JP5179044B2 - ドライ感に優れる薄型高吸収性複合体およびその製法 - Google Patents
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Description
(1)吸収性樹脂層が2層以上であり、ボルテックス法における吸収時間が5〜100秒異なる樹脂によって構成される吸収速度が異なる吸収性樹脂層が存在する。
(2)1つの樹脂層は少なくとも2枚の親水性繊維から構成されている基材に接している、
(3)平均坪量が10〜200g/m2である吸収性樹脂層が2層以上存在する、
(4)50%以上の吸収性樹脂が基材と直接接着している、
(5)該吸収性樹脂中の残存モノマーが200ppm以下である、
(6)吸収性複合体の全重量に対する吸収性樹脂重量の割合が、50〜99%である、
(7)親水性繊維から構成されている基材がセルロース系の基材である、
(8)吸水性樹脂中に繊維が入り込んだ形態でかつ接着剤を使用することなく接着している。
〔2〕吸収性樹脂層のうち少なくとも1層の吸収性樹脂の平均粒径が10〜300μmであることを特徴とする〔1〕記載の吸収性複合体。
〔3〕吸収性樹脂層のうち少なくとも1層の吸収性樹脂の吸収倍率が55g/g以上であることを特徴とすることを特徴とする〔1〕〜〔2〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔4〕基材がセルロース系であることを特徴とする〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔5〕粒径が最大の樹脂層と、最小の樹脂層の平均粒径が150μm以上異なることを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔6〕少なくとも1つの樹脂層において、平均粒子径が300μm以上であることを特徴とする特徴とする〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔7〕基材層の数が樹脂層の数より1多いことを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔8〕吸収性樹脂が、ポリアクリル酸塩を主とした共重合体であることを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔9〕吸収性樹脂が、側鎖にカルボン酸基を有した樹脂であり、吸収性樹脂中の酸基のうち50%以上がアンモニウム塩の形で中和されていることを特徴とする〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔10〕吸収性樹脂にカルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上もった化合物が共存していることを特徴とする〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の吸収性複合体。
〔11〕基材および/または吸収性樹脂を吸水させた後、該樹脂と基材を接触させ、その後脱水乾燥させることで製造することを特徴とする〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の吸収性複合体の製造方法。
〔12〕複数枚の含水状態の基材間に樹脂を配置し、密着させた後に脱水乾燥させることを特徴とする〔11〕記載の吸収性複合体の製造方法。
〔13〕透液性シート、不透液性シートおよび両者の間に〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の吸収性複合体を有することを特徴とする体液吸収物品。
〔14〕吸収性複合体とは別に、パルプ素材を有することを特徴とする〔13〕に記載の体液吸収物品。
〔15〕パルプ素材は、吸収性複合体の体から離れた側に配置されることを特徴とする〔14〕に記載の体液吸収物品。
1.本発明の複合体の構造・性能について
本発明において、吸水性樹脂と基材を組み合わせたものを吸収性複合体と呼ぶ。この際、吸水性樹脂粒子の50重量%以上が基材と直接接着して、樹脂粒子の位置変化が少ない複合体である。したがって、基材とはシート形状が維持できるものである。この吸収性複合体にパルプ等の短繊維やその他シート状材料を混合して吸収体としての性能を調整することは好ましいことである。
2.接着について
本発明において、基材と吸収性樹脂が接着しているとは、基材に吸収性樹脂が固定化されていて、実質的に基材と吸収性樹脂の位置関係が変化しないことを表す。本発明においては、吸収性複合体の一辺を手で持ち、複合体の平面方向を垂直にした状態で辺の方向に、20cmの幅で1秒間に1往復の速さで1分間振って、脱離しない粒子を接着しているとする。基材と吸収性樹脂の位置関係が変化しないと、使用前の運搬などによって吸収性複合体の性能が変化することもないし、繰り返し吸液の観点からも好ましい。
中でも、吸水性樹脂中に繊維が入り込んだ形態での接着が好ましい。具体的には、全吸水性樹脂粒子の50重量%以上が、吸水性樹脂中に繊維を取り込んだ形態で接着していることが好ましい。好ましくは60重量%以上、より好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上の粒子がこの形態で接着していることである。
3.樹脂の平均坪量について
本発明における平均坪量とは、1つの平面における吸収性樹脂の単位面積あたりの重量として定義される。吸収性樹脂の重量は全ての粒子をはがした状態で測定する。複合体の表面以外の平均坪量は、10〜200g/m2であることが好ましく、30〜160g/m2であることがより好ましく、40〜150g/m2であることが更に好ましく、50〜110g/m2であることが更に更に好ましく、60〜90g/m2であることが最も好ましい。本発明においては、好ましい範囲を満たす樹脂層が少なくとも2層以上必要である。樹脂の坪量が少なすぎると、基材中の液体を完全に樹脂へ移送することが難しく、液の逆戻りの原因となる場合がある。樹脂の坪量が多すぎると、基材繊維と接触していない樹脂が増えるため、ブロッキングの影響が強くなる。
4.吸収性樹脂粒子について
まず、本発明において吸収性樹脂粒子を構成する吸収性樹脂について説明する。吸収性樹脂は、1種類の樹脂のみを用いても構わないし、複数の樹脂を混ぜて使用しても構わない。製造の簡便さから、同一の吸収性樹脂層には同じ種類の吸収性樹脂が使用されていることが好ましい。
(粒子形状)
吸収性樹脂粒子の形状はどのような形状でもよく、吸収性組成物に広く用いられている球形粒子状、不定形粒子状、粒子凝集粒状、短繊維状、長繊維状、シート状などが挙げられる。不定形破砕状、粒子凝集体状(例えば葡萄の房状)、鱗片状、顆粒状でもよい。粒子凝集粒状、球形粒子状、不定形粒子状が好ましい。
(表面近傍の塩濃度)
次に、基材上へ接着する前の吸収性樹脂粒子は、その表面近傍の塩濃度(以下、「表面塩濃度」という。)が、50mol%以上であることが好ましく、より好ましくは60mol%以上、さらに好ましくは70mol%、最も好ましくは80mol%以上である。基材上へ接着する前の表面塩濃度が低すぎると、粒子の接着性が低下する。
(表面強度)
次に、基材上へ接着する前の吸収性樹脂粒子は、表面強度が0.1〜5.5Nであることが好ましく、より好ましくは0.1〜5N、さらに好ましくは0.2〜4N、最も好ましくは0.2〜3Nである。表面強度とは、粒子表面の変形しやすさを表すパラメータである。特定倍率に吸収して膨潤した吸収性樹脂粒子を容器に入れて荷重をかけていくと、容器内で隙間をあけて充填されていた吸収性樹脂粒子の隙間を埋めるようにゲルが移動、変形していく。表面強度は、吸収した吸収性樹脂粒子が実体積になった時の弾性率であるので、ゲル粒子間の相互作用の大きさや表面の変形しやすさを意味する。表面強度が大きいということは、吸収性樹脂粒子が変形しにくいことを表す。変形しにくいということは、吸収性樹脂粒子が吸収して膨潤するのに対し負の力が強いということになり、ひいては吸収容量を下げてしまうことになる。また、表面が変形しにくいと、樹脂と基材との接着面が小さくなり複合体からの粒子の脱離が起こりやすく好ましくない。本発明の吸収性樹脂粒子の表面強度は、以下のように求める。
装置:島津オートグラフAG−1
試料:吸収性樹脂粒子0.10gを精秤し、底面に75μmの孔径のナイロンシートを貼り付けた内径20.5mm、高さ50mmの円筒容器の底に均一に入れた。50φのシャーレを用意し、0.90gの生理食塩水をいれ、吸収性樹脂粒子の入った円筒容器を静置し、1時間吸収膨潤させた。
測定:1kNのロードセルを使用し、直径19.7mmの円柱軸をとりつけた。測定レンジは0.2kNと設定し、ロードセルに荷重がかからない高さにあわせ、そこから降下速度0.6mm/分という一定の速度で下がるように設定する。ロードセルに加わる圧力を経時的に記録した。ここで、表面強度とは実体積になった時点における荷重(N)を表す。吸収性樹脂粒子の実体積は、生理食塩水の比重1.010g/cm3と吸収性樹脂粒子の比重を利用して計算した。
(吸収倍率)
次に、本発明において、複合体中の吸収性樹脂粒子の平均吸収倍率は50g/g以上である必要がある。より好ましくは60g/g以上であり、70g/g以上がさらに好ましい。
(式4)
吸収性樹脂粒子の吸収倍率(g/g)={(吸収後のティーバッグの重量)−(吸収後のブランクのティーバッグの重量)−(吸収性樹脂粒子の重量)}/(吸収性樹脂粒子の重量)
(式5)
吸収性樹脂粒子の荷重下の吸収倍率(g/g)=(吸収後の装置の重量(g)−吸収前の装置の重量(g))/(吸収性樹脂粒子の重量)
(式6)
Y=−1.6X+345
ただし、Yは加熱時間(分)、Xは加熱温度(℃)
(粒子径)
本発明においては、平均粒径が100〜2000μm異なる樹脂層が存在することが好ましい。平均粒径の差はより好ましくは150〜1200μmであり、更に好ましくは200〜1000μmである。粒径を変化させることで、簡単に吸収速度に差をつけることが出来る。また、粒径の比較的大きな樹脂は粒子間水の量が少なく、膨潤後縦方向への膨潤が大きく空間を稼げるために、ドライ感を出しやすいため、粒径の比較的大きな樹脂層が少なくとも1層以上存在することが好ましい。ドライ感を出すために好ましい平均粒子径は、300μm以上であり、より好ましくは400μm以上、更に好ましくは500μm以上であり、最も好ましくは600μm以上である。ただし、平均粒子径の大きな樹脂層ばかりだと、吸収速度が遅くなる場合があるため、少なくとも1層は平均粒子径が10〜300μmであることが好ましい。粒子径の大きな樹脂層は、近接した部分のドライ感を出したい側に配置されることが好ましい。
本発明において基材とは、シート形状を保てる素材のことをいう。
(素材)
本発明においては、基材はシート状であり、親水性であればどのような素材でも構わないが、好ましくは紙および/または布である。本発明において親水性の基材とは、後述する基材の吸収速度が0.2mg/秒以上である基材のことをいう。紙とは、JISP0001で定義される広義の意味での紙のことを指し、布とはJISL0206で定義されるシート状繊維製品の総称である。布はシートを形成する手段によって織物、編物、組み物、レース、網、不織布に分類されるが、本発明に使用する布は、織物、編物、不織布が好ましく、より好ましくは不織布である。紙および/または布は、形態安定性に優れているため好ましい。不織布とは、JIS L 0222により定義される。
(形状)
基材の形状は特に限定されず、1枚あたりの厚さは好ましくは0.001mm以上、より好ましくは0.01mm以上であり、さらに好ましくは0.05mm以上であり、最も好ましくは0.1mm以上である。基材の1枚あたりの坪量は28〜100g/m2であることが好ましく、35〜80g/m2であることがより好ましく、40〜60g/m2であることが更に好ましい。薄すぎるものは強度の点から好ましくない。厚みがあるほど、樹脂を保持する空間が大きく、樹脂同士の接触が起こりにくく、樹脂と繊維との接点が大きくなるため、吸収速度の点から好ましい。また、基材の表面は平滑であるよりも、凹凸が多いほど樹脂と基材繊維との接点が多くなるため好ましい。軽すぎるものについては、吸収性樹脂に対して通水路となる繊維量が不足するため好ましくない。重すぎるものについては、樹脂に対して繊維の割合が高くなりすぎるため、繊維中の液体を樹脂が吸収しきれないと逆戻りの原因になる場合があり好ましくない。
(引張破断強度)
本発明においては、生理食塩水後の引張破断強度が、好ましくは0.6N/20mm以上であり、より好ましくは0.6〜5000N/20mmであり、さらに好ましくは0.7〜500N/20mmであり、0.85〜100N/20mmであることがさらに好ましく、1〜100N/20mmであることが最も好ましい。
試料:15cm×2cmの長方形型基材(方向を変えて何種類か用意する)
装置:引張試験機(島津のオートグラフ)
方法:1Lビーカーに0.9%生理食塩水を700g取り、基材を10分間浸漬させる。基材を引き上げ、キムタオル上に1分間放置し、間隔が10cmとなるように両端から2.5cmの部分をセットし、10mm/分のスピードで破断するまで引っ張り続ける。この時の力を記録し、最大値を強度N/20mmとする。方向があるものについては、方向を変えて何点か測定する。
(吸収倍率)
本発明において基材の吸収倍率とは、基材が0.9%生理食塩水を60分間で吸収して何倍の重量になるかを測定したものであり、具体的には以下のような方法で測定する。
(式7)
基材の吸収倍率(g/g)=吸収後の重量(g)/吸収前の重量(g)
本発明においては、基材の吸収倍率は6g/g以上200g/g以下であることが好ましく、より好ましくは8g/g以上100g/g以下、さらに好ましくは10g/g以上50g/g以下であり、最も好ましくは12g/g以上30g/gである。
(吸収速度)
基材の親水性、通液性を表す指標として、吸収速度がある。
試料:10cm×2cmの長方形型基材
縦横方向があるものについては、方向を変えて2点以上用意する
装置:電子天秤、直径90mmのシャーレ
方法:電子天秤上にシャーレをおき、基材をシャーレの10cm上から垂直に吊り下げる。シャーレを電子天秤から取り、他の天秤で0.9%の生理食塩水60gを量り取る。基材の下部を手でもち、生理食塩水にふれないようにしてシャーレを電子天秤上に再度設置し、天秤の値を0点に設定する。基材を静かに生理食塩水に漬け込み、電子天秤の値を経時的に記録する。時間(秒)と電子天秤の値の絶対値(mg)をグラフにプロットし、120秒後から240秒後までの間の傾き(mg/秒)を吸収速度とする。基材で方向があるものについては、方向を変えて何点か測定を行い、一番早い値を吸収速度とする。
(縦方向と横方向の引張破断伸び、強度の比率)
基材に方向が存在すると、方向ごとに強度と伸びが変化する。前述のとおり、本発明においては、強度が最大である方向を縦方向とし、それに対して垂直の方向を横方向とする。
(接触角)
本発明における基材は、接触角が130度以下である不織布が好ましい。
7.吸収性複合体の製造方法
本発明における吸収性複合体は、吸収性樹脂粒子と基材を原料とし、基材に吸収性樹脂粒子を接着させる工程を含む製法で製造されることが好ましい。
8.吸収性複合体の性能
(吸収倍率)
本発明において、吸収性複合体の吸収倍率は、0.9%生理食塩水を自由吸収させた時、3時間後に吸収された量とする。具体的には、直径59.5mmの円状の吸収性複合吸収体を作製し、前述の基材の吸収倍率と同様の方法を用いて測定する。ただし、脱離がおきた場合においては、濾過を行って吸収性樹脂粒子を回収し、キムワイプ上で10秒以上静置して水切りを行い、その重量も加えて計算することにする。接着されていない吸収性樹脂粒子を含んでいる場合は、取り除いてから測定する。
(面積あたりの吸収量)
吸収性複合体の吸収性能の指標として、面積あたりの吸収量が重要となる。面積あたりの吸収量は、前述の測定結果から(式8)に従って計算することができる。
(式8)
面積あたりの吸収量(g/cm2)=((吸収後の全重量(g)−吸収性複合体の重量(g))/吸収性複合体の面積(cm2)
面積あたりの吸収量は、多い方が好ましく、0.2g/cm2以上あることが好ましく、より好ましくは0.4g/cm2以上、さらに好ましくは0.6g/cm2以上である。
(加圧下吸収倍率)
本発明の吸収性複合体の加圧下吸収倍率は、荷重のかかった状態において0.9%生理食塩水を吸収させた時、3時間後に吸収された量で表される。具体的には、直径59.5mmの円状の吸収性複合体を用いて以下のように測定する。
(式9)
吸収性複合体の加圧下吸収倍率(g/g)=重量W(g)/吸収性複合体の重量(g)
吸収性複合体の0.8psi荷重下の加圧下吸収倍率は、好ましくは8g/g以上であり、より好ましくは11g/g以上、さらに好ましくは14g/g以上である。加圧下においても無加圧の場合と同様に、面積あたりの吸収量も求めることができる。0.8psi加圧下における面積あたりの吸収量は、0.1g/cm2であることが好ましく、より好ましくは0.15g/cm2以上、さらに好ましくは0.2g/cm2以上である。
(1分後吸収倍率)
1分後吸収倍率は、初期の液体の吸収速度を表す。紙オムツなどの衛生材料用途においては、瞬時に体液を吸収することが求められるため、1分後吸収倍率が大きいほど好ましい。1分後吸収倍率は(式10)に従って求められる。具体的には以下の方法で測定する。
(式10)
1分後の吸収倍率(g−生食/g)=(遠心後の重量(g)−T−Bagの重量(g)*T−Bagの1分後の吸収倍率)/吸収性複合体の重量(g)
(ボルテックス法吸収時間)
100ccのガラス製ビーカーに25℃に調整した0.9%の生理食塩水を50g測り取る。ここに30*8mmの回転子をいれる。回転計のついたマグネチックスターラーの上にのせ、600rpmで回転させる。非接触式回転計にて、回転数を確認する。吸収性樹脂を2.00g測り取り、ビーカーに投入する。液投入後から液表面が平らになるまでの時間を吸収時間とする。
9.吸収性複合体の使用法について
本発明の吸収性複合体の好ましい使用法として、体液吸収物品の構成要素としての使用が挙げられる。以下に体液吸収物品の構成要素として使用される場合について説明する。
(体液吸収物品)
本発明の体液吸収物品とは、透液性シート、不透液性シートとその間に介在する吸収性複合体から構成される体液吸収物品であり、体液を吸収する能力をもつ物品全てを指す。本発明において吸収する体液は特に限定されず、例としては尿、経血、母乳、軟便等が挙げられる。物品の形状も特に限定されないが、パッド状やテープタイプ、パンツ型などが好ましく使用される。具体的な例の一つとしては、おむつや生理用ナプキン、尿取りパッド、母乳パッド等が挙げられる。
(体液吸収物品の性能評価)
・戻り性(リウエット性)、液拡散長の評価
十分な広さのある木の板を水平な実験台の上に設置し、その上に縦22cm、横8cmに切り取った体液吸収物品の四隅を物品がしわがよらない程度に伸ばした状態で画鋲を用いて固定する。37℃に暖めた生理食塩水を100g量り取り、12秒かけて吸収性複合体の中心部分に滴下する。液滴下開始から5分後に、アドバンテック製No2、直径150mmの濾紙を1辺10cmの正方形に切り取った濾紙を約100gになるように重ねて液滴下部に静置する。その上に3.5kgの荷重をかける。荷重の設置から3分後に荷重をはずし、濾紙の重量を測定し、増加した重量を戻り量とする。液滴下開始から3分後に、縦方向に拡散した長さを測りこれを液拡散長とする。
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を蒸留精製して使用した。試薬アクリル酸100gを水91.02gに溶解した。この水溶液を氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ちながら、25質量%のアンモニア水溶液117.94gを攪拌しながら徐々に加え40質量%のアクリル酸アンモニウム水溶液を得た(中和率100%)。
300mlセパラブルフラスコにこの40質量%アクリル酸アンモニウム水溶液を90g、N,N’−メチレンビスアクリルアミドを0.0187g添加する。フラスコは30℃に液温が保たれるようにウォーターバスに浴す。水溶液を窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。次に42質量%グリセリン水溶液をシリンジにて0.43g添加、よく攪拌した後にそれぞれ1gの水に溶かした30質量%過酸化水素水溶液 0.0917gとロンガリット 0.0415gを添加し重合を開始する。内部温度は30℃から開始して反応開始5分で100℃まで上昇する。その後、内部温度が70℃に保たれるように水浴にて3時間加熱する。その後、セパラフラスコよりゲルを取り出し粗解砕を行ってから100℃にてイナートオーブンを用いて4時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕した。これを吸収性樹脂1とする。この樹脂の表面強度は0.5Nであった。全体のアンモニウム塩濃度は96%、表面の塩濃度は90%、中心部の塩濃度は97%であった。
製造例1で製造した吸水性樹脂をイナートオーブンを用いて、180℃にて10分間加熱処理を行った。これを吸収性樹脂2とする。表面塩強度は2.7Nであった。全体のアンモニウム塩濃度は70%、表面の塩濃度は30%、中心部の塩濃度は95%であった。
300mlフラスコに試薬アクリル酸(和光純薬製、試薬特級品)81.73g、水185.71g、水酸化ナトリウム31.78gを氷冷しながら、液温が30℃を越えないようにゆっくり添加した(塩濃度70%)。300mlセパラブルフラスコにこの単量体溶液を90g、N,N’−メチレンビスアクリルアミドを0.0561g添加する。フラスコは30℃に液温が保たれるようにウォーターバスに浴す。水溶液を窒素ガスでバブリングすることにより脱酸素し、反応系中を窒素置換した。それぞれ1gの水に溶かした30質量%過酸化水素水0.0826gとロンガリット 0.0518gを添加し重合を開始する。内部温度は30℃から開始して反応開始から10分で70℃まで上昇する。最高到達温度に達してから5分後に内部温度が75℃に保たれるように水浴にて3時間加熱する。所定時間経過後、セパラブルフラスコよりゲルを取り出し粗解砕を行ってから100℃にてイナートオーブンを用いて4時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕した。これを吸収性樹脂3とする。この樹脂の表面強度は0.9Nであった。
イソプロピルアルコール0.6g、グリセリン0.02g、水0.06gの混合液を作り、製造例3で製造した吸水性樹脂2gに均一に散布した。これをイナートオーブンを用いて180℃にて10分間加熱を行った。これを吸収性樹脂4とする。この樹脂の表面強度5.9Nであった。
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を蒸留精製して使用した。精製したアクリル酸753gを氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ち、和光純薬製、試薬特級品25重量%アンモニア水溶液625gを攪拌しながら徐々に加え66重量%のアクリル酸アンモニウム水溶液を得た(中和率100%)。ここへ水1gに溶解したN,N’−メチレンビスアクリルアミド0.0395gを添加、攪拌して溶解させた後、窒素ガスでバブリングする事により脱気した。
製造例7において、重合時の攪拌速度を120rpmから400rpmに変更した以外は、製造例7と同様の操作を行った。ここで得た吸収性樹脂6とした。この樹脂の吸収倍率は80倍であった。この樹脂の表面強度は0.4Nであった。全体のアンモニウム塩濃度は95%、表面の塩濃度は87%、中心部の塩濃度は97%であった。
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を使用した。試薬アクリル酸2557.8gを水2087.3gに溶解した。この水溶液を氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ちながら、40.5重量%NaOH水溶液3507.0gを攪拌しながら徐々に加え40重量%のアクリル酸ナトリウム水溶液を得た。
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を使用した。試薬アクリル酸2557.8gを水2087.3gに溶解した。この水溶液を氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ちながら、40.5重量%NaOH水溶液3507.0gを攪拌しながら徐々に加え40重量%のアクリル酸ナトリウム水溶液を得た。
キノクロスを縦27cm、横8cmに切り取り、霧吹きで蒸留水を散布した。そこへ、製造例1の樹脂のうち粒径106〜300μmの樹脂を均一に散布した。さらにその上に霧吹きで蒸留水を散布し、その上に縦27cm、横8cmに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。さらに霧吹きで蒸留水を散布した後に、製造例1の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂を均一に散布した。この上に再び蒸留水を散布し、同じ大きさに切り取った、目付け45g/cm2のレーヨンを配置した。これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。これをイナートオーブンを用いて120℃10分で乾燥させた。乾いたのを確認した後に、イナートオーブンを用いて180℃7分の加熱を行った。これを実施例1とする。体液吸収物品は以下のように作製した。リブドゥリフレ安心パッドレギュラーを購入し、ドライヤーの熱をあてながら吸収体を取り出した。これにバックシート側にキノクロスの面が来るように吸収体を配置し、接着剤で固定し体液吸収物品を作製した。
粒径300〜600μmの樹脂のかわりに、粒径600〜1000μmの樹脂を使用し、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例1と同様に複合体を作製した。これを実施例2とする。
使用する樹脂を製造例3のものにし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例1と同様に複合体を作製した。これを実施例3とする。
使用する樹脂を製造例4のものとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例1と同様に複合体を作製した。これを実施例4とする。
使用する樹脂を製造例5のものとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例2と同様に複合体を作製した。これを実施例5とする。
使用する樹脂を製造例6のものとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例2と同様に複合体を作製した。これを実施例6とする。
使用する樹脂を製造例7のもとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例2と同様に複合体を作製した。これを実施例7とする。
使用する樹脂を製造例8のものとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例1と同様に複合体を作製した。これを実施例8とする。
使用する樹脂の粒子径を、106〜300μmのかわりに300〜600μmとし、300〜600μmのかわりに600〜1000μmとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例5と同様に複合体を作製した。これを実施例9とする。吸収速度が比較的遅いため、リウェット試験時に漏れ出した液を吸い込むのに時間がかかった。
使用する樹脂の粒子径を、0〜106μm、及び、212〜300μmとし、樹脂層の坪量を変えた以外は実施例9と同様に複合体を作製した。これを実施例10とする。
キノクロスを縦27cm、横8cmに切り取り、霧吹きで蒸留水を散布した。そこへ、製造例1の樹脂のうち粒径106〜300μmの樹脂を均一に散布した。さらにその上に霧吹きで蒸留水を散布し、その上に縦27cm、横8cmに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。さらに霧吹きで蒸留水を散布した後に、製造例1の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂を均一に散布した。この上に再び蒸留水を散布し、同じ大きさに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。さらに霧吹きで蒸留水を散布した後に、製造例1の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂を均一に散布した。この上に再び蒸留水を散布し、同じ大きさに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。これをイナートオーブンを用いて120℃10分で乾燥させた。乾いたのを確認した後に、イナートオーブンを用いて180℃7分の加熱を行った。これを実施例11とする。
キノクロスを縦27cm、横8cmに切り取り、霧吹きで蒸留水を散布した。そこへ、製造例6の樹脂のうち粒径212〜300μmの樹脂を均一に散布した。さらにその上に霧吹きで蒸留水を散布し、その上に縦27cm、横8cmに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。さらに霧吹きで蒸留水を散布した後に、製造例5の樹脂のうち粒径300〜425μmの樹脂を均一に散布した。この上に再び蒸留水を散布し、同じ大きさに切り取った、目付け45g/cm2のレーヨンを配置した。これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。これをイナートオーブンを用いて120℃10分で乾燥させた。乾いたのを確認した後に、イナートオーブンを用いて180℃7分の加熱を行った。これを実施例12とする。
キノクロスを縦27cm、横8cmに切り取り、霧吹きで蒸留水を散布した。そこへ、製造例1の樹脂のうち粒径106〜300μmの樹脂を均一に散布した。さらにその上に霧吹きで蒸留水を散布し、その上に縦27cm、横8cmに切り取った、目付け45g/cm2のレーヨンを配置した。さらに霧吹きで蒸留水を散布した後に、製造例1の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂を均一に散布した。この上にテフロン(登録商標)製のシートを被せ、これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。イナートオーブンを用いて120℃10分で乾燥させた。乾いたのを確認した後に、イナートオーブンを用いて180℃7分の加熱を行った。表面に樹脂層があり、強くこすると脱離がおきてしまうが、性能はほとんど変わらない。
キノクロスを縦27cm、横8cmに切り取った。そこへ、製造例1の樹脂のうち粒径106〜300μmの樹脂を均一に散布した。その上に霧吹きで蒸留水を散布し、その上に縦27cm、横8cmに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。その上に製造例1の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂を均一に散布した。この上に再び蒸留水を散布し、同じ大きさに切り取った、目付け45g/cm2のレーヨンを配置した。これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。これをイナートオーブンを用いて120℃10分で乾燥させた。乾いたのを確認した後に、イナートオーブンを用いて180℃7分の加熱を行った。乾いた布上に粒子を乗せた時に、水を散布するまでは粒子の移動がおきてしまうが、できた複合体の性能はほとんど変わらない。
キノクロスを縦27cm、横8cmに切り取った。製造例1の樹脂のうち粒径106〜300μmの樹脂に霧吹きで水を均一に散布した。この樹脂をキノクロスの上に均一になるように配置した。その上に縦27cm、横8cmに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンを配置した。製造例1の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂に霧吹きで水を均一に散布し、レーヨンの上に均一に配置した。この上に同じ大きさに切り取った、目付け45g/cm2のレーヨンを配置した。これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。これをイナートオーブンを用いて120℃10分で乾燥させた。乾いたのを確認した後に、イナートオーブンを用いて180℃7分の加熱を行った。配置前に樹脂に水をかけると、くっつきあってしまうので均一に配置するのが困難であったが、複合体の性能はほとんど変わらない。
実施例5と同様に複合体を製造した。この上に、同じ大きさに切り取ったキノクロスを3枚配置し、これを吸収体とし、同様に体液吸収物品を製造した。これを実施例16とする。パルプ素材のおかげで、リウェット測定の時に液の漏れ出しがほとんどなかった。
キノクロスを下側に配置する以外は実施例16と同様に体液吸収物品を製造した。これを実施例17とする。パルプ素材のおかげで、リウェット測定の時に液の漏れ出しがほとんどなかった。
キノクロスのかわりに、同じ重量のフラッフパルプを使用する以外は実施例17と同様に体液吸収物品を製造した。これを実施例18とする。パルプ素材のおかげで、リウェット測定の時に液の漏れ出しがほとんどなかった。
2層とも同じ粒子(粒子径106〜300μm)のものを使用する以外は、実施例6と同様に吸収性複合体を作製した。これを比較例1とする。吸収速度が同じであるため、リウェット量が多い。
実施例1と樹脂層の坪量のみを変えて吸収性複合体を作製した。これを比較例2とする。坪量が多すぎるためブロッキングの影響を強くうける。
実施例5と樹脂層の坪量のみを変えて吸収性複合体を作製した。坪量が少なすぎるため、吸収性能に劣る。
実施例11において、基材をすべて45g/cm2のレーヨンに変更し、樹脂層の坪量のみを変えて吸収性複合体を作製した。樹脂の割合が少なすぎるため、吸収性能に劣る。
300mlフラスコに試薬アクリル酸(和光純薬製、試薬特級品)81.73g、水185.71g、水酸化ナトリウム31.78gを氷冷しながら、液温が30℃を越えないようにゆっくり添加した(塩濃度70%)。窒素ボックス中で、この単量体溶液90gを霧吹きにいれ、N,N’−メチレンビスアクリルアミドを0.0561g添加した。水溶液を窒素ガスでバブリングしたことにより脱酸素した。塩化鉄(III)・6水和物0.022gを水100gに溶解させた溶液を1ml、30重量%の過酸化水素水1ml、L−アスコルビン酸0.12gを水1mlに溶解させた液を、素早く加え攪拌し、旭化成せんい社製のスパンボンドエルタスクリンプ(登録商標)PC8020に噴霧した。ホットプレートを使用し、不織布ごと60℃まで加熱し1時間重合した後、温度を120℃まで上昇させ30分間ホールドし、重合を完結させた。100℃で真空乾燥を行い、残存モノマーを測定したと1000ppm以上であった。
旭化成せんい株式会社製のPP製スパンボンドを縦27cm、横8cmに切り取り、木工用のボンドを薄く塗布した。そこへ、製造例2の樹脂のうち粒径106〜300μmの樹脂を均一に散布した。縦27cm、横8cmに切り取った、目付け25g/cm2のレーヨンに木工用のボンドを薄く塗布し、ボンドの面を樹脂に重なるように配置した。さらにボンドを塗布した後に、製造例2の樹脂のうち粒径300〜600μmの樹脂を均一に散布した。同じ大きさに切り取った、目付け45g/cm2のレーヨンにボンドを塗布し、ボンド面と樹脂が重なるように配置した。これをアクリル製の平板の間に挟み込み荷重をかけ、密着させた。これを比較例6とする。
Claims (15)
- 基材と粒子状の吸収性樹脂が接着されている複合物であって、以下の条件を満たすことを特徴とする吸収性複合体。
(1)吸収性樹脂層が2層以上であり、ボルテックス法における吸収時間が5〜100秒異なる樹脂によって構成される吸収速度が異なる吸収性樹脂層が存在する。
(2)1つの樹脂層は少なくとも2枚の親水性繊維から構成されている基材に接している、
(3)平均坪量が10〜200g/m2である吸収性樹脂層が2層以上存在する、
(4)50%以上の吸収性樹脂が基材と直接接着している、
(5)該吸収性樹脂中の残存モノマーが200ppm以下である、
(6)吸収性複合体の全重量に対する吸収性樹脂重量の割合が、50〜99%である、
(7)親水性繊維から構成されている基材がセルロース系の基材である、
(8)吸水性樹脂中に繊維が入り込んだ形態でかつ接着剤を使用することなく接着している。 - 吸収性樹脂層のうち少なくとも1層の吸収性樹脂の平均粒径が10〜300μmであることを特徴とする請求項1記載の吸収性複合体。
- 吸収性樹脂層のうち少なくとも1層の吸収性樹脂の吸収倍率が55g/g以上であることを特徴とすることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 基材がセルロース系であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 粒径が最大の樹脂層と、最小の樹脂層の平均粒径が150μm以上異なることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 少なくとも1つの樹脂層において、平均粒子径が300μm以上であることを特徴とする特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 基材層の数が樹脂層の数より1多いことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 吸収性樹脂が、ポリアクリル酸塩を主とした共重合体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 吸収性樹脂が、側鎖にカルボン酸基を有した樹脂であり、吸収性樹脂中の酸基のうち50%以上がアンモニウム塩の形で中和されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 吸収性樹脂にカルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上もった化合物が共存していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の吸収性複合体。
- 基材および/または吸収性樹脂を吸水させた後、該樹脂と基材を接触させ、その後脱水乾燥させることで製造することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の吸収性複合体の製造方法。
- 複数枚の含水状態の基材間に樹脂を配置し、密着させた後に脱水乾燥させることを特徴とする請求項11記載の吸収性複合体の製造方法。
- 透液性シート、不透液性シートおよび両者の間に請求項1〜10のいずれかに記載の吸収性複合体を有することを特徴とする体液吸収物品。
- 吸収性複合体とは別に、パルプ素材を有することを特徴とする請求項13に記載の体液吸収物品。
- パルプ素材は、吸収性複合体の体から離れた側に配置されることを特徴とする請求項14に記載の体液吸収物品。
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