[go: up one dir, main page]

JP5173361B2 - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP5173361B2
JP5173361B2 JP2007285832A JP2007285832A JP5173361B2 JP 5173361 B2 JP5173361 B2 JP 5173361B2 JP 2007285832 A JP2007285832 A JP 2007285832A JP 2007285832 A JP2007285832 A JP 2007285832A JP 5173361 B2 JP5173361 B2 JP 5173361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
sheet
belt
toner
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007285832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009115880A (ja
Inventor
元英 塩澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007285832A priority Critical patent/JP5173361B2/ja
Publication of JP2009115880A publication Critical patent/JP2009115880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5173361B2 publication Critical patent/JP5173361B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複写機、プリンタおよびファクシミリ装置、これら各機器の機能を備えた複合機などの電子写真画像形成装置による画像形成システムに関する。
画像形成システムでは、形成した画像の画質が高品位であることの要件の1つに光沢度があり、その光沢度の良否を決める要因の1つとして出力された画像の平滑性がある。平滑性を得るために記録材や転写材などのシートの上に透明な熱可塑性樹脂層をトナー受容層として形成した光沢処理専用紙を用い、そのトナー受容層にトナー像を埋め込んで高光沢な画像を形成するようにした装置が提案されている(たとえば、特許文献1,2参照)。これらの装置では、トナー受容層に埋め込んで形成したトナー像を定着器で定着後、下流の平滑化装置に送って高光沢表面のベルトにシートを密着させたまま移動させつつ、トナー像をトナー受容層と一緒に加熱して溶融する。そのようにしてベルトに密着状態でシートを搬送する過程で冷却装置に通し、トナー像を冷却してからシートをベルトから剥離させて取り出す。そうした工程を経ることによってトナー像やシートの表面が高光沢表面のベルトの光沢面に倣うことで、平滑性の有る高光沢な面が得られる。シートをベルトから剥離させる前の過程で冷却装置に通して冷却する意味は、定着ローラにトナーや樹脂層が裏移り(オフセット)してくっ付き、シートの表面が粗く凹凸化してしまうのを防ぐためである。
特開平04−216580号公報 特開平04−362679号公報
しかしながら、上記特許文献の装置において高画質で高光沢性を有する高品位の画像を出力しようとする場合、つぎの問題点が発生する。
1つは、シートの材質に関することである。定着温度で軟化する熱可塑性樹脂層によるトナー受容層が形成された光沢処理専用紙を用いず、一般的なコート紙や上質紙、PPC用紙などを使用すると、画像全域にわたって均一かつ適正な高光沢の画像が得られない。それはつぎの理由からである。
トナー像の形成されたシートを光沢性をつけるために定着器に通した際、定着ニップ部での加熱によってトナーが溶融し、その溶融トナーが加圧されることで上記高光沢ベルトの表面に密着する。定着ニップ部を通過したシートは、トナー像の冷却を終えるまでベルトから剥離することなく密着した状態で搬送されて行く必要がある。
トナー受容層が形成されていない上記コート紙などの一般シートにトナー像を形成し、光沢を付けるために定着器に通して加熱しかつ加圧すると、トナー像を形成した画像部は加熱で軟化して粘着性が増してベルトに密着する。しかし、トナー像が形成されていない非画像部である白地部のシート部分は粘着性がなくベルトの表面に十分に定着しない。その場合に、定着ニップ部を通過直後のシートが加熱で丸まってしまうヒートカールを生じると、シートがベルトから剥がれたような姿勢のまま搬送されて行く場合がある。シートの端部がベルトから剥がれると、その剥がれが画像部にまで波及し、やがて画像部がベルト表面から剥離してしまう。トナー像の冷却を終えない段階でシートの画像部がベルトから剥離してはならないのである。冷却前にシートがベルトから剥がれることは、高温状態でシートがベルトから剥がれることを意味する。
そのような不都合によって、シート上のトナー像は高光沢で平滑なベルトの表面に倣うことなく平滑面が転写されず、そのままトナー像が固化してしまう。結果、光沢処理専用紙ではなく、コート紙や上質紙、PPC用紙などのシートや普通紙を用いたい場合は、高品位で高光沢な画像を形成し難い。この問題は特にシート上の画像部と非画像部(白地部)の両領域境目やその付近で顕著に発生する。
一方、エンドレス状のベルトにシートを密着させて搬送する構造について、ベルトを帯電してシートを静電力で吸着させる技術が周知である。そうしたシート静電吸着構造は、電圧を印加して帯電させるための電源、バイス印加部材、そしてシートを剥離させるための除電機構などが必要となる。そのため、画像形成装置のコストに反映してしまう。よって、シート静電吸着構造の採用はできるだけ避け、多種類のシートにも対応できて定着時にベルトに確実に密着させる低コストの定着装置、それを備えた画像形成装置が強く望まれている。
本発明の目的は、トナー受容層が形成された光沢専用紙を使用することに制約されず、コート紙や上質紙、PPC用紙、そして普通紙などのシートを用いる場合でも、高光沢で高品位の画像が得られる画像形成システムを提供する。加えて、低コストに抑えられる画像形成システムを提供する。
上記目的を達成するために本発明に係る代表的な画像形成システムは、シートにトナー像を形成する画像形成手段と、このシートに形成されたトナー像をニップ部にて加熱するベルトとこのベルトに密着したまま移動するシートをベルトから分離する前に冷却する冷却手段とを備えた画像光沢化手段と、シートを裁断する裁断手段と、前記画像形成手段、前記画像光沢化手段、前記裁断手段の駆動を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、シートの搬送方向先端側の余白域と、入力された画像情報に基づき形成されるトナー像との間にのみ、帯状のトナー帯前記画像形成手段により形成させその上で、前記画像光沢化手段により光沢化処理を実行させる光沢画像形成モードを実行可能であり、前記裁断手段によりシートの搬送方向先端側のみの光沢化処理後のトナー帯を裁断して除去可能であることを特徴とする。
本発明の画像形成システムによれば、光沢画像形成モードを選択することによって、トナー像が形成されたシートをニップ部にて加熱後にベルトから分離する前に冷却手段で冷却し、画像光沢化手段で光沢化処理を施す。それにより、高画質で高光沢性を有する高品位の画像を出力できる。
以下、本発明に係る画像形成システムの好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成システムの具体例として、中間転写体を用いた複写機能とプリンタ機能を備えたカラー複合機を示す。この場合、画像形成手段と定着部を収納している主筐体と、画像光沢化手段である平滑化装置を単独で収納した副筐体を有している。副筐体は、主筐体に対してユーザの使用目的に応じて自在に着脱されるいわゆるオプションユニットである。主筐体は、普通紙など通常の記録材であるシートに対して、トナー像の形成を完結させることができるユニットとされている。但し、主筐体と副筐体に区別されず、1つの筐体に上記画像形成手段と、定着部と、そして平滑化装置をまとめて収納した画像形成システムであっても何ら不都合はない。加えて、画像形成後のシートを定着部だけに通して処理する通常の印刷方式、あるいは定着後に平滑化装置に送って高光沢なものを出力する印刷方式を選択することができる。
(画像形成手段)
画像形成手段は、普通紙やコート紙などのシートに可視像化されたトナー像を形成する画像形成プロセス機器(図示略)からなっている。その概略は、装置上方に画像読取装置が配置され、複写する原稿を載置して画像情報を読み取る。画像読取装置で読み取られた原稿の画像情報は画像処理され、画像処理されたデータに応じて露光ユニットが制御される。画像読取装置の側方には操作部が設けられ、ユーザはその操作部を操作して画像形成モードなど各種の設定や指示を入力する。ユーザによる選択や指示の情報信号に基づいて、CPU(中央演算処理装置)などで構成される制御装置では、画像形成に関わる各種のプロセス機器、定着器、そして平滑化装置などからなる画像形成システム全体を統合して制御する。
また、装置内には、たとえばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色のトナー像形成に対応する4つの画像形成ステーションY,M,C,Kがほぼ水平方向に並設されている。各画像形成ステーションY,M,C,Kの構成は現像剤としてのトナーの色が異なる点を除いてはほぼ同一構造となっている。
図1において、各画像形成ステーションY,M,C,Kにはそれぞれ、像担持体としてのドラム形状の感光体ドラム1が回転自在に軸支されている。感光体ドラム1の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ2、画像露光手段としての露光ユニット3、そして現像手段としての現像器4などのプロセス手段が配置されている。さらに、一次転写手段としての一次転写ローラ6、クリーニング手段としてのクリーナ5が設置されている。
また、感光体ドラム1と接するようにして中間転写体としての中間転写体ベルト71が回転可能に設置されている。中間転写体ベルト71は、従動ローラ72、二次転写対向ローラ73、駆動モータによって駆動される駆動ローラ74の各ローラ間に掛け渡されている。また、中間転写体ベルト71を挟んで感光体ドラム1の対向位置に一次転写ローラ6が配置されている。従動ローラ72はテンションローラを兼ねており中間転写ベルト71に所要の張力を付与する機能を担っている。二次転写対向ローラ73は、中間転写体ベルト71を挟んで二次転写ロ−ラ9に対向して配置されている。また、二次転写対向ローラ73には、二次転写時に高圧電源から二次転写バイアス電圧が印加される。
さらに、中間転写体ベルト71の下方には、シートを積載して収容するカセットが設置されていて、シートを1枚ずつ分離して搬送するためのピックアップローラが設置されている。ピックアップローラによって繰り出されたシートは複数の搬送ローラ対を経てレジストローラ8に向けて搬送される。レジストローラ8は、中間転写体ベルト71上のトナー像が二次転写部に突入するタイミングと、シートが二次転写部に突入するタイミングとが合致するように、シートの送出タイミングを制御する機能を担っている。
以上の構成から、画像形成手段ではつぎのように画像形成が行われる。
画像形成手段におけるプロセス機器は、いずれもほぼプロセス速度130mm/秒で動作(回転)する。なお、露光ユニット3は感光ドラム1がプロセス速度で回転するのに対応して露光走査速度が設定されている。
まず、図1において反時計回り方向に回転する感光体ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電され、露光ユニット3から画像信号に応じてレーザ光が照射されて静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像器4によって現像剤を付着させることにより可視像化される。感光体ドラム1に形成されたトナー像は一次転写ローラ6に一次転写バイアスが印加されることによって、中間転写体ベルト71に一次転写される。
また、感光体ドラム1にトナー像を形成する際、画像光沢化を実行する初期工程である「トナー帯形成工程」として、図13以下の各図で後述するように、トナー像の領域外に「トナー帯31」が形成される。このトナー帯31はシートにトナー像と同時に転写される。転写されるトナー帯31のサイズは、シートの搬送方向先端側の余白域に設定幅と設定長さを有して形成される。そうしたトナー帯31は、シートの搬送によって定着部で定着処理され、さらに本実施形態の要部である画像光沢化手段である平滑化装置20でのトナー像の光沢化処理を補佐するために備えるためのものである。ここで言う余白域とは、シート上の先端、後端、左右端における外周部であって、画像情報を記録しないように設けた領域のことである。
以上の現像までの工程が各画像形成ステーションY,M,C,Kごとに行われ、Y,M,C,K各色のトナー像が互いに重畳されるようにして中間転写体ベルト71上に一次転写される。すなわち、各画像形成ステーションY,M,C,Kによって形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像は中間転写体ベルト71に重ねて転写され、それによってカラー画像が形成される。続いて、二次転写対向ローラ73に二次転写バイアスが印加され、中間転写体ベルト71上のトナー像は二次転写部に送り込まれたシートに一括して二次転写される。このようにしてカラー画像が転写されたシートは、定着部である定着器10に向けて搬送され、ここで定着処理を施される。
(定着部)
つぎに、図1に示すように、シート搬送方向でいう二次転写部の下流側には定着器10が配置されている。
定着器10は、定着ローラ11と、これに圧接して定着ニップ部を形成する相手の加圧ローラ1からなるローラ対などで構成されている。定着ローラ11と加圧ローラ12と間の加圧力は総圧50kgとされている。定着ローラ11は、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)など金属製の中空芯金上に弾性層としてのゴム層、トナー離型層としてのフッ素樹脂層が積層された積層体として構成され、中空芯金の内部には加熱源としてのハロゲンヒータが設置されている。加熱源としては、たとえば電磁誘導加熱を利用したIH方式なども使用可能である。また、定着ローラ11は、駆動ギア列を介して駆動モータに接続されていて、この駆動モータから出力された回転動力によって回転する。また、加圧ローラ12は、定着ローラ11と同じく中空芯金上に弾性層としてのゴム層、トナー離型層としてのフッ素樹脂層を積層した積層体であり、中空芯金の内部には加熱源としてのハロゲンヒータが設置されている。この加熱源には上記電磁誘導加熱を使ったIH方式も利用可能である。この加圧ローラ12は、定着ローラ11に従動して一緒に回転する。
また、定着ローラ11と加圧ローラ12の表面近傍には、それぞれの温度を検出する検出手段としてのサーミスタが装着されている。さらに、定着ローラ11と加圧ローラ12の内部にはそれぞれハロゲンヒータが装着され、そのハロゲンヒータへの通電オン/オフなどは上記サーミスタから出力された温度検出信号に基づいて制御装置で制御される。本実施形態の場合、定着ローラ11の定着温度は180℃に、加圧ローラ12の定着温度は150℃にそれぞれ設定され、かかる定着温度を維持すべく制御装置の制御で温調される。
したがって、定着器10では、二次転写部から搬送されてきたシート上のトナー像とトナー帯を同時にニップ部にて加熱して加圧することによって定着させ、定着工程の処理を行う。
定着器10の定着ニップ部から送り出されるシートの温度、つまりシートがローラ表面から剥がれ始める「シート剥離温度」はたとえば約90〜110℃の高温度に維持されている。すなわち、本実施形態における定着器10は、シートが定着ニップ部を通過し終えた直後、高温度を保持したままで定着器10からシートが離間し始める「高温剥離方式」である。
なお、かかる定着器10は定着ローラ11と加圧ローラ12によるローラ対で構成したものを説明したが、定着側と加圧側のいずれか一方をローラ部材で他方をエンドレス状のベルトで構成でき、そのように少なくとも一方にベルトを用いることができる。
(平滑化装置)
つぎに、図1および図2に示すように、シート搬送路に沿って定着器10の下流側には本実施形態の要部として画像光沢化手段である平滑化装置20が配置されている。
−光沢画像形成モードの選択−
ユーザの判断操作によって、シートに所要の高光沢画像を出力するために光沢画像形成モードが選択されると、その光沢画像形成モード指示信号に基づいて制御装置から作動信号が出力されて平滑化装置20に送信される。平滑化装置20の作動オンに同期して、高温状態で定着器10を出たシートは平滑化装置20に向かって搬送される。平滑化装置20では搬送されてきたシートを冷却し、シートの画像面を平滑化させて画像の高光沢化を図る冷却剥離方式として構成され、光沢化処理を実行する。
図3〜図5と図6〜図8を併用して平滑化装置20の各部を説明する。平滑化装置20は、高光沢表面を有するエンドレス状のベルト23を備え、この高光沢面ベルト23との間でニップ部を形成する加圧ローラ22を有し、そして冷却装置25,26(図1参照)などを配置して構成されている。図3は、平滑化装置20においてシートPがベルト23上を搬送される理想的な通紙状態を図2の矢印A方向から見た状態を示している。それに対して、図6以下の各図は図2の矢印B方向から見た状態を示す。
ベルト23は、シートPの画像面と密着しながら加熱することによって、その高光沢表面をトナー像の表面に倣わせて転移させる機能を有し、光沢度(60°)が60〜100の範囲のものを用いている。但し、ベルト23の表面光沢度は、画像形成装置として本実施形態のカラー複合機に要求される画像の光沢度に合わせて任意に選択できる。
また、ベルト23の本体を形成する基材にはポリイミドなどの熱硬化性樹脂や耐熱性樹脂、そして金属などを使用できる。そうした基材上に弾性層として耐熱性を有するシリコンゴム層が形成されている。シリコンゴムの代わりにフッ素ゴムなども利用可能である。さらに、シリコンゴム層上にトナー離型層としてフッ素樹脂層が形成されている。
また、ベルト23の厚さ寸法は、薄過ぎるとベルト自身の強度やトナー受容層へのトナーの埋め込みのための加圧が不十分となり、厚過ぎるとベルトを加熱するために必要な熱量が多くなりトナーの埋め込みが不十分になるおそれがある。したがって、ここではベルト23の厚さ寸法として100〜300μmの範囲のものを使用している。
ベルト23は、加熱ローラ21とテンションローラ24との間に掛け渡されて周回動し、加熱ローラ21をベルト23を回動させる駆動ローラとして機能させている。また、加熱ローラ21は、熱伝導性の良い金属製の芯金とこの上に弾性層としてのゴム層を設けた中空ローラとして形成されている。金属製芯金は、直径44mm、厚さ5mmのアルミニウム製の中空パイプで形成され、ゴム層はJIS−A硬度が50度、厚さ300μmのシリコンゴムで成形されている。また、加熱ローラ21の内部には加熱源としてのハロゲンヒータが設置されている。この加熱源には電磁誘導加熱を使ったいわゆるIH方式のものを使うことも可能である。
また、加熱ローラ21に対向するベルト23の外面近傍には、ベルト23の温度を検出する検出手段としてのサーミスタが設置されている。サーミスタから出力された検出信号に基づいて制御装置ではハロゲンヒータへの通電を可変制御し、加熱ローラ21に巻き付いた部分のベルト23の温度が130℃を維持するように調温される。
また、テンションローラ24はその外径曲率によってベルト23からシートが剥離される分離部に設置されている。すなわち、シート自らが有する”腰の強さ(こわさ)”でベルト23から剥がれて離れることができる好適なローラ直径と曲率でもってテンションローラ24の大きさを設定している。
また、ベルト23を挟んで加熱ローラ21に対向する位置には加圧ローラ22が回転可能に設置され、ベルト23の周回動によって摩擦で連れ回されて加圧ローラ22を回転させるようになっている。
加圧ローラ22は、金属製芯金とこの上に弾性層としてのゴム層を設けた中空ローラとして形成されている。ゴム層は厚さ3mmのシリコンゴムで成形されている。この加圧ローラ22の内部にもハロゲンヒータなどの加熱源を設置し、加熱ローラ21と共にシートの加熱を行う。この加熱源としては電磁誘導加熱を使ったIH方式など他の方式のものを使うことも可能である。
加圧ローラ22が加熱ローラ21と協働してベルト23を挟み込む総圧は、本実施形態では50kg(490N)に設定している。加圧ローラ22はベルト23との間でニップ部を形成する機能を担い、そのニップ部のシート搬送方向に沿った長さを5mmに設定している。
また、加圧ローラ22の外面近傍には、加圧ローラ22の温度を検出する検出手段としてのサーミスタが設置されている。このサーミスタから出力された検出信号に基づいて制御装置はハロゲンヒータへの通電を可変制御し、加圧ローラ22の温度を本実施形態では90℃を維持するように調温している。
ベルト23と加圧ローラ22との間に形成されるニップ部に挟持されて加熱されかつ加圧されたシートPは、ベルト23に密着したまま冷却手段である冷却装置25,26の冷却領域へと搬送される。冷却装置25,26として冷却ファンを用いており、この冷却ファンによってベルト23の冷却領域を冷却する。冷却装置25,26はベルト23の冷却領域の内面側と外面側に設置された内側ダクトと外側ダクトを備えている。冷却ファン式の冷却装置25,26によって生成された冷却風は内側と外側のそれぞれダクト内を通るように構成されている。冷却装置25,26は、シートPがベルト23から剥離する位置に到達するまでに、トナーがガラス転移点の温度付近まで冷却されるように、その冷却能力を設定している。
なお、冷却装置25,26は冷却ファンなどからなる上記構造に限定されるものではなく、水などの冷媒を内包したヒートパイプ、ヒートシンクやペルチェ素子を接触させて冷却する構成でも可能である。また、冷却装置25,26の設置場所をベルト23の片面側だけとし、ベルト23の片面側だけから冷却するようにした構成も可能である。
これから分かるように、本実施形態の平滑化装置20では、シートPがベルト23から剥がれ始める剥離温度は定着器10のそれよりも十分に低い。定着器10が「高温剥離方式」であるのに対して、シートPが低温になった状態で剥がれ始める「低温剥離方式」となっている。
したがって、本実施形態の画像形成システムにおける平滑化装置20では以下の光沢化処理が実行される。
定着器10で定着処理を終えてたとえば約80℃の高温度を保持した状態で送り出されたシートPは、下流側の平滑化装置20に向かって搬送される。平滑化装置20に送り込まれたシートPはニップ部にて画像面が加熱されかつ加圧される。このとき、トナー像はトナーのガラス転移温度(Tg)よりも十分に高い温度、具体的には約110℃まで加熱される。
その後、シートPはベルト23に密着したまま冷却領域へと搬送され、冷却装置25,26で設定温度に下がるまで、たとえばトナーのガラス転移温度(Tg)以下の50℃程度にまで冷却される。冷却処理を施すことによって、冷却後のトナー像はベルト23の高光沢面に倣って高光沢化される。そして、十分に冷却されたシートPは分離部にて自らの剛性や腰のこわさでもって剥がれ始める。その結果、トナーがベルト23に裏移りすることなく、画像面に凹凸を生じさせて粗くなるのを防ぐことができる。
剥離後のシートPは、必要に応じて裁断手段であるカッター27(図1参照)によってシート端部の余白域を裁断して除去し、余白域の無い状態で出力することができる。
以上の平滑化による光沢処理後のシートPは装置機外へと排出され、一連のシートPに対する画像形成が終了する。
ここで、所要の光沢化が得られない場合の事例について説明する。
図2に示す理想な状態においては、熱と圧を加えてニップ部を通過したシートPはベルト23と平行に搬送され、平滑化装置20にてシートPがベルト23上を通紙状態で搬送される。その場合は、図5に示すように、トナー像30がベルト23に密着した状態で搬送されながら冷却され、画像表面が高光沢になったものを出力して得ることができる。
しかし、図4と図7に示すように、シートPの端部がベルト23から剥がれて浮いた状態で搬送されると、シートPの端部が丸まったカール現象によって、シートPとベルト23とが必ずしも平行にならない場合がある。そのため、トナー像30のエッジ部分がベルト23に密着していないために高温状態で剥離することがある。すると、出力された画像の断面状態は、図9に示すように、トナー像30のエッジ部分が平滑にならず、図10中の斜線部で示すトナー像30(IMG)のエッジ部分に高光沢にならないトナー領域50(図11参照)が生じてしまう。
カールが発生するのはシートPの厚みや水分量にもよるが、光沢不良の発生する領域はトナー像30のエッジ部分から概ね1mm〜3mmの領域であることが本発明者らの実験で確認されている。それに基づいて、光沢不良は少なくともトナー像のエッジ部分から5mmよりも内側の領域では発生しないという確証を得た。図5および図8は、かかる確証に基づいてトナー帯31を形成した場合のシートPの搬送状態を示す。
上記確証から、トナー帯31を5mm以上の幅でもって形成しておけば、シートPにカールが生じてシート端部がベルト23から剥がれて浮いたような状態になっても、トナー帯31はベルト23に密着状態を維持する。つまり、トナー像30をベルト23に密着させた状態を維持できる。図11は、そのときの出力された画像の断面状態を示す。トナー帯31の外側エッジ部分は平滑にならず、図12中の斜線部で示す光沢不良が発生するけれども、トナー像30の領域は光沢不良にならない。
このような画像光沢化処理を施せば、トナー受容層を形成した光沢処理専用紙はもとより、それ以外の一般的な普通紙、コート紙やPPC用紙を用いても所要の高光沢化処理された画像を出力をすることができる。
以下、トナー帯を以下のように形成した数例の実施例や参考例による高光沢化効果について考察する。
≪実施例1≫
図13は、上記画像形成部にて予めトナー像と同時に形成されるトナー帯のサイズと形成位置に関する実施例1を示す。この実施例1の場合、A4サイズ(297×210mm)のシートPの一部分にカラー画像を形成したものである。シートPは、A4の短辺方向を送り方向(横送り)とし、余白域のうち先端側2.5mmと左右端側2.5mmをトナー像を何も形成しない領域として、その内側に送り方向の長さ5mm、幅292mmのシアン(C)のトナー帯31を形成した。カラー画像はそのトナー帯31の内側の領域に形成した。
参考例1
図14は、上記実施例1に加えてシートPの搬送方向後端側の余白域の内側に送り方向の長さ5mm、幅292mmのシアントナー帯31を形成したものを示す。この場合のカラー画像はトナー帯31の内側の領域に形成した。
参考例2
図15は、上記参考例1に加えてシートPの左右端余白域の内側に隣接して送り方向205mm、幅5mmのシアントナー帯を形成したものを示す。この場合のカラー画像をトナー帯31の内側の領域に形成した。
参考例3
図16は、上記参考例2と同じ大きさのトナー帯31を透明な無色トナーで形成したものを示す。この透明トナーは着色顔料を加えない以外は有色トナーと同じ樹脂を用いて同様に製造したものである。
以上の工程を経てカラー画像を透明トナー帯の内側の領域に形成した。
≪比較例1≫
図17は、比較例1としてトナー帯を形成せず、カラー画像だけを形成したものを示す。
参考例4
図18は、参考例4として、先端だけでなくカラー画像全面に重ねて透明トナーを形成したものを示す。
実施例1、参考例1〜4、比較例1のように形成して画像出力したシートPを平滑化装置20に通紙して光沢化処理を行い、画像のエッジ部分の光沢不良を目視にて評価した。評価結果を≪表1≫として図19に示す。
−考察−
比較例1においては、カラー画像の周囲のエッジ部分に光沢不良が発生した。また、実施例1ではシアントナー帯の先端側に高温分離による光沢不良が発生したが、カラー画像の部分には光沢不良が発生しなかった。参考例1では、シート後端側の光沢不良も改善することができた。但し、実施例1,参考例1のいずれも、シートPの種類や通紙するすき目方向によっては搬送方向を軸にカールが発生する場合があり、シートPの左右端方向のカラー画像エッジ部分には高温剥離による光沢不良が発生することが見られた。また、参考例2においては、シート先後端、左右端いずれにもトナー帯の外側エッジ部には高温剥離によって光沢不良が発生したが、カラー画像の部分には光沢不良は発生せず、全面高光沢なカラー画像が出力できた。さらに、参考例4では、画像エッジ部分の光沢不良解消に加えてカラー画像領域において高濃度域から低濃度域まで高光沢な出力物を得ることができた。
加えて、参考例3によれば、トナー帯を透明トナーで形成したので画像品位を損なわない均一光沢なカラー画像出力が得られた。また、実施例1、参考例1、参考例2にあっても、カッター27によってシート先後端、左右端を7.5mmずつ裁断出力することで余白域のない均一光沢なカラー画像出力が得られた。さらに、実施例1、参考例1、参考例2におけるトナー帯形成に使用するトナーは実施例や参考例以外の色でも良く、また各辺を異なる色のトナーで形成しても同様の効果が得られる。
以上、本実施形態に係る数例の実施例1〜参考例4について説明したが、本発明はそれら実施例の結果や効果に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内でその他の実施形態や実施例、そしてそれらの応用例や変形例も可能である。
電子写真方式の画像形成装置にて使用される光沢処理専用紙に制約されず、普通紙などにも高光沢な画像を形成した印刷物を出力可能である。パンフレット、チラシ、ポップ、ディスプレイなどの分野に高付加価値、高品位な印刷物として利用可能である。
本発明に係る画像形成装置の好適な実施形態を示す図。 本実施形態の要部である平滑化装置を示す図。 同平滑化装置の定着ニップ部の断面図。 同定着ニップ部におけるシート搬送状態を示す図。 同定着ニップ部におけるシート搬送状態を示す図。 図2の矢印B方向からみたシート搬送状態を示す図。 同矢印B方向からみたシート搬送状態を示す図。 同矢印B方向からみたシート搬送状態を示す図。 画像エッジ部を模式的に示す断面図。 画像エッジ部の光沢不良を模式的に示す平面図。 同光沢不良を示す断面図。 同光沢不良が発生してもトナー像領域は光沢不良にならない状態を示す図。 同実施形態における実施例1を示す図。 同実施形態における参考例1を示す図。 同実施形態における参考例2を示す図。 同実施形態における参考例3を示す図。 比較例を示す図。 参考例4を示す図。 光沢評価を≪表1≫としてまとめた図。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 一次帯電器
3 露光手段
4 現像器
5 クリーナ
6 一次転写帯電器
71 中間転写ベルト
72 従動ローラ
73 バックアップローラ
74 駆動ローラ
8 レジストローラ
9 二次転写ローラ
10 定着器
11 定着ローラ
12 加圧ローラ
20 平滑化装置(画像光沢化手段)
21 加熱ローラ
22 加圧ローラ
23 ベルト
24 テンションローラ
25、26 冷却装置(冷却手段)
27 カッター(裁断手段)
P シート
30 トナー画像
31 トナー帯

Claims (1)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
    このシートに形成されたトナー像をニップ部にて加熱するベルトとこのベルトに密着したまま移動するシートをベルトから分離する前に冷却する冷却手段とを備えた画像光沢化手段と、
    シートを裁断する裁断手段と、
    前記画像形成手段、前記画像光沢化手段、前記裁断手段の駆動を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    シートの搬送方向先端側の余白域と、入力された画像情報に基づき形成されるトナー像との間にのみ、帯状のトナー帯前記画像形成手段により形成させその上で、
    前記画像光沢化手段により光沢化処理を実行させる光沢画像形成モードを実行可能であり、
    前記裁断手段によりシートの搬送方向先端側のみの光沢化処理後のトナー帯を裁断して除去可能であることを特徴とする画像形成システム。
JP2007285832A 2007-11-02 2007-11-02 画像形成システム Expired - Fee Related JP5173361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007285832A JP5173361B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007285832A JP5173361B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009115880A JP2009115880A (ja) 2009-05-28
JP5173361B2 true JP5173361B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=40783118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007285832A Expired - Fee Related JP5173361B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5173361B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482104B2 (ja) * 2009-09-15 2014-04-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8475991B2 (en) * 2009-12-01 2013-07-02 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Transparent toner and image forming method

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4254184B2 (ja) * 2002-09-20 2009-04-15 富士ゼロックス株式会社 光沢処理装置および画像形成装置
JP4154974B2 (ja) * 2002-09-20 2008-09-24 富士ゼロックス株式会社 後処理装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2005099611A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2005195888A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP4674473B2 (ja) * 2005-01-28 2011-04-20 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、および後処理装置
JP4595683B2 (ja) * 2005-05-31 2010-12-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2007108550A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2007121885A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP5205801B2 (ja) * 2007-05-10 2013-06-05 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009115880A (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7783242B2 (en) Image forming apparatus
US7139522B2 (en) Image forming apparatus
JP2007121329A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009294634A (ja) 画像形成システム、プリンタドライバ、プログラム
JP2010078659A (ja) 定着装置、光沢付与装置および画像形成システム
JP5311769B2 (ja) 画像形成システム
US8649721B2 (en) Processing apparatus and cartridge
JP5173361B2 (ja) 画像形成システム
JP4594285B2 (ja) 記録材、平滑化システム及び画像形成システム
JP4254184B2 (ja) 光沢処理装置および画像形成装置
JP4829709B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2007125819A (ja) 画像形成装置及び後処理装置
JP4433755B2 (ja) 画像形成装置
US7437085B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus
JP2009294453A (ja) 定着装置
US7515861B2 (en) Image heating apparatus controlling relative positions of fixing belt and recording material
JP2005173259A (ja) 画像形成装置
JP2010049000A (ja) 画像形成装置
JP2004109900A (ja) 後処理装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4577148B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2004205689A (ja) 画像形成装置
JP2001100537A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2006337718A (ja) 画像加熱装置
JP2007086530A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007065031A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5173361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees