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JP5595221B2 - ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法 - Google Patents

ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法に関するものである。
燃焼器によって生成された燃焼ガスにより、タービンを回転駆動させるガスタービンにおいて、燃焼器には、所定の空気流量及び燃料流量で燃料が供給されている。
ここで、燃料の組成が変化すると、燃焼器に燃焼振動が発生する場合があった。そこで、安定燃焼を維持するために、特許文献1には、目標負荷に対応して設定された燃料流量又は空気流量の設定値に対して、圧縮機入口の吸気温度を検出し、この検出値に基づいて該設定値の補正量を設定する第2の関数発生器を設け、第3の関数発生器で、第2の関数発生器で設定された補正量を目標負荷を加味して修正した修正補正量を演算し、燃料流量又は空気流量の設定値を補正する技術が開示されている。
特開2010−127242号公報
また、タービンの駆動力によって発電する発電機が備えられ、発電機で発電した電力を商用電力系統へ供給するプラントにおいて、商用電力系統の周波数(系統周波数)が変動した場合、プラントの負荷を増減させることで、系統周波数を一定に維持しようとする補償機能を有するものがある。
しかしながら、系統周波数の変動が大きく、上記プラントの負荷の変化速度が速い場合には、ガスタービンの各種状態量に遅れが生じ、ガスタービンを構成する機器に破損が生じる場合がある。
特に、燃焼器においては、各燃料系統の吸気流量及び各燃料系統への燃料配分が適切でないと、燃焼振動が発生し、破損する場合がある。具体的には、ガスタービンの燃焼器は、例えば、パイロットノズルから供給されたパイロット燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させると共に、メインノズルから供給されたメイン燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させるが、プラントの負荷の変化速度が速いと、各燃料系統の燃料比の設定(例えば、メイン比の計画値、パイロット比の計画値)の変化率が大きくなり、燃料系統の制御が追従できず、実際の燃料比が計画値の通りとならない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、商用電力系統の周波数の変動に応じて負荷を変動させる場合であっても、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれを抑制することができるガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係るガスタービンの制御装置は、パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との予め定められた流量比で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、前記タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、を備えたガスタービンの制御装置であって、タービン入口の燃焼ガス温度を示す値を出力する出力手段と、前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、前記燃焼ガス温度を示す値に応じた前記流量比の計画値である通常計画値に基づいて、前記出力手段によって出力された前記燃焼ガス温度に応じた補償量を用いて補償した補償計画値を導出する導出手段と、前記導出手段によって導出された前記補償計画値で燃料が前記燃焼器に供給されるように燃料の流量を制御する流量制御手段と、を備える。
本発明によれば、ガスタービンは、パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との予め定められた流量比で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器と、燃焼ガスにより駆動するタービンと、タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、を備えている。
さらに、出力手段によって、タービン入口の燃焼ガス温度を示す値が出力される。なお、出力手段は、タービン入口の燃焼ガス温度を示す値として、該燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値(CLCSO)を出力してもよい。燃焼負荷指令値は、大気温度、圧縮機の入口案内翼の開度、及びガスタービンの出力値に基づいた決定されるものであり、タービン入口の燃焼ガス温度と比例関係にある。
そして、商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、導出手段によって、燃焼ガス温度に応じた流量比の計画値である通常計画値に基づいて、出力手段によって出力された燃焼ガス温度を示す値に応じた補償量を用いて補償した補償計画値が導出される。
商用電力系統の周波数に変動が生じると、ガスタービンは、該変動に応じて負荷を増減させることで、発電量を変化させ、周波数を一定に維持しようとする。
しかし、周波数の変動が大きく、負荷の変化速度が速い場合は、ガスタービンの各種状態量に遅れ(計画値に対するずれ)が生じ、燃焼器に破損が生じる場合がある。そこで、タービン入口の燃焼ガス温度は、ガスタービンの負荷の増減に応じて変化するので、上記状態量の遅れを抑制するために、導出手段は、燃焼ガス温度を示す値に応じて、通常計画値を補償した補償計画値を導出する。これによって、補償計画値には、実際の状態量と通常計画値とのずれが加味されることとなる。
導出手段によって補償計画値が導出されると、流量制御手段は、補償計画値で燃料が燃焼器に供給されるように燃料の流量を制御する。
このように、商用電力系統の周波数の変動が生じた場合に、通常計画値を補償した補償計画値で燃料の流量を制御するので、本発明は、商用電力系統の周波数の変動に応じて負荷を変動させる場合であっても、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれを抑制することができる。
また、本発明のガスタービンの制御装置は、前記導出手段が、前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、前記出力手段によって出力された前記燃焼ガス温度を示す値の変化量に応じて、前記補償量が補正された前記補償計画値を導出する。
本発明によれば、商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、出力手段によって出力された燃焼ガス温度を示す値の変化量に応じて、補償計画値の補償量が補正されるので、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれをより抑制することができる。
また、本発明のガスタービンの制御装置は、前記導出手段が、実際に前記燃焼器に供給される燃料の前記流量比と前記通常計画値との差に基づいて、前記補償計画値を補正する。
本発明によれば、実際に燃焼器に供給される燃料の流量比と通常計画値との差に基づいて、補償計画値が補正されるので、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれをより抑制することができる。
また、本発明のガスタービンの制御装置は、パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との流量比を調整する流量調整弁と、燃料の圧力を調整する圧力調整弁と、前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、該周波数の変動に伴う前記流量調整弁前後の圧力差の変動を抑制するように前記圧力調整弁を制御する差圧制御手段と、を備える。
本発明によれば、商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、差圧制御手段によって、該周波数の変動に伴う流量調整弁前後の圧力差の変動を抑制するように圧力調整弁が制御されるので、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれをより抑制することができる。
また、本発明に係るガスタービンは、上記記載のガスタービンの制御装置と、前記制御装置によって導出された前記補償計画値で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、前記タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、を備える。
本発明によれば、商用電力系統の周波数の変動が生じた場合に、通常計画値を補償した補償計画値で燃料の流量を制御するので、本発明は、商用電力系統の周波数の変動に応じて負荷を変動させる場合であっても、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれを抑制することができる。
また、本発明に係るガスタービンの制御方法は、パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との予め定められた流量比で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、前記タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、を備えたガスタービンの制御方法であって、タービン入口の燃焼ガス温度を示す値を出力する第1工程と、前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、前記燃焼ガス温度に応じた前記流量比の計画値である通常計画値に基づいて、前記第1工程によって出力された前記燃焼ガス温度を示す値に応じた補償量を用いて補償した補償計画値を導出する第2工程と、前記第2工程によって導出された前記補償計画値で燃料が前記燃焼器に供給されるように燃料の流量を制御する第3工程と、を含む。
本発明によれば、商用電力系統の周波数の変動が生じた場合に、通常計画値を補償した補償計画値で燃料の流量を制御するので、本発明は、商用電力系統の周波数の変動に応じて負荷を変動させる場合であっても、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれを抑制することができる。
本発明によれば、商用電力系統の周波数の変動に応じて負荷を変動させる場合であっても、実際の燃料比と燃料比の計画値とのずれを抑制することができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係るGTCCプラントの全体構成図である。 系統周波数が低下した場合のGTCCプラントの状態量の時間変化を示す図であり、(A)は系統周波数が低下した場合を示す図であり、(B)は系統周波数が低下した場合における発電機の出力の時間変化を示す図であり、(C)は系統周波数が低下した場合における燃料比の時間変化を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る系統周波数変動処理の効果の説明に要する図である。 本発明の第2実施形態に係る系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る差圧制御処理の流れを示す機能ブロック図である。
以下に、本発明に係るガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るガスタービンコンバインドサイクルプラント(以下、「GTCCプラント」という。)10の全体構成図である。GTCCプラント10は、ガスタービン12、蒸気タービン14、並びに発電機16を備える。
ガスタービン12は、圧縮機20、燃焼器22、及びタービン24を備える。
圧縮機20は、回転軸26により駆動されることで、空気取込口から取り込まれた空気を圧縮して圧縮空気を生成する。燃焼器22は、圧縮機20から車室28へ導入された圧縮空気に燃料を噴射して高温・高圧の燃焼ガスを発生させる。タービン24は、燃焼器22で発生した燃焼ガスによって回転駆動する。
車室28と燃焼器22との間にはバイパス管30が設けられており、バイパス管30は、タービン24の負荷変動により燃焼器22内の空気が不足する状態になった場合に、燃焼器バイパス弁32が開かれると車室28内の空気を燃焼器22内に導入する流路となる。また、圧縮機20とタービン24との間には、圧縮機20からタービン24へ冷却用の空気を導入させるための抽気管34が設けられている。
蒸気タービン14は、タービン24の排ガスから熱回収して蒸気を発生させ、該蒸気によって回転駆動する。
なお、タービン24、蒸気タービン14、圧縮機20、及び発電機16は、回転軸26によって連結され、タービン24及び蒸気タービン14に生じる回転駆動力は、回転軸26によって圧縮機20及び発電機16に伝達される。そして、発電機16は、タービン24及び蒸気タービン14の回転駆動力によって発電し、発電した電力を商用電力系統へ供給する。
また、燃焼器22には、パイロットノズル36及びメインノズル38が設けられている。メインノズル38は、パイロットノズル36を取り囲むように複数(例えば8本、図示省略)設けられている。パイロットノズル36には、圧力調整弁40Aで流量調整弁42A前後の差圧が調整され、流量調整弁42Aで流量が調整されたパイロット燃料が供給される。一方、メインノズル38には圧力調整弁40Bで流量調整弁42B前後の差圧が調整され、流量調整弁42Bで流量が調整されたメイン燃料が供給される。
そして、燃焼器22は、パイロットノズル36から供給されたパイロット燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させると共に、メインノズル38から供給されたメイン燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させる。
なお、全燃料流量(本第1実施形態ではパイロット燃料流量とメイン燃料流量との和)に対するパイロット燃料流量の比であるパイロット比(以下、「PL比」という。)には、予め計画値(以下、「PL比計画値」という。)が設定されている。そして、燃料制御部44は、PL比計画値に基づいて、流量調整弁42A及び流量調整弁42Bの開度を制御すると共に、パイロット燃料の流量調整弁42A及びメイン燃料の流量調整弁42B前後の差圧が所定の値となるように圧力調整弁40A及び圧力調整弁40Bを制御する。なお、全燃料流量に対するメイン燃料流量の比を、メイン比(以下、「M比」という。)という。
ここで、本第1実施形態に係るPL比計画値は、タービン24入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値(以下、「CLCSO」という。)に対して設定されている。CLCSOは、大気温度、圧縮機20の入口案内翼の開度、及びタービン24の出力値に基づいて導出される値であり、タービン24入口の燃焼ガス温度と比例関係にある。なお、CLCSOについては、特開2007−77866号公報、特開2007−77867号公報、及び特開2007−309279号公報に記載されているため、その詳細を省略する。
また、GTCCプラント10は、商用電力系統の周波数(以下、「系統周波数」という。)が変動した場合、GTCCプラント10の負荷を増減させることで、系統周波数を一定に維持しようとする補償機能を有する。
例えば、図2(A)に示されるように、系統周波数が上昇すると、図2(B)に示されるように発電機16の出力を低下させることによって、商用電力系統への電力供給量を低下させ、上昇した系統周波数を低下させる。
しかしながら、系統周波数の変動が大きく、GTCCプラント10の負荷の変化速度が速い場合は、ガスタービン12の各種状態量に遅れが生じ、ガスタービン12を構成する機器に破損が生じる場合がある。
特に、燃焼器22においては、パイロット燃料及びメイン燃料等の各燃料系統の吸気流量及び各燃料系統への燃料配分が適切でないと、燃焼振動が発生し、破損する場合がある。具体的には、燃焼器22は、パイロットノズル36から供給されたパイロット燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させると共に、メインノズル38から供給されたメイン燃料と圧縮空気とを混合させて燃焼させる。しかし、図2(C)に示されるように、GTCCプラント10の負荷の変化速度が速いと、各燃料系統の燃料分配比の設定(M比及びPL比比の計画値)の変化率が大きくなり、燃料系統の制御が追従できず、実際の燃料比(実燃料比)が計画値の通りとならない場合があった。
そこで、タービン24入口の燃焼ガス温度は、ガスタービン12の負荷の増減に応じて変化することを利用して、本第1実施形態に係るGTCCプラント10では、系統周波数に変動が生じた場合、上記状態量の遅れを抑制するために、燃焼ガス温度を示すCLCSOに応じたPL比の計画値に基づいて、該CLCSOに応じた補償量を用いて補償したPL比計画値を導出し、該補償したPL比計画値でパイロット燃料が燃焼器22に供給されるように燃料の流量を制御する処理(以下、「系統周波数変動処理」という。)を行う。
図3は、本第1実施形態に係る燃料制御部44で行われる系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。
燃料制御部44は、通常PL比計画値出力部50、周波数変動検知部52、及びCLCSO出力部54を備える。
通常PL比計画値出力部50は、現在のCLCSOに応じて通常運転(系統周波数変動処理を行わない場合の運転)を行った場合における、PL比計画値(以下、「通常PL比計画値」という。)を出力する。
周波数変動検知部52は、系統周波数が変動したか否かを検知し、系統周波数が変動したことを検知した場合は、系統周波数の変動を検知したことを示す変動検知信号(High信号)を、例えば、フラグを立てることにより、出力する。なお、周波数変動検知部52によって、系統周波数の変動が検知されていない場合は、変動検知信号は出力されない(Low信号が出力される)。
CLCSO出力部54は、大気温度、圧縮機20の入口案内翼の開度、及びタービン24の出力値に基づいて導出された燃焼ガス温度を示す値であるCLCSOを出力する。CLCSO出力部54から出力されたCLCSOは、第1補償量決定部56A及び第2補償量決定部56Bに入力される。
第1補償量決定部56Aは、CLCSOの大きさに応じて負荷を上げるためのPL比計画値の補償量を決定する。
また、第2補償量決定部56Bは、CLCSOの大きさに応じて負荷を下げるためのPL比計画値の補償量を決定する。
なお、本第1実施形態に係る第1補償量決定部56A及び第2補償量決定部56Bは、CLCSOの大きさと補償量との関係を示した関数(PL比計画値補償量関数)を記憶し、該関数を用いて補償量を決定する。しかし、これに限らず、第1補償量決定部56A及び第2補償量決定部56Bは、例えば、CLCSOの大きさに応じた補償量を示したテーブルデータを予め記憶し、入力されたCLCSOの大きさに応じた補償量を該テーブルデータから抽出することで、補償量を決定してもよい。第1補償量決定部56A及び第2補償量決定部56Bによって決定された補償量は、スイッチ部58へ出力される。
さらに、CLCSO出力部54から出力されたCLCSOは、CLCSO記憶部60及び偏差算出部62に入力される。
CLCSO記憶部60は、CLCSO出力部54から出力されたCLCSOを記憶し、記憶したCLCSOを予め定められた時間後(時定数t秒後)に偏差算出部62へ出力する。
偏差算出部62は、CLCSO出力部54から出力されたCLCSOをCLCSO記憶部60から出力されたCLCSOで減算する。すなわち、偏差算出部62は、上記予め定められた時間前のCLCSOに対する現在のCLCSOの変化をCLCSOの変化量として検知することとなる。そして、偏差算出部62は、算出したCLCSOの変化量を比較部64A及び比較部64Bへ出力する。
比較部64Aは、偏差算出部62から入力された変化量と0(零)とを比較する。すなわち、比較部64AによってCLCSOの変化量が‘正’であるか‘負’であるかが判定される。比較部64Aは、CLCSOの変化量が‘正’である場合、スイッチ部58へオン信号(High信号)を出力し、CLCSOの変化量が‘負’である場合、スイッチ部58へオフ信号(Low信号)を出力する。
なお、CLCSOの変化量が‘正’である場合とは、CLCSOすなわちタービン24入口の燃焼温度が上昇している場合であり、このような場合はGTCCプラント10の負荷を上昇させている場合である。そして、GTCCプラント10の負荷を上昇させる場合とは、系統周波数が低下しているので、商用電力系統へ供給する電力量を増加させている場合である。
一方、CLCSOの変化量が‘負’である場合とは、CLCSOすなわちタービン24入口の燃焼温度が下降している場合であり、このような場合はGTCCプラント10の負荷を下降させている場合である。そして、GTCCプラント10の負荷を下降させる場合とは、系統周波数が上昇しているので、商用電力系統へ供給する電力を減少させている場合である。
スイッチ部58は、比較部64Aからオン信号が入力されると、乗算部72へ第1補償量決定部54Aから入力された補償量を出力し、比較部64Aからオフ信号が入力されると、乗算部72へ第2補償量決定部56Bから入力された補償量を出力する。
一方、比較部64Bは、偏差算出部62から入力された変化量と予め定められた閾値(下限値及び上限値)とを比較し、該変化量が下限値として予め定められた閾値を超える場合、及び該変化量が上限値として予め定められた閾値を超える場合に、CLCSOが閾値を超えて変化していることを示すCLCSO閾値超過信号(High信号)をANDゲート66へ出力する。なお、比較部64Bは、偏差算出部62から入力された変化量が、上記閾値の下限値及び上限値の間である場合は、Low信号をANDゲート66へ出力する。
ANDゲート66は、周波数変動検知部52から出力された変動検知信号が入力され、かつ比較部64Bから出力されたCLCSO閾値超過信号が入力されると、オン信号をスイッチ部68へ出力する。
スイッチ部68がオフからオンとされると、変化率出力部70から、予め定められた時間当たりの増加率(RI)が乗算部72へ出力される。
乗算部72は、スイッチ部58から出力された補償量、及び変化率出力部70から出力された増加率が入力され、該補償量に該増加率を乗算し、乗算後の補償量を加算部74へ出力する。
加算部74は、乗算部72から出力された補償量と、通常PL比計画値出力部50から出力された通常運転PL比計画値とを加算することによって、通常PL比計画値に基づいた補償PL比計画値を導出し、加算後のPL比計画値(以下、「補償PL比計画値」という。)を流量制御部76へ出力する。
すなわち、変化率出力部70から出力された増加率とは、スイッチ部58から出力された補償量を、時間の経過と共に0(零)から該補償量へ徐々に増加させて加算部74へ出力させるための値であり、PL比計画値が、通常PL比計画値から補償PL比計画値へ不連続に変化することを防止するものである。
また、本第1実施形態では、第1補償量決定部56A、第2補償量決定部56B、スイッチ部58、比較部64A、変化率出力部70、乗算部72、及び加算部74が、系統周波数に変動が生じた場合に、CLCSOに応じて、通常PL比計画値を補償した補償PL比計画値を導出する導出部78を構成することとなる。
そして、流量制御部76は、加算部74から出力された補償PL比計画値に基づいて、流量調整弁42A及び流量調整弁42Bの開度を制御することによって、導出部78によって導出された補償PL比計画値でパイロット燃料が燃焼器22に供給されるように燃料の流量を制御する。
一方、周波数変動検知部52から出力されている変動検知信号の停止(Low信号の出力)、及び比較部64Bから出力されているCLCSO閾値超過信号の停止(Low信号の出力)の少なくとも何れか一方が行われると、ANDゲート66は、スイッチ部68をオンからオフとするオフ信号をスイッチ部68へ出力する。
スイッチ部68がオンからオフとされると、変化率出力部70から予め定められた時間当たりの減少率(RD)が乗算部72へ出力され、乗算部72に入力された補償量に乗算される。すなわち、変化率出力部70から出力された減少率とは、スイッチ部58から出力された補償量を、時間の経過と共に該補償量から0(零)に徐々へ減少させて加算部74へ出力させるための値であり、PL比計画値が、補償PL比計画値から通常PL比計画値へ不連続に変化することを防止するものである。
なお、周波数変動検知部52で系統周波数の変動が検知されていない場合や、比較部64BでCLCSOの変化量が予め定められた閾値を超えない場合は、ANDゲート66からオフ信号が出力される。そのため、変化率出力部70からは0(零)が出力され、その結果、乗算部72から出力される信号も0(零)となるため、加算部74によって、通常運転のPL比計画値に加算される補償量は、0(零)となり、PL比計画値の補償は行われない。
図4は、本第1実施形態に係る系統周波数変動処理を行った場合の、PL比の時間変化を示したグラフの一例である。図4において、実線は、実際のPL比であり、破線が補償PL比計画値、一点鎖線が通常PL比計画値である。また、図4の例は、系統周波数が上昇し、GTCCプラント10の負荷を下降させた場合を示しており、本第1実施形態に係る系統周波数変動処理を行うことによって、実際のPL比を、通常PL比計画値に略一致させることができるようになる。このように、補償PL比計画値には、実際のPL比と通常PL比計画値とのずれが加味されることとなるため、本第1実施形態に係るガスタービン12は、補償PL比計画値を用いてPL比を制御することによって、実際のPL比と通常PL比計画値とのずれを抑制することができる。
なお、系統周波数が低下した場合には、補償PL比計画値を通常PL比計画値よりも下げることによって、実際のPL比を通常PL比計画値に略一致させることができるようになる。
すなわち、本第1実施形態に係る導出部78は、系統周波数が低下した場合、通常PL比計画値に比較して高い補償PL比計画値を導出し、系統周波数が増加した場合、通常PL比計画値に比較して低い補償PL比計画値を導出する。
以上説明したように、本第1実施形態に係るガスタービン12の燃料制御部44は、系統周波数に変動が生じた場合に、CLCSOに応じた通常PL比計画値に基づいて、CLCSOに応じた補償量を用いて補償した補償PL比計画値を導出し、該補償PL比計画値で燃料が燃焼器に供給されるように燃料の流量を制御する。これによって、系統周波数の変動に応じて負荷を変動させる場合であっても、実際のPL比と燃料比の通常PL比計画値とのずれを抑制することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係るGTCCプラント10の構成は、図1に示される第1実施形態に係るGTCCプラント10の構成と同様であるので説明を省略する。
図5は、本第2実施形態に係る燃料制御部44で行われる系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。なお、図5における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本第2実施形態に係る燃料制御部44は、系統周波数に変動が生じた場合に、CLCSOの変化量に応じて、補償量が補正された補償計画値を導出する。
具体的には、本第2実施形態に係る燃料制御部44の導出部78は、補正係数出力部80及び乗算部82を備えている。
補正係数出力部80は、偏差算出部62から出力されたCLCSOの変化量が入力され、該変化量に応じた補正係数を乗算部82へ出力する。
なお、本第2実施形態に係る補正係数出力部80は、CLCSOの変化量と補正係数との関係を示した関数を記憶し、該関数を用いて補償係数を決定する。しかし、これに限らず、補正係数出力部80は、例えば、CLCSOの変化量に応じた補正係数を示したテーブルデータを予め記憶し、入力されたCLCSOの変化量に応じた補正係数を該テーブルデータから抽出することで、補正係数を決定してもよい。なお、本第2実施形態では、一例として、CLCSOの変化量が大きいほど補正係数が大きくなる。
そして、乗算部82には、スイッチ部58から出力された補償量、及び補正係数出力部80から出力された補正係数が入力され、該補償量に該補正係数を乗算し、乗算後の補償量を乗算部72へ出力する。
本第2実施形態に係る乗算部72は、乗算部82から出力された補正係数が乗算された補償量、及び変化率出力部70から出力された増加率が入力され、該補償量に該増加率を乗算し、乗算した補償量を加算部74へ出力する。
以上説明したように、本第2実施形態に係るガスタービン12の燃料制御部44は、系統周波数に変動が生じた場合に、CLCSO出力部54によって出力されたCLCSOの変化量に応じて、補償PL比計画値の補償量を補正するので、実際のPL比とPL比計画値とのずれをより抑制することができる。
なお、本第2実施形態では、変化量として、CLCSO出力部54から出力されたCLCSOをCLCSO記憶部60から出力されたCLCSOで減算した値を用いたが、これに限らず、CLCSO出力部54から出力されたCLCSOをCLCSO記憶部60から出力されたCLCSOで除算した値(変化率)を用い、該変化率に応じた補正係数を決定してもよい。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
なお、本第3実施形態に係るGTCCプラント10の構成は、図1に示される第1実施形態に係るGTCCプラント10の構成と同様であるので説明を省略する。
図6は、本第3実施形態に係る燃料制御部44で行われる系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。なお、図6における図3と同一の構成部分については図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本第3実施形態に係る燃料制御部44は、実際に燃焼器22に供給される燃料のPL比と通常PL計画値との差に基づいて、補償PL比計画値を補正する。
具体的には、本第3実施形態に係る燃料制御部44の導出部78は、実PL比出力部90、偏差算出部92、補償器94、及び乗算部96を備えている。
実PL比出力部90は、実際に燃焼器22に供給される燃料のPL比(以下、「実PL比」という。)を偏差算出部92へ出力する。
偏差算出部92は、実PL比出力部90から出力された実PL比、及び通常PL比計画値出力部50から出力された通常PL比とが入力され、これらの差分を補償器94へ出力する。
補償器94は、偏差算出部92から出力された差分に、比例(propotional)動作、積分(Integral)動作、微分(Differential)動作を施して、操作量を生成し、乗算部96へ出力する。なお、本第3実施形態に係る補償器94は、上記のようにPID補償器として動作するが、これに限らず、PI補償器及びP補償器等として動作してもよい。
乗算部96は、補償器94から出力された操作量、及び変化率出力部70から出力された増加率又は減少率が入力され、該操作量に該増加率又は減少率を乗算し、乗算後の操作量を加算部74へ出力する。
加算部74は、乗算部72から出力された補償量と、通常PL比計画値出力部50から出力された通常運転PL比計画値とを加算して補償PL比計画値を算出し、該補償PL比計画値に乗算部96から出力された操作量を加算して算出された補償PL比計画値を流量制御部76へ出力する。
これによって、本第3実施形態に係る系統周波数変動処理は、補償PL比計画値を実PL比でフィードバック制御することとなる。
以上説明したように、本第3実施形態に係るガスタービン12の燃料制御部44は、実際に燃焼器22に供給されるパイロット燃料のPL比と通常PL比計画値との差に基づいて、補償計画値を補正するので、実際のPL比とPL比計画値とのずれをより抑制することができる。
〔第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態について説明する。
なお、本第4実施形態に係るGTCCプラント10の構成は、図1に示される第1実施形態に係るGTCCプラント10の構成と同様であるので説明を省略する。
図7は、本第4実施形態に係る燃料制御部44で行われる系統周波数変動処理の流れを示す機能ブロック図である。
なお、本第4実施形態に係る系統周波数変動処理は、第2実施形態に係る系統周波数変動処理に第3実施形態に係る系統周波数変動処理の実PL比出力部90、偏差算出部92、補償器94、乗算部96を追加したものである。そのため、図7における図5及び図6と同一の構成部分については図5及び図6と同一の符号を付して、その説明を省略する。
この構成により、本第4実施形態に係るガスタービン12の燃料制御部44は、実際のPL比とPL比計画値とのずれをより抑制することができる。
〔第5実施形態〕
以下、本発明の第5実施形態について説明する。
なお、本第5実施形態に係るGTCCプラント10の構成は、図1に示される第1実施形態に係るGTCCプラント10の構成と同様であるので説明を省略する。
通常PL比計画値と実PL比とにズレ(遅れ)が生じる原因の一つとして、パイロット燃料に対応している流量調整弁42A前後の圧力差(以下、「弁間差圧」という。)が変動することが挙げられる。具体的には、流量調整弁42Aの弁間差圧が減少すれば、パイロット燃料の実際の流量は目標流量より少なくなり、弁間差圧が増加すれば、パイロット燃料の実際の流量は目標流量より多くなるため、弁間差圧を一定とすることで、通常PL比計画値と実PL比とのズレを小さくすることができる。
そこで、本第5実施形態では、系統周波数に変動が生じた場合に、系統周波数の変動に伴う流量調整弁42Aの弁間差圧の変動を抑制するように圧力調整弁40Aを制御する差圧制御処理を行う。
図8は、系統周波数変動処理と共に行われる差圧制御処理の流れを示す機能ブロック図である。
本第5実施形態に係る燃料制御部44は、差圧制御部100を備える。
そして、差圧制御部100は、通常時制御部102A及び周波数変動時制御部102Bを備える。
通常時制御部102Aは、系統周波数に変動が生じていない場合に、流量調整弁42Aの弁間差圧を制御するためのものである。
通常時制御部102Aは、流調弁間差圧出力部104、差圧設定値出力部106、偏差算出部108、及びPI制御器110Aを備える。
流調弁間差圧出力部104は、不図示の圧力計で検出された流量調整弁42Aの弁間差圧の検出値を偏差算出部108へ出力する。
差圧設定値出力部106は、予め設定されている流量調整弁42Aの弁間差圧の設定値を偏差算出部108へ出力する。
偏差算出部108は、入力された弁間差圧の設定値を入力された弁間差圧の検出値で減算し、減算により得られた差分xをPI制御器110A、及び後述するPI制御器110Bへ出力する。
PI制御器110Aは、入力された差分xをゲインK1及び積分定数T1でPI制御し、その出力を圧力調整弁40Aに対する弁の開度指令値(以下、「圧調弁開度指令値」という。)として出力する。そして、燃料制御部44は、出力された圧調弁開度指令値に基づいて、圧力調整弁40Aの弁の開度を制御する。なお、PI制御器110Aで演算された圧調開度指令値は、PI制御器110Bにも入力される。また、PI制御器110Bで演算された圧調弁開度指令値もPI制御器110Aに入力される。
一方、周波数変動時制御部102Bは、系統周波数に変動が生じた場合に、流量調整弁42Aの弁間差圧を制御するためのものである。
周波数変動時制御部102Bは、周波数変動検知部112及びCLCSO出力部114を備える。
周波数変動検知部112は、系統周波数が変動したか否かを検知し、系統周波数が変動したことを検知した場合は、系統周波数の変動を示す変動検知信号(High信号)を、例えば、フラグを立てることにより、ANDゲート116へ出力する。なお、周波数変動検知部112によって、系統周波数の変動が検知されていない場合は、変動検知信号は出力されない(Low信号がANDゲート116へ出力される)。
CLCSO出力部114は、大気温度、圧縮機20の入口案内翼の開度、及びタービン24の出力値に基づいて導出されたCLCSOを、CLCSO記憶部118及び偏差算出部120へ出力する。
CLCSO記憶部118は、CLCSO出力部114から出力されたCLCSOの値を記憶し、記憶したCLCSOを予め定められた時間後(時定数t秒後)に偏差算出部120へ出力する。
偏差算出部120は、CLCSO出力部114から出力されたCLCSOをCLCSO記憶部60から出力されたCLCSOで減算する。すなわち、偏差算出部120は、上記予め定められた時間前のCLCSOに対する現在のCLCSOの変化をCLCSOの変化量として検知することとなる。そして、偏差算出部120は、検知したCLCSOの変化量を比較部122へ出力する。
比較部122は、偏差算出部120から入力された変化量と予め定められた閾値(下限値及び上限値)とを比較し、該変化量が下限値として予め定められた閾値を超える場合、及び該変化量が上限値として予め定められた閾値を超える場合に、CLCSOが閾値を超えて変化していることを示すCLCSO閾値超過信号(High信号)をANDゲート116へ出力する。なお、比較部122は、偏差算出部120から入力された変化量が、上記閾値の下限値及び上限値の間である場合は、Low信号をANDゲート116へ出力する。
ANDゲート116は、周波数変動検知部112から出力された変動検知信号が入力され、かつ比較部122から出力されたCLCSO閾値超過信号が入力されるとオン信号を出力し、変動検知信号及びCLCSO閾値超過信号の少なくとも何れか一方が入力されないと、オフ信号を出力する。
ANDゲート116から出力される信号(オン信号及びオフ信号)は、PI制御器110A、及びNOTゲート124を介してPI制御器110Bへ入力される。
PI制御器110Aは、ANDゲート116からオン信号が入力される場合、PI制御器110Aが備える不図示のトラッキングスイッチがオンとなり、自身は圧調弁開度指令値の演算をすることなく、PI制御器110Bから入力される圧調弁開度指令値をそのまま出力する。一方、ANDゲート116からオフ信号がPI制御器110Aへ入力される場合、PI制御器110Aは、自身が演算した圧調弁開度指令値を出力する。
PI制御器110Bは、通常時制御部102Aの偏差算出部108から入力された差分xをゲインK2及び積分定数T2でPI制御し、圧調弁開度指令値として出力する。
そして、ANDゲート116がオン信号を出力する場合、該オン信号は、NOTゲート124へ入力されるためオフ信号となってPI制御器110Bへ入力し、該オフ信号によってPI制御器110Bが備える不図示のトラッキングスイッチがオフとなり、PI制御器110Bは圧調弁開度指令値の演算を行い、上述したように、PI制御器110Aを介して圧調弁開度指令値を出力することとなる。
一方、ANDゲート116がオフ信号を出力する場合、該オフ信号は、NOTゲート124へ入力されるためオン信号となってPI制御器110Bへ入力し、該オン信号によってPI制御器110Bが備える不図示のトラッキングスイッチがオンとなり、これにより、PI制御器110Bは、圧調弁開度指令値の演算を行われないこととなる。
すなわち、系統周波数の変動が生じ、CLCSOの変化が閾値を超えた場合に、PI制御部110AからPI制御部110Bへの切り替えが行われ、PI制御部110Bで演算された圧調弁開度指令値によって圧力調整弁40Aが制御される。
なお、PI制御部110Aによる制御量よりもPI制御部110Bによる制御量の方が高くなるように、ゲインK1,K2及び積分定数T1,T2は定められている。これにより、系統周波数の変動が生じ、CLCSOの変化が閾値を超えた場合に、圧力調整弁40Aの制御性が高められ、流量調整弁42Aの弁間差圧の変動を抑制することができる。
また、PI制御器110AからPI制御器110Bへ入力される圧調弁開度指令値は、PI制御器110AからPI制御器110Bへの切り替えが生じた場合に、PI制御器110Bによる制御の初期値として用いられる。これにより、PI制御器110AからPI制御器110Bへの切り替えが生じた場合に、圧調弁開度指令値が連続性なく急激に変化することを防ぐことができる。
以上説明したように、本第5実施形態に係るガスタービン12の燃料制御部44は、系統周波数に変動が生じた場合に、差圧制御部100によって、系統周波数の変動に伴う流量調整弁42A前後の圧力差の変動を抑制するように圧力調整弁40Aを制御するので、実際のPL比とPL比計画値とのずれをより抑制することができる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、本発明をGTCCプラント10に適用する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、蒸気タービン14を備えない、ガスタービンプラントに適用する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、燃料流量比としてPL比計画値を補償する場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、全燃料流量に対するメイン燃料流量の比であるメイン比の計画値を補償する形態としてもよい。また、全燃料流量をパイロット燃料流量、メイン燃料流量、及びトップハット燃料流量との和とし、全燃料流量に対するトップハット燃料流量の比であるトップハット比の計画値を補償する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、タービン24入口の燃焼ガス温度を示す値としてCLCSOを用いる形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、燃焼ガス温度を示す値として、燃焼ガス温度の実測値、又は燃焼ガス温度を模擬した他の値を用いてもよい。
10 GTCCプラント
12 ガスタービン
16 発電機
22 燃焼器
24 タービン
40A 圧力調整弁
42A 流量調整弁
44 燃料制御部
54 CLCSO出力部
62 偏差算出部
76 流量制御部
78 導出部

Claims (6)

  1. パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との予め定められた流量比で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、前記タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、を備えたガスタービンの制御装置であって、
    タービン入口の燃焼ガス温度を示す値を出力する出力手段と、
    前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、前記燃焼ガス温度を示す値に応じた前記流量比の計画値である通常計画値に基づいて、前記出力手段によって出力された前記燃焼ガス温度に応じた補償量を用いて補償した補償計画値を導出する導出手段と、
    前記導出手段によって導出された前記補償計画値で燃料が前記燃焼器に供給されるように燃料の流量を制御する流量制御手段と、
    を備えたガスタービンの制御装置。
  2. 前記導出手段は、前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、前記出力手段によって出力された前記燃焼ガス温度を示す値の変化量に応じて、前記補償量が補正された前記補償計画値を導出する請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  3. 前記導出手段は、実際に前記燃焼器に供給される燃料の前記流量比と前記通常計画値との差に基づいて、前記補償計画値を補正する請求項1又は請求項2記載のガスタービンの制御装置。
  4. パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との流量比を調整する流量調整弁と、
    燃料の圧力を調整する圧力調整弁と、
    前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、該周波数の変動に伴う前記流量調整弁前後の圧力差の変動を抑制するように前記圧力調整弁を制御する差圧制御手段と、
    を備える請求項1から請求項3の何れか1項記載のガスタービンの制御装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載のガスタービンの制御装置と、
    前記制御装置によって導出された前記補償計画値で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、
    前記タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、
    を備えたガスタービン。
  6. パイロット燃料流量、メイン燃料流量、又はトップハット燃料流量と全燃料流量との予め定められた流量比で燃料を燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、前記タービンの駆動力によって発電し、商用電力系統へ電力を供給する発電機と、を備えたガスタービンの制御方法であって、
    タービン入口の燃焼ガス温度を示す値を出力する第1工程と、
    前記商用電力系統の周波数に変動が生じた場合に、前記燃焼ガス温度に応じた前記流量比の計画値である通常計画値に基づいて、前記第1工程によって出力された前記燃焼ガス温度を示す値に応じた補償量を用いて補償した補償計画値を導出する第2工程と、
    前記第2工程によって導出された前記補償計画値で燃料が前記燃焼器に供給されるように燃料の流量を制御する第3工程と、
    を含むガスタービンの制御方法。
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