JP5482385B2 - ニトリル共重合体ゴム組成物 - Google Patents
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Description
好ましくは、前記ニトリル共重合体ゴム(A)が、炭素−炭素不飽和結合部分のうち少なくとも一部が水素化された水素化ニトリル共重合体ゴムである。
好ましくは、本発明のニトリル共重合体ゴム組成物は、アスペクト比が30〜2,000である無機充填剤(D)をさらに含有し、前記ニトリル共重合体ゴム(A)100重量に対する、前記無機充填剤(D)の比率が、1〜200重量部である。
本発明によれば、上記架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を架橋してなるゴム架橋物が提供される。
さらに、本発明によれば、上記架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を筒状に成形し、マンドレルを挿入して得られる成形体を、架橋して得られるホースが提供される。本発明のホースは、好ましくは、上記架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物からなる層を含む2層以上の積層体を筒状に成形し、マンドレルを挿入して得られる成形体を、架橋して得られるものである。
本発明のニトリル共重合体ゴム組成物は、後述する特定のニトリル共重合体ゴム(A)と、塩化ビニル樹脂およびアクリル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種の熱可塑性樹脂(B)と、HOY法によるSP値が8.0〜10.2(cal/cm3)1/2である可塑剤(C)と、を含有し、前記ニトリル共重合体ゴム(A)100重量部に対する、前記熱可塑性樹脂(B)の比率が10〜150重量部、前記可塑剤(C)の比率が0.1〜200重量部であるニトリル共重合体ゴム組成物である。
まず、本発明で用いるニトリル共重合体ゴム(A)について説明する。
本発明で用いるニトリル共重合体ゴム(A)は、α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位(a1)30〜70重量%、芳香族ビニル単量体単位(a2)5〜50重量%、および共役ジエン単量体単位(a3)15〜65重量%を有し、前記α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位(a1)と前記芳香族ビニル単量体単位(a2)との合計が40〜75重量%であり、メチルエチルケトン不溶解分が20〜90重量%であるゴムである。
これらは一種単独でまたは複数種併せて用いることができる。
なお、ビニル基含有環状アミン単量体としては、ビニル基含有ピリジン類が好ましく、2−ビニルピリジンが特に好ましい。
メチルエチルケトン不溶解分(重量%)=100×(1−y)/1
なお、以下において、適宜、α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体を「単量体(m1)」とし、芳香族ビニル単量体を「単量体(m2)」とし、共役ジエン単量体を「単量体(m3)」とし、カチオン性単量体および/またはカチオンを形成可能な単量体を「単量体(m4)」とする。
なお、重合反応を停止する重合転化率が低すぎると、未反応の単量体の回収が非常に困難になる。一方、高すぎると、得られるゴム架橋物の常態物性が悪化するおそれがある。
本発明のニトリル共重合体ゴム組成物は、上述したニトリル共重合体ゴム(A)に加えて、塩化ビニル樹脂およびアクリル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種の熱可塑性樹脂(B)を含有する。ニトリル共重合体ゴム(A)に、熱可塑性樹脂(B)を配合することにより、得られるゴム架橋物の耐オゾン性を向上させることができる。
例えば、乳化重合によって製造する場合には、耐圧反応容器に、水、ラウリル硫酸ナトリウム等の乳化剤および過硫酸カリウム等の重合開始剤を仕込んで、減圧脱気をくり返した後、塩化ビニル単量体(必要に応じて共重合可能なその他の単量体を加えても良い)を仕込み、攪拌しつつ加温して乳化重合を行い、重合転化率が所定の値に達したら重合停止剤を加え、室温に冷却して未反応単量体を除去して塩化ビニル樹脂ラテックスを得ることができる。
例えば、乳化重合によって製造する場合には、反応器に、水、オクチル硫酸ナトリウム等の乳化剤、過硫酸アンモニウム等の重合開始剤、メタクリル酸メチル等の単量体(必要に応じて共重合可能なその他の単量体を加えても良い)を仕込み、攪拌しつつ加温して乳化重合を行い、重合転化率が所定の値に達したら重合停止剤を加え、室温に冷却してアクリル樹脂のラテックスを得ることができる。
本発明のニトリル共重合体ゴム組成物は、ニトリル共重合体ゴム(A)および熱可塑性樹脂(B)に加えて、HOY法によるSP値(溶解度パラメータ)が8.0〜10.2(cal/cm3)1/2である可塑剤(C)を含有する。可塑剤のSP値が大き過ぎると、得られるゴム架橋物の耐寒性が劣る。また、小さすぎると得られるゴム架橋物の耐ガソリン透過性が悪化する。
また、本発明のニトリル共重合体ゴム組成物は、上記ニトリル共重合体ゴム(A)、熱可塑性樹脂(B)、および可塑剤(C)に加えて、アスペクト比が30〜2,000である無機充填剤(D)を含有していることが好ましい。
本発明のニトリル共重合体ゴム組成物の調製方法は、特に限定されないが、次の方法により調製することができる。すなわち、まず、上記した方法により、ニトリル共重合体ゴム(A)のラテックスを調製し、次いで、ニトリル共重合体ゴム(A)のラテックスに、熱可塑性樹脂(B)のラテックス、可塑剤(C)の水性分散液、および必要に応じて添加される無機充填剤(D)の水性分散液を攪拌下で添加することによりラテックス組成物を得る。そして、得られたラテックス組成物を凝固し、必要に応じて水洗・乾燥することにより、本発明のニトリル共重合体ゴム組成物を調製することができる。
本発明の架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物は、上記した本発明のニトリル共重合体ゴム組成物に、架橋剤を加えてなるものである。
本発明のゴム架橋物は、上記架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を架橋してなる。
本発明の架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を架橋する際には、製造する成形品(ゴム架橋物)の形状に対応した成形機、たとえば、押出機、射出成形機、圧縮機、ロールなどにより成形を行い、次いで架橋反応させることにより架橋物の形状を固定化する。架橋を行う際には、予め成形した後に架橋しても、成形と同時に架橋を行ってもよい。成形温度は、通常、10〜200℃、好ましくは25〜120℃である。架橋温度は、通常、100〜200℃、好ましくは130〜190℃であり、架橋時間は、通常、1分〜24時間、好ましくは2分〜2時間である。
ニトリル共重合体ゴム(「水素化ニトリル共重合体ゴム」の場合も含む)のムーニー粘度(ポリマー・ムーニー粘度)(ML1+4、100℃)は、JIS K6300に準拠して測定した。
ニトリル共重合体ゴム1gを200mlのメチルエチルケトンに浸漬させ、23℃で24時間放置後、325メッシュ金網を用いてろ過し、ろ液を蒸発乾燥固化させ、得られた残存乾燥固形分[メチルエチルケトン可溶分:(y)g]を秤量し、下式によりメチルエチルケトン不溶解分を算出したものである。
メチルエチルケトン不溶解分(重量%)=100×(1−y)/1
架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物(「架橋性水素化ニトリル共重合体ゴム組成物」の場合も含む)を縦15cm、横15cm、深さ0.2cmの金型に入れ、加圧しながら160℃で20分間プレス成形してシート状のゴム架橋物を得た。得られたシート状のゴム架橋物を用いてJIS K6251に従い、ダンベル状3号形で打ち抜いた試験片を用いてゴム架橋物の引張強さ、伸びおよび100%引張応力を、また、JIS K6253に従い、デュロメータ硬さ試験機タイプAを用いてゴム架橋物の硬さを、それぞれ測定した。
上記常態物性の評価に用いたシート状のゴム架橋物と同様のものを準備し、燃料油として「イソオクタンとトルエンとエタノールを重量比2:2:1で混合したもの」を使用して、アルミカップ法によりガソリン透過係数を測定した。具体的には、100ml容量のアルミニウム製のカップに、上記燃料油を50ml入れ、その上にシート状のゴム架橋物をのせ、これで蓋をして、締め具で、シート状のゴム架橋物によりアルミカップ内外を隔てる面積が25.50cm2になるように調整し、該アルミカップを23℃の恒温槽内にて、放置し、24時間毎に重量測定することにより24時間毎の油の透過量を測定し、その最大量を透過量とするものである(単位:g・mm/m2・day)。
なお、ガソリン透過係数は値が低い程、好ましい。
上記常態物性の評価に用いたシート状のゴム架橋物と同様のものを用い、JIS K6261に従い、脆化温度を測定した。
上記常態物性の評価に用いたシート状のゴム架橋物と同様のものを用い、JIS K6259に従い、温度40℃、オゾン濃度50pphm、30%伸長で、72時間の条件で耐オゾン性試験を行い、試験後の試料の表面状態を観察することにより耐オゾン性の評価を行った。評価は、下記の基準にて行なった。
○:クラックの発生が認められなかった。
×:クラックの発生が認められた。
耐圧反応容器に、水120部、ラウリル硫酸ナトリウム0.8部および過硫酸カリウム0.06部を仕込んで、減圧脱気を2回くり返した後、塩化ビニルを100部仕込み、攪拌しつつ加温して47℃にて乳化重合を行った。重合転化率が90%に達した後、室温に冷却して未反応単量体を除去した。得られた塩化ビニル樹脂ラテックスの固形分濃度は41重量%であった。塩化ビニル樹脂の平均粒径は0.3μmであり、JIS K6721による平均重合度は1,300、ガラス転移温度は80℃であった。
温度計、撹拌装置を備えた反応器に、イオン交換水150部、オクチル硫酸ナトリウム2部、過硫酸アンモニウム(重合開始剤)0.3部、メタクリル酸メチル80部、アクリロニトリル20部およびt−ドデシルメルカプタン(分子量調整剤)0.05部を入れ、攪拌しながら温度80℃にて乳化重合を開始し、5時間後に反応を停止してラテックスを得た。得られたアクリル樹脂ラテックスの固形分濃度は39重量%で重合転化率は98重量%であった。アクリル樹脂の平均粒径は0.2μmであり、数平均分子量は600,000、ガラス転移温度は103℃であった。
ニトリル共重合体ゴムのラテックスの製造
反応容器に、水240部、アクリロニトリル78部、スチレン10部、トリメチロールプロパントリメタクリレート0.4部およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(乳化剤)2.5部を仕込み、温度を5℃に調整した。次いで、気相を減圧して十分に脱気してから、1,3−ブタジエン11.6部、重合開始剤であるp−メンタンハイドロパーオキサイド0.06部、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.02部、硫酸第一鉄(7水塩)0.006部およびホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.06部、ならびに連鎖移動剤のt−ドデシルメルカプタン0.5部を添加して乳化重合の1段目の反応を開始した。反応開始後、仕込み単量体に対する重合転化率が28重量%、47重量%、60重量%に達した時点で、反応容器に1,3−ブタジエンをそれぞれ7部および7部、7部追加して2段目および3段目、4段目の重合反応を行った。仕込み全単量体に対する重合転化率が70重量%に達した時点でヒドロキシルアミン硫酸塩0.3部、および水酸化カリウム0.2部を添加して重合反応を停止させた。反応停止後、反応容器の内容物を70℃に加温し、減圧下に水蒸気蒸留により未反応の単量体を回収してニトリル共重合体ゴム(A1)のラテックス(固形分濃度23重量%)を得た。
可塑剤(C)としてのアジピン酸ジ(ブトキシエトキシエチル)(製品名「アデカサイザーRS−107」、ADEKA社製、SP値9.2(cal/cm3)1/2)の50重量%水性エマルジョンを、乳化剤としてのオレイン酸カリウムを該可塑剤の2重量%使用し、強撹拌下で混合して調製した。そして、上記にて得られたニトリル共重合体ゴム(A1)のラテックスを容器内で撹拌しつつ、ニトリル共重合体ゴム(A1)100部に対して、可塑剤(C)としてのアジピン酸ジ(ブトキシエトキシエチル)を含有するエマルジョン70部(可塑剤量は35部)および製造例1で得られた塩化ビニル樹脂ラテックス(塩化ビニル樹脂は65部)を加えて混合・分散して、ニトリル共重合体ラテックス組成物を得た。そして、得られたニトリル共重合体ラテックス組成物を、そのラテックス組成物中のニトリル共重合体ゴム(A1)の量に対して4重量%となる量の塩化カルシウム(凝固剤)を含有する水溶液中に、撹拌下で注ぎ入れて凝固させ、ニトリル共重合体ゴム(A1)、熱可塑性樹脂(B)としての塩化ビニル樹脂、および可塑剤(C)の混合物からなるクラムを生成させた。
そして、得られたクラムを濾別、水洗した後、60℃で減圧乾燥し、次いで、バンバリーミキサーを用いて、上記乾燥クラムを温度が180℃になるまで混練した。そして、混練後にロールに移して冷却した後、再び、バンバリーミキサーを用いて、ニトリル共重合体ゴム(A1)100部に対して、MTカーボンブラック(「Thermax(R) medium thermal carbon black N990」、CANCARB社製)20部、架橋助剤としての亜鉛華5部およびステアリン酸1部を添加して50℃にて混合した。そして、この混合物をロールに移して架橋剤である325メッシュ硫黄0.6部およびテトラメチルチウラムジスルフィド(商品名「ノクセラーTT」、大内新興化学工業社製)2.5部、およびN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(商品名「ノクセラーCZ」、大内新興化学工業社製、架橋促進剤)2.5部を添加して50℃で混練し、架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を調製した。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、トリメチロールプロパントリメタクリレートの量を0.1部に変更した以外は、実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A2)のラテックス(固形分濃度23重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A2)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位50重量%、スチレン単位10重量%、1,3−ブタジエン単位40重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A2)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は35重量%であった。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、乳化重合の1段目の反応の仕込み単量体を、アクリロニトリル75部、スチレン17部、トリメチロールプロパントリメタクリレート0.4部および1,3−ブタジエン7.6部にそれぞれ変更し、重合転化率が45重量%、60重量%に達した時点で、反応容器に1,3−ブタジエンをそれぞれ9部および9部追加して2段目および3段目の重合反応を行った以外は実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A3)のラテックス(固形分濃度23重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A3)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位50重量%、スチレン単位20重量%、1,3−ブタジエン単位30重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A3)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は76重量%であった。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、乳化重合の1段目の反応の仕込み単量体を、アクリロニトリル77.2部、スチレン9.8部、トリメチロールプロパントリメタクリレート0.4部、1,3−ブタジエン10.3部、および2−ビニルピリジン2.3部にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A4)のラテックス(固形分濃度23重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A4)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位50重量%、スチレン単位10重量%、1,3−ブタジエン単位38重量%、2−ビニルピリジン単位2重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A4)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は75重量%であった。
製造例1で得られた塩化ビニル樹脂ラテックスに代えて、製造例2で得られたアクリル樹脂ラテックス(アクリル樹脂は65部)を用いた以外は、実施例1と同様にして、架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を調製し、同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
無機充填剤(D)としての精製ベントナイト(商品名「ベンゲル HV」、株式会社ホージュン製、アスペクト比:295)100部を、蒸留水1995部に、ポリアクリル酸ナトリウム5部の存在下に添加して強攪拌し、固形分濃度5%の無機充填剤(D)の水性分散液を得た。そして、ニトリル共重合体ラテックス組成物を調製する際に、得られた無機充填剤(D)の水性分散液を、ニトリル共重合体ゴム(A1)のラテックスの固形分(ニトリル共重合体ゴム量)100部に対して、無機充填剤(D)25部となるようにさらに添加した以外は実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A1)、熱可塑性樹脂(B)としての塩化ビニル樹脂、および可塑剤(C)、無機充填剤(D)の混合物からなるクラムを生成させた。
そして、得られたクラムを濾別、水洗した後、60℃で減圧乾燥し、次いで、バンバリーミキサーを用いて、上記乾燥クラムを温度が180℃になるまで混練した。次いで、混練後にロールに移して冷却した後、再び、バンバリーミキサーを用いて、ニトリル共重合体ゴム(A1)100部に対して、MTカーボンブラック(「Thermax(R) medium thermal carbon black N990」、CANCARB社製)20部、架橋助剤としての亜鉛華5部およびステアリン酸1部、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランを0.5部を添加しを添加して50℃にて混合した。そして、この混合物をロールに移して架橋剤である325メッシュ硫黄0.6部およびテトラメチルチウラムジスルフィド(商品名「ノクセラーTT」、大内新興化学工業社製)2.5部、およびN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(商品名「ノクセラーCZ」、大内新興化学工業社製、架橋促進剤)2.5部を添加して50℃で混練し、架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を調製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
実施例6において、ニトリル共重合体ラテックス組成物を調製する際に、無機充填剤(D)としての精製ベントナイトの添加量を20部から15部に変更した以外は、実施例6と同様にして架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を調製し、評価を行った。結果を表1に示す。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、乳化重合の1段目の反応の仕込み単量体を、アクリロニトリル10部、スチレン45部、トリメチロールプロパントリメタクリレート0.2部および1,3−ブタジエン44.8部にそれぞれ変更し、重合転化率が28重量%、47重量%に達した時点で、反応容器にアクリロニトリルをそれぞれ10部および9部追加して2段目および3段目の重合反応を行った以外は実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A5)のラテックス(固形分濃度22重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A5)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位25重量%、スチレン単位30重量%、1,3−ブタジエン単位45重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A5)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は60重量%であった。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、乳化重合の1段目の反応の仕込み単量体を、アクリロニトリル78部、トリメチロールプロパントリメタクリレート0.4部および1,3−ブタジエン21.6部にそれぞれ変更し、重合転化率が36重量%、53重量%に達した時点で、反応容器に1,3−ブタジエンをそれぞれ13.5部および13部追加して2段目および3段目の重合反応を行った以外は実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A6)のラテックス(固形分濃度22重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A6)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位50重量%、1,3−ブタジエン単位50重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A6)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は73重量%であった。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、乳化重合の1段目の反応の仕込み単量体を、アクリロニトリル26部、スチレン9部、トリメチロールプロパントリメタクリレート0.5部および1,3−ブタジエン64.5部にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A7)のラテックス(固形分濃度22重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A7)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位30重量%、スチレン単位5重量%、1,3−ブタジエン単位65重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A7)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は80重量%であった。
ニトリル共重合体ゴムを製造する際に、トリメチロールプロパントリメタクリレートを使用せずに重合反応を行った以外は、実施例1と同様にして、ニトリル共重合体ゴム(A8)のラテックス(固形分濃度23重量%)を得た。得られたニトリル共重合体ゴム(A8)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単位50重量%、スチレン単位10重量%、1,3−ブタジエン単位40重量%であった。また、ニトリル共重合体ゴム(A8)のメチルエチルケトン(MEK)不溶解分は2重量%であった。
塩化ビニル樹脂ラテックスを使用せず、かつ、可塑剤(C)としてのアジピン酸ジ(ブトキシエチル)の配合量を35部から15部に変更した以外は、実施例1と同様にして、架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を調製し、同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
可塑剤(C)としてのアジピン酸ジ(ブトキシエトキシエチル)の代わりに、アルキルナフテン(C10H7−CnH2n+1(n=16〜18)、製品名:バーレルプロセス油B−28AN、松村石油社製、SP値7.8(cal/cm3)1/2)を使用した以外は、実施例1と同様にして、架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を作製し、同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
可塑剤(C)としてのアジピン酸ジ(ブトキシエトキシエチル)の代わりに、フタル酸ジメチル(製品名:DMP、大八化学工業社社製、SP値10.5(cal/cm3)1/2)を使用した以外は、実施例1と同様にして、架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を調製し、同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において得られたニトリル共重合体ゴム(A1)のラテックスについて、該ラテックスに含有される乾燥ゴム重量に対してパラジウム含有量が1000ppmになるように反応器にパラジウム触媒(1重量%酢酸パラジウムアセトン溶液と等重量のイオン交換水を混合した溶液)を添加して、水素圧3MPa、温度50℃で6時間水素添加反応を行い、水素化ニトリル共重合体ゴム(A9)のラテックスを得た。得られた水素化ニトリル共重合体ゴム(A9)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単量体単位50重量%、スチレン単位10重量%、1,3−ブタジエン単位と飽和化ブタジエン単位との合計40重量%であった。また、水素化ニトリル共重合体ゴム(A9)のヨウ素価は38であり、メチルエチルケトン(MEK)不溶解分は79重量%であった。
ニトリル共重合体ゴム(A1)のラテックスの代わりに、比較例4において得られたニトリル共重合体ゴム(A8)のラテックスを用いた以外は、実施例7と同様にして、水素添加反応を行い、水素化ニトリル共重合体ゴム(A10)のラテックスを得た。得られた水素化ニトリル共重合体ゴム(A10)を構成する各単量体単位の含有割合を、実施例1と同様にして測定したところ、アクリロニトリル単量体単位50重量%、スチレン単位10重量%、1,3−ブタジエン単位と飽和化ブタジエン単位との合計40重量%であった。また、水素化ニトリル共重合体ゴム(A10)のヨウ素価は21であり、メチルエチルケトン(MEK)不溶解分は3重量%であった。
α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位(a1)としてのアクリロニトリル単位と芳香族ビニル単量体単位(a2)としてのスチレン単位との合計の含有割合が少なすぎるニトリル共重合体ゴムを用いた場合、および、メチルエチルケトン(MEK)不溶解分が少なすぎるニトリル共重合体ゴムを用いた場合にも、耐ガソリン透過性に劣る結果となった(比較例3,4,8)。
また、熱可塑性樹脂(B)を配合しない場合には、耐ガソリン透過性および耐オゾン性に劣る結果となった(比較例5)。
さらに、可塑剤として、SP値が低すぎるものを用いた場合には、耐ガソリン透過性に劣る結果となり、SP値が高すぎるものを用いた場合には、耐寒性に劣る結果となった(比較例6,7)。
Claims (9)
- α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位(a1)30〜65重量%、芳香族ビニル単量体単位(a2)5〜40重量%、および共役ジエン単量体単位(a3)25〜60重量%を有し、前記α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位(a1)と前記芳香族ビニル単量体単位(a2)との合計が40〜75重量%であり、メチルエチルケトン不溶解分が20〜90重量%であるニトリル共重合体ゴム(A)と、
塩化ビニル樹脂およびアクリル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種の熱可塑性樹脂(B)と、
HOY法によるSP値が8.0〜10.2(cal/cm3)1/2である可塑剤(C)と、を含有し、
前記ニトリル共重合体ゴム(A)100重量部に対する、前記熱可塑性樹脂(B)の比率が10〜150重量部、前記可塑剤(C)の比率が0.1〜200重量部であるニトリル共重合体ゴム組成物。 - 前記ニトリル共重合体ゴム(A)が、カチオン性単量体単位および/またはカチオンを形成可能な単量体単位(a4)をさらに有し、前記ニトリル共重合体ゴム(A)中における、前記カチオン性単量体単位および/またはカチオンを形成可能な単量体単位(a4)の含有割合が、0.1〜30重量%である請求項1に記載のニトリル共重合体ゴム組成物。
- 前記ニトリル共重合体ゴム(A)が、炭素−炭素不飽和結合部分のうち少なくとも一部が水素化された水素化ニトリル共重合体ゴムである請求項1または2に記載のニトリル共重合体ゴム組成物。
- アスペクト比が30〜2,000である無機充填剤(D)をさらに含有し、前記ニトリル共重合体ゴム(A)100重量部に対する、前記無機充填剤(D)の比率が、1〜200重量部である請求項1〜3のいずれか1項に記載のニトリル共重合体ゴム組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のニトリル共重合体ゴム組成物に架橋剤を加えてなる架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物。
- 請求項5に記載の架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を架橋してなるゴム架橋物。
- 2以上の層からなり、少なくとも1層が請求項6に記載のゴム架橋物から構成される積層体。
- 請求項5に記載の架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物を筒状に成形し、マンドレルを挿入して得られる成形体を、架橋して得られるホース。
- 請求項5に記載の架橋性ニトリル共重合体ゴム組成物からなる層を含む2層以上の積層体を筒状に成形し、マンドレルを挿入して得られる成形体を、架橋して得られるホース。
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