JP5608011B2 - 熱量調整装置 - Google Patents
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Description
当該熱量調整装置では、熱量計により直接混合ガスの熱量を測定して、当該熱量が所望の目標熱量となるように制御手段が流量調整手段を制御して、主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスの流量を調整している(特許文献1を参照。)。
上記目的を達成するための本願の第1参考発明の熱量調整装置は、主燃料ガスを所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスを所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに前記増熱用燃料ガスが混合された混合ガスが通流する混合ガス供給系統とを備え、前記混合ガス供給系統の下流側へ導かれる前記混合ガスを目標熱量に調整する熱量調整装置であって、その第1特徴構成は、
前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整手段を設け、
増熱後の混合ガスに要求される目標熱量を有する混合ガスの質量流量である第1質量流量を計測する第1質量流量計測手段を前記混合ガス供給系統に備えるとともに、
前記第1質量流量計測手段により計測される前記第1質量流量に基づいて、前記混合ガスの熱量を前記目標熱量に調整する第1制御指令を生成する第1制御手段を備え、
前記流量調整手段が、前記第1制御手段に生成される前記第1制御指令を受けて、前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する点にある。
本願にあって、質量流量計測手段(具体的には質量流量計)とは、上述の「計器で計測すべき所定の質量(所定体積当りの質量)」の設定が可能な計測機器であり、その出力である質量流量は、例えば「リットル/min」のように、体積流量の形態で出力される。従って、「設定される所定の質量」×「出力(リットル/min)」により、測定部位を流れる流体の質量を知ることができる。
即ち、第1質量流量計測手段、第1制御手段及び流量調整手段を備えた構成にあっては、第1質量流量計測手段は、その設置位置において、要求される混合ガスの目標熱量を有する所定質量のガスの流量(第1質量流量)を測定する。そして、当該設置位置を流れる混合ガスの熱量が、前記の目標熱量に対して不足している場合は、流量は低流量側の値として計測される。
このように低流量側の流量が計測される場合、混合ガスの熱量が不足している(所定8CEA量の混合ガスが流れていない)こととなるため、第1制御手段にあっては、主燃料ガスに混合する増熱用燃料ガスを現状より増加させる第1制御指令を生成し、この第1制御指令に従って、流量調整手段が働く。結果、一般的な質量流量計を混合ガス供給系統に設置するだけで、混合ガスの増熱における熱量調整を、簡易かつ低コストで実現できる。
以上より、第1参考発明の第1質量流量測定手段及び第1制御手段を用いることで、比較的構造が簡単で、製造コストを抑制できながらも、適切に熱量調整が可能な熱量調整装置を実現できる。
第2参考発明の熱量調整装置の第2参考構成は、
主燃料ガスを所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスを所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに前記増熱用燃料ガスが混合された混合ガスが通流する混合ガス供給系統とを備え、前記混合ガス供給系統の下流側へ導かれる前記混合ガスを目標熱量に調整する熱量調整装置であって、
前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整手段を設け、
主燃料ガス供給系統を通流する主燃料ガスに要求される主燃料ガス熱量を有する主燃料ガスの質量流量である第2質量流量を計測する第2質量流量計測手段を前記主燃料ガス供給系統に備えるとともに、
前記第2質量流量計測手段により計測される前記第2質量流量に基づいて、前記混合ガスの熱量を前記目標熱量に調整する第2制御指令を生成する第2制御手段を備え、
前記流量調整手段が、前記第2制御手段に生成される前記第2制御指令を受けて、前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する点にある。
即ち、第2質量流量計測手段、第2制御手段及び流量調整手段を備えた構成にあっては、第2質量流量計測手段は、その設置位置において、要求される主燃料ガスの主燃料ガス熱量を有する所定質量のガスの流量(第2質量流量)を測定する。そして、当該設置位置を流れる主燃料ガスの熱量が、前記の要求される主燃料ガス熱量に対して不足している場合は、第2質量流量は低流量側の値として計測される。
このように低流量側の流量が計測された場合、所定比の増熱用燃料ガスを主燃料ガスに混合したとしても混合ガスの熱量が不足することとなるため、第2制御手段にあっては、主燃料ガスに混合する増熱用燃料ガスを現状より増加させる第2制御指令を生成し、この第2制御指令に従って、流量調整手段が働く。結果、一般的な質量流量計を主燃料ガス供給系統に設置するだけで、混合ガスの増熱における熱量調整を、簡易かつ低コストで実現できる。
第3参考発明の熱量調整装置の第3参考構成は、
主燃料ガスを所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスを所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに前記増熱用燃料ガスが混合された混合ガスが通流する混合ガス供給系統とを備え、前記混合ガス供給系統の下流側へ導かれる前記混合ガスを目標熱量に調整する熱量調整装置であって、
前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整手段を設け、
増熱後の混合ガスに要求される目標熱量を有する混合ガスの質量流量である第1質量流量を計測する第1質量流量計測手段を前記混合ガス供給系統に備えるとともに、
主燃料ガス供給系統を通流する主燃料ガスに要求される主燃料ガス熱量を有する主燃料ガスの質量流量である第2質量流量を計測する第2質量流量計測手段を前記主燃料ガス供給系統に備え、
前記第1質量流量計測手段及び前記第2質量流量計測手段により計測される前記第1質量流量、及び前記第2質量流量に基づいて、前記混合ガスの熱量を前記目標熱量に調整する第3制御指令を生成する第3制御手段を備え、
前記流量調整手段が、前記第3制御手段に生成される前記第3制御指令を受けて、前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する点にある。
即ち、第1質量流量計測手段、第2質量流量計測手段、第3制御手段及び流量調整手段を備えた構成にあっては、第1質量流量計測手段は、その設置位置において、要求される混合ガスの目標熱量の所定質量を有するガスの流量(第1質量流量としての値)を測定する。一方、第2質量流量計測手段は、その測定位置において、要求される主燃料ガス熱量を有する所定質量のガスの流量(第2質量流量としての値)を測定する。ここで、増熱用燃料ガスが、主燃料ガスに対して適切な比で混合された場合、第1質量流量計測手段で計測される流量は、混合に伴うガス質量の増加(増熱)に寄与するだけであるため、結果的に、第1質量流量計測手段により計測される第1質量流量としての値と、第2質量流量計測手段により計測される第2質量流量としての値とは一致する。
以下の本発明に係る説明では、上記の目標熱量への調整(増熱)に加えて、燃料ガス消費部へ供給される総熱量の制御(増熱されて所定の目標熱量の混合ガスを所定の流量供給する制御)に関して説明する。
主燃料ガスを所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスを所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに前記増熱用燃料ガスが混合された混合ガスが通流する混合ガス供給系統とを備え、前記混合ガス供給系統の下流側へ導かれる前記混合ガスを目標熱量に調整する熱量調整装置であって、
前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整手段を設け、
増熱後の混合ガスに要求される目標熱量を有する混合ガスの質量流量である第1質量流量を計測する第1質量流量計測手段を前記混合ガス供給系統に備えるとともに、
前記混合ガス供給系統を通流する前記混合ガスの容積流量を測定する容積流量測定手段を備え、
前記第1質量流量計測手段により計測される前記第1質量流量及び前記容積流量測定手段により測定される容積流量に基づいて、前記混合ガスの熱量を前記目標熱量に、前記混合ガスの容積流量を目標流量に調整する第4制御指令を生成する第4制御手段を備え、
前記流量調整手段が、前記第4制御手段に生成される前記第4制御指令を受けて、前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を、前記混合ガスの熱量が前記目標熱量を中心とした所定範囲内に収まっていることを条件として前記混合ガスの前記容積流量を前記目標流量を中心とした所定範囲に収まるように、調整する点にある。
また、第4制御手段には、容積流量測定手段により測定される容積流量に基づいて、混合ガスの容積流量を目標流量とする機能部位を備えておく。
ここで、両制御のどちらを優先するかの優劣は、混合ガスの熱量が所定の目標熱量範囲内に収まっていることを条件として、混合ガスの容積流量を所定の目標の流量範囲に収まるように制御するものとできる。
結果、所定の目標熱量の混合ガスを所定の目標流量供給でき、混合ガスの総熱量までをも調整することができることとなる。
第4参考発明の熱量調整装置の第4参考構成は、
主燃料ガスを所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスを所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに前記増熱用燃料ガスが混合された混合ガスが通流する混合ガス供給系統とを備え、前記混合ガス供給系統の下流側へ導かれる前記混合ガスを目標熱量に調整する熱量調整装置であって、
前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整手段を設け、
増熱後の混合ガスに要求される目標熱量を有する混合ガスの質量流量である第1質量流量を計測する第1質量流量計測手段を前記混合ガス供給系統に備えるとともに、
前記主燃料ガス供給系統を流れる主燃料ガスに要求される主燃料ガス熱量を有する主燃料ガスの質量流量である第2質量流量を計測する第2質量流量計測手段を前記主燃料ガス供給系統に備え、
さらに、前記主燃料ガス供給系統を流れる主燃料ガスの比重を測定する比重測定手段を備え、
前記第1質量流量計測手段及び第2質量流量計測手段により計測される前記第1質量流量、及び第2質量流量及び比重測定手段により測定される比重に基づいて、前記混合ガスの熱量を前記目標熱量に、流量を目標流量に調整する第5制御指令を生成する第5制御手段を備え、
前記流量調整手段が、前記第5制御手段に生成される前記第5制御指令を受けて、前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する点にある。
先に説明した第3参考構成では、第3制御手段は、第1質量流量計測手段により計測される第1質量流量と第2質量流量計測手段により計測される第2質量流量とが一致するように、第3制御指令を生成し、この第3制御指令に従って、流量調整手段が働く。結果、一般的な質量流量計を主燃料ガス供給系統に設置するだけで、混合ガスの増熱における熱量調整を、簡易かつ低コストで実現できる。
そこで、この第5制御手段に、第3制御手段に相当する機能部位を備えておくことで、混合ガスの熱量は目標熱量に調整される。この機能部位のみでは、混合ガスの総熱量までは制御できない。
ここで、第2質量流量計測手段は、主燃料ガスに求められる熱量のガス(発熱量のガス)の質量流量を計測する手段であるため、主燃料ガスの真の比重が判明すると、第2質量流量計測手段において計測される質量流量から、現在流れている主燃料ガスの真の流量が判明する。
そして、先の第3参考構成に従って、増熱用燃料ガスの混合量を調整した場合、結果的に、現在流れている主燃料ガスの真の流量だけ目標熱量の混合ガスを得ることができることとなり、熱量と流量との制御が可能となる。
以上より、本願独特の第1質量流量測定手段、第2質量流量測定手段、比重測定手段及び第5制御手段を用いることで、比較的構造が簡単で、製造コストを抑制できながらも、適切に熱量調整が可能な熱量調整装置を実現できる。
尚、以下に示す、第1、第2、第3参考形態に係る熱量調整装置は、混合ガスG3の熱量を所望の熱量である目標熱量TQ1に調整(増熱する)ことを目的とするものであり、本発明の実施形態、第4参考形態に係る熱量調整装置は、上記の目標熱量TQ1への調整(増熱)に加えて、燃料ガス消費部へ供給される総熱量の制御(増熱されて所定の目標熱量TQ1の混合ガスG3を所定の流量供給する制御)を目的とするものである。
第1参考形態に係る熱量調整装置は、低カロリーの主燃料ガスG1(例えば、都市ガス13A等)に、高カロリーの増熱用燃料ガスG2(例えば、LPG等)を混合して増熱する形態で、主燃料ガスG1に増熱用燃料ガスG2を混合した混合ガスG3を、所望の目標熱量TQ1に調整する。
そして、図1に示す様に、主燃料ガスG1を所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統10と、主燃料ガスG1に混合される増熱用燃料ガスG2を所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統11と、主燃料ガスG1に増熱用燃料ガスG2が混合された混合ガスG3が通流する混合ガス供給系統12とを備え、混合ガス供給系統12の下流側へ導かれる混合ガスG3を目標熱量TQ1に調整するように構成されている。この熱量調整装置は、増熱用燃料ガス供給系統11を通流する増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整弁13(流量調整手段の一例)を設け、増熱後の混合ガスG3に要求される目標熱量TQ1を有する混合ガスG3の質量流量である第1質量流量を計測する第1質量流量計14(第1質量流量計測手段の一例)を混合ガス供給系統12に備えるとともに、第1質量流量計14により計測される第1質量流量に基づいて、混合ガスG3の熱量を目標熱量TQ1に調整する第1制御指令を生成する制御装置15(第1制御手段の一例)を備えている。流量調整弁13は、制御装置15に生成される第1制御指令を受けて、増熱用燃料ガス供給系統11を通流する増熱用燃料ガスG2の流量を調整する。
増熱用燃料ガス供給系統11についても、増熱用燃料ガスG2を通流させる増熱用燃料ガス流路20と、当該増熱用燃料ガス流路20にて増熱用燃料ガスG2の圧力を測定する圧力測定器21と、当該圧力測定器21の上流側で圧力測定器21の測定結果に基づいて増熱用燃料ガスG2の圧力を一定の圧力に調整する圧力調整弁22と、当該圧力調整弁22の下流側にて増熱用燃料ガスG2が上流側に逆流することを防止する逆止弁23とを備えている。
そして、混合ガス供給系統12は、第1質量流量計14の上流側にて主燃料ガスG1と増熱用燃料ガスG2とを適切に混合する混合装置24を備えるとともに、その下流側にて混合ガスG3の圧力を測定する圧力測定器25とを備えている。
尚、制御装置15は、混合ガスG3の目標質量流量TL1毎に、第1質量流量と流量調整弁13の弁開度との関係を予め記憶した記憶部(図示せず)を有している。即ち、制御装置15は、第1質量流量計14の計測値に従って、流量調整弁13による増熱用燃料ガスG2の流量調整を行った場合の制御特性を予め記憶しておき、当該記憶した制御特性に基づいて、比例制御、一次遅れ制御、積分制御等を行う第1制御指令を出力するように構成されている。
第1質量流量計14は、混合ガス供給系統12に低い熱量LQの混合ガスG3が通流すると、第1質量流量として低い熱量LQに対応した低流量側の値L1を出力する。制御装置15は、当該第1質量流量としての低流量側の値L1を、予め記憶している目標熱量TQ1に対応する混合ガスG3の目標質量流量TL1と比較する。第1質量流量としての低流量側の値L1が混合ガスG3の目標質量流量TL1よりも低い場合、流量調整弁13の開度を開弁側の所定の開度に調整する。これにより、下流側に供給される混合ガスG3の熱量は、目標熱量TQ1に増熱調整されることとなる。
即ち、このように、第1質量流量計14の出力としての第1質量流量を用いて熱量調整するように構成することで、一般的な質量流量計を混合ガス供給系統12に設置するだけで、混合ガスG3の増熱調整を実行できる。
当該第2参考形態の熱量調整装置は、図2に示す様に、第1参考形態の第1質量流量計14に替えて、第2質量流量計26が主燃料ガス供給系統10に設けられている点、及び当該第2質量流量計26の計測結果に基づく制御装置15(第2制御手段の一例)の制御に特徴がある。そこで、以下では、上記第1参考形態と同一の構成については、同一の符号を付することとし、説明を割愛することがある。
制御装置15は、主燃料ガスG1の目標質量流量TL2毎に、第2質量流量と流量調整弁13の弁開度との関係を予め記憶した記憶部(図示せず)を有している。制御装置15は、記憶部に記憶された関係に基づき、第2制御指令を出力するように構成されている。
以下に、制御装置15による第2質量流量に基づく流量調整弁13の制御の一例を示す。
一方、主燃料ガス供給系統10を通流する主燃料ガスG1の熱量が、要求される主燃料ガス熱量TQ2に対して不足している場合、第2質量流量計26は、第2質量流量として低流量側の値L3を出力する。この場合、制御装置15が、当該第2質量流量として低流量側の値L3と主燃料ガスG1の目標質量流量TL2とを比較すると、低流量側の値L3が目標質量流量TL2より小さくなるので、制御装置15は、主燃料ガスG1の熱量が、要求される主燃料ガス熱量TQ2より小さいと判断する。これにより、制御装置15は、増熱用燃料ガスG2の供給熱量を、要求される主燃料ガス熱量TQ2に対して予め決められた一定の比率の熱量よりも多い熱量を供給する第2制御指令を生成する。流量調整弁13は、当該第2制御指令に基づいて、その開度を大きめの開度に設定する。これにより、混合ガスG3の熱量を、目標熱量TQ1に近づけるように調整することができる。
この発明も、質量流量計測手段(具体的には、計器に設定される所定の質量のガスの流量を計測する第1、第2質量流量計14、26)が測定する第1質量流量及び第2質量流量が、測定対象の燃料ガスの熱量に対応する点に着目し、第1、第2質量流量計14、26により計測される質量流量の増減に従って、主燃料ガスG1に混合する増熱用燃料ガスG2の流量を調整することができることを見出して完成した。
そして、当該第1質量流量計14及び第2質量流量計26は、測定対象のガスの目標の質量を設定可能に構成されており、第1質量流量計14には、混合ガスG3の目標の質量(熱量)が設定されると共に、第2質量流量計26には、主燃料ガスG1の目標の質量(熱量)が設定される。上記第1質量流量としての値L1や上記第2質量流量としての値L3は、当該設定される目標の質量(熱量)に基づいて、計測されるものである。
例えば、熱量調整がされる前の状態の主燃料ガスG1を、そのまま、第1質量流量計14で測定した場合と、第2質量流量計26で測定した場合とでは、第1質量流量計14の方が第2質量流量計26より設定される目標の質量(熱量)が大きいので、第1質量流量としての値L1は、第2質量流量としての値L3より小さくなる。そこで、当該第3参考形態では、第1質量流量としての値L1が、第2質量流量としての値L3に一致するように、増熱用燃料ガスG2の供給量を制御する。これにより、混合ガスG3は、その質量(熱量)が目標の質量(熱量)に調整された状態で、下流側に導かれることとなる。以下、増熱用燃料ガスG2の供給量の制御について、具体的に説明する。
以下、第3参考形態の熱量調整装置にて、混合ガスG3の増熱を行う場合において、制御装置15による流量調整弁13の弁開度の調整について説明する。
従って、制御装置15は、第1質量流量計14により計測される第1質量流量としての値L1と第2質量流量計26により計測される第2質量流量としての値L3とが一致するように、第3制御指令を生成する。流量調整弁13は、当該第3制御指令に従って、その開度を調整する。これにより、一般的な質量流量計を主燃料ガス供給系統10に設置するだけで、混合ガスG3の熱量の増熱調整を、簡易且つ低コストに実現できることとなる。
実施形態に係る熱量調整装置は、上記第1参考形態に係る熱量調整装置を、さらに発展させたものである。当該実施形態に係る熱量調整装置は、これまで説明した第1〜第3参考形態と同様に混合ガスG3の増熱調整できるように構成されていると共に、下流側に供給する混合ガスG3の総熱量の制御(増熱されて所定の目標熱量TQ1の混合ガスG3を所定の流量供給する制御)ができるように構成されているものである。そして、混合ガス供給系統12を通流する混合ガスG3の容積流量VLを測定する流量計27(容積流量測定手段の一例)を備える点、及び当該流量計27の計測結果をも加味した制御装置15(第4制御手段の一例)による制御に特徴がある。尚、これら以外の構成については、上記第1参考形態に示した構成と同一であるため、同一の符号を付することとし、その説明を割愛することがある。
制御装置15は、混合ガスG3の目標質量流量TL1毎に、第1質量流量と流量調整弁13の弁開度との関係、及び容積流量VLと流量調整弁13の弁開度との関係を記憶した記憶部(図示せず)を有している。即ち、制御装置15は、第1質量流量計14、流量計27の計測値に従って、流量調整弁13による増熱用燃料ガスG2の流量調整を行った場合の制御特性を予め記憶しておき、当該記憶した制御特性に基づいて、比例制御、一次遅れ制御、積分制御等を行うように構成されている。
このように、当該実施形態の熱量調整装置では、混合ガスG3の増熱に関しては、第1質量流量計14の計測値(指示値)を、上記第1参考形態にて説明した制御構成と同様のものを使用する。即ち、制御装置15(第4制御手段の一例)は、上記第1参考形態にて説明した第1制御手段としての機能部位を備え、第1制御手段の第1制御指令を含む第4制御指令を出力して、当該第4制御指令に基づいて流量調整弁13が弁開度を調整することで、混合ガスG3の熱量を目標熱量TQ1に調整(増熱調整)する。
また、制御装置15が第4制御手段として機能する場合、制御装置15は、流量計27により測定される容積流量VLに基づいて、混合ガスG3の容積流量VLを目標流量TVとする第4制御指令を生成し、流量調整弁13が当該第4制御指令に従って、その弁開度を調整する形態で、混合ガスG3の流量を目標流量TVに調整することができる。
即ち、第4制御手段として機能する制御装置15は、第1質量流量計14の計測値(指示値)と、流量計27の計測値とに基づいて、上記第4制御指令を生成するように構成されている。
ここで、混合ガスG3の熱量を目標熱量TQ1の調整(増熱調整)と、混合ガスG3の流量を目標流量TVに調整(流量調整)とのどちらを優先するかの優劣は、混合ガスG3の熱量が所定の目標の熱量範囲(例えば、目標熱量TQ1を中心とした所定の範囲)内に収まっていることを条件として、混合ガスG3の容積流量VLを所定の目標の流量範囲(例えば、目標流量TVを中心とした所定の範囲)に収まるように制御するものとできる。
結果、実施形態における流量調整装置では、一般的な質量流量計に流量計を備えるといった比較的簡易な構成を採用することで、混合ガスG3を適切に増熱するとともに、適切な流量に調整することができ、所謂、混合ガスG3の総熱量の調整を実現できる。
第4参考形態に係る熱量調整装置は、第3参考形態に係る熱量調整装置をさらに発展させた技術であり、混合ガスG3の熱量を増熱調整するとともに、その総熱量の調整をも可能とするものである。具体的には、主燃料ガス供給系統10を通流する主燃料ガスG1の比重を測定する比重計28(比重計測手段の一例)を備える点、及び当該比重計28の計測結果をも加味した制御装置15(第5制御手段の一例)の制御に、特徴がある。これ以外の構成については、上記第3参考形態に係る構成と同一であるため、同一の符号を付すこととし、その説明を割愛することがある。
即ち、第4参考形態に係る熱量調整装置において、制御装置15が上記第3制御手段に相当する機能部位を備えておくことで、混合ガスG3の熱量は目標熱量TQ1に調整される。しかしながら、当該第3制御手段に係る機能部位のみでは、混合ガスG3の総熱量までは制御することはできない。
ここで、第2質量流量計26は、主燃料ガスG1に求められる熱量のガス(発熱量のガス)の質量流量を計測する手段であるため、主燃料ガスG1の真の比重SGが判明すると、第2質量流量計26において計測される質量流量から、現在流れている主燃料ガスG1の真の流量(容積流量)が判明する。
ここで、先の第3参考形態に係る熱量調整装置に示した制御に従い、制御装置15が、増熱用燃料ガスG2の流量を調整すると、結果的に、現在流れている主燃料ガスG1の真の流量だけ目標熱量TQ1の混合ガスG3を得ることとなり、熱量と流量の双方の制御が可能となる。
結果、質量流量計と比重計とを備えた比較的簡易な構成であっても、製造コストを抑制できながらも、適切に熱量調整が可能な熱量調整装置を実現できる。
(1)上記実施形態では、流量調整手段として流量調整弁13を備えた構成としたが、例えば、増熱用燃料ガスG2の熱量と直接的に対応する質量流量を調整可能な質量流量調整装置(マスフローコントローラ)を備えても良い。
G2 :増熱用燃料ガス
G3 :混合ガス
TQ1 :混合ガスの目標熱量
TQ2 :主燃料ガスの目標熱量
L1 :低流量側の値(第1質量流量)
L3 :低流量側の値(第2質量流量)
VL :容積流量
SG :比重
10 :主燃料ガス供給系統
11 :増熱用燃料ガス供給系統
12 :混合ガス供給系統
13 :流量調整弁(流量調整手段の一例)
14 :第1質量流量計(第1質量流量計測手段の一例)
15 :制御装置(第1〜第5制御手段の一例)
26 :第2質量流量計(第2質量流量計測手段の一例)
27 :流量計(容積流量測定手段の一例)
28 :比重計(比重計測手段の一例)
Claims (1)
- 主燃料ガスを所定の圧力状態で通流する主燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに混合される増熱用燃料ガスを所定の圧力状態で通流する増熱用燃料ガス供給系統と、前記主燃料ガスに前記増熱用燃料ガスが混合された混合ガスが通流する混合ガス供給系統とを備え、前記混合ガス供給系統の下流側へ導かれる前記混合ガスを目標熱量に調整する熱量調整装置であって、
前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を調整する流量調整手段を設け、
増熱後の混合ガスに要求される目標熱量を有する混合ガスの質量流量である第1質量流量を計測する第1質量流量計測手段を前記混合ガス供給系統に備えるとともに、
前記混合ガス供給系統を通流する前記混合ガスの容積流量を測定する容積流量測定手段を備え、
前記第1質量流量計測手段により計測される前記第1質量流量及び前記容積流量測定手段により測定される容積流量に基づいて、前記混合ガスの熱量を前記目標熱量に、前記混合ガスの容積流量を目標流量に調整する第4制御指令を生成する第4制御手段を備え、
前記流量調整手段が、前記第4制御手段に生成される前記第4制御指令を受けて、前記増熱用燃料ガス供給系統を通流する前記増熱用燃料ガスの流量を、前記混合ガスの熱量が前記目標熱量を中心とした所定範囲内に収まっていることを条件として前記混合ガスの前記容積流量を前記目標流量を中心とした所定範囲に収まるように、調整する熱量調整装置。
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