JP5748168B2 - 自己貼着性積層体フィルム - Google Patents
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Description
(1)視認性確保のため積層体フィルムの透明性が高いこと。(2)一般に基材フィルムとして汎用して用いられるポリエステルフィルムやポリカーボネートフィルム等の基材フィルムと架橋後のシリコーン層は接着し難いので、基材フィルムとシリコーン層が強固に接着されていること。(3)シリコーン層の性状としては、ゴムのような柔軟性を持っていて被着体への貼着時に被着体の表面に追従して、被着体に対するシリコーン層の密着面方向の剪断力を確保することが求められ、このためには、シリコーン層の厚みが少なくとも10μm以上であること。そして、その状態で被着体への貼着時に該シリコーン層と被着体の界面において気泡跡を発生し難くするために、該シリコーン層表面が極めて平滑であること。(4)被着体への該積層体フィルムの貼着後、該積層体フィルムを剥離する際に、経時により被着体面とシリコーンゴム層面の密着力が上昇せずスムーズに剥離できかつ被着体上にシリコーン残りが発生しないこと。等の機能が発現されていることが要求される。
しかしながら、この方法は、電子線照射装置という非常に高価な装置が必要となり、更に真空系が必要になるため、積層体のロールtoロール処理が難しく、経済的にもコスト高となる。
この方法は、シリコーン樹脂の硬化反応に際して、低温短時間で深部まで架橋し、透明で耐熱性、圧縮永久歪み特性に優れかつ低粘度で液状タイプである、白金触媒等のもと、ビニル基を有するポリオルガノシロキサンと架橋剤としてSiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとのヒドロキシル反応により熱架橋する付加型液状シリコーン樹脂の使用が可能であり、自己接着性シリコーンゴムや電子線架橋による目付け加工を使用せずにシリコーン層と基材フィルムとの接着力を上げることが出来る点で優れている。
該塗布ムラは前記付加型液状シリコーン樹脂自体および必要に応じて粘度調整剤として用いるトルエン等の溶剤が帯電され易いことによるものであることを見出した。
しかしながら、前記付加型シリコーン樹脂は、架橋反応に際して触媒毒の影響を受けやすいという欠点があり、前記付加型シリコーン樹脂や前記アンカー層中に、通常の4級塩よりなる界面活性剤などの帯電防止剤や有機伝導性のポリチオフェンなどを含有させることが難しい。また、該自己貼着性積層体フィルムは高い透明性を要求される場合が多いので、カーボン系等の帯電防止剤を用いることも好ましくない。このような中、本発明者等は、上記課題を解決する手段として以下の発明を見出した。
第2発明は、前記ポリエステル系樹脂がアクリル変性ポリエステル系樹脂であることを特徴とする第1発明記載の自己貼着性積層体フィルムである。
第3発明は、前記解離性層状ケイ酸塩が、スメクタイト系粘度鉱物、膨潤性マイカから選ばれた1種以上であること特徴とする第1発明および第2発明記載の自己貼着性積層体フィルムである。
第4発明は、前記スメクタイト系粘度鉱物が、下記一般式することを特徴とする第3発明記載の自己貼着性積層体フィルムである。
[Si8(MgaLib)O20OHcF4−c]−XNa+X
(0<a≦6、0<b≦6、4<a+b<8、0≦c<4、X=12−2a−b、ここでa、b、cおよびXはそれぞれ上記の関係を満たす整数を表す。)
第5発明は被着体に貼着される前記シリコーンゴム層表面の平均表面粗度Raが0.12μm以下の平滑面に形成されていることを特徴とする第1発明〜第4発明記載の自己貼着性積層体フィルムである。
またアンカー層が、酸価7〜100mgKOH/gの水分散性あるいは水溶性ポリエステル系樹脂100重量部に対して解離性層状ケイ酸塩30〜200重量部含有する水性塗液を塗工することにより設けられている層であるため、貼られた場所が室内外を問わず、経時後であっても基材フィルムとシリコーン層との接着力が強く、該自己貼着性積層体フィルムを被着体から剥がしてもシリコーンゴム層のみが被着体に残るという問題が発生しない。また貼着後の被着体表面、特にガラス面とシリコーンオリゴマーとの反応による密着力の上昇を防ぐことができる。
さらに、アンカー層は特定の酸価を有するポリエステル系樹脂と解離性層状ケイ酸塩からなる水性塗液であるので、塗液の分散安定性に優れ、かつ透明性を維持した上で帯電防止機能が極めて高く、帯電の影響を受けやすい付加反応型シリコーン樹脂塗液を厚膜の状態で塗布しても塗布ムラが発生せず表面平滑な膜が得られる。これにより、被着体への貼着時に該シリコーン層と被着体の界面において気泡跡が発生し難い自己貼着性積層体フィルムを提供することができる。また、ビニル基とSiH基とのヒドロキシル反応により熱架橋する付加反応型シリコーン樹脂の場合には、アンカー層の素材により、硬化阻害を受けやすい傾向があるが、本発明のアンカー層中の解離性層状ケイ酸塩はそのようなことが無い。
以下に本発明の自己貼着性積層体フィルムを構成する順に説明する。
本発明で使用する基材フィルムは、各種のプラスチックからなるフィルムであれば、特に限定されない。例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、フッ素樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリイミド、ポリアミドイミド、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等よりなるフィルムが例示されるが、これらに限定されるものではない。シリコーンゴムの熱架橋時の取り扱性、コストの面からポリエステルフィルムやポリカーボネートフィルムが特に好ましい。基材の厚みは、用途に応じて適宜選択すればよいが、通常4〜400μmの範囲のものを用いる。
本発明に係るアンカー層は、2つの目的を有し、第1の目的は、基材フィルムとシリコーン層と接着力の向上および被着体への該積層体フィルムの貼着後該積層体フィルムを剥離する際に、経時により被着体面とシリコーン層面の密着力が上昇せずスムーズに剥離できかつ被着体上にシリコーン残りが発生しないことであり、第2の目的は、第1の目的を達成しつつ、被着体への貼着時に該シリコーン層と被着体の界面において気泡跡を発生し難くするために、前記シリコーン層塗工面を極めて平滑にすることである。
第2の目的は、前記酸価7〜100mgKOH/gポリマーの範囲にあるポリエステル系樹脂を水分散性あるいは水溶性の水性塗液として使用し、該樹脂100重量部に対して解離性層状ケイ酸塩を30〜200重量部含有する水性塗液を塗工することにより設けられている層により達成される。前記酸価のポリエステル系樹脂を水分散性あるいは水溶性の水性塗液として使用することにより、前記解離性層状ケイ酸塩を高濃度均一に安定に分散することが可能となり、また優れた帯電防止機能を発現できると同時に透明でかつシリコーンの硬化に際して硬化阻害のないアンカー層が実現可能となる。特に水分散型が好ましい。
本発明において使用される酸価10〜100mgKOH/gポリマーの範囲にあるポリエステル系樹脂は、常法により、例えば多価カルボン酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分とのエステル化反応から作られたポリエステル系樹脂である。
また、該酸価が7〜100mgKOH/gポリマーのポリエステル系樹脂は、水酸基が導入されていてもよい。水酸基が導入されていると、架橋反応剤等を樹脂中に添加することによりアンカー層の改質がしやすくなる。また、樹脂のガラス転移温度は0〜75℃であることが好ましい。ガラス転移温度が0℃未満の場合は皮膜がブロッキングし易くかつ皮膜強度が得られ難く、ガラス転移点が75℃を超えると基材フィルムとの密着性が落ちる場合がある。尚、該樹脂の平均分子量は1,000〜50,000であることが好ましい。
一方、解離性層状ケイ酸塩は、コスト的に安価であり、前記酸価7〜100mgKOH/gポリマーのポリエステル系樹脂の水性液中に高濃度で安定に分散でき、付加反応型シリコーン樹脂の硬化に際して、触媒毒とならず硬化阻害を犯さない。かつ透明性を維持した上で帯電防止機能が極めて高く、帯電の影響を受けやすいシリコーン樹脂塗液を厚膜の状態で塗布しても塗布ムラが発生せず表面平滑なシリコーン層膜が得られる。
本発明に使用される解離性層状ケイ酸塩としては、水等の極性溶媒で膨潤する特性を有する親水性のスメクタイト系粘度鉱物、膨潤性マイカ、バーミキュライトから選ばれた1種以上である。スメクタイト系粘度鉱物としては、下記一般式を有するスメクタイト系粘度鉱物が、
[Si8(MgaLib)O20OHcF4−c]−xNa+x
(0<a≦6、0<b≦6、4<a+b<8、0≦c<4、X=12−2a−b、ここでa、b、cおよびXはそれぞれ上記の関係を満たす整数を表す。)
膨潤性マイカとしては、例えばNa型テトラシリシックフッ素マイカ、Li型テトラシリシックフッ素マイカ、Na型フッ素テニオライト、Li型フッ素テニオライト等が挙げられる。
バーミキュライトとしては、一般式:(Mg,Fe,Al)2〜3(Si4-xAlx)O10(OH)2・(M+,M2+ 1/2)x・nH2O(式中、MはNa及びMg等のアルカリまたはアルカリ土類金属の交換性陽イオン、x=0.6〜0.9、n=3.5〜5である)があげられる。
また前記平均一次粒子径が500nmを超えると、前記アンカー層の透明性のみならず、前記ポリエステル樹脂水性溶液中において均一な分散性が低下し、結果として帯電防止機能が低下する。
また前記のごとく、帯電防止性はアンカー層中の解離性層状ケイ酸塩の濃度が高いほどその効果を発揮する。被着体への貼着時に該シリコーン層と被着体の界面において気泡跡を発生し難くするために、前記シリコーン層塗工面を確実に極めて平滑にするためには、アンカー層の表面抵抗は23℃、60%RHの環境下で、5.0×1012Ω/□以下にする必要がある。このためには解離性層状ケイ酸塩の添加量は前記ポリエステル樹脂100重量部に対して30〜200重量部が好ましい。前記範囲未満であると、10μm以上の前記シリコーン樹脂を塗布し熱架橋させたシリコーン層の表面平滑性が平均表面粗度Raが0.12μm以下の平滑面が達成し難く、また前記範囲以上であると、コスト的に無駄であると同時に、アンカー層塗膜の柔軟性が欠けると共に塗液の安定性が欠けてくる。
本発明のシリコーン層に用いるシリコーンの性状としては、透明性が高く、ゴムのような柔軟性を持っていて被着体の表面に対しても、シリコーン層の面が被着体表面に沿うことがもとめられる。さらに剥離の際には、小さい剥離力で、容易に剥離できることが求められる。また、少なくとも厚み10μm以上で、目付け加工の方法を用いることなく、塗布及び加熱処理だけで架橋シリコーンゴム層を設けるためには、シリコーンとしては、シリコーン樹脂の硬化反応に際して、150℃以下の低温短時間で深部まで架橋し、透明で耐熱性、圧縮永久歪み特性に優れかつ低粘度で液状タイプである、白金触媒等のもと、ビニル基を有するポリオルガノシロキサンと架橋剤としてSiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとのヒドロキシル反応により熱架橋する付加型液状シリコーン樹脂の使用が好ましい。
そして、例えば前記表示画面の保護フィルムやウインドウ用保護フィルムとして自己貼着性積層体フィルムを使用する場合、シリコーン層の膜厚は、被着体に対するシリコーンゴム層の密着面方向の剪断力を確保するために少なくとも10μm以上、通常は20〜50μmが必要となる。またシール材やクッション材として使用する場合には、場合により数100μmの膜厚が要求される場合がある。10μm以下であると被着体に対する機能性フィルムの密着面方向の剪断力が確保できず、特に長期貼りつけ時には、自己貼着性積層体フィルムが被着体から剥がれ易い。
はできるだけ平滑であることが必要である。表面の凹凸が大きいとシリコーンゴム層が凹凸に追重することが難しくなり、密着することができなくなる。
多価カルボン酸成分としてテレフタル酸(TPA)36.0モル部、アジピン酸(ADA)4.0モル部、多価アルコール成分としてエチレングリコール(EG)36.0モル部、ネオペンチルグリコ−ル(NPG)11.5モル部、ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体6.0モル部を原料成分として反応容器に仕込み、窒素雰囲気下、圧力0.3MPaG、温度260℃で、3.5時間エステル化反応を行った。得られたエステル化物に、三酸化アンチモンを2.5×10−4モル/多価カルボン酸成分1モル添加し、0・5hPaに減圧し、280℃で3時間重縮合反応を行いポリエステル樹脂を得た。次いで、解重合剤として、無水トリメリット酸(TMA)5.5モル部、イソフタル酸(IPA)1.0モル部を添加し、常圧下、250℃で2時間解重合剤を行い、
テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/無水トリメリット酸(TMA)/イソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=36.0/4/5.5/1.0/36.0/11.5/6.0(モル比)のポリエステル樹脂を得た。
上記のポリエステル樹脂をその酸価と当量のアンモニア水及びブチルセロソルブ5%を含む水に溶解して、ポリエステル樹脂20%濃度の水溶液を調製し、回転速度7,000rpmで撹拌した。次いで、撹拌機のジャケットに熱水を通して加熱し、系内温度を73〜75℃に保って、60分間撹拌した。その後、ジャケット内に冷水を流し、撹拌翼の回転速度を5,000rpmに下げて撹拌しつつ、室温(約25℃)まで冷却し、ポリエステル樹脂水性液を得た。
該ポリエステル樹脂の酸価は100mgKOH/gであった。
製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/無水トリメリット酸(TMA)/イソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=34.5/6.0/2.0/2.0/29.5/18.5/7.5(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は49mgKOH/gであった。
製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/無水トリメリット酸(TMA)/イソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=36.5/4.0/0.2/2.3/36.5/14.5/6.0(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は17mgKOH/gであった。
製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/無水トリメリット酸(TMA)/イソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=36.0/4.5/0.1/2.4/36.0/15.0/6.0(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は12mgKOH/gであった。
解重合剤として、イソフタル酸2.5モル部を用いる以外は製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/イソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=36.0/4.5/2.5/36.0/15.0/6.0(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は7.5mgKOH/gであった。
解重合剤として、イソフタル酸1.0モル部、5−ソジオスルフホイソフタル酸3.5モル部を用いる以外は製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/イソフタル酸(IPA)/5−ソジオスルフホイソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=35.0/4.5/1.0/3.5/35.0/15.0/6.0(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は5mgKOH/gであった。
解重合剤として、5−ソジオスルフホイソフタル酸7.0モル部を用いる以外は製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/アジピン酸(ADA)/5−ソジオスルフホイソフタル酸(IPA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)/ビスフェノールA・エチレンオキシド付加体=37.0/4.0/7.0/37.0/15.0/0(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は3mgKOH/gであった。
解重合剤として、無水トリメリット酸1.1モル部およびをネオペンチルグリコ−ル3.8モル部用いる以外は製造例1と同様にして、テレフタル酸(TPA)/イソフタル酸(IPA)/無水トリメリット酸(TMA)/エチレングリコール(EG)/ネオペンチルグリコ−ル(NPG)=31/13.3/1.1/37/16.6(モル比)のポリエステル樹脂水性液を得た。固形分10重量%の水性溶液90重量部に重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.1重量部を溶解し、さらにメタクリル酸メチル7重量部、メタクリル酸エチル1重量部、メタクリル酸グリシジル2重量部を添加し窒素パージした後70〜80℃で3時間重合反応を行い固形分濃度20重量%のアクリル変性ポリエステル水性液を得た。該ポリエステル樹脂の酸価は16mgKOH/gであった。
プラズマ処理された厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、下記ハードコート塗工液をグラビアコーターで塗工後,80℃で乾燥した後、積算光量500mj/cm2の紫外線を照射して硬化させ、厚み3μmのハードコート層を形成した。
<ハードコート塗工液>
ペンタエリスリトールテトラアクリレート(アクリルモノマー) 29重量部
ダロキュア1173(光開始剤、チバスペシャリティケミカル社製)1重量部
メチルエチルケトン 70重量部
両末端のみビニル基を有する直鎖状ポリオルガノシロキサン 100重量部
(無溶剤型)(商品名X−62−1347,信越化学工業(株)製)
白金触媒(商品名CAT−PL−56,信越化学工業(株)製) 2重量部
実施例1において、アンカー層として、帯電防止剤を含まずポリエステル樹脂P4のみよりなる0.3μm膜厚のアンカー層を作製し、比較例1とした。
を用いて比較例5、6とした。
<アンカー層塗工液の安定性>
各実施例、比較例のアンカー層塗工液をスクリュー管にいれ、10分間静置した後、各塗工液の状態を下記の基準で目視にて評価した。また調整後2週間経過した各塗工液を上記と同様に評価した。
○: 均一に分散されている。
△: 一部ゲル化が観られ、流動性が低下している。
×: ゲルが発生しており、塗工に適さない状態である。
各実施例、比較例においてアンカー層までを形成したフィルムを適宜の大きさにカットしたサンプルを準備する。これらのサンプルを、JIS K 6911に準拠し、2重リングプローブ法にて測定した。 測定機器として、(株)三菱アナリテック製、型番:ハイレスターIPを用いた。
各実施例、比較例においてシリコーン層塗工後のサンプルのシリコーン層の塗工部の表面状態を下記の基準で目視にて評価した。
○:塗工面が均一で、凹凸が見られない。
△:一部に帯電ムラに起因する塗工ムラや塗工面の凹凸が見られる。
×:塗工ムラや塗工面の凹凸が多数見られる。
シリコーン層塗工後の平均表面粗さRaは、JIS B0633に準じ、(株)小坂研究所製の触針式表面粗さ計(サーフコーダーSE3500)を用いて測定を行った。測定は4回行い、その平均値で表した。
各実施例、比較例においてシリコーン層まで塗工したフィルムを適宜の大きさにカットしたサンプルのシリコーン層面を透明ガラスに貼着する。このガラス面に対して、カーボンアークを照射。カーボンアーク100時間照射の耐光試験後のガラスに貼着したカットサンプルを用意した。次に、カットサンプルのエッジ部を指で擦りシリコーン層の剥がれ度合いを下記の基準で評価した。
○: 全く剥がれが生じない。
△: 基材から部分的に剥がれる。
×: 完全に剥がれる。
上記と同じく耐光試験後のガラスに貼着したカットサンプルを用意した。次に、該カットサンプルのポリエチレンテレフタレートフィルムを180°ピールにより剥がした。
ガラスに対するシリコーン層の剥離度合いを下記の基準で評価した。
○: ガラスからシリコーン層が全てきれいに剥離された。
△: 部分的にシリコーン層の凝集破壊によるガラスへの移行が発生した。
×: 貼着部全面でシリコーン層の凝集破壊によるガラスへの移行が発生した。
各実施例、比較例においてシリコーン層まで塗工したフィルムを適宜の大きさにカットしたサンプルを準備し、全光線透過率に関しては、JIS K 7136に準拠し、測定機器として(株)日本電色工業社製ヘイズメーターNDH−2000を用いて測定した。
Claims (5)
- 基材フィルムの少なくとも片面にアンカー層、更に少なくとも10μm以上のシリコーン層を積層した自己貼着性積層体フィルムにおいて、前記シリコーン層がビニル基とSiH基とのヒドロキシル反応により熱架橋する付加反応型シリコーン樹脂を塗布、熱架橋したシリコーン層からなり、前記アンカー層が酸価7〜100mgKOH/gポリマーの範囲にあるポリエステル系樹脂100重量部に対して解離性層状ケイ酸塩30〜200重量部含有する水性塗液を塗工することにより設けられている層よりなることを特徴とする自己貼着性積層体フィルム。
- 前記ポリエステル系樹脂がアクリル変性ポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の自己貼着性積層体フィルム。
- 前記解離性層状ケイ酸塩が、スメクタイト系粘度鉱物、膨潤性マイカ、バーミキュライトから選ばれた1種以上であること特徴とする請求項1および請求項2記載の自己貼着性積層体フィルム。
- 前記スメクタイト系粘度鉱物が、下記一般式有することを特徴とする請求項3記載の自己貼着性積層体フィルム。
[Si8(MgaLib)O20OHcF4−c]−xNa+x
(0<a≦6、0<b≦6、4<a+b<8、0≦c<4、X=12−2a−b、ここでa、b、cおよびXはそれぞれ上記の関係を満たす整数を表す。) - 被着体に貼着される前記シリコーンゴム層表面の平均表面粗度Raが0.12μm以下の平滑面に形成されていることを特徴とする請求項1〜4記載の自己貼着性積層体フィルム。
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