この発明の実施形態に係るパチンコ機について説明する。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機1を斜め前方から見た斜視図である。
パチンコ機1の左側にはプリペイド記録媒体読取装置100が設けられている。パチンコ機1には、外殻を構成する外枠セット8が設けられており、この外枠セット8の前面には前枠セット2が設けられている。また、前枠セット2には天板1aが備えられており、その天板1aの左端前方には回動軸部材1bが設けられている。前枠セット2には透明なガラス枠セット3が、回動軸部材1bを回動軸にして開閉可能に取付けられている。
ガラス枠セット3の内側には、遊技盤(図2において符号5で示す)が設けられており、前枠セット2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射ハンドル4aが取付けられている。発射ハンドル4aには、遊技球の発射強度を調節するための発射レバー4bが発射ハンドル4aに対して回動自在に装着されている。
遊技盤5の下方には、パチンコ機1の内部から払出された賞球や貸球を貯留する上受け皿6が設けられている。上受け皿6には、貸球の払出しを行わせるために操作する貸出ボタン6cと、プリペイド記録媒体読取装置100のカード挿入口108から挿入され、装置内部に装填されているプリペイド記録媒体をカード挿入口108から返却させるために操作する返却ボタン6dと、プリペイド記録媒体に記録されている残り度数(残高)を表示する度数表示部6eとが設けられている。
度数表示部6eは、残り度数を8セグLEDや液晶を使って数字で表示する。たとえば、度数表示部6eは、残り度数を3桁の数字で表示するように構成されており、たとえば、度数の最小表示単位が100円である場合に500円分が残っているときには、005と表示する。
上受け皿6の下方には、上受け皿6の貯留可能数を超えて内部から流下した遊技球を貯留する下受け皿7が設けられている。下受け皿7には、下受け皿7に貯留されている遊技球を下受け皿7の下方に配置された賞球箱へ排出するために操作する球抜きレバー7aが設けられている。上受け皿6には、上受け皿6に貯留されている遊技球を下受け皿7へ排出させるために操作する球抜きレバー6aが設けられている。
前枠セット2には、払出すべき遊技球が無いことを報知する球切れLED13と、遊技球の払出しの異常を報知する払出異常LED14とが設けられている。また、前枠セット2には、効果音を発生する右スピーカ10と、左スピーカ11と、下スピーカ12とが設けられている。また、上受け皿6には、遊技者が演出内容を選択するために操作したり、転落抽選に当選した場合の転落レベルを抽選する際に操作したりする演出ボタン9が設けられている。
プリペイド記録媒体読取装置100には、プリペイドカードの利用が可能であることを示す利用ランプ101と、貸出金額の単位(たとえば、100円、200円、300円、500円)の選択を行うための金額設定ボタン102と、金額設定ボタン102により選択した貸出金額を表示する貸出金額表示部103と、100円未満の残高およびメンテナンス情報を度数表示部6eに表示させる場合に押す端数表示ボタン104と、プリペイド記録媒体読取装置100が接続されるパチンコ機1の方向を示す連結台方向表示ランプ105とが設けられている。
また、プリペイド記録媒体読取装置100には、プリペイドカードがパチンコ機1に対応していることを示す表示ランプ106と、プリペイドカードを挿入するカード挿入口108と、カード挿入口108にプリペイドカードが挿入されていることを示すカード挿入中ランプ107とが設けられている。プリペイド記録媒体読取装置100の内部には、カード挿入口108から挿入されたプリペイドカードを装填する装填装置(図示省略)が設けられている。
カード挿入口108から挿入されたプリペイドカードは、その端部がカード挿入口108から突出しない状態で上記の装填装置に装填されるため、装填装置が故障すると、プリペイドカードを返却することができなくなる。そこで、装填装置は、カード挿入口108を含む前面パネルの一部と共に前面に引き出し可能に構成されている。装填装置は、普段はロック機構によって引き出し不能になっているが、プリペイド記録媒体読取装置100に設けられた鍵穴109から鍵を差し込んでロック状態を解除することができるように構成されている。
[遊技盤の主要構成]
次に、パチンコ機1に備えられた遊技盤の主要構成について図を参照して説明する。
図2は図1に示すパチンコ機1に設けられた遊技盤5の正面図である。図3は図2に示す遊技盤5を斜め前方から見た斜視図である。図4は図2に示す遊技盤5に設けられた可動役物40が下降した状態を示す正面図である。図5(a)は図2に示す遊技盤5に設けられた第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25を拡大して示す正面図であり、(b)は図2に示す遊技盤に設けられた特別図柄表示装置31などを拡大して示す正面図である。
遊技盤5の盤面には、遊技球が流下する遊技領域が形成されており、遊技球の流下経路は、遊技盤5の盤面に打ち込まれた多数の遊技釘28によって規制されている。遊技盤5の盤面の周囲には、発射ソレノイド(図11において符号4fで示す)などの発射装置によって発射された遊技球を遊技領域に案内するためのレールセット15が設けられている。
遊技盤5の中央には、センター飾り16が設けられている。このセンター飾り16は、図3に示すように盤面から前方へ突出する立体形状に形成されており、遊技領域の中央領域を占有している。センター飾り16には、演出表示器30が設けられている。演出表示器30は、演出図柄の変動表示、確定図柄の確定表示、各種の演出画像の表示、確変遊技状態における転落抽選の結果を示すメッセージ画像(図8(a)において符号Z4で示す)の表示、転落抽選に当選した場合に遊技者に演出ボタン9の操作を促すメッセージ画像(図8(b)において符号Z5で示す)の表示、転落抽選に当選した場合に抽選により決定された転落レベルを示す転落レベル画像(図9において符号Z2で示す)の表示などを行う。
この実施形態では、演出表示器30は、液晶表示器により構成されている。なお、LEDをドットマトリクス状に配置したドット表示器、7セグメントLED、有機EL表示器などを演出表示器30として用いることもできる。
センター飾り16の左端には、遊技球がセンター飾り16の内部に流入可能な流入口16bが開口形成されている。センター飾り16の下部には、流入口16bからセンター飾り16の内部に流入した遊技球が遊技領域に流出する流出口16cが開口形成されている。盤面の左側には、レールセット15の内周に沿って左サイド飾り36が設けられている。左サイド飾り36とセンター飾り16との間には、遊技球が流下する左寄り遊技領域が形成されている。その左寄り遊技領域には、遊技球の流下経路を変化させる風車35が回転自在に設けられている。
左サイド飾り36には、左袖上入賞口17と、左袖入賞口18と、左下入賞口19とが設けられている。センター飾り16の左外面には、遊技球がセンター飾り16の内部に流入可能な流入口16bが開口形成されている。図4に示すように、センター飾り16の内部には、流入口16bから流入した遊技球を案内するための案内通路16eが設けられている。センター飾り16の左内面には、案内通路16eによって案内された遊技球を流出させるための流出口16cが開口形成されている。
センター飾り16の下部には、流出口16cから流出した遊技球が転動するためのステージ16dが設けられている。流出口16cから流出した遊技球は、ステージ16dの上を流下経路R2にて流下し、流下経路R3〜R5のいずれかに沿って流下する。ステージ16dの直下であって、流下経路R3に沿った箇所には、第1始動口21が設けられている。遊技状態が確変遊技状態に変化しているときに遊技球が第1始動口21に入賞すると、現在の確変遊技状態から通常遊技状態へ転落するか否かを決定するための抽選、いわゆる転落抽選が行われる。ステージ16dの上方には、流出口16cから流出した遊技球以外の遊技球がステージ16dに落下しないようにするための防護部材16fが設けられている。センター飾り16の上面には、案内部16aが形成されており、案内部16aに乗った遊技球は、流下経路R1に沿って、センター飾り16の右方に形成された右寄り遊技領域へ案内される。
盤面の右側には、右サイド飾り37が設けられており、その右サイド飾り37には、ゲート23および右肩入賞口20が設けられている。右寄り遊技領域のセンター飾り16には、普通電動役物27が設けられている。普通電動役物27は、翼形状の開閉翼片27cを備えている。開閉翼片27cは、その基部が回動可能に軸支されており、その基部の回動によって先端を外方(図中では右方)へ開いたり内方(図中では左方)へ閉じたりする。
開閉翼片27cが外方へ開くと、その開いた開閉翼片27cとセンター飾り16との間に第2始動口22が形成される。図5は、開閉翼片27cが外方へ開き、第2始動口22が形成された状態を示す。遊技状態が確変遊技状態に変化しているときに遊技球が第2始動口22に入賞すると、現在の確変遊技状態から通常遊技状態へ転落するか否かを決定するための抽選、いわゆる転落抽選が行われる。遊技盤5の下方には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口26が開口形成されている。
演出表示器30の上方であってセンター飾り16の中央には、LEDによって装飾された可動役物40が設けられている。図4に示すように、可動役物40の両端は、支持部材40a,40aによって支持されている。図4に示すように、可動役物40は、確変遊技状態における転落抽選に当選したときに演出表示器30の前面に自然落下し、図2に示すように、モータ(図12において右リフトモータ40dおよび左リフトモータ40fで示す)などの昇降装置によって上昇して落下前の原点に復帰する。また、可動役物40は、転落抽選に当選しなかったときは動作せず、下降しない。
また、可動役物40は、モータ(図12において家紋モータ40bで示す)およびカム機構(図示せず)などの駆動装置によって振動する。図4に示すように、可動役物40の背面には、LEDによって装飾された可動役物43が設けられている。可動役物43は、モータ(図12において万華鏡モータ43aで示す)などの駆動装置によって回転し、可動役物40が落下すると、その背後から出現する。また、センター飾り16の両側には、可動役物41,42が設けられている。可動役物41,42は、それぞれモータ(図12において左竜モータ41aおよび右竜モータ42aで示す)などの駆動装置によって作動する。
また、図3に示すように、センター飾り16の下部であって、演出表示器30の前面下部には、箱状の収納部材46が設けられている。この収納部材46の内部には、図4に示す可動役物44,45が収納されている。可動役物44,45は、それぞれモータ(図12において扉左モータ44aおよび扉右モータ45aで示す)などの駆動装置によって左右方向へ移動する。可動役物44,45は、合体したときに一つの意匠を構成する。
収納部材46の正面および背面は、透光性材料によって形成されており、遊技者が可動役物44,45の状態を視認できるようになっている。また、相互に離反した可動役物44,45間に形成された空間の奥には、LEDにより装飾された装飾部材(図示省略)が設けられており、可動役物44,45が相互に離反したときに装飾部材の各LEDが点灯または点滅するようになっている。
この実施形態では、可動役物40は、家紋を模した形状に形成されており、可動役物40を装飾しているLEDが点灯することによって家紋が浮き出るように構成されている。また、可動役物43は万華鏡を模した形状に形成されており、可動役物43を装飾しているLEDが点灯または点滅することにより、あたかも万華鏡を覗いているように見える演出を行う。また、可動役物41,42は、それぞれ竜の頭を模した形状に形成されており、前述した駆動装置によって竜が口を開閉する。
図4は、可動役物41,42が作動し、一対の竜がそれぞれ口を開けた状態を示す。また、可動役物41,42の内部には、それぞれLED41c,42cが設けられており、そのLEDが点灯することにより、あたかも竜が火を吹くように見える演出を行う。また、可動役物44,45は、それぞれ扉形状に形成されており、各前面には竜の一部がそれぞれ描かれている。そして、可動役物44,45が合体すると、竜が完成するようになっている。
上述した各可動役物40〜45は、遊技中の所定のタイミングで動作して演出効果を高める。また、各可動役物40〜45は、大当りの発生の予告、大当りの発生の示唆、演出表示器30が大当り発生の確率が高い演出画像を表示することの予告など、各種の報知および予告を行う。
図2において第1始動口21と右肩入賞口20との間(図中において符号Bで示す破線で囲まれた領域)には、図5(a)に示すように、第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25が上下に重ねて設けられている。第1変動入賞装置24は、横長板状の第1開閉部材24dを備えており、この第1開閉部材24dは、ソレノイド(図11において第1大入賞口ソレノイド24bで示す)などの駆動装置によって開閉する。第1開閉部材24dが開放すると、第1大入賞口24aが開口する。
第2変動入賞装置25は、横長板状の第2開閉部材25dを備えており、この第2開閉部材25dは、ソレノイド(図11において第2大入賞口ソレノイド25bで示す)などの駆動装置によって開閉する。第2開閉部材25dが開放すると、第2大入賞口25aが開口する。図5(a)は、第1大入賞口24aおよび第2大入賞口25aがそれぞれ開口した状態を示す。第1大入賞口24aおよび第2大入賞口25aは、大当りが発生したときに開口する。この実施形態では、第1開閉部材24dおよび第2開閉部材25dは、それぞれ横長の板状に形成されており、両側の下端を軸にして前後に開閉するように構成されている。
図2において左サイド飾り36の左袖上入賞口17の左側(図中において符号Aで示す破線で囲まれた領域)には、図5(b)に示すように、特別図柄表示装置31と、特別図柄保留数表示装置32と、普通図柄表示装置33と、普通図柄保留数表示装置34とが設けられている。
この実施形態では、特別図柄表示装置31、特別図柄保留数表示装置32、普通図柄表示装置33および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置などにより構成することもできる。
特別図柄表示装置31は複数(たとえば、図5(b)に示すように7個)のLEDにより構成されており、それらのLEDは、遊技球が第1始動口21または第2始動口22に入賞すると所定の点滅パターンで点滅する。それらのLEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が特別図柄を構成し、LEDが点滅している状態が、特別図柄が変動表示している状態である。
特別図柄表示装置31は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときに点灯しているLEDおよび消灯しているLEDの組合せが特定の組合せであるときに大当りが発生し、その組合せの種類によって大当りの種類が異なる。大当りの種類は、大当り遊技において実行可能な最大ラウンド数、通常大当り、確変大当りおよび時短のうちの2つ以上を組み合わせて構成されている。
また、大当りの種類によって第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25のどちらかが動作して大当り遊技が行われる。
ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始したタイミングから変動表示を終了したタイミングまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。
特別図柄表示装置31が特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第1始動口21または第2始動口22に入賞したときは、その入賞に基づく特別図柄の変動表示は直ぐに実行されず、一旦保留される。その保留数は、特別図柄保留数表示装置32によって表示される。この実施形態では、特別図柄保留数表示装置32は4個のLEDによって構成されており、そのLEDの点灯数によって特別図柄保留数を表示する。つまり、この実施形態では、特別図柄保留数は最大4個である。
演出表示器30は、液晶表示器であり、特別図柄表示装置31の演出効果を高める目的で設けられている。つまり、特別図柄表示装置31は、複数のLEDによって構成されており、LEDの点滅のみでは演出効果が乏しいため、演出表示器30が演出図柄を示す画像を変動表示したり、演出用の動画などの演出画像を表示したりすることによって演出効果を高めている。
なお、演出図柄とは、LEDによって表示される特別図柄に代わって表示する演出用の図柄(画像)のことであり、複数の識別情報を表現した図柄である。たとえば、0〜9の数字(識別情報)を表現した図柄であり、演出表示器30は、図柄を配列した図柄列(画像列)を数字の昇順に表示する。また、演出表示器30は、動画および静止画像により構成された演出画像を単独で、あるいは、演出図柄と共に表示する。
演出表示器30は、特別図柄表示装置31が特別図柄の変動表示を開始すると同時に演出画像および演出図柄の表示を開始する。また、演出表示器30は、特別図柄表示装置31が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出画像および演出図柄の表示を終了し、特別図柄表示装置31が確定表示した大当り図柄またはハズレ図柄に対応する演出図柄を確定表示する。
図6(a)は演出表示器30において演出図柄が変動表示されている状態を示す説明図であり、(b)は演出図柄がリーチになった状態を示す説明図であり、(c)は大当り図柄が確定表示された状態を示す説明図である。
演出表示器30は、横方向に配列された3つの表示領域A,B,Cを有する。各表示領域は、それぞれ数字や英文字などの識別情報を表した演出図柄を変動表示する。この実施形態では、演出表示器30は、0〜9の数字を表した演出図柄を数字の昇順に画面の上から下へ移動するように変動表示する。
図6(a)に示す例は、各表示領域A〜Cにおいてそれぞれ変動表示されている演出図柄のある瞬間を表現したものであり、表示領域Aに演出図柄「7」が表示され、表示領域Bに演出図柄「8」が表示され、表示領域Cに演出図柄「6」が表示されている。また、同図(b)に示す例は、表示領域A,Cに演出図柄「7」が確定表示され、表示領域Bのみにおいて演出図柄が変動表示されている状態のある瞬間を表現したものであり、いわゆるリーチ変動の態様になっている。
ここで、リーチ変動とは、大当り判定の結果が大当りであることを示す大当り図柄を構成する演出図柄が複数の表示領域のうち1つの表示領域以外の表示領域においてそれぞれ確定表示されており、上記1つの表示領域では演出図柄の図柄列の変動表示が行われている変動態様のことである。リーチ変動以外の図柄列の変動態様のことを通常変動という。
演出表示器30は、リーチ変動において、大当り図柄が確定表示されるか否か、遊技者をドキドキさせる演出を行う。たとえば、図6(b)に示す例において、表示領域Bにおける変動速度を遅くし、演出図柄6が画面の上端から出現したときに変動速度をより一段と遅くする。また、一旦、演出図柄7で停止するように見せかけて、再度、表示領域Bのみが変動表示を開始したりする。図6(c)に示す例では、表示領域A〜Cによって大当り図柄の一例である「777」が確定表示されている。
また、演出表示器30は、ボタン演出の内容を表示する。図7は、ボタン演出の流れを示す説明図である。
ボタン演出とは、演出ボタン9が操作されたことに応じて開始される演出のことである。この実施形態では、遊技球が始動口21に入賞すると、演出表示器30が物語性を有する動画を表示し、その途中でボタン演出を実行するタイミングになると、演出ボタン9を操作することにより、物語に登場する人物のセリフを変更することができるように構成されている。
たとえば、図7に示すように、演出表示器30は、ボタン演出を実行するタイミングになると、画面に「ボタンプッシュ」という遊技者に演出ボタン9の操作を促すメッセージ画像G1と、物語の登場人物および登場人物のセリフA,Bを表した画像G2とを表示する。そして、ボタン演出を実行するタイミングになってから制限時間内に遊技者が演出ボタン9を操作し、照光付演出スイッチ9a(図12)0がオンすると、図7の右側に示すように、登場人物のセリフがA,BからC1,D1に変わる。
そして、さらに、セリフがC1,D1に変わってから制限時間内に演出ボタン9が操作されると、セリフがC2,D2に変わる。また、メッセージ画像G1が表示されてから制限時間内に演出ボタン9が操作されなかった場合は、図7の左側に示すように、セリフがA1,B1に変わる。また、セリフがA1,B1に変わってから制限時間内に演出ボタン9が操作されなかった場合は、セリフがA2,B2に変わる。
また、ボタン演出を行う期間が経過すると、再び、動画が表示され、リーチ変動が出現することを示唆するリーチ予告画像、または、大当り発生を示唆する大当り予告画像などが表示され、その後、通常変動またはリーチ変動が表示される。また、各予告画像は、通常変動またはリーチ変動の中に含まれることもある。
また、ボタン演出において制限時間内に演出ボタン9が操作されていた場合は、操作されていなかった場合よりも信頼度の高い画像が表示される。ここで、信頼度とは、予告(大当り予告およびリーチ予告など)が行われた場合に、その予告通りとなる確率の程度を意味する。
つまり、ボタン演出が実行されている期間に演出ボタン9を押して登場人物のセリフを変えた方が、後に、信頼度の高い画像が表示されるため、殆どの遊技者がボタン演出期間中は制限時間内に演出ボタン9を押す。なお、大当りかハズレかは、遊技球が第1始動口21または第2始動口22に入賞したときに決定されているため、演出ボタン9を押したか否かによって、大当り判定の結果が変わることはない。
また、演出表示器30は、転落抽選に関する情報を表示する。図8(a)は演出表示器30に転落抽選の結果を示すメッセージ画像Z4が表示された状態を示す説明図であり、(b)は演出表示器30に演出ボタン9の操作を促すメッセージ画像Z5が表示された状態を示す説明図である。図9(a),(b)は演出表示器30に転落レベルが決定したことを示すメッセージ画像Z6および転落レベルを示す転落レベル画像Z2が表示された状態を示す説明図である。ここで、転落レベルとは、転落抽選に当選した場合に、大当り確率がどのレベルの遊技状態に転落したかを示すレベルである。
図8(a)に示すように、演出表示器30は、転落抽選の結果を示すメッセージ画像Z4を表示する。図8(a)に示す例では、メッセージ画像Z4は、「残念!転落決定!」というメッセージであり、転落抽選に当選し、遊技状態が確変遊技状態から大当り確率の低い遊技状態に転落することが決定したという内容である。また、転落抽選にはずれた場合は、メッセージ画像Z4を表示しなくても良いが、転落抽選にはずれたことを示すメッセージ画像Z4を表示しても良い。たとえば、「おめでとう!確変継続!」という内容のメッセージ画像Z4を表示しても良い。
図8(b)に示すように、演出表示器30は、転落抽選に当選した場合に遊技者に演出ボタン9を操作すりょうに促すメッセージ画像Z5を表示する。図8(b)に示す例では、メッセージ画像Z5は、「転落レベル抽選!ボタンプッシュ!」というメッセージであり、これから転落レベルの抽選を行うから、その転落レベルを抽選するために演出ボタン9を押すように促す内容である。
なお、転落抽選に当選した場合の転落レベルは、遊技球が第1始動口21または第2始動口22に入賞したときに決定されているため、演出ボタン9を押したか否かによって、あるいは、演出ボタン9を押したタイミング如何によって、転落レベルが決定することはない。つまり、転落抽選に当選した場合にメッセージ画像Z5を表示し、演出ボタン9を押すように促すのは、遊技者に遊技に参加させることにより、遊技が単調にならないようにするためである。
図9に示すように、演出表示器30は、転落レベルが決定したことを示すメッセージ画像Z6と、転落レベルを示す転落レベル画像Z2とを表示する。図9(a)に示す例では、メッセージ画像Z6は、「転落レベル決定!」というメッセージであり、転落レベル画像Z2は、人の泣き顔を模した画像である。このように、遊技者が演出ボタン9を操作したタイミングで転落レベル画像Z2を表示するため、あたかも演出ボタン9を操作したタイミングによって転落レベルが決定したかのような演出を行う。
この実施形態では、転落レベル画像Z2により表現される内容によって転落レベルを表示する。この実施形態では、転落レベルは第1遊技状態〜第4遊技状態の4段階に設定されており、各遊技状態毎に転落レベル画像Z2の内容が異なる(図15)。
大当り確率は、第1遊技状態から順に低く設定されており、第4遊技状態(通常遊技状態)が最も低くなっている(図13)。第1遊技状態の転落レベル画像Z2は、泣きそうな顔を表現しており、第2遊技状態の転落レベル画像Z2は、今にも泣きそうな顔を表現しており、第3遊技状態の転落レベル画像Z2は、涙を流す泣き顔を表現している。つまり、第3遊技状態に近付くほど、泣き顔に近付くように構成されているため、遊技者は、泣き顔のレベルを読取ることにより、転落レベルを推測することができる。
図9(a)に表示された転落レベル画像Z2は、第3遊技状態に転落したことを表しており、図9(b)に表示された転落レベル画像Z2は、第4遊技状態(通常遊技状態)に転落したことを表している。
このように、この実施形態のパチンコ機1は、遊技状態が確変遊技状態に変化しているときに行われた転落抽選に当選した場合は、大当り判定において大当りと判定する確率が最も低い第4遊技状態(通常遊技状態)のみに変化するのではなく、大当りと判定する確率が異なる第1〜第4遊技状態の何れかに変化することができる。
したがって、この実施形態のパチンコ機1を実施すれば、遊技が単調にならず、遊技に飽き難いパチンコ機を実現することができる。
転落レベル画像Z2は、遊技者が転落レベルを認識することができれば、どのような画像でも良い。たとえば、確定図柄の形状、模様、色彩および大きさの少なくとも1つ以上を変えることにより、転落レベルを表示しても良い。また、転落レベル画像Z2は、静止画でも良いし、動画でも良い。さらに、演出図柄Z1の背景色を変化させることにより、転落レベルを表示しても良い。
図5(b)に示す普通図柄表示装置33は、複数(たとえば、図5(b)に示すように2個)のLEDにより構成されており、各LEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が普通図柄を構成する。また、普通図柄表示装置33がLEDを点滅させている状態が、普通図柄が変動表示している状態であり、変動表示が終了したときに点灯および消灯しているLEDの組合せによって普通図柄の当りまたはハズレが報知される。当りの普通図柄が確定表示されると、普通電動役物27の開閉翼片27cの開放時間が長くなり、普通電動役物27への入賞確率が高くなる。つまり、単位時間当りに特別図柄が変動表示を開始する回数が多くなり、大当りが発生する確率が高くなる。
遊技球がゲート23を通過すると、普通図柄表示装置33が普通図柄の変動表示を開始する。そして、普通図柄表示装置33が普通図柄を変動表示しているときに遊技球がゲート23を通過したときは、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留数は普通図柄保留数表示装置34により表示される。この実施形態では、普通図柄保留数表示装置34は、4個のLEDによって構成されており、そのLEDの点灯数によって保留数を表示する。つまり、この実施形態では、普通図柄保留数は最大4個である。
[パチンコ機の主な電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図11および図12を参照して説明する。
図11に示すように、主制御基板50には、主制御用MPU51が搭載されている。主制御用MPU51は、主制御用CPU52と、主制御用ROM53と、主制御用RAM54とを備える。
主制御用CPU52は、大当り判定、確変大当り判定、転落抽選、転落抽選に当選した場合の遊技状態の設定、大当り図柄の抽選、ハズレ図柄の抽選、入賞の検出、ゲート通過の検出、普通図柄の当り判定、賞球の払出命令など、遊技の進行に必要な処理を実行する。主制御用CPU52は、確変遊技状態のときに遊技球が第1始動口21または第2始動口に入賞したときは、転落抽選を行った後に大当り判定を行う。
また、主制御用MPU51は、バックアップ電源端子VBBと、NMI(Non-Maskable Interrupt)端子とを備える。
主制御用ROM53には、主制御用CPU52が上記の各処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値テーブル(図14において符号53bで示す)、転落抽選を行う際に参照する当り値、遊技状態を設定する際に参照する遊技状態設定テーブル(図13において符号53aで示す)、各種の演出を行うときに参照する演出テーブル(図16において符号73bで示す)などが読出し可能に記憶されている。
主制御用RAM54は、主制御用CPU52が前述した各処理を実行するときに使用するワーク領域を有する。また、主制御用RAM54は、主制御用CPU52が前述した各処理を実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。さらに、主制御用RAM54は、パチンコ機1に供給されている電源が遮断されたときにコンデンサ(図示省略)からバックアップ電源の供給を受け、確変大当り判定の結果など、電源遮断直前に記憶していたデータを記憶保持する。
また、主制御基板50には、第1始動口21に入賞した遊技球を検出する第1始動口スイッチ21aと、第2始動口22に入賞した遊技球を検出する第2始動口スイッチ27aと、外部端子板503とが電気的に接続されている。主制御用CPU52は、大当りの発生回数、入賞数および特別図柄の変動回数などのデータを外部端子板503を介してホールコンピュータへ送信する。ホールコンピュータは、当該パチンコ機1が設置されたパチンコホールの管理室などに配置されている。
また、主制御基板50には、図柄表示基板84が電気的に接続されている。図柄表示基板84には、特別図柄表示装置31と、普通図柄表示装置33と、普通図柄保留数表示装置34とが搭載されている。また、主制御基板50には、払出制御基板60と、セキュリティ中継端子板89と、電源基板76とが電気的に接続されている。
セキュリティ中継端子板89には、不正行為において使用される誘導磁界を検出するための誘導磁界センサ500と、不正行為において使用される磁気を検出するための第1磁気センサ501と、第2磁気センサ502とが電気的に接続されている。
払出制御基板60には、下受け皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ7bと、扉開放中継端子板86とが電気的に接続されている。扉開放中継端子板86には、ガラス枠セット3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ87と、外枠セット8が開放された状態を検出するための外枠開放スイッチ88とが電気的に接続されている。
また、払出制御基板60には、払出中継端子板83が電気的に接続されており、払出中継端子板83には、遊技球を上受け皿6へ払出す部材を駆動するための払出モータ38cと、この払出モータ38cによって払出された遊技球を検出するための前部払出センサ38a,後部払出センサ38bと、払出モータ38cによって払出す遊技球が切れていることを検出する前部球切れスイッチ38d,後部球切れスイッチ38eとが電気的に接続されている。これらの前部払出センサ38a〜後部球切れスイッチ38eが賞球払出装置を構成している。
払出制御基板60には、払出制御用MPU61が搭載されており、その払出制御用MPU61は、払出制御用CPU62と、払出制御用ROM63と、払出制御用RAM64とを備える。払出制御用CPU62は、主制御用MPU51から送信される払出制御コマンドに従って払出モータ38cを制御し、賞球および貸球の払出しを制御する。また、払出制御用CPU62は、前部払出センサ38aおよび後部払出センサ38bからそれぞれ出力される信号の変化を検出し、払出された賞球数および貸球数を計数する。また、払出制御用MPU61は、バックアップ電源端子VBBと、NMI(Non-Maskable Interrupt)端子とを備える。
払出制御用ROM63には、払出制御用CPU62が実行するコンピュータプログラムなどが読出し可能に記憶されている。払出制御用RAM64は、払出制御用CPU62が上記のコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、払出制御用RAM64は、払出制御用CPU62が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。さらに、払出制御用RAM64は、未払いの賞球数および貸球数を記憶し、主電源77が遮断されたときに、未払いの賞球数および貸球数を記憶保持する。
また、払出制御基板60には、プリペイドカードなどのプリペイド媒体の残り度数を表示する度数表示基板504が貸出装置接続端子板78を介して電気的に接続されている。貸出装置接続端子板78には、プリペイドカードまたはプリペイドコインなどのプリペイド記録媒体を読取るプリペイド記録媒体読取装置100(図1)が電気的に接続されている。
さらに、発射制御基板4には、遊技球を発射する発射装置を駆動する発射ソレノイド4fと、遊技球を発射位置へ供給する球供給装置を駆動する球送りソレノイド4gと、発射レバー4bの回動量に応じて発射装置4の発射強度を調節するための発射強度電子ボリューム4cと、遊技者が発射レバー4bに触れたことを検出して発射装置4を駆動させるためのタッチスイッチ4dと、発射レバー4bの回動によってオンまたはオフし、発射ソレノイド4fを駆動する発射スイッチ4eとが電気的に接続されている。
主制御基板50には、盤面中継端子板37が電気的に接続されており、その盤面中継端子板37には、左袖上入賞口17に入賞した遊技球を検出するための左袖上入賞口スイッチ17aと、左袖入賞口18に入賞した遊技球を検出するための左袖入賞口スイッチ18aと、左下入賞口19に入賞した遊技球を検出するための左下入賞口スイッチ19aと、右肩入賞口20に入賞した遊技球を検出するための右肩入賞口スイッチ20aと、第1大入賞口24aに入賞した遊技球を検出するための第1大入賞口スイッチ24cと、ゲート23を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ23aと、第2大入賞口25aに入賞した遊技球を検出するための第2大入賞口スイッチ25cと、第1変動入賞装置24を駆動するための第1大入賞口ソレノイド24bと、普通電動役物27を駆動するための普通電動役物ソレノイド27bと、第2変動入賞装置25を駆動するための第2大入賞口ソレノイド25bとが電気的に接続されている。
図12に示すように、パチンコ機1には、演出制御基板400が設けられており、その演出制御基板400には、画像音声制御基板70と、盤面演出中継端子板82と、盤面LED中継端子板81と、補助演出駆動基板410と、演出電源基板79とが電気的に接続されている。演出制御基板400には、演出制御用CPU402を備えた演出制御用MPU401が搭載されている。演出制御用CPU402は、主制御用CPU52(図11)から送信された演出制御信号を受信し、その受信した演出制御信号を対応する基板に振り分ける処理などを行う。
画像音声制御基板70には、液晶中継端子板30aを介して演出表示器30が電気的に接続されている。また、画像音声制御基板70には、盤面演出中継端子板82が電気的に接続されており、その盤面中継端子板82には、枠部演出中継端子板85を介して右スピーカ10と、左スピーカ11と、下スピーカ12とが電気的に接続されている。また、枠部演出中継端子板85には、枠部LED駆動基板66を介して照光付演出スイッチ9aが電気的に接続されている。照光付演出スイッチ9aは、演出ボタン9を押圧操作したときにオンし、演出ボタン9が押圧操作されたことを画像音声制御用CPU72に検出させるとともに、演出ボタン9に内蔵されているLEDを点灯させるためのスイッチである。
画像音声制御基板70には、画像音声制御用MPU71および音量調節装置75が搭載されている。画像音声制御用MPU71は、画像音声制御用CPU72と、画像音声制御用ROM73と、画像音声制御用RAM74とを備える。画像音声制御用CPU72は、主制御用CPU52から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って演出表示器30を制御し、演出制御信号に対応する画像を演出表示器30に表示させる。また、画像音声制御用CPU72は、主制御用CPU52から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って各スピーカ10〜12を駆動し、演出制御信号に対応する効果音などを各スピーカ10〜12から出力させる。
画像音声制御用ROM73には、画像音声制御用CPU72が実行するコンピュータプログラムが読出し可能に記憶されている。また、画像音声制御用ROM73には、画像音声制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行するときに参照する各種のテーブル(図15,図16)が読出し可能に記憶されている。
画像音声制御用RAM74は、画像音声制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、画像音声制御用RAM74は、画像音声制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。音量調節装置75は、各スピーカ10〜12が出力する効果音などの音量を調節する音量調節つまみを備える。
補助演出駆動基板410には、補助演出上中継端子板508と、補助演出右中継端子板68と、補助演出下中継端子板507とが電気的に接続されている。補助演出上中継端子板508には、可動役物40の背面に配置された可動役物43を回転させる万華鏡モータ43aと、その可動役物43が原点に復帰したことを検出する万華鏡原点センサ43bと、可動役物42を駆動する右竜モータ42aと、可動役物42が原点に復帰したことを検出する右竜原点センサ42bと、可動役物41を駆動する左竜モータ41aと、可動役物41が原点に復帰したことを検出する左竜原点センサ41bとが電気的に接続されている。
補助演出右中継端子板68には、可動役物40を振動させる家紋モータ40bと、可動役物40の位置を検出する家紋位置確認センサ40cと、可動役物40を上昇させる右リフト(図示省略)を駆動する右リフトモータ40dと、右リフトが原点に復帰したことを検出する右リフト原点センサ40eとが電気的に接続されている。
補助演出下中継端子板507には、可動役物40を上昇させる左リフト(図示省略)を駆動する左リフトモータ40fと、左リフトが原点に復帰したことを検出する左リフト原点センサ40gと、収納部材46に収納された右側の可動役物45を移動させる扉右モータ45aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉右原点センサ45bと、左側の可動役物44を移動させる扉左モータ44aと、その可動役物44が原点に復帰したことを検出する扉左原点センサ44bとが電気的に接続されている。
補助演出駆動基板410には、補助演出制御用MPU420が搭載されている。補助演出制御用MPU420は、補助演出制御用CPU421と、補助演出制御用ROM422と、補助演出制御用RAM423とを備える。補助演出制御用CPU421は、主制御用CPU52から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って可動役物40〜45などの動作を制御する。補助演出制御用ROM422には、補助演出制御用CPU421が実行するコンピュータプログラムが読出し可能に記憶されている。また、補助演出制御用ROM422には、補助演出制御用CPU421がコンピュータプログラムを実行するときに参照する各種のテーブル(たとえば、可動役物40〜45などの動作パターン)が読出し可能に記憶されている。
補助演出制御用RAM423は、補助演出制御用CPU421がコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、補助演出制御用RAM423は、補助演出制御用CPU421がコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に記憶する。
また、パチンコ機1には、主電源(AC/24V)77に接続された電源基板76(図11)が備えられており、電源基板76は、主電源77から供給される電源を主制御基板50と、払出制御基板60と、演出電源基板79(図12)とに供給する。演出電源基板79は、電源基板76から供給される電源を演出電源基板79と電気的に接続された各基板へ分配する。盤面LED中継端子板81には、遊技盤5に設けられた装飾用の各LEDが搭載されている。
[各種テーブル]
次に、主制御用ROM53および画像音声制御用ROM73に記憶されている各種のテーブルの構成について図を参照して説明する。図13は、図11に示す主制御用ROM53に記憶されている遊技状態設定テーブル53aの構成を示す説明図である。図14は、主制御用ROM53に記憶されている大当り値テーブル53bの構成を示す説明図である。図15は、画像音声制御用ROM73に記憶されている転落レベル画像テーブル73aの構成を示す説明図である。図16は、画像音声制御用ROM73に記憶されている演出テーブル73bの構成を示す説明図である。図17は変動パターンテーブルの構成を示す説明図である。
[遊技状態設定テーブル]
主制御用ROM53には、図13に示す遊技状態設定テーブル53aが参照可能に記憶されている。遊技状態設定テーブル53aは、確変遊技状態のときに転落抽選に当選した場合に転落する遊技状態を設定するために用いるテーブルである。主制御用CPU52は、転落抽選に当選した場合に遊技状態設定テーブル53aを用いて遊技状態の設定を行う。遊技状態設定テーブル53aは、カウント値と、遊技状態と、大当り確率とを対応付けて構成されている。
ここで、カウント値は、遊技状態を抽選する際に用いる遊技状態抽選カウンタがカウントするカウント値である。遊技状態抽選カウンタは、複数の連続した数値をカウントする。この実施形態では、遊技状態抽選カウンタは、0〜3の計4個の連続した数値をカウントするリングカウンタである。図13に示す例では、カウント値の0〜3と、第1遊技状態〜第4遊技状態(通常遊技状態)と、大当り確率4/100〜1/100とを対応付けて構成されている。第1遊技状態〜第4遊技状態(通常遊技状態)における大当り確率(大当り判定において大当りと判定される確率)は、確変遊技状態における大当り確率(10/100)よりも低い確率にそれぞれ設定されている。
大当り確率は、第1〜第4遊技状態の中で第4遊技状態が最も低く、第1遊技状態が最も高い。また、第1遊技状態から第4遊技状態に近づくに従って大当り確率が低く設定されている。
主制御用CPU52は、転落抽選に当選した場合に遊技状態抽選カウンタがカウントしたカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられた遊技状態および大当り確率を遊技状態設定テーブル53aから読出して保留テーブル74a(図18)に記憶する。たとえば、転落抽選に当選した場合に遊技状態抽選カウンタから取得したカウント値が2であった場合は、そのカウント値2と対応付けられた第3遊技状態を選択し、大当り確率を2/100に設定する。
[大当り値テーブル]
主制御用ROM53には、図14に示す大当り値テーブル53bが参照可能に記憶されている。大当り値テーブル53bは、主制御用CPU52が大当り判定を行うときに参照するテーブルである。主制御用CPU52は、大当り判定を行うタイミングになったときに、大当り抽選カウンタおよび大当り値テーブル53bを用いて大当り判定を行う。大当り値テーブル53bは、遊技状態と大当り値とを対応付けて構成されている。
この実施形態では、大当り値テーブル53bは、第1遊技状態〜第4遊技状態(通常遊技状態)および確変遊技状態と、大当り値とを対応付けて構成されている。大当り値テーブル53bに設定されている大当り値は、大当り抽選カウンタがカウントするカウント値の中から選択したものであり、第1〜第4遊技状態には、遊技状態設定テーブル53aに設定された大当り確率に対応する数の大当り値が設定されている。また、確変遊技状態には、大当り確率が10/100となるべく数の大当り値が設定されている。大当り抽選カウンタは、複数の連続した数値をカウントするリングカウンタである。この実施形態では、大当り抽選カウンタは、0〜99の計100コマの連続した数値をカウントする。
主制御用CPU52は、大当り判定を行うタイミングになると、大当り抽選カウンタがカウントしたカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と同じ大当り値が大当り値テーブル53bに記憶されている場合は大当りと判定し、記憶されていない場合はハズレと判定する。この大当り判定は、大当り判定を行うときの遊技状態に応じて行う。たとえば、確変遊技状態のときに大当り抽選カウンタから取得したカウント値が79であった場合は、そのカウント値79と同じ大当り値79が大当り値テーブル53bの確変遊技状態に対応付けられているため、大当りと判定する。
また、大当り抽選カウンタから取得したカウント値が78であった場合は、そのカウント値と同じ大当り値は大当り値テーブル53bの確変遊技状態に対応付けられていないため、ハズレと判定する。また、第2遊技状態のときに大当り抽選カウンタから取得したカウント値が57であった場合は、そのカウント値57と同じ大当り値57が大当り値テーブル53bの第2遊技状態に対応付けられているため、大当りと判定する。
[転落レベル画像テーブル]
図15に示すように、画像音声制御用ROM73には、転落レベル画像テーブル73aが読出し可能に記憶されている。転落レベル画像テーブル73aは、第1〜第4遊技状態(通常遊技状態)および確変遊技状態と、転落レベル画像とを対応付けて構成されている。第4遊技状態(通常遊技状態)にはドクロを模した転落レベル画像が対応付けられており、確変遊技状態には笑顔を模した転落レベル画像が対応付けられている。
第1遊技状態〜第3遊技状態には、第3遊技状態に近いほど泣き顔に近い表情の転落レベル画像が対応付けられており、第3遊技状態には泣き顔を模した転落レベル画像が対応付けられている。換言すると、大当りの発生確率の低い遊技状態ほど、泣き顔に近い転落レベル画像が対応付けられている。つまり、転落レベル画像テーブル73aは、遊技者が、演出表示器30に表示された転落レベル画像Z2を見ることにより、転落抽選に当選した場合に転落するレベルを推測することができるように構成されている。
[演出テーブル]
図16に示すように、画像音声制御用ROM73には、演出テーブル73bが参照可能に記憶されている。演出テーブル73bには、演出図柄テーブル、変動パターンテーブル、演出内容テーブル、LED点灯パターンテーブル、音楽テーブル、大当り演出画像テーブル、客待ち画像テーブル、ボタン演出画像テーブルなど、演出に必要なデータが参照可能に記憶されている。
演出図柄テーブルは、演出表示器30が確定表示するハズレ図柄または大当り図柄を画像音声制御用CPU72が抽選で決定するときに参照するテーブルである。変動パターンテーブルは、演出表示器30が変動表示する演出図柄の変動パターンを画像音声制御用CPU72が抽選で決定するときに参照するテーブルである。この実施形態では、変動パターンテーブルは、図17に示すように、演出図柄の変動パターンを抽選により決定するための乱数A〜乱数Dとを対応付けて構成されている。
乱数A〜乱数Dは、それぞれ変動パターン抽選カウンタがカウントするカウント値であり、各乱数は、変動パターン抽選カウンタがカウントするカウント値の範囲に等しい。つまり、画像音声制御用CPU72が所定のタイミングで変動パターン抽選カウンタから取得したカウント値が乱数となる。その変動パターン抽選カウンタは、たとえば、複数の連続した数値(たとえば、0〜239)をカウントするリングカウンタである。乱数A〜乱数Dは、それぞれグループ1〜グループnに分けられている。
乱数Aを構成するグループ1にはそれぞれ乱数Bの複数のグループが対応付けられており、乱数Aを構成するグループnには乱数Dのグループnが対応付けられている。乱数Bを構成する各グループにはそれぞれ乱数Cの複数のグループが対応付けられている。乱数Cを構成する各グループにはそれぞれ乱数Dの複数のグループが対応付けられている。また、乱数Dの各グループを構成する各乱数には、それぞれ種類の異なる変動パターンが対応付けられている。
画像音声制御用CPU72は、演出図柄の変動パターンを決定するタイミングになると、乱数A〜乱数Dを発生する各変動パターン抽選カウンタから乱数(カウント値)を1つずつ取得する。そして、乱数Aを発生する変動パターン抽選カウンタから取得した乱数が属するグループのうち、乱数Bを発生する変動パターン抽選カウンタから取得した乱数が属するグループを選択する。続いて、その選択した乱数Bのグループに対応付けられているグループのうち、乱数Cを発生する変動パターン抽選カウンタから取得した乱数が属するグループを選択する。続いて、その選択した乱数Cのグループに対応付けられているグループのうち、乱数Dを発生する変動パターン抽選カウンタから取得した乱数が属するグループを選択する。続いて、その選択した乱数Dのグループに対応付けられている変動パターンを選択する。
つまり、乱数A、乱数B、乱数C、乱数Dの順に選択し、最終的に乱数Dに対応付けられている変動パターンを選択する。このように複数の乱数と変動パターンとを対応付けて構成することにより、同じ種類の変動パターンが選択される確率が低くなっており、遊技者が飽きないように工夫されている。
また、変動パターンのうち、リーチパターンには、リーチ変動を行うための複数種類のリーチパターンが設定されている。たとえば、ノーマルリーチパターンおよびスーパーリーチパターンが設定されている。
ノーマルリーチパターンとは、リーチに発展する変動パターンであるリーチパターンの中でも出現確率の高い変動パターンのことであり、スーパーリーチパターンとは、ノーマルリーチパターンよりも出現確率の低い変動パターンのことである。また、大当りは、リーチパターンを経て発生するようになっており、特に、スーパーリーチパターンが出現したときに大当りの発生確率が高くなるように構成されている。
つまり、遊技者から見ると、スーパーリーチパターンが出現したときの大当り発生に対する期待度が最も高くなるように構成されている。
乱数Dのグループnには、演出図柄の変動途中でリーチに発展しない通常変動パターンが対応付けられており、乱数Aのグループnに属する乱数が選択された場合は、通常変動パターンが選択される。
また、図示しないが、画像音声制御用ROM73には、通常遊技状態、確変遊技状態、大当り判定の結果および特別図柄保留数によって異なる構成の変動パターンテーブルが記憶されており、遊技状態に応じて異なる変動パターンが選択されるように構成されている。
演出内容テーブル(図16)は、演出表示器30が演出図柄の変動表示を行う過程において演出図柄とは別個に表示する演出内容を抽選で決定するときに参照するテーブルである。演出内容とは、たとえば、動画および静止画像を組み合わせて構成される。また、動画には、パチンコ機のメーカーが独自に創作したオリジナルの動画、あるいは、テレビや映画などで周知になっている動画などが含まれる。
また、演出内容は、演出図柄の変動パターンと組み合わせて表示されたり、組み合わされないで単独で表示されたりするものが存在する。演出内容テーブルは、演出内容の表示時間毎に画像音声制御用ROM73に記憶されている。また、演出内容の表示時間は、特別図柄変動時間と等しいため、演出内容テーブルは、少なくとも特別図柄変動時間と同じ数設けられている。
演出内容の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする演出内容抽選カウンタを用いて行う。演出内容テーブルは、演出内容抽選カウンタのカウント値と演出内容とを対応付けて構成されている。また、異なる表示時間毎に各演出内容が設定されており、1つの表示時間には複数種類の演出内容が設定されている。
画像音声制御用CPU72は、演出内容抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、主制御用CPU52から指示された変動パターンの変動時間と同じ表示時間の演出内容を演出内容テーブルの中から読出す。
LED点灯パターンテーブルは、画像音声制御用CPU72がパチンコ機1に設けられた各種のLEDの点灯パターンを抽選で決定するときに参照するテーブルである。LEDの点灯パターンの抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントするLED点灯パターン抽選カウンタを用いて行う。
LED点灯パターンテーブルは、LED点灯パターン抽選カウンタのカウント値と、LEDの点灯パターンとを対応付けて構成されている。画像音声制御用CPU72は、LED点灯パターン抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているLEDの点灯パターンをLED点灯パターンテーブルから読出し、その点灯パターンに従ってLEDを点灯するように演出制御用CPU402に指示する。
音楽テーブルは、画像音声制御用CPU72が各スピーカ10〜12が出力する音楽を抽選で決定するときに参照するテーブルである。音楽の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする音楽抽選カウンタを用いて行う。
音楽テーブルは、音楽抽選カウンタのカウント値と、音楽とを対応付けて構成されている。画像音声制御用CPU72は、音楽抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている音楽を音楽テーブルから読出し、それを出力するように音声出力装置43に指示する。
大当り演出画像テーブルは、大当りが発生したときに画像音声制御用CPU72が演出画像を抽選で決定するときに参照するテーブルである。演出画像の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする大当り演出画像抽選カウンタを用いて行う。大当り演出画像テーブルは、大当り演出画像抽選カウンタのカウント値と、大当り演出画像の種類とを対応付けて構成されている。画像音声制御用CPU72は、大当り演出画像抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている大当り演出画像の種類を大当り演出画像テーブルから読出し、それを表示するように演出表示器30に指示する。
客待ち画像テーブルは、パチンコ機1に遊技者が付いていない、いわゆる客待ち状態のときに画像音声制御用CPU72が演出表示器30に客待ち画像の表示を指示するためのデータが記憶されたテーブルである。
ボタン演出画像テーブルは、演出ボタン9がオンしたときに画像音声制御用CPU72がボタン演出画像(演出ボタン9を押して選択することが可能な演出画像)の内容を抽選で決定するときに参照するテーブルである。ボタン演出画像の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントするボタン演出画像抽選カウンタを用いて行う。ボタン演出画像テーブルは、ボタン演出画像抽選カウンタのカウント値と、ボタン演出画像の種類とを対応付けて構成されている。画像音声制御用CPU72は、演出ボタン9がオンしたときにボタン演出画像抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているボタン演出画像の種類をボタン演出画像テーブルから読出し、それを表示するように演出表示器30に指示する。
[保留発生時の記憶内容]
次に、特別図柄の保留が発生したときに画像音声制御用RAM74に記憶される内容について図を参照して説明する。
図18(a)は保留テーブル74aの記憶内容を示す説明図であり、(b)は保留テーブル74aに記憶されているデータの記憶順位が繰り上がった状態を示す説明図である。
なお、以下の説明では、確定図柄とは、演出表示器30が確定表示した演出図柄のことであり、通常大当り図柄、確変大当り図柄およびハズレ図柄のいずれかを指す。また、保留テーブルは、第1始動口21および第2始動口22に対してそれぞれ設けられているが、ここでは、第1始動口21に対する保留テーブルを代表にして説明する。また、第1始動口21および第2始動口22に対する保留数の上限はそれぞれ4個であるとする。
保留テーブル74aは、遊技球が第1始動口21に入賞したときに発生したデータを記憶する。図中の「保留順位」は、保留が発生した順番を示す。また、保留テーブル74aは、特別図柄保留数U1を記憶する。「転落抽選」は、転落抽選の抽選結果を示す。「遊技状態」は、転落抽選に当選したときに抽選により決定された遊技状態を示す。「大当り判定」は、遊技球が第1始動口21に入賞したときに主制御用CPU52が行った大当り判定の判定結果と、大当り判定の結果が大当りであったときに行った確変大当り判定の判定結果とを示す。「確定図柄」は、遊技球が第1始動口21に入賞したときに主制御用CPU52が抽選により決定した確定図柄である。「変動パターン」は、画像音声制御用CPU72が抽選により決定した演出図柄の変動パターンである。
転落抽選、遊技状態、大当り判定および確定図柄は、主制御用CPU52から画像音声制御用CPU72へ送信され、画像音声制御用CPU72によって保留テーブル74aに記憶される。
なお、画像音声制御用CPU72は、特別図柄の変動パターンおよび確定図柄、音楽およびLEDの点灯パターンなども抽選により決定し、それらも保留テーブル74aに記憶するが、ここではそれらの説明を省略し、演出図柄の変動パターンおよび確定図柄を代表にして説明する。
図18(a)は、確変遊技状態の所定のタイミングにおける保留テーブル74aの記憶内容を示す一例である。保留順位1〜3番目における転落抽選としては、いずれもハズレが記憶されているが、保留順位4番目における転落抽選としては、当りが記憶されている。つまり、保留順位3番が発生する起因となった第1始動口21の入賞に基づく演出図柄の変動表示が行われている途中で第1始動口21の入賞が発生したときの転落抽選の抽選結果が当りであったことを表している。
また、保留順位1〜3番目における遊技状態としては、いずれも確変遊技状態(確変)が記憶されており、保留順位4番目における遊技状態としては第4(第4遊技状態)が記憶されている。つまり、保留順位4番目における転落抽選に当選したときに遊技状態が第4遊技状態に決定されたことを表している。また、保留順位1〜4番目における大当り判定としては、いずれもハズレが記憶されている。保留順位1〜4番目における確定図柄としては、順に「325」、「565」、「787」、「684」が記憶されている。保留順位1〜4番目における変動パターンとしては、順に「通常変動」、「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ」、「通常変動」が記憶されている。また、保留テーブル74aに記憶されている特別図柄保留数U1は上限の4個に達している。
そして、演出図柄(特別図柄)の変動表示が1回終了すると、図18(b)に示すように、保留テーブル74aに記憶されている各データは、保留順位(記憶順位)が1つずつ繰り上がる。同図に示す例では、保留順位4番目の転落抽選の抽選結果は記憶されていないが、これは、保留順位3番目の転落抽選において当選し、第4遊技状態に決定しているため、次に確変大当りが発生するまでは転落抽選を行わないからである。また、保留順位4番目の遊技状態は第4遊技状態(第4)になっているが、これは、保留順位3番目の転落抽選に当選したときに第4遊技状態に決定し、次に確変大当りが発生するまでは、遊技状態が第4遊技状態に維持されるからである。
また、転落抽選において当選すると、直ぐに遊技状態を設定し、その設定した遊技状態に対応する大当り確率に変化する。このため、転落抽選において当選すると、その直後に行う大当り判定は、大当りと判定される確率の低い状態で行うことになる。このため、図18(a)に示す例では、保留順位4番目の遊技状態が第4遊技状態(第4)に決定しているため、保留順位4番目の大当り判定は、大当りと判定される確率が1/100(図13)の低い状態で行われたことになる。
[遊技の特徴]
次に、遊技の特徴について図を参照して説明する。図10は、始動口の入賞、保留数の発生、転落抽選、大当り判定、確変大当り判定および遊技状態の変化の各タイミングを示すタイミングチャートである。なお、以下では、第1始動口21および第2始動口22を単に始動口という。また、図10に記載の始動口入賞は、演出表示器30が演出図柄を変動表示することになる始動口入賞を示し、保留数の上限を超える始動口入賞は含まれない。
確変大当りが発生し、大当り遊技が終了すると、遊技状態が確変遊技状態に変化する。転落抽選に当選すると、遊技状態の抽選を行い、その抽選において決定した遊技状態に転落する。また、転落抽選にはずれた場合は、確変遊技状態が維持される。確変遊技状態は、転落抽選において当選するまで維持される。図10に示す例では、確変遊技状態のときに始動口の入賞m1〜m4が発生し、保留数が上限の4個に達している。
そして、始動口の入賞m1〜m3が発生したときの転落抽選では何れも当選していないため、何れの入賞時にも遊技状態は確変遊技状態が維持され、他の遊技状態には変化しない。また、始動口の入賞m1〜m3に基づく演出図柄の変動表示では、演出表示器30には、メッセージ画像Z4,Z5,Z6および転落レベル画像Z2(図7,図8)が表示されないため、転落抽選に当選しなかったことが分かる。このため、遊技者は、始動口の入賞m1〜m3が発生する期間において、大当りの発生確率が高い状態が維持されているので遊技を継続しようと決断することができる。
次に、始動口の入賞m4が発生したときの転落抽選の抽選結果は当りになっており、遊技状態は第4遊技状態(通常遊技状態)に変化している。つまり、大当り確率が10/100から1/100に低下した遊技状態に転落している。この始動口の入賞m4が発生したときは、演出表示器30は図8(a)に示すメッセージ画像Z4を表示し、転落抽選に当選したことを表示する。続いて、演出表示器30は図8(b)に示すメッセージ画像Z5を表示し、転落レベルを抽選するために遊技者に演出ボタン9を押圧操作するように促す。
そして、遊技者が演出ボタン9を押圧操作すると、演出表示器30は図9(b)に示すメッセージ画像Z6および転落レベル画像Z2を表示し、転落レベルが第4遊技状態(通常遊技状態)に決定したことを表示する。これにより、遊技者は、演出ボタン9を押圧操作したタイミングによって転落レベルが決定されたかのような感覚になる。また、遊技者は、大当りの発生確率が低い第4遊技状態(通常遊技状態)に転落したので遊技を中止しようと決断することができる。
[遊技の主な流れ]
次に、パチンコ機1における遊技の主な流れについて図を参照して説明する。
(主制御用CPUが実行する主な処理)
最初に、主制御用CPU52が実行する主な処理の流れについて図を参照して説明する。図19は、主制御用CPU52が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。以下の説明では、各CPUが実行する処理のステップをSと略す。
主制御用CPU52は、パチンコ機1が起動したときにセキュリティチェックなどの初期設定を実行する(S500)。次に、主制御用CPU52は、入賞検出処理(S501)、始動口処理(S502)、ゲート処理(S503)、変動開始処理(S504)、普通電動役物処理(S505)、大入賞口処理(S506)および遊技情報送信処理(S507)などを実行する。
入賞検出処理(S501)では、入賞口スイッチ17a〜20a、始動口スイッチ21a,27aおよび大入賞口スイッチ24c,25c(図11)からの出力信号の変化を検出し、入賞が発生したことを検出する。ゲート処理(S503)では、ゲートスイッチ23a(図11)からの出力信号の変化を検出し、遊技球がゲート23を通過したことを検出し、普通図柄の当り判定を行う。普通電動役物処理(S505)では、ゲート処理(S503)における普通図柄の当り判定が当りであった場合に普通電動役物ソレノイド27b(図11)を作動させ、普通電動役物27の開閉翼片27c(図3)を開放させる。
大入賞口処理(S506)では、通常大当りが発生したときの第1大入賞口24aの開閉制御と、第1または第2確変大当りが発生したときの第2大入賞口25aの開閉制御とを実行する。遊技情報送信処理(S507)では、通常大当りの発生回数、確変大当りの発生回数、特別図柄の変動回数、賞球数の合計(出玉数)などの遊技中に発生する遊技情報をホールコンピュータへ送信する。
(始動口処理)
次に、主制御用CPU52が実行する始動口処理(図19のS502)の流れについて図を参照して説明する。
図20は、主制御用CPU52が実行する始動口処理の流れを示すメインフローチャートであり、図21は、図20に示す始動口処理の続きを示すフローチャートである。なお、主制御用CPU52は、第1始動口スイッチ21aまたは第2始動口スイッチ27aがオンしたときに始動口処理を実行するが、ここでは、第1始動口スイッチ21aがオンしたときの始動口処理を代表にして説明する。
主制御用CPU52は、第1始動口スイッチ21a(図11)がオンしたか否か、つまり遊技球が第1始動口21(図2)に入賞したか否かを判定する(S20)。ここで、肯定判定すると(S20:Yes)、主制御用RAM54に記憶されている特別図柄保留数U1を参照し(S21)、特別図柄保留数U1が上限の4個未満であるか否かを判定する(S22)。ここで、肯定判定すると(S22:Yes)、遊技状態が確変遊技状態に変化していることを示す確変大当りフラグが1にセットされているか否かを判定する(S23)。つまり、現在の遊技状態が確変遊技状態であるか否かを判定する。
ここで、現在の遊技状態が確変遊技状態であると判定すると(S23:Yes)、転落抽選カウンタからカウント値を1つ取得する(S25)。ここで、転落抽選カウンタとは、転落抽選を行うためのカウンタであり、複数の連続した異なる数値をカウントするカウンタである。この実施形態では、転落抽選カウンタは、0〜9の連続した計10個の数値をカウントするリングカウンタである。
続いて、主制御用CPU52は、S25において転落抽選カウンタから取得したカウント値を用いて転落抽選を行い、当りか否かを判定する(S26)。たとえば、S25において転落抽選カウンタから取得したカウント値が、予め登録された当り値と一致する場合は、当りと判定し(S26:Yes)、一致しない場合は、ハズレと判定する(S26:No)。
ここで、当りと判定した場合は(S26:Yes)、確変大当りフラグを0にリセットし(S27)、遊技状態を抽選する(S28)。この抽選では、前述したように遊技状態抽選カウンタがカウントしたカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられた遊技状態および大当り確率を遊技状態設定テーブル53a(図13)から読出す。続いて、主制御用CPU52は、遊技状態が確変遊技状態から転落したこと、および抽選により決定した遊技状態を示す転落抽選結果データを作成する(S29)。この報知では、主制御用CPU52が、転落報知を指示するコマンドを画像音声制御用CPU72へ送信し、画像音声制御用CPU72が演出表示器30にメッセージ画像Z4(図8(a))を表示させる。
続いて、主制御用CPU52は、大当り抽選カウンタからカウント値を1つ取得する(S30)。ここで、大当り抽選カウンタとは、連続した複数の異なる数値をカウントするカウンタであり、たとえば、リングカウンタである。この実施形態では、0〜99の連続した計100個の数値をカウントするリングカウンタである。続いて、主制御用CPU52は、大当り値テーブル53b(図14)を参照する(S31)。
続いて、主制御用CPU52は、大当り判定を実行する(S32)。ここで、先のS30において大当り抽選カウンタから取得したカウント値と同じ数値の大当り値が、大当り値テーブル53bにおいて先のS28にて抽選された遊技状態に対応して設定されている場合は大当りと判定し(S32:Yes)、先のS30において大当り抽選カウンタから取得したカウント値と同じ数値の大当り値が、大当り値テーブル53bにおいて先のS28にて抽選された遊技状態に対応して設定されていない場合は大当りではない、つまりハズレと判定する(S32:No)。
また、主制御用CPU52は、S23において現在の遊技状態が確変遊技状態ではないと判定した場合(S23:No)、あるいは、S26において当りではない、つまり、遊技状態が確変遊技状態以外の遊技状態へ転落しないと判定した場合は(S26:No)、遊技状態の抽選を行わないで大当り抽選カウンタからカウント値を1つ取得し(S30)、大当り判定を行う(S31,S32)。この場合、S30において大当り抽選カウンタから取得したカウント値と同じ数値の大当り値が、大当り値テーブル53bにおいて確変遊技状態に対応して設定されている場合は大当りと判定し(S32:Yes)、設定されていない場合はハズレと判定する(S32:No)。
続いて、主制御用CPU52は、S32において大当りと判定した場合は(S32:Yes)、大当り図柄の抽選を実行する(S33)。大当り図柄の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする大当り図柄抽選カウンタと、大当り図柄テーブルとを用いて行う。大当り図柄テーブルは、大当り図柄抽選カウンタのカウント値と大当り図柄とを対応付けて構成されている。主制御用CPU52は、大当り図柄抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている大当り図柄を大当り図柄テーブルから読出す。
たとえば、大当り図柄抽選カウンタは、0〜9をカウントし、大当り図柄テーブルは、0〜9のカウント値と、大当り図柄000・111〜999とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU52は、大当り図柄抽選カウンタから取得したカウント値が、たとえば7であった場合は、そのカウント値7と対応付けられている大当り図柄「777」を大当り図柄テーブルから読出す。
また、S32において大当りではない、つまりハズレと判定した場合は(S32:No)、ハズレ図柄の抽選を実行する(S34)。ハズレ図柄の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントするハズレ図柄抽選カウンタと、ハズレ図柄テーブルとを用いて行う。ハズレ図柄テーブルは、ハズレ図柄抽選カウンタのカウント値とハズレ図柄とを対応付けて構成されている。主制御用CPU52は、ハズレ図柄抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているハズレ図柄をハズレ図柄テーブルから読出す。
続いて、主制御用CPU52は、大当り図柄を抽選により決定すると、その決定した大当り図柄の種類に応じて通常大当りであるか否かを判定する(図21のS35)。たとえば、抽選により決定した大当り図柄が000や222などの偶数を表した大当り図柄であった場合は、通常大当りであると判定する。ここで、通常大当りであると判定すると(S35:Yes)、通常大当りであると判定したことを示す通常大当りフラグをオンする(S36)。
また、通常大当りではないと判定した場合は(S35:No)、第1確変大当りであるか否かを判定する(S37)。たとえば、抽選により決定した大当り図柄が777であった場合は、第1確変大当りであると判定する。ここで、第1確変大当りであると判定すると(S37:Yes)、第1確変大当りであると判定したことを示す第1確変大当りフラグをオンする(S38)。
また、第1確変大当りではないと判定した場合は(S37:No)、第2確変大当りであるか否かを判定する(S39)。たとえば、抽選により決定した大当り図柄が偶数を表した大当り図柄および777以外の大当り図柄であった場合は、第2確変大当りであると判定する。ここで、第2確変大当りであると判定すると(S39:Yes)、第2確変大当りであると判定したことを示す第2確変大当りフラグをオンする(S40)。
ここで、通常大当りは、第1変動入賞装置24が作動する大当りであり、第1大入賞口24aが開閉するラウンドをn3ラウンド実行する大当りである。また、第1確変大当りは、第2変動入賞装置25が作動する大当りであり、第2大入賞口25aが開閉するラウンドをn1ラウンド実行する大当りである。また、第2確変大当りは、第2変動入賞装置25が作動する大当りであり、第2大入賞口25aが開閉するラウンドをn2(n2<n1)ラウンド実行する大当りである。たとえば、n1=16、n2=2、n3=15である。
また、大当り遊技中に第1大入賞口21または第2大入賞口22に入賞することによって払出される賞球数の総数の平均値を、第1確変大当りがp1個、通常大当りがp3個、第2確変大当りがp2個とすると、p2<p3<p1となるように構成されている。また、p2/p1=rとすると、0.125≦r<1となるように構成されている。
つまり、遊技者が第2確変大当りにおいて獲得可能な賞球数の総数p2が、第1確変大当りにおいて獲得可能な賞球数の総数p1の0.125倍(1/8)未満にならないように構成されている。
そして、主制御用CPU52は、特別図柄保留数U1に1を加算し(S41)、特別図柄保留数U1、大当り判定の結果、先のS29において作成した転落抽選結果データ(転落抽選の結果を示すデータ、抽選により決定した遊技状態の種類を示すデータ)、大当りの種類、大当り図柄、ハズレ図柄および大当りの種類などの抽選結果を示すデータを演出制御基板400を介して画像音声制御用CPU72へ送信する(S42)。
(変動開始処理)
次に、主制御用CPU52が実行する変動開始処理(図19のS504)の流れについて、それを示す図22のフローチャートを参照して説明する。
主制御用CPU52は、特別図柄変動時間を計測中であるか否かを判定し(S50)、計測中ではないと判定した場合は(S50:No)、特別図柄保留数U1を参照する(S51)。そして、特別図柄保留数U1が1個以上であるか否かを判定し(S52)、1個以上であると判定した場合は(S52:Yes)、特別図柄保留数U1から1を減算し(S53)、特別図柄および演出図柄の変動開始を指示する変動開始コマンドと、現在の特別図柄保留数U1を示すデータとを演出制御基板400を介して画像音声制御用CPU72へ送信する(S54)。続いて、特別図柄変動時間(演出図柄変動時間)の計測を開始する(S55)。
続いて、演出図柄の変動表示回数Cに1を加算し(S56)、その加算により更新された変動表示回数Cが変動表示回数Cの上限値のn回に達したか否かを判定する(S57)。ここで、変動表示回数Cが上限値のn回に達したと判定した場合は(S57:Yes)、先の始動口処理のS38(図21)においてセットされている第1確変大当りフラグ、または、S40においてセットされている第2確変大当りフラグを0にリセットする(S58)。つまり、確変遊技状態を終了し、第4遊技状態(通常遊技状態)に戻す。
(画像音声制御用CPUが実行する主な処理)
次に、画像音声制御用CPU72(図12)が実行する主な処理の流れについて、それを示す図23のフローチャートを参照して説明する。
画像音声制御用CPU72は、パチンコ機1が起動したときに初期設定を実行する(S600)。この初期設定では、コンピュータプログラムのセキュリティチェックなどを行う。次に、画像音声制御用CPU72は、データ受信処理(S601)、変動パターン抽選処理(S602)、効果音パターン抽選処理(S603)、LED点灯パターン抽選処理(S604)、演出処理(S605)および可動役物処理(S606)などを実行する。
(データ受信処理)
画像音声制御用CPU72が実行するデータ受信処理(図23のS601)の流れについて、それを示す図24のフローチャートを参照して説明する。
画像音声制御用CPU72は、演出制御基板400を介して主制御用CPU52からデータを受信したか否かを判定し(S200)、受信したと判定すると(S200:Yes)、その受信したデータを解析する(S201)。そして、その解析の結果、受信したデータが変動開始コマンドであるか、あるいは、大当り判定および確変大当り判定などの抽選結果であるかを判定する(S202,S203)。
ここで、変動開始コマンドではない、つまり、受信したデータは抽選結果であると判定すると(S202:No、S203:Yes)、その受信した抽選結果を画像音声制御用RAM74に記憶する(S204)。受信した抽選結果は、図18に示したように、特別図柄保留数U1の発生した順位に対応して保留テーブル74aに記憶される。また、S202において変動開始コマンドであると判定した場合は(S202:Yes)、演出処理を実行する(S220)。
(変動パターン抽選処理)
次に、画像音声制御用CPU72が実行する変動パターン抽選処理(図23のS602)の流れについて、それを示す図25のフローチャートを参照して説明する。
画像音声制御用CPU72は、保留テーブル74a(図18)を参照し(S211)、保留テーブル74aに記憶されている判定結果および特別図柄保留数などのデータに対応する変動パターンテーブル(図17)を参照する(S212)。続いて、画像音声制御用CPU72は、変動パターンテーブルについて、前述したように乱数A〜乱数Dを用いて変動パターンを選択し、その選択した変動パターンを保留テーブル74aに記憶する(S213)。
(演出処理)
次に、画像音声制御用CPU72が実行する演出処理(図23のS605)の流れについて、それを示す図26のフローチャートを参照して説明する。
画像音声制御用CPU72は、演出図柄の変動時間を計測中であるか否かを判定し(S221)、計測中ではないと判定した場合は(S221:No)、保留テーブル74a(図17)を参照し、特別図柄保留数U1の発生順の1番目に記憶されている変動パターンを読出し(S222)、その読出した変動パターンに従った演出図柄の変動表示を演出表示器30に開始させる(S223)。続いて、演出図柄変動時間をセットし(S224)、演出図柄変動時間の計測を開始する(S225)。
続いて、保留テーブル74aに記憶されている各データの記憶順位を1つずつ繰り上げ(S226)、特別図柄保留数U1から1を減算して特別図柄保留数U1を更新する(S227)。そして、次のサイクルでこの演出処理を実行するときに、S221において変動時間を計測中であると判定した場合は(S221:Yes)、計測している時間がタイムアップしたか否かを判定し(S228)、タイムアップしていないと判定した場合は(S228:No)、転落抽選に当選しているか否かを判定する(S231)。
ここで、転落抽選に当選していると判定すると(S231:Yes)、メッセージ画像Z4を表示するタイミングであるか否かを判定する(S232)。ここで、メッセージ画像Z4を表示するタイミングであると判定すると(S232:Yes)、演出表示器30に転落抽選の結果を示すメッセージ画像Z4(図8(a))を表示させ(S233)、演出ボタン9の操作を促すメッセージ画像Z5(図8(b))を表示させる(S234)。
続いて、演出ボタン9がオンしたか否かを判定し(S235)、オンしたと判定すると(S235:Yes)、演出表示器30に転落レベル画像Z2(図9)を表示する(S236)。このように、演出ボタン9がオンしたときに転落レベル画像Z2を表示するため、あたかも遊技者が演出ボタン9を操作したタイミングによって転落レベルが決定されたかのうな演出を行う。
また、画像音声制御用CPU72は、S228においてタイムアップしたと判定した場合は(S228:Yes)、演出表示器30に演出図柄の変動を停止させ(S229)、先のS222において読出した変動パターンに対応付けられている確定図柄を演出表示器30に確定表示させる(S230)。
[実施形態の効果]
(1)上述した実施形態のパチンコ機1では、確変遊技状態において転落抽選に当選した場合に、遊技者が演出ボタン9を操作したときに、どのような遊技状態に転落したかを報知することができる。
したがって、上述した実施形態のパチンコ機1を実施すれば、遊技者が転落抽選に関わることができるため、遊技が単調にならず、遊技に飽き難いパチンコ機を実現することができる。
(2)また、上述した実施形態のパチンコ機1では、遊技状態が確変遊技状態に変化しているときに行われた転落抽選に当選した場合は、大当り判定において大当りと判定する確率が最も低い第4遊技状態(通常遊技状態)のみに変化するのではなく、大当りと判定する確率が異なる第1〜第4遊技状態の何れかに変化することができる。
したがって、上述した実施形態のパチンコ機1を実施すれば、遊技が単調にならず、遊技に飽き難いパチンコ機を実現することができる。
(3)さらに、上述した実施形態のパチンコ機1は、現在の転落レベル(遊技状態)を表示することができるため、遊技者は、大当り判定において大当りと判定される確率が、現在どの程度の確率になっているか把握することができる。
〈他の実施形態〉
(1)転落レベルに応じて可動役物40〜45の動作内容を変化させることにより、転落レベル(遊技状態)を表示することもできる。
(2)転落レベルに応じて演出図柄の変動内容および可動役物40〜45の動作内容を組み合わせた内容を変化させることにより、転落レベル(遊技状態)を表示することもできる。
(3)転落レベルに応じて演出図柄の変動内容、可動役物41〜45の動作内および容遊技盤5に配置されたLEDの点灯パターンの何れか2つ以上を組み合わせた内容を変化させることにより、転落レベル(遊技状態)を表示することもできる。
(4)前述した各実施形態では、大当り判定の判定結果が大当りであった場合に確変大当り判定を行うように構成されたパチンコ機について説明したが、大当り判定の判定結果が大当りであった場合に確変大当り判定を行わないで100%の確率で確変遊技状態に変化するように構成されたパチンコ機にも本願発明を適用することができる。