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JP5374225B2 - ウェハ検査条件決定方法、ウェハ検査条件決定システム及びウェハ検査システム - Google Patents

ウェハ検査条件決定方法、ウェハ検査条件決定システム及びウェハ検査システム Download PDF

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Description

本発明は、ウェハ検査条件決定方法ウェハ検査条件決定システム及びウェハ検査システムの技術に関する。
半導体ウェハ製造プロセスの歩留まり向上のため、欠陥検出方式の異なる様々な検査装置が活用されている。検査装置は、電子線式、暗視野光学式、明視野光学式の各検査装置に大別される。
電子線を用いたパターンの比較検査装置として、特許文献1〜特許文献3、非特許文献1、非特許文献2に記載の技術が開示されている。これらの文献には、通常のSEM(Scanning Electron Microscope:走査型電子顕微鏡)の100倍以上(10nA以上)の電流値を有する電子線を導電性基板に照射し、発生する二次電子・反射電子・透過電子のいずれかを検出して、その信号から形成される画像を隣接する同一パターン間にて比較検査する方法が開示されている。
電子線ウェハ検査装置100は、電子線照射による帯電の影響が表面電位に反映された電位コントラストを利用して、ウェハ上に発生した欠陥を検出する。ウェハ表面や下層に回路パターンの非導通やショートなどの電気的な欠陥が発生していると、欠陥につながる箇所と、そうでない箇所においては電位差が発生する。電位差は二次電子画像においては、コントラストの差として現れるため、隣接する同一パターン同士で比較を行うと、欠陥部を顕在化させることが可能である。
また、電子線ウェハ検査装置100は、光学式ウェハ検査装置よりも高分解能な電子線画像が得られることから、微細な回路パターン上の微小異物や欠陥の検出が可能である。
一方で、電子線ウェハ検査装置100においては、検査工程・対象となる欠陥に応じて、電子線照射条件や画素サイズ、加算回数などのパラメータなどの、いわゆる検査条件を調整し、パターンのコントラストや、正常部と欠陥部との間の電位コントラストをできるだけ大きくし、かつノイズ成分を小さくする必要がある。この検査条件を決定するプロセスは、従来、電子線照射条件及びその他のパラメータ設定→画像取得→画像比較→画像解析の繰り返し作業であり、最適な検査条件決定に至るまでに多大な時間と労力を要している。このような検査条件設定を行うには、レシピ作成者の経験が必要となる。
特開平5−258703号公報 米国特許第5502306号明細書 特開平10−234543号公報
J.Vac.Sci.Tech.B, Vol.9, No.6, pp.3005-3009(1991) J.Vac.Sci.Tech.B, Vol.10, No.6, pp.2804-2808(1992)
前記したように、従来の電子線ウェハ検査装置100における検査条件決定プロセスは、電子線照射条件及びその他のパラメータ設定→画像取得→画像比較→画像解析の繰り返しであり、多大な時間と労力を要している。また、これらの検査条件設定を行うには、レシピ作成者の習熟度や経験が必要となる。
前記課題を解決するため、本発明は、専門的な知識を持たないユーザでも比較的容易にウェハ検査における検査条件を決定できることを目的とする。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明の一の手段は、ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムによるウェハ検査条件決定方法であって、複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、情報を処理する処理部と、を有し、前記処理部が、前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行うことを特徴とする。
さらに、本発明の他の手段は、前記第2の画像の解析は、前記入力部を介して、パターン上の欠陥を検査する予定であるのか、暗い欠陥を検査する予定であるのか、または明るい欠陥を検査する予定であるのかという検査環境に関する条件が入力され、前記処理部が、前記パターン上の欠陥を検査する予定の場合、全体画像が最も明るい画像の検査条件の評価を高くし、前記暗い欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの明るい画像の検査条件の評価を高くし、前記明るい欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの暗い画像の検査条件の評価を高くすることを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中で適宜記載する。
本発明によれば、専門的な知識を持たないユーザでも比較的容易にウェハ検査における検査条件を決定できる。
本実施形態に係る電子線ウェハ検査システムの構成例を示す図である。 比較例としての一般的な照射条件検討処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る照射条件検討処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る評価項目の重み付け設定画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る検査条件確認画面の例を示す図である。 本実施形態に係る検査条件検討リストエリアの表示例を示す図である(その1)。 本実施形態に係る検査条件検討リストエリアの表示例を示す図である(その2)。 本実施形態に係る画像一覧エリアの表示例を示す図である。 本実施形態に係る過去検査マップエリアの表示例を示す図である。 本実施形態に係る過去検査画像一覧エリアの表示例を示す図である。 本実施形態に係る画像取得位置登録画面の表示例を示す図である。 本実施形態に係る画像の取得方法の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像解析結果表示画面の表示例を示す図である。 本実施形態に係る差画像の算出手順を示す図である。 本実施形態に係るS/N解析処理の手順を示す図である(その1)。 本実施形態に係るS/N解析処理の手順を示す図である(その2)。 本実施形態に係る画像比較画面の表示例を示す図である。 本実施形態に係るパラメータ設定画面の表示例を示す図である。 別の実施形態に係る判定方法選択処理の手順を示すフローチャートである。 別の実施形態に係る「判定方法B1」を説明するための図である。 別の実施形態に係る「判定方法B2」を説明するための図である。 別の実施形態に係る「判定方法B3」を説明するための図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様の要素については同一の符号を付して説明を省略する。
《システム構成》
図1は、本実施形態に係る電子線ウェハ検査システムの構成例を示す図である。
電子線ウェハ検査システム1(ウェハ検査条件決定システム、ウェハ検査システム)は、電子線ウェハ検査装置100、解析制御ユニット114(処理部)、検査条件データベース115(記憶部)、ビーム制御ユニット111、ステージ制御ユニット112、画像処理ユニット113(表示部)を有している。
電子線ウェハ検査装置100は、電子光学系であるカラム101、XYステージ102を有している。カラム101は、照射電子線109を発生させる電子銃103、照射電子線109をウェハに対して収束させるためのコンデンサレンズ104及び対物レンズ105と、照射電子線109をウェハに対して走査させるディフレクタ106、ウェハから発生した二次電子110を検出するための検出器107を有している。
ディフレクタ106は、ビーム制御ユニット111から送られる制御信号に従って、照射電子線109をウェハに走査させる。XYステージ102はステージ制御ユニット112からの制御信号に従ってウェハを移動させる。照射電子線109をウェハに照射することによって生じる二次電子110は、検出器107を介して画像処理ユニット113へ送られ、ビーム制御ユニット111およびステージ制御ユニット112の位置情報(制御情報)とリンクさせることで欠陥検出のための画像処理が行われる。
これらの処理は、解析制御ユニット114を介して、制御指示がビーム制御ユニット111や、ステージ制御ユニット112へ送られることによって行われる。また、解析制御ユニット114を操作しているユーザは、画像処理ユニット113に表示されている検査結果を基に条件の変更を行い、変更した条件を制御指示としてビーム制御ユニット111や、ステージ制御ユニット112へ送ることができる。
また、本実施形態においては、解析制御ユニット114に接続する形で、過去に本実施形態と同様の方法で検討した条件および画像(サンプル画像:第1の画像)、検査結果(過去検査マップ、過去検査画像:第1の画像)などを蓄積した検査条件データベース115を有している。
なお、電子線ウェハ検査装置100,各ユニット111〜114、検査条件データベース115のうち、少なくとも2つが一体化した装置であってもよい。
《比較例の処理手順》
ここで、図2を参照し、比較例としての一般的な照射条件検討の処理手順を説明する。
照射条件を決定するには、ユーザが、電子線照射条件や、その他の検査条件(画素サイズ、加算回数など)を可変させながら、これらの検査条件、その他のパラメータを選択する処理を行う(S101)。以降、電子線照射条件や、画素サイズや、加算回数などの条件をまとめて検査条件と記載することとする。
次に、ステップS101で選択した検査条件を用いて、電子銃103がウェハ表面に照射電子線を照射し、画像処理ユニット113が画像(取得画像)を取得する(S102)。
そして、ユーザは、画像処理ユニット113に表示されている取得画像を比較し(S103)、その取得画像の画像解析を行って(S104)、ステップS101で選択した検査条件が最適条件か否か判断する(S105)。
ステップS105の結果、最適条件ではないとユーザが判断した場合(S105→No)、処理をステップS101へ戻し、検査条件の選択をやり直して、別の検査条件へ変更し(S101)、画像取得処理(S102)、画像比較処理(S103)、画像解析処理(S104)を繰り返す。
ユーザは、この処理を最適条件が見つかるまで繰り返し、最適条件が求められて(S105→Yes)、始めてレシピ作成処理(S106)を行うことができる。
このような作業手順において、ステップS101で選択した検査条件が最適条件であるか否かの判断が難しく、レシピ作成者(ユーザ)の深い経験を必要とする。また、変更する検査条件のパラメータも多いため、ユーザによりばらつきが発生する。さらに、戻り作業が多いため、検査条件を決定するまでに、多くの時間を要する。
《本実施形態の処理手順》
次に、図1を適宜参照しつつ、図3に沿って本実施形態に係る照射条件検討の処理手順を説明する。
なお、図3では、本実施形態に係る照射条件検討処理の概略を示し、詳細な処理内容は図4〜図18を参照して後記するものとする。
また、各処理ステップS201〜S207の処理は、解析制御ユニット114や、画像処理ユニット113におけるROM(Read Only Memory)や、HD(Hard Disk)に格納されたプログラムが、RAM(Random Access Memory)に展開され、CPU(Central Processing Unit)によって実行されることで具現化する。
まず、ユーザは解析制御ユニット114を介して、評価項目の重み付け処理を行う(S201)。
さらに、ユーザは解析制御ユニット114を介して、検査条件及びその他のパラメータ(画素サイズ、画像の加算回数、欠陥の座標など)の選択処理を行う(S202)。なお、ステップS202の欠陥座標の選択により、その欠陥座標を有するウェハ上のチップも選択される。
そして、解析制御ユニット114は、ステップS201やステップS202で設定された情報に基づいて、検査条件データベース115から、ステップS202で選択されたチップと、その隣接チップとに対し、前記ステップS201や、ステップS202で選択された検査条件毎に、ステップS202で登録された欠陥が属するチップの画像(取得画像:第2の画像)を、電子線ウェハ検査装置100が撮像して、取得する画像取得処理を行うと(S203)、取得した2つの取得画像の差画像を算出する画像比較処理を行う(S204)。なお、取得画像は、検査画像ではなく、検査条件の下で撮像した画像である。
そして、解析制御ユニット114は、算出した差画像において、後記するラインプロファイルを実行し、得られたラインプロファイル結果からS/N(Signal/Noise)比を算出するS/N解析処理を行う(S205)。
次に、解析制御ユニット114は、ステップS205の結果から得られたS/N比の大きい検査条件を良好な検査条件として、検査条件の順位付けを行い、画像処理ユニット113に表示する。ユーザは、画像処理ユニット113に表示されている検査条件の順位を参考に最適条件を設定する最適条件設定処理を行い(S206)、レシピ作成処理を行う(S207)
以下、図4から図18を参照して、各処理の詳細な説明を行う。
<評価項目の重み付け:S201>
まず、ユーザは、過去に検討した検査条件や、サンプル画像や、過去検査画像が格納されている検査条件データベース115を利用し、解析制御ユニット114を介して評価項目の重み付け処理を行う(S201)。
この処理は、電子線ウェハ検査装置100のスループットが遅いため、レシピ作成時にスループットと感度のバランスを考えて検査条件を設定する必要があるために行われる処理である。このようなバランスを最初に設定して、検査条件における各パラメータの検討する範囲に制限を設けて、絞り込みを行うことにより、その後の検査条件設定がレシピ作成者(ユーザ)の意図通りに行われるようになる。
図4は、本実施形態に係る評価項目の重み付け設定画面の一例を示す図である。
なお、図4は、画像処理ユニット113に表示されている画面である。
ユーザが、解析制御ユニット114を介して、製品種選択プルダウンメニュー401で検査を行うサンプルの製品種を選択する。ここで、製品種は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、Flashメモリなどである。また、ユーザは、解析制御ユニット114を介して、工程名選択プルダウンメニュー402で検査工程を選択する。選択される検査工程は、Gate、Contact、M1などである。これらの各プルダウンメニュー401,402への選択入力により、検査を行うサンプルに近い過去の条件を絞り込む。
次に、画像処理ユニット113は、検査条件データベース115から、各プルダウンメニュー401,402の条件に適合する過去に検討したサンプル画像のパラメータをプロットした散布図403を表示する。散布図403の縦軸および横軸は、条件選択プルダウンメニュー404,405により設定可能となっている。
図4では、横軸にスループット、縦軸に感度の指標となるS/N比を選択した例を示す。ここで、スループットは、装置が固有に持つステージ速度と検査条件パラメータの画素サイズ、加算回数、電子線を走査するスピードを示すクロックにより、算出される。S/N比の求め方に関しては、後記する。
例えば、半導体製造工場のラインにて量産製品の検査を行う場合、早く検査を終了し、次工程へ製品を進める必要がある。そのような場合は、スループットに重み付けをした条件を選択する(プロット群406)。開発製品など、検査時間が長くても、微小な欠陥まで検出したいというような場合、感度(S/N比)に重み付けをした条件を選択する(プロット群408)。スループットと感度両方とも重要な場合は、両方のパラメータを考慮した条件を選択する(プロット群407)。また、この横軸と縦軸の項目は、スループット、S/N比、分解能、欠陥輝度など、検査するウェハや優先したい項目により選択・変更することができる。これにより、レシピ作成者(ユーザ)の意図を反映した検査条件を実現可能とする。
ここでは、スループットと感度の両方を考慮した条件(プロット群407)を選択することとする。条件の選択は、該当するプロットをユーザが解析制御ユニット114のマウスでドラッグし、矩形で囲むことによって行われる。条件が選択されると、画像処理ユニット113が、選択されたプロットに該当するサンプル画像に関連するデータを検査条件データベース115から取得し、画像処理ユニット113に表示する。その画面例を図5に示す。
<検査条件及びその他のパラメータの選択処理:S202>
図5は、本実施形態に係る検査条件確認画面の例を示す図である。
検査条件確認画面501は、検査条件検討リストエリア502、画像一覧表示エリア503、過去検査マップ表示エリア504、及び過去検査画像一覧表示エリア505を有している。図5に係る検査条件確認画面501によれば、一画面で、検査条件検討リスト、条件検討時に取得したサンプル画像および検査結果(過去検査マップ、過去検査画像)を確認することができる。
以下、図6から図10を参照して、図5における各エリア502〜505の説明を行う。
(検査条件検討リストエリア)
図6及び図7は、本実施形態に係る検査条件検討リストエリアの表示例を示す図である。
検査条件検討リストエリア502は、条件表示欄601、画像欄602、検査結果欄603を有している。
条件表示エリアには、各条件(「条件1」〜「条件5」)における「加速電圧」、「ビーム電流」、「VCC電圧」、「画素サイズ」、「クロック」、「加算回数」、「デザインルール」、「L/S(Line And Space)」、「パターン密度」、「対象欠陥」など、過去に検討した条件が表示され、ユーザが一目で分かるよう一覧となっている。
また、本実施形態では、今回評価するウェハに適した条件を絞り込むことができる(列611)。例えば、評価するウェハの対象欠陥が「Short」であれば、「対象欠陥」の「絞り込み」タブ612から「Short」を選択する(図示せず)ことにより、検査条件検討リストエリア502に表示される情報を、欠陥画像が「Short」である情報のみに絞り込むことができる。これらの情報は、画像の属性情報といして、画像に付随している。
画像エリア欄に印(符号616)がある場合は、過去に取得したサンプル画像を確認することができることを意味している。図7に示すように、マウスのカーソルを印(符号616)上に持っていくと、その条件におけるサンプル画像が中に表示されている吹き出し701が表示される。
ユーザは、これを見て、詳細に確認するサンプル画像を決めることができる。
図6に戻り、ユーザがサンプル画像を詳細に確認したい場合、条件の符号616を有効にし(黒く塗りつぶした四角)、画像ボタン615を選択入力すると、有効となっている符号616の条件に該当するすべてのサンプル画像が、図5の画像一覧エリア503に表示される。
(画像一覧エリア)
図8は、本実施形態に係る画像一覧エリアの表示例を示す図である。
前記したように、図6の画像ボタン615を選択入力すると、有効となっている印616の条件に該当するすべてのサンプル画像が図8に示すように画像一覧エリア503に表示される。これらのサンプル画像は過去に同様のサンプル評価を行った際に取得した画像である。図8に示すように、図6の符号616で選択した条件毎(「条件2」〜「条件5」)に取得したすべてのサンプル画像を確認することが可能である。
(過去検査マップ)
ここで、図6の説明に戻る。
図6の検査結果欄603には、検査結果名618が表示されている。ここでは、検査結果名618として、検査結果日が表示されているが、検査結果を一意に示すものであれば、検査結果画像ファイル名などでもよい。そして、ユーザが解析制御ユニット114のマウスのカーソルを検査結果名618上に持っていくと、図7に示すように、中にウェハの過去検査マップが表示されている吹き出し702が表示され、ユーザは過去検査マップを容易に確認することができる。ユーザは、これにより、詳細に確認する検査結果を決めることができる。ユーザが、詳細に検査結果を確認したい場合は、確認したい検査結果名618のボタンを選択入力すると、図9に示すような過去検査マップエリア504と、図10に示すような過去検査画像一覧エリア505が表示される。
(過去検査マップエリア)
図9は、本実施形態に係る過去検査マップエリアの表示例を示す図であり、図10は、本実施形態に係る過去検査画像一覧エリアの表示例を示す図である。
過去検査マップエリア504に表示される過去検査マップは、図7において選択入力された検査結果名の数だけ同時表示される。
図9(a)には、検査結果名が1つだけ選択入力されたときの過去検査マップエリア504a(504)が示され、図9(b)には、検査結果名が4つ選択入力されたときの過去検査マップエリア504b(504)が示される。このように、ユーザが確認したい検査結果の数だけ、一度に過去検査マップを示すことができるため、比較が容易である。
欠陥のレビューが既にされており、Codeが入力されている検査結果であれば、符号902においてCodeの指定を行い、目的の欠陥画像のみ表示することができる。その情報は、図10の過去検査画像一覧エリア505とリンクしており、Code入力した場合は、図10の過去検査画像一覧エリア505に、そのCodeの欠陥画像のみが表示される。過去検査マップ上の欠陥をマウスでドラッグ(符号901)し、矩形で囲んだ場合も同様に、その画像のみ図10の過去検査画像一覧エリア505に表示される。このように今回評価する工程と類似した工程の過去の検査結果や過去検査画像を確認できることで、容易に検討すべき条件を選択することが可能となる。
また、例えば過去に検査をしている条件が、加速電圧500V、ビーム電流100nA、VCC電圧−6000Vと0Vの2種類だったと仮定する。その間の条件VCC電圧−3000Vも検討したいような場合は、解析制御ユニット114の図示しない入力部を介して、その条件を図6のリストへ追記することで、評価することが可能となる。
このようにして、評価するウェハの検討すべき条件が決まると、ユーザは解析制御ユニット114を介して、図6の検査条件検討リストの条件選択ボタンの、検討したい条件のみ選択する(図6の符号617で塗りつぶした四角)。図6の例では、「条件2」、「条件3」、「条件4」がそれに相当する。
ここまでで、検査条件の絞り込みが終了する。
(最適検査条件自動決定処理)
次に、図11〜16を参照して、電子線ウェハ検査装置100における最適な検査条件を自動で決定する方法を説明する。これらは、図3に示す照射条件検討処理の画像取得処理(S203)、画像比較処理(S204)、S/N解析処理(S205)、最適条件決定処理(S206)に相当する。
まず、画像比較を行うために、画像を取得する場所を検査したい領域より選択する必要がある。その一例を図11、12を用いて説明する。
<画像取得処理:S203>
図11は、本実施形態に係る画像取得位置登録画面の表示例を示す図である。
画像取得位置登録画面1101は、ウェハマップレイアウト表示エリア1102、イメージ表示エリア1103および座標入力エリア1104を有している。イメージ表示エリア1103には、ウェハマップレイアウト表示エリア1102で選択された領域(符号1111)の拡大図が表示される。ここで、処理の対象となるウェハは、未検査のウェハである。
事前に前工程の検査結果などから欠陥位置が分かっている場合は、その座標を座標入力エリア1104へ入力し、登録ボタン1105を押すことで、その座標が登録できる。欠陥座標が事前に分かっていない場合、ユーザが、イメージ表示エリア1103を確認しながら、画像取得位置を探すことができる。その際、イメージ表示エリア1103に表示されている画像の中心の座標が座標入力エリア1104に表示されるため、画像取得を行いたいチップ画像をイメージ表示エリア1103の中心へ表示させ、登録ボタン1105を押すことで、画像取得位置の登録ができる。後記するラインプロファイルは、登録された座標を基に行われる。また、ステップS203における画像取得処理では、解析制御ユニット114が登録した画像取得位置におけるチップ画像を取得する。このとき、解析制御ユニット114がチップ全体の画像ではなく、画像取得位置周辺の画像を取得してもよい。
電子線ウェハ検査装置100が図6で選択した条件を用いて、ウェハの撮像を行い、画像(取得画像)を取得する。図6に示す例で選択された「条件2」、「条件3」および「条件4」がそれに相当する。
図12は、本実施形態にかかる画像の取得方法の一例を示す図である。
画像取得は、図11の座標入力エリア1104で登録した座標(符号1201)と、その隣接チップの同座標(符号1202)の2箇所が属するチップを、選択した条件毎に検査条件を変更して、電子線ウェハ検査装置100が撮像を行うことにより自動で取得する。ここで、隣接チップを比較対象とするのは、この隣接チップを対照画像とし、それらの差画像を解析するためである。隣接チップに欠陥がある場合は、別の実施形態として後記して説明する。ここでは、図6で「条件2」、「条件3」および「条件4」の3条件で撮像を行い画像(取得画像)を取得する。ここで、図12のチップ画像内の四角は、チップのパターンを示している。
解析制御ユニット114は、取得画像を用いて、画像比較処理(S204)、S/N解析処理(S205)、最適条件設定処理(S206)を行う。これらの処理方法を、図13〜16を参照して説明する。なお、これらの処理は、短時間に自動で行われることが前提である。
(画像解析結果表示画面)
図13は、本実施形態に係る画像解析結果表示画面の表示例を示す図である。
図13は、ステップS204〜S206の処理が完了した後の画像解析結果を示している。
図13に示すように、画像解析結果表示画面1301には、図6で選択した条件(「条件2」〜「条件4」)毎における欠陥画像と、その隣接チップの画像と、欠陥画像と、隣接チップの差画像が表示される。さらに、図15で後記するS/N解析処理(S205)で算出されたS/N比の値、さらに、そのS/N比の値を基に、条件の順位が判定として表示されている。
なお、図13において、「条件2」から「条件4」へと移るに従い、画面が暗くなっているが、これは、例えば、加速電圧、電流、VCC電圧、加算回数などの条件の違いによるものであり、「条件2」が最も加速電圧が大きく、「条件4」が最も加速電圧が低い。
(差画像の算出(画像比較処理):S204)
図14は、本実施形態に係る差画像の算出手順を示す図である。なお、差画像の算出は、図3のステップS204における画像比較処理に相当する処理である。
図14に示すように、差画像は、欠陥画像の1画素ごとの明るさ(明度)から隣接チップ画像の1画素ごとの明るさ(明度)を引いて作成される。
(S/N解析処理:S205)
図15及び図16は、本実施形態に係るS/N解析処理の手順を示す図である。
解析制御ユニット114は、各条件の差画像より、欠陥位置を含んだラインプロファイルを条件ごとに作成する。ここでは、X方向のラインプロファイルを用いており、作成されるラインプロファイルは、横軸がX方向の位置、縦軸が明るさ(明度)となっている。
図15の例では、「条件2」、「条件3」及び「条件4」のそれぞれについて、符号1501,1502,1503で示される箇所のラインプロファイルを作成する。ラインプロファイルの作成位置は、図11の座標入力エリア1104に登録された座標である。なお、登録された座標を用いなくても、取得画像全体を走査して、最もS/N比の高い位置を処理対象としてもよい。
そして、解析制御ユニット114は、図16に示すような手順でS/N比の算出を行う。図16では、一例として図15における「条件2」のラインプロファイルを用いることとする。ラインプロファイルの欠陥部以外の信号は、ノイズ成分の信号である。図16の例では、ラインプロファイルの下側(符号1601)がノイズ成分に相当する。解析制御ユニット114は、ノイズ成分の明るさをX方向に合計し、X方向の計測点数で割ることにより、ノイズ成分の明るさの平均値を算出する。
次に、解析制御ユニット114は、欠陥部の明るさの平均値を求める。図16の例では、ラインプロファイルの上側(符号1602)が欠陥部の明るさに相当する。ノイズ成分と同様に、解析制御ユニット114は、欠陥成分の明るさをX方向に合計し、X方向の計測点数で割ることにより、欠陥部の明るさの平均値を算出する。算出された欠陥部の明るさの平均値が、S/N比におけるシグナル値となる。
S/N比は、解析制御ユニット114が、欠陥成分の明るさの平均値をノイズ成分の明るさの平均値で割ることで求められる。図16の例では、欠陥成分の明るさの平均値:83を、ノイズ成分の明るさの平均値:37で除算したものがS/N比となり、結果、S/N比は、2.24となる。解析制御ユニット114は、同様に、「条件3」及び「条件4」のS/N比の値も算出する。
図13の、「S/N」の欄(符号1302)における「2.24」、「3.95」、「2.83」の値は、図15、図16で示す手順により算出されたS/N比の値である。さらに、解析制御ユニット114は、このS/N比の値が高い条件から順に順位付けを行い、図13の「判定」の欄(符号1303)にその順位を表示する。これは、S/N比の値が高い検査条件の方が、欠陥部の信号が高く、ノイズ成分の信号が低いということになり、最適条件と判断できるためである。
図13の例では、「条件3」が順位「1」であり、「条件4」が順位「2」であり、「条件2」が順位「3」となり、「条件3」が評価するウェハの最適な検査条件(最適条件)となる。
また、図13における画像確認ボタン1311を選択入力すると、過去に取得したサンプル画像と取得画像を比較することもできる。
その画像比較画面の表示例をを図17に示す。
図17は、本実施形態に係る画像比較画面の表示例を示す図である。
図17に示す画像比較画面1701は、図8の画像一覧エリア503の画像に今回撮像した取得画像が加わったものである。つまり、検査条件データベース115に、取得画像のデータが加えられることを意味する。これにより、算出された最適条件が良好であることをユーザが確認することができると共に、取得画像を、新たなサンプル画像として検査条件データベース115に追加することによって、将来、同様の評価を行う際に利用できるようになる。
このような手順で、最適条件が決定すると、ユーザは、解析制御ユニット114の図示しない入力部を介して図13の設定条件選択プルダウンメニュー1312で条件を選択する。図13の例では、順位が一番高い「条件3」が選択されている。そして、設定条件ボタン1313が選択入力されることにより、画像処理ユニット113は、図18に示すパラメータ設定画面1801を表示する。パラメータ設定画面1801には、図13の設定条件選択プルダウンメニュー1312で選択された「条件3」の各パラメータが表示される。また、イメージ表示エリアには、取得画像のイメージが表示される。
これにより、電子線照射条件および各パラメータが決定し、レシピ作成を開始することができる。また、レシピ作成が終了し、検査結果が得られた場合は、検査条件データベース115に検査結果に関する情報が登録され、将来の条件設定に利用することが可能となる。
(別の実施形態)
図11において、事前に前工程の検査結果などから欠陥位置が分かっている場合について説明したが、図11のイメージ表示エリアに表示される画像は、検査前の画像であるため欠陥位置がわかるとは限らない。もし、図11で登録した座標に欠陥が存在しない場合、図15および図16に示すS/N比の解析では条件の比較を行うことができない。
そこで、図19〜図22を参照して、欠陥位置が分からない場合も考慮した最適条件の判定方法を説明する。
図19は、別の実施形態に係る判定方法選択処理の手順を示すフローチャートである。
この場合、図3のステップS202〜S205の処理が、図19の処理に置換えられる。
まず、欠陥座標が分かっているか否かを判定する(S301)。これは、目視や、前の検査などから、ウェハの周辺部には欠陥が多いなどといったことが経験的に予め分かっていることなどから判定する。
ステップS301の結果、欠陥座標が分かっている場合(S301→Yes)、図11と同様の方法で欠陥座標の登録を行い、その欠陥座標にて解析制御ユニット114が図15および図16の方法でS/N解析を行う(判定方法1:S302)。これは、図3〜図18で説明した方法である。
ステップS301の結果、欠陥座標が分かっていない場合(S301→No)、ウェハ検査装置が、ウェハにおいて、所定の小領域(およそチップ10個分以下)を検査する(S303)。ここで、ウェハ全体の検査を行わないのは、ウェハ全体の検査は時間がかかるためである。また、ステップS303の検査のときに使用する検査条件は、例えば、ユーザが図10の過去検査画像一覧エリア505を参照して、暫定的に決めてもよいし、予め小領域用の検査条件を設定しておいてもよい。
そして、ユーザは、ステップS303の検査の結果を確認して、欠陥が見つかったか否かを判定する(S304)。
ステップS304の結果、欠陥が見つかった場合(S304→Yes)、解析制御ユニット114は、ステップS302へ処理を進める。
ステップS304の結果、欠陥が見つからなかった場合(S304→No)、ユーザは、想定している欠陥が(酸化膜上ではなく)パターン上に存在するか否かを判定する(S305)。つまり、ユーザは、これからパターン上に存在している欠陥を検査しようとしているのか否かを判定する。
ステップS305の結果、想定している欠陥がパターン上に存在する場合(S305→Yes)、解析制御ユニット114は、後記する「判定方法A」と、図20を参照して説明する「判定方法B1」を用いて最適な検査条件の判定を行う(判定方法2:S306)。
ステップS305の結果、想定している欠陥がパターン上に存在しない場合(S305→No)、ユーザは想定している欠陥が、明るい欠陥であるか否かを判定する(S307)。つまり、ユーザは、これから画像上において、明るく映る欠陥を検査しようとしているのか否かを判定する。
ステップS307の結果、想定している欠陥が暗い欠陥である場合(S307→暗い)、解析制御ユニット114は、後記する「判定方法A」と、図21を参照して説明する「判定方法B2」を用いて最適な検査条件の判定を行う(判定方法3:S308)。
ステップS307の結果、想定している欠陥が明るい欠陥である場合(S307→明るい)、解析制御ユニット114は、後記する「判定方法A」と、図22を参照して説明する「判定方法B3」を用いて最適な検査条件の判定を行う(判定方法4:S309)。
ステップS302,S306,S308,S309後に、解析制御ユニット114は、それぞれの方法で判定された最適な検査条件の設定処理を行い(S310)、図3のステップS207の処理へリターンする。
次に、「判定方法A」、「判定方法B1」、「判定方法B2」、「判定方法B3」のそれぞれについて説明する。
まず、「判定方法A」では、解析制御ユニット114が色むらや、パターンの明るさが均一であるか否かを目視によって判定したり、欠陥が見つかっていない画像に図15と同様のラインプロファイルを行い、ノイズ成分の大きさなどを判定する。解析制御ユニット114は、色むらが少なかったり、パターンの明るさが均一であったり、ノイズ成分が少ない検査条件を望ましい検査条件とする。
図20は、別の実施形態に係る「判定方法B1」を説明するための図であり、(a)はパターン上に欠陥が存在する場合のチップ画像例を示し、(b)は酸化膜の明るさとパターンの明るさのコントラストが大きいチップ画像例を示し、(c)は酸化膜の明るさとパターンの明るさのコントラストが小さいチップ画像例を示す。
図20(a)に示すように、パターン上に欠陥が存在する場合、酸化膜の明るさと、パターンの明るさとのコントラストが大きいほうが欠陥を発見しやすい。そこで、解析制御ユニット114は、コントラストの小さい図20(c)の検査条件より、コントラストの大きい図20(b)の検査条件を望ましい検査条件と判定し、評価(順位)を高くする。
図21は、別の実施形態に係る「判定方法B2」を説明するための図であり、(a)は暗い欠陥が存在する場合のチップ画像例を示し、(b)はパターンが明るいチップ画像例を示し、(c)はパターンが暗いチップ画像例を示す。
図21(a)に示すように、暗い欠陥2101が存在する場合、パターンが明るいほうが欠陥を発見しやすい。そこで、解析制御ユニット114は、パターンの暗い図21(c)の検査条件より、パターンの明るい図21(b)の検査条件を望ましい検査条件と判定し、評価(順位)を高くする。解析制御ユニット114は、これらの比較をステップS201〜S202で選択された検査条件で検査された画像について実行する。
図22は、別の実施形態に係る「判定方法B3」を説明するための図であり、(a)は明るい欠陥が存在する場合のチップ画像例を示し、(b)はパターンが明るいチップ画像例を示し、(c)はパターンが暗いチップ画像例を示す。
図22(a)に示すように、明るい欠陥2201が存在する場合、パターンが暗いほうが欠陥を発見しやすい。そこで、解析制御ユニット114は、パターンの明るい図22(b)の検査条件より、パターンの暗い図22(c)の検査条件を望ましい検査条件と判定し、評価(順位)を高くする。解析制御ユニット114は、これらの比較をステップS201〜S202で選択された検査条件で検査された画像について実行する。
なお、ステップS302,S306,S308,S309では、「判定方法A」と、「判定方法B1」〜「判定方法B3」とが行われているが、「判定方法A」より、「判定方法B1」〜「判定方法B3」の結果を優先するものとする。
なお、図19〜図22の方法は、選択画像にも隣接画像にも欠陥がある場合についても使用できる。
(効果)
これまでの検査条件決定フローにおいては、複数回の画像取得を行い、そのたびに画像比較、画像解析を行う必要があり、多大な時間と労力を要していた。また、その間、電子線ウェハ検査システム1を占有してしまうため、電子線ウェハ検査システム1の稼働率も低下していた。本実施形態の方法により、画像取得からS/N解析、最適条件算出までを自動で行うことで、検査条件設定までに要していた時間を大幅に軽減できる。また、図4〜10に示したように過去に検討した検査条件データベース115を外付けPC(Personal Computer)に導入すれば、事前にクリーンルーム外で検討すべき検査条件を選択することもできるようになるため、装置の占有時間をさらに少なくすることができる。また、レシピ作成で最も作成者の習熟度や経験によってばらついていた電子線照射条件や各パラメータの設定が、自動で最適条件が算出されるため、ばらつきなく短時間に設定することが可能になる。結果的に、製品の検査待ち時間が大幅に短縮され、不良発生を検知するまでのTAT(Turn Around Time)を短縮されるため、半導体製造における歩留まり向上や生産性を高めることに寄与することができる。
電子線照射条件や各パラメータを決定するに当り、これまでの作業では、最適条件であるかの判断が難しく、変更するパラメータも多いため、レシピ作成者(ユーザ)の経験が必要で、レシピ作成者によりばらつきが発生していたのに対し、本実施形態のように、過去に検討した検査条件データベース115を利用して、画像取得からS/N解析、最適条件の算出を自動で行うことで、容易に検査条件を決定することが可能となり、作成者の経験の差によってもたらされる感度のばらつきをも抑えることができる。また、これまでは、画像取得、比較、解析の戻り作業が発生し、安定した検査条件を実現するための最適な検査条件を決定するまでに多くの時間を要していたが、本実施形態により、戻り作業が無くなることから、大幅な時間短縮を図ることが可能となる。さらに、検査レシピ作成時に最も時間を費やすことが多い電子線照射条件や各パラメータ設定の時間短縮が可能となることで、レシピ作成のために、電子線ウェハ検査システム1を占有していた時間が短くなり、製品の検査待ち時間が大幅に短縮され、欠陥を検知するためのTATの短縮、ひいては、半導体製造における歩留まり向上や生産性を高めることに寄与できる。
1 電子線ウェハ検査システム(ウェハ検査条件決定システム、ウェハ検査システム
100 電子線ウェハ検査装置
111 ビーム制御ユニット
112 ステージ制御ユニット
113 画像処理ユニット(表示部)
114 解析制御ユニット(処理部)
115 検査条件データベース(記憶部)

Claims (13)

  1. ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムによるウェハ検査条件決定方法であって、
    複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
    情報を処理する処理部と、
    を有し、
    前記処理部が、
    前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
    入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
    前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
    当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
    前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、
    前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行う
    ことを特徴とするウェハ検査条件決定方法。
  2. 前記S/N比の解析は、
    前記処理部が、
    前記入力部を介して選択されたウェハ上のチップの前記領域と、当該チップに隣接している隣接チップの前記領域と、を、前記電子線ウェハ検査装置が撮像することによって、前記第2の画像として取得し、
    前記チップの画像と、前記隣接チップの画像と、の差画像を算出し、
    当該差画像に対して、前記S/N比の算出を行う
    ことを特徴とする請求項に記載のウェハ検査条件決定方法。
  3. 前記所定の検査条件の選択は、
    前記記憶部に格納されている過去の画像に関する情報を、所定の検査条件を縦軸及び横軸として座標上にプロットした散布図を生成及び表示し、
    ユーザによって、前記散布図における所定のプロット選択されることで行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。
  4. 前記第1の画像は、過去に前記ウェハ検査条件決定方法における第2の画像として取得したサンプル画像と、各検査条件において検査を行った過去検査画像とを有し、
    前記処理部が、
    前記サンプル画像と、前記各検査条件において検査を行った過去検査画像と、前記サンプル画像及び前記過去検査画像それぞれに対応する検査条件と、を共に、前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。
  5. 前記処理部が、
    前記第2の画像として取得した画像を、新たな前記第1の画像として前記記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。
  6. ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムによるウェハ検査条件決定方法であって、
    複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
    情報を処理する処理部と、
    を有し、
    前記処理部が、
    前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
    入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
    前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
    当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
    前記第2の画像の解析を行い、
    前記解析の結果に基づいて、前記所定の検査条件の評価付けを行い、
    前記第2の画像の解析は、前記入力部を介して、パターン上の欠陥を検査する予定であるのか、暗い欠陥を検査する予定であるのか、または明るい欠陥を検査する予定であるのかという検査環境に関する条件が入力され、
    前記処理部が、
    前記パターン上の欠陥を検査する予定の場合、全体画像が最も明るい画像の検査条件の評価を高くし、
    前記暗い欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの明るい画像の検査条件の評価を高くし、
    前記明るい欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの暗い画像の検査条件の評価を高くする
    ことを特徴とするウェハ検査条件決定方法。
  7. ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムであって、
    複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
    前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
    入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
    前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
    当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
    前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、
    前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行う処理部と、
    を有することを特徴とするウェハ検査条件決定システム。
  8. ウェハの検査条件を決定するウェハ検査システムであって、
    複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
    前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
    入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
    前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
    当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
    前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、
    前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行う処理部と、
    を有することを特徴とするウェハ検査システム。
  9. 前記S/N比の解析は、
    前記処理部が、
    前記入力部を介して選択されたウェハ上のチップの前記領域と、当該チップに隣接している隣接チップの前記領域と、を、前記電子線ウェハ検査装置が撮像することによって、前記第2の画像として取得し、
    前記チップの画像と、前記隣接チップの画像と、の差画像を算出し、
    当該差画像に対して、前記S/N比の算出を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。
  10. 前記所定の検査条件の選択は、
    前記記憶部に格納されている過去の画像に関する情報を、所定の検査条件を縦軸及び横軸として座標上にプロットした散布図を生成及び表示し、
    ユーザによって、前記散布図における所定のプロットが選択されることで行われる
    ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。
  11. 前記第1の画像は、過去に前記第2の画像として取得したサンプル画像と、各検査条件において検査を行った過去検査画像とを有し、
    前記処理部が、
    前記サンプル画像と、前記各検査条件において検査を行った過去検査画像と、前記サンプル画像及び前記過去検査画像それぞれに対応する検査条件と、を共に、前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。
  12. 前記処理部が、
    前記第2の画像として取得した画像を、新たな前記第1の画像として前記記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。
  13. ウェハの検査条件を決定するウェハ検査システムであって、
    複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
    情報を処理する処理部と、
    を有し、
    前記処理部が、
    前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
    入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
    前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
    当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
    前記第2の画像の解析を行い、
    前記解析の結果に基づいて、前記所定の検査条件の評価付けを行い、
    前記第2の画像の解析は、前記入力部を介して、パターン上の欠陥を検査する予定であるのか、暗い欠陥を検査する予定であるのか、または明るい欠陥を検査する予定であるのかという検査環境に関する条件が入力され、
    前記処理部が、
    前記パターン上の欠陥を検査する予定の場合、全体画像が最も明るい画像の検査条件の評価を高くし、
    前記暗い欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの明るい画像の検査条件の評価を高くし、
    前記明るい欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの暗い画像の検査条件の評価を高くする
    ことを特徴とするウェハ検査システム。
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