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JP5212331B2 - 光ファイバの製造方法および製造装置 - Google Patents

光ファイバの製造方法および製造装置 Download PDF

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JP5212331B2 JP2009236357A JP2009236357A JP5212331B2 JP 5212331 B2 JP5212331 B2 JP 5212331B2 JP 2009236357 A JP2009236357 A JP 2009236357A JP 2009236357 A JP2009236357 A JP 2009236357A JP 5212331 B2 JP5212331 B2 JP 5212331B2
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Description

本発明は、光通信の伝送路として使用される光ファイバの製造方法および製造装置に関する。
光ファイバの製造において、コア部分およびクラッド部分を完全な真円形で、かつ同心状で形成することは難しく、わずかに楕円または歪んだ円形状となる。このため、光ファイバの断面構造における屈折率分布は均等ではない。この結果、光ファイバ断面内の直交する2偏波間の群速度に差異が生じ、偏波モード分散(PMD:Polarization-Mode Dispersion)が大きくなるという問題がある。このPMDを低減する方法として、光ファイバに交互方向の捻りを付与することが知られている。
光ファイバに捻りを付与する方法としては、例えば、特許文献1に揺動ガイドローラを用いる方法が開示されている。図10は、上記の特許文献1に開示された捻り付与方法の概略を説明する図で、図10(A)は全体の概略図、図10(B)は揺動ガイドローラを説明する図である。図10(A)に示すように、線引き炉2a内にセットされた光ファイバ母材1は、ヒータ2bにより加熱・軟化されて、ガラス光ファイバ3(以下、単に光ファイバという)が線引きされる。線引きされた光ファイバ3は、外径測定器4により外径測定が行われ、線引き制御部5にフィードバックされて所定の外径(通常125μm)になるように、ヒータ2bの加熱温度や線引き速度が制御される。
線引きした光ファイバ3には、第1および第2の樹脂コーティングダイス6a,6bにより、被覆樹脂がコーティングされ、第1および第2の紫外線照射装置7a,7bにより硬化される。樹脂で被覆された被覆光ファイバ3′は、この後、棒ローラ8a、揺動ガイドローラ9、固定ガイドローラ8b,8c等を経てボビン8dに巻き取られる。
図10(B)に示すように、揺動ガイドローラ9は、その回転軸yが線引き方向軸zを中心にして+θだけ回動すると、この回動により被覆光ファイバ3′に横方向の力が加わり、揺動ガイドローラ9の表面を被覆光ファイバ3′が転動する。この転動により被覆光ファイバ3′に捻りが付与される。続いて、揺動ガイドローラ9を反対方向の−θだけ回動すると、今度は、揺動ガイドローラ9の表面を被覆光ファイバ3′が反対の方向に転動する。このように、揺動ガイドローラ9に+θから−θまでの回動を繰り返し与えることにより、被覆光ファイバ3′の移動方向に対して時計回りと反時計回りの捻りを交番的に付与することができる。
この他にも、例えば、図11のように対ローラ9a,9bで光ファイバ3’を挟み込んで捻りを加えるものなど、揺動の方法には様々な方法が考えられている。
また、特許文献2には、揺動ガイドローラの捻り周期や大きさについて開示されていると共に、上記の光ファイバへの捻り付与を線引き時にオンラインで行う以外に、オフライン(巻き替え等)で行うことについても開示されている。
特開平8−295528号公報 米国特許出願公開2006/133751号明細書
光ファイバへの捻り付与は、通常、光ファイバの線引き時に行われ、ガラスファイバの加熱溶融部分に永久変形する形態で捻りを入れている。また、特許文献2に開示のように、光ファイバに保護被覆を施した状態の光ファイバを一旦リールに巻き取った後、着色または巻き替えする際に、捻りを付与することも行われている。後者の光ファイバの巻き替え時に捻り付与を行う場合、通常、揺動ガイドローラは、光ファイバの引取り手段であるキャプスタンと巻取りボビンとの間に配置される。この理由としては、光ファイバに捻り付与を行った後、比較的早い段階で光ファイバを巻取りボビンに巻取ることにより、捻りが解放されるのを少なくすると言うことにある。
一方、光ファイバのPMDは、光ファイバの捻り量(回/m)と関係し、捻り回数が多いほどPMDを低減することができる。また、光ファイバの捻り量は、揺動ガイドローラに接する時の張力に関係し、張力が大きいほど捻り量を多くすることができ、同じ張力であれば、フリーパス長が長いほど捻り量を多く取ることができる。しかしながら、設備的な制限から、フリーパス長をそれほど長く取るのは困難であり、また、巻取りボビンでの巻取り張力は、ロス増の防止等ファイバ特性維持のため、比較的小さく(通常、60g以下)する必要がある。このため、巻取り側に配置された揺動ガイドローラによる捻り量(回/m)は比較的に少なく、十分なPMD低減を実現することができないという問題があった。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、設備的な制限からフリーパス長をそれほど長く取るのは困難であっても、巻取りボビンでの巻取り張力に影響を与えることなく、光ファイバに十分な引張り張力を与えて捻り効率を高め、光ファイバのPMDを低減することができる光ファイバの製造方法と製造装置の提供を目的とする。
本発明による光ファイバの製造は、光ファイバをサプライボビンから繰出し、引取り手段により引取って巻取りボビンで巻取る経路中で、光ファイバに捻り付与部により交互に捻りを付与する光ファイバの製造方法で、巻取りボビンの巻取りに影響を与えずに、光ファイバに巻取りボビンの巻取り張力より高い張力負荷をかけることが可能な区間を設け、該区間で捻れを付与し、捻り付与部の直前における張力をT(g)、及びフリーパス長をL、捻り量をR(回/m)、a,bを定数としたとき、
「 R=a×T×L」で近似される捻り量Rが「2」以上となるよう張力、フリーパス長Lを設定することを特徴とする。なお、捻り量R(回/m)は「4」以上とすることが好ましい。
なお、捻り付与部による捻り付与を、引取り手段の前段、あるいは引取り手段の後段に高張力負荷手段と張力緩衝手段を設け、捻り付与部による捻り付与を、高張力負荷手段により巻取りボビンの巻取り張力よりは高い張力に設定された箇所で行う。また、捻り付与部と、捻り付与部の上流側に設けられ光ファイバが捻り回動するのを抑制する捻り抑制ローラとの間に、捻り非抑制ローラを配して、フリーパス長を延長するようにしてもよい。なお、捻り付与部は揺動ガイドローラからなり、該揺動ガイドローラのローラ表面への光ファイバの接触角βを40°〜160°とするのが望ましい。
本発明によれば、巻取りボビンの巻取りに影響を与えずに光ファイバに巻取りボビンの巻取り張力よりは高い張力負荷をかけることが可能な区間を設けるので、例え設備的な制限によりフリーパス長を長くすることができなくてもこの区間での張力を所定の張力に設定することができ、光ファイバに比較的に大きな張力を加えて捻りを付与することが可能となる。この結果、巻取りボビンの巻取り張力を通常用いる程度の値とすることができるとともに、光ファイバに単位距離当たりの捻り回数を効率よく付与して、PMDの低減を図ることができる。
本発明の実施形態を説明する図である。 本発明の他の実施形態を説明する図である。 本発明のその他の実施形態を説明する図である。 光ファイバの捻り付与部のパスラインを示す図である。 光ファイバの捻り量とPMD低減率の関係を示す図である。 光ファイバの張力と捻り量の関係を示す図である。 光ファイバのフリーパス長と捻り量の関係を示す図である。 光ファイバの所定の捻り量に対するフリーパス長と張力の相関の関係を示す図である。 光ファイバの接触角と捻り量の関係を示す図である。 従来技術を説明する図である。 他の従来技術を説明する図である。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は光ファイバの巻き替え時に引取り手段(キャプスタン)の前段で光ファイバに捻りを付与する例を示す図、図2及び図3は引取り手段の後段で光ファイバに捻りを付与する例を示す図である。図1〜3において、10はサプライボビン、11は光ファイバ、12は案内ローラ、13はダンサーローラ、14はコブ検出器、15は捻り抑制ローラ、16は捻り非抑制ローラ、17は張力検出器、18は捻り付与部(捻り付与ローラ)、19は捻り抑制ローラ、20はキャプスタン、21,22は案内ローラ、23はダンサーローラ、24は巻取りボビン、25は張力検出器、26は制御装置、27は高張力負荷手段、28はテンションヘルパーローラを示す。
図1に示す光ファイバの巻き替えは、サプライボビン10から送出される光ファイバ11を、案内ローラ12とダンサーローラ13により所定の張力で繰出す。繰出された光ファイバ11は、例えば、走行経路中に配したコブ検出器14によりコブの有無を検出することができる。また、張力検出器17により、捻り付与部18の直前の光ファイバ11の走行時の張力を検出することができる。
光ファイバ11は、捻り抑制ローラ15、捻り非抑制ローラ16等を経て光ファイバ11に捻りを付与する捻り付与部(以下、捻り付与ローラという)18、捻り抑制ローラ19を介してキャプスタン20等の引取り手段により引き取られる。捻り付与ローラ18は、例えば、図10(B)で説明したような揺動ガイドローラ9を用いることができ、捻り抑制ローラ15,19も図10(B)に示したようなV溝型の固定ガイドローラ8bを用いることができる。なお、捻り非抑制ローラ16は、ローラ幅が広く光ファイバがスムーズに転動するものが用いられる。
キャプスタン20により、巻取りボビン24の巻取り張力より高い張力(以下、高張力という)で引き取られた光ファイバ11は、案内ローラ21および22、ダンサーローラ23を経て巻取りボビン24により巻取られる。また、必要に応じて張力検出器25により、巻取り時の光ファイバの張力が検出される。制御装置26により巻取りボビン24の巻取り速度等が制御され、制御装置26は、この他、光ファイバのコブ検出や断線制御による停止・反転制御、張力検出器17による張力検出に応じた張力の制御、捻り付与ローラ18の揺動周期等の制御を行う。
図2に示す光ファイバの巻き替えは、引取り手段の後段に高張力を付加する区間を設ける例である。サプライボビン10から送出される光ファイバ11を、案内ローラ12とダンサーローラ13により所定の張力で繰出す。繰出された光ファイバ11は、例えば、走行経路中に配したコブ検出器14によりコブの有無を検出しながら、キャプスタン20等の引取り手段により引き取られる。
キャプスタン20により引き取られた光ファイバ11は、キャプスタン20の後段に配された高張力負荷手段27により、キャプスタン20から高張力負荷手段27までの区間に高張力が負荷される。なお、高張力負荷手段27としては、上記したキャプスタンと同じものを用い、2つのキャプスタンの間に引張り張力を与えるものとしてもよく、能動モータ等を用いて光ファイバに所定の引張り張力を与えるものとしてもよい。光ファイバ11は、この高張力が負荷された区間で、図1で説明したのと同様に、捻り抑制ローラ15、捻り非抑制ローラ16等を経て光ファイバ11に捻りを付与する捻り付与ローラ18、捻り抑制ローラ19により、捻りが付与される。また、張力検出器17により、捻り付与ローラ18の直前の光ファイバ11の走行時の張力を検出することができる。
捻りが付与された光ファイバは、高張力負荷手段27の後段に配したテンションヘルパーローラ28により張力が緩和された後、ダンサーローラ23、案内ローラ22を経て巻取りボビン24により巻取られる。高張力負荷手段27が、それ自身でその後段の張力を緩和することが可能な場合は、テンションヘルパーローラ28は省略することもできるが、テンションヘルパーローラ28を設けた方が、より巻取り張力への影響を排除できる。
また、必要に応じて張力検出器25により、巻取り時の光ファイバの張力が検出される。制御装置26により巻取りボビン24の巻取り速度等が制御され、制御装置26は、この他、光ファイバのコブ検出や断線検知による停止・反転制御、張力検出器17による張力検出に応じた張力の制御、高張力負荷手段27によるファイバ張力の設定調整、捻り付与ローラ18の揺動周期等の制御を行う。
図3に示す光ファイバの巻き替えは、高張力負荷手段とテンションヘルパーローラとの区間に負荷された張力を利用している例である。テンションヘルパーローラ28は、高張力負荷手段27で付与された高張力を緩和させるものであるが、高張力負荷手段27の直後では、ある程度の高張力が残存している。テンションヘルパーローラ28との間で、所定の高張力が得られる場合、上述した図2の場合と同様に光ファイバに捻りを付与することができる。
光ファイバの巻き替えでは、高張力負荷手段27により高張力をかけることによってスクリーニング試験を行うことがあるが、このように高張力負荷部と捻り付与部を分ける構成にすることにより、スクリーニング部にも影響を与えることなく、ねじりを付与することが可能となる。
図2で説明したのと同様に、サプライボビン10から送出される光ファイバ11を、案内ローラ12とダンサーローラ13により所定の張力で繰出す。繰出された光ファイバ11は、例えば、走行経路中に配したコブ検出器14によりコブの有無を検出しながら、キャプスタン20により引き取られる。
キャプスタン20により引き取られた光ファイバ11は、案内ローラ21を経て高張力負荷手段27により、所定の張力が付与される。高張力負荷手段27を経た光ファイバ11は、図2で説明したのと同様に、捻り抑制ローラ15、捻り非抑制ローラ16等を経て光ファイバ11に捻りを付与する捻り付与ローラ18、捻り抑制ローラ19により、捻りが付与される。捻りが付与された光ファイバは、テンションヘルパーローラ28により張力が緩和された後、ダンサーローラ23、案内ローラ22を経て巻取りボビン24により巻取られる。
図4は、光ファイバの捻り付与部のパスラインの概略を示す図である。光ファイバの捻りは、捻り付与ローラ18と上流側に配した捻り抑制ローラ15との間、または、捻り付与ローラ18と捻り抑制ローラ15との間に捻り非抑制ローラ16を配したパスラインで、捻り付与ローラ18により付与される。なお、捻り付与ローラ18と捻り抑制ローラ15間の距離L1+L2、捻り非抑制ローラ16を省略したときは距離L1をフリーパス長Lと言う。
フリーパス長Lと光ファイバに付与できる単位長さ当たりの捻り回数を示す捻り量(回/m)との関係は、後述する図7に示すように、フリーパス長Lは長いほど光ファイバに多くの捻りを入れることができる。
このフリーパス長Lを設備スペースの関係で十分確保できないときは、図4などに示すように、捻り非抑制ローラ16を用いて折り返すことにより、捻り抑制ローラ15との間の距離L2を折り返し分として加え、「L1+L2」で所定のフリーパス長となるようにすることができる。
捻り付与ローラ18は、ローラ回転軸を所定の揺動角(±θ)で揺動させて光ファイバに捻りを付与するもので、例えば、図10(B)及び図11で説明したのと同様な形状(揺動ガイドローラ)のものを用いることができるが、特に揺動方式には限定されない。すなわち、捻り付与ローラ18を一方の方向(+θ方向)に揺動させると光ファイバに横方向の力が加わり、光ファイバは捻り付与ローラ18の表面を転動し、これにより光ファイバ11に一方向の捻りが付与される。続いて、捻り付与ローラ18を反対方向(−θ方向)に揺動させると、今度は、捻り付与ローラ18の表面を光ファイバが反対の方向に転動し、反対方向への捻りが付与される。このように、捻り付与ローラ18に所定範囲の揺動角度と周期で繰り返し揺動制御することにより、光ファイバ11の移動方向に対して時計回りと反時計回りの捻りを交番的に付与することができる。
また、捻り付与ローラ18の揺動による光ファイバ11への捻り付与は、後述するように、光ファイバ11と捻り付与ローラ18が接触する接触角β(巻付角ともいう)の影響を受ける。すなわち、この接触角があまり小さいと、ローラ表面での光ファイバの転動が不十分となり、所定の捻り量を得ることができない。また、接触角が大きすぎると、ローラ表面で光ファイバが転動するときの抵抗が大きくなって転動し難くなるので、適正な接触角βとする必要がある。
図5は光ファイバの捻り量R(回/m)とPMD低減率の関係を示す図である。PMD低減率を、「1−(捻り付与後のPMD/捻り付与前のPMD)」とすると、図のように捻り量とPMD低減率とは、ほぼ比例関係にあり、捻り量が増えれば、それに比例してPMD低減率が大きくなる。すなわち、捻り量が増えればPMDは、それに比例して小さくなる。10〜40Gbit伝送では、PMDは、0.06ps/√km以下、好ましくは0.02ps/√kmとすることが望ましく、現状の一般的な汎用ファイバの実力0.01〜0.2ps/√km(平均値0.1ps/√km)を鑑みると、PMD低減率0.4、好ましくは0.8が目標となってくる。この目標とするPMD低減率を達成するには、捻り量R(回/m)は「2」以上、好ましくは「4」以上を確保する必要がある。
図6は、光ファイバに加えられる張力T(g)と捻り量R(回/m)の関係を示す図である。なお、光ファイバの捻り量R(回/m)は、他の要件も関係するが、この図では、図4で説明した接触角βを71°、ローラ径40mm、ローラ幅30mm、揺動角θを15°とし、フリーパス長(L1+L2)を各々500mm、900mm、1430mmにしたときの線速750m/minで光ファイバに加えられる張力T(g)に対する捻り量R(回/m)を測定したものである。この図から明らかなように、光ファイバの捻り量は、光ファイバの張力にほぼリニアに依存していることが分かる。
図7は、図4で説明した光ファイバに捻りを付与するフリーパス長L(mm)と捻り量R(回/m)の関係を示す図である。なお、この図においては、接触角β、ローラ径、ローラ幅、揺動角θ、線速を上記と同じように一定とし、光ファイバの張力Tを、60g、150g,190g,240g,310gと変えて、それぞれのフリーパス長に対する捻り量を測定したものである。
図8は、図6、図7で測定した実測値から、各々捻り量R(回/m)が「2」、「4」で一定となるように、a,bを定数とし、張力T(g)とフリーパス長L(m)の関係を、近似曲線として求めた結果をグラフ化したものである。近似曲線は
「 R=a×T×L
の式で近似し、この場合a=0.0235、b=0.90となった。なお、このa,bは、ローラの表面性などによる捻り易さ、揺動させる周期(速度)などの要因によって変化する定数であり、例えば、捻り性能が良いローラを用いれば、aの値は大きくなる。
この図から明らかなように、捻り量R(回/m)を「2」以上に確保するには、捻り量R=2のグラフの右側に張力T、フリーパス長Lがあれば良く、「4」以上を確保するには捻り量R=4のグラフの右側に張力T、フリーパス長Lがあれば良い。もう少し具体的に言えば、例えば、フリーパス長が1mの場合、捻り量R(回/m)を「2」以上を確保するには、張力Tは80g以上が必要であり、捻り量R(回/m)を「4」以上を確保するには、張力Tは160g以上が必要である。なお、光ファイバのスクリーニングには、900g〜1100g程度の張力をかけることはあるが、切断の頻度が高まるので、これ以下の大きさ(例えば、500g以下)で実施するのが望ましい。
上記したように、例えば光ファイバの張力160g以上を確保し、揺動を行うことにより捻り量「4」以上が確保され、PMD低減の効果が得られるが、上述したように、巻取り張力は60g程度にする必要があるため、巻取りボビンの巻取り張力に影響を与えるところで高張力にすることはできない。図1の巻取り設備では、キャプスタン20の前段であれば高張力にしても巻取り張力に影響を与えないので、この部分に捻り付与ローラ18を配置し、必要な光ファイバの張力を確保するようにしている。
一方、図2の巻取り設備では、キャプスタン20の後段に高張力負荷手段27を設け、テンションヘルパーローラ28などの張力緩和手段により張力を緩和する構成としている。これにより、キャプスタン20から高張力負荷手段27までの間で高張力にしても巻取り張力に影響を与えることなく、図2に示すように高張力部分に捻り付与ローラ18を配置することにより、必要な光ファイバの張力を確保している。図3でも図1,2と同様にして必要な光ファイバの張力を確保している。
また、フリーパス長Lを500mmとした場合、光ファイバの張力が150g以下では、捻り量(回/m)を「2」以上を確保することができない。一方、光ファイバを張力100g以上で走行させるとして、捻り量R(回/m)を「2」以上確保するには、フリーパス長Lは800mm以上である必要がある。フリーパス長Lのスペースが、設備の構成上で十分とることができない場合は、光ファイバの張力を高めることにより解決する以外に、図4で説明したように捻り非抑制ローラ16を用いることで、折り返し分のL2を含めたフリーパス長として、所定のフリーパス長を確保してもよい。
図9は、図4で説明した光ファイバの捻り付与ローラに対する接触角β(°)と捻り量(回/m)の関係を示す図である。この図9は、フリーパス長、ローラ径、ローラ幅、揺動角を、図6の測定時のパラメータと同じにし、フリーパス長1430mm、張力150gとして接触角βを変化させたときの捻り量Rを測定したものである。この結果、上記の接触角βが40°未満では捻り量R(回/m)を必要量確保するのが難しく、また、接触角βが160°を超える場合も捻り量R(回/m)を必要量確保するのが難しくなる。したがって、光ファイバの捻り付与ローラに対する接触角β( °)は、40°以上160°以下であることが望ましく、さらには、捻り量R(回/m)を「5」が確保できる50°以上100°以下であることが好ましい。
上述したように、光ファイバの巻き替えなどのオフライン工程で、光ファイバに交互に捻りを付与して光ファイバのPMDを低減するには、所定の捻り量(回/m)が必要である。そして、光ファイバに所定の捻り量(例えば2回/m)以上を付与するには、所定値以上の張力、フリーパス長として捻ることが必要であることが判明した。このため、本発明においては、設備的な制限からフリーパス長を長く取ることが困難であっても、巻取りボビンの巻取り張力に影響を与えないように光ファイバに高張力負荷をかけることが可能な区間、例えば、キャプスタンなどの引取り手段の前段や、引取り手段の後段であっても、テンションヘルパーローラなどの張力緩和手段を用いることによって高張力を負荷することが可能となった箇所に、捻り付与部を配置している。
これにより、キャプスタンなどの引取り手段の前段や、引取り手段の後段であっても、テンションヘルパーローラなどの張力緩和手段を用いることによって高張力を負荷することが可能となった箇所に、光ファイバに捻りを付与するのに十分な張力をかけることが可能となり、設備的な制限からフリーパス長を長く取ることが困難であっても、光ファイバのPMD値を低減することができる。
なお、引取り手段手前(キャプスタン前)で捻った場合には、光ファイバに付与された捻りは、巻取りボビンで巻取られるまでの経路中で多少解放されるが、この解放量を予め見込んで捻り付与することも可能である。また、キャプスタンの前段、後段のどちらで捻りを付与するにしても、巻取りボビン側の光ファイバの張力は、従来と同様の張力に維持して巻取りを行うことができる。さらに、巻取りボビンの近くで光ファイバの捻り操作がなくなるので、線振れがなくなり巻取り状態をさらに良好にすることが可能となる。
10…サプライボビン、11…光ファイバ、12…案内ローラ、13…ダンサーローラ、14…コブ検出器、15…捻り抑制ローラ、16…捻り非抑制ローラ、17…張力検出器、18…捻り付与部(捻り付与ローラ)、19…捻り抑制ローラ、20…キャプスタン、21,22…案内ローラ、23…ダンサーローラ、24…巻取りボビン、25…張力検出器、26…制御装置、27…高張力負荷手段、28…テンションヘルパーローラ。

Claims (7)

  1. 光ファイバをサプライボビンから繰出し、引取り手段により引取って巻取りボビンで巻取る経路中で、前記光ファイバに捻り付与部により交互に捻りを付与する光ファイバの製造方法であって、
    前記巻取りボビンの巻取りに影響を与えずに、前記光ファイバに巻取り張力より高い張力負荷をかけることが可能な区間を設け、前記区間で捻れを付与し、前記捻り付与部の直前における張力をT(g)、及びフリーパス長をL、捻り量をR(回/m)、a,bを定数としたとき、
    「 R=a×T×L」で近似される捻り量Rが「2」以上となるよう前記張力、前記フリーパス長Lを設定することを特徴とする光ファイバの製造方法。
  2. 前記捻り量R(回/m)を「4」以上とすることを特徴とする光ファイバの製造方法。
  3. 前記捻り付与部による捻り付与を前記引取り手段の前段で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバの製造方法。
  4. 前記引取り手段の後段に高張力負荷手段と張力緩衝手段を設け、前記捻り付与部による捻り付与を前記高張力負荷手段により前記巻取りボビンの巻取り張力より高い張力に設定された箇所で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバの製造方法。
  5. 前記捻り付与部と、前記捻り付与部の上流側に設けられ光ファイバが捻り回動するのを抑制する捻り抑制ローラとの間に、捻り非抑制ローラを配して前記フリーパス長を延長することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバの製造方法。
  6. 前記捻り付与部は揺動ガイドローラからなり、該揺動ガイドローラのローラ表面への前記光ファイバの接触角βを40°〜160°とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバの製造方法。
  7. 光ファイバをサプライボビンから繰出し、引取り手段により引取って巻取りボビンで巻取る経路中で、前記光ファイバに捻り付与部により交互に捻りを付与する光ファイバの製造装置であって、
    前記巻取りボビンの巻取りに影響を与えずに、前記光ファイバに前記巻取りボビンの巻取り張力より高い張力負荷をかけることが可能な区間を設け、前記区間で捻れを付与し、前記捻り付与部の直前における張力をT(g)、及びフリーパス長をL、捻り量をR(回/m)、a,bを定数としたとき、
    「R=a×T×L」で近似される捻り量Rが「2」以上となるよう前記張力、前記フリーパス長Lが設定されていることを特徴とする光ファイバの製造装置。
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