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JP5449925B2 - 耐遅れ破壊性の改善された高強度ボルト及びその製造方法 - Google Patents

耐遅れ破壊性の改善された高強度ボルト及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、耐遅れ破壊性、特に腐食環境下での耐水素脆化特性が改善された高強度ボルト及びその製造方法に関するものである。
鉄鋼材料に応力が負荷されてから一定時間を経過した後に発生する、いわゆる遅れ破壊は、種々の原因が複雑に絡み合っておりその原因を特定することは難しい。しかし、一般的に遅れ破壊は水素脆化現象が主な原因となっていると考えられている。この水素脆化現象に影響を与える因子として、焼戻し温度、組織、材料硬さ、結晶粒度、各種合金元素の影響等が認められているものの、水素脆化防止手段が確立されているわけではなく、種々の方法が試行錯誤されているに過ぎないのが実情である。
例えば特許文献1〜3には、各種合金元素を調整することにより、引張強さが140kgf/mm2以上でも耐遅れ破壊特性に優れた高強度ボルト用鋼が得られることが開示されている。また、特許文献4には鋼中に微細な化合物を分散させることによって、耐遅れ破壊特性を改善できる技術が開示されている。特許文献4では、鋼を焼入れ焼戻しすることによって微細な化合物を多数析出させ、その析出物に鋼中を動き回る水素(拡散性水素)をトラップさせることで耐遅れ破壊特性を改善している。
しかし、近年ではより厳しい腐食環境下における耐遅れ破壊特性が要求されており、従来提案されていた技術には改善の余地があった。
特開昭60−114551号公報 特開平2−267243号公報 特開平3−243745号公報 特許第4031068号公報
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は厳しい腐食環境下においても優れた耐遅れ破壊特性を発揮することのできる高強度ボルト及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を達成した本発明の焼入れ焼戻し高強度ボルトとは、C:0.25〜0.6%(質量%の意味。以下、同じ。)、Si:0.02〜0.45%、Mn:0.2〜0.8%、P:0.02%以下(0%を含まない)、S:0.025%以下(0%を含まない)、Al:0.1%以下(0%を含まない)、N:0.001〜0.02%、Cr:0.05〜2.0%を含有し、更に、Mo:0.5〜2.0%、Ti:0.02〜0.2%、およびV:0.01〜0.50%よりなる群から選ばれる少なくとも2種以上を含有するとともに、TiとVについてはその合計量が0.08%以上であり、残部が鉄および不可避不純物であって、ボルト軸部のオーステナイト結晶粒度番号が9.0以上であり、ボルト軸部の表面にFe及びCrを含有する酸化スケールを有し、該酸化スケールの最小厚さが0.5μm以上で、且つ、平均厚さが1.0〜4.5μmであることを特徴とする。
本発明に係る高強度ボルトは、軸部硬さがHv400以上であることが好ましく、また更にNi:1.0%以下(0%を含まない)および/またはCu:1.0%以下(0%を含まない)を含有することも好ましい。
また、本発明は上記の化学成分組成を有する鋼材をボルトに成型し、870〜960℃に加熱して焼入れした後、O2濃度:10ppm以下であるN2ガス雰囲気下、500〜610℃で焼戻しを行う高強度ボルトの製造方法をも包含する。
本発明によれば、ボルトの軸部にFe及びCrを含有する酸化スケールが適切に形成されているため、Hv400以上(即ち、引張強度で1300MPa以上)の高強度ボルトにおいても、厳しい腐食環境下で優れた耐遅れ破壊特性を発揮することができる。従って、締結部品の小型・軽量化が可能となり、自動車のエンジン部品をはじめとする各種部品の軽量化を通じて、燃費向上とCO2削減に大きく寄与することができる。
本発明例および比較例における焼入れ焼戻し後のスケールの状態を示すSEM写真である。 本発明例および比較例における酸浸漬前、および長時間酸浸漬後のスケールまたは錆の状態を示すEPMA像(X線マイクロアナライザ)である。 本発明例(実験No.8)におけるスケールを示したSEM写真(図3(a))、および特性X線の強度を示すグラフ(図3(b))である。
本発明者は、高強度ボルトの遅れ破壊現象の原因となる水素脆化現象について、特に鋼材の表面状態の影響を検討した。その結果、ボルト製造時の焼入れ焼戻し工程で生成する酸化スケールの種類と厚さを適切に調整することによって、厳しい腐食環境下でも水素の浸入を抑制することができ耐水素脆化特性を向上できることが判明した。
さらに、本発明では合金元素を適切に調整して水素をトラップする作用のある合金化合物を形成させることにより、前記酸化スケールを透過してしまった水素をトラップすることができる。すなわち、水素浸入抑制と、水素トラップという2段機構により、一層の耐遅れ破壊特性の向上が可能となる。
まず、本発明における酸化スケールについて図1、図2を参照しつつ説明する。図1は本発明例および比較例における焼入れ焼戻し後のスケールの状態を示すSEM写真であり、図2は本発明例および比較例における酸浸漬前、および長時間酸浸漬後のスケールまたは錆の状態を示すEPMA(X線マイクロアナライザ)像である。なお、図2における測定条件は、装置:JXA−8800RL(日本電子製)、加速電圧:15kV、照射電流:0.2μAである。大気雰囲気で焼入れ焼戻しを行った比較例では、形成したスケールが不均一であるのに対して、後述するようにO2濃度の低いN2雰囲気下で焼入れ焼戻しを行った本発明例では均一なスケールが形成している(図1)。さらに図2の酸浸漬前の状態から、本発明例の方が表層(スケール)にCrが濃化していることがわかる。本発明における酸化スケールは、Fe及びCrを含有するものであり、主に(Fe、Cr)34を含有する(質量基準で85%以上)他、FeCr24等も含有する。本発明におけるFe−Crスケールとは、EPMAによって分析し、Crを1.5質量%以上、Feを50質量%以上含有するスケールを言うものとする。このFe及びCrを含有する酸化スケール(以下、「Fe−Crスケール」と呼ぶ。)をボルト表面に形成させると、主に以下の三つの作用によって水素の浸入を抑制できると考えられる。
一つ目の作用は、腐食初期の水素の浸入を抑制するという作用である。Fe−Crスケールは、FeO、Fe23、Fe34などの他の酸化スケールに比べて酸浸漬などの腐食環境下での溶解性が低く、腐食初期に地鉄への水素の浸入を抑制できると考えられる。
二つ目の作用は、腐食環境下で長時間経過した後も水素の浸入を抑制するという作用である。この作用には主に(i)地鉄表層のCr濃度が減少していること、および(ii)長時間経過後に形成する錆がα相やアモルファスなどの緻密な錆であることが影響しているものと考えられる。
上記(i)について、Fe−Crスケールが腐食環境下に長時間浸漬されると溶解するため、上記したFe−Crスケールによる水素浸入抑制効果は低減してしまう。一方、ボルトの地鉄表層はCrが焼入れ焼戻し工程で酸化スケール中に拡散してしまっているため、Cr濃度の少ない状態となっている。通常、地鉄中のCrがCr3+となって溶け出すと、FeがFe2+となって溶け出した場合に比べて塩素イオン(Cl-)を強く引き付けることとなり、結果としてH+が引き寄せられる。しかし、本発明においては上述の通り地鉄表層のCrが少ないため、CrよりもFeが溶け出しやすい状態となっており、H+が引き寄せられにくいため、水素の浸入を抑制できるものと考えられる。
上記(ii)について、Feを含有する酸化スケールが腐食環境下に長時間浸漬されると、まずFe(OH)2が生成し、さらに中間生成物を経由してFeOOHを含有する錆が生成する。前記FeOOHは、非晶質または結晶質として存在し得、結晶質の場合はα相、β相、γ相が存在する。通常、FeO、Fe23、Fe34などの酸化スケールを腐食環境下に長時間浸漬した場合はβ相のFeOOHが生成する。β相のFeOOHはα相やアモルファスのFeOOHに比べて疎であるため水素が浸入しやすい上に、さらにβ相は塩素イオン(Cl-)を引き付ける力が強く、結果としてH+が引き寄せられる。しかし本発明では、酸化スケールがCrを含有している場合に前記FeOOHがα相またはアモルファスとなることを見出した。非晶質またはα相のFeOOHは緻密であり水素の浸入を抑制できる。従ってFe−Crスケールは、溶解して錆に変化した場合であっても水素の浸入を抑制できるのである。
上記した長時間経過後の水素浸入について、図2から確認することができる。すなわち、本発明例では地鉄中にClがほとんど確認できないのに対し、比較例では地鉄中にClが浸入しており、その結果水素が浸入しているものと考えられる。
三つ目の作用は、局部電池作用が起こりにくいため腐食を抑制できるという作用である。Fe−Crスケールは、FeO、Fe23、Fe34などの他の酸化スケールに比べて電気伝導率が低いため、局部電池のパスを形成しにくく、局部電池作用による腐食が抑制できる結果、水素が引き寄せられにくく水素の浸入を抑制できるものと考えられる。
上記のような作用を有効に発揮するため、Fe−Crスケールの厚さは、最小厚さが0.5μm以上で、且つ、平均厚さが1.0μm以上と定めた。Fe−Crスケールは、最小厚さが1.0μm以上であることが好ましく(より好ましくは1.5μm以上)、平均厚さが1.5μm以上(より好ましくは2.0μm以上)であることが好ましい。一方、Fe−Crスケールは厚くなりすぎると剥離しやすくなるため平均厚さを4.5μm以下と定めた。Fe−Crスケールの平均厚さは4.0μm以下であることが好ましく、より好ましくは3.5μm以下である。
本発明では、上記Fe−Crスケールによる水素浸入抑制作用に加えて、水素が浸入してしまった場合にはMo系炭化物、Ti系炭化物、V系炭化物、Cr系炭化物によって水素をトラップできるとともに、結晶粒の粗大化を抑制しているため、耐遅れ破壊特性を高めることができる。上記のMo系炭化物、Ti系炭化物、V系炭化物、Cr系炭化物とは、円相当径でおよそ5〜30nmの微細炭化物であって、Mo、Ti、V、Crをそれぞれ含む単独炭化物の他、例えばV−Mo炭化物のようにこれら元素を2種以上含有する複合炭化物も含む。
以下、本発明に係るボルトの化学成分組成および組織について述べる。
C:0.25〜0.6%
Cは、Mo、Ti、V、Crなどと炭化物を形成するとともに、強度を確保する上で必須の元素である。そこでC量を0.25%以上と定めた。特にHv400以上の硬さを実現するためにはC量は0.30%以上が好ましく、より好ましくは0.35%以上である。一方、C量が過剰になると炭化物の粗大化を招くとともに靭性の低下を招くため、耐遅れ破壊特性が劣化する。そこでC量は0.6%以下と定めた。C量は好ましくは0.5%以下であり、より好ましくは0.45%以下である。
Si:0.02〜0.45%
Siは、鋼の溶製時に脱酸剤として作用するとともに、本発明におけるFe−Crスケールを得る上でも重要な元素である。Si含有鋼では、地鉄とスケールとの界面にFe2SiO4がわずかに生成し、アンカー効果によってスケールの密着性が向上する。また、Cと同様に、強度を確保する点でも有用な元素である。そこで、Siを0.02%以上と定めた。Si量は好ましくは0.03%以上であり、より好ましくは0.04%以上である。一方、Si量が過剰になると冷間加工性が劣化するとともに、焼入れ時の熱処理における粒界酸化を助長して遅れ破壊特性を劣化させる。そこでSi量は0.45%以下と定めた。Si量は好ましくは0.3%以下であり、より好ましくは0.2%以下である。
Mn:0.2〜0.8%
Mnは、焼入れ性向上元素であり、強度を確保する上で重要な元素である。そこでMn量を0.2%以上と定めた。Mn量は好ましくは0.3%以上であり、より好ましくは0.4%以上である。一方、Mn量が過剰になると粒界に偏析し粒界強度を弱めるため、耐遅れ破壊特性が劣化する。そこでMn量を0.8%以下と定めた。Mn量は好ましくは0.7%以下であり、より好ましくは0.6%以下である。
P:0.02%以下(0%を含まない)
Pは、粒界偏析を起こして粒界強度を低下させるため、耐遅れ破壊特性を低下させる。そこでP量は0.02%以下と定めた。P量は好ましくは0.015%以下であり、より好ましくは0.010%以下である。P量は少なければ少ない程好ましいが、鋼材の製造コストの増加を招くため0%とすることは難しく、0.001%程度の残存は許容される。
S:0.025%以下(0%を含まない)
Sは、MnSなどの硫化物を形成し鋼中に微細分散するが、S量が過剰になると粗大なMnS等を形成し応力集中箇所となる結果、耐遅れ破壊特性が低下する。そこでS量は0.025%以下と定めた。S量は好ましくは0.010%以下であり、より好ましくは0.005%以下である。S量は、Pと同様に少なければ少ない程好ましいが、鋼材の製造コストの増加を招くため0%とすることは難しく、0.001%程度の残存は許容される。
Al:0.1%以下(0%を含まない)
Alは、鋼中のNと結合してAlNを生成し、結晶粒成長を抑制する効果を有する元素である。結晶粒の微細化により耐遅れ破壊特性の向上が期待できる。このような効果を有効に発揮させるため、Al量は0.010%以上が好ましく、より好ましくは0.020%以上である。一方、Al量が過剰になると酸化物系介在物を生成し、耐遅れ破壊特性を低下させる。そこでAl量は0.1%以下と定めた。Al量は好ましくは0.070%以下であり、より好ましくは0.050%以下である。
N:0.001〜0.02%
Nは、窒化物を形成し結晶粒を微細化させることにより耐遅れ破壊特性の向上に寄与する元素である。そこでN量を0.001%以上と定めた。N量は好ましくは0.002%以上であり、より好ましくは0.004%以上である。一方、N量が過剰になると鋼中に固溶するN量が増大し、耐遅れ破壊特性を低下させる。そこでN量を0.02%以下と定めた。N量は好ましくは0.007%以下であり、より好ましくは0.006%以下である。
Cr:0.05〜2.0%
Crは、耐食性を高める作用を有するとともに、上述したFe−Crスケールを形成することにより水素浸入の抑制に有効な元素である。また靭性および焼入性の向上にも有効である。このような効果を有効に発揮させるために、Cr量は0.05%以上と定めた。Cr量は好ましくは0.07%以上であり、より好ましくは0.1%以上である。一方、Cr量が過剰になると前記効果が飽和するとともに、製造コストの上昇を招く。そこでCr量は2.0%以下と定めた。Cr量は好ましくは1.5%以下であり、より好ましくは1.3%以下である。
Mo:0.5〜2.0%、Ti:0.02〜0.2%、およびV:0.01〜0.50%よりなる群から選ばれる少なくとも2種以上、且つ、TiとVの合計量が0.08%以上
Mo、Ti、Vは、鋼中に浸入した水素のトラップサイトとなる微細な化合物(Mo系化合物、Ti系化合物、V系化合物)を形成する。またこれら元素は焼入性を向上させる作用を有し、鋼材の強度および靭性改善に有効である。こうした効果を有効に発揮させるため、Mo量を0.5%以上、Ti量を0.02%以上、V量を0.01%以上と定めた。Mo量は好ましくは0.6%以上、より好ましくは0.8%以上である。Ti量は好ましくは0.03%以上、より好ましくは0.05%以上である。V量は好ましくは0.03%以上、より好ましくは0.05%以上である。一方、Mo量が過剰になると前記効果が飽和するとともに、変形抵抗の増大により圧造工具寿命の低下をもたらす。またTi量、V量が過剰になると粗大な窒化物や炭化物が生成し、靭性が低下することによって耐遅れ破壊特性が低下する。そこでMo量を2.0%以下、Ti量を0.2%以下、V量を0.50%以下と定めた。Mo量は好ましくは1.5%以下、より好ましくは1.0%以下である。Ti量は好ましくは0.15%以下、より好ましくは0.10%以下である。V量は好ましくは0.4%以下、より好ましくは0.3%以下である。
上記元素のうち、TiおよびVは炭化物、窒化物、炭窒化物を形成することによって結晶粒の粗大化を防止する作用を有する。そこでこのような作用を有効に発揮するためTiとVの合計量は0.08%以上と定めた。TiとVの合計量は好ましくは0.1%以上であり、より好ましくは0.15%以上である。なお、TiとVの合計量とは、Tiが含まれない場合はV単独の量を意味し、Vが含まれない場合はTi単独の量を意味する。
本発明に用いる鋼の基本成分は上記の通りであり、残部は実質的に鉄である。但し、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる不可避不純物が鋼中に含まれることは、当然に許容される。さらに本発明に用いる鋼は、必要に応じて、Niおよび/またはCuを含有していても良い。
Ni:1.0%以下(0%を含まない)および/またはCu:1.0%以下(0%を含まない)
NiおよびCuは、Crと同様に耐食性を向上させ水素浸入を抑制する作用を有する元素である。また、Niについては靭性および焼入性を向上させる上でも有効な元素である。このような効果を発揮させるためにNi量は0.05%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.1%以上、さらに好ましくは0.2%以上である。またCu量は0.05%以上が好ましく、より好ましくは0.1%以上である。一方、Ni量が過剰になると前記効果が飽和するとともに、製造コストの上昇を招く。またCu量が過剰になると前記効果が飽和するとともに、靭性が低下して耐遅れ破壊特性の低下を招く。そこでNi量は1.0%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.7%以下、さらに好ましくは0.5%以下である。Cu量は1.0%以下が好ましく、より好ましくは0.7%以下、さらに好ましくは0.3%以下である。
ボルト軸部のオーステナイト結晶粒度番号:9.0以上
オーステナイト結晶粒を微細化することによって靭性が向上するため、耐遅れ破壊特性が向上できる。そこでボルト軸部のオーステナイト結晶粒度番号を9.0以上と定め、好ましくは10.0以上、より好ましくは12.0以上とする。オーステナイト結晶粒度番号は大きければ大きいほど好ましいが、通常は15.0以下である。
本発明における高強度ボルトは、上記化学成分を有する鋼を通常の溶製法に従って溶製し、鋳造、熱間圧延、伸線した後、球状化焼鈍等の軟質化熱処理を行い、脱スケールと仕上げ伸線の後、冷間圧造または冷間鍛造などによってボルト成型し、さらに焼入れ焼戻し処理することによって製造できる。本発明の高強度ボルトは、上述した通り、ボルト表面にFe−Crスケールを有するとともに、Mo、Ti、V、Crなどの微細炭化物を析出させ、さらに結晶粒を微細化しているところに特徴を有しており、このような高強度ボルトを製造するためには、上記した一連の製造工程において特に焼入れ時の加熱温度、焼戻しの雰囲気、および焼戻し温度を適切に制御することが重要である。各製造条件について以下に説明する。
焼入れ時の加熱温度:870〜960℃
焼入れ時の加熱温度が低すぎると析出硬化型元素(Mo、Ti、V、Cr)が十分に固溶しないため、焼戻し時に十分な量の炭化物が確保できず強度が低下するとともに、鋼中に浸入した水素をトラップする効果が低下する。更に、焼入れ前の炭化物は球状化組織であるため、焼入れ時の加熱温度が低すぎると球状化炭化物が残存し、強度低下や耐食性の低下を招く。一方、焼入れ時の加熱温度が高すぎると結晶粒が粗大化することによって耐遅れ破壊特性が低下する。そこで焼入れ時の加熱温度は870〜960℃とした。焼入れ時の好ましい加熱温度は900〜950℃であり、より好ましくは910〜930℃である。
焼戻し温度:500〜610℃
焼戻し温度が低すぎると、結晶粒界に板状のセメンタイトが析出して粒界強度を低下させるとともに、上記したMo、Ti、V、Crの微細炭化物が十分に析出しないため、耐遅れ破壊特性が低下する。一方、焼戻し温度が高すぎると強度が低下する。そこで焼戻し温度は500〜610℃とする。好ましい焼戻し温度は510〜600℃であり、より好ましくは530〜595℃である。
焼戻し時の雰囲気:O2濃度が10ppm以下のN2雰囲気
本発明の製造方法において、焼入れは大気中で行っており、焼入れの際にボルト表層にFeOなどの酸化スケールが生成する。次いで、焼戻しをするにあたって、大気中で焼戻しを行うと、Fe23やFe34などの酸化スケールとなるのに対し、O2濃度の低いN2雰囲気下で焼戻しすると、焼入れ時に生成した酸化スケールがCrを含有する(Fe、Cr)34主体(質量基準で85%以上)のものに変わるのである。
不活性ガスであるという意味においては、N2の他、Ar等も挙げられるが、本発明においてO2濃度の低いAr雰囲気下の焼戻しでは所望のFe−Crスケールを形成させることはできない。本発明におけるFe−CrスケールがO2濃度の低いN2雰囲気下の焼戻しで形成され、O2濃度の低いAr等の雰囲気下の焼戻しでは形成できない理由は必ずしも明確ではないが、以下のように推測できる。すなわち、N2雰囲気下では窒素がスケールの最表層側(O2−rich側)に窒素酸化物を僅かに作るため、スケールの酸素濃度が下がり、Fe23やFe34などが形成されることなくFe−Crスケールが形成するのに対し、Arは窒素のように酸化物を作ることがないためスケールの酸素濃度は低下せず、Fe−Crスケールを形成させることができないと考えられる。
2ガスには更に特有の作用効果があるものと考えられる。すなわち、N2雰囲気下で焼戻しするとスケール表層にNが濃化し、この濃化したNは腐食環境下でH+と反応してアンモニウムイオン(NH4+)になるため、H+を減少させることができる結果、水素浸入を抑制するものと推測される。
(Fe、Cr)34主体の酸化スケールを形成させるため、N2中のO2濃度は10ppm以下とする。O2濃度は好ましくは5ppm以下であり、より好ましくは1ppm以下である。
焼入れ焼戻しのその他の条件は、上記加熱温度や微細炭化物の析出量等を考慮して適宜設定できるが、例えば以下の範囲から選択することができる。
焼入れ条件
・加熱時の保持時間:10分〜1時間(好ましくは20分〜40分)
・炉内雰囲気:大気
・冷却条件:油冷または水冷
焼戻し条件
・焼戻し時間:30分〜3時間(好ましくは70分〜2時間)
・冷却条件:油冷または水冷
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
表1に示す化学成分の鋼を通常の溶製法に従って溶製し、鋳造した後、熱間圧延を行ってφ12mmの圧延材を得た。ついで、伸線、球状化焼鈍処理(750℃、6時間、冷却速度:10℃/時間)を行い、ボルト成型用としてφ9.7mmの伸線材を得た。該伸線材を冷間鍛造してM8ボルト(JIS B0205およびJIS B0209)の試験片を成型し、表2に示す条件で焼入れ焼戻しした。その他の焼入れ焼戻し条件は、焼入れの加熱時間:45分、冷却条件:油冷、焼戻し時間:90分、冷却条件:水冷とした。
また表2において焼戻し雰囲気をN2としたものは、以下の手順で雰囲気を制御した。まずφ400mm×400mmLの円筒形の炉内(1.013×105Paの大気)をロータリーポンプによって0.4Paまで減圧した。次いで1.013×105PaのN2ガスで置換した。大気中のO2濃度を約21%とすると、置換後のN2雰囲気中の酸素濃度は0.4/(1.013×105)×0.21=0.8×10-6となり、酸素濃度は0.8ppmと算出できる。
上記の各試験片について、下記の要領でボルト軸部の結晶粒度および硬さ、表面スケール状態、耐遅れ破壊特性を評価した。
(1)ボルト軸部の結晶粒度および硬さの測定
試験片を軸部の軸方向に垂直な断面の断面(横断面)で切断後、D/4位置(Dは軸部の直径)の任意の0.039mm2の領域を光学顕微鏡で観察し(倍率:400倍)、JIS G0551に従って結晶粒度番号を測定した。測定は4視野について行い、これらの平均値をオーステナイト結晶粒度とした。また、硬さの測定は、前記結晶粒度測定と同じ領域を、ビッカース硬度計で測定(荷重:10kg)することによって行った。測定は4箇所について行い、これらの平均値をボルト軸部の硬さとした。
(2)表面スケール状態の分析
ボルト表面のスケール状態の分析は、試験片を横断面(軸心に垂直な断面)で切断し樹脂に埋め込み、電界放射型走査電子顕微鏡(日立製作所製、S−4500)を用いて倍率500倍でボルト表面の全周を観察して、特異箇所のないことを確認した上で、90°毎に4箇所を写真撮影し(倍率1000倍)、画像解析でボルト表面のスケール層の面積割合を算出し、スケール層の面積を求めた。その後、スケール層の面積をスケール層直下の地鉄の長さで除すことによって、平均のスケール厚さとし、撮影した4箇所の平均値をスケール層の平均厚さとした。またスケール層の最小厚さは、撮影した4箇所におけるスケール厚さのうち最小のものとした。
さらにスケール層の成分組成の分析について、図3に示す実験No.8の測定例を挙げて説明する。まず倍率1000倍で観察し(図3(a))、倍率を2000倍として各元素のマッピングを行って(図示せず)Crの濃化している箇所を判別し、さらに5000倍に拡大(図3(a))してポイント分析を行い、図3(b)に示すように特性X線強度を測定することによって各成分の組成を求めた。測定は断面に対して90°毎に4箇所行い、検出元素(Fe、Si、Cr、O等)のX線強度比の平均を用いて求めた組成を各実験No.のスケールの成分組成とした。その結果、実験No.8、10、11、13、17、18については、いずれもスケールの成分が、Cr:1.5質量%以上、Fe:50質量%以上であった。なお、図3(b)ではCも検出されているが、これはカーボン蒸着した際のCや、埋め込み樹脂中のCに起因するものである。
(3)耐遅れ破壊特性の評価
各試験片を35%HCl溶液に30分間浸漬し、水洗・乾燥させた後、0.01mm/minの低歪み速度引張試験を行った。この試験では、前記した通り35%HCl溶液もの高濃度のHCl溶液に浸漬しているため、通常の腐食環境下で長時間浸漬した状態を模擬することができる。引張試験は試験片が破断するまで行い、破断時の伸びを、酸浸漬しなかった試験片と比較し、(破断伸び比)=(酸浸漬後の破断伸び)/(酸浸漬しなかった試験片の破断伸び)によって耐遅れ破壊特性を評価した。
結果を表2に示す。
表2の実験No.8、10、11、13、17、18は化学成分組成、製造方法ともに適切に制御されているため、高強度を示すとともに、結晶粒度、スケールの厚みが適切な範囲となり、耐遅れ破壊特性が良好であった。
これに対し、実験No.1〜7、9、12、14〜16、19〜28は化学成分組成または製造方法が適切でなかったため、強度、結晶粒度、スケールの厚みのいずれかが本発明範囲を外れる結果となり、耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.1〜6は大気中で焼戻しを行ったため、さらに実験No.1については焼戻し温度が低かったためスケールの厚みが十分でなく、耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.7は焼戻し温度が低かったため、Mo、Ti、V、Crの炭化物の析出が不十分となり耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.9は焼入れ焼戻し後に表面スケール層を切削加工で除去した例であり、水素浸入を抑制するスケールが存在しないため、耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.12は焼入れ時の加熱温度が高かった例であり、結晶粒が粗大化して靭性が低下したため耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.14は焼戻し温度が高かった例であり、強度が不十分となった。
実験No.15、16は焼戻し雰囲気をそれぞれAr、H2にした例であり、スケールの厚みが不十分だったために耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.19〜21は、Mo、Ti、Vのいずれかが少なかった例であり、これら元素の炭化物の析出が不十分であったため、水素トラップ作用が不十分であり耐遅れ破壊特性が不十分となった。また、TiおよびVの合計量が少なかったために結晶粒度番号が小さくなり強度が低下した。
実験No.22は、Mn量が多かった例であり、粒界強度が低下することによって耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.23は、Si量が多かった例である。Si量が多いためFeOに加えて、脆いFe2SiO4が生成し、スケールにクラックが発生して耐食性が低下するとともに、地鉄表層に粒界酸化が認められ、粒界強度の低下によって耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.24、25はそれぞれP量、S量が多かった例であり、粒界強度が低下することによって耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.26は、TiおよびVの合計含有量が少なかった例であり、焼入れ時に結晶粒が粗大化して靭性が低下したため、耐遅れ破壊特性が不十分となった。
実験No.27、28は、それぞれTi、Vが多かった例であり、これら元素の炭化物が粗大となり水素トラップサイトとしての機能が十分に発揮されず、耐遅れ破壊特性が不十分となった。またNo.28は、No.23と同様にSi量が多かったためスケールにクラックが発生した。

Claims (5)

  1. C :0.25〜0.6%(質量%の意味。以下、同じ。)、
    Si:0.02〜0.45%、
    Mn:0.2〜0.8%、
    P :0.02%以下(0%を含まない)、
    S :0.025%以下(0%を含まない)、
    Al:0.1%以下(0%を含まない)、
    N :0.001〜0.02%、
    Cr:0.49〜2.0%を含有し、
    更に、Mo:0.5〜2.0%およびV:0.01〜0.50%を含有し、残部が鉄および不可避不純物であって、
    ボルト軸部のオーステナイト結晶粒度番号が9.0以上であり、
    ボルト軸部の表面にFe及びCrを含有する酸化スケールを有し、該酸化スケールの最小厚さが0.5μm以上で、且つ、平均厚さが1.0〜4.5μmであることを特徴とする焼入れ焼戻し高強度ボルト。
  2. 更にTi:0.02〜0.2%を含有し、TiとVの合計量が0.08%以上である請求項1に記載の高強度ボルト。
  3. 軸部硬さがHv400以上である請求項1または2に記載の高強度ボルト。
  4. 更にNi:1.0%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の高強度ボルト。
  5. 請求項1、2、4のいずれかに記載の化学成分組成を有する鋼材をボルトに成型し、
    870〜960℃に加熱して焼入れした後、
    2濃度:10ppm以下であるN2ガス雰囲気下、500〜610℃で焼戻しを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の高強度ボルトの製造方法。
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