JP5219861B2 - 熱線高反射塗装物およびその塗装方法 - Google Patents
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Description
特許文献1の熱線高反射塗料組成物により形成される塗膜は、複合金属酸化物顔料により熱線を高い効率で反射し、温度上昇を抑制できる。また、該塗膜はシリケート化合物を含有していることで耐汚染性に優れており、塗膜表面が汚染されて反射率が低下することが抑制されるため、熱線の反射率を長期間維持できる。
そこで、環境面に配慮し、特許文献1の熱線高反射塗料組成物を水性塗料組成物とすることが考えられるが、この場合、水系塗料としたときのシリケート化合物の安定性が低く、該塗料組成物の貯蔵安定性は低下する。そのため、高い熱線反射性能とその持続性を有する塗装物を水性塗料組成物により得ることは困難である。
特許文献2には、該塗料組成物に使用される顔料については特段の記載はないが、白色顔料を用いた場合には、白色であること自体である程度の熱線反射性を有するため、得られた塗膜もある程度の熱線反射性を有すると考えられる。しかし、濃色系顔料を用いた場合には該塗料組成物から形成された塗膜は熱線反射性能を有することはなく、むしろ濃色系であるがゆえに熱線を吸収してしまうために、該塗料組成物から形成される塗膜を有する塗装物の温度上昇は大きな問題となる。
[1]被塗装物上に、塗膜層(X)と、該塗膜層(X)上に形成された塗膜層(Y)とを有する塗装物であって、前記塗膜層(X)は、ビスマス(以下、「Bi」という。)の酸化物とイットリウム(以下、「Y」という。)の酸化物の少なくとも一方の酸化物とマンガン(以下、「Mn」という。)の酸化物とを含有する複合金属酸化物顔料と、樹脂(x)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物から形成される層であり、前記塗膜層(Y)は、2個以上のヒドロキシ基を有する重合単位を全重合単位に対して10質量%以上含有する非フッ素系重合体と、樹脂(y)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物から形成される層であり、前記樹脂(x)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、前記樹脂(y)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする熱線高反射塗装物。
[2]前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である[1]に記載の熱線高反射塗装物。
[3]前記樹脂(x)の一部または全部がフッ素樹脂であり、かつ前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である[1]に記載の熱線高反射塗装物。
[4]前記非フッ素系重合体が、さらに前記2個以上のヒドロキシ基を除く架橋性官能基を有する重合単位を有する[1]〜[3]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物。
[5]前記塗膜層(Y)が、架橋剤により架橋されている[1]〜[4]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物。
[6]前記塗膜層(Y)が、さらに紫外線吸収剤を含有する[1]〜[5]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物。
[7]前記塗膜層(X)中の前記複合金属酸化物顔料の含有量が前記樹脂(x)の固形分に対して0.1質量%以上である[1]〜[6]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物。
[8]被塗装物上に、Biの酸化物とYの酸化物の少なくとも一方の酸化物とMnの酸化物とを含有する複合金属酸化物顔料と、樹脂(x)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物(X1)から形成される塗膜層(X)を形成し、該塗膜層(X)上に、2個以上のヒドロキシ基を有する重合単位を全重合単位に対して10質量%以上含有する非フッ素系重合体と、樹脂(y)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物(Y1)から形成される塗膜層(Y)を形成し、前記樹脂(x)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、前記樹脂(y)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする熱線高反射塗装物の塗装方法。
[9]前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である[8]に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
[10]前記樹脂(x)の一部または全部がフッ素樹脂であり、かつ前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である[8]に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
[11]前記非フッ素系重合体がさらに、前記2個以上のヒドロキシ基を除く架橋性官能基を有する重合単位を有する[8]〜[10]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
[12]前記塗料組成物(Y1)が、さらに架橋剤を含有する[8]〜[11]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
[13]前記塗料組成物(Y1)が、さらに紫外線吸収剤を含有する[8]〜[12]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
[14]前記塗料組成物(X1)中の前記複合金属酸化物顔料の含有量が前記樹脂(x)の固形分に対して0.1質量%以上である[8]〜[13]のいずれかに記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
また、本発明の塗装方法は水性の熱線高反射塗料組成物を使用するため、揮発性有機化合物(VOC)の放散がほとんどなく、塗装時の作業環境および地球環境に悪影響を及ぼさない。
さらに、本発明の塗装方法は、高い反射率で熱線を反射でき、かつ耐汚染性に優れるため汚染による反射率の低下を抑制して、熱線反射性能を長期間維持できる塗膜を有する熱線高反射塗装物を得ることができる。
本発明の熱線高反射塗装物(以下、「本塗装物」という。)は、被塗装物上に、塗膜層(X)と、該塗膜層(X)上に形成された塗膜層(Y)とを有する。
塗膜層(X)は、Biの酸化物とYの酸化物の少なくとも一方の酸化物とMnの酸化物とを含む複合金属酸化物顔料(以下、「複合顔料M」という。)と、樹脂(x)とを含有する塗料組成物から形成される層である。
塗膜層(Y)は、2個以上のヒドロキシ基を有する重合単位を全重合単位に対して10質量%以上含有する非フッ素系重合体と、樹脂(y)とを含有する塗料組成物から形成される層である。
被塗装物としては、特に限定はなく、たとえば、コンクリート、自然石、ガラス等の無機物;鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、真鍮、チタン等の金属;木材;プラスチック、ゴム等の合成有機材料等からなる被塗装物が挙げられる。被塗装物表面には、他の塗膜や接着剤層等が形成されていてもよい。また、被塗装物の材質は、有機無機複合材である繊維強化プラスチック、樹脂強化コンクリート、繊維強化コンクリート等であってもよい。また、太陽電池モジュール用の表面材料、バックシートにも用いることができる。
塗膜層(X)は、Biの酸化物とYの酸化物の少なくとも一方の酸化物とMnの酸化物とを含有する複合金属酸化物顔料と、樹脂(x)とを含有する塗料組成物から形成される層であり、被塗装物上に形成される。塗膜層(X)は、被塗装物の表面の片面の一部または全部に形成される層であり、被塗装物の太陽光が照射する表面に形成されることが好ましい。また、塗膜層(X)は、被塗装物の表面に、直接に、またはプライマー処理もしくは下塗り剤の塗布等の前処理により形成される層を介して形成されることが好ましく、後者により形成されることがより好ましい。すなわち、塗膜層(X)は、被塗装物表面に前処理を行い、該前処理を行った表面上に形成されることが好ましい。
複合顔料Mは、塗膜層(X)および塗膜層(Y)を有する塗膜に熱線反射性能を付与する役割を果たす。
複合顔料Mは、Biの酸化物とYの酸化物の少なくとも一方の酸化物とMnの酸化物とを含有する。すなわち、複合顔料Mは、Biの酸化物とYの酸化物とMnの酸化物を含有する態様、Biの酸化物とMnの酸化物を含有する態様、またはYの酸化物とMnの酸化物を含有する態様のいずれかである。
複合顔料Mは、BiとYの少なくとも一方と、Mnとの混合物を、700℃以上の焼成温度で焼成して得られる酸化物を使用することが好ましい。なお、複合顔料Mの原料として使用されるBi、Y、Mnは単体に限定されず、酸化物等の化合物であってもよい。
平均粒子径0.1μm〜30μmの条件を満たす複合顔料Mの市販品としては、たとえば、ブラック6303、ブラック6301(以上、アサヒ化成工業社製)が挙げられる。
顔料として複合顔料Mのみを使用する場合、塗膜層(X)中における複合顔料Mの含有量は、樹脂(x)の固形分に対して、0.1質量%以上であることが好ましく、0.1〜200質量%であることがより好ましく、10〜100質量%であることがさらに好ましい。複合顔料Mの前記含有量が0.1質量%以上であれば、充分な熱線反射効果が得られやすい。また、複合顔料Mの前記含有量が200質量%以下であれば、形成される塗膜の光沢が低下することを抑制しやすい。
他の着色顔料としては、たとえば、酸化チタン、べんがら、黄土、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ホワイトカーボン、微粉ケイ酸等の無機系顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドン、イソインドリノン、ベンズイミダゾロン、ジオキサジン等の有機系顔料が挙げられる。
ただし、熱線反射性能をより生かすという観点からは、本塗装物表面が濃色系の色調になるように、顔料組成を調整することが好ましい。具体的には、本塗装物表面のJIS Z 8729に規定された明度L*が5〜80となるように調整することが好ましく、10〜60となるように調整することがより好ましい。
塗膜層(X)は、複合顔料Mとともに樹脂(x)を含有する。
樹脂(x)としては、その一部または全部がフッ素樹脂であることが好ましい。フッ素樹脂を用いることにより、より良好な耐候性を有する塗膜が得られる。
フッ素樹脂としては、フルオロオレフィン系共重合体が好ましい。フルオロオレフィン系共重合体は、フルオロオレフィンと、フルオロオレフィンと共重合可能な他の共重合性単量体との共重合体である。
フルオロオレフィン系共重合体中のフルオロオレフィンに基づく重合単位の割合は、塗膜に充分な耐候性を与えやすい点から、20〜70モル%であることが好ましい。
アリルエーテルとしては、たとえば、エチルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテル等のアルキルアリルエーテルが挙げられる。
カルボン酸アリルエステルとしては、たとえば、前記カルボン酸のアリルエステルが挙げられる。
オレフィンとしては、たとえば、エチレン、プロピレン、イソブチレンが挙げられる。
他の共重合性単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
樹脂(x)への該架橋性官能基の導入方法としては、予め架橋性官能基を有する単量体を共重合させる方法が挙げられる。樹脂(x)に該架橋性官能基を導入する単量体は、後述する単量体(β1)と同じ単量体が挙げられる。
双性イオンを有する単量体としては、たとえば、ホスホリルコリン基含有(メタ)アクリレートが挙げられる。
シアノ基を有する単量体としては、たとえば、(メタ)アクリロニトリル、クロトンニトリル、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、2−シアノプロピル(メタ)アクリレート、3−シアノプロピル(メタ)アクリレート、ケイ皮酸ニトリルが挙げられる。
また、架橋性官能基を導入する単量体としては、単量体(β1)で挙げた単量体の他に、架橋性官能基を有するビニルエーテル類、アリルエーテル類、ビニルエステル類、アリルエステル類も好ましい。
ヒドロキシ基を有する単量体としては、例えば、後述の単量体(β1−3)で挙げる単量体、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、シクロヘキサンジオールモノビニルエーテル等のヒドロキシアルキルビニルエーテル類;2−ヒドロキシエチルアリルエーテル、4−ヒドロキシブチルアリルエーテル等のヒドロキシアルキルアリルエーテル類;ヒドロキシエチルビニルエステル、ヒドロキシブチルビニルエステル、2−ヒドロキシエチルルクロトン酸ビニル、4−ヒドロキシブチルクロトン酸ビニル等のヒドロキシアルキルビニルエステル類;2−ヒドロキシエチルアリルエステル、4−ヒドロキシブチルアリルエステル等のヒドロキシアルキルアリルエステル類が挙げられる。
また、その他の架橋性官能基を有する単量体としては、グリシジルビニルエーテル、グリシジルアリルエーテル、アミノプロピルエーテルなどのビニルエーテル、アリルエーテル類が挙げられる。
塗膜層(X)は、必要に応じて、微粒子状の充填剤、添加剤等を含んでいてもよい。
添加剤としては、水性塗料に通常用いられる添加剤を用いることができ、たとえば、着色剤、造膜助剤、増粘剤、可塑剤、消泡剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、ハジキ防止剤、皮バリ防止剤、顔料分散剤、シランカップリング剤等の慣用の添加剤が挙げられる。
微粒子状の充填剤としては、断熱性を付与できる中空球状体が一般に使用されている。
中空球状体は、その材質により、無機質バルーン、樹脂バルーン等が知られている。具体的には、ガラスバルーン、シラスバルーン、アルミナバルーン、ジルコニアバルーン、アルミノシリケートバルーン等が挙げられる。
塗膜層(X)の厚さが5μm以上であれば、隠蔽性や耐候性がより良好になる。また、塗膜層(X)の厚さが100μm以下であれば、タレ等の施工上の弊害が発生しにくい。
塗膜層(Y)は、塗膜層(X)上に形成される層である。塗膜層(Y)は、2個以上のヒドロキシ基を有する重合単位(以下、単位(a)という。)を全重合単位に対して10質量%以上含有する非フッ素系重合体(以下、「非フッ素系重合体A」という。)と樹脂(y)を含有した塗料組成物から形成される。非フッ素系樹脂とは、フッ素原子を有さない重合体である。
(非フッ素系重合体A)
非フッ素系重合体Aは、塗膜層(X)および塗膜層(Y)を有する塗膜に耐汚染性を付与する役割を果たす。
非フッ素系重合体Aは、単位(a)を有し、必要に応じて単位(a)以外の重合単位(以下、「単位(b)」という。)を有していてもよい。
R1は、耐汚染性に優れる点から、炭素数1〜100の有機基であることが好ましく、炭素数1〜20の有機基であることがより好ましい。R1が2個以上含まれる場合は同一であっても異なっていてもよい。さらに、R1には、ヒドロキシ基以外の官能基や、窒素原子、塩素原子、フッ素原子等の他の原子が含まれていてもよい。
単量体(α−1):3官能以上のポリオール化合物または糖類と(メタ)アクリル酸等とのエステル。
単量体(α−2):アミノ基を有する2官能以上のポリオール化合物またはアミノ基を有する糖類と(メタ)アクリル酸等とのアミド。
糖類としては、たとえば、グルコース、マンノース、ガラクトース、グロース、フルクトース、D−リボース等の単糖類、該単糖類から誘導されるグルコシド類、ガラクトシド類もしくはフルクトシド類、さらにはそれらの二量体、三量体が挙げられる。
アミノ基を有する2官能以上のポリオール化合物としては、たとえば、3−アミノ−1,2−プロパンジオールが挙げられる。
アミノ基を有する糖類としては、たとえば、D−グルコサミンが挙げられる。
単位(a)は1種であってもよく、2種以上であってもよい。
単位(b)の少なくとも1種は、2個以上のヒドロキシ基を除く、架橋性官能基を有する重合単位(以下、「単位(b1)」という。)であることが好ましい。また、単位(b)における単位(b1)以外の単位としては、単位(a)以外でかつ単位(b1)以外の重合単位、すなわちヒドロキシ基や架橋性官能基を有さない重合単位(以下、「単位(b2)」という。)が挙げられる。単位(b)としては、単位(b1)または単位(b2)のいずれか1つであってもよく、単位(b1)と単位(b2)の併用であってもよい。
単位(b1)を与える重合性単量体(以下、「単量体(β1)」という。)としては、架橋反応に一般的に用いられる架橋性官能基を有する単量体が挙げられる。単量体(β1)の具体例としては、下記の単量体が挙げられる。
単量体(β1−1):アルデヒド性カルボニル基を有する単量体。
単量体(β1−2):ケトン性カルボニル基を有する単量体。
単量体(β1−3):1個のヒドロキシ基を有する単量体。
単量体(β1−4):カルボキシ基を有する単量体もしくはその塩。
単量体(β1−5):スルホ基を有する単量体もしくはその塩。
単量体(β1−6):リン酸残基を有する単量体もしくはその塩。
単量体(β1−7):エポキシ基を有する単量体。
単量体(β1−8):アミノ基を有する単量体もしくはその塩。
単量体(β1−9):オキサゾリン残基を有する単量体。
単量体(β1−10):アミド基を有する単量体。
単量体(β1−11):アルコキシ基を有する単量体。
単量体(β1−12):加水分解性シリル基を有する単量体。
ただし、単量体(β1−1)および単量体(β1−2)におけるカルボニルとは、それぞれアルデヒドおよびケトンを表し、エステル、アミド、カルボキシは除く。
β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−ジアルキルプロパナール類としては、たとえば、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−ジメチルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−ジエチルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−ジプロピルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α−メチル−α−ブチルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α,β−トリメチルプロパナールが挙げられる。
さらに、単量体(β1−2)は活性メチレン部位を有する単量体であってもよい。該単量体としては、たとえば、アリルアセトアセテート、2−アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレート、2−(アセトアセトキシ)プロピル(メタ)アクリレート、3−(アセトアセトキシ)プロピル(メタ)アクリレート、2−(アセトアセトキシ)ブチル(メタ)アクリレート、3−(アセトアセトキシ)ブチル(メタ)アクリレート、4−(アセトアセトキシ)ブチル(メタ)アクリレートが挙げられる。
また、単量体(β1−3)はポリオキシアルキレン鎖(以下、「POA鎖」という。)を有し、かつ、末端がヒドロキシ基である単量体であってもよく、たとえば、CH2=CHOCH2C6H10CH2O(C2H4O)kH(kは1〜100の整数である。以下同じ。)、CH2=CHOC4H8O(C2H4O)kH、CH2=CHCOOC2H4O(C2H4O)kH、CH2=C(CH3)COOC2H4O(C2H4O)kH、CH2=CHCOOC2H4O(C2H4O)m(C3H6O)nH(mは0または1〜100の整数であり、nは1〜100の整数であり、m+nは1〜100である。以下同じ。)、CH2=C(CH3)COOC2H4O(C2H4O)m(C3H6O)nHが挙げられる。
POA鎖を有し、かつ、末端がヒドロキシ基である単量体(β1−3)の市販品としては、たとえば、PE−90、PE−200、PE−350、AE−400、PP−500、PP−800、PP−1000、AP−400、50PEP−300、70PEP−350B(以上、日本油脂社製)が挙げられる。
単量体(β1−5)としては、たとえば、ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−ヒドロキシアリルオキシ−1−プロパンスルホン酸、スルホエトキシアクリレート、スルホエトキシメタクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、もしくはそれらの塩が挙げられる。
単量体(β1−6)としては、たとえば、リン酸2−アクリロイルオキシエチルエステル、リン酸2−メタクリロイルオキシエチルエステル、もしくはそれらの塩が挙げられる。
単量体(β1−8)としては、たとえば、2−N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−N−エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アリルアミン、もしくはそれらの塩が挙げられる。
単量体(β1−9)としては、たとえば、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリンが挙げられる。
単量体(β1−10)としては、たとえば、(メタ)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドが挙げられる。
また、単量体(β1−11)は、POA鎖を有し、かつ末端がアルコキシ基である単量体であってもよい。たとえば、CH2=CHOCH2C6H10CH2O(C2H4O)kCH3(kは1〜100の整数である。以下同じ。)、CH2=CHOC4H8O(C2H4O)kCH3、CH2=CHCOOC2H4O(C2H4O)kCH3、CH2=C(CH3)COOC2H4O(C2H4O)kCH3、CH2=CHCOOC2H4O(C2H4O)m(C3H6O)nCH3(mは0または1〜100の整数であり、nは1〜100の整数であり、m+nは1〜100である。以下同じ。)、CH2=C(CH3)COOC2H4O(C2H4O)m(C3H6O)nCH3が挙げられる。
POA鎖を有し、かつ末端がアルコキシ基である単量体(β1−11)の市販品としては、たとえば、M−20G、M−40G、M−90G、M−230G、AM−90G(以上、新中村化学工業社製)、PME−100、PME−200、PME−400(以上、日本油脂社製)が挙げられる。
非フッ素系重合体Aが有する単位(b1)は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
単量体(β2−1):炭化水素系オレフィン類。
単量体(β2−2):ビニルエーテル類。
単量体(β2−3):イソプロペニルエーテル類。
単量体(β2−4):アリルエーテル類。
単量体(β2−5):ビニルエステル類。
単量体(β2−6):アリルエステル類。
単量体(β2−7):アルキル(メタ)アクリル酸エステル類。
単量体(β2−8):芳香族ビニル化合物。
単量体(β2−9):クロロオレフィン類。
単量体(β2−10):共役ジエン類。
単量体(β2−11):多官能重合性二重結合を有する化合物。
単量体(β2−2)としては、たとえば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、n−ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、イソヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、4−メチルー1−ペンチルビニルエーテル等の鎖状アルキルビニルエーテル類、シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等の脂環状アルキルビニルエーテル類、フェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル等の芳香族基含有ビニルエーテル類が挙げられる。
単量体(β2−4)としては、たとえば、エチルアリルエーテル、シクロヘキシルアリルエーテルが挙げられる。
単量体(β2−5)としては、たとえば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、オクタン酸ビニル、バーサティック酸ビニル、オクタデカン酸ビニルが挙げられる。
単量体(β2−7)としては、たとえば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、3−メチルブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチル−n−ヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートが挙げられる。
単量体(β2−9)としては、たとえば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、塩化イソプロペニル、塩化アリルが挙げられる。
単量体(β2−11)としては、たとえば、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、アリル(メタ)アクリレート、イソフタル酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、トリアリルトリメリテート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコール(メタ)ジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートが挙げられる。
単位(b2)は1種であってもよく、2種以上であってもよい。
前記合成における溶媒としては、水または水溶性の溶媒が好ましい。たとえば、水、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブチルアルコール、2−メチル−1−プロパノール、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセロール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−エトキシエチルアセテート、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、メチルアセテート、エチルアセテート、2,2−ジクロロジエチルエーテル、クロロプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、1,4−ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ホルムアミド、アセトニトリルが挙げられる。
該溶媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。溶媒は、重合安定性、溶媒置換の容易性の点から、メタノールまたはアセトンが好ましい。
無機過酸化物としては、たとえば、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、過炭酸塩が挙げられる。
アゾ化合物としては、たとえば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩が挙げられる。
メルカプタン類としては、たとえば、n−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、tert−ブチルメルカプタン、チオグリコール酸エチル、チオグリコール酸2−エチルヘキシルが挙げられる。
ハロゲン化アルキル類としては、たとえば、クロロホルム、四塩化炭素、四臭化炭素が挙げられる。
該連鎖移動剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
特に好ましい塗膜層(Y)は、非フッ素系重合体Aおよび樹脂(y)が、ともに架橋剤Bにより架橋されている層である。
架橋剤B1:アミノ樹脂。
架橋剤B2:ポリイソシアナート化合物。
架橋剤B3:2個以上のヒドラジノ基を有する化合物。
架橋剤B4:ポリカルボジイミド化合物。
架橋剤B5:2個以上のエポキシ基を有する化合物。
架橋剤B6:2個以上のオキサゾリン残基を有する化合物。
架橋剤B7:2個以上のアジリジン残基を有する化合物。
架橋剤B8:多価金属類。
架橋剤B9:2個以上のアミノ基を有する化合物。
架橋剤B10:ポリケチミン。
架橋剤B11:2個以上のカルボキシ基を有する化合物。
架橋剤B12:酸無水物。
架橋剤B13:2個以上のメルカプト基を有する化合物。
架橋剤Bは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
架橋剤B2としては、たとえば、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート等のポリイソシアナート化合物、メチルトリイソシアナートシラン等のイソシアナートシラン化合物、またはこれらの縮合物もしくは多量体、またはこれらの水分散タイプ、フェノール等のブロック化剤でイソシアナート基をブロックしたブロック化ポリイソシアナート化合物が挙げられる。特に無黄変タイプのポリイソシアナート化合物が好ましい。
ジヒドラジドとしては、たとえば、カルボヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、ヘプタン二酸ジヒドラジド、オクタン二酸ジヒドラジド、ノナン二酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、ヘキサデカン二酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、1,4−ナフトエ酸ジヒドラジド、2,6−ナフトエ酸ジヒドラジド、4,4’−ビスベンゼンジヒドラジド、2,6−ピリジンジヒドラジド、1,4−シクロヘキサンジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、イミノジ酢酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジドが挙げられる。
多官能ヒドラジドとしては、たとえば、エチレンジアミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、クエン酸トリヒドラジド、シクロヘキサントリカルボン酸トリヒドラジド、トリメリット酸トリヒドラジド、ピロメリット酸トリヒドラジド、ピロメリット酸テトラヒドラジド、1,4,5,8−ナフトエ酸テトラヒドラジド、アルキル(メタ)アクリレートのオリゴマー等のアルキルオキシカルボニル基を含有するオリゴマーとヒドラジンとの反応物が挙げられる。
多官能セミカルバジドとしては、たとえば、ポリイソシアナートとヒドラジンとの反応物が挙げられる。
架橋剤B5としては、たとえば、グリセロールポリグリシジルエーテル化合物が挙げられる。
架橋剤B6としては、たとえば、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン等の重合性単量体の共重合体を挙げることができる。
架橋剤B8としては、たとえば、塩化亜鉛、塩化亜鉛アンモニウム、硝酸亜鉛、炭酸亜鉛、硫酸亜鉛、クロム酸およびその塩、重クロム酸およびその塩、ジイソプロポキシチタニウムビスアセチルアセトン、硫酸アルミニウム、トリアセチルアルミニウム、硝酸ジルコニル、酢酸ジルコニル、炭酸ジルコニルアンモニウム、フッ化ジルコニウムカリウム、フッ化ジルコニウムアンモニウムが挙げられる。
脂肪族ポリアミン類としては、たとえば、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ジシアンジアミンが挙げられる。
脂環族ポリアミン類としては、たとえば、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、N−3−アミノプロピルシクロヘキシルアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、1,4−ビス(エチルアミノ)シクロヘキサンが挙げられる。
芳香族ポリアミン類としては、たとえば、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、4−(1−アミノエチル)アニリン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタンが挙げられる。
複素環式ポリアミン類としては、たとえば、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンが挙げられる。
脂肪族ジカルボン酸類としては、たとえば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、酒石酸、リンゴ酸、イミノジ酢酸が挙げられる。
脂環族ジカルボン酸類としては、たとえば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸が挙げられる。
芳香族カルボン酸類としては、たとえば、フタル酸、テレフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が挙げられる。
3官能以上のポリカルボン酸類としては、たとえば、クエン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、エチレンジアミン四酢酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸が挙げられる。
架橋剤B13としては、たとえば、脂肪族ジメルカプト化合物、芳香族ジメルカプト化合物等が挙げられる。
脂肪族ジメルカプト化合物としては、たとえば、1,6−ジメルカプトヘキサン、ジメルカプトジエチルエーテル、トリグリコールジメルカプタン、ビス−(2−メルカプトエチル)サルファイド等の脂肪族ジメルカプト化合物が挙げられる。
芳香族ジメルカプト化合物としては、たとえば、3,4−ジメルカプトトルエン、ビス(4−メルカプトフェニル)サルファイド、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、4−tert−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリメルカプト−1,3,5−トリアジンが挙げられる。
たとえば、架橋剤Bとして架橋剤B2を用いる場合は、硬化促進剤として錫化合物等を使用できる。錫化合物としては、たとえば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジ(マレイン酸モノエステル)、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジ(マレイン酸モノエステル)、ジブチル錫ジアセテートが挙げられる。
架橋剤Bとして架橋剤B1を用いる場合は、N,N−ジメチルエチルスルファメートを使用できる。
オキサゾリン基と架橋剤B11の架橋反応においては、リン酸水素二アンモニウムを使用できる。
塗膜層(Y)は、非フッ素系重合体Aとともに樹脂(y)を含有する。樹脂(y)の例としては、樹脂(x)で挙げた樹脂と同じ樹脂が挙げられ、好ましい態様も同じである。
すなわち、樹脂(y)の一部または全部は、フッ素樹脂であることが好ましい。フッ素樹脂を用いることにより、より良好な耐候性を有する塗膜層(Y)が形成される。樹脂(y)は、フッ素樹脂を用いる場合においても、フッ素樹脂以外の樹脂を用いる場合においても、樹脂(x)と同一の樹脂を用いてもよく、異なる樹脂を用いてもよく、同一の樹脂を用いることが好ましい。
塗膜層(Y)は、さらに紫外線吸収剤が含有されていることが好ましい。紫外線吸収剤は、紫外線による複合顔料Mの劣化を抑え、熱線の反射性能の低下を抑制する。
紫外線吸収剤としては、たとえば、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、ベンゾフェノン系、ヒドロキシフェニルトリアジン系、またはシュウ酸アニリド系の紫外線吸収剤が挙げられる。
紫外線吸収剤の含有量が0.1質量%以上であれば、複合顔料Mの劣化を防ぐ効果が得られやすい。また、紫外線吸収剤の含有量が20質量%以下であれば、塗膜が着色したり、塗膜が軟化したりすることを抑制しやすい。
塗膜層(Y)の厚さが5μm以上であれば、隠蔽性および耐候性が得られやすい。また、塗膜層(Y)の厚さが100μm以下であれば、タレ等の施工上の弊害が発生しにくい。
WA’=γSW+γWO−γSO
(ただし、γSWは塗膜表面と水との界面張力(J/m2)、γWOは水とオクタンとの界面張力(J/m2)、γSOは塗膜表面とオクタンとの界面張力(J/m2)を表す。)。
WA’=C(1+cosθ)
(ただし、Cは水の表面張力の極性成分であり、C=0.051(J/m2)である。)。
θは0〜180°で変化し得るので、WA’は0〜10.2×10−2(J/m2)の範囲で変化する。WA’が小さい程、水中においてオクタンを塗膜表面から引き離すエネルギーが少なくて済むことを意味しているので、耐汚染性が良好であると考えられる。耐汚染性を発揮するには、水中におけるオクタンの脱離仕事は2.0×10−2J/m2未満であることが好ましく、1.5×10−2J/m2未満であることがより好ましい。
また、本塗装物は、複合顔料Mを用いることにより、酸化クロムを用いずに高い熱線反射性能を実現しているため、環境汚染がさらに低減されている。
本塗装物の塗装方法は、被塗装物上に、塗料組成物(X1)から形成される塗膜層(X)を形成し、つぎに、塗膜層(X)上に塗料組成物(Y1)から形成される塗膜層(Y)を形成することを特徴とする方法である。
塗料組成物(X1)は、塗膜層(X)を形成させる塗料組成物、塗料組成物(Y1)は、塗膜層(Y)を形成させる組成物であり、それぞれ、塗膜層(X)および塗膜層(Y)に含有させる各必須成分を含む塗布用組成物である。
溶剤としては、一般に塗料用の溶剤として使用できるものが挙げられ、たとえば、トルエン、キシレン、エクソンモービル社製ソルベッソ100、エクソンモービル社製ソルベッソ150等の石油系混合溶剤;ミネラルスピリット等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類が挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
塗料組成物(Y1)の各成分の配合順序に限定はなく、非フッ素系重合体Aの硬化促進剤を添加する場合は、前記硬化促進剤を予め非フッ素系重合体Aに添加しておくことが好ましい。また、樹脂(y)と非フッ素系重合体Aを水と混合してから塗布するまでの時間が長い場合は、塗料組成物(Y1)を塗布する直前に硬化促進剤を配合することが好ましい。
また、塗料組成物(X1)および塗料組成物(Y1)の硬化の方式には特に限定はなく、熱硬化型、熱可塑型、常温乾燥型、常温硬化型等の種々の硬化方式を用いることができる。
また、本発明の塗装方法は、水性の塗料組成物を用いて形成できるため、VOCの放散による作業環境および地球環境への悪影響が低減されている。また、該水性塗料組成物は、水と反応して貯蔵安定性を低下させるシリケート化合物の代わりに非フッ素系重合体Aを用いているため、水性であっても貯蔵安定性に優れる。また、改修時において他の水性塗料との重ね塗りも容易に行うことができる。
[基材]
本実施例では基材として、クロメート処理された縦140mm×横240mm×厚さ0.5mmのアルミ板に、下塗り剤(塗布量0.15kg/m2)と中塗り剤(塗布量0.13kg/m2)とを順次塗布した基材を用いた。
下塗り剤としては、ボンエポコート55MP、白色(AGCコーテック社製、エポキシ樹脂塗料)を用いた。中塗り剤としては、ボンフロン水性W#1500中塗白色(AGCコーテック社製、アクリル樹脂エマルション塗料)を用いた。
クロロトリフルオロエチレン、シクロヘキシルビニルエーテル、エチルビニルエーテルおよびヒドロキシアルキルビニルエーテルの共重合体である水性フッ素樹脂エマルションFE−4200(旭硝子社製、ヒドロキシ基含有フルオロオレフィン系共重合体、60.0g)に、消泡剤としてSNデフォーマー381(サンノプコ社製、0.48g)、水(11.34g)、および増膜助剤としてEHG(日本乳化剤社製、4.52g)を加えた。
次に、ブラック6301(アサヒ化成工業社製、Mn、Bi複合酸化物顔料、Mn含有量29質量%、平均粒径1.1μm)の水性分散体としてAQ−E1990(レジノカラー工業社製、顔料濃度60質量%、21.8g)を加えてディスパーを用いて充分に攪拌を行ってエナメル塗料1を得た。
顔料の平均粒径は、レーザー回折粒度分布測定装置(HORIBA LA−920)により測定した。
前記水性フッ素樹脂エマルションFE−4200(60.0g)に、消泡剤として前記SNデフォーマー381(0.20g)、水(14.4g)、増膜助剤として前記EHG(5.16g)を加えた。次に、カーボンブラックの水性分散体としてPSMブラックC(御国色素社製:顔料濃度25質量%、8.2g)を加えてディスパーを用いて充分に攪拌を行ってエナメル塗料2を得た。
前記水性フッ素樹脂エマルションFE−4200(60.0g)に、消泡剤として前記SNデフォーマー381(0.48g)、水(11.34g)、増膜助剤として前記EHG(4.52g)、紫外線吸収剤としてUvinul3039(BASF社製、1.60g)を加えた。さらに、非フッ素系重合体AとしてGLM(グリセリンモノメタクリレート)75質量%と、PME−400(メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート)15質量%と、DAAM(ジアセトンアクリルアミド)10質量%とからなる非フッ素系重合体a、6.61gと、架橋剤Bとしてアジピンサンヒドラジド(大塚化学社製)の10質量%水溶液(2.45g)を加え、ディスパーを用いて充分に攪拌を行ってクリヤー塗料1を得た。
前記水性フッ素樹脂エマルションFE−4200(60.0g)に、消泡剤として前記SNデフォーマー381(0.48g)、水(11.34g)、増膜助剤として前記EHG(4.52g)、紫外線吸収剤として前記Uvinul3039(1.60g)を加えた。さらに、低汚染化剤としてMKCシリケートMS56S(三菱化学社製、8.65g)を加え、ディスパーを用いて充分に撹拌を行ってクリヤー塗料2を得た。
[貯蔵安定性]
製造例3および4で得られるクリヤー塗料を、密閉可能なガラスビンに採取し、3日後に攪拌棒で塗料の状態を確認する。貯蔵安定性は以下の基準に従って評価した。
○:塗料がゲル化しなかった。
×:塗料がゲル化した。
貯蔵安定性の評価を表1に示す。
[実施例1]
スプレー塗装にて、基材上に製造例1で得られるエナメル塗料1を膜厚30±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%下にて1日間養生を行い、さらにスプレー塗装にて、製造例3で得られるクリヤー塗料1を膜厚25±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%下にて7日間養生を行って試験体を得た。
スプレー塗装にて、基材上に製造例1で得られるエナメル塗料1を膜厚30±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%下にて7日間養生を行って試験体を得た。
スプレー塗装にて、基材上に製造例2で得られるエナメル塗料2を膜厚30±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%下にて1日間養生を行い、さらにスプレー塗装にて、製造例3で得られるクリヤー塗料1を膜厚25±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%下にて7日間養生を行って試験体を得た。
スプレー塗装にて、基材上に製造例1で得られるエナメル塗料1を膜厚30±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%下にて1日間養生を行った。さらに製造例4で得られるクリヤー塗料2をスプレー塗装することを試みた。
(塗装性)
クリヤー塗料の塗装性は、以下の基準に従って評価した。
○:クリヤー塗料がゲル化せず容易に塗装できた。
×:クリヤー塗料がゲル化して塗装できなかった。
スプレー塗装により、実施例および比較例で得られる塗料組成物を基材上に膜厚30±10μmとなるように塗布し、気温23℃、相対湿度60%にて7日間養生を行い、試験体を得た。次に、該試験体について、赤外線ランプを10分間照射するときの塗膜の温度を以下の手順で測定した。
まず、試験体表面の中央部に熱電対を設置した。また、試験体表面から60cmのところに赤外線ランプを設置した。該赤外線ランプを10分間点灯してから消灯した。そして、赤外線ランプの点灯開始から消灯の5分後までの15分間、熱電対を用いて試験体表面の温度を連続的に測定した。15分間の測定結果における最も高い温度を温度T1とし、T1が45℃以下であれば「○」、45℃を超えていれば「×」とした。
各該試験体について、防汚試験に準じて促進汚れ付着を行い、汚染後温度T2を以下の手順で測定する。
(1)汚れ物質として、顔料用カーボンブラック(デッグサ社製、粒径0.002〜0.028μm)5質量%に脱イオン水95質量%をよく混ぜて懸濁液を作製した。
(2)前記懸濁液に、ガラスビーズ(直径2mm)を該懸濁液の容積の1/3程度加え、撹拌機を用いて回転数2500rpmで撹拌し、ガラスビーズを取り除いてカーボンブラック懸濁液を分離した。
(3)前記カーボンブラック懸濁液を約200g/m2で試験体表面に吹き付け、該試験体表面に水道水を流しながら、ガーゼを該試験体表面にて縦、横、縦の順で移動させ、汚れ物質を軽く洗い落とし、汚れ試験体を得る。
(4)前記初期温度T1の測定における試験体を汚れ試験体に代える以外は、初期温度T1の測定と同様の方法で汚れ試験体表面の温度を連続的に測定し、測定する15分間における最も高い温度を汚染後温度T2とし、T2が45℃以下であれば「○」、45℃以上であれば「×」とする。
JIS K5600−7−8の促進耐候性試験(紫外線蛍光ランプ法)記載のタイプ1 UVB313に準拠した促進耐候性試験を実施し、目視による外観観察により以下の基準に基づいて評価した。
○:外観上の変化がなかった。
△:外観上、若干の変色が見られた。
×:外観上、著しい変色が見られた。
初期温度T1、汚染後温度T2および耐候性の評価を表3に示す。
また、複合顔料Mを用いていない比較例2では、初期温度T1が低く熱線反射性能が劣っていた。
また、非フッ素系重合体Aの代わりにシリケート化合物を用いたクリヤー塗料2を用いた比較例3では、塗料がゲル化して塗装することが困難であった。
Claims (14)
- 被塗装物上に、塗膜層(X)と、該塗膜層(X)上に形成された塗膜層(Y)とを有する塗装物であって、
前記塗膜層(X)は、ビスマスの酸化物とイットリウムの酸化物の少なくとも一方の酸化物とマンガンの酸化物とを含有する複合金属酸化物顔料と、樹脂(x)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物から形成される層であり、
前記塗膜層(Y)は、2個以上のヒドロキシ基を有する重合単位を全重合単位に対して10質量%以上含有する非フッ素系重合体と、樹脂(y)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物から形成される層であり、
前記樹脂(x)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、
前記樹脂(y)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする熱線高反射塗装物。 - 前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である請求項1に記載の熱線高反射塗装物。
- 前記樹脂(x)の一部または全部がフッ素樹脂であり、かつ前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である請求項1に記載の熱線高反射塗装物。
- 前記非フッ素系重合体が、さらに前記2個以上のヒドロキシ基を除く架橋性官能基を有する重合単位を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物。
- 前記塗膜層(Y)が、架橋剤により架橋されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物。
- 前記塗膜層(Y)が、さらに紫外線吸収剤を含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物。
- 前記塗膜層(X)中の前記複合金属酸化物顔料の含有量が前記樹脂(x)の固形分に対して0.1質量%以上である請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物。
- 被塗装物上に、ビスマスの酸化物とイットリウムの酸化物の少なくとも一方の酸化物とマンガンの酸化物とを含有する複合金属酸化物顔料と、樹脂(x)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物(X1)から形成される塗膜層(X)を形成し、
該塗膜層(X)上に、2個以上のヒドロキシ基を有する重合単位を全重合単位に対して10質量%以上含有する非フッ素系重合体と、樹脂(y)と、水とを含有し、シリケート化合物を含有しない塗料組成物(Y1)から形成される塗膜層(Y)を形成し、
前記樹脂(x)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、
前記樹脂(y)は、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、アクリルシリコーン樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする熱線高反射塗装物の塗装方法。 - 前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である請求項8に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
- 前記樹脂(x)の一部または全部がフッ素樹脂であり、かつ前記樹脂(y)の一部または全部がフッ素樹脂である請求項8に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
- 前記非フッ素系重合体がさらに、前記2個以上のヒドロキシ基を除く架橋性官能基を有する重合単位を有する請求項8〜10のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
- 前記塗料組成物(Y1)が、さらに架橋剤を含有する請求項8〜11のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
- 前記塗料組成物(Y1)が、さらに紫外線吸収剤を含有する請求項8〜12のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
- 前記塗料組成物(X1)中の前記複合金属酸化物顔料の含有量が前記樹脂(x)の固形分に対して0.1質量%以上である請求項8〜13のいずれか一項に記載の熱線高反射塗装物の塗装方法。
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