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JP5176465B2 - 非接触icタグと非接触icタグのエンコード方法 - Google Patents

非接触icタグと非接触icタグのエンコード方法 Download PDF

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Description

本発明は、非接触ICタグと非接触ICタグのエンコード方法に関する。詳しくは、UHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、通常のダイポール形アンテナに加えて、近接書き込み専用のアンテナを備える非接触ICタグ等に関する。
非接触ICタグは、RFID(Radio Frequency Identification) とも称され、個体の識別が可能な情報を保持するICチップを備え、この情報を無線通信によって非接触で読み取りできるようにされているタグに関する。このようなICタグは、例えば、運送や流通、倉庫、工場工程管理、荷物の取り扱いの分野等で利用されている。
近年、従来からの13.56MHz帯もしくはマイクロ波帯(2.45GHz)の非接触ICタグに加えて、わが国でも法改正によりUHF帯(952M〜955MHz)を使用することが可能になり、当該UHF帯非接触ICタグの実用化が図られている。
UHF帯ICタグは、電磁誘導方式の13.56MHz帯の非接触ICタグに比べて遠距離(3〜5メートル)からの一括読み取りが可能である。また、マイクロ波帯ICタグも1〜1.5メートルの距離の通信が可能であり、今後、それらの特徴を活かした用途での普及が見込まれている。
なお、電波の分類ではUHF帯は300M〜3GHzを指すが、ICタグの場合は860M〜960MHzを使うタグを指すことが多い。上記範囲に含まれる2.45GHz帯を使うICタグは、通常UHF帯ICタグとは言わない。
UHF帯ICタグが使えるわが国の周波数帯は、2005年4月の電波法改正により高出力型が952M〜954MHzの2MHz、低出力型が952M〜955MHzの3MHzが使用可能とされている。UHF帯ICタグは、ICタグの微弱な返信波が、他のリーダライタの送信波により干渉を受ける等の問題があり、読み取りの困難性が指摘されていたが、2006年1月の法令改正によりこの干渉が防げるようになった。
すなわち、新法令ではキャリアセンス方式が採用され、リーダーが電波を発信する前に他のリーダーが電波を出しているか否かを確認するLBT(リッスン・ビフォー・トーク)が義務付けられるようになった。このような新法に対応したリーダライタ機器も販売されはじめ、UHF帯ICタグ普及の促進が図られると考えられる。
ところで、UHF帯ICタグの場合、前記のように遠距離(3〜5メートル)からの読み取りが可能の利点があるが、逆に、1cm〜30cm程度の近距離から書き込みする場合は、近隣の非接触ICタグに誤書き込みしてしまう問題が生じる。特に、ICタグが連続して形成されている製造後当初のICタグ連接体に書き込みする場合(通常、メーカーによるエンコード処理やユーザーにおいて使用開始前にする連続書き込み処理)は、ICタグ相互間の間隔が、2cm〜5cm程度なので、1のICタグを特定して書き込みするのが困難になり、目的のICタグを他のICタグから厳重に遮蔽して書き込みする必要があるなど、手間のかかる問題がある。
図9は、従来のUHF帯ICタグの書き込み法を説明する図である。図9では、ICタグ連接体1Rと同一平面の横方向にリーダライタ10Cが置かれているように見えるが、実際は双方のアンテナ面が正対して平行に置かれるものであり、そのような図として見てほしい。従来、このような状態でICタグ連接体1Rを間欠的に送りながら(例えば、矢印A方向)、対象ICタグ毎に異なるデータを順次書き込みすることが行われる。この場合、遠距離書き込み可能なリーダライタ10Cの電波(C3)の放射域が広く、当該範囲に複数のICタグが含まれるので、特定のICタグに書き込みするのが困難になる。
UHF帯ICタグ用の近接書き込み専用リーダライタのような機種は、現時点では市販されていないと考えられる。通常は、ハンディー型リーダライタの出力を低下させて、比較的近距離から、前記のように目的のICタグに対してのみ通信するよう、他のICタグを遮蔽して書き込みするか、単一のICタグに分離してすることが行われている。マイクロ波帯(2.45GHz)は、通信距離が多少短縮されるが同様の使用方法である。
そこで、本発明ではUHF帯ICタグやマイクロ波帯タグが、通常、備えるダイポールアンテナ、1波長ループアンテナに加えて、近距離から書き込みするための別の近接書き込み専用アンテナをICタグに持たせ、そのアンテナにより書き込みすることを課題とするものである。
本願に直接関係する先行技術を検出できないが、UHF帯RFIDタグに関し、特許文献1〜特許文献3等が存在する。特許文献1には、ダイポールアンテナを有する情報カードについての基本的事項が記載され、特許文献2には、ダイポールアンテナと接続線間にスタブを設けることによりインピーダンスを調製する技術が記載され、特許文献3には、ダイポールアンテナの先端部にインピーダンス調製用パターンを設けることが記載されている。しかし、いずれも本願と直接に関係するものではない。
特開平2−19989号公報 特公平3−71807号公報 特開2004−104344号公報
上記のように、UHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグが連接している状態において、連続的に書き込みする場合にも、目的のICタグに対して確実に書き込みすることができる非接触ICタグの実現を目的とするものである。
上記課題を解決する本発明の要旨の第1は、ベースフィルム面に半波長ダイポールアンテナを有し、左右の1/4波長アンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記半波長ダイポールアンテナの全長の1/3から1/10のアンテナ全長からなる小型の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面に、前記半波長ダイポールアンテナに平行または直交するように形成したことを特徴とする非接触ICタグ、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第2は、ベースフィルム面に両先端部に放射部を有するダイポールアンテナを有し、左右のダイポールアンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記ダイポールアンテナの全長の2/3から1/10のアンテナ全長からなる小型の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面に、前記ダイポールアンテナに平行または直交するように形成したことを特徴とする非接触ICタグ、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第3は、ベースフィルム面に湾曲した曲線形状からなるダイポールアンテナを有し、左右のダイポールアンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記ダイポールアンテナの全長の2/3から1/10のアンテナ全長からなる小型のバー形状の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面であって、前記ダイポールアンテナの給電部に、バー間の角度αが45°〜180°になるように形成したことを特徴とする非接触ICタグ、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第4は、ベースフィルム面に1波長ループアンテナを有し、アンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記1波長ループアンテナの全長の1/5から1/20のアンテナ全長からなる小型のバー形状の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面であって、前記1波長ループアンテナの給電部に平行するように形成したことを特徴とする非接触ICタグ、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第は、請求項1ないし請求項4の何れか記載のUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグのエンコード方法であって、該非接触ICタグの連接体の連接状態にある1の非接触ICタグの近接書き込み専用アンテナに対して、通信距離3〜10cmのリーダライタを用いて、1〜cmの近接位置に置いて電波を放射し、エンコードすることを特徴とする非接触ICタグのエンコード方法、にある。
本発明の非接触ICタグは、通常のダイポールアンテナまたは1波長ループアンテナよりは小型の近接書き込み専用アンテナを有しているので、非接触ICタグのエンコード処理や使用開始時等の連続書き込みをリーダライタに近接した位置から確実、かつ効率的に行うことができる。
本発明の非接触ICタグのエンコード方法は、ダイポールアンテナまたは1波長ループアンテナの給電部に装着したICチップと、当該ICチップに接続した小型の近接書き込み専用アンテナを有する非接触ICタグの連接体の連接状態にある1の非接触ICタグに対して、通信距離3〜10cmのリーダライタを用いて、1〜cmの近接位置に置いて電波を放射して行うので、確実、かつ効率的にエンコードを行うことができる。
以下本発明の実施形態を説明する。なお以下において、第1の形態とは、半波長ダイポールアンテナを使用する場合、第2、第3の形態とは、広帯域化等の目的から半波長の要件を満たさないダイポールアンテナを使用する場合、第4の形態とは、1波長ループアンテナを使用する場合、を意味している。
第1の形態は請求項1に対応し、第2と第3の形態は請求項2に対応し、第4の形態は請求項3に対応するものである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態をさらに詳しく説明する。
図1は、本発明の非接触ICタグの第1の形態を示す平面図、図2は、第1の形態の他の例を示す平面図、図3は、図1のA−A線断面図、図4は、第2の形態を示す平面図、図5は、第2の形態の他の例を示す平面図、図6は、第3の形態を示す平面図、図7は、第4の形態を示す平面図、図8は、ICタグに書き込みする状況を示す図、である。
図1は、本発明の非接触ICタグの第1の形態を示す平面図である。図1のように、誘電体であるベースフィルム11面には、金属箔導体からなる半波長ダイポールアンテナ2が形成されている。図1の場合は、左右一対の1/4波長アンテナ2L,2Rが平行に伸びたシングルダイポールであり、アンテナ2L,2Rの接合部(給電部)2a,2b間にICチップ4を装着(電気的に接続)している。ICチップ4は書き込みしたデータを記憶し、ダイポールアンテナ2を通じてデータ通信を行うものである。また、ICチップ内部のダイオードやコンデンサにより直流変換した直流電源を電波から取得する。アンテナとのインピーダンスを調製する機能をも備えている。
アンテナ2L,2Rは各種の形状を採用できる。図1のように屈曲した構造はミアンダ構造とも言われる。屈曲した形状でなくてもよいが、長さを4インチ以内にすることがEPCグローバルにより規定されており、折り畳みしたり湾曲した形状にされることが多い。幅(基材ベース幅)は1インチ程度にされる。なお、図1では、単葉の非接触ICタグ1のみが図示されているが、エンコード時は、図9のように連接状態になっているものである。図2から図7の各図の非接触ICタグも同様である。
本発明の非接触ICタグ1では、当該ICチップ4に近接する領域に、前記半波長ダイポールアンテナ2よりは小型の近接書き込み専用アンテナ3が設けられている特徴がある。当該アンテナ3も左右のダイポールアンテナ3L,3Rからなり、各々ICチップ4のアンテナ2L,2Rと同一パッドに接続している。
ダイポールアンテナ2は、照射される電波の半波長の電流分布が生じる形状に設定されている。例えば、UHF帯を954MHzとした場合、1波長は31.4cm、半波長では15.7cmとなり、その条件を満たすとき、効率よく電波との共振が生じる。原則として、左右一対の1/4波長アンテナ2L,2Rの折り畳みした線分の合計がその程度の長さになるように設計される。折り畳み形状アンテナのICタグ1単位は、長さ10cm、幅1インチ乃至3〜4cm程度の大きさ(基材サイズ)に製造される。ただし後述するように、我が国と外国の帯域に適合する広帯域を実現する目的から、両線分の合計長が波長に一致しないように設計される場合もある。マイクロ波帯の場合(2.45GHz)では、より短縮された形状のアンテナになる。
また、計算値どおりに設計されず、共振を生じない小型アンテナであっても、リーダライタに近接した距離で、UHF帯またはマイクロ波帯の電波を受信できることが確認されている。近接書き込み専用アンテナ3は、そのような考えに基づくものであり、ICチップ4に近接した位置に設けられる。近接書き込み専用アンテナ3は、図1のようにアンテナ2と相似の形状であってもよく、単なる棒状パターンであってもよい。近接書き込み専用アンテナ3の全体長が、半波長ダイポールアンテナ2の1/3から1/10程度の長さである場合に誤書き込みも生じず、適度な感度を維持できることが確認されている。近接書き込み専用アンテナ3を設ける場合は、ダイポールアンテナ2と専用アンテナ3を含む全体がICチップ4のパッドに接続するので、遠距離通信の場合はその全体形状が、共振を生じるひとつのアンテナとして機能するように設計する必要がある。
なお、ICチップ4に近接した位置とは、前記半波長ダイポールアンテナ2の1/3から1/10程度の近接書き込み専用アンテナ3を、ICチップ4に最も接近させ、かつICチップ4を点対称または線対称にして両側のアンテナ3L,3Rを形成することを意味する。以下の、第2、第3、第4の形態の場合も同様である。
図2は、第1の形態の他の例を示す平面図である。図2の実施形態では、近接書き込み専用アンテナ3がダイポールアンテナ2と直交する方向に形成されている。一般に、ダイポールアンテナは、長さに直交する方向に指向性を有するので、アンテナ2と直交する方向であれば、相互の影響を少なくすることができる。
図3は、図1のA−A線断面図である。ベースフィルム11面に、1/4波長アンテナ2L,2Rが形成され、接合部2a,2bにICチップ4が装着されている。ICチップ4とダイポールアンテナ2の面は、表面保護シート5が接着剤層6を介しラミネートされている。図3では、ダイポールアンテナ2と接着剤層6の間に隙間があるように見えるが、実際は密着しているものである。図示していないが、ベースフィルム11のアンテナ2とは反対側面には、粘着剤層と剥離紙を設けて、ラベルとして使用できるようにするのが通常である。
図4は、第2の形態を示す平面図であって、図4(A)は全体図、図4(B)は、ICチップ周辺(図4(A)の破線状楕円部)の拡大図である。断面図は図示してないが誘電体であるベースフィルム11面に金属箔導体からなるアンテナ2が形成され、表面保護シート5が接着剤層6を介しラミネートされている場合は、図3と同様と類推できる。
第2の形態もダイポールアンテナ2からなるが、アンテナ2L,2Rの合計長Lは、約88mm(図4の場合)であって、UHF帯周波数の半波長になるようには設計されていない。ただし、Lは60mmから160mm程度の範囲で設計することができる。
近接書き込み専用アンテナ3を持たないダイポールアンテナ形状は、UHF帯用非接触ICタグに実用され、意匠登録されているものである(意匠登録第1292977号、第1292978号)。
図4のダイポールアンテナ2L,2Rは先端部に広幅にされた放射部Lm,Rmを有している。放射部Lm,Rmは通常のダイポールアンテナと同様に薄板の金属箔導体からなり、大きさは、約20mm×22mmにされている。放射部Lm,Rmは、いわゆる放射板として電波を放射したり吸収するために用いられる。平面状の放射部Lm,Rmを設けることにより、その内部において種々の長さの電流の経路が形成され、実質的に複数の経路長の回路を持たせることと同様になり広帯域化が図られることになる。
UHF帯の周波数帯域は、日本では952〜955MHzであるが、米国では902〜928MHz、ヨーロッパでは865〜868MHzとされ、それぞれ異なっている。放射部Lm,Rmにより、このような各国の帯域に適合させることができる。
図4(B)のように、ICチップ(半導体)4はそのパッドが接合部(給電部)2a,2bに電気的に接続している。ICチップ4は平面サイズが0.5mm角程度乃至それよりも微小なものとなっている。ただし、基材にアンテナの一部を形成しICチップを装着したインターポーザを用い、アンテナの給電部に装着してもよい。
パターン2c,2dは装着したICチップ4の位置安定のために設けた導体パターンであり、アンテナと同材料の金属箔により同時に形成されるが、電気的な役割を持つものではない。ICチップ4の接合部(給電部)2a,2bの上側を迂回する回路はインピーダンス整合回路8であって、ICチップ4のインピーダンスとアンテナ2のインピーダンスを整合(マッチング)するために設けられている。ただし、整合の必要が無い場合は、インピーダンス整合回路8を形成しない場合もある。
近接書き込み専用アンテナ3の左右のアンテナ3L,3Rも接合部(給電部)2a,2bに電気的に接続している。接合部(給電部)2a,2bは、ダイポールアンテナ2と同様に薄板の金属箔導体からなり、アンテナ2と同時に形成することができる。
図4の場合、バー状の近接書き込み専用アンテナ(各々長さ10〜12mm)3L,3Rがダイポールアンテナ2L,2Rと平行に形成されているが、長さは、上記ダイポールアンテナ2L,2Rの2/3から1/10の全長であってよい。アンテナ3L,3Rの合計長では、10mm以上であって60mm未満である。60mm程度で88mmのアンテナに比べ1/4以下の性能になることが確認されている。
図5は、第2の形態の他の例を示す平面図である。図5の場合、ダイポールアンテナ2L,2Rの形状は図4と略同形であるが、インピーダンス整合回路8を有していない。
近接書き込み専用アンテナ3の左右のアンテナ3L,3Rは接合部(給電部)2a,2bに電気的に接続しているが、ダイポールアンテナ2に直交するように形成されている。インピーダンス整合回路8が無いので、直交する方向に形成できるからである。ただし、インピーダンス整合回路8を有する場合であっても、誘電体であるベースフィルム11を介してダイポールアンテナ2とは反対側面に形成することは可能である。
図6は、第3の形態を示す平面図である。ICチップ4周辺の拡大図は図4(B)と同様になるので省略している。図6もダイポールアンテナであるが、湾曲した曲線形状にされている。この形状もシュミレーションにより得られた形状で広帯域化を実現できる。近接書き込み専用アンテナ3を持たないこのダイポールアンテナ形状も、UHF帯用ICタグに実用されているものである(意匠登録第1296413号)。
左右のアンテナの合計長(直線距離)Lは、約88mmであるが、同様に、60mmから160mm程度の範囲で可変である。曲線の太さは4mm程度である。屈曲した曲線の積分長は120mm程度になるが、UHF帯周波数の半波長になるようには設計されていない。図6の場合、近接書き込み専用アンテナ3は、バー状のアンテナ3L,3Rが相互間の角度αが60°になるように、接合部(給電部)2a,2bから突出している。近接書き込み専用アンテナ3が直線状でない場合は、指向性が低下するが当該アンテナはある程度の感度が得られれば良いので、αを45°〜180°の範囲で変化させてもよい。
図7は、第4の形態を示す平面図である。ICチップ周辺の拡大図は図4(B)と同様になるので省略している。ただし、ICチップ4は平行に配置された給電部2a,2bに接続している。ICチップ4の位置安定のための導体パターン2c,2dは、近接書き込み専用アンテナ3L,3R間に位置している。
図7は、1波長ループアンテナ7からなり、折り畳みした曲線形状の合計長さが、UHF帯の約1波長の長さになるようにされている。横方向の幅Lは88mm程度、アンテナ線の太さは2mm程度である。ループアンテナ7は1波長の長さを有するので、面積が大きくなりラベル幅も1インチには納まらない。図7の場合、近接書き込み専用アンテナ3は、バー状のアンテナ3L,3Rが本体1波長ループアンテナ7に平行するように形成され、接合部(給電部)2a,2bに接続している。1波長ループアンテナ7の場合、アンテナ全長が長いので、近接書き込み専用アンテナ3の全長を本体アンテナ全長の1/5から1/20にすることができる。
図8は、ICタグ1に書き込みする状況を示す図である。図示の状態では、ICタグ1と同一平面の横方向にリーダライタ10Aが置かれているように見えるが、実際はICタグ1とリーダライタ10Aの双方のアンテナ面が正対して置かれる位置関係にされる。
非接触ICタグ1は、連続したウェブから製造されるので製造直後は、実際には連接状態になっている。このような連接体に書き込みするのが効率的であり、データの書き込み後に、当該非接触ICタグを特定するためにも便利だからである。
ICタグ1に近接した位置で、専ら連続書き込み作業をする時は、ICタグ連接体を間欠的に送りながら、低出力のリーダライタ10Aを近接位置(1〜30cmの距離)に置いて電波を放射し、ICタグ1の書き込み専用アンテナ3にのみ電波(C1)が届くようにして書き込みする。書き込み対象のICタグ1の専用アンテナ3部分以外をシールドして書き込みするものであってもよい。なお、書き込み専用アンテナ3といっても、主として書き込みに使用するデータをリーダライタ10から受信し、ICチップ4のメモリに書き込みする意味で、ICチップ4のデータを読み取り可能なことは当然のことである。
このような書き込みは、主としてICタグ製造者が、製造ロットや品番等を書き込みする場合、あるいはユーザーが使用開始時に、商品名や商品価格、品質等を連続的に書き込みする場合に行われる。商品名等を書き込みしたICタグ1は、商品や物品に付されて各所に配置される。その後の読み取り書き込み(リードライト)は、通常のUHF帯用リーダライタ10Bを使用でき、電波(C2)を放射して、3〜5メートルの遠距離から読み取り書き込みすることができる。
UHF帯ICタグが使えるわが国の周波数帯は、前記のように高出力型が、952M〜954MHzの2MHz、低出力型が952M〜955MHzの3MHzとされている。 高出力型のHF帯ICタグリーダライタには、設置型として、シンボル・テクノロジズ社の「XR480−JP」がある。このもののアンテナはかなり大型となる。
低出力ハンディ型リーダライタには、株式会社デンソーウェーブから「BHT−230QWID」(952M〜955MHz;出力10mW)が近く発売予定である。読み取り距離は、〜10cm程度と見られる。他の低出力型のUHF帯ICタグとしては、富士通株式会社のリーダライタを使用できる。例えば、Multipad本体「FHT401SS1」にUHF帯RFIDタグにアクセスするための、CFタイプリーダライタ「TFU−RW526」を本体に差し込みして使用するできる。この場合の通信距離は、約3cm〜10cmとなる。
非接触ICタグ1の製造は、従来の非接触ICタグの製造と同一の工程により製造できる。ベースフィルム11としては、ベースフィルム面に金属箔(例えば、アルミニウムや銅箔)をラミネートした材料を使用する。この、ベースフィルム11の金属箔面に感光性フォトレジストを塗工した後、フォトマスクを用いて露光感光させてレジスト層を形成する。フォトマスクはダイポールアンテナ2と近接書き込み専用アンテナ3の双方のパターンを有するものとする。双方のアンテナパターンをレジスト印刷してもよい。
次いで、金属層をエッチングして所定のパターンに形成する。エッチング後、ベースフィルム11のダイポールアンテナ2にICチップ3を異方導電性接着フィルム等により装着した後、表面保護シート5をラミネートする。ICチップ3には、UHF帯やマイクロ波帯対応ICチップを使用する。例えば、米インピンジ社「Monza」、米テキサス・インスツルメンツ社「UHF−IC−01」、フィリップス・エレクトロニクス社「UCODE EPCG2」、等がある。
厚さ20μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、厚み12μmのアルミニウム箔をラミネートした基材を使用し、半波長ダイポールアンテナパターン2と近接書き込み専用アンテナ3をレジスト印刷しエッチングした。なお、半波長ダイポールアンテナパターン2は、図2のような形状とし、長さは160mmmとなるようにした。
また、近接書き込み専用アンテナ3は、本体半波長ダイポールアンテナパターン2を約1/5に相似形状に縮小した形状と、幅2mm、全長(3L+3Rの全体長)、20mm、25mm、30mmの棒(バー)状突起(都合4種)とし、図2のように半波長ダイポールアンテナ2に直交するようにした。ICチップ4には、テキサス・インスツルメンツ社のものを使用し、接合部(給電部)2a,2bに異方導電性接着フィルムを用いて装着した。アンテナ面に厚み12μmのPETフィルムを表面保護シート5としてラミネートして、本発明の非接触ICタグ1を完成した。
厚さ20μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、厚み12μmのアルミニウム箔をラミネートした基材を使用し、放射部Lm,Rmを有するダイポールアンテナパターン2と近接書き込み専用アンテナ3をフォトエッチングして形成した。
なお、ダイポールアンテナ2は、図4のような形状とし、全長Lを88mmmとなるようにした。放射部Lm,Rmは各々20mm×22mmの大きさである。また、近接書き込み専用アンテナ3は、幅1.0mm、全長(3L+3Rの全体長)、10mm、15mmの棒状突起(2種)とし、図4のようにダイポールアンテナ2に平行するようにした。ICチップ4には、テキサス・インスツルメンツ社のものを使用し、接合部(給電部)2a,2bに異方導電性接着フィルムを用いて装着した。
アンテナ面に厚み12μmのPETフィルムを表面保護シート5としてラミネートして、本発明の非接触ICタグ1を完成した。
完成した、実施例1と実施例2の非接触ICタグ1の連接体(ICタグ間ピッチ35mm)に対して、UHF帯(952〜954MHz)リーダライタによる、5cmの距離からの近接書き込み(富士通株式会社製「FHT401SS1」使用)を行い、いずれのICタグも誤りなく書き込みできた。また、単位に切断したいずれの非接触ICタグ1も、3メートルの距離からの遠隔リードライト(シンボル・テクノロジズ社製「XR480−JP」使用)が可能であった。
本発明の非接触ICタグは、上記のように近接書き込み専用アンテナ3と、通常のダイポールアンテナ2または1波長ループアンテナ7が、共通周波数の電波を送受信することを前提とするが、両者の周波数を異なるものとすることも可能である。もっとも、その場合は、リーダライタも異なる両周波数のものを使用し、ICチップ4も両周波数の電波を変復調する回路を有し、同一の制御によりメモリに書き込み可能とする必要がある。
本発明は、ダイポールアンテナや1波長ループアンテナに限らず、半波長折り返しダイポールアンテナ等にも適用できるものと考えられる。
本発明の非接触ICタグの第1の形態を示す平面図である。 第1の形態の他の例を示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 第2の形態を示す平面図である。 第2の形態の他の例を示す平面図である。 第3の形態を示す平面図である。 第4の形態を示す平面図である。 ICタグに書き込みする状況を示す図である。 従来のUHF帯ICタグの書き込み法を説明する図である。
符号の説明
1 非接触ICタグ
2 ダイポールアンテナ、アンテナ
3 近接書き込み専用アンテナ 4 ICチップ
5 表面保護シート
6 接着剤層
7 1波長ループアンテナ
8 インピーダンス整合回路
10A,10B,10C リーダライタ
11 ベースフィルム
Lm,Rm 放射部

Claims (7)

  1. ベースフィルム面に半波長ダイポールアンテナを有し、左右の1/4波長アンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記半波長ダイポールアンテナの全長の1/3から1/10のアンテナ全長からなる小型の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面に、前記半波長ダイポールアンテナに平行または直交するように形成したことを特徴とする非接触ICタグ。
  2. ベースフィルム面に両先端部に放射部を有するダイポールアンテナを有し、左右のダイポールアンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記ダイポールアンテナの全長の2/3から1/10のアンテナ全長からなる小型の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面に、前記ダイポールアンテナに平行または直交するように形成したことを特徴とする非接触ICタグ。
  3. ベースフィルム面に湾曲した曲線形状からなるダイポールアンテナを有し、左右のダイポールアンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記ダイポールアンテナの全長の2/3から1/10のアンテナ全長からなる小型のバー形状の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面であって、前記ダイポールアンテナの給電部に、バー間の角度αが45°〜180°になるように形成したことを特徴とする非接触ICタグ。
  4. ベースフィルム面に1波長ループアンテナを有し、アンテナ間にICチップを装着しているUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグにおいて、当該ICチップの同一パッドに接続する、前記1波長ループアンテナの全長の1/5から1/20のアンテナ全長からなる小型のバー形状の近接書き込み専用アンテナを、前記ベースフィルムの同一面であって、前記1波長ループアンテナの給電部に平行するように形成したことを特徴とする非接触ICタグ。
  5. 小型の近接書き込み専用アンテナが非接触ICタグ用ダイポールアンテナを略相似形状に縮小した形状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の非接触ICタグ。
  6. 小型の近接書き込み専用アンテナが直線のバー形状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の非接触ICタグ。
  7. 請求項1ないし請求項4の何れか記載のUHF帯またはマイクロ波帯非接触ICタグのエンコード方法であって、該非接触ICタグの連接体の連接状態にある1の非接触ICタグの近接書き込み専用アンテナに対して、通信距離3〜10cmのリーダライタを用いて、1〜cmの近接位置に置いて電波を放射し、エンコードすることを特徴とする非接触ICタグのエンコード方法。
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