された苗の発生、または従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力、若しくはこれら両方を有することを検査する、請求項6に記載の方法。
- 前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または前記ステップ(d)および前記ステップ(e)の両方、またはこれらのあらゆる組み合わせの植物から生じるトウモロコシの種子または穀粒から栽培された、植物または植物部位について、一つ以上の官能味覚試験、官能果皮柔軟性試験、その他の官能試験を行い、前記植物または植物部位についての味、果皮柔軟性、または他の官能特徴、またはこれらのあらゆる組み合わせを判定する、請求項5に記載の方法。
- 前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または前記ステップ(d)および前記ステップ(e)の両方、またはこれらのあらゆる組み合わせの植物から生じるトウモロコシの種子または穀粒から栽培された、植物または植物部位について、一つ以上の官能味覚試験、官能果皮柔軟性試験、その他の官能試験を行い、前記植物または植物部位についての味、果皮柔軟性、または他の官能特徴、またはこれらのあらゆる組み合わせを判定する、請求項6に記載の方法。
- 食用のトウモロコシ植物、トウモロコシ植物材料、トウモロコシの種子または穀粒を作製する、請求項1に記載の方法。
- スイートコーン植物、スイートコーン植物材料、スイートコーンの種子または穀粒を作製する、請求項35に記載の方法。
- 従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッド植物、植物、植物材料または種子と比較すると、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、最も食用に適した段階直後の1〜7日間、1〜14日間または7〜14日間にわたって糖質を保持する強化された能力を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、Zea mays, var. rugosaに分類される、請求項35に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、Zea mays, var. rugosaに分類される、請求項37に記載の方法。
- 従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ植物、植物材料または種子と比較すると、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、最も食用に適した段階直後の1〜7日間にわたって糖質を保持する強化された能力を有する、請求項37に記載の方法。
- 従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ植物、植物材料または種子と比較すると、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、最も食用に適した段階直後の1〜14日間にわたって糖質を保持する強化された能力を有する、請求項37に記載の方法。
- 従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ植物、植物材料または種子と比較すると、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、最も食用に適した段階直後の7〜14日間にわたって糖質を保持する強化された能力を有する、請求項37に記載の方法。
- 従来の変異shrunken-2 (sh2) トウモロコシ植物、植物材料または種子と比較して強化された生長力、および従来の変異sugary-1 (su1) またはshrunken-2i (sh2-i) 植物、植物材料または種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力の、成長力と糖質を保持する能力の両方を有するハイブリッドトウモロコシ植物、植物材料または種子を作製する方法であって、
任意に一つ以上の分子マーカーを使用して、一つ以上の所望の変異胚乳対立遺伝子を単独又は組み合わせでそのゲノムに含むトウモロコシのインブレッド植物系統を同定するステップであり、ここで、前記変異胚乳対立遺伝子がsugary-1 (su1)、sugary enhancer-1 (se1)、shrunken-2 (sh2) またはこれらの組み合わせであることを特徴とするステップと、
トウモロコシの雌性トウモロコシ親植物系列としてshrunken-2i (sh2-i) 変異胚乳対立遺伝子に対してホモ劣性接合であり、sugary-1 (su1) および/またはsugary enhancer-1 (se1) の一方または両方の変異胚乳対立遺伝子に対してもホモ劣性接合であるインブレッドトウモロコシの植物系列であって、Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-i、の胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むインブレッドトウモロコシの植物系列を、
shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含むトウモロコシの雄性植物系統であって、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2である雄性トウモロコシ親植物系列と交雑させて、
高いすなわち強化された食感品質を有するハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子を作製し、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子は従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)植物、植物材料または種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力を有することを特徴とするステップを含む方法。 - 従来の変異shrunken-2 (sh2) ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された生長力と、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力を有するハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子を作製する方法であって、あらゆる適切な順序で以下のステップ、すなわち、
(a)任意に一つ以上の分子マーカーを使用して、一つ以上の所望の変異胚乳対立遺伝子を単独又は組み合わせでそのゲノムに含むトウモロコシのインブレッド植物系統を同定するステップであって、前記変異胚乳対立遺伝子がsugary-1 (su1)、sugary enhancer-1 (se1)、shrunken-2 (sh2) またはこれらの組み合わせであることを特徴とするステップ、
(b)ゲノムにshrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を有するトウモロコシの雌性親植物系統と組合せて、
su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Se1Se1 su1su1, Se1Se1 su1su1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはse1se1 sh2sh2のいずれかを含む遺伝的背景として使用するための所望の遺伝子型を有する、一つ以上のトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統を作製するステップ、
(c)一つ以上の分子マーカーを任意に使用して、shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を、ステップ(b)の所望の遺伝的背景を有するトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込むステップ、
(d)ステップ(b)の遺伝的背景上に組み込まれたshrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに有するステップ(c)のトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を選択するステップであって、前記トウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統は、Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むことを特徴とするステップ、
(e) shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含むトウモロコシの雄性植物系統と、ステップ(d)で選択された前記トウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統とを交雑するステップであって、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2を有するトウモロコシを作製することを特徴とするステップ、
(f)前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または両方の前記ステップ(d)および前記ステップ(e)のトウモロコシから生じる種子または穀粒の、なめらかさ、ふくらみ、または相対的重量、またはこれらの組み合わせを含む特徴について、物理的外観を調べる任意のステップ、
(g)前記ステップ(d)、前記ステップ(e)または両方のステップ(d)およびステップ(e)のトウモロコシから生じる種子または穀粒について、暖温、低温、または暖温および低温、研究室、フィールド、または研究室およびフィールドでの発芽を一回以上行い、前記種子または前記穀粒が、一つ以上の所望の消費者特性又は生産者特性またはその組合せを有することを検証する任意のステップ、および
(h)前記ステップ(d)、前記ステップ(e)、または前記ステップ(d)および前記ステップ(e)の両方のトウモロコシ植物から生じる種子または穀粒から栽培された、トウモロコシ植物または植物部位、またはこれらの組み合わせについて、一つ以上の官能味覚試験、官能果皮柔軟性試験、その他の官能試験を行い、前記植物または植物部位についての味、果皮柔軟性を判定する任意のステップ、
からなり、
前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子は、
従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された成長力、および
従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力を有することを特徴とする方法。 - sugary 1(su1)およびsugary enhancer-1(se1)の一方または両方の遺伝子座に一つ以上の追加的なホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成を有し、shrunken-2 (sh2)の遺伝子座にsh2 sh2-i遺伝子構成を有する遺伝的背景にshrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子を含んでいるゲノムを含むハイブリッドウモロコシであって、該ハイブリッドトウモロコシは、従来の変異shrunken-2 (sh2)トウモロコシと比較すると強化された生長力、および、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシと比較すると強化された最も食用に適した段階の一定期間にわたって糖質を保持する能力を付与されたことを特徴とし、
Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i、 または se1se1 sh2-i sh2-i,の胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を用い、かつ、
shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含み、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2であるトウモロコシの雄性親植物系統とを用いて、作製されるハイブリッドトウモロコシ。 - 前記他の変異対立遺伝子が変異胚乳対立遺伝子である、請求項45に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記他の変異胚乳対立遺伝子が、sugary-1 (su1)、sugary enhancer-1 (se1) またはshrunken-2 (sh2) 変異対立遺伝子またはこれらの組合せである、請求項46に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記遺伝的背景は、su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Se1Se1 su1su1, Se1Se1 su1su1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはse1se1 sh2sh2のいずれかを含む遺伝的背景である、請求項47に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ植物のゲノムは、Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの、胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むことを特徴とする請求項45に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシは、胚乳対立遺伝子の組合せSe1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iをそのゲノム中に有する、請求項49に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシは、胚乳対立遺伝子の組合せSe1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iをそのゲノム中に有する、請求項50に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシのゲノムは、sugary-1 (su1) 遺伝座またはsugary enhancer-1 (se1)遺伝座のいずれか一つの遺伝座のみに追加のホモ接合劣性変異性対立遺伝子を有する、請求項45に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシはZea mays, var. rugosaに分類される、請求項45に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシが従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシと比較すると強化された、最も食用に適した段階直後の1〜7日間、1〜14日間又は7〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項45に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシが従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシと比較すると強化された、最も食用に適した段階直後の1〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項54に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシが従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシと比較すると強化された、最も食用に適した段階直後の1〜7日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項54に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 前記ハイブリッドトウモロコシが従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシと比較すると強化された、最も食用に適した段階直後の7〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項54に記載のハイブリッドトウモロコシ。
- 従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシと比較して強化された生長力を有し、且つ、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシと比較すると強化されている、その最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を有する、請求項1の方法によって作製されるハイブリッドトウモロコシ。
- 従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシと比較して強化された生長力を有し、且つ、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシと比較すると強化されている、その最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を有する、請求項11の方法によって作製されるハイブリッドトウモロコシ。
- sugary 1 (su1)およびsugary enhancer-1(se1)の一方または両方の遺伝子座に一つ以上の追加的なホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成を有し、shrunken-2 (sh2)の遺伝子座にsh2 sh2-i対立遺伝子構成を有する遺伝的背景に組み込まれた、shrunken-2i(sh2-i)変異対立遺伝子を含んでいるゲノムを含むトウモロコシの種子であって、該トウモロコシは、従来の変異shrunken-2トウモロコシの種子と比較すると強化された生長力、および、従来の変異sugary-1またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ種子と比較すると強化された最も食用に適した段階の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を付与されたことを特徴とし、
Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-i,の胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むトウモロコシの雌性転換準同質遺伝子植物系統を用い、かつ、
shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含み、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2であるトウモロコシの雄性親植物系統とを用いて、作製されるハイブリッドトウモロコシ種子。 - 前記他の変異対立遺伝子が変異胚乳対立遺伝子である、請求項60に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記他の変異胚乳対立遺伝子が、sugary-1 (su1)、sugary enhancer-1 (se1) またはshrunken-2 (sh2) 変異胚乳対立遺伝子またはその組合せである、請求項61に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記遺伝的背景が、su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Se1Se1 su1su1, Se1Se1 su1su1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはse1se1 sh2sh2のいずれかを含む遺伝的背景である請求項62に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子のゲノムが、Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i, Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i, su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i, su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iをそのゲノムに含む、請求項60に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子が、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i, su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i, su1su1 sh2-i sh2-iまたは se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含む。請求項64に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子が、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i, su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含む、請求項65に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子のゲノムが、sugary-1 (su1) 遺伝座またはsugary enhancer-1 (se1)遺伝座のいずれか一つの遺伝座のみに追加のホモ接合劣性変異性対立遺伝子を有する、請求項60に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子がZea mays.,var.rugosa.に分類される、請求項60に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子が従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)ハイブリッドトウモロコシ種子と比較して強化された、最も食用に適した段階直後の1〜7日間、1〜14日間又は7〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項60に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子が最も食用に適した段階直後の1〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項69に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子が最も食用に適した段階直後の1〜7日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項69に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ種子が最も食用に適した段階直後の7〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項69に記載のハイブリッドトウモロコシ種子。
- 従来の変異shrunken-2(sh2)ハイブリッドトウモロコシ種子と比較して強化された生長力を有し、且つ、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ種子と比較すると強化されている、その最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を有する、請求項1の方法によって作製されるハイブリッドトウモロコシ種子。
- 従来の変異shrunken-2(sh2)トウモロコシ種子と比較して強化された生長力を有し、且つ、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ種子と比較すると強化されている、その最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を有する、請求項11の方法によって作製されるトウモロコシ種子。
- sugary 1 (su1)およびsugary enhancer-1(se1)の一方または両方の遺伝子座に一つ以上の追加的なホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成を有し、shrunken-2 (sh2)の遺伝子座にsh2 sh2-i対立遺伝子構成を有する遺伝的背景に組み込まれた、shrunken-2i変異(sh2-i)対立遺伝子を含んでいるゲノムを含むハイブリッドトウモロコシ材料であって、該ハイブリッドトウモロコシ材料は、従来の変異shrunken-2(sh2)トウモロコシと比較すると強化された生長力、および、従来の変異sugary-1(su1)トウモロコシと比較すると強化された最も食用に適した段階の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を付与されたことを特徴とし、
Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i またはse1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むトウモロコシの雌性親植物系統を用い、かつ、
shrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含み、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2であるトウモロコシの雄性親植物系統とを用いて、作製されるハイブリッドトウモロコシ材料。 - 従来の変異shrunken-2(sh2)トウモロコシ材料と比較して強化された生長力を有し、且つ、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ材料と比較すると強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を有する、請求項1の方法によって作製される、ハイブリッドトウモロコシ材料。
- 従来の変異shrunken-2(sh2)トウモロコシ種子と比較して強化された生長力を有し、且つ、従来の変異sugary-1(su1)トウモロコシ種子と比較して強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力及び成長力を有する、請求項11の方法によって作製される、ハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記他の変異対立遺伝子が変異胚乳対立遺伝子である、請求項75に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記他の変異胚乳対立遺伝子がsugary-1 (su1)、sugary enhancer-1 (se1) またはshrunken-2 (sh2) 変異胚乳対立遺伝子またはその組合せである、請求項78に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記遺伝的背景が、su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Se1Se1 su1su1, Se1Se1 su1su1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはse1se1 sh2sh2のいずれかを含む遺伝的背景である、請求項79に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ゲノムがSu1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i, Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i, su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i, su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含む、請求項80に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料がSe1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i, su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i, su1su1 sh2-i sh2-iまたは se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含む、請求項81に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料がSe1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i, su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含む、請求項82に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料のゲノムは、sugary-1 (su1) 遺伝座またはsugary enhancer-1 (se1)遺伝座のいずれか一つの遺伝座のみに追加のホモ接合劣性変異性対立遺伝子を有する、請求項75に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料がZea mays.,var.rugosa.に分類される、請求項75に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料が、従来の変異sugary-1 (su1) またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ材料と比較して強化された、最も食用に適した段階直後の1〜7日間、1〜14日間又は7〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項75に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料が、最も食用に適した段階直後の1〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項86に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料が、最も食用に適した段階直後の1〜7日間わたって糖質を保持する能力を有する、請求項86に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ材料が、最も食用に適した段階直後の7〜14日間にわたって糖質を保持する能力を有する、請求項86に記載のハイブリッドトウモロコシ材料。
- Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子の組合せをそのゲノムに含むトウモロコシの雌性親植物系統としての、shrunken2-i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子の劣性ホモ接合であり、かつsulおよび/またはsel突然変異胚乳対立遺伝子の一つまたは双方の劣性ホモ接合でもある、トウモロコシのインブレッド植物系統を、
トウモロコシの雄性親植物系統であって、ゲノムにshrunken-2i(sh2-i)変異胚乳対立遺伝子を含まず、ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成をゲノムに含み、前記ダブルホモ接合劣性胚乳対立遺伝子構成は、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 Se1Se1 sh2sh2、su1su1 sh2sh2 または se1se1 sh2sh2であるトウモロコシの雄性親植物系統と交雑するステップを含む、高い即ち強化された食感品質を有するハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子を生じさせることができ、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子は、従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して、強化された、最も食用に適した段階後の一定期間にわたって糖質を保持する能力を有することを特徴とする、ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子を作製する方法。 - 前記トウモロコシの雌性親系統がsu1su1 se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子構造を含み、前記トウモロコシの雄性親系統がse1se1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2の胚乳対立遺伝子構造を含む、請求項90に記載の方法。
- 一つ以上の分子マーカーが、shrunken-2i (sh2-i)変異胚乳対立遺伝子をトウモロコシの雌性準同質遺伝子植物系統のゲノムに組み込むために使用される、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統がホモ接合劣性のsugary-1(su1)変異胚乳対立遺伝子を含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統がホモ接合劣性のsugary enhancer-1(se1)変異胚乳対立遺伝子を含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統がホモ接合劣性のshrunken-2(sh2)変異胚乳対立遺伝子を含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統が、su1su1 se1se1 sh2sh2、su1su1 se1se1、Su1Su1 se1se1 sh2sh2、Su1Su1 se1se1、Se1Se1 su1su1, Se1Se1 su1su1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2またはse1se1 sh2sh2のいずれかを含む遺伝的背景をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親が Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i、Se1Se1 su1su1 sh2-i sh2-i、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-i、su1su1 sh2-i sh2-i、またはse1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項96に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統がsu1su1 se1se1の遺伝的背景をゲノムに含む、請求項96に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統が、su1su1 se1se1 sh2sh2の遺伝的背景をゲノムに含む、請求項96に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統が、su1su1 se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項98に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雌性親系統が、su1su1 sh2-i sh2-i または se1se1 sh2-i sh2-iの胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、Su1Su1 se1se1 sh2-i sh2-i胚乳対立遺伝子をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、sugary-1(su1)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、se1se1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2, または su1su1 Se1Se1 sh2sh2の胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、se1se1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2,または su1su1 Se1Se1 sh2sh2の対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項96に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、se1se1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2 または su1su1 Se1Se1 sh2sh2の対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項97に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、se1se1 sh2sh2, su1su1 sh2sh2 またはsu1su1 Se1Se1 sh2sh2の胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項101に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、se1se1 sh2sh2 または su1su1 sh2sh2の胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項104に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、se1se1 sh2sh2 または su1su1 sh2sh2の胚乳対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項105に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、sugary enhancer-1(se1)変異胚乳対立遺伝子をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記トウモロコシの雄性親系統が、su1su1 sh2sh2 または su1su1 Se1Se1 sh2sh2の対立遺伝子構造をゲノムに含む、請求項90に記載の方法。
- 前記方法が、変異胚乳対立遺伝子を含むトウモロコシを特定するための分子マーカーの使用を含む、請求項90に記載の方法。
- 分子マーカーが使用されない、請求項90に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、スイートコーン、スイートコーン材料またはスイートコーンの種子である、請求項90に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、スイートコーン、スイートコーン材料またはスイートコーンの種子である、請求項105に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子がZea mays, var. rugosaに分類される、請求項90に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子がZea mays, var. rugosaに分類される、請求項105に記載の方法。
- 従来の変異sugary-1(su1)またはshrunken-2i(sh2-i)トウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較すると、前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、最も食用に適した段階直後の1〜7日間、1〜14日間又は7〜14日間にわたって糖質を保持する強化された能力を有する、請求項90に記載の方法。
- 前記ハイブリッドトウモロコシ、トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子が、従来の変異shrunken-2 (sh2) トウモロコシ、トウモロコシ材料またはトウモロコシの種子と比較して強化された生長力を有する、請求項90に記載の方法。
- 請求項1〜37,39〜42,44,90,92〜94,98,100〜103,104,106,108〜110,112〜114,116,118〜119のいずれか一項に記載の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ。
- 請求項1〜37,39〜42,44,90,92〜94,98,100〜103,104,106,108〜110,112〜114,116,118〜119のいずれか一項に記載の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ部位。
- 請求項1〜37,39〜42,44,90,92〜94,98,100〜103,104,106,108〜110,112〜114,116,118〜119のいずれか一項に記載の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシの種子。
- 請求項91の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ。
- 請求項91の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ部位。
- 請求項91の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシの種子。
- 請求項90の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ。
- 請求項90の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ部位。
- 請求項90の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシの種子。
- 請求項111の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ。
- 請求項111の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシ部位。
- 請求項111の方法によって作製されたハイブリッドトウモロコシの種子。
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