JP5342795B2 - 籠構造含有硬化性シリコーン共重合体及びその製造方法並びに籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を用いた硬化性樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents
籠構造含有硬化性シリコーン共重合体及びその製造方法並びに籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を用いた硬化性樹脂組成物及びその硬化物 Download PDFInfo
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Y−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y (1)
[但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たし、nは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示す。更に、Zは下記一般式(2)
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2]− (3)
[R4O1/2]b −[R1SiO3/2]n−[O1/2−R2 2SiO1/2]− (4)
(R4O1/2) − (5)
(R2 3SiO1/2) − (6)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよく、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれたいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であり、nは8〜14の数を示す。)]で表される構成単位を有することを特徴とする籠構造含有硬化性シリコーン共重合体である。
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2R4] (7)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基から選ばれ、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれ、R1、R2又はR4において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たす。更にnは8〜14の整数である。)で表されるアルコキシル基またはシラノール基含有籠型シロキサン化合物と、下記一般式(8)
R2 3Si−X (9)
(但し、R2は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであってもよい。また、Xは水酸基、水素原子、塩素原子又はアルコキシル基である)で表される化合物を縮合させることにより、下記一般式(1)
Y−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y (1)
[但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たし、nは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示す。更に、Zは下記一般式(2)
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2]− (3)
[R4O1/2]b −[R1SiO3/2]n−[O1/2−R2 2SiO1/2]− (4)
(R4O1/2) − (5)
(R2 3SiO1/2) − (6)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよく、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれ、a及びbは0〜3の数であり、nは8〜14の数を示す。)]で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることを特徴とする籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法である。
[(R5O)R2 2SiO1/2]a − [R1SiO3/2]n − [O1/2R5]b (7−1)
(ここで、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基から選ばれ、R5はメチル基またはエチル基から選ばれ、R1、R2又はR5において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であり、1≦ a + b ≦4の関係を満たす。更にnは8〜14の整数である。)
[R1SiO3/2]n (19)
で表される籠型シロキサン化合物と、下記一般式(20)
R2 2Si(OR5) 2 (20)
で表せるジアルコキシシランとを非極性溶媒下で塩基性触媒を用いて付加させることにより得ることができる(R1、R2及びR5は一般式(7-1)と同じである)。
[(R5O)R2 2SiO1/2]a − [R1SiO3/2]n − [O1/2R5]b (7−1)
(ここで、R1、R2、R5、及びnは前記と同じ。)
において、a+b=2であって、籠構造単位に2個のアルコキシル基を含有するアルコキシル基含有籠型シロキサン化合物の混合物として得られる。また、用いる籠型シロキサン化合物が混合物である場合、nの平均値に対してジアルコキシシランの添加量を調整することで籠構造単位当りのアルコキシル基の含有量を調整することができる。一方、ジアルコキシシランの添加量が籠型シロキサン化合物1モルに対して0.5〜2.0モルの範囲より多いと、籠構造を形成するシロキサン結合がより多く切断し、アルコキシル基の付加が起こるため籠構造が分解されてしまう。
[(HO)R2 2SiO1/2]a − [R1SiO3/2]n − [O1/2H]b (7−2)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基から選ばれ、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。またa及びbは0〜3の数であり、1≦ a + b ≦4を満たし、更にnは8〜14の整数である。)
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[OR4] (7)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基から選ばれ、R4は水素原子またメチル基又はエチル基から選ばれ、R1、R2又はR4において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たす。更にnは8〜14の整数である。)で表されるアルコキシル基またはシラノール基含有籠型シロキサン化合物を得ることができる。
Y1−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y1 (1-1)
{但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、R1に関しては1分子中の少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たし、nは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示す。更に、Zは下記一般式(2)
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2]− (3)
又は下記一般式(4)
[R4O1/2]b −[R1SiO3/2]n−[O1/2−R2 2SiO1/2]− (4)
又は下記一般式(5)
(R4O1/2) − (5)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよく、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれいずれかであり、a及びbは0〜3の数であり、nは8〜14の数で表される1価の基である。)]で表される構成単位を特徴とする籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることができる。
Y1−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y1 (1‐1)
[但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たす。更にnは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示し、Zは下記一般式(2)
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2]− (3)
[R4O1/2]b −[R1SiO3/2]n−[O1/2−R2 2SiO1/2]− (4)
(R4O1/2) − (5)
(但し、R1、R2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであっても良く、R4は水素原子、メチル基、エチル基から選ばれたいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であり、nは8〜14の数を示す。)}で表される構成単位を特徴とする籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることができる。
R2 3Si−X (9)
(但し、R2は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであってもよい。また、Xは水素原子、塩素原子又はアルコキシル基である)で表される化合物とを縮合させることにより、
Y2−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y2 (1‐2)
[但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たす。更にnは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示し、Zは下記一般式(2)
(R2 3SiO1/2) − (6)
(但し、R2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであっても良い1価の基である。)}で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体とすることもできる。
R2 3Si−OR5 (9−1)
(但し、R2は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであってもよい。また、R5はメチル基、エチル基又はプロピル基であって、互いに同じか異なるものであってもよい)の場合、一般式(1−1)で表される籠構造含有硬化性シリコーン共重合体うち末端のY1におけるR4が水素原子である籠構造含有硬化性シリコーン共重合体、すなわちシラノール末端籠構造含有硬化性シリコーン共重合体1モルに対して2〜100モルの範囲の上記一般式(9−1)で表されるアルコキシシランを触媒存在下、非極性溶媒とエーテル系溶媒のうち1つもしくは両方をあわせた溶媒中で脱アルコール縮合させることで、一般式(1‐2)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることができる。ここで、アルコキシシランの好ましい使用量については、一般式(1−1)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体1モルに対して、2〜30モルであるのがよい。なお、脱アルコール縮合の方法については一般式(1−1)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法において、一般式(7−2)で表せるシラノール基含有シロキサン化合物と一般式(8−2)で表せるジアルコキシシラン、またはα、ω−ジアルコキシシロキサンを脱アルコール縮合において例に挙げたものを用いることができる。
R2 3Si−H (9−2)
(但し、R2は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであってもよい。)の場合、一般式(1−1)で表される籠構造含有硬化性シリコーン共重合体うち末端のY1におけるR4が水素原子である籠構造含有硬化性シリコーン共重合体、すなわちシラノール末端籠構造含有硬化性シリコーン共重合体1モルに対して2〜100モルの範囲の上記一般式(9−2)で表されるハイドロジェンシランを触媒存在下、非極性溶媒とエーテル系溶媒のうち1つもしくは両方をあわせた溶媒中で脱水素縮合させることで、一般式(1−2)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることができる。ここで、ハイドロジェンシランの好ましい使用量については、一般式(1−1)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体1モルに対して、2〜30モルであるのがよい。なお、脱水素縮合の方法については一般式(1−1)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法において、一般式(7−2)で表されるシラノール基含有籠型シロキサン化合物と一般式(8−3)で表されるジハイドロジェンシラン、またはα,ω−ジハイドロジェンシロキサンを脱水素縮合させる例に挙げたものを用いることができる。
R2 3Si−Cl (9−3)
(但し、R2は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであってもよい。)の場合、一般式(1−1)で表される籠構造含有硬化性シリコーン共重合体うち末端のY1におけるR4が水素原子である籠構造含有硬化性シリコーン共重合体、すなわちシラノール末端籠構造含有硬化性シリコーン共重合体1モルに対して2〜100モルの範囲の上記一般式(9−2)で表されるクロロシランを触媒存在下、非極性溶媒とエーテル系溶媒のうち1つもしくは両方をあわせた溶媒中で脱水素縮合させることで、一般式(1‐2)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることができる。ここで、クロロシランの好ましい使用量については、一般式(1−1)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体1モルに対して、2〜30モルであるのがよい。なお、脱塩酸縮合の方法については一般式(1−1)で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法において一般式(7−2)で表されるシラノール基含有籠型シロキサン化合物と一般式(8−4)で表されるジクロロシラン、またはα,ω−ジクロロシロキサンを脱塩酸縮合させる例に挙げたものを用いることができる。
なお、以下で用いる略称の意味は次のとおりである。すなわち、Me:メチル基、Et:エチル基、Ph:フェニル基を意味する。
以下で示す合成例は特公昭40−15989号公報に記載された方法を使用したものであり、構造式 (C6 H5 SiO3/2 )8 を有する籠型オクタフェニルシルセスキオキサンの製造例である。反応容器にトルエン2500mlとフェニルトリクロロシラン525gを装入し、0℃に冷却した。水を適量滴下し、加水分解が完了するまで撹拌した。加水分解生成物を水洗後市販の30%ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキサイド溶液83mlを加え、この混合物を4時間還流温度に加熱した。次いで全体を冷却し、約96時間放置した。この時間経過後得られたスラリーを再び24時間還流温度に加熱し次いで冷却し濾過を行い、白色の粉末としてオクタフェニルシルセスキオキサン375gを得た。
[(EtO)MeRSiO1/2]1 − [PhSiO3/2]8 − [O1/2Et]1 (7−1A)
(但しRは3-メタクリロキシプロピル基である)
滴下ロートを備えた反応容器に2-プロパノール500ml、トルエン350ml、及び上記参考例1で得たアルコキシル基含有籠型シロキサン化合物(7−1A) 61.5g(47.5mmol)を装入した。反応溶液に2%塩酸1.4g(HCl:1mmol,H2O:105mmol)を室温で滴下し、室温で24時間撹拌した。反応溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和、水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することでシラノール基含有籠型シロキサン化合物Aを無色透明の粘性液体として53.5g、収率91%で得た。得られたシラノール基含有籠型シロキサン化合物AはGPC、及びNMR測定から下記式(7−2A)で表されることが確認された。
[(HO)MeRSiO1/2]1 − [PhSiO3/2]8 − [O1/2H]1 (7−2A)
(但しRは3-メタクリロキシプロピル基である)
本合成例は先に出願した特開2004-143449号公報に記載された方法を参考に使用したものであり、構造式 (H2C=CH-SiO3/2 )n を有する籠型ポリビニルシルセスキオキサンの製造例である。
反応容器に、トルエン750ml、2-プロパノール425ml、及び5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(TMAH水溶液)186gを装入した。トルエン125mlとビニルトリメトキシシラン251gの溶液を室温で反応容器へ撹拌しながら、3時間かけ滴下した。滴下終了後、室温で2時間撹拌後に攪拌を停止して1日静置した。反応溶液を10%クエン酸水溶液で中和した後、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水、濃縮することでビニルトリメトキシシランの加水分解重縮合物を103g得た。
[(EtO)Me2SiO1/2]1 − [H2C=CH-SiO3/2]10 − [O1/2Et]1 (7−1B)
滴下ロートを備えた反応容器に2-プロパノール200ml、トルエン170ml、及び参考例3で得たアルコキシル基含有籠型シロキサン化合物B 25.0g(27mmol)を装入し、反応溶液に水酸化テトラメチルアンモニウム6.5g(71.5mmol、25%のメタノール溶液として26g)、イオン交換水1.5g(83mmol)と2-プロパノール150mlの混合溶液を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応溶液にトルエン20mlを加え、撹拌し、続けて10%クエン酸水溶液で中和した後、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水、濃縮することでシラノール基含有籠型シロキサン化合物Bを21.2g、収率92%で得た。得られたシラノール基含有籠型シロキサン化合物BはGPC、及びNMR測定から下記式(7−2B)で表されることが確認された。
[(HO)Me2SiO1/2]1 − [H2C=CH-SiO3/2]10 − [O1/2H]1 (7−2B)
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、トルエン15ml、上記参考例1で得られたアルコキシル基含有籠型シロキサン化合物A(式7−1A)9.0g(7mmol)、及び水酸化テトラメチルアンモニウム4mg(0.044mmol、2.5%のメタノール溶液として153mg)を装入した。反応溶液を70℃で撹拌しながら、滴下ロートよりシラノール末端ポリジメチルシロキサン(DMS-S12:Mn(数平均分子量)=400−700:アズマックス株式会社)4.6gを3時間かけて滴下した。更に3時間撹拌後、室温まで冷却した。反応溶液を10%クエン酸水溶液で中和した後、水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Aを無色透明の粘性液体として12.5g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体AのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=96768であった。また1H-NMRよりフェニル基、メチル基、エトキシ基、及び3−メタクリロキシプロピル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、上記で得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Aは、一般式(1-1)においてR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8、m=52.5であると確認された。このうち、Zは上記一般式(2)においてR3がメチル基及びp=7.2であり、また、Y1は一般式(3)または一般式(4)または一般式(5)のR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8であり、R4がエチル基と水素であった。
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、トルエン15ml、ジメチルジエトキシシラン1.2g(8mmol)、水酸化テトラメチルアンモニウム4mg(0.044mmol、2.5%のメタノール溶液として153mg)を装入した。反応溶液を70℃で撹拌しながら、滴下ロートより上記参考例2で得られたシラノール基含有籠型シロキサン化合物A(式7−2A)8.6g(7mmol)をトルエン5mlに溶解した溶液を3時間かけて滴下した。更に3時間撹拌後、室温まで冷却した。反応溶液を10%クエン酸水溶液で中和した後、水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Bを無色透明の粘性液体として9.0g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体BのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=16708であった。また1H-NMRよりフェニル基、メチル基、エトキシ基、及び3−メタクリロキシプロピル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Bは、一般式(1-1)においてR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8、m=12.7であると確認された。このうち、Zは一般式(2)においてR3がメチル基及びp=1.1であり、Y1は一般式(3)または一般式(4)または一般式(5)のR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8であり、R4がエチル基と水素であった。
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、トルエン15ml、水素末端ポリジメチルシロキサン(DMS-H03:Mn=400−500:アズマックス株式会社)2.3g、N,N−ジエチルヒドロキシアミン364mg(4.1mmol)を装入した。反応溶液を撹拌しながら、滴下ロートより上記参考例2で得られたシラノール基含有籠型シロキサン化合物A(式7−2A)6.3g(5mmol)をトルエン5mlに溶解した溶液を1時間かけて滴下し、更に50℃で3時間撹拌した。その後、室温まで冷却し、反応溶液を10%クエン酸水溶液で中和した後、水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Bを無色透明の粘性液体として8.1g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体CのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=45213であった。また1H-NMRよりフェニル基、メチル基、及び3−メタクリロキシプロピル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Cは、一般式(1-1)においてR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8、m=26.8であることが確認された。このうち、Zは一般式(2)においてR3がメチル基及びp=6.1であり、Y1は一般式(3)または一般式(4)または一般式(5)のR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8であり、R4が水素であった。
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、メチルジクロロシラン1.96g、(17mmol)ピリジン16mlを装入した。反応溶液を撹拌しながら、滴下ロートより上記参考例2で得られたシラノール基含有籠型シロキサン化合物A(式7−2A)10.5g(8.5mmol)をピリジン77mLに溶解した溶液を1時間かけて滴下し、更に50℃で3時間撹拌した。その後、室温まで冷却し、トルエン100ml及び水50mlを加え、有機層と水層を分離した。有機層抽出後、これを蒸留水で3回、及び飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Dを無色透明の粘性液体として10.4g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体DのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=19228であった。また1H-NMRよりフェニル基、メチル基、及び3−メタクリロキシプロピル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Dは、一般式(1-1)においてR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8、m=13.9であることが確認された。このうち、Zは一般式(2)においてR3がメチル基と水素であってその比率がメチル基/水素=1/1であり、また、p=2であり、Y1は一般式(3)または一般式(4)または一般式(5)のR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8であり、R4が水素であった。
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、実施例4で得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Dを5.0gおよびピリジン16mlを装入した。反応溶液を撹拌しながら、滴下ロートよりジメチルビニルクロロシラン5.0g(42mmol)のTHF(20ml)溶液を室温で30分かけて滴下し、2時間撹拌した。2時間撹拌後、トルエン30mL及び蒸留水30mLを加え、有機層と水層を分離した。有機層抽出後、これを蒸留水で3回、及び飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Eを無色透明の粘性液体として4.8g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体EのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=19538であった。また1H-NMRよりフェニル基、メチル基、及び3−メタクリロキシプロピル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Eは、一般式(1-2)においてR1がフェニル基であり、R2がメチル基と3−メタクリロキシプロピル基であってその比率がメチル基/3−メタクリロキシプロピル基=1/1であり、a =1、b=1、n=8、m=139であることが確認された。このうち、Zは一般式(2)においてR3がメチル基及びp=2であり、Y2は一般式(6)のR2がメチル基とビニル基であってその比率がメチル基/ビニル基=2/1であった。
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、トルエン15ml、上記参考例3で得られたアルコキシル基含有籠型シロキサン化合物B(式7−1B)9.4g(10mmol)、及び水酸化テトラメチルアンモニウム4mg(0.044mmol、2.5%のメタノール溶液として153mg)を装入した。反応溶液を70℃で撹拌しながら、滴下ロートよりシラノール末端ポリジメチルシロキサン(DMS-S12:Mn(数平均分子量)=400−700:アズマックス株式会社)4.6gを3時間かけて滴下した。更に3時間撹拌後、室温まで冷却した。反応溶液を10%クエン酸水溶液で中和した後、水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Fを無色透明の粘性液体として12.3g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体FのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=45634であった。また1H-NMRよりメチル基、エトキシ基、及びビニル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Fは、一般式(1-1)においてR1がビニル基であり、R2がメチル基であり、a =1、b=1、n=10、m=34.5であることが確認された。このうち、Zは一般式(2)においてR3がメチル基、及びp=7.2であり、Y1は一般式(3)または一般式(4)または一般式(5)のR1がビニル基であり、R2がメチル基、a=1、b=1、n=8であり、R4がエチル基と水素であった。
窒素雰囲気下、滴下ロート及び冷却管を備えた反応容器に、ジメチルジクロロシラン2.2g、(17mmol)ピリジン16mlを装入した。反応溶液を撹拌しながら、滴下ロートより上記参考例4で得られたシラノール基含有籠型シロキサン化合物B(式7−2B)7.5g(8.5mmol)をピリジン77mLに溶解した溶液を1時間かけて滴下し、更に50℃で3時間撹拌した。その後、室温まで冷却し、新たに滴下ロートよりトリメチルクロロシラン4.3g(40mmol)のピリジン(20ml)溶液を室温で30分かけて滴下し、2時間撹拌した。2時間撹拌後、トルエン100mL及び蒸留水30mLを加え、有機層と水層を分離した。有機層抽出後、これを蒸留水で3回、及び飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Gを無色透明の粘性液体として7.1g得た。得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体GのGPCを測定した結果、重量平均分子量(Mw)=36098であった。また1H-NMRよりビニル基、メチル基に帰属されるシグナルが観測された。よって、得られた籠構造含有硬化性シリコーン共重合体Gは、一般式(1-2)においてR1がビニル基であり、R2がメチル基であり、a =1、b=1、n=10、m=35であることが確認された。このうち、Zは一般式(2)においてR3がメチル基、及びp=2であり、Y2は一般式(6)のR1がメチル基であった。
上記実施例1で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体A:100重量部、及び光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製イルガキュア184):1.0重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例2で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体B:100重量部、及び熱重合開始剤としてジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製パークミルD):5.0重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例3で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体C:100重量部、1,3-ジ(3-メタクリロキシプロピル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:50重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製イルガキュア184):1.5重量部、及び熱重合開始剤としてジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製パークミルD):5.0重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例4で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体D:100重量部、1,3,5,7-テトラメチル‐1,3,5,7-テトラビニルシクロテトラシロキサン:10重量部、白金-ビニルシロキサン錯体(アヅマックス株式会社製SIP6830.3)0.5重量部、及び光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製イルガキュア184):1.5重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例5で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体E:100重量部、1,3,5,7-テトラメチル‐1,3,5,7-テトラビニルシクロテトラシロキサン:20重量部、白金-ビニルシロキサン錯体(アヅマックス株式会社製SIP6830.3)0.5重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製イルガキュア184):1.5重量部、及び熱重合開始剤としてジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製パークミルD):5.0重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例6で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体F:100重量部、及び熱重合開始剤としてジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製パークミルD):10重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例7で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体G:100重量部、1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサン:160重量部、及び白金-ビニルシロキサン錯体(アヅマックス株式会社製SIP6830.3)1.5重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例7で得た籠構造含有硬化性シリコーン共重合体G:100重量部、1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサン:100重量部、白金-ビニルシロキサン錯体(アヅマックス株式会社製SIP6830.3)1.0重量部、及び熱重合開始剤としてジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製パークミルD):5.0重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
ジシクロペンタニルジアクリレート(共栄社化学(株)製ライトアクリレートDCP-A)100重量部、及び光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製イルガキュア184):2.0重量部を混合し、透明な硬化性樹脂組成物を得た。
上記実施例8〜15及び比較例1から得られた各硬化物の物性値と耐熱試験(230℃で3時間加熱)後の400nm透過率を分光光度計で測定した。結果を表1に示す。なお、弾性率、破断点伸度についてはJIS K 7127記載の引張試験条件(形状 100 x 25 x x0.4 mm、チャック間距離50mm、速度5mm/min)に準拠して測定し、平均値(n=5)で評価した。
Claims (7)
- 下記一般式(1)
Y−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y (1)
[但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たし、nは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示す。更に、Zは下記一般式(2)
(但し、R3は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R3は互いに同じか異なるものであってもよく、また、pは0〜30の数を示す。)で表される2価の基であり、Yは下記一般式(3)〜(6)から選ばれるいずれかの1価の基である。
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2]− (3)
[R4O1/2]b −[R1SiO3/2]n−[O1/2−R2 2SiO1/2]− (4)
(R4O1/2) − (5)
(R2 3SiO1/2) − (6)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよく、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれたいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であり、nは8〜14の数を示す。)]で表される構成単位を有することを特徴とする籠構造含有硬化性シリコーン共重合体。 - 下記一般式(7)
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2R4] (7)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基から選ばれ、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれ、R1、R2又はR4において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たす。更にnは8〜14の整数である。)で表されるアルコキシル基またはシラノール基含有籠型シロキサン化合物と、下記一般式(8)
(但し、R3は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R3は互いに同じか異なるものであってもよく、また、Xは水酸基、水素原子、塩素原子又はアルコキシル基であって、Xは互いに同じか異なるものであってもよく、更にpは0〜30の数を示す。)で表される化合物とを縮合反応させ、又は縮合反応させて得られた反応物に対して更に下記一般式(9)
R2 3Si−X (9)
(但し、R2は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R2は互いに同じか異なるものであってもよい。また、Xは水酸基、水素原子、塩素原子又はアルコキシル基である)で表される化合物を縮合させることにより、下記一般式(1)
Y−[Z−(O1/2−R2 2SiO1/2) a−(R1SiO3/2)n−(O1/2)b] m−Z−Y (1)
[但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよいが、1分子中に含まれるR1のうち少なくとも1つはビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基のいずれかである。また、a及びbは0〜3の数であって1≦ a + b ≦4の関係を満たし、nは8〜14の数を示し、mは1〜2000の数を示す。更に、Zは下記一般式(2)
(但し、R3は水素原子、ビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基又はオキシラン環を有する基であって、R3は互いに同じか異なるものであってもよく、また、pは0〜30の数を示す。)で表される2価の基であり、Yは下記一般式(3)〜(6)から選ばれるいずれかの1価の基である。
[(R4O)R2 2SiO1/2]a −[R1SiO3/2]n−[O1/2]− (3)
[R4O1/2]b −[R1SiO3/2]n−[O1/2−R2 2SiO1/2]− (4)
(R4O1/2) − (5)
(R2 3SiO1/2) − (6)
(但し、R1及びR2はビニル基、アルキル基、フェニル基、(メタ)アクリロイル基を有する基、アリル基、又はオキシラン環を有する基であって、R1又はR2において、各置換基は互いに同じか異なるものであってもよく、R4は水素原子、メチル基又はエチル基から選ばれ、a及びbは0〜3の数であり、nは8〜14の数を示す。)]で表される構成単位を有する籠構造含有硬化性シリコーン共重合体を得ることを特徴とする籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法。 - 一般式(7)で表されるアルコキシル基またはシラノール基含有籠型シルセスキオキサン化合物1モルに対して0.5〜10モルの範囲の一般式(8)で表される化合物を縮合反応させることを特徴とする請求項2記載の籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法。
- 一般式(7)で表されるアルコキシル基またはシラノール基含有籠型シルセスキオキサン化合物1モルに対して、0.5〜10モルの範囲の一般式(8)で表される化合物及び2〜100モルの範囲の一般式(9)で表される化合物を縮合反応させることを特徴とする請求項2記載の籠構造含有硬化性シリコーン共重合体の製造方法。
- 請求項1に記載の籠構造含有硬化性シリコーン共重合体に、ヒドロシリル化触媒又はラジカル開始剤のいずれか一方または両方を配合してなる硬化性樹脂組成物。
- 少なくとも1つのケイ素原子上に水素原子を有するヒドロシリル化可能な化合物、又は分子中に不飽和基を有する化合物のいずれか一方または両方を更に配合してなる請求項5記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項5又は6に記載の硬化性樹脂組成物を成形硬化して得られる成形体。
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