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JP5303061B1 - エンジン制御装置及び建設機械 - Google Patents

エンジン制御装置及び建設機械 Download PDF

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JP5303061B1 JP2012254738A JP2012254738A JP5303061B1 JP 5303061 B1 JP5303061 B1 JP 5303061B1 JP 2012254738 A JP2012254738 A JP 2012254738A JP 2012254738 A JP2012254738 A JP 2012254738A JP 5303061 B1 JP5303061 B1 JP 5303061B1
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Abstract

【課題】油圧ポンプをエンジンで駆動する場合、リリーフ時等の高負荷時において、エンジンの回転数のハンチングを抑制すること。
【解決手段】コントローラ6は、油圧ポンプ3が吐出する作動油の圧力が予め設定されたリリーフ圧力以上となって、油圧ポンプが吐出した作動油の一部が放出される状態にある場合、油圧ポンプが吐出する作動油の圧力に基づいて、油圧ポンプを駆動する動力であるポンプ駆動動力を制限するポンプ駆動動力制限部61と、エンジンの目標とする回転数である目標回転数が、ポンプ駆動動力の制限が開始された時点の値以上になるようにエンジンの出力を制御するエンジン出力制御部63と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンによって油圧ポンプを駆動する場合に用いられるエンジン制御装置及び建設機械に関する。
油圧ショベル、ブルドーザ、ダンプトラック、ホイールローダ等の建設機械は、作業機又はベッセル等を動作させるための油圧アクチュエータに作動油を供給するために、エンジンで駆動される油圧ポンプを備えている。例えば、特許文献1には、ディーゼルエンジンで油圧ポンプを駆動するにあたって、油圧ポンプがリリーフ状態になった場合に、ポンプ吸収トルクを制限するのではなく、エンジン回転数を下げる制御が記載されている。
特開2009−74407号公報
特許文献1に記載された技術は、ポンプ効率を下げず、エンジン効率も向上するという利点がある。しかし、特許文献1の技術は、例えば、リリーフ時等の高負荷時において、油圧ポンプの吐出圧に対してエンジンが目標とする回転数の変化が大きい場合には、吐出圧が変動したときにエンジンの回転数のハンチングを招く可能性がある。
本発明は、油圧ポンプをエンジンで駆動する場合、リリーフ時等の高負荷時において、エンジンの回転数のハンチングを抑制することを目的とする。
本発明は、作動油を吐出する油圧ポンプを駆動するエンジンを制御する装置であり、前記油圧ポンプが吐出する前記作動油の圧力が予め設定されたリリーフ圧力以上となって、前記油圧ポンプが吐出した前記作動油の一部が放出される状態にある場合、前記油圧ポンプが吐出する前記作動油の圧力に基づいて、前記油圧ポンプを駆動する動力であるポンプ駆動動力を制限するポンプ駆動動力制限部と、前記エンジンの目標とする回転数である目標回転数が、前記ポンプ駆動動力の制限が開始された時点の値以上になるように前記エンジンの出力を制御するエンジン出力制御部と、を含むことを特徴とするエンジン制御装置である。
前記ポンプ駆動動力制限部は、前記油圧ポンプが吐出する作動油の圧力が上昇するにしたがって、前記ポンプ駆動動力が低下するように前記ポンプ駆動動力の制限値としてのポンプ駆動動力制限値を求めることが好ましい。
前記エンジン出力制御部は、前記目標回転数が、前記油圧ポンプが吐出した前記作動油の一部が放出される状態になった後の最大値よりも増加する場合、前記ポンプ駆動動力制限部が求めた前記ポンプ駆動動力制限値に基づいて求められた前記エンジンの目標とする出力の等出力線と、前記エンジンの燃料消費効率に基づいて求められたマッチング線とから、前記目標回転数を求めることが好ましい。
本発明は、エンジンと、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプが吐出する作動油の圧力が予め設定されたリリーフ圧以上になった場合に前記作動油をリリーフするリリーフ弁と、前記油圧ポンプから吐出された作動油が供給される油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータによって駆動される作業機と、上述したエンジン制御装置と、を含むことを特徴とする建設機械である。
本発明は、油圧ポンプをエンジンで駆動する場合、リリーフ時等の高負荷時において、エンジンの回転数のハンチングを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る建設機械1の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係るエンジン制御の手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態に係るエンジン制御をコントローラが実行する際の制御ブロック図である。 図4は、図3に示したポンプ必要動力演算部の処理フローを示す図である。 図5は、本実施形態に係るエンジン制御が実行されたときにおけるエンジンの回転数の時間変化例を示す図である。 図6は、エンジンの回転数とトルクとの関係の一例を示す図である。 図7は、トルク線図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る建設機械1の全体構成を示すブロック図である。以下において、建設機械として油圧ショベルを例として説明する。本実施形態において、建設機械1は、油圧ポンプを駆動するエンジン及び油圧ポンプを備えていればよく、油圧ショベルに限定されるものではない。
<建設機械>
建設機械1は、上部旋回体と下部走行体とを備える。下部走行体は、左右の履帯を備える。上部旋回体は、ブーム、アーム及びバケットを含む作業機を備えている。ブームシリンダ31が駆動することによりブームが作動し、アームシリンダ32が駆動することによりアームが作動し、バケットシリンダ33が駆動することによりバケットが作動する。走行モータ36及び走行モータ35がそれぞれ駆動することにより左履帯及び右履帯がそれぞれ回転する。旋回モータ34が駆動することによりスイングマシナリが駆動し、スイングピニオン及びスイングサークル等を介して上部旋回体が旋回する。
エンジン2は、ディーゼルエンジンである。エンジン2の出力(馬力、単位はkw)は、シリンダ内へ噴射する燃料量(燃料噴射量)を調整することで制御される。エンジン2は、例えば、コモンレール方式による電子制御が可能なエンジンである。エンジン2は、燃料量を適切にコントロールすることが可能であり、ある瞬間のエンジン回転数における出力可能なトルクを自由に設定することが可能である。
本実施形態に係るエンジン制御装置としてのコントローラ6は、エンジンコントローラ4に対して、エンジン回転数を目標回転数n_comにするための回転指令値を出力する。エンジンコントローラ4は、目標トルク線で目標回転数n_comが得られるように燃料噴射量を増減する。また、エンジンコントローラ4は、エンジン2のエンジン回転数及び燃料噴射量から推定されるエンジントルクを含むエンジンデータeng_dataをコントローラ6に出力する。コントローラ6及びエンジンコントローラ4は、いずれもコンピュータである。本実施形態において、エンジン2の回転数というときには、単位時間あたりにおけるエンジン2の出力軸2Sの回転数、すなわち出力軸2Sの回転速度をいうものとする。
エンジン2の出力軸2Sは、PTO(Power Take Off)軸10を介して発電電動機11の駆動軸に連結される。発電電動機11は、発電作用と電動作用を行う。つまり、発電電動機11は電動機(モータ)として作動し、また発電機としても作動する。発電電動機11は、エンジン2の出力軸に直接接続する。発電電動機11は、エンジン2と後述する油圧ポンプ3の出力軸との間に配置されてもよい。
発電電動機11は、インバータ13によってトルクが制御される。インバータ13は、後述するように、コントローラ6から出力される発電電動機指令値GEN_comに応じて発電電動機11のトルクを制御する。インバータ13は、直流電源線を介して蓄電器12と電気的に接続されている。
蓄電器12は、キャパシタ又は蓄電池等である。蓄電器12は、発電電動機11が発電作用した場合に発電した電力を蓄積(充電)する。また蓄電器12は、自身に蓄電された電力をインバータ13に供給する。なお、本明細書では静電気として電力を蓄積するキャパシタの他、鉛電池、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池等の二次電池も含めて蓄電器というものとする。本実施形態において、発電電動機11、蓄電器12及びインバータ13は必ずしも必要ではない。
エンジン2の出力軸2Sには、PTO軸10を介して油圧ポンプ3の駆動軸が連結されている。油圧ポンプ3は、エンジン2の出力軸2Sが回転することにより駆動される。本実施形態において、油圧ポンプ3は、可変容量型の油圧ポンプであり、斜板の傾転角が変化することで容量q(cc/rev)が変化する。油圧ポンプ3の吐出口側にはリリーフ弁16が設けられている。リリーフ弁16は、油圧ポンプ3が吐出する作動油の圧力が、予め設定されたリリーフ圧力PRr以上となった場合に、油圧ポンプ3が吐出した作動油の一部を作動油タンク17に放出する。
油圧ポンプ3から吐出圧PRp、流量Q(cc/min)で吐出された作動油は、ブーム用の操作バルブ21、アーム用の操作バルブ22、バケット用の操作バルブ23、旋回用の操作バルブ24、右走行用の操作バルブ25及び左走行用の操作バルブ26にそれぞれ供給される。吐出圧PRpは、油圧センサ7で検出される。油圧センサ7は、吐出圧PRpに対応した油圧検出信号をコントローラ6に入力する。以下において、ブーム用の操作バルブ21、アーム用の操作バルブ22、バケット用の操作バルブ23、旋回用の操作バルブ24、右走行用の操作バルブ25及び左走行用の操作バルブ26を総称して、適宜、操作バルブ20と称する。
操作バルブ21〜26から出力された作動油は、それぞれ、ブームシリンダ31、アームシリンダ32、バケットシリンダ33、旋回モータ34、右走行用の走行モータ35、及び左走行用の走行モータ36に供給される。このようにすることで、ブームシリンダ31、アームシリンダ32、バケットシリンダ33、旋回モータ34、走行モータ35及び走行モータ36がそれぞれ駆動され、ブーム、アーム、バケット、上部旋回体、下部走行体の右履帯及び左履帯が作動する。以下において、ブームシリンダ31、アームシリンダ32、バケットシリンダ33、旋回モータ34、右走行用の走行モータ35、及び左走行用の走行モータ36を総称して、適宜、油圧アクチュエータ30と称する。また、旋回モータ34は、電動駆動式の旋回モータに置き換えることも可能である。電気駆動式の旋回モータは、蓄電器12に蓄積された電力で駆動して、上部旋回体を旋回する。また、電気駆動式の旋回モータは、上部旋回体の旋回エネルギーを回生することで、蓄電器12へ電力を蓄積することができる。
建設機械1に備えられた運転席の前方の右側と左側とには、それぞれ、前後方向の操作でブームの駆動を行い、前後方向の操作でバケットの駆動を行う右の操作レバー41と、前後方向の操作でアームの駆動を行い、左右方向の操作で上部旋回体の旋回駆動を行う左の操作レバー42とが設けられている。また、走行用右の操作レバー43と、走行用左の操作レバー44とが運転席の前方の右側と左側とに設けられている。
コントローラ6は、作業・旋回用右の操作レバー41の操作方向に応じてブーム、バケットを作動させるとともに、操作量に応じた速度でブーム、バケットを作動させる。
操作レバー41には、操作方向、操作量を検出する圧力センサ45が設けられている。圧力センサ45は、操作レバー41の操作方向及び操作量に応じたパイロット油圧を検出し、自身が出力する電気信号をコントローラ6に入力する。操作レバー41がブームを作動させる方向に操作された場合、圧力センサ45は、操作レバー41の中立位置に対する傾動方向及び傾動量に応じて、ブーム上げ操作量又はブーム下げ操作量を示すブームレバー信号Lboをコントローラ6に入力する。また、操作レバー41がバケットを作動させる方向に操作された場合、圧力センサ45は、操作レバー41の中立位置に対する傾動方向及び傾動量に応じて、バケット掘削操作量又はバケットダンプ操作量を示すバケットレバー信号Lbkをコントローラ6に入力する。
操作レバー41がブームを作動させる方向に操作された場合、操作レバー41の傾動量に応じたパイロット圧(PPC圧)PRboが、ブーム用の操作バルブ21が備える各パイロットポートのうちレバー傾動方向(ブーム上げ方向又はブーム下げ方向)に対応するパイロットポート21aに加えられる。
同様に、操作レバー41がバケットを作動させる方向に操作された場合、操作レバー41の傾動量に応じたパイロット圧(PPC圧)PRbkが、バケット用の操作バルブ23が備える各パイロットポートのうちレバー傾動方向(バケット掘削方向又はバケットダンプ方向)に対応するパイロットポート23aに加えられる。
操作レバー42は、アーム、上部旋回体を作動させるための操作レバーである。コントローラ6は、操作レバー42の操作方向に応じて、アーム又は上部旋回体を作動させるとともに、操作量に応じた速度でアーム又は上部旋回体を作動させる。
操作レバー42には、操作方向、操作量を検出する圧力センサ46が設けられている。圧力センサ46は、操作レバー42の操作方向及び操作量に応じたパイロット油圧を検出し、自身が出力する電気信号をコントローラ6に入力する。操作レバー42がアームを作動させる方向に操作された場合、圧力センサ46は、操作レバー42の中立位置に対する傾動方向及び傾動量に応じて、アーム掘削操作量又はアームダンプ操作量を示すアームレバー信号Larをコントローラ6に入力する。また操作レバー42が上部旋回体を作動させる方向に操作された場合、圧力センサ46は、操作レバー42の中立位置に対する傾動方向及び傾動量に応じて、右旋回操作量又は左旋回操作量を示す旋回レバー信号Lswをコントローラ6に入力する。
操作レバー42がアームを作動させる方向に操作された場合には、操作レバー42の傾動量に応じたパイロット圧(PPC圧)PRarが、アーム用の操作バルブ22が備える各パイロットポートのうちレバー傾動方向(アーム掘削方向又はアームダンプ方向)に対応するパイロットポート22aに加えられる。
同様に、操作レバー42が上部旋回体を作動させる方向に操作された場合には、操作レバー42の傾動量に応じたパイロット圧(PPC圧)PRswが、旋回用の操作バルブ24が備える各パイロットポートのうちレバー傾動方向(右旋回方向又は左旋回方向)に対応するパイロットポート24aに加えられる。
走行用右の操作レバー43と走行用左の操作レバー44とは、それぞれ右履帯、左履帯を作動させるための操作レバーであり、操作方向に応じて履帯を作動させるとともに、操作量に応じた速度で履帯を作動させる。
操作レバー43の傾動量に応じたパイロット圧(PPC圧)PRcrが、右走行用の操作バルブ25のパイロットポート25aに加えられる。パイロット圧PRcrは、油圧センサ9で検出される。油圧センサ9は、右走行量を示す右走行パイロット圧PRcrに対応した信号をコントローラ6に入力する。同様に、操作レバー44の傾動量に応じたパイロット圧(PPC圧)PRclが、左走行用の操作バルブ26のパイロットポート26aに加えられる。パイロット圧PRclは、油圧センサ8で検出される。油圧センサ8は、左走行量を示す左走行パイロット圧PRclをコントローラ6に入力する。
各操作バルブ21〜26は、流量方向制御弁である。各操作バルブ21〜26は、対応する操作レバー41〜44の操作方向に応じた方向にそれぞれが備えるスプールを移動させるとともに、操作レバー41〜44の操作量に応じた開口面積だけ油路が開口するようにスプールを移動させる。
ポンプ制御バルブ5は、コントローラ6から出力される制御電流pc−epcによって動作し、サーボピストンを介して油圧ポンプ3が備える斜板の傾転角を変化させる。ポンプ制御バルブ5は、油圧ポンプ3の吐出圧PRp(kg/cm)と油圧ポンプ3の容量q(cc/rev)との積が制御電流pc−epcに対応するポンプ吸収トルクtpcomを超えないように、油圧ポンプ3が備える斜板の傾転角を制御する。この制御は、PC制御と呼ばれている。
発電電動機11には、発電電動機11の現在の実回転数GEN_spd(rpm)、つまりエンジン2の実回転数GEN_spdを検出する回転センサ14が付設されている。回転センサ14で検出される実回転数GEN_spdを示す信号は、コントローラ6に入力される。
蓄電器12には、蓄電器12の電圧BATT_voltを検出する電圧センサ15が設けられている。電圧センサ15で検出される電圧BATT_voltを示す信号は、コントローラ6に入力される。
コントローラ6は、インバータ13に発電電動機指令値GEN_comを出力し、発電電動機11を発電作用又は電動作用させる。コントローラ6が、インバータ13に対して、発電電動機11を発電機として作動させるための発電電動機指令値GEN_comを出力すると、エンジン2で発生した出力トルクの一部は、出力軸2Sを介して発電電動機11の駆動軸に伝達される。発電電動機11は、エンジン2のトルクを吸収して発電が行われる。そして、インバータ13は、発電電動機11で発生した交流電力を直流電力に変換し、直流電源線を介して蓄電器12に電力を蓄積(充電)する。
コントローラ6からインバータ13に対して、発電電動機11を電動機として作動させるための発電電動機指令値GEN_comが出力されると、インバータ13は発電電動機11が電動機として作動するように制御する。すなわち、蓄電器12から電力が出力され(放電され)、蓄電器12に蓄積された直流電力がインバータ13で交流電力に変換されて発電電動機11に供給され、発電電動機11の駆動軸を回転作動させる。その結果、発電電動機11はトルクを発生する。このトルクは、発電電動機11の駆動軸を介して出力軸2Sに伝達されて、エンジン2の出力トルクに加算される。すなわち、エンジン2の出力が発電電動機11の出力によってアシストされる。油圧ポンプ3は、この加算された出力トルクを吸収する。
発電電動機11の発電量(吸収トルク量)又は電動量(アシスト量、すなわち発生トルク量)は、発電電動機指令値GEN_comの内容に応じて変化する。コントローラ6は、エンジンコントローラ4に回転指令値を出力して、現在の油圧ポンプ3の負荷に応じた目標回転数が得られるように燃料噴射量を増減して、エンジン2のエンジン回転数(実回転数GEN_spdに相当)neとトルクを調整する。次に、本実施形態に係るエンジン2の制御(エンジン制御)について説明する。本実施形態に係るエンジン制御は、コントローラ6が実現する。
<エンジン制御>
図2は、本実施形態に係るエンジン制御の手順の一例を示すフローチャートである。図3は、本実施形態に係るエンジン制御をコントローラが実行する際の制御ブロック図である。図4は、図3に示したポンプ必要動力演算部の処理フローを示す図である。
本実施形態に係るエンジン制御は、図1に示す油圧ポンプ3が吐出する作動油の圧力、すなわち吐出圧PRpが、予め設定されたリリーフ圧力PRr以上となって、油圧ポンプ3が吐出した作動油の一部をリリーフ弁16が作動油タンク17に放出するリリーフ状態にある場合に実行される。本実施形態に係るエンジン制御を実行するコントローラ6は、ポンプ必要動力演算部60、ポンプ駆動動力制限部61、リリーフ判定部62、エンジン出力制御部63、最小選択部64、加算部65及び出力変換部66を備えている。
コントローラ6は、本実施形態に係るエンジン制御をするにあたって、ステップS101において制御に用いる情報を求める。制御に用いる情報は、油圧ポンプ3を駆動するために必要な動力であるポンプ必要動力Pp_rq、油圧ポンプ3を駆動する動力であるポンプ駆動動力の制限値としてのポンプ駆動動力制限値Pp_limit及び油圧ポンプ3以外の負荷Pl_ep等である。
ポンプ必要動力Pp_rqは、図3に示すポンプ必要動力演算部60が求める。ポンプ駆動動力制限値Pp_limitは、ポンプ駆動動力制限部61が求める。負荷Pl_epは、例えば、エンジン2の冷却に用いる冷却ファンを駆動する際の負荷及び発電電動機11をエンジン2が駆動して発電作用を行わせる際の負荷等である。次に、ポンプ必要動力演算部60がポンプ必要動力Pp_rqを求める手順の一例を説明する。次の説明では、判断結果TRUEをTと略記するとともに、判断結果FALSEをFと略記する。
ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンに応じて、油圧ポンプ3の駆動に必要な動力(馬力)、すなわち、ポンプ必要動力Pp_rqを演算する。このとき、ポンプ必要動力演算部60は、図1に示す油圧センサ7から油圧ポンプ3の吐出圧PRpを取得し、操作レバー41〜44のレバー入力に関する情報を取得する。
油圧ポンプ3の必要動力値として、ポンプ必要動力演算部60は、予めPp_rq_1、Pp_rq_2、Pp_rq_3、Pp_rq_4、Pp_rq_5、Pp_rq_6を演算する。これらの大きさは、Pp_rq_1、Pp_rq_2、Pp_rq_3、Pp_rq_4、Pp_rq_5、Pp_rq_6の順番で順次小さくなるものとして設定されているものとする。
ステップS71において、右走行パイロット圧PRcrが所定の圧力Kcよりも大きいか又は左走行パイロット圧PRclが所定の圧力Kcよりも大きい場合(ステップS71のT)、ポンプ必要動力演算部60は、複数の油圧アクチュエータ30の作業パターンは、「走行操作」という作業パターン(1)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「走行操作」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqをPp_rq_1に設定する。
同様にして、各ステップS72〜ステップS79では、次のような処理が行われる。すなわち、ステップS72では、右旋回操作量Lswrが所定の操作量Kswよりも大きいか否かによって、右方向の旋回量が所定値より大きいか否かが判断される。また、ステップS72では、左旋回操作量Lswlが所定の操作量−Kswよりも小さいか否かによって、左方向の旋回量が所定値より大きいか否かが判断される。
ステップS73では、ブーム下げ操作量Lbodが所定の操作量−Kboよりも小さいか否かによって、ブーム下げの操作量が所定値より小さいか否かが判断される。
ステップS74では、ブーム上げ操作量Lbouが所定の操作量Kboよりも大きいか否かによってブーム上げの操作量が所定値より大きいか否かが判断され、アーム掘削操作量Laruが所定の操作量Kaよりも大きいか否かによってアーム掘削の操作量が所定値より大きいか否かが判断され、アームダンプ操作量Ladが所定の操作量−Kaよりも小さいか否かによって、アームダンプの操作量が所定値より大きいか否かが判断される。
また、ステップS74では、バケット掘削操作量Lbkuが所定の操作量Kbkよりも大きいか否かによってバケット掘削の操作量が所定値より大きいか否かが判断され又はバケットダンプ操作量Lbkdが所定の操作量−Kbkよりも小さいか否かによってバケットダンプの操作量が所定値より大きいか否かが判断される。
ステップS75では、アーム掘削操作量Laruが所定の操作量Kaよりも大きいか否かが判断される。
ステップS76では、バケット掘削操作量Lbkuが所定の操作量Kbkよりも大きいか否かが判断される。
ステップS77では、油圧ポンプ3の吐出圧PRpが所定の圧力Kp1よりも小さいか否かが判断される。
ステップS78では、アームダンプ操作量Ladが所定の操作量−Kaよりも小さいか否かが判断される。
ステップS79では、バケットダンプ操作量Lbkdが所定の操作量−Kbkよりも小さいか否かが判断される。
ステップS80では、油圧ポンプ3の吐出圧PRpが所定の圧力Kp2よりも大きいか否かが判断される。
ステップS81では、油圧ポンプ3の吐出圧PRpが所定の圧力Kp3よりも大きいか否かが判断される。
ステップS71の判断がFでステップS72の判断がTでステップS73の判断がTである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「旋回操作及びブーム下げ操作」という作業パターン(2)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「旋回操作及びブーム下げ操作」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_6に設定する。
ステップS71の判断がFでステップS72の判断がTであり、ステップS73の判断がFであり、ステップS74の判断がTである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「旋回操作とブーム下げ以外の作業機操作」という作業パターン(3)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「旋回操作とブーム下げ以外の作業機操作」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_1に設定する。
ステップS71の判断がFでステップS72の判断がTであり、ステップS73の判断がFでステップS74の判断がFである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「旋回操作の単独操作」という作業パターン(4)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「旋回操作の単独操作」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqが、Pp_rq_6に設定される。
ステップS71の判断がFでステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がTであり、ステップS76の判断がTであり、ステップS77の判断がTである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム掘削操作とバケット掘削操作で負荷が小さいとき(例えば土砂を抱え込む作業)」という作業パターン(5)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム掘削操作とバケット掘削操作で負荷が小さいとき」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_2に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がTでステップS76の判断がTであり、ステップS77の判断がFである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム掘削操作とバケット掘削操作で負荷が大きいとき(例えばアームとバケットの同時操作による掘削作業)」という作業パターン(6)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム掘削操作とバケット掘削操作で負荷が大きいとき」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_1に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がTでステップS76の判断がFである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム掘削操作」という作業パターン(7)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム掘削操作」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_1に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がFであり、ステップS78の判断がTでステップS79の判断がTであり、ステップS80の判断がTである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム排土操作とバケット排土操作で負荷が大きいとき(例えばアームとバケットの同時排土操作による土砂押し作業)」という作業パターン(8)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム排土操作とバケット排土操作で負荷が大きいとき」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_3に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がFでステップS78の判断がTであり、ステップS79の判断がTでステップS80の判断がFである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム排土操作とバケット排土操作で負荷が小さいとき(例えば空中でアームとバケットを同時に返す作業)」という作業パターン(9)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム排土操作とバケット排土操作で負荷が小さいとき」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_5に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がFであり、ステップS78の判断がTであり、ステップS79の判断Fであり、ステップS81の判断がTである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム単独排土操作で負荷が大きいとき(例えばアーム排土作業による土砂押し作業)」という作業パターン(10)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム単独排土操作で負荷が大きいとき」に適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_3に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がFでステップS78の判断がTであり、ステップS79の判断Fであり、ステップS81の判断がFである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「アーム単独排土操作で負荷が小さいとき(例えば空中でアームを返す作業)」という作業パターン(11)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「アーム単独排土操作で負荷が小さいとき」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_5に設定する。
ステップS71の判断がFであり、ステップS72の判断がFであり、ステップS75の判断がFでステップS78の判断がFである場合、ポンプ必要動力演算部60は、油圧アクチュエータ30の作業パターンが、「その他の作業」という作業パターン(12)であると判断する。ポンプ必要動力演算部60は、「その他の作業」という作業パターンに適合するように、油圧ポンプ3のポンプ必要動力Pp_rqを、Pp_rq_1に設定する。
次に、ポンプ駆動動力制限部61が、ポンプ駆動動力制限値Pp_limitを求める手順を説明する。ポンプ駆動動力制限部61は、図1に示す油圧センサ7から油圧ポンプ3の吐出圧PRpを取得する。そして、ポンプ駆動動力制限部61は、取得した油圧ポンプ3の吐出圧PRpに対する油圧ポンプ3のポンプ駆動動力制限値Pp_limitを求める。ポンプ駆動動力制限値Pp_limitは、リリーフ時、すなわちリリーフ弁16が油圧ポンプ3から吐出された作動油の一部を放出するときに、油圧ポンプ3を駆動する動力の急激な変動を抑制するように決定される。本実施形態では、ポンプ駆動動力制限値Pp_limitは、吐出圧PRpに対する関数61Fnに基づいて求められる。
本実施形態において、ポンプ駆動動力制限値Pp_limitは、吐出圧PRp、すなわち油圧ポンプ3が吐出する作動油の圧力が上昇するにしたがって、油圧ポンプ3を駆動する動力が低下するように設定されている。より具体的には、吐出圧PRpがある程度小さい第1の範囲において、ポンプ駆動動力制限値Pp_limitは吐出圧PRpの大きさに関わらず一定である。吐出圧PRpが第1の範囲を超えて第2の範囲に入ると、吐出圧PRpが上昇するにしたがってポンプ駆動動力制限値Pp_limitは低下する。そして、吐出圧PRpが第2の範囲を超えて第3の範囲に入ると、ポンプ駆動動力制限値Pp_limitは吐出圧PRpの大きさに関わらず一定になる。関数61Fnは、このようなポンプ駆動動力制限値Pp_limitと吐出圧PRpとの関係を実現するように設定されて、コントローラ6の記憶装置に記憶される。
ステップS101でエンジン制御に用いる情報が求められたら、コントローラ6は処理をステップS102に進める。ステップS102において、コントローラ6は、油圧ポンプ3がリリーフ状態にあるか否かを判定する。この判定は、図3に示すリリーフ判定部62が行う。具体的には、リリーフ判定部62は、ポンプ必要動力Pp_rqがポンプ駆動動力制限値Pp_limit以上である場合にT(リリーフ状態である)と判定し、ポンプ必要動力Pp_rqがポンプ駆動動力制限値Pp_limitよりも小さい場合にF(リリーフ状態でない)と判定する。リリーフ判定部62は、判定結果フラグdを出力する。リリーフ状態は、設定されるリリーフ圧を基に、ポンプ吐出圧PRpを用いて判断されてもよい。
リリーフ状態でない場合(ステップS102、No)、すなわち、リリーフ判定部62が判定結果フラグdとしてFを出力した場合、コントローラ6は、ステップS101及びステップS102を繰り返す。リリーフ状態でない場合、エンジンコントローラ4は、後述するエンジン2の目標とする出力Perから求めたエンジン2のリリーフ時目標回転数n_comrを目標回転数n_comとして、エンジン2を制御する。
リリーフ状態である場合(ステップS102、Yes)、すなわち、リリーフ判定部62が判定結果フラグdとしてTを出力した場合、コントローラ6は、処理をステップS103に進める。ステップS103において、図3に示すエンジン出力制御部63は、エンジン2の目標とする出力(エンジン目標出力)Perから求めたエンジン2の回転数(リリーフ時目標回転数)n_comrと、リリーフ時目標回転数の最大値(リリーフ時最大目標回転数)nrmaxとを比較する。リリーフ時最大目標回転数nrmaxは、油圧ポンプ3がリリーフ状態となった後からステップS103の判定時までの間における、リリーフ時目標回転数n_comrの最大値である。なお、本実施形態において、リリーフ時最大目標回転数nrmaxの初期値は0である。リリーフ時目標回転数n_comrは、エンジン目標出力Perに基づいて定められた、リリーフ時においてエンジン2が目標とする回転数である。リリーフ時目標回転数n_comrは、エンジン出力制御部63によって求められる。次に、リリーフ時目標回転数n_comrを求める手順の一例を説明する。
リリーフ時目標回転数n_comrを求めるにあたり、図3に示すコントローラ6の最小選択部64は、ポンプ必要動力演算部60が求めたポンプ必要動力Pp_rqと、ポンプ駆動動力制限部61が求めたポンプ駆動動力制限値Pp_limitとのうち小さい方を、コントローラ6の加算部65に出力する。加算部65は、最小選択部64の出力と、油圧ポンプ3以外のファン及び発電電動機11等の補機駆動にともなうエンジン2の負荷Pl_epとを加算して、加算した結果をエンジン目標出力Perとして出力する。
コントローラ6の出力変換部66は、加算部65から出力されたエンジン目標出力Perを取得し、テーブル66Fnを用いてリリーフ時目標回転数n_comrに変換する。テーブル66Fnは、リリーフ時目標回転数n_comrとエンジン目標出力Perとの関係を示したものであり、エンジン2の仕様及び特性によって定まる。テーブル66Fnは、コントローラ6の記憶装置に記憶される。
エンジン出力制御部63は、このようにして求められたリリーフ時目標回転数n_comrとリリーフ時最大目標回転数nrmaxとを比較し、リリーフ時最大目標回転数nrmaxがリリーフ時目標回転数n_comr以上である場合には(ステップS103、Yes)、処理をステップS104に進める。また、エンジン出力制御部63は、リリーフ時最大目標回転数nrmaxがリリーフ時目標回転数n_comrよりも小さい場合には(ステップS103、No)、処理をステップS105に進める。
ステップS104において、エンジン出力制御部63は、リリーフ時最大目標回転数nrmaxを目標回転数n_comに設定する。すなわち、目標回転数n_comは、エンジン目標出力Perから求められたリリーフ時目標回転数n_comrには更新されない。ステップS105において、エンジン出力制御部63は、エンジン目標出力Perから求められたリリーフ時目標回転数n_comrを目標回転数n_comに設定する。すなわち、目標回転数n_comは、エンジン目標出力Perから求められたリリーフ時目標回転数n_comrに更新される。
コントローラ6は、エンジン出力制御部63から出力されたリリーフ時目標回転数n_comrを目標回転数n_comとして、図1に示すエンジンコントローラ4に出力する。エンジンコントローラ4は、加算部65から出力されたエンジン目標出力Perが目標回転数n_comで得られるようにエンジン2の出力、より具体的にはトルクを制御する。ステップS101からステップS105が実行されることにより、本実施形態に係るエンジン制御が実現される。本実施形態に係るエンジン制御の一連の処理が終了したら、コントローラ6は、スタートに戻ってステップS101からの処理を繰り返す。次に、本実施形態に係るエンジン制御を実行した場合におけるエンジン2の回転数の変化を説明する。
図5は、本実施形態に係るエンジン制御が実行されたときにおけるエンジンの回転数の時間変化例を示す図である。図6は、エンジンの回転数とトルクとの関係の一例を示す図である。図7は、トルク線図である。図6中のLep、Lep1、Lep2、Lep3は等出力(馬力)線であり、Lmrはマッチング線であり、Lrlはレギュレーション線である。図5中のLep1〜Lep4は、図6に示す等出力(馬力)線Lep1〜Lep4に対応している。
本実施形態に係るエンジン制御が実行されることにより、油圧ポンプ3のリリーフ時において、エンジン2の目標回転数n_comは、ポンプ駆動動力の制限が開始された時点、すなわちリリーフが開始された時点の値以上になるように、コントローラ6のエンジン出力制御部63によって制御される。
図5は、油圧ポンプ3のリリーフ時における、リリーフ時最大目標回転数nrmax、目標回転数n_com及びリリーフ時目標回転数n_comrの時間tiの経過による変化を示している。時間tisで、図1に示すリリーフ弁16がリリーフを開始し、時間tieでリリーフが終了したことを示している。リリーフ時は、図3に示すリリーフ判定部62が出力する判定結果フラグdがFからTに変化し、リリーフ時以外には判定結果フラグdがFになっている。
図5に示すように、本実施形態に係るエンジン制御が実行されると、リリーフ時以外はリリーフ時最大目標回転数nrmax及び目標回転数n_comが同一になり、エンジン回転数neも目標回転数n_comに追従して変化する。時間tisでリリーフが開始されると、図5に示す例ではリリーフ時目標回転数n_comrが時間tiの経過とともに低下する。時間tisにおいて、エンジン2は、等出力線Lep1に対応する出力で運転されている。時間tisが経過すると、エンジン2は、等出力線Lep1に対応する出力よりも低い出力になっていく。
図3に示すエンジン出力制御部63は、nrmax≧n_comrである場合、目標回転数n_comをリリーフ時最大目標回転数nrmaxとする。このため、目標回転数n_comは、リリーフ開始時である時間tisからの最大値であるリリーフ時最大目標回転数nrmaxの値に維持される。なお、本実施形態において、リリーフ時最大目標回転数nrmaxの初期値は0なので、リリーフ開始時である時間tisにおけるリリーフ時最大目標回転数nrmaxは0である。したがって、リリーフ開始時においてはnrmax<n_comrとなる結果、リリーフ開始時における目標回転数n_comはリリーフ時目標回転数n_comr(この例では回転数ne1)に更新される。目標回転数n_comが最初に更新されてから次に更新されるまでの間は、この目標回転数n_comがリリーフ時最大目標回転数nrmaxとなる。
リリーフ時において、リリーフ時目標回転数n_comrが変化するのは、次の理由による。すなわち、リリーフ時目標回転数n_comrは、エンジン目標出力Perに基づいて定められるが、エンジン2の補機類の負荷変動によってエンジン目標出力Perは変動するからである。
リリーフ時目標回転数n_comrは時間ti1まで低下し続けるため、リリーフの開始から時間ti1が経過するまでは、目標回転数n_comは一定に維持される。時間ti1以降において、エンジン2は、等出力線Lep2に対応する出力で運転されている。リリーフ時目標回転数n_comrは時間ti2で上昇に転ずるが、nrmax≧n_comrである場合、エンジン出力制御部63は、目標回転数n_comをリリーフ時最大目標回転数nrmaxとする。このため、リリーフ時目標回転数n_comrがリリーフ時最大目標回転数nrmaxと等しくなる時間ti3までは、目標回転数n_comがリリーフ時最大目標回転数nrmaxに維持される。
時間ti2以降、リリーフ時目標回転数n_comrは時間tiの経過とともに上昇し、時間ti3以降は、nrmax<n_comrとなる。この場合、エンジン出力制御部63は、目標回転数n_comをリリーフ時目標回転数n_comrに更新する。したがって、時間ti3以降において、エンジン出力制御部63は、目標回転数n_comを常にリリーフ時目標回転数n_comrに更新する。このため、リリーフ時最大目標回転数nrmaxも時間tiの経過とともに上昇する。時間ti2を経過すると、エンジン2の出力は、等出力線Lep2に対応する出力よりも高い出力に上昇し、時間ti4で等出力線Lep3に対応する出力となる。
図5に示す例では、時間ti4以降において、リリーフ時目標回転数n_comrは、時間ti4の値のまま一定値となった後、時間ti5で下降に転じる。そして、リリーフ時目標回転数n_comrは、時間ti6で下降が終了して一定の値になる。時間ti5から時間ti6までに、エンジン2の出力は、等出力線Lep3に対応する出力よりも低い出力になっていく。そして、時間ti6で、等出力線Lep4に対応する出力となる。
その後、リリーフ時目標回転数n_comrは、リリーフが終了する時間tieまで、リリーフ時最大目標回転数nrmaxの値(時間ti4における値)を超えることはない。したがって、時間ti4からtieまでの間において、目標回転数n_comは、時間ti4におけるリリーフ時最大目標回転数nrmaxの値(本例では回転数ne2)に維持される。このように、エンジン出力制御部63は、本実施形態に係るエンジン制御を実行することにより、リリーフ期間中におけるエンジン回転数neは、目標回転数n_comをリリーフが開始された時点におけるエンジン2の回転数、すなわち、時間tisにおける目標回転数n_com以上になるように制御される。
図5に示す時間tisからti3までの間及び時間ti5から時間tieまでの間は、リリーフ時目標回転数n_comrがリリーフ開始時の時間tisにおけるエンジン回転数neよりも低くなっている。このため、時間tisからti3までの間におけるエンジン2の出力は、リリーフ開始時の時間tisにおけるエンジン2の出力よりも小さくなる。また、時間ti5から時間tieまでの間におけるエンジン2の出力は、時間ti5におけるエンジン2の出力よりも小さくなる。したがって、エンジン出力制御部63は、時間tisからti3までの間及び時間ti5から時間tieまでの間において、エンジン2のトルクを低下させることにより、エンジン回転数neをリリーフ開始時における値又は時間ti5における値に維持しつつ、エンジン2の出力を低下させる。
図6に示すマッチング線Lmrは、図1に示す油圧ポンプ3の負荷(図6の縦軸のトルクteに相当)が増加するとともにエンジン回転数neが増加するように、かつそのときのエンジン2の出力に対する燃料消費率が最も小さくなる燃費最小点付近の領域、好ましくは燃費最小点を通過するように設定される。また、燃費最小点から離れるにしたがって燃料消費率は大きくなるので、マッチング線Lmrは、燃費最小点から極力離れない範囲に設定される。マッチング線Lmrにしたがってエンジン2を運転し、油圧ポンプ3を駆動することにより、油圧ポンプ3の効率が高い領域で使用でき、かつエンジン2が消費する燃料の量を抑制することができる。レギュレーション線Lrlは、マッチング点に基づいて設定される。なお、燃料消費率(以下、適宜燃費という)とは、1時間かつ出力1kW当たりにエンジン2が消費する燃料の量をいい、エンジン2の効率の一指標である。
次に、図7を用いてマッチング線Lmrについてより詳細に説明する。図7は、エンジン2のトルク線図であり、横軸にエンジン回転数ne(rpm:rev/min)をとり、縦軸にトルクte(N×m)をとっている。図7において、最大トルク線Rで規定される領域は、エンジン2が発生し得る性能を示す。ガバナの機能を有するエンジンコントローラ4は、トルクteが最大トルク線Rを超えて排気煙限界とならないように、またエンジン回転数neがハイアイドル回転数neHを超えて過回転とならないように、エンジン2を制御する。最大トルク線R上の定格点Vでエンジン2の出力(馬力)Pが最大になる。Jは、油圧ポンプ3が吸収するトルクが等しくなる、等出力曲線を示している。
エンジン2の最大目標回転数が設定されると、コントローラ4は定格点Vとハイアイドル点neHとを結ぶ最高速レギュレーション線Lrlmaxに沿って調速を行う。
油圧ポンプ3の負荷が大きくなるにしたがって、エンジン2の出力とポンプ吸収トルクとが釣り合うマッチング点は、最高速レギュレーション線Lrlmax上を定格点V側に移動する。マッチング点が定格点V側に移動すると、エンジン回転数neは徐々に低下し、定格点Vではエンジン回転数neは定格回転数になる。
このように、エンジン回転数neをほぼ一定の回転数に固定して作業を行うと、燃費が大きく(悪く)、ポンプ効率が低いという問題がある。ポンプ効率とは、容積効率及びトルク効率で規定される油圧ポンプ3の効率のことである。
図7において、Mは等燃費曲線を示している。等燃費曲線Mの谷となるM1で燃費が最小となる。M1を燃費最小点という。燃費最小点M1から外側に向かうにしたがって燃費は大きく、すなわち悪くなる。
図7からも明らかなように、レギュレーション線Lrlは、等燃費曲線M上で燃費が比較的大きい領域に相当する。このため、従来の制御方法によれば燃費が大きく(悪く)、エンジン効率上望ましくない。
一方、可変容量型の油圧ポンプ3の場合、一般的に、同じ吐出圧PRpであれば容量q(斜板傾転角度)が大きいほど容積効率及びトルク効率が高く、ポンプ効率が高いということが知られている。
また下記(1)式からも明らかなように、油圧ポンプ3から吐出される圧油の流量Qが同一であれば、エンジン回転数neを低くすればするほど容量qを大きくすることができる。このためエンジン2を低速化すればポンプ効率を高くすることができる。
Q=ne×q・・・(1)
したがって油圧ポンプ3のポンプ効率を高めるためには、エンジン回転数neが低い低速領域でエンジン2を稼動させればよい。
マッチング線Lmrは、エンジン2の燃料消費効率に基づいて求められた、エンジン回転数neとトルクteとの関係を示す線である。具体的には、マッチング線Lmrは、燃費最小点M1を通るように設定された、エンジン回転数neとトルクteとの関係を示す線である。マッチング線Lmrは、燃費最小点M1を通過することが好ましいが、種々の制約により、必ずしも燃費最小点M1を通過するように設定できるとは限らない。このため、マッチング線Lmrは、燃費最小点M1を通るように設定されることが困難である場合、燃費最小点M1の近傍を通過するように設定される。この場合、マッチング線Lmrは、極力燃費最小点M1の近傍を通過するように設定される。極力燃費最小点M1の近傍とは、例えば、燃費最小点M1における燃料消費率に対して105%から110%程度の燃料消費率となる等燃費曲線Mで囲まれる範囲とすることができる。
上述したように、燃費最小点M1よりも外側の等燃費曲線Mほど燃費は大きく、すなわち悪くなるので、マッチング線Lmrは、燃費最小点M1から極力外側に離れないように設定される。また、燃費最小点M1から外側に離れる過程において、マッチング線Lmrが交差する等燃費曲線Mの数が多いほど、燃費の大きい領域でエンジン2が運転される可能性は高くなる。したがって、マッチング線Lmrは、燃費最小点M1から外側に離れる過程において、マッチング線Lmrと交差する等燃費曲線Mの数が極力少なくなるように設定される。
このようにして求められたマッチング線Lmrに沿ってエンジン回転数neを制御すると、燃費、エンジン効率及びポンプ効率が向上する。これは、エンジン2に同じ馬力を出力させ、油圧ポンプ3から同じ要求流量を得るという条件において、レギュレーション線Lrl(本例では最高速レギュレーション線Lrlmax)上の点pt1でマッチングさせるよりも、同じ等出力線J上の点であってマッチング線Lmr上の点pt2でマッチングさせた方が、エンジン2の状態は高回転かつ低トルクから低回転かつ高トルクに移行して、ポンプ容量qが大となり、等燃費曲線M上の燃費最小点M1に近い点で運転されるからである。また低回転領域でエンジン2が稼動することにより騒音が低減し、かつエンジンフリクション及びポンプアンロードロス等は減少する。
リリーフ開始前において、エンジン2は、図6に示す位置Aの条件で運転されているとする。本実施形態に係るエンジン制御が実行されると、エンジン2の出力は、リリーフが開始された時間tisから時間ti3までの間の値が、リリーフが開始された時間tisにおける値よりも小さくなる。すなわち、図6における位置Aから位置Bに移動し、エンジン2は、等出力線Lep1よりも小さい出力の等出力線(例えば、時間ti1〜時間ti2ではLep2)にしたがって運転される。
リリーフが開始された時間tis(図5参照)におけるエンジン回転数neが回転数ne1であり、時間ti1においてエンジン2は上述したように等出力線Lep2にしたがって運転されると、エンジン回転数neは、時間tisにおける回転数ne1に維持される。したがって、エンジン2は、等出力線Lep2とエンジン回転数ne1とが交差する位置Bの条件で運転される。その後、時間ti2から時間ti3の間でエンジン2の出力が増加するにともなって、エンジン回転数ne1を維持したまま等出力線Lep2からLep1へ移動する。これは、図6の位置Bから位置Aへの移動に相当する。次に時間ti3以降を説明する。図5に示すように、時間ti3以降は目標回転数n_com及びエンジン2の出力が上昇し、時間ti4から時間ti5の間において、エンジン2は等出力線Lep3にしたがって運転されるとする。この場合、エンジン回転数neは、等出力線Lep3上、かつne1以上であればよい。
本実施形態において、エンジン2は、図6の位置Aから、等出力線Lep3とマッチング線Lmrとの交点である位置Cにおける回転数ne2で運転される。このようにすることで、エンジン2の燃料消費を抑えることができ、かつ油圧ポンプ3を効率のよい条件で運転することができる。また、等出力線Lep3にしたがってエンジン回転数neが定められるので、エンジン回転数neを変更しても、図1に示す建設機械1が備える作業機の動作速度の変化が抑制される。さらに、ポンプ駆動動力制限部61が有する関数61Fn等の調整をすることなく、リリーフ時におけるエンジン回転数neのハンチングを抑制できるので、建設機械1のオペレータの操作感等に違和感を与える可能性を低減できる。
図5に示すように、時間ti5から時間tieの間は、リリーフ時目標回転数n_comrが低下するが目標回転数n_comは時間ti5の値となっている。時間ti5から時間tieの間において、エンジン回転数neは、回転数ne2の値が維持される。したがって、エンジン2の運転条件は、回転数ne2が維持されるので、回転数ne2と等出力線Lep3との交点になる図6における位置Cの運転条件から、回転数ne2と等出力線Lep4との交点である図6の位置Dの運転条件に変化する。この変化に応じて、エンジン2は、位置Dの運転条件で運転される。エンジン2が位置Dの運転条件で運転される期間は、時間ti6から時間tieの前にエンジン2の出力が増加に転じるタイミングまでの期間である。等出力線Lep4は、時間ti5から時間tieの間におけるリリーフ時目標回転数n_comrに対応するエンジン目標出力Perを示すものである。なお、等出力線Lep4に対応する出力は、等出力線Lep3に対応する出力よりも小さい。
本実施形態に係るエンジン制御は、リリーフ時において、リリーフ時目標回転数n_comrがリリーフ時最大目標回転数nrmax以上にならないと目標回転数n_comはリリーフ時目標回転数n_comrに更新されない。したがって、図5に示す例では、時間ti5以降のエンジン回転数neは、回転数ne2に維持される。しかし、このような制御に限定されるものではなく、エンジン出力制御部63は、エンジン回転数neをne2より小さくしてもよい。この場合、例えば、エンジン出力制御部63は、リリーフが開始された時点(時間tis)におけるエンジン回転数ne=ne1(<ne2)でエンジン2を運転してもよい。このようにすることで、マッチング線Lmrにより近い条件でエンジン2を運転することができるので、油圧ポンプ3の効率低下を抑制し、かつエンジン2の燃料消費も抑えることができる。
リリーフ時においては、マッチング線Lmrに沿ってエンジン回転数neを低下させる制御も考えられる(例えば、図6の位置Eにおける回転数ne3)。このようにすると、油圧ポンプ3の吐出圧PRpに対する目標回転数n_comの変化が大きい場合には、吐出圧PRpが変動したときにおいて次に示す(a)、(b)の状況を繰り返し、エンジン回転数neのハンチングを招く可能性がある。
(a)吐出圧PRpの変動に合わせ、目標回転数n_comが変動する。
(b)目標回転数n_comの変動により実際のエンジン回転数neが変動するため、油圧ポンプ3から吐出される作動油の流量が変動して、吐出圧PRpが変動する。
例えば、リリーフ時において、バケットリリーフとともにブーム上げを行うことで、図1に示すリリーフ弁16を通過する作動油の流量が変わる。このため、吐出圧PRpが変動する。また、吐出圧PRpが変動することにより、リリーフ弁16からの作動油の放出と停止とが繰り返される。これらに起因して、エンジン目標出力Perが変化する結果、マッチング線Lmrとエンジン目標出力Perとから決定されるエンジン2の目標とする回転数が変化してしまい、エンジン回転数neのハンチングが発生することがある。
本実施形態に係るエンジン制御は、リリーフ時におけるエンジン回転数neが、回転数ne1以上に制御される。このため、リリーフ開始時において、エンジン回転数neは、リリーフ開始時における回転数ne1よりも小さくならない。リリーフ時には、エンジン回転数neがリリーフ開始時における回転数ne1以上であれば、油圧ポンプ3から吐出された作動油はリリーフ弁16から吐出されるので吐出圧PRpはリリーフ圧力からほとんど変動しない。その結果、エンジン回転数neのハンチングが抑制される。
また、リリーフ時においては、レギュレーション線Lrlに沿ってエンジン回転数neを増加させる制御も考えられる。このようにすると、エンジン2の燃料消費が増加してしまう。本実施形態に係るエンジン制御は、リリーフ時目標回転数n_comrがリリーフ時最大目標回転数nrmax以上にならない限り、目標回転数n_comは上昇しない。また、目標回転数n_comが上昇する場合も、マッチング線Lmrに基づいてエンジン回転数neが定められる。その結果、本実施形態に係るエンジン制御は、レギュレーション線Lrlに沿ってエンジン回転数neを増加させる制御と比較して燃料消費を抑制できる。
以上、本実施形態を説明したが、上述した内容により本実施形態が限定されるものではない。また、上述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、上述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 建設機械
2 エンジン
2S 出力軸
3 油圧ポンプ
4 エンジンコントローラ
5 ポンプ制御バルブ
6 コントローラ
7、8、9 油圧センサ
10 PTO軸
11 発電電動機
12 蓄電器
13 インバータ
14 回転センサ
15 電圧センサ
16 リリーフ弁
17 作動油タンク
20〜26 操作バルブ
21a〜26a パイロットポート
30 油圧アクチュエータ
31 ブームシリンダ
32 アームシリンダ
33 バケットシリンダ
34 旋回モータ
35、36 走行モータ
41、42、43、44 操作レバー
45、46 センサ
60 ポンプ必要動力演算部
61 ポンプ駆動動力制限部
61Fn 関数
66Fn テーブル
62 リリーフ判定部
63 エンジン出力制御部
64 最小選択部
65 加算部
66 出力変換部
Lep、Lep1〜Lep4 等出力線
Lmr マッチング線
Lrl レギュレーション線
n_com 目標回転数
n_comr リリーフ時目標回転数
nrmax リリーフ時最大目標回転数
Per エンジン目標出力
Pl_ep 負荷
Pp_limit ポンプ駆動動力制限値
Pp_rq ポンプ必要動力
PRp 吐出圧
PRr リリーフ圧力

Claims (3)

  1. 作動油を吐出する油圧ポンプを駆動するエンジンを制御する装置であり、
    前記油圧ポンプが吐出する前記作動油の圧力が予め設定されたリリーフ圧力以上となって、前記油圧ポンプが吐出した前記作動油の一部が放出される状態にある場合、前記油圧ポンプが吐出する前記作動油の圧力に基づいて、前記油圧ポンプを駆動する動力であるポンプ駆動動力を制限するポンプ駆動動力制限部と、
    前記エンジンの目標とする回転数である目標回転数が、前記ポンプ駆動動力の制限が開始された時点の値以上になるように前記エンジンの出力を制御するエンジン出力制御部と、
    を含み、
    前記ポンプ駆動動力制限部は、
    前記油圧ポンプが吐出する作動油の吐出圧が所定値よりも小さい第1の範囲において、ポンプ駆動動力制限値を前記吐出圧の大きさに関わらず一定とし、前記吐出圧が前記第1の範囲を超えて第2の範囲に入ると、前記吐出圧が上昇するにしたがって前記ポンプ駆動動力制限値を低下させ、前記吐出圧が前記第2の範囲を超えて第3の範囲に入ると、前記ポンプ駆動動力制限値を前記吐出圧の大きさに関わらず一定とすることを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 前記エンジン出力制御部は、
    前記目標回転数が、前記油圧ポンプが吐出した前記作動油の一部が放出される状態になった後の最大値よりも増加する場合、前記ポンプ駆動動力制限部が求めた前記ポンプ駆動動力制限値に基づいて求められた前記エンジンの目標とする出力の等出力線と、前記エンジンの燃料消費効率に基づいて求められたマッチング線とから、前記目標回転数を求める、請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. エンジンと、
    前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプが吐出する作動油の圧力が予め設定されたリリーフ圧以上になった場合に前記作動油をリリーフするリリーフ弁と、
    前記油圧ポンプから吐出された作動油が供給される油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータによって駆動される作業機と、
    請求項1又は2に記載のエンジン制御装置と、
    を含むことを特徴とする建設機械。

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