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JP5639853B2 - 低圧鋳造装置及び低圧鋳造方法 - Google Patents

低圧鋳造装置及び低圧鋳造方法 Download PDF

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Description

本発明は、加圧室内の溶湯をストークを介して上昇させて金型へと充填する低圧鋳造装置及び低圧鋳造方法に関する。
一般に、加圧炉の上部に設置された金型と、加圧室内から金型へ連通するストークとを備え、加圧室内に貯留されたアルミニウム等の溶湯を加圧し、ストークから金型内へと充填する低圧鋳造装置が用いられている。このような低圧鋳造装置では、ストーク内で生じた酸化物が、次の鋳造工程時に金型内へと巻き込まれ、強度低下や亀裂起点等の鋳造欠陥を惹起する可能性がある。
そこで、ストーク内で発生した酸化物が金型内に巻き込まれることを防止するため、例えば、特許文献1には、加圧室内と金型内とを連通するストークの途中に、開閉弁を備える排出管を設けた低圧鋳造装置が提案されている。この装置は、排出管の開閉弁を開いた状態で加圧室内を加圧することにより、ストーク内を上昇する溶湯上面の酸化物を排出管から外部に排出し、その後、開閉弁を閉じることにより、酸化物が除去された溶湯を金型内へと充填し、所望の成形品を得るものである。
特開昭62−289360号公報
上記特許文献1記載の装置は、酸化物と共に溶湯を排出管から外部へと排出する構成である。このため、酸化物を含まない清浄な溶湯までもが外部に排出され、歩留まりが低い。
さらに、該装置において、排出管は、加圧室外でストークに接続され、溶湯内には浸漬されていない。従って、排出管内で溶湯が冷やされて凝固堆積することから、排出管を頻繁に交換する必要があると共に、凝固を防止するためには、排出管にヒータ等を設置して内部の溶湯を加熱する必要があり、コストがかかる。しかも、金型内にストークを介して溶湯を充填する際には、開閉弁によって排出管を閉じる必要があるが、溶湯の凝固によって開閉弁が固着して作動不良を生じる可能性がある。そうすると、排出管の適切な開閉ができなくなるため、酸化物の金型内への混入や、金型内への溶湯の加圧不足等を生じることになる。
本発明は上記のような従来技術の問題を考慮してなされたものであり、ストーク内で発生する酸化物等の異物が金型内へと取り込まれることを防止することができる低圧鋳造装置及び低圧鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る低圧鋳造装置は、溶湯を貯留する加圧室と、前記加圧室内を減圧する減圧装置と、前記加圧室内の前記溶湯を金型に充填するストークと、一端が前記ストーク内で開口し、他端が前記加圧室内の前記ストーク外で開口する排出管とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、一端がストーク内で開口し、他端が加圧室内のストーク外で開口する排出管を備えることにより、ストークを介して金型内に溶湯を充填して所望の成形品を製造し、該成形品を金型から離型する際又は離型した後に、減圧装置で加圧室内を減圧することで、ストーク内に生じた酸化物等の異物を排出管によってストーク外へと排出することができる。このため、ストーク内で発生した異物が次の鋳造工程で金型内へと取り込まれることが防止され、鋳造不良の発生を防止し、歩留まりを向上させることができる。また、排出管の前記他端が加圧室内で開口しているため、異物以外の清浄な溶湯が加圧室の外部に排出されず、歩留まりが一層向上する。さらに、排出管が加圧室内に設置されることから、該排出管内で溶湯が冷えて凝固することが防止される。しかも、排出管には、開閉弁等の駆動部が不要なため、機械的な作動不良等を生じることがなく、高い信頼性を有する。
前記排出管の前記一端は、前記加圧室内の溶湯に浸漬する位置に設置され、前記他端は、前記加圧室内の溶湯の湯面よりも上方に設置される。そうすると、ストーク内から異物を吸引する前記一端が溶湯内に浸漬配置されているため、異物を一層確実に吸い込むことができ、また、前記他端が湯面よりも上方にあることから、減圧装置に基づく排出管での吸引作用を一層円滑に生じさせることができる。しかも、排出管が溶湯に浸漬されていることにより、排出する溶湯が冷やされて凝固することを一層確実に防止できる。
前記排出管の前記一端が、前記ストークの内側の略中央部に配設されると、ストーク内の湯面付近の異物をより効果的に吸引・除去することができる。
前記排出管の前記一端が、その基端側から先端側に向かって天面側から底面側へと傾斜しながら開口していると、減圧装置の減圧作用下にストーク内を下降する異物を一層円滑に且つ確実に吸引することができる。
前記加圧室内に、前記排出管からの排出物を受け取る容器を設置すると、排出管から排出される排出物である異物を前記容器で受け取ることができ、該異物が加圧室の溶湯内に混入することを防止できる。この場合、前記容器は、網部材で形成されていると、排出管から排出される溶湯及びこれに含まれる異物のうち、該異物のみを捕捉して、清浄な溶湯は加圧室の溶湯内に容易に還流することができる。
本発明に係る低圧鋳造方法は、加圧室内を加圧することでストークを介して溶湯を上昇させ、該溶湯を金型に充填する工程と、前記加圧室内の加圧を停止し、前記金型を型開きする工程と、成形品の離型時又は離型後に、前記加圧室内を減圧する工程と、前記減圧によって前記ストーク内を下降する前記溶湯に含まれる異物を、前記ストーク内で一端が開口する排出管へと流入させ、前記ストーク外で前記加圧室内に開口する前記排出管の他端から排出する工程とを有することを特徴とする。ここで、前記排出管の前記一端は、前記加圧室内の溶湯に浸漬する位置に設置され、前記他端は、前記加圧室内の溶湯の湯面よりも上方に設置される。
このような方法によれば、低圧鋳造において、減圧によってストーク内を下降する溶湯に含まれる異物を、ストーク内で一端が開口する排出管へと流入させ、該排出管の他端から加圧室内のストーク外へと排出する工程を有する。これにより、ストーク内で発生した異物が次の鋳造工程で金型内へと取り込まれることが防止され、鋳造不良の発生を防止し、歩留まりを向上させることができる。
さらに、前記排出管の他端から排出した前記異物を、該他端の開口部付近に設置した容器によって捕捉すると共に、該異物と共に排出された前記溶湯を前記加圧室内へと還流させる工程を有すると、排出管で排出した異物が再びストーク内へと戻されることを確実に防止でき、また、清浄な溶湯が加圧室の溶湯内に還流することで歩留まりが向上する。
本発明によれば、一端がストーク内で開口し、他端が加圧室内のストーク外で開口する排出管を用いることにより、ストーク内に生じた酸化物等の異物を排出管によってストーク外へと排出することができる。このため、ストーク内で発生した異物が次の鋳造工程で金型内へと取り込まれることが防止され、鋳造不良の発生を防止し、歩留まりを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る低圧鋳造装置の断面図である。 図1に示す低圧鋳造装置を用いた低圧鋳造方法の一例を示すフローチャートである。 図1に示す低圧鋳造装置の排出管によってストーク内の異物を排出している状態を示す断面図である。 図4Aは、図1に示す低圧鋳造装置の排出管の吸入口及びその周辺部を示す平面断面図であり、図4Bは、吸入口の配置を変更した構成例を示す排出管の吸入口及びその周辺部を示す平面断面図である。 図5Aは、変形例に係る排出管の要部拡大断面図であり、図5Bは、図5Aに示す排出管の平面断面図である。
以下、本発明に係る低圧鋳造方法について、この方法を実施する低圧鋳造装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る低圧鋳造装置10の断面図である。この低圧鋳造装置10(以下、単に「鋳造装置10」ともいう)は、加圧炉12内部の加圧室14で貯留する溶湯Mを加圧用気体供給口16から導入する加圧用気体の加圧力により、ストーク18を介して金型20のキャビティ20a内へと充填し、所望の鋳造品を成形する装置である。溶湯Mは、例えばアルミニウムやその合金等であり、鋳造品(成形品)は、例えば内燃機関のシリンダヘッド等である。
図1に示すように、鋳造装置10は、内部に加圧室14を有する加圧炉12と、加圧炉12の上面に設置される金型20とを備える。なお、図1は、金型20で所望の鋳造品を鋳造した直後に型開きをした状態での加圧炉12内の状態を示している。
加圧炉12は、上部が蓋22によって閉塞される加圧室14と、蓋22を貫通して鉛直方向に設置されたストーク18と、加圧室14の側壁上部を貫通して設けられた加圧用気体供給口16及び減圧装置24とを備える。加圧室14内には、一端がストーク18内で開口し、他端がストーク18外で開口する排出管26と、排出管26の前記他端から排出される排出物であるストーク18内の異物28を捕捉するトラップ(容器)30とが備えられる。加圧室14は、図示しないヒータによる温度制御により、溶湯Mを所望の温度範囲内で保持することができる。
加圧用気体供給口16は、先端が加圧室14内で開口し、開閉弁32によって開閉可能な管路である。加圧用気体供給口16は、所定の加圧用気体(例えば、脱水空気や不活性ガス)を加圧室14内に供給し、その湯面を加圧して溶湯Mをストーク18内へと上昇させ、金型20内へと充填するための加圧装置である。加圧用気体供給口16には、図示しない圧縮ポンプ等を接続するとよい。
減圧装置24は、先端が加圧室14内で開口し、開閉弁34によって開閉可能な管路であり、加圧室14内の気体を外部に流出させて該加圧室14内を減圧するための装置である。減圧装置24は、例えば、真空ポンプや大気開放用の配管等によって構成される。
蓋22の上面にはダイベース36が固定され、ダイベース36上に金型20が固定されている。つまり、ストーク18は、蓋22及びダイベース36を貫通し、これにより金型20の湯口20bを介してキャビティ20aと加圧室14とを連通する。
ストーク18は、加圧用気体供給口16によって加圧された加圧室14内の溶湯Mを金型20のキャビティ20a内へと導入するための筒状部材であり、下端(下側開口部)18aが加圧室14内で開口し、上端側が湯口20bを介してキャビティ20aに連通している。
排出管26は、ストーク18内で生じる溶湯Mの酸化物や砂中子42の残骸等の異物28を吸入・除去し、該異物28がストーク18から金型20内へと導入されることを防止するためのものである。
本実施形態の場合、排出管26は、一端側の吸入口38がストーク18内で開口し(図4Aも参照)、他端側の排出口40が加圧室14内のストーク18外で開口し、その途中が屈曲して排出口40側が上方に配置される管状部材である。排出管26は、少なくとも金型20からの成形品の離型時又は離型後に加圧室14内を減圧する際、吸入口38を含む大部分が加圧室14(ストーク18)内の溶湯Mに浸漬され、排出口40が加圧室14内の溶湯Mの湯面よりも上方位置(溶湯Mに浸漬されない位置)となるように設置される(図1参照)。
トラップ30は、例えば、金属メッシュ等の網部材を上面が開口した矩形箱状(籠状)に成形した容器であり、網目の大きさ(孔径)は、酸化物等の異物28を確実に捕捉でき、清浄な溶湯Mを円滑に通過させることができる程度に構成するとよい。トラップ30は、加圧室14内の溶湯Mの湯面付近に設置され、少なくとも鉛直方向に起立する各側壁30aの上端が湯面よりも上方に位置するように設置されることが好ましい。そうすると、捕捉した異物28がトラップ30の上部開口から溶湯M内へと流れ出すことを防止し、該異物28をトラップ30内に確実に留めておくことができる。
なお、図1では、トラップ30を加圧室14の内壁に固定・設置した構成例を示しているが、トラップ30の配置は、排出管26の排出口40から排出される異物28を受け止めることができる位置であればよく、例えば、図1中に2点鎖線で示すように排出口40を囲繞するような位置・形状で設置してもよく、また、その形状や寸法は、鋳造装置10や排出管26の仕様や形状等に応じて適宜変更可能であることは勿論である。
次に、以上のように構成される低圧鋳造装置10を用いた低圧鋳造方法の一例について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、加圧室14内に所定量の溶湯Mを貯留した状態で、金型20を型締めすると共に、減圧装置24の開閉弁34を閉じておく。この状態で、加圧用気体供給口16の開閉弁32を開き、加圧室14内に加圧用気体を導入して溶湯Mを加圧することにより、ストーク18内の湯面を押し上げ、湯口20bを介して金型20のキャビティ20a内に溶湯Mを充填する(ステップS1)。この際、キャビティ20a内に充填された溶湯Mが凝固するまではキャビティ20a内の加圧(キュア)状態を維持しておくと(ステップS2)、キャビティ20a内での湯廻り不良等が防止され、所望の品質を持った鋳造品を成形することができる。
キャビティ20a内で溶湯Mが完全に凝固した後は、開閉弁32を閉じて加圧用気体供給口16からの加圧用気体の導入を停止し、金型20を型開きする(ステップS3)。そうすると、ストーク18内の湯面が湯口20b近傍から図1に示す程度の位置まで下がり、この状態では、ストーク18の内壁に付着している酸化物や、金型20内の砂中子42の残骸や、アルミ片等の異物(ノロ)28が、ストーク18内の溶湯Mの湯面付近に集まっている(図1参照)。
そこで、金型20から成形品(製品)を離型する時又離型した後に、開閉弁34を開き、減圧装置24によって加圧室14内を減圧する(ステップS4)。そうすると、図3に示すように、排出管26の排出口40がストーク18外で加圧室14の湯面上方に開口しているため、ストーク18内の異物28が溶湯Mと共に排出管26の吸入口38で吸引され、排出口40から加圧室14内へと排出される(ステップS5)。
具体的には、排出管26は、ストーク18内で溶湯Mに浸漬する位置に吸入口38を有することから、減圧装置24による加圧室14内の減圧によってストーク18内の湯面が下がり、該湯面が吸入口38まで達したときに、空気と共に表面の酸化物等の異物28が排出管26内に吸い込まれる。ここで、排出口40近傍にはトラップ30が設置されているため、排出管26に吸い込まれた異物28を含む溶湯Mは排出口40からトラップ30内へと排出される(図3参照)。その結果、異物28はトラップ30によって捕捉され、溶湯Mはトラップ30の網目を通って加圧室14内に貯留された溶湯M内へと還流される。
図3に示すように、ストーク18内の異物28を含む溶湯Mが排出管26を介してストーク18外に排出された後は、開閉弁34を閉じて減圧装置24による加圧室14の減圧を停止し、ストーク18内の湯面を加圧室14内の湯面位置(図1参照)まで上昇させて次の鋳造工程に備えるとよい(ステップS6)。
以上のようにして1ショット分の鋳造工程が完了した後は、再び、上記のステップS1〜S6に示される各工程を繰り返すことにより、所望の成形品を順次製造することができる。
この場合、本実施形態に係る低圧鋳造装置10では、溶湯Mを貯留する加圧室14内に、一端の吸入口38がストーク18内で開口し、他端の排出口40が加圧室14内のストーク18外で開口する排出管26を備える。
従って、ストーク18を介して金型20内に溶湯Mを充填して所望の成形品を製造し、該成形品を金型20から離型する際又は離型した後に、減圧装置24で加圧室14内を減圧することで、ストーク18内に生じた酸化物等の異物28を溶湯Mと共にストーク18外へと排出することができる。このため、ストーク18内で発生した異物28が次の鋳造工程で金型20のキャビティ20a内へと取り込まれることが防止され、強度不足、起点割れ、湯廻り不良、圧漏れ等の鋳造不良の発生を防止し、歩留まりを向上させることができる。また、ストーク18を上昇して冷えた溶湯Mを排出管26によって加圧室14内へと円滑に還流し、容易に適温まで戻して再利用することができ、湯廻り性がよく、歩留まりも高い。すなわち、排出管26の排出口40が加圧室14内で開口しているため、排出口40からの異物28以外の清浄な溶湯Mが外部に排出されることがなく、歩留まりを一層向上させることができる。
排出管26は、その全体が加圧室14内に配設されているため、内部に残った溶湯Mが冷やされて凝固して管路が詰まることがなく、当該排出管26の交換や、別途ヒータ等の設置が不要であり、製造コスト及びランニングコストが低い。しかも、排出管26は、単純な管状部材で構成でき、開閉弁等の駆動部が不要な構造であることから、機械的な作動不良等を生じることがなく、高い信頼性を有する。
排出管26は、一端側の吸入口38が溶湯Mに浸漬する位置に設置され、他端側の排出口40が溶湯Mの湯面よりも上方に設置される。つまり、ストーク18内から異物28を吸引する吸入口38が溶湯M内に浸漬配置されているため、異物28を一層確実に吸い込むことができる。一方、排出口40が湯面よりも上方にあり、減圧装置24で減圧される湯面上の空気層に位置していることから、排出管26での吸引作用を一層円滑に生じさせることができ、さらに、排出口40から排出される異物28を一層容易にトラップ30へと導入することができる。
鋳造装置10では、排出管26の排出口40付近に、網部材からなるトラップ30を設けたことにより、排出される溶湯Mに含まれる異物28を確実に捕捉し、清浄な溶湯Mを加圧室14内へと容易に還流することができる。これにより、排出管26から排出される異物28が再びストーク18内へと戻されることを確実に防止することができ、しかも清浄な溶湯Mを容易に再利用することができる。なお、トラップ30を省略した場合であっても、ストーク18内の異物28は排出管26によってストーク18外へと排出・分離されるため、この排出された異物28が次の鋳造工程でストーク18内へと巻き込まれることは十分に抑制することができる。
図1及び図4Aに示すように、上記では、排出管26の吸入口38がストーク18の内壁面近傍で開口している構成を例示した。但し、この構成の場合には、図4A中に矢印で示すような流れがストーク18内の湯面で生じ、異物28の形状や量等によっては該異物28を吸い込みきれず、特に、ストーク18の中央部付近に異物28が残留する可能性がある。
そこで、図4Bに示すように、排出管26の吸入口38をストーク18内側の略中央部、つまりストーク18の内円の略中心で開口するように設置するとよい。そうすると、図4B中の矢印に示されるような流れがストーク18内の湯面で生じ、該湯面付近に滞留する異物28をより効果的に吸引・除去することができる。勿論、吸入口38は、ストーク18内で開口していればよく、上記以外の位置に設置してもよいことは言うまでもない。なお、ストーク18内での高さ方向での吸入口38の位置は、減圧作用によってストーク18内を下降する溶湯M中から異物28を吸引することを考慮して、該ストーク18の下端18aに近い位置に設置するとよい。また、加圧室14内に加圧用気体を導入して溶湯Mを加圧することにより、キャビティ20a内に溶湯Mを充填する際、押し下がる加圧室14内の溶湯Mの湯面位置よりも吸入口38の高さ位置を低く設定するのは言うまでもない。充填時の湯面位置が吸入口38の高さ位置よりも低くなると、吸入口38からキャビティ20a内に加圧用気体が導入されてしまい、適切な成形ができなくなるからである。
上記のように、排出管26は、減圧装置24の減圧作用下にストーク18内を下降する異物28を溶湯Mと共に吸引する装置である。そこで、図5A及び図5Bに示すように、排出管26に代えて、ストーク18内で上方を指向して開口する吸入口38aを設けた排出管26aとして構成することも有効である。排出管26aを構成する吸入口38aは、基端側から先端側に向かって天面側から底面側へと傾斜しながら開口しており、つまり排出管26の先端部分を斜めにカットした傾斜(テーパ)形状である。
吸入口38aは、ストーク18内で上方を指向して開口しているため、減圧装置24の減圧作用下にストーク18内を下降する溶湯M及びこれに含まれる異物28を一層円滑に且つ確実に吸引することができる。勿論、吸入口38aについても、ストーク18の内側の略中央部で開口していると、一層確実に異物28を吸引・除去することができる。
勿論、吸入口38aは傾斜面以外の形状であってもよく、要は、排出管26aのストーク18側の開口が上方を指向していれば、異物28のより円滑な吸引が可能であり、例えば、先端部分を排出管26aの軸線方向に沿ってカットした構成や、小片を先端部分の底面から舌状に突出させた構成等であってもよい。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10…低圧鋳造装置 12…加圧炉
14…加圧室 16…加圧用気体供給口
18…ストーク 20…金型
20a…キャビティ 24…減圧装置
26、26a…排出管 28…異物
30…トラップ 38、38a…吸入口
40…排出口

Claims (7)

  1. 溶湯を貯留する加圧室と、
    前記加圧室内を減圧する減圧装置と、
    前記加圧室内の前記溶湯を金型に充填するストークと、
    一端が前記ストーク内で開口し、他端が前記加圧室内の前記ストーク外で開口する排出管と、
    を備え
    前記排出管の前記一端は、前記加圧室内の溶湯に浸漬する位置に設置され、前記他端は、前記加圧室内の溶湯の湯面よりも上方に設置されることを特徴とする低圧鋳造装置。
  2. 請求項1記載の低圧鋳造装置において、
    前記排出管の前記一端は、前記ストークの内側の中央部に配設されることを特徴とする低圧鋳造装置。
  3. 請求項1又は2記載の低圧鋳造装置において、
    前記排出管の前記一端は、その基端側から先端側に向かって天面側から底面側へと傾斜しながら開口していることを特徴とする低圧鋳造装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の低圧鋳造装置において、
    前記加圧室内に、前記排出管からの排出物を受け取る容器を設置したことを特徴とする低圧鋳造装置。
  5. 請求項記載の低圧鋳造装置において、
    前記容器は、網部材で形成されていることを特徴とする低圧鋳造装置。
  6. 加圧室内を加圧することでストークを介して溶湯を上昇させ、該溶湯を金型に充填する工程と、
    前記加圧室内の加圧を停止し、前記金型を型開きする工程と、
    成形品の離型時又は離型後に、前記加圧室内を減圧する工程と、
    前記減圧によって前記ストーク内を下降する前記溶湯に含まれる異物を、前記ストーク内で一端が開口する排出管へと流入させ、前記ストーク外で前記加圧室内に開口する前記排出管の他端から排出する工程と、
    を有し、
    前記排出管の前記一端を、前記加圧室内の溶湯に浸漬する位置に設置し、且つ前記他端を、前記加圧室内の溶湯の湯面よりも上方に設置することを特徴とする低圧鋳造方法。
  7. 請求項記載の低圧鋳造方法において、
    さらに、前記排出管の他端から排出した前記異物を、該他端の開口部に設置した容器によって捕捉すると共に、該異物と共に排出された前記溶湯を前記加圧室内へと還流させる工程を有することを特徴とする低圧鋳造方法。
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