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JP5208143B2 - 誘導加熱調理器の加熱コイルユニット - Google Patents

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JP5208143B2 JP2010022239A JP2010022239A JP5208143B2 JP 5208143 B2 JP5208143 B2 JP 5208143B2 JP 2010022239 A JP2010022239 A JP 2010022239A JP 2010022239 A JP2010022239 A JP 2010022239A JP 5208143 B2 JP5208143 B2 JP 5208143B2
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Description

本願発明は、誘導加熱調理器の加熱コイルユニットに関するものである。
いわゆるIHクッキングヒータなどの誘導加熱調理器は、所定平面上において中心の周りに渦巻状に捲回された加熱コイルに数十kHzの高周波電流をインバータ回路などから供給することにより、鍋(調理器具)などの被加熱体に渦電流を形成して、調理器具自体を加熱するものである。
たとえば特許文献1に記載された従来式の電磁調理器の加熱コイルユニットは、概略、保持台の上面に載置されたコイル巻き線と、保持台の裏面側に接着固定された複数のフェライトコアとを有する。特許文献1のフェライトコアはすべて同一の棒状の形態を有し、中心から放射状に延びるように構成されている。
また特許文献2に記載された電磁誘導加熱装置は、同様に渦巻状に捲回された加熱コイルと、その中央下方に配設された円形状の磁束収束用コア板と、磁気抵抗を減らすための複数の扇形状のフェライトコアとを有する。
特開平07−057864号公報 特開平11−040338号公報
しかしながら、上述のように、フェライトコアは磁気抵抗を減らし、被加熱体である鍋に形成される渦電流を増大させて、加熱効率を改善するものであるところ、加熱コイルの下方全体に配置すると、フェライト材料が高価であることから加熱コイルユニットの製造コストが増大してしまう。また、特許文献1のように同一の棒状フェライトコアを放射状に配置すると、とりわけ半径方向外側における磁気抵抗を十分に小さくすることができない(所望の加熱効率が得られない)。さらに、特許文献2のように扇形状のフェライトコアを加熱コイルの大きさ等の仕様に応じて個別に設計および作製した場合、特別な形状を有するフェライトコアの製造コストを実質的に引き上げることになり、加熱コイルユニットの安価で簡便な作製を阻害する場合がある。
そこで本願発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本願発明に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットは、所定平面上において中心の周りに捲回された加熱コイルと、前記加熱コイルの下方に放射状に配置された、断面積が同じで長さが互いに異なる少なくとも2種類の棒状のフェライトコアとを備え、前記各フェライトコアの半径方向外側の最外端部が実質的に同一半径上に配置されることを特徴とするものである。
本願発明によれば、半径方向外側における磁気抵抗を十分に小さくして加熱効率を最適化するとともに、利用されるフェライト材料を極力減らした、簡便かつ安価に製造可能な加熱コイルユニットを実現することができる。
(a)および(b)は本願発明に係る加熱コイルユニットを上方および下方から見た平面図および底面図である。 (a)および(b)は図1(b)のA−A線およびB−B線から見た端面図である。 (a)〜(d)は4,6,8,10本のフェライトコアを有するコイルユニットの底面図である。 フェライト占有比(P)に対する鍋の発熱量(W)を示すグラフである。 実施の形態1の加熱コイルユニットに関し、中心から半径方向の位置(r)におけるフェライト占有比(P)の推移を示すグラフである。 実施の形態2に係るフェライトコアおよび加熱コイルのみを示す図1(b)と同様の底面図である。 実施の形態2に係る加熱コイルユニットに関し、中心から半径方向の位置(r)におけるフェライト占有比(P)の推移を示すグラフである。 実施の形態3に係る加熱コイルユニットを上方から見た平面図である。 実施の形態3に係る加熱コイルユニットを下方から見た底面図である。 実施の形態4に係る加熱コイルユニットを下方から見た底面図である。 実施の形態4に係る加熱コイルユニットに関し、中心から半径方向の位置(r)におけるフェライト占有比(P)の推移を示すグラフである。 実施の形態5に係る加熱コイルユニットを下方から見た底面図である。
以下、添付図面を参照して本願発明に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの実施の形態を説明する。各実施の形態の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば、「上方」および「下方」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものでない。
実施の形態1.
図1〜図5を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの実施の形態1について以下詳細に説明する。図1(a)および(b)は本願発明の加熱コイルユニット1を上方および下方から見た平面図および底面図であり、図2(a)および(b)は図1(b)のA−A線およびB−B線から見た端面図である。
本願発明に係る加熱コイルユニット1は、概略、円板状のコイルベース(支持台)2と、その中心の周りに螺旋状に捲回してコイルベース2の上面に固定された加熱コイル3と、コイルベース2の下面に設けた凹部に収容された複数のフェライトコア(強磁性部材)10とを有する。ここでフェライトとは、一般には、酸化鉄を主成分とするセラミックスの総称のことであるが、本願明細書においては非導電性で高透磁率を有し、強磁性を有する部材をいう。
本願発明に係るフェライトコア10は、断面積が同じで長さが互いに異なる少なくとも2種類の棒状の強磁性材料からなり、その半径方向外側の最外端部12a,12bが加熱コイル3の中心から実質的に同一半径上の位置に対称的に配置される。とりわけ、この実施の形態に係るフェライトコア10は、長さの異なる2種類のフェライトコア10a,10b、たとえば長さ7cmの長丈フェライトコア10aと長さ4cmの短丈フェライトコア10bからなり、加熱コイル3の外径(たとえば10cm)と同等の周縁部から中心に向かって延びている。すなわち長丈フェライトコア10aおよび短丈フェライトコア10bは、それらの半径方向外側の最外端部12a,12bが加熱コイル3の中心から実質的に同一半径(たとえば10cm)上に配置されている。
上述のように、フェライトコア10は磁気抵抗を小さくして、加熱効率を増大させるものであるが、フェライトコア10が加熱効率の増大にどのように寄与するか、すなわち所定の長さおよび断面積を有する複数のフェライトコア10による加熱効率の増大について以下の数値シミュレーションを行った。
まず、ポリイミド樹脂製の絶縁被膜が形成された銅線などの芯線を10回捲回して(巻数=10回)、内径3cmおよび外径10cmを有する加熱コイル3を作製し、コイルベース2の上面に固定した状態を模擬した。
次に、コイルベース2の下面に設けた凹部に、半径方向の長さ7cmおよび半径方向に直交する方向の幅1cmを有する同一形状の複数(n=4,6,8,10,12,14,16本)のフェライトコア10を配置した。なお、図3(a)〜(d)は、4,6,8,10本のフェライトコア10が配置された加熱コイルユニット1を示し、破線3は加熱コイル3の外径を示す。
そして加熱コイル3に50Aのピーク電流を25kHzの周波数で供給したとき、図3の一点鎖線14で示す各フェライトコア10の半径方向の中央位置(加熱コイル3の中心から半径方向6.5cmの位置)の上方に載置された鍋の発熱量(W)を計測した。このとき中心から半径方向6.5cmの位置における周方向長さ(2π×6.5cm≒40.8cm)に対する、すべてのフェライトコア10の半径方向に直交する方向の幅の合計(n本×1cm)の割合(P、以下「フェライト占有比」または単に「占有比」という)を横軸のパラメータとし、鍋の発熱量(W)を縦軸にして図4に示すグラフを得た。
すなわち図3(a)〜(d)に示すフェライトコア10に関し、中心から半径方向6.5cmの位置における上記占有比(P)は、
4本のとき(図3(a))、P=4cm/40.8cm(≒0.10)、
6本のとき(図3(b))、P=6cm/40.8cm(≒0.15)、
8本のとき(図3(c))、P=8cm/40.8cm(≒0.20)、
10本のとき(図3(a))、P=10cm/40.8cm(≒0.25)となる。
同様に、
12本のとき、P=12cm/40.8cm(≒0.29)、
14本のとき、P=14cm/40.8cm(≒0.34)、
16本のとき、P=16cm/40.8cm(≒0.39)となる。
図4のグラフから明らかなように、フェライトコア10を4本、6本、8本と増やすにつれて、鍋の発熱量(W)は所定の直線上に沿って増大するが、フェライトコア10を10本にした場合の鍋の発熱量(W)は上記直線から逸脱してあまり増大していない。これは、通常、加熱効率はフェライトコア10による磁気抵抗の低減効果に比例して増大するが、10本以上のフェライトコア10による磁気抵抗の低減効果は飽和して、鍋の発熱量(W)が増大しないことを示すものである。換言すると、10本以上のフェライトコア10はフェライト過剰状態であり、フェライトコア10を構成するフェライト材料が高価であることから、費用対効果が最適なフェライトコア10の本数は10以下である(すなわち占有比(P)は0.25以下である)と結論することができる。
一方、フェライトコア10を4本、6本、8本と増やすにつれて、鍋の発熱量(W)は本数に比例して増大するので、フェライトコア10が6本以下である(すなわち占有比(P)が0.15以下である)ときをフェライト不足状態と設定することができる。とりわけフェライトコア10の最外端部12(または加熱コイル3の外径)において、鍋の発熱量(W)を増大させるために、フェライト不足状態とならないように占有比(P)を0.15以上に維持することが好ましい。
換言すると、本願発明によれば、中心から各フェライトコア10の最外端部12までの距離(r=10cm)における円周の長さ(2πr)に対する、各フェライトコア10の半径方向に直交する方向の幅(w)の合計(n×w)のフェライト占有比(P)が0.15以上であることが好ましい。
とりわけ実施の形態1において、フェライトコア10が8本(n=8)で、加熱コイル3の外径が10cmのとき、フェライト不足状態とならないように(すなわち、占有比(P=n×w/2πr)がフェライトコア10の最外端部12(r=10cm)において0.15以上となるように)するためには、フェライトコア10の幅(w)が次式を満たす必要がある。
0.15≦8×w/(2π×10) よってw≧1.18cm
またフェライトコア10が8本(n=8)で、各フェライトコア10の幅(w)が1.18cmのとき、フェライト過剰状態とならないように(すなわち、占有比(P=n×w/2πr)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧8×1.18/2πr よってr≧6cm
したがって短丈フェライトコア10bは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径6cmの位置まで延び、その長さは4cmとする必要がある。
なお、半径6cmの位置から内側においては、主として、4本(n=4)の長丈フェライトコア10aによる磁気抵抗の低減の効果に起因して加熱効率が増大する。このとき長丈フェライトコア10aの幅(w)が1.18cmであるので、中心から半径方向6cmの位置(r=6cm)における占有比(P=n×w/2πr)は次式で求められる。
P=4×1.18/(2π×6)=0.125
ここで計算された占有比(P)は、フェライト不足状態を示す0.15以下となるが、実際には、中心から半径方向6cmの位置における磁気抵抗の低減の効果は、長丈フェライトコア10aのみならず、短丈フェライトコア10bの影響も加算されるので、鍋の発熱量(W)の十分な増大を期待することができる。
さらに半径6cmの位置から内側において、フェライト過剰状態とならないように(占有比(P)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧4×1.18/2πr よってr≧3cm
すなわち長丈フェライトコア10aは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径3cmの位置まで延び、その長さは7cmとする必要がある。
以上のように中心からの半径方向の位置(r)に対する、求めた占有比(P)をプロットすると、図5のグラフを得ることができる。したがって、本願発明によれば、フェライトコア10または加熱コイル3の最外端部12(r=10cm)においては、フェライト不足状態とならないように、長丈フェライトコア10aおよび短丈フェライトコア10bの幅(w)を選択し、かつ加熱コイル3の下方における任意の半径(r)でフェライト過剰状態とならないように長丈フェライトコア10aおよび短丈フェライトコア10bの長さを決定して、極力少量のフェライトコア10を用いて、最大の磁気抵抗の低減効果(鍋の発熱効率)が得られる加熱コイルユニット1を実現することができる。
これに対し、従来技術による加熱コイルユニット1において、同じ長さを有する8本の長丈フェライトコア10aを配置した場合に相当するが、フェライトコア10が8本(n=8)で、フェライトコア10の幅(w)が1.18cmで、中心から半径方向6cmより内側における占有比は図5の破線に示すように推移し、特に中心から半径方向3cmの位置(r=3cm)における占有比(P=n×w/2πr)は次式で求められる。
P=8×1.18/(2π×3)=0.5
すなわちフェライト過剰状態を示す0.25の2倍となり、従来技術のフェライトコア10は必要以上に配置されており、製造コストの削減を相反するものであった。
以上のように、本願発明に係る加熱コイルユニット1は半径方向外側における磁気抵抗を十分に小さくして加熱効率を最適化するとともに、利用されるフェライトコア(フェライト材料)を極力減らして、簡便かつ安価に製造することができる。
なお本願発明のコイルベース2は、図1に示すように、加熱コイル3の内径(3cm)と同等の半径を有する中央開口部5を有し、短丈フェライトコア10bが配置されない領域において中央開口部5と連通する放射開口部6をさらに有する。一般に、加熱コイル3は、作動時において(高周波電流が供給された際)、高周波電流のジュール熱により高温となるので、加熱コイル3を下方から冷却風を供給して冷却する必要があるところ、このコイルベース2によれば、中央開口部5のみならず放射開口部6を介して、より多量の冷却風を加熱コイル3に供給することができ、冷却効果の高い加熱コイルユニット1を実現することができる。
実施の形態2.
図6および図7を参照しながら、本発明に係る実施の形態2による加熱コイルユニット1について以下に説明する。実施の形態2による加熱コイルユニット1は、4本の長丈フェライトコア10aおよび8本の短丈フェライトコア10bを加熱コイル3の下方に配置した点を除いて、実施の形態1の加熱コイルユニット1と同様の構成を有するので、その他の構成部品に関連する詳細な説明を省略する。なお図中、同一構成部品については同一の符号を用いて示す。
図6は、実施の形態2のフェライトコア10および加熱コイル3(破線で囲まれた部分)のみを示す図1(b)と同様の底面図である。図6に示すように、実施の形態2のフェライトコア10は、一例として、長さ8cmの4本の長丈フェライトコア10aと長さ4cmの8本の短丈フェライトコア10bからなり(合計12本)、加熱コイル3は2cmの内径および10cmの外径を有するものである。
実施の形態2において、フェライトコア10が12本(n=12)で、加熱コイル3の外径が10cmのとき、フェライト不足状態とならないように(占有比(P)がフェライトコア10の最外端部12(r=10cm)において0.15以上となるように)するためには、フェライトコア10の幅(w)が次式を満たす必要がある。
0.15≦12×w/(2π×10) よってw≧0.785cm
またフェライトコア10が12本(n=12)で、フェライトコア10の幅(w)が0.785cmのとき、フェライト過剰状態とならないように(占有比(P)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧12×0.785/2πr よってr≧6cm
すなわち短丈フェライトコア10bは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径6cmの位置まで延び、その長さは4cmとする必要がある。
なお、半径6cmの位置から内側において、長丈フェライトコア10aが4本(n=4)で、その幅(w)が0.785cmであるので、中心から半径方向6cmの位置(r=6cm)における占有比(P)は次式で求められる。
P=4×0.785/(2π×6)=0.0833
さらに半径6cmの位置から内側において、フェライト過剰状態とならないように(占有比(P)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧4×0.785/2πr よってr≧2cm
すなわち長丈フェライトコア10aは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径2cmの位置まで延び、その長さは8cmとする必要がある。
以上のように中心からの半径方向の位置(r)に対する、求めた占有比(P)をプロットすると、図7のグラフを得ることができる。したがって、本願発明によれば、フェライトコア10または加熱コイル3の最外端部12においては、フェライト不足状態とならないように、長丈フェライトコア10aおよび短丈フェライトコア10bの幅(w)を選択し、かつ加熱コイル3の下方における任意の半径(r)でフェライト過剰状態とならないように長丈フェライトコア10aおよび短丈フェライトコア10bの長さを決定して、極力少量のフェライトコア10を用いて、最大の磁気抵抗の低減効果(鍋の発熱効率)が得られる加熱コイルユニット1を実現することができる。
実施の形態2で使用されるフェライトコア(強磁性材料)は、実施の形態1とほぼ同等であり、実施の形態1に比して半径方向外側にある鍋の周方向加熱むらを抑制することができる。すなわち加熱効率の改善に寄与しない加熱コイル3の半径方向内側のフェライトを外側に配置することで、高価なフェライトコア10をより有効的に活用することができる。
実施の形態3.
図8および図9を参照しながら、本発明に係る実施の形態3による加熱コイルユニット1について以下に説明する。実施の形態3による加熱コイルユニット1は、加熱コイル3が半径方向に二分割された構成を有する点を除いて、実施の形態2の加熱コイルユニット1と同様の構成を有するので、その他の構成部品に関連する詳細な説明を省略する。なお図中、同一構成部品については同一の符号を用いて示す。
上述のように、実施の形態3の加熱コイル3は、半径方向に二分割された内側コイル部3aと外側コイル部3bとを有し(図9の破線3aおよび3bで包囲した部分)、このため半径方向の加熱むらを抑制することができる。また実施の形態3のフェライトコア10は4本の長丈フェライトコア10aと8本の短丈フェライトコア10bとからなり(図9)、実施の形態2と同様、極力少量のフェライトコア10を用いて、最大の磁気抵抗の低減効果(鍋の発熱効率)が得られる加熱コイルユニット1を実現することができる。
また、各長丈フェライトコア10aの長さ方向(加熱コイル3の半径方向)の両端部12a,18a、磁束が集中するため磁束密度が高くなるが、外側コイル部3bより内側に加熱コイル3が存在しないので、内側コイル部3aと外側コイル部3bの交流損失を小さくすることができる。また好適には、長丈フェライトコア10aの内径側端部18aを内側コイル部3aより内側に配置し、長丈フェライトコア10aおよび短丈フェライトコア10bの外径側端部12aを外側コイル部3bより外側に配置することにより、加熱コイル3交流損失をいっそう小さくすることができる。
さらに実施の形態3によれば、内側コイル部3aおよび外側コイル部3bの間の空隙には、鍋の温度を測定する温度センサ16を配置することができ、とりわけこの実施形態では、長丈フェライトコア10aが4本と少なく、センサ16の周方向の配置位置に対する設計自由度を向上させることができる。
実施の形態4.
図10および図11を参照しながら、本発明に係る実施の形態4による加熱コイルユニット1について以下に説明する。実施の形態4による加熱コイルユニット1は、4本の長丈フェライトコア10a、4本の中丈フェライトコア10b、および4本の短丈フェライトコア10cを加熱コイル3の下方に配置した点を除いて、実施の形態1の加熱コイルユニット1と同様の構成を有するので、その他の構成部品に関連する詳細な説明を省略する。なお図中、同一構成部品については同一の符号を用いて示す。
図10に示すように、実施の形態4のフェライトコア10は、一例として、長さ8.5cmの長丈フェライトコア10aと、長さ7cmの中丈フェライトコア10bと、長さ4cmの短丈フェライトコア10cからなり、加熱コイル3は図中の破線で示すように1.5cmの内径および10cmの外径を有する。
実施の形態4において、フェライトコア10が12本(n=12)で、加熱コイル3の外径が10cmのとき、フェライト不足状態とならないように(占有比(P)がフェライトコア10の最外端部12(r=10cm)において0.15以上となるように)するためには、フェライトコア10の幅(w)が次式を満たす必要がある。
0.15≦12×w/(2π×10) よってw≧0.785cm
またフェライトコア10が12本(n=12)で、フェライトコア10の幅(w)が0.785cmのとき、フェライト過剰状態とならないように(占有比(P)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧12×0.785/2πr よってr≧6cm
すなわち短丈フェライトコア10cは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径6cmの位置まで延び、その長さは4cmとする必要がある。
なお、半径6cmの位置から内側において、長丈フェライトコア10aおよび中丈フェライトコア10bが3本(n=3)ずつで(合計6本)、その幅(w)が0.785cmであるので、中心から半径方向6cmの位置(r=6cm)における占有比(P)は次式で求められる。
P=6×0.785/(2π×6)=0.125
さらに半径6cmの位置から内側において、フェライト過剰状態とならないように(占有比(P)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧6×0.785/2πr よってr≧3cm
すなわち中丈フェライトコア10bは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径3cmの位置まで延び、その長さは7cmとする必要がある。
同様に、半径3cmの位置から内側において、長丈フェライトコア10aが3本(n=3)で、その幅(w)が0.785cmであるので、中心から半径方向3cmの位置(r=3cm)における占有比(P)は次式で求められる。
P=3×0.785/(2π×3)=0.125
さらに半径3cmの位置から内側において、フェライト過剰状態とならないように(占有比(P)が0.25以下となるように)する半径rは次式を満たす必要がある。
0.25≧3×0.785/2πr よってr≧1.5cm
すなわち長丈フェライトコア10aは、フェライトコア10の最外端部12(r=10cm)から半径1.5cmの位置まで延び、その長さは8.5cmとする必要がある。
以上のように中心からの半径方向の位置(r)に対する、求めた占有比(P)をプロットすると、図11のグラフを得ることができる。したがって、本願発明によれば、フェライトコア10または加熱コイル3の最外端部12(r=10cm)においては、フェライト不足状態とならないように、各フェライトコア10a,10b,10cの幅(w)を選択し、かつ加熱コイル3の下方における任意の半径(r)でフェライト過剰状態とならないように各フェライトコア10a,10b,10cの長さを決定することにより、極力少量のフェライトコア10を用いて、最大の磁気抵抗の低減効果(鍋の発熱効率)が得られる加熱コイルユニット1を実現することができる。
実施の形態5.
図12を参照しながら、本発明に係る実施の形態5による加熱コイルユニット1について以下に説明する。実施の形態5による加熱コイルユニット1は、長丈フェライトコア10aが加熱コイル3の中心付近において互いに当接するように構成されている点を除いて、実施の形態1の加熱コイルユニット1と同様の構成を有するので、その他の構成部品に関連する詳細な説明を省略する。なお図中、同一構成部品については同一の符号を用いて示す。
従来技術によれば、各フェライトコア10は同じ長さを有するため、加熱コイル3の中心付近においてはフェライトコア10を重畳させない限り配置することができない。本願発明によれば、長さの異なるフェライトコア10を採用するので、少なくとも最も長い2本の最長フェライトコア10dが加熱コイル3の中心付近で互いに当接するように構成することができる。必要ならば、2本の長丈フェライトコア10aも同様に中心付近で最長フェライトコア10dに当接するように構成してもよい。このような構成により、加熱コイル3の中心付近における磁束を増大させ(鍋の中央部における発熱量を増大させ)、鍋を均一に加熱するとともに、最適化された鍋の発熱効率を実現するために必要なフェライトコア10の使用量を低減して、製造コストを削減することができる。
1.加熱コイルユニット、2.コイルベース(支持台)、3.加熱コイル、5.中央開口部、6.放射開口部、10.フェライトコア(強磁性部材)、12.フェライトコアの最外端部(外径側端部)、16.温度センサ、18.フェライトコアの内径側端部。

Claims (6)

  1. 誘導加熱調理器の加熱コイルユニットであって、
    所定平面上において中心の周りに捲回された加熱コイルと、
    前記加熱コイルの下方に放射状に配置された、断面積が同じで長さが互いに異なる少なくとも2種類の棒状のフェライトコアとを備え、
    前記各フェライトコアの半径方向外側の最外端部が実質的に同一半径上に配置されることを特徴とする加熱コイルユニット。
  2. 中心から距離(r)を隔てた位置における円周の長さ(2πr)に対する、該円周上に配置された複数(n)の前記フェライトコアの半径方向に直交する方向の幅(w)の合計(n×w)として定義されるフェライト占有比(P=n×w/2πr)が0.25以下である(P≦0.25)ことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の加熱コイルユニット。
  3. 中心から各フェライトコアの最外端部までの距離(r)を隔てた位置における円周の長さ(2πr)に対する、各フェライトコアの半径方向に直交する方向の幅(w)の合計(n×w)のフェライト占有比(P)が0.15以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱コイルユニット。
  4. 加熱コイルおよび各フェライトコアをそれぞれ上方および下方に固定するコイルベースをさらに有し、
    少なくとも2種類の棒状のフェライトコアは、第1のフェライトコアと、これより短い第2のフェライトコアとを有し、
    コイルベースは、第2のフェライトコアより半径方向内側において放射開口部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の加熱コイルユニット。
  5. 最も長い少なくとも2つのフェライトコアが中心付近で互いに当接することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の加熱コイルユニット。
  6. 加熱コイルが半径方向に二分割された内側コイル部と外側コイル部とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の加熱コイルユニット。
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