JP5649773B2 - 硬化性樹脂組成物および硬化性フィルムならびにそれらの硬化物 - Google Patents
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Description
情報通信・計算機の分野においては、例えば、PHS、携帯電話等の情報通信機器の信号帯域、コンピューターのCPUクロックタイムはGHz帯に達し、絶縁体による電気信号の減衰を抑制するために絶縁体には誘電率及び誘電正接の小さな材料が求められている。これらの材料としては、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、ビニルベンジルエーテル樹脂等が提案されている。(例えば特許文献1、2、3、4参照)。
しかしながら、これらの材料は低誘電特性には優れるものの、誘電特性以外の耐熱性、耐薬品性、機械特性等の電子材料として必要な諸物性についてはかならずしもすべての要求を満たしているわけではない。
例えば、プリント配線板、半導体パッケージの分野においては、近年の鉛フリー半田の導入により半田実装時の温度が上昇し、より高い実装信頼性を確保するためにプリント配線板、半導体パッケージ、電子部品の構成材料に対して高耐熱性、低吸水特性、低熱膨張性、等が要求されている。また、これらに用いられる硬化性樹脂の硬化工程に対しては、オーブンを用いた酸素存在下での硬化、より低温での硬化、といった生産性向上を目的とした要求が強く出されている。さらには、一般的に電子材料に対しては製品の安全性の観点より難燃性の付与が求められる。
本発明者等は、上記低誘電特性、耐熱性、耐薬品性、低吸水特性等の要求に応えるべく、2官能性フェニレンエーテルオリゴマーのビニル化合物誘導体ならびに該誘導体を用いた硬化性樹脂組成物を開発してきた(例えば特許文献5、6参照)。ところが、該誘導体ならびに該硬化性樹脂組成物は、金型に樹脂組成物を入れてのプレス成形あるいは気相を窒素置換するイナートオーブンでの硬化といった硬化時に酸素に常時触れない硬化条件においては硬化性に優れ、低誘電特性、耐熱性、機械特性が良好な硬化物を得ることができるが、例えば、塗膜・フィルムといった形態で空気雰囲気のオーブンを用いて常に酸素に触れる状態で硬化させた場合には十分に硬化せず、改善が望まれていた。また、窒素下、減圧下、加圧下等の常時酸素に触れない状態で硬化させる用途においても生産性向上の観点から、より低い温度で硬化できるものが望まれていた。
(-(O-X-O)-は、一般式(2)または一般式(3)で定義される構造からなる。-(Y-O)-は、一般式(4)で定義される1種類の構造が配列するかまたは2種類以上の構造がランダムに配列する。a,bは、少なくともいずれか一方が0でない、0〜100の整数を示す。硬化性樹脂組成物には、構造の異なる2種類以上のビニル化合物(イ)が混合されていてもよい。)
(R1,R2,R3,R7,R8は、同一または異なってもよく、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。R4,R5,R6は、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。)
(R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15,R16は、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。-A-は、炭素数20以下の直鎖状、分岐状または環状の2価の炭化水素基である。)
(R17,R18は、同一または異なってもよく、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。R19,R20は、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。)
(R21〜R28は、同一または異なってもよく、素原子または炭素数6以下のアルキル基である。Bは単結合または炭素数20以下の2価の炭化水素基または酸素原子である。)
(R29〜R36、同一または異なってもよく、は水素原子または炭素数6以下のアルキル基である。Dは炭素数20以下の2価の炭化水素基である。)
(R37〜R47、同一または異なってもよく、は水素原子または炭素数6以下のアルキル基である。cは1〜20の整数を示す。)
(Eは炭素数20以下の2価の脂肪族炭化水素基である。)
(R11,R12,R13,R14は、同一または異なってもよく、水素原子またはメチル基である。-A-は、炭素数20以下の直鎖状、分岐状または環状の2価の炭化水素基である)
(-A-は、炭素数20以下の直鎖状、分岐状または環状の2価の炭化水素基である)
2官能フェノール化合物としては、例えば、2,2’,3,3’,5,5’-ヘキサメチル-(1,1’-ビフェニル)-4,4’-ジオール、4,4’-メチレンビス(2,6-ジメチルフェノール)、4,4’-ジヒドロキシフェニルメタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
1官能フェノールとしては、2,6ジメチルフェノール、2,3,6トリメチルフェノール等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
触媒としては、例えば、CuCl、CuBr、CuI、CuCl2、CuBr2等の銅塩類とジ-n-ブチルアミン、n-ブチルジメチルアミン、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン、ピリジン、ピペリジン、イミダゾール等のアミン類を組合せたものが使用できるが、これらに限定されるものではない。
溶剤としては、例えば、トルエン、メタノール、メチルエチルケトン、キシレン、等が使用できるが、これらに限定されるものではない。
2官能フェニレンエーテルオリゴマーの末端フェノール水酸基をビニルベンジルエーテル化する方法としては、例えば、2官能フェニレンエーテルオリゴマーとビニルベンジルクロライドを溶剤に溶解させ、加熱攪拌下で塩基を添加して反応させた後、樹脂を固形化することで製造できる。
ビニルベンジルクロライドとしては、o-ビニルベンジルクロライド、m-ビニルベンジルクロライド、p-ビニルベンジルクロライド、およびこれらの混合物が挙げられる。
塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
反応後に余った塩基を中和するために酸を使用することもできる。酸としては、例えば、塩酸、硫酸、りん酸、ホウ酸、硝酸、等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
反応溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、塩化メチレン、クロロホルム等が使用できるが、これらに限定されるものではない。
固形化の方法としては、溶剤をエバポレーションし乾固させる方法、反応液を貧溶剤と混合し再沈殿させる方法、等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
一般式(6)における-D-としては、例えば、1-メチルエチリデンジ(-4,1-フェニレン)、メチレンジ(-4,1-フェニレン)、1,3-フェニレン、1,4-フェニレン、等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
一般式(8)における-E-としては、例えば、エチレン、1,4-ブチレン、1,6-ヘキシレン、2,2,4-トリメチル-1,6-ヘキシレン、等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
マレイミド化合物(ロ)は1種または2種類以上を混合して用いることができる。
溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジメチルエーテル、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、ジメチルスルホキサイド、塩化メチレン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、γ-ブチロラクトン、等が挙げられるが、これらに限定されることはない。また、これらの溶剤は単独もしくは2種以上を混合して使用することができる。
溶解する方法としては、例えば、攪拌装置を備えた容器に硬化性樹脂組成物と溶剤を配合し、加熱、攪拌する方法が挙げられるが、これらに限定されるものではない。加熱温度としては、30℃〜100℃が好ましい。
例えば、プリプレグは本発明の硬化性樹脂組成物を溶剤に溶解させた溶液を、ガラスクロス、アラミド不織布、液晶ポリエステル不織布等に含浸させて溶剤を乾燥除去することで得ることができる。該プリプレグは銅張積層板用材料とすることができる。また、本発明の硬化性樹脂組成物を溶剤に溶解させた溶液は回路を作製した基板に塗布することでソルダーレジストやビルドアップ配線板の層間絶縁層として用いることもできる。
硬化温度としては100〜250℃、硬化時間としては0.1〜5時間が好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は必要に応じて光重合開始剤を添加し、紫外線を照射することで硬化させることもできる。光重合開始剤としては、例えば、ベンジル、ジアセチル等のα-ジケトン類、ベンゾイルエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のアシロインエーテル類、チオキサントン、2,4-ジエチルチオキサントン、2-イソプロピルチオキサントンなどのチオキサントン類、ベンゾフェノン、4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、アセトフェノン、2,2’-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、β-メトキシアセトフェノン等のアセトフェノン類、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(-4-モルフォリノフェニル)-ブタノン-1等のアミノアセトフェノン類が挙げられる。
該硬化性フィルムは、例えば、接着フィルムとして用いることができる。
本発明の基材付き硬化物は、例えば、基材として銅箔を用いた場合、フレキシブルプリント配線板材料として用いることができる。
本発明のフィルムは、例えば、コンデンサー用フィルムとして用いることができる。
1)数平均分子量及び重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により求めた。試料のGPC曲線と分子量校正曲線よりデータ処理を行った。分子量校正曲線は、標準ポリスチレンの分子量と溶出時間の関係を次の式に近似して得た。 LogM = A0X3+ A1X2 + A2X + A3 + A4/X2(ここでM:分子量、X:溶出時間−19(分)、A:係数である。)
2)水酸基当量は、2,6-ジメチルフェノールを標準物質とし、溶媒に乾燥ジクロロメタンを使用してIR分析(液セル法;セル長=1mm)を行い、3,600cm-1の吸収強度より求めた。
3)ビニル基当量は、1-オクテンを標準物質とし、溶剤に二硫化炭素を使用してIR分析(液セル法:セル長=1mm)を行い、910 cm-1の吸収強度より求めた。
4)ガラス転移温度(Tg)は、TMA引張り法により、荷重2.5g、チャック間10mm、昇温10℃/分で測定した。サンプル幅は3mm。
5)誘電率、誘電正接は、フィルムを円筒状に巻き取り、空胴共振摂動法により10GHzでの値を測定した。
6)破断強度はJIS K-7127に基づき測定した。試験片タイプは1B。試験速度は100mm/分。破断時の応力を算出した。
7)耐薬品性は、硬化させたフィルムをテトラヒドロフラン(THF)中に25℃で1時間浸漬し、溶解の有無を観察した。(○:不溶、×:溶解)
8)耐燃性は、UL-94規格薄手材料垂直燃焼試験に基づき、フィルムを円筒状に巻いて試験を行った。
9)熱膨張率は、TMA引張法により、荷重2.5g、チャック間10mm、昇温10℃/分で測定し、50℃〜100℃の平均熱膨張率を算出した。サンプル幅は3mm。
(2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の合成)
攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr23.88g(17.4mmol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン0.75g(4.4mmol)、n-ブチルジメチルアミン28.04g(277.6mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させた2,2’,3,3’,5,5’-ヘキサメチル-(1,1’-ビフェニル)-4,4’-ジオール 129.32g(0.48mol)、2,6-ジメチルフェノール292.19g(2.40mol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン0.51g(2.9mmol)、n-ブチルジメチルアミン10.90g(108.0mmol)の混合溶液を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.89g(52.3mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を1Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで50wt%に濃縮し、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体(樹脂「A」)のトルエン溶液を833.40g得た。樹脂「A」の数平均分子量は930、重量平均分子量は1,460、水酸基当量が465であった。
(ビニル化合物の合成)
攪拌装置、温度計、還流管を備えた反応器に樹脂「A」のトルエン溶液833.40g、ビニルベンジルクロライド(商品名CMS-P;セイミケミカル株式会社製)160.80g、塩化メチレン1600g、ベンジルジメチルアミン12.95g、純水420g、30.5wt% NaOH水溶液175.9gを仕込み、反応温度40℃で攪拌を行った。24時間攪拌を行った後、有機層を1Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、メタノール中へ滴下して固形化を行い、濾過により固体を回収、真空乾燥してビニル化合物「B」501.43gを得た。ビニル化合物「B」の数平均分子量は1165、重量平均分子量は1630、ビニル基当量は595g/ビニル基であった。
(2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の合成)
攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr29.36g(42.1mmol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン1.81g(10.5mmol)、n-ブチルジメチルアミン67.77g(671.0mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させた2,2’,3,3’,5,5’-ヘキサメチル-(1,1’-ビフェニル)-4,4’-ジオール 129.32g(0.48mol)、2,6-ジメチルフェノール878.4g(7.2mol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン1.22g(7.2mmol)、n-ブチルジメチルアミン26.35g(260.9mmol)の混合溶液を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム48.06g(126.4mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を1Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで50wt%に濃縮し、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体(樹脂「C」)のトルエン溶液を1981g得た。樹脂「C」の数平均分子量は1975、重量平均分子量は3514、水酸基当量が990であった。
(ビニル化合物の合成)
攪拌装置、温度計、還流管を備えた反応器に樹脂「C」のトルエン溶液833.40g、ビニルベンジルクロライド(CMS-P)76.7g、塩化メチレン1600g、ベンジルジメチルアミン6.2g、純水199.5g、30.5wt% NaOH水溶液83.6gを仕込み、反応温度40℃で攪拌を行った。24時間攪拌を行った後、有機層を1Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、メタノール中へ滴下して固形化を行い、濾過により固体を回収、真空乾燥してビニル化合物「D」450.1gを得た。ビニル化合物「D」の数平均分子量は2250、重量平均分子量は3920、ビニル基当量は1189g/ビニル基であった。
(2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の合成)
攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuCl13.1g(0.12mol)、ジ-n-ブチルアミン707.0g(5.5mol)、メチルエチルケトン4000gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、2L/minの空気をバブリングしながら、あらかじめ8000gのメチルエチルケトンに溶解させた4,4’-メチレンビス(2,6-ジメチルフェノール)410.2g(1.6mol)と2,6-ジメチルフェノール586.5g(4.8mol)を120分かけて滴下した。これに、エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム水溶液を加え、反応を停止した。その後、1Nの塩酸水溶液で3回洗浄を行った後、イオン交換水で洗浄を行った。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体(樹脂「E」)を946.6g得た。樹脂「E」の数平均分子量は801、重量平均分子量は1081、水酸基当量が455であった。
(ビニル化合物の合成)
攪拌装置、温度計、還流管を備えた反応器に樹脂「E」480.0g、ビニルベンジルクロライド(CMS-P)260.2g、テトラヒドロフラン2000g、炭酸カリウム240.1g、18-クラウン-6-エーテル60.0gをし込み、反応温度30℃で攪拌を行った。6時間攪拌を行った後、エバポレーターで濃縮し、トルエン2000gで希釈、水洗を行った。有機層を濃縮しメタノール中へ滴下して固形化を行い、濾過により固体を回収、真空乾燥してビニル化合物「F」392.2gを得た。ビニル化合物「F」の数平均分子量は988、重量平均分子量は1420、ビニル基当量は588g/ビニル基であった。
(2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の合成)
攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuCl13.1g(0.12mol)、ジ-n-ブチルアミン707.0g(5.5mol)、メチルエチルケトン4000gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、2L/minの空気をバブリングしながら、あらかじめ8000gのメチルエチルケトンに溶解させた4,4’-メチレンビス(2,6-ジメチルフェノール)82.1g(0.32mol)と2,6-ジメチルフェノール586.5g(4.8mol)を120分かけて滴下した。これに、エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム水溶液を加え、反応を停止した。その後、1Nの塩酸水溶液で3回洗浄を行った後、イオン交換水で洗浄を行った。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体(樹脂「G」)を632.5g得た。樹脂「G」の数平均分子量は1884、重量平均分子量は3763、水酸基当量が840であった。
(ビニル化合物の合成)
攪拌装置、温度計、還流管を備えた反応器に樹脂「G」480.0g、ビニルベンジルクロライド(CMS-P)140.5g、テトラヒドロフラン2000g、炭酸カリウム129.6g、18-クラウン-6-エーテル32.4gをし込み、反応温度30℃で攪拌を行った。6時間攪拌を行った後、エバポレーターで濃縮し、トルエン2000gで希釈、水洗を行った。有機層を濃縮しメタノール中へ滴下して固形化を行い、濾過により固体を回収、真空乾燥してビニル化合物「H」415.3gを得た。ビニル化合物「H」の数平均分子量は2128、重量平均分子量は4021、ビニル基当量は1205g/ビニル基であった。
(2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の合成)
攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた2Lの縦長反応器に2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA )18.0g(78.8mmol)、CuBr2 0.172g(0.77mmol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン0.199g(1.15mmol)、n-ブチルジメチルアミン2.10g(2.07mmol)、メタノール139g、トルエン 279gを仕込み、液温を40℃にして攪拌した状態の反応器の中へ、メタノール133gとトルエン266gに溶解させた2,6-ジメチルフェノール48.17g(0.394mol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン0.245g(1.44mmol)、n-ブチルジメチルアミン2.628g(25.9mmol)の混合溶液を、空気を0.5 L/minの流速でバブリングを行いながら132分かけて滴下し、滴下終了後さらに120分攪拌を行った。その後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム2.40gを溶解した水400gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに120℃で3時間真空乾燥して、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体(樹脂「I」)を54.8gを得た。樹脂「I」の数平均分子量は1348、重量平均分子量は3267、水酸基当量が503であった。
(ビニル化合物の合成)
攪拌装置、温度計、還流管、滴下ロートを備えた1Lセパラブルフラスコに樹脂「I」25.0g、ビニルベンジルクロライド(商品名CMS-P;セイミケミカル株式会社製)8.69g、ジメチルホルムアミド100.0gを仕込み、50℃に加温して攪拌した状態で、28wt%ナトリウムメトキサイド(メタノール溶液)10.91gを滴下ロートより20分かけて滴下した。滴下終了後、50℃でさらに1時間攪拌した。反応器に28wt%ナトリムメトキサイド(メタノール溶液)1.99gを加え、60℃に加温して3時間攪拌した。さらに、85wt%燐酸1.11gを反応器に加え、10分攪拌した後、40℃まで冷却し、反応液を純水150g中に滴下して固形化した。固体を吸引濾過した後、純水200gで2回、メタノール200gで3回洗浄し、60℃30時間真空乾燥してビニル化合物「J」28.25gを得た。ビニル化合物「J」の数平均分子量は1435、重量平均分子量は3158、ビニル基当量は612g/ビニル基であった。
(2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の合成)
攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr23.88g(17.4mmol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン0.75g(4.4mmol)、n-ブチルジメチルアミン28.04g(277.6mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させた2,2’,3,3’,5,5’-ヘキサメチル-(1,1’-ビフェニル)-4,4’-ジオール 129.3g(0.48mol)、2,6-ジメチルフェノール233.7g(1.92mol)、2,3,6-トリメチルフェノール 64.9g(0.48mol)、N,N’-ジ-t-ブチルエチレンジアミン0.51g(2.9mmol)、n-ブチルジメチルアミン10.90g(108.0mmol)の混合溶液を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.89g(52.3mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を1Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで50wt%に濃縮し、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体(樹脂「K」)のトルエン溶液を836.5g得た。樹脂「K」の数平均分子量は986、重量平均分子量は1,530、水酸基当量が471であった。
(ビニル化合物の合成)
攪拌装置、温度計、還流管を備えた反応器に樹脂「K」のトルエン溶液836.5g、ビニルベンジルクロライド(商品名CMS-P;セイミケミカル株式会社製)162.6g、塩化メチレン1600g、ベンジルジメチルアミン12.95g、純水420g、30.5wt% NaOH水溶液178.0gを仕込み、反応温度40℃で攪拌を行った。24時間攪拌を行った後、有機層を1Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、メタノール中へ滴下して固形化を行い、濾過により固体を回収、真空乾燥してビニル化合物「L」503.5gを得た。ビニル化合物「L」の数平均分子量は1187、重量平均分子量は1675、ビニル基当量は590g/ビニル基であった。
(ナフトールアラルキル樹脂のビニルベンジルエーテル化合物の合成)
磁気攪拌子、ジムロート冷却管、温度計、滴下ロートをセットした1Lの丸型反応器にナフトールアラルキル樹脂(SN475、新日鐵化学株式会社製) 40g(水酸基0.194mol)とビニルベンジルクロライド(商品名CMS-P;セイミケミカル株式会社製)37.0g(0.233mol)、ジメチルホルムアミド200gを仕込み、反応器内を窒素置換後、反応温度50℃にて攪拌を行った。滴下ロートに28.4wt%のナトリウムメトキサイドのメタノール溶液 46.2g(ナトリムメトキサイド0.233mol)を量り取り、反応器に30分かけて加え、1時間50℃で撹拌して、追加の28.4wt%ナトリウムメトキサイドのメタノール溶液 3.9g(ナトリウムメトキサイド0.021mol)を滴下終了後、60℃で4.5時間攪拌して反応させた。85wt%のリン酸水溶液2.3g(0.021mol)を滴下し、10分間撹拌してpHが7であることを確認した。吸引ろ過により生成塩を除去した後に反応液を2500gのメタノールに5分間かけて滴下して固形化した。固体を吸引ろ過した後、真空乾燥機で50℃10時間乾燥してビニル化合物「M」38.4gを得た。この固形物のIRの分析によりフェノール性水酸基の吸収ピーク(3600cm-1)の消滅と、さらにNMRの分析によりビニルベンジルエーテル由来のピーク(4.6-5.8ppm)の発現から官能基変換を確認した。得られたポリビニル化合物「M」をゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)法で測定した結果、数平均分子量は658、重量平均分子量は4534、ビニル基当量は325g/ビニル基であった。
合成例1、2、3、4、5、6、比較合成例1で得られたビニル化合物「B」、「D」、「F」、「H」、「J」、「L」、「M」とマレイミド化合物を表1、2の割合(重量比)で攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに秤量し、固形分濃度が20wt%となるようにN,N-ジメチルアセトアミドを加えて60℃に加熱して1時間攪拌し、硬化性樹脂組成物の溶液を調整した。調整した溶液をドクターブレード(隙間200μm)で、18μm電解銅箔(3EC-III:三井金属鉱業株式会社製)のシャイニー面上に塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で50℃、20分乾燥して、樹脂層の厚み約15μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。次に、基材付き硬化性樹脂組成物を送風乾燥機で、空気下、200℃、30分間加熱して基材付き硬化物を得た後、基材の銅箔をエッチングにより除去してフィルムを得た。フィルムの厚みは約15μmであった。得られたフィルムのガラス転移温度、誘電率、誘電正接、機械特性、耐薬品性を評価した結果を表1、2に示す。
BMI-80: 2,2’-ビス-[4-(4-マレミドフェノキシ)フェニル]プロパン(ケイアイ化成株式会社製、マレイミド基当量:285g/マレイミド基)
BMI-2300:アニリン、ホルムアルデヒドおよび無水マレイン酸の重縮合物(大和化成工業株式会社製、マレイミド基当量:179g/マレイミド基)
BMI-7000:4-メチル-1,3-フェニレンビスマレイミド(大和化成工業株式会社製、マレイミド当量:141g/マレイミド基)
表中の測定不可項目は硬化物が脆く測定用のサンプルを作製できなかったことを示す。
合成例1で得られたビニル化合物「B」と、マレイミド化合物、スチレン系熱可塑性エラストマーを、表3の割合(重量比)で攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに秤量し、固形分濃度が20wt%となるようにトルエンを加えて60℃に加熱して1時間攪拌し、硬化性樹脂組成物の溶液を調整した。調整した溶液をドクターブレード(隙間200μm)で、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)フィルム(厚さ50μm)上に塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で50℃、20分乾燥して、樹脂層の厚み約15μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。次に、この基材付き硬化性樹脂組成物を送風乾燥機で、空気下、200℃、30分間加熱して基材付き硬化物を得た後、基材のETFEフィルムを手で剥離してフィルムを得た。得られたフィルムのガラス転移温度、誘電率、誘電正接、機械特性、耐薬品性を評価した結果を表3に示す。
BMI-70:3,3'-ジメチル-5,5’-ジエチル-4,4’-ジフェニルメタンビスマレイミド(ケイアイ化成株式会社製、マレイミド基当量:221g/マレイミド基)
BMI-TMH:1,6-ビスマレイミド-(2,2,4-トリメチル)ヘキサン(大和化成工業株式会社製、マレイミド基当量:159g/マレイミド基)
S8007L:水添スチレンブタジエンスチレン共重合体(SEBS)(株式会社クラレ製:重量平均分子量約10万、スチレン含有量30wt%)
合成例2で得られたビニル化合物「D」と、マレイミド化合物、スチレン系熱可塑性エラストマーを、表4の割合(重量比)で攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに秤量し、固形分濃度が20wt%となるようにトルエンを加えて60℃に加熱して1時間攪拌し、硬化性樹脂組成物の溶液を調整した。調整した溶液をドクターブレード(隙間200μm)で、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)フィルム(厚さ50μm)上に塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で50℃、20分乾燥して、樹脂層の厚み約15μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。次に、この基材付き硬化性樹脂組成物をイナートオーブンで、窒素下、150℃2時間または200℃30分加熱して基材付き硬化物を得た後、ETFEフィルムを手で剥離してフィルムを得た。得られたフィルムのガラス転移温度、誘電率、誘電正接、機械特性、耐薬品性を評価した結果を表4に示す。
表4より、マレイミド化合物を組み合わせることで、低温で硬化し、低誘電特性、耐熱性、機械特性、耐薬品性に優れる硬化物が得られることが分かる。
合成例1、3で得られたビニル化合物「B」「F」と、マレイミド化合物、スチレン系熱可塑性エラストマーを、表5の割合(重量比)で攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに秤量し、固形分濃度が20wt%となるようにテトラヒドロフランを加えて60℃に加熱して1時間攪拌し硬化性樹脂組成物の溶液を調整した。調整した溶液をドクターブレード(隙間200μm)で、18μm電解銅箔(3EC-III:三井金属鉱業株式会社製)のシャイニー面上に塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で50℃、20分乾燥して、樹脂層の厚み約15μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。次に、この基材付き硬化性樹脂組成物を送風乾燥機で、空気下、150℃、2時間加熱して基材付き硬化物を得た後、基材の銅箔をエッチングにより除去してフィルムを得た。得られたフィルムのガラス転移温度、誘電率、誘電正接、機械特性、耐薬品性を評価した結果を表5に示す。
実施例16〜19、比較例12より、フェニレンエーテル骨格を有するビニル化合物に特定の構造を有するマレイミド化合物を組合せ、さらにスチレン系熱可塑性エラストマーを組み合わせることで、酸素存在下、低温で硬化することができ、低誘電特性、耐熱性、機械特性、耐薬品性に優れる硬化物が得られることが分かる。
実施例10の組成の硬化性樹脂組成物トルエン溶液(樹脂固形分20wt%)を18μm電解銅箔(3EC-III)のマット面にドクターブレード(隙間400μm)で塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で80℃20分乾燥して、樹脂層の厚み約40μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。これを両面にライン/スペース=100μm/100μmのパターンを施したコア材(EL190、銅箔厚み18μm、三菱ガス化学(株)製)の両面に重ね、温度170℃、圧力2MPaの条件で2時間加熱加圧硬化し4層板を作成した。最外層の銅箔剥離強度は0.8kN/mであった。また、銅箔をエッチングにより除去したところ、ボイドなく内層パターンが埋め込めていた。
実施例11の組成の硬化性樹脂組成物トルエン溶液(樹脂固形分20wt%)をドクターブレード(隙間400μm)で、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)フィルム(厚さ50μm)上に塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で50℃、20分乾燥して、樹脂層の厚み約50μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。得られた基材付き硬化性樹脂組成物からETFEフィルムを手で剥離して硬化性フィルムを得た。得られた硬化性フィルムを、片面にライン/スペース=100μm/100μmのパターンを施した2枚のコア材(HL832、銅箔厚み12μm、三菱ガス化学(株)製)のパターン面で挟むようにして、温度170℃、圧力2MPaの条件で2時間加熱加圧硬化し、コア材同士を接着した。断面を顕微鏡で観察したところ、ボイドなく内層パターンが埋め込めていた。
合成例1で得られたビニル化合物「B」と、マレイミド化合物、スチレン系熱可塑性エラストマー、難燃剤を、表6の割合(重量比)で攪拌装置を備えたセパラブルフラスコに秤量し、固形分濃度が20wt%となるようにテトラヒドロフランを加えて60℃に加熱して1時間攪拌し、実施例22の難燃性硬化性樹脂組成物の溶液を調整した。実施例22の樹脂組成物溶液にシリカを添加、攪拌混合して実施例23の無機充填材入り硬化性樹脂組成物の溶液を調整した。調整した溶液をドクターブレード(隙間200μm)で、18μm電解銅箔(3EC-III:三井金属鉱業株式会社製)のシャイニー面上に塗布、室温で10分風乾後、送風乾燥機で80℃、5分乾燥して、樹脂層の厚み約20μmの基材付き硬化性樹脂組成物を得た。次に、この基材付き硬化性樹脂組成物を送風乾燥機で、空気下、150℃、2時間加熱して基材付き硬化物を得た後、基材の銅箔をエッチングにより除去してフィルムを得た。得られたフィルムのガラス転移温度、誘電率、誘電正接、機械特性、耐薬品性、耐燃性を評価した結果を表6に示す。
PX200:1,3-フェニレンビス(2,6-ジ-キシレニルホスフェート)(大八化学工業株式会社製)
SC2050:溶融シリカ(アドマファインSC-2050:株式会社アドマテックス製)
Claims (15)
- 一般式(1)で表されるビニル化合物(イ)、一般式(5)〜(8)で表されるマレイミド化合物(ロ)を1種又は2種以上及びスチレン系熱可塑性エラストマー(ハ)を含有し、ビニル化合物(イ)とマレイミド化合物(ロ)の配合比がビニル基:マレイミド基=1:0.1〜1:5(モル比)である硬化性樹脂組成物。
(-(O-X-O)-は、一般式(2)または一般式(3)で定義される構造からなる。-(Y-O)-は、一般式(4)で定義される1種類の構造が配列するかまたは2種類以上の構造がランダムに配列する。a,bは、少なくともいずれか一方が0でない、0〜100の整数を示す。硬化性樹脂組成物には、構造の異なる2種類以上のビニル化合物(イ)が混合されていてもよい。)
(R1,R2,R3,R7,R8は、同一または異なってもよく、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。R4,R5,R6は、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。)
(R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15,R16は、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。-A-は、炭素数20以下の直鎖状、分岐状または環状の2価の炭化水素基である。)
(R17,R18は、同一または異なってもよく、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。R19,R20は、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基である。)
(R21〜R28は、同一または異なってもよく、水素原子または炭素数6以下のアルキル基である。Bは単結合または炭素数20以下の2価の炭化水素基または酸素原子である。)
(R29〜R36は、同一または異なってもよく、水素原子または炭素数6以下のアルキル基である。Dは炭素数20以下の2価の炭化水素基である。)
(R37〜R47は、同一または異なってもよく、水素原子または炭素数6以下のアルキル基である。cは1〜20の整数を示す。)
(Eは炭素数20以下の2価の脂肪族炭化水素基である。) - ビニル化合物(イ)の数平均分子量が500〜3000であり、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が1〜3である請求項1または2記載の硬化性樹脂組成物。
- ビニル化合物(イ)とマレイミド化合物(ロ)の配合比がビニル基:マレイミド基=1:0.5〜1:2(モル比)である請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 難燃剤(ニ)をさらに含有する請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 難燃剤(ニ)がリン系難燃剤であり、硬化性樹脂組成物中のリン含有量が0.1〜5wt%である請求項5記載の硬化性樹脂組成物。
- リン系難燃剤が、1,3-フェニレンビス(2,6-ジキシレニルホスフェート)である請求項6記載の硬化性樹脂組成物。
- 充填材(ホ)をさらに含有する請求項1〜7のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
- 該充填材(ホ)がシリカであり、硬化性樹脂組成物中のシリカの配合率が10〜70wt%である請求項8記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を溶剤に溶解分散させた硬化性樹脂組成物溶液。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を硬化させた硬化物。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を基材に塗布した基材付き硬化性樹脂組成物。
- 請求項12記載の基材付き硬化性樹脂組成物を硬化させた基材付き硬化物。
- 請求項12記載の基材付き硬化性樹脂組成物から基材を除去した硬化性フィルム。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物をフィルム状に硬化させたフィルム。
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