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JP5101521B2 - メチシリン耐性黄色ブドウ球菌をオキサシリンに対し感作する組成物および方法 - Google Patents

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌をオキサシリンに対し感作する組成物および方法 Download PDF

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Description

本発明の技術分野は、抗菌性処置のための組成物および方法であり、特に選択されたカテキンの相乗的組合せを含むメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)(MRSA)の処置である。
従来、エピガロカテキンガレート(EGCG)およびその他の茶カテキンは抗細菌剤として使用されていて、そのような活性の例は当技術分野で周知である(例えば、Jpn.J.Bacteriol.、1991年、第46巻、839〜845ページ参照)。しかし、顕著な抗細菌活性を示すためには、一般に用量が多く、それ故、顕著な抗細菌活性は、通常、生理条件下にてまたは生体内にて達成されていない。同じような高い濃度が、MRSAが他者へ感染することを防止するために選ばれたカテキンを用いて、米国特許第5,358,713号にてシマムラにより報告された。
米国特許第5,807,564号において、シマムラにより、ある抗菌性薬剤の最小阻止濃度を減少させるためにある抗菌性薬剤があるカテキンと組み合わされ、選択されたカテキンはアミカシン、クロラムフェニコールおよび各種のベータ−ラクタム抗生物質について感作物質であることが報告された。同様に、バラポリフェノールが各種のベータ−ラクタム抗生物質の最小阻止濃度を減少させることが報告された(例えば、Microbiol Immunol.2004年、第48巻、第1号、67〜73ページ)。しかしながら、少なくともいくつかのカテキンに関して、その要求有効濃度は依然相対的に高かった。MRSA感染を治療するための他の試みにおいて、EP 0 761 226にて述べられているように、選択されたカテキンが特殊なテアフラビンと組み合わされて、ある抗菌性組成物が製造された。残念ながら、あるカテキンに関して同じ問題がそのままであった。選択されたカテキンのさらなる公知の組合せにおいて、Morreeらは、米国特許第6,652,890号にて、EGCおよびECの混合物が、窒素酸化物を発現する、腫瘍細胞のNADH酸化酵素を阻害するのに有効であり、その結果癌を治療することを開示した。しかし、このような組合せの、細菌に対する効果はこの文献に開示されなかった。
カテキンを抗菌性薬剤(antibiotic drug)として用いるさらなる知られている試みにおいて、Stapletonらにより国際公開公報2005/034976号に述べられているように、各種のカテキンが化学修飾された。このような化学修飾されたカテキンは、対応する非修飾体と比べて顕著な抗細菌効果を示したが、一方で、合成と精製がコストを高め、また人体への投与が安全で有効であることがまだ示されていない。
このように、MRSAを除去するおよび/または種々の抗生物質に対してMRSAを感作する多くの方法および組成物がこの分野において知られているにも拘わらず、これらの全てにまたは殆ど全てに一つまたはそれ以上の不都合がある。それ故、いまだ、MRSA感染の治療および/または化学予防のための改善された医薬品の必要性が存在する。
発明の要旨
本発明は、ある種の非ガロイルカテキンが選択された抗生物質(ここにおいて、この選択された抗生物質は既にガロイルカテキンと組み合わされている。)に対するMRSAの感作を増加するという知見に向けられている。
本発明の主題の1態様において、黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性株におけるある抗菌性薬剤のMIC(最小阻止濃度)の低減のための方法は、前記抗菌性薬剤のMICを第一レベルに低減するために有効な濃度のガロイルカテキンに前記黄色ブドウ球菌を曝露する段階を含む。さらなる段階として、非ガロイルカテキン投与は当該抗菌薬のMICを第一レベルから第二レベルまでに相乗的にさらに低減することが認識される。および、なお別の段階において、前記抗菌性薬剤のMICを二次レベルまで低減するために有効な濃度の前記ガロイルカテキンの存在下にて、前記黄色ブドウ球菌が前記非ガロイルカテキンに曝露される。
最も好ましくは、前記抗菌性薬剤は、ベータ−ラクタム抗生物質(例えば、オキサリシン、メチシリン、ペニシリン)、テトラサイクリン型抗生物質(例えば、テトラサイクリン、クアトリマイシン、エピテトラサイクリンなど)および/またはクロラムフェニコール型の抗菌性薬剤(例えば、クロラムフェニコール、デキストラマイシン、1−デオキシクロラムフェニコールなど)として特徴付け得る。前記ガロイルカテキンはECGまたはEGCGでありおよび/または非ガロイルカテキンはECまたはEGCである。特定の組合せに依存して、第一レベルは、前記黄色ブドウ球菌を前記ガロイルカテキンに曝露しない場合の、前記抗菌性薬剤のMICの50%に等しいまたは50%より低いことが、第二レベルは、前記黄色ブドウ球菌を前記ガロイルカテキンに曝露しない場合の、前記抗菌性薬剤のMICの5%に等しいまたは5%より低いことが、意図される。
他の意図される態様において、第一レベルは、前記黄色ブドウ球菌を前記ガロイルカテキンに曝露しない場合の、前記抗菌性薬剤のMICの5%に等しくまたは5%より低く、第二レベルは、前記黄色ブドウ球菌を前記ガロイルカテキンに曝露しない場合の、前記抗菌性薬剤のMICの0.5%に等しいまたは0.5%より低い。それ故、少なくともいくつかの例において、前記黄色ブドウ球菌は、10μg/ml未満の濃度のガロイルカテキンにおよび50μg/mlに等しいまたはそれ未満の濃度の非ガロイルカテキンに曝露される。
別の視点から見ると、本発明者らは、1つの段階において、黄色ブドウ球菌が、ガロイルカテキンおよび抗菌性薬剤の組合せ(ここにおいて、前記ガロイルカテキンおよび前記抗菌性薬剤は増殖を抑制するには有効ではない濃度にて存在する。)に曝露される、黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性株(例えば、BB568,EMRSA−16 またはEMRSA−15)の生育を抑制する方法、を意図する。別の段階において、前記黄色ブドウ球菌は、前記黄色ブドウ球菌の生育を抑制するために有効な濃度における組合せの存在下にて、非ガロイルカテキンに曝露される。
上述の方法と同様に、このような方法において、好ましくは、抗菌性薬剤は60μg/mlの濃度のベータ−ラクタム抗生物質であり、前記ガロイルカテキンは5μg/mlの濃度のECGであり、および/または、前記非ガロイルカテキン(例えばECまたはEGC)は、少なくとも25μg/mlの濃度、より典型的に少なくとも50μg/mlの濃度で存在する。
したがって、本発明の主題の別の態様において、抗菌性薬剤(例えばベータ−ラクタム抗生物質)組成物は、ガロイルカテキンおよび非ガロイルカテキンを含み、前記非ガロイルカテキンは、前記ガロイルカテキンに関して前記抗菌性薬剤のMICを相乗的に低減するための濃度にて存在する。意図される組成物はさらに、前記ガロイルカテキンおよび前記非ガロイルカテキンが前記ガロイルカテキンに関して前記抗菌性薬剤のMICを低減するために有効な相乗的組合せにて存在する組成物に関連する情報を含む。
最も好ましくは、前記ガロイルカテキンはECGまたはEGCGであり、前記非ガロイルカテキンはECまたはEGCである。典型的に、前記非ガロイルカテキンおよび前記ガロイルカテキンは少なくとも3:1の重量比にて存在し、さらに典型的に少なくとも6:1の重量比にて存在する。本組成物は、数多くの方法で製剤化し得ることを認識すべきであるが、局所製剤(例えば、スプレー、クリーム、軟膏など)が特に好ましい。
本発明の様々な目的、特徴、態様および利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な説明から明らかとなる。
図面の簡単な説明
図1は、EMRSA−16に対するオキサシリンのMICに関するECおよびECGの組合せの相乗的効果を描いたグラフである。
図2Aは、オキサシリンに対して黄色ブドウ球菌を感作するECGの能力へのEC,EGCおよびEGCGの効果を要約した表である。
図2Bは、オキサシリンに対して黄色ブドウ球菌を感作するEGCGの能力に対するECおよびEGCの効果を要約した表である。
詳細な説明
本発明者らは、意外にも、ガロイルカテキンを用いる種々の抗菌性薬剤に対するMRSAのカテキンが媒介する感作を、ガロイルカテキンと非ガロイルカテキンとを、最も好ましくは対応する非ガロイルカテキンとを組み合わせることにより、さらに亢進できることを見出した。意外なことに、抗菌性薬剤の感作を亢進する前記非ガロイルカテキンは、前記非ガロイルカテキンを単独で用いた場合、前記抗菌性薬剤のMICに関して殆どまたは全く効果を有しないようである。
ここにおいて用いられるとき、「MRSA」、「黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性株」および「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」の用語は、互換可能に用いられ、多数の抗菌性薬剤、より典型的に全てのベータ−ラクタム抗菌性薬剤に対し耐性の黄色ブドウ球菌を意味する。さらなる耐性がセファロスポリンおよび/またはカルバペネウムに関しても存在し得る。病院に関連するMRSA分離株は、しばしばエリスロマイシン、クリンダマイシンおよびテトラサイクリン等の一般に使用されている他の抗菌性薬剤剤に対して多重耐性であり、一方、地域社会に関連するMRSA分離株は、しばしばベータ−ラクタム抗菌薬およびエリスロマイシンにのみに耐性である。耐性はNCLS(National Committee for Clinical Laboratory Standards)の次の手順により確認することができ、典型的に、オキサシリンMIC試験における4μg/mlに等しいまたはそれ以上のMIC、オキサシリンディスク拡散試験またはセフォキシチンディスク拡散試験におけるそれぞれ10mmまたは19mm以下の拡散ディスクにより示される。またここで用いられるとき、「最小阻止濃度」および「MIC」は、互換可能に用いられ、下記所定の培地におけるある抗細菌剤の最小濃度であり、この最小濃度より低い濃度では細菌の生育は増殖が阻害されない。
またここで用いられるとき、「ガロイルカテキン」という用語は、化合物のC環(命名に関し、後記化学式1を参照)が置換または非置換の安息香酸基、最も典型的には没食子酸エステル基によって修飾されている化合物を指す。最も典型的に、前記置換または非置換安息香酸エステル基は前記C環に3位において共有結合している。このような置換安息香酸における意図される置換基は、1または2以上の水酸基、これら水酸基の個々のエステル基、これら水酸基の様々なアルキルエーテル基、アミノ基、ニトロ基、硫酸基および/またはリン酸基を含み、これらの各々はさらに置換され得る。
これと異なり、ここで用いられる「非ガロイルカテキン」という用語は、化合物におけるC環が置換基により修飾され得るまたは修飾され得ない化合物を意味するが、このC環の3位においての置換基は安息香酸エステル基ではない。かくして、数多くの他の適する置換基の中で、非ガロイルカテキンのC環の3位は水素またはヒドロキシル基である。
本発明の主題のある好ましい態様において、本発明者らは、黄色ブドウ球菌のEMRSA−16株を、この株のオキサシリンに対する感受性を増加させるために、ガロイルカテキンであるエピカテキンガレート(ECG)の濃度を0mcg/mlから12.5mcg/mlの間で変化させて培養した。次いで、MICを記録し、これらの実験を、0mcg/mlから50mcg/mlの間で変化する濃度の非ガロイルカテキンであるエピカテキンの存在下にて繰り返した。驚いたことに、非ガロイルカテキンの添加は、著しくおよび相乗的に、MICを低減させた。似た結果が、エピカテキンを非ガロイルであるエピガロカテキンに置き換えた際に得られた。これとは異なり、ガロイルであるエピガロカテキンガレートが用いられた際には、有意なおよび相乗的な効果は実質的に得られなかった。
あらゆる特定の理論または仮説に縛られることを望まないが、本発明者らは、ナノモル濃度のカテキンは、カテキンの性質により、リン脂質に入ってその柵を分け、生体膜の構造と機能を調整することができるのであろうと考えている。ガロイルカテキンは、その非ガロイル類縁体よりも、ホスファチジルコリンおよびホスファチジルエタノールアミンの2重層に、より深く浸透すると考えられる。かくして、ECgおよびEGCgは、膜内において、より深い位置を占め、ECおよびEGCは、より浅い(リン脂質―水の境界により近い)位置に局在している、と予想される。これらの膜への浸透の相違は、これらの分子の、ブドウ球菌のベータ−ラクタム耐性を修飾する能力に対応している。興味深いことに、脂質2重層に組み込まれるECgおよびEGCgの量はECの存在下で顕著に増加し、ブドウ球菌ベータ−ラクタム耐性のレベルを低減するカテキンガレートの能力が非ガロイルカテキンにより強化され得る可能性を向上させる。
本発明の主題の他の意図する態様において、多数のガロイルカテキンが、エピカテキンガレート(ECG)以外にも、ここでの使用に適していると思われることを認識すべきである。他のガロイルカテキンの中で、適切な化合物は、カテキンガレート(CG)、ガロカテキンガレート(GCG)、エピガロカテキンガレート(EGCG)、テアフラビンモノガレートA、テアフラビンモノガレートBおよびテアフラビンジガレートを含む。ここで意図されるカテキン(ガロイルおよび非ガロイル)は、光学異性体、キラル中心および/または立体異性体ならびにそのような構造の全て及びそれらの混合物が、ここにおいて意図されていることに留意すべきである。同様に、非ガロイルカテキンは、カテキン(C)、ガロカテキン(GC)およびエピガロカテキン(EGC)を含む多くの代替の化合物を含み得る。
したがって、ここで意図される好ましいガロイルおよび非ガロイルカテキンは、式1に従う構造を有する。
Figure 0005101521
[ここで、R1、R2、R3、R4、R3’、R4’およびR5’は、独立して水素原子、水酸基またはMであり、MはOC(O)R、OC(S)R、OC(NH)R、ORまたはRであり、Rは置換されることもあるアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルカリル基またはアリル基(および、最も好ましくは、モノ、ジ、またはトリヒドロキシル化安息香酸基)であり、この化学構造におけるA、BおよびCはそれぞれ環を示し、R3″が没食子酸エステル基であるとき、カテキンはガロイルカテキンであり、R3″がMであるとき(ただし、OC(O)RにおけるRは没食子酸エステルラジカルではない。)、カテキンは非ガロイルカテキンである。]
ガロイルカテキンの適した濃度について、一般に、全ての濃度が、その濃度が少なくともある程度の感作を達成できる(すなわち、ガロイルカテキン非存在の同等条件下での生育と比較して抗菌性薬剤薬のMICを低減する)限りにおいて、適切とされることを意図する。さらに、異なるガロイルカテキンが、匹敵する条件下にて、MICにおける異なる低減を示すことを認識すべきである。またさらに、ガロイルカテキンの適した濃度はまた少なくとも非ガロイルカテキンの予め定められた濃度により部分的に決定され得る。したがって、ガロイルカテキン(ECGを含む)の様々な濃度が意図され、一般に0mcg/mlから50mg/ml(およびさらにそれ以上)であるが、さらに典型的に1mcg/mlから1mg/mlであり、最も典型的に5mcg/mlから100mcg/mlである。
同様に、意図される非ガロイルカテキンの濃度はさまざまであり、非ガロイルカテキンの特定の化学構造、ガロイルカテキンの濃度や種類、細菌株および/または抗菌性薬剤薬を含む、様々な要素に依存する。しかし、非ガロイルカテキンの濃度は、0mcg/mlから50mg/mlの間(およびさらにそれ以上)、さらに典型的に1mcg/mlから1mg/mlの間、最も典型的に5mcg/mlから100mcg/mlの間である。さらに、非ガロイルカテキンは、ガロイルカテキンに対して、好ましくは少なくとも等モルで、さらに好ましくは1.1倍から2.0倍のモル過剰で、もっとさらに好ましくは2.0倍から4.0倍のモル過剰で、最も好ましくは2.0倍から10.0倍のモル過剰で存在する(しかし必ずしもそうである必要はない。)。
さらに、非ガロイルカテキンはガロイルカテキンの対応するカテキンであることが好ましい。例えば、第一レベルへの感作がECGにより行われた場合、非ガロイルカテキンはECであることが好ましい。別の例においては、第一レベルへの感作がEGCGにより行われた場合、非ガロイルカテキンはEGCであることが好ましい。しかし、1種より多いカテキン(ガロイルおよび/または非ガロイル)が意図される組合せとして用いられ得ることが理解されるべきである。例えば、第一レベルへの感作が少なくとも1種類のガロイルカテキンを含むカテキン混合物により行われ得、および、第二の低いレベルへの感作が、次いで、単一の非ガロイルカテキンにより行われ得る。一方および望まれる場合には、第一レベルへの感作が単一のカテキンにより行われ得、および、第二の低いレベルへの感作が、次いで、少なくとも1種類の非ガロイルカテキンを含む混合物により行われ得る。
カテキンの混合物が用いられる場合、この混合物は植物(例えば、茶木、ぶどう、ブルーベリー、その他)から単離されたものであることが特に好ましい。このようなカテキンの単離物は、ガロイル(カテキン)と非ガロイル(カテキン)の比率が予め定められた特定の調合物に標準化でき得る。例えば、ガロイルカテキン部分が優位である緑茶抽出物における個々のカテキンの通常の百分率は、EGCGが10〜15%、ECGが2〜3%、ECが2%およびEGCが2〜3%であり得る(例えば、スガヌマら、キャンサー・リサーチ、第59巻、44〜47ページ、1999年)。他方、抽出物は非ガロイルカテキンを主に有するように調製されまたは修飾され得る(例えば、EGCおよびEC10〜20%、ECG2〜3%およびEGCG5%)。加えて、カフェイン、テオブロミン、テオフィリンおよび例えば没食子酸などのフェノール酸もまた緑茶抽出物の構成要素であり得、通常ポリフェノールよりも少量で存在する。他の意図される抽出物の中で、特に適したポリフェノール抽出物は、ポリフェノンEおよびポリフェノンBを含み、両方とも日本の三井農林(〒105−8427、日本国東京都港区西新橋1−2−9)より商業的に利用可能であり、また特殊な調製のためのさらなる基礎材料として利用し得る。
抗菌性薬剤に関して、非ガロイルカテキンが、既に多くの抗菌性薬剤(全てまたは殆ど全てのベータ−ラクタム抗生物質、テトラサイクリンおよび/またはクロラムフェニコール型薬剤を含む。)に対して感作されたMRSAの感受性をさらに増加(すなわちMICを低減する)させ得ることを一般に意図する。かくして、他の抗菌薬の中で、意図される抗生物質は、様々なペニシリン(例えば、ベンザチンペニシリン、ベンジルペニシリン(ペニシリンG)、フェノキシメチルペニシリン(ペニシリンV)、ディクロキサシリン、フルクロキサシリン、アモキサシリン、アンピシリンなど)、様々なセファロスポリン(例えばセファレキシン、セファロシン、セファゾリン、セフロキシム、セファマンドール、セフトリアキソン、セフォタキシムなど)、様々なカルバペネム(例えばイミペネム、メロペネム、エルタペネムなど)、モノバクタム(例えばアズトレオナム)、様々なテトラサイクリン(例えばテトラサイクリン、クアトリマイシン、エピテトラサイクリンなど)および様々なクロラムフェニコール型の抗菌薬(例えばクロラムフェニコール、デクストラマイシン、1−デオキシクロラムフェニコールなど)を含む。
抗菌性薬剤の種類とガロイルカテキンの濃度に依存して、非ガロイルカテキンを用いた感作の向上は顕著に変動し得ることを認識すべきである。しかしながら、感作の向上(すなわちMICの低減)は、少なくとも2倍(例えば、20mcg/mlから10mcg/ml)、さらに典型的には少なくとも3倍、もっと典型的には4〜6倍、そして最も好ましくは少なくとも5〜10倍(例えば、50mcg/mlから10mcg/ml)であることが一般に認識される。
ガロイルカテキンおよび/または非ガロイルカテキンに対してMRSAを曝露することが好ましいが、しかし、抗菌性薬剤の存在下で行われることが必ずしも必要ではないことが、さらに認識される。最も典型的に(しかし再び必ずしも必要ではないが)、ガロイルカテキンまたは非ガロイルカテキンは、MRSAが存在する環境へ、一緒に投与される。例えば、および特に投与が生体外または局所投与(例えば、殺菌プレー、体外培養、局所用軟膏など)である場合、カテキンの組合せは抗生物質溶液に混ぜられ得る。他の例において、および特にこの組合せが哺乳類へ投与される場合、カテキンの組合せは、また経口でおよび抗生物質調合と別々に(この投与は経口投与または非経口投与であってもなくともよい。)投与し得る。
したがって、ガロイルカテキンおよび/またはガロイルカテキンは数多くの剤形により投与され得、特に好ましい剤形は、経口用固形製剤(例えば、単離されたカテキン、または茶抽出物からのポリフェノール粉末)または液体製剤(例えば、液体カテキン製剤または茶抽出物)を含む。さらに好ましい剤形として、局所製剤(例えば、クリーム、軟膏、ゲル、ローションなど)を含む。当技術分野でよく知られた商業的に利用可能な調合物が多く存在し、これらの全てがここでの使用に適していると考えられる。このような剤形中のガロイルカテキンおよび/または非ガロイルカテキンの濃度は、通常、単一投与単位が1mg/ml未満の局所濃度となるような濃度である。
これらにおよびさらなる考慮に基き、発明者らは、それ故、黄色ブドウ球菌が、抗菌性薬剤のMICを第一レベルまで低減するために有効な濃度におけるガロイルカテキンに曝露される、MRSAにおける抗菌性薬剤のMICを低減する方法を意図する。他の段階において非ガロイルカテキンの投与が抗菌性薬剤のMICを相乗的に第一レベルから第二レベルにさらに低減することが、またさらに別の段階において抗菌性薬剤のMICを第二レベルに低減するために有効な濃度のガロイルカテキンの存在下に前記黄色ブドウ球菌が前記非ガロイルカテキンに曝露されることが、認識(例えば、記載または表示された情報により)される。例えば、典型的な投与において、適切な第一のレベルは、黄色ブドウ球菌を該ガロイルカテキンに曝露しない場合の抗菌性薬剤のMICを50%に等しくまたは50%より低く、および適切な第二レベルは、黄色ブドウ球菌をガロイルカテキンに曝露しない場合の抗菌性薬剤のMICを5%に等しいまたは5%より低い。このような例において、本発明者らは、MRSAが10μg/ml以下の濃度のガロイルカテキンおよび50μg/ml以下の濃度の非ガロイルカテキンに曝露されたことを見出した。他の例において、本発明者らは、第一レベルは前記MICの5%に等しくまたは5%より低く、および第二レベルは前記MICの0.5%に等しいまたは0.5%より低い、ことを見出した。
したがって、適した方法として、MRSAがガロイルカテキンおよび抗菌性薬剤の組合せに曝露される、MRSAの生育を抑制する方法(ここにおいて、前記ガロイルカテキンおよび前記抗菌性薬剤は生育を抑制するのに有効でない濃度(例えば、ECGが5μg/mlであり、ベータ−ラクタム抗生物質が60μg/mlである。)が含まれる。別の段階において、MRSAは、次に、MRSAの生育を抑制するために有効な濃度の組合せの存在下において、非ガロイルカテキン(例えば、少なくとも25mcg/mlの、さらに典型的に少なくとも50mcg/mlのECまたはEGC)に曝露される。このような方法は、MRSA(例えば、BB568、EMRSA−16およびEMRSA−15)を耐性または中間的性質(特に抗菌性薬剤に関して)から感受性に変換するために特に好ましい。
またさらなる意図する態様において、医薬組成物が意図され、これらの医薬組成物は、ガロイルカテキン(例えばECGまたはEGCG)、非ガロイルカテキン(ECまたはEGC)および場合により抗菌薬(例えばベータ−ラクタム抗生物質)を含み、前記非ガロイルカテキンはガロイルカテキンに関して抗菌薬の最小阻止濃度を相乗的に低減する濃度にて存在する。このような組成物は、通常さらに、ガロイルカテキンおよび非ガロイルカテキンがガロイルカテキンに関して抗菌薬のMICを低減する相乗的に組合せにて存在していることを示す情報を伴っている。他の適した比率の内で、非ガロイルカテキンおよびガロイルカテキンは少なくとも1:1の重量比で、さらに典型的に少なくとも3:1の重量比で、さらにもっと典型的に6:1の重量比で存在する。すでに上に議論したとおり、前記組成物は、経口剤形および局所剤形を含む数多くの方法により製剤化できることを認識すべきである。しかしながら、この剤形は局所用剤形であることが特に好ましい。
実験
ECにより媒介されるECGの細胞膜への結合促進
黄色ブドウ球菌の膜は、独特であり、フォスファチジルグリセロール(63−74%)、リジルフォスファチジルグリセロール(17−22%)およびカルディオリピン(5−15%)から構成されている。本発明者らは、カジヤらにより説明されたHPLCアッセイ(カジヤ、K、S.クマザワ、T.ナカヤマ、2001年、茶カテキンと脂質2重膜の相互作用における立体効果、Biosci.Biotechnol.Biochem.、第65巻、2638〜2643頁)を用いて、非ガロイルカテキンがECGの黄色ブドウ球菌への結合を促進する能力を決定した。EC、EGC、ECGおよびEGCGは日本国東京都にある東京フードテクノ株式会社により提供された。黄色ブドウ球菌BB568はPBP2aを構成的に生成し(チューリッヒ大学のB.Berger−Bachi(Bachiの「a」は「a−ウムラウト」)により供与された)、EMRSA−15およびEMRSA−16はロンドンにあるロイヤルフリー病院由来の臨床上の単離体であった。中期対数増殖期のEMRSA−16へのECGの結合は25mcg/ml濃度のECにより促進された。35℃での20分間の温置後、13%のECプールが結合し、22%のECGが細胞に伴われていた。ECの存在下にて、ECGの結合は41%に上昇し、ECの結合もまた、ECG(35.5%)の存在によって促進された。ECはそれ故、PCおよびPEリポソームへの結合と同様に、ECGの黄色ブドウ球菌細胞への結合を促進するようである。
黄色ブドウ球菌を用いる感作試験
この協同的な結合は促進された生物活性を誘発したか否かを調べるため、オキサシリンに対する黄色ブドウ球菌の感受性の程度を増加させるECおよびEGCの能力が決定された。チェッカーボードMICアッセイが、2%塩化ナトリウム溶液が追加されたMueller−Hintonブロス(オキソイド、ベージングストーク、英国)の200μl中に10CFUを有する96−ウェルマイクロタイタートレイ中にて行われた。MIC値は35℃の24時間培養後に得られた。黄色ブドウ球菌ATCC29213が標準の感受性株として用いられた。3重組合せについての分別阻害濃度(FIC)指数は、次の通りに計算された。
Figure 0005101521
ここで、Ccomb およびCcomb は試験されたカテキン濃度であり、Ccomb OXAは生育を阻害する組合せにおけるオキサシリンの最小濃度であり、MICOXA、MICおよびMICはそれぞれ単独で用いられた場合の化合物のMICである。2つの化合物の組合せに関する項(Ccomb /MIC)は除外された。0.5以下であるFIC指数は相乗性を示す。
我々は、EMRSA−16、EMRSA−15およびBB568をオキサシリンに対して感作するECGの能力に対するEC、EGCおよびEGCGの影響を決定し、これらの実験の結果を図2Aに記載する。BB568、EMRSA−16およびEMRSA−15に対するオキサシリンのMICはそれぞれ256mg/ml、512mg/mlおよび16mg/mlであった。カテキン化合物は、64〜512mg/mlの範囲のMICを有し、固有の抗ブドウ球菌活性を殆どまたは全く有していなかった。12.5mg/mlのECG濃度が、黄色ブドウ球菌BB568およびEMRSA−16についてのオキサシリンのMICをオキサシリンの限界点以下に低減した。同様の効果が、EMRSA−15について他の低濃度である3.12mg/mlにて得られた。意外なことに、非ガロイルカテキンであるECおよびEGCはこれら単離体に対するオキサシリンのMICを低減することができなかった。しかし、これらの化合物は、顕著にECGがオキサシリン耐性を減じる性質を促進した。ECGの3.12mg/mlの濃度が、MICを、BB568について64mg/mlにおよびEMRSA−16について128mg/mlに低減した。ECの6.25mg/mlとの組合せにおいて、これら単離体について8mg/mlへオキサシリン感受性が増加した。25mg/mlへEC濃度を増加することにより、3.12mg/mlのECGの存在下、2mg/mlの値が得られた。EGCがECGと組合されて使用されたとき、同様の低減が観測された。FIC指数は、3つ全ての黄色ブドウ球菌について、オキサシリン、ECGとECまたはEGCの間で強い相乗作用があることを示した。高濃度において、ECG(12.5mg/ml以上)とECおよびEGC(50mg/ml以上)両方との組合せは、オキサシリン不在下におけるEMRSA−16の生育を阻害した。
EC、EGCおよびECGにより媒介されるオキサシリンに対する感作の亢進は、図1(EMRSA−16についてのオキサシリンのMICに対するECGおよびECの効果を示している。)に示されているように、明らかに濃度依存的であった。ガロイルカテキンEGCGは、ECG存在下のオキサシリンのMICを低減することについての効果が大きく劣っていた。例えば、3.12mg/mlのECGと組み合わせた場合、25mg/mlのEGCGはMICを2倍しか低減しなかった。より高濃度の12.5mg/mlのECGにおいて、EGCGは、ECGのBB568およびEMRSA−16株についてのMICを低減する能力を弱めた。EGCGは、BB568、EMRSA−16およびEMRSA−15をオキサシリンに対して感作させることができたが、その効果はECGについてのそれと比較して顕著に小さかった。ECおよびEGCの両方が感受性を促進したが(図2Bに示す通り)、その影響は、図2Aの通り、[EC/EGC−ECG−オキサシリン]の組合せと比較して、対応して乏しかった。
本発明者らは、それ故に、ECおよびEGCのような非ガロイルカテキンの能力はブドウ球菌の細胞質膜を標的にすることを通じてガロイルカテキンであるECGおよびEGCGによってMRSA株のオキサシリン感受性を亢進する、と考える。このような仮説は、膜結合と感受性の間に因果関係があるつながりがあるのであれば、ECまたはEGCの存在下におけるECGの膜結合の増加によって確認されるであろう。このような仮説のさらなる裏づけとして、カテキンは一般に細胞に浸透できない事実があり、この事実は、カテキンが細胞の生物物理的特性を変更することによって(例えば、脂質2重層に関与するたんぱく質の機能を低減し、膜を介した物質輸送に影響を与えることによって)黄色ブドウ球菌におけるベータ−ラクタム耐性を調節しているであろうことを、より裏づけている。
上述のデータは、抗生物質の存在下におけるガロイルカテキンおよび非ガロイルカテキン間の相互作用の、これらの抗微生物作用に関する重要なおよび相乗的な性質を明らかに示している。このような知見には、ガレート基はエピカテキンガレートの活性に必須であることが従前の研究において示唆されていたことから(Stapleton,P.D.,S.Shah,J.C.Anderson,Y.Hara,J.M.T.Hamilton−Miller,andP.W.Taylor.カテキンと没食子酸塩により黄色ブドウ球菌のベータ−ラクタム耐性の調整、International J.Antimicrol.Agents、第23巻、462〜467ページ、2004年)、特に驚かされる。さらに、非ガロイルカテキンは、エステル基を有していないため、エステラーゼ阻害化合物として作用することはありそうもないことである。加えて、エステラーゼに対して安定なECG誘導体が、オキサシリンと一緒に黄色ブドウ球菌に対して用いられた際、同様の活性を有し、このことは、体外ではエステラーゼ活性は決定的に重要な要素ではないことを示唆している(Anderson,J.C.,C.Headley,P.D.Stapleton,and P.W.Taylor.黄色ブドウ球菌のベータ−ラクタム耐性の調節のための加水分解的に安定している(−)−エピカテキンガレート類似体の合成と抗菌活性、Bioorg.Med.Chem.Lett.第15巻、2633〜2635ページ、2005年)。しかしながら、不活性化の他の形態、特にカテキン部分の修飾を、ECおよびEGCが可能性ある阻害剤として作用するとき、除外することができないことが知られている。
このように、オキサシリンに対するMRSAを感作する方法および組成物の特定の実施態様および適用が開示されている。しかしながら、ここでの本発明思想から離れることなく、既に述べられている内容の他に多くの修飾が当業者にとって可能であることは明らかである。本発明の主題は、それ故、添付された特許請求の範囲の精神を除いて、制限されるべきでない。加えて、本件明細書および特許請求の範囲の両方の解釈において、全ての用語は、その文脈に沿って可能な、最も広い方法によって解釈されるべきである。特に、「含む」および「含有する」は、非限定的な要素、構成部分および段階を指し、参照された要素、構成部分または段階が存在し得ること、または利用しうること、または明示して述べられていない他の要素、構成部分および段階と一緒にし得ることを示していると、解釈されるべきである。さらにその上、この明細書に参照によって取り込まれた参照における用語の定義または使用が、本明細書において提供された用語の定義と矛盾または反対するものである場合、本明細書において提供された用語の定義を適用し、参照における用語の定義は適用されない。
図1は、EMRSA−16に対するオキサシリンのMICに関するECおよびECGの組合せの相乗的効果を描いたグラフである。 図2Aは、オキサシリンに対して黄色ブドウ球菌を感作するECGの能力へのEC,EGCおよびEGCGの効果を要約した表である。 図2Bは、オキサシリンに対して黄色ブドウ球菌を感作するEGCGの能力に対するECおよびEGCの効果を要約した表である。

Claims (13)

  1. 局所用医薬の製造におけるガロイルカテキン、非ガロイルカテキン、および抗菌性薬剤の使用であって、
    前記局所用医薬は、前記ガロイルカテキンを、前記抗菌性薬剤の黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に対する最小阻止濃度を低減させるために有効な濃度として0mcg/mlよりも多く50mg/mlまでの範囲の濃度で含んでおり、
    前記局所用医薬は、前記非ガロイルカテキンを、前記抗菌性薬剤の最小阻止濃度をさらに相乗的に低減する濃度として0mcg/mlよりも多く50mg/mlまでの範囲の濃度で含んでおり、
    前記ガロイルカテキンは、ECGであり、
    前記非ガロイルカテキンは、ECまたはEGCであり、
    前記非ガロイルカテキンおよび前記ガロイルカテキンは少なくとも3:1の重量比にて存在し、
    前記抗菌性薬剤がベータ−ラクタム抗生物質、テトラサイクリンおよびクロラムフェニコールからなる群より選ばれる
    ことを特徴とする、使用。
  2. 前記黄色ブドウ球菌が、BB568、EMRSA−16およびEMRSA−15からなる群より選ばれる、請求項1に記載の使用。
  3. 前記抗菌性薬剤の最小阻止濃度の前記低減が、前記最小阻止濃度の50%に等しいまたは50%より低い、請求項1に記載の使用。
  4. 前記抗菌性薬剤の最小阻止濃度の前記相乗的な低減が、前記最小阻止濃度の5%に等しいまたは5%より低い、請求項1に記載の使用。
  5. 前記ガロイルカテキンの濃度が10μg/ml未満の濃度であり、および、前記非ガロイルカテキンの濃度が50μg/mlに等しいまたは50μg/ml未満の濃度である、請求項1に記載の使用。
  6. 局所用医薬の製造におけるガロイルカテキン、非ガロイルカテキン、および抗菌性薬剤の使用であって、
    前記局所用医薬が、前記黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性株の生育を抑制するために構成されたものであり、
    前記ガロイルカテキンおよび前記抗菌性薬剤は、単独では前記生育を抑制するのに有効でない濃度にて存在しており前記ガロイルカテキンの濃度は0mcg/mlよりも多く50mg/mlまでの範囲であり、
    前記ガロイルカテキンは、ECGであり、
    前記非ガロイルカテキンは、ECまたはEGCであり、
    前記非ガロイルカテキンおよび前記ガロイルカテキンは少なくとも3:1の重量比にて存在し、
    前記抗菌性薬剤が、ベータ−ラクタム抗生物質、テトラサイクリンおよびクロラムフェニコールからなる群より選ばれる
    ことを特徴とする、使用。
  7. 前記抗菌性薬剤が、60μg/ml濃度である請求項6に記載の使用。
  8. 前記非ガロイルカテキンが少なくとも25μg/mlの濃度である、請求項6に記載の使用。
  9. 前記非ガロイルカテキンが少なくとも50μg/mlの濃度である、請求項6に記載の使用。
  10. 前記黄色ブドウ球菌がBB568、EMRSA−16およびEMRSA−15からなる群より選ばれる、請求項6に記載の方法。
  11. ガロイルカテキン、非ガロイルカテキンおよび抗菌薬を含み、
    前記非ガロイルカテキンは、前記ガロイルカテキンに関する抗菌性薬剤の最小阻止濃度を相乗的に低減する濃度として0mcg/mlよりも多く50mg/mlまでの範囲の濃度にて存在し、
    前記ガロイルカテキンは、ECGであり、
    前記非ガロイルカテキンは、ECまたはEGCであり、
    前記非ガロイルカテキンおよび前記ガロイルカテキンは少なくとも3:1の重量比にて存在し、
    前記抗菌薬が、ベータ−ラクタム抗生物質、テトラサイクリンおよびクロラムフェニコールからなる群より選ばれる
    ことを特徴とする、局所用抗菌性医薬組成物。
  12. 前記黄色ブドウ球菌が、BB568、EMRSA−16およびEMRSA−15からなる群より選ばれる、請求項11に記載の局所用抗菌性医薬組成物。
  13. 前記非ガロイルカテキンおよび前記ガロイルカテキンが少なくとも6:1の重量比にて存在する、請求項11に記載の局所用抗菌性医薬組成物。
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