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JP5109921B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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JP5109921B2 JP2008266519A JP2008266519A JP5109921B2 JP 5109921 B2 JP5109921 B2 JP 5109921B2 JP 2008266519 A JP2008266519 A JP 2008266519A JP 2008266519 A JP2008266519 A JP 2008266519A JP 5109921 B2 JP5109921 B2 JP 5109921B2
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
エンジンの出力と電動機の出力とを駆動源として走行するハイブリッド車両が公知である(例えば、特許文献1〜3を参照)。
また、エンジンの吸気弁の閉弁時期を遅角させる遅閉じ制御を行うことで、エンジンを(ミラー)アトキンソンサイクルにて燃焼させる技術が提案されている(例えば、特許文献4を参照)。アトキンソンサイクルにかかる燃焼(以下、アトキンソンサイクル燃焼という)によれば、シリンダ内に一旦吸入された吸気が吸気弁の閉弁前に再び吸気ポートへと戻されるため、圧縮行程の実質的な開始が遅くなり、エンジンの有効圧縮比が低くなる。従って、従来から一般的な運転であり、圧縮比と膨脹比とが実質的に等しくなるオットーサイクル燃焼に比べてエンジンのポンピング損失を低減できるので燃焼消費量の低減を図ることができる。
但し、上記アトキンソンサイクル燃焼は、オットーサイクルにかかる燃焼(以下、オットーサイクル燃焼という)に比してシリンダ容積当たりの出力が劣るため、エンジンへの要求出力が高くなる運転領域等では行うことが難しい。従って、運転者の要求によって刻々とエンジンへの要求出力が変動する車両用エンジンとしては、吸気弁の閉じ位相(閉弁時期)を可変とする可変動弁装置を備え、エンジンへの要求出力に応じてアトキンソンサイクル燃焼とオットーサイクル燃焼とを切り替えることが行われる。
特開平11−148388号公報 特開2002−81330号公報 特開2005−278239号公報 特開2004−052551号公報
ここで、可変動弁装置を備え、且つハイブリッド車両に適用されるエンジンにおいて、アトキンソンサイクル燃焼の実施中に車両への加速要求が出された場合について考える。この場合、エンジンの充填効率の向上を優先させるべく、可変動弁装置を作動させて吸気弁の閉弁時期を進角させることになる。しかしながら、アトキンソンサイクル燃焼の実施中は、閉弁時期を吸気下死点に比してかなり遅角側の位相、例えば吸気下死点後(ABDC:After Bottom Dead Center)100°CA( crank angle )程度に設定されること
が多い。そのため、吸気弁の閉弁時期をオットーサイクル燃焼にかかる目標位相(例えば、ABDC60°CA程度)へと進角させるまでに要する応答期間(過渡期間)には所望のエンジン出力を得ることが難しい。
これに対して、上記応答期間におけるエンジン出力を、電動機による出力によってアシストする方法が考えられるが、電動機への供給電力を蓄電するHVバッテリの蓄電量(充電量)が少ない場合には、このアシストがあまり期待できない。
本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、定常走行時において加速要求時に比べて吸気弁の閉弁時期を遅角側に設定する遅閉じ制御が行われるハイブリッド車両の制御装置において、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減と、その後に加速要求が出されたときのドライバビリティの悪化の抑制とを両立させることの可能な技術を提
供することである。
上記した課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用した。
すなわち、本発明におけるハイブリッド車両の制御装置は、
エンジンと、
電力によって作動してエンジンの発生する動力のアシストを行う電動機と、
前記電動機の作動に供する電力を蓄電するHVバッテリと、
前記エンジンの吸気弁の閉弁時期を変更可能な可変動弁装置と、
前記エンジンの排気通路に排出された排気ガスの一部をEGRガスとして該エンジンの吸気通路に再循環させるEGR装置と、
を備え、定常走行時において加速走行時に比べて前記吸気弁の閉弁時期を遅角側に変更する遅閉じ制御が行われるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記HVバッテリの充電量を検出する充電量検出手段と、
前記遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ない場合には、該充電量が多い場合に比べて、吸気下死点からの遅角量が少なくなるように前記吸気弁の閉弁時期を制御し、且つ、前記EGR装置に再循環させるEGRガス量が多くなるように該EGRガス量を制御する制御手段と、
を更に備えることを特徴とする。
上記構成においては、定常走行時においては遅閉じ制御が行われることにより、アトキンソンサイクル燃焼が実施される。これにより、エンジンのポンピング損失が減少するので、燃料消費量を低減させることができる。一方、遅閉じ制御時に加速要求が出されると、可変動弁装置が吸気弁の閉弁時期を進角させることによって遅閉じ制御が解除される。その結果、エンジンの燃焼がアトキンソンサイクル燃焼からオットーサイクル燃焼へと切り替えられる。そのため、エンジンの充填効率が向上し、エンジン出力を好適に増加させることができる。
ここで、遅閉じ制御を解除する際に、可変動弁装置が吸気弁の閉弁時期を進角させるときの進角量を「切替時進角量」と称し、加速要求が出されてから同装置が吸気弁の閉弁時期を切替時進角量だけ進角させるために要する期間を「切替時応答期間」と称する。この切替時応答期間は、加速要求が出されてからエンジンの燃焼がアトキンソンサイクル燃焼からオットーサイクル燃焼へと切り替わるまでの過渡時期に相当するため、エンジン出力が要求値に対して不足してしまう。そこで、この構成においては、切替時応答期間におけるエンジン出力の不足分を、電動機が発生させるアシスト出力によってアシストしている。
ここで、切替時応答期間におけるエンジン出力の不足分を補うために要求される電動機への供給電力の総量を「要求アシスト総量」と称すると、HVバッテリの充電量が少ない状態で加速要求が出されると、要求アシスト総量がHVバッテリの充電量を超える場合がある。そうすると、切替時応答期間におけるアシスト出力が十分に得られないため、同期間におけるドライバビリティが悪化する虞がある。
これに対して、この構成によれば、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期とEGR装置に再循環させるEGRガス量とが、HVバッテリの充電量に応じて制御される。これによれば、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ない場合には、該充電量が多い場合に比べて、吸気下死点からの遅角量が少なくなるように吸気弁の閉弁時期を制御し、且つ、EGR装置に再循環させるEGRガス量が多くなるように該EGRガス量を制御することができる。
すなわち、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ない場合には、切替時進角量が少なくなるように吸気弁の閉弁時期を制御することによって、切替時応答期間が短縮
される。そのため、切替時応答期間における要求アシスト総量を減少させることができる。その結果、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ない場合であっても、該充電量が多い場合と同様に、加速走行時におけるエンジン出力の不足分を補うために十分な大きさのアシスト出力を電動機に発生させることができる。従って、切替時応答期間におけるドライバビリティが悪化することを抑制することができる。
ここで、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期がより進角側に制御されるほど、遅閉じ制御時における燃料消費量が増大する。その点、本発明に係る構成では、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ない場合には、該HVバッテリの充電量が多い場合に比べてEGRガス量を増量することができる。これによれば、遅閉じ制御時に吸気弁の閉弁時期を進角側に制御することに因る燃費の悪化分を、EGRガス量を増量させることで得られる燃費の向上分で相殺できる。従って、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減と、その後に加速要求が出されたときのドライバビリティの悪化の抑制とを好適に両立させることができる。
また、制御手段は、HVバッテリの充電量が少ないほど、吸気下死点からの遅角量がより少なくなるように吸気弁の閉弁時期を制御し、且つ、EGR装置に再循環させるEGRガス量がより多くなるように該EGRガス量を制御しても良い。
これによれば、HVバッテリの充電量に応じて、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期及びEGRガス量を緻密に制御することができる。すなわち、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ないときほど要求アシスト総量を減少させることができるため、切替時応答期間におけるドライバビリティの悪化を精度良く抑制することができる。また、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期がより進角側に制御されるときほどEGRガス量が増やされるため、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減を確実に補償できる。
また、制御手段は、HVバッテリの充電量が所定の判定基準値以上である場合に、吸気弁の閉弁時期を所定の基準アトキンソン位相に制御し、且つ、EGR装置に再循環させるEGRガス量を所定の失火限界値以下の範囲で制御すると良い。
所定の基準アトキンソン位相は、エンジンの燃焼サイクルをアトキンソンサイクル燃焼とするために適切な吸気弁の閉弁時期である。この基準アトキンソン位相は、エンジンの運転状態などに応じて変更することができ、また、実験等の経験則に基づいて設定することもできる。そして、所定の判定基準値は、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御した場合に、切替時応答期間において想定される要求アシスト総量の上限値に所定のマージンを加えた値である。そのため、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が判定基準値以上であれば、吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御しても切替時応答期間の要求アシスト総量がHVバッテリの充電量を上回ることがない。
また、所定の失火限界値は、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御する際に、エンジンに失火が起こらないと判断されるEGRガス量の上限値である。ここで、他の条件が等しければ、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期がより遅角側に制御されるほどエンジンは失火し易くなる。また、他の条件が等しければ、遅閉じ制御時におけるEGRガス量が多いほどエンジンは失火し易くなる。そして、経験則上、基準アトキンソン位相は吸気下死点からかなり遅角側に設定されることが多い。そのため、この構成においては、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御してもエンジンの燃焼状態が過度に悪化しないようにEGRガス量の上限値を定めている。
以上のように、この構成によれば、HVバッテリの充電量が判定基準値以上であるか否かに基づき、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御するかどうかを容易に判別することができる。そして、HVバッテリの充電量が判定基準値以上である場合には、遅閉じ制御時に吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御することで、該遅閉じ制御時における燃料消費量を好適に低減できる。そして、その際に、EGRガス量を失火限界値以下の範囲で制御することにより、遅閉じ制御時におけるエンジンの燃焼状態を良好に維持することができる。なお、この失火限界値は、基準アトキンソン位相に応じて変更しても良い。例えば、基準アトキンソン位相がより遅角側の位相であるほど、エンジンの燃焼状態が悪化し易くなるため、当該失火限界値をより低い値に設定しても良い。これにより、遅閉じ制御時における燃焼状態の悪化が確実に抑制される。
一方、HVバッテリの充電量が所定の判定基準値よりも少ない場合に遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相まで遅角させると、切替時応答期間の要求アシスト総量がHVバッテリの充電量を上回る可能性が高まる。そこで、制御手段は、吸気弁の閉弁時期を所定の基準アトキンソン位相よりも進角側の位相(以下、第2基準位相という)に制御すると良い。この第2基準位相は、基準アトキンソン位相よりも進角側に設定されるため、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御する場合と比べて切替時応答期間が短縮される。その結果、切替時応答期間における要求アシスト総量が減少するため、同期間におけるドライバビリティが悪化することを好適に抑制できる。
また、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を第2基準位相に制御する場合、EGR装置に再循環させるEGRガス量を所定の燃費補償値以上の範囲で制御すると良い。所定の燃費補償値とは、遅閉じ制御時における吸気弁の閉弁時期を第2基準位相に制御した場合の燃料消費量が、該閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御した場合に比して過度に増大しないと判断されるEGRガス量の下限値である。このように、EGRガス量を失火限界値以下の範囲で制御することにより、遅閉じ制御時におけるエンジンの燃焼状態を良好に維持することができる。
また、第2基準位相は、遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ないほど進角側に設定すると良い。その結果、HVバッテリの充電量が少ないときほど切替時応答期間の要求アシスト総量をより少なくさせることができる。これによれば、切替時応答期間におけるドライバビリティをより細やかに向上させることができる。
また、遅閉じ制御時におけるEGRガス量は、第2基準位相がより進角側の位相として設定されるほど、多くなるように制御されても良い。第2基準位相が進角側に設定されるほど、遅閉じ制御時の燃料消費量が悪化し易くなるからである。また、遅閉じ制御時におけるEGRガス量は、基準アトキンソン位相と第2基準位相との位相差が大きいほど、多くなるように制御されても良い。上記位相差が大きいほど、遅閉じ制御時における閉弁時期を基準アトキンソン位相に制御する場合と比較した場合の燃料消費量の悪化度合いが顕著になるからである。
また、本発明において、可変動弁装置は、電力によって作動する電動式可変動弁装置であり、電動式可変動弁装置に供給する電力を蓄電する補機バッテリと、補機バッテリから電動式可変動弁装置への供給電力(以下、VVT作動電力ともいう)を調整する調節手段と、を更に備え、車両の走行状態が定常走行から加速走行へと移行して遅閉じ制御が解除される場合に、調節手段は、HVバッテリの充電量が少ないほど吸気弁の閉弁時期が進角側に変更されるときの位相の変化速度が速くなるように補機バッテリによる供給電力を調節しても良い。
すなわち、この構成においては、遅閉じ制御を解除するときのHVバッテリの充電量が少ないほど、VVT作動電力を大きく(多く)することによって、吸気弁の閉弁時期を進角させるときの位相の変化速度(以下、IVC進角速度という)を速くする。これによれば、HVバッテリの充電量が少ない場合、すなわち、切替時応答期間に大きなアシスト出力を発生させることが期待できない場合にはIVC進角速度が高速に制御されるため、好適に切替時応答期間を短縮させることができる。従って、切替時応答期間におけるドライバビリティの悪化をより好適に抑制することができる。
通常、補機バッテリへの充電はエンジンの出力を利用して発電を行う発電装置(例えば、オルタネータ)によって行われる。従って、補機バッテリへの充電はエンジンの燃料消費量の増大に繋がる。一方、HVバッテリへの充電は、車両の減速に伴って発生するエネルギーを利用して行うこともでき(いわゆる回生制御)、回生制御を行う機会も比較的頻繁に得ることができる。
そこで、この構成においては、HVバッテリの充電量が多い場合には、切替時応答期間に十分なアシスト出力を発生させることができるため、IVC進角速度を低速に制御する。これによれば、補機バッテリに蓄電された電力を節約することができるので、エンジンの走行燃費を向上させることができる。また、HVバッテリが充電容量近傍まで充電されている場合には、切替時応答期間にHVバッテリの電力が積極的に消費される。そのため、加速走行の後に減速要求が出された場合、回生制御を行うにはHVバッテリの充電量が多すぎるという状況も生じることがなく好適である。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、所定の定常走行時において加速要求時に比べて吸気弁の閉弁時期を遅角側に設定する遅閉じ制御が行われるハイブリッド車両の制御装置において、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減と、その後に加速要求が出されたときのドライバビリティの悪化の抑制とを両立させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施例に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。本実施例に係るハイブリッド車両は、駆動源としてエンジン1及びモータ(電動機)2を備えている。モータ2は例えば交流モータとして構成され、その出力軸が減速機3を介して負荷である駆動輪4と連結されており、モータ2を駆動させることにより駆動輪4を回転させることができる。このモータ2の駆動に供される電力(電気エネルギ)は、該電気エネルギーを蓄電するHVバッテリ7から供給される。
内燃機関としてのエンジン1については、その出力軸が動力分割機構5及び減速機3を介して駆動輪4と連結されており、エンジン1を駆動させることによっても駆動輪4を回転させることができる。また、ジェネレータ6は例えば交流発電機として構成され、その回転軸が動力分割機構5を介してエンジン1の出力軸と連結されている。これにより、エンジン1の駆動エネルギを電気エネルギに変換し、この電気エネルギーをHVバッテリ7
に蓄えたりモータ2の駆動に用いたりすることができる。また、ジェネレータ6及びモータ2とHVバッテリ7との間にはインバータ8が設けられており、このインバータ8により電力の制御が行われる。また、HVバッテリ7には、該HVバッテリ7の充電量Vcに応じた電気信号を出力する充電量センサ9が設けられている。本実施例においては充電量センサ9が本発明における充電量検出手段に相当する。
また、本ハイブリッド車両には、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に用いられる記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)等を備えたECU(電子制御ユニット)10が併設されている。ECU10は後述する各種センサからの情報に基づいてエンジン1、ジェネレータ6及びモータ7などのハイブリッドシステムを総合的に制御する。
図2は、本実施例に係るエンジン及びその吸排気系の概略構成を示す図である。エンジン1は、4つのシリンダ(気筒)12を有する車両駆動用の火花点火内燃機関(ガソリンエンジン)である。シリンダ12内には、ピストン13が摺動自在に設けられている。このピストン13は、コンロッド14を介してクランクシャフト15に接続されており、ピストン13の往復運動に伴ってクランクシャフト15が回転する。シリンダ12内において、ピストン13の上端とシリンダヘッド(不図示)との間には燃焼室16が形成されている。この燃焼室16には吸気ポート17と排気ポート18とが接続されている。また、吸気ポート17及び排気ポート18は、それぞれ吸気通路19及び排気通路20に接続されている。
クランクシャフト15には、タイミングベルト(不図示)を介して吸気側タイミングプーリ21と排気側タイミングプーリ22とが駆動連結されている。吸気側タイミングプーリ21には、後述する可変バルブタイミング機構30を介して吸気カムシャフト24が取り付けられている。また、排気側タイミングプーリ22には、該排気側タイミングプーリ22とともに一体回転する排気カムシャフト25が取り付けられている。
吸気弁26及び排気弁27は、吸気ポート17及び排気ポート18をそれぞれ開閉する。すなわち、吸気弁26及び排気弁27は、吸気カムシャフト24及び排気カムシャフト25にそれぞれ設けられたカムによって開閉動作される。また、クランクシャフト15が2回転すると吸気側タイミングプーリ21及び排気側タイミングプーリ22がそれぞれ1回転するようになっている。従って、吸気弁26及び排気弁27は、クランクシャフト15の回転に同期して、すなわちピストン13の往復移動に対応して所定のタイミングで開閉駆動される。
また、上述したように、吸気側タイミングプーリ21には、可変バルブタイミング機構(以下、VVT[ Variable Valve Timing ]機構という)30が設けられている。この
VVT機構30は、吸気側タイミングプーリ21と吸気カムシャフト24との相対的な回転位相を油圧の作用により変更することで、吸気カムシャフト24に設けられたカムのクランクシャフト15に対する相対的な回転位相を変更する。そして、この相対位相の変更により、吸気弁26の開閉時期を進角側、あるいは遅角側に変更させることができる。本実施例においてはVVT機構30が本発明における可変動弁装置に相当する。
ここで、各シリンダ12には、燃焼室16内の混合気を火花点火するための点火プラグ31が設けられ、吸気ポート17には該吸気ポート17内に燃料を噴射する燃料噴射弁32が設けられている。吸気通路19には、該吸気通路19内を流通する新気の質量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ33が設けられている。エアフローメータ33よりも下流側の吸気通路19には、該吸気通路19内を流通する新気の流量を調節するスロットル弁34が設けられている。さらに、排気通路20には排気ガスに含まれる有害物
質を浄化する排気浄化装置(例えば、三元触媒等)35が設けられている。
本実施例におけるエンジン1は、排気通路20に排出された排気ガスの一部を吸気通路19に再循環させる排気ガス再循環装置(EGR装置)36を具備する。このEGR装置36は、EGR通路37、EGR弁38、EGRクーラ39により構成される。EGR通路37は、排気浄化装置35よりも下流側の排気通路20とスロットル弁34よりも下流側の吸気通路19とを接続するパイプである。EGR弁38はEGR通路37に設けられており、その開度が変更されることで該EGR通路37内を流通する再循環ガス(EGRガス)の流量を調節することができる。また、EGRクーラ39は、EGR通路37に設けられており、該EGR通路37内を流通するEGRガスを冷却する。
ここで、EGR弁38が開弁されると、排気通路20を流れる排気ガスの一部がEGR通路37を介してEGRガスとして吸気通路19へと再循環する。このEGRガスの再循環を行うことを、以下、単にEGRと称する。このようにEGRが行われると、EGRガスは吸気通路19を流れる新気と混ざりつつシリンダ2に導入される。EGRガスには、水や二酸化炭素のように、自らが燃焼することなく、且つ、熱容量が高い不活性ガス成分が含まれている。そのため、EGRガスを混合気中に含有させると、混合気の燃焼温度が低くなり、以って窒素酸化物(NOx)の発生量が低減される。また、EGRを行うことにより、燃料消費量を低減することができる。
ここで、エアフローメータ33の他、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ40、クランクシャフト15の回転角に応じた電気信号を出力するクランクポジションセンサ41、車両のシフトポジションを検出するシフトポジションセンサ(不図示)等がECU10と電気的に接続されており、ECU10には各種センサからの出力信号が入力される。また、ECU10は、充電量センサ9と電気的に接続されており、充電量センサ9が検出したHVバッテリ7の充電量Vcを取得する。また、VVT機構30、燃料噴射弁32、スロットル弁34、EGR弁38がECU10と電気的に接続されており、これらがECU10により制御される。例えば、ECU10は、車両の走行状態や走行条件に応じてEGR弁38に制御信号を出力することで該EGR弁38の開度を調節し、EGRガス量を制御する。また、VVT機構30に制御信号を出力することにより吸気弁26の閉弁時期を制御する。
以上のように構成されたハイブリッドシステムでは、ECU10が、各種センサの検出値に基づき車両の走行状態、走行条件等を検出し、エンジン1およびモータ2に発生させる動力を適宜使い分ける。また、ECU10は、適宜エンジン1の発生するエネルギーや、車両の減速に伴って発生するエネルギーを電気エネルギーへと変換し、HVバッテリ7を充電する(いわゆる回生制御)。
具体例として、エンジン1の機関効率の良い定常走行時では、主にエンジン1が発生する出力を用いて走行する。すなわち、エンジン1が発生する動力は動力分割機構5で2経路に分割され、一方は動力として駆動輪4に伝達される。もう一方はジェネレータ6を駆動して発電を行いその電力によりモータ2を駆動することでエンジン1の出力を補助(アシスト)する。そして、エンジン1のエンジン出力とモータ2が発生するアシスト出力とが最適な比率で協動して車両(駆動輪4)を駆動する。なお、HVバッテリ7における充電量Vcの低下時などには、ジェネレータ6で発電した電力はモータ2を駆動するのに用いられる他、HVバッテリ7の充電に用いられる。
また、加速走行時には、エンジン1の回転数を上げるとともにジェネレータ6による発電量を増加する。そして、ジェネレータ6の発電による電力とHVバッテリ7による電力を使ってモータ2にアシスト出力を発生させ、そのアシスト出力とエンジン出力とで加速
する。その他、ハイブリッドシステムの起動時には、エンジン1のスターターとしての機能を持つジェネレータ6に通電し、エンジン1を始動させて暖機を行う。また、発進時には、エンジン1の熱効率が低いためモータ2が発生する動力を優先的に活用して車両(駆動輪4)を駆動する。
本実施例では、上述した定常走行時と加速走行時とにおいて、VVT機構30に吸気弁26の閉弁時期を変更させ、エンジン1の燃焼サイクルをアトキンソンサイクル燃焼とオットーサイクル燃焼との間で切り替える。図3は、定常走行時と加速走行時における吸気弁26の開閉期間を示した図である。図中の実線は定常走行時における吸気弁26の開弁期間を表し、鎖線は加速走行時における吸気弁26の開弁期間を表す。また、図中の符号TDC、BDCの夫々は吸気行程におけるピストン上死点(吸気上死点)、吸気行程におけるピストン下死点(吸気下死点)を表す。また、図中の符号IVO、IVCの夫々は吸気弁26の開弁時期、閉弁時期を表す。
ここで、定常走行時におけるIVCの制御値を「定常時IVC」と称し、加速走行時におけるIVCの制御値を「加速時IVC」と称する。この図において加速時IVCは、吸気下死点後ABDC( After Bottom Dead Center )60°CA程度に設定され、圧縮比と膨脹比とが実質的に等しいオットーサイクル燃焼が行われる。これに対して、定常時IVCは加速時IVCよりも遅角側のABDC100°CA程度に設定される。このように、定常時IVCを加速時IVCに比べて遅角させると、シリンダ2内に一旦吸入された吸気が吸気弁26が閉弁される前に吸気ポート17へと吹き返されるため、エンジン1の有効圧縮比がオットーサイクル燃焼に比して低くなる。この有効圧縮比は、IVCにおけるシリンダ容積を燃焼室16容積(ピストン13が上死点にある時のシリンダ容積)によって除した値として定義される。その結果、定常走行時においては、膨脹比よりも圧縮比が実質的に小さいアトキンソンサイクル燃焼が行われる。アトキンソンサイクル燃焼によれば、オットーサイクル燃焼に比べてエンジン1のポンピング損失が低減されるので、定常走行時には燃料消費量の低減を好適に実現することができる。
なお、加速走行時においてアトキンソンサイクル燃焼ではなく、オットーサイクル燃焼を実施するのは、アトキンソンサイクル燃焼がオットーサイクル燃焼に比してシリンダ容積当たりの出力が劣り、加速走行時のようにエンジン1に要求されるエンジン出力が高い場合には適さないことに因る。
以上のように、ECU30は、定常時IVCを加速時IVCに比べて遅角側に変更する制御(以下、遅閉じ制御という)を実行する。これによりエンジン1ではアトキンソンサイクル燃焼が実施され、定常走行時における燃焼消費量が低減される。一方、加速要求が出され、定常走行から加速走行へと車両の走行状態が移行すると、ECU30はVVT機構30にIVCを定常時IVCから加速時IVCまで進角させて遅閉じ制御を解除する。その結果、エンジン1の燃焼がオットーサイクル燃焼に切り替わり、有効圧縮比が上昇することによってエンジン出力の向上が図られる。
ここで、定常時IVCと加速時IVCとの位相差を「切替時進角量ΔVT」とする。この切替時進角量ΔVTは、遅閉じ制御を解除する際にECU30がVVT機構30にIVCを進角させるときの進角量に相当する。また、定常走行時に加速要求が出されてからVVT機構30がIVCを切替時進角量ΔVTだけ進角させるのに要する期間を「切替時応答期間Tmres」とする。この切替時応答期間Tmresは、エンジン1の燃焼がアトキンソンサイクル燃焼からオットーサイクル燃焼へと切り替わる過渡期間に相当するため、エンジン出力が要求値に比べて不足する。そこで、本実施例では、切替時応答期間Tmresに要求されるアシスト出力を算出し、この算出値に基づいてHVバッテリ7からモータ2へと電力を供給させることで、切替時応答期間Tmresにおける加速レスポンス
の悪化が抑制される。
図4は、車両の走行状態が定常走行から加速走行へと移行する前後におけるアクセル開度Acc、充電量Vc、IVCの制御値、EGRガス量の制御値、の関係を例示したタイムチャートである。(a)は遅閉じ制御時における充電量Vcが多い場合のタイムチャートを示し、(b)は遅閉じ制御時における充電量Vcが少ない場合のタイムチャートを示したものである。なお、図中の破線は、IVC及びEGRガス量の夫々の実際の経時的変化を表す。
横軸の符号t1は、アクセル開度Accが増加した時刻、すなわち加速要求が出された時刻を表す。つまり、t1以前において車両は定常走行しており、そのときのIVCは上述した定常時IVCに制御される。そして、t1において加速要求が出されると遅閉じ制御が解除されるため、IVCの制御値が定常時IVCよりも進角側の加速時IVCまで変更される。ここで、定常走行時におけるEGRガス量の制御値を「定常時EGRガス量」とし、加速走行時におけるEGRガス量の制御値を「加速時EGRガス量」とする。定常走行時に比べて加速走行時の方がエンジン1に要求される出力が高まるため、図示のように、加速時EGRガス量は定常時EGRガス量よりも小さい値に設定される。
次に、HVバッテリ7の充電量Vcが多い場合(a)と、少ない場合(b)を対比する。(b)に示すように、遅閉じ制御時(定常走行時)における充電量Vcが少ない場合には、その後の切替時応答期間Tmresにおいて不足するエンジン出力をアシストするために十分なアシスト出力をモータ2に発生させることが困難となる。そこで、本実施例では、HVバッテリ7の充電量Vcに応じて、定常時IVCと定常時EGRガス量とを以下のように制御する。より具体的には、ECU10は、充電量Vcが少ない場合には、定常時IVCを充電量Vcが多い場合(a)に比べて進角側に設定する(図中、矢印A)。以下、このように充電量Vcに応じて定常時IVCを変更する処理を「定常時IVC設定処理」という。ECU10は、定常時IVC設定処理を行うことで、遅閉じ制御時における充電量Vcが少ない場合には、該充電量Vcが多い場合に比べて、吸気下死点からの遅角量が少なくなるように定常時IVCを制御する。
そうすると、切替時応答期間Tmresにおけるアシスト出力が低減される。また、図示のように遅閉じ制御を解除するときの切替時進角量ΔVTが減少し、切替時応答期間Tmresが短縮される。その結果、切替時応答期間Tmresにおけるエンジン出力の不足分を補うために要求されるHVバッテリ7からモータ2への供給電力の総量(以下、要求アシスト総量とし、図中にハッチングにて図示)が低減される。従って、遅閉じ制御時の充電量Vcが少なくても、その後の切替時応答期間Tmresにおいてエンジン出力の不足分を十分にアシストすることが可能となり、以って該切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティの悪化が抑制される。
次に、遅閉じ制御時における定常時EGRガス量について説明する。定常時IVC設定処理では、充電量Vcが多い場合よりも少ない場合の方が定常時IVCが進角側に設定されることで、アトキンソンサイクル燃焼による燃料消費量の低減効果が弱まる。エンジン1の有効圧縮比の低減度合いが弱まり、ポンピング損失の低減度合いが弱まるからである。そこで、本実施例では、充電量Vcが少ない場合(b)には、定常時EGRガス量を該充電量Vcが多い場合(a)に比べて増量させる(図中、矢印B)。以下、このように充電量Vcに応じて定常時EGRガス量を変更する処理を、「定常時EGRガス量設定処理」という。
ECU10は、定常時EGRガス量設定処理を行うことで、遅閉じ制御時における充電量Vcが少ない場合には、該充電量Vcが多い場合に比べて、EGRガス量が多くなるよ
うに該EGRガス量を制御する。その結果、充電量Vcが少ない場合に定常時IVCが進角側に制御されることに因る燃費の悪化分は、定常時EGRガス量を増量させることで得られる燃費の向上分によって相殺される。また、充電量Vcが少ない場合には、該充電量Vcが多い場合に比して定常時IVCが進角側に設定される分、エンジン1の有効圧縮比が高まる。そのため、充電量Vcが多い場合に比べて該充電量Vcが少ない場合における定常時EGRガス量を増量側に設定しても、エンジン1の燃焼状態が過度に悪化することがない。
以上のように、本実施例にかかる制御によれば、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減と、切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティの悪化の抑制とを両立させることができる。本実施例においては、定常時IVC設定処理、及び定常時EGRガス量設定処理を実行するECU10が本発明における制御手段に相当する。
なお、本実施例では、図5に示すマップに従って、定常時IVC設定処理に係る定常時IVCと、定常時EGRガス量設定処理に係る定常時EGRガス量とを設定できる。実線はHVバッテリ7の充電量Vcと定常時IVCとの関係を表し、鎖線はHVバッテリ7の充電量Vcと定常時EGRガス量との関係を表す。このマップによれば、ECU10は、充電量Vcが少ないときほど定常時IVCをより進角側の位相に制御し、且つ、定常時EGRガス量がより多い量として制御する。
これにより、充電量Vcに応じて、定常時IVCと定常時EGRガス量とをより緻密に制御することができる。すなわち、遅閉じ制御時における充電量Vcが少ないときほど、その後における要求アシスト総量を減少させることができる。従って、切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティの悪化を精度良く抑制できる。また、定常時IVCがより進角側に設定されるほど定常時EGRガス量が多くなるため、遅閉じ制御時における燃料消費量を好適に低減できる。
なお、本実施例に係るVVT機構30は、油圧によってIVCを変更可能な所謂油圧式VVT機構であるが、他の駆動源を用いても構わない。但し、油圧式VVTのように、IVCを変更する速度を精度良く制御することができない可変動弁装置に本実施例に係る制御を適用すると、その効果がより顕著となる。例えば、機関温度が低いとエンジンオイルの粘度が高くなるため、油圧式VVTを採用する場合には切替時応答期間Tmresが長期に及ぶ可能性が高くなる。そこで、機関温度が低いほど、定常時IVCを進角側に設定することができる。これにより、切替時応答期間Tmresが長期化することを抑制し、以って切替時応答期間Tmresのドライバビリティを良好に確保できる。
次に、第2の実施例について説明する。本実施例に係るハイブリッドシステム及びエンジンの概略構成は実施例1と共通するため、その説明を省略する。本実施例では、HVバッテリ7における充電量Vcの判定基準値(以下、充電量判定基準値という)Vcbを予め設定しておき、遅閉じ制御を行う際に、充電量Vcが該充電量判定基準値Vcb以上であるか否かに基づいて、定常時IVC設定処理および定常時EGRガス量設定処理を行うことを特徴とする。
より具体的には、ECU10は、車両が定常走行となった際に、充電量センサ9の出力信号に基づいてHVバッテリ7の充電量Vcを取得する。そして、充電量Vcが充電量判定基準値Vcb以上であると判定された場合には定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御し、充電量Vcが充電量判定基準値Vcbよりも少ないと判定された場合には該基準アトキンソン位相よりも進角側に設定される位相(以下、第2基準位相という)VTbに制御する。この第2基準位相VTbは、図3で説明した加速時IVCに比べれば遅
角側の位相として設定される。
基準アトキンソン位相VTaは、エンジン1の燃焼サイクルをアトキンソンサイクル燃焼とするために適切な定常時IVCの位相として、予め実験等の経験則に基づいて定められる。また、充電量判定基準値Vcbは、遅閉じ制御時において定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御した場合に、切替時応答期間Tmresにおいて想定される要求アシスト総量の上限値に所定のマージンを加えた値である。本実施例においては充電量判定基準値Vcbが本発明における所定の判定基準値に相当する。
ECU10は、HVバッテリ7の充電量Vcが充電量判定基準値Vcb以上であれば、定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御しても切替時応答期間Tmresにおける要求アシスト総量が当該充電量Vcを上回ることがないと判別し、定常時IVC設定処理時において定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに設定する。これにより、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減効果を最大限に享受できる。
本実施例では、HVバッテリ7の充電量Vcが充電量判定基準値Vcb以上である場合におけるEGRガス量を、エンジン1の燃焼状態が過度に悪化しないように制御する。具体的には、ECU10は、定常時EGRガス量設定処理時において定常時EGRガス量を失火限界値Rmf以下の範囲で設定する。この失火限界値Rmfは、定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御する際に、エンジン1に失火が起こらないと判断される定常時EGRガス量の上限値である。このように、充電量Vcが充電量判定基準値Vcb以上である場合におけるEGRガス量を失火限界値Rmf以下の範囲で制御することで、遅閉じ制御時におけるエンジン1の燃焼状態が良好に維持される。
次に、充電量Vcが充電量判定基準値Vcbよりも少ない場合について詳しく説明する。上述のように充電量Vcが充電量判定基準値Vcbよりも少ないと判定された場合には、定常時IVC設定処理における定常時IVCが、基準アトキンソン位相VTaよりも進角側の第2基準位相VTbとして設定される。これによれば、定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御する場合と比べて切替時応答期間Tmresが短縮される。その結果、切替時応答期間Tmresの要求アシスト総量が相対的に減少し、切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティの悪化が抑制される。
ここで、定常時IVCが第2基準位相VTbに制御されると、該定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御するときと比べてエンジン1のポンピング損失が増大する。そこで、定常時IVCが第2基準位相VTbに制御される場合には、上記ポンピング損失の増大に起因した燃料消費量の悪化が相殺されるように、定常時EGRガス量が調節される。
具体的には、ECU10は、HVバッテリ7の充電量Vcが充電量判定基準値Vcbよりも少ないと判定すると、定常時EGRガス量設定処理において定常時EGRガス量を燃費補償値Rgc以上の範囲で設定する。この燃費補償値Rgcは、遅閉じ制御時に定常時IVCを第2基準位相VTbに制御した場合に、該定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御した場合と比べて、燃料消費量が過度に増大する虞がないと判断できる定常時EGRガス量の下限値である。この燃費補償値Rgcは失火限界値Rmfよりも大きい値に設定され、具体的な値は実験等の経験則に基づいて定めることができる。
以上のように、本実施例においては、充電量Vcが充電量判定基準値Vcb以上であるか否かに基づいて、定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaと第2基準位相VTbとの何れに設定するのかを判断する。そして、充電量Vcが充電量判定基準値Vcb以上である場合には、定常時IVCを基準アトキンソン位相VTaに制御することにより、遅閉
じ制御時における燃料消費量の低減効果を確保する。その際に、定常時EGRガス量が失火限界値Rmf以下の範囲で制御されるので、遅閉じ制御時におけるエンジン1の燃焼状態が良好に維持され、以って失火の確実な抑制が実現される。
一方、電量Vcが充電量判定基準値Vcbより少ない場合には、定常時IVCを第2基準位相VTbに制御することにより、切替時応答期間Tmresにおける要求アシスト総量の低減が実現され、同期間Tmresにおけるドライバビリティが改善される。そして、その際には定常時EGRガス量が燃費補償値Rgc以上の範囲で制御されるので、遅閉じ制御時における燃料消費量の低減が担保される。
図6は、本実施例における制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンはECU10のROM内に記憶されているプログラムであり、一定周期毎にECU10により実行される。本ルーチンが実行されると、ステップS101において、遅閉じ制御の実行中か否かが判定される。本ステップにおいて、遅閉じ制御の実行中であると判定された場合にはステップS106に進み、同制御の実行中ではないと判定された場合にはステップS102に進む。ステップS106以降の処理については後述する。
ステップS102では、遅閉じ制御の実行条件が成立しているか否かが判定される。上記実行条件は適宜設定できるが、本ルーチンでは車両が定常走行を除く走行状態(例えば、加速走行)から定常走行への移行後、所定時間が経過している場合に成立する。本ステップにおいて、遅閉じ制御の実行条件が成立していると判定された場合にはステップS103に進み、そうでない場合には本ルーチンを一旦終了する。ステップS103では、充電量センサ9の出力信号に基づいてHVバッテリ7の充電量Vcが検出される。
続く、ステップS104では、HVバッテリ7の充電量Vcに基づいて定常時IVC設定処理および定常時EGR設定処理が実施される。具体的には、ステップS104では図7に示すサブルーチンの各処理が実行される。このサブルーチンも、ECU10のROM内に記憶されているプログラムである。
サブルーチンにおける各処理について説明すると、ステップS1041では、充電量Vcの検出値が充電量判定基準値Vcb以上であるか否かが判定される。本ステップにおいて肯定判定された場合(Vc≧Vcb)にはステップS1042に進み、否定判定された場合(Vc<Vcb)にはS1043に進む。
ステップS1042では、定常時IVCが基準アトキンソン位相VTaに設定される。また、定常時EGRガス量が失火限界値Rmf以下の範囲で設定される。ここで、基準アトキンソン位相VTaがより遅角側の位相であるほど、エンジン1の燃焼状態は悪化し易くなる。そのため、本ルーチンでは、基準アトキンソン位相VTaがより遅角側の位相であるほど、定常時EGRガス量がより少ない量として設定される。或いは、定常時EGRガス量のガード値としての失火限界値Rmfを、基準アトキンソン位相VTaに応じて変更することもできる。例えば、基準アトキンソン位相VTaがより遅角側の位相であるほど、失火限界値Rmfをより小さな値として設定できる。本ステップの処理が終了すると、本サブルーチンを一旦終了する。
ステップS1043では、定常時IVCが第2基準位相VTbに設定される。ここでの第2基準位相VTbは、ステップS103における充電量Vcの検出値が低いほど、進角側の位相として設定される。これにより、HVバッテリ7の充電量Vcが少ないときほど切替時応答期間Tmresにおける要求アシスト総量が低減される。
さらに、本ステップでは、定常時EGRガス量が燃費補償値Rgc以上の範囲で設定さ
れる。ここで、第2基準位相VTbがより進角側の位相として設定されるほど、遅閉じ制御時におけるエンジン1の燃料消費量が増加する。これを考慮し、本ルーチンでは、第2基準位相VTbがより進角側の位相として設定されるほど、定常時EGRガス量がより多い量として設定される。これにより、遅閉じ制御時におけるエンジン1の燃料消費量の低減を、第2基準位相VTbに応じて精度良く担保できる。なお、本ステップでは、定常時EGRガス量のガード値としての燃費補償値Rgcを、第2基準位相VTbに応じて変更することもできる。例えば、第2基準位相VTbがより進角側の位相であるほど、燃費補償値Rgcをより大きな値として設定できる。本ステップの処理が終了すると、本サブルーチンを一旦終了する。
図7のサブルーチンが終了すると、図6の制御ルーチンにおけるステップS105に進む。ステップS105では、VVT機構30及びEGR弁38に制御信号が出力され、IVCの制御値とEGRガス量の制御値の夫々が定常時IVCと定常時EGR量となるように制御される。このときの定常時IVCと定常時EGR量とは、ステップS104の処理(図7のサブルーチン)において設定された値が採用される。ステップS105の処理が終了すると、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS106では、アクセル開度センサ40の出力信号に基づき、加速要求が出されているか否かが判定される。本ステップは、ステップS101において遅閉じ制御の実行中であると判定された場合に実施される。本ステップにおいて、加速要求が出されていると判定された場合にはステップS107に進み、そうでない場合には本ルーチンを一旦終了する。
ステップS107では、ECU10が、IVCの制御値が定常時IVCから加速時IVCまで進角されるようにVVT機構30を作動させる。また、EGRガス量の制御値が定常時EGRガス量から加速時EGRガス量まで減量されるように、EGR弁38の開度を調節する。
ステップS108では、切替時応答期間Tmresにおけるエンジン出力の不足分を補助するために要求されるアシスト出力を算出する。そして、HVバッテリ7からモータ2へと作動電力を供給させ、モータ2にアシスト出力を発生させるアシスト制御を行う。本ステップの処理が終了すると、本ルーチンを一旦終了する。
次に、第3の実施例について説明する。図8は、本実施例に係るエンジン及びその吸排気系の概略構成を示す図である。実施例1及び2と共通する構成については、図2と同じ参照符号を付すことで説明を省略する。本実施例におけるエンジン1には、IVCを変更させる可変動弁装置として電動式VVT機構45が備えられている。この電動式VVT機構45は、吸気側タイミングプーリ21と吸気カムシャフト24との相対的な回転位相を変更する可変位相機構45aと、該可変位相機構45aへトルクを出力するVVTモータ45bとを有する。VVTモータ45bを駆動させる電力は、補機バッテリ46から供給される。この補機バッテリ46への充電は、エンジン1の出力を利用して発電する不図示のオルタネータ(発電装置)によって行われる。本実施例においては電動式VVT機構45が本発明における電動式可変動弁装置に相当する。
ECU10は、補機HVバッテリ46から電動式VVT機構45(VVTモータ45b)へと供給される電力(以下、VVT作動電力という)を調節することにより、VVTモータ45bの発生させるトルクを調整し、可変位相機構45aが吸気側タイミングプーリ21と吸気カムシャフト24との相対的な回転位相を変更する速度(IVCを変更させるときの速度)を変更することが可能である。本実施例においてはVVT作動電力を調節す
るECU10が本発明における調節手段に相当する。
本実施例では、遅閉じ制御を解除させる際に、IVCを定常時IVCから加速時IVCまで進角させるときのVVT作動電力をHVバッテリ7の充電量Vcに応じて調節し、位相の変化速度(以下、IVC進角速度という)VTspを変更する制御(以下、進角速度可変制御という)を実行する。具体的には、車両の走行状態が定常走行から加速走行へと移行して遅閉じ制御が解除される場合、ECU10は進角速度可変制御の実施に際して、HVバッテリ7の充電量Vcが少ないほど前記吸気弁のIVC進角速度VTspが速くなるように補機バッテリ46による供給電力を調節する。
図9は、進角速度可変制御におけるHVバッテリ7の充電量VcとIVC進角速度VTspとの関係を示したマップである。横軸にはHVバッテリ7の充電量Vcを表し、縦軸にはIVC進角速度VTspを表す。縦軸の符号VTspmax、VTspminの夫々は、IVC進角速度VTspの調節範囲における最大速度と、最小速度であり、本実施例では電動式VVT機構45の規格等によって定められている。
横軸の符号Vceは、IVC進角速度VTspを最大速度VTspmaxに設定しないと切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティを良好に維持することが困難と判断できる充電量Vcの上限値である。このVceは、例えば実施例2において説明した充電量判定基準値Vcbと等しい値に設定することもできる。符号Vcfは、IVC進角速度VTspを最小速度VTspminに設定しても切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティを良好に維持できるほど充電量Vcが多いと判断できる該充電量Vcの下限値である。このマップでは、進角速度可変制御を実施する際の充電量VcがVce以下である場合にはIVC進角速度VTspを最大速度VTspmaxに設定し、充電量VcがVcf以上である場合にはIVC進角速度VTspを最小速度VTspminに制御する。また、ECU10は、充電量VcがVcf〜Vceの範囲にある場合には、該充電量Vcが少ないほどIVC進角速度ΔVTspをより高速に設定する。
本制御によれば、HVバッテリ7の充電量Vcが少なく、切替時応答期間Tmresに大きなアシスト出力を発生させることが難しい場合には、IVC進角速度VTspを高速に制御することによって切替時応答期間Tmresが短縮される。その結果、切替時応答期間Tmresにおけるドライバビリティの悪化の抑制をより好適に行うことができる。
逆に、HVバッテリ7の充電量Vcが多く、切替時応答期間Tmresに十分な大きさのアシスト出力を発生させることができる場合には、IVC進角速度VTspを低速に制御することで、補機バッテリ46に蓄電された電力を節約できる。ここで、HVバッテリ7への充電は当該加速走行の後に到来する減速走行時に回生制御を行うことで容易に行うことができるのに対して、補機バッテリ46の充電はエンジン1の出力を利用して行われる。従って、このように補機バッテリ46の電力を節約することはエンジン1の走行燃費の向上に有利である。
なお、本制御によれば、HVバッテリ7の充電量Vcを適正な範囲に調節することができる。例えば、遅閉じ制御を解除させる時点におけるHVバッテリ7の充電量Vcが充電最大容量(充電量の上限値)Vccp近傍の値を示すときのように充電量Vcが非常に多い場合には、IVC進角速度VTspを最小速度VTspminに制御して要求アシスト総量を増大させることによって、積極的にHVバッテリ7の電力が消費される。そのため、車両の加速走行後に減速要求がなされた場合に、HVバッテリ7の充電量Vcが多すぎて回生制御を行うことが困難となるという状況も生じない。
なお、図9のマップにおいては、HVバッテリ7の充電量VcがVcf〜Vceである
場合に、該充電量Vcに応じてIVC進角速度VTspを連続的に変更しているが、本発明の本旨を逸脱しない範囲で適宜の変更、修正等を加えることができる。例えば、HVバッテリ7の充電量Vcが0〜充電最大容量Vccpまでの全範囲に亘り、充電量Vcに応じてIVC進角速度VTspを連続的に変更しても良いし、段階的に変更するようにしても勿論構わない。
実施例1に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 実施例1に係るエンジン及びその吸排気系の概略構成を示す図である。 定常走行時と加速走行時における吸気弁の開閉期間を示した図である。 車両の走行状態が定常走行から加速走行へと移行する前後におけるアクセル開度Acc、充電量Vc、IVCの制御値、EGRガス量の制御値、の関係を例示したタイムチャートである。(a)は、遅閉じ制御時における充電量Vcが多い場合のタイムチャートを示し、(b)は、遅閉じ制御時における充電量Vcが少ない場合のタイムチャートを示したものである。 定常時IVC設定処理に係る定常時IVCと、定常時EGRガス量設定処理に係る定常時EGRガス量と、HVバッテリの充電量Vcとの関係を示したマップである。 実施例2における制御ルーチンを示したフローチャートである。 実施例2におけるサブルーチンを示したフローチャートである。 実施例3に係るエンジン及びその吸排気系の概略構成を示す図である。 進角速度可変制御におけるHVバッテリの充電量VcとIVC進角速度VTspとの関係を示したマップである。
符号の説明
1・・・エンジン
2・・・モータ
7・・・HVバッテリ
9・・・充電量センサ
10・・ECU
12・・シリンダ
13・・ピストン
15・・クランクシャフト
19・・吸気通路
20・・排気通路
21・・吸気側タイミングプーリ
24・・吸気カムシャフト
26・・吸気弁
30・・可変バルブタイミング機構(VVT機構)
35・・排気浄化装置
36・・EGR装置
37・・EGR通路
38・・EGR弁

Claims (5)

  1. エンジンと、
    電力によって作動してエンジンの発生する動力のアシストを行う電動機と、
    前記電動機の作動に供する電力を蓄電するHVバッテリと、
    前記エンジンの吸気弁の閉弁時期を変更可能な可変動弁装置と、
    前記エンジンの排気通路に排出された排気ガスの一部をEGRガスとして該エンジンの吸気通路に再循環させるEGR装置と、
    を備え、定常走行時において加速走行時に比べて前記吸気弁の閉弁時期を遅角側に変更する遅閉じ制御が行われるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記HVバッテリの充電量を検出する充電量検出手段と、
    前記遅閉じ制御時におけるHVバッテリの充電量が少ない場合には、該充電量が多い場合に比べて、吸気下死点からの遅角量が少なくなるように前記吸気弁の閉弁時期を制御し、且つ、前記EGR装置に再循環させるEGRガス量が多くなるように該EGRガス量を制御する制御手段と、
    を更に備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記HVバッテリの充電量が少ないほど、吸気下死点からの遅角量がより少なくなるように前記吸気弁の閉弁時期を制御し、且つ、前記EGR装置に再循環させるEGRガス量がより多くなるように該EGRガス量を制御することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記HVバッテリの充電量が所定の判定基準値以上である場合に、前記吸気弁の閉弁時期を所定の基準アトキンソン位相に制御し、且つ、前記EGR装置に再循環させるEGRガス量を所定の失火限界値以下の範囲で制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記HVバッテリの充電量が所定の判定基準値よりも少ない場合に、前記吸気弁の閉弁時期を所定の基準アトキンソン位相よりも進角側の位相に制御し、且つ、前記EGR装置に再循環させるEGRガス量を所定の燃費補償値以上の範囲で制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記可変動弁装置は、電力によって作動する電動式可変動弁装置であり、
    前記電動式可変動弁装置に供給する電力を蓄電する補機バッテリと、
    前記補機バッテリから前記電動式可変動弁装置への供給電力を調整する調節手段と、
    を更に備え、
    車両の走行状態が定常走行から加速走行へと移行して前記遅閉じ制御が解除される場合に、前記調節手段は、前記HVバッテリの充電量が少ないほど前記吸気弁の閉弁時期が進角側に変更されるときの位相の変化速度が速くなるように前記補機バッテリによる供給電力を調節することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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