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JP5354381B2 - セッション制御システム、セッション制御方法及びセッション制御プログラム - Google Patents

セッション制御システム、セッション制御方法及びセッション制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、セッション制御システム、セッション制御方法およびセッション制御プログラムに関し、特にEコマースサイトの負荷増加時に購買処理数を増加させることでサイトの利益を最適化できるセッション制御システム、セッション制御方法およびセッション制御用プログラムに関する。
Eコマースサイトでは、ユーザはセッションと呼ばれるリクエストシーケンスを実行する。Eコマースサイトには、購入処理を行うユーザばかりでなく、新製品閲覧、ベストセラー確認、価格比較等を行うユーザがアクセスする。リクエストによって、商品閲覧、カート処理、ユーザ登録・ログイン、発送手続き、購買確認等、多岐にわたる処理が行われる。なお、ここで言うセッションは、トランザクションと呼ばれる場合もある。
Eコマースサイトは、週末、休日等、特定の時間帯にアクセスが集中する傾向がある。アクセスが集中することでサイトのシステムの許容量を超えると、サイトの応答性が急激に低下したり、アクセスできなるといった事態が発生する。サイトにとっては、増加したユーザアクセスに十分に対応できないことでビジネスチャンスを損失する結果となる。
上述視したような事態を回避するための方法として、例えば、非特許文献1には、次に示すような2つの方法が開示されている。
(a)アクセス増加に対する耐性を有するシステム構成にする。
(b)アクセス増加時にシステムの構成を動的に変更する。
(a)の方法は、アクセス集中が一時的である場合には、システムを構成するサーバのほとんどが遊休サーバとなってしまうという問題があるため、投資対効果に優れている方式であるとは言えない。
(b)の方法は、他のシステムとサーバを共有する環境において、いずれかのシステムのアクセス集中時に互いのサーバを貸し借りすることで、サーバを有効に活用できる方法である。しかし、システムが構成変更の容易な設計になっていない場合や、構成変更に長時間を要する場合には、(b)によってアクセス集中に対応することが難しくなる。
上記のようにシステムに過剰投資ができない場合やシステムの構成変更を容易に行うことができない場合には、セッションを制御する方式が採用される場合が多い。同時に受け入れられるセッションを一定以下に制限することでシステムのダウンを回避することにより、応答性を保つことが可能となるが、一部のセッションを拒絶することが必要になる。
このようなセッション制御システムの一例が、特許文献1と非特許文献2に記載されている。
特許文献1におけるセッション制御システムは、利用者のIDとランクを記憶するデータベースと、利用者の端末からネットワークを通じて提供要求を受け付ける情報提供要求受付部と、情報の提供要求に含まれている利用者のIDに対応するランクをデータベースから参照する利用者特定部と、ウェブサイトの負荷状況を監視する負荷監視部と、利用者ランクとシステムの負荷状況に応じて利用者に提供する情報を生成する情報生成部とから構成される。
情報生成部は、データベースから利用者のIDに対応するランクを取得し、ランクとウェブサイトの負荷状況に応じて利用者に提供する情報を生成し、その情報を端末に送信する。ランクは、利用者の商取引実績等によって決定される。
特許文献1のセッション制御によれば、システムの負荷が高いときには、ランクが低い利用者のセッションを拒絶することによって、利益をもたらす可能性が高い利用者に対する商取引を継続することができる。しかしながら、ユーザにランクを付与できない場合、もしくは、同一ランクのユーザが多数存在する場合、ウェブサイトの負荷を抑制し、利益を向上させるようなセッション制御を行うことが難しい。
非特許文献2におけるセッション制御システムは、新しく接続されたセッションを受入もしくは拒絶するセッション制御部と、セッションをセッションの状態を表すステージに分類するステージ分類部と、分類されたセッションが実行を待つキューと、キューからセッションを取り出しウェブサイトで実行するスケジューリング部とから構成される。
スケジューリング部は、ウェブサイトの利益が最大になるようにキューで待つセッションのスケジューリングを行う。システムによってセッション拒絶が行われるのは、新しくセッションが確立されたときのみである。接続を許可されたセッションの優先度が低くなった場合には、応答時間が長くなり、それに耐えられなくなったユーザからセッションが切断される。ユーザは長い応答時間を待っている分、不満が大きくなる。
また、非特許文献2のシステムでは、同一ステージに属するセッションのリクエストのスケジューリングは同一である。そのため、ステージを移行せずにリクエストをし続けるセッションを制御することができない。具体的には、ショッピングカートに商品を入れずに商品を閲覧し続けるようなセッションを拒絶することが難しくなる。
特開2006−065563号広報 宮川伸也,佐治信之,工藤裕,田崎英明,ビジネスグリッドコンピューティング : 2.ビジネスグリッド技術解説,会誌「情報処理」,Vol.47,No.9,p.953−p.961,2006年9月 Jakob Carlstrom, Raphael Rom,Application―awareadmission control and scheduling in Web servers,INFOCOM 2002.
第1の問題点は、ウェブサイトにアクセスが集中した場合、購入処理等の重要度の高い処理への到達数が頭打ちになってしまうことである。
その理由は、ウェブサイトにはユーザにランク等の区別が付けられない場合に、ランク毎にセッション制御ができないためである。
さらに別の理由は、購入処理などの重要度の高い処理にたどり着かない、いわゆる、停滞したセッションを拒絶するための指標がないためである。
第2の問題点は、ウェブサイトにアクセスが集中した場合、ユーザの不満が大きくなってしまうことである。
その理由は、ウェブサイトにおいて重要度の高い処理への意欲が低い優先度の低いユーザのセッションが直ちに拒絶されることなく、応答時間が長くなった上で継続されているためである。
(発明の目的)
本発明の目的は、ウェブサイトにアクセスが集中した場合に、ウェブサイトの利益を最適化できるセッション制御装置、セッション制御方法及びセッション制御プログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、ウェブサイトにアクセスが集中した場合に、ウェブサイトにおいて重要度の高い処理への意欲が高いユーザのアクセスが拒絶される可能性を低く制御することができるセッション制御装置、セッション制御方法及びセッション制御プログラムを提供することにある。
本発明によるセッション制御装置は、ウェブサイトと、ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続され、ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページである基準ページへのアクセス毎のセッションの状態をステージとし、ステージ毎にセッションの重要度の高い処理に対する傾向を算出する算出手段と、算出した重要度の高い処理に対する傾向を記憶する記憶手段と、セッションを制限するための基準を設定する設定手段と、クライアント端末から受信したセッションのステージについて、重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段から取得し、基準と比較することにより、クライアント端末からのセッションを制限するか否かを判定する照合手段とを含む。
本発明によるセッション制御方法は、ウェブサイトと、ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるセッション制御装置によるセッション制御方法であって、ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページである基準ページへのアクセス毎のセッションの状態をステージとし、ステージ毎にセッションの重要度の高い処理に対する傾向を算出するステップと、算出した重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段に記憶するステップと、セッションを制限するための基準を設定するステップと、クライアント端末から受信したセッションのステージについて、重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段から取得し、基準と比較することにより、クライアント端末からのセッションを制限するか否かを判定するステップを含む。
本発明によるセッション制御プログラムは、ウェブサイトと、ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるコンピュータ上で実行されるセッション制御プログラムであって、ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページである基準ページへのアクセス毎のセッションの状態をステージとし、ステージ毎にセッションの重要度の高い処理に対する傾向を算出する処理と、算出した重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段に記憶する処理と、セッションを制限するための基準を設定する処理と、クライアント端末から受信したセッションのステージについて、重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段から取得し、基準と比較することにより、クライアント端末からのセッションを制限するか否かを判定する処理を、コンピュータに実行させる。
第1の効果は、ウェブサイトにアクセスが集中した場合に、ウェブサイトの利益を最適化できることにある。
第2の効果は、重要度の高い処理への意欲が高いユーザのアクセスが拒絶される可能性を低くし、ユーザの不満を抑制できることである。
その理由は、サイトの負荷増加時に、重要度の高い処理への意欲の低いユーザのセッションを拒絶し、その分、重要度の高い処理への意欲が高いユーザのセッションを多く維持するためである。
本発明の第1の実施の形態によるセッション制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による到達率と基準到達率の設定動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるセッションに対する制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態おけるセッションとステージの関係を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態における実施例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における実施例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるセッション制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による到達率と基準到達率の設定動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるセッションに対する制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における実施例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における実施例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態によるセッション制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による占有率と制限回数の設定動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態によるセッションに対する制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における実施例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるセッション制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態による基準ページ選定の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態における実施例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における基準ページ候補の評価結果の例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態によるセッション制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態による基準到達率の決定動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態におけるレベル間のセッション移行率の関係を示す図である。 本発明のセッション制御装置のハードウェア構成を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の各実施の形態においては、ウェブサイトがEコマース(電子商取引)サイトに本発明を適用した場合について説明する。
(第1の実施の形態)
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるセッション制御装置10は、キーボード等の入力装置40と、プログラム制御により動作するデータ処理装置20と、情報を記憶する記憶装置30とを含む。
ユーザが利用するブラウザ等が動作しているクライアント端末100は、インターネット等のネットワーク200を介してセッション制御装置10に接続されている。さらに、Eコマース(電子商取引)システムのサーバ300、及びEコマースシステムのサーバ300に対してアクセスされたリクエストの履歴が記録されているアクセスログ記憶部400は、イントラネット等のネットワーク500を介して、セッション制御装置10に接続されている。
データ処理装置20は、到達率算出手段21と、基準到達率設定手段22と、照合手段23とを備えている。
到達率算出手段21は、Eコマースシステムに対するリクエストの履歴が記録されているアクセスログ記憶部400からセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、セッションの基準ページへのリクエスト毎で区切られるリクエスト履歴をステージとして、あるセッションが重要度の高い処理である購入処理へと到達する確率(到達率)をステージ毎に算出して、到達率記憶部31に記憶する。
なお、ウェブサイトがEコマース(電子商取引)サイトである場合には、重要度の高い処理として購入処理が該当するが、他の種類のサイトでは、例えば、契約処理やユーザ登録処理等が、重要度の高い処理に該当する。
ここで、基準ページとは、Eコマースシステムにおける購入処理への到達に影響が大きいページを指している。例えば、Eコマースシステムのページのうち、そのページを経ることで購入処理へ到達する確率が高くなるページであり、後述するように、購入目的で選択した商品を入れる処理であるカート処理を行うページ等が該当する。
反対に、そのページを経ることで購入処理へ到達する確率が低くなるページであってもよい。例えば、商品に関する評判等を書き込むページである、いわゆる口コミのページ等は購入処理へ到達する確率が低くなるという意味で、購入処理への到達に影響が大きく、基準ページとなりうる。
図4を参照して、セッションとステージの関係について説明する。図4に示すように、セッション1、セッション2は、それぞれEコマースシステムへのリクエストシーケンスからなる。
各セッションのリクエストシーケンスにおいて、セッション開始のリクエストから最初の基準ページへのリクエスト前までのシーケンスをステージ1、最初の基準ページへのリクエストから2回目の基準ページへのリクエスト前までのシーケンスをステージ2のように設定する。以降、基準ページへリクエストする度にステージが設定される。
例えば、あるセッションにおいて、セッションを開始してから基準ページへのリクエストがなされない場合、そのセッションはステージ1に属していることになる。また、基準ページを2回アクセスした後ではそのセッションはステージ3に属していることになる。
基準到達率設定手段22は、クライアント端末100からのセッション(リクエスト)を拒絶するための基準となる到達率である基準到達率を入力装置40から受け取り、到達率記憶部31に記憶されている各セッションのステージ毎に記憶する。
この基準到達率は、Eコマースシステムの種類、取り扱う商品の種類、日時等に応じて任意に変更され、入力装置40を介して基準到達率設定手段22に入力する。また、後述する第5の実施の形態によって算出した基準到達率を、入力装置40を介して基準到達率設定手段22に入力することも可能である。
照合手段23は、セッションを構成するリクエストシーケンスをクライアント端末100から受け取り、基準ページをアクセスするたびにセッションが属するステージを変更する。
また、照合手段23は、到達率記憶部31に記憶されたステージ毎の到達率を参照してセッションに対して購入処理への到達率を付与し、当該到達率を基準到達率と比較する。
到達率が基準到達率以上の場合、照合手段23は、Eコマースシステムのサーバ300にクライアント端末100からのリクエストを送信し、Eマースシステム300から返されたレスポンスメッセージをクライアント端末100に転送する。
セッションに付与した購入処理への到達率が基準到達率より小さい場合、照合手段23は、クライアント端末100に対してセッションが拒絶されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信する。
ここで、セッション制御装置10のハードウェア構成の説明をする。
図23は、第1の実施の形態によるセッション制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図23を参照すると、本発明によるセッション制御装置10は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部302、ネットワーク200、500を介してデータの送受信を行う通信制御部303、液晶ディスプレイ、プリンタやスピーカ等の表示部304、キーボードやマウス等の入力部305(入力装置40)、ファイアウォール50を介し、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部306、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部307(記憶装置30)、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス308等を備えて構成されている。
本発明によるセッション制御装置10は、セッション制御装置10内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU301で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、CPU301は、補助記憶部307に格納されているプログラム(セッション制御プログラム)を、主記憶部302にロードして実行し、セッション制御装置10の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現することが可能である。
なお、後述する第2から第5の実施の形態におけるセッション制御装置についても、図23に示すハードウェア構成を有し、その機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現することが可能である。
次に、図1と図2及び図3のフローチャートを参照して第1の実施の形態によるセッション制御装置10の動作について詳細に説明する。
まず、図2を参照して、第1の実施の形態によるセッション制御装置10のセッションの購入処理への到達率と基準到達率の設定動作について説明する。
最初に、入力装置40から基準ページを読み込み、到達率算出手段21に渡す(ステップA21)。次に、アクセスログ記憶部400からセッション毎にリクエスト履歴を読み込む(ステップA22)。
到達率算出手段21は、各ステージに到達したセッションの購入処理への到達率を算出し、その算出した到達率を到達率記憶部31に記憶する(ステップA23)。
次に、基準到達率設定手段22は、Eコマースシステムのサーバ300へのリクエストの集中の程度から判断され設定された基準到達率を入力装置40から受け取り、到達率記憶部31の各ステージ毎に記憶する(ステップA24)。
次に、図3を参照して、第1の実施の形態によるセッション制御装置10によるクライアント端末100から受信したセッションに対する制御動作を説明する。
照合手段23は、クライアント端末100からセッションを受信する(ステップA31)。受信したセッションが属するステージから、到達率記憶部31に記憶されている購入処理への到達率を取得する(ステップA32)。
次に、ステップA32で取得した購入処理への到達率と基準到達率を比較する(ステップA33)。到達率が基準到達率より小さい場合、クライアント端末100に対して、リクエストを拒絶したことを表すメッセージを返送する(ステップA33)。
ステップA33において、購入処理への到達率が基準到達率以上である場合、Eコマースシステムのサーバ300にクライアント端末100からのリクエストを転送し、その結果をクライアント端末100に返送する(ステップA34)。
(実施例)
次に、第1の実施の形態の実施例について説明する。
この実施例では、入力装置40から基準ページとしてニュース記事ページを示す「Daily News」のページが指定されたとする。
到達率算出手段21は、「Daily News」ページがリクエストされる前、「Daily News」ページを1回リクエストしたとき、「Daily News」ページを2回リクエストしたとき、...、「Daily News」ページをN回リクエストしたときに関して、それぞれ図5に示したようなステージ表(ステージ表1、ステージ表2、・・・)を作成する。
アクセスログ記憶部400には、図5の「アクセスログ」に表したように、セッション毎のリクエストシーケンスが順に記録されている。
到達率算出手段21は、「アクセスログ」からセッション毎のリクエストシーケンスを読み込み、基準ページをリクエストするたびに該当するステージに到達したことを示す履歴を書き込んでいく。セッションが購入処理「Buy Confirm」に到達しない未達セッションの場合には、ステージに□を履歴として書き込み、、セッションが購入処理に辿り着く到達セッションの場合には、ステージに■を履歴として書き込む。
後に求める到達率を正確な値に近づけるため、同様の処理を、アクセスログ記憶部400に記録されているできるだけ多くのセッションについて行うことが望ましい。
次に、到達率算出手段21は、各ステージ毎に到達セッションの割合(すなわち、到達セッション/(到達セッション+未達セッション)、図5の例では、■/(■+□))を算出し、各ステージ毎に到達率として到達率記憶部31に記憶する。
次に、基準到達率設定手段22が、Eコマースシステム300の負荷状況を考慮して設定された基準到達率を入力装置40から受け取ると、到達率記憶部31に記憶されているステージ毎に基準到達率を記憶する。
次に、照合手段23は、クライアント端末100からセッションを受信し、図6に表したように、到達率記憶部31からセッションの到達率を取得する。まず、セッションの「Daily News」ページへのリクエスト回数をカウントし、「Daily News」ページをリクエストする前には到達率記憶部31からステージ1の到達率を取得する(図6の※1)。
「Daily News」ページを1回リクエストしたときには、到達率記憶部31からステージ2の到達率を取得する(図6の※2)。
そして、到達率が基準到達率を下まわった場合には、クライアント端末100に対して、リクエストを拒絶したことを表すメッセージを返送する。到達率が基準到達率以上の場合には、Eコマースシステム300にクライアント端末100からのリクエストを転送し、その結果をクライアント端末100に返送する。
図5と図6の実施例では、「Daily News」ページをリクエストし続けるセッションについては、購入意欲がないとみなして途中で拒絶する可能性が高くなる。
一方、「Daily News」ページへのリクエストが少ないセッションについては、購入品目が確定していて購入意欲があると判断して拒絶する可能性が低くなる。
(第1の実施の形態による効果)
第1の実施の形態では、基準ページへのリクエスト履歴によってステージ毎に到達率を導出するというように構成されているため、セッションのリクエストパターンによって異なる到達率を得ることができる。
また、到達率に影響が大きいページだけを基準ページとして入力するというように構成されているため、少ないステージ数でセッション毎の到達率に差をつけることができる。
また、本実施の形態では、さらに、Eコマースシステム300毎に到達率を算出するため、Eコマースシステム300毎に異なるアクセス傾向に合わせた適切な到達率が得られる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるセッション制御装置10は、キーボード等の入力装置40と、プログラム制御により動作するデータ処理装置20と、情報を記憶する記憶装置30とを含む。
ユーザが利用するブラウザ等が動作しているクライアント端末100は、インターネット等のネットワーク200を介してセッション制御装置10に接続されている。さらに、Eコマース(電子商取引)システムのサーバ300、及びEコマースシステムのサーバ300に対してアクセスされたリクエストの履歴が記録されているアクセスログ記憶部400は、イントラネット等のネットワーク500を介して、セッション制御装置10に接続されている。
データ処理装置20は、到達率算出手段21と、基準到達率設定手段22と、照合手段23とを備えている。
到達率算出手段21は、Eコマースシステムに対するリクエストの履歴が記録されているアクセスログ記憶部400を参照し、セッションの基準ページ(購入処理への到達に影響が大きいページ)へのリクエスト毎で区切られるリクエスト履歴をステージとして、セッションが購入処理に到達する確率(到達率)を各ステージのリクエスト回数毎に算出して、到達率記憶部31に記憶する。基準ページ及びステージについては、第1の実施の形態において説明した通りである。
基準到達率設定手段22は、クライアント端末100からのセッション(リクエスト)を拒絶するための基準となる到達率である基準到達率を入力装置40から受け取り、到達率記憶部31に記憶されている各セッションのリクエスト回数毎に記憶する。
この基準到達率は、Eコマースシステムの種類、取り扱う商品の種類、日時等に応じて任意に変更され、入力装置40を介して基準到達率設定手段22に入力する。また、後述する第5の実施の形態によって算出した基準到達率を、入力装置40を介して基準到達率設定手段22に入力することも可能である。
照合手段23は、セッションを構成するリクエストシーケンスをクライアント端末100から受け取り、基準ページをアクセスするたびにセッションが属するステージを変更しながら、各ステージにおけるリクエスト回数を計測する。
また、照合手段23は、到達率記憶部31に記憶された各ステージのリクエスト回数毎の到達率を参照し、セッションに対して購入処理への到達率を付与して、当該到達率を基準到達率と比較する。
到達率が基準到達率以上の場合、照合手段23は、Eコマースシステムのサーバ300にクライアント端末100からのリクエストを送信し、Eコマースシステム300から返されたレスポンスメッセージをクライアント端末100に転送する。
セッションに付与した購入処理への到達率が基準到達率より小さい場合、照合手段23は、クライアント端末100に対してセッションが拒絶されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信する。
次に、図7と図8及び図9のフローチャートを参照して第2の実施の形態によるセッション制御装置10の動作について詳細に説明する。
まず、図8を参照して、第2の実施の形態によるセッション制御装置10のセッションの購入処理への到達率と基準到達率の設定動作について説明する。
最初に、入力装置40から基準ページを読み込み、到達率算出手段21に渡す(ステップB11)。次に、アクセスログ記憶部400から、セッション毎にリクエストの履歴を読み込む(ステップB12)。
到達率算出手段21は、各ステージにおいて、セッションがリクエストを継続した場合の購入処理への到達率を、リクエスト回数毎に算出し、その算出した到達率を到達率記憶部31に記憶する(ステップB13)。
次に、基準到達率設定手段22は、Eコマースシステムのサーバ300へのリクエストの集中の程度から判断され設定された基準到達率を入力装置40から受け取り、到達率記憶部31の各ステージ毎に記憶する(ステップB14)。
次に、図9を参照して、第2の実施の形態によるセッション制御装置10によるクライアント端末100から受信したセッションに対する制御動作を説明する。
第1の照合手段23は、クライアント端末100からセッションを受信する(ステップB21)。受信したセッションが属するステージと、そのステージにおけるリクエスト回数から、到達率記憶部31に記憶されている購入処理への到達率を参照する(ステップB22)。
さらに、ステップB22で参照した購入処理への到達率と基準到達率を比較する(ステップB23)。到達率が基準到達率より小さい場合、クライアント端末100に対して、リクエストを拒絶したことを表すメッセージを返送する(ステップB24)。
ステップB22において、購入処理への到達率が基準到達率以上の場合、Eコマースシステム300にクライアント端末100からのリクエストを転送し、その結果をクライアント端末100に返送する(ステップB25)。
(実施例)
次に、第2の実施の形態の実施例について説明する。
この実施例では、入力装置40から基準ページとしてカート処理を表す「Shopping Cart」が指定されたとする。到達率算出手段21は、カート処理が行われる前、カート処理が1回行われた後、カート処理が2回行われた後、...、カート処理がN回行われた後に関して、それぞれ図10に表したようなステージ表(ステージ表1、ステージ表2、・・・)を作成する。
アクセスログ記憶部400には、図10の「アクセスログ」に表したように、セッション毎のリクエストシーケンスが順に記録されているとする。
到達率算出手段21は、「アクセスログ」からセッション毎のリクエストシーケンスを読み込み、最初のリクエストから順に該当するステージ表にリクエスト履歴を書き込んでいく。セッションが購入処理「Buy Confirm」に到達しない未達セッションの場合には、リクエスト回数毎に□を履歴として書き込み、セッションが購入処理に辿り着く到達セッションの場合には、リクエスト回数毎に■を履歴として書き込む。
後に求める到達率を正確な値に近づけるため、同様の処理を、アクセスログ記憶部400に記録されているできるだけ多くのセッションに行うことが望ましい。
次に、到達率算出手段21は、各ステージのリクエスト回数毎に到達セッションの割合(すなわち、到達セッション/(到達セッション+未達セッション)、図10の例では、■/(■+□))を計算し、到達率として到達率記憶部31に記憶する。
次に、基準到達率設定手段22が、Eコマースシステム300の負荷状況を考慮して設定された基準到達率を入力装置40から受け取ると、到達率記憶部31に記憶されているステージ毎に基準到達率を記憶する。
次に、照合手段23は、クライアント端末100からセッションを受信し、図11に表したように、到達率記憶部31からセッションの到達率を取得する。まず、セッションのカート処理回数をカウントし、カート処理を行う前までは到達率記憶部31からステージ1の到達率を参照して取得する(図11の※1)。
カート処理を1回行った後には、到達率記憶部31からステージ2の到達率変を取得する(図11の※2)。
到達率が基準到達率を下まわった場合には、クライアント端末100に対して、リクエストを拒絶したことを表すメッセージを返送する。到達率が基準到達率以上の場合には、Eコマースシステム300にクライアント端末100からのリクエストを転送し、その結果をクライアント端末100に返送する。
図10と図11の実施例では、カート処理を一度も行わずにリクエストを続けているセッションについては、購入意欲がないとみなして途中で拒絶する可能性が高くなる。一方、カート処理を行ったセッションについては、購入意欲があると判断して拒絶する可能性が低くなる。
(第2の実施の形態による効果)
第2の実施の形態では、基準ページへのリクエスト履歴によって到達率を導出するというように構成されているため、セッションのリクエストパターンによって異なる到達率を得ることができる。
また、到達率に影響が大きいページだけを基準ページとして入力するというように構成されているため、少ないステージ数でセッション毎の到達率に差をつけることができる。
また、本実施の形態では、さらに、Eコマースシステム300毎に到達率を算出するため、Eコマースシステム300毎に異なるアクセス傾向に合わせた適切な到達率が得られる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図12を参照すると、本発明の第3の実施の形態によるセッション制御装置10は、キーボード等の入力装置40と、プログラム制御により動作するデータ処理装置50と、情報を記憶する記憶装置30とを含む。
ユーザが利用するブラウザ等が動作しているクライアント端末100は、インターネット等のネットワーク200を介してセッション制御装置10に接続されている。さらに、Eコマース(電子商取引)システムのサーバ300、及びEコマースシステムのサーバ300に対してアクセスされたリクエストの履歴が記録されているアクセスログ記憶部400は、イントラネット等のネットワーク500を介して、セッション制御装置10に接続されている。
記憶装置30は占有率記憶部61を備えている。
占有率記憶部61は、各ステージにおいてステージを開始してから他のステージに移行するか、もしくは、他のステージに移行せずにセッションを終了するまでのリクエストの継続回数をリクエスト回数としたとき、Eコマースサイトに対する全到達セッションのうち、ステージ移行/終了する到達セッションの占有率(割合)と、Eコマースサイトに対する全未達セッションのうち、ステージ移行/終了する未達セッションの占有率(割合)を記憶する。
データ処理装置50は、占有率算出手段51と、判定手段52と、照合手段53とを備えている。
占有率算出手段51は、Eコマースシステムに対するリクエストの履歴が記録されているアクセスログ記憶部400のアクセスログを参照し、セッション毎にリクエストを解析する。具体的には、セッションの基準ページ(購入処理への到達に影響が大きいページ)へのリクエスト毎で区切られるリクエスト履歴をステージとして、各ステージの開始から他のステージに移行するまでのリクエスト回数毎の到達セッションの占有率と未達セッションの占有率を算出し、占有率記憶部61に記憶する。基準ページ及びステージについては、第1の実施の形態において説明した通りである。
判定手段52は、購入処理を行うセッションのうち、所定の割合のセッションを拒絶しないことを保証するかを表わす最低保証割合を入力手段40から受け取る。次に、到達セッションを拒絶する割合が最低保証割合以上になる範囲で、最も多くの未達セッションを拒絶できるように、ステージ毎にリクエストの制限回数を決定し、占有率記憶部61に記憶する。
照合手段53は、クライアント端末100からセッションを受信し、セッションが属するステージにおけるリクエスト回数を計数し、リクエスト回数が、占有率記憶部61に記憶された制限回数以下の場合、Eコマースシステムのサーバ300にクライアント端末100からのリクエストを転送し、その結果をクライアント端末100に返却する。
リクエスト回数が制限回数を超える場合、照合手段53は、クライアント端末100に対してリクエスト拒絶メッセージを返却し、Eコマースシステム300にはリクエストを転送しない。
次に、図12、図13及び図14のフローチャートを参照して第3の実施の形態によるセッション制御装置10の動作について詳細に説明する。
最初に、図13を参照して、第3の実施の形態によるセッション制御装置10のセッションの占有率と制限回数の設定動作について説明する。
まず、入力装置40から基準ページを読み込み、占有率算出手段51に渡す(ステップC11)。次に、アクセスログ記憶部400からセッション毎でリクエストの履歴を読み込む(ステップC12)。
占有率算出手段51は、各ステージにおいて、ステージの開始から他のステージに移行するまでのリクエスト回数毎の到達リクエストの占有率と、未達リクエストの占有率を算出し、占有率記憶部61に記憶する(ステップC13)。
サイトの経営方針を基に、購入意志があるユーザのセッションの何割を拒絶しないように保証するかを表わす最低保証割合を入力手段40から読み込み、判定手段52に渡す(ステップC14)。
判定手段52は、到達セッションを拒絶する割合が最低保証割合以上になる範囲で、最も多くの未達セッションを拒絶できるように、ステージ毎にリクエストの制限回数を決定し、占有率記憶部61に記憶する(ステップC15)。
次に、図14を参照して、第3の実施の形態によるセッション制御装置10によるクライアント端末100から受信したセッションに対する制御動作を説明する。
照合手段53は、クライアント端末100からHTTPリクエストを受信して(ステップC21)、セッションが属するステージにおけるリクエスト回数を計数する(ステップC22)。
リクエスト回数が、占有率記憶部61に記憶されている制限回数を超えるかどうかを判定し(ステップC23)、リクエスト回数が制限回数を超えていた場合、照合手段53は、クライアント端末100に対してリクエスト拒絶メッセージを返却して、Eコマースシステムのサーバ300にはリクエストを転送しない(ステップC24)。
ステップC23においてリクエストの回数がリクエスト制限回数を超えていない場合、照合手段53は、クライアント端末100からのリクエストをEコマースシステム300に転送し、Eコマースシステム300による実行結果をクライアント端末100に返送する(ステップC25)。
(実施例)
次に、第3の実施の形態の実施例について説明する。
本実施例では、入力装置40から基準ページとしてカート処理を表す「Shopping Cart」が指定されたとする。占有率算出手段51は、カート処理が行われる前、カート処理が1回行われた後、カート処理が2回行われた後、...、カート処理がN回行われた後に関して、それぞれ図15に表したようなステージ表1〜ステージ表Nを作成する。
アクセスログ記憶部400には、図15の「アクセスログ」に表したように、セッション毎のリクエストシーケンスが順に記録されているとする。
占有率算出手段51は、「アクセスログ」からセッションのリクエストシーケンスを読み込み、最初のリクエストから順に該当するステージ表にリクエスト履歴を書き込んでいく。セッションが購入処理「Buy Confirm」に到達しない未達セッションの場合には、リクエスト回数毎に□を履歴として書き込み、セッションが購入処理に辿り着く到達セッションの場合には、リクエスト回数毎に■を履歴として書き込む。
後に求める到達率を正確な値に近づけるため、同様の処理を、アクセスログ記憶部400に記録されているできるだけ多くのセッションに行うことが望ましい。
次に、占有率算出手段51は、全ステージの到達セッションに対するステージ毎の到達セッションの占有率(到達セッション数/総到達セッション数、図15の例では、■/総到達セッション数)と、全ステージの未達セッションのうちと、全ステージの未達セッションに対するステージ毎の未達セッションの占有率(未達セッション数/総未達セッション数、図15の例では、□/総未達セッション数)を算出し、占有率記憶部61に記憶する。
判定手段52は、購入処理を行うセッションの何割を拒絶しないように保証するかを表わす最低保証割合を入力手段40から受け取る。そして、ステージ毎に、リクエストの回数毎に、到達セッション占有率に対する未達セッション占有率の割合(図15のΔSiu/ΔSia、iはステージの番号を表す識別子)を求める。
拒絶される未達セッションが多い程、多くの到達セッションを処理することが可能になるため、到達セッションを拒絶する割合が最低保証割合以上になる範囲内で、各ステージの上記割合が最も大きい(占有率の差が最も大きい)リクエスト回数を求め、求めたリクエスト回数をわずかに減らした回数を当該ステージの制限回数として決定する。
照合手段53は、クライアント端末100からセッションを受信し、セッションのステージにおけるリクエスト回数を数える。セッションが属するステージにおいて、リクエスト回数が、前記ステージのリクエストの制限回数以内の場合には、Eコマースシステム300にクライアント端末100からのリクエストを転送し、その結果をクライアント端末100に返却する。リクエスト回数が、ステージのリクエスト制限回数を超えている場合には、クライアント端末100に対してリクエスト拒絶メッセージを返却し、Eコマースシステム300にはリクエストを転送しない。
(第3の実施の形態による効果)
第3の実施の形態では、到達セッションのステージ毎のリクエスト回数を統計的に導出するように構成されているため、到達セッションの拒絶率を指定した割合以下に抑えることができる。
また、本実施の形態では、未達セッションのステージ毎のリクエスト回数をも統計的に導出するように構成されているため、セッションの拒絶にあたって、未達セッションの拒絶率を高くすることができる。
さらに、本実施の形態では、Eコマースシステム毎に占有率を算出するため、Eコマースシステム毎に異なるアクセス傾向に合わせた適切な占有率を得られる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図16を参照すると、本発明の第4の実施の形態によるセッション制御装置10は、キーボード等の入力装置40と、プログラム制御により動作するデータ処理装置70と、情報を記憶する記憶装置30とを含む。
Eコマースシステムのサーバ300、および、Eコマースシステムのリクエスト履歴が記録されているアクセスログ記憶部400は、イントラネット等のネットワーク500を通して、データ処理装置70に接続されている。
記憶装置30は、統計記憶部81と評価結果記憶部82を備えている。
統計記憶部81は、Eコマースサイトの購入処理に影響が大きいページを経過するたびにセッションはステージを変更するとしたとき、ステージ毎のセッションの動作に関する統計結果を記憶する。
評価結果記憶部82は、評価手段73が基準ページ候補決定手段71によって挙げられた基準ページの候補の有効性について評価して得られた結果を記憶する。
データ処理装置70は、基準ページ候補決定手段71と、統計手段72と、評価手段73とを備えている。
基準ページ候補決定手段71は、Eコマースサイトにおいてリクエストすることで到達セッションと未達セッションを区別できる基準となるページを基準ページとして、基準ページの候補を列挙し、基準ページ候補をそれぞれ統計手段72に渡す。
また、基準ページ候補決定手段71は、得られた評価結果を評価結果記憶部82から参照し、評価の高い順に、候補組合せに基準ページ候補を加える。その都度、統計手段72と評価手段73によって候補組合せを評価する。
ある基準ページ候補を候補組合せに追加したときに、追加前と比較して評価に差がない場合には、追加した基準ページ候補を候補組合せから削除する。このようにして、最も少ない数の基準ページ候補を含み、かつ、評価の高い候補組合せを導出する。
統計手段72は、基準ページ候補決定手段71から基準ページ候補または候補組合せを受け取る。さらにアクセスログ記憶部400からセッション毎のリクエストシーケンスを読み込み、セッションが基準ページ候補をリクエストするたびに属するステージを変更しながら、各ステージにおけるセッションの動作を記録する。そして、何割のセッションがどのような動作をしているかについての統計を算出し、統計記憶部81に記憶する。
評価手段73は、アクセスログ記憶部400からセッションのリクエストシーケンスを読み込み、統計記憶部81の統計結果と照らし合わせながら、セッションに指標を付与する。
例えば、セッションが購入処理に到達する確率や、購入処理に到達する場合の平均リクエスト継続回数等を指標としてセッションに付与する。アクセスログ記憶部400に記憶されているいくつかのセッションについて同様のことを繰り返し、セッションに付与された指標によって到達リクエストと未達リクエストを十分に区別できるかどうかを評価して、その評価結果を評価結果記憶部82に記憶する。
なお、第4の実施の形態によるセッション制御装置10においては、基準ページを決定するための構成だけを示しているが、第1の実施の形態、第2の実施の形態又は第3の実施の形態によるセッション制御装置10に示す構成要素もデータ装置90と記憶装置30に備えており、それぞれの実施の形態によるセッション制御動作を行う。
次に、図16及び図17のフローチャートを参照して第4の実施の形態によるセッション制御装置10の動作について詳細に説明する。
まず、基準ページ候補決定手段71は、Eコマースサイトで提供される全てのウェブページについて、基準ページ候補として1ページずつ統計手段72に渡す(ステップD111)。
統計手段72は、アクセスログ記憶部400からセッション毎のリクエストシーケンスを読み込み、セッションが基準ページ候補をリクエストするたびに属するステージを変更しながら、各ステージにおけるセッションの動作内容を記録する(ステップD12)。具体的には、セッションの動作内容として、到達セッションと未達セッションのステージの開始から他のステージに移行するまでのリクエスト回数を記録する。
統計手段72は、いくつかのセッションに対してステップD12を繰り返した後、各ステージにおけるセッション動作内容に関する統計結果を算出し、統計記憶部81に記憶する(ステップD13)。例えば、セッション動作内容に関する統計結果としては、各ステージにおいて、リクエストが継続するにつれて変化する到達セッション/未達セッションの割合や、全セッションに対するステージに属するセッションの割合等を算出する。
次に、評価手段73は、アクセスログ記憶部400からセッション毎のリクエストシーケンスを読み込み、統計記憶部81に記憶された統計結果を利用して、セッションが到達セッションであるか、未達セッションであるかを判別する(ステップD14)。いくつかのセッションについてステップD14を繰り返した後、到達セッションと未達セッションをどの程度判別することができたかを評価し、その評価結果を評価結果記憶部82に記憶する(ステップD15)。
全ての基準ページ候補の評価を終えた後、基準ページ候補決定手段71は、評価結果記憶部82を参照して評価の高い基準ページ候補を取り出し、基準ページ候補の組合せに追加する(ステップD16)。すなわち、基準ページ候補の組み合わせを作成する。統計手段72と評価手段73を利用して、ステップD12〜ステップD15と同様にして候補の組合せを評価し、その評価結果を評価結果記憶部82に記憶する(ステップD17)。
ステップD16で基準ページを加えることで候補組合せの評価が高くなったかどうかを調べる(ステップD18)。候補組合せの評価が高くならなかった場合、ステップD16で追加した基準ページを候補組合せから削除する(ステップD19)。次に、全ての基準ページ候補に対してステップD16〜ステップD19の処理を実行したかどうかを調べる(ステップD20)。
全ての基準ページ候補の組み合わせについて処理を実行した場合には、最も高い評価結果の得られた候補の組み合わせを基準ページの組み合わせとして出力装置等に出力する(ステップD21)。ステップD20において、組み合わせを試行していない基準ページ候補が残されている場合には、ステップD16〜ステップD19を繰り返す。
(実施例)
次に、第4の実施の形態の実施例について説明する。
アクセスログ記憶部400には、図10の「アクセスログ」に表したように、セッション毎のリクエスト列が順に記録されているとする。
基準ページ候補決定手段71は、図10の例で示したEコマースサイトで提供される全てのウェブページ「Home」、「Search Product」、「Best Seller」、「New Products」、「Product Detail」、「Shopping Cart」、「User Login」、「Buy Confirm」を列挙し、それぞれに関して基準ページ候補として、統計手段72に入力する。
本実施例の動作では、統計手段72は、図10に示した到達率算出手段21と同様の動作を行い、ステージ毎の到達セッションの割合を算出し統計記憶部81に記憶する。
評価手段73は、「アクセスログ」からセッション毎にリクエストシーケンスを読み込み、リクエストシーケンスの最初のリクエストから順に、ステージとそのステージにおけるリクエスト回数を記録する。
次に、評価手段73は、統計記憶部81を参照して、セッションが到達セッションである割合である到達率を算出し、図18に表すようにリクエスト回数毎に到達率をグラフ上に記録していく。同様の処理を「アクセスログ」に記録されているいくつかのセッションに対して繰り返し、全ての結果をグラフ上に記録する。
次に、評価手段73は、基準ページ候補を利用することで、どの程度のセッションが到達/未達に振り分けられるかを評価する。
セッション毎に到達率の差があるほど、セッションが購入ページに到達するか否かを判断しやすくなるため、図18のように得られたグラフについてその分散値を算出し、評価結果とする。評価手段73は、図19のように評価結果記憶部82に各基準ページの評価結果を記憶する。
なお、評価結果として分散値を用いた例を示したが、到達率の差を示すことのできる指標であれば分散値に限定されない。
全ての基準ページ候補について評価を終えると、基準ページ候補決定手段71は、評価が高い基準ページ候補から順に候補の組合せを作成し、図10、図18と同様にして候補の組合せを評価する。候補の組合せにある新たな基準ページ候補を追加した場合に、追加しない場合と評価に変化がない場合には候補の組合せから追加した基準ページ候補を取り除く。
(第4の実施の形態による効果)
第4の実施の形態では、評価の高い基準ページを統計的な手法により導き出すように構成されているので、セッションが到達セッションか未達セッションかを効果的に判断できる基準ページを見つけることができる。
また、本実施の形態では、評価の高い基準ページを先に候補の組合せに採用することによって、候補の組合せの数を削減することができる。組合せの数(基準ページの数)を減らすことができると、ステージ数を減らすことができるため、少ない記憶容量で到達セッションか未達セッションかの判別を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、Eコマースシステム300の種類毎に基準ページを導出するため、Eコマースシステム毎に異なるアクセス傾向に合わせた適切な基準ページが得られる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図20を参照すると、本発明の第5の実施の形態によるセッション制御装置10は、プログラム制御により動作するデータ処理装置90と、情報を記憶する記憶装置30とを含む。
Eコマースシステムのサーバ300、および、Eコマースシステムのリクエスト履歴が記録されているアクセスログ記憶部400は、イントラネット等のネットワーク500を通して、データ処理装置90に接続されている。
記憶装置30は分類結果記憶部101を備えている。
分類結果記憶部101は、Eコマースシステム300のセッションが購入処理への到達率によって高レベルと低レベルに2分類されるとしたとき、単位時間あたりのレベル間の移行確率を記憶する。
データ処理装置90は基準レベル候補決定手段91と、分類手段92と、到達数予測手段93とを備えている。
基準レベル候補決定手段91は、セッションを購入処理への到達率によって2分類する際に、基準となる基準到達率を設定して分類手段92に渡す。さらに、基準到達率を設定したときに、Eコマースシステム300が受信できる到達リクエスト数を到達数予測手段93から受け取る。
このように、基準到達率の値を変化させながら、到達リクエスト数が最大となる基準到達率を導出する。
分類手段92は、アクセスログ記憶部400から同時にアクセスのあった複数セッションのリクエストシーケンスを読み込み、各セッションについて購入処理への到達率を算出する。次に、基準レベル候補決定手段91によって与えられた基準到達率と各セッションの到達率を比較し、基準到達率以上の到達率のセッションを高レベルとして、基準到達率よりも低い到達率のセッションを低レベルとして2分類する。
さらに、単位時間あたりに、高レベルのセッションが低レベルになる確率、低レベルのセッションが高レベルになる確率、高レベルのセッションが高レベルを維持する確率、低レベルのセッションが低レベルを維持する確率、高レベルのセッションが購入処理に到達する確率、低レベルのセッションが購入処理に到達する確率をそれぞれ算出して、分類結果記憶部101に記憶する。
到達率予測手段93は、分類結果記憶部101に記憶されているレベル間の移行確率を基に、基準到達率を下回るセッションを拒絶した際の購入処理への到達数を予測し、結果を基準レベル候補決定手段91に渡す。
なお、第5の実施の形態によるセッション制御装置10においては、基準到達率を選択するための構成だけを示しているが、第1の実施の形態又は第2の実施の形態によるセッション制御装置10に示す構成要素もデータ装置90と記憶装置30に備えており、それぞれの実施の形態によるセッション制御動作を行う。
次に、図20及び図21のフローチャートを参照して本実施例の全体の動作について詳細に説明する。
まず、基準レベル候補決定手段91は、購入処理への到達率によってセッションを2分類するために基準となる基準到達率をある値に設定して、分類手段92に渡す(ステップE11)。
分類手段92は、アクセスログ記憶部400から同時にアクセスのあった複数セッションのリクエストシーケンスを読み込み、各セッションについて購入処理への到達率を算出する(ステップE12)。
次に、ステップD1で与えられた基準到達率と各セッションの到達率を比較し、基準到達率以上の到達率のセッションを高レベルに分類し、基準到達率よりも低い到達率のセッションを低レベルに分類する(ステップE13)。
さらに、時間を進めるにつれて変化するセッションの到達率に合わせて、セッションの再分類を繰り返し、図22に表すような、レベル間のセッション移行率を算出する(ステップE14)。また、各レベルの購入処理にたどり着く単位時間あたりのセッション数を算出して、分類結果記憶部に記憶する(ステップE15)。
図22では、λnewHは高レベルに追加される単位時間あたりのセッション数、λnewLは低レベルに追加される単位時間あたりのセッション数、λHは高レベルの単位時間あたりのセッション数、λLは低レベルの単位時間あたりのセッション数、PHHは高レベルのセッションが高レベルを維持する確率、PLLは低レベルのセッションが低レベルを維持する確率、PHLは高レベルのセッションが低レベルになる確率、PLHは低レベルのセッションが高レベルになる確率、PHGは高レベルのセッションが購入処理に到達する確率、PLGは低レベルのセッションが購入処理に到達する確率を表している。また、図22のGOALは、セッションが購入処理に到達したことを表している。
次に、到達率予測手段93は、低レベルのセッションを拒絶したときに購入処理に到達できるセッションの最大数を以下の手順によって算出する。
あるステップStにおける高レベルのセッション数λHは、直前のステップSt−1において高レベルであるセッションのうち、1リクエストを実行した後に高レベルを保つセッションの数(λHPHH)と、ステップSt−1において低レベルであるセッションのうち、1リクエストを実行した後に高レベルに以降するセッションの数(λLPLH)と、ステップStにおいて新しく接続されたセッションのうち、高レベルに属するセッションの数の合計として表される(以下の式1)。
Figure 0005354381
式1からλHを求めると以下の式2が得られる。
Figure 0005354381
あるステップStにおける低レベルのセッション数λLは、直前のステップSt−1において低レベルであるセッションのうち、1リクエストを実行した後に低レベルを保つセッションの数(λLPLL)と、ステップSt−1において高レベルであるセッションのうち、1リクエストを実行した後に低レベルに以降するセッションの数(λHPHL)と、ステップStにおいて新しく接続されたセッションのうち、低レベルに属するセッションの数の合計として表される(以下の式3)。
Figure 0005354381
式3からλHを求めると以下の式4が得られる。
Figure 0005354381
式4に含まれるλHを式2で置き換えることにより、以下の式5が得られる。
Figure 0005354381
次に、低レベルのセッションを全て拒絶することで実行可能になる高レベルのセッション数を以下の式6によって算出する。
Figure 0005354381
最後に、購入処理にたどり着く単位時間あたりのセッション数を、式6を利用して導出した式7によって算出する。
Figure 0005354381
分類手段92は全ての基準到達率によってステップE11〜ステップE15を実行したか否かを調べる(ステップE16)。他の基準到達率を実行していない場合、実行されていない基準到達率についてステップE11〜ステップE15の処理を繰り返す。
ステップE16において全ての基準到達率を実行している場合、基準到達率の中で最も購入処理に辿り着く単位時間あたりのセッション数が多い、基準到達率を選択し、ディスプレイ等の出力装置等に出力する。
(第5の実施の形態による効果)
本第5の実施の形態では、購入処理に辿り着く単位時間あたりのセッションを最も多くする基準到達率を選択するように構成されているため、サイトにアクセスが集中した場合であっても、到達確率の低いセッションを拒絶することによって、サイトの利益を最大化することができる。
また、アクセスログ記憶部400から適切な基準到達率を選択するように構成されているため、実際のシステムに影響を与えることなく、短時間で基準到達率を導出することができ、セッション数やアクセス傾向の変化へ即時的に対応できる。
この出願は、2007年6月29日に出願された日本出願特願2007−173267を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、データベースサーバやアプリケーションサーバ等において優先度の高いトランザクションを優先して負荷を調整する負荷管理装置や負荷管理装置を実現するためのプログラムといった用途に適用できる。また、Eコマースサイトの購買率を向上させるためのサイト分析ツールといった用途にも適用可能である。
以上好ましい実施の形態と実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態及び実施例に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。

Claims (42)

  1. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続され、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に対する傾向を算出する算出手段と、
    算出した前記重要度の高い処理に対する傾向を記憶する記憶手段と、
    前記セッションを制限するための基準を設定する設定手段と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージについて、前記重要度の高い処理に対する傾向を前記記憶手段から取得し、前記基準と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合手段と
    を含むことを特徴とするセッション制御装置。
  2. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続され、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージ毎に算出する到達率算出手段と、
    前記到達率を各ステージ毎に記憶する到達率記憶手段と、
    セッションを制限するための基準となる到達率である基準到達率を設定する設定手段と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージに対応する前記到達率を前記到達率記憶手段から取得し、前記基準到達率と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合手段と
    を含むことを特徴とするセッション制御装置。
  3. 前記照合手段は、
    前記到達率が前記基準到達率以上の場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記到達率が前記基準到達率より小さい場合、クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項2に記載のセッション制御装置。
  4. 前記到達率算出手段は、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージ毎に算出することを特徴とする請求項2に記載のセッション制御装置。
  5. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続され、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージのリクエスト回数毎に算出する到達率算出手段と、
    前記到達率を各ステージのリクエスト回数毎に記憶する到達率記憶手段と、
    セッションを制限するための基準となる到達率である基準到達率を設定する設定手段と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージにおけるリクエスト回数に対応する前記到達率を、前記到達率記憶手段から取得し、前記基準到達率と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合手段と
    を含むことを特徴とするセッション制御装置。
  6. 前記照合手段は、
    前記到達率が前記基準到達率以上の場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記到達率が前記基準到達率より小さい場合、クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項5に記載のセッション制御装置。
  7. 前記到達率算出手段は、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージのリクエスト回数毎に算出することを特徴とする請求項5に記載のセッション制御装置。
  8. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続され、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出する占有率算出手段と、
    到達セッションを拒絶する割合が、制限しない到達セッションの割合を表す最低保証割合以上になる範囲で、最も多くの未達セッションを拒絶できるように、ステージ毎にリクエストの制限回数を設定する判定手段と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージにおけるリクエスト回数を計数し、計数した前記リクエスト回数と前記制限回数を比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合手段と
    を含むことを特徴とするセッション制御装置。
  9. 前記照合手段は、
    前記リクエスト回数が、前記制限回数を超えない場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記リクエスト回数が前記制限回数を超える場合、前記クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項8に記載のセッション制御装置。
  10. 前記占有率算出手段は、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出することを特徴とする請求項8に記載のセッション制御装置。
  11. 前記ウェブサイトが提供するページから選択した前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組合せについて、最も評価の高い前記基準ページの候補又は組合せを選択する基準ページ候補決定手段と、
    前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組み合わせにアクセスした際のセッションの状態をステージとしたとき、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出する統計手段と、
    前記到達セッションと到達しない未達セッションの割合に基づいて、前記基準ページの候補又は組み合わせによって、到達セッションと未達セッションをどの程度判別することができたかを評価する評価手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のセッション制御装置。
  12. 前記評価手段は、
    前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組み合わせにアクセスした際のセッションの状態をステージとしたとき、前記統計手段によって算出された到達セッションと到達しない未達セッションの割合からいくつかのセッションの到達率を予測し、到達率が分散しているほど基準ページの評価を高く設定することを特徴とする請求項11に記載のセッション制御装置。
  13. 前記基準ページ候補決定手段は、
    前記基準ページの候補について前記評価手段によって評価を行った後、前記基準ページの候補に新たな基準ページの候補を追加して基準ページの候補の組み合わせを作成し、
    前記評価手段による評価が、前記基準ページ候補を追加する前の評価と変わらなければ、前記基準ページの候補の組合せから追加した前記基準ページ候補を削除する処理を、
    評価が高い順に全ての前記基準ページについて繰り返す
    ことを特徴とする請求項11に記載のセッション制御装置。
  14. 前記セッションの重要度の高い処理への到達率を2分類する基準到達率候補を設定し、前記基準到達率候補から基準到達率を下回る到達率のセッションを拒絶したときに購入処理への到達数が最大になる前記基準到達率を導出する基準レベル候補決定手段と、
    前記基準レベル候補決定手段から前記基準到達率候補を受け取り、前記基準到達率によって、前記ウェブサイトが受けた全てセッションを2分類することを一定時間続けて、セッションが分類間を移行する確率、各分類のセッションが重要度の高い処理に到達する確率、セッションが各分類に滞在する確率、各分類の単位時間あたりのセッション数を算出する分類手段と、
    前記分類手段によって算出された前記確率、前記単位時間あたりのセッション数に基づいて、前期基準到達率候補を下回るセッションを拒絶したときの購入処理への到達数を予測する到達率予測手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のセッション制御装置。
  15. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるセッション制御装置によるセッション制御方法であって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に対する傾向を算出する算出ステップと、
    算出した前記重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記セッションを制限するための基準を設定する設定ステップと、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージについて、前記重要度の高い処理に対する傾向を前記記憶手段から取得し、前記基準と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合ステップ
    を含むことを特徴とするセッション制御方法。
  16. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるセッション制御装置によるセッション制御方法であって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージ毎に算出する到達率算出ステップと、
    前記到達率を各ステージ毎に到達率記憶手段に記憶する到達率記憶ステップと、
    セッションを制限するための基準となる到達率である基準到達率を設定する設定ステップと、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージに対応する前記到達率を前記到達率記憶手段から取得し、前記基準到達率と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合ステップ
    とを含むことを特徴とするセッション制御方法。
  17. 前記照合ステップで、
    前記到達率が前記基準到達率以上の場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記到達率が前記基準到達率より小さい場合、クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項16に記載のセッション制御方法。
  18. 前記到達率算出ステップで、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージ毎に算出することを特徴とする請求項16に記載のセッション制御方法。
  19. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるセッション制御装置によるセッション制御方法であって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージのリクエスト回数毎に算出する到達率算出ステップと、
    前記到達率を各ステージのリクエスト回数毎に到達率記憶手段に記憶する到達率記憶ステップと、
    セッションを制限するための基準となる到達率である基準到達率を設定する設定ステップと、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージにおけるリクエスト回数に対応する前記到達率を、前記到達率記憶手段から取得し、前記基準到達率と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合ステップ
    を含むことを特徴とするセッション制御方法。
  20. 前記照合ステップで、
    前記到達率が前記基準到達率以上の場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記到達率が前記基準到達率より小さい場合、クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項19に記載のセッション制御方法。
  21. 前記到達率算出ステップで、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージのリクエスト回数毎に算出することを特徴とする請求項19に記載のセッション制御方法。
  22. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるセッション制御装置によるセッション制御方法であって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出する占有率算出ステップと、
    到達セッションを拒絶する割合が、制限しない到達セッションの割合を表す最低保証割合以上になる範囲で、最も多くの未達セッションを拒絶できるように、ステージ毎にリクエストの制限回数を設定する判定ステップと、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージにおけるリクエスト回数を計数し、計数した前記リクエスト回数と前記制限回数を比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合ステップ
    を含むことを特徴とするセッション制御方法。
  23. 前記照合ステップで、
    前記リクエスト回数が、前記制限回数を超えない場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記リクエスト回数が前記制限回数を超える場合、前記クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項22に記載のセッション制御方法。
  24. 前記占有率算出ステップで、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出することを特徴とする請求項22に記載のセッション制御方法。
  25. 前記ウェブサイトが提供するページから選択した前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組合せについて、最も評価の高い前記基準ページの候補又は組合せを選択する基準ページ候補決定ステップと、
    前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組み合わせにアクセスした際のセッションの状態をステージとしたとき、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出する統計ステップと、
    前記到達セッションと到達しない未達セッションの割合に基づいて、前記基準ページの候補又は組み合わせによって、到達セッションと未達セッションをどの程度判別することができたかを評価する評価ステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項16に記載のセッション制御方法。
  26. 前記評価ステップは、
    前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組み合わせにアクセスした際のセッションの状態をステージとしたとき、前記統計ステップによって算出された到達セッションと到達しない未達セッションの割合からいくつかのセッションの到達率を予測し、到達率が分散しているほど基準ページの評価を高く設定することを特徴とする請求項25に記載のセッション制御方法。
  27. 前記基準ページ候補決定ステップは、
    前記基準ページの候補について前記評価ステップによって評価を行った後、前記基準ページの候補に新たな基準ページの候補を追加して基準ページの候補の組み合わせを作成し、
    前記評価ステップによる評価が、前記基準ページ候補を追加する前の評価と変わらなければ、前記基準ページの候補の組合せから追加した前記基準ページ候補を削除する処理を、
    評価が高い順に全ての前記基準ページについて繰り返す
    ことを特徴とする請求項25に記載のセッション制御方法。
  28. 前記セッションの重要度の高い処理への到達率を2分類する基準到達率候補を設定し、前記基準到達率候補から基準到達率を下回る到達率のセッションを拒絶したときに購入処理への到達数が最大になる前記基準到達率を導出する基準レベル候補決定ステップと、
    前記基準レベル候補決定ステップから前記基準到達率候補を受け取り、前記基準到達率によって、前記ウェブサイトが受けた全てセッションを2分類することを一定時間続けて、セッションが分類間を移行する確率、各分類のセッションが重要度の高い処理に到達する確率、セッションが各分類に滞在する確率、各分類の単位時間あたりのセッション数を算出する分類ステップと、
    前記分類ステップによって算出された前記確率、前記単位時間あたりのセッション数に基づいて、前期基準到達率候補を下回るセッションを拒絶したときの購入処理への到達数を予測する到達率予測ステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のセッション制御方法。
  29. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるコンピュータ上で実行されるセッション制御プログラムであって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に対する傾向を算出する算出処理と、
    算出した前記重要度の高い処理に対する傾向を記憶手段に記憶する記憶処理と、
    前記セッションを制限するための基準を設定する設定処理と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージについて、前記重要度の高い処理に対する傾向を前記記憶手段から取得し、前記基準と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合処理を、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするセッション制御プログラム。
  30. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるコンピュータ上で実行されるセッション制御プログラムであって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージ毎に算出する到達率算出処理と、
    前記到達率を各ステージ毎に到達率記憶手段に記憶する到達率記憶処理と、
    セッションを制限するための基準となる到達率である基準到達率を設定する設定処理と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージに対応する前記到達率を前記到達率記憶手段から取得し、前記基準到達率と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合処理を、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするセッション制御プログラム。
  31. 前記照合処理で、
    前記到達率が前記基準到達率以上の場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記到達率が前記基準到達率より小さい場合、クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項30に記載のセッション制御プログラム。
  32. 前記到達率算出処理で、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージ毎に算出することを特徴とする請求項30に記載のセッション制御プログラム。
  33. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるコンピュータ上で実行されるセッション制御プログラムであって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージのリクエスト回数毎に算出する到達率算出処理と、
    前記到達率を各ステージのリクエスト回数毎に到達率記憶手段に記憶する到達率記憶処理と、
    セッションを制限するための基準となる到達率である基準到達率を設定する設定処理と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージにおけるリクエスト回数に対応する前記到達率を、前記到達率記憶手段から取得し、前記基準到達率と比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合処理を、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするセッション制御プログラム。
  34. 前記照合処理で、
    前記到達率が前記基準到達率以上の場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記到達率が前記基準到達率より小さい場合、クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項33に記載のセッション制御プログラム。
  35. 前記到達率算出処理で、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、前記ステージ毎にセッションの前記重要度の高い処理に到達する確率である到達率を各ステージのリクエスト回数毎に算出することを特徴とする請求項33に記載のセッション制御プログラム。
  36. ウェブサイトと、前記ウェブサイトにアクセスするクライアント端末にネットワークを介して接続されるコンピュータ上で実行されるセッション制御プログラムであって、
    ウェブサイトにおける重要度の高い処理への到達に影響が大きいページ基準ページとし、セッション開始のリクエストから前記基準ページヘのリクエスト前まで、又は前記基準ページへのリクエストから次の前記基準ページのリクエスト前までのシーケンスをステージとし、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出する占有率算出処理と、
    到達セッションを拒絶する割合が、制限しない到達セッションの割合を表す最低保証割合以上になる範囲で、最も多くの未達セッションを拒絶できるように、ステージ毎にリクエストの制限回数を設定する判定処理と、
    前記クライアント端末から受信した前記セッションのステージにおけるリクエスト回数を計数し、計数した前記リクエスト回数と前記制限回数を比較することにより、前記クライアント端末からの前記セッションを制限するか否かを判定する照合処理を、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするセッション制御プログラム。
  37. 前記照合処理で、
    前記リクエスト回数が、前記制限回数を超えない場合、前記ウェブサイトに前記セッションを転送し、前記リクエスト回数が前記制限回数を超える場合、前記クライアント端末に対して前記セッションが制限されたことを伝えるレスポンスメッセージを送信することを特徴とする請求項36に記載のセッション制御プログラム。
  38. 前記占有率算出処理で、
    前記ウェブサイトのアクセスログからセッション毎にリクエスト履歴を読み込み、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出することを特徴とする請求項36に記載のセッション制御プログラム。
  39. 前記ウェブサイトが提供するページから選択した前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組合せについて、最も評価の高い前記基準ページの候補又は組合せを選択する基準ページ候補決定処理と、
    前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組み合わせにアクセスした際のセッションの状態をステージとしたとき、各ステージにおけるリクエスト回数毎に前記重要度の高い処理に到達する到達セッションと到達しない未達セッションの割合を算出する統計処理と、
    前記到達セッションと到達しない未達セッションの割合に基づいて、前記基準ページの候補又は組み合わせによって、到達セッションと未達セッションをどの程度判別することができたかを評価する評価処理
    をさらに有することを特徴とする請求項30に記載のセッション制御プログラム。
  40. 前記評価処理は、
    前記基準ページの候補又は前記基準ページの候補の組み合わせにアクセスした際のセッションの状態をステージとしたとき、前記統計処理によって算出された到達セッションと到達しない未達セッションの割合からいくつかのセッションの到達率を予測し、到達率が分散しているほど基準ページの評価を高く設定することを特徴とする請求項39に記載のセッション制御プログラム。
  41. 前記基準ページ候補決定処理は、
    前記基準ページの候補について前記評価処理によって評価を行った後、前記基準ページの候補に新たな基準ページの候補を追加して基準ページの候補の組み合わせを作成し、
    前記評価処理による評価が、前記基準ページ候補を追加する前の評価と変わらなければ、前記基準ページの候補の組合せから追加した前記基準ページ候補を削除する処理を、
    評価が高い順に全ての前記基準ページについて繰り返す
    ことを特徴とする請求項39に記載のセッション制御プログラム。
  42. 前記セッションの重要度の高い処理への到達率を2分類する基準到達率候補を設定し、前記基準到達率候補から基準到達率を下回る到達率のセッションを拒絶したときに購入処理への到達数が最大になる前記基準到達率を導出する基準レベル候補決定処理と、
    前記基準レベル候補決定処理から前記基準到達率候補を受け取り、前記基準到達率によって、前記ウェブサイトが受けた全てセッションを2分類することを一定時間続けて、セッションが分類間を移行する確率、各分類のセッションが重要度の高い処理に到達する確率、セッションが各分類に滞在する確率、各分類の単位時間あたりのセッション数を算出する分類処理と、
    前記分類処理によって算出された前記確率、前記単位時間あたりのセッション数に基づいて、前期基準到達率候補を下回るセッションを拒絶したときの購入処理への到達数を予測する到達率予測処理と
    をさらに含むことを特徴とする請求項30に記載のセッション制御プログラム。
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