JP5672120B2 - 液浸用上層膜形成用組成物 - Google Patents
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Description
[2]複数のカルボキシル基を含む繰り返し単位が下記式(a1)である、前記[1]に記載の液浸上層膜形成用組成物。
[3]前記式(a1)において、Qが、炭素数1〜10の(m+1)価の脂肪族炭化水素基、または炭素数3〜10の(m+1)価の脂環式炭化水素基である、前記[1]または[2]に記載の液浸上層膜形成用組成物。
[4]重合体成分(A)が、スルホ基を有する繰り返し単位(s)を有する、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の液浸上層膜形成用組成物
[5]重合体成分(A)が、フッ素原子を有する繰り返し単位(f)を有する、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の液浸上層膜形成用組成物。
[6]前記[1]〜[5]のいずれかに記載の液浸上層膜形成用組成物を用いて形成された液浸上層膜。
[7]基板上にフォトレジスト組成物を塗布してフォトレジスト膜を形成する工程(1)と、前記[1]〜[6]のいずれか一項に記載の液浸上層膜形成用組成物を前記フォトレジスト膜上に塗布して前記フォトレジスト膜上に上層膜を形成する工程(2)と、前記上層膜上に液浸媒体を配し、所定のパターンを有するマスクおよび液浸液体を通過させた露光光を、前記上層膜及び前記フォトレジスト膜に照射することによって、前記上層膜及び前記フォトレジスト膜を露光する工程(3)と、露光された前記上層膜及び前記フォトレジスト膜を現像液で現像する工程(4)と、を備えるレジストパターン形成方法。
本発明の液浸上層膜形成用組成物(以下、上層膜形成用組成物ともいう)は、重合体成分(A)および溶剤(B)を含み、重合体成分(A)が有する全繰り返し単位のうちの少なくとも一部として、複数のカルボキシル基を有する繰り返し単位(a)を有する。以下、本発明の液浸上層膜形成用組成物について詳しく説明する。
[複数のカルボキシル基を有する繰り返し単位(a)]
本発明における重合体成分は、その全繰り返し単位の一部として、複数のカルボキシル基を有する繰り返し単位(a)(以下、「繰り返し単位(a)ともいう)を含んでいる。
複数のカルボキシル基を有する繰り返し単位としては、下記式(a1)で表される繰り返し単位を挙げることができる。
炭素数1〜30の(m+1)価の有機基としては、炭素数1〜30の(m+1)価の炭化水素基、炭素数1〜30の(m+1)価のハロゲン化炭化水素基、ならびに酸素原子、硫黄原子および窒素原子からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子を含む(m+1)価の有機基等を挙げることができる。
(上記式中、Rは、それぞれ独立に水素原子、メチル基またはトリフルオロメチル基を示す。)
(上記式中、Rは、それぞれ独立に水素原子、メチル基またはトリフルオロメチル基を示す。)
前記重合体成分(A)における繰り返し単位(a)の含有量は、重合体成分(A)が有する全繰り返し単位を100モル%として、通常、0.1〜30モル%であり、好ましくは0.5〜20モル%である。繰り返し単位(a)の含有量がある上記範囲であると、Blob欠陥を抑制でき、また、下地となるレジスト層に影響しにくく、さらに基板との密着性に優れる。
本発明における重合体成分は、その全繰り返し単位の一部として、スルホ基を有する繰り返し単位(s)(以下、「繰り返し単位(s)ともいう)を含んでいる。
スルホ基を有する繰り返し単位としては、特に限定されるものではないが、下記一般式(S−1)または(S−2)で表される繰り返し単位を挙げることができる。
前記単環式炭化水素基としては、1,3−シクロブチレン基等のシクロブチレン基、1,3−シクロペンチレン基等のシクロペンチレン基、1,4−シクロヘキシレン基等のシクロヘキシレン基、1,5−シクロオクチレン基等のシクロオクチレン基等の炭素数4〜12のシクロアルキレン基等が挙げられる。
架橋環式炭化水素基としては、例えば、1,4−ノルボルニレン基、2,5−ノルボルニレン基等のノルボルニレン基、1,5−アダマンチレン基、2,6−アダマンチレン基等のアダマンチレン基等の炭素数4〜12の2〜4環式炭化水素基等が挙げられる。
また、前記Rs1の炭素数6〜12の2価の芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニレン基、トリレン基等のアリーレン基等が挙げられる。
繰り返し単位(f)は、フッ素原子を有しており、具体的には、下記式(f−1)で表される繰り返し単位(f1)や、下記式(f−2)で表される繰り返し単位(f2)を挙げることができる。
前記重合体成分(A)における繰り返し単位(f)の含有量は、重合体成分(A)が有する全繰り返し単位を100モル%として、好ましくは、50〜97モル%であり、より好ましくは60〜95モル%である。繰り返し単位(f)の含有量がある上記範囲であると、上層膜表面と水滴との接触角を良好にすることができ、特に後退接触角を高くすることができる。
上記重合体成分中に重合体(A1)を含む場合、その重合体(A1)における繰り返し単位(a)の含有量は、重合体(A1)が有する全繰り返し単位を100モル%として、好ましくは1〜50モル%であり、より好ましくは3〜20モル%である。繰り返し単位(a)の含有量が1モル%以上であると、重合体(A1)の溶け残りが少なくなることで欠陥をより少なくすることができ、50モル%以下であると、重合体(A1)の親水性が高くなりすぎず、上層膜の撥水性をより良好にできる。
[重合体(A2)]
本発明の上層膜形成用組成物には、重合体(A1)とは別の重合体(以下、その他の重合体とも言う)として、重合体(A1)よりも撥水性が高い重合体(A2)を含んでいるのが好ましい。この場合、重合体(A2)が上層膜の表面に局在化しやすくなり、重合体(A2)が有する撥水性によって、上層膜表面と水滴との接触角を良好にすることができ、特に後退接触角を高くすることができる。一方、重合体(A1)については、レジスト被膜と上層膜との界面側に局在化しやすくなり、その界面において形成されるミキシング層の存在によって欠陥が抑制されるとともに、レジストの種類にかかわらず矩形状のレジスト形状を得ることができる(レジスト形状の依存性を低減できる)。また、重合体(A1)が繰り返し単位(c)を有する場合には、ミキシング層における現像液溶解性をより高めることができ、欠陥の抑制効果を一層高めることができる。
なお、本重合体成分は、「その他の重合体」を必ずしも含有している必要はなく、上記重合体(A1)単独で構成されていてもよい。
また、各重合体のMwと数平均分子量(以下、「Mn」ともいう)との比(Mw/Mn)は、1〜5であることが好ましく、更に好ましくは1〜3である。尚、本明細書における「重量平均分子量」及び「数平均分子量」は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)で測定したポリスチレン換算による値である。
更に、重合体成分(A)に含まれる重合体を精製する方法としては、例えば、水洗、液々抽出等の化学的精製法や、これらの化学的精製法と限外ろ過、遠心分離等の物理的精製法との組み合わせ等を挙げることができる。
また、本発明の上層膜形成用組成物には、重合体成分等を溶解することを目的として溶剤が含まれる。この溶剤は、レジスト被膜上に塗布する際に、フォトレジスト膜と過度のインターミキシングを生じる等といったリソグラフィ性能の劣化を生じることがほとんどないものを好適に使用することができる。
この界面活性剤の配合量は、重合体(A)及び重合体(B)の合計量100質量部に対して、5質量部以下であることが好ましい。
次に、本発明のフォトレジストパターン形成方法の一実施形態について説明する。本発明のフォトレジストパターン形成方法は、基板上にフォトレジスト組成物を塗布してフォトレジスト膜を形成する工程(工程(1))と、上記フォトレジスト膜に、上述した上層膜形成組成物を塗布して上層膜を形成する工程(工程(2))と、この上層膜とレンズとの間に液浸媒体を配置し、上記液浸媒体と所定のパターンを有するマスクとを介して上記フォトレジスト膜及び上記上層膜に露光光を照射し、次いで現像することによってレジストパターンを得る工程(工程(3))と、を備えるものである。
このような工程を備えることにより、本発明のフォトレジストパターン形成方法は、露光波長、特に248nm(KrF)及び193nm(ArF)に対する十分な透過性を有し、フォトレジスト膜と殆どインターミキシングを起こすことなくフォトレジスト膜上に形成され、液浸露光時に、水などの媒体に極めて溶出し難く安定な被膜を維持し、高解像度のレジストパターンを形成可能でありつつ、十分に高い後退接触角を有する上層膜、即ち、通常のスキャンスピード(例えば、500mm/s)においてウォーターマーク欠陥やパターン不良欠陥の発生を効果的に抑制し、スキャンスピードが高速(例えば、700mm/s)であっても上記欠陥の発生を効果的に抑制することができる。
工程(1)は、基板上にフォトレジスト組成物を塗布してフォトレジスト膜を形成する工程である。上記基板としては、通常、シリコンウェハ、アルミニウムで被覆したシリコンウェハ等が用いられる。フォトレジスト膜の特性を最大限に引き出すため、予め、基板の表面に有機系ないし無機系の反射防止膜を形成しておくことも好ましい形態の一つである(例えば、特公平6−12452号公報等を参照)。
フォトレジスト膜を形成する物質の種類は、特に制限されるものではなく、従来、フォトレジスト膜を形成するために用いられていた物質の中から、レジストの使用目的に応じて適宜選択して使用すればよい。但し、酸発生剤を含有する化学増幅型のレジスト材料、特に、ポジ型レジスト材料を用いることが好ましい。化学増幅型のポジ型レジスト材料としては、例えば、酸解離性基修飾アルカリ可溶性樹脂と、感放射線性酸発生剤とを必須成分として含有する感放射線性の樹脂組成物等を挙げることができる。このような樹脂組成物は、放射線照射(露光)により酸発生剤から酸が発生し、その発生した酸の作用によって、樹脂の酸性基(例えば、カルボキシル基)を保護していた酸解離性基が解離して、酸性基が露出する。なお、酸性基が露出することにより、レジストの露光部のアルカリ溶解性が高くなり、その露光部がアルカリ現像液によって溶解、除去され、ポジ型のレジストパターンを形成することができる。
フォトレジスト膜は、フォトレジスト膜を形成するための樹脂成分に溶剤を加えて、その全固形分濃度を0.2〜20質量%に調整した溶液を得、得られた溶液を、孔径30nm程度のフィルターでろ過することにより塗工液を調製し、この塗工液を、回転塗布、流延塗布、ロール塗布等の従来公知の塗布方法を用いて基板上に塗布することによって形成することができる。このフォトレジスト膜は、溶媒を揮発させるために予備焼成(以下「PB」と記す場合がある)を行ってもよい。なお、フォトレジスト膜の形成に際しては、塗工液は自ら調製してもよいし、市販のレジスト溶液を塗工液として使用してもよい。
工程(2)は、フォトレジスト膜に、既に上述した上層膜形成組成物を塗布して上層膜を形成する工程である。この工程は、工程(1)で形成されたフォトレジスト膜の表面上に、上述した上層膜形成組成物を塗布し、好ましくは再度焼成することにより上層膜を形成する工程である。上層膜を形成することによって、液浸露光の際に液浸液がフォトレジスト膜と直接接触することが防止され、液浸液の浸透によってフォトレジスト膜のリソグラフィ性能が低下したり、フォトレジスト膜から溶出する成分により投影露光装置のレンズが汚染されたりする事態を効果的に防止することが可能となる。
上層膜の厚さは、λ/4m(但し、λ:放射線の波長、m:保護膜の屈折率)の奇数倍にできる限り近づけることが好ましい。フォトレジスト膜の上側界面における反射抑制効果が大きくなるためである。
工程(3)は、上記上層膜とレンズとの間に液浸媒体を配置し、この液浸媒体と所定のパターンを有するマスクとを介して上記フォトレジスト膜及び上記上層膜に露光光を照射し、次いで現像することによってレジストパターンを得る工程である。
上記液浸媒体としては、通常、空気より屈折率の高い液体を使用する。具体的には、水を用いることが好ましく、純水を用いることが更に好ましい。なお、必要に応じて液浸液のpHを調整してもよい。この液浸媒体を介在させた状態で(即ち、露光装置のレンズとフォトレジスト膜との間に液浸媒体を満たした状態で)、所定のパターンを有するマスクを通して放射線を照射し、フォトレジスト膜を露光させる。
液浸露光の際に使用することができる放射線は、使用されるフォトレジスト膜や上層膜の種類に応じて適宜選択すればよく、例えば、可視光線;g線、i線等の紫外線;エキシマレーザ等の遠紫外線;シンクロトロン放射線等のX線;電子線等の荷電粒子線等の各種放射線を用いることができる。なかでも、ArFエキシマレーザ(波長193nm)またはKrFエキシマレーザ(波長248nm)を用いることが好ましい。また、放射線量等の露光条件は、感放射線性樹脂組成物の配合組成、添加剤の種類等に応じて適宜設定すればよい。
フォトレジスト膜の解像度、パターン形状、及び現像性等を向上させるために、露光後に焼成(PEB)を行うことが好ましい。その焼成温度は、使用される感放射線性樹脂組成物の種類等によって適宜調節されるが、通常、30〜200℃、好ましくは50〜150℃である。
露光後またはPEB後に現像を行い、必要に応じて洗浄すれば、所望のフォトレジストパターンを形成することができる。上層膜は、本発明の一実施形態である上層膜形成組成物によって形成されている。従って、この上層膜は、別途の剥離工程によって除去する必要はなく、現像中または現像後の洗浄中に容易に除去することができる。なお、現像に際しては、通常、アルカリ性の現像液を使用する。
現像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、アンモニア、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジン、コリン、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−5−ノナン等のアルカリ性化合物を少なくとも一種溶解したアルカリ性水溶液を使用することが好ましい。なかでも、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド類の水溶液を好適に用いることができる。
現像液には、例えば、メタノール、エタノール等のアルコール類をはじめとする水溶性有機溶媒や、界面活性剤を適量添加することもできる。なお、上記のアルカリ性水溶液を用いて現像した場合は、通常、現像後に水洗する。なお、現像、または必要に応じた水洗後に適宜乾燥すれば、目的とするフォトレジストパターンを形成することができる。
(1)分子量(Mw、Mn)測定方法
重合体(A1)〜(A3)のMw及びMnは、東ソー社製の高速GPC装置(型式「HLC−8120」)に東ソー社製のGPCカラム(商品名「G2000HXL」;2本、「G3000HXL」;1本、「G4000HXL」;1本)を用い、流量1.0ml/分、溶出溶剤テトラヒドロフラン、カラム温度40℃の分析条件で、単分散ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定した。
前述の繰り返し単位(a)を得るために用いられる前述の化合物(a−1a)1.82g(4モル%)、前述の繰り返し単位(f)を得るために用いられる、単量体メタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ブチル)エステル35.62g(81モル%)、及び開始剤[2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオン酸メチル)]1.56gをイソプロパノール40.00gに溶解させた単量体溶液を準備した。
一方、温度計及び滴下漏斗を備えた200mlの三つ口フラスコにイソプロパノール50gを投入し、30分間窒素パージした。窒素パージの後、フラスコ内をマグネティックスターラーで攪拌しながら、80℃になるように加熱した。
そして、滴下漏斗を用い、予め準備しておいた単量体溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に1時間反応を行い、前述の繰り返し単位(s)を得るために用いられる単量体[ビニルスルホン酸]2.55g(15モル%)のイソプロパノール溶液10gを30分かけて滴下した。その後、更に1時間反応を行った後、30℃以下に冷却して、共重合液を得た。
2,2−アゾビス(2−メチルイソプロピオン酸メチル)13.85gをメチルエチルケトン13.85gに溶解させた混合溶液を準備した。
一方、温度計及び滴下漏斗を備えた2000mlの三つ口フラスコに、メタクリル酸(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)エステル198.87g、メタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ペンチル)エステル101.13g、及びメチルエチルケトン586.15gを投入し、30分間窒素パージした。窒素パージ後、フラスコ内をマグネティックスターラーで撹拌しながら75℃になるように加熱した。
そして、滴下漏斗を用い、予め準備しておいた混合体溶液を5分かけて滴下し、360分間熟成させた。その後、30℃以下に冷却して共重合液を得た。
得られた重合体溶液に含有されている共重合体の、Mwは10200、Mw/Mnは1.65であり、収率は65%であった。また、この共重合体に含有されるメタクリル酸(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)エステルに由来する繰り返し単位、及びメタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ペンチル)エステルに由来する繰り返し単位の含有率は、69.5:30.5(モル%)であった。この共重合体を重合体(A2−1)とする。
尚、重合体(A2−1)を用いて膜成形した際における水との後退接触角は82°であった。
メタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ペンチル)エステル46.95g(85モル%)、及び開始剤(2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオン酸メチル))6.91gをイソプロパノール100gに溶解させた単量体溶液を準備した。
一方、温度計及び滴下漏斗を備えた500mlの三つ口フラスコにイソプロパノール50gを投入し、30分間窒素パージした。窒素パージの後、フラスコ内をマグネティックスターラーで攪拌しながら、80℃になるように加熱した。
そして、滴下漏斗を用い、予め準備しておいた単量体溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に1時間反応を行い、ビニルスルホン酸3.05g(15モル%)のイソプロパノール溶液10gを30分かけて滴下した。その後、更に1時間反応を行った後、30℃以下に冷却して、共重合液を得た。
得られた重合体溶液に含有されている共重合体のMwは9760、Mw/Mnは1.51であり、収率は65%であった。また、この共重合体に含有される、メタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ペンチル)エステルに由来する繰り返し単位、及びビニルスルホン酸に由来する繰り返し単位の含有率は、98:2(モル%)であった。この共重合体を重合体(A3−1)とする。
尚、重合体(A3−1)を用いて膜成形した際における水との後退接触角は69°であった。
s−2:ビニルスルホン酸
c−a:2−((3−(メタクリロイルオキシ)プロポキシ)カルボニル)シクロヘキサンカルボン酸
f−1a:メタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ブチル)エステル
f−1b:メタクリル酸(1,1,1−トリフルオロ−2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシ−4−ペンチル)エステル
f−2:メタクリル酸(1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチル)エステル
液浸用上層膜形成用組成物を上記実施例で得られた樹脂を用いて作製した。表1に示す樹脂の固形分4gおよび表1に示す溶媒(G)をそれぞれ表記した重量比で総量96gとなるように溶媒を加え2時間攪拌した後、孔径200nmのフィルターでろ過して溶液を調製した。なお、表1において、4−メチル−2−ペンタノール(以下、「G−1」)を、ジイソアミルエーテル(以下、「G−2」)をそれぞれ表す。表1において混合溶媒の場合の溶媒比は重量比を表す。得られた上層膜形成用組成物の評価を次に示す方法で行なった。結果を表3に示す。
表1に示す成分を用いる以外は実施例1と同様の手法にて、比較例1〜9の上層膜形成用組成物を得た。
フォトレジスト膜を形成するためのフォトレジスト組成物を以下の方法により調製した。
下記化合物(M−1)53.93g(50モル%)、化合物(M−2)35.38g(40モル%)、化合物(M−5)10.69g(10モル%)を2−ブタノン200gに溶解し、更にジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)5.58gを投入した単量体溶液を準備し、100gの2−ブタノンを投入した500mlの三口フラスコを30分窒素パージした。窒素パージの後、反応釜を攪拌しながら80℃に加熱し、事前に準備した上記単量体溶液を滴下漏斗を用いて3時間かけて滴下した。滴下開始を重合開始時間とし、重合反応を6時間実施した。重合終了後、重合溶液は水冷することにより30℃以下に冷却し、2000gのメタノールへ投入し、析出した白色粉末をろ別した。ろ別された白色粉末を2度400gのメタノールにてスラリー上で洗浄した後、ろ別し、50℃にて17時間乾燥し、白色粉末の重合体を得た(74g、収率74%)。この重合体はMwが6900、Mw/Mn=1.70、13C−NMR分析の結果、化合物(M−1)、化合物(M−2)、化合物(M−3)に由来する各繰り返し単位の含有率が53.0:37.2:9.8(モル%)の共重合体であった。この重合体をアクリル系重合体(c)とする。尚、この重合体中の各単量体由来の低分子量成分の含有量は、この重合体100質量%に対して、0.03質量%であった。これを重合体(M)とする。
実施例1〜18および比較例1〜9の上層膜形成用組成物について以下に示す各種評価を行った。評価結果を表3に示す。
基板として、HMDS処理をしていない8インチシリコンウェハを用いた。
前記基板上に、上層膜形成用組成物をCLEAN TRACK ACT8にて、スピンコートした後に90℃×60秒の条件でPBを行い、膜厚30nmの上層膜を得た。その後、CLEAN TRACK ACT8にて純水によるリンスを60秒間行い、振り切りによる乾燥を行った。
目視によりリンス後にエッジ部でハガレが観測された場合を「×」とし、ハガレが観測されない場合を「○」と評価した。その結果を表3に示す。
基板として、表面に膜厚77nmの下層反射防止膜(「ARC29A」、ブルワー・サイエンス社製)を形成した12インチシリコンウエハを用いた。なお、この下層反射防止膜の形成には、「CLEAN TRACK ACT12」(東京エレクトロン社製)を用いた。
前記基板上に、感放射線性樹脂組成物(α)を前記CLEAN TRACK ACT12にて、スピンコートした後にPB(90℃、60秒)膜厚120nmのフォトレジスト膜を得た。その後、フォトレジスト膜上に上層膜形成組成物溶液をスピンコートした後、PB(90℃、60秒)により膜厚30nmの塗膜(上層膜)を得た。次に、ArFエキシマレーザー液浸露光装置(型番「S610C」)にてNA=0.85、σ0/σ1=0.97/0.78、Azimuthの条件で、マスクパターンを介して露光を行った。この際、レジスト(フォトレジスト膜)上面と液浸露光機レンズとの間には液浸溶媒として純水を配置した。その後、PB(115℃、60秒)で焼成した後、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液により、23℃で60秒間現像し、水洗し、乾燥して、ポジ型のレジストパターンを形成した。このとき、線幅100nmのライン・アンド・スペースパターン(1L1S)を1対1の線幅に形成する露光量を最適露光量とし、この最適露光量を感度とした。なお、この測長には走査型電子顕微鏡(「S−9380」、日立ハイテクノロジーズ社製)を用いた。
以上のことから本発明の上層膜形成用組成物によってウォーターマーク欠陥、ブリッジ欠陥を抑制かつハガレ耐性が良好な上層膜が得られることがわかった。
Claims (6)
- 複数のカルボキシル基を含む繰り返し単位(a)を有する重合体成分(A)および溶剤(B)を含み、該繰り返し単位(a)が下記式(a1)である、液浸上層膜形成用組成物。
(a1)
(上記式(a1)中、Qは(m+1)価の有機基であり、Rは、それぞれ独立に水素原子、メチル基またはトリフルオロメチル基を示し、mは、2〜4の整数である。) - 前記式(a1)において、Qが、炭素数1〜10の(m+1)価の脂肪族炭化水素基、または炭素数3〜10の(m+1)価の脂環式炭化水素基である、請求項1に記載の液浸上層膜形成用組成物。
- 重合体成分(A)が、スルホ基を有する繰り返し単位(s)を有する、請求項1又は2に記載の液浸上層膜形成用組成物
- 重合体成分(A)が、フッ素原子を有する繰り返し単位(f)を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の液浸上層膜形成用組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の液浸上層膜形成用組成物を用いて形成された液浸上層膜。
- 基板上にフォトレジスト組成物を塗布してフォトレジスト膜を形成する工程(1)と、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の液浸上層膜形成用組成物を前記フォトレジスト膜上に塗布して前記フォトレジスト膜上に上層膜を形成する工程(2)と、
前記上層膜上に液浸媒体を配し、所定のパターンを有するマスクおよび液浸液体を通過させた露光光を、前記上層膜及び前記フォトレジスト膜に照射することによって、前記上層膜及び前記フォトレジスト膜を露光する工程(3)と、
露光された前記上層膜及び前記フォトレジスト膜を現像液で現像する工程(4)と、を備えるレジストパターン形成方法。
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