JP5334221B1 - 熱応答試験および揚水試験の解析方法および解析プログラム - Google Patents
熱応答試験および揚水試験の解析方法および解析プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5334221B1 JP5334221B1 JP2012109666A JP2012109666A JP5334221B1 JP 5334221 B1 JP5334221 B1 JP 5334221B1 JP 2012109666 A JP2012109666 A JP 2012109666A JP 2012109666 A JP2012109666 A JP 2012109666A JP 5334221 B1 JP5334221 B1 JP 5334221B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- analysis
- test
- thermal response
- value
- response test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 title claims abstract description 260
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 title claims abstract description 181
- 230000004044 response Effects 0.000 title claims abstract description 135
- 238000005086 pumping Methods 0.000 title claims description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 44
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000002939 conjugate gradient method Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000005457 optimization Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 claims description 53
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 41
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 31
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 claims description 26
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 23
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 19
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 18
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 10
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 27
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 12
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 6
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 4
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 4
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 4
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000011065 in-situ storage Methods 0.000 description 3
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 3
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 3
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 241001045988 Neogene Species 0.000 description 1
- 241000512294 Thais Species 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000013101 initial test Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000005065 mining Methods 0.000 description 1
- 101150091879 neo gene Proteins 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000001932 seasonal effect Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 238000007655 standard test method Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 230000036962 time dependent Effects 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
【解決手段】熱応答試験の解析方法では、コンピュータに熱応答試験による測定値を入力する。コンピュータにはパラメータ同定プログラムがインストールされており、当該同定プログラムにより、パウエルの共役傾斜法に基づく非線形最適化法を用いて、同定対象のパラメータに任意の値を設定して、指数関数の積分形で与えられる熱応答試験用の解析解を第30項まで計算して地層の温度上昇量を算出する温度上昇量の算出し、算出値と熱応答試験によって得られた測定値との誤差を算出し、この誤差が最小となるようにパラメータの値を変更する処理を繰り返すことでパラメータを同定する。同定後のパラメータを用いて地層の熱伝導率を算出できる。
【選択図】図4
Description
数に基づく解析的手法、および有限差分法や有限要素法を用いた数値モデルによる解析法がある。熱応答試験の解析的手法において最も一般的に用いられている手法としては、データ観測の簡便さや解析の容易さより、Kelvinの線源関数に基づいた作図法が挙げられる。作図法では循環時における熱媒体の温度データの経時変化を用いる方法と循環停止後の地中温度の回復データを用いる方法があるが、循環時のデータを用いる解析が一般的に行われている。以下にKelvinの線源関数に基づいた熱応答試験の解析理論を説明する。
なる。
(1)誤差が許容範囲とされている2.5%となる時間tか不明のため、傾きmを決定する直線区間の選定に明確な基準は無く、どの区間のデータを直線部と定めるかは解析を行う人の主観によるため、解析結果が人によって異なる。
(2)初期段階のデータは全て捨ててしまうため、試験期間を長くとる必要があり、コストアップにつながる。
(3)作図法に用いられている解析解は、地下水流動、地温勾配を考慮していない。そのため、地下水流れがある場合、地温勾配がある場合には、正確な熱伝導率を求めることができない。したがって、熱応答試験の解析により求まる熱伝導率は、しばしば誤差を含んだ見かけの熱伝導率となる。
本発明においては熱応答試験あるいは揚水試験の解析方法では、最適化手法による逆解析を利用している。先に述べたように、地下水モデルによる正解析は透水量係数や熱伝導率あるいは分散係数などを既知パラメータとして、地下水位、地下水温、物質の濃度などを計算する構造になっている。しかし、こうしたパラメータを直接精度よく測定することは難しく、むしろ解として得られるべき濃度や地下水温の方が容易に、精度よく観測・測定が可能である。本発明では、地下水位や地下水温などの実測値に計算値が一致するように非線形最適化手法を用いて、各種パラメータを同定する逆解析を採用している。逆解析では、まず目的関数を設定し、それらを最小化することによって各パラメータが得られる。
熱応答試験の解析解は以下の式(21)〜(23)で表せる。
ラフでは漸近解の項を第30項まで増加させたグラフを描かせているが、第16項以降は正確解とほとんど一致している。
次に、熱応答試験においてΔT、QH、bは観測データとして既知であり、r、ρc、λが未知の状態である。本発明では、求めるパラメータを次のようにα1、α2として、共役傾斜法を組み込んだ同定プログラムにより逆解析を行う。
次に、熱応答試験と揚水試験は、両者とも熱伝導理論を基として、解析解を導いている。そのため、本発明の熱応答試験の解析方法および解析プログラムは揚水試験の解析にも適応することが可能である。以下に、揚水試験解析解と熱応答試験解析解の同一性を説明する。
次式を得た。以上の初期条件、境界条件のもとで式(31)を解くと次式(39)〜(41)のようになる。
(1)Powellの共役傾斜法を適用した逆解析を用いることで、従来の作図法とは異
なり、客観的かつ精度良く、熱応答試験および揚水試験におけるパラメータを評価することができる。
(2)熱応答試験の解析においては、熱伝導率に加えて、従来の解析では求めることのできなかった体積熱容量も求めることが可能である。
(3)準解析解を用いることで従来の近似解では評価できなかった初期段階の試験結果を再現できるので、従来の作図法に比べて、試験期間の大幅な短縮を図ることができ、これにより、コスト縮減も図ることができる。
(4)本発明の解析プログラムを用いることにより、従来手法に比べてパーソナルコンピュータを用いて簡便にパラメータを同定できる。
(5)地温勾配、地下水流動によるf/N値、熱伝導率への影響を確認できる。
(6)試験の初期段階のデータを用いることで、流動や地温勾配に影響されない熱伝導率を求めることができる。
(7)本発明の熱応答試験の解析方法および解析プログラムによって得られる解析結果を用いて、準解析解により熱移動分布を描かせることで、適正な井戸配置を決定できる。
本発明者等は、熱応答試験の解析法として採用した共役傾斜法によるパラメータ同定の手法を実行するために開発した同定プログラムをテストケースに適用し、当該同定プログラムの妥当性を検証した。
開発した共役傾斜法を用いたパラメータの同定プログラムの妥当性の検証は以下の手順で実施した。
1)図3.1に一覧表として示す2つのテストケースにおいて、2つのパラメータα1、α2に対して予め任意の値を与え、計算ソフト「Excel」で準解析解(式(24)〜(26)、第30項まで考慮)を用いて計算する。時間当たりの温度変化量を検証データに用いる。
2)同定パラメータとするα1(=br2(ρc))とα2(=bλ)について、予め与えた任意の値以外の値を初期値として与える。
3)逆解析によりパラメータα1、α2を同定する。
4)DIF≦0.0000001を計算終了条件とする。
(DIF=Fi−Fi−1:i番目のF値とi−1番目のF値の差分)
<テストケース1>
図3.2は探索回数におけるF値、DIF値を示すグラフであり、図3.3は探索回数におけるbλ、br2(ρc)を示すグラフであり、図3.4は逆解析より求めたパラメータα1、α2を使った計算値と設定値との比較を示すグラフである。また、図3.5は解析結果の一覧表である。
図3.6は探索回数におけるF値、DIF値を示すグラフであり、図3.7は探索回数におけるα2(=bλ)、α1(=br2(ρc))を示すグラフであり、図3.8は逆解析より求めたパラメータα1、α2を使った計算値と設定値との比較を示すグラフである。また、図3.9は解析結果の一覧表である。
本発明者等は、3地点で実施した熱応答試験について、本発明による共役傾斜法を用いたパラメータの同定プログラムを用いて解析を行った。以下に、使用した熱応答試験装置の構成および試験の実施手順を説明し、次に、熱応答試験を行った3箇所での現場サイトの地質条件、試験条件および解析結果を説明する。
図4は、熱応答試験の実測値から地盤の熱伝導率を算出するための熱応答試験装置の一例を示す全体構成図である。熱応答試験装置1は、主にクローズド型方式における垂直型地中熱交換井Aを対象とした公知の構成のものであり、熱媒体を加熱し、循環を行うための循環系2と、熱媒体温度・消費電力・循環流量などを計測する計測系3より構成される。循環系2の主な構成要素は循環ポンプ4、電気ヒーター5、水タンク6などで、計測系3は温度センサー7、8、9、流量計10、データロガー11、パーソナルコンピュータ12などである。
熱応答試験装置1を用いた、垂直型U字管式地中熱交換井における熱応答試験の実施手順を以下に示す。
(1)熱交換井掘削・仕上げ後は最低3日間熱交換井を放置し、地温を自然状態へ回復させる。試験を行う熱交換井周辺において、他の掘削工事が行なわれていないことを確認し、近隣での地下水のくみ上げが行われている場合にはそれを休止しておく。
(2)熱応答試験装置1を設計する前に、±0.1℃も感度を持つ温度計を用いて坑位内温度(自然地温)を地表から坑底まで測定する。測定深度感覚は10m以下が望ましい。(3)断熱を施したホース等で熱応答試験装置1と熱交換井Aを接続し、配管3内を熱媒体で満たした後、エア抜きをする。熱媒体としては、安価で取り扱いが容易な水が適当であるが、システム完成後に実際に使用する熱媒体を使用してもよい。
(4)温度センサー7〜9、流量計10をデータロガー11に接続する。熱媒体の熱交換井出入口温度の測定は熱交換井の出入口にできるだけ近い位置(可能ならば地表面以下)で行うのが望ましい。
(5)熱媒体を充填して数時間放置し、熱媒体温度が地層温度と等しくなった後、ヒーター5への通電、熱媒体の循環を開始する。流速はシステム実使用時と同等の流速とするが、熱媒体の流速が乱流域(U字管16の直径長さを代表長さとして計算したレイノルズ数が2,300以上)となること、温度測定の測定誤差(±0.1℃)を考慮して可能であれば熱交換井出入口での温度差が4℃以上生じるよう設定することが望ましい。
(6)ヒーターによる熱負荷は実際に設置予定のGeoHPシステムの負荷に近い大きさとし、加熱期間は標準で60時間、最短で48時間が推奨されている。
(7)循環終了後は熱応答試験装置1と地上配管13の水抜きをし、熱応答試験装置1を撤収する。
(1)地質条件
図5.1は、熱応答試験を行った第1地点における深井戸の掘削データを元にした断面図である。第1地点付近の地質は主に砂礫層から構成されており、所々に粘土層・粘土混り砂層砂礫層を挟んでいる。このうち砂礫層が帯水層となり、粘土層・粘土混り砂層砂礫層が不(難)透水層となっている。
第1地点における熱応答試験は2回実施し、試験実施期間は、1回目が2011年3月25〜28日であり、2回目が2011年11月17〜20日である。図5.2および図5.3に、それぞれの加熱期間、平均加熱量、平均流量、地中熱交換井有効深度、地中熱交換井初期温度、充填剤、調査孔直径、使用したUチューブを示す。また、図5.4に、使用した測定機器と熱応答試験装置の諸元を示す。第1回目、第2回目とも同様の測定機器を用いて試験を実施している。
<第1地点での第1回目(2011年3月25日〜28日)>
図5.5は、熱応答試験により得られた測定データ(往き温度、還り温度、平均温度、流量、加熱量、外気温)を示すグラフである。加熱期間は2011年3月25日〜28日の3日間で、平均加熱量は3557(W)、平均流量は20.9(L/min)、有効深度は76.0(m)であった。加熱前の地層温度は約14.1(℃)で安定していたが、試験開始72時間後には往き温度約26.5(℃)、還り温度約23.5(℃)となった。
図5.9は、熱応答試験により得られた計測データ(往き温度、還り温度、平均温度、流量、加熱量、外気温)を示すグラフである。加熱期間は2011年11月17日〜20日の3日間で、平均加熱量は3,964(W)、平均流量は20.2(L/min)、有効深度は76.0mであった。加熱前の地層温度は約14.1℃で安定していたが、試験開始72時間後には往き温度約27.0℃、還り温度約24.0℃であった。
第2地点における熱応答試験は2010年12月24日〜29日に実施されものである。以下に、現場サイトの地質条件、熱応答試験条件、同定結果について説明する。
熱応答試験を行った第2地点ではコアボーリングによる地質確認は実施されていないため、採掘時の状況および既存資料などから、地質が想定されている。今回の掘削により想定される地質は、粘土や玉石などを混入する砂礫層を主体として構成されているものとみられるが、図6.1に示すように、深度80m付近以降で温度検層による温度上昇勾配が高くなる現象が認められることから、基盤岩とみられる新第三系の岩盤に変化している可能性が高い。なおUチューブ設置深度は143.75mである。
熱交換井初期温度、充填剤、調査孔直径、使用したUチューブを示す一覧表である。なお、使用した測定機器と熱応答試験装置の諸元は、第1地点における場合と同様である(図5.4参照)。
図6.3は、熱応答試験により得られた計測データ(往き温度、還り温度、平均温度、流量、加熱量、外気温)を示すグラフである。加熱期間は2010年12月24日〜27日の3日間で、平均加熱量は5,716(W)、平均流量は10.4(L/min)、有効深度は143.75mであった。加熱前の地層温度は約16.8℃で安定していたが、試験開始72時間後には往き温度約34.0℃、還り温度約26.0℃となった。
第3地点における熱応答試験は、2011年10月13日〜16日に実施された。以下に、地質条件、熱応答試験条件、同定結果について説明する。
第3地点は地下水が豊富であること、また地下水流れが存在することが予測される地点である。今回熱応答試験を実施した井戸は深度99mまでUチューブが挿入されている。また、地質構造については詳細な資料が得られなかったため、ここでは記述しない。
図7.1は、加熱期間、平均加熱量、平均流量、地中熱交換井有効深度、地中熱交換井初期温度、充填剤、調査孔直径、使用したUチューブを示す一覧表である。なお、使用した測定機器と熱応答試験装置の諸元は、第1地点における場合と同様である(図5.4参照)。
図7.2は、熱応答試験により得られた計測データ(往き温度、還り温度、平均温度、流量、加熱量、外気温)を示すグラフである。加熱期間は2011年10月13日〜16日の3日間で、平均加熱量は4,667(W)平均流量は10.4(L/min)であった。有効深度は99.0mである。加熱前の地層温度は約17.8℃で安定していたが、試験開始72時間後には往き温度約28.8℃、還り温度約25.8℃となった。
当たりに対する誤差)は0.187(℃)で、第1地点での結果と比較すると、大きい結果を示した。これは、熱伝導理論で考慮されていない地下条件もしくは熱移動現象が存在するためだと考えられる。なお、今回の逆解析時に使用したデータ数は4,338(個)である。
(1)解析精度および体積熱容量の算出
第1地点における2回の熱応答試験と、その結果の逆解析法による解析結果からは、非常に誤差が小さく、精度の高い解析結果が得られていることが分かる。また、従来は求めることのできなかった体積熱容量も、r(井戸からの距離)が分かれば求められる。
図8.1は、第1地点における2回の熱応答試験の解析結果を示す一覧表である。それぞれの結果を比較すると、第1回目では熱伝導率が2.33(W/m/K)であるのに対して、第2回目では熱伝導率が2.51(W/m/K)とやや大きくなっている。2回共に同井戸で試験を行っているため、その違いについて考察する。両試験日の地下水位は季節変動により、第1回目の方が第2回目の場合よりも1.5(m)の地下水位が深かったことが確かめられている。
図8.2は、第1地点における第2回目の解析結果と第2地点の解析結果を示す一覧表である。両者を比較すると、第2地点の熱伝導率は1.79(W/m/K)、第1地点の第2回目の熱伝導率は2.51(W/m/K)で、第2地点の熱伝導率の方が小さい値となった。また、f/N値(データ1つ当たりの誤差)は第2地点が0.158(℃)、第1地点の第2回目は0.056(℃)で、第2地点の方がデータ1つ当たり約3倍の誤差となった。
図8.4は、第1地点の第2回目の解析結果と第3地点の解析結果を示す一覧表である。両者を比較すると、第3地点の熱伝導率は3.01(W/m/K)、第1地点の熱伝導率は2.51(W/m/K)で、第3地点の熱伝導率の方が大きい値を示した。また、f
/N値(データ1つ当たりの誤差)は、第3地点が0.186(℃)、第1地点が0.056(℃)で、第3地点の方が理論解と実測値の乖離大きくなった。
考察(4)で述べたように、今回の解析では、熱の移動は全て熱伝導によって行われると仮定しているため、熱伝導以外の移動がある場合、計算値と実測値の差は大きくなってしまう。しかしながら、熱伝導率以外の移動がある場合でも、温度が立ち上がり始めた初期段階では温度勾配が大きいため、熱伝導による移動が支配的である。従って、初期段階のデータを用いて解析を行うことで、真の熱伝導率を求めることができる。
本発明の逆解析による解析法では、準解析解を用いることで、従来の近似解では評価できなかった初期段階の試験結果が活用できる。このため、従来の方法よりも短い試験期間で良好な解析結果を得られる可能性がある。ここでは、逆解析法で使用していたデータ数
を段階的に減らして解析を行った場合の解析結果の精度の検討を行う。
試験期間を0.5日刻みで、3.0日,2.5日,2.0日,1.5日,1.0日と段階的に減らした場合の熱伝導率とf/N値(データ1つ当たりの誤差)をそれぞれ図9.1と図9.2に示す。図9.3は解析結果のまとめである。図9.3より、試験期間を短縮した場合でも熱伝導率λ(W/m/K)に大きな違いは見られず、f/N値(データ1つ当たりの誤差)も0.077〜0.071(℃)と小さく、精度の高い解析結果が得られた。
試験期間を0.5日刻みで、3.0日,2.5日,2.0日,1.5日,1.0日と段階的に減らした場合の熱伝導率とf/N値(データ1つ当たりの誤差)をそれぞれ図9.5と図9.6に示す。図9.7は解析結果のまとめである。
第2地点で実施された別応答試験において、試験期間を0.5日刻みで3.0日,2.5日,2.0日,1.5日,1.0日と段階的に減らした場合の熱伝導率とf/N値(データ1つ当たりの誤差)をそれぞれ図9.9と図9.10に示す。図9.11は解析結果のまとめである。
第3地点で実施された熱応答試験において、試験期間を0.5日刻みで3.0日,2.5日,2.0日,1.5日,1.0日と段階的に減らした場合の熱伝導率とf/N値(データ1つ当たりの誤差)をそれぞれ図9.13と図9.14に示す。図9.15は解析結果のまとめである。
次に、熱応答試験が行われた第1地点において、2011年1月18日に行われた揚水試験に本発明の同定プログラムを適応した場合の結果について考察する。
第1帯水層、第2帯水層、それぞれの井戸能力を把握するため、層別揚水試験を行った。実施日は2011年1月18日である。図10.1と図10.2に、各帯水層における揚水時間、揚水量、帯水層厚、揚水井と観測井との距離について示す。
a)第1帯水層
第1帯水層での揚水試験結果を図10.3に示す。揚水井から3.8mの距離にある観測井の地下水位の変動を表している。地下水位は1min後から減少を続け、65minで、0.246mの水位降下が確認されている。65min以降は水位の変化がほとんど見られなくなったため、120minで試験を終了している。
第2帯水層での揚水試験結果を図10.6に示す。揚水井から3.8mの距離にある観測井の地下水位の変動を表している。地下水位は1min後から減少を続け、90minで、0.240mの水位降下が確認されている。90min以降は水位の変化がほとんど見られなくなったため、160minで試験を終了している。
2 循環系
3 計測系
4 循環ポンプ
5 電気ヒーター(加熱用ヒーター)
6 水タンク
7〜9 温度センサー
10 流量計
11 データロガー
12 パーソナルコンピュータ
Claims (12)
- 熱応答試験によって測定された調査対象の地盤における温度上昇量の経時変化に基づき前記地盤の熱交換特性を評価する熱応答試験の解析方法であって、
地盤の温度上昇量を式(A)で表されるKelvinの線源関数で規定し、当該線源関数の近似式として、指数積分E(X)のべき級数展開式における少なくとも第16項まで採用した近似式を使用し、
パウエルの共役傾斜法に基づく非線形最適化法を用いて、前記近似式に含まれる未知のパラメータを所定の値に設定した場合に得られる温度上昇量の計算値Trと、前記熱応答試験によって測定された温度上昇量の実測値Triとの誤差が最小となるように、前記パラメータの逆解析を行い、
当該逆解析においては、同定対象の前記パラメータを、前記線源関数における未知量である半径r、密度ρ、比熱cおよび熱伝導率λを用いて、次式(B)、(C)で表されるα1およびα2とし、
前記逆解析によって同定された前記パラメータα1およびα2を用いて、前記地盤の熱伝導率λおよび体積熱容量ρcのうち、少なくとも熱伝導率λを算出することを特徴とする熱応答試験の解析方法。 - 請求項1において、
Kelvinの線源関数の近似式として、指数積分E(X)のべき級数展開式における第30項まで採用した近似式を用いることを特徴とする熱応答試験の解析方法。 - 請求項1または2において、
同一地点について異なる時点において行われた少なくとも2回の熱応答試験の実測値を用いて、それぞれの時点における同一地点における地層の熱伝導率を算出し、
それぞれの時点における地下水位の変化の有無を判断するための指標として、算出された前記熱伝導率の差を求めることを特徴とする熱応答試験の解析方法。 - 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記熱応答試験によって得られた実測値を、試験開始時点から所定時間経過した時点までの初期段階データと、当該時点以後の後半部データに分け、
前記初期段階データを用いて熱伝導率および、式(D)により表されるデータ1つ当りの誤差であるf/N値を算出すると共に、前記後半部データを用いて熱伝導率および、前記f/N値を算出し、
地層深度方向の地熱勾配の有無、あるいは、地下水流動の有無を判断するための指標として、算出した2つの熱伝導率の差、および算出した2つのf/N値の差をそれぞれ求めることを特徴とする熱応答試験の解析方法。 - 熱応答試験によって測定された調査対象の地盤における温度上昇量の経時変化に基づき前記地盤の熱交換特性を評価するために用いる熱応答試験の解析プログラムであって、
コンピュータを、地盤の温度上昇量を、式(A)で表されるKelvinの線源関数の近似式として、指数積分E(X)のべき級数展開式における少なくとも第16項まで採用した近似式を用いて演算を行う演算手段として機能させ、
コンピュータを、パウエルの共役傾斜法に基づく非線形最適化法を用いて、前記近似式に含まれる未知のパラメータを所定の値に設定した場合に得られる温度上昇量の計算値Trと、前記熱応答試験によって測定された温度上昇量の実測値Triとの誤差が最小となるように、前記パラメータの逆解析を行う逆解析手段として機能させ、
当該逆解析手段においては、同定対象の前記パラメータを、前記線源関数における未知量である半径r、密度ρ、比熱cおよび熱伝導率λを用いて、式(B)、(C)で表されるα1およびα2とし、
さらに、コンピュータを、前記逆解析によって同定された前記パラメータα1およびα2を用いて、前記地盤の熱伝導率λおよび体積熱容量ρcのうち、少なくとも熱伝導率λを算出する算出手段として機能させることを特徴とする熱応答試験の解析プログラム。 - 請求項5において、
Kelvinの線源関数の前記近似式として、指数積分E(X)のべき級数展開式における第30項まで採用した近似式を用いることを特徴とする熱応答試験の解析プログラム
。 - 請求項5または6において、
前記逆解析手段および前記算出手段によって、同一地点について異なる時点において行われた少なくとも2回の熱応答試験の実測値を用いて、それぞれの時点における同一地点における地層の熱伝導率を算出し、
さらに、コンピュータを、それぞれの時点における地下水位の変化の有無を判断するために、算出された熱伝導率の差を算出する熱伝導率差算出手段として機能させることを特徴とする熱応答試験の解析プログラム。 - 請求項5ないし7のうちのいずれかの項において、
前記逆解析手段は、前記熱応答試験によって得られた実測値を、試験開始時点から所定時間経過した時点までの初期段階データと、当該時点以後の後半部データに分け、前記初期段階データを用いて熱伝導率および、式(D)により表されるデータ1つ当りの誤差であるf/N値を算出すると共に、前記後半部データを用いて熱伝導率および、前記f/N値を算出し、
さらに、コンピュータを、地層深度方向の地熱勾配の有無、あるいは、地下水流動の有無を判断するために、算出した2つの熱伝導率の差、および算出した2つのf/N値の差をそれぞれ求める差分算出手段として機能させることを特徴とする熱応答試験の解析プログラム。 - 揚水試験によって測定された調査対象の地盤における地下水位低下量の経時変化に基づき前記地盤の地下水流動特性を評価する揚水試験の解析方法であって、
地盤の地下水位低下量を式(E)で表されるタイスの井戸関数で規定し、当該井戸関数の近似式として、指数積分W(u)のべき級数展開式における少なくとも第16項まで採用した近似式を使用し、
パウエルの共役傾斜法に基づく非線形最適化法を用いて、前記近似式に含まれる未知のパラメータを所定の値にそれぞれ設定した場合に得られる地下水位低下量の計算値と、前記揚水試験によって測定された地下水位低下量の実測値との誤差が最小となるように、前記パラメータの逆解析を行い、
当該逆解析においては、同定対象の前記パラメータを、前記井戸関数における未知量である半径r、透水量係数Tおよび貯留係数Scを用いて、次式で表されるα1およびα2とし、
α1=r2Sc
α2=T
前記逆解析によって同定された前記パラメータα1およびα2から、前記地盤の透水量係数Tおよび貯留係数Scのうち、少なくとも透水量係数Tを算出することを特徴とする揚水試験の解析方法。 - 請求項9において、
タイスの井戸関数の前記近似式として、指数積分W(u)のべき級数展開式における第30項まで採用した近似式を用いることを特徴とする揚水試験の解析方法。 - 揚水試験によって測定された調査対象の地盤における地下水位低下量の経時変化に基づき前記地盤の地下水流動特性を評価するために用いる揚水試験の解析プログラムであって、
コンピュータを、地盤の地下水位低下量を式(E)で表されるタイスの井戸関数の前記近似式として、指数積分W(u)のべき級数展開式における少なくとも第16項まで採用した近似式を用いて演算を行う演算手段として機能させ、
コンピュータを、パウエルの共役傾斜法に基づく非線形最適化法を用いて、前記近似式に含まれる未知のパラメータを所定の値にそれぞれ設定した場合に得られる地下水位低下量の計算値と、前記揚水試験によって測定された地下水位低下量の実測値との誤差が最小となるように、前記パラメータの逆解析を行う逆解析手段として機能させ、
当該逆解析手段においては、同定対象の前記パラメータを、前記井戸関数における未知量である半径r、透水量係数Tおよび貯留係数Scを用いて、次式で表されるα1およびα2とし、
α1=r2Sc
α2=T
さらに、コンピュータを、前記逆解析によって同定された前記パラメータα1およびα2から、前記地盤の透水量係数Tおよび貯留係数Scのうち、少なくとも透水量係数Tを算出する算出手段として機能させることを特徴とする熱応答試験の解析プログラム。 - 請求項11において、
タイスの井戸関数の前記近似式として、指数積分W(u)のべき級数展開式における第30項まで採用した近似式を用いることを特徴とする揚水試験の解析プログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012109666A JP5334221B1 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 熱応答試験および揚水試験の解析方法および解析プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012109666A JP5334221B1 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 熱応答試験および揚水試験の解析方法および解析プログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP5334221B1 true JP5334221B1 (ja) | 2013-11-06 |
| JP2013238419A JP2013238419A (ja) | 2013-11-28 |
Family
ID=49679052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012109666A Expired - Fee Related JP5334221B1 (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 熱応答試験および揚水試験の解析方法および解析プログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5334221B1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109726374A (zh) * | 2017-10-30 | 2019-05-07 | 中国石油化工集团公司 | 水热型地热井水温深度图版的建立方法及应用方法 |
| WO2021238037A1 (zh) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 | 一种利用等效温度模拟区域地热分布的模拟系统及方法 |
| WO2023120508A1 (ja) | 2021-12-22 | 2023-06-29 | サントリーホールディングス株式会社 | 情報処理装置、水収支情報取得方法及びプログラム |
| CN116401883A (zh) * | 2023-04-14 | 2023-07-07 | 中南大学 | 用于地埋管换热器中断热响应测试的参数反演方法及系统 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9638586B2 (en) * | 2014-03-04 | 2017-05-02 | Underground Systems, Inc. | Dynamic wide-area earth thermal properties and earth ambient temperature determination system |
| JP6230025B2 (ja) * | 2014-07-04 | 2017-11-15 | 国立大学法人信州大学 | 熱応答試験の解析方法および解析プログラム |
| JP7458611B2 (ja) * | 2020-11-06 | 2024-04-01 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 土壌中の熱伝導率の評価方法、評価装置、評価プログラム地中熱ヒートポンプシステムの設置支援方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003004680A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Misawa Kankyo Gijutsu Kk | 地中熱交換器の熱応答試験方法および同装置 |
| US8122951B2 (en) * | 2005-02-28 | 2012-02-28 | Schlumberger Technology Corporation | Systems and methods of downhole thermal property measurement |
| JP4756275B2 (ja) * | 2006-10-11 | 2011-08-24 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 多層材料の温度応答算出方法 |
-
2012
- 2012-05-11 JP JP2012109666A patent/JP5334221B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109726374A (zh) * | 2017-10-30 | 2019-05-07 | 中国石油化工集团公司 | 水热型地热井水温深度图版的建立方法及应用方法 |
| CN109726374B (zh) * | 2017-10-30 | 2023-03-10 | 中国石油化工集团公司 | 水热型地热井水温深度图版的建立方法及应用方法 |
| WO2021238037A1 (zh) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 | 一种利用等效温度模拟区域地热分布的模拟系统及方法 |
| WO2023120508A1 (ja) | 2021-12-22 | 2023-06-29 | サントリーホールディングス株式会社 | 情報処理装置、水収支情報取得方法及びプログラム |
| CN116401883A (zh) * | 2023-04-14 | 2023-07-07 | 中南大学 | 用于地埋管换热器中断热响应测试的参数反演方法及系统 |
| CN116401883B (zh) * | 2023-04-14 | 2023-09-26 | 中南大学 | 用于地埋管换热器中断热响应测试的参数反演方法及系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2013238419A (ja) | 2013-11-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Huang et al. | Field test and numerical investigation on deep coaxial borehole heat exchanger based on distributed optical fiber temperature sensor | |
| Signorelli et al. | Numerical evaluation of thermal response tests | |
| Fujii et al. | An improved thermal response test for U-tube ground heat exchanger based on optical fiber thermometers | |
| Raymond et al. | A review of thermal response test analysis using pumping test concepts | |
| JP5334221B1 (ja) | 熱応答試験および揚水試験の解析方法および解析プログラム | |
| Guo et al. | Investigation on the thermal response of full-scale PHC energy pile and ground temperature in multi-layer strata | |
| Zhang et al. | Actively heated fiber optics based thermal response test: A field demonstration | |
| Choi et al. | Effect of natural convection on thermal response test conducted in saturated porous formation: Comparison of gravel-backfilled and cement-grouted borehole heat exchangers | |
| Beier | Transient heat transfer in a U-tube borehole heat exchanger | |
| Beier | Vertical temperature profile in ground heat exchanger during in-situ test | |
| CN102721722B (zh) | 一种地下岩土分层热物性现场热响应测试方法 | |
| Raymond et al. | Field demonstration of a first thermal response test with a low power source | |
| JP6230025B2 (ja) | 熱応答試験の解析方法および解析プログラム | |
| Alberdi-Pagola et al. | Comparing heat flow models for interpretation of precast quadratic pile heat exchanger thermal response tests | |
| Loveridge et al. | Thermal response testing through the Chalk aquifer in London, UK | |
| Motamedi et al. | Investigating the thermal behaviour of geothermal pavements using Thermal Response Test (TRT) | |
| Angelotti et al. | On the applicability of the moving line source theory to thermal response test under groundwater flow: considerations from real case studies | |
| Zhang et al. | Parameter estimation of in-situ thermal response test with unstable heat rate | |
| Urresta et al. | Ground thermal conductivity estimation using the thermal response test with a horizontal ground heat exchanger | |
| Witte | In situ estimation of ground thermal properties | |
| Rouleau et al. | New concept of combined hydro-thermal response tests (H/TRTS) for ground heat exchangers | |
| Bina et al. | Evaluation of ground source heat pump system’s enhancement by extracting groundwater and making artificial groundwater velocity | |
| Chen et al. | Sensitivity analysis and seepage/leakage monitoring using point heat source | |
| Bandeira Neto et al. | Thermal response of energy screw piles connected in series | |
| Chang et al. | Analysis and thermal response test for vertical ground heat exchanger with two U‐loop configuration |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130725 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5334221 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |