JP5300175B2 - インクジェット記録用インクセットおよびインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
現在、インクジェットプリンターにより、普通紙或いはプラスチックなど非浸透性の記録媒体に印字する際の高速化及び高画質化が重要な課題となっている。特に、非浸透性記録媒体を用いた場合、印字後の液滴の乾燥に時間が掛かると、画像の滲みが生じやすく、また、隣接するインク液滴間の混合による打滴干渉が生じ、鮮鋭な画像形成の妨げとなる。(尚、打滴干渉とは、隣接して打滴された液滴同士が表面エネルギーを低下させるため(表面積を小さくするため)に、合一する現象である。隣接する液滴が合一するときに液滴の移動が起こるために、着弾した位置からずれ、特に着色剤を含むインクで細線を描く場合には、線幅の不均一が生じ、面を描写する場合には、ムラとなって現れる)
また、非浸透性記録媒体にて印字した場合のもう一つの問題として、インクの被記録媒体への定着性が悪く、対擦性や耐水性に劣る点が知られている。
しかしながら、この場合でも、放射線硬化前に発生する着弾干渉については防ぐことができていない。
以上のように、従来の方法では、非浸透記録媒体に対する定着性、および、着弾干渉などによる画像品質の低下の防止を両立することができていない。
しかしながらこの方法では、前記記録液上に打滴された前記記録液の液滴ドットが、着滴後数ミリ秒という短時間で拡がって、ドット径が目的としたものより大きくなることがある。従って、ドット径が拡がることなく、目的としたドット径を得る技術が強く望まれていた。
即ち、本発明は下記の手段により達成されるものである。
(A)該拡がり抑制液の表面張力は、該インクジェット記録用インクセットに含まれるいずれかの記録液の表面張力よりも小さい。
(B)該拡がり抑制液に含まれるフッ素系界面活性剤は、
γs(0)−γs(飽和)>1mN/m
の関係を満たす。
(C)該拡がり抑制液の表面張力は、
γs<(γs(0)+γs(飽和)最大)/2
の関係を満たす。
<3>前記拡がり抑制液の表面張力が、該インクジェット記録用インクセットに含まれるいずれの記録液の表面張力よりも小さいことを特徴とする上記<1>又は<2>に記載のインクジェット記録用インクセット。
<5>前記記録液及び/又は前記拡がり抑制液が重合開始剤を含有することを特徴とする上記<1>〜<4>のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセット。
<7>前記重合性化合物が非水溶性であることを特徴とする上記<1>〜<6>のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセット。
<9> 上記<1>〜<7>のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセットを用いたインクジェット記録方法であって、記録液の液滴の付与前に予め、拡がり抑制液を被記録媒体上に記録液の液滴で打滴形成される画像と同一領域もしくは該画像より広い領域に付与することを特徴とする上記<8>に記載のインクジェット記録方法。
<11>前記エネルギーの付与が光照射または加熱により行われることを特徴とする上記<8>〜<10>のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
(A)該記拡がり抑制液の表面張力は、該インクジェット記録用インクセットに含まれるいずれかの記録液の表面張力よりも小さい。
(B)該拡がり抑制液に含まれるフッ素系界面活性剤は、
γs(0)−γs(飽和)>1mN/m
の関係を満たす。
(C)該拡がり抑制液の表面張力は、
γs<(γs(0)+γs(飽和)最大)/2
の関係を満たす。
ただし、条件(A)を満たすだけでは、記録液ドットの広がりを十分に抑えることは難しく、同時に条件(B)と(C)を満たす必要がある。両者の関係を満たす条件では、フッ素系界面活性剤が拡がり抑制液の気液界面に吸着層を形成しており、該吸着層が記録液ドットの広がりを抑える働きを持っていると考えている。
本発明において、前述の通り、被記録媒体上に目的の大きさのインクドットを形成するためには、拡がり抑制液の表面張力γsは、インクジェット記録用インクセットに含まれるいずれかの記録液の表面張力γkよりも小さくする必要がある。
さらに、着滴から露光までの間のインク滴の拡大をより効果的に防ぐ観点から、γs<γk−3(mN/m)がより好ましく、γs<γk−5(mN/m)が特に好ましい。
また、フルカラーの画像を印字する場合は、画像の鮮鋭性を向上させる観点から、該拡がり抑制液の表面張力γsは、少なくとも視感度の高い着色剤を含有する記録液の表面張力よりも小さくすることが好ましく、インクジェット記録用インクセットに含まれるすべての記録液の表面張力より小さいことがより好ましい。尚、ここで視感度の高い着色剤とは、マゼンタ、または、ブラック、または、シアン色を呈する着色剤が挙げられる。
また、記録液の表面張力γkと拡がり抑制液の表面張力γsの値が上記の関係を満たしていても、両者の値が15mN/m未満であるとインクジェット打滴時に液滴の形成が困難になり不吐出が生じる場合がある。一方、50mN/mを超えると、インクジェットヘッドとの濡れ性が悪くなり不吐出の問題が生じる場合がある。従って、吐出適正の観点から、記録液の表面張力γkと拡がり抑制液の表面張力γsは、15mN/m以上50mN/m以下が好ましく、18mN/m以上40mN/m以下がより好ましく、20mN/m以上38mN/m以下が特に好ましい。
ここで、前記表面張力は、一般的に用いられる表面張力計(例えば、協和界面科学(株)製、表面張力計CBVP−Z等)を用いて、ウィルヘルミー法で液温20℃60%RHにて測定した値である。
本発明において、被記録媒体上に目的の大きさのインクドットを形成するためには、拡がり抑制液は少なくともフッ素系界面活性剤(以下、単に「界面活性剤」と言う場合がある。)を含有する。尚、前記拡がり抑制液中からすべてのフッ素系界面活性剤を除いた液に、該拡がり抑制液に含まれる1種類のフッ素系界面活性剤を添加した時の該フッ素系界面活性剤濃度と表面張力の関係を図1および図2を参考に以下に説明する。
図1は、フッ素系界面活性剤濃度と該液の表面張力との関係における条件(B)を表す関係概念図である。また、図2は、フッ素系界面活性剤濃度と該液の表面張力との関係における条件(C)を表す関係概念図である。
図1に示すように、本発明のインクジェット記録用インクセットに含まれる拡がり抑制液に含有するフッ素系界面活性剤のうち少なくとも1種類は、下記の条件(B)を満たす必要がある。
γs(0)−γs(飽和)>1mN/m 条件(B)
さらに、図2に示すように、該フッ素系界面活性剤を添加した該拡がり抑制液の表面張力は、下記の条件(C)の関係を満たす必要がある。
γs<(γs(0)+γs(飽和)最大)/2 条件(C)
例えば、拡がり抑制液(例1)を構成する成分が、高沸点溶媒(フタル酸ジエチル、和光純薬製)、重合開始剤(TPO−L、例示化合物−開始剤−1)、フッ素系界面活性剤(メガファック F475、大日本インク製)、炭化水素系界面活性剤(スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム)とした場合、γs(0)、γs(飽和)1(フッ素系界面活性剤を添加した時)、γs(飽和)2(炭化水素系界面活性剤を添加した時)、γs(飽和)、および、γs(飽和)最大は、下記の通りとなる。
γs(0)=36.7mN/m
γs(飽和)1=20.2mN/m(フッ素系界面活性剤を添加した時)
γs(飽和)2=30.5mN/m(炭化水素系界面活性剤を添加した時)
γs(飽和)最大=30.5mN/m
γs<(γs(0)+γs(飽和)最大)/2=33.6mN/m
の関係を満たす必要がある。
尚、条件(C)については、着滴から露光までの間のインク滴の拡大をより効果的に防ぐ観点から、拡がり抑制液の表面張力としては、
γs<γs(0)−3×{γs(0)− γs(飽和)}/4
の関係を満たすことがより好ましく、
γs≦γs(飽和)
の関係を満たすことが特に好ましい。
ここで、前記表面張力は、一般的に用いられる表面張力計(例えば、協和界面科学(株)製、表面張力計CBVP−Z等)を用いて、ウィルヘルミー法で液温20℃60%RHにて測定した値である。
記録液は、少なくとも着色剤と重合性化合物を含み、室温で液体であれば良いが、インクジェットによる打滴適正の観点から、25℃における粘度は100mPa・s以下又は60℃における粘度が30mPa・s以下であることが好ましく、25℃における粘度は60mPa・s以下又は60℃における粘度が20mPa・s以下であることがより好ましく、25℃における粘度は40mPa・s以下又は60℃における粘度が15mPa・s以下であることが特に好ましい。
また、記録液は、水や水性溶剤を含むと定着に時間がかかるため、非水系であることが好ましい。
拡がり抑制液は、フッ素系界面活性剤を含有し、かつ、着色剤を実質的に含有せず、室温で液体であれば良いが、インクジェットによる打滴適正の観点から、25℃における粘度は100mPa・s以下又は60℃における粘度が30mPa・s以下であることが好ましく、25℃における粘度は60mPa・s以下又は60℃における粘度が20mPa・s以下であることがより好ましく、25℃における粘度は40mPa・s以下又は60℃における粘度が15mPa・s以下であることが特に好ましい。
尚、前記「着色剤を実質的に含有せず」とは、これは無色透明の染料・顔料の含有や、視認できない程度のごく微量の含有をも除外するものではない。その許容量としては、拡がり抑制液全質量に対して1質量%以下であり、含有しないことが特に好ましい。
また、拡がり抑制液は揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制の観点から高沸点溶媒を含むことが好ましい。
本発明における記録液は、定着性、画像滲み等の改良のため少なくとも重合性化合物を含有する。
重合性化合物としては、ラジカル重合反応、カチオン重合反応、二量化反応など公知の重合性もしくは架橋性材料を適用することができ、中でも、定着性、画像滲み改良の観点から、ラジカル重合性化合物であることが好ましい。
少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物、エポキシ系化合物、オキセタン系化合物、オキシラン系化合物、マレイミド基を側鎖に有する高分子化合物、芳香核に隣接した光二量化可能な不飽和二重結合を有するシンナミル基、シンナミリデン基やカルコン基等を側鎖に有する高分子化合物などが挙げられる。
少なくとも一個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物としては、末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、より好ましくは2個以上有する化合物(単官能又は多官能化合物)から選択されるものである。
具体的には、本発明に係る産業分野において広く知られるものの中から適宜選択することができ、例えば、モノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物、並びにそれらの共重合体などの化学的形態を持つものが含まれる。
なお、本明細書中において、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸及びメタアクリル酸の双方を取り得ることを示す。
重合性化合物は、無置換でも置換基を有していてもよく、導入可能な置換基としては、ハロゲン原子、水酸基、アミド基、カルボン酸基などが挙げられる。
本発明に用いうる単官能エポキシ化合物の例としては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブタジエンモノオキサイド、1,2−エポキシドデカン、エピクロロヒドリン、1,2−エポキシデカン、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、3−メタクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−アクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げられる。
これらのエポキシ化合物のなかでも、芳香族エポキシドおよび脂環式エポキシドが、硬化速度に優れるという観点から好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。
ビニルエーテル化合物としては、ジ又はトリビニルエーテル化合物が、硬化性、被記録媒体との密着性、形成された画像の表面硬度などの観点から好ましく、特にジビニルエーテル化合物が好ましい。
本発明のインク組成物に使用しうるオキセタン環を有する化合物としては、その構造内にオキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましい。このような化合物を使用することで、インク組成物の粘度をハンドリング性の良好な範囲に維持することが容易となり、また、硬化後のインクの被記録媒体との高い密着性を得ることができる。
本発明で使用するオキセタン化合物のなかでも、インク組成物の粘度と粘着性の観点から、オキセタン環を1〜2個有する化合物を使用することが好ましい。
また、記録液(各液滴)中における含有量としては、被記録媒体への定着性やインクのにじみ防止の観点から、記録液(各液滴)の全質量に対して、50〜98質量%の範囲が好ましく、40〜95質量%の範囲がより好ましく、50〜90質量%の範囲が特に好ましい。該範囲とすることにより、該範囲することにより、被記録媒体への定着性が向上し、インクのにじみが防止できるので好ましい。
また、重合性化合物の、記録液(各液滴)中における含有量としては、被記録媒体への定着性やインクのにじみ防止の観点から、記録液(各液滴)中の全固形分(質量)に対して、50〜99.6質量%の範囲が好ましく、70〜99.0質量%の範囲がより好ましく、80〜99.0質量%の範囲がさらに好ましい。該範囲とすることにより、該範囲することにより、被記録媒体への定着性が向上し、インクのにじみが防止できるので好ましい。
本発明において、前述の通り、被記録媒体上に目的の大きさのインクドットを形成するためには、拡がり抑制液は少なくとも1種類のフッ素系界面活性剤を含有する。
本発明でいう界面活性剤は、ヘキサン、シクロヘキサン、p−キシレン、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、ブチルカルビトール、シクロヘキサノン、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、1,2−ヘキサンジオール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、イソプロパノール、メタノール、水、イソボニルアクリレート、1,6−ヘキサンジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレートのうち少なくとも1種類の溶媒に対して強い表面活性を有する物質であり、好ましくは、ヘキサン、トルエン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、イソボニルアクリレート、1,6−ヘキサンジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレートのうち少なくとも1種類の溶媒に対して強い表面活性を有する物質であり、さらに好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテル、イソボニルアクリレート、1,6−ヘキサンジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレートのうち少なくとも1種類の溶媒に対して強い表面活性を有する物質であり、特に好ましくは、イソボニルアクリレート、1,6−ヘキサンジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレートのうち少なくとも1種類の溶媒に対して強い表面活性を有する物質である。
上記に列挙した溶媒に対して、ある化合物が強い表面活性を有する物質か否かは、下記の手順によって判断することができる。
(手順)
上記に列挙した溶媒から1種類の溶媒を選択し、該溶媒の表面張力γ(0)溶媒を測定する。前記γ(0)溶媒を求めた溶媒と同じ液に該化合物を添加し、該化合物の濃度を0.01質量%づつ増加させ、表面張力の変化が0.01mN/m以下になったときの溶液の表面張力γ(飽和)溶媒を測定する。前記γ(0)溶媒と前記γ(飽和)溶媒の関係が、
γ(0)溶媒 − γ(飽和)溶媒 > 1 mN/m
であれば、該化合物は該溶媒に対して強い表面活性を有する物質であると判断する。
本発明に用いられるフッ素系界面活性剤のうち代表的な具体例を以下に示す。
一方、記録液にも、界面活性剤を添加することができる。ただし、記録液と拡がり抑制液に同一の界面活性剤を含有する場合、着滴から露光までの間のインク滴の拡大を防ぐ観点から、該記録液に含まれる該界面活性剤の濃度Mkは、該拡がり抑制液に含まれる該界面活性剤の濃度Msよりも小さくすることが好ましい。即ち、前記拡がり抑制液に含まれる界面活性剤のうち、少なくとも1種類の界面活性剤の該拡がり抑制液における含有濃度Msは、前記記録液に含まれる該界面活性剤の濃度Mkよりも大きいことが好ましい。尚、着滴から露光までの間のインク滴の拡大をより効果的に防ぐ観点から、MkとMsの関係は、Mk<Ms/2であることはより好ましく、Mk<Ms/5であることが特に好ましい。
本発明においては、記録液には、少なくとも着色剤を含有する。一方、拡がり抑制液には実質的に着色剤を含有しない。
ここで用いることのできる着色剤には、特に制限はなく、用途に応じて公知の種々の顔料、染料を適宜選択して用いることができる。中でも、記録液に含まれる着色剤としては特に耐光性に優れるとの観点から顔料であることが好ましい。
顔料としては、特に限定されるものではなく、一般に市販されているすべての有機顔料及び無機顔料、また、樹脂粒子を染料で染色したもの等も用いることができる。さらに、市販の顔料分散体や表面処理された顔料、例えば、顔料を分散媒として不溶性の樹脂等に分散させたもの、あるいは顔料表面に樹脂をグラフト化したもの等も、本発明の効果を損なわない限りにおいて用いることができる。
これらの顔料としては、例えば、伊藤征司郎編「顔料の辞典」(2000年刊)、W.Herbst,K.Hunger「Industrial Organic Pigments」、特開2002−12607号公報、特開2002−188025号公報、特開2003−26978号公報、特開2003−342503号公報に記載の顔料が挙げられる。
オレンジ色を呈する顔料として、C.I.ピグメントオレンジ66(イソインドリンオレンジ)の如きイソインドリン系顔料、C.I.ピグメントオレンジ51(ジクロロピラントロンオレンジ)の如きアントラキノン系顔料が挙げられる。
白色顔料の具体例としては、塩基性炭酸鉛(2PbCO3Pb(OH)2、いわゆる、シルバーホワイト)、酸化亜鉛(ZnO、いわゆる、ジンクホワイト)、酸化チタン(TiO2、いわゆる、チタンホワイト)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3、いわゆる、チタンストロンチウムホワイト)などが利用可能である。
着色剤の分散を行う際には、界面活性剤等の分散剤を添加することができる。
また、着色剤を添加するにあたっては、必要に応じて、分散助剤として、各種着色剤に応じたシナージストを用いることも可能である。分散助剤は、着色剤100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。
記録液中における着色剤の粒径は、公知の測定方法で測定することができる。具体的には遠心沈降光透過法、X線透過法、レーザー回折・散乱法、動的光散乱法により測定することができる。本発明においては、レーザー回折・散乱法を用いた測定により得られた値を採用する。
着色剤は記録液中の添加濃度として50質量%以下であることが好ましく、1質量%以上30質量%以下であることがより好ましく、2質量%以上20質量%以下であることが特に好ましい。
本発明における記録液及び/又は拡がり抑制液は、ラジカル重合、若しくは、カチオン重合の重合開始剤を含有することが好ましく、光重合開始剤を含有することが特に好ましい。中でも、記録液及び拡がり抑制液の液体保存安定性の観点から、重合性化合物と独立している好ましいことより、拡がり抑制液に含有することが好ましい。
本発明における重合開始剤は光の作用、または、増感色素の電子励起状態との相互作用を経て、化学変化を生じ、ラジカル、酸および塩基のうちの少なくともいずれか1種を生成する化合物であり、中でも、露光という簡便な手段で重合開始させることができるという観点から前記光ラジカル発生剤、又は光酸発生剤であることが好ましい。
光重合開始剤は、照射される活性光線、例えば、400〜200nmの紫外線、遠紫外線、g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光、ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又はイオンビームなどに感度を有するものを適宜選択して使用することができる。
光重合開始剤の他の例である(g)アジニウム塩化合物の例としては、特開昭63−138345号、特開昭63−142345号、特開昭63−142346号、特開昭63−143537号ならびに特公昭46−42363号各公報記載のN−O結合を有する化合物群を挙げることができる。
上記チタノセン化合物の具体例としては、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ジ−クロライド、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−フェニル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(ピリ−1−イル)フェニル)チタニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(メチルスルホンアミド)フェニル〕チタン、ビス(シクロペンタジエニル)ビス〔2,6−ジフルオロ−3−(N−ブチルビアロイル−アミノ)フェニル〕チタン等を挙げることができる。
また、重合開始剤の質量濃度は、0.1〜8.0質量%であることが好ましく、より好ましくは1.0〜7.0質量%、更に好ましくは2.0〜6.0質量%である。
該重合開始剤が拡がり抑制液だけに含有される場合は、重合開始剤の拡散性を上げるために比較的低分子量の重合開始剤が好ましい。低分子量でかつ硬化性に優れた重合開始剤としては、TPO−L(例示化合物−開始剤−1))、Irgacure1870、DAROCUR TPO(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)などが好ましい。
また、重合開始剤が拡がり抑制液だけに含有される場合は、重合開始剤の重量濃度は、1〜20質量%であることが好ましく、より好ましくは2.0〜15.0質量%、更に好ましくは3.0〜10.0質量%である。
本発明における記録液及び/又は拡がり抑制液には、必要に応じて、光重合開始剤の感度を向上させる目的で、増感色素を添加しても良い。該増感色素は前記光重合開始剤が含有される拡がり抑制液に含有することが液体安定性の観点から好ましい。
好ましい増感色素の例としては、以下の化合物類に属しており、かつ350nmから450nm域に吸収波長を有するものを挙げることができる。
多核芳香族類(例えば、ピレン、ペリレン、トリフェニレン)、キサンテン類(例えば、フルオレッセイン、エオシン、エリスロシン、ローダミンB、ローズベンガル)、シアニン類(例えばチアカルボシアニン、オキサカルボシアニン)、メロシアニン類(例えば、メロシアニン、カルボメロシアニン)、チアジン類(例えば、チオニン、メチレンブルー、トルイジンブルー)、アクリジン類(例えば、アクリジンオレンジ、クロロフラビン、アクリフラビン)、アントラキノン類(例えば、アントラキノン)、スクアリウム類(例えば、スクアリウム)、クマリン類(例えば、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン)。
式(X)中、Ar1及びAr2はそれぞれ独立にアリール基を表し、−L3−による結合を介して連結している。ここでL3は−O−または−S−を表す。また、Wは一般式(IX)に示したものと同義である。
式(XI)中、A2は硫黄原子またはNR59を表し、L4は隣接するA2及び炭素原子と共同して色素の塩基性核を形成する非金属原子団を表し、R53、R54、R55、R56、R57及びR58はそれぞれ独立に一価の非金属原子団の基を表し、R59はアルキル基またはアリール基を表す。
式(XIII)中、R66は置換基を有してもよい芳香族環またはヘテロ環を表し、A5は酸素原子、硫黄原子または−NR67−を表す。R64、R65及びR67はそれぞれ独立に水素原子または一価の非金属原子団を表し、R67とR64、及びR65とR67はそれぞれ互いに脂肪族性または芳香族性の環を形成するため結合することができる。
さらに本発明における記録液及び/又は拡がり抑制液には、感度を一層向上させる、あるいは酸素による重合阻害を抑制する等の作用を有する公知の化合物を共増感剤として加えても良い。該共増感剤も前記増感色素と同様に、前記光重合開始剤が含有される拡がり抑制液に含有することが液体安定性の観点から好ましい。
このような共増感剤の例としては、アミン類、例えばM. R. Sanderら著「Journal of Polymer Society」第10巻3173頁(1972)、特公昭44−20189号公報、特開昭51−82102号公報、特開昭52−134692号公報、特開昭59−138205号公報、特開昭60−84305号公報、特開昭62−18537号公報、特開昭64−33104号公報、Research Disclosure 33825号記載の化合物等が挙げられ、具体的には、トリエタノールアミン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、p−ホルミルジメチルアニリン、p−メチルチオジメチルアニリン等が挙げられる。
また別の例としては、アミノ酸化合物(例、N−フェニルグリシン等)、特公昭48−42965号公報記載の有機金属化合物(例、トリブチル錫アセテート等)、特公昭55−34414号公報記載の水素供与体、特開平6−308727号公報記載のイオウ化合物(例、トリチアン等)、特開平6−250387号公報記載のリン化合物(ジエチルホスファイト等)、特開平8−65779号公報記載のSi−H、Ge−H化合物等が挙げられる。
本発明における記録液及び/又は拡がり抑制液には、さらに、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤、射出物性の制御を目的としたチオシアン酸カリウム、硝酸リチウム、チオシアン酸アンモニウム、ジメチルアミン塩酸塩などの導電性塩類、被記録媒体との密着性を改良するため、極微量の有機溶剤を添加することができる。
また、液物性調整のためにノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤や、有機フルオロ化合物などを添加することもできる
この他にも、必要に応じて、例えば、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのワックス類、ポリオレフィンやPET等の被記録媒体への密着性を改善するために、重合を阻害しないタッキファイヤーなどを含有させることができる。
本発明において、高沸点有機溶媒を含有することができるが、前述の通り、揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制の観点から、前記拡がり抑制液に高沸点有機溶媒を含有することが好ましい。
前記高沸点有機溶媒としては、(1)25℃での粘度が100mPa・s以下又は60℃での粘度が30mPa・s以下であり、かつ(2)沸点が100℃よりも高いものが好ましい。
式〔S−1〕においてR1、R2及びR3は、各々独立して、炭素原子数1〜24(好ましくは4〜18)の脂肪族基(例えばn−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、EH−オクチル、2−エチルヘキシル、3,3,5−トリメチルヘキシル、3,5,5−トリメチルヘキシル、n−ドデシル、n−オクタデシル、ベンジル、オレイル、2−クロロエチル、2,3−ジクロロプロピル、2−ブトキシエチル、2−フェノキシエチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−t−ブチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル)、又は炭素原子数6〜24(好ましくは6〜18)のアリール基(例えばフェニル、クレジル、p−ノニルフェニル、キシリル、クメニル、p−メトキシフェニル、p−メトキシカルボニルフェニル)が好ましい。これらの中でも、R1、R2及びR3は特に、n−ヘキシル、n−オクチル、EH−オクチル、2−エチルヘキシル、3,5,5−トリメチルヘキシル、n−ドデシル、2−クロロエチル、2−ブトキシエチル、シクロヘキシル、フェニル、クレジル、p−ノニルフェニル、クメニルが好ましい。
a、b、cは各々独立に0又は1であり、より好ましくはa、b、cすべて1である。
R6はハロゲン原子(好ましくは塩素原子)、炭素原子数1〜18のアルキル基(例えばメチル、イソプロピル、t−ブチル、n−ドデシル)、炭素原子数1〜18のアルコキシ基(例えばメトキシ、n−ブトキシ、n−オクチルオキシ、メトキシエトキシ、ベンジルオキシ)、炭素原子数6〜18のアリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−トリルオキシ、4−メトキシフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ)又は炭素原子数2〜19のアルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、2−エチルヘキシルオキシカルボニル)又は炭素原子数6〜25のアリールオキシカルボニル基が好ましい。これらの中でも、R6は更に、アルコキシカルボニル基が好ましく、特に、n−ブトキシカルボニルが好ましい。
dは0又は1である。
eは1〜4(好ましくは1〜3)の整数である。
R7はe価の炭素原子数2〜24(好ましくは2〜18)の炭化水素基〔例えば前記R4について挙げた脂肪族基、n−オクチル、前記R4について挙げたアリール基、−(CH2)2−、
fは1〜4(好ましくは1〜3)の整数である。
R9はf価の炭素原子数2〜24(好ましくは2〜18)の炭化水素基又はf価の炭素原子数4〜24(好ましくは4〜18)のエーテル結合で互いに連結した炭化水素基(例えば前記R7について挙げた基、1−メチル−2−メトキシエチル、2−ヘキシルデシル)が好ましく、これらの中でも、R9は特に、2−エチルヘキシル、2−ヘキシルデシル、1−メチル−2−メトキシエチル、
R10はg価の炭化水素基〔例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)4−、−(CH2)7−、−(CH2)8−、
R11は炭素原子数1〜24(好ましくは4〜18)の脂肪族基、又は炭素原子数6〜24(好ましくは6〜18)のアリール基(例えば前記R4について挙げた脂肪族基、アリール基)が好ましく、これらの中でも、R11は、更にアルキル基が好ましく、特に、n−ブチル、n−オクチル、2−エチルヘキシルが好ましい。
R13及びR14は、水素原子、炭素原子数1〜24(好ましくは1〜18)の脂肪族基(例えばメチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、シクロペンチル、シクロプロピル)又は炭素原子数6〜18(好ましくは6〜15)のアリール基(例えばフェニル、1−ナフチル、p−トリル)が好ましく、これらの中でも、R13及びR14は特に、メチル、エチル、n−ブチル、n−オクチル、n−テトラデシル、フェニルが好ましい。
R13とR14とが互いに結合し、Nとともにピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環を形成してもよく、R12とR13とが互いに結合し、Nとともにピロリドン環、ピペリジン環を形成してもよい。
Xは−CO−又は−SO2−であり、好ましくはXは−CO−である。
R16はハロゲン原子(好ましくはCl)、炭素原子数1〜24(好ましくは1〜18)の脂肪族基{より好ましくは、アルキル基(例えば前記R15について挙げたアルキル基)、炭素原子数3〜18(更に好ましくは5〜17)のシクロアルキル基(例えばシクロペンチル、シクロヘキシル)}、炭素原子数6〜32(好ましくは6〜24)のアリール基(例えばフェニル、p−トリル)、炭素原子数1〜24(好ましくは1〜18)のアルコキシ基(例えばメトキシ、n−ブトキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ベンジルオキシ、n−ドデシルオキシ、n−ヘキサデシルオキシ)又は炭素原子数6〜32(好ましくは6〜24)のアリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−t−ブチルフェノキシ、p−t−オクチルフェノキシ、m−ペンタデシルフェノキシ、p−ドデシルオキシフェノキシ)であり、これらの中でも、R16は、更に炭素原子数1〜24の脂肪族基がより好ましく、特に炭素原子数1〜12の脂肪族基が好ましい。
hは1〜2の整数である。
R19の好ましい例は、前記R16と同じであり、これらの中でもR19は、更にアルキル基及びアルコキシ基がより好ましく、特に、n−オクチル、メトキシ、n−ブトキシ、n−オクチルオキシが好ましい。
iは1〜5の整数である。
R20とR21とが互いに結合し環を形成してもよく、形成される環としては、3〜10員環が好ましく、5〜7員環が特に好ましい。
jは1又は2を表し、好ましくは、jは1である。
ここで、高沸点有機溶媒の沸点は、減圧蒸留時の沸点から常圧に換算した値である。なお、下記具体例において、沸点の記載のないものは170℃で沸騰しないことが確認されたものであり、25℃における粘度の記載のないものは25℃で固体であることを表す。
上記した成分以外に、公知の添加剤などを目的に応じて併用することができる。
〜貯蔵安定剤〜
本発明に係る記録液及び拡がり抑制液(好ましくは記録液)には、保存中における好ましくない重合を抑制する目的で、貯蔵安定剤を添加することができる。貯蔵安定剤は、重合性化合物と共存させて用いることが好ましく、また、含有する液滴又は液体あるいは共存の他成分に可溶性のものを用いることが好ましい。
導電性塩類は、導電性を向上させる固体の化合物である。本発明においては、保存時に析出する懸念が大きいために実質的に使用しないことが好ましいが、導電性塩類の溶解性を上げたり、液に溶解性の高いものを用いたりすることで溶解性が良い場合には、適当量添加してもよい。
前記導電性塩類の例としては、チオシアン酸カリウム、硝酸リチウム、チオシアン酸アンモニウム、ジメチルアミン塩酸塩などが挙げられる。
本発明においては、既述の高沸点溶剤以外の溶剤を用いることができる。溶剤としては、液(インク)の極性や粘度、表面張力、着色材料の溶解性・分散性の向上、導電性の調整、及び印字性能の調整などの目的で使用できる。
なお、溶剤は、非水溶性の液体であって水性溶媒を含有しないことが、速乾性及び線幅の均一な高画質画像を記録する点で好ましいことから、中でも既述した高沸点有機溶媒を用いた構成とするのが望ましい。
さらに、ポリマー、表面張力調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、pH調整剤等の公知の添加剤を併用することができる。
表面張力調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、pH調整剤に関しては、公知の化合物を適宜選択して用いればよいが、具体的には例えば、特開2001−181549号公報に記載されている添加剤などを用いることができる。
前記1組の化合物の反応例としては、酸/塩基反応、カルボン酸/アミド基含有化合物による水素結合反応、ボロン酸/ジオールに代表される架橋反応、カチオン/アニオンによる静電的相互作用による反応等が挙げられる。
ただし、安全性の観点から、前記1組の化合物の含有濃度は、インクセットの全量に対して20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下がより好ましく、含有しないことが特に好ましい。
次に、本発明のインクジェット記録方法について説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、前記本発明のインクジェット記録用インクセットを用いて、被記録媒体に噴射して画像を形成する工程(画像形成工程)と、形成された画像にエネルギーを付与して画像を硬化させる工程(硬化工程)と、を含むことを特徴とする。
画像形成方法においては、前記インクジェット記録用インクセットを用いて、公知の記録方法を用いて画像形成できるが、特に本発明のインクジェット記録方法に使用する場合は、使用するインクノズル等については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
なお、前記インクジェット記録方式には、フォトインクと称する濃度の低いインクを小さい体積で多数射出する方式、実質的に同じ色相で濃度の異なる複数のインクを用いて画質を改良する方式や無色透明のインクを用いる方式が含まれる。
さらに、記録液の液滴n1を打滴した後、後続の記録液の液滴n2を前記液滴n1と重なり部をもって打滴し、かつ、記録液の液滴の付与前には予め、拡がり抑制液を、被記録媒体上における前記液滴で打滴形成される画像と同一領域もしくは該画像より広い領域に付与する記録方法が、より好ましい。
即ち、被記録媒体の上に、インクジェットプリンタにおけるインク吐出口(ヘッド)から、記録液に基づく液滴n1、液滴n2、・・・を吐出し、所望の画像を形成するものが好ましい。所望の画像を形成するために、記録液は少なくとも着色剤と重合性化合物を含んでなり、高い画像濃度を得るために、打滴の際に液滴n1と液滴n2とを重なり部分を有するように打滴することが好ましい。その際、前記液滴n1及び前記液滴n2の付与前に予め、界面活性剤を含有し、かつ、実質的に着色剤を含有しない拡がり抑制液を前記被記録媒体上における前記所望の画像と同一領域もしくは該画像より広い領域に付与しておく。
このような液体吸収性の低い被記録媒体に画像記録を行なうときには、高い画像濃度を得るために、互いに重なり部分を有して付与された隣接の液滴(第1の液滴n1と液滴n2)が乾燥前に媒体上に留まって接触していると、互いに合一して画像の滲みや細線の線幅が不均一になって先鋭な画像の形成性が損なわれやすい。
本発明のインクジェット記録用インクセットを用いることにより、記録液の液滴n1及び液滴n2が互いに重なり部分を有して付与されても、液滴n1及び液滴n2間の合一を抑えて、画像の滲み及び画像中の細線などの線幅バラツキの発生が効果的に防止されるので、高画像濃度の画像解像度を確保しつつ、均一幅で先鋭なライン形成が可能であり、高品質の画像を記録することができる。また、ベタツキがなく擦過性にも優れる。
なお、浸透性の記録媒体は、10plの液滴を被記録媒体上に滴下した場合に全液量が浸透するまでの時間が100m秒以下である媒体であり、具体的には普通紙、多孔質紙などである。
塗布装置を用いて、拡がり抑制液を被記録媒体上に塗布し、その後に液滴n1及び液滴n2(記録液)をインクジェットノズルにより打滴することによって、画像記録する態様は好適である。
また、インクジェットノズルは、特に制限はなく、公知のノズルから目的等に応じて適宜選択することができる。なお、インクジェットノズルによる噴射については後述する。
インクジェットノズルによって拡がり抑制液を液滴b1、液滴b2、液滴b3、・・・液滴bxにて噴射し、その後に記録液の液滴n1、液滴n2、液滴n3、・・・液滴nxをインクジェットノズルにより打滴することによって、画像記録する態様は好適である。インクジェットノズルについては、前記同様である。
インクジェットノズルによる噴射の方式(インクジェット記録方式)は、前記と同様である。
中でも、重なり率は、20%以上80%以下であるのが好ましく、30%以上70%以下であるのが好ましい。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、画像を形成する工程がシングルパス工程であることが好ましい。ここでシングルパス工程とは、被記録媒体の全域をカバーするフルラインヘッドを用いて、該フルラインヘッドと該被記録媒体を相対的に一回だけ移動させる動作で、該被記録媒体の全面に画像を形成する画像形成方法を言う。このようなシングルパス工程の例としては、特開2005−96443公報、特開2005−280346公報に記載されている。
本発明において、上記のように予め拡がり抑制液を付与しておき、その後に記録液(例えば、液滴n1及び液滴n2)を打滴した後には、優れた定着性が得られるとの観点から、エネルギーを付与して記録画像を硬化させる工程を設ける。さらに、省エネルギーや印字速度の向上の観点から、該エネルギーを付与する工程が画像を形成する工程の後に行われ、かつ、該エネルギーを付与する工程が一回であることが好ましい。
エネルギーの付与により、含まれる重合性化合物の重合もしくは架橋による硬化反応を促進させ、より強固な画像をより効率よく形成することができる。例えば重合開始剤を含む系では、活性光や加熱などの活性エネルギーの付与により重合開始剤の分解による活性種の発生が促進されると共に、活性種の増加や温度上昇により、活性種に起因する重合性化合物の重合もしくは架橋による硬化反応が促進される。
エネルギーの付与は、活性光の照射、又は加熱によって好適に行なうことができる。
硬化反応に必要なエネルギー量は、重合開始剤の種類や含有量などによって異なるが、一般には1〜500mJ/cm2程度である。
加熱は、非接触型の加熱手段を使用して行なうことができ、オーブン等の加熱炉内を通過させる加熱手段や、紫外光〜可視光〜赤外光等の全面露光による加熱手段等が好適である。加熱手段としての露光に好適な光源としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、タングステンランプ、カーボンアーク灯、水銀灯等が挙げられる。
被記録媒体としては、特に限定されず用いることができるが、発明の効果が顕著に奏される観点より、非浸透性ないし緩浸透性の記録媒体を用いることが好ましい。
非浸透性の記録媒体としては、例えば、合成樹脂、ゴム、樹脂コート紙、ガラス、金属、陶器、木材等が挙げられる。また、機能付加の目的で、これら材質を複数組み合わせて複合化した基材も使用できる。
[着色剤分散物(シアン顔料分散液1、2)調製)]
PB15:3(IRGALITE BLUE GLO チバスペシャリティー ケミカルズ社製)を16g、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(ダイセル・サイテック社製)を48g、BYK−168(ビックケミー社製)を16g混合し、1時間スターラー攪拌した。攪拌後の混合物をアイガーミルにて分散し、顔料分散液1を得た。分散条件は直径0.65mmのジルコニアビーズを70%の充填率で充填し、周速を9m/sとし、分散時間、1時間で行った。以上の工程を経てシアン顔料分散液1を得た。
同様に、PB15:3(IRGALITE BLUE GLO チバスペシャリティー ケミカルズ社製)を16g、フタル酸ジエチル(和光純薬製)を48g、BYK−168(ビックケミー社製)を16g混合し、1時間スターラー攪拌した。攪拌後の混合物をアイガーミルにて分散し、顔料分散液2を得た。分散条件は直径0.65mmのジルコニアビーズを70%の充填率で充填し、周速を9m/sとし、分散時間、1時間で行った。以上の工程を経てシアン顔料分散液2を得た。
下記表1に示す成分を表1に示す割合で撹拌混合溶解し、記録液A〜Fを得た。また、記録液A〜Fの表面張力をウィルヘルミー法(表面張力計CBVP−Z、協和界面科学(株)製)で20℃60%RHにて測定したところ、表1に示す値であった。
界面活性剤1:スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム
界面活性剤2:メガファックF475(大日本インキ化学工業製)
界面活性剤3:Zonyl FSN−100(DUPONT社製)
開始剤1:TPO−L(例示化合物 重合開始剤−1)
高沸点溶媒1:フタル酸ジエチル(和光純薬工業製)
高沸点溶媒2:セバシン酸ジブチル(和光純薬工業製)
高沸点溶媒3:フタル酸ジブチル(和光純薬工業製)
モノマー1:DPCA60(日本化薬製)
モノマー2:1,6−ヘキサンジアクリレート(ダイセル・サイテック製)
モノマー3:イソボニルアクリレート(ダイセル・サイテック製)
モノマー4:ジプロピレングリコールジアクリレート(ダイセル・サイテック製)
γs:拡がり抑制液の表面張力
γs(0):拡がり抑制液のうち界面活性剤を除いた液の表面張力
γs(飽和):拡がり抑制液のうち界面活性剤を除いた液に1種類の界面活性剤を添加し、該界面活性剤の濃度を増加させたときに飽和した該液の表面張力
作製した記録液(記録液A〜E)および拡がり抑制液(拡がり抑制液1〜26)をインクジェットプリンターA(東芝TEC社製ヘッド(CA3)を搭載した実験機、画像解像度300×300 dpi(1色につき2ヘッド使用)、印字範囲:53.583mm、ノズル数:636/2ヘッド、印字速度:0.41 m/sec 、印字方式:シングルパス方式)で被記録媒体上に文字(フォントサイズ10,20,30)を印字した。この場合、被記録媒体上で拡がり抑制液の液滴に記録液の液滴が重なるように印字した。
また、記録液(A〜D)のみで画像を形成し(インクセット51〜54)、記録液と拡がり抑制液の両方を用いて形成した画像(インクセット1〜50)と比較した。
被記録媒体としては、ポリエチレンテレフタレートシート(PET、厚さ:60μm)、のポリプロピレンシート(PP、厚さ:60μm)、塩化ビニル板(PVC、厚さ:1mm)を用いた。
印字してから約5秒後に、波長365nmのメタルハライドランプを使い、紫外線量〜500mJ/cm2で紫外線照射を行い画像を形成した。文字の印字品質を下記基準で光学顕微鏡観察および目視により評価した。結果を表3、4に示す。
A:打滴干渉に起因した記録液液滴の合一はなく、記録液ドットの拡がりは見られず、はっきりとした文字を印字できた。
B:打滴干渉に起因した記録液液滴の合一はなく、記録液ドットの拡がりは小さく、文字品質としては問題ない。
C:打滴干渉に起因した記録液液滴の合一はないが、記録液ドットの拡がりが確認でき、一部の文字に白抜け部の潰れが見られた。
D:打滴干渉に起因した記録液液滴の合一はないが、記録液ドットは大きく拡がり大きなフォントサイズの文字でも認識できない。
E:打滴干渉に起因した記録液液滴の合一が大部分で発生し、小さなフォントサイズの文字は認識できない。
尚、上記基準でAとBが実用レベルである。
条件(A):γk>γsならば○、γk≦γsならば×とした。
条件(B):γs(0)−γs(飽和)>1mN/mならば○、γs(0)−γs(飽和)≦1mN/mならば×とした。
条件(C):γs<(γs(0)+γs(飽和)最大)/2ならば○、γs>(γs(0)+γs(飽和)最大)/2ならば×とした。
ただし、被記録媒体上で拡がり抑制液の液滴に記録液の液滴が重なるように印字した場合に、記録液液滴の着弾干渉を防ぐことができても、記録液ドットが広がるために画質が低下することがあった(例えばインクセット1や11)。
被記録媒体上で拡がり抑制液の液滴に記録液の液滴が重なるように印字した場合に、記録液ドットの広がりを抑えるには、条件(A)、(B)、(C)のすべての条件を満たすことが必要であり、この時に高精細な文字の印字が可能であることが明らかになった。
実施例1で作製した記録液(記録液A、F)および拡がり抑制液(拡がり抑制液2、8、12)をインクジェットプリンターA(東芝TEC社製ヘッド(CA3)を搭載した実験機、画像解像度300×300 dpi(1色につき2ヘッド使用)、印字範囲:53.583mm、ノズル数:636/2ヘッド、印字速度:0.41 m/sec 、印字方式:シングルパス方式)で被記録媒体上にクロス模様を印字した。この場合、被記録媒体上で拡がり抑制液の液滴に記録液の液滴が重なるように印字し、印字してから約5秒後に、波長365nmのメタルハライドランプを使い、紫外線量〜500mJ/cm2で紫外線照射を行い、画像を形成した。
また、比較例として、記録液Aの代わりに、市販の水性インク1〜3(BCI−7Cシアン染料インク(キヤノン製)、ICC32シアン染料インク(エプソン製)、ICC33シアン顔料インク(エプソン製))を用い、拡がり抑制液を用いないで、インクジェットプリンターA(東芝TEC社製ヘッド(CA3)を搭載した実験機、画像解像度300×300 dpi(1色につき2ヘッド使用)、印字範囲:53.583mm、ノズル数:636/2ヘッド、印字速度:0.41 m/sec 、印字方式:シングルパス方式)で被記録媒体上にクロス模様を印字した。
被記録媒体としては、厚さ、60μmのポリエチレンテレフタレートシートを用いた。
前記画像を形成したサンプルを、印字後、30分経過した画像について、消しゴムで10往復擦り、変化を観察し、下記基準で評価した。結果を表5に示す。
A:濃度低下がまったく無い
B:濃度低下が僅かに生じる
C:著しく濃度低下が生じる
Claims (12)
- 着色剤および重合性化合物を含む少なくとも1種類の記録液と、少なくとも1種類のフッ素系界面活性剤を含みかつ拡がり抑制液に対する着色剤の含有量が1質量%以下である拡がり抑制液とを、少なくとも有するインクジェット記録用インクセットであって、下記条件(A)、(B)および(C)のすべてを満たし、前記フッ素系界面活性剤がパーフルオロアルキル含有オリゴマーであることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
(条件)
(A)該拡がり抑制液の表面張力は、該インクジェット記録用インクセットに含まれるいずれかの記録液の表面張力よりも小さい。
(B)該拡がり抑制液に含まれるフッ素系界面活性剤は、
γs(0)−γs(飽和)>1mN/m
の関係を満たす。
(C)該拡がり抑制液の表面張力は、
γs<(γs(0)+γs(飽和)最大)/2
の関係を満たす。
(ここで、γsは、該拡がり抑制液の表面張力の値である。γs(0)は、該拡がり抑制液のうちすべての界面活性剤を除いた液の表面張力の値である。γs(飽和)は、該拡がり抑制液に含まれるフッ素系界面活性剤を該液に添加し、該フッ素系界面活性剤の濃度を増加させたときに飽和する該液の表面張力の値である。γs(飽和)最大は、該拡がり抑制液に含有するフッ素系界面活性剤のうち、前記条件(B)を満たすすべてのフッ素系界面活性剤に対して求めたγs(飽和)のうちの最大値である。) - 前記拡がり抑制液の表面張力が、該インクジェット記録用インクセットに含まれる少なくとも1種類以上の記録液のうち、視感度の高い着色剤を含有する記録液の表面張力よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記拡がり抑制液の表面張力が、該インクジェット記録用インクセットに含まれるいずれの記録液の表面張力よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記拡がり抑制液に含まれるフッ素系界面活性剤の該拡がり抑制液における含有濃度Msは、前記記録液に含まれる該界面活性剤の濃度Mkよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記記録液及び/又は前記拡がり抑制液が重合開始剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記重合性化合物がラジカル重合性化合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記重合性化合物が非水溶性であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセットを用いたインクジェット記録方法であって、被記録媒体に噴射して画像を形成する工程と、形成された画像にエネルギーを付与して硬化させる工程とを含むことを特徴とするインクジェット記録方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセットを用いたインクジェット記録方法であって、記録液の液滴の付与前に予め、拡がり抑制液を被記録媒体上に記録液の液滴で打滴形成される画像と同一領域もしくは該画像より広い領域に付与することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インクセットを用いたインクジェット記録方法であって、被記録媒体に噴射して画像を形成する工程がシングルパス工程であること特徴とする請求項8又は9に記載のインクジェット記録方法。
- 前記エネルギーの付与が光照射または加熱により行われることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記エネルギーを付与する工程が、前記画像を形成する工程の後に行われ、かつ、該エネルギーを付与する工程が一回であることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
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