JP5278741B2 - 硬化性組成物 - Google Patents
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Description
しかし、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーは、イソシアネート基濃度が高かったり、硬化速度を速めたりした場合、大気中の水分(湿気)と反応し硬化する際、発生する炭酸ガスの量が多くなったり、急激に炭酸ガスが発生したりしたとき硬化物内部に気泡が生じ、そのため外観の悪化、伸びなどのゴム引張物性の低下、接着性の低下などの不具合が生じるという問題がある。
この問題を解決する手段として、本出願人は過去に、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーに、ポリオールの珪酸エステルを潜在硬化剤として配合する技術を提案してきた(特許文献1、2および3参照)。そしてこれらの技術を利用して建築用シーリング材を製造し、各種建築の外壁目地に施工したところ、通常は発泡のない硬化シーリング目地を形成することができたが、戸建住宅などのサイディングで形成された外壁の目地に充填施工する工事において、春から夏の、気温25度以上の高温の日に、特に南面および西面の目地において、施工したシーリング材が発泡してしまうという不具合が発生し、より厳しい条件下での発泡防止性能が未だ不十分であり、問題が残っていることが分かった。
(1)有機イソシアネート化合物(a)と第1の活性水素含有化合物(b−1)とを反応して得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)と、水分により加水分解して第2の活性水素含有化合物(b−2)を生成することが可能な有機ケイ素化合物(B)とを含有する硬化性組成物において、硬化性組成物中に存在する低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の含有量が、硬化性組成物全体の1質量%以下であることを特徴とする硬化性組成物である。
そして本発明において、
(2)前記低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の数平均分子量が、1,000未満の場合、そして特に(3)前記有機イソシアネート化合物(C)がヘキサメチレンジイソシアネートの場合、発泡に対する悪影響が大きなため、これを硬化性組成物全体の1質量%以下にすることが有効である。
また、本発明において、
(4)前記低分子量の有機イソシアネート化合物(C)が、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)中に残存する未反応の有機イソシアネート化合物(a)であり、その含有量をイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)中に3質量%以下の量に低減させることが好ましい。
そして前記(4)項の条件を得るため、
(5)前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)が、有機イソシアネート化合物(a)と第1の活性水素含有化合物(b−1)とを、イソシアネート基のモル数/活性水素のモル数のモル比を2.0以下で反応して得られるものであることが好ましい。
また、
(6)前記第1の活性水素含有化合物(b−1)として、数平均分子量が3,000以上のポリオキシアルキレン系ポリオールを少なくとも使用することが好ましく、
また、
(7)前記有機イソシアネート化合物(a)が、ヘキサメチレンジイソシアネートであることが好ましい。
また、発泡防止性の効果を上げるため、
(8)前記第2の活性水素含有化合物(b−2)が、アルコール性水酸基含有化合物であることが好ましい。
そして、
(9)前記アルコール性水酸基含有化合物が、数平均分子量が1,000未満のポリオール化合物であることが好ましい。
また、本発明において、
(10)さらに、硬化促進触媒(D)を配合することが好ましく、
そして、
(11)前記硬化促進触媒が、金属キレート化合物であることが好ましい。
また本発明において、
(12)さらに、可塑剤、耐候安定剤、充填剤、揺変性付与剤、接着性向上剤、貯蔵安定性改良剤および着色剤の群から選ばれる1種または2種以上を添加剤として添加することが好ましい。
本発明の硬化性組成物は、後述するイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)と湿気により加水分解して活性水素を発生することが可能な有機ケイ素化合物(B)を含有するものであり、前述したように、春から夏の25℃以上の高温の日に、建築物の南面や西面の外壁などの厳しい条件化で施工しても、硬化物に発泡を生じないようにするためには、硬化性組成物中に存在する低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の含有量をできるだけ少量に抑える必要がある。そのため低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の含有量(存在量)は、硬化性組成物全体の1質量%以下にするのが好ましく、さらに0〜0.8質量%、よりさらに0〜0.5質量%に抑えるのが好ましい。もちろん低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の含有量を0質量%にすることが最も好ましいが、これは後述するようにイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)の合成の際に、活性水素に対してイソシアネート基過剰の条件で反応することにより、未反応の有機イソシアネート化合物(a)が少量残存してしまうため困難である。
低分子量の有機イソシアネート化合物(C)としては、具体的には、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)の合成において残存する後述の未反応の有機イソシアネート化合物(a)が、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)と共に硬化性組成物に含有されてしまうものが代表的なものとして挙げられるが、これ以外に硬化性組成物に対して後から添加するものも包含される。
なお、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)は、分子内のイソシアネート基が大気中の水分(湿気)と室温で反応硬化することにより1液湿気硬化型として好適に使用することができる。
芳香族系ポリイソシアネートとしては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、あるいはこれらの混合物等のジフェニルメタンジイソシアネート類(MDI類);2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネートあるいはこれらの混合物等のトルエンジイソシアネート類(TDI類);この他フェニレンジイソシアネート、ジフェニルジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ジフェニルエーテルジイソシアネートなどが挙げられる。
脂肪族系ポリイソシアネートとしては、キシリレンジイソシアネート等の主鎖に芳香環を有する芳香脂肪族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネート等の主鎖が鎖状の炭化水素からなる脂肪族ポリイソシアネート;シクロヘキサンジイソシアネート、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネート等の主鎖に脂環を有する脂環族ポリイソシアネートなどが挙げられる。
高分子ポリオールとしては、ポリエステル系ポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオキシアルキレン系ポリオール、炭化水素系ポリオール、動植物系ポリオール、これらのコポリオール、またはこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。
高分子ポリオールの数平均分子量は、1,000〜100,000、さらに1,000〜30,000、特に1,000〜20,000が好ましい。数平均分子量が1,000未満では、得られる硬化性組成物の硬化後の伸びなどのゴム弾性物性が低下し、100,000を超えると、得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)の粘度が高くなり過ぎ、作業性が悪化するため好ましくはない。
ポリエステル系ポリオールとしては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロオルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、トリメリット酸等のポリカルボン酸;これらポリカルボン酸の無水物;あるいはこれらポリカルボン酸のメチルエステルやエチルエステル等の低級アルキルエステルの1種以上と、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリオール;ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン等の低分子ポリアミン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等の低分子アミノアルコールの1種以上との脱水縮合反応や脱アルコール反応で得られる、ポリエステルポリオールまたはポリエステルアミドポリオールが挙げられる。
また、低分子ポリオール、低分子ポリアミンまたは低分子アミノアルコールを開始剤として、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状エステル(ラクトン)モノマーの開環重合で得られるラクトン系ポリエステルポリオールも挙げられる。
ポリオキシアルキレン系ポリオールの1分子当たり平均してアルコール性水酸基の数は2個以上、さらに2〜4個、特に2〜3個が望ましい。
鎖延長剤としては、前記のポリエステルポリオールの合成に用いられる低分子のポリオール類、ポリアミン類、アミノアルコール類の他、前述のポリオキシアルキレンポリオールで、数平均分子量が1,000未満の低分子量のもの、またはこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
前記シランカップリング剤としては、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のアルコキシシランカップリング剤などを挙げることができる。これらは単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらのうち、加水分解後の生成物に接着付与効果もある点から、アルコキシシランカップリング剤が好ましく、特に3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランが好ましい。
モノアミン化合物としては、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、n−ステアリルアミン、メチルエチルアミン、ジエチルアミンなどが挙げられる。
可塑剤は、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)の100質量部に対して、1〜200質量部、さらに2〜50質量部配合するのが好ましい。
充填剤、揺変性付与剤、接着性向上剤、貯蔵安定性改良剤、および着色剤の合計の配合量は、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)100質量部に対して0〜500質量部、特に5〜300質量部であることが好ましい。
また、本発明の硬化性組成物は、夏場の季節を想定した高温、多湿の厳しい条件下でも硬化物が発泡せず、硬化後のゴム弾性物性を低硬度で高伸びから高硬度で低伸びのものまで広範囲に調節することができ、さらに接着性、耐水性や耐候性等の耐久性などにも優れているため、建築用、土木用の塗料、塗膜防水剤、接着剤、シーリング材などの各種の用途に使用できるが、特に建築用あるいは土木用のシーリング材として使用するのが、本発明の効果を最大限に発揮できるため好ましい。
また、本発明の硬化性組成物が施工の対象とする材料としては、モルタルやコンクリート等のセメント系材料;大理石等の天然石材料、サイディングやタイル等の窯業系材料、ポリプロピレンや塩化ビニル等の各種合成樹脂製のシート状や板状の材料、木材や合板等の木質系材料などが挙げられるが、これらのうち本発明の効果を最大限に発揮できる点で、サイディングで形成された目地が好適である。
以下、本発明について硬化性組成物として1液湿気硬化型シーリング材を例にとり実施例等により更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、ポリオキシプロピレンジオール(旭硝子社製、エクセノール−3021、数平均分子量3,230)を1,620gとポリオキシプロピレントリオール(三井化学社製、MN−4000、数平均分子量3,960)を396g仕込み、攪拌しながらヘキサメチレンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業社製、HDI、分子量168.2)を164g仕込み、さらに反応触媒としてジブチル錫ジラウレート(日東化成社製、ネオスタンU−100)0.2gを加え、70〜80℃で2時間攪拌し、滴定によるイソシアネート基含有量が理論値(1.24質量%)以下になった時点で反応を終了し、冷却してイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−1を合成した。このときの反応モル比(イソシアネート基のモル数/水酸基のモル数)は1.5である。
得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−1は、滴定によるイソシアネート基含有量1.15質量%、25℃における粘度34,000mPa・sの常温で粘稠な透明液体であり、下記のウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマー含有量の測定方法により求めた、未反応HDIモノマーの含有量は0.5質量%であった。
合成例1において、ヘキサメチレンジイソシアネートを208g使用し、滴定によるイソシアネート基含有量が理論値(2.21質量%)以下になった時点で反応を終了した以外は同様にして反応し、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−2を合成した。このときの反応モル比(イソシアネート基のモル数/水酸基のモル数)は1.9である。
得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−2は、滴定によるイソシアネート基含有量2.17質量%、25℃における粘度23,000mPa・sの常温で粘稠な透明液体であり、ウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの含有量は1.6質量%であった。
合成例1において、ヘキサメチレンジイソシアネートを219g使用し、滴定によるイソシアネート基含有量が理論値(2.44質量%)以下になった時点で反応を終了した以外は同様にして反応し、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−3を合成した。このときの反応モル比(イソシアネート基のモル数/水酸基のモル数)は2.0である。
得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−3は、滴定によるイソシアネート基含有量2.40質量%、25℃における粘度19,000mPa・sの常温で粘稠な透明液体であり、ウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの含有量は2.2質量%であった。
合成例1において、ヘキサメチレンジイソシアネートを274g使用し、滴定によるイソシアネート基含有量が理論値(3.59質量%)以下になった時点で反応を終了した以外は同様にして反応し、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー比較P−1を合成した。このときの反応モル比(イソシアネート基のモル数/水酸基のモル数)は2.5である。
得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー比較P−1は、滴定によるイソシアネート基含有量3.53質量%、25℃における粘度8,000mPa・sの常温で粘稠な透明液体であり、ウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの含有量は3.4質量%であった。
攪拌機、温度計、窒素シール管、還流冷却器および加熱・冷却装置付き反応容器に、エチレングリコール(分子量62.1)を93.8g、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、KBM−403、分子量236.3)を240.4gおよび反応触媒としてテトラブチルチタネート0.01gを仕込み、窒素ガスを流しながら攪拌、過熱し、2時間還流した。液温は135℃から100℃に低下した。その後、還流冷却器を冷却器に代え、副生メタノールを系外に留去させながら液温が150℃になり、副生メタノールが留出しなくなるまで加熱し続けた後、冷却しエチレングリコールの珪酸エステルを得た。このものは赤外分光法で3300〜3500cm−1に水酸基による吸収がなく、ガスクロマトグラフィー〔FID、ガスクロパック55−カラム(ガスクロ工業社製)、オーブン温度200℃〕にかけても、エチレングリコールのピークを示さない、常温で固体のものであった。
参考として、このものに水を加えて加水分解したものをガスクロマトグラフィーにかけたところ、エチレングリコールのピークを示し、再生していることが確認できた。
実施例2において、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーP−2の代わりに、合成例4で得たイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー比較P−1を1,000g使用し、エチレングリコールの珪酸エステルを53g使用した以外は同様にして、ペースト状の1液湿気硬化型ウレタン系シーリング材比較S−1を製造した。
合成例1〜4において得られたウレタンプレポリマーの粘度、イソシアネート基含有量および下記のウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの測定方法により測定したウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの含有量を、原料仕込み量とともに表1の上段に記す。そして、対応するウレタンプレポリマーを用いて得られた実施例1〜3および比較例1の1液湿気硬化型ウレタン系シーリング材を用い、下記のシーリング材の試験方法により試験した結果を、それぞれシーリング材の配合組成とともに表1の下段に記す。
得られたイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを試料とし、この試料を0.2g採取し10mlのテトラヒドロフラン(THF)に溶解し試料溶解液とした。この試料溶解液を以下の条件でゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)にかけ、得られたクロマトグラムのウレタンプレポリマーのピーク面積とHDIモノマーのピーク面積とから、計算によりウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの含有量(質量%)を求めた。
GPCの条件
装置:東ソー社製、HLC−8220 GPC
カラム:TSKgelSuperHM−MとSuper2000
溶離液:THF
検出器:RI
1)シーリング材中の未反応HDIモノマーの含有量の測定
得られた1液湿気硬化型シーリング材を試料とし、この試料を0.2g採取し10mlのテトラヒドロフラン(THF)に溶解した後、遠心分離機にかけて得られた上澄み液を試料溶解液とした。この試料溶解液を前記ウレタンプレポリマー中の未反応HDIモノマーの含有量の測定と同様の条件でGPCにかけ、得られたクロマトグラムのウレタンプレポリマーのピーク面積とHDIモノマーのピーク面積とから、下記の計算式(1)によりシーリング材中の未反応HDIモノマーの含有量(質量%)を求めた。
a:シーリング材中の未反応HDIモノマーの含有量(質量%)
S1:未反応HDIモノマーのピーク面積
S2:ウレタンプレポリマーのピーク面積
M:シーリング材の総仕込み量(g)
H:ウレタンプレポリマーの仕込み量(g)(表1においては1,000g)
JIS A 1439(1997、改正2002)「建築用シーリング材の試験方法」の「4.1スランプ試験」により、幅10mmの溝型容器を用い、23℃におけるスランプ(縦)を測定した。
厚さ3mmのラワン合板の表面に、14mm角×長さ100mmのラワンの角棒を20mmの幅をあけて並列に配置し接着し、幅20mm×深さ14mm×長さ100mmの目地を作製し、この目地にシーリング材を充填し、余分のシーリング材をヘラでかきとり表面を平らにしたものを作製し試験体とした。
この試験体を60℃、80%相対湿度の恒温・恒湿器中で3日間養生硬化させた後取り出し、硬化後のシーリング材をカッターで切り取り、中央付近を長さ方向に切り、硬化物内部の発泡の有無を目視により観察した。発泡や亀裂が認められないか、または極めて少ないものを○、発泡が多数認められるものを×と評価した。
Claims (8)
- 有機イソシアネート化合物(a)と第1の活性水素含有化合物(b−1)とを反応して得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)と、水分により加水分解して第2の活性水素含有化合物(b−2)を生成することが可能な有機ケイ素化合物(B)と、硬化促進触媒(D)とを含有する硬化性組成物において、
該第2の活性水素含有化合物(b−2)が、エチレングリコールを含み、
該有機ケイ素化合物(B)が、少なくともエチレングリコールを含むアルコール性水酸基含有化合物と3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランとを反応して得られるものであり、
該硬化性組成物中に存在する低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の含有量が、硬化性組成物全体の1質量%以下であり、
該硬化促進触媒(D)が錫キレート化合物であることを特徴とする硬化性組成物。 - 前記低分子量の有機イソシアネート化合物(C)の数平均分子量が、1,000未満である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記低分子量の有機イソシアネート化合物(C)が、ヘキサメチレンジイソシアネートである、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記低分子量の有機イソシアネート化合物(C)が、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー(A)中に、3質量%以下の量で残存する未反応の有機イソシアネート化合物(a)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記イソシアネート基含有ウレタンプレプリマー(A)が、有機イソシアネート化合物(a)と第1の活性水素含有化合物(b−1)とを、イソシアネート基のモル数/活性水素のモル数のモル比を2.0以下で反応して得られるものである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記第1の活性水素含有化合物(b−1)が、数平均分子量が3,000以上のポリオキシアルキレン系ポリオールを少なくとも含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記有機イソシアネート化合物(a)が、ヘキサメチレンジイソシアネートである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- さらに、可塑剤、耐候安定剤、充填剤、揺変性付与剤、接着性向上剤、貯蔵安定性改良剤および着色剤の群から選択される1種または2種以上を配合する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
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