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JP5319312B2 - 電池用負極活物質、非水電解質電池および電池パック - Google Patents

電池用負極活物質、非水電解質電池および電池パック Download PDF

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Description

本発明は、電池用負極活物質、非水電解質電池および電池パックに関する。
リチウムイオンが負極と正極とを移動することにより充放電が行われる非水電解質電池は、高エネルギー密度電池として盛んに研究開発が進められている。
非水電解質電池は、その用途により様々な特性が望まれる。例えば、デジタルカメラの電源用では約3C放電、ハイブリッド電気自動車等の車載用では約10C放電以上の使用が見込まれる。このため、これら用途の非水電解質電池は特に大電流特性が望まれる。
現在、正極活物質としてリチウム遷移金属複合酸化物を用い、負極活物質として炭素質物を用いる非水電解質電池が商用化されている。リチウム遷移金属複合酸化物の遷移金属は、一般的にCo、Mn、Niが用いられている。
近年、このような高出力化、高エネルギー密度化、高容量化が進むことにより、非水電解質電池の安全性の低下が懸念されている。
非水電解質の安全性において、特に、生産工程などで導電性異物が混入して起こる内部短絡は過充電/過放電のように外部回路(保護回路)で防止することはできないため、電池そのもので対処する必要がある。
このようなことから、特許文献1には炭素質物を活物質として含む負極の表面にアルミナのような無機絶縁物層を形成して、内部短絡時の安全性を向上させた電池が開示されている。
一方、特許文献2にはカーボンを主体とする負極と、リチウム含有遷移金属酸化物を主体とする正極と、有機電解液とから構成され、前記負極を構成する負極材料が表面をスピネル型リチウムチタン酸化物で被覆した表面改質カーボンを含むリチウム二次電池が開示されている。
また、特許文献2の段落[0020]には、「ゾル状のリチウム源、チタン源のゾル状混合物をカーボンと一緒に混合することで、カーボン表面をリチウム源、チタン源等によって均一に覆うことが可能になった。このような状態から乾燥固化、非酸化性雰囲気、400〜1000℃で熱処理するため、カーボンの消失を防止しながら、表面改質カーボンを得ることができる。」と記載されている。
特開2005−183179号公報 特開2001−243950号公報
しかしながら、特許文献1の発明は負極表面に形成したアルミナ層のような無機絶縁物層は充放電状態に関係なく高抵抗で、負極に対して抵抗成分として働くため、電池の大電流性能を低下させる。
また、特許文献2の発明はカーボン表面に形成される被覆層がリチウムチタン複合酸化物であるため、前述したように熱処理時の雰囲気を非酸化性にしたとしても、カーボン表面がリチウムチタン複合酸化物からの酸素の供給で燃焼する。その結果、カーボンとリチウムチタン複合酸化物の被覆層の界面に空隙が発生して高抵抗層が形成されるため、この表面改質カーボンを負極材料として含む負極を備えたリチウム電池は電流性能(大電流性能)が低下する。
本発明は、電池の大電流性能を低下させることなく、内部短絡時の安全性を向上させることが可能な電池用負極活物質、非水電解質電池、およびこの非水電解質電池を複数備えた電池パックを提供することを目的とする。
本発明の第1態様によると、粒子状の電池用負極活物質であって、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成したことを特徴とする電池用負極活物質が提供される。
本発明の第2態様によると、外装材と、
前記外装材内に収納された正極と、
前記外装材内に収納され、前記正極と空間的に離間し、粒子状の活物質を含む負極と、
前記外装材内に充填された非水電解質と、
を具備し、
前記粒子状の活物質は、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した構造を有することを特徴とする非水電解質電池が提供される。
本発明の第3態様によると、前記非水電解質電池を複数備え、各々の電池が直列、並列または直列および並列に電気的に接続されていることを特徴とする電池パックが提供される。
本発明によれば、電池の大電流性能を低下させることなく、内部短絡時の安全性を向上させることが可能な電池用負極活物質、非水電解質電池、およびこの非水電解質電池を複数備えた電池パックを提供することができる。
実施形態に係る扁平型非水電解質電池を示す断面図。 図1のA部の拡大断面図。 実施形態に係る電池パックを示す分解斜視図。 図3の電池パックのブロック図。 実施形態に係る電池用負極活物質の断面図。
以下、本発明の実施形態に係る電池用負極活物質、非水電解質電池および電池パックを詳細に説明する。
実施形態に係る電池用負極活物質は、粒子状の電池用負極活物質で、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した構造を有する。具体的には、図5に示すように前記粒子101に表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層102を形成した構造を有する。
このような構造の負極活物質は、正極/負極が対向する領域で内部短絡を生じた場合、短絡部となる負極活物質表面のスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の層(被覆層)が絶縁性を示すために大電流が流れ難くなる。その結果、負極活物質を含む負極を備えて電池の発熱が抑制され、安全性を向上できる。
すなわち、スピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物(例えばLi4Ti512)は、リチウム作用電位が概ね1.55V(vs.Li/Li+)で、電池の充放電に伴って下記式(1)に示すようにリチウムが吸蔵・放出される。
Li4Ti512+3Li++3e-⇔Li7Ti512 …(1)
式(1)において、右方向の矢印が充電、左方向の矢印が放電を示す。
前記式(1)のようにリチウムを吸蔵しない状態のであるLi4Ti512は実質的に絶縁性を示す。他方、リチウムを吸蔵させたリチウムチタン複合酸化物(Li7Ti512)は導電性を示す。
このようなリチウムチタン複合酸化物の被覆層が表面に形成された負極活物質において、正極/負極が対向する領域に例えば異物が存在して内部短絡を生じると、異物は負極活物質の表面(被覆層)と接触する。被覆層への異物の接触、内部短絡の発生は、被覆層材料であるスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物が異物との接触部で急速な放電を生じてリチウムを吸蔵しない状態になる。このため、異物と接触する短絡部に位置するスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層が実質的に絶縁性を示す。その結果、異物を介しての正極/負極間の電流の流れは絶縁性を示す前記リチウムチタン複合酸化物の被覆層で制限されるため、大電流が流れ難くなる。したがって、電池発熱の抑制、安全性の向上を図ることができる。
また、負極活物質表面の被覆層材料であるスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物は異物等との接触に伴う内部短絡時、つまり異物等との接触部でリチウムを吸蔵しない状態になって実質的に絶縁性を示す時、を除いてリチウムの吸蔵・放出による通常の充放電がなされる。つまり、負極活物質の被覆層はリチウムが吸蔵されて、リチウムを吸蔵しない状態に比べて相対的に良導電性を示す。その結果、前記負極活物質の被覆層は通常の充放電状態において従来の負極表面に形成した無機絶縁物層(例えばアルミナ層)のように負極に対して抵抗成分として働くことがないため、大電流性能を維持できる。
さらに、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質(例えば酸化物)を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した形態において、粒子および被覆層が共に酸化物であるため、被覆層の形成時に粒子の酸化が生じない。その結果、従来のカーボンにリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した場合に起こるカーボンと被覆層の界面への空隙(高抵抗層)の発生を回避して粒子と被覆層の密着性を高めることができるため、実施形態に係る負極活物質を含む負極を備えた非水電解質電池は良好な大電流性能を発現できる。
スピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物は、充放電の可逆性(充放電サイクル性能)の観点からLi4+xTi512(−1≦x≦3)であることが好ましい。なお、リチウムチタン複合酸化物の酸素のモル比についてはスピネル型Li4+xTi512(−1≦x≦3)では12と形式的に示しているが、酸素ノンストイキオメトリー等の影響によってこれらの値は変化しうる。また、意図しない不純物などを含んでいても本発明の効果は失われない。
スピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層の厚さは、5nm以上であることが好ましい。5nmより薄いと、内部短絡時の良好な電流遮断効果が得られなくなる虞がある。より好ましい被覆層の厚さは30nm以上である。前述した効果を得るにあたって、被覆層の厚さの上限は限定されない。しかし、スピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の理論電気容量は175mAh/gであるため、粒子を構成する物質の電気容量がスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物より大きい場合には、電池(活物質)の高容量化の観点から被覆層の厚さを薄くすることが好ましい。
スピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物は、粒子表面の一部を被覆すれば前述した効果が得られる。好ましいリチウムチタン複合酸化物の被覆形態は、粒子表面に対して30%以上、より好ましくは50%以上、最も好ましくは100%(表面全体)である。
負極活物質の粒子(コア)を構成する物質は、リチウム吸蔵・放出電位が1〜3V vs Li/Li+で、前述したように酸化物であることが好ましい。
また、この粒子表面を被覆するスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物は、リチウム吸蔵・放出電位が1.55V vs Li/Li+である。このように粒子に含まれる物質と被覆層のスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物とのリチウム吸蔵・放出電位の開きを小さくすることによって、被覆層での充放電時の可逆性を良好にすることが可能になる。このような観点から、粒子を構成する物質は、スピネル型構造以外のリチウムチタン複合酸化物、リチウムモリブデン複合酸化物、リチウムニオブ複合酸化物から選ばれる1つであることが好ましい。
さらに、充放電の可逆性(充放電サイクル特性)の観点から、粒子を構成する物質は、ラムスデライト型、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型、或いはブロンズ型構造を有するリチウムチタン複合酸化物から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
リチウムチタン複合酸化物は、例えばTiO2のようなアナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型、またはブロンズ型構造を有するチタン系酸化物、Li2+yTi37(0≦y≦3)のようなラムスデライト構造などを有するチタン系酸化物、もしくはこれら構成要素の一部を異種元素で置換したチタン系酸化物、などが挙げられる。チタン系酸化物は、TiO2のほかに、P,V,Sn,Cu,Ni,FeおよびCoよりなる群から選択される少なくとも1つの元素とTiとを含有するチタン含有金属複合酸化物{例えばTiO2−P25、TiO2−V25、TiO2−P25−SnO2、TiO2−P25−MeO(MeはCu,Ni,Fe及びCoよりなる群から選択される少なくとも1つの元素)など}を用いることができる。これらのチタン系酸化物のリチウム吸蔵・放出電位はいずれも1〜2V vs Li/Li+である。このようなチタン含有金属複合酸化物は、結晶相とアモルファス相が共存、もしくはアモルファス相単独で存在したミクロ構造を有することが好ましい。ミクロ構造のチタン含有金属複合酸化物は、高率充放電においても実質的に高い容量を取り出すことができ、かつサイクル性能を大幅に向上させることができる。
モリブデン系酸化物は、例えばLixMoO2(リチウム吸蔵・放出電位:1〜2V vs Li/Li+)、LixMoO3(リチウム吸蔵・放出電位:1〜3V vs Li/Li+)を用いることができる。ニオブ系酸化物は、例えばLixNb25(リチウム吸蔵・放出電位:1〜3V vs Li/Li+)を用いることができる。
このようなリチウム吸蔵・放出電位が1〜3V vs Li/Li+の物質の中で、ラムスデライト型またはブロンズ型のチタン系酸化物は充放電の可逆性(充放電サイクル特性)に優れるために好ましい。さらに、ブロンズ型のチタン系酸化物は電気容量が大きいために最も好ましい。
次に、リチウム吸蔵・放出電位が1〜3V vs Li/Li+の物質の粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成する方法を説明する。
被覆層の形成方法は、例えばCVD法、スパッタ法のような乾式被覆処理方法、ゾルゲル法のような湿式被覆処理方法と適切な熱処理とを組み合わせることによって実現できる。
粒子表面への均一な被覆層の形成は、例えば転動流動コーティング法を採用することが好ましい。転動流動コーティング法は、流動させた粒子に被覆層材料の溶液を噴霧する方法である。粒子表面への溶液の塗布、乾燥を繰り返すことにより、粒子表面に均一厚さ、均質な被覆層を形成することができる。
転動流動コーティング装置は、例えば株式会社パウレック製MP−01を用いることができる。この装置の転動流動槽に粒子を入れて転動流動させながら、リチウムおよびチタンのアルコキシドをエタノールに溶解させた溶液を噴霧し、熱処理を加えることによって、粒子表面にスピネル構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層が形成された負極活物質を得ることができる。
具体的には、チタン源にチタンアルコキシド(例えばチタンイソプロポキシド)を、リチウム源にリチウムの水溶性塩(例えば硝酸リチウム等)を用意する。チタンアルコキシドをエタノール中に溶解した後、リチウムの水溶性塩の水溶液を攪拌しながらチタンアルコキシドのエタノール溶液に所定の組成になる量添加して溶液を得る。この溶液をリチウム吸蔵・放出電位が1〜3V vs Li/Li+の物質を含む粒子に噴霧した後、被覆粒子を200〜900℃で焼成して粒子状の負極活物質を製造する。このとき、200℃より温度が低いと反応性が乏しいだけでなく、原料に含まれる有機成分が分解されずに構造中に残留する。他方、900℃を超えると成分の一部が蒸散したり、粒子と反応したりする可能性が高く目的の組成を有するスピネル構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成することが困難になる。
このような方法によれば、いかなる形状の粒子であっても、粒子表面にほぼ均一に被覆層を形成することができる。また、被覆層と粒子との密着性が向上するために、長期間充放電を繰り返しても安定して高い効果が得られる。
粒子状の負極活物質は、平均粒径が3μm以下、好ましくは0.1〜3μm、最も好ましくは0.1〜1μmである。粒子状の負極活物質は、N2吸着によるBET法での比表面積が5〜50m2/gであることが好ましい。このような平均粒径および比表面積を有するリチウムチタン複合酸化物粒子は、その利用率を高めることができ、高率充放電においても実質的に高い容量を取り出すことができる。なお、N2ガス吸着によるBET比表面積は例えば島津製作所株式会社のマイクロメリテックスASAP−2010を使用し、吸着ガスにはN2を使用して測定することができる。一般的に、活物質の平均粒径を小さく、比表面積を大きくするほど、大電流性能(出力性能)が向上する。反面、内部短絡時に流れる電流が大きくなって、電池の安全性は著しく低下する。このような問題は、実施形態に係る粒子状の負極活物質を用いることにより解消して、大電流性能(出力性能)と高安全性を両立させることができる。
次に、実施形態に係る非水電解質電池を詳細に説明する。
非水電解質電池は、外装材を備えている。正極は、外装材内に収納されている。前述した電池用負極活物質を含む負極は、外装材内に正極と空間的に離間して、例えばセパレータを介して収納されている。非水電解質は、外装材内に収容されている。
以下、外装材、負極、非水電解質、正極およびセパレータについて詳述する。
1)外装材
外装材は、厚さ0.5mm以下のラミネートフィルムまたは厚さ1.0mm以下の金属製容器が用いられる。金属製容器は、厚さ0.5mm以下であることがより好ましい。
外装材の形状は、扁平型(薄型)、角型、円筒型、コイン型、ボタン型等が挙げられる。外装材は、電池寸法に応じて、例えば携帯用電子機器等に積載される小型電池用外装材、二輪乃至四輪の自動車等に積載される大型電池用外装材が挙げられる。
ラミネートフィルムは、樹脂層間に金属層を介在した多層フィルムが用いられる。金属層は、軽量化のためにアルミニウム箔若しくはアルミニウム合金箔が好ましい。樹脂層は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の高分子材料を用いることができる。ラミネートフィルムは、熱融着によりシールを行って外装材の形状に成形することができる。
金属製容器は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等がから作られる。アルミニウム合金としては、マグネシウム、亜鉛、ケイ素等の元素を含む合金が好ましい。合金中に鉄、銅、ニッケル、クロム等の遷移金属が含む場合、その量は100重量ppm以下にすることが好ましい。
2)負極
負極は、集電体と、この集電体の片面または両面に形成され、活物質、導電剤および結着剤を含む負極層とを有する。
活物質は、前述した粒子状の負極活物質であって、リチウム吸蔵・放出電位が1〜3V vs Li/Li+の物質を含む粒子の表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した構造を有する。
粒子を作る物質および作るスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物は、前述した種々のものを用いることができる。
導電剤は、例えば炭素材料を用いることができる。炭素材料は、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、コークス、炭素繊維、黒鉛が挙げられ、その他、アルミニウム粉末などの金属粉末、TiOなどの導電性セラミックスを挙げることができる。中でも、800〜2000℃で熱処理され、平均粒子径10μm以下のコークス、黒鉛、平均粒子径1μm以下の炭素繊維が好ましい。前記炭素材料のN2吸着によるBET比表面積は10m/g以上が好ましい。
結着剤は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴム、スチレンブタジエンゴム、コアシェルバインダーなどを挙げることができる。
活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、活物質70重量%以上96重量%以下、導電剤2重量%以上10重量%以下、結着剤2重量%以上28重量%以下の範囲にすることが好ましい。導電剤量を2重量%未満にすると、負極層の集電性能が低下し、非水電解質電池の大電流特性が低下する虞がある。また、結着剤量を2重量%未満にすると、負極層と集電体の結着性が低下し、サイクル特性が低下する虞がある。一方、高容量化の観点から、導電剤および結着剤はそれぞれ10重量%以下、28重量%以下にすることが好ましい。
負極層の気孔率は、20〜50%の範囲にすることが好ましい。このような気孔率を有する負極層を備えた負極は、高密度化され、かつ非水電解質との親和性に優れる。気孔率の更に好ましい範囲は、25〜40%である。
集電体は、銅箔、ニッケル箔、ステンレス箔、アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔を用いることができる。負極層に含まれる負極活物質(内部の粒子)のリチウムの吸蔵・放出電位が1V vs.Li/Li+である場合には、軽量化、電池の過放電耐性の観点から、アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔を用いることが好ましい。
以下、好ましいアルミニウム箔またはアルミニウム合金箔の形態について説明する。
負極集電体は、平均結晶粒径が50μm以下であることが好ましい。これにより、集電体の強度を飛躍的に増大させることができるため、負極を高いプレス圧で高密度化することが可能となり、電池容量を増大させることができる。また、高温環境下(40℃以上)における過放電サイクルでの負極集電体の溶解・腐食劣化を防ぐことができるため、負極インピーダンスの上昇を抑制することができる。さらに、出力特性、急速充電、充放電サイクル特性も向上させることができる。平均結晶粒径のより好ましい範囲は30μm以下、更に好ましい範囲は5μm以下である。
平均結晶粒径は次のようにして求められる。集電体表面の組織を光学顕微鏡で組織観察し、1mm×1mm内に損竿する結晶粒の数nを求める。このnを用いてS=1×106/n(μm2)から平均結晶粒径面積Sを求める。得られたSの値から下記(1)式により、平均結晶粒径d(μm)を算出する。
d=2(S/π)1/2 (1)
前記平均結晶粒径の範囲が50μm以下の範囲にあるアルミニウム箔またはアルミニウム合金箔は、材料組織、不純物、加工条件、熱処理履歴、ならびに焼鈍条件など複数の因子に複雑に影響され、前記結晶粒径は製造工程の中で、前記諸因子を組合せて調整される。
アルミニウム箔およびアルミニウム合金箔の厚さは、20μm以下、より好ましくは15μm以下である。アルミニウム箔の純度は99重量%以上が好ましい。アルミニウム合金としては、マグネシウム、亜鉛、ケイ素、などの元素を含む合金が好ましい。一方、鉄、銅、ニッケル、クロムなどの遷移金属は1重量%以下にすることが好ましい。
負極は、例えば負極活物質、導電剤および結着剤を汎用されている溶媒に懸濁してスラリーを調製し、このスラリーを負極集電体に塗布し、乾燥して負極層を形成した後、プレスを施すことにより作製される。その他、負極活物質、導電剤および結着剤をペレット状に形成し、負極層として用いてもよい。
このような負極において、負極層が複数の層を積層した構造にしてもよい。すなわち、負極層は集電体表面に形成され、前記粒子状の負極活物質(特定のリチウム吸蔵・放出電位を持つ物質を含む粒子の表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した粒子状の負極活物質)と異なる活物質を含む少なくとも1層の主負極層と、この主負極層表面に形成され、前記粒子状の負極活物質を含む表面層とを備えた多層構造にしてもよい。ここで異なる活物質とは、負極活物質として機能する物質であれば、特に限定されない。正極と負極の間に導電性異物が介在して短絡が起こる場合、負極表面部にのみ前記被覆層を有する負極活物質を配していれば、実施形態に係る効果が得られるためである。エネルギー密度の観点から異なる活物質は、前記被覆層を有する負極活物質よりも高容量であることが好ましい。具体的には、異なる活物質は例えば黒鉛のような炭素負極、例えばLi−SiもしくはLi−Snのようなリチウム合金、または例えばSiまたはSnのような金属酸化物が挙げられる。
負極層中の表面層は、1)前記粒子状の負極活物質単独の層、2)粒子状の負極活物質に結着剤を混合した層、3)粒子状の負極活物質に導電剤と結着剤を混合した層、が挙げられる。
前記1)の粒子状の負極活物質の表面層は、例えばCVD法、スパッタ法のような乾式被覆処理方法によっても形成することができる。前記2)、3)の粒子状の負極活物質を含む表面層は、例えば粒子状の負極活物質を結着剤または結着剤と導電剤と共にN−メチルピロリドン(NMP)のような溶媒に分散させてスラリーを調製し、このスラリーを塗布・乾燥することにより形成できる。この塗布法は、工業的に短時間で厚膜を形成できる。
負極層中の主負極層は、表面層中の前記粒子状の負極活物質と異なる活物質を含む1層または2層以上の構造を有する。
主負極層に含まれる活物質は、そのリチウム吸蔵・放出電位が1〜3V vs Li/Li+であることが好ましい。リチウム吸蔵・放出電位が3V vs Li/Li+を超えると、電池電圧が低くなって電池のエネルギー密度が低下する虞がある。このような主負極層に含まれる活物質は前述した負極活物質の内部の粒子物質と同様なリチウムチタン複合酸化物(スピネル型構造を除く)、リチウムモリブデン複合酸化物、リチウムニオブ複合酸化物から選ばれることが好ましい。
主負極層に含まれる活物質は、充放電の可逆性(充放電サイクル特性)の観点からラムスデライト型、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型、或いはブロンズ型構造を有するリチウムチタン複合酸化物から選ばれることが好ましい。
3)非水電解質
非水電解質は、電解質を有機溶媒に溶解することにより調製される液状非水電解質、液状電解質と高分子材料を複合化したゲル状非水電解質等が挙げられる。
液状非水電解質は、電解質を0.5mol/L以上、2.5mol/L以下の濃度で有機溶媒に溶解することにより調製される。
電解質は、例えば過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミトリチウム[LiN(CF3SO22]等のリチウム塩またはこれらの混合物を挙げることができる。高電位でも酸化し難いものであることが好ましく、LiPF6が最も好ましい。
有機溶媒は、例えばプロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ビニレンカーボネートのような環状カーボネート;ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)のような鎖状カーボネート;テトラヒドロフラン(THF)、2メチルテトラヒドロフラン(2MeTHF)、ジオキソラン(DOX)のような環状エーテル;ジメトキシエタン(DME)、ジエトエタン(DEE)のような鎖状エーテル;γ−ブチロラクトン(GBL)、アセトニトリル(AN)、スルホラン(SL)等のから選ばれる単独または混合溶媒を用いることができる。
高分子材料は、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンオキサイド(PEO)等を挙げることができる。
好ましい有機溶媒は、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)およびγ−ブチロラクトン(GBL)からなる群から選ばれる2つ以上を混合した混合溶媒である。さらに好ましい有機溶媒は、γ−ブチロラクトン(GBL)である。この理由は以下の通りである。
負極活物質の主材であるリチウムチタン複合酸化物相は、凡そ1〜2V(vs. Li/Li+)の電位域でリチウムイオンを吸蔵・放出する。しかしながら、この電位域では非水電解質の還元分解が起こり難く、リチウムチタン複合酸化物表面に非水電解質の還元生成物である皮膜が形成され難い。このため、リチウム吸蔵状態、すなわち充電状態で保存すると、リチウムチタン複合酸化物に吸蔵されていたリチウムイオンが徐々に電解液中に拡散し、所謂自己放電が生じてしまう。自己放電は、電池の保管環境が高温になると顕著に表れる。
有機溶媒の中で、γ−ブチロラクトンは鎖状カーボネートまたは環状カーボネートに比べて、還元され易い。具体的には、γ−ブチロラクトン>>>エチレンカーボネート>プロピレンカーボネート>>ジメチルカーボネート>メチルエチルカーボネート>ジエチルカーボネートの順に還元され易い。したがって、γ−ブチロラクトンを電解液中に含有させることによって、リチウムチタン複合酸化物の作動電位域においても、リチウムチタン複合酸化物の表面に良好な皮膜が形成できる。その結果、自己放電を抑制し、非水電解質電池の高温貯蔵特性を向上できる。
前述したプロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)およびγ−ブチロラクトン(GBL)からなる群から選ばれる2つ以上を混合した混合溶媒、特にγ−ブチロラクトンを含む混合溶媒についても、同様に自己放電を抑制し、非水電解質電池の高温貯蔵特性を向上できる。
γ−ブチロラクトンは、有機溶媒に対して40体積%以上、95体積%以下の量で含有させることによって、良質な保護皮膜を形成できるために好ましい。
4)正極
正極は、集電体と、この集電体の片面または両面に形成され、活物質、導電剤および結着剤を含む正極層とを有する。
集電体は、例えばアルミニウム箔またはMg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu、Si等の元素を含むアルミニウム合金箔が好ましい。
活物質は、例えば酸化物、ポリマー等を用いることができる。
酸化物は、例えばリチウムを吸蔵した二酸化マンガン(MnO2)、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケルおよびリチウムマンガン複合酸化物(例えばLixMn24またはLixMnO2)、リチウムニッケル複合酸化物(例えばLixNiO2)、リチウムコバルト複合酸化物(LixCoO2)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(例えばLiNi1-yCoy2)、リチウムマンガンコバルト複合酸化物(例えばLixMnyCo1-y2)、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(LixMn2-yNiy4)、オリピン構造を有するリチウムリン酸化物(例えばLixFePO4、LixFe1-yMnyPO4、LixCoPO4)、硫酸鉄(Fe2(SO43)、バナジウム酸化物(例えばV25)等を用いることができる。ここで、x、yはそれぞれ0<x≦0、0<y≦0であることが好ましい。
ポリマーは、例えばポリアニリンやポリピロール等の導電性ポリマー材料、ジスルフィド系ポリマー材料等を用いることができる。その他に、イオウ(S)、フッ化カーボン等も使用できる。
好ましい正極活物質は、正極電圧が高いリチウムマンガン複合酸化物(LixMn24)、リチウムニッケル複合酸化物(LixNiO2)、リチウムコバルト複合酸化物(LixCoO2)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(LixNi1-yCoyO2)、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(LixMn2-yNiy4)、リチウムマンガンコバルト複合酸化物(LixMnyCo1-y2)、リチウムリン酸鉄(LixFePO4)等が挙げられる。ここで、x、yはそれぞれ0<x≦0、0<y≦0であることが好ましい。
さらに好ましい活物質は、リチウムコバルト複合酸化物もしくはリチウムマンガン複合酸化物である。これらは、イオン伝導性が高いため、実施形態の負極活物質との組み合わせにおいて、正極活物質中のリチウムイオンの拡散が律速段階になり難い。このため、実施形態の負極活物質中のリチウムチタン複合酸化物との適合性に優れる。
活物質の一次粒子径は、100nm以上、1μm以下にすることにより、工業生産上の取り扱いが容易になり、かつリチウムイオンの固体内拡散をスムーズに進行させることができるために好ましい。
活物質の比表面積は、0.1m2/g以上、10m2/g以下にすることによって、リチウムイオンの吸蔵・放出サイトを十分に確保でき、かつ工業生産上の取り扱いが容易になり、さら良好な充放電サイクル性能を確保できるために好ましい。
導電剤は、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等の炭素質物を用いることができる。このような導電剤は、集電性能を高め、集電体との接触抵抗を抑えることができる。
活物質と導電剤を結着させるための結着剤は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴム等を用いることができる。
活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、活物質80重量%以上、95重量%以下、導電剤3重量%以上、18重量%以下、結着剤2重量%以上、17重量%以下にすることが好ましい。導電剤は、3重量%以上の配合より上述した効果を発揮することができ、10重量%以下の配合により高温保存下での導電剤表面での非水電解質の分解を低減することができる。結着剤は、2重量%以上配合することにより十分な電極強度が得られ、10重量%以下配合することにより電極の絶縁体の配合量を減少させ、内部抵抗を減少できる。
正極は、例えば正極活物質、導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁してスラリーを調製し、このスラリーを正極集電体に塗布し、乾燥し、正極層を作製した後、プレスを施すことにより作製される。その他、正極活物質、導電剤および結着剤をペレット状に形成し、正極層として用いてもよい。
5)セパレータ
セパレータとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、またはポリフッ化ビニリデン(PVdF)を含む多孔質フィルム、合成樹脂製不織布等を挙げることができる。中でも、ポリエチレンまたはポリプロピレンからなる多孔質フィルムは、一定温度において溶融し、電流を遮断することが可能であり、安全性向上の観点から好ましい。
次に、実施形態に係る非水電解質電池(例えば外装材がラミネートフィルムからなる扁平型非水電解質電池)を図1、図2を参照してより具体的に説明する。図1は、薄型非水電解質電池の断面図、図2は図1のA部の拡大断面図である。なお、各図は発明の説明とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際の装置と異なる個所があるが、これらは以下の説明と公知の技術を参酌して適宜、設計変更することができる。
扁平状の捲回電極群1は、2枚の樹脂層の間にアルミニウム箔を介在したラミネートフィルムからなる袋状外装材2内に収納されている。扁平状の捲回電極群1は、外側から負極3、セパレータ4、正極5、セパレータ4の順で積層した積層物を渦巻状に捲回し、プレス成型することにより形成される。最外殻の負極3は、図2に示すように負極集電体3aの内面側の片面にリチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した構造の活物質を含む負極層3bを形成した構成を有し、その他の負極3は、負極集電体3aの両面に前記活物質を含む負極層3bを形成して構成されている。正極5は、正極集電体5aの両面に正極層3bを形成して構成されている。
捲回電極群1の外周端近傍において、負極端子6は最外殻の負極3の負極集電体3aに接続され、正極端子7は内側の正極5の正極集電体5aに接続されている。これらの負極端子6および正極端子7は、袋状外装材2の開口部から外部に延出されている。例えば液状非水電解質は、袋状外装材2の開口部から注入されている。袋状外装材2の開口部を負極端子6および正極端子7を挟んでヒートシールすることにより捲回電極群1および液状非水電解質を完全密封している。
負極端子は、例えばリチウムイオン金属に対する電位が1V以上3.0V以下の範囲における電気的安定性と導電性とを備える材料を用いることができる。具体的には、アルミニウムまたはMg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu、Si等の元素を含むアルミニウム合金が挙げられる。負極端子は、負極集電体との接触抵抗を低減するために、負極集電体と同様の材料であることが好ましい。
正極端子は、リチウムイオン金属に対する電位が3.0V以上4.25V以下の範囲における電気的安定性と導電性とを備える材料を用いることができる。具体的には、アルミニウムまたはMg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu、Si等の元素を含むアルミニウム合金が挙げられる。正極端子は、正極集電体との接触抵抗を低減するために、正極集電体と同様の材料であることが好ましい。
このような実施形態に係る非水電解質電池によれば、特定のリチウム吸蔵・放出電位を持つ物質を含む粒子の表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した粒子状の負極活物質を含む負極を備えることによって、前述した作用により大電流性能を低下させることなく、内部短絡時の安全性を向上させることが可能になる。
次に、実施形態に係る電池パックを詳細に説明する。
実施形態に係る電池パックは、前述した非水電解質電池(単電池)を複数有し、各単電池を電気的に直列、並列または直列と並列に接続して配置されている。
実施形態に係る非水電解質電池は、単電池として複数個を組電池化しても高い安全性を維持することができる。
このような電池パックを図3および図4を参照して詳細に説明する。単電池には、図1に示す扁平型電池を使用することができる。
前述した図1に示す扁平型非水電解液電池から構成される複数の単電池21は、外部に延出した負極端子6および正極端子7が同じ向きに揃えられるように積層され、粘着テープ22で締結することにより組電池23を構成している。これらの単電池21は、図4に示すように互いに電気的に直列に接続されている。
プリント配線基板24は、負極端子6および正極端子7が延出する単電池21側面と対向して配置されている。プリント配線基板24には、図4に示すようにサーミスタ25、保護回路26および外部機器への通電用端子27が搭載されている。なお、組電池23と対向する保護回路基板24の面には組電池23の配線と不要な接続を回避するために絶縁板(図示せず)が取り付けられている。
正極側リード28は、組電池23の最下層に位置する正極端子7に接続され、その先端はプリント配線基板24の正極側コネクタ29に挿入されて電気的に接続されている。負極側リード30は、組電池23の最上層に位置する負極端子6に接続され、その先端はプリント配線基板24の負極側コネクタ31に挿入されて電気的に接続されている。これらのコネクタ29,31は、プリント配線基板24に形成された配線32,33を通して保護回路26に接続されている。
サーミスタ25は、単電池21の温度を検出し、その検出信号は保護回路26に送信される。保護回路26は、所定の条件で保護回路26と外部機器への通電用端子27との間のプラス側配線34aおよびマイナス側配線34bを遮断できる。所定の条件とは、例えばサーミスタ25の検出温度が所定温度以上になったときである。また、所定の条件とは単電池21の過充電、過放電、過電流等を検出したときである。この過充電等の検出は、個々の単電池21もしくは単電池21全体について行われる。個々の単電池21を検出する場合、電池電圧を検出してもよいし、正極電位もしくは負極電位を検出してもよい。後者の場合、個々の単電池21中に参照極として用いるリチウム電極が挿入される。図3および図4の場合、単電池21それぞれに電圧検出のための配線35を接続し、これら配線35を通して検出信号が保護回路26に送信される。
正極端子7および負極端子6が突出する側面を除く組電池23の三側面には、ゴムもしくは樹脂からなる保護シート36がそれぞれ配置されている。
組電池23は、各保護シート36およびプリント配線基板24と共に収納容器37内に収納される。すなわち、収納容器37の長辺方向の両方の内側面と短辺方向の内側面それぞれに保護シート36が配置され、短辺方向の反対側の内側面にプリント配線基板24が配置される。組電池23は、保護シート36およびプリント配線基板24で囲まれた空間内に位置する。蓋38は、収納容器37の上面に取り付けられている。
なお、組電池23の固定には粘着テープ22に代えて、熱収縮チューブを用いてもよい。この場合、組電池の両側面に保護シートを配置し、熱収縮チューブを周回させた後、熱収縮チューブを熱収縮させて組電池を結束させる。
図3、図4では単電池21を直列接続した形態を示したが、電池容量を増大させるためには並列に接続しても、または直列接続と並列接続を組み合わせてもよい。組み上がった電池パックをさらに直列、並列に接続することもできる。
また、電池パックの態様は用途により適宜変更される。電池パックの用途としては、大電流特性でのサイクル特性が望まれるものが好ましい。具体的には、デジタルカメラの電源用や、二輪乃至四輪のハイブリッド電気自動車、二輪乃至四輪の電気自動車、アシスト自転車等の車載用が挙げられる。特に、車載用が好適である。
前述したようにプロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)およびγ−ブチロラクトン(GBL)からなる群のうち、少なくとも2つ以上を混合した混合溶媒、またはγ−ブチロラクトン(GBL)を含む非水電解質を用いることによって、高温特性の優れた非水電解質電池を得ることができる。このような非水電解質電池を複数有する組電池を備えた電池パックは、特に車載用に好適である。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明の主旨を超えない限り、以下に記載される実施例に限定されるものでない。
(実施例1)
<正極の作製>
まず、正極活物質であるスピネル型構造を有するリチウムマンガン酸化物(LiMn1.9Al0.14)粉末90重量%と、導電剤であるアセチレンブラック5重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%とをN−メチルピロリドン(NMP)に加えて混合してスラリーを調製した。このスラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布し後、乾燥し、プレスすることにより電極密度が2.9g/cm3の正極を作製した。
<負極活物質の作製>
まず、Li2CO3とアナターゼ型TiO2とをLi:Tiのモル比が2:3になるように混合し、1000℃で12時間大気中焼成した後、粉砕することによって、平均粒径0.8μmの粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)[前駆体粒子]を得た。
平均粒子径は、レーザー回折式分布測定装置(島津製作所株式会社:SALD−3000)を用いて測定した。すなわち、ビーカーに試料である前駆体粒子約0.1gと界面活性剤と1〜2mLの蒸留水を添加して十分に攪拌した後、攪拌水槽に注入し、2秒間隔で前記測定装置により64回光度分布を測定し、粒度分布データを解析するという方法で平均粒径を求めた。
次いで、酢酸リチウム(CH3COOLi)4重量部とチタンテトライソプロポキシド([(CH32CHO]4Ti)5重量部とポリビニルピロリドン(PVP)5重量部と酢酸(CH3COOH)60重量部とイソプロピルアルコール(i−C37OH)100重量部とを混合した溶液を調製した。この溶液を先に合成した前駆体粒子に転動流動コーティング法を用いて被覆した。得られた表面に被覆層を有する前駆体粒子を600℃で10分間の熱処理を施すことにより負極活物質を作製した。
得られた負極活物質をFIB−TEMによる断面組織観察を行った。その結果、被覆層の厚さは30nmであった。また、被覆溶液のみを同条件で焼成して得られた物質に対してXRD分析を実施したところ、スピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)であることが分った。このことから、得られた負極活物質は、粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)の表面に厚さ30nmのスピネル型(Li4Ti512)の被覆層が形成されたものであることが確認された。また、平均粒径は、被覆前と同等で0.8μmであった。
<負極の作製>
得られた負極活物質90重量%、導電剤であるアセチレンブラック5重量%およびポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%をN−メチルピロリドン(NMP)加えて混合してスラリーを調製した。このスラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布し、乾燥した後、プレスすることにより電極密度が2.3g/cm3の負極を作製した。
<電極群の作製>
正極、厚さ25μmのポリエチレン製の多孔質フィルムからなるセパレータ、負極、セパレータの順番に順次積層し、扁平状電極群を作製した。得られた電極群をアルミニウムラミネートフィルムからなるパックに収納し、80℃で24時間真空乾燥を施した。
<液状非水電解質の調製>
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(GBL)を体積比率1:2で混合した混合溶媒に、電解質としてのLiBF4を1.5mol/L溶解することにより液状非水電解質を調製した。
電極群を収納したラミネートフィルムパック内に液状非水電解質を注入した後、パックをヒートシールにより完全密閉し、図1に示す構造を有し、幅70mm、厚さ6.5mm、高さ120mm、容量3Ahの非水電解質二次電池を製造した。
(比較例1)
実施例1で合成した前駆体粒子である粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)そのものを負極活物質として用いた以外、実施例1と同様な方法で非水電解質二次電池を製造した。
(比較例2)
実施例1で合成した前駆体粒子である粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)と平均粒径が0.8μmのLi4Ti512粉末とを9:1の重量比で単純に混合した負極活物質を用いた以外、実施例1と同様な方法で非水電解質二次電池を製造した。
得られた実施例1および比較例1、2の電池に対して、1C、および30Cの負荷特性を評価した。その後、電池を3.0Vまで充電し、1cmφの半円注状のステンレス製短絡用金属体を電池扁平な面に押し当てて強制内部短絡させ、電池の表面温度を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 0005319312
前記表1から明らかなように実施例1の電池は電池中央部の最高温度が1回目および2回目共に比較例1および比較例2の電池に比べて低く、つまり電池の発熱が小さく、高い安全性を有することが確認された。Li2Ti37とLi4Ti512のそれぞれの粉末を単純に混合した負極活物質を用いた比較例2の電池は、Li2Ti37のみの負極活物質を用いた比較例1の電池と同等の温度となり、発熱抑制効果が発現されなかった。
(実施例11)
実施例1と同様な正極と負極(ただし正極層、負極層は片面のみ)を準備した。正極および負極を正極層、負極層が互いに対向するように配置し、これらの間に18mm角の短絡エリアを設けたセパレータを配置して単層電池を組立てた。セパレータには、実施例1と同様な組成の液状非水電解質を含浸させた。
(比較例11)
比較例1と同様な正極と負極(ただし正極層、負極層は片面のみ)を準備した。正極および負極を正極層、負極層が互いに対向するように配置し、これらの間に18mm角の短絡エリアを設けたセパレータを配置して単層電池を組立てた。セパレータには、実施例1と同様な組成の液状非水電解質を含浸させた。
(実施例12,13)
粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)[前駆体粒子]表面にスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を5nm,50nmの厚さで形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な2種の負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られた各負極を用いて実施例11と同様な単層電池をそれぞれ組立てた。
(比較例12および実施例14)
平均粒径0.6μmの粒子状のブロンズ型酸化チタン[前駆体粒子]そのものからなる負極活物質、および前記ブロンズ型酸化チタン表面にスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を10nmの厚さで形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な2種の負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られたこれら負極を用いて実施例11と同様な単層電池をそれぞれ組立てた。
(比較例13および実施例15)
平均粒径3μmの粒子状のリチウムモリブデン酸化物[前駆体粒子]そのものからなる負極活物質、および前記リチウムモリブデン酸化物表面にスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を10nmの厚さで形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な2種の負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られたこれら負極を用いて実施例11と同様な単層電池をそれぞれ組立てた。
(比較例14および実施例16)
平均粒径3μmの粒子状のリチウムニオブ酸化物[前駆体粒子]そのものからなる負極活物質、および前記リチウムニオブ酸化物表面にスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を10nmの厚さで形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な2種の負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られたこれら負極を用いて実施例11と同様な単層電池をそれぞれ組立てた。
得られた実施例11〜16および比較例11〜14の単層電池の短絡エリアを約7N/cm2の圧力で押し付けて、電圧の変化をモニターした。各々の電池について、電池電圧が1Vになるまでの時間を下記表2に示す。なお、下記表2には各負極活物質の比表面積を併記する。
Figure 0005319312
前記表2から明らかなように表面にスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層が形成された負極活物質を含む負極を備えた実施例11〜16の単層電池は、短絡時の電圧低下が表面にスピネル型リチウムチタン酸化物の被覆層のない負極活物質を含む負極を備えた比較例11〜14の電池に比べて遅いことがわかる。これは、負極活物質の被覆層であるスピネル型リチウムチタン酸化物が短絡時の反応を抑制するためである。このような結果から実施例11〜16の電池は、内部短絡時の発熱が小さく、高い安全性を有することを確認した。
(比較例15)
平均粒径0.8μmの粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)の表面に厚さ50nmのアルミナの被覆層を形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
(比較例16)
平均粒径20μmの球状人造黒鉛そのものからなる負極活物質を用いて実施例1と同様な負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
(比較例17)
平均粒径20μmの球状人造黒鉛の表面に厚さ50nmのスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
(比較例18)
平均粒径20μmの球状人造黒鉛の表面に厚さ50nmのアルミナの被覆層を形成した負極活物質を用いて実施例1と同様な負極(負極層は片面のみ)を作製した。得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
前述した実施例13、比較例11の単層電池および得られた比較例15〜18の単層電池の大電流性能を測定した。大電流性能は、その指標として、1C容量に対する10C容量の比率を採用した。
その結果を下記表3に示す。なお、下記表3には各負極活物質の比表面積を併記する。
Figure 0005319312
前記表3から明らかなように粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物(Li2Ti37)[前駆体粒子]表面にスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層が形成された負極活物質を用いた実施例13の電池は、粒子状のラムスデライト型リチウムチタン複合酸化物そのものを負極活物質として用いた比較例11の電池と同等の大電流性能を示し、被覆層が大電流性能を阻害しないことがわかる。
一方、表面にAl23の被覆層を有する負極活物質を用いた比較例15,18の電池は、大電流性能が低下することが分かる。実施例13の被覆層であるスピネル型のリチウムチタン酸化物は、リチウムを吸蔵することによって絶縁体から良導体へと変化する。一方、比較例15の被覆層であるアルミナはリチウムを吸蔵することもなく、絶縁体のままである。この形態の差異が電池性能(大電流性能)の差として現われている。
また、比較例17の電池は球状人造黒鉛表面に被覆層としてスピネル型のリチウムチタン酸化物を用いても大電流性能が低下することがわかる。これは、球状人造黒鉛がその表面に被覆層を形成するとき、被覆層であるリチウムチタン酸化物と反応して球状人造黒鉛と被覆層の界面に空隙(高抵抗層)が形成されたためと推察された。
(実施例21)
平均粒径250nmの粒子状のMoO2表面に厚さ約50nmのスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を形成して負極活物質を作製した。このとき、粒子状のMoO2のみの負極容量は約300mAh/gであった。この負極活物質を用いて実施例1と同様な方法によりスラリー(負極スラリーA)を調製した。
被覆層を設けないMoO2そのものを負極活物質として用いて実施例1と同様な方法によりスラリー(負極スラリーB)を調製した。
次いで、アルミニウム箔からなる集電体の片面に前記負極スラリーBを塗布し、乾燥した厚さ45μmの主負極層を形成した。つづいて、この主負極層表面に前記負極スラリーAを塗布し、乾燥させて厚さ5μmの表面層を形成した。その後、プレスすることにより負極層の密度が1.7g/cm3の負極を作製した。
得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
(実施例22)
主負極層の厚さが25μm、表面層の厚さが25μmにした以外、実施例21と同様な単層電池を組立てた。
(実施例23)
アルミニウム箔からなる集電体の片面に実施例21と同様な負極スラリーAを塗布し、乾燥させ、さらにプレスすることにより厚さ50μmで負極層の密度が1.7g/cm3の負極を作製した。得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
(比較例21)
アルミニウム箔からなる集電体の片面に実施例21と同様な負極スラリーBを塗布し、乾燥させ、さらにプレスすることにより厚さ50μmで負極層の密度が1.7g/cm3の負極を作製した。得られた負極を用いて実施例11と同様な単層電池を組立てた。
得られた実施例21〜23および比較例21の単層電池の短絡エリアを約7N/cm2の圧力で押し付けて、電圧の変化をモニターした。各々の電池について、電池電圧が1Vになるまでの時間を下記表4に示す。また、各電池のエネルギー密度を比較例21の電池を基準にして比率で求めた。その結果を下記表4に示す。
Figure 0005319312
前記表4から明らかなようにMoO2からなる負極活物質を含む単層の負極層を有する負極を用いた比較例21の電池は、内部短絡反応が急速に進むことがわかる。
これに対し、粒子状のMoO2表面に厚さ約50nmのスピネル型のリチウムチタン酸化物(Li4Ti512)の被覆層を形成して負極活物質を含む負極層が単層(実施例23)でも主負極層と表面層(前記負極活物質を含む)の2層(実施例21,22)の負極を用いた電池は、いずれも内部短絡反応を緩和できることがわかる。
また、電池のエネルギー密度は被覆層が形成された負極活物質を含む表面層と粒子状のMoO2からなる負極活物質を含む主負極層の2層の負極層を有する実施例21,22の電池のうち、前者の厚さ比が小さい実施例21の電池が最も高く、被覆層が形成された負極活物質を含む単層の負極層を有する実施例23が最も低くなる。これは、主負極層の活物質であるMoO2の容量が被覆層であるスピネル型のリチウムチタン酸化物よりも大きいためである。すなわち、内部短絡時の安全性を高める効果は、負極層の最表面(正極側)にスピネル型のリチウムチタン酸化物の被覆層を有する負極活物質が配置されていれば達成できる。また、負極層を主負極層と表面層からなる多層構造にし、主負極層の活物質を被覆層であるスピネル型のリチウムチタン酸化物よりもエネルギー密度(容量)が大きい物質を選択することによって、電池のエネルギー密度の低下も軽減することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限られず、特許請求の範囲に記載の発明の要旨の範疇において様々に変更可能である。また、本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。
1…捲回電極群、2…外装材、3…負極、3a…被覆される粉末、3b…被覆層(スピネル構造を有するリチウムチタン複合酸化物)、4…セパレータ、5…正極、6…負極端子、7…正極端子、21…単電池、24…プリント配線基板、25…サーミスタ、26…保護回路、37…収納容器、101…粒子、102…被覆層。

Claims (19)

  1. 粒子状の電池用負極活物質であって、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成したことを特徴とする電池用負極活物質。
  2. 前記スピネル構造を有するリチウムチタン複合酸化物は、Li4+xTi512(−1≦x≦3)であることを特徴とする請求項1記載の電池用負極活物質。
  3. 前記リチウム吸蔵・放出電位を持つ物質は、酸化物であることを特徴とする請求項1または2記載の電池用負極活物質。
  4. 前記リチウム吸蔵・放出電位を持つ物質は、ラムスデライト型、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型、ブロンズ型のいずれかの構造を有するリチウムチタン複合酸化物、リチウムモリブデン複合酸化物およびリチウムニオブ複合酸化物から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項1または2記載の電池用負極活物質。
  5. 前記リチウムチタン複合酸化物の被覆層は、5nm以上の厚さを有することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の電池用負極活物質。
  6. 比表面積が5m2/g以上であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の電池用負極活物質。
  7. 平均粒径が3μm以下であることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の電池用負極活物質。
  8. 外装材と、
    前記外装材内に収納された正極と、
    前記外装材内に収納され、前記正極と空間的に離間し、粒子状の活物質を含む負極と、
    前記外装材内に充填された非水電解質と、
    を具備し、
    前記粒子状の活物質は、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下の物質を含む粒子表面にスピネル型構造を有するリチウムチタン複合酸化物の被覆層を形成した構造を有することを特徴とする非水電解質電池。
  9. 前記スピネル構造を有するリチウムチタン複合酸化物は、Li4+xTi512(−1≦x≦3)であることを特徴とする請求項8記載の非水電解質電池。
  10. 前記リチウム吸蔵・放出電位を持つ物質は、酸化物であることを特徴とする請求項8または9記載の電池用負極活物質。
  11. 前記リチウム吸蔵・放出電位を持つ物質は、ラムスデライト型、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型、ブロンズ型のいずれかの構造を有するリチウムチタン複合酸化物、リチウムモリブデン複合酸化物およびリチウムニオブ複合酸化物から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項8または9記載の非水電解質電池。
  12. 前記リチウムチタン複合酸化物の被覆層は、5nm以上の厚さを有することを特徴とする請求項8〜11いずれか記載の非水電解質電池。
  13. 前記負極活物質は、5m2/g以上の比表面積を有することを特徴とする請求項8〜12いずれか記載の非水電解質電池。
  14. 前記負極活物質は、3μm以下の平均粒径を有することを特徴とする請求項8〜13いずれか記載の非水電解質電池。
  15. 前記負極は、集電体とこの集電体の片面または両面に形成された負極層とを備え、かつ
    前記負極層は前記集電体表面に形成され、前記粒子状の負極活物質と異なる活物質を含む少なくとも1層の主負極層と、この主負極層表面に形成され、前記粒子状の活物質を含む表面層とを備えることを特徴とする請求項8記載の非水電解質電池。
  16. 前記主負極層に含まれる活物質は、リチウム吸蔵・放出電位が1V vs Li/Li+以上3V vs Li/Li+以下であることを特徴とする請求項15記載の非水電解質電池。
  17. 前記主負極層に含まれる活物質は、リチウムチタン複合酸化物(スピネル型構造を除く)、リチウムモリブデン複合酸化物およびリチウムニオブ複合酸化物からなる群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項15記載の非水電解質電池。
  18. 請求項8〜17いずれか記載の非水電解質電池を複数備え、各々の電池が直列、並列または直列および並列に電気的に接続されていることを特徴とする電池パック。
  19. 各々の非水電解質電池の電圧が検知可能な保護回路を具備することを特徴とする請求項18記載の電池パック。
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