JP5465491B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、上述した課題を解決し、2本配管式の室外ユニットを用いて、室内ユニットを冷房運転と暖房運転とを混在して実施できる空気調和装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。この空気調和装置1は、2本配管式の室外ユニット2と、複数台(例えば4台)の室内ユニット4A、4B、4C、4Dと、これら室外ユニット2と室内ユニット4A〜4Dとの間に配置される切換ユニット3とを備える。この切換ユニット3は、室外ユニット2から延びるガス管6及び液管7からなる2本のユニット間配管5に接続され、このガス管6及び液管7を、高圧ガス管51、低圧ガス管52及び液管53に切り替えて室内ユニット4A〜4Dに接続するためのユニットである。
本構成では、空気調和装置1は、切換ユニット3を介在させることにより、2本配管式の室外ユニット2を用いて、室内ユニット4A〜4Dを同時に冷房運転、もしくは、暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施可能としている。
室外ユニット2は、四方弁21の切替により冷房運転もしくは暖房運転を行うことができる既存の2本配管式(2ウェイ)の室外ユニットである。圧縮機20の冷媒吐出管25は、四方弁21に接続され、この四方弁21にはユニット内ガス管26を介して室外熱交換器22の一端に接続されている。この室外熱交換器22の他端には、ユニット内液管27が接続され、このユニット内液管27は、室外膨張弁23を介して液管サービスバルブ24Bに接続されている。
一方、圧縮機20の冷媒吸込管28は、四方弁21に接続され、この四方弁21にはユニット内ガス管29を介してガス管サービスバルブ24Aが接続されている。
本構成では、補助圧縮機30の能力は、室外ユニット2の圧縮機20の少なくとも半分の能力を備えて構成される。これによれば、例えば、冷房負荷と暖房負荷とが50%:50%の負荷バランスで冷暖混在運転が実行されている場合には、補助圧縮機30のみを用いて、各室内ユニット4A〜4Dの冷房及び暖房運転を行うことができるため、室外ユニット2の運転を停止することができる。また、冷房負荷または暖房負荷が増加して、例えば、冷房負荷と暖房負荷とが60%:40%に負荷バランスが変更された場合には、余剰の冷房負荷を室外ユニット2が受け持つことができる。このため、冷暖混在運転中の室内ユニット4A〜4Dの冷房負荷及び暖房負荷の負荷バランスがどのように変化しても当該負荷バランスでの空調運転を実現することができる。
四方弁31は、4つのポートを備えており、第1ポートAにはユニット内ガス管33の一端が接続され、このユニット内ガス管33の他端はガス管サービスバルブ32Aを介してユニット間配管5のガス管6に接続されている。
また、四方弁31の第2ポートBには補助圧縮機30の冷媒吐出管34が接続されている。この冷媒吐出管34には、補助圧縮機30と四方弁31との間で分岐する冷媒吐出分岐管34Aの一端が接続され、この冷媒吐出分岐管34Aの他端は、高圧ガス管サービスバルブ32Cを介して高圧ガス管51に接続されている。符号35は逆止弁である。
また、四方弁31の第4ポートDには、キャピラリチューブ41を備える連結管42の一端が接続され、この連結管42の他端は補助圧縮機30と逆止弁38との間で冷媒吸込管36に接続されている。このキャピラリチューブ41が設けられた連結管42は、例えば、サーモオフ等によって室外ユニット2が停止した場合に、この室外ユニット2に接続される室内熱交換器10A〜10Dにおける冷媒の溜まりを、補助圧縮機30の冷媒吸込管36に徐々に戻す(すなわち冷媒の寝込み防止)のために設けられている。
この切換ユニット3は、各室内ユニット4A〜4Dに近接して設けることが望ましい。この構成によれば、ガス管6及び液管7からなる既存のユニット間配管5を流用して、空気調和装置1を構成することが可能となり、既存のユニット間配管5に室外ユニット2、切換ユニット3及び室内ユニット4A〜4Dを接続するといった簡単な構成で、各室内ユニット4A〜4Dの冷房運転、もしくは、暖房運転を可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施することが可能となる。
すべての室内ユニット4A〜4Dを同時に冷房運転する場合、図1に示すように、室外ユニット2では、四方弁21が圧縮機20の吐出冷媒を室外熱交換器22に導く冷房運転の位置に切り替えられ、室内ユニット4A〜4Dでは、第1開閉弁15A〜15Dが閉じられ、第2開閉弁16A〜16Dが開かれる。
また、切換ユニット3では、補助圧縮機30の運転が停止されるとともに、四方弁31がユニット間配管5のガス管6と低圧ガス管52とを連通させる位置(第1切換位置)、すなわち、四方弁31の第1ポートAと第3ポートC及び第2ポートBと第4ポートDとがそれぞれ連通する位置に切り替えられるとともに、電磁開閉弁37及び開度調整弁39が閉鎖される。
液管53を流れる液冷媒は、各室内ユニット4A〜4Dの室内膨張弁11A〜11Dに分配され、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、各室内熱交換器10A〜10Dで蒸発気化した後、それぞれ第2開閉弁16A〜16D、低圧ガス分岐管14A〜14Dを通じて低圧ガス管52に流入する。この低圧ガス管52を流れるガス冷媒は、切換ユニット3の第1冷媒吸込分岐管36A、冷媒吸込管36、四方弁31を通じて、ユニット間配管5のガス管6を流れ、室外ユニット2に流入し、ユニット内ガス管29、四方弁21及び冷媒吸込管28を通じて圧縮機20に吸入される。このように、蒸発器として作用する各室内熱交換器10A〜10Dで全室内ユニット4A〜4Dが同時に冷房される。
また、切換ユニット3では、補助圧縮機30の運転が停止されるとともに、四方弁31がユニット間配管5のガス管6と高圧ガス管51とを連通させる位置(第2切換位置)、すなわち、四方弁31の第1ポートAと第2ポートB及び第3ポートCと第4ポートDとがそれぞれ連通する位置に切り替えられるとともに、電磁開閉弁37及び開度調整弁39が閉鎖される。
この液管53を流れる液冷媒は、切換ユニット3のユニット内液管40を通じて、室外ユニット2に流れ込み、この室外ユニット2のユニット内液管27、室外膨張弁23に至り、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、室外熱交換器22で蒸発気化した後、ユニット内ガス管26、四方弁21及び冷媒吸込管28を通じて圧縮機20に吸入される。このように、凝縮器として作用する各室内熱交換器10A〜10Dで全室内ユニット4A〜4Dが同時に暖房される。
この液管53を流れる液冷媒は、切換ユニット3のユニット内液管40に流れ、このユニット内液管40にて2つに分岐される。一方の液冷媒は、第2冷媒吸込分岐管36B及び開度調整弁39を流れ、この開度調整弁39で減圧された後、補助圧縮機30の冷媒吸込管36に流れ込み、この冷媒吸込管36で、室外ユニット2の圧縮機20から吐出された冷媒と合流して補助圧縮機30に吸入される。また、他方の液冷媒は、室外ユニット2に流れ込み、この室外ユニット2のユニット内液管27、室外膨張弁23に至り、ここで減圧され、この減圧された冷媒は、室外熱交換器22で蒸発気化した後、ユニット内ガス管26、四方弁21及び冷媒吸込管28を通じて圧縮機20に吸入される。
この構成では、圧縮機20で圧縮した吐出冷媒を切換ユニット3の補助圧縮機30で二段圧縮するため、この補助圧縮機30の吐出冷媒が供給される室内熱交換器10A〜10Dでの凝縮圧力(凝縮温度)を高く保持することができ、外気温が著しく低い場合であっても室内ユニット4A〜4Dでの暖房運転を実施できる。また、この場合、室内熱交換器10A〜10Dで凝縮された液冷媒の一部が、第2冷媒吸込分岐管36B及び開度調整弁39を介して、補助圧縮機30の吸込側に戻されるため、この補助圧縮機30の吸込冷媒温度を低下することができ、当該補助圧縮機30の吐出圧力を所望な吐出圧力まで昇圧させる場合に、当該補助圧縮機30の吐出温度が過剰に上昇することを防止できる。
また、切換ユニット3では、補助圧縮機30が運転されるとともに、四方弁31が上記第1切換位置に切り替えられ、電磁開閉弁37が開放され、開度調整弁39が閉鎖される。
一方、補助圧縮機30から吐出された冷媒は、冷媒吐出管34、冷媒吐出分岐管34A及び高圧ガス管51を通じて、室内ユニット4Dに流れ込む。この室内ユニット4Dに流入した冷媒は、高圧ガス分岐管13D、第1開閉弁15Dを通じて室内熱交換器10Dへと流れ、ここで凝縮液化された後、液分岐管18Dを経て液管53に流入し、この液管53内で室外ユニット2の圧縮機20から吐出された冷媒と合流する。
液管53を流れる液冷媒は、各室内ユニット4A〜4Cの室内膨張弁11A〜11Cに分配され、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、各室内熱交換器10A〜10Cで蒸発気化した後、それぞれ第2開閉弁16A〜16C、低圧ガス分岐管14A〜14Cを、低圧ガス管52を通じて、切換ユニット3に流入し、この切換ユニット3内で2つに分配される。
一方の冷媒は、第1冷媒吸込分岐管36A、冷媒吸込管36を通じて補助圧縮機30に吸入される。また、他方の冷媒は、冷媒吸込管36、四方弁31、ガス管6を通じて、室外ユニット2に流入し、ユニット内ガス管29、四方弁21及び冷媒吸込管28を通じて圧縮機20に吸入される。このように、蒸発器として作用する室内熱交換器10A〜10Cで室内ユニット4A〜4Cがそれぞれ冷房され、凝縮器として作用する他の室内熱交換器10Dで室内ユニット4Dが暖房される。
しかし、従来の3本配管式の空気調和装置では、室外ユニットの室外熱交換器と、室内ユニットの室内熱交換器とが高圧ガス管を介して連通していたため、室内熱交換器での暖房運転を実行するためには、外気温度に比べて室外熱交換器での凝縮温度、すなわち圧縮機の吐出圧力(高圧)を高くせざるをえなかった。
これに対して、本構成では、室外ユニット2と室内ユニット4A〜4Dとの間に切換ユニット3が配置され、この切換ユニット3の四方弁31によって圧縮機20の冷媒吐出管25と補助圧縮機30の冷媒吐出管34とが縁切りされている。このため、図6に示すように、室内ユニット4Dの暖房運転に寄与する補助圧縮機30の吐出圧力(図6中c−d)に比べて、圧縮機20の吐出圧力(図6中a−f)を低く抑えることができ、この圧縮機20の仕事量(消費電力)の低減を図ることができる。
また、本実施形態では、補助圧縮機30は、圧縮機20の約半分の能力を備えるため、例えば、室内ユニット4A〜4Dの冷房負荷と暖房負荷とが釣り合う(50:50)場合には、圧縮機20の運転を停止して、補助圧縮機30のみで空調運転を実施できるため、空気調和装置1の消費電力の低減を図ることができる。
また、切換ユニット3では、補助圧縮機30が運転されるとともに、四方弁31がユニット間配管5のガス管6と補助圧縮機30の冷媒吐出管34とを連通させる第2切換位置に切り替えられ、電磁開閉弁37が開放され、開度調整弁39が閉鎖される。
一方、補助圧縮機30から吐出された冷媒は、冷媒吐出管34に流れ込み、この冷媒吐出管34内で室外ユニット2の圧縮機20から吐出された冷媒と合流する。この合流した冷媒は、冷媒吐出分岐管34A、高圧ガス管51を通じて、各室内ユニット4B〜4Dの高圧ガス分岐管13B〜13Dに分配された後、第1開閉弁15B〜15D、室内熱交換器10B〜10Dへと流れ、ここでそれぞれ凝縮液化される。この液化した液冷媒は、液分岐管18B〜18Dを経て液管53に流入する。
この液管53に流入した液冷媒の一部は、室内ユニット4Aに流入し、この室内ユニット4Aの室内膨張弁11Aで減圧され、この減圧された冷媒は、室内熱交換器10Aで蒸発気化する。そして、気化したガス冷媒は、第2開閉弁16A、低圧ガス分岐管14A、低圧ガス管52を通じて、切換ユニット3に流入し、第1冷媒吸込分岐管36A、冷媒吸込管36を通じて補助圧縮機30に吸入される。
一方、液管53に流入した液冷媒の残りは、切換ユニット3のユニット内液管40を通じて、室外ユニット2に流れ込み、この室外ユニット2のユニット内液管27、室外膨張弁23に至り、ここで減圧される。そして、減圧された冷媒は、室外熱交換器22で蒸発気化した後、ユニット内ガス管26、四方弁21及び冷媒吸込管28を通じて圧縮機20に吸入される。このように、蒸発器として作用する室内熱交換器10Aで室内ユニット4Aが冷房され、凝縮器として作用する他の室内熱交換器10B〜10Dで室内ユニット4B〜4Dがそれぞれ暖房される。
一般に、冬季のように、外気温度が低い時季に冷房運転を実施する場合には、室外熱交換器では、低温の外気から熱を汲み上げるために、蒸発温度を低下させる必要がある。従来の3本配管式の空気調和装置では、室外ユニットの室外熱交換器と、室内ユニットの室内熱交換器とが低圧ガス管を介して連通していたため、室内熱交換器での蒸発温度が低下し、運転効率が低下するとともに、室内熱交換器が凍結して冷房運転を中断せざるを得ない場合があった。
これに対して、本構成では、室外ユニット2と室内ユニット4A〜4Dとの間に切換ユニット3が配置され、この切換ユニット3の四方弁31によって圧縮機の冷媒吸込管28と補助圧縮機30の冷媒吸込管36とが縁切りされている。このため、図8に示すように、室内ユニット4Aの冷房運転する場合の室内熱交換器10Aでの蒸発温度(蒸発圧力;図8中f−c)を、室外熱交換器22での蒸発温度(蒸発圧力;図6中g−a)よりも高く設定することができ、室内ユニット4Aの冷房運転を効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、補助圧縮機30は、圧縮機20の約半分の能力を備えるため、例えば、室内ユニット4A〜4Dの冷房負荷と暖房負荷とが釣り合う(50:50)場合には、圧縮機20の運転を停止して、補助圧縮機30のみで空調運転を実施できるため、空気調和装置1の消費電力の低減を図ることができる。
2 室外ユニット
3 切換ユニット
4A〜4D 室内ユニット
5 ユニット間配管
6 ガス管
7 液管
20 圧縮機
21 四方弁
22 室外熱交換器
30 補助圧縮機
31 四方弁
32 ユニットケース
34 冷媒吐出管
34A 冷媒吐出分岐管
36 冷媒吸込管
36A 第1冷媒吸込分岐管
36B 第2冷媒吸込分岐管
37 電磁開閉弁
39 開度調整弁
40 ユニット内液管
42 連結管
51 高圧ガス管
52 低圧ガス管
53 液管
Claims (5)
- 圧縮機、四方弁及び室外熱交換器を備えた室外ユニットと、
この室外ユニットから延びるガス管及び液管の2本のユニット間配管に接続され、このガス管を高圧ガス管と低圧ガス管とに択一に分岐して接続する切換弁と、前記低圧ガス管に冷媒吸込管が接続されるとともに、前記高圧ガス管に冷媒吐出管が接続される補助圧縮機とを備える切換ユニットと、
一端が前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とに択一に分岐して接続され、他端が液分岐管を介して、前記液管に接続される室内熱交換器を備える複数台の室内ユニットとを備え、前記切換弁は、4つのポートを有する単一の四方弁であり、この四方弁の第1ポートに前記ガス管を接続し、第2ポートに前記高圧ガス管を接続し、第3ポートに前記低圧ガス管を接続し、第4ポートには開度調整弁を有する連結管を介して前記冷媒吸込管に接続したことを特徴とする空気調和装置。 - 前記切換ユニットは、前記室内ユニットに近接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記冷媒吸込管には、前記補助圧縮機と前記切換弁との間で分岐した冷媒吸込分岐管が接続され、この冷媒吸込分岐管の他端を、開度調整弁を介して前記液管に接続したことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
- 前記切換ユニットの前記補助圧縮機は、前記室外ユニットの圧縮機の少なくとも半分の能力を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置。
- 各室内ユニットを冷房主体で冷暖混在運転を実施する場合、前記切換弁は、前記室外ユニットの圧縮機の冷媒吐出管と、前記切換ユニットの補助圧縮機の冷媒吐出管との連通を遮断すること特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和装置。
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