JP5601415B2 - ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット - Google Patents
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Description
尚、押圧ブロック21の軸方向変位を円滑に行う為、この押圧ブロック21の外周面と前記シリンダ部20の内周面との間には、グリースを充填している。この為、これら押圧ブロック21の外周面とシリンダ部20の内周面との間には、前記グリースの粘度に基づく摺動抵抗(両周面同士の間にグリース膜が存在する事に伴う剪断抵抗)が生じる。前記押圧ブロック21は、軸方向全長に亙って前記シリンダ部20に嵌装されており、外径寸法も比較的大きい。この為、グリース膜が存在し得る面積が広く、このグリース膜が全面に亙って存在する状態になると、前記押圧ブロック21の外周面と前記シリンダ部20の内周面との間の前記摺動抵抗は大きくなる。この様な摺動抵抗による影響を抑える為、これら押圧ブロック21の外周面とシリンダ部20の内周面との間には、或る程度の隙間を設けている。
このうちのケーシングは、両端が開口した筒状の主収納部、及び、この主収納部に対し捩れの位置関係で設けられて一端が開口した筒状の副収納部、及び、この主収納部の内外を連通させる状態でこの主収納部に対し直交する方向に設けられたシリンダ部を有する。
又、前記ラック軸は、前面にラック歯を設けており、前記ケーシングの主収納部内に、軸方向の変位を可能に設置されている。
又、前記ピニオン軸は、軸方向の先半部に形成したピニオン歯を前記ラック歯と噛合させると共に、軸方向の基半部を前記ケーシングの副収納部の開口部から外に突出させた状態でこの副収納部内に、回転可能に配置されている。
又、前記押圧ブロックは、前記シリンダ部内に、前記ラック軸に対する遠近動を可能に嵌装されている。
又、前記蓋体は、前記シリンダ部の外端開口部に固設されている。
又、前記弾性部材は、例えば圧縮コイルばねであり、前記押圧ブロックと前記蓋体との間に設けられている。そして、前記ラック軸の背面をこの押圧ブロックの軸方向内端面により押圧する。
これと共に、前記押圧ブロックの外周面に全周に亙って形成した係止溝に係止した弾性リングの外周縁、並びに、前記蓋体の凸部の奥端面と前記押圧ブロックの軸方向外端面との間に設けたダンパの外周縁を、それぞれ前記シリンダ部の内周面に当接させている。
又、このダンパの断面積を前記弾性リングの断面積よりも大きくしている。
即ち、前記押圧ブロックが揺動変位する傾向となった場合には、この押圧ブロックと蓋体との間に設けられた嵌合部により、この押圧ブロックが径方向に大きく揺動変位する事を防止できて、この押圧ブロックの先端部外周縁と前記シリンダ部の内周面とが高い面圧で勢い良く衝突する事を防止できる。この結果、前述した様な不快な振動や騒音を抑えられる事に加え、前記押圧ブロックの外周面及び前記シリンダ部の内周面の摩耗を抑えられて、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットの耐久性の向上を図れる。
更に、本発明の構造によれば、前記押圧ブロックが軸方向に変位した場合に、この押圧ブロックの軸方向外端面が、前記蓋体の凸部の奥端面に勢い良く衝突する事を防止できる。
図1は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本参考例を含めて本発明に関する参考例の各例及び後述する実施の形態の1例の特徴は、押圧ブロック21aの揺動変位に拘らず、この押圧ブロック21aの先端部外周縁と、ケーシング10のシリンダ部20の内周面とが勢い良く衝突するのを防止する為の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図9に示した従来構造と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本参考例等の特徴部分を中心に説明する。
又、本参考例の場合には、前記小径部27は前記蓋体22aに、前記凹部24aは前記押圧ブロック21aに、旋盤加工を施す事により直接形成しているので、材料に掛かるコストが徒に増大する事はない。
図2は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の場合には、押圧ブロック21aの外端面と蓋体22aの小径部27の奥端面との間に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製のダンパ30を設けている。このダンパ30により、シリンダ部20の内周面とこの蓋体22aの外周面との間の隙間を通じて、ケーシング10内に、泥水等の異物が入り込む事を防止すると共に、前記押圧ブロック21aが軸方向に変位した場合に、この押圧ブロック21aの外端面が、前記蓋体22aの小径部27の奥端面に勢い良く衝突する事を防止している。又、前記シリンダ部20の中心軸を通る仮想平面に関して、前記ダンパ30の断面積を、前記押圧ブロック21aの外周面に係止した弾性リング26の断面積よりも大きくしている。
その他の部分の構成及び作用は、上述した本発明に関する参考例の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図3は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の構造の場合には、蓋体22bの外端寄り部分の外周面の一部に係止溝31を、全周に亙って形成し、この係止溝31にゴムの如きエラストマー等の弾性材製の弾性リング29aを係止している。この構成により、シリンダ部20の内周面と前記蓋体22bの外周面との間の隙間を通じて、ケーシング10内に、泥水等の異物が入り込むのを防止している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した本発明に関する参考例の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図4は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の場合には、押圧ブロック21bの外端部に、この押圧ブロック21bと同心で円筒面状の外周面を有し、内端寄り部分よりも外径が小さい小径部27aを形成している。この小径部27aは、蓋体22cの内端面に形成され、この蓋体22cと同心で円筒面状の内周面を有する凹部32に、前記押圧ブロック21bがこの蓋体22cに対して軸方向の変位(この押圧ブロック21bが前記シリンダ部20内をラック軸8に対して遠近動)可能な状態で内嵌している。
又、前記押圧ブロック21bの小径部27aの奥端面と前記蓋体22cの内端面との間に、アルミニウム系合金等の金属製で欠円環状のスペーサ28aを設けている。そして、このスペーサ28aの周囲に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の弾性リング29bを係止すると共に、このスペーサ28aにより、この弾性リング29bの外周縁を前記シリンダ部20の内周面に押圧している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した本発明に関する参考例の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図5は、本発明に関する参考例の第4例を示している。本参考例の場合には、前記押圧ブロック21bの小径部27aの奥端面と蓋体22cの内端面との間に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製のダンパ30aを設けている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の1例及び上述した本発明に関する参考例の第3例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図6は、本発明に関する参考例の第5例を示している。本参考例の構造の場合には、蓋体22dの外端寄り部分の外周面の一部に係止溝31aを、全周に亙って形成し、この係止溝31aにゴムの如きエラストマー等の弾性材製の弾性リング29cを係止している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の1例及び本発明に関する参考例の第2〜3例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
2 ステアリングシャフト
3 自在継手
4 中間シャフト
5 ステアリングギヤユニット
6 ピニオン軸
7 ピニオン歯
8 ラック軸
9 ラック歯
10 ケーシング
11 主収納部
12 副収納部
13 ラックガイド
14 球面継手
15 タイロッド
16 ラジアルニードル軸受
17 玉軸受
18 抑えねじ筒
19 シールリング
20 シリンダ部
21 押圧ブロック
22 蓋体
23 ばね
24、24a 凹部
25 係止凹溝
26 弾性リング
27、27a 小径部
28、28a スペーサ
29、29a〜29c 弾性リング
30、30a ダンパ
31 係止溝
32 凹部
Claims (1)
- 両端が開口した筒状の主収納部、及び、この主収納部に対し捩れの位置関係で設けられて一端が開口した筒状の副収納部、及び、この主収納部の内外を連通させる状態でこの主収納部に対し直交する方向に設けられたシリンダ部を有するケーシングと、
前面にラック歯を設け、このケーシングの主収納部内に軸方向の変位を可能に設置されたラック軸と、
軸方向の先半部に形成したピニオン歯を前記ラック歯と噛合させると共に軸方向の基半部を前記ケーシングの副収納部の開口部から外に突出させた状態でこの副収納部内に、回転可能に配置されたピニオン軸と、
前記シリンダ部内に、前記ラック軸に対する遠近動を可能に嵌装された押圧ブロックと、
このシリンダ部の外端開口部に固設された蓋体と、
これら押圧ブロックと蓋体との間に設けられた弾性部材とを備え、
前記ラック軸の背面を前記押圧ブロックの軸方向内端面により押圧するラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニットに於いて、
前記押圧ブロックと前記蓋体との間に、この押圧ブロックの軸方向外端面に形成された凹部と、この蓋体の軸方向内端部に形成された、軸方向外端寄り部分よりも外径が小さい小径部である凸部とから成り、この凸部と前記凹部とを軸方向の変位を可能に嵌合させた嵌合部を設け、この凸部の外径と、この凸部を内嵌した前記凹部の内径との差を、前記押圧ブロックの外径と、この押圧ブロックが嵌装された前記シリンダ部の内径との差よりも小さくすると共に、この押圧ブロックの外周面に全周に亙って形成した係止溝に係止した弾性リングの外周縁、並びに、前記蓋体の凸部の奥端面と前記押圧ブロックの軸方向外端面との間に設けたダンパの外周縁を、それぞれ前記シリンダ部の内周面に当接させており、このダンパの断面積を前記弾性リングの断面積よりも大きくしている事を特徴とするラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット。
Priority Applications (1)
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| JP2013239604A JP5601415B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット |
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