JP5395115B2 - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents
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Description
エンジンと、
入力軸と出力軸の間で複数の変速比の切り替えが可能な変速機と、
前記エンジンのクランク軸と前記入力軸のトルク伝達を断接するクラッチと、
ロータとステータを有し、力行と回生を行うモータ/ジェネレータと、
を備えたものを前提とする。
このハイブリッド駆動装置において、
前記クランク軸と前記入力軸を、前記クラッチを介して直列に配置した。
前記モータ/ジェネレータを前記クラッチに対して前記変速機側に配置した。
前記ロータのロータ軸を、前記ロータの両端から突出させるとともに、前記クランク軸および前記入力軸に対して平行な並列配置とした。
前記ロータ軸のうちエンジン側に突出させた第1ロータ軸端部と、前記エンジンのクランク軸と、を第1ギヤ列と第1クラッチにより断接可能に駆動連結した。
前記ロータ軸のうち前記第1ロータ軸端部とは反対側に突出させた第2ロータ軸端部と、前記入力軸と、を第2ギヤ列と第2クラッチにより断接可能に駆動連結した。
また、本発明では、車両の運動エネルギーを回生エネルギーとして回収する場合、変速機の入力軸とモータ/ジェネレータとを第2ギヤ列で駆動連結しているので、駆動輪から変速機の出力軸と入力軸を介して伝達されたトルクが、モータ/ジェネレータに入力されることとなる。このため、回生時に変速機の変速比を制御すれば、モータ/ジェネレータの回転速度を車速に応じて制御することができ、トルクの伝達経路で回転数を変えるための遊星歯車等を設けなくても、モータ/ジェネレータの回生時の効率を向上させることができる。
この結果、コストアップを招くことなく、回生時のモータ/ジェネレータの効率を向上させることができる。
図1は、実施例1のハイブリッド駆動装置が適用されたFFハイブリッド車両の駆動系を示す。図2および図3は、実施例1のハイブリッド駆動装置における第1ギヤ列と第2ギヤ列を示す。以下、図1〜図3に基づきハイブリッド駆動系の全体構成を説明する。
前記発進クラッチ3は、図4に示すように、クラッチプレート31と、エンジン側プレッシャプレート32と、変速機側プレッシャプレート34と、を有して構成される。
前記シフトアクチュエータは、選択される変速段の位置に応じて1−3シフトフォーク24bと2−4シフトフォーク24dと5−Rシフトフォーク24fを軸方向に移動させるもので、円筒ドラム25とモータ機構26とを有する。
実施例1のハイブリッド駆動装置における作用を、「ハイブリッド駆動構造の単純化作用」、「第1ワンウェイクラッチ締結時のモード制御作用」、「第2ワンウェイクラッチ締結時のモード制御作用」に分けて説明する。
ハイブリッド駆動装置は、2つの駆動源を持つばかりでなく、様々な走行モードに対応してトルク伝達経路を切り替える構成とする必要がある。このため、複雑化や大型化が避けられないハイブリッド駆動構造を如何に単純化するかの工夫が必要である。以下、これを反映するハイブリッド駆動構造の単純化作用を説明する。
この結果、コストアップを招くことなく、エンジン駆動時に負荷となるモータイナーシャが小さく抑えられる。
このリバースギヤ21fは、図3に示すように、リバースカウンターギヤ23を介してリバース選択ギヤ22fに噛み合うギヤであり、リバースカウンターギヤ23のギヤ軸は、変速機入力軸21よりもモータ/ジェネレータ4側に配置することができる。このため、リバースカウンターギヤ23の歯面は、モータ/ジェネレータ4側に突出する。したがって、トルクが伝達されるロータ軸41と変速機入力軸21との軸間距離が大きく一組のギヤ列でトルクを伝達することがレイアウト上困難であっても、後端ギヤとしてリバースギヤ21fを利用し、リバースカウンターギヤ23を介してモータ/ジェネレータ4にトルクを伝達することで、第2ギヤ列6に追加する構成は、第2モータギヤ61と追加カウンターギヤ62の小径ギヤの組み合わせのみとなる。
つまり、実施例1の構成では、エンジン1の始動を行ったり、走行時の運動エネルギーを回収したりと、モータ/ジェネレータ4は、力行と回生の2つ動作状態があるが、走行状態によっては、力行から回生へ、回生から力行へと動作状態が移行することから、双方の回転方向が同一であることが求められる。このように、力行時と回生時でモータ/ジェネレータの回転方向を合わせつつ、ロータ軸41と変速機入力軸21の軸間距離を調整するために、中間軸を設けようとすると、中間軸が2つ必要になってしまう。
これに対し、実施例1では、その中間軸として、リバースカウンター軸23を利用するようにしたため、既存の構成に対し、1つの追加カウンター軸63と追加カウンターギヤ62を加えるだけで、力行時と回生時のモータ/ジェネレータ4の回転方向を合わせることができる。つまり、モータ/ジェネレータ4の力行と回生の回転方向をあわせるとき、軸間が広がって中間軸が必要となっても、新たに追加する中間軸を減らせる。
例えば、変速に伴いトルク伝達経路を選択的に変更するクラッチ機構として最も一般的な機構は、回転同期機能を持つシンクロ機構である。しかし、シンクロ機構の場合、構造が複雑で、かつ、軸方向寸法が長い機構となる。これに対し、回転同期機能をモータ/ジェネレータ4に持たせることで、単純な噛み合いクラッチ機構であり、構造が簡単で、軸方向寸法が短いドグクラッチ機構とした。
このように、シンクロ機構を廃止し、ドグクラッチ化したことで、歯車式多段変速機2の軸方向寸法の短縮化が達成される。
実施例1のハイブリッド駆動装置は、モータ/ジェネレータ4のロータ軸41の一端部に第1ワンウェイクラッチ7を介装し、他端部に第2ワンウェイクラッチ8を介装した。以下、第1ワンウェイクラッチ締結時のモード制御作用を説明する。
例えば、乗車直後やアイドルストップ制御後においては、停止しているエンジン1を始動するエンジン始動モードが実行される。このエンジン始動時には、発進クラッチ3を開放し、モータ/ジェネレータ4をモータ制御(回転数制御)する。
このモータ制御によるモータ/ジェネレータ4のロータ軸41からの力行エネルギーは、第1ワンウェイクラッチ7→第1モータギヤ51→エンジンクランクギヤ52→クランク軸15へと伝達され、エンジン1を回すエンジンクランキングが行われる。そして、所定のエンジン回転数に達すると、燃料噴射や点火を行うことでエンジン1を始動する。
すなわち、モータ/ジェネレータ4がエンジンスタータモータ機能を発揮し、エンジン1を始動させることができる。
例えば、発進時や中間加速時等においては、エンジン1の駆動力をモータ/ジェネレータ4の駆動力により補助するパワーアシストモードが実行される。このパワーアシスト時には、発進クラッチ3を締結したままで、モータ/ジェネレータ4をモータ制御(トルク制御)する。
このモータ制御によるモータ/ジェネレータ4のロータ軸41からの力行エネルギーは、第1ワンウェイクラッチ7→第1モータギヤ51→エンジンクランクギヤ52→クランク軸15へと伝達され、エンジン1からの駆動力に、モータ/ジェネレータ4からの駆動力が加わる。そして、合算された駆動力は、発進クラッチ3を経過して変速機入力軸21へと伝達され、そのとき選択されている変速段のギヤから、変速機出力軸22→終減速ギヤ列9→ディファレンシャルギヤ10へと伝達される。さらに、ディファレンシャルギヤ10のデフケースに伝達された駆動出力は左右に等配分され、左ドライブシャフト11を経由して左前輪13に伝達され、右ドライブシャフト12を経由して右前輪14に伝達される。
すなわち、モータ/ジェネレータ4がエンジン1の駆動力を補助するパワーアシスト機能を発揮し、駆動源からの駆動力を高めることができる。
例えば、走行中、シフトマップのダウンシフト線を横切りダウンシフト指令が出力されるとダウンシフトモードが実行される。このダウンシフト時には、まず、ダウンシフト指令に基づき、発進クラッチ3を開放すると同時にダウンシフト前の変速段にて噛み合っているドグクラッチを抜く。そして、ドグクラッチが中立位置になったら発進クラッチ3を締結し、モータ/ジェネレータ4のモータ制御(回転数制御)を開始する。
このモータ制御によるモータ/ジェネレータ4のロータ軸41からの力行エネルギーは、第1ワンウェイクラッチ7→第1モータギヤ51→エンジンクランクギヤ52→クランク軸15→発進クラッチ3→変速機入力軸21へと伝達される。そして、モータ/ジェネレータ4によりクランク軸15と変速機入力軸21の回転数をダウンシフト後の規定回転数まで引き上げる回転同期制御を行う。そして、回転同期が完了すると、ダウンシフト後の変速段に対応するドグクラッチを噛み合わせる。なお、モータ/ジェネレータ4のイナーシャが小さく抑えられているため、ダウンシフト後の規定回転数まで引き上げる回転同期が瞬時に行われる。
すなわち、モータ/ジェネレータ4がダウンシフト時の回転数同期制御機能を発揮し、ドグクラッチ機構を用いながらもショックや間延びの無い良好な変速品質によりダウンシフトを行うことができる。
実施例1のハイブリッド駆動装置は、モータ/ジェネレータ4のロータ軸41の一端部に第1ワンウェイクラッチ7を介装し、他端部に第2ワンウェイクラッチ8を介装した。以下、第2ワンウェイクラッチ締結時のモード制御作用を説明する。
例えば、走行中にバッテリ充電容量が低下し、エンジンエネルギーの一部を用いてバッテリへの充電が必要なときにはエンジンエネルギー回生モードが実行される。このエンジンエネルギー回生時には、発進クラッチ3を締結したままで、モータ/ジェネレータ4をジェネレータ制御(トルク制御)する。
よって、エンジン1のクランク軸15からのエネルギーの一部が、発進クラッチ3→変速機入力軸21→リバースギヤ21f→リバースカウンターギヤ23→追加カウンターギヤ62→第2モータギヤ61→第2ワンウェイクラッチ8→ロータ軸41へと伝達される。そして、モータ/ジェネレータ4は、エンジンエネルギーの一部を回生エネルギーとして取り込み、モータ/ジェネレータ4での発電により得られた電力を、バッテリ充電電力として充電する。
すなわち、モータ/ジェネレータ4がエンジンエネルギーの一部を回生エネルギーとして取り込むエンジンエネルギー回生機能を発揮し、走行中、必要に応じてバッテリ充電を行うことができる。
例えば、アクセル足離し操作により減速する、あるいは、減速して停車するときにはコーストエネルギー回生モードが実行される。このコーストエネルギー回生時には、発進クラッチ3を開放し、モータ/ジェネレータ4をジェネレータ制御(トルク制御)する。
よって、左右前輪13,14からのエネルギーが、ドライブシャフト11,12→ディファレンシャルギヤ10→終減速ギヤ列9→変速機出力軸22→選択段での噛み合いギヤ→変速機入力軸21→リバースギヤ21f→リバースカウンターギヤ23→追加カウンターギヤ62→第2モータギヤ61→第2ワンウェイクラッチ8→ロータ軸41へと伝達される。そして、モータ/ジェネレータ4は、コースト走行による左右前輪13,14からのエネルギーを回生エネルギーとして取り込み、モータ/ジェネレータ4での発電により得られた電力を、バッテリ充電電力として充電する。
すなわち、モータ/ジェネレータ4がコースト走行による左右前輪13,14からのエネルギーを回生エネルギーとして取り込むコーストエネルギー回生機能を発揮し、コースト走行時にバッテリ充電を行うことができる。更に、コーストエネルギー回生中は、変速機出力軸22から変速機入力軸21を介してトルクが伝達されるため、車速に応じて変速段を制御することにより、モータ/ジェネレータ4の回生時の回転速度を制御することができ、モータ/ジェネレータ4の発電効率を向上させることができる。
例えば、走行中、シフトマップのアップシフト線を横切りアップシフト指令が出力されるとアップシフトモードが実行される。このアップシフト時には、まず、アップシフト指令に基づき、発進クラッチ3を開放すると同時にアップシフト前の変速段にて噛み合っているドグクラッチを抜く。そして、ドグクラッチが中立位置になったら発進クラッチ3を締結し、モータ/ジェネレータ4のジェネレータ制御(回転数制御)を開始する。
このジェネレータ制御によりモータ/ジェネレータ4のロータ軸41には発電負荷によるブレーキトルクが作用する。このロータ軸41のブレーキトルクは、第2ワンウェイクラッチ8→第2モータギヤ61→追加カウンターギヤ62→リバースカウンターギヤ23→リバースギヤ21f→変速機入力軸21→発進クラッチ3→クランク軸15へと伝達される。そして、モータ/ジェネレータ4のロータ軸41のブレーキトルクによりクランク軸15と変速機入力軸21の回転数をアップシフト後の規定回転数まで引き下げる回転同期制御を行う。そして、回転同期が完了すると、アップシフト後の変速段に対応するドグクラッチを噛み合わせる。なお、モータ/ジェネレータ4のイナーシャが小さく抑えられているため、アップシフト後の規定回転数まで引き下げる回転同期が瞬時に行われる。
すなわち、モータ/ジェネレータ4がアップシフト時の回転数同期制御機能を発揮し、ドグクラッチ機構を用いながらもショックや間延びの無い良好な変速品質によりアップシフトを行うことができる。
実施例1のハイブリッド駆動装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
入力軸(変速機入力軸21)と出力軸(変速機出力軸22)の間で複数の変速比の切り替えが可能な変速機(歯車式多段変速機2)と、
前記エンジン1のクランク軸15と前記入力軸(変速機入力軸21)のトルク伝達を断接するクラッチ(発進クラッチ3)と、
ロータ42とステータ43を有し、力行と回生を行うモータ/ジェネレータ4と、
を備えたハイブリッド駆動装置において、
前記クランク軸15と前記入力軸(変速機入力軸21)を、前記クラッチ(発進クラッチ3)を介して直列に配置し、
前記モータ/ジェネレータ4を前記クラッチ(発進クラッチ3)に対して前記変速機(歯車式多段変速機2)側に配置し、
前記ロータ42のロータ軸41を、前記ロータ42の両端から突出させるとともに、前記クランク軸15および前記入力軸(変速機入力軸21)に対して平行な並列配置とし、
前記ロータ軸41のうちエンジン1側に突出させた第1ロータ軸端部41aと、前記エンジン1のクランク軸15と、を第1ギヤ列5と第1クラッチ(第1ワンウェイクラッチ7)により断接可能に駆動連結し、
前記ロータ軸41のうち前記第1ロータ軸端部41aとは反対側に突出させた第2ロータ軸端部41bと、前記入力軸(変速機入力軸21)と、を第2ギヤ列6と第2クラッチ(第2ワンウェイクラッチ8)により断接可能に駆動連結した。
このため、コストアップを招くことなく、回生時のモータ/ジェネレータ4の効率を向上させることができる。
前記第1ギヤ列5は、
前記第1ロータ軸端部41aに配置される第1モータギヤ51と、
前記クランク軸15に配置されるとともに、前記第1モータギヤ51と噛み合うエンジンクランクギヤ52とで構成し、
前記第2ギヤ列6は、
前記第2ロータ軸端部41bに配置される第2モータギヤ61と、
前記入力軸(変速機入力軸21)に配置される複数のギヤ21a,21b,21c,21d,21e,21fのうち、前記エンジン1から最も離れた位置に配置されるとともに、前記第2モータギヤ61と噛み合う後端ギヤ(リバースギヤ21f)を有して構成した。
このため、(1)の効果に加え、モータ/ジェネレータ4を歯車式多段変速機2の軸方向長さ相当による細長い構成とすることができ、その結果、スペースアップを招くことなく、エンジン駆動時に負荷となるモータイナーシャを小さく抑えることができる。
このため、(1)または(2)の効果に加え、シンクロ機構を廃止し、単純な噛み合い機構によるドグクラッチ化したことで、歯車式多段変速機2の軸方向寸法の短縮化を達成することができる。
前記第2クラッチは、前記第2ロータ軸端部41bと前記第2モータギヤ61との間に介装され、前記入力軸(変速機入力軸21)から前記モータ/ジェネレータ4へトルクが伝達されるときにのみ締結する第2ワンウェイクラッチ8である。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、モータ/ジェネレータ4の力行時には自動的に第1ワンウェイクラッチ7が締結し、モータ/ジェネレータ4の回生時には自動的に第2ワンウェイクラッチ8が締結することで、様々なモード制御を行う場合にクラッチ制御が省略され、モード制御の単純化を図ることができる。
前記クランク軸15に配置されたエンジンクランクギヤ52と、
前記第1ロータ軸端部41aに配置されるとともに前記エンジンクランクギヤ52と噛み合う第1モータギヤ51とで構成し、
前記第2ギヤ列6は、
前記入力軸(変速機入力軸21)に配置されるとともに、前記入力軸と同期回転するリバースギヤ21fと、
前記リバースギヤ21fと噛み合うとともに、前記入力軸(変速機入力軸21)に入力されるトルクを前記出力軸(変速機出力軸22)に回転方向を変換して伝達するリバースカウンターギヤ23と、
前記リバースカウンターギヤ23と噛み合う追加カウンターギヤ62と、
前記第2ロータ軸端部41bに配置されるとともに、前記追加カウンターギヤ62と噛み合う第2モータギヤ61とで構成した。
このため、(3),(4)の効果に加え、リバースギヤ21fとリバースカウンターギヤ23を第2ギヤ列6の一部とする構成により、1つの追加カウンターギヤ62を加えるだけで、モータ/ジェネレータ4の力行と回生の回転方向を合わせることができる。
このため、(5)の効果に加え、第2ギヤ列6の一部としてリバースギヤ21fとリバースカウンターギヤ23を利用するとともに、モータ/ジェネレータ4を変速機(歯車式多段変速機2)の軸方向に沿った配置にすることで、既存のエンジン1+変速機(歯車式多段変速機2)からの部品点数追加とスペースアップを最小限に抑えながら、ハイブリッド駆動装置を構成することができる。
図8は、実施例2のハイブリッド駆動装置が適用されたFFハイブリッド車両の駆動系を示す。以下、図8に基づきハイブリッド駆動系の全体構成を説明する。
(a) 図1における変速機入力軸21が、互いに平行な変速機入力軸21とカウンター軸64に分割され、変速機入力軸21とカウンター軸64が、駆動伝達ギヤ28,29にて連結されている点。
この軸分割に伴い変速用の各ギヤ21a,21b,21c,21d,21e,21fは、カウンター軸64に設けられる。
(b) 図1の追加カウンターギヤ62がなくなり、リバースカウンター軸65に設けられたリバースカウンターギヤ23’が、第2モータギヤ61とリバースギヤ21fとリバース選択ギヤ22fにそれぞれ噛み合うように構成した点。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
変速機入力軸21に入力されたトルクを、カウンター軸64を介して変速機出力軸22に伝達する実施例2の歯車式多段変速機では、カウンター軸64に設けられたリバースギヤ21fと、このリバースギヤ21fに噛み合うリバースカウンターギヤ23’を介して、カウンター軸64からのトルクがモータ/ジェネレータ4に伝達される。
このように、実施例2では、変速機入力軸21からカウンター軸64で一回、回転方向が変わっているので、リバースカウンターギヤ23’を使うと、実施例1の追加カウンターギヤ62が不要になる。
このため、変速機入力軸21とロータ軸41の軸間が大きくなってしまっても、力行時と回生時のモータ/ジェネレータ4の回転方向を同じにする第2ギヤ列6を、新たな中間軸を加えることなく、コストアップを避けながら構成することができる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2のハイブリッド駆動装置にあっては、下記の効果を得ることができる。
入力軸(変速機入力軸21)に入力されたトルクをカウンター軸64に伝達するともに、前記カウンター軸64と出力軸(変速機出力軸22)の間で複数の変速段の切り替えが可能な歯車式多段変速機2と、
前記エンジン1のクランク軸15と前記入力軸(変速機入力軸21)のトルク伝達を断接するクラッチ(発進クラッチ3)と、
ロータ42とステータ43を有し、力行と回生を行うモータ/ジェネレータ4と、
を備えたハイブリッド駆動装置において、
前記クランク軸15と前記入力軸(変速機入力軸21)を、前記クラッチ(発進クラッチ3)を介して直列に配置し、
前記モータ/ジェネレータ4を前記クラッチ(発進クラッチ3)に対して前記歯車式多段変速機2側に配置し、
前記ロータ42のロータ軸41を、前記ロータ42の両端から突出させるとともに、前記クランク軸15および前記カウンター軸64に対して平行な並列配置とし、
前記ロータ軸41のうちエンジン1側に突出させた第1ロータ軸端部41aと、前記エンジン1のクランク軸15と、を第1ギヤ列5と第1クラッチ(第1ワンウェイクラッチ7)により断接可能に駆動連結し、
前記ロータ軸41のうち前記第1ロータ軸端部41aとは反対側に突出させた第2ロータ軸端部41bと、前記エンジン1側とは反対側に位置する前記カウンター軸64の端部と、を第2ギヤ列6と第2クラッチ(第2ワンウェイクラッチ8)により断接可能に駆動連結した。
このため、コストアップを招くことなく、回生時のモータ/ジェネレータ4の効率を向上させることができるとともに、力行時と回生時のモータ/ジェネレータ4の回転方向を同じにする第2ギヤ列6(リバースギヤ21f、リバースカウンターギヤ23’、第2モータギヤ61)を、追加カウンターギヤ62を用いることなく構成することができる。
15 クランク軸
2 歯車式多段変速機(変速機)
21 変速機入力軸(入力軸)
22 変速機出力軸(出力軸)
24a 1−3ドグクラッチ機構(ドグクラッチ機構)
24c 2−4ドグクラッチ機構(ドグクラッチ機構)
24e 5−Rドグクラッチ機構(ドグクラッチ機構)
28,29 駆動伝達ギヤ
3 発進クラッチ(クラッチ)
4 モータ/ジェネレータ
41 ロータ軸
41a 第1ロータ軸端部
41b 第2ロータ軸端部
42 ロータ
43 ステータ
5 第1ギヤ列
51 第1モータギヤ
52 エンジンクランクギヤ
6 第2ギヤ列
21f リバースギヤ(後端ギヤ)
23,23’ リバースカウンターギヤ
61 第2モータギヤ
62 追加カウンターギヤ
64 カウンター軸
65 リバースカウンター軸
7 第1ワンウェイクラッチ(第1クラッチ)
8 第2ワンウェイクラッチ(第2クラッチ)
Claims (7)
- エンジンと、
入力軸と出力軸の間で複数の変速比の切り替えが可能な変速機と、
前記エンジンのクランク軸と前記入力軸のトルク伝達を断接するクラッチと、
ロータとステータを有し、力行と回生を行うモータ/ジェネレータと、
を備えたハイブリッド駆動装置において、
前記クランク軸と前記入力軸を、前記クラッチを介して直列に配置し、
前記モータ/ジェネレータを前記クラッチに対して前記変速機側に配置し、
前記ロータのロータ軸を、前記ロータの両端から突出させるとともに、前記クランク軸および前記入力軸に対して平行な並列配置とし、
前記ロータ軸のうちエンジン側に突出させた第1ロータ軸端部と、前記エンジンのクランク軸と、を第1ギヤ列と第1クラッチにより断接可能に駆動連結し、
前記ロータ軸のうち前記第1ロータ軸端部とは反対側に突出させた第2ロータ軸端部と、前記入力軸と、を第2ギヤ列と第2クラッチにより断接可能に駆動連結した
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - 請求項1に記載されたハイブリッド駆動装置において、
前記変速機は、前記入力軸と前記出力軸の間で複数の変速段の切り替えが可能な歯車式多段変速機であって、
前記第1ギヤ列は、
前記第1ロータ軸端部に配置される第1モータギヤと、
前記クランク軸に配置されるとともに、前記第1モータギヤと噛み合うエンジンクランクギヤとで構成し、
前記第2ギヤ列は、
前記第2ロータ軸端部に配置される第2モータギヤと、
前記入力軸に配置される複数のギヤのうち、前記エンジンから最も離れた位置に配置されるとともに、前記第2モータギヤと噛み合う後端ギヤを有して構成した
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - 請求項2に記載されたハイブリッド駆動装置において、
前記歯車式多段変速機は、変速に伴い前記入力軸と前記出力軸の間でトルク伝達経路を選択的に変更するクラッチ機構として、噛み合いによるドグクラッチ機構を用いた
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - 請求項1から請求項3までの何れか1項に記載されたハイブリッド駆動装置において、
前記第1クラッチは、前記第1ロータ軸端部と前記第1モータギヤとの間に介装され、前記モータ/ジェネレータから前記エンジンへトルクが伝達されるときにのみ締結する第1ワンウェイクラッチであり、
前記第2クラッチは、前記第2ロータ軸端部と前記第2モータギヤとの間に介装され、前記入力軸から前記モータ/ジェネレータへトルクが伝達されるときにのみ締結する第2ワンウェイクラッチである
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - 請求項3から請求項4までの何れか1項に記載されたハイブリッド駆動装置において、
前記第1ギヤ列は、
前記クランク軸に配置されたエンジンクランクギヤと、
前記第1ロータ軸端部に配置されるとともに前記エンジンクランクギヤと噛み合う第1モータギヤとで構成し、
前記第2ギヤ列は、
前記入力軸に配置されるとともに、前記入力軸と同期回転するリバースギヤと、
前記リバースギヤと噛み合うとともに、前記入力軸に入力されるトルクを前記出力軸に回転方向を変換して伝達するリバースカウンターギヤと、
前記リバースカウンターギヤと噛み合う追加カウンターギヤと、
前記第2ロータ軸端部に配置されるとともに、前記追加カウンターギヤと噛み合う第2モータギヤとで構成した
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - 請求項5に記載されたハイブリッド駆動装置において、
前記リバースギヤは、前記入力軸に配置される複数のギヤのうち、前記エンジンから最も離れた位置に配置された後端ギヤである
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。 - エンジンと、
入力軸に入力されたトルクをカウンター軸に伝達するともに、前記カウンター軸と出力軸の間で複数の変速段の切り替えが可能な歯車式多段変速機と、
前記エンジンのクランク軸と前記入力軸のトルク伝達を断接するクラッチと、
ロータとステータを有し、力行と回生を行うモータ/ジェネレータと、
を備えたハイブリッド駆動装置において、
前記クランク軸と前記入力軸を、前記クラッチを介して直列に配置し、
前記モータ/ジェネレータを前記クラッチに対して前記歯車式多段変速機側に配置し、
前記ロータのロータ軸を、前記ロータの両端から突出させるとともに、前記クランク軸および前記カウンター軸に対して平行な並列配置とし、
前記ロータ軸のうちエンジン側に突出させた第1ロータ軸端部と、前記エンジンのクランク軸と、を第1ギヤ列と第1クラッチにより断接可能に駆動連結し、
前記ロータ軸のうち前記第1ロータ軸端部とは反対側に突出させた第2ロータ軸端部と、前記エンジン側とは反対側に位置する前記カウンター軸の端部と、を第2ギヤ列と第2クラッチにより断接可能に駆動連結した
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。
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