[go: up one dir, main page]

JP5623865B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5623865B2
JP5623865B2 JP2010236738A JP2010236738A JP5623865B2 JP 5623865 B2 JP5623865 B2 JP 5623865B2 JP 2010236738 A JP2010236738 A JP 2010236738A JP 2010236738 A JP2010236738 A JP 2010236738A JP 5623865 B2 JP5623865 B2 JP 5623865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
tire
rib
circumferential direction
buttress
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010236738A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012086756A (ja
Inventor
大橋 稔之
稔之 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2010236738A priority Critical patent/JP5623865B2/ja
Publication of JP2012086756A publication Critical patent/JP2012086756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623865B2 publication Critical patent/JP5623865B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、トレッド部のタイヤ幅方向両外側に位置するバットレス部に、複数の溝部が形成された空気入りタイヤに関するものである。
車両に装着された空気入りタイヤは、走行中にタイヤが変形することによって転がり抵抗が生じ、エネルギーロスを発生する。すなわち、空気入りタイヤの転がり抵抗が大きいと車両走行時の燃料消費量が多くなる。したがって、空気入りタイヤの転がり抵抗は小さいことが望ましい。
空気入りタイヤの転がり抵抗を低減する方法のひとつとして、特許文献1〜3に示すように、空気入りタイヤを軽量化する方法が知られている。具体的に、特許文献1には、車両内側に位置するショルダー部の表面にタイヤ周方向に環状に延在する窪み部を形成する構成が記載されている。
また、特許文献2には、ショルダーブロックの、タイヤ周方向の中央部分に、接地端位置からサイドウォール部側の端縁位置までタイヤ幅方向に延びる窪み部を設ける構成が記載されている。さらに、特許文献3には、ショルダー部のブロック状陸部に、ブロック状陸部の幅方向外側の端部を基点にしてタイヤ赤道面に向かうアーチ状の凹部を備え、該凹部の内部に多数の凹凸を有する構成が記載されている。
特開2008−114810号公報 特開平9−193614号公報 特開2006−27498号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、窪み部がタイヤ周方向に環状に形成されているため、この部分の剛性が低下することから、タイヤの横剛性(タイヤ幅方向における剛性)が低下し、その結果、操縦安定性能が低下するという問題があった。
また、特許文献2においては、ショルダーブロックの、タイヤ周方向の中央部分に窪み部を形成しているため、あまり窪み部を大きく形成することができず、タイヤ軽量化の効果は小さくなっていた。特許文献2において窪み部を大きく形成した場合には、ブロック剛性が低下して、特許文献1と同様に操縦安定性能が低下するという問題が生じていた。
さらに、特許文献3では、凹部形状がアーチ状であることから面積が狭く、また、凹部内は大きくえぐるのではなく、多数の凹凸を形成した構成であることからタイヤ軽量化の効果は小さくなっていた。
上述のように、従来の方法では、タイヤの軽量化による転がり抵抗の低減と操縦安定性能を両立させるのは困難とされていた。そこで、本発明では、上記問題に鑑み、操縦安定性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減した空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者が鋭意検討したところ、空気入りタイヤの転がり抵抗の低減と操縦安定性能の維持を両立するには、空気入りタイヤの軽量化を実行するのみでなく、併せてトレッド部内の主溝の溝底歪みを抑制することで転がり抵抗を効果的に低減することができることを見出して本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部のタイヤ幅方向両外側に配されるバットレス部の表面に、タイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びる複数の溝部が形成され、各溝部はタイヤ周方向に沿って配置され、各溝部の底には、溝壁からタイヤ半径方向に向かって延びる補強リブが溝壁に沿って間隔をおいて複数設けられ、前記補強リブは、相対する溝壁の一側から他側に向かって高さが漸減する第一リブと、溝壁の他側から一側に向かって高さが漸減する第二リブとから構成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、バットレス部に複数の溝部を形成したために、空気入りタイヤ軽量化による転がり抵抗の低減効果が得られるとともに、溝部を形成したことでバットレス部全体としての撓みが大きくなることを抑制しつつ、トレッド接地面内の溝底歪みを抑制することが可能となり、転がり抵抗を効果的に低減することができる。
また、溝部をタイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びるように形成したため、タイヤ半径方向の剛性の変化を小さくすることができ、溝部の底に歪みが集中するのを防止して、歪みをバットレス部全体に分散することが可能となる。さらに、溝部に形成した補助リブと相まって、タイヤ軽量化を実現しつつ横剛性の低下を防止して操縦安定性を維持することが可能となる。なお、補強リブ(第一リブ及び第二リブ)として、高さが漸減するようにテーパ状に形成することで、タイヤ軽量化効果を損なうことなく、横剛性の低下を防止することができる。
本発明においてバットレス部は、トレッド部のタイヤ幅方向両外側に形成される領域であって、トレッド部のタイヤ幅方向最外端である接地端からトレッドゴムの(サイドウォール部側の)端縁位置までの間の領域をいう。すなわち、バットレス部は、トレッド部と同じトレッドゴムで構成される領域を意味する。
なお、タイヤの種類によっては、トレッドゴムの端縁部分の表面を補強ゴム層で被覆する場合があるが、このような場合でも、接地端からトレッドゴムの端縁位置までの間の領域をバットレス部とする。この場合、バットレス部内の補強ゴム層に溝部を形成してもよい。
本発明において、「接地端」とは、正規リムにリム組みし、正規内圧を充填した状態でタイヤを平坦な路面に垂直に置き、正規荷重を加えたときの路面に接地するタイヤ軸方向の最外位置を指す。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであればDesign Rim、或いはETRTOであればMeasuring Rimとなる。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”であるが、タイヤが乗用車用である場合には180KPaとする。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表“TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“LOAD CAPACITY”であるが、タイヤが乗用車用であるときには最大負荷能力の対応荷重の88%とする。
補強リブは、溝部内において、第一リブと第二リブとが、溝壁に沿って1本又は複数本ごとに交互に形成するのが好ましい。これにより、バットレス部の剛性を均一化することができる。
溝部は、バットレス部の表面、すなわち、ブロックやリブ等の陸部に形成される。このとき、溝部は、互いにタイヤ周方向にオーバーラップしないように配するのが好ましい。上記構成により、バットレス部の剛性を均一に維持することができる。
なお、バットレス部がタイヤ半径方向に延びる横溝によってタイヤ周方向に複数の陸部に区画されている場合には、溝部は、陸部ごとに、陸部を挟んで隣り合う横溝にまたがるように形成すればよい。これにより、溝部は互いにタイヤ周方向にオーバーラップしないように配することができる。
本発明では、バットレス部の表面に、タイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びる複数の溝部が形成され、各溝部はタイヤ周方向に沿って配置され、各溝部の底には、溝壁からタイヤ半径方向に向かって延びる補強リブが溝壁に沿って間隔をおいて複数設けられ、前記補強リブは、相対する溝壁の一側から他側に向かって高さが漸減する第一リブと、溝壁の他側から一側に向かって高さが漸減する第二リブとからなる構成としたため、操縦安定性能を維持しつつ、転がり抵抗を低減した空気入りタイヤを得ることができる。
本発明の第一実施形態の空気入りタイヤの概略断面図 図1における空気入りタイヤの一部側面図 図1におけるトレッドパターン(半部)を示す展開図 図2の溝部を示す拡大図 図4のA−A断面図 第二実施形態のタイヤのトレッドパターン(半部)を示す展開図 第二実施形態のタイヤの一部拡大側面図 図7のB−B断面図 比較例1のトレッドパターン(半部)を示す展開図 比較例2のトレッドパターン(半部)を示す展開図 比較例3の溝部の断面図
[第一実施形態]
図1〜図5は、本発明の第一実施形態を示す空気入りタイヤの図である。図1は空気入りタイヤの概略を示す断面図であり、図2は空気入りタイヤの一部側面図であり、図3はタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。なお、図3では、ドレッドパターンはタイヤ赤道Cを中心に左右対称に形成されているため半部のみを示している。
本実施形態の空気入りタイヤはラジアルタイヤであり、図1〜図3に示すように、一対のビード部1,1およびビード部1,1からタイヤ半径方向TRの外向きに延びるサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ半径方向TRの外側に形成されるバットレス部3と、その上端をつなぐトレッド部4とを備えている。その他の補強構造は、一般的なラジアルタイヤの場合と同様である。
すなわち、空気入りタイヤの内周に沿って両端がビードコア1aで折返されて支持された不図示のカーカス層を備えており、カーカス層の内部には、ラジアル方向に延びるカーカスコードが埋設されている。また、トレッド部3とカーカス層の間に図示しないベルト層を備えている。ベルト層は、タイヤ赤道Cに対して逆方向に傾斜したベルトコードが内部に埋設されている少なくとも2枚のベルトプライから構成される。
トレッド部4及びバットレス部3は、トレッドゴム5から構成されている。すなわち、空気入りタイヤのトレッド部4及びバットレス部3の部分は、タイヤ表面が剛性の高いトレッドゴム5で被覆されている。トレッド部4の外周面にはタイヤ周方向TCに環状に形成された主溝6が4本形成され、主溝6と交差するように横溝7が形成されている。
バットレス部3は、空気入りタイヤが地面に接地するトレッド部4のタイヤ幅方向両外側に形成される。より詳しくは、バットレス部3は、トレッド部4の接地端Eからトレッドゴム5のサイドウォール部2側の端縁位置5aまでの間に形成される。そして、本実施形態においては、横溝7はトレッド部4からバットレス部3まで延設されている。
すなわち、横溝7は、トレッド部4において、主溝6と交差するように、タイヤ幅方向に向かって延びるように形成され、そのままタイヤの側面にまわりこんでタイヤ半径方向TRの中心側に向かい、トレッドゴム5のサイドウォール部2側の端縁位置まで形成される。
これにより、トレッド部4及びバットレス部3は、4本の主溝6と複数の横溝7とにより複数のブロックに区画されている。上述のように、バットレス部3は、タイヤ周方向に複数の同形状の陸部(ブロック)8に区画され、陸部8ごとに溝部9が形成される。溝部9は、陸部9を挟んで隣り合う横溝7にまたがるように形成される。
なお、溝部9の大きさとしては、図4及び図5に示すように、溝部深さ(GD)0.5mm〜3.0mm、溝部幅(GW)5.0mm〜20.0mmとするのが好ましい。なお、本実施形態では、溝部9は、深さGD1.5mm、幅GW8.0mmとした。
溝部9は、タイヤ周方向TCに対して傾斜する方向に延びるように形成される。これにより、タイヤ半径方向TRの剛性の変化を小さくすることができ、溝部9の底に歪みが集中するのを防止して、歪みをバットレス部3全体に分散することが可能となる。各陸部8の溝部9は、タイヤ回転軸を中心として回転移動させると、他の溝部9と一致する位置に形成される。
溝部9の傾きは、タイヤ半径方向の剛性の変化が小さくなるように設定する。具体的には、先ず、溝部9の相対する溝壁9a及び9bのうち、タイヤ半径方向外側に位置する溝壁9aの中で最もタイヤ回転中心寄りの部分を9a1、タイヤ半径方向内側に位置する溝壁9bの中でタイヤ回転中心から最も離れた部分を9b2とする。そして、タイヤ回転中心から9a1までの距離をR1、タイヤ回転中心から9b2までの距離をR2としたときに、少なくともR1−R2(=X)≦0.1mmになるように溝部9の傾きを設定し、より好ましくはR1≦R2になるように溝部9の傾きを設定する。
すなわち、R1≦R2になるように溝部9の傾きを設定することで、バットレス部3の領域を通過するように半径を設定した円は、どの半径であっても必ず陸部8を通過するようになり、歪みの集中を防止することが可能となる。なお、設計上の面からR1をR2よりも大きくする場合は、R1−R2(=X)≦0.1mmとすることで、R1≦R2の場合と実質的に同等のバットレス部3の剛性を確保することができる。本実施形態では、R1−R2=0.1mmになるように溝部9を形成した。
溝部9の底には、溝壁9a及び9bからタイヤ半径方向TRに向かって延びる補強リブが、溝壁9a及び9bに沿って間隔をおいて複数設けられる。補強リブは、溝壁9aから溝壁9bに向かって高さが漸減する第一リブ11と、溝壁9bから溝壁9aに向かって高さが漸減する第二リブ12とから構成される。
第一リブ11及び第二リブ12はほぼ同じ形状とされ、これらを向かい合わせに配置するようにしている。本実施形態では、第一リブ11及び第二リブ12は、溝底上に1本ごとに交互に配置され、かつ隣り合う第一リブ11と第二リブ12とは一定間隔をあけて設けられている。
溝部9内に、どのような大きさの第一リブ11を何本形成するかについては、溝壁9a(溝壁9b)の長さをGL、第一リブ幅(第二リブ幅)をRW、第一リブ11の本数をnとした場合、0.3GL≧n×第一リブ幅(RW)≧0.2GLとなるように、第一リブの幅(RW)及び本数(n)を設定すればよい。第二リブ12ついても同様にして設定される。
なお、第一リブ11及び第二リブ12としては、具体的に、リブ幅RWが0.5mm〜1.5mmになるようにし、さらに隣り合う第一リブ11及び第二リブ12の間隔がすべて等間隔になるようにして形成するのが好ましい。本実施形態では、第一リブ11及び第二リブ12ともに、リブ幅1.5mmとしている。
第一リブ11及び第二リブ12は、軽量化及び補強性を両立させるために、その高さは基端側が最も高く、先端側に行くほど、高さが漸減するように溝底にテーパ状に形成される。そして、リブの基端側が溝壁に連設される。特に、軽量化の効果を高めるために、第一リブ11及び第二リブ12は、リブの先端でリブ高さがちょうどゼロになるように、側面視で略三角形状に形成するのが好ましい。第一リブ11及び第二リブ12の具体的な大きさについては、基端側のリブ高さを溝部深さGDの30%〜100%とし、リブ長さRLが溝部幅GWの60%〜100%になるように形成すればよい。
本実施形態では、図4及び図5に示すように、第一リブ11及び第二リブ12は、基端側リブ高さが溝部深さGDの80%で、リブ長さRLが溝部幅GWの100%でちょうど溝部幅Gと同じになるように設定されている。また、第一リブ11及び第二リブ12は、リブの先端でリブ高さがちょうどゼロになるように、側面視で略三角形状に形成されている。
上記構成により、空気入りタイヤの軽量化による転がり抵抗の低減効果が得られるとともに、溝部9を形成したことでトレッド部4内における主溝6の溝底歪みを抑制することが可能となり、転がり抵抗を効果的に低減することができる。
また、溝部9をタイヤ周方向TCに対して傾斜する方向に延びるように形成したため、タイヤ半径方向TRの剛性の変化を小さくすることができ、溝部9の底に歪みが集中するのを防止して、歪みをバットレス部全体に分散することが可能となる。さらに、溝部9に形成した補助リブと相まって、タイヤ軽量化を実現しつつ横剛性の低下を防止して操縦安定性を維持することが可能となる。
[第二実施形態]
図6〜図8は、本発明の第二実施形態を示す空気入りタイヤの図である。図6はタイヤのトレッドパターンの半部を示す展開図であり、図7は溝部を示すタイヤの一部拡大側面図であり、図8は図7のB−B断面図である。本実施形態においては、第一リブ11及び第二リブ12の長さRLが第一実施形態よりも短く形成されている点が特徴とされ、その他の構成については第一実施形態と同じとされている。
本実施形態では、第一リブ11及び第二リブ12の長さRLが溝部幅GWの80%で、第一実施形態の100%よりも小さく設定されている。したがって、第一リブ11及び第二リブ12は、リブの先端が相対する溝壁に達することなく、溝部9の溝底の途中で途切れた形とされているが、本実施形態においても十分な補強性を確保することができる。
上記実施形態では、バットレス部3が複数のブロックで区画された態様について説明したが、これに限らず、バットレス部3に陸部としてタイヤ周方向に延びるリブが形成された態様とすることも可能である。
この場合には、複数の溝部を互いにタイヤ周方向にオーバーラップしないように配すればよい。また、溝部同士は互いに接するように配してもよいし、少し間隔をおいて配するようにしてもよい。なお、各溝部は、第一実施形態と同様に、タイヤ回転軸を中心として回転移動させると、他の溝部と一致する位置に形成すればよい。
[タイヤの作製]
本実施例では、第一実施形態及び第二実施形態で示した空気入りラジアルタイヤを実際に作製して、その性能を評価した。具体的に、第一実施形態で作製したラジアルタイヤを実施例1とし、第二実施形態で作製したラジアルタイヤを実施例2とした。より具体的に説明すると、作製したタイヤサイズは195/65R15であり、バットレス部3に形成された各陸部8の周方向の長さ(溝部形成位置の長さ)は30mmであった。
これに対して、基本的な構成は実施例1及び2と同じとした上で、図9に示すように、バットレス部3に溝部を設けずにタイヤを作製したものを比較例1とした。また、図10に示すように、溝部29をタイヤ周方向TCに沿って形成し、第一リブ11及び第二リブ12については第一実施形態(図5参照)と同様にテーパ状に形成したものを比較例2とした。
さらに、比較例3として、溝部9は第一実施形態と同様にタイヤ周方向TCに対して傾斜する方向に延びるように形成し、補強リブ30については、図11に示すように、溝壁9aから溝壁9bに至るまで同じ高さ(溝深さGDの40%の高さ)で形成した。
[評価試験]
上記実施例1〜2及び比較例1〜3で作製した5種類のタイヤについて評価試験を行った。各試験条件は以下の通りである。結果を表1に記す。
(1)RRC
RRC(Rolling Resistance Coefficient)は、転がり抵抗係数で、転がり抵抗を負荷荷重で除した係数として表わしている。測定は、内圧を200kPaに設定し、リム組みした供試タイヤをドラム試験機にセットし、荷重505kg、速度80km/hでドラム走行させて回転抵抗を測定し、比較例1のタイヤの回転抵抗を指数100として、比較例1の回転抵抗/評価タイヤの回転抵抗として指数表示した。RRCの値が大きいほど、転がり抵抗が小さくなり、性能が良好となる。
(2)操縦安定性能(ドライ操縦安定性能)
実車(国産4ドアセダン)の全輪にテストタイヤを装着して空気圧230kPaとし、前輪に1100kg、後輪に780kgの荷重が負荷される状態でドライ路面を走行させて、直進や旋回、制動などを実施してドライバーの官能試験により評価した。比較例1の結果を100として指数評価し、数値が大きいほど操縦安定性に優れていることを示す。
Figure 0005623865
[評価結果]
表1より、実施例1及び2は、操縦安定性能については溝部を形成していない比較例1と同レベルの性能を維持しつつ、RRCについては比較例1〜3よりも良好であることが確認された。これは、タイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びる溝部を形成したことでバットレス部全体としての撓みが大きくなることを抑制しつつ、タイヤ半径方向の剛性の変化を小さくすることが可能となったことに加えて、第一リブ及び第二リブをテーパ状に形成することでテーパの高低差により高い部位と低い部位に溝部の幅方向の歪みが分散され、また、第一リブと第二リブが交互に配置されていることで歪み分散箇所を増やすことができ、横剛性を維持することが可能となったためと考えられた。
一方、比較例2については、溝部を形成するとともに、そこにテーパ状の第一リブ及び第二リブ(側面視で底辺長さGWで高さ0.8GDの三角形状)を形成したことによりRRCは向上している。しかしながら、溝部をタイヤ周方向に沿って形成したことで、溝部の底に歪みが集中しやすくなり、操縦安定性が低下する結果となった。
また、比較例3については、タイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びる溝部を形成した上で、長方形形状の補強リブ(側面視で底辺長さGW、高さ0.4GDで、面積としては実施例1の第一リブ及び第二リブと同じ)を形成しているため、RRCについては向上している。しかしながら、操縦安定性については、実施例1及び2よりも低下する結果となった。これは、補強リブがリブ長さ方向に高さが一定に形成されていることで補強リブ部分に歪みが集中し易くなったためと考えられた。
1 ビード部
2 サイドウォール層
3 バットレス部
4 トレッド部
5 トレッドゴム
6 主溝
7 横溝
8 陸部
9 溝部
11 第一リブ
12 第二リブ
C タイヤ赤道面
E 接地端
TC タイヤ周方向
TR タイヤ半径方向
TW タイヤ幅方向
GD 溝部深さ
GW 溝部幅
GL 溝壁の長さ
RW リブ幅
RL リブ長さ

Claims (4)

  1. トレッド部のタイヤ幅方向両外側に配されるバットレス部の表面に、タイヤ周方向に対して傾斜する方向に延びる複数の溝部が形成され、各溝部はタイヤ周方向に沿って配置され、各溝部の底には、溝壁からタイヤ半径方向に向かって延びる補強リブが溝壁に沿って間隔をおいて複数設けられ、前記補強リブは、相対する溝壁の一側から他側に向かって高さが漸減する第一リブと、溝壁の他側から一側に向かって高さが漸減する第二リブとから構成されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記溝部内において、前記第一リブと第二リブとが、溝壁に沿って1本又は複数本ごとに交互に形成されたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記溝部は、互いにタイヤ周方向にオーバーラップしないように配されたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記バットレス部が横溝によってタイヤ周方向に複数の陸部に区画され、前記溝部は、陸部ごとに、陸部を挟んで隣り合う横溝にまたがるように形成されたことを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。
JP2010236738A 2010-10-21 2010-10-21 空気入りタイヤ Active JP5623865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236738A JP5623865B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236738A JP5623865B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012086756A JP2012086756A (ja) 2012-05-10
JP5623865B2 true JP5623865B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=46258840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010236738A Active JP5623865B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5623865B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7119634B2 (ja) * 2018-06-21 2022-08-17 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2024173375A (ja) * 2023-06-02 2024-12-12 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613904U (ja) * 1992-07-30 1994-02-22 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP3419881B2 (ja) * 1994-04-05 2003-06-23 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP4474876B2 (ja) * 2003-09-05 2010-06-09 横浜ゴム株式会社 重荷重用空気入りタイヤ
JP5018022B2 (ja) * 2006-11-07 2012-09-05 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012086756A (ja) 2012-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105358339B (zh) 充气轮胎
US10252579B2 (en) Heavy duty tire
JP5667614B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5238050B2 (ja) 空気入りタイヤ
CN103863016B (zh) 充气轮胎
CN104057782B (zh) 充气轮胎
JP5073568B2 (ja) 空気入りタイヤ
US9796216B2 (en) Heavy duty tire
EP3213932B1 (en) Tire
CN104118278B (zh) 充气轮胎
JP2013233822A (ja) 空気入りタイヤ
WO2014132551A1 (ja) 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
US20180079258A1 (en) Pneumatic Tire
US20170001479A1 (en) Pneumatic Tire
WO2014128966A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP6044561B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2015064248A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5440583B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2004203343A (ja) 重荷重用ラジアルタイヤ
WO2016017543A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5521730B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5623865B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2015178337A (ja) 空気入りタイヤ
JP6123405B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2016159664A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250