JP5358751B1 - 有機薄膜太陽電池 - Google Patents
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Abstract
本発明は、光電変換効率が高く、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さく、耐久性に優れた有機薄膜太陽電池を提供することを目的とする。本発明は、光電変換層を有する有機薄膜太陽電池であって、前記光電変換層は、周期表15族元素の硫化物を含有する部位と、分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とを含み、前記周期表15族元素の硫化物を含有する部位と前記分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とが互いに接している有機薄膜太陽電池である。
Description
本発明は、光電変換効率が高く、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さく、耐久性に優れた有機薄膜太陽電池に関する。
従来から、複数種の半導体を積層し、この積層体の両側に電極を設けた光電変換素子が開発されている。また、このような積層体の代わりに、複数種の半導体を混合して複合化した複合膜を用いることも検討されている。このような光電変換素子では、各半導体がP型半導体又はN型半導体として働き、光励起によりP型半導体又はN型半導体で光キャリア(電子−ホール対)が生成し、電子がN型半導体を、ホールがP型半導体を移動することで、電界が生じる。
現在、実用化されている光電変換素子の多くは、シリコン等の無機半導体を用いて製造される無機太陽電池である。しかしながら、無機太陽電池は製造にコストがかかるうえ大型化が困難であり、利用範囲が限られてしまうことから、無機半導体の代わりに有機半導体を用いて製造される有機太陽電池が注目されている。
有機太陽電池においては、ほとんどの場合フラーレンが用いられている。フラーレンは、主にN型半導体として働くことが知られている。例えば、特許文献1には、P型半導体となる有機化合物とフラーレン類とを用いて形成された半導体ヘテロ接合膜が記載されている。しかしながら、フラーレンを用いて製造される有機太陽電池において、その劣化の原因はフラーレンであることが知られており(例えば、非特許文献1参照)、フラーレンよりも耐久性の高い材料を選択することが求められている。
また、フラーレンに代わる優秀な有機半導体は少ないことから、フラーレンの代わりに無機半導体を用い、有機半導体と無機半導体とを併用した有機太陽電池も検討されており、無機半導体として、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン等が用いられている。このような有機太陽電池として、例えば、特許文献2には、有機電子供与体と化合物半導体結晶とを含有する活性層を二つの電極の間に設けた有機太陽電池が記載されている。しかしながら、酸化亜鉛、酸化チタン等を用いても、充分な耐久性は得られず、また、フラーレンを用いた場合と比べて光電変換効率が低下するという問題もある。
Reese et al.,Adv.Funct.Mater.,20,3476−3483(2010)
本発明は、光電変換効率が高く、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さく、耐久性に優れた有機薄膜太陽電池を提供することを目的とする。
本発明は、光電変換層を有する有機薄膜太陽電池であって、前記光電変換層は、周期表15族元素の硫化物を含有する部位と、分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とを含み、前記周期表15族元素の硫化物を含有する部位と前記分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とが互いに接している有機薄膜太陽電池である。
以下、本発明を詳述する。
以下、本発明を詳述する。
本発明者は、光電変換層を有する有機薄膜太陽電池において、光電変換層を、周期表15族元素の硫化物を含有する部位と、分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とを含むものとすることにより、高い光電変換効率を維持しつつ耐久性を向上させることができ、更に、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきを小さくすることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の有機薄膜太陽電池は、光電変換層を有するものであり、該光電変換層は、周期表15族元素の硫化物を含有する部位(以下、硫化物部位ともいう)と、分子量1万未満の有機半導体を含有する部位(以下、有機半導体部位ともいう)とを含むものである。更に、上記光電変換層においては、上記硫化物部位と上記有機半導体部位とが互いに接している。
このような光電変換層においては、上記硫化物部位が主にN型半導体として、上記有機半導体部位が主にP型半導体として働くと推測され、光励起によりP型半導体又はN型半導体で光キャリア(電子−ホール対)が生成し、電子がN型半導体を、ホールがP型半導体を移動することで、電界が生じる。ただし、上記硫化物部位は、部分的にはP型半導体として働いていてもよいし、上記有機半導体部位は、部分的にはN型半導体として働いていてもよい。
このような光電変換層においては、上記硫化物部位が主にN型半導体として、上記有機半導体部位が主にP型半導体として働くと推測され、光励起によりP型半導体又はN型半導体で光キャリア(電子−ホール対)が生成し、電子がN型半導体を、ホールがP型半導体を移動することで、電界が生じる。ただし、上記硫化物部位は、部分的にはP型半導体として働いていてもよいし、上記有機半導体部位は、部分的にはN型半導体として働いていてもよい。
周期表15族元素の硫化物は耐久性が高いことから、周期表15族元素の硫化物を用いることにより、本発明の有機薄膜太陽電池は、耐久性に優れたものとなる。また、有機半導体を用いることにより、本発明の有機薄膜太陽電池は、耐衝撃性、フレキシビリティ等にも優れたものとなる。更に、有機半導体の分子量が1万未満であることにより、有機半導体は硫化物部位の微細な隙間に入り込むことができ、硫化物部位と馴染みやすくなる。このため、本発明の有機薄膜太陽電池は、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さくなる。
また、硫化物部位と有機半導体部位とを組み合わせて用いることにより、本発明の有機薄膜太陽電池は電荷分離効率が極めて高くなり、光電変換効率が高くなる。また、N型半導体とP型半導体とがいずれも無機半導体である場合はこれらの固溶体が界面で析出する可能性があるのに対し、本発明の有機薄膜太陽電池においては固溶体の析出がなく、高温時においても高い安定性を得ることができる。
また、硫化物部位と有機半導体部位とを組み合わせて用いることにより、本発明の有機薄膜太陽電池は電荷分離効率が極めて高くなり、光電変換効率が高くなる。また、N型半導体とP型半導体とがいずれも無機半導体である場合はこれらの固溶体が界面で析出する可能性があるのに対し、本発明の有機薄膜太陽電池においては固溶体の析出がなく、高温時においても高い安定性を得ることができる。
なお、光電変換層は、硫化物部位と有機半導体部位とが互いに接していればよく、硫化物部位からなる層(周期表15族元素の硫化物を含有する層)と有機半導体部位からなる層(分子量1万未満の有機半導体を含有する層)とを含む積層体であってもよいし、硫化物部位と有機半導体部位とを混合して複合化した複合膜であってもよいが、有機半導体部位の電荷分離効率を向上させることができるため、複合膜であることがより好ましい。
上記周期表15族元素の硫化物は、硫化アンチモン、硫化ビスマスであることが好ましく、硫化アンチモンであることがより好ましい。硫化アンチモンは、分子量1万未満の有機半導体とのエネルギー準位の相性がよく、かつ、従来の酸化亜鉛、酸化チタン等より可視光に対する吸収が大きい。このため、上記周期表15族元素の硫化物が硫化アンチモンであることにより、有機薄膜太陽電池は、光電変換効率が高くなる。これらの周期表15族元素の硫化物は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記周期表15族元素の硫化物は、周期表15族元素の2種以上の元素を同一の分子に含有する複合硫化物であってもよい。
上記周期表15族元素の硫化物は、周期表15族元素の2種以上の元素を同一の分子に含有する複合硫化物であってもよい。
上記硫化物部位は、本発明の効果を阻害しない範囲内であれば、上記周期表15族元素の硫化物に加えて他の元素を含有していてもよい。上記他の元素は特に限定されないが、周期表の第4周期、第5周期及び第6周期に属する元素が好ましく、具体的には例えば、インジウム、ガリウム、スズ、カドミウム、銅、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、銀、チタン、バナジウム、ニオブ、モリブデン、タンタル、鉄、コバルト等が挙げられる。これらの他の元素は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。なかでも、電子の移動度が高くなることから、インジウム、ガリウム、スズ、カドミウム、亜鉛、銅が好ましい。
上記他の元素の含有量は、上記硫化物部位中の好ましい上限が50重量%である。上記含有量が50重量%以下であると、硫化物部位と分子量1万未満の有機半導体との相性の低下を抑制することができ、光電変換効率が高くなる。
上記硫化物部位は、結晶性半導体であることが好ましい。上記硫化物部位が結晶性半導体であることにより、電子の移動度が高くなり、光電変換効率が高くなる。
なお、結晶性半導体とは、X線回折測定等で測定し、散乱ピークが検出できる半導体を意味する。
なお、結晶性半導体とは、X線回折測定等で測定し、散乱ピークが検出できる半導体を意味する。
また、上記硫化物部位の結晶性の指標として、結晶化度を用いることもできる。上記硫化物部位の結晶化度は、好ましい下限が30%である。上記結晶化度が30%以上であると、電子の移動度が高くなり、光電変換効率が高くなる。上記結晶化度のより好ましい下限は50%、更に好ましい下限は70%である。
なお、結晶化度は、X線回折測定等により検出された結晶質由来の散乱ピークと、非晶質部由来のハローとをフィッティングにより分離し、それぞれの強度積分を求めて、全体のうちの結晶質部分の比を算出することにより求めることができる。
なお、結晶化度は、X線回折測定等により検出された結晶質由来の散乱ピークと、非晶質部由来のハローとをフィッティングにより分離し、それぞれの強度積分を求めて、全体のうちの結晶質部分の比を算出することにより求めることができる。
上記硫化物部位の結晶化度を高める方法として、例えば、硫化物部位に対して、熱アニール、レーザー又はフラッシュランプ等の強度の強い光の照射、エキシマ光照射、プラズマ照射等を行う方法が挙げられる。なかでも、上記周期表15族元素の硫化物の酸化を低減できることから、強度の強い光の照射、プラズマ照射等を行う方法が好ましい。
上記分子量1万未満の有機半導体は、分子量が1万未満であることにより、上記硫化物部位の微細な隙間に入り込むことができ、上記硫化物部位と馴染みやすくなる。このため、本発明の有機薄膜太陽電池は、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さくなる。上記分子量1万未満の有機半導体は、分子量が8100以下であることが好ましく、5400以下であることがより好ましく、1500以下であることが更に好ましい。なお、上記分子量1万未満の有機半導体の分子量の下限は特に限定されないが、分子量が200以上であることが好ましく、400以上であることがより好ましい。
上記分子量1万未満の有機半導体は、低分子化合物であってもよいし、オリゴマー又はポリマーであってもよい。上記分子量1万未満の有機半導体がオリゴマー又はポリマーである場合、分子量とは、重量平均分子量を意味する。
上記分子量1万未満の有機半導体は特に限定されず、例えば、チオフェン骨格、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ペンタセン骨格、ベンゾポルフィリン骨格等のポルフィリン骨格等を有する化合物が挙げられる。なかでも、比較的耐久性が高いことから、チオフェン骨格、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ベンゾポルフィリン骨格を有する化合物が好ましい。
上記分子量1万未満の有機半導体は特に限定されず、例えば、チオフェン骨格、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ペンタセン骨格、ベンゾポルフィリン骨格等のポルフィリン骨格等を有する化合物が挙げられる。なかでも、比較的耐久性が高いことから、チオフェン骨格、フタロシアニン骨格、ナフタロシアニン骨格、ベンゾポルフィリン骨格を有する化合物が好ましい。
上記分子量1万未満の有機半導体は、長波長領域の光を吸収できることから、ドナー−アクセプター型であることがより好ましい。なかでも、チオフェン骨格を有するドナー−アクセプター型の化合物、ナフタロシアニン骨格を有するドナー−アクセプター型の化合物がより好ましく、チオフェン骨格を有するドナー−アクセプター型の化合物のなかでも、光吸収波長の観点から、チオフェン骨格とジケトピロロピロール骨格とを有するドナー−アクセプター型の化合物が特に好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池は、上述したような光電変換層を、一組の電極間に有することが好ましい。上記電極の材料は特に限定されず、従来公知の材料を用いることができるが、陽極材料として、例えば、金等の金属、CuI、ITO(インジウムスズ酸化物)、SnO2、AZO(アルミニウム亜鉛酸化物)、IZO(インジウム亜鉛酸化物)、GZO(ガリウム亜鉛酸化物)等の導電性透明材料、導電性透明ポリマー等が挙げられる。また、陰極材料として、例えば、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、リチウム、マグネシウム、アルミニウム、マグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金、Al/Al2O3混合物、Al/LiF混合物等が挙げられる。これらの材料は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
本発明の有機薄膜太陽電池は、更に、基板、ホール輸送層、電子輸送層等を有していてもよい。上記基板は特に限定されず、例えば、ソーダライムガラス、無アルカリガラス等の透明ガラス基板、セラミック基板、透明プラスチック基板等が挙げられる。
上記ホール輸送層の材料は特に限定されず、例えば、P型導電性高分子、P型低分子有機半導体、P型金属酸化物、P型金属硫化物、界面活性剤等が挙げられ、具体的には例えば、ポリエチレンジオキシチオフェンのポリスチレンスルホン酸付加物、カルボキシル基含有ポリチオフェン、フタロシアニン、ポルフィリン、酸化モリブデン、酸化バナジウム、酸化タングステン、酸化ニッケル、酸化銅、酸化スズ、硫化モリブデン、硫化タングステン、硫化銅、硫化スズ等、フルオロ基含有ホスホン酸、カルボニル基含有ホスホン酸等が挙げられる。
上記電子輸送層の材料は特に限定されず、例えば、N型導電性高分子、N型低分子有機半導体、N型金属酸化物、N型金属硫化物、ハロゲン化アルカリ金属、アルカリ金属、界面活性剤等が挙げられ、具体的には例えば、シアノ基含有ポリフェニレンビニレン、ホウ素含有ポリマー、バソキュプロイン、バソフェナントレン、ヒドロキシキノリナトアルミニウム、オキサジアゾール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、ナフタレンテトラカルボン酸化合物、ペリレン誘導体、ホスフィンオキサイド化合物、ホスフィンスルフィド化合物、フルオロ基含有フタロシアニン、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ガリウム、硫化スズ、硫化インジウム、硫化亜鉛等が挙げられる。
特に、本発明の有機薄膜太陽電池は、一組の電極間に、硫化物部位からなる層(周期表15族元素の硫化物を含有する層)と有機半導体部位からなる層(分子量1万未満の有機半導体を含有する層)とを含む積層体である光電変換層を有し、一方の電極と硫化物部位からなる層との間に更に電子輸送層を有することが好ましい。更に、一方の電極と硫化物部位からなる層との間に更に電子輸送層を、他方の電極と有機半導体部位からなる層との間に更にホール輸送層を有することがより好ましい。
光電変換層が積層体である場合の本発明の有機薄膜太陽電池の一例を図1に模式的に示す。図1に示す有機薄膜太陽電池1においては、基板2、透明電極(陽極)3、有機半導体部位からなる層(分子量1万未満の有機半導体を含有する層)4、硫化物部位からなる層(周期表15族元素の硫化物を含有する層)5、電子輸送層6、電極(陰極)7がこの順で積層されている。
光電変換層が積層体である場合の本発明の有機薄膜太陽電池の一例を図1に模式的に示す。図1に示す有機薄膜太陽電池1においては、基板2、透明電極(陽極)3、有機半導体部位からなる層(分子量1万未満の有機半導体を含有する層)4、硫化物部位からなる層(周期表15族元素の硫化物を含有する層)5、電子輸送層6、電極(陰極)7がこの順で積層されている。
また、本発明の有機薄膜太陽電池は、一組の電極間に、硫化物部位と有機半導体部位とを混合して複合化した複合膜である光電変換層を有し、一方の電極と光電変換層との間に更に電子輸送層を有することが好ましい。更に、一方の電極と光電変換層との間に更に電子輸送層を、他方の電極と光電変換層との間に更にホール輸送層を有することが好ましい。
光電変換層が複合膜である場合の本発明の有機薄膜太陽電池の一例を図2に模式的に示す。図2に示す有機薄膜太陽電池8においては、基板9、透明電極(陽極)10、ホール輸送層11、有機半導体部位12と硫化物部位13との複合膜14、電子輸送層15、電極(陰極)16がこの順で積層されている。
光電変換層が複合膜である場合の本発明の有機薄膜太陽電池の一例を図2に模式的に示す。図2に示す有機薄膜太陽電池8においては、基板9、透明電極(陽極)10、ホール輸送層11、有機半導体部位12と硫化物部位13との複合膜14、電子輸送層15、電極(陰極)16がこの順で積層されている。
上記光電変換層が積層体である場合、上記硫化物部位からなる層の厚みは、好ましい下限が5nm、好ましい上限が5000nmである。上記厚みが5nm以上であると、より充分に光を吸収することができるようになり、光電変換効率が高くなる。上記厚みが5000nm以下であると、電荷分離できない領域の発生を抑制することができ、光電変換効率の低下を防ぐことができる。上記硫化物部位からなる層の厚みのより好ましい下限は10nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は20nm、更に好ましい上限は500nmである。
上記光電変換層が積層体である場合、上記有機半導体部位からなる層の厚みは、好ましい下限が5nm、好ましい上限が1000nmである。上記厚みが5nm以上であると、より充分に光を吸収することができるようになり、光電変換効率が高くなる。上記厚みが1000nm以下であると、電荷分離できない領域の発生を抑制することができ、光電変換効率の低下を防ぐことができる。上記有機半導体部位からなる層の厚みのより好ましい下限は10nm、より好ましい上限は500nmであり、更に好ましい下限は20nm、更に好ましい上限は200nmである。
上記ホール輸送層の厚みは、好ましい下限は1nm、好ましい上限は200nmである。上記厚みが1nm以上であると、より充分に電子をブロックすることができるようになる。上記厚みが200nm以下であると、ホール輸送の際の抵抗になりにくく、光電変換効率が高くなる。上記ホール輸送層の厚みのより好ましい下限は3nm、より好ましい上限は150nmであり、更に好ましい下限は5nm、更に好ましい上限は100nmである。
上記電子輸送層の厚みは、好ましい下限が1nm、好ましい上限が200nmである。上記厚みが1nm以上であると、より充分にホールをブロックすることができるようになる。上記厚みが200nm以下であると、電子輸送の際の抵抗になりにくく、光電変換効率が高くなる。上記電子輸送層の厚みのより好ましい下限は3nm、より好ましい上限は150nmであり、更に好ましい下限は5nm、更に好ましい上限は100nmである。
また、上述したように光電変換層が複合膜である場合、上記光電変換層の厚みの好ましい下限は30nm、好ましい上限は3000nmである。上記厚みが30nm以上であると、より充分に光を吸収することができるようになり、光電変換効率が高くなる。上記厚みが3000nm以下であると、電荷が電極に到達しやすくなり、光電変換効率が高くなる。上記光電変換層の厚みのより好ましい下限は40nm、より好ましい上限は1000nmであり、更に好ましい下限は50nm、更に好ましい上限は500nmである。
上記光電変換層が複合膜である場合には、硫化物部位と有機半導体部位との比率が非常に重要である。硫化物部位と有機半導体部位との比率は、1:9〜9:1(体積比)であることが好ましい。上記比率が上記範囲内であると、ホール又は電子が電極まで到達しやすくなり、そのため光電変換効率の向上につながる。上記比率は、2:8〜8:2(体積比)であることがより好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池を製造する方法は特に限定されず、例えば、光電変換層が積層体である場合、基板上に電極(陽極)を形成した後、この電極(陽極)の表面上に有機半導体部位からなる層をスピンコート法等の印刷法、真空蒸着法等により成膜し、次いで、この有機半導体部位からなる層の表面上に真空蒸着法等により硫化物部位からなる層を成膜し、更に、この硫化物部位からなる層の表面上に電極(陰極)を形成する方法等が挙げられる。また、基板上に電極(陰極)を形成した後、硫化物部位からなる層、有機半導体部位からなる層、電極(陽極)をこの順で形成してもよい。
本発明の有機薄膜太陽電池を製造する際には、有機半導体の分子量が1万未満であることにより、有機半導体は硫化物部位の微細な隙間に入り込むことができ、硫化物部位と馴染みやすくなる。このため、本発明の有機薄膜太陽電池は、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さくなる。また、スピンコート法等の印刷法により安定的かつ簡便に有機半導体部位を形成することができるため、有機半導体部位の形成コストを削減することができる。上記硫化物部位を形成する際にも、真空蒸着法の代わりに、周期表15族元素の硫化物の前躯体溶液、又は、周期表15族元素の硫化物のナノ粒子分散液をスピンコート法等の印刷法により成膜することもできる。
また、例えば、光電変換層が複合膜である場合には、分子量1万未満の有機半導体と、周期表15族元素の硫化物の前躯体溶液、又は、周期表15族元素の硫化物のナノ粒子分散液とを混合した混合液を用いて複合膜とすることができる。また、周期表15族元素の硫化物と分子量1万未満の有機半導体とを共蒸着することにより複合膜を作製することもできる。
本発明によれば、光電変換効率が高く、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さく、耐久性に優れた有機薄膜太陽電池を提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
以下の実施例1〜11及び比較例1〜16には、光電変換層が積層体である場合の有機薄膜太陽電池の製造を示す。
以下の実施例1〜11及び比較例1〜16には、光電変換層が積層体である場合の有機薄膜太陽電池の製造を示す。
(実施例1)
<陰極>
ガラス基板上に、陰極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<電子輸送層>
ITO膜の表面上に、電子輸送層として酸化亜鉛ナノ粒子の分散液をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<光電変換層(積層体)>
電子輸送層の表面上に、硫化物部位からなる層(主にN型半導体として働く)として硫化アンチモンを真空蒸着法により40nmの厚みに成膜して、260℃で2分アニーリングを行った。更に、この硫化物部位からなる層の表面上に、有機半導体部位からなる層(主にP型半導体として働く)として銅フタロシアニン(分子量576)を真空蒸着法により30nmの厚みに成膜した。
<ホール輸送層>
有機半導体部位からなる層の表面上に、ホール輸送層としてポリエチレンジオキサイドチオフェン:ポリスチレンスルフォネート(PEDOT:PSS)をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<陽極>
ホール輸送層の表面上に、陽極として真空蒸着により厚み100nmの金膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
<陰極>
ガラス基板上に、陰極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<電子輸送層>
ITO膜の表面上に、電子輸送層として酸化亜鉛ナノ粒子の分散液をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<光電変換層(積層体)>
電子輸送層の表面上に、硫化物部位からなる層(主にN型半導体として働く)として硫化アンチモンを真空蒸着法により40nmの厚みに成膜して、260℃で2分アニーリングを行った。更に、この硫化物部位からなる層の表面上に、有機半導体部位からなる層(主にP型半導体として働く)として銅フタロシアニン(分子量576)を真空蒸着法により30nmの厚みに成膜した。
<ホール輸送層>
有機半導体部位からなる層の表面上に、ホール輸送層としてポリエチレンジオキサイドチオフェン:ポリスチレンスルフォネート(PEDOT:PSS)をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<陽極>
ホール輸送層の表面上に、陽極として真空蒸着により厚み100nmの金膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
(実施例2、3)
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりに実施例2ではα−6T(α−セキシチオフェン)(分子量495)を用い、実施例3ではペンタセン(分子量278)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりに実施例2ではα−6T(α−セキシチオフェン)(分子量495)を用い、実施例3ではペンタセン(分子量278)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(実施例4)
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにt−ブチル基含有銅フタロシアニン(アルドリッチ社製、分子量800)を用いてスピンコート法により20nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにt−ブチル基含有銅フタロシアニン(アルドリッチ社製、分子量800)を用いてスピンコート法により20nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(実施例5、6)
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりに実施例5では化合物1(重量平均分子量5400)を用い、実施例6では化合物2(重量平均分子量8100)を用いてスピンコート法により20nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
なお、化合物1、2は、それぞれ重量平均分子量が異なるジケトピロロピロール骨格含有ドナーアクセプター型ポリマーであり、以下のようにして合成した。
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりに実施例5では化合物1(重量平均分子量5400)を用い、実施例6では化合物2(重量平均分子量8100)を用いてスピンコート法により20nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
なお、化合物1、2は、それぞれ重量平均分子量が異なるジケトピロロピロール骨格含有ドナーアクセプター型ポリマーであり、以下のようにして合成した。
(化合物1の合成)
攪拌機を備え付け、窒素置換を行った25mL容量のシュレンク管Aに、ジケトピロロピロール誘導体54.0mg(0.057ミリモル)、5,5’−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)−2,2’−ビチオフェン24.0mg(0.057ミリモル)、トリフェニルホスフィン(PPh3)1.5mg(5.7マイクロモル)、凍結脱気を3回行ったトルエン0.96mL及びAliquant336 54.0μLを仕込んだ。
別の25mL容量のシュレンク管Bの窒素置換を行い、リン酸トリカリウム(K3PO4)615mg(2.9ミリモル)及び蒸留水1.1mLを仕込み、窒素バブリングを20分行った。得られた水溶液107μLをシュレンク管Aに加え、次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(Pd2(dba)3)2.2mg(2.4マイクロモル)を加え、窒素雰囲気下で115℃まで昇温し、同温度で72時間反応させた。その後、反応液を室温まで冷却し、メタノール200mLに注いでポリマーを析出させた。
析出したポリマーをろ別した後、クロロホルム60mLに溶かし、アンモニア水60mLを加え、室温で4時間攪拌した。分液操作によって有機層を取り出し、有機層に約0.1モル/リットルのエチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩(EDTA2Na)を60mL加え、室温で16時間攪拌した。次に、再度分液操作によって有機層を取り出し、溶媒を減圧留去した。得られた乾燥後の固体を約1mLのクロロホルムに溶解させた後、メタノール500mLに注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーをろ別した後、メタノール、水及びヘキサンで順次洗浄し、減圧乾燥して黒緑色の化合物1(固体、10mg、ジケトピロロピロール誘導体に対する収率20%)を得た。
化合物1の数平均分子量は4100、重量平均分子量は5400であった。なお、数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC−8020)を用いて、クロロホルム中40℃にて測定し、標準ポリスチレンを基準にして算出した。
攪拌機を備え付け、窒素置換を行った25mL容量のシュレンク管Aに、ジケトピロロピロール誘導体54.0mg(0.057ミリモル)、5,5’−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)−2,2’−ビチオフェン24.0mg(0.057ミリモル)、トリフェニルホスフィン(PPh3)1.5mg(5.7マイクロモル)、凍結脱気を3回行ったトルエン0.96mL及びAliquant336 54.0μLを仕込んだ。
別の25mL容量のシュレンク管Bの窒素置換を行い、リン酸トリカリウム(K3PO4)615mg(2.9ミリモル)及び蒸留水1.1mLを仕込み、窒素バブリングを20分行った。得られた水溶液107μLをシュレンク管Aに加え、次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(Pd2(dba)3)2.2mg(2.4マイクロモル)を加え、窒素雰囲気下で115℃まで昇温し、同温度で72時間反応させた。その後、反応液を室温まで冷却し、メタノール200mLに注いでポリマーを析出させた。
析出したポリマーをろ別した後、クロロホルム60mLに溶かし、アンモニア水60mLを加え、室温で4時間攪拌した。分液操作によって有機層を取り出し、有機層に約0.1モル/リットルのエチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩(EDTA2Na)を60mL加え、室温で16時間攪拌した。次に、再度分液操作によって有機層を取り出し、溶媒を減圧留去した。得られた乾燥後の固体を約1mLのクロロホルムに溶解させた後、メタノール500mLに注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーをろ別した後、メタノール、水及びヘキサンで順次洗浄し、減圧乾燥して黒緑色の化合物1(固体、10mg、ジケトピロロピロール誘導体に対する収率20%)を得た。
化合物1の数平均分子量は4100、重量平均分子量は5400であった。なお、数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC−8020)を用いて、クロロホルム中40℃にて測定し、標準ポリスチレンを基準にして算出した。
(化合物2の合成)
撹拌機を備え付け、窒素置換を行った25mL容量のシュレンク管Aに、ジケトピロロピロール誘導体(Lumtec社製)59.8mg(0.063ミリモル)、2,5−チオフェンジボロン酸11.0mg(0.064ミリモル)、Aliquat336 59.2μL、トルエン59.2μL及びトリフェニルフホスフィン(PPh3)1.6mg(6.2マイクロモル)を仕込んだ。
リン酸トリカリウム(K3PO4)67.4mg(0.32ミリモル)を溶解させた蒸留水0.12mLとトルエン1.1mLとの混合溶液を、シュレンク管Aに加え、窒素バブリングを5分行った。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(Pd2(dba)3)2.4mg(2.6マイクロモル)を加え、窒素雰囲気下で115℃まで昇温し、同温度で72時間反応させた。その後、反応液を室温まで冷却し、メタノール500mLに注いでポリマーを析出させた。
析出したポリマーをろ別した後、クロロホルム25mLに溶かし、アンモニア水25mLを加え、3時間攪拌した。分液操作によって有機層を取り出し、有機層にエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を75mg加え、室温で16時間攪拌し、更に、水25mLを加え、12時間撹拌した。次に、再度分液操作によって有機層を取り出し、溶媒を減圧留去した。得られた乾燥後の固体を約1mLのクロロホルムに溶解させた後、メタノール500mLに注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーをろ別した後、メタノール、水及びヘキサンで順次洗浄し、減圧乾燥して黒青色の化合物2(固体、32.4mg、ジケトピロロピロール誘導体に対する収率60%)を得た。
化合物2の数平均分子量は4000、重量平均分子量は8100であった。なお、数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC−8020)を用いて、クロロホルム中40℃にて測定し、標準ポリスチレンを基準にして算出した。
撹拌機を備え付け、窒素置換を行った25mL容量のシュレンク管Aに、ジケトピロロピロール誘導体(Lumtec社製)59.8mg(0.063ミリモル)、2,5−チオフェンジボロン酸11.0mg(0.064ミリモル)、Aliquat336 59.2μL、トルエン59.2μL及びトリフェニルフホスフィン(PPh3)1.6mg(6.2マイクロモル)を仕込んだ。
リン酸トリカリウム(K3PO4)67.4mg(0.32ミリモル)を溶解させた蒸留水0.12mLとトルエン1.1mLとの混合溶液を、シュレンク管Aに加え、窒素バブリングを5分行った。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(Pd2(dba)3)2.4mg(2.6マイクロモル)を加え、窒素雰囲気下で115℃まで昇温し、同温度で72時間反応させた。その後、反応液を室温まで冷却し、メタノール500mLに注いでポリマーを析出させた。
析出したポリマーをろ別した後、クロロホルム25mLに溶かし、アンモニア水25mLを加え、3時間攪拌した。分液操作によって有機層を取り出し、有機層にエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を75mg加え、室温で16時間攪拌し、更に、水25mLを加え、12時間撹拌した。次に、再度分液操作によって有機層を取り出し、溶媒を減圧留去した。得られた乾燥後の固体を約1mLのクロロホルムに溶解させた後、メタノール500mLに注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーをろ別した後、メタノール、水及びヘキサンで順次洗浄し、減圧乾燥して黒青色の化合物2(固体、32.4mg、ジケトピロロピロール誘導体に対する収率60%)を得た。
化合物2の数平均分子量は4000、重量平均分子量は8100であった。なお、数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC−8020)を用いて、クロロホルム中40℃にて測定し、標準ポリスチレンを基準にして算出した。
(実施例7〜9)
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりに実施例7では亜鉛フタロシアニン(分子量579)を用い、実施例8ではアルコキシ基含有亜鉛フタロシアニン(亜鉛1,4,8,11,15,18,22,25−オクタブトキシ−29H,31H−フタロシアニン、分子量1163)を用い、実施例9ではベンゾポルフィリン(分子量510)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりに実施例7では亜鉛フタロシアニン(分子量579)を用い、実施例8ではアルコキシ基含有亜鉛フタロシアニン(亜鉛1,4,8,11,15,18,22,25−オクタブトキシ−29H,31H−フタロシアニン、分子量1163)を用い、実施例9ではベンゾポルフィリン(分子量510)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(実施例10)
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにビシクロポルフィリン(分子量510)を用い、180℃の熱処理によりビシクロポルフィリンをベンゾポルフィリンに変換してベンゾポルフィリン層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにビシクロポルフィリン(分子量510)を用い、180℃の熱処理によりビシクロポルフィリンをベンゾポルフィリンに変換してベンゾポルフィリン層を形成したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(実施例11)
硫化アンチモンの代わりに硫化ビスマスを用いたこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
硫化アンチモンの代わりに硫化ビスマスを用いたこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例1)
硫化アンチモンの代わりにフラーレンを用い、銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)を用いてスピンコート法により40nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
硫化アンチモンの代わりにフラーレンを用い、銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)を用いてスピンコート法により40nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例2、3)
比較例2ではフラーレン層形成時のアニール温度を180℃に変更し、比較例3ではフラーレン層形成時のアニーリングを行わなかったこと以外は比較例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
比較例2ではフラーレン層形成時のアニール温度を180℃に変更し、比較例3ではフラーレン層形成時のアニーリングを行わなかったこと以外は比較例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例4〜7)
フラーレンの代わりに、比較例4では酸化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例5では硫化スズを用い、比較例6では硫化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例7では硫化ビスマスを用いたこと以外は比較例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
フラーレンの代わりに、比較例4では酸化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例5では硫化スズを用い、比較例6では硫化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例7では硫化ビスマスを用いたこと以外は比較例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例8)
<陽極>
ガラス基板上に、陽極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<光電変換層(積層体)>
ITO膜の表面上に、硫化銅(主にP型半導体として働く)を真空蒸着法により50nmの厚みに成膜した。次いで、この硫化銅層の表面上に、硫化物部位からなる層(主にN型半導体として働く)として硫化アンチモンを真空蒸着法により40nmの厚みに成膜した。
<電子輸送層>
硫化物部位からなる層の表面上に、電子輸送層として酸化亜鉛ナノ粒子の分散液をスピンコート法により50nmの厚みに成膜して、260℃で2分アニーリングを行った。
<陰極>
電子輸送層の表面上に、陰極として真空蒸着により厚み100nmのアルミニウム膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
<陽極>
ガラス基板上に、陽極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<光電変換層(積層体)>
ITO膜の表面上に、硫化銅(主にP型半導体として働く)を真空蒸着法により50nmの厚みに成膜した。次いで、この硫化銅層の表面上に、硫化物部位からなる層(主にN型半導体として働く)として硫化アンチモンを真空蒸着法により40nmの厚みに成膜した。
<電子輸送層>
硫化物部位からなる層の表面上に、電子輸送層として酸化亜鉛ナノ粒子の分散液をスピンコート法により50nmの厚みに成膜して、260℃で2分アニーリングを行った。
<陰極>
電子輸送層の表面上に、陰極として真空蒸着により厚み100nmのアルミニウム膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例9)
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)を用いてスピンコート法により40nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
銅フタロシアニン(分子量576)の代わりにポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)を用いてスピンコート法により40nmの厚みに成膜したこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例10)
<陰極>
ガラス基板上に、陰極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<光電変換層(積層体)>
ITO膜の表面上に、硫化物部位からなる層(主にN型半導体として働く)として硫化アンチモンを真空蒸着法により40nmの厚みに成膜して、260℃で2分アニーリングを行った。更に、この硫化物部位からなる層の表面上に、有機半導体部位からなる層(主にP型半導体として働く)としてポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)をスピンコート法により40nmの厚みに成膜した。
<ホール輸送層>
有機半導体部位からなる層の表面上に、ホール輸送層としてポリエチレンジオキサイドチオフェン:ポリスチレンスルフォネート(PEDOT:PSS)をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<陽極>
ホール輸送層の表面上に、陽極として真空蒸着により厚み100nmの金膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
<陰極>
ガラス基板上に、陰極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<光電変換層(積層体)>
ITO膜の表面上に、硫化物部位からなる層(主にN型半導体として働く)として硫化アンチモンを真空蒸着法により40nmの厚みに成膜して、260℃で2分アニーリングを行った。更に、この硫化物部位からなる層の表面上に、有機半導体部位からなる層(主にP型半導体として働く)としてポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)をスピンコート法により40nmの厚みに成膜した。
<ホール輸送層>
有機半導体部位からなる層の表面上に、ホール輸送層としてポリエチレンジオキサイドチオフェン:ポリスチレンスルフォネート(PEDOT:PSS)をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<陽極>
ホール輸送層の表面上に、陽極として真空蒸着により厚み100nmの金膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例11、12)
比較例11では硫化物部位からなる層形成時のアニール温度を240℃に変更し、比較例12では硫化物部位からなる層形成時のアニール温度を200℃に変更したこと以外は比較例9と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
比較例11では硫化物部位からなる層形成時のアニール温度を240℃に変更し、比較例12では硫化物部位からなる層形成時のアニール温度を200℃に変更したこと以外は比較例9と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例13〜16)
硫化アンチモンの代わりに比較例13ではフラーレン誘導体を用い、比較例14では酸化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例15では硫化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例16では硫化スズを用いたこと以外は実施例10と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
硫化アンチモンの代わりに比較例13ではフラーレン誘導体を用い、比較例14では酸化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例15では硫化亜鉛ナノ粒子を用いてスピンコート法により成膜し、比較例16では硫化スズを用いたこと以外は実施例10と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
以下の実施例12〜14及び比較例17〜20には、光電変換層が複合膜である場合の有機薄膜太陽電池の製造を示す。
(実施例12)
共蒸着法により硫化アンチモン(主にN型半導体として働く)と銅フタロシアニン(分子量576)(主にP型半導体として働く)との複合膜を厚み100nmに成膜し、その後、260℃で2分アニーリングを行ったこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。硫化アンチモンと銅フタロシアニンとの体積比は8:2であった。
共蒸着法により硫化アンチモン(主にN型半導体として働く)と銅フタロシアニン(分子量576)(主にP型半導体として働く)との複合膜を厚み100nmに成膜し、その後、260℃で2分アニーリングを行ったこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。硫化アンチモンと銅フタロシアニンとの体積比は8:2であった。
(実施例13、14)
共蒸着法により、実施例13では硫化アンチモンと銅フタロシアニン(分子量576)との複合膜を、実施例14では硫化ビスマスと銅フタロシアニン(分子量576)との複合膜を厚み160nmに成膜し、その後、260℃で2分アニーリングを行ったこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。硫化アンチモン又は硫化ビスマスと銅フタロシアニンとの体積比は6:4であった。
共蒸着法により、実施例13では硫化アンチモンと銅フタロシアニン(分子量576)との複合膜を、実施例14では硫化ビスマスと銅フタロシアニン(分子量576)との複合膜を厚み160nmに成膜し、その後、260℃で2分アニーリングを行ったこと以外は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。硫化アンチモン又は硫化ビスマスと銅フタロシアニンとの体積比は6:4であった。
(比較例17)
<陽極>
ガラス基板上に、陽極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<ホール輸送層>
ITO膜の表面上に、ホール輸送層としてポリエチレンジオキサイドチオフェン:ポリスチレンスルフォネート(PEDOT:PSS)をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<光電変換層(複合膜)>
8重量部のフラーレン誘導体(PCBM、アメリカンダイソース社製)と、10重量部のポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)とを、600重量部のクロロベンゼンに分散及び溶解させて、混合溶液を調製した。この混合溶液を、ホール輸送層の表面上に塗布して150nmの厚みに成膜し、複合膜とした。
<電子輸送層>
光電変換層の表面上に、電子輸送層として酸化亜鉛ナノ粒子の分散液をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<陰極>
電子輸送層の表面上に、陰極として真空蒸着により厚み100nmのアルミニウム膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
<陽極>
ガラス基板上に、陽極として厚み240nmのITO膜を形成し、アセトン、メタノール及びイソプロピルアルコールをこの順に用いて各10分間超音波洗浄した後、乾燥させた。
<ホール輸送層>
ITO膜の表面上に、ホール輸送層としてポリエチレンジオキサイドチオフェン:ポリスチレンスルフォネート(PEDOT:PSS)をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<光電変換層(複合膜)>
8重量部のフラーレン誘導体(PCBM、アメリカンダイソース社製)と、10重量部のポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)とを、600重量部のクロロベンゼンに分散及び溶解させて、混合溶液を調製した。この混合溶液を、ホール輸送層の表面上に塗布して150nmの厚みに成膜し、複合膜とした。
<電子輸送層>
光電変換層の表面上に、電子輸送層として酸化亜鉛ナノ粒子の分散液をスピンコート法により50nmの厚みに成膜した。
<陰極>
電子輸送層の表面上に、陰極として真空蒸着により厚み100nmのアルミニウム膜を形成し、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例18、19)
フラーレン誘導体の代わりに、比較例18では酸化亜鉛ナノ粒子を用い、比較例19では硫化亜鉛ナノ粒子を用いたこと以外は比較例17と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
フラーレン誘導体の代わりに、比較例18では酸化亜鉛ナノ粒子を用い、比較例19では硫化亜鉛ナノ粒子を用いたこと以外は比較例17と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
(比較例20)
フラーレン誘導体の代わりに硫化アンチモンを用い、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)の代わりに化合物3(重量平均分子量12100)を用いたこと以外は比較例17と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
なお、化合物3は、ジケトピロロピロール骨格含有ドナーアクセプター型ポリマーであり、以下のようにして合成した。
フラーレン誘導体の代わりに硫化アンチモンを用い、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(重量平均分子量40000)の代わりに化合物3(重量平均分子量12100)を用いたこと以外は比較例17と同様にして、有機薄膜太陽電池を得た。
なお、化合物3は、ジケトピロロピロール骨格含有ドナーアクセプター型ポリマーであり、以下のようにして合成した。
(化合物3の合成)
撹拌機を備え付け、窒素置換を行った25mL容のシュレンク管Aに、ジケトピロロピロール誘導体(Lumtec社製)59.8mg(0.063ミリモル)、2,5−チオフェンジボロン酸11.0mg(0.064ミリモル)、Aliquat336 59.2μl、テトラヒドロフラン59.2μL及びトリフェニルフホスフィン(PPh3)1.6mg(6.2マイクロモル)を仕込んだ。
炭酸ナトリウム(Na2CO3)0.32ミリモルを溶解させた蒸留水0.12mLとテトラヒドロフラン1.1mLとの混合溶液を、シュレンク管Aに加え、窒素バブリングを5分行った。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(Pd2(dba)3)2.4mg(2.6マイクロモル)を加え、窒素雰囲気下で85℃まで昇温し、同温度で72時間反応させた。その後、反応液を室温まで冷却し、メタノール500mLに注いでポリマーを析出させた。
析出したポリマーをろ別した後、クロロホルム25mLに溶かし、アンモニア水25mLを加え、3時間攪拌した。分液操作によって有機層を取り出し、有機層にエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を75mg加え、室温で16時間攪拌し、更に、水25mLを加え、12時間撹拌した。次に、再度分液操作によって有機層を取り出し、溶媒を減圧留去した。得られた乾燥後の固体を約1mLのクロロホルムに溶解させた後、メタノール500mLに注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーをろ別した後、メタノール、水及びヘキサンで順次洗浄し、減圧乾燥して黒青色の化合物3(固体、32.4mg、ジケトピロロピロール誘導体に対する収率42%)を得た。
化合物3の数平均分子量は7600、重量平均分子量は12100であった。なお、数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC−8020)を用いて、クロロホルム中40℃にて測定し、標準ポリスチレンを基準にして算出した。
撹拌機を備え付け、窒素置換を行った25mL容のシュレンク管Aに、ジケトピロロピロール誘導体(Lumtec社製)59.8mg(0.063ミリモル)、2,5−チオフェンジボロン酸11.0mg(0.064ミリモル)、Aliquat336 59.2μl、テトラヒドロフラン59.2μL及びトリフェニルフホスフィン(PPh3)1.6mg(6.2マイクロモル)を仕込んだ。
炭酸ナトリウム(Na2CO3)0.32ミリモルを溶解させた蒸留水0.12mLとテトラヒドロフラン1.1mLとの混合溶液を、シュレンク管Aに加え、窒素バブリングを5分行った。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(Pd2(dba)3)2.4mg(2.6マイクロモル)を加え、窒素雰囲気下で85℃まで昇温し、同温度で72時間反応させた。その後、反応液を室温まで冷却し、メタノール500mLに注いでポリマーを析出させた。
析出したポリマーをろ別した後、クロロホルム25mLに溶かし、アンモニア水25mLを加え、3時間攪拌した。分液操作によって有機層を取り出し、有機層にエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を75mg加え、室温で16時間攪拌し、更に、水25mLを加え、12時間撹拌した。次に、再度分液操作によって有機層を取り出し、溶媒を減圧留去した。得られた乾燥後の固体を約1mLのクロロホルムに溶解させた後、メタノール500mLに注ぎ、ポリマーを析出させた。析出したポリマーをろ別した後、メタノール、水及びヘキサンで順次洗浄し、減圧乾燥して黒青色の化合物3(固体、32.4mg、ジケトピロロピロール誘導体に対する収率42%)を得た。
化合物3の数平均分子量は7600、重量平均分子量は12100であった。なお、数平均分子量及び重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC−8020)を用いて、クロロホルム中40℃にて測定し、標準ポリスチレンを基準にして算出した。
(評価)
(1)光電変換効率の測定
有機薄膜太陽電池の電極間に、電源(KEITHLEY社製、236モデル)を接続し、100mW/cm2の強度のソーラーシミュレータ(山下電装社製)を用いて有機薄膜太陽電池の光電変換効率を測定した。比較例3の光電変換効率を1.00として規格化した(相対光電変換効率(比較例3との対比))。
(1)光電変換効率の測定
有機薄膜太陽電池の電極間に、電源(KEITHLEY社製、236モデル)を接続し、100mW/cm2の強度のソーラーシミュレータ(山下電装社製)を用いて有機薄膜太陽電池の光電変換効率を測定した。比較例3の光電変換効率を1.00として規格化した(相対光電変換効率(比較例3との対比))。
(2)耐候試験後の光電変換効率の測定
有機薄膜太陽電池をガラス封止し、温度60℃、湿度35%の状態で60mW/cm2の光を24時間照射して耐候試験を行った。耐候試験前後の光電変換効率を上記と同様にして測定し、初期の光電変換効率(初期値)を1.00としたときの耐候試験後の相対変換効率を求めた。
有機薄膜太陽電池をガラス封止し、温度60℃、湿度35%の状態で60mW/cm2の光を24時間照射して耐候試験を行った。耐候試験前後の光電変換効率を上記と同様にして測定し、初期の光電変換効率(初期値)を1.00としたときの耐候試験後の相対変換効率を求めた。
(3)光電変換層面内における光電変換効率のばらつき
上記の実施例及び比較例における有機薄膜太陽電池の製造方法と同じ方法で、25mm角のITOガラス内に、4つの評価用セルを作製した。4つの評価用セルの光電変換効率を上記と同様にしてそれぞれ測定した。
× 光電変換効率の最大値と最小値との差が、最大値の20%より大きかった
○ 光電変換効率の最大値と最小値との差が、最大値の20%以下であった
上記の実施例及び比較例における有機薄膜太陽電池の製造方法と同じ方法で、25mm角のITOガラス内に、4つの評価用セルを作製した。4つの評価用セルの光電変換効率を上記と同様にしてそれぞれ測定した。
× 光電変換効率の最大値と最小値との差が、最大値の20%より大きかった
○ 光電変換効率の最大値と最小値との差が、最大値の20%以下であった
(4)総合評価
下記の基準で評価した。
× 相対光電変換効率(比較例3との対比)が1以下、又は、耐候試験後の相対変換効率(初期値との対比)が0.8以下、又は、光電変換効率のばらつきが×であった
○ 相対光電変換効率(比較例3との対比)が1を超えており、耐候試験後の相対変換効率(初期値との対比)が0.8を超えており、かつ、光電変換効率のばらつきが○であった
下記の基準で評価した。
× 相対光電変換効率(比較例3との対比)が1以下、又は、耐候試験後の相対変換効率(初期値との対比)が0.8以下、又は、光電変換効率のばらつきが×であった
○ 相対光電変換効率(比較例3との対比)が1を超えており、耐候試験後の相対変換効率(初期値との対比)が0.8を超えており、かつ、光電変換効率のばらつきが○であった
本発明によれば、光電変換効率が高く、光電変換層面内における光電変換効率のばらつきが小さく、耐久性に優れた有機薄膜太陽電池を提供することができる。
1 有機薄膜太陽電池
2 基板
3 透明電極(陽極)
4 有機半導体部位からなる層(分子量1万未満の有機半導体を含有する層)
5 硫化物部位からなる層(周期表15族元素の硫化物を含有する層)
6 電子輸送層
7 電極(陰極)
8 有機薄膜太陽電池
9 基板
10 透明電極(陽極)
11 ホール輸送層
12 有機半導体部位
13 硫化物部位
14 複合膜
15 電子輸送層
16 電極(陰極)
2 基板
3 透明電極(陽極)
4 有機半導体部位からなる層(分子量1万未満の有機半導体を含有する層)
5 硫化物部位からなる層(周期表15族元素の硫化物を含有する層)
6 電子輸送層
7 電極(陰極)
8 有機薄膜太陽電池
9 基板
10 透明電極(陽極)
11 ホール輸送層
12 有機半導体部位
13 硫化物部位
14 複合膜
15 電子輸送層
16 電極(陰極)
Claims (5)
- 光電変換層を有する有機薄膜太陽電池であって、
前記光電変換層は、周期表15族元素の硫化物を含有する部位と、分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とを含み、
前記周期表15族元素の硫化物を含有する部位と前記分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とが互いに接しており、
周期表15族元素の硫化物は、硫化アンチモンであることを特徴とする有機薄膜太陽電池。 - 光電変換層が、周期表15族元素の硫化物を含有する層と分子量1万未満の有機半導体を含有する層とを含む積層体であることを特徴とする請求項1記載の有機薄膜太陽電池。
- 一組の電極間に、周期表15族元素の硫化物を含有する層と分子量1万未満の有機半導体を含有する層とを含む積層体である光電変換層を有し、
一方の電極と前記周期表15族元素の硫化物を含有する層との間に更に電子輸送層を、他方の電極と前記分子量1万未満の有機半導体を含有する層との間に更にホール輸送層を有することを特徴とする請求項2記載の有機薄膜太陽電池。 - 光電変換層が、周期表15族元素の硫化物を含有する部位と分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とを混合して複合化した複合膜であることを特徴とする請求項1記載の有機薄膜太陽電池。
- 一組の電極間に、周期表15族元素の硫化物を含有する部位と分子量1万未満の有機半導体を含有する部位とを混合して複合化した複合膜である光電変換層を有し、
一方の電極と前記光電変換層との間に更に電子輸送層を、他方の電極と前記光電変換層との間に更にホール輸送層を有することを特徴とする請求項4記載の有機薄膜太陽電池。
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