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JP5215987B2 - ケーブル探査方法及びケーブル探査装置 - Google Patents

ケーブル探査方法及びケーブル探査装置 Download PDF

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Description

本発明は、ケーブル探査方法及びケーブル探査装置に係り、特に、工場及び発電所等に敷設されたケーブルのうち、盤等との接続を解除するケーブルを探査するのに好適なケーブル探査方法及びケーブル探査装置に関する。
原子力発電所等の施設内では、区画内の多数の機器に接続されたケーブルが、計画されたケーブル経路において、建屋の天井または壁に設置されたサポート部材によりサポートされたトレイ等を用いて敷設されている。これらのケーブルは、高圧動力用ケーブル、低圧動力用ケーブル、制御用ケーブル、及び計装用ケーブル(計測用ケーブルとも言う)等の用途毎に分類されている。1つのトレイ内に敷設されているケーブルの本数は、例えば高圧動力用ケーブルでは数本から十数本であり、低圧動力用ケーブルでは十数本から数十本である。一方、制御用ケーブル及び計装用ケーブルでは、ケーブルが数百本程度となる。また、ケーブル1本当たりの長さは、数十mから数百m程度に及んでいる。
特開2005−345344号公報は、フェライトまたはアモルファスで作られたリングコアを用いるケーブル探査方法を記載している。このケーブル探査方法では、送信器に接続された電磁変換素子を探査対象ケーブルに装着し、受信器に接続された磁電変換素子をあるケーブルに装着し、電磁変換素子を基点に磁電変換素子とは反対側で探査対象ケーブルにリングコアを装着する。送信器から出力された探査信号が電磁変換素子により探査ケーブルに印加される。この探査信号は、探査対象ケーブル内を磁電変換素子及びリングコアに向ってそれぞれ流れる。リングコアは、リングコアに向った探査信号をリングコアよりも先に伝送することを阻止する。このため、探査信号がリングコアの先で盤または装置を介して探査対象ケーブル以外のケーブルに回り込むことが阻止される。受信器は磁電変換素子で検出した信号の位相が探査信号の位相と同じか逆かを判定する。これらの位相が同じである場合、磁電変換素子を装着したケーブルが探査ケーブルであると判定される。
特開2001−324530号公報に記載されたケーブル探査方法では、サーチコイルを用いて探査対象ケーブルを探査している。サーチコイルが受信器に接続される。サーチコイルとして、バーアンテナ式サーチコイル及びクランプアンテナ式サーチコイルを用いている。バーアンテナ式サーチコイル及びクランプアンテナ式サーチコイルは、いずれも、電磁誘導式のケーブル探知に使用される。バーアンテナ式サーチコイルは複数本のケーブルからの磁界を検出でき(検出可能範囲が広い)、クランプアンテナ式サーチコイルは1本のケーブルからの磁界を検出できる(検出可能範囲が狭い)。さらに、特開2001−324530号公報は、探知器で検出した信号の極性が受信器からケーブルに印加した探査信号の極性と一致したときに、探知器で同じ極性の信号を検知したケーブルを探査対象ケーブルであると特定している。したがって、受信器から探査対象ケーブルに印加した探査信号によって探査対象ケーブルに隣接するケーブルに誘導電流が流れても、探査対象ケーブルを特定することができる。
特開2005−345344号公報 特開2001−324530号公報
特開2001−324530号公報では、複数のケーブルの各芯線が盤に接続されているとき、これらのケーブルのうちの1本のケーブルに印加した探査信号は、盤を介して残りの全てのケーブルに回り込む。このため、盤に接続された、探査信号を印加したケーブル以外の他の全てのケーブルに、探査信号印加したケーブルとは逆の方向に電流が流れ、この電流の影響により、探査対象ケーブルの検出確率が低下する。
特開2005−345344号公報では、探査信号を印加する電磁変換素子を基点にして、信号を検出する磁電変換素子とは反対側で探査対象ケーブルにリングコアを装着し、リングコアよりも先で、盤または装置等を介して探査対象ケーブル以外のケーブルに探査信号が回り込むことを防止している。しかしながら、探査対象ケーブルへのリングコアの装着は、探査対象ケーブルを含む閉ループの電流経路の形成を阻害するため、探査対象ケーブルに印加された探査信号によって探査対象ケーブルに生じる、磁電変換素子に向って流れる電流が小さくなる。このため、探査対象ケーブルの検出確率が低下する。これは、発明者らの実験によって確認された現象である。
本発明の目的は、探査対象ケーブルの検出確率を向上できるケーブル探査方法及びケーブル探査装置を提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、複数のケーブルのうち探査対象の第1ケーブルに、第1タイミング信号及び第1位相信号を含んでいる第1電気信号を印加し、第1電気信号が印加されているとき、複数のケーブルに含まれた他のケーブルである第2ケーブルに、第1タイミング信号と振幅の正負が反転している第2タイミング信号及び第1位相信号と振幅の正負が反転している第2位相信号を含んでいる第2電気信号を印加し、信号検知装置を用いてケーブルを伝播する電気信号を検知し、検知された電気信号の位相に基づいて第1ケーブルを判別し、
第1ケーブルのその判別において、検知された電気信号に含まれている位相信号の位相が、第1電気信号に含まれた第1位相信号の位相と一致したとき、検知された電気信号を検知したケーブルを前記第1ケーブルであると特定することにある。
第1ケーブルに印加された、第1タイミング信号及び第1位相信号を含んでいる第1電気信号及び第2ケーブルに印加された、第1タイミング信号と振幅の正負が反転している第2タイミング信号及び第1位相信号と振幅の正負が反転している第2位相信号を含んでいる第2電気信号のそれぞれの振幅の正負が反転しているので、印加された第1及び第2信号が回り込む、第1及び第2ケーブル以外の他のケーブルでは、第1電気信号と第2電気信号が打ち消しあって電流が流れなくなる。しかしながら、印加された、第1タイミング信号及び第1位相信号を含んでいる第1電気信号が第1ケーブルを、印加された、第2タイミング信号及び第2位相信号を含んでいる第2電気信号が第2ケーブルをそれぞれ伝播する。このため、電気信号が伝播しているケーブルを探査することが容易であり、かつ、信号検知装置を用いて検知された、ケーブルを伝播する第1電気信号の位相に基づいて第1ケーブルを判別するので、第1ケーブルを特定することができ、第1ケーブルの検出確率が向上する。
本発明によれば、探査対象ケーブルの検出確率を向上させることができる。
本発明の好適な一実施例である実施例1のケーブル探査方法に用いられるケーブル探査装置の構成図である。 図1に示す送信器の詳細構成図である。 図1に示す受信器の詳細構成図である。 図1に示す送信器から出力される、振幅の正負が反転した関係にあるそれぞれの探査信号を示す説明図である。 図3に示すタイミング検出回路に入力された探査信号、及びタイミング検出回路で行われた相関演算によって得られた相関値を示す説明図である。 探査対象ケーブルに探査信号を印加し、残りの全ケーブルに探査信号を印加しない場合での、ケーブルトレイ内の全ケーブルにおける電流の流れ方向を示す説明図である。 探査信号が印加される探査対象ケーブル、及びこの探査信号と振幅の正負が反転している他の探査信号が印加される信号印加ケーブルが同じルートに存在する場合で、探査対象ケーブルが探査できるケースを示す説明図である。 探査信号が印加される探査対象ケーブル、及びこの探査信号と振幅の正負が反転している他の探査信号が印加される信号印加ケーブルが同じルートに存在する場合で、探査対象ケーブルが探査できないケースを示す説明図である。 本発明の他の実施例である実施例2のケーブル探査方法に用いられるケーブル探査装置の構成図である。 図9に示す送信器の詳細構成図である。 本発明の他の実施例である実施例3のケーブル探査方法において盤に接続されていない探査対象ケーブルに探査信号を印加した状態での各ケーブル(盤に接続)における電流の流れを示す説明図である。 本発明の他の実施例である実施例3のケーブル探査方法において盤に接続されている探査対象ケーブルに探査信号を印加した状態での各ケーブル(盤に接続)における電流の流れを示す説明図である。 本発明の他の実施例である実施例4のケーブル探査方法において盤に接続されている探査対象ケーブルに探査信号を印加した状態での各ケーブル(盤に接続)における電流の流れを示す説明図である。 本発明の他の実施例である実施例4のケーブル探査方法において盤に接続されていない探査対象ケーブルに探査信号を印加した状態での各ケーブル(盤に接続)における電流の流れを示す説明図である。 本発明の他の実施例である実施例5のケーブル探査方法に用いられるケーブル探査装置の送信器と電磁変換素子の接続状態を示す説明図である。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の好適な一実施例であるケーブル探査装置を、図1、図2及び図3を用いて説明する。本実施例のケーブル探査装置1は、送信器(送信装置)2、電磁変換素子9a,9b、受信器(受信装置)10及び磁電変換装置(信号検知装置)であるサーチコイル17を備えている。送信器2は、図2に示すように、タイミング信号発生回路3、位相信号発生回路4、合成回路(信号生成装置)5、増幅器6,8及び反転器(反転装置)7を有する。タイミング信号発生回路3及び位相信号発生回路4が合成回路5に接続される。合成回路5が増幅器6及び反転器7に接続される。増幅器8が反転器7に接続される。電磁変換素子9a(第1電磁変換装置)が増幅器6に接続され、電磁変換素子9b(第2電磁変換装置)が増幅器8に接続される。電磁変換素子9a,9bは、半割りタイプのクランプ構造であるため、ケーブル31への取り付け、ケーブル31からの取り外しを容易に行うことができる。
受信器10は、フィルタ11、増幅器12、タイミング検出回路(タイミング検出装置)13、位相検出回路(位相検出装置)14、位相判定回路(ケーブル判定装置)15及び表示器16を有する。フィルタ11がサーチコイル17及び増幅器12に接続され、増幅器12がタイミング検出回路13及び位相検出回路14に接続される。タイミング検出回路13が位相検出回路14に接続され、位相検出回路14が位相判定回路15に接続される。表示器16が位相判定回路15に接続される。ケーブルを伝播する探査信号によって生じる磁束を検知するサーチコイル17が配線36によりフィルタ11に接続される。サーチコイル17の替りに、ケーブルに流れる電流を測定する磁電変換素子(信号検知装置)を用いてもよい。
原子力プラントでは、多数のケーブル31が、例えば、盤(制御盤、操作盤等)35(または機器)に接続され、ケーブルトレイ34A内に敷設されている。ケーブルトレイ34Aから分岐されたケーブルトレイ34B内には、それらのケーブル31の一部である、ルート33に含まれる複数のケーブル31が敷設されている。ケーブルトレイ34Bとの分岐点よりも下流でのケーブルトレイ34A内には、ルート32に含まれる複数のケーブル31が敷設されている。ちなみに、ケーブルトレイ34Bとの分岐点よりも上流、換言すれば、この分基点よりも盤35側におけるケーブルトレイ34A内には、ルート32及び33に含まれる複数のケーブル31が敷設されている。
ケーブル探査装置1を用いて行われる、本発明の実施例であるケーブル探査方法を、このケーブルトレイ内に敷設されたケーブル32の探査を例にして説明する。
電磁変換素子9aが、クランプ構造によって、ケーブルトレイ34A内に存在するケーブル31のうち、探査対象のケーブル(以下、探査対象ケーブルという)31aに取り外し可能に非接触で取り付けられる。電磁変換素子9bが、クランプ構造によって、電磁変換素子9aの側で、探査対象ケーブル(第1ケーブル)31a以外のケーブル31である他のケーブル(以下、信号印加ケーブルという)31bに取り外し可能に非接触で取り付けられる。信号印加ケーブル(第2ケーブル)31bは、探査対象ケーブル31aに隣接していてもよいし、または、探査対象ケーブル31aから離れていてもよい。探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31b以外のケーブル31をケーブル31cという。
受信器10及びサーチコイル17が、電磁変換素子9a,9bから離れた位置、すなわち、ケーブルの探査を行いたい位置に配置される。サーチコイル17は、例えば、ルート32の複数のケーブル31が敷設されているケーブルトレイ34Aの近くでA点に置かれる。図1において、受信器10及びサーチコイル17が、ケーブルトレイ34Aの近くであるA点とケーブルトレイ34Bの近くであるB点に別々に配置されている。これは、受信器10及びサーチコイル17のそれぞれを2台用いることを意味しているのではなく、ケーブルトレイの分岐点が存在する場合には、分岐されたケーブルトレイ34B及びケーブルトレイ34Aのそれぞれでケーブル探査を行うことを示している。
ケーブル探査装置1を用いた本実施例のケーブル探査方法を、以下に説明する。
ケーブル探査を開始するとき、電磁変換素子9aが探査対象ケーブル31aに装着され、電磁変換素子9bが信号印加ケーブル31bに装着された状態で、タイミング信号18がタイミング信号発生回路3で生成され、位相信号19が位相信号発生回路4で生成される。タイミング信号18は、ランダムな時系列信号で構成されており、例えば、正規分布のランダムノイズが好適である。位相信号発生回路4で生成される位相信号19は、100KHz〜5MHzの範囲内の周波数(例えば、1MHz)を有する。タイミング信号18及び位相信号19が合成回路5に入力される。合成回路5は、タイミング信号18及び位相信号19に基づいて探査信号20を生成する。タイミング信号18及び位相信号19を含む探査信号20は、増幅器6及び反転器7に入力される。増幅器6に入力された探査信号20は、増幅されて探査信号22a(第1電気信号)となる。反転器7は、入力した探査信号20の振幅を反転させる処理を行って、探査信号20の振幅が反転した探査信号21を生成する。この探査信号21は、増幅器8で増幅されて探査信号22b(第2電気信号)となる。反転器7の作用により、探査信号22bの振幅の正負が、探査信号22aの振幅の正負と反転している。このような探査信号22aと探査信号22bは、位相が互いに180°ずれている。
探査信号22aは、図4に示すように、タイミング信号18、及びこのタイミング信号18に続く位相信号19を含んでいる。探査信号22bは、図4に示すように、タイミング信号18a、及びこのタイミング信号18aに続く位相信号19aを含んでいる。タイミング信号18aはタイミング信号18の振幅の正負を反転した信号であり、位相信号19aは位相信号19の振幅の正負を反転した信号である。結果的に、探査信号22bは、探査信号22aの振幅の正負を反転した信号となる。
探査信号22aは、電磁変換素子9aから探査対象ケーブル31aに印加され、探査対象ケーブル31aの導体(例えば、芯線、又はシールド線がある場合にはシールド線)を伝播する。探査信号22bは、電磁変換素子9bから信号印加ケーブル31bに印加され、信号印加ケーブル31bの導体(例えば、芯線、又はシールド線がある場合にはシールド線)を伝播する。ところで、ケーブル31の長さは数十mから数百m程度に及ぶ。数十mから数百mのケーブル31においては、印加する探査信号の周波数を、例えば、数十MHzにした場合には、印加した探査信号の減衰量が多くなり、探査信号22aが探査対象ケーブル31aの端部まで伝達しなくなる。このため、探査対象ケーブル31aの端部でサーチコイルを用いてケーブル探査を行う場合には、ケーブル探査が困難になる恐れがある。探査信号22aを探査対象ケーブル31aの端部まで伝送させるためには、探査信号22aの周波数を100kHzから5MHzの範囲内にすることが望ましいことを、発明者らが実験により確認した。しかしながら、発明者らは、探査信号22aの周波数を1MHzから5MHzの範囲にしたときに、探査信号22aのノイズレベルが小さくなることを見出した。したがって、1MHzから5MHzの範囲内の周波数を有するに探査信号22aをケーブル探査に利用することによって、ケーブル探査を効果的に行うことができる。また、同様に、1MHzから5MHzの範囲内の周波数を有するに探査信号22aを信号印加ケーブル31bに印加した場合においても、結果的に、信号印加ケーブル31bの探査を効果的に行うことができる。
ある時点で、電磁変換素子9aから探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加することによって、この探査信号22aに対応した電流が、探査対象ケーブル31aにおいて、例えば、図1に示すように、右向きの白抜き矢印の方向に流れるとする。このとき、電磁変換素子9bから信号印加ケーブル31bに探査信号22bを印加することによって、この探査信号22bに対応した電流が、信号印加ケーブル31bにおいて、図1に示すように、左向きの黒色の矢印の方向に流れる。信号印加ケーブル31bに電磁変換素子9bから印加された探査信号22bが探査対象ケーブル31aに印加された探査信号22aと振幅の正負が反転しているので、信号印加ケーブル31bに流れる電流は、探査対象ケーブル31aを流れる電流の向きとは逆の方向になる。
探査対象ケーブル31aに印加された探査信号22aによって探査対象ケーブル31aに生じた電流が、盤35から探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31(信号印加ケーブル31bを含む)に回り込む。この回り込みによって電流の流れる方向が盤35で反転し、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31には、図1に示すように、探査対象ケーブル31aに流れる電流の向きとは逆方向である左向きの白抜き矢印の方向に電流が流れる。また、信号印加ケーブル31bに印加された探査信号22bによって信号印加ケーブル31bに生じた電流が、盤35から信号印加ケーブル31b以外の各ケーブル31(探査対象ケーブル31aを含む)に回り込む。この回り込みによって電流の流れる方向が盤35で反転し、信号印加ケーブル31b以外の各ケーブル31には、図1に示すように、信号印加ケーブル31bに流れる電流の向きとは逆方向である右向きの黒色の矢印の方向に電流が流れる。
この結果、探査対象ケーブル31aには、探査信号22aの印加による、右向きの白抜き矢印で示される電流、及び信号印加ケーブル31bに印加した探査信号22bの回り込みに起因した、右向きの黒色の矢印で示される電流が流れる。信号印加ケーブル31bには、探査信号22bの印加による、左向きの黒色の矢印で示される電流、及び探査対象ケーブル31aに印加した探査信号22aの回り込みに起因した、左向きの白抜き矢印で示される電流が流れる。探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31b以外の各ケーブル31cでは、探査対象ケーブル31aに印加した探査信号22aの回り込みに起因した、左向きの白抜き矢印で示される電流、及び信号印加ケーブル31bに印加した探査信号22bの回り込みに起因した、右向きの黒色の矢印で示される逆方向の電流が流れる。黒色の矢印で示される電流は、白抜き矢印で示される電流の振幅の正負を反転させた振幅を有する。結果的に、黒色の矢印で示される電流の位相は、白抜き矢印で示される電流の位相と180°ずれている。
各ケーブル31cでは、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bのそれぞれに印加した探査信号の回りこみによって生じる各電流、具体的には、図1における白抜き矢印の方向に流れる電流と黒色の矢印の方向に流れる電流が互いに逆方向に流れ、両者の電流の振幅の正負が反転しているため、これらの電流は相互に干渉して打ち消される。この結果、ケーブル31cには電流が流れない。探査対象ケーブル31aでは、探査信号22aの印加によって生じる白抜き矢印の方向の電流、及び信号印加ケーブル31bへの探査信号22bの印加によって回り込む黒色矢印の方向の電流が同じ方向に流れる。両者の電流は、互いに同じ位相になるので、相互作用によってより強い電流(探査信号22a)になる。この強度が高められた電流が、探査対象ケーブル31a内を、ケーブルトレイ34AのA点(サーチコイル17の設置位置)に向って流れる。
信号印加ケーブル31bでは、探査信号22bの印加によって生じる黒色の矢印の方向の電流、及び探査対象ケーブル31aへの探査信号22aの印加によって回り込む白抜き矢印の方向の電流が同じ方向に流れる。信号印加ケーブル31bを流れる両者の電流は、互いに同じ位相になるので、相互作用によってより強い電流(探査信号22b)になる。この強度が高められて信号印加ケーブル31bに流れる電流の向きは、強度が高められて探査対象ケーブル31aを流れる電流の向きとは逆になっており、前者の電流の位相も後者の電流の位相と逆になっている。これは、信号印加ケーブル31bに印加される探査信号22bの位相が、探査対象ケーブル31aに印加される探査信号22aの位相と180°ずれているからである。
強度が高められて探査対象ケーブル31aを流れる電流は、A点で、非接触のサーチコイル17によって探査信号22a(図5参照)として受信される。受信された探査信号22aは、図4に示す送信された探査信号22aと同じである。結果的に、電磁変換素子9aから印加された探査信号22aが、探査対象ケーブル31aを伝送してサーチコイル17によって受信されたことになる。フィルタ11は、配線36を通してサーチコイル17から出力された探査信号22aを入力し、ノイズである設定レベル以下の信号を除去する。フィルタ11でノイズを除去された探査信号22aは、増幅器12で増幅されてタイミング検出回路13及び位相検出回路14に入力される。タイミング検出回路13は、探査信号22aに含まれるタイミング信号18と同じ波形を有する設定タイミング信号の情報を記憶している。
タイミング検出回路13が、入力した探査信号22aに含まれたタイミング信号18及び記憶している設定タイミング信号の情報を用いて相関演算を行い、相関値のピーク(図5参照)を求める。この相関値ピークが生じる時点が、探査信号22aに含まれた位相信号19の開始点になる。タイミング検出回路13が、相関演算で算出したタイミング信号18の相関値の情報(相関値ピークを含む)を位相検出回路14に出力する。位相検出回路14が、相関値ピークが生じる時点を起点にして、増幅器12から入力した探査信号22aに含まれた位相信号19の位相情報を求める。具体的には、位相検出回路14が、相関値ピークが生じる時点を起点にして、sin(2πft+φ)で表される位相信号19の位相φの値を算出する。ここで、fは位相信号19の周波数である。相関値ピークが生じる時点が位相信号19の開始点である。
位相判定回路15が、求められた位相φを入力し、入力した位相φと位相信号発生回路4で生成された位相信号19の位相を比較する。両者の位相が同じであれば、位相判定回路15は、探査信号22aを検出したケーブル31が探査対象ケーブル31aであると判定する。この判定情報、すなわち、ルート32に含まれる、探査対象ケーブル31aであるケーブル31の情報が、位相判定回路15から表示器16に出力され、表示器16に表示される。
位相判定回路15が、位相検出回路14から入力した位相情報と位相信号発生回路4で生成された位相信号19の位相を比較して、両者の位相が逆位相である(位相が180°ずれている)と判定したとき、探査信号を検出したケーブル31が信号印加ケーブル31bであると判定する。この判定結果は、例えば、受信器10及びサーチコイル17を、実際には信号印加ケーブル31bを含むルート33の複数のケーブル31が敷設されている分岐されたケーブルトレイ34Bの側に置き、サーチコイル17をB点に配置したときに得られる。サーチコイル17が、信号印加ケーブル31bを伝播してくる探査信号22bを検出する。検出されたこの探査信号22bを入力した受信器10が、前述した探査信号22aに対する処理と同様な処理を行い、探査信号22bを検出したケーブル31が信号印加ケーブル31bであると判定する。これは、検出された探査信号22bに含まれた位相信号19bの位相φが位相信号発生回路4で生成された位相信号19の位相と逆になっているからである。
以上のようにして、ケーブルトレイ内に敷設された1本の探査対象ケーブル31aに対するケーブル探査が終了する。探査すべきケーブル31が複数本ある場合には、次の探査対象ケーブル31aに対して、ケーブル探査装置1を用いた本実施例のケーブル探査が行われる。
本実施例では、探査対象ケーブル31aに電磁変換素子9aを取り付けて探査信号22aを印加し、ケーブルトレイに敷設された複数のケーブル31のうち探査対象ケーブル31aとは異なる別のケーブル31である信号印加ケーブル31bに電磁変換素子9bを取り付けて、探査信号22aと振幅の正負が反転している探査信号22bを印加するので、ケーブルトレイ内に敷設された複数のケーブル31cでは、前述したように、白抜き矢印の方向に流れる電流と黒色矢印の方向に流れる電流は、互いに逆方向に流れて打ち消されてしまう。このため、これらのケーブル31cには、電流が流れない。これに対し、探査対象ケーブル31aには、位相信号発生回路4で生成された位相信号19と同じ位相の位相信号を含む探査信号22aによる電流が流れ、信号印加ケーブル31bには、位相信号発生回路4で生成された位相信号19と振幅の正負が反転した逆位相の位相信号19aを含む探査信号22bによる電流が流れる。
ルート32に含まれる複数のケーブル31をA点でサーチコイル17を走査して探査したとき、これらのケーブル31のうち複数のケーブル31cには電流が流れないため、確実に探査対象ケーブル31aからの探査信号22aをサーチコイル17で受信できるので、電磁変換素子9aを取り付けた位置から離れているA点で探査対象ケーブル31aを確実に認識することができる。また、ルート8に含まれる複数のケーブル31をB点でサーチコイル17を走査して探査した場合には、複数のケーブル31cには電流が流れないので、信号印加ケーブル31bを伝播する探査信号22bをサーチコイル17により受信することができる。しかしながら、受信器10では、受信した探査信号22bに含まれた位相信号19aの位相が位相信号発生回路4で生成された位相信号19と逆位相になっているので、その受信器10は、ケーブルトレイ34B内に敷設されたルート33の複数のケーブル31には、探査対象ケーブル31aが含まれていないと判定する。
ここで、ケーブル探査装置1を用いた場合で、電磁変換素子9aを探査対象ケーブル31aに取り付け、電磁変換素子9bをケーブル31に取り付けない場合を考える。電磁変換素子9aから探査対象ケーブル31aに探査信号22aが印加されるが、探査対象ケーブル31a以外のケーブル31には探査信号(探査信号22aまたは22b)が印加されない。探査対象ケーブル31aに印加した探査信号22aが盤35を介して探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31に回り込むので、これらのケーブル31にも電流が流れる。この結果、探査対象ケーブル31aでは、図1に示す右向きの白抜きの矢印の方向に電流が流れ、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31(以下、ケーブル31d(図6参照)という)には、図1に示す左向きの白抜きの矢印の方向に電流が流れる。電磁変換素子9bをケーブル31dに取り付けないので、図1に示す、黒色の矢印で示される電流が、探査対象ケーブル31aを含む全てのケーブル31に流れない。
このような状態で、サーチコイル17により、ルート32及び33をそれぞれ探査する。ルート32ではA点で、ルート33ではB点で、サーチコイル17を走査してケーブル探査が行われる。それぞれのルートにおいてケーブルトレイ上でサーチコイル17を走査してケーブル探査を行うことにより、位相信号発生回路4で生成された位相信号19と同位相の位相信号を有する探査信号が検出されたルートを、探査対象ケーブル31aを含むルートと判定する。前述したように、探査対象ケーブル31aでは右方向に電流が流れるのに対して、これ以外の各ケーブル31dでは左方向に電流が流れる。このとき、ルート32では、図1において、右向きで、位相信号発生回路4で生成された位相信号19と同位相の位相信号を有する探査信号と、左向きで、位相信号発生回路4で生成された位相信号19と逆位相の位相信号を有する信号が混在する。
探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加し、残りの全ケーブル31cに探査信号を印加しない場合において、A点でのケーブルトレイ34Aの縦断面での各ケーブル31における電流の流れ方向を図6に示す。図6では、図面の裏側から表側に向って流れる電流を二重丸で、逆に、図面の表側から裏側に向って流れる電流を○内に×印を付した記号で表している。探査対象ケーブル31aでは図面の裏側から表側に向って電流が流れ、すべてのケーブル31dでは図面の表側から裏側に向って電流が流れる。A点において、探査対象ケーブル31aの周りに存在するケーブル31のすべてが、探査対象ケーブル31aと逆向きの電流が流れているケーブル31dであり、これらのケーブル31dが探査対象ケーブル31aの近くに存在するため、サーチコイル17を走査しても、探査対象ケーブル31aを流れる同位相の信号を検出することができない。このため、ルート32に探査対象ケーブル31aが存在していると判定することができない。
しかしながら、本実施例は、探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加すると共に、探査対象ケーブル31aとは異なる信号印加ケーブル31bに、探査信号22aと振幅の正負が反転している探査信号22bを印加するので、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31b以外の全てのケーブル31cに電流が流れなくなり、前述したように、探査対象ケーブル31aを確実に探査することができる。このため、本実施例における探査対象ケーブルの検出確率が向上する。
信号印加ケーブル31bが他の探査対象ケーブルである場合には、B点でサーチコイル17を用いた探査を行なうことによって、探査ケーブル31aの場合と同様に、他の探査対象ケーブルである信号印加ケーブル31bの検出確率を向上させることができる。B点でサーチコイル17により検知した信号に含まれる位相信号の位相が、受信器10の位相判定回路15で、位相信号発生回路4で生成された位相信号19の位相と逆であると判定されたとき、検知された信号を伝播するケーブル31が、他の探査対象ケーブルである信号印加ケーブル31bであると特定することができる。このように、本実施例は、2本の探査対象ケーブルのうちの1本に探査信号22aを印加し、他の1本に探査信号22aと位相が逆になっている探査信号22bを印加することによって、2本の探査対象ケーブルをそれぞれ特定することができる。これにより、ケーブル探査に要する時間を著しく短縮することができる。
信号印加ケーブル31bの特定は、B点でサーチコイル17により検知した信号に含まれる位相信号の位相が、受信器10の位相判定回路15で、位相信号19の位相を反転させる反転器7から出力された位相信号19aと同じであるとき、検知された信号を伝播するケーブル31が、他の探査対象ケーブルである信号印加ケーブル31bであると特定することができる。
図7に示すように、探査対象ケーブル31a及び他の探査対象ケーブルである信号印加ケーブル31bが同じケーブルトレイ内に敷設されている場合でも、印加されるそれぞれの探査信号22a、22bの位相が互いに逆になっているので、探査対象ケーブル31a及び他の探査対象ケーブルである信号印加ケーブル31bをそれぞれ特定することができる。
特開2005−345344号公報は、探査信号を印加する探査対象ケーブルにリングコアを取り付けてその探査信号が探査対象ケーブル以外の他のケーブルに回り込むのを防止し、信号の回り込みによる悪影響を避けている。これに対して、本実施例は、探査信号の他のケーブルへの回り込みを防止していない。本実施例は、探査対象ケーブル31aとは異なる信号印加ケーブル31bに、探査対象ケーブル31aに印加する探査信号22aと振幅の正負が反転している探査信号22bを印加することにより、探査信号22a,22bが回り込むケーブル31cで電流が流れるのを防止している。この結果、本実施例でも、探査信号の他のケーブルへの回り込みによる悪影響、すなわち、ケーブル探査が困難になることを解消できる。
特開2005−345344号公報のように、探査対象ケーブルにリングコアを装着した場合には、前述したように、探査対象ケーブルを含む閉ループの電流経路の形成が阻害されるので、印加された探査信号によって探査対象ケーブルに流れる電流が小さくなり、探査対象ケーブルの検出確率が低下する。しかしながら、本実施例は特開2005−345344号公報のように探査対象ケーブルにリングコアを装着しないので、探査信号22aの印加によって探査対象ケーブル31aに流れる電流、及び探査信号22bの印加によって、探査対象ケーブル31aとは別のケーブルである信号印加ケーブル31bに流れる電流は小さくならない。このため、本実施例は、特開2005−345344号公報よりも探査対象ケーブル22aの検出確率が向上する。B点付近に受信器10を置いてB点でサーチコイル17によるケーブルの探査を行った場合には、特開2005−345344号公報よりも信号印加ケーブル31bの検出確率を向上できる。
さらに、本実施例は、信号印加ケーブル31bに印加された探査信号22bの探査対象ケーブル31aへの回り込みによって、探査信号22aの印加によって探査対象ケーブル31aに流れる電流がさらに強められる。このため、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31b以外の全ケーブル31cに電流が流れないこととあいまって、A点での探査対象ケーブル31aの検出確率がさらに向上する。
探査対象ケーブル31aに印加された探査信号22Aの信号印加ケーブル31bへの回り込みによって、探査信号22bの印加によって信号印加ケーブル31bに流れる電流がさらに強められる。このため、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31b以外の全ケーブル31cに電流が流れないこととあいまって、B点での他の探査対象ケーブルである信号印加ケーブル31bの検出確率がさらに向上する。
本実施例は、探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加し、別の信号印加ケーブル31bに探査信号22aと位相が逆になっている探査信号22bを印加しているので、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31b以外の全てのケーブル31cに電流が流れなくなり、特開2001−324530号公報に比べて、探査対象ケーブル31aの検出確率を向上させることができる。信号印加ケーブル31bの検出確率も、同様に向上する。
探査対象ケーブルに印加される探査信号の周波数は数百Hzから数kHzである。この周波数範囲では、特開2005−345344号公報では、リングコアであるフェライトコア(またはアモルファスコア)のインピーダンスが、数百HzでほぼゼロΩ、数kHzで数Ω程度と低くなりすぎる。このため、探査対象ケーブルに印加した探査信号の他のケーブルへの回り込みを、フェライトコア(またはアモルファスコア)によって防止することは困難である。
探査信号の周波数を高くすればフェライトコア(またはアモルファスコア)のインピーダンスを大きくできる。しかしながら、探査対象であるケーブルの長さは数十mから数百m程度に及んでおり、数十mから数百mケーブルに対して、例えば、数十MHzの探査信号を印加した場合には、探査信号の減衰量が増大し、探査信号がケーブル端部まで伝達されなくなる。このため、探査対象ケーブルに印加された探査信号を磁電変換素子で検出できないという新たな問題が生じる。また、印加された探査信号の周波数が数十MHzよりも小さい場合には、探査信号の減衰量が低下するが、フェライトコア(またはアモルファスコア)による他のケーブルへの探査信号の回り込み防止の効果が小さくなる。
これに対して、本実施例は、数十MHzよりも小さい100KHz〜5MHzの範囲内の周波数を有する探査信号22a,22bを用いているので、これらの探査信号を数十mから数百mのケーブル31に印加しても、各探査信号の減衰量が小さい。このため、探査信号22a,22bが探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bのそれぞれの端部まで到達するので、サーチコイル17をこれらのケーブルの端部に配置しても、探査対象ケーブル31aの探査が可能になる。したがって、探査対象ケーブル31aの途中でのケーブル探査が不要になり、ケーブル探査に要する時間を短縮することができる。発明者等は、100KHz〜5MHzの範囲内の周波数を有する探査信号22a,22bが、数十mから数百mのケーブル31の端部まで到達することを、実験で確認している。
本実施例は、100KHz〜5MHzの範囲内の周波数を有する探査信号22a,22bを用いているので、サーチコイル17による探査信号の検出感度が向上する。このため、探査信号が検出しやすくなる。探査信号22a,22bの周波数が、100KHz未満または5MHzよりも大きくなった場合には、サーチコイル17による探査信号の検出感度が低下する。さらに、1MHz〜5MHzの範囲内の周波数を有する探査信号は、ノイズレベルが低く、ケーブル探査に利用すると効果的である。
本実施例のケーブル探査装置1は、探査対象ケーブル31aと信号印加ケーブル31bが1つのケーブルトレイから分かれた別々のルートに敷設されている第1ケース(図1参照)だけでなく、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが同一のルートに存在する第2ケースにおけるケーブル探査にも適用することができる。後者の第2ケースにおいても、ケーブル探査装置1を用いて、図1に示された第1ケースと実質的に同様に、ケーブル探査を行うことができる。
第2ケースにおけるケーブル探査について、説明する。探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが、同じルート(例えば、図1に示されたルート32)に存在しているとする(図7参照)。探査対象ケーブル31aが水平方向においてP1列に存在し、信号印加ケーブル31bが水平方向において探査対象ケーブル31aから3行離れたP2列に存在する。サーチコイル17がルート32のA点に配置される。ケーブル探査装置1の電磁変換素子9aが探査対象ケーブル31aに非接触で取り付けられ、電磁変換素子9bが信号印加ケーブル31bに非接触で取り付けられる。第1ケースと同様に、送信器2で生成された探査信号22aが電磁変換素子9aから探査対象ケーブル31aに印加され、送信器2で生成された探査信号22bが電磁変換素子9bから信号印加ケーブル31bに印加される。ルート32に存在する全てのケーブル31cには、探査信号22a,22bの回り込みにより、第1ケースと同様に電流が流れない。このため、A点でサーチコイル17をケーブルトレイ34Aの上方で走査しても全てのケーブル31cでは信号が検出されない。
第1ケースと同様に、探査対象ケーブル31aには図1において右向きの電流が流れ、信号印加ケーブル31bには図1において左向きの電流が流れる。ケーブルトレイ34Aの上方で走査されたサーチコイル17がP1列の真上に来たとき、サーチコイル17が探査対象ケーブル31aを流れる電流を探査信号22aとして受信する。サーチコイル17で受信された探査信号22aが、第1ケースと同様に、受信器10で処理される。サーチコイル17がP2列の真上に来たとき、サーチコイル17が探査対象ケーブル31bを流れる電流を探査信号22bとして受信する。サーチコイル17で受信された探査信号22bが、第1ケースと同様に、受信器10で処理される。受信した探査信号22aに含まれる位相信号19の位相φが位相信号発生回路4で生成された位相信号19の位相と同一であるので、受信器10の位相判定回路15は、探査信号22aを受信したケーブル31が探査対象ケーブル31aであると判定する。また、受信した探査信号22bに含まれる位相信号19の位相φが位相信号発生回路4で生成された位相信号19の位相と逆位相になっているので、位相判定回路15は、探査信号22bを受信したケーブル31が、信号印加ケーブル31bであって探査対象ケーブル31aでないと判定する。
本実施例は、サーチコイル17を走査する位置で同じルートに探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが存在する場合でも、探査対象ケーブル31aを確実に探査することができる。
しかしながら、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが同じルートに存在するとき、サーチコイル17の走査によっても探査対象ケーブル31aを特定できない場合がある。これは、図8に示すように、P1列に、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが配置されているときである。このときには、走査によりサーチコイル17がP1列の上に来たとき、信号印加ケーブル31bに流れる、逆位相の探査信号22bに起因する電流の影響を受けて、探査対象ケーブル31aから探査信号22aがサーチコイル17によって受信できない可能性がある。このときには、現時点の信号印加ケーブル31bから電磁変換素子9bを外して別のケーブル31cに電磁変換素子9bを取り付ける。電磁変換素子9bが取り付けられたケーブル31cが、新たな信号印加ケーブル31bになる。この信号印加ケーブル31bに電磁変換素子9bから探査信号22bを印加する。新たな信号印加ケーブル31bが、図7のように、探査対象ケーブル31aから離れることによって、A点において探査対象ケーブル31aを特定することができる。
本実施例は、盤35に接続された各ケーブル31の抵抗が等しい場合のケーブル探査に適用される。
サーチコイル17の替りに、磁電変換素子である磁界プローブ、ループアンテナ、磁界探触子及びホール素子等のいずれかを用いてもよい。
本発明の他の実施例であるケーブル探査装置を、図9及び図10を用いて説明する。本実施例のケーブル探査装置1Aは、ケーブル探査装置1において送信器2を送信器2Aに替え、磁電変換素子9c,9dを追加した構成を有する。ケーブル探査装置1Aの他の構成はケーブル探査装置1と同じである。ケーブル探査装置1Aの、ケーブル探査装置1と異なっている部分について説明する。
送信器2Aは、送信器2において増幅器6,8を可変増幅器6a,8aに替え、フィルタ37a,37b、増幅器38a,38b、レベル演算回路39a,39b及び制御回路(制御装置)40を追加した構成を有する。可変増幅器6a(第1信号強度調節装置)が、増幅器6の替りに用いられ、合成回路5及び電磁変換素子9aに接続される。可変増幅器8a(第2信号強度調節装置)が、増幅器8の替りに用いられ、反転器7及び電磁変換素子9bに接続される。制御回路40が、可変増幅器6a,8aにそれぞれ接続され、レベル演算回路39a,39bにも接続される。増幅器38aがレベル演算回路39aに接続され、フィルタ37aが、増幅器38a及び磁電変換素子9c(第1磁電変換装置)に接続される。増幅器38bがレベル演算回路39bに接続され、フィルタ37bが増幅器38b及び磁電変換素子9d(第2磁電変換装置)に接続される。
ケーブル探査装置1Aを用いた本実施例のケーブル探査方法について、説明する。実施例1と同様に、電磁変換素子9aが探査対象ケーブル31aに非接触にて装着され、電磁変換素子9bが信号印加ケーブル31bとなるケーブル31に非接触にて装着される。本実施例では、さらに、磁電変換素子9cが探査対象ケーブル31aに非接触にて装着される。磁電変換素子9dが信号印加ケーブル31bに非接触にて装着される。
合成回路5から出力された、タイミング信号18及び位相信号19を含む探査信号20が、可変増幅器6aで増幅され、探査信号22aとして、電磁変換素子9aから探査対象ケーブル31aに印加される。探査信号20は、反転器7で振幅が反転されて探査信号20となる。探査信号20は、可変増幅器8aで増幅され、探査信号22bとして、電磁変換素子9bから信号印加ケーブル31bに印加される。
磁電変換素子9cは、探査信号22aの印加により探査対象ケーブル31aに流れる電流を検出する。磁電変換素子9cが、検出した電流を信号に変換してフィルタ37aに伝える。所定の帯域の周波数を有する信号が、フィルタ37aを通過し、増幅器38aに到達する。フィルタ37aは、磁電変換素子9cから出力された信号の所定の帯域以外の周波数を除去する。増幅器38aで増幅された信号が、レベル演算回路39aに入力される。レベル演算回路39aが、増幅された信号の振幅を平均処理(またはローパスフィルタ処理)して信号の強度を演算する。
磁電変換素子9dは、探査信号22bの印加により信号印加ケーブル31bに流れる電流を検出する。磁電変換素子9dが、検出した電流を信号に変換してフィルタ37bに伝える。所定の帯域の周波数を有する信号が、フィルタ37bを通過し、増幅器38bに到達する。フィルタ37bは、磁電変換素子9dから出力された信号の所定の帯域以外の周波数を除去する。増幅器38bで増幅された信号が、レベル演算回路39bに入力される。レベル演算回路39bが、増幅された信号の振幅を平均処理(またはローパスフィルタ処理)してレベルを演算する。
制御回路40は、レベル演算回路39a及び39bでそれぞれ算出された各レベルに基づいて可変増幅器6a及び8aのそれぞれの増幅率を算出する。制御回路40は、探査対象ケーブル31aと信号印加ケーブル31bに流れるそれぞれの電流が同一(または予め定めた比率)になるように、可変増幅器6a及び8aのそれぞれの増幅率を決定する。具体的には、制御回路40は、探査対象ケーブル31aで検出された電流が信号印加ケーブル31bで検出されたそれよりも大きい場合には、探査対象ケーブル31aに印加する探査信号20を増幅する可変増幅器6aの増幅率を下げ、逆に、信号印加ケーブル31bで検出された電流が探査対象ケーブル31aで検出されたそれよりも大きい場合には、信号印加ケーブル31bに印加する探査信号21を増幅する可変増幅器8aの増幅率を下げる。制御回路40が、求められたそれぞれの増幅率に基づいて、可変増幅器6a及び可変増幅器8aのいずれかの増幅率を調節する。可変増幅器6a及び可変増幅器8aのいずれかの増幅率の調節は、可変増幅器6aに入力された探査信号20の強度及び可変増幅器8aに入力された探査信号21の強度が調節される。結果的に、探査信号22aまたは探査信号22bの強度が調節される。
可変増幅器6a,8aにおけるそれぞれの増幅率の調節は、A点でサーチコイル17を走査してケーブル探査を実施する前に行う。それぞれの増幅率の調節は、ケーブル探査中に常に行ってもよい。それぞれの増幅率の調節をケーブル探査の前に実施する場合には、図4に示した信号ではなく、レベル調整用信号として例えば正弦波を用いても良い。
探査信号20が、可変増幅器6aにおいて調節された増幅率に基づいて増幅され、探査信号22aとなって、磁電変換素子9cから探査対象ケーブル31aに印加される。
原子力プラント等のプラントにおいて敷設された複数のケーブルでは、ケーブル長さまたはケーブルの芯線の材質が異なって抵抗値が異なっている場合がある。例えば、1つのケーブルトレイ内に敷設された複数のケーブルの抵抗値が異なっている場合では、送信器2から探査対象ケーブル31aに印加する探査信号22aの電圧(または電流)と送信器2から信号印加ケーブル31bに印加する探査信号22bの電圧(または電流)を同一にすると、探査対象ケーブル31aに流れる電流値と信号印加ケーブル31bに流れる電流値が異なってしまう。このため、探査対象ケーブル31aに印加された探査信号22aによって生じて信号印加ケーブル31b以外のケーブル31cに回り込んだ電流と、信号印加ケーブル31bに印加された探査信号22bによって生じてこのケーブル31cに回り込んだ電流が、互いに干渉しても、0にならない。したがって、図9に図示されていないが、図1においてケーブル31に示した右向きの黒色の矢印の方向の電流と左向きの白抜きの矢印の方向の電流の差分の電流が、ケーブル31cに流れることになり、探査対象ケーブル31aを探査することが困難になる可能性がある。
本実施例では、磁電変換素子9cで検出された探査対象ケーブル31aを流れる電流の値、及び磁電変換素子9dで検出された信号印加ケーブル31bを流れる電流の値が、それぞれ送信器2Aに入力される。送信器2Aでは、検出されたそれぞれの電流の値に基づいて前述したような処理が行われる。制御回路40は、レベル演算回路39a及び39bでそれぞれ算出された各レベルに基づいて、探査信号22aの印加によって探査対象ケーブル31aに流れる電流の値と、探査信号22bの印加によって信号印加ケーブル31bに流れる電流の値が等しくなるように、可変増幅器6aの増幅率、及び可変増幅器6bの増幅率を調節ずる。探査対象ケーブル31aを流れる電流の値が、信号印加ケーブル31bを流れる電流の値よりも大きい場合には、制御回路40が可変増幅器6aの増幅率を減少させる(または可変増幅器6bの増幅率を増加させる)。探査対象ケーブル31aを流れる電流の値が、信号印加ケーブル31bを流れる電流の値よりも小さい場合には、制御回路40が可変増幅器6aの増幅率を増加させる(または可変増幅器6bの増幅率を減少させる)。
この結果、探査信号22a(または探査信号22b)の強度が調節され、探査対象ケーブル31aを流れる電流の値と、信号印加ケーブル31bを流れる電流の値が等しくなる。したがって、各ケーブル31cでは、右向きの黒色の矢印の方向の電流及び左向きの白抜きの矢印の方向の電流が確実に打ち消され、電流が流れなくなる。サーチコイル17の走査により、探査信号20に含まれる位相信号19の位相と同じ位相の位相信号19を有する探査信号22aが伝播する探査対象ケーブル31aを確実に探査することができる。本実施例では、各ケーブル31の抵抗が異なっている場合でも、探査対象ケーブル31aを確実に探査することができる。さらに、本実施例は、実施例1で生じる各効果を得ることができる。
本発明の他の実施例である実施例3のケーブル探査方法を、図11及び図12を用いて説明する。本実施例のケーブル探査方法は、実施例1で用いたケーブル探査装置1を用いて行われる。
原子力プラントでは、幾つかの運転サイクルの運転が終了した後、系統の改造等が定期検査の期間中に行われる場合がある。系統の改造に伴って、新たに設置された機器に接続される新たなケーブルがケーブルトレイ内に敷設され、不要になった機器に接続されたケーブルが盤から取り外される。系統の改造が行われても、不要になったケーブルは、盤35との接続状態が解除された状態(盤35と接続されていない状態)で、長いケーブルトレイから撤去されずにケーブルトレイ内にそのまま残っている。このように、盤35等に接続されていないケーブル31がケーブルトレイ内に敷設されている場合でのケーブル探査について説明する。
ケーブル探査装置1の電磁変換素子9aを探査対象ケーブル31aに非接触に装着する。電磁変換素子9bを信号印加ケーブル31bに装着する。電磁変換素子9a,9bがそれぞれの該当するケーブル31に装着された状態で、実施例1と同様に、送信器2から探査対象ケーブル31aに探査信号22aが、信号印加ケーブル31bに探査信号22bが印加される。探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが盤35に接続されている場合には、実施例1と同様に、サーチコイル17で検知した探査信号22aを受信器10で処理することによって、探査対象ケーブル31aを探査することができる。
もし、電磁変換素子9aを装着した探査対象ケーブル31aが、系統の改造により盤35に接続されていない状態にあるときには、探査対象ケーブル31aに、印加された探査信号22aによって生じる右白抜き矢印の方向に電流が流れる(図11参照)。しかしながら、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていないので、探査信号22aが印加された探査対象ケーブル31aから信号印加ケーブル31b及び各ケーブル31cへの電流の回り込みが生じなく、信号印加ケーブル31b及び各ケーブル31cには、図1に示す白抜き矢印の電流が流れない。また、探査信号22bが印加された信号印加ケーブル31bから探査対象ケーブル31a及び各ケーブル31cへの電流の回り込みも生じない。さらに、各ケーブル31cには、探査信号22bが印加された信号印加ケーブル31bから回りこんだ電流(右向きの黒色矢印)が流れる。探査対象ケーブル31aから各ケーブル31cに回り込む電流(図1に示された白抜き矢印の方向の電流)が無いので、各ケーブル31cに流れるその電流は、打ち消されることが無く、そのまま流れる(図11参照)。
このため、A点に配置されたサーチコイル17を走査しても、A点でのケーブルトレイ34Aの縦断面での各ケーブル31には、図6に示すように、電流がそれぞれ流れ、探査対象ケーブル31a(図6に示された探査対象ケーブル31a)を特定することができない。このような状態では、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bのいずれかが、盤35に接続されていないことになる。
探査対象ケーブル31aから電磁変換素子9aを取り外し、他のケーブル31である1本のケーブル31cに電磁変換素子9aを非接触状態で装着する。この電磁変換素子9aを装着したケーブル31cを、便宜的に、探査対象ケーブル31aと称する。探査信号22aが探査対象ケーブル31aに印加され、探査信号22bが信号印加ケーブル31bに印加される。このとき、走査されたサーチコイル17により検知された探査対象ケーブル31aを、実施例1と同様に処理され、受信器10の位相判定回路15で認識することができた。この結果、電磁変換素子9aを装着した探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていないケーブル31であると認識でき、探査対象ケーブル31aのケーブル探査も終了する。信号印加ケーブル31bが盤35に接続されていることも、併せて認識できる。この信号印加ケーブル31bに電磁変換素子9bを装着した状態で、電磁変換素子9aをケーブル31に順次装着し、ケーブル探査が行われる。
本実施例によれば、電磁変換素子9aを装着した探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていないことを認識することができ、ケーブル探査を継続して実行することができる。本実施例は、実施例1で生じる効果を得ることができる。ケーブル探査装置1Aを用いた場合でも、本実施例と同様に、盤35に接続されていないケーブル31を認識することができ、探査対象ケーブルの探査を行うことができる。
探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加し、信号印加ケーブル31bに探査信号22bを印加して受信器10で探査対象ケーブル31aを探査することができない場合には、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bのいずれかが、盤35に接続されていない可能性がある。電磁変換素子9aまたは電磁変換素子9bを他のケーブル31cに装着して探査信号22a,22bを該当するそれぞれの電磁変換素子から該当するケーブルにそれぞれ印加することによって、探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bのどちらが、盤35に接続されていないかを知ることができ、併せて、探査対象ケーブルの探査も行うことができる。
本発明の他の実施例である実施例4のケーブル探査方法を、図1、図13及び図14を用いて説明する。本実施例のケーブル探査方法は、実施例1で用いたケーブル探査装置1を用いて行われる。ケーブル探査装置1の替りにケーブル探査装置1Aを用いてもよい。
電磁変換素子9aが、実施例1と同様に、探査対象ケーブル31aに非接触状態で装着される。電磁変換素子9bがいずれのケーブル31にも装着されていない。探査対象ケーブル31a及び信号印加ケーブル31bが盤35に接続されている。この状態で、探査信号22bがいずれのケーブル31にも印加されず、送信装置2からの探査信号22aが電磁変換素子9aより探査対象ケーブル31aに印加される。これにより、探査対象ケーブル31aに右向きの白抜き矢印の方向に電流が流れ、この電流が回り込んだ、探査対象ケーブル31a以外の全てのケーブル31(信号印加ケーブル31b及び全ての信号ケーブル31c)に、左向きの白抜き矢印の方向に電流が流れる(図13参照)。すなわち、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31には、探査対象ケーブル31aとは逆の方向に電流が流れる。このため、走査されたサーチコイル17で検知された、探査対象ケーブル31aを含む各ケーブル31からの信号が、受信器10に入力される。それぞれのケーブル31に電流が流れており、特に、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31には探査信号22aとは位相が逆の電流が流れている(図6参照)ので、受信器10による処理によっても、A点において探査対象ケーブル31aを特定することができない。これは、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていることを意味している。
オペレータは、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていることを以下のようにして認識することができる。サーチコイル17の走査により、各ケーブル31に流れている電流がサーチコイル17で信号として検出される。検出された各信号は受信器10に入力され、各信号の位相が位相判定回路15で判定される。探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31では、サーチコイル17から出力された各位相が位相信号19の位相と逆になっていると判定される。これらの判定情報が、位相判定回路15から出力されて表示器16に表示される。オペレータは、表示器16に表示された判定情報を見ることによって、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31に流れている電流の位相が、位相信号19の位相と逆になっていることを知ることができる。このとき、A点では、各ケーブル31での電流の流れ方向は、図6に示すようになっている。探査対象ケーブル31aに流れる電流の位相は、位相信号19の位相と同じになっているが、探査対象ケーブル31aの周囲に存在する各ケーブル31を流れる電流の影響を受けて探査対象ケーブル31aを特定することが困難である。
探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31に流れている電流の位相が位相信号19の位相と逆になっているとき、他のオペレータが、電磁変換素子9bを、探査対象ケーブル31a以外のケーブル31である信号印加ケーブル31bに非接触状態で装着する。送信器2から、電磁変換素子9aを通して探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加し、電磁変換素子9bを通して信号印加ケーブル31bに探査信号22bを印加する(図1参照)。この結果、実施例1と同様に、受信器10によって探査対象ケーブル31aを特定することができる。
探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていない場合には、各ケーブル31における電流の流れは、以下のようになる。電磁変換素子9aより探査信号22aが探査対象ケーブル31aに印加されたとき、探査対象ケーブル31aに右向きの白抜き矢印の方向に電流が流れる。しかしながら、その電流は、盤35に接続されていない探査対象ケーブル31aから他の全てのケーブル31に回り込まない。すなわち、探査信号22aが印加された探査対象ケーブル31a以外のケーブル31には、電流が流れない(図14参照)。サーチコイル17を走査することによって、探査対象ケーブル31aだけから探査信号22aを検知することができる。検知された探査信号22aを入力する受信器10は、A点で探査対象ケーブル31aを特定する。このように、電磁変換素子9aだけを装着して探査対象ケーブル31aを特定できることは、電磁変換素子9aを装着した探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていないことを意味する。
この場合には、電磁変換素子9aを探査対象ケーブル31aから取り外し、別の1本のケーブル31cに電磁変換素子9aを非接触状態で装着する。電磁変換素子9aが装着されたケーブル31cが、新たな探査対象ケーブル31aとなる(図14参照)。送信器2から出力された探査信号22aが、電磁変換素子9aより探査対象ケーブル31aに印加される。このとき、電磁変換素子9bが信号印加ケーブル31bに装着されていなく、探査信号22bの信号印加ケーブル31bへの印加が停止されている。探査信号22aの印加によって、前述したように、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31に電流が流れる。この状態では、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されている。このため、電磁変換素子9bが信号印加ケーブル31bに装着される。送信器2から、電磁変換素子9aを通して探査対象ケーブル31aに探査信号22aが印加され、電磁変換素子9bを通して信号印加ケーブル31bに探査信号22bが印加される(図1参照)。この結果、実施例1と同様に、受信器10によって探査対象ケーブル31aを特定することができる。
本実施例は、実施例3で生じる各効果を得ることができる。本実施例も、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていない場合には、これを認識することができる。さらに、本実施例は、電磁変換素子9bを装着しなくとも探査対象ケーブル31aが接続されているか否かがわかるため、電磁変換素子9bを装着する手間を削減でき、探査時間を短縮できる。
本発明の他の実施例である実施例5のケーブル探査方法を、図15を用いて説明する。本実施例のケーブル探査方法は実施例1で用いたケーブル探査装置1を用いて行われる。
電磁変換素子9bを、開閉器41を介して送信器2の増幅器8に接続する。本実施例では、電磁変換素子9aを探査対象ケーブル31aに非接触状態で装着し、電磁変換素子9bを信号印加ケーブル31bに非接触状態で装着する。開閉器41を開いた状態で、送信器2から出力された探査信号22aを電磁変換素子9aより探査対象ケーブル31aに印加する。走査したサーチコイル17で検知した探査信号22aが、受信器10に入力される。受信器10での信号処理により、探査対象ケーブル31aを特定することができなかった。これは、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されている状態を示している。このとき、探査対象ケーブル31aには右向き白抜き矢印の方向に電流が流れ、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31には左向き白抜き矢印の方向に電流が流れている(図13参照)。
探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていることを表示器16に表示された情報によって確認した後、オペレータは、開閉器41を閉じる。これによって、送信器2から電磁変換素子9bに探査信号22bを出力することができる。実施例4と同様に、送信器2から、電磁変換素子9aを通して探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加し、電磁変換素子9bを通して信号印加ケーブル31bに探査信号22bを印加する(図1参照)。この結果、実施例1と同様に、受信器10によって探査対象ケーブル31aを特定することができる。
もし、開閉器41を開いた状態(探査信号22bの信号印加ケーブル31bへの印加が停止されている状態)で、送信器2から出力された探査信号22aを電磁変換素子9aより探査対象ケーブル31aに印加したとき、サーチコイル17の走査によって、探査対象ケーブル31aだけから探査信号22aを検知することができる。このとき、探査対象ケーブル31aだけに右向き白抜き矢印の方向に電流が流れ、探査対象ケーブル31a以外の各ケーブル31には電流が流れていない(図14参照)。このような現象が生じるのは、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていないからである。このため、受信器10の位相判定回路15は、探査信号22aを検出したケーブル31が探査対象ケーブル31aであると特定する。この結果が表示器16に表示される。
開閉器41が開いた状態で、表示器16に表示された情報が、探査対象ケーブル31aが特定されたことを示している場合には、上記したように、探査対象ケーブル31aが盤35に接続されていないことを意味しているので、オペレータは、探査対象ケーブル31aから電磁変換素子9aを取り外し、この電磁変換素子9aを別の1本のケーブル31cに電磁変換素子9aを非接触状態で装着する。電磁変換素子9aを装着したケーブル31cが新たな探査対象ケーブル31aになる。開閉器41を開いた状態で、電磁変換素子9aを装着した探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加する。探査信号22bの信号印加ケーブル31bへの印加が停止されている状態で、この探査信号22aを印加して受信器10における信号処理が行われても、探査対象ケーブルであるそのケーブル31cが特定できなかったとき、探査信号22aを印加したケーブル31cは盤35に接続された状態にある。このため、前述したように、送信器2から、探査対象ケーブル31aに探査信号22aを印加し、開閉器41を閉じて電磁変換素子9bを装着した信号印加ケーブル31bに探査信号22bを印加する。この結果、探査信号22aを検知したケーブル31(探査対象ケーブル31a)が探査対象ケーブルとして特定される。
本実施例は、実施例4で生じる各効果を得ることができる。さらに、本実施例は、電磁変換素子9bをあるケーブル31に装着したまま、電磁変換素子9aを装着するケーブル31を順次変えていく場合に、その都度、電磁変換素子9bのケーブル31への取り付け取り外しを行なうことなく電磁変換素子9bに印加する信号のON及びOFFが行えるため、探査効率が向上する。
ケーブル探査装置1の替りにケーブル探査装置1Aを用いてもよい。ケーブル探査装置1Aを用いる場合には、電磁変換素子9bに接続された開閉器41が可変増幅器8aに接続される。
開閉器41は送信器2内に設置してもよい。
実施例1から実施例5の各実施例は、原子力プラントだけでなく、火力プラント及び化学プラント等のプラント、ビルディング及び工場内に敷設されたケーブルの探査に適用することができる。
本発明は、原子力プラント等のプラント、ビルディング及び工場内に敷設されたケーブルの探査に適用することができる。
1,1A…ケーブル探査装置、2,2A…送信器、3…タイミング信号発生回路、4…位相信号発生回路、5…合成回路、6a,8a…可変増幅器、7…反転器、9a,9b…電磁変換素子、9c,9d…磁電変換素子、10…受信器、13…タイミング検出回路、14…位相検出回路、15…位相判定回路、17…サーチコイル、31,31c…ケーブル、31a…探査対象ケーブル、31b…信号印加ケーブル、32,33…ルート、35…盤、39a,39b…レベル演算回路、40…制御回路、41…開閉器。

Claims (17)

  1. 複数のケーブルのうち探査対象の第1ケーブルに、第1タイミング信号及び第1位相信号を含んでいる第1電気信号を印加し、前記第1電気信号が印加されているとき、前記複数のケーブルに含まれた他のケーブルである第2ケーブルに、前記第1タイミング信号と振幅の正負が反転している第2タイミング信号及び前記第1位相信号と振幅の正負が反転している第2位相信号を含んでいる第2電気信号を印加し、信号検知装置を用いて前記ケーブルを伝播する電気信号を検知し、検知された前記電気信号の位相に基づいて前記第1ケーブルを判別し、
    前記第1ケーブルの前記判別において、前記検知された電気信号に含まれている前記位相信号の位相が、前記第1電気信号に含まれた前記第1位相信号の位相と一致したとき、前記検知された電気信号を検知した前記ケーブルを前記第1ケーブルであると特定することを特徴とするケーブル探査方法。
  2. 前記検知された電気信号の位相が、前記第1電気信号に含まれている前記第1位相信号の位相と逆になっている、及び前記第2電気信号に含まれている前記第2位相信号の位相と同じであるのいずれかであるとき、前記検知された電気信号を検知した前記ケーブルを前記第2ケーブルであると特定する請求項1に記載のケーブル探査方法。
  3. 前記第2電気信号が前記第1電気信号を反転することによって生成される請求項1または2に記載のケーブル探査方法。
  4. 前記検知された電気信号に含まれる位相信号の開始時点を、前記検知された電気信号に含まれるタイミング信号に基づいて決定する請求項又はに記載のケーブル探査方法。
  5. 前記第1及び第2電気信号が送信装置で生成され、前記送信装置に接続された第1電磁変換装置が前記第1ケーブルに装着され、前記送信装置に接続された第2電磁変換装置が前記第2ケーブルに装着され、前記送信装置から出力された前記第1電気信号が、前記第1電磁変換装置から前記第1ケーブルに印加され、前記送信装置から出力された前記第2電気信号が、前記第2電磁変換装置から前記第2ケーブルに印加される請求項1ないしのいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
  6. 前記第1電気信号が前記第1ケーブルに印加され、前記第2電気信号が前記第2ケーブルに印加された状態で、前記複数のケーブルのうちで前記第1及び第2ケーブル以外の前記ケーブルに電流が流れているとき、前記第1電磁変換装置を前記第1ケーブルから取り外し、取り外した前記第1電磁変換装置を前記第1及び第2ケーブル以外の、新たに前記第1ケーブルになる他の前記ケーブルに装着し、その後、前記第1電気信号を、前記第1電磁変換装置から、前記第1電磁変換装置が装着された前記他のケーブルに印加し、前記第2電気信号を前記第2電磁変換装置から前記第2ケーブルに印加する請求項に記載のケーブル探査方法。
  7. 前記第1電気信号が前記第1ケーブルに印加され、前記第2電気信号が前記第2ケーブルに印加された状態で、前記複数のケーブルのうちで前記第1及び第2ケーブル以外の前記ケーブルに電流が流れているとき、前記第2電磁変換装置を前記第2ケーブルから取り外し、取り外した前記第2電磁変換装置を前記第1及び第2ケーブル以外の、新たに前記第2ケーブルになる他の前記ケーブルに装着し、その後、前記第1電気信号を前記第1電磁変換装置から前記第1ケーブルに印加し、前記第2電気信号を、前記第2電磁変換装置から、前記第2電磁変換装置が装着された前記他のケーブルに印加する請求項に記載のケーブル探査方法。
  8. 前記第2電気信号の前記第2ケーブルへの印加が停止されている状態で前記第1電気信号を前記第1電磁変換装置から前記第1ケーブルに印加し、前記第2電気信号の前記第2ケーブルへの印加が停止されて前記第1電気信号が前記第1ケーブルに印加されている状態で前記複数のケーブルのうちで前記第1ケーブル以外の前記ケーブルに流れている電流の位相が前記第1ケーブルに印加された前記第1電気信号の位相と逆になっているとき、前記第2電気信号を前記第2電磁変換装置から前記第2ケーブルに印加し、その後、前記第1電気信号が前記第1ケーブルに印加されて前記第2電気信号が前記第2ケーブルに印加されている状態で、前記信号検知装置を用いた前記電気信号の検知を行う請求項に記載のケーブル探査方法。
  9. 前記第2電気信号の前記第2ケーブルへの印加が停止されて前記第1電気信号が前記第1ケーブルに印加されている状態で前記第1ケーブルだけに電流が流れているとき、前記第1電磁変換装置を前記第1ケーブルから取り外し、取り外した前記第1電磁変換装置を前記第1及び第2ケーブル以外の、新たに前記第1ケーブルになる他の前記ケーブルに装着し、その後、前記第2電気信号の前記第2ケーブルへの印加が停止されている状態で、前記第1電気信号を、前記第1電磁変換装置から、前記第1電磁変換装置が装着された前記他のケーブルに印加する請求項に記載のケーブル探査方法。
  10. 前記第2電気信号の前記第2ケーブルへの印加の停止が、前記送信装置と前記第2電磁変換装置を接続している開閉装置を開くことによって行われ、前記第2電気信号の前記第2ケーブルへの印加が前記開閉装置を閉じることによって行われる請求項又はに記載のケーブル探査方法。
  11. 前記第1ケーブルに第1磁電変換装置を装着し、前記第2ケーブルに第2磁電変換装置を装着し、前記第1磁電変換装置により前記第1ケーブルに印加した前記第1電気信号を検出し、前記第2磁電変換装置により前記第2ケーブルに印加した前記第2電気信号を検出し、前記第1磁電変換装置により検出された前記第1電気信号の強度及び前記第2磁電変換装置により検出された前記第2電気信号の強度に基づいて、前記第1電磁変換装置に入力される前記第1電気信号及び前記第2電磁変換装置に入力される前記第2電気信号のいずれかの強度を調節する請求項に記載のケーブル探査方法。
  12. 前記第1ケーブルの前記判別が、前記信号検知装置に接続される受信装置で行われる請求項1ないし1のいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
  13. 前記第1及び第2電気信号の周波数が、100kHzから5MHzの範囲に含まれる周波数である請求項1ないし1のいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
  14. 第1タイミング信号及び第1位相信号を含んでいる第1電気信号及び前記第1タイミング信号と振幅の正負が反転している第2タイミング信号及び前記第1位相信号と振幅の正負が反転している第2位相信号を含んでいる第2電気信号をそれぞれ生成する送信装置と、前記送信装置に接続されて前記第1電気信号を探査対象である第1ケーブルに印加する第1電磁変換装置と、前記送信装置に接続されて前記第2電気信号を前記第1ケーブルとは異なる第2ケーブルに印加する第2電磁変換装置と、ケーブルを伝播する電気信号を検知する信号検知装置と、前記信号検知装置に接続され、検知された前記電気信号に含まれている前記位相信号の位相が、前記第1電気信号に含まれた第1位相信号の位相と一致したとき、前記検知された電気信号を検知した前記ケーブルを前記第1ケーブルであると特定する受信装置とを供えたことを特徴とするケーブル探査装置。
  15. 前記送信装置が、前記第1電磁変換装置に接続されて前記第1電気信号を生成する信号生成装置、及び前記信号生成装置及び前記第2電磁変換装置に接続され、前記第1電気信号を反転して前記第2電気信号を生成する信号反転装置を有する請求項1に記載のケーブル探査装置。
  16. 前記受信装置が、前記信号検知装置に接続され、前記信号検知装置で検知した前記電気信号の位相を検出する位相検出装置、及び前記位相検出装置に接続され、検出された前記位相が前記第1位相信号の位相と一致したとき、前記電気信号が検知された前記ケーブルが前記第1ケーブルであると特定するケーブル判定装置を有する請求項1又は1に記載のケーブル探査装置。
  17. 前記第1ケーブルに印加された前記第1電気信号を検出する第1磁電変換装置と、前記第2ケーブルに印加された前記第2電気信号を検出する第2磁電変換装置とを備え、
    前記送信装置が、検出された前記第1電気信号及び検出された前記第2電気信号に基づいて、前記第1電磁変換装置に出力される前記第1電気信号及び前記第2電磁変換装置に出力される前記第2電気信号のいずれかの強度を調節する制御装置を有している請求項1ないし1のいずれか1項に記載のケーブル探査装置。
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