JP5675121B2 - 遠心圧縮機、および洗浄方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、上述の従来技術にあっては、洗浄液の流量が制限された状況下では、遠心圧縮機の流路全体に対する洗浄液の量が不十分になってしまい、流路全体をくまなく洗浄することが困難になるという課題がある。
また、本発明に係る遠心圧縮機は、ケーシングと、このケーシング内に支持された回転軸と、この回転軸に設けられ回転して流体を圧縮するインペラと、このインペラと前記ケーシングとにより形成される流路に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備えた遠心圧縮機であって、前記洗浄液噴射装置は、前記回転軸の周方向に沿って設けられ、前記流路内に前記洗浄液を噴射させる複数のノズルと、これら複数のノズルのうち、対応するノズルと連通し、この対応するノズルに前記洗浄液を供給する複数のチャンバとを有し、前記ノズルの数は、前記回転軸の径方向外側から内側に向かって前記流体を流した後、該流体の向きを前記インペラの直前で前記回転軸の軸方向に変換させる吸込通路に設けられたリターンベーンの翼の数と同数とされることを特徴とする。
また、同時に流路内を流れる主流の剪断力によって、洗浄液が微粒化されて周方向にも広がると共に主流に乗ってディフューザの下流側に流される。このため、噴射された洗浄液は比較的長い距離を通って、リターンベーン側に到達するようになる。
よって、洗浄液はディフューザ通路からリターン通路、およびリターンベーンまでの広い範囲において衝突・付着するようになり、これによって所望の流路の一部を確実に洗浄することが可能になる。
また、第二ノズルによっても洗浄液をディフューザ通路からリターン通路、およびリターンベーンまでの広い範囲に衝突・付着させることができる。このため、所望の流路の一部をさらに確実に洗浄することが可能になる。
(遠心圧縮機)
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、遠心圧縮機1の概略構成図である。
同図に示すように、遠心圧縮機1は、インペラを6つ備えた多段式の遠心圧縮機である。遠心圧縮機1は、軸線O回りに回転させられるシャフト(回転軸)2と、このシャフト2に取り付けられ、遠心力を利用してプロセスガス(気体)Gを圧縮するインペラ3と、シャフト2を回転可能に支持すると共にプロセスガスGを上流側から下流側に流す流路4が形成されたケーシング5とを備え、さらに流路4に洗浄液Wを噴射する洗浄液噴射装置30を備えている。
この内部空間は、インペラ3を収容する空間として機能すると共に、流路4としても機能する。つまり、吸入口5cと排出口5dは、インペラ3、および流路4を介して連通している。
図1、図2に示すように、インペラ3は、シャフト2の軸方向に間隔を開けて6つ設けられている。各インペラ3は、排出口5d側に進むにつれて漸次拡径した略円盤状のハブ3aと、ハブ3aに放射状に取り付けられ、周方向に並んだ複数の羽根3bと、これら複数の羽根3bの先端側を周方向に覆うように取り付けられたシュラウド3cとにより主に構成されている。
なお、図2は、一段目、および二段目のインペラ3の周辺を示している。
より詳しくは、この流路4は吸込通路10と、圧縮通路11と、ディフューザ通路(ディフューザ)12と、リターンベンド通路(リターンベンド)13と、リターン通路14とにより主に構成されている。
圧縮通路11は、ハブ3aの羽根取付面とシュラウド3cの内壁面とで囲まれた通路であり、吸込通路10から送られてきたプロセスガスGをインペラ3内で圧縮させるための通路である。
また、このディフューザ通路12には、周方向に並ぶように軸線Oを中心として放射状に配置される、複数のディフューザベーン(図示せず)が設けられていてもよい。
そして、六段目のインペラ3のディフューザ通路12まで流れたプロセスガスGは、排出口5dから外部に流出するようになっている。
ここで、遠心圧縮機1には、ディフューザ通路12のディフューザ後壁12bに、洗浄液噴射装置30が設けられている。
図3は、図1のA−A線に沿う断面図、図4は、洗浄液噴射装置30の使用状態を示す模式図である。なお、図3では、シャフト2の記載を省略している。
図1〜図4に示すように、洗浄液噴射装置30は、洗浄液Wを噴射する複数(例えば、この第一実施形態では16個)のノズル31と、これらノズル31に連通するチャンバ50と、このチャンバ50に配管51を介して洗浄液Wを供給する洗浄液供給源(不図示)と、配管51の途中に設けられた流量調整弁52とを備えたものである。
各ノズル31は、対応する分割チャンバ54a〜54dと連通している。つまり、この第一実施形態においては、周方向に隣接する4つのノズル31が、それぞれ対応する4つの分割チャンバ54a〜54dのうちの1つに連通していることになる。
図5は、ノズル31の概略構成を示し、(a)は概略断面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図、(c)は他の形態の概略断面図である。
図5(a)に示すように、ノズル31は、不図示の洗浄液供給源に通じる内部孔32と、この内部孔32に連通して洗浄液Wを噴射するノズル口33とを有したものである。そして、ノズル31は、ディフューザ後壁12bからディフューザ前壁12aに向けてシャフト(回転軸)2と略平行となるようにして、洗浄液Wをディフューザ通路12内に噴射するように配置されている。
整流部35は、この流路長Lが、ノズル口33の内径dの3倍以上に設定されている。具体的には、ノズル口33の内径dは0.1mm程度から10mm程度、好ましくは1mm以上5mm以下程度に設定されている。このように、ノズル口33の内径dに対して3倍以上の流路長を有する整流部35を設けることにより、ノズル31から噴射される洗浄液Wは、図4に示すように連続した液柱状に流れる。
したがって、図4に示すように、噴射された洗浄液Wは、旋回ベクトルにより液の流れが寸断されて微粒化を起こすことなく、連続した液柱状で流れるようになる。ただし、洗浄液Wはこのようにして液柱状に噴射された後、主流の流れ(プロセスガスGの流れ)による剪断力を受けることにより、その一部は微粒化を起こし、少しずつ微粒化した液滴Uを生じる。
図5(b)に示すように、この整流板37は、多数の板が縦横に配置されて格子状に設けられたものである。なお、縦横に配置された板間に形成された正方形状の一辺の長さは、ノズル口33の内径dより大きく設定されている。
このような構成によって、ノズル31は、ディフューザ後壁12bからディフューザ前壁12aに至るスパン方向において、洗浄液Wをより広い範囲に亘って噴射することができる。
図1〜図3、および図6(a)、図6(b)に示すように、配管51は、チャンバ50の各分割チャンバ54a〜54dにそれぞれ一端が接続されている枝配管55a〜55dと、これら枝配管55a〜55dの他端に接続され、各枝配管55a〜55dを連結する連結配管56とを有している。
補助管57には、洗浄液供給源の洗浄液Wを連結配管56に送出するための液送ポンプ58が設けられている。この液送ポンプ58は、不図示の制御部からの信号に基づいて作動し、これによって、洗浄液供給源の洗浄液Wが補助管57を介して連結配管56に送出される。
次に、図2〜図4、および図7に基づいて、洗浄液噴射装置30を用いた洗浄方法について説明する。
図7は、洗浄液Wが流路4内を流れる状態を示す模式図である。なお、図7においては、各分割チャンバ54a〜54dを介して噴射される洗浄液Wの挙動がそれぞれ同一であるので、分割チャンバ54aを介して噴射される洗浄液Wが流路4内を流れる状態のみ示し、他の分割チャンバ54b〜54dを介して噴射される洗浄液Wの流路4を流れる状態の模式図を省略する。
分割チャンバ54aに洗浄液Wが充填されると、この洗浄液Wが分割チャンバ54aからノズル31を介して噴射される(洗浄液噴射工程)。
ここで、各枝配管55a〜55dに取り付けられている流量調整弁52の開閉動作、および開度の調整は、不図示の制御部からの信号に基づいて行われるようになっている。
したがって、上述の第一実施形態によれば、チャンバ50を隔壁53を用いて4つの分割チャンバ54a〜54dに画成しているので、不図示の洗浄液供給源からの洗浄液Wの供給量が制限されている場合であっても、限られた範囲、つまり、ディフューザ通路12からリターン通路14、およびリターンベーン25の各分割チャンバ54a〜54dに対応する部位を順次洗浄することにより、ディフューザ通路12からリターン通路14、およびリターンベーン25全体を確実に洗浄できる。
次に、この発明の第二実施形態を図9に基づいて説明する。
図9は、本発明の遠心圧縮機の第二実施形態を示す図であり、第一実施形態における図2に対応する側断面図を簡略化した図である。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
この第二実形態において、遠心圧縮機1は、インペラを6つ備えた多段式の遠心圧縮機である点、遠心圧縮機1は、軸線O回りに回転させられるシャフト(回転軸)2と、このシャフト2に取り付けられ、遠心力を利用してプロセスガス(気体)Gを圧縮するインペラ3と、シャフト2を回転可能に支持すると共にプロセスガスGを上流側から下流側に流す流路4が形成されたケーシング5とを備え、さらに流路4に洗浄液Wを噴射する洗浄液噴射装置130を備えている点、洗浄液噴射装置130は、洗浄液を噴射する複数のノズル31と、これらノズル31に連通するチャンバ50と、このチャンバ50に配管51を介して洗浄液を供給する洗浄液供給源(不図示)と、配管51の途中に設けられた流量調整弁52とを備えたものである点、チャンバ50は、4つの分割チャンバ54a,54b,54c,54dが画成された状態になっており、各ノズル31は、対応する分割チャンバ54a〜54dと連通している点等の基本的構成は前述した第一実施形態と同様である(以下の実施形態についても同様)。
そして、チャンバ50を構成する分割チャンバ54a,54b,54c,54dごとに洗浄液Wを供給し、ディフューザ通路12やリターンベンド通路13のうち、各分割チャンバ54a〜54dに対応する部位を順次洗浄していく。
次に、この発明の第三実施形態を図10に基づいて説明する。
図10は、本発明の遠心圧縮機の第三実施形態を示す図であり、第一実施形態における図2に対応する側断面図を簡略化した図である。
ここで、同図に示すように、第三実施形態と第一実施形態との相違点は、第一実施形態ではディフューザ後壁12bにのみノズル31(洗浄液噴射装置30)を配置したのに対し、第三実施形態では、このディフューザ後壁12bに加えて、ディフューザ前壁12aにもノズル31(洗浄液噴射装置230)を配置した点である。
なお、ディフューザ後壁12b側とディフューザ前壁12a側に設けられたノズル31の周方向位置は、互いの位相を同じにしてもよいし、ずらしてもよい。例えば、半ピッチずつずれた位相に配置してもよい。
次に、この発明の第四実施形態を図11〜図15に基づいて説明する。
図11は、本発明の遠心圧縮機の第四実施形態を示す図であり、第一実施形態における図2に対応する側断面図を簡略化した図である。図12は、図11のD−D線に沿う断面図である。
ここで、図11、図12に示すように、第四実施形態と第一実施形態との相違点は、第一実施形態では多数のノズル31とチャンバ50と配管51とを備えた洗浄液噴射装置30をディフューザ後壁12bに設けたのに対し、第四実施形態では、この洗浄液噴射装置30に加えて別の洗浄液噴射装置40を設け、これら洗浄液噴射装置30と洗浄液噴射装置40とにより、本発明の洗浄液噴射装置を構成した点にある。
また、ノズル41は、ディフューザ前壁12aに沿って配置されており、周方向に等間隔で複数(例えば、この第四実施形態では各分割チャンバ54a〜54dに対応するように4つ)設けられている。
さらに、ノズル41は、図12における矢印Pで示す洗浄液Wの噴射方向が、矢印Qで示すインペラ3の回転方向と同じ方向になり、かつ、インペラ3にあたることなくその外側になるように配置されている。
ここで、図13(a)、図13(b)に示すように、ノズル41は、例えば、不図示の洗浄液供給源に通じる内部孔62と、この内部孔62に連通して洗浄液Wを噴射するノズル口63とを備えている。ノズル41の先端部には、斜面(または湾曲面)64が形成されており、この斜面64にノズル口63が形成されている。
なお、図13(a)に示した例では、先端部の斜面64に合わせて、大径部66の先端側にも斜面(または湾曲面)が形成されており、この斜面に整流部65の一端側が開口している。
ただし、洗浄液Wはこのようにして液柱状に噴射された後、主流の流れ(プロセスガスGの流れ)による剪断力を受けることにより、その一部は微粒化を起こし、少しずつ微粒化した液滴Uを生じる。
図13(b)に示すように、整流板67は、多数の板が縦横に配置されて格子状に設けられたものである。なお、縦横に配置された板間に形成された正方形状の一辺は、ノズル口63の内径dより大きく設定されている。このような整流板67を大径部36に設けることで、整流部65に流入する洗浄液Wには旋回ベクトルが与えられることなく、直進ベクトルのみが与えられるようになる。したがって、さらに整流部65を流れることで、ノズル31から噴射される洗浄液はより良好に連続し、図14に示すように液柱状になる。
また、洗浄液噴射装置40のノズル41(第二ノズル)によっても、洗浄液Wをディフューザ通路12からリターン通路14、およびリターンベーン25までの広い範囲において衝突・付着させることができ、これによって流路全体を広い範囲に亘って洗浄することができる。
これは、インペラ3の出口近傍では、ディフューザ後壁12b側の方が主流の流速が速くなり、その分、ノズル31から噴射した洗浄液の微粒化が進み、スパン方向(回転軸方向)により広がり易くなるからである。一方、ディフューザ前壁12a側の方では、主流の流速が相対的に遅くなる分、周方向へより広がり易くなるからである。
例えば、上述の実施形態では、洗浄液噴射装置30,130,230のノズル31は、洗浄液Wの噴射方向がインペラ3の回転軸(シャフト2)と略平行になるように配置されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、必要に応じて、洗浄液Wの噴射方向を主流の上流側、または下流側に傾けてもよく、あるいは、流路の径方向内側、または径方向外側に傾けてもよい。
さらに、上述の第四実施形態では、洗浄液噴射装置30のノズル31(第一ノズル)をディフューザ後壁12bに設けると共に、洗浄液噴射装置40のノズル41(第二ノズル)をディフューザ前壁12aに沿って配置した。しかしながらこれに限られるものではなく、逆に、洗浄液噴射装置30のノズル31(第一ノズル)をディフューザ前壁12aに設け、洗浄液噴射装置40のノズル41(第二ノズル)をディフューザ後壁12bに沿って配置してもよい。
2 シャフト(回転軸)
3 インペラ
4 流路
5 ケーシング
5e 隔壁部材
5f 延伸部
12 ディフューザ通路(ディフューザ)
12a ディフューザ前壁
12b ディフューザ後壁
13 リターンベンド通路
14 リターン通路
30,40,130,230 洗浄液噴射装置
31 ノズル(第一ノズル)
33,63 ノズル口
41 ノズル(第二ノズル)
50 チャンバ
51 配管
52 流量調整弁
54a〜54d 分割チャンバ
55a〜55d 枝配管
56 連結配管
57 補助配管
G プロセスガス
P 噴射方向
Q インペラの回転方向
W 洗浄液
Claims (10)
- ケーシングと、
このケーシング内に支持された回転軸と、
この回転軸に設けられ回転して流体を圧縮するインペラと、
このインペラと前記ケーシングとにより形成される流路に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備えた遠心圧縮機であって、
前記洗浄液噴射装置は、
前記回転軸の周方向に沿って設けられ、前記流路内に前記洗浄液を噴射させる複数のノズルと、
これら複数のノズルのうち、対応するノズルと連通し、この対応するノズルに前記洗浄液を供給する複数のチャンバとを有し、
各チャンバの前記ノズルとは反対側の上流に、それぞれ前記チャンバへ供給する前記洗浄液の流量を制御する流量調整弁を設けたことを特徴とする遠心圧縮機。 - ケーシングと、
このケーシング内に支持された回転軸と、
この回転軸に設けられ回転して流体を圧縮するインペラと、
このインペラと前記ケーシングとにより形成される流路に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備えた遠心圧縮機であって、
前記洗浄液噴射装置は、
前記回転軸の周方向に沿って設けられ、前記流路内に前記洗浄液を噴射させる複数のノズルと、
これら複数のノズルのうち、対応するノズルと連通し、この対応するノズルに前記洗浄液を供給する複数のチャンバとを有し、
前記ノズルの数は、前記回転軸の径方向外側から内側に向かって前記流体を流した後、該流体の向きを前記インペラの直前で前記回転軸の軸方向に変換させる吸込通路に設けられたリターンベーンの翼の数と同数とされることを特徴とする遠心圧縮機。 - 前記ケーシングにおける前記複数のノズルの近傍に、前記複数のチャンバを前記回転軸の周方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠心圧縮機。
- 前記流路中のディフューザを形成するディフューザ前壁とディフューザ後壁との少なくとも何れか一方に、前記複数のノズルを形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の遠心圧縮機。
- 前記回転軸の軸方向に沿って前記洗浄液を噴射可能に、前記複数のノズルを設けたことを特徴とする請求項4に記載の遠心圧縮機。
- 前記複数のノズルは、
前記流路中のディフューザを形成するディフューザ前壁とディフューザ後壁との何れか一方に設けられ、他方に向かって前記洗浄液を噴射可能に形成された第一ノズルと、
前記流路中のディフューザの径方向外側であって、かつ径方向に沿って設けられ、前記ディフューザに向けて前記洗浄液を噴射可能に形成されると共に、この洗浄液の少なくとも一つの噴射方向が前記インペラの回転方向と同じになるように形成された第二ノズルとで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の遠心圧縮機。 - 前記第一ノズルは、
前記ディフューザ後壁に設けられ、かつ前記ディフューザ前壁に向けて前記洗浄液を噴射可能に配置される一方、
前記第二ノズルは、
前記ディフューザ前壁に沿って配置されていることを特徴とする請求項6に記載の遠心圧縮機。 - ケーシングと、
このケーシング内に支持された回転軸と、
この回転軸に設けられ回転して流体を圧縮するインペラと、
このインペラと前記ケーシングとにより形成される流路に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備えた遠心圧縮機であって、
前記洗浄液噴射装置は、
前記回転軸の周方向に沿って設けられ、前記流路内に前記洗浄液を噴射させる複数のノズルと、
これら複数のノズルのうち、対応するノズルと連通し、この対応するノズルに前記洗浄液を供給する複数のチャンバとを有し、
前記複数のノズルは、
前記流路中のディフューザを形成するディフューザ前壁とディフューザ後壁との何れか一方に設けられ、他方に向かって前記洗浄液を噴射可能に形成された第一ノズルと、
前記流路中のディフューザの径方向外側であって、かつ径方向に沿って設けられ、前記ディフューザに向けて前記洗浄液を噴射可能に形成されると共に、この洗浄液の少なくとも一つの噴射方向が前記インペラの回転方向と同じになるように形成された第二ノズルとで構成されていることを特徴とする遠心圧縮機。 - 前記第一ノズルは、
前記ディフューザ後壁に設けられ、かつ前記ディフューザ前壁に向けて前記洗浄液を噴射可能に配置される一方、
前記第二ノズルは、
前記ディフューザ前壁に沿って配置されていることを特徴とする請求項8に記載の遠心圧縮機。 - 請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の遠心圧縮機に設けられている洗浄液噴射装置を用い、前記流路に付着・堆積した汚れや熱反応生成物を除去する洗浄方法であって、
前記複数のチャンバのうち、所望のチャンバに選択的に前記洗浄液を供給する洗浄液供給工程と、
この洗浄液供給工程により、前記洗浄液が供給された前記チャンバに連通する前記ノズルを介し、前記流路に向かって前記洗浄液を噴射する洗浄液噴射工程と、
この洗浄液噴射工程により噴射された前記ノズルに対応する前記流路の一部を洗浄する一部洗浄工程とを有し、
これら洗浄液供給工程、洗浄液噴射工程、および一部洗浄工程とを順次繰り返すことにより、前記流路の全体を洗浄することを特徴とする洗浄方法。
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