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JP5668471B2 - 空冷式エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、空冷式エンジンに関するものである。特に、冷却ファンを用いてエンジン本体を強制的に冷却する空冷式エンジンに関するものである。
従来から、ファンカウリングによって覆われたエンジン本体を、冷却ファンを用いて強制的に冷却する空冷式エンジンが知られている。特許文献1の空冷内燃焼機関の冷却装置には、機関本体の側面に遠心ファンの回りを覆い且つシリンダヘッド側に向けて冷却風Wを案内する内面を有するシュラウドが取り付けられていることが開示されている。特許文献1に開示されたシュラウドの内面の上部には、シリンダヘッド方向に平行に延びる多数の冷却風調流用の突起が一体的に列設されている。これらの突起は、各突起間の通路内に冷却風を均等に導き入れ、冷却風をシリンダヘッド側に整流させて案内することができるものである。
特開昭56−65124号公報
通常、冷却風はシュラウドの内面に沿って流れる。冷却させたい部分(ここでは、冷却部分という)とシュラウドの内面との距離が離間している場合、冷却部分に直接、冷却風が当たり難いために効率的に冷却することができない。上述した特許文献1に開示された各突起は、冷却風を整流させることができるものの、シュラウドの内面と冷却部分とを少なくとも各突起の高さ分だけ離間させなければならず、それだけ冷却効率が低下してしまう。また、シリンダヘッドと同様にシリンダブロックも効率よく冷却することも必要である。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、エンジン本体のシリンダブロックの冷却効率を向上させることができる空冷式エンジンを提供することを目的とする。
本発明は、クランクシャフトを軸支するクランクケース、シリンダブロックおよびシリンダヘッドを有するエンジン本体と、前記シリンダブロックの周囲を覆うことで内部に送風通路を形成するファンカウリングと、前記クランクシャフトの駆動によって前記ファンカウリングの外部から外気を吸入し、前記送風通路を通して前記シリンダブロックに送風する冷却ファンと、を備える空冷式エンジンであって、前記ファンカウリングは、前記シリンダブロックの側面と前記冷却ファンとによって囲まれる空間を被覆する湾曲部と、前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドの周囲を被覆する包囲部とにより形成され、前記湾曲部は、前記シリンダヘッドに向かって外側に膨らむように湾曲した側壁を有し、前記包囲部は、前記冷却ファンの反対側に配置される側壁を有し、前記湾曲部および前記包囲部は、前記湾曲部の側壁から湾曲して上壁と下壁が連続して、前記包囲部の側壁まで形成され、前記上壁および前記下壁のうち少なくとも何れか一方には、前記上壁または前記下壁に近接する方向に傾斜する傾斜面と、前記上壁または前記下壁から離間する方向に傾斜する傾斜面とによって、前記シリンダブロックに突設されたフィンの先端と最も近接する最近接部が形成され、前記最近接部は、前記フィンの先端を繋ぐ直線と略平行に形成されることを特徴とする。
また、記最近接部は、前記シリンダブロックのシリンダ軸を含む鉛直平面よりもクランク軸方向で、前記冷却ファンが配設されている側に位置することを特徴とする。
また、前記最近接部と前記フィンの先端との距離は、前記フィンの先端と前記シリンダブロックの外壁面までの距離よりも小さいことを特徴とする。
また、前記傾斜面は、前記ファンカウリングの上壁および下壁に設けられ、前記上壁および前記下壁のうち、一方の壁の前記傾斜面の高さは、他方の壁の前記傾斜面の高さよりも大きいことを特徴とする。
また、前記上壁の前記傾斜面の高さは、前記下壁の前記傾斜面の高さよりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、ファンカウリングにエンジン本体のシリンダブロックに向かって傾斜する傾斜面を設けたので、シリンダブロックの冷却効率を向上させることができる。
本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の右側面図である。 パワーユニットの右側面図である。 パワーユニットを右側前方から見た斜視図である。 エンジン本体のI−I線断面図である。 エンジン本体のII−II線断面図である。 ファンカウリングを後方から見た斜視図である。 ファンカウリングを前方から見た斜視図である。 エンジン本体のIII−III線斜視断面図である。 エンジン本体のIV−IV線断面図である。 ファンカウリングとシリンダブロックとの関係を示す断面図である。
以下、本発明に係る空冷式エンジンをスクータ型自動二輪車に搭載した実施形態について説明する。
まず、スクータ型自動二輪車100の全体構成について図1を参照して説明する。図1は本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の右側面図である。なお、以下に示す図では、必要に応じて車体の前側を矢印Frにより、車体の後側を矢印Rrによりそれぞれ示し、車体の右側を矢印Rにより、車体の左側を矢印Lにより示す。
スクータ型自動二輪車100(以下、自動二輪車という)は、鋼製あるいはアルミニウム合金材からなる複数の車体フレームにより車体骨格が形成されている。具体的には、車体前部には、ステアリングヘッドパイプ101が配設されている。ステアリングヘッドパイプ101の略中央部には、ダウンチューブ102が略後斜め下側に向かって延設されている。ダウンチューブ102の下端付近には、一対のアンダーフレーム103が略後側に向かって延設されている。一対のアンダーフレーム103の略後端のそれぞれには、メインフレーム104が略上側に向かって延設されている。一対のメインフレーム104の上端のそれぞれには、リアフレーム105が結合されている。一対のリアフレーム105は車体後側に亘って、後斜め上側に向かって延設されている。
図1に示すように、ステアリングヘッドパイプ101は、フロントフォーク106を回動可能に支持している。フロントフォーク106の上端には操舵のためのハンドルバー107が左右方向に沿って配設され、下端には前輪108が回動可能に支持されている。前輪108はフロントフェンダー127によって覆われている。
また、アンダーフレーム103の後端には、空冷式エンジンを含むパワーユニット112を支持するためのブラケット109が付設形成されている。ブラケット109には、ステー110が略後側に向かって配設されている。また、ステー110には、ピボット軸111を介して、スイング式のパワーユニット112が支持されている。パワーユニット112はピボット軸111を中心にして上下に揺動可能である。
図2はパワーユニットの右側面図である。図3はパワーユニットを右側前方から見た斜視図である。パワーユニット112は、クランクケース141およびシリンダアセンブリ114を有する空冷式エンジン115とベルト式自動変速機116とをユニット化したものである。
ベルト式自動変速機116の後部には、図1に示すように、後輪117が回動可能に支持されている。後輪117は、リヤフェンダー128によって覆われている。ベルト式自動変速機116とリアフレーム105との間には、ショックアブソーバ118によって連結されている。ショックアブソーバ118は、後輪117およびパワーユニット112の上下の揺動を吸収する。
図2および図3に示すように、ベルト式自動変速機116の上側にはエアークリーナボックス119が搭載されている。エアークリーナボックス119とシリンダアセンブリ114との間には吸気パイプ120が接続されている。吸気パイプ120の途中には、キャブレタ121が配設されている。エアークリーナボックス119からの吸気はキャブレタ121によって燃料との混合気に生成され、シリンダアセンブリ114内に吸入され、燃焼された後、排気ガスとして排気管129を介してマフラー130から排気される。
また、図1に示すように、パワーユニット112の上側には、ライダーが着座するためのシート122が設置されている。アンダーフレーム103の上側には、シート122に着座したライダーの足を載せるステップボード123が支持されている。パワーユニット112とシート122との間にはヘルメット等を収容できるラゲッジボックス124が配置されている。
車体外観としては、各種車体カバーが車体フレーム等の適所に支持されて被着されることで外観が整えられている。車体の前部には、フロントレッグシールド125がダウンチューブ102の周囲を被覆している。また、車体の中央部から後部には、フレームカバー126がメインフレーム104およびリアフレーム105の周囲を被覆している。フロントレッグシールド125とフレームカバー126とは、上述したステップボード123を介して一体的に連結されている。
次に、空冷式エンジン115の構成について図2〜図5を参照して説明する。図4は図2に示す空冷式エンジンをI−I線で切断した断面図である。また、図5は、図4に示す空冷式エンジンをII−II線で切断した断面図である。
図4に示すように、空冷式エンジン115は、エンジン本体140、冷却ファン160およびファンカウリング161を有している。
まず、エンジン本体140について説明する。
本実施形態のエンジン本体140には、OHV方式の4ストローク単気筒エンジンが用いられている。図5に示すように、エンジン本体140は、クランクケース141、シリンダブロック143、シリンダヘッド147およびシリンダヘッドカバー156を備えている。
クランクケース141は、左右方向に沿って配設されたクランクシャフト142を回動自在に軸支する。クランクケース141には、シリンダブロック143が前傾した態様で延設されている。シリンダブロック143の内部には、ピストン144が摺動可能に配設されている。ピストン144とクランクシャフト142とはコネクティングロッド145を介して接続され、ピストン144の往復運動はコネクティングロッド145を介してクランクシャフト142の回転に変換される。
また、シリンダブロック143の外壁面には、シリンダブロック143のシリンダ軸Cyに対して直交する方向に延出する複数のフィン146が形成されている。複数のフィン146はシリンダブロック143の全長およびシリンダヘッド147に形成され、それぞれがシリンダ軸Cy方向に離間して配列されている。フィン146は後述する燃焼室148に向かうほど大きく形成され、放熱効果を向上させている。
シリンダブロック143の頂部にはシリンダヘッド147が結合されることで、内部に燃焼室148が形成される。図5に示すように、シリンダヘッド147の上部には燃焼室148と連通するインテークポート149が開口され、上述した吸気パイプ120と結合されている。インテークポート149と燃焼室148との間には、吸気バルブ150が配設されている。
一方、シリンダヘッド147の下部には、燃焼室148と連通するエキゾーストポート151が開口され上述した排気管129と結合されている。エキゾーストポート151と燃焼室148との間には、排気バルブ152が配設されている。
また、吸気バルブ150と排気バルブ152とは、シリンダヘッド147内に回転自在に軸支されたカムシャフト153によって開閉タイミングが制御されている。カムシャフト153は、図示しないカムチェーンを介してクランクシャフト142に接続され、クランクシャフト142によって回転される。カムチェーンは、図4に示すように、シリンダブロック143内の左側に、シリンダ軸Cy方向に沿って形成されたカムチェーントンネル154内に配設される。
また、図4に示すように、シリンダヘッド147には点火プラグ155が、その先端を燃焼室148内に配置される態様で配設されている。本実施形態の点火プラグ155は、シリンダヘッド147の右側から斜めに取り付けられ、その先端が燃焼室148の中心に指向して固定される。点火プラグ155がピストン144によって圧縮された混合気に点火することで、混合気を燃焼させピストン144を摺動させる。混合気が燃焼することで、燃焼室148を形成するシリンダヘッド147およびシリンダブロック143が高温となる。
図5に示すように、シリンダヘッド147の頂部にはシリンダヘッドカバー156が結合され、上述した吸気バルブ150、排気バルブ152およびカムシャフト153などを含む動弁機構を被覆する。
次に、冷却ファン160およびファンカウリング161について説明する。
図4に示すように、冷却ファン160は、クランクシャフト142の右端に軸着され、クランクシャフト142と同期して回転する。
ファンカウリング161は、クランクケース141、シリンダブロック143およびシリンダヘッド147などに図示しないボルトを介して取り付けられる。ファンカウリング161が取り付けられた状態では、ファンカウリング161の内部、すなわちクランクケース141、シリンダブロック143およびシリンダヘッド147とファンカウリング161との間の空間に送風通路162が形成される。
図4、図6Aおよび図6Bを参照して、ファンカウリングの形状について説明する。図6Aはファンカウリングを後方から見た斜視図であり、図6Bはファンカウリングを前方から見た斜視図である。なお、図6Aには、ファンカウリング161と冷却ファン160との配置が分かるように冷却ファン160を図示している。
ファンカウリング161は、クランクケース141の右側および冷却ファン160の外周を被覆する第一のファンカウリング本体163と、シリンダブロック143およびシリンダヘッド147の周囲を被覆する第二のファンカウリング本体166とが一体的に結合して形成されている。
第一のファンカウリング本体163には、冷却ファン160と対向する位置に、すなわちファンカウリング161の右側に開口する空気吸入口164が形成されている。冷却ファン160が回転することで、外気が空気吸入口164を通してファンカウリング161の内部に吸入される。また、空気吸入口164の周囲には、環状壁165が立設されている。
一方、第二のファンカウリング本体166は、シリンダブロック143の右側面と冷却ファン160とによって囲まれる空間を被覆する湾曲部167と、シリンダブロック143およびシリンダヘッド147の周囲を被覆する包囲部168とにより形成されている。図4に示すように、湾曲部167の側壁169は、第一のファンカウリング本体166からシリンダヘッド147に向かって、外側に膨らむように湾曲している。
また、図6Aおよび図6Bに示すように、湾曲部167および包囲部168には、上壁170aと下壁170bが形成されている。上壁170aと下壁170bは、それぞれ側壁169から湾曲して、連続して形成され、包囲部168の左側壁171に至るまで形成されている。
包囲部168は、シリンダブロック143のシリンダ軸Cy方向に開口している。包囲部168の右側壁172は、上述した湾曲部167の側壁169が一体的に接続されている。右側壁172には点火プラグ155が挿通される挿通孔173が開口している。また、上壁170aと下壁170bには、それぞれ上述した吸気パイプ120および排気管129が挿通される挿通孔174、175が開口している。
さて、本実施形態のファンカウリング161は、シリンダブロック143を効率よく冷却することができる形状に形成されている。以下、ファンカウリング161のより詳細な形状について図7〜図8を参照して説明する。図7は、図4に示すIII−III線を切断し、矢印A方向から見た斜視断面図である。図8は、図4に示すIV−IV線を切断した断面図である。図7および図8では、クランク軸Crとシリンダ軸Cyとを含む仮想平面を平面F1で示している。また、図8では、シリンダ軸Cyを通る鉛直な平面を鉛直平面F2で示している。
まず、図7および図8に示すように、第二のファンカウリング本体166の湾曲部167では、平面F1から上壁170aの最も高い位置までの距離H1が、平面F1から下壁170bまでの最も低い位置までの距離h1よりも大きく形成されている。すなわち、湾曲部167内では、下壁170b側に比べて上壁170a側の送風通路162の通路容積がより多く確保されている。
また、上壁170aおよび下壁170bは、それぞれ側壁169側から包囲部168、すなわちシリンダブロック143に向かうにしたがって、互いに近接する方向に傾斜する傾斜面176a、176bが形成されている。傾斜面176a、176bは、平面F1に対して傾斜している。したがって、上壁170aおよび下壁170bが、シリンダブロック143に近づくにしたがって、上壁170aおよび下壁170bの内壁面と、シリンダブロック143のフィン146の先端との間の距離が小さくなる。
ここで、上壁170aには、傾斜面176aによってフィン146の先端との距離が最も近接する最近接部177aが形成される。最近接部177aは、図8に示す鉛直平面F2よりも右側、すなわち点火プラグ155あるいは冷却ファン160が配設されている側に位置する。また、最近接部177aは、図5に示すように、シリンダブロック143の全長に亘って、フィン146の先端を繋ぐ直線L1と略平行に形成される。
同様に、図7および図8に示すように、下壁170bには、傾斜面176bによってフィン146の先端との距離が最も近接する最近接部177bが形成される。最近接部177bは、図8に示す鉛直平面F2よりも右側、すなわち点火プラグ155が配設されている側に位置する。また、最近接部177bは、図5に示すように、シリンダブロック143の全長よりもやや短い距離に亘って、フィン146の先端を繋ぐ直線l1と略平行に形成される。
図9は、図5に示すシリンダブロック周辺の拡大図である。なお、図9では、空気の送風方向が、紙面垂直方向であって、紙面裏側から表側に流れる。
最近接部177aでは、最近接部177aからフィン146の先端までの距離D1が、各フィン146からシリンダブロック143の上壁面143aまでの距離D2よりも短くなるように形成されている。図9では、最近接部177aに対峙する各フィン146の平均高さを直線L2とし、最近接部177aから直線L2までの距離をD1、シリンダブロック143の上壁面143aから直線L2までの距離をD2として図示している。したがって、最近接部177aでは、ファンカウリング161とフィン146の先端との距離を小さくして、各フィン146間により多くの空気が流れるように形成されている。
同様に、最近接部177bでは、最近接部177bからフィン146の先端までの距離d1が、各フィン146からシリンダブロック143の下壁面143bまでの距離d2よりも短くなるように形成されている。図9では、最近接部177bに対峙する各フィン146の平均高さを直線l2とし、最近接部177bから直線l2までの距離をd1、シリンダブロック143の下壁面143bから直線l2までの距離をd2として図示している。したがって、最近接部177bでは、ファンカウリング161とフィン146の先端との距離を小さくして、各フィン146間に、より多くの空気が流れるように形成されている。
また、図8に示すように、最近接部177aおよび最近接部177bは、フィン146の先端までの距離が略同じ距離である。さらに、上述したように、平面F1から上壁170aの最も高い位置までの距離H1が、平面F1から下壁170bの最も低い位置までの距離h1よりも大きく形成されている。したがって、最近接部177aから上壁170aの最も高い位置までの高さ、すなわち傾斜面176aの高さH2は、最近接部177bから下壁170bの最も低い位置までの高さ、すなわち傾斜面176bの高さh2よりも大きく形成されている。
次に、上壁170aおよび下壁170bは、それぞれ最近接部177a、177bから鉛直平面F2に向かうにしたがって、互いに離間する方向に傾斜する傾斜面178a、178bが形成されている。傾斜面178a、178bは、平面F1に対して傾斜する。したがって、上壁170aおよび下壁170bでは、最近接部177a、177bから鉛直平面F2に近づくにしたがって、上壁170aおよび下壁170bの内壁面と、シリンダブロック143のフィン146の先端との間の距離が大きくなる。
また、上壁170aおよび下壁170bは、鉛直平面F2から左側壁171までは平面F1と平行な平坦面180a、180bが形成される。なお、図8に示すように、平面F1から下壁170bの平坦面180bまでの距離は、上述した平面F1から下壁170bの最も低い位置までの距離h1と同じ距離である。
ここで、図8に示すように、平坦面180aからシリンダブロック143のフィン146の先端までの距離をD3とし、上述した最近接部177aとフィン146の先端までの距離をD4とする。平坦面180aは、最近接部177aから傾斜面178aを介して形成されていることから、距離D3は距離D4よりも大きい。本実施形態では、距離D3は距離D4の2倍よりも大きい距離である。
また、平坦面180bからシリンダブロック143のフィン146の先端までの距離をd3とし、上述した最近接部177bとフィン146の先端までの距離をd4とする。平坦面180bは、最近接部177bから傾斜面178bを介して形成されていることから、距離d3は距離d4よりも大きい。本実施形態では、距離d3は距離d4の2倍よりも大きい距離である。
次に、上述したように構成されるファンカウリング161を用いてシリンダブロック143を冷却する作用について説明する。
まず、エンジン本体140のクランクシャフト142が駆動すると、クランクシャフト142と同期して冷却ファン160が回転する。冷却ファン160は、図6Aに示す矢印B方向、すなわち自動二輪車100を右側面から見たときに右回りに回転する。
図4に示すように、冷却ファン160が回転することで、外気が空気吸入口164を通してファンカウリング161内の送風通路162に吸入される。ファンカウリング161内に吸入された空気は、第一のファンカウリング本体163の湾曲部167の内壁、ここでは湾曲部167の側壁169、上壁170aおよび下壁170bを主に沿って、第二のファンカウリング本体166の包囲部168に向かう。
湾曲部167の側壁169に沿って流れる空気は、シリンダブロック143のうちシリンダヘッド147寄りの右側に突設されたフィン146およびシリンダヘッド147の右側に突設されたフィン146に接触する。この部分は燃焼室148に近接していると共に点火プラグ155が配設されている側であるため、より高温になっている。したがって、より高温の部分に直接、空気を接触させて冷却することで、冷却効率を向上させることができる。シリンダヘッド147の右側などを冷却した空気は、その後、シリンダヘッド147の周囲に回り込み、シリンダヘッド147の上部、下部、左側など全体を冷却する。
一方、上壁170aおよび下壁170bに沿って流れる空気は、図8に示すように、それぞれ傾斜面176a、176bによって、シリンダブロック143に近接するようにガイドされる。傾斜面176a、176bにガイドされた空気は、それぞれ最近接部177a、177bに到達する。最近接部177a、177bでは上述したようにファンカウリング161とフィン146の先端との距離が最も近接しているため、多くの空気が各フィン146の間を通過する。各フィン146の間を多くの空気が通過することで、空気は各フィン146から多くの熱を奪うことができるので、シリンダブロック143の冷却効率を向上させることができる。特に、最近接部177a、177bが近接しているシリンダブロック143の部分は、鉛直平面F2よりも点火プラグ155が配設される側であり、より高温になる側である。したがって、より高温の部分に直接、空気が接触するように冷却することで、シリンダブロック143の冷却効率を向上させることができる。
また、上述したように、湾曲部167では上壁170aの傾斜面176aの高さH2は下壁170bの傾斜面176bの高さh2よりも大きく形成され、上壁170a側の送風容積が確保されている。また、冷却ファン160も図6Aに示す矢印B方向に回転することで、下壁170b側よりも上壁170a側に向かう空気の量が多くなる。すなわち、湾曲部167では、下壁170bに沿って包囲部168に向かう空気よりも、上壁170aに沿って包囲部168に向かう空気のほうが多い。したがって、シリンダブロック143は、下側よりも上側がより冷却される。シリンダブロック143の上側は吸気パイプ120に近接しているために、シリンダブロック143の上側を冷却することで、吸気パイプ120内の吸気が冷却され、燃焼室148内における吸気の充填効率を向上させることができる。
その後、最近接部177a、177bを通過した空気は、それぞれ傾斜面178a、178bによってシリンダブロック143から離間するようにガイドされる。ここでは、最近接部177a、177bから左側の送風通路162が大きく形成されていので、最近接部177a、177bに近接したフィン146を冷却した空気は、流れが妨げられることなく最近接部177a、177bを通過することができる。
最近接部177a、177bを通過した空気は、更にシリンダブロック143の上部および下部を冷却した後、シリンダブロック143の左側に回り込み、シリンダブロック143全体を冷却する。
その後、シリンダブロック143およびシリンダヘッド147を冷却した空気は、上述した挿通孔173、174、175などから外部に排出される。
このように、本実施形態によれば、ファンカウリング161にシリンダブロック143に向かって傾斜する傾斜面176a、176bを形成したので、ファンカウリング161内の冷却風は、シリンダブロック143、詳しくはシリンダブロック143のフィン146に接触しながら流れる。したがって、シリンダブロック143の冷却効率をより向上させることができる。また、シリンダブロック143の冷却効率が向上されることで、エンジン本体140の耐久性向上、ピストン144とシリンダブロック143との間のクリアランスが維持されることによる摺動音の低減およびブローバイガスの発生の低減などの波及効果がある。
以上、本発明を上述した実施形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、本実施形態では、傾斜面176a、176bをファンカウリング161の上壁170aと下壁170bの何れにも設ける場合について説明したが、この場合に限られず、上壁170aおよび下壁170bの少なくとも何れか一方に設けることができる。また、本実施形態では、上壁170aにおける傾斜面176aの高さH2が、下壁170bにおける傾斜面176bの高さh2よりも大きい場合について説明したが、この場合に限られず、下壁170bにおける傾斜面176bの高さh2が、上壁170aにおける傾斜面176aの高さH2よりも大きく形成されていてもよい。
また、本実施形態では、空冷式エンジン115をスクータ型自動二輪車に搭載する場合について説明したが、この場合に限られず、他の車両に搭載することができる。
100:自動二輪車 112:パワーユニット 113:クランクケース 115:空冷式エンジン 140:エンジン本体 141:クランクケース 142:クランクシャフト 143:シリンダブロック 144:ピストン 146:フィン 147:シリンダヘッド 148:燃焼室 155:点火プラグ 156:シリンダヘッドカバー 160:冷却ファン 161:ファンカウリング 162:送風通路 163:第一のファンカウリング本体 164:空気吸入口 166:第二のファンカウリング本体 167:湾曲部 168:包囲部 169:側壁 170a:上壁 170b:下壁 171:左側壁 172:右側壁 176a、176b:傾斜面 177a、177b:最近接部 178a、178b:傾斜面 180a、180b:平坦面

Claims (5)

  1. クランクシャフトを軸支するクランクケース、シリンダブロックおよびシリンダヘッドを有するエンジン本体と、
    前記シリンダブロックの周囲を覆うことで内部に送風通路を形成するファンカウリングと、
    前記クランクシャフトの駆動によって前記ファンカウリングの外部から外気を吸入し、前記送風通路を通して前記シリンダブロックに送風する冷却ファンと、を備える空冷式エンジンであって、
    前記ファンカウリングは、
    前記シリンダブロックの側面と前記冷却ファンとによって囲まれる空間を被覆する湾曲部と、
    前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドの周囲を被覆する包囲部とにより形成され、
    前記湾曲部は、前記シリンダヘッドに向かって外側に膨らむように湾曲した側壁を有し、
    前記包囲部は、前記冷却ファンの反対側に配置される側壁を有し、
    前記湾曲部および前記包囲部は、前記湾曲部の側壁から湾曲して上壁と下壁が連続して、前記包囲部の側壁まで形成され、
    前記上壁および前記下壁のうち少なくとも何れか一方には、前記上壁または前記下壁に近接する方向に傾斜する傾斜面と、前記上壁または前記下壁から離間する方向に傾斜する傾斜面とによって、前記シリンダブロックに突設されたフィンの先端と最も近接する最近接部が形成され、
    前記最近接部は、前記フィンの先端を繋ぐ直線と略平行に形成されることを特徴とする空冷式エンジン。
  2. 記最近接部は、前記シリンダブロックのシリンダ軸を含む鉛直平面よりもクランク軸方向で、前記冷却ファンが配設されている側に位置することを特徴とする請求項1に記載の空冷式エンジン。
  3. 前記最近接部と前記フィンの先端との距離は、前記フィンの先端と前記シリンダブロックの外壁面までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の空冷式エンジン。
  4. 前記傾斜面は、前記ファンカウリングの上壁および下壁に設けられ、
    前記上壁および前記下壁のうち、一方の壁の前記傾斜面の高さは、他方の壁の前記傾斜面の高さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の空冷式エンジン。
  5. 前記上壁の前記傾斜面の高さは、前記下壁の前記傾斜面の高さよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の空冷式エンジン。
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