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JP5431715B2 - ステップ信号および制御信号の処理方法、電子機器、コンピュータおよびコンピュータ・プログラム - Google Patents

ステップ信号および制御信号の処理方法、電子機器、コンピュータおよびコンピュータ・プログラム Download PDF

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JP5431715B2
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Description

本発明はユーザがコンピュータのキーボードまたはボタンを押下してデバイスの制御量またはデバイスの状態を変化させる技術に関し、さらに詳細には連続して高速にキーボードまたはボタンが押下されることに対してデバイスの制御量またはデバイスの状態変化を良好に追従させる技術に関する。
ノートブック型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)は、軽量かつ小型であるため携帯性に優れている一方、ドッキング・ステーションやポート・リプリケータなどの機能拡張装置に接続することでデスクトップ型のコンピュータと同等の機能を実現することができる。ノートPCは通常1つのディスプレイしか搭載していないため、2つ以上のディスプレイを使用するためには、機能拡張装置を通じて外部ディスプレイに接続したり、外部端子に外部ディスプレイを接続したりする必要がある。
多くのウインドウを開いて作業するような場合に、ディスプレイが一つしかない場合は、各ウインドウが重なってしまったり、同時に表示するために縮小せざるを得なかったりして作業に不便である。近年ノートPCに2つのディスプレイが装備されたいわゆるデュアル・ディスプレイ式のノートPCが開発されている。特許文献1および特許文献2は、キーボードのキーを操作してディスプレイの輝度を変更する技術を開示する。これらの技術では、人間がキーを入力した回数に応じて輝度がステップ状に変化する。
特開平06−102974号公報 特開2000−267791号公報
ノートPCに組み込まれたディスプレイには、一般に輝度調整用のボタンが装備されていないため、輝度の調整をキーボードからステップ信号を入力して行う場合がある。そして、ディユアル・ディスプレイ式のノートPCでは、プライマリとセカンダリの2つのディスプレイの輝度をそれぞれ単独で変更する方法もあるが、操作の負担を軽くするためには同一のキー操作で輝度を同時に変更することが有効である。同一のキーを連続的に高速で操作して輝度を変更する場合に、ソフトウエアおよびハードウエアで構成されたプライマリ・ディスプレイとセカンダリ・ディスプレイに関するそれぞれの輝度制御系が相違すると、一方の輝度の追従速度が他方に比べて遅い場合がある。
たとえば、プライマリ・ディスプレイにグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)が輝度データを設定し、セカンダリ・ディスプレイにはプロトコル・コンバータが輝度データを設定するような場合には、ユーザがセカンダリ・ディスプレイの輝度の追従速度が遅いと感じる場合がある。ユーザは2つの画面を同時に見ているので、キー入力に対する輝度の追従速度をいずれのディスプレイに対してもユーザが同等に感じることが望ましい。そして追従速度の遅い輝度制御系のソフトウエアを改良して追従速度を速くすることができれば、ハードウエアの変更を回避できるので一層望ましい。
キーボードのキーをユーザが操作して入力したステップ信号は、コンピュータの内部で輝度制御用ソフトウエアにより制御輝度値に変換されてGPUやプロトコル・コンバータなどの輝度設定デバイスに設定される。輝度設定デバイスは制御輝度値をそれに対応する大きさの電圧または電流に変換してディスプレイに供給する。ディスプレイでは入力された制御輝度値に応じて輝度がステップ状に変化する。ユーザが連続して高速にキーを操作した場合には、それに対応する制御輝度値が連続して輝度設定デバイスに設定される。このとき、デバイス・ドライバは、最初の制御輝度値を輝度設定デバイスに設定してから次の制御輝度値を設定することができる状態になるまで一定の時間を必要とする。たとえば、操作ステップ値1に対応する輝度で表示しているディスプレイに、キーボードから4個のステップ信号を連続して高速に入力しても、輝度制御用ソフトウエアは、ユーザが操作ステップ値を5まで変化させた時点で輝度設定デバイスに操作ステップ値3までしか設定できない場合がある。
連続して高速に入力されたステップ信号に遅延しないようにディスプレイの輝度を変化させるために、輝度制御用ソフトウエアがステップ信号を操作ステップ値に変換するスレッドとは別のスレッドを生成してポーリングまたはイベント発行により処理する方法が考えられる。ポーリングによる方法では、入力されたステップ信号に対応する操作ステップ値をメイン・スレッドで生成して格納部に格納し、さらに、新たな操作ステップ値が生成された場合は格納部を更新する。そして、別スレッドで格納部のデータをポーリングしたときに格納部の操作ステップ値が更新されていればその値をデバイス・ドライバに送る。
その結果、ビデオ・ドライバが新たな制御輝度値を受け取ることができる状態になった時点で、格納部の更新された最新の操作ステップに対応する制御輝度値をビデオ・ドライバに送ることができる。具体的には、別スレッドは最初に操作ステップ1に対応する制御輝度値をビデオ・ドライバに送り、ビデオ・ドライバが新たな制御輝度値を受け取ることができる時点で格納部をポーリングしたときに格納部に格納されていた操作ステップ値が3に更新されていれば、それをデバイス・ドライバに送ることができるので操作ステップ値2をスキップすることで輝度変化の追従速度は速くなる。
イベント発行による方法では、デバイス・ドライバに制御輝度値を送るための別スレッドに、デバイス・ドライバが新たな制御輝度値を受け取ることができるイベント待ちの状態を形成する。具体的には、メイン・スレッドが実行されて格納部の操作ステップ値が更新されるたびに別スレッドにイベントを発行することで、別スレッドがイベント待ちのときに限りデバイス・ドライバに更新された操作ステップ値に対応する制御輝度値を送る。この場合もポーリングによる方法と同じように、操作ステップ値2をスキップして操作ステップ値1の次に操作ステップ値3を送ることができる。
しかし、いずれの方法でも輝度制御用ソフトウエアは、ステップ信号により制御データを更新するメイン・スレッドとは別に新たな制御データを送ることができる時点を判断してデバイス・ドライバに制御データを送る別スレッドを生成する必要がある。輝度の変更のために別スレッドを生成する方法では、そのためにCPUやメモリなどのリソースを浪費することになり好ましくない。また、そのような方法はマルチ・スレッドに対応しないコンピュータ環境には適用することができない。
そこで本発明の目的は、連続して高速に入力されたステップ信号または数値に対してデバイスの制御量またはデバイスの状態を良好に追従させるためのステップ信号または数値の処理方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、ソフトウエアが単一のスレッドで連続して高速に入力されたステップ信号または数値の処理をすることができる処理方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような処理方法を実現する電子機器およびコンピュータを提供することにある。
本発明の一の態様では、ディスプレイの輝度をキーボードから入力されたステップ信号で変更するコンピュータが、ステップ信号の処理をする方法を提供する。ディスプレイはコンピュータに組み込まれていても、また、コンピュータの外部端子に接続されていてもよい。ステップ信号は輝度に関する絶対値に相当する大きさは備えておらず、単位量だけ操作ステップ値を上昇方向または下降方向に変化させる信号である。ユーザは、輝度設定デバイスに所定の操作ステップに対応する制御輝度値を設定するため、キーボードから所定の個数のステップ信号を上昇方向または下降方向に入力する。具体的には、現在の操作ステップ値が1のときに操作ステップ値を5まで変化させるためには、4個の上昇方向のステップ信号を入力する。
本発明においては、ユーザがキーボードから上昇方向、下降方向または上昇方向から下降方向またはその逆方向の転換というように連続して高速にステップ信号を入力する場合のステップ信号の処理を行う。制御輝度値は、ディスプレイの輝度に対応して構成された離散的なデータである。1個の上昇方向のステップ信号を入力すると制御輝度値が現在よりも1段階上昇し、1個の下降方向のステップ信号を入力すると制御輝度値が現在よりも1段階下降する。制御輝度値間の間隔は均等である必要はない。また、制御輝度値は、ユーザが制御するステップ数に対応する操作ステップ値でマッピングしてもよい。制御輝度値を操作ステップ値でマッピングすれば、操作ステップ値はユーザの操作に適した比較的少ないステップ数で構成し、制御輝度値を数の多いステップ数で構成してディスプレイの特性に合わせて適切に調整された輝度の設定をすることができる。
制御輝度値はデバイス・ドライバを経由して輝度設定デバイスに送出される。輝度設定デバイスは、ディスプレイのバックライト制御回路に対して制御された電圧または電流を供給するGPUまたはプロトコル・コンバータとすることができる。輝度設定デバイスは、設定された制御輝度値に対応する大きさの電圧または電流をバックライトに供給してディスプレイの輝度を変更することができる。輝度設定デバイスが、動作速度の遅いプロトコル・コンバータである場合は本発明を適用することが特に有効である。
輝度設定デバイスに最初の制御輝度値を送出してからつぎの制御輝度値を送出できる状態になるまでの待機時間は、ユーザがステップ信号を高速で入力する時間よりも長くなる。したがって、ステップ信号に応じて段階的に変化する制御輝度値を順番に輝度設定デバイスに送出しても、輝度設定デバイスの処理に遅れが生じディスプレイの輝度の変化にも遅れが生ずる。
本発明では、ステップ信号の入力のたびに生成された新たな制御輝度値により古い制御輝度値が更新される。更新は、メイン・メモリに確保した情報格納部に格納された制御輝度値を後続の制御輝度値で上書きすることにより行うことができる。更新された制御輝度値は、輝度設定デバイスに送出されて設定される。待機時間がキーボードからの入力速度に比較して長い場合は、待機時間中に後続のステップ信号が入力されて新たな制御輝度値が生成されそれまでの制御輝度値が更新される。
待機時間中は更新された制御輝度値を輝度設定デバイスに送出することができないので、待機時間中に生成された制御輝度値は後続の制御輝度値で置換されて破棄される。そして待機時間が終了したときに更新された制御輝度値が存在する場合には、更新された最新の制御輝度値を輝度設定デバイスに送出する。この結果、キーボードから連続して高速にステップ信号が入力される場合には、待機時間が終了するたびに待機時間中に破棄された制御輝度値がスキップされて最新の制御輝度値だけが送出され、ユーザの意図を反映するように輝度が追従する。
待機時間が終了したときに、制御輝度値が更新されていないときは、ユーザが待機時間に対してゆっくりとした操作でステップ信号を入力したことになり、それ以後に最初に更新された制御輝度値が輝度設定デバイスに送出される。上記の処理に際しては、待機時間中に制御輝度値が更新されたことを示す更新フラグを設定したり、待機時間中であることを示す応答待ちフラグを設定したりすると都合がよい。
本発明にかかるプログラムは、単一のスレッドで実行することができるので、プロセッサおよびメモリなどのリソースの浪費を避けることができる。また、マルチ・スレッドに対応しないコンピュータ環境でも実現することができる。本発明はコンピュータのディスプレイの輝度の変更だけでなく、スピーカの音量に適用することもできる。また、コンピュータのデバイスだけでなく、テレビ受像機やゲーム機などの手動でステップ信号を入力する電子機器全般に適用することもできる。
本発明により、連続して高速に入力されたステップ信号または数値に対してデバイスの制御量またはデバイスの状態を良好に追従させるためのステップ信号または数値の処理方法を提供することができた。さらに本発明により、ソフトウエアが単一のスレッドで連続して高速に入力されたステップ信号または数値の処理をすることができる処理方法を提供することができた。さらに本発明により、そのような処理方法を実現する電子機器およびコンピュータを提供することができた。
[ノートPCの構成]
図1は、本実施の形態にかかるノートPC10の外形を示す図である。ノートPC10は、デュアル・ディスプレイ方式を採用しており、プライマリ・ディスプレイ15とセカンダリ・ディスプレイ21が筐体に組み込まれている。図1(A)は、プライマリ・ディスプレイ15だけを使用している状態を示し、図1(B)はセカンダリ・ディスプレイ21を展開して、プライマリ・ディスプレイ15とセカンダリ・ディスプレイ21を同時に使用している状態を示す。ノートPC10は、ディスプレイ筐体11とシステム筐体13が、ヒンジで開閉可能に結合されている。
ディスプレイ筐体11は、システム筐体13から開いたときにプライマリ・ディスプレイ15を表示面が前面を向くように収納すると同時に、背面にはセカンダリ・ディスプレイ21を引き出し可能に収納する。セカンダリ・ディスプレイ21を使用する時には、ディスプレイ筐体11から引き出して表示面をプライマリ・ディスプレイ15と同じ方向に設定する。システム筐体13は、内部にさまざまな機能デバイスを収納するとともに表面にキーボード17およびポインティング・デバイス19を搭載している。
図2は、ノートPC10の構成を示す概略のブロック図である。CPU51は、ノートPC10の中枢機能を担う演算処理装置で、オペレーティング・システム(OS)、BIOS、デバイス・ドライバ、あるいはアプリケーション・プログラムなどを実行する。CPU51は、メモリ・コントローラ・ハブ(MCH)53に接続されている。MCH53は、ノートPC10のなかでの高速なデータ転送を処理するデバイスで、メイン・メモリ55へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能、およびCPU51と他のデバイスとの間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ機能を含む。MCH53はまた、グラフィックス・カード57を接続するためのPCI Express x16ポートを備えている。
メイン・メモリ55は、CPU51が実行するプログラムの読み込み領域、処理データを書き込む作業領域として利用される揮発性のRAMである。グラフィックス・カード57はMCH53に接続され、GPU、ビデオBIOSおよびビデオ・メモリ(VRAM)を備えており、CPU51からの命令を受けて描画すべき画像ファイルのイメージを生成してVRAMに書き込み、VRAMから所定のタイミングで読み出したイメージをプライマリ・ディスプレイ15およびセカンダリ・ディスプレイ21に出力する。GPUは、CPU51から受け取った描画命令に基づいてVRAMにイメージを書き込む専用プロセッサで、グラフィックス・アクセラレータともいう。
グラフィックス・カード57には、プライマリ・ディスプレイ15およびプロトコル・コンバータ59が接続されている。プロトコル・コンバータ59には、セカンダリ・ディスプレイ21が接続されている。図3は、グラフィックス・カード57に搭載されたGPU71とプライマリ・ディスプレイ15およびセカンダリ・ディスプレイ21の接続を示すブロック図である。GPU71は、プライマリ・ディスプレイ15に対するプライマリ系統とセカンダリ・ディスプレイ21に対するセカンダリ系統の2系統の画像データを出力することができる。
GPU71は、プライマリ・ディスプレイ15の輝度を制御するための制御輝度値とセカンダリ・ディスプレイ21の輝度を制御するための制御輝度値をCPU51から受け取る。プライマリ系統は、LVDS(Low voltage differential signaling)規格の画像信号およびバックライト111を制御するPWM信号をプライマリ・ディスプレイ15に出力する。PWM信号のデューティ比は、制御ステップ値に対応して決定される。セカンダリ系統は、DVI(Digital Visual Interface)規格の画像信号を出力する。
なお、本発明は、GPU71が出力する画像信号の規格はLVDSやDVIに限定されるものではなく他の規格でもよい。プロトコル・コンバータ59は、GPU71から受け取ったDVI規格の画像信号をLVDS規格の画像信号に変換してセカンダリ・ディスプレイ21に出力する。さらにGPU71は、CPU51から受け取った制御輝度値をDVI信号線の一部であるDDCチャネルを通じてプロトコル・コンバータ59に転送する。プロトコル・コンバータ59は、制御輝度値に対応するように決定したデューティ比のPWM信号を生成してセカンダリ・ディスプレイ21に出力し、バックライト211を制御する。
プライマリ・ディスプレイ15とセカンダリ・ディスプレイ21は、ほぼ同じ構造になっており、液晶パネル107、207、バックライト111、211、データ線駆動回路105、205、走査線駆動回路103、203、液晶パネル制御回路101、201、およびバックライト制御回路109、209を含んで構成されている。液晶パネル107、207は、アクティブ・マトリックス方式を採用しており、各画素を構成する液晶アレイのセルはTFT(Thin Film Transistor)、画素容量、および蓄積容量を含んでいる。
バックライト111は、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を光源とするサイドエッジ型であり、バックライト211は発光ダイオード(LED)を光源とするサイドエッジ型である。サイドエッジ型のバックライトは、直下型のバックライトに比べて液晶ディスプレイの厚さを薄くすることができ、セカンダリ・ディスプレイ21は、光源にLEDを使用することでさらに薄くすることができる。バックライト制御回路109は、液晶パネル107の輝度を制御するために、GPU71から受け取ったPWM信号のディユーティ比でバックライト111に印加する電圧を制御し、バックライト制御回路209は、液晶パネル207の輝度を制御するために、プロトコル・コンバータ59から受け取ったPWM信号のデューティ比でバックライト211に供給する電流を制御する。GPU71およびプロトコル・コンバータ59は、0%から100%までのデューティ比を、それぞれ256段階での制御輝度値で設定するように構成されている。
バックライト111とバックライト211は、バックライト制御回路109、209から出力されるPWM信号に対応した電圧または電流のデューティ比に基づいて液晶パネル107、207の輝度を制御する。液晶パネル107、207の輝度は、バックライト制御回路109、209のディユーティ比が0%のときに0になり、ディユーティ比が100%のときにバックライト111、211の性能に基づいて定まる最大値となる。
液晶パネル制御回路101、201は、液晶パネル107、207に画像を表示するための赤色、緑色、青色の画像データをGPU71から受け取り、時間軸上にシリアルな画像データを作成して、データ線駆動回路105、205および走査線駆動回路103、203に供給する。データ線駆動回路105、205および走査線駆動回路103、203は、液晶アレイのTFTに対して1フレーム期間ごとに線順次走査を行って、シリアルな画像データを画素容量に順番に書き込むことで液晶パネル107、207に平面的な画像を表示する。
図2に戻って、アイオー・コントローラ・ハブ(ICH)61はMCH53に接続されており、周辺入出力デバイスに関するデータ転送を処理する。ICH61は、USB(Universal Serial Bus)、シリアルATA(AT Attachment)、SPI (Serial Peripheral Interface)バス、 PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI−Expressバス、およびLPC(Low Pin Count)などのポートを備え、それらに対応したデバイスが接続される。図2では、ICH61のシリアルATAポートに接続されたHDD63だけを示し、他のデバイスは省略している。HDD63は図4に示した、OS307、キーボード・ドライバ309、ビデオ・ドライバ311、およびユーティリティ・プログラム301などを格納する。
さらにICH61はLPCバス65を介して、従来からノートPC10に使用されているレガシー・デバイス、あるいは高速なデータ転送を要求しないデバイスに接続される。図2ではLPCバス65に接続されるデバイスとして、エンベデッド・コントローラ(EC)67およびフラッシュROM69だけを示している。EC67は、8〜16ビットのCPU、ROM、RAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、さらに複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマー、およびディジタル入出力端子を備えている。EC67は、ノートPC10に実装されるデバイスに供給する電力を制御する。EC67は、キーボード・コントローラの機能を搭載しており、キーボード17およびポインティング・デバイス19が接続されている。
フラッシュROM69は不揮発性で記憶内容の電気的な書き替えが可能なメモリであり、入出力デバイスを制御するためのデバイス・ドライバ、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の規格に適合し電源およびシステム筐体13内の温度などを管理するシステムBIOS、およびノートPC10の起動時にハードウエアの試験や初期化を行うPOST(Power-On Self Test)などのプログラムを格納する。
なお、図1〜図3は本実施の形態を説明するために、本実施の形態に関連する主要なハードウエアの構成および接続関係を簡略化して記載したに過ぎないものである。ここまでの説明で言及した以外にも、ノートPC10を構成するには多くのデバイスが使われる。しかしそれらは当業者には周知であるので、ここでは詳しく言及しない。図2、図3に記載した複数のブロックを1個の集積回路もしくは装置としたり、逆に1個のブロックを複数の集積回路もしくは装置に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
図4は、本実施の形態にかかるディスプレイの輝度調整を行うためにノートPC10に実装された輝度調整システムの構成を示すブロック図である。輝度調整システム300は、ノートPC10に実装されたハードウエアおよびソフトウエアで構成されている。図4は、プロトコル・コンバータ59に制御輝度値を設定して輝度調整を行うセカンダリ・ディスプレイ21の輝度調整を行う構成を示している。ただし、本発明は、GPU71に制御輝度値を設定して輝度調整を行うプライマリ・ディスプレイ15の輝度調整に適用することもできる。
キーボード17は、ユーザがコンピュータ10にステップ信号を入力するための入力デバイスである。ステップ信号は、イベントを発行するだけの信号であり大きさの情報を保有しない。本実施の形態では、キーボード17の特殊キーを所定の回数だけ操作することでステップ信号により操作ステップ値を変更し、プライマリ・ディスプレイ15およびセカンダリ・ディスプレイ21の輝度を1ステップずつ制御することができる。特殊キーは、たとえば、輝度増加のためにFnキーとHomeキーを同時に押下することで構成し、輝度減少のためにFnキーとEndキーを同時に押下することで構成することができる。以後、同時に操作された2つのキーを特殊キーということにする。
EC67は、キーボード・コントローラとしてキーボード17から入力されたステップ信号を処理する。ユーザがキーボード17の特殊キーを押下するごとに、EC67はBIOS309に上昇方向のステップ信号に対応する上昇方向のイベントまたは下降方向のステップ信号に対応する下降方向のイベントを送る。プログラム301は、OS307上で動作するアプリケーション・プログラムで、セカンダリ・ディスプレイ21の輝度調整に関する処理を行う。プログラム301は、輝度情報格納部353、出力制御部355、制御輝度値生成部357、輝度テーブル359、応答待ちフラグ361および更新フラグ363からなる複数の機能ブロックで構成されている。各機能ブロックは、プログラム301がメイン・メモリ55にロードされることにより、主としてプログラム301、メイン・メモリ55、およびCPU51で構成される。
BIOS309は操作ステップ値生成部351を保有し、セカンダリ・ディスプレイ21に対する現在の操作ステップ値を保持している。操作ステップ値は、最も輝度が低い0から最も輝度の高い15までの間の16個の整数値で構成されている。操作ステップ値生成部351は、EC67から上昇方向のイベントを1個受け取ったときは現在の操作ステップ値を1増大させ、下降方向のイベントを1個受け取ったときは現在の操作ステップ値を1減少させる。
制御輝度値生成部357は、輝度テーブル359を参照して、0〜15の操作ステップ値を0〜255の制御輝度値に変換する。輝度テーブル359は、操作ステップ値を制御輝度値に対応付けするためのマッピング・テーブルである。輝度情報格納部353は、制御輝度値生成部357から送られた制御輝度値を格納し、制御輝度値生成部357から新たな制御輝度値を受け取ったときは、それまで格納していた制御輝度値を新たな制御輝度値で上書きして更新する。輝度情報格納部353は、制御輝度値が更新されるたびに出力制御部355に制御を移すことで出力制御部355に更新を通知する。
出力制御部355は、ビデオ・ドライバ311が制御輝度値の受け入れが可能な状態であることを判断して、輝度情報格納部353から制御輝度値を取り出しビデオ・ドライバ311に送出する。応答待ちフラグ361および更新フラグ363はともにメイン・メモリ55の1ビットの記憶領域で形成されている。出力制御部355は、ビデオ・ドライバ311に制御輝度値を送ってからビデオ・ドライバ311からレディ・イベントを受け取るまでの待機時間中に輝度情報格納部353から制御輝度値が更新されたことの通知を受け取ったときに更新フラグ363を1に設定し、ビデオ・ドライバ311に制御輝度値を送出するときに更新フラグ363を0に設定する。出力制御部355は、ビデオ・ドライバ311に制御輝度値を出力するときに応答待ちフラグを1に設定し、待機時間が経過したときに輝度情報格納部353の制御輝度値が更新されていないと判断したとき(更新フラグが0に設定されているとき)に応答待ちフラグを0に設定する。
応答待ちフラグ361が1に設定されている状態は、出力制御部355からビデオ・ドライバ311に出力された制御輝度値が、ビデオ・ドライバ311によりプロトコル・コンバータ59に設定されてビデオ・ドライバ311が新たな制御輝度値を受け入れることができるようになるまでの待機状態であることを示す。更新フラグ363が1に設定されている状態は、応答待ちフラグが1に設定されている間に輝度情報格納部353に格納された操作輝度値が更新されたことを示す。なお、制御輝度値生成部357を出力制御部355に接続し、輝度情報格納部353には操作ステップ値を格納するようにして、出力制御部355はビデオ・ドライバ311に出力する直前に操作ステップ値を制御輝度値に変換するようにしてもよい。
つぎに、輝度調整システム300がステップ信号を処理する手順を説明する。図5は、輝度調整システム300がセカンダリ・ディスプレイ21の輝度を調整する手順を示すフローチャートである。ノートPC10に電源が投入され、POSTが終了するとプログラム301、OS307、およびビデオ・ドライバ311がメイン・メモリ55にロードされる。ブロック401で出力制御部355は、プログラム301がメイン・メモリ55にロードされると応答待ちフラグ361および更新フラグ363を0に設定する。OS307がWindows(登録商標)である場合は、プログラム301はAPI関数を呼び出してプロセスの生成要求をするが、当該プロセスには1つのメイン・スレッドだけが生成される。すなわち、プログラム301は、シングル・スレッド・プロセスで実行される。セカンダリ・ディスプレイ21は前回電源を遮断したときの制御輝度値に対応する輝度で表示しているものとする。
ここでは、現在の操作ステップ値は、1であると仮定する。ブロック403で、ユーザは、セカンダリ・ディスプレイ21の輝度を上昇させるために、上昇方向の特殊キーを1回押下する。EC67は、操作ステップ値生成部351に上昇方向のイベントを送る。ブロック405で操作ステップ値生成部351は、現在の操作ステップ値(1)を1ステップ上昇させた操作ステップ値(2)を生成して制御輝度値生成部357に送る。制御輝度値生成部357は受け取った操作ステップ値(2)を輝度テーブル359で対応付けられた制御輝度値(f(2))に変換して、輝度情報格納部353に格納する。ここで関数f(x)は、操作ステップ値xに応じて制御輝度値に変換する輝度テーブル359上の値を表す。制御輝度値を更新した輝度情報格納部353は、出力制御部355に制御を移すことで、出力制御部355に更新通知をする。
ブロック407では、更新通知を受け取った出力制御部355は、応答待ちフラグ361が1に設定されているか否かを判断する。最初の操作ステップ値の更新では、ブロック401で応答待ちフラグ361は0に設定されているのでブロック411に移行する。ブロック411では、出力制御部355はこれから制御輝度値をビデオ・ドライバ311に送るので更新フラグ363を0に設定する。この設定処理は、輝度情報格納部353に格納された操作ステップ値(2)はこれからビデオ・ドライバ311に送出されるので現在輝度情報格納部353に格納されているデータは最新のものではないことを宣言する意義を有する。
ブロック413では、出力制御部355は、応答待ちフラグ361を1に設定する。この設定処理は、これからビデオ・ドライバ311に制御ステップ値を送るので、ビデオ・ドライバ311からレディ・イベントを受け取るまでは、新たな制御輝度値をビデオ・ドライバ311に出力することができないことを宣言する意義を有する。ブロック415では、出力制御部355は輝度情報格納部353から制御輝度値(f(2))を取得してビデオ・ドライバ311に送出する。ブロック417では、ビデオ・ドライバ311がプロトコル・コンバータ59に制御輝度値(f(2))を設定する。
プロトコル・コンバータ59は、制御輝度値(f(2))に対応するデューティ比のPWM信号を生成して、バックライト制御回路209に送る。バックライト制御回路209は、PWM信号に対応する電圧または電流をセカンダリ・ディスプレイ21のバックライト111に出力する。ビデオ・ドライバ311がプロトコル・コンバータ59に対する制御輝度値(f(2))の設定を完了して、新たな制御輝度値を受け取ることができるようになるまで、数百ミリ秒の時間(これを待機時間という。)を費やす。ブロック419では、待機時間が終了してビデオ・ドライバ311が新たな制御輝度値をプロトコル・コンバータ59に設定することができる状態になったために、出力制御部355にレディ・イベントを発行する。
ここで一旦説明をブロック407に戻す。ブロック415からブロック419までは、前述のように数百ミリ秒の待機時間を必要とするが、この間はブロック413で設定された応答待ちフラグが1に維持されている。待機時間中に特殊キーが操作されて新たな制御輝度値が生成され輝度情報格納部353が更新されることがある。そのときはブロック409で更新フラグを1に設定しブロック427に移行する。
ブロック421に戻って、レディ・イベントを受け取った出力制御部355は更新フラグ363を参照する。ブロック423で出力制御部355が更新フラグ363は0であると判断した場合は、輝度情報格納部353には、ブロック411〜ブロック415を通じてビデオ・ドライバ311にいまだ送出されていない未処理の制御ステップ値が存在していないことになるためブロック425に移行して、出力制御部355は応答待ちフラグ361を0に設定してブロック427に移行する。つぎにユーザが2回目の特殊キーの操作をすると、ブロック405で操作ステップ値生成部351は、現在の操作ステップ値(2)を1ステップ上昇させた操作ステップ値(3)を生成する。つづいて制御輝度値生成部357が輝度情報格納部353を更新し、輝度情報格納部353が出力制御部355に更新通知をする。
ブロック407では、更新通知を受け取った出力制御部355は、応答待ちフラグ361が1に設定されているか否かを判断する。1回目の上昇ステップ信号から2回目の上昇ステップ信号が生成されるまでの時間が待機時間に対して長い場合は、2回目の上昇ステップ信号が入力されたときにブロック425を経由して応答待ちフラグ361が0に設定されているので、制御輝度値(f(3))は、ブロック411からブロック421を経由して処理される。以後、ユーザが特殊キーを操作する時間間隔がゆっくりしているために応答待ちフラグが0に設定されている間に更新された制御ステップ値は、順番にビデオ・ドライバ311に送出される。
つぎに、セカンダリ・ディスプレイ21の輝度が制御輝度値(f(3))に設定された状態から、ユーザがステップ信号を入力して操作ステップ値を短時間で8に変更する場合を検討する。ユーザは操作ステップ値(8)を生成するために、特殊キーを連続して高速に5回押下する。ブロック403で入力されたステップ信号は、制御輝度値生成部357で順番に制御輝度値に変換され、ブロック405では、操作ステップ値生成部351が上昇方向のイベントを受け取るたびに、輝度情報格納部353の制御輝度値が更新される。操作ステップ値(4)に対しては、ブロック411を経由してブロック423までの処理が行われるが、ブロック423で出力制御部355が更新フラグ363を参照したときには、ブロック413により応答フラグが1に設定された状態であるので、ブロック403による後続の操作ステップ(5)はブロック407での判断の結果、ブロック409で更新フラグ363を1に設定する。
したがって、処理はブロック411に移行し、出力制御部355は、ブロック411で更新フラグを0に設定し、さらにブロック413で応答待ちフラグを1に設定する。出力制御部355は、ブロック415でその時点で輝度情報格納部353に格納された制御ステップ値を送出する。この時点で操作ステップ値(4)を置換した操作ステップ値(5)がさらにそれに続く操作ステップ値(6)で置換されているとすれば、出力制御部355はブロック415では操作ステップ値(6)に対応した制御ステップ値(6)をビデオ・ドライバ311送出する。
したがって、出力制御部355は操作ステップ値(5)に対応する制御ステップ値(5)をビデオ・ドライバ311に送出しない。つづいて、ブロック423で出力制御部355が更新フラグを参照したときに1であれば、ブロック411に戻り、ブロック415ではたとえば操作ステップ値(7)がスキップされて操作ステップ値(8)が処理される。ブロック423からブロック411へのループ処理は、キーボード17からステップ信号が連続して高速に入力されたときに、ブロック415からブロック419までの待機時間が終了するたびに、その時点で更新されている最新の操作ステップ値が処理され、中間の操作ステップ値は破棄される。中間の操作ステップ値が破棄されることで、ビデオ・ドライバ311は待機時間が終了して新たな制御ステップ値を受け取ることができる状態になるたびに、その時点で更新されている最新の制御ステップ値でセカンダリ・ディスプレイ21の輝度を設定することができる。
以上、ディスプレイの輝度調整を例にして本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、ディスプレイの輝度設定に適用できるだけでなく、デバイスの制御量またはデバイスの状態をステップ信号または数値で変化させる電子機器一般に適用することができる。制御量は、スピーカの音量であってもよい。また、電子機器は、遠隔操作器からステップ信号または数値を入力して番組表を移動したり、データの入力源を変更したりするテレビ受像機であってもよい。テレビ・チャンネルを遠隔操作器により変更する場合に、ユーザによりチャンネル・ボタンが、1→9→6→2のように高速で連続的に押されることがあるが、このような場合本発明により、最後の入力である2ャンネルが最終的な制御状態として処理され、所望のチャンネルに短時間で切り換えることができる。この場合は、入力データをステップ信号ではなくチャンネルに対応した数値とすることができる。本発明では、輝度情報格納部353を静的変数で構成することで、プログラム301は待機時間中に制御ステップ値が更新されても最新の制御輝度値の送出を1つのスレッドで実行でき、リソースの節約を図り、かつ、マルチ・スレッドに対応していないコンピュータ環境に適用することも可能になる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本実施の形態にかかるノートPCの外形を示す図である。 本実施の形態にかかるノートPCの構成を示す概略のブロック図である。 グラフィックス・カードに搭載されたGPUとプライマリ・ディスプレイおよびセカンダリ・ディスプレイの接続を示すブロック図である。 ステップ信号の処理を行うためにノートPCに実装されたソフトウエアおよびハードウエアの構成を示すブロック図である。 ステップ信号の処理を行う手順を示したフローチャートである。
符号の説明
300…輝度調整システム
301…ユーティリティ・プログラム

Claims (12)

  1. ディスプレイの輝度をキーボードから入力されたステップ信号で変更するコンピュータが、前記ステップ信号を処理する方法であって、
    前記キーボードから連続するステップ信号を受け取り該ステップ信号に対応する制御輝度値を生成する生成工程と、
    新たな制御輝度値を生成するたびに前記制御輝度値を更新する更新工程と、
    前記更新された制御輝度値を前記ディスプレイの輝度設定デバイスに送出する第1の送出工程と、
    前記第1の送出工程から前記輝度設定デバイスにつぎの制御輝度値を送出できる状態になるまで待機する待機工程と、
    前記待機工程が実行されていることを示す応答待ちフラグを設定する工程と、
    前記待機工程の間に前記制御輝度値が更新されたことを示す更新フラグを設定する工程と、
    前記応答待ちフラグを参照して前記待機工程が完了したことを認識する認識工程と、
    前記認識工程に応答して前記待機工程の間に前記制御輝度値が更新されたか否かを前記更新フラグを参照して判断する判断工程と、
    前記判断工程において前記制御輝度値が更新されたと判断したときには前記待機工程の間に更新された最新の前記制御輝度値を前記輝度設定デバイスに送出する第2の送出工程と
    を有する処理方法。
  2. 前記判断工程において前記制御輝度値が更新されていないと判断したときにはそれ以後に最初に更新された制御輝度値を前記輝度設定デバイスに送出する第3の送出工程を有する請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記更新工程は、古い制御輝度値をそれ以後に生成された制御輝度値で置換する工程を含む請求項1または請求項2に記載の処理方法。
  4. 前記輝度設定デバイスが、前記制御輝度値に対応する大きさのPWM信号を前記ディスプレイのバックライト制御回路に出力する請求項1から請求項3のいずれかに記載の処理方法。
  5. 前記第1の送出工程と前記第2の送出工程がそれぞれ前記更新フラグを前記制御輝度値が更新されていない状態に設定し前記応答待ちフラグを前記待機工程が実行されている状態に設定する工程を含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の処理方法。
  6. デバイスの制御量をユーザが操作する入力装置から入力されたステップ信号で変更する電子機器が、前記ステップ信号を処理する方法であって、
    前記入力装置から連続するステップ信号を受け取り該ステップ信号に対応するデバイス制御値を生成する生成工程と、
    新たなデバイス制御値を生成するたびに前記デバイス制御値を更新する更新工程と、
    前記更新されたデバイス制御値を前記デバイスに送出する第1の送出工程と、
    前記第1の送出工程から前記デバイスにつぎのデバイス制御値を送出できる状態になるまで待機する待機工程と、
    前記デバイスからレディ・イベントの通知を受け取って前記待機工程が完了したことを認識する認識工程と、
    前記認識工程に応答して前記待機工程の間に前記デバイス制御値が更新されたか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において前記デバイス制御値が更新されたと判断したときには前記待機工程の間に更新された最新の前記デバイス制御値を前記デバイスに送出する第2の送出工程と
    を有する処理方法。
  7. デバイスの状態をユーザが操作する入力装置から入力されたデバイス制御信号で変更する電子機器が、前記デバイス制御信号を処理する方法であって、
    前記入力装置から連続するデバイス制御信号を受け取り該デバイス制御信号に対応するデバイス制御値を生成する生成工程と、
    新たなデバイス制御値を生成するたびに前記デバイス制御値を更新する更新工程と、
    前記更新されたデバイス制御値を前記デバイスに送出する第1の送出工程と、
    前記第1の送出工程から前記デバイスにつぎのデバイス制御値を送出できる状態になるまで待機する待機工程と、
    前記デバイスからレディ・イベントの通知を受け取って前記待機工程が完了したことを認識する認識工程と、
    前記認識工程に応答して前記待機工程の間に前記デバイス制御値が更新されたか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において前記デバイス制御値が更新されたと判断したときには前記待機工程の間に更新された最新の前記デバイス制御値を前記デバイスに送出する第2の送出工程と
    を有する処理方法。
  8. キーボードから入力されたステップ信号でディスプレイの輝度を変更するコンピュータであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサが実行するプログラムを記憶するメイン・メモリと、
    前記ディスプレイのバックライト制御回路に、バックライトに供給する電圧値または電流値に対応するPWM信号を送る輝度設定デバイスと、
    前記キーボードから入力されたステップ信号に対応する制御輝度値を生成する輝度値生成部と、
    新たに生成された制御輝度値で古い制御輝度値を更新しながら格納する前記メイン・メモリ上の情報格納部と、
    前記情報格納部に格納された制御輝度値を前記輝度設定デバイスに送出する出力制御部とを有し、
    前記出力制御部は、前記輝度設定デバイスに対して前記制御輝度値を送出してからつぎの制御輝度値を送出できる状態になったことを、前記メイン・メモリ上に記憶された前記送出できる状態を示す応答待ちフラグを参照して判断したときに前記情報格納部に格納された前記制御輝度値が更新されたか否かを判断し、前記制御輝度値が更新されたと判断したときには前記更新された最新の制御輝度値を前記輝度設定デバイスに送出するコンピュータ。
  9. 前記応答待ちフラグが設定されている間に前記情報格納部に格納された前記制御輝度値が更新されたことを示す更新フラグの記憶領域が前記メイン・メモリ上に確保された請求項に記載のコンピュータ。
  10. ユーザが操作する入力装置から入力されたステップ信号でデバイスの制御量を変更する電子機器であって、
    プロセッサと、
    前記入力装置から入力されたステップ信号に対応するデバイス制御値を生成する制御値生成手段と、
    新たに生成されたデバイス制御値を古いデバイス制御値に上書きしながら格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納されたデバイス制御値を前記デバイスに送出する出力制御手段とを有し、
    前記出力制御手段は、前記デバイスに対して前記デバイス制御値を送出してからつぎのデバイス制御値送出できる状態になったことを、前記デバイスからレディ・イベントの通知を受け取って認識したときに前記記憶手段に格納された前記デバイス制御値が上書きされたか否かを判断し、前記デバイス制御値が上書きされたと判断したときには最新の前記デバイス制御値を前記デバイスに送出する電子機器。
  11. ユーザが操作する入力装置から入力されたデバイス制御信号でデバイスの状態を変更する電子機器であって、
    プロセッサと、
    前記入力装置から入力されたデバイス制御信号に対応するデバイス制御値を生成する制御値生成手段と、
    新たに生成されたデバイス制御値を古いデバイス制御値に上書きしながら格納する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納されたデバイス制御値を前記デバイスに送出する出力制御手段とを有し、
    前記出力制御手段は、前記デバイスに対して前記デバイス制御値を送出してからつぎのデバイス制御値送出できる状態になったことを、前記デバイスからレディ・イベントの通知を受け取って認識したときに前記記憶手段に格納された前記デバイス制御値が上書きされたか否かを判断し、前記デバイス制御値が上書きされたと判断したときには最新の前記デバイス制御値を前記デバイスに送出する電子機器。
  12. ディスプレイの輝度をキーボードから入力されたステップ信号で変更するコンピュータに、
    前記キーボードから連続するステップ信号を受け取り該ステップ信号に対応する制御輝度値を生成する生成手順と、
    新たな制御輝度値を生成するたびに前記制御輝度値を更新する更新手順と、
    前記更新された制御輝度値を前記ディスプレイの輝度設定デバイスに送出する第1の送出手順と、
    前記第1の送出手順から前記輝度設定デバイスにつぎの制御輝度値を送出できる状態になるまで待機する待機手順と、
    前記ディスプレイに対するアクセスを制御するビデオ・ドライバからレディ・イベントの通知を受け取って前記待機手順が完了したことを認識する認識手順と、
    前記認識手順に応答して前記待機手順の間に前記制御輝度値が更新されたか否かを判断する判断手順と、
    前記判断手順において前記制御輝度値が更新されたと判断したときには前記待機手順の間に更新された最新の前記制御輝度値を前記輝度設定デバイスに送出する第2の送出手順と
    を実行させるコンピュータ・プログラム。
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