JP5374225B2 - ウェハ検査条件決定方法、ウェハ検査条件決定システム及びウェハ検査システム - Google Patents
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Description
一方で、電子線ウェハ検査装置100においては、検査工程・対象となる欠陥に応じて、電子線照射条件や画素サイズ、加算回数などのパラメータなどの、いわゆる検査条件を調整し、パターンのコントラストや、正常部と欠陥部との間の電位コントラストをできるだけ大きくし、かつノイズ成分を小さくする必要がある。この検査条件を決定するプロセスは、従来、電子線照射条件及びその他のパラメータ設定→画像取得→画像比較→画像解析の繰り返し作業であり、最適な検査条件決定に至るまでに多大な時間と労力を要している。このような検査条件設定を行うには、レシピ作成者の経験が必要となる。
さらに、本発明の他の手段は、前記第2の画像の解析は、前記入力部を介して、パターン上の欠陥を検査する予定であるのか、暗い欠陥を検査する予定であるのか、または明るい欠陥を検査する予定であるのかという検査環境に関する条件が入力され、前記処理部が、前記パターン上の欠陥を検査する予定の場合、全体画像が最も明るい画像の検査条件の評価を高くし、前記暗い欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの明るい画像の検査条件の評価を高くし、前記明るい欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの暗い画像の検査条件の評価を高くすることを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中で適宜記載する。
図1は、本実施形態に係る電子線ウェハ検査システムの構成例を示す図である。
電子線ウェハ検査システム1(ウェハ検査条件決定システム、ウェハ検査システム)は、電子線ウェハ検査装置100、解析制御ユニット114(処理部)、検査条件データベース115(記憶部)、ビーム制御ユニット111、ステージ制御ユニット112、画像処理ユニット113(表示部)を有している。
電子線ウェハ検査装置100は、電子光学系であるカラム101、XYステージ102を有している。カラム101は、照射電子線109を発生させる電子銃103、照射電子線109をウェハに対して収束させるためのコンデンサレンズ104及び対物レンズ105と、照射電子線109をウェハに対して走査させるディフレクタ106、ウェハから発生した二次電子110を検出するための検出器107を有している。
また、本実施形態においては、解析制御ユニット114に接続する形で、過去に本実施形態と同様の方法で検討した条件および画像(サンプル画像:第1の画像)、検査結果(過去検査マップ、過去検査画像:第1の画像)などを蓄積した検査条件データベース115を有している。
なお、電子線ウェハ検査装置100,各ユニット111〜114、検査条件データベース115のうち、少なくとも2つが一体化した装置であってもよい。
ここで、図2を参照し、比較例としての一般的な照射条件検討の処理手順を説明する。
照射条件を決定するには、ユーザが、電子線照射条件や、その他の検査条件(画素サイズ、加算回数など)を可変させながら、これらの検査条件、その他のパラメータを選択する処理を行う(S101)。以降、電子線照射条件や、画素サイズや、加算回数などの条件をまとめて検査条件と記載することとする。
次に、ステップS101で選択した検査条件を用いて、電子銃103がウェハ表面に照射電子線を照射し、画像処理ユニット113が画像(取得画像)を取得する(S102)。
そして、ユーザは、画像処理ユニット113に表示されている取得画像を比較し(S103)、その取得画像の画像解析を行って(S104)、ステップS101で選択した検査条件が最適条件か否か判断する(S105)。
ステップS105の結果、最適条件ではないとユーザが判断した場合(S105→No)、処理をステップS101へ戻し、検査条件の選択をやり直して、別の検査条件へ変更し(S101)、画像取得処理(S102)、画像比較処理(S103)、画像解析処理(S104)を繰り返す。
ユーザは、この処理を最適条件が見つかるまで繰り返し、最適条件が求められて(S105→Yes)、始めてレシピ作成処理(S106)を行うことができる。
次に、図1を適宜参照しつつ、図3に沿って本実施形態に係る照射条件検討の処理手順を説明する。
なお、図3では、本実施形態に係る照射条件検討処理の概略を示し、詳細な処理内容は図4〜図18を参照して後記するものとする。
また、各処理ステップS201〜S207の処理は、解析制御ユニット114や、画像処理ユニット113におけるROM(Read Only Memory)や、HD(Hard Disk)に格納されたプログラムが、RAM(Random Access Memory)に展開され、CPU(Central Processing Unit)によって実行されることで具現化する。
さらに、ユーザは解析制御ユニット114を介して、検査条件及びその他のパラメータ(画素サイズ、画像の加算回数、欠陥の座標など)の選択処理を行う(S202)。なお、ステップS202の欠陥座標の選択により、その欠陥座標を有するウェハ上のチップも選択される。
そして、解析制御ユニット114は、ステップS201やステップS202で設定された情報に基づいて、検査条件データベース115から、ステップS202で選択されたチップと、その隣接チップとに対し、前記ステップS201や、ステップS202で選択された検査条件毎に、ステップS202で登録された欠陥が属するチップの画像(取得画像:第2の画像)を、電子線ウェハ検査装置100が撮像して、取得する画像取得処理を行うと(S203)、取得した2つの取得画像の差画像を算出する画像比較処理を行う(S204)。なお、取得画像は、検査画像ではなく、検査条件の下で撮像した画像である。
そして、解析制御ユニット114は、算出した差画像において、後記するラインプロファイルを実行し、得られたラインプロファイル結果からS/N(Signal/Noise)比を算出するS/N解析処理を行う(S205)。
次に、解析制御ユニット114は、ステップS205の結果から得られたS/N比の大きい検査条件を良好な検査条件として、検査条件の順位付けを行い、画像処理ユニット113に表示する。ユーザは、画像処理ユニット113に表示されている検査条件の順位を参考に最適条件を設定する最適条件設定処理を行い(S206)、レシピ作成処理を行う(S207)
まず、ユーザは、過去に検討した検査条件や、サンプル画像や、過去検査画像が格納されている検査条件データベース115を利用し、解析制御ユニット114を介して評価項目の重み付け処理を行う(S201)。
この処理は、電子線ウェハ検査装置100のスループットが遅いため、レシピ作成時にスループットと感度のバランスを考えて検査条件を設定する必要があるために行われる処理である。このようなバランスを最初に設定して、検査条件における各パラメータの検討する範囲に制限を設けて、絞り込みを行うことにより、その後の検査条件設定がレシピ作成者(ユーザ)の意図通りに行われるようになる。
なお、図4は、画像処理ユニット113に表示されている画面である。
ユーザが、解析制御ユニット114を介して、製品種選択プルダウンメニュー401で検査を行うサンプルの製品種を選択する。ここで、製品種は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、Flashメモリなどである。また、ユーザは、解析制御ユニット114を介して、工程名選択プルダウンメニュー402で検査工程を選択する。選択される検査工程は、Gate、Contact、M1などである。これらの各プルダウンメニュー401,402への選択入力により、検査を行うサンプルに近い過去の条件を絞り込む。
図4では、横軸にスループット、縦軸に感度の指標となるS/N比を選択した例を示す。ここで、スループットは、装置が固有に持つステージ速度と検査条件パラメータの画素サイズ、加算回数、電子線を走査するスピードを示すクロックにより、算出される。S/N比の求め方に関しては、後記する。
図5は、本実施形態に係る検査条件確認画面の例を示す図である。
検査条件確認画面501は、検査条件検討リストエリア502、画像一覧表示エリア503、過去検査マップ表示エリア504、及び過去検査画像一覧表示エリア505を有している。図5に係る検査条件確認画面501によれば、一画面で、検査条件検討リスト、条件検討時に取得したサンプル画像および検査結果(過去検査マップ、過去検査画像)を確認することができる。
以下、図6から図10を参照して、図5における各エリア502〜505の説明を行う。
図6及び図7は、本実施形態に係る検査条件検討リストエリアの表示例を示す図である。
検査条件検討リストエリア502は、条件表示欄601、画像欄602、検査結果欄603を有している。
条件表示エリアには、各条件(「条件1」〜「条件5」)における「加速電圧」、「ビーム電流」、「VCC電圧」、「画素サイズ」、「クロック」、「加算回数」、「デザインルール」、「L/S(Line And Space)」、「パターン密度」、「対象欠陥」など、過去に検討した条件が表示され、ユーザが一目で分かるよう一覧となっている。
ユーザは、これを見て、詳細に確認するサンプル画像を決めることができる。
図8は、本実施形態に係る画像一覧エリアの表示例を示す図である。
前記したように、図6の画像ボタン615を選択入力すると、有効となっている印616の条件に該当するすべてのサンプル画像が図8に示すように画像一覧エリア503に表示される。これらのサンプル画像は過去に同様のサンプル評価を行った際に取得した画像である。図8に示すように、図6の符号616で選択した条件毎(「条件2」〜「条件5」)に取得したすべてのサンプル画像を確認することが可能である。
ここで、図6の説明に戻る。
図6の検査結果欄603には、検査結果名618が表示されている。ここでは、検査結果名618として、検査結果日が表示されているが、検査結果を一意に示すものであれば、検査結果画像ファイル名などでもよい。そして、ユーザが解析制御ユニット114のマウスのカーソルを検査結果名618上に持っていくと、図7に示すように、中にウェハの過去検査マップが表示されている吹き出し702が表示され、ユーザは過去検査マップを容易に確認することができる。ユーザは、これにより、詳細に確認する検査結果を決めることができる。ユーザが、詳細に検査結果を確認したい場合は、確認したい検査結果名618のボタンを選択入力すると、図9に示すような過去検査マップエリア504と、図10に示すような過去検査画像一覧エリア505が表示される。
図9は、本実施形態に係る過去検査マップエリアの表示例を示す図であり、図10は、本実施形態に係る過去検査画像一覧エリアの表示例を示す図である。
過去検査マップエリア504に表示される過去検査マップは、図7において選択入力された検査結果名の数だけ同時表示される。
図9(a)には、検査結果名が1つだけ選択入力されたときの過去検査マップエリア504a(504)が示され、図9(b)には、検査結果名が4つ選択入力されたときの過去検査マップエリア504b(504)が示される。このように、ユーザが確認したい検査結果の数だけ、一度に過去検査マップを示すことができるため、比較が容易である。
欠陥のレビューが既にされており、Codeが入力されている検査結果であれば、符号902においてCodeの指定を行い、目的の欠陥画像のみ表示することができる。その情報は、図10の過去検査画像一覧エリア505とリンクしており、Code入力した場合は、図10の過去検査画像一覧エリア505に、そのCodeの欠陥画像のみが表示される。過去検査マップ上の欠陥をマウスでドラッグ(符号901)し、矩形で囲んだ場合も同様に、その画像のみ図10の過去検査画像一覧エリア505に表示される。このように今回評価する工程と類似した工程の過去の検査結果や過去検査画像を確認できることで、容易に検討すべき条件を選択することが可能となる。
ここまでで、検査条件の絞り込みが終了する。
次に、図11〜16を参照して、電子線ウェハ検査装置100における最適な検査条件を自動で決定する方法を説明する。これらは、図3に示す照射条件検討処理の画像取得処理(S203)、画像比較処理(S204)、S/N解析処理(S205)、最適条件決定処理(S206)に相当する。
まず、画像比較を行うために、画像を取得する場所を検査したい領域より選択する必要がある。その一例を図11、12を用いて説明する。
図11は、本実施形態に係る画像取得位置登録画面の表示例を示す図である。
画像取得位置登録画面1101は、ウェハマップレイアウト表示エリア1102、イメージ表示エリア1103および座標入力エリア1104を有している。イメージ表示エリア1103には、ウェハマップレイアウト表示エリア1102で選択された領域(符号1111)の拡大図が表示される。ここで、処理の対象となるウェハは、未検査のウェハである。
画像取得は、図11の座標入力エリア1104で登録した座標(符号1201)と、その隣接チップの同座標(符号1202)の2箇所が属するチップを、選択した条件毎に検査条件を変更して、電子線ウェハ検査装置100が撮像を行うことにより自動で取得する。ここで、隣接チップを比較対象とするのは、この隣接チップを対照画像とし、それらの差画像を解析するためである。隣接チップに欠陥がある場合は、別の実施形態として後記して説明する。ここでは、図6で「条件2」、「条件3」および「条件4」の3条件で撮像を行い画像(取得画像)を取得する。ここで、図12のチップ画像内の四角は、チップのパターンを示している。
解析制御ユニット114は、取得画像を用いて、画像比較処理(S204)、S/N解析処理(S205)、最適条件設定処理(S206)を行う。これらの処理方法を、図13〜16を参照して説明する。なお、これらの処理は、短時間に自動で行われることが前提である。
図13は、本実施形態に係る画像解析結果表示画面の表示例を示す図である。
図13は、ステップS204〜S206の処理が完了した後の画像解析結果を示している。
図13に示すように、画像解析結果表示画面1301には、図6で選択した条件(「条件2」〜「条件4」)毎における欠陥画像と、その隣接チップの画像と、欠陥画像と、隣接チップの差画像が表示される。さらに、図15で後記するS/N解析処理(S205)で算出されたS/N比の値、さらに、そのS/N比の値を基に、条件の順位が判定として表示されている。
なお、図13において、「条件2」から「条件4」へと移るに従い、画面が暗くなっているが、これは、例えば、加速電圧、電流、VCC電圧、加算回数などの条件の違いによるものであり、「条件2」が最も加速電圧が大きく、「条件4」が最も加速電圧が低い。
図14は、本実施形態に係る差画像の算出手順を示す図である。なお、差画像の算出は、図3のステップS204における画像比較処理に相当する処理である。
図14に示すように、差画像は、欠陥画像の1画素ごとの明るさ(明度)から隣接チップ画像の1画素ごとの明るさ(明度)を引いて作成される。
図15及び図16は、本実施形態に係るS/N解析処理の手順を示す図である。
解析制御ユニット114は、各条件の差画像より、欠陥位置を含んだラインプロファイルを条件ごとに作成する。ここでは、X方向のラインプロファイルを用いており、作成されるラインプロファイルは、横軸がX方向の位置、縦軸が明るさ(明度)となっている。
図15の例では、「条件2」、「条件3」及び「条件4」のそれぞれについて、符号1501,1502,1503で示される箇所のラインプロファイルを作成する。ラインプロファイルの作成位置は、図11の座標入力エリア1104に登録された座標である。なお、登録された座標を用いなくても、取得画像全体を走査して、最もS/N比の高い位置を処理対象としてもよい。
次に、解析制御ユニット114は、欠陥部の明るさの平均値を求める。図16の例では、ラインプロファイルの上側(符号1602)が欠陥部の明るさに相当する。ノイズ成分と同様に、解析制御ユニット114は、欠陥成分の明るさをX方向に合計し、X方向の計測点数で割ることにより、欠陥部の明るさの平均値を算出する。算出された欠陥部の明るさの平均値が、S/N比におけるシグナル値となる。
S/N比は、解析制御ユニット114が、欠陥成分の明るさの平均値をノイズ成分の明るさの平均値で割ることで求められる。図16の例では、欠陥成分の明るさの平均値:83を、ノイズ成分の明るさの平均値:37で除算したものがS/N比となり、結果、S/N比は、2.24となる。解析制御ユニット114は、同様に、「条件3」及び「条件4」のS/N比の値も算出する。
図13の例では、「条件3」が順位「1」であり、「条件4」が順位「2」であり、「条件2」が順位「3」となり、「条件3」が評価するウェハの最適な検査条件(最適条件)となる。
図17は、本実施形態に係る画像比較画面の表示例を示す図である。
図17に示す画像比較画面1701は、図8の画像一覧エリア503の画像に今回撮像した取得画像が加わったものである。つまり、検査条件データベース115に、取得画像のデータが加えられることを意味する。これにより、算出された最適条件が良好であることをユーザが確認することができると共に、取得画像を、新たなサンプル画像として検査条件データベース115に追加することによって、将来、同様の評価を行う際に利用できるようになる。
これにより、電子線照射条件および各パラメータが決定し、レシピ作成を開始することができる。また、レシピ作成が終了し、検査結果が得られた場合は、検査条件データベース115に検査結果に関する情報が登録され、将来の条件設定に利用することが可能となる。
図11において、事前に前工程の検査結果などから欠陥位置が分かっている場合について説明したが、図11のイメージ表示エリアに表示される画像は、検査前の画像であるため欠陥位置がわかるとは限らない。もし、図11で登録した座標に欠陥が存在しない場合、図15および図16に示すS/N比の解析では条件の比較を行うことができない。
そこで、図19〜図22を参照して、欠陥位置が分からない場合も考慮した最適条件の判定方法を説明する。
この場合、図3のステップS202〜S205の処理が、図19の処理に置換えられる。
まず、欠陥座標が分かっているか否かを判定する(S301)。これは、目視や、前の検査などから、ウェハの周辺部には欠陥が多いなどといったことが経験的に予め分かっていることなどから判定する。
ステップS301の結果、欠陥座標が分かっている場合(S301→Yes)、図11と同様の方法で欠陥座標の登録を行い、その欠陥座標にて解析制御ユニット114が図15および図16の方法でS/N解析を行う(判定方法1:S302)。これは、図3〜図18で説明した方法である。
そして、ユーザは、ステップS303の検査の結果を確認して、欠陥が見つかったか否かを判定する(S304)。
ステップS304の結果、欠陥が見つかった場合(S304→Yes)、解析制御ユニット114は、ステップS302へ処理を進める。
ステップS305の結果、想定している欠陥がパターン上に存在する場合(S305→Yes)、解析制御ユニット114は、後記する「判定方法A」と、図20を参照して説明する「判定方法B1」を用いて最適な検査条件の判定を行う(判定方法2:S306)。
ステップS307の結果、想定している欠陥が暗い欠陥である場合(S307→暗い)、解析制御ユニット114は、後記する「判定方法A」と、図21を参照して説明する「判定方法B2」を用いて最適な検査条件の判定を行う(判定方法3:S308)。
ステップS307の結果、想定している欠陥が明るい欠陥である場合(S307→明るい)、解析制御ユニット114は、後記する「判定方法A」と、図22を参照して説明する「判定方法B3」を用いて最適な検査条件の判定を行う(判定方法4:S309)。
ステップS302,S306,S308,S309後に、解析制御ユニット114は、それぞれの方法で判定された最適な検査条件の設定処理を行い(S310)、図3のステップS207の処理へリターンする。
まず、「判定方法A」では、解析制御ユニット114が色むらや、パターンの明るさが均一であるか否かを目視によって判定したり、欠陥が見つかっていない画像に図15と同様のラインプロファイルを行い、ノイズ成分の大きさなどを判定する。解析制御ユニット114は、色むらが少なかったり、パターンの明るさが均一であったり、ノイズ成分が少ない検査条件を望ましい検査条件とする。
図20(a)に示すように、パターン上に欠陥が存在する場合、酸化膜の明るさと、パターンの明るさとのコントラストが大きいほうが欠陥を発見しやすい。そこで、解析制御ユニット114は、コントラストの小さい図20(c)の検査条件より、コントラストの大きい図20(b)の検査条件を望ましい検査条件と判定し、評価(順位)を高くする。
図21(a)に示すように、暗い欠陥2101が存在する場合、パターンが明るいほうが欠陥を発見しやすい。そこで、解析制御ユニット114は、パターンの暗い図21(c)の検査条件より、パターンの明るい図21(b)の検査条件を望ましい検査条件と判定し、評価(順位)を高くする。解析制御ユニット114は、これらの比較をステップS201〜S202で選択された検査条件で検査された画像について実行する。
図22(a)に示すように、明るい欠陥2201が存在する場合、パターンが暗いほうが欠陥を発見しやすい。そこで、解析制御ユニット114は、パターンの明るい図22(b)の検査条件より、パターンの暗い図22(c)の検査条件を望ましい検査条件と判定し、評価(順位)を高くする。解析制御ユニット114は、これらの比較をステップS201〜S202で選択された検査条件で検査された画像について実行する。
なお、図19〜図22の方法は、選択画像にも隣接画像にも欠陥がある場合についても使用できる。
これまでの検査条件決定フローにおいては、複数回の画像取得を行い、そのたびに画像比較、画像解析を行う必要があり、多大な時間と労力を要していた。また、その間、電子線ウェハ検査システム1を占有してしまうため、電子線ウェハ検査システム1の稼働率も低下していた。本実施形態の方法により、画像取得からS/N解析、最適条件算出までを自動で行うことで、検査条件設定までに要していた時間を大幅に軽減できる。また、図4〜10に示したように過去に検討した検査条件データベース115を外付けPC(Personal Computer)に導入すれば、事前にクリーンルーム外で検討すべき検査条件を選択することもできるようになるため、装置の占有時間をさらに少なくすることができる。また、レシピ作成で最も作成者の習熟度や経験によってばらついていた電子線照射条件や各パラメータの設定が、自動で最適条件が算出されるため、ばらつきなく短時間に設定することが可能になる。結果的に、製品の検査待ち時間が大幅に短縮され、不良発生を検知するまでのTAT(Turn Around Time)を短縮されるため、半導体製造における歩留まり向上や生産性を高めることに寄与することができる。
100 電子線ウェハ検査装置
111 ビーム制御ユニット
112 ステージ制御ユニット
113 画像処理ユニット(表示部)
114 解析制御ユニット(処理部)
115 検査条件データベース(記憶部)
Claims (13)
- ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムによるウェハ検査条件決定方法であって、
複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
情報を処理する処理部と、
を有し、
前記処理部が、
前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、
前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行う
ことを特徴とするウェハ検査条件決定方法。 - 前記S/N比の解析は、
前記処理部が、
前記入力部を介して選択されたウェハ上のチップの前記領域と、当該チップに隣接している隣接チップの前記領域と、を、前記電子線ウェハ検査装置が撮像することによって、前記第2の画像として取得し、
前記チップの画像と、前記隣接チップの画像と、の差画像を算出し、
当該差画像に対して、前記S/N比の算出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。 - 前記所定の検査条件の選択は、
前記記憶部に格納されている過去の画像に関する情報を、所定の検査条件を縦軸及び横軸として座標上にプロットした散布図を生成及び表示し、
ユーザによって、前記散布図における所定のプロットが選択されることで行われる
ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。 - 前記第1の画像は、過去に前記ウェハ検査条件決定方法における第2の画像として取得したサンプル画像と、各検査条件において検査を行った過去検査画像とを有し、
前記処理部が、
前記サンプル画像と、前記各検査条件において検査を行った過去検査画像と、前記サンプル画像及び前記過去検査画像それぞれに対応する検査条件と、を共に、前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。 - 前記処理部が、
前記第2の画像として取得した画像を、新たな前記第1の画像として前記記憶部に格納する
ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ検査条件決定方法。 - ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムによるウェハ検査条件決定方法であって、
複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
情報を処理する処理部と、
を有し、
前記処理部が、
前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
前記第2の画像の解析を行い、
前記解析の結果に基づいて、前記所定の検査条件の評価付けを行い、
前記第2の画像の解析は、前記入力部を介して、パターン上の欠陥を検査する予定であるのか、暗い欠陥を検査する予定であるのか、または明るい欠陥を検査する予定であるのかという検査環境に関する条件が入力され、
前記処理部が、
前記パターン上の欠陥を検査する予定の場合、全体画像が最も明るい画像の検査条件の評価を高くし、
前記暗い欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの明るい画像の検査条件の評価を高くし、
前記明るい欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの暗い画像の検査条件の評価を高くする
ことを特徴とするウェハ検査条件決定方法。 - ウェハの検査条件を決定するウェハ検査条件決定システムであって、
複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、
前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行う処理部と、
を有することを特徴とするウェハ検査条件決定システム。 - ウェハの検査条件を決定するウェハ検査システムであって、
複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
前記第2の画像における欠陥部の信号とノイズ部の信号とのS/N比の算出を行うことで、前記第2の画像の解析を行い、
前記解析の結果に基づいて、前記S/N比が高い画像に関する条件の評価を重くし、前記S/N比が低い画像に関する条件の評価を軽くすることで、前記所定の検査条件の評価付けを行う処理部と、
を有することを特徴とするウェハ検査システム。 - 前記S/N比の解析は、
前記処理部が、
前記入力部を介して選択されたウェハ上のチップの前記領域と、当該チップに隣接している隣接チップの前記領域と、を、前記電子線ウェハ検査装置が撮像することによって、前記第2の画像として取得し、
前記チップの画像と、前記隣接チップの画像と、の差画像を算出し、
当該差画像に対して、前記S/N比の算出を行う
ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。 - 前記所定の検査条件の選択は、
前記記憶部に格納されている過去の画像に関する情報を、所定の検査条件を縦軸及び横軸として座標上にプロットした散布図を生成及び表示し、
ユーザによって、前記散布図における所定のプロットが選択されることで行われる
ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。 - 前記第1の画像は、過去に前記第2の画像として取得したサンプル画像と、各検査条件において検査を行った過去検査画像とを有し、
前記処理部が、
前記サンプル画像と、前記各検査条件において検査を行った過去検査画像と、前記サンプル画像及び前記過去検査画像それぞれに対応する検査条件と、を共に、前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。 - 前記処理部が、
前記第2の画像として取得した画像を、新たな前記第1の画像として前記記憶部に格納する
ことを特徴とする請求項8に記載のウェハ検査システム。 - ウェハの検査条件を決定するウェハ検査システムであって、
複数の過去に撮像した画像である第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件の情報が格納されている記憶部と、
情報を処理する処理部と、
を有し、
前記処理部が、
前記記憶部に格納されている複数の第1の画像及び当該第1の画像に関する検査条件を表示部に表示し、
入力部を介して前記表示されている複数の第1の画像及び検査条件から、所定の検査条件が選択され、
前記入力部を介して、前記ウェハにおける所定の領域が選択され、
当該選択された領域を前記選択された検査条件で、電子線ウェハ検査装置が撮像を行って第2の画像を取得し、
前記第2の画像の解析を行い、
前記解析の結果に基づいて、前記所定の検査条件の評価付けを行い、
前記第2の画像の解析は、前記入力部を介して、パターン上の欠陥を検査する予定であるのか、暗い欠陥を検査する予定であるのか、または明るい欠陥を検査する予定であるのかという検査環境に関する条件が入力され、
前記処理部が、
前記パターン上の欠陥を検査する予定の場合、全体画像が最も明るい画像の検査条件の評価を高くし、
前記暗い欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの明るい画像の検査条件の評価を高くし、
前記明るい欠陥を検査する予定の場合、前記パターンの暗い画像の検査条件の評価を高くする
ことを特徴とするウェハ検査システム。
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