JP5264145B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents
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Description
レベーターを走行駆動する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
近年、ビルの高層化が進み、最下階から最上階までを往復運転して、一度に多くの乗客を目的階まで運ぶことを特長としたシャトルエレベータの需要が増加している。このシャトルエレベータではできるだけ走行速度を上げて短時間に最下階と最上階との間を往復できるようにしている。
また、高揚程のシャトルエレベータの場合は、かごを吊り下げるロープの長さが長くなるとともに、かご枠や非常止めなどの機器も大型化し、機械慣性量が極めて大きくなる。リニアモータを使用しない、巻上機とインバータの組合せによる一般的なエレベータの場合には、その慣性量が極めて大きいために、エレベータの加減速時に電動機が発生しなければならないトルクが増大し、巻上機やインバータの容量が大きくなり、機器の大型化を招くという問題がある。
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置を配備したエレベータの概略図である。図2は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置により1行程かごが走行するときのエレベータ速度、所要トルク、電動機発生トルク、電動機への入力電力、リニアモータ発生トルク、リニアモータへの入力電力を示すグラフである。
この発明の実施の形態1に係るエレベータは、最上階乗場12aと最下階乗場12bが設けられた昇降路1内を最下階と最上階との間を往復するシャトルエレベータである。そして、この発明の実施の形態1に係るエレベータは、乗客が乗り昇降路1内を往復するかご2、一端にかご2を吊り下げるメインロープ3、メインロープ3の他端に吊り下げられる釣合錘4、かご2側の緩衝器7、釣合錘4側の緩衝器8、かご2をガイドするガイド装置9、ガイド装置9をガイドするガイドレール11を備える。
リニアモータ用上部電機子23、リニアモータ用下部電機子24およびリニアモータ用永久磁石22により加減速装置としてのリニアモータが構成される。
エレベータコントローラ14は、エンコーダ17からのかご2の位置情報および速度情報に基づいて速度指令値およびトルク指令値を算出し、速度指令値を出力し且つ算出したトルク指令値が予め定められた所定のトルク値の範囲内のとき速度指令値とともに算出したトルク指令値を電動機駆動装置13にトルク指令値として指令する。また、エレベータコントローラ14は、速度指令値を出力し且つ算出したトルク指令値が所定のトルク値の範囲外のとき速度指令値とともに所定のトルク値の上下限値をトルク指令値として電動機駆動装置13に指令し、且つ速度指令値とともに算出したトルク指令値と所定のトルク値の範囲との差分をトルク指令値としてリニアモータ駆動装置21に指令する。
リニアモータ駆動装置21は、入力される速度指令値およびトルク指令値に基づいてリニアモータ用電源20からの電力を変換してトルク指令値に比例する電機子電流をリニアモータ用上部電機子23またはリニアモータ用下部電機子24に流す。
このように速度指令値が零でないとき所要トルクを電動機6とリニアモータとで分担している。
次に、昇降路下部および昇降路上部に加減速装置としてのリニアモータを配備したことの効果を説明するためにリニアモータを除いた場合について説明する。
比較のためのエレベータ制御装置は、図3に示すように、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置から加減速装置としてのリニアモータを除いたことが異なり、それに関係してエレベータコントローラ28も異なっているが、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明は省略する。
エレベータが定格積載の状態にあるとき、エレベータを図4(a)に示す速度パターンで最下階から最上階への上昇運転するとき図4(b)に示す所要トルクが必要となる。そこで、速度指令値とトルク指令値とを電動機駆動装置13に指令すると、電動機6に図4(c)に示すようなトルクが発生する。そのとき図4(d)に示すような電力が電動機6に入力される。
このように電動機6はエレベータの加速中に慣性量に応じた大きなトルクを発生する必要があり、電動機6を大型化しなければならないし、電動機6に電力を供給する電動機駆動装置13も大型化しなければならなくなる。そのため、これら大型化した機器を収容するために大きな機械室が必要になる。また、エレベータ用電源10の大容量化を招くことになる。
図5は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置を配備したエレベータの概略図である。
この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置に蓄電装置30を追加したことが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明は省略する。
蓄電装置30は、リニアモータが釣合錘4を減速するとき発生する回生電力を充電し、リニアモータが釣合錘4を加速するときリニアモータが必要とする電力を放電する。
リニアモータが釣合錘4を加速するときに発生する慣性分のトルクとリニアモータが釣合錘4を減速するときに発生する慣性分のトルクとはほぼ同等であるので、力行電力と回生電力はほぼ等しく、外部から電力を殆ど供給しなくても加減速を行うことができる。
図6は、この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置を配備したエレベータの概略図である。
この発明の実施の形態3に係るエレベータ制御装置は、この発明の実施の形態2に係るエレベータ制御装置にリニアセンサ25、26を追加したことが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明は省略する。
リニアセンサ25は、昇降路上部に取り付けられ、リニアセンサ26は昇降路下部に取り付けられている。そして、リニアセンサ25、26は、釣合錘4が近づいたとき、釣合錘4の位置と単位時間当たりの釣合錘4の位置の変化量から釣合錘4の速度を検出する。なお、釣合錘4の位置と速度とはかご2の位置と速度とを一義的に決める。
そして、リニアセンサ25、26からの位置および速度のデータがリニアモータ駆動装置21に入力される。
リニアモータ駆動装置21は、リニアセンサ25、26からの位置および速度のデータを用いて、速度が位置に対して予め定められた監視レベルを超えたとき、かごを減速する方向に大きな推力をリニアモータに発生させる。
例えば、図7のAの位置でかご2が増速を開始し、図7のBの位置で速度が監視レベルを超えた場合、リニアモータ駆動装置21はリニアモータに対してかご2を減速させる方向にさらに大きな推力を発生させ、かご2の速度が減少するようにする。すると、かご2の速度は減少するので、終端到着前にかご2が停止しなくても、緩衝器7の許容衝突速度以下に減少することができる。このように終端階強制減速装置として使用することができる。
Claims (3)
- 両端にかごと釣合錘とがぶら下がるワイヤロープがかけられる綱車を駆動する電動機を含むエレベータ制御装置において、
昇降路の上下終端部に配置され、且つ上記釣合錘の移動を加減速する加減速装置を備え、
上記加減速装置は、最下階と最上階との間を往復するシャトルエレベータの加減速中にのみトルクを発生させることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 上記加減速装置は、リニアモータであり、
上記釣合錘の移動を減速するとき上記加減速装置が発生する回生電力を充電するとともに上記釣合錘の移動を加速するとき放電して上記加減速装置に力行電力を供給する蓄電装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。 - 上記かごが上記上下終端部で所定の速度に減速されていないことを検出したとき、上記加減速装置で上記かごを制動する方向に推力を発生することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
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