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JP5171965B2 - マルチポートアンプおよびそれを用いた無線装置 - Google Patents

マルチポートアンプおよびそれを用いた無線装置 Download PDF

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Description

この発明は、誤差補償回路を有するマルチポートアンプおよびそれを用いた無線装置に関するものである。
マルチポートアンプは、入力ハイブリッド、出力ハイブリッド、それらの間に接続された複数の増幅器を備え、入力ハイブリッドの複数の入力端子に異なる周波数成分を有する入力信号が入力され、これを分配、増幅および合成し、出力ハイブリッドの複数の出力端子から前記の異なる周波数成分を有する出力信号を出力する。これにより、各々の増幅器は異なる周波数成分全てを増幅する構成となるので、周波数成分ごとに増幅器を備えた構成に比べて、増幅器故障時の通信品質の劣化を軽減することができる。
従来から、利得誤差および位相誤差を補償するハイブリッド・マトリクス増幅システム(マルチポートアンプ)が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
図15、図16は、特許文献1に記載されたマルチポートアンプを示す回路ブロック図である。
図15において、カプラ355〜358により抽出された信号は、コンバイナ390で合成されて合成信号となり、また、図16において、カプラ381〜384により抽出された信号は、コンバイナ396で合成されて合成信号となる。これにより、帰還回路303では、合成信号に基づいて、増幅器350〜353または増幅器375〜378の利得誤差および位相誤差を補償するための制御信号が得られる。
しかしながら、図15、図16のようにマルチポートアンプを構成すると、合成信号を受信する回路(RF受信ユニット391、397)の受信感度のダイナミックレンジの制限により、振幅の小さい信号を高精度に受信することができない可能性がある。
特許第3880993号公報
従来のマルチポートアンプでは、合成信号を受信する回路の受信感度のダイナミックレンジの制限により、振幅の小さい信号を精度良く受信することができないので、誤差補償のための適切な制御信号が得られないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、各増幅器からの出力信号の振幅差および位相差を低減して、出力信号の各々に含まれる不要周波数成分を除去することにより、出力端子間のアイソレーションを改善し、通信品質を改善したマルチポートアンプおよびそれを用いた無線装置を得ることを目的とする。
この発明によるマルチポートアンプは、複数のチャネルに対応した複数の入力信号が入力される入力ハイブリッドと、複数の入力信号に対応した複数の出力信号を複数の出力端子から出力する出力ハイブリッドと、入力ハイブリッドと出力ハイブリッドとの間に挿入された複数の増幅器および複数の利得・位相制御回路と、により構成され、複数の増幅器を並列合成するマルチポートアンプにおいて、出力ハイブリッドと複数の出力端子との間に挿入されて、複数の出力信号に対応した出力抽出信号を受信する複数の出力結合回路と、複数の出力結合回路と複数の利得・位相制御回路との間に挿入された帰還回路と、を備え、帰還回路は、少なくとも1つ以上の周波数選択回路を含むものである。
この発明によれば、各増幅器からの出力信号の振幅差および位相差を低減して、出力信号の各々に含まれる不要周波数成分を除去することにより、出力端子間のアイソレーションを改善して、通信品質を改善することができる。
この発明の実施例1に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図である。(実施例1) この発明の実施例1に係るマルチポートアンプの他の構成例を示すブロック図である。(実施例1) この発明の実施例2に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図である。(実施例2) この発明の実施例3に係るマルチポートアンプの第1の構成例を示すブロック図である。(実施例3) この発明の実施例3に係るマルチポートアンプの第2の構成例を示すブロック図である。(実施例3) この発明の実施例3に係るマルチポートアンプの第3の構成例を示すブロック図である。(実施例3) この発明の実施例3に係るマルチポートアンプの第4の構成例を示すブロック図である。(実施例3) この発明の実施例4に係るマルチポートアンプを用いた無線装置の第1の構成例を示すブロック図である。(実施例4) この発明の実施例4に係るマルチポートアンプを用いた無線装置の第2の構成例を示すブロック図である。(実施例4) この発明の実施例5に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図である。(実施例5) この発明の実施例1〜5に係るマルチポートアンプの要部をマトリクス表示により総称的に示すブロック図である。(実施例1〜5) この発明の実施例1〜5に係るマルチポートアンプによる通過振幅変化時の動作例を示す説明図である。(実施例1〜5) この発明の実施例1〜5に係るマルチポートアンプによる通過位相変化時の動作例を示す説明図である。(実施例1〜5) この発明の実施例6に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図である。(実施例6) 従来のマルチポートアンプの構成を示すブロック図である。 従来のマルチポートアンプの構成を示すブロック図である。
(実施例1)
以下、図面を参照しながら、この発明の好適な実施例について説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図であり、ポート数が4個の場合の誤差補償回路を有するマルチポートアンプの例を示している。
図1において、マルチポートアンプは、信号生成回路1と、チャネル選択回路2と、入力ハイブリッド(入力HYB)3aと、出力ハイブリッド(出力HYB)3bと、利得・位相制御回路(ΔG、Δφ)4a〜4dと、増幅器7a〜7dと、出力結合回路8a〜8dと、出力端子9a〜9dと、周波数選択回路13aと、制御信号生成回路14と、チャネル割当て器15とを備え、複数の増幅器7a〜7dを並列合成するように構成されている。
入力ハイブリッド3aには、信号生成回路1から生成された複数(ここでは、一例として「4チャネル」)の入力信号S1〜S4が、チャネル選択回路2を介して入力される。
複数のチャネルに対応した入力信号S1〜S4は、入力ハイブリッド3aを通過することにより、ポート位置が上下反転して出力される。
出力ハイブリッド3bは、複数の入力信号S1〜S4に対応した複数の出力信号O1〜O4を複数の出力端子9a〜9dから出力する。
入力ハイブリッド3aと出力ハイブリッド3bとの間には、各チャネルに個別に対応した複数の増幅器7a〜7dおよび複数の利得・位相制御回路4a〜4dが、それぞれ直列に挿入されている。
複数の出力結合回路8a〜8dは、出力ハイブリッド3bと複数の出力端子9a〜9dとの間に挿入されて、複数の出力信号O1〜O4に対応した出力抽出信号U1〜U4を受信する。
周波数選択回路13aおよび制御信号生成回路14は、帰還回路を構成しており、複数の出力結合回路8a〜8dと複数の利得・位相制御回路4a〜4dとの間に挿入されている。
チャネル選択回路2、周波数選択回路13aおよび制御信号生成回路14は、チャネル割当て器15からの信号に応答して動作する。
帰還回路を構成する制御信号生成回路14は、複数の利得・位相制御回路4a〜4dに接続され、複数の出力結合回路8a〜8dを介して受信した出力抽出信号U1〜U4のうち、不要周波数成分を減衰させるための制御信号を生成し、制御信号を複数の利得・位相制御回路4a〜4dに入力する。
なお、図1において、帰還回路は、1つの周波数選択回路13aを有しているが、2つ以上の周波数選択回路を有していてもよい。
また、周波数選択回路13aは、後述するように、帯域遮断フィルタ21(図2参照)により構成されてもよい。
次に、図1に示したこの発明の実施例1による動作について説明する。
信号生成回路1で生成された信号は、チャネル割当て器15から出力される信号に基づいて、チャネル選択回路2においてチャネルごとの周波数成分f1〜f4が割り当てられる。
すなわち、チャネル選択回路2から出力される各入力信号S1〜S4は各周波数成分f1〜f4に対応し、入力信号S1は周波数成分f1のみを有し、入力信号S2は周波数成分f2のみを有し、入力信号S3は周波数成分f3のみを有し、入力信号S4は周波数成分f4のみを有する。
入力信号S1〜S4は、それぞれ入力ハイブリッド3aの異なる入力端子に入力され、分配および合成される。入力ハイブリッド3aで分配および合成された信号は、増幅器7a〜7dにおいて増幅された後、出力ハイブリッド3bに入力され、再び分配および合成された後、出力信号O1〜O4として出力ハイブリッド3bから出力される。
ここで、増幅器7a〜7dが等振幅および等位相で動作する理想的な状態であれば、出力信号O1〜O4の周波数は、入力信号S1〜S4と同様に、出力信号O1は周波数成分f1のみを有し、出力信号O2は周波数成分f2のみを有し、出力信号O3は周波数成分f3のみを有し、出力信号O4は周波数成分f4のみを、それぞれ有する。
よって、出力端子9aからは周波数成分f1のみが出力され、出力端子9bからは周波数成分f2のみが出力され、出力端子9cからは周波数成分f3のみが出力され、出力端子9dからは周波数成分f4のみが出力されるので、出力信号O1〜O4が互いに干渉することはない。
しかし、一般に、増幅器7a〜7dは、回路のばらつき、温度変化および経年劣化などにともない利得および位相が変化するので、等振幅および等位相で動作せずに誤差を生じる。
このように増幅器7a〜7dの振幅および位相に誤差が生じたときに、仮に図1の帰還回路構成を適用しなければ、たとえば、出力ハイブリッド3bからの出力信号O1には、所望周波数成分f1のみでなく、不要周波数成分f2、f3、f4が含まれることになる。
同様に、出力信号O2には、所望周波数成分f2のみでなく、不要周波数成分f1、f3、f4が含まれ、出力信号O3には、所望周波数成分f3のみでなく、不要周波数成分f1、f2、f4が含まれ、出力信号O4には、所望周波数成分f4のみでなく、不要周波数成分f1、f2、f3が含まれる。
この結果、増幅器7a〜7dが等振幅および等位相で動作しない場合には、出力端子9a〜9d間のアイソレーションが劣化するので、通信品質が劣化する。
よって、この問題を解決するために、図1の帰還回路構成が適用される。すなわち、出力結合回路8a〜8dは、出力信号O1〜O4の一部をそれぞれ抽出し、出力抽出信号U1〜U4として周波数選択回路13aに入力する。
周波数選択回路13aに入力された出力抽出信号U1は、周波数成分f1以外の周波数成分f2〜f4の信号のみが通過して、制御信号生成回路14に入力される。
同様に、出力抽出信号U2は、周波数成分f2以外の周波数成分f1、f3、f4のみが通過して制御信号生成回路14に入力され、出力抽出信号U3は、周波数成分f3以外の周波数成分f1、f2、f4のみが通過して制御信号生成回路14に入力され、出力抽出信号U4は、周波数成分f4以外の周波数成分f1〜f3のみが通過して、制御信号生成回路14に入力される。
ここで、周波数選択回路13aにおける通過周波数は、チャネル割当て器15から入力される信号に基づいて決定される。
続いて、制御信号生成回路14は、周波数選択回路13aからの入力信号を検波し、検波された各振幅レベルが小さくなるような制御信号を、利得・位相制御回路4a〜4dにそれぞれ入力する。
これにより、制御信号生成回路14を通過した周波数成分は、それぞれ低減されるように帰還制御される。
このとき、制御信号生成回路14からの制御信号は、周波数選択回路13aから出力された信号およびチャネル割当て器15から出力された信号に基づいて生成される。
上記帰還動作により、図1に示したマルチポートアンプにおいて、増幅器7a〜7dから出力される信号の振幅差および位相差は低減され、出力信号O1〜O4の各々に含まれる不要周波数成分を除去することができる。
この結果、出力端子9a〜9d間のアイソレーションが改善されて、通信品質が改善される。
また、所望周波数成分(不要周波数成分に比べて振幅が大きい)をあらかじめ減衰させて、制御信号生成回路14に入力して制御信号を生成することにより、制御信号生成回路14の受信感度に大きなダイナミックレンジを必要としないので、容易に装置を得ることが可能である。
なお、図1内の周波数選択回路13aを、図2に示すように、帯域遮断フィルタ21に置き換えても同等の効果が得られる。
また、ここでは、利得・位相制御回路4a〜4dおよび増幅器7a〜7dが、それぞれ4ポートの場合を例にとって説明したが、ポート数は任意の複数個(2個以上)に設定することができる。
以上のように、この発明の実施例1(図1)によれば、複数のチャネルに対応した複数の入力信号S1〜S4が入力される入力ハイブリッド3aと、複数の入力信号S1〜S4に対応した複数の出力信号O1〜O4を複数の出力端子9a〜9dから出力する出力ハイブリッド3bと、入力ハイブリッド3aと出力ハイブリッド3bとの間に挿入された複数の増幅器7a〜7dおよび複数の利得・位相制御回路4a〜4dとにより構成され、複数の増幅器7a〜7dを並列合成するマルチポートアンプにおいて、出力ハイブリッド3bと複数の出力端子9a〜9dとの間に挿入されて、複数の出力信号O1〜O4に対応した出力抽出信号U1〜U4を受信する複数の出力結合回路8a〜8dと、複数の出力結合回路8a〜8dと複数の利得・位相制御回路4a〜4dとの間に挿入された帰還回路と、を備えている。
帰還回路は、少なくとも1つ以上の周波数選択回路13aと、複数の利得・位相制御回路4a〜4dに接続された制御信号生成回路14とを有する。
周波数選択回路13aは、帯域遮断フィルタ21(図2)により構成され得る。
制御信号生成回路14は、複数の出力結合回路8a〜8dを介して受信した出力抽出信号U1〜U4を減衰させるための制御信号を生成し、制御信号を複数の利得・位相制御回路4a〜4dに入力する。
したがって、増幅器7a〜7dから出力される信号の振幅差および位相差は低減され、出力信号O1〜O4の各々に含まれる不要周波数成分を除去することができ、よって、出力端子9a〜9d間のアイソレーションが改善されて、通信品質が改善される。
(実施例2)
なお、上記実施例1(図1、図2)では、アナログ回路からなる入力ハイブリッド3aを用いたが、図3のように、ディジタル回路からなる入力ハイブリッド3Daを用いてもよい。
図3はこの発明の実施例2に係るマルチポートアンプを示すブロック図であり、ポート数が4個の場合の誤差補償回路を有する構成を示している。
図3において、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「D」を付して詳述を省略する。
この場合、入力ハイブリッド3Daは、ディジタル回路により構成されている。また、信号生成回路1Dおよびチャネル選択回路2Dもディジタル回路により構成されている。
信号生成回路1Dは、ディジタル信号を生成し、チャネル選択回路2Dを介して、入力信号SD1〜SD4として入力ハイブリッド3Daに入力する。また、入力ハイブリッド3Daと利得・位相制御回路4a〜4dとの間には、DAコンバータ5a〜5dおよびアップコンバータ6a〜6dが直列に挿入されている。
図3のマルチポートアンプの構成は、前述(図1)のマルチポートアンプと比べて、入力ハイブリッド3Daがディジタル回路で構成され、入力信号SD1〜SD4がディジタル信号からなる点が異なる。
入力ハイブリッド3Daから出力されたディジタル信号は、DAコンバータ5a〜5dによりアナログ信号に変換され、さらにアップコンバータ6a〜6dにより、RF周波数の信号に変換される。
他の動作については、前述の実施例1と同様であり、得られる効果も前述と同等である。
以上のように、この発明の実施例2(図3)に係るマルチポートアンプは、入力ハイブリッド3Daがディジタル回路により構成されており、入力ハイブリッド3Daと利得・位相制御回路4a〜4dとの間に挿入されたDAコンバータ5a〜5dおよびアップコンバータ(周波数変換器)6a〜6dを備えている。
これにより、前述の作用効果が得られるとともに、アナログ回路からなる入力ハイブリッド3a(図1)を用いた場合に比べて、回路の小形化が可能になる。
また、合成および分配誤差を低減することが可能となり、結果として通信品質が向上する。
(実施例3)
なお、上記実施例2(図3)では、入力ハイブリッド3Daのみをディジタル回路で構成したが、入力ハイブリッドおよび複数の利得・位相制御回路の少なくとも一方をディジタル回路で構成することができ、図4のように、入力ハイブリッド3Daのみならず、利得・位相制御回路4Da〜4Ddをディジタル回路で構成してもよい。
図4はこの発明の実施例3に係るマルチポートアンプを示すブロック図であり、ポート数が4個の場合の誤差補償回路を有する構成を示している。
図4において、前述(図3参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「D」を付して詳述を省略する。
この場合、入力ハイブリッド3Daのみならず、利得・位相制御回路4Da〜4Ddもディジタル回路により構成されている。また、周波数選択回路13Daおよび制御信号生成回路14Dもディジタル回路により構成されている。
また、DAコンバータ5a〜5dおよびアップコンバータ6a〜6dは、利得・位相制御回路4Da〜4Ddと増幅器7a〜7dとの間に直列に挿入されている。
さらに、出力結合回路8a〜8dと、周波数選択回路13Daとの間には、ダウンコンバータ(D/C)10およびADコンバータ(A/D)11が直列に挿入されている。すなわち、帰還回路は、ダウンコンバータ10(周波数変換器)およびADコンバータ11を有している。
次に、図4に示したこの発明の実施例3による動作について説明する。
信号生成回路1Dで生成されたディジタル信号からなる入力信号SD1〜SD4は、チャネル選択回路2Dにおいて、チャネル割当て器15から出力される信号に基づいて周波数成分f1〜f4が割り当てられる。
周波数成分f1〜f4と、チャネル選択回路2Dからの入力信号SD1〜SD4との関係において、入力信号SD1は周波数成分f1のみを有し、入力信号SD2は周波数成分f2のみを有し、入力信号SD3は周波数成分f3のみを有し、入力信号SD4は周波数成分f4のみを有する。
入力信号SD1〜SD4の各々は、ディジタル回路からなる入力ハイブリッド3Daの異なる入力端子に入力され、分配および合成される。分配および合成されたディジタル信号は、DAコンバータ5a〜5dによりアナログ信号に変換され、さらにアップコンバータ6a〜6dによりRF周波数の信号に変換される。
RF周波数の信号に変換された信号は、増幅器7a〜7dにより増幅された後、出力ハイブリッド3bに入力され、再び分配および合成されて出力信号O1〜O4となる。
ここで、増幅器7a〜7dが等振幅および等位相で動作する理想的な状態であれば、前述のように、出力信号O1は周波数成分f1のみを有し、出力信号O2は周波数成分f2のみを有し、出力信号O3は周波数成分f3のみを有し、出力信号O4は周波数成分f4のみを有する。
この場合、出力端子9aからは周波数成分f1のみが出力され、出力端子9bからは周波数成分f2のみが出力され、出力端子9cからは周波数成分はf3のみが出力され、出力端子9dからは周波数成分f4のみが出力され、各出力信号が互いに干渉することはない。
しかし、前述のように、増幅器7a〜7dは、回路のばらつき、温度変化、経年劣化などにより利得および位相が変化するので、一般的には、等振幅および等位相で動作せずに誤差を生じる。
このように、増幅器7a〜7dの振幅および位相に誤差が生じると、出力ハイブリッド3bから出力される出力信号O1には、所望周波数成分f1のみでなく不要周波数成分f2、f3、f4が含まれる。
同様に、出力信号O2には、所望周波数成分f2のみでなく不要周波数成分f1、f3、f4が含まれ、出力信号O3には、所望周波数成分f3のみでなく不要周波数成分f1、f2、f4が含まれ、出力信号O4には、所望周波数成分f4のみでなく不要周波数成分f1、f2、f3が含まれる。
この結果、仮に図4の帰還回路構成を適用しなければ、増幅器7a〜7dが等振幅および等位相で動作しない場合に、各出力端子9a〜9dの相互間のアイソレーションが劣化するので、通信品質が劣化することになる。
よって、この問題を解決するために、図4の帰還回路構成が適用される。
すなわち、出力結合回路8a〜8dは、出力信号O1〜O4の一部を抽出し、出力抽出信号U1〜U4としてダウンコンバータ10に入力する。
ダウンコンバータ10は、出力抽出信号U1〜U4をIF周波数に変換し、さらにADコンバータ11は、IF周波数信号をディジタル信号D1〜D4に変換する。
このとき、ディジタル信号D1には、出力信号O1の所望周波数成分f1のみならず不要周波数成分f2、f3、f4の振幅情報が含まれる。
同様に、ディジタル信号D2には、出力信号O2の所望周波数成分f2のみならず不要周波数成分f1、f3、f4の振幅情報が含まれ、ディジタル信号D3には、出力信号O3の所望周波数成分f3のみならず不要周波数成分f1、f2、f4の振幅情報が含まれ、ディジタル信号D4には、出力信号O4の所望周波数成分f1のみならず不要周波数成分f1、f2、f3の振幅情報が含まれる。
以下、ディジタル信号D1〜D4は、周波数選択回路13Daに入力される。
周波数選択回路13Daは、ディジタル信号D1に対しては、周波数成分f1〜f4のうちの、所望周波数成分f1以外の周波数成分f2〜f4の振幅情報を制御信号生成回路14D側に通過させる。
同様に、周波数選択回路13Daは、ディジタル信号D2に関しては、所望周波数成分f2以外の周波数成分f1、f3、f4の振幅情報を制御信号生成回路14D側に通過させ、ディジタル信号D3に関しては、所望周波数成分f3以外の周波数成分f1、f2、f4の振幅情報を制御信号生成回路14D側に通過させ、ディジタル信号D4に関しては、所望周波数成分f4以外の周波数成分f1〜f3の振幅情報を制御信号生成回路14D側に通過させる。
このとき、周波数選択回路13Daにおける通過周波数は、チャネル割当て器15からの入力信号に基づいて決定される。
制御信号生成回路14Dは、入力信号の振幅が小さくなるような制御信号を利得・位相制御回路4Da〜4Ddに入力する。
このとき、制御信号は、周波数選択回路13Daからの入力信号とチャネル割当て器15からの入力信号とに基づいて生成される。
これにより、図4のマルチポートアンプにおいては、増幅器7a〜7dからの出力信号の振幅差および位相差が低減され、出力ハイブリッド3bからの出力信号O1〜O4の各々に含まれる不要周波数成分が除去される。
この結果、前述の実施例2と同様に、各出力端子9a〜9dの相互間のアイソレーションが改善されて、通信品質が改善される。
なお、この発明の実施例3に係るマルチポートアンプは、図4の構成に限定されることはなく、たとえば図5に示すように、出力結合回路8a〜8dとダウンコンバータ10との間に、別の周波数選択回路13bを追加挿入してもよい。
周波数選択回路13bは、チャネル割当て器15からの信号に応答して、RF周波数で動作する。
図5の構成においても、前述と同等の作用効果を得ることができる。
また、図5の場合、ダウンコンバータ10の前段に周波数選択回路13bが設けられているので、不要周波数成分に比べて振幅の大きい所望周波数成分を、図4の場合よりも大きく減衰させることができる。
したがって、ダウンコンバータ10に要求される受信感度のダイナミックレンジを軽減することができるので、容易に装置を得ることが可能となる。
また、図5内の周波数選択回路13bに代えて、図6に示すように、ダウンコンバータ10とADコンバータ11との間に、別の周波数選択回路13cを挿入してもよい。
周波数選択回路13cは、チャネル割当て器15からの信号に応答して、IF周波数で動作する。
図6の構成においても、前述と同等の効果を得ることができる。
また、図6の場合、ADコンバータ11の前段に周波数選択回路13cが設けられているので、不要周波数成分に比べて振幅の大きい所望周波数成分を、図4の場合よりも大きく減衰させることができる。
したがって、ADコンバータ11に要求される受信感度のダイナミックレンジを軽減することができるので、容易に装置を得ることが可能となる。
また、図5および図6の構成を組み合わせて、図7に示すように、出力結合回路8a〜8dとダウンコンバータ10との間に、RF周波数で動作する周波数選択回路13bを挿入し、ダウンコンバータ10とADコンバータ11との間に、IF周波数で動作する周波数選択回路13cを挿入してもよい。
図7の構成においても、前述と同等の効果を得ることができる。
また、図7の場合、ダウンコンバータ10の前段に周波数選択回路13bが設けられているので、不要周波数成分に比べて振幅の大きい所望周波数成分を、図4の場合よりも大きく減衰させることができ、ダウンコンバータ10に要求される受信感度のダイナミックレンジを軽減することができる。
さらに、ADコンバータ11の前段に周波数選択回路13cが設けられているので、不要周波数成分に比べて振幅の大きい所望周波数成分を、図4の場合よりも大きく減衰させることができ、ADコンバータ11に要求される受信感度のダイナミックレンジを軽減することができる。
したがって、容易に装置を得ることが可能となる。
また、この発明の実施例3(図4〜図7)においては、利得・位相制御回路4a〜4dおよび増幅器7a〜7dが、それぞれ4ポートの場合を例にとって説明したが、ポート数は任意の複数個(2個以上)に設定することができる。
(実施例4)
なお、上記実施例1〜3(図1〜図7)では、マルチポートアンプに注目したが、図8のように、マルチポートアンプを並列に複数個(ここでは、「3個」)設置して無線装置を構成してもよい。
図8はこの発明の実施例4に係る無線装置を示すブロック図であり、図4の構成からなる第1〜第3のマルチポートアンプ201〜203を用いた無線装置を示している。
図8において、前述(図4参照)と同様のものについては、前述と同一符号が付されるか、または、各符号に「0」、「1」、「2」、「3」が追加されている。
第1のマルチポートアンプ201は、入力ハイブリッド31aから出力端子91a〜91dまでの構成として、出力ハイブリッド31b、利得・位相制御回路41a〜41d、DAコンバータ51a〜51d、アップコンバータ61a〜61d、増幅器71a〜71dおよび出力結合回路81a〜81dを有するとともに、帰還回路として、ダウンコンバータ101、ADコンバータ111、周波数選択回路131aおよび制御信号生成回路141を有している。
同様に、第2のマルチポートアンプ202は、入力ハイブリッド32aから出力端子92a〜92dまでの構成として、出力ハイブリッド32b、利得・位相制御回路42a〜42d、DAコンバータ52a〜52d、アップコンバータ62a〜62d、増幅器72a〜72dおよび出力結合回路82a〜82dを有するとともに、帰還回路として、ダウンコンバータ102、ADコンバータ112、周波数選択回路132aおよび制御信号生成回路142を有している。
また、第3のマルチポートアンプ203は、入力ハイブリッド33aから出力端子93a〜93dまでの構成として、出力ハイブリッド33b、利得・位相制御回路43a〜43d、DAコンバータ53a〜53d、アップコンバータ63a〜63d、増幅器73a〜73dおよび出力結合回路83a〜83dを有するとともに、帰還回路として、ダウンコンバータ103、ADコンバータ113、周波数選択回路133aおよび制御信号生成回路143を有している。
信号生成回路1D、チャネル選択回路20Dおよびチャネル割当て器150は、並列構成からなる第1〜第3のマルチポートアンプ201〜203に対して、共通に接続されている。
チャネル割当て器150は、各マルチポートアンプ201〜203内の帰還回路に接続されており、各帰還回路内の周波数選択回路131a〜133aから所望周波数成分が入力されるように構成されている。
また、チャネル選択回路20Dまたはチャネル割当て器150には、各マルチポートアンプ201〜203に関して、入力信号の利得および位相を制御するための入力信号利得・位相制御回路(図示せず)を備えている。
入力信号利得・位相制御回路は、受信した信号(所望周波数成分)を増幅させるための制御信号を生成するように構成されている。
次に、図8に示したこの発明の実施例4に係る無線装置の動作について説明する。
なお、各マルチポートアンプ201〜203内の利得・位相制御については前述の通りである。
まず、チャネル割当て器15は、第1のマルチポートアンプ201に関して、入力信号S11に周波数成分f1を割り当て、入力信号S12に周波数成分f2を割り当て、入力信号S13に周波数成分f3を割り当て、入力信号S14に周波数成分f4を割り当てる。
同様に、チャネル割当て器15は、第2のマルチポートアンプ202に関して、入力信号S21に周波数成分f1を割り当て、入力信号S22に周波数成分f2を割り当て、入力信号S23に周波数成分f3を割り当て、入力信号S24に周波数成分f4を割り当てる。
また、チャネル割当て器15は、第3のマルチポートアンプ203に関して、入力信号S31に周波数成分f1を割り当て、入力信号S32に周波数成分f2を割り当て、入力信号S33に周波数成分f3を割り当て、入力信号S34に周波数成分f4を割り当てる。
このように、各入力信号に周波数成分f1〜f4が割り当てられて動作する場合、マルチポートアンプ201において、理想的には、出力信号O11には周波数成分f1のみが含まれ、出力信号O12には周波数成分f2のみが含まれ、出力信号O13には周波数成分f3のみが含まれ、出力信号O14には周波数成分f4のみが含まれる。
同様に、マルチポートアンプ202において、出力信号O21には周波数成分f1のみが含まれ、出力信号O22には周波数成分f2のみが含まれ、出力信号O23には周波数成分f3のみが含まれ、出力信号O24には周波数成分f4のみが含まれる。
また、マルチポートアンプ203において、出力信号O31には周波数成分f1のみが含まれ、出力信号O32には周波数成分f2のみが含まれ、出力信号O33には周波数成分f3のみが含まれ、出力信号O34には周波数成分f4のみが含まれる。
ここで、各マルチポートアンプ201〜203において、周波数成分f1のみを含む出力端子91a、92a、93aの出力信号を合成し、周波数成分f2のみを含む出力端子91b、92b、93bの出力信号を合成し、周波数成分f3のみを含む出力端子91c、92c、93cの出力信号を合成して動作する無線装置を考える。
このとき、周波数成分f1のみを含む出力端子91a、92a、93aからの出力信号が等振幅および等位相の場合には、合成損失は生じないが、前述のように、各出力信号は等振幅および等位相ではないので、合成損失が生じて通信品質が劣化する。このことは、周波数成分f2、f3についても同様である。
この影響を低減するために、たとえば第1のマルチポートアンプ201に着目した場合、出力結合回路81a〜81dは、出力信号O11〜O14の一部を抽出した出力抽出信号U11〜U14をダウンコンバータ101に入力する。
ダウンコンバータ101は、出力抽出信号U11〜U14をIF周波数に変換し、さらにADコンバータ111は、IF周波数信号をディジタル信号に変換する。
このとき、各チャネルのディジタル信号をD11〜D14とすれば、ディジタル信号D11には、出力信号O11の所望周波数成分f1のみならず不要周波数成分f2、f3、f4の振幅情報が含まれる。
同様に、ディジタル信号D12には、出力信号O12の所望周波数成分f2のみならず不要周波数成分f1、f3、f4の振幅情報が含まれ、ディジタル信号D13には、出力信号O13の所望周波数成分f3のみならず不要周波数成分f1、f2、f4の振幅情報が含まれ、ディジタル信号D14には、出力信号O14の所望周波数成分f1のみならず不要周波数成分f1、f2、f3の振幅情報が含まれる。
そこで、周波数選択回路131aは、ディジタル信号D11に含まれる所望周波数成分f1をチャネル割当て器15に入力するとともに、ディジタル信号D11に含まれる不要周波数成分f2、f3、f4を制御信号生成回路141に入力する。
同様に、周波数選択回路131aは、ディジタル信号D12に含まれる所望周波数成分f2をチャネル割当て器15に入力するとともに、ディジタル信号D12に含まれる不要周波数成分f1、f3、f4を制御信号生成回路141に入力する。
また、周波数選択回路131aは、ディジタル信号D13に含まれる所望周波数成分f3をチャネル割当て器15に入力するとともに、ディジタル信号D13に含まれる不要周波数成分f1、f2、f4を制御信号生成回路141に入力する。
さらに、周波数選択回路131aは、ディジタル信号D14に含まれる所望周波数成分f4をチャネル割当て器15に入力するとともに、ディジタル信号D14に含まれる不要周波数成分f1〜f3を制御信号生成回路141に入力する。
制御信号生成回路141の動作については、前述の実施例3で述べた通りである。
上記動作は、第2および第3のマルチポートアンプ202、103についても同様である。この結果、チャネル割当て器15には、各マルチポートアンプ201〜203の所望周波数成分のみを有する信号が入力される。
以下、チャネル選択回路20Dは、各マルチポートアンプ201〜203の所望周波数成分のみを有する信号を、チャネル割当て器15から受信し、チャネル選択回路20D内の入力信号利得・位相制御回路を用いて、所望周波数の信号の振幅レベルが大きくなるように、信号生成回路1Dから入力された信号を制御する。
このように、各マルチポートアンプ201〜203への入力信号レベルを制御することにより、各信号の相互間の振幅差および位相差を低減して、各マルチポートアンプ201〜203からの出力信号の振幅差および位相差を低減し、出力信号の合成損失を低減することができるので、通信品質が良好となる。
なお、図8においては、各マルチポートアンプ201〜203において、ADコンバータ111〜113と制御信号生成回路141〜143との間に、周波数選択回路131a〜133aを挿入したが、たとえば図9に示すように、各マルチポートアンプ201b〜203bにおいて、ダウンコンバータ101〜103とADコンバータ111〜113との間に周波数選択回路131b〜133bを挿入してもよく、前述と同等の効果が得られる。
また、図8では、各マルチポートアンプ201〜203として、前述の実施例3の構成(図4)を適用したが、前述の実施例1〜3のいずれの構成(図1〜図7)を適用しても同等の効果が得られる。
また、各マルチポートアンプ201〜203内において、利得・位相制御回路および増幅器がそれぞれ4ポートの場合を示したが、ポート数は任意の複数個(2個以上)に設定することができる。
さらに、3つのマルチポートアンプを並設した場合を示したが、任意の複数(2つ以上)だけ並設可能なことは言うまでもない。
以上のように、この発明の実施例4に係る無線装置(図8、図9)は、並設された第1〜第3のマルチポートアンプ201〜203(201b〜203b)を備えている。
また、チャネル選択回路20Dまたはチャネル割当て器150内には、各マルチポートアンプ内の帰還回路(周波数選択回路)に接続された入力信号利得・位相制御回路が設けられている。
各マルチポートアンプにおいて、複数の出力結合回路から受信された出力抽出信号は、帰還回路内の周波数選択回路により2つの信号に分離され、分離された2つの信号のうちの一方は、帰還回路内の制御信号生成回路141〜143に入力され、2つの信号のうちの他方は、入力信号利得・位相制御回路に入力される。
制御信号生成回路141〜143は、受信した信号を減衰させるための制御信号を生成し、入力信号利得・位相制御回路は、受信した信号を増幅させるための制御信号を生成する。これにより、通信品質が良好な無線装置が得られる効果がある。
(実施例5)
なお、上記実施例1(図1)では、制御信号生成回路14の入力側に周波数選択回路13aを設けたが、図10のように、第1の多入力1出力スイッチ16(以下、単に「多入力1出力スイッチ16」という)を設けてもよい。
図10はこの発明の実施例5に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図であり、前述(図1)と同様に、ポート数が4個の場合の誤差補償回路を有する構成を示している。
図3において、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「E」を付して詳述を省略する。
この場合、制御信号生成回路14Eの入力側には、前述(図1)の周波数選択回路13aに代えて、多入力1出力スイッチ16が設けられている。
次に、図10に示したこの発明の実施例5による動作について説明する。
前述と同様に、信号生成回路1からの入力信号は、チャネル割当て器15からの信号に基づいて、チャネル選択回路2によりチャネルごとの周波数成分f1〜f4が割り当てられる。
チャネル選択回路2を介した各入力信号S1〜S4は、各周波数成分f1〜f4に対応し、入力信号S1は周波数成分f1のみを有し、入力信号S2は周波数成分f2のみを有し、入力信号S3は周波数成分f3のみを有し、入力信号S4は周波数成分f4のみを有する。
入力信号S1〜S4は、それぞれ入力ハイブリッド3aの異なる入力端子に入力されて分配および合成され、さらに、増幅器7a〜7dで増幅され、出力ハイブリッド3bにより再び分配および合成された後、出力信号O1〜O4として出力ハイブリッド3bから出力される。
ここで、増幅器7a〜7dが理想的な状態であれば、出力信号O1〜O4の周波数は、入力信号S1〜S4と同様に、それぞれ、周波数成分f1〜f4のみを有することになるので、出力端子9a〜9dからは、それぞれ周波数成分f1〜f4のみが出力されて、出力信号O1〜O4が互いに干渉することはない。
しかし、一般に、増幅器7a〜7dは、回路のばらつき、温度変化および経年劣化などにともない利得および位相が変化するので、等振幅および等位相で動作せずに誤差を生じる。
このとき、仮に、図10の帰還回路構成を適用しなければ、たとえば、出力ハイブリッド3bからの出力信号O1には、所望周波数成分f1のみでなく、不要周波数成分f2、f3、f4(不要信号)が含まれ、同様に、他の出力信号O2〜O4にも、所望周波数成分のみでなく、不要周波数成分が含まれることになる。
このように、増幅器7a〜7dが等振幅および等位相で動作しない場合には、出力端子9a〜9d間のアイソレーションが劣化して通信品質が劣化するので、この問題を解決するために、図10の帰還回路構成が適用される。
図10において、出力結合回路8a〜8dは、出力信号O1〜O4の一部をそれぞれ抽出し、出力抽出信号U1〜U4として多入力1出力スイッチ16に入力する。
多入力1出力スイッチ16に入力された出力抽出信号U1〜U4のうち、制御信号生成回路14Eに入力される信号は、多入力1出力スイッチ16によって制御することができる。
また、出力抽出信号U1〜U4いずれの信号を通過させるかは、チャネル割当て器15から多入力1出力スイッチ16に入力される信号に基づいて決定される。
制御信号生成回路14Eは、多入力1出力スイッチ16からの入力信号を検波し、検波信号の振幅レベルが小さくなるような制御信号を、利得・位相制御回路4a〜4dに入力する。
制御信号生成回路14Eからの制御信号は、多入力1出力スイッチ16およびチャネル割当て器15からの各入力信号に基づいて生成される。
以上のように、この発明の実施例5(図10)によれば、複数のチャネルに対応した複数の入力信号S1〜S4が入力される入力ハイブリッド3aと、複数の入力信号S1〜S4に対応した複数の出力信号O1〜O4を複数の出力端子9a〜9dから出力する出力ハイブリッド3bと、入力ハイブリッド3aと出力ハイブリッド3bとの間に挿入された複数の増幅器7a〜7dおよび複数の利得・位相制御回路4a〜4dと、により構成され、複数の増幅器7a〜7dを並列合成するマルチポートアンプにおいて、出力ハイブリッド3bと複数の出力端子9a〜9dとの間に挿入されて、複数の出力信号O1〜O4に対応した出力抽出信号U1〜U4を受信する複数の出力結合回路8a〜8dと、複数の出力結合回路8a〜8dと複数の利得・位相制御回路4a〜4dとの間に挿入された帰還回路と、を備え、帰還回路は、多入力1出力スイッチ16を有している。
これにより、増幅器7a〜7dから出力される信号の振幅差および位相差を低減し、出力信号O1〜O4の各々に含まれる不要な周波数成分(不要信号)を除去することができるので、出力端子9a〜9dの相互間のアイソレーションを改善して、通信品質を改善することができる。
また、不要周波数成分に比べて振幅の大きい所望周波数成分を、多入力1出力スイッチ16によりあらかじめ減衰させた後に、制御信号生成回路14Eに入力して制御信号を生成するので、制御信号生成回路14Eの受信感度に大きなダイナミックレンジが要求されることがなく、容易かつ安価にマルチポートアンプを実現することができる。
なお、図10においては、各4個の利得・位相制御回路4a〜4dおよび増幅器7a〜7dを備えた4ポートのマルチポートアンプを示したが、ポート数は任意の複数個(2個以上)に設定することができる。
また、ここでは、図1内の周波数選択回路13aを多入力1出力スイッチ16に置き換えた場合を示したが、図2内の帯域遮断フィルタ21を多入力1出力スイッチ16に置き換えた場合においても同等の効果が得られる。
以下、図11〜図13を参照しながら、上記実施例1〜5による作用効果について、さらに具体的に説明する。
図11はこの発明の実施例1〜5に係るマルチポートアンプの要部をマトリクス表示([I]、[T]、[G]、[O])により総称的に示すブロック図であり、4ポートの入力ハイブリッド3a、利得・位相制御回路4a〜4d、増幅器7a〜7dおよび出力ハイブリッド3bを示している。
図11において、出力端子に現れる出力信号O1〜O4をマトリクス表示すると、以下の式(1)のようになる。
Figure 0005171965
式(1)において、各マトリクス[O]、[G]、[T]および[I]は、それぞれ、出力信号O1〜O4、増幅器7a〜7d、各ハイブリッド3a、3bおよび入力信号S1〜S4を表している。
また、各マトリクスの次元は、4×1、4×4(対角行列)、4×4、および4×1である。
なお、ここで、入出力の各ハイブリッド3a、3bの特性は同一であるものとする。また、利得・位相制御回路4a〜4dの通過振幅、通過位相は、それぞれ、ΔGi=0、Δφ=0(i=1〜4)であるものとする。
入力信号マトリクス[I]は、以下の式(2)のように表される。
Figure 0005171965
式(2)において、「t」は転置行列を意味する。また、Si(i=1〜4)は、各々の入力信号S1〜S4を表す複素数である。
一方、出力信号マトリクス[O]は、以下の式(3)のように表される。
Figure 0005171965
また、増幅器7a〜7dの特性を表すマトリクス[G]は、以下の式(4)のように対角行列となる。
Figure 0005171965
式(4)において、gi(i=1〜4)は、各々の増幅器7a〜7dの通過量を表す複素数である。
各ハイブリッド3a、3bを表すマトリクス[T]は、以下の式(5)のように表される。
Figure 0005171965
なお、式(4)において、各増幅器7a〜7dの通過量は、以下の式(6)のように表される。
Figure 0005171965
式(6)において、Gi、Φi(i=1〜4)は、増幅器7a〜7dの利得G、通過位相φに対する差である。
式(5)、式(6)から、各マトリクス[T][G][T]は、以下の式(7)ように表される。
Figure 0005171965
また、式(2)、式(3)、式(7)から、出力信号マトリクス[O]は、以下の式(8)ように表される。
Figure 0005171965
ここで、増幅器7a〜7dの振幅および位相の誤差が無い場合には、以下の式(9)が成立する。
Figure 0005171965
したがって、式(7)、式(9)から明らかなように、増幅器7a〜7dの振幅および位相の誤差が生じない場合には、以下の式(10)が成り立ち、所望の信号のみが出力される。
Figure 0005171965
すなわち、入力ハイブリッド3aの個別の入力端子への入力信号S1は、出力ハイブリッド3bの個別の出力端子からの出力信号O1のみとして出力され、同様に、入力信号S2〜S4は、それぞれ、出力ハイブリッド3bの個別の出力端子からの出力信号O2〜S4のみとして出力される。
ここで、各周波数成分f1〜f3の条件を、以下の式(11)で表す。
Figure 0005171965
このとき、式(11)内の周波数成分f1の条件を満たす場合に、a=0となり、同様に、周波数成分f2の条件を満たす場合に、b=0となり、周波数成分f3の条件を満たす場合に、c=0となる。
すなわち、式(8)から明らかなように、式(11)内の周波数成分f1の条件を満たす場合には、出力信号O1に対する不要信号(入力信号S4)と、出力信号O2に対する不要信号(入力信号S3)と、出力信号O3に対する不要信号(入力信号S2)と、出力信号O4に対する不要信号(入力信号S1)とが、出力されない。
同様に、周波数成分f2の条件を満たす場合には、出力信号O1に対する不要信号(入力信号S3)と、出力信号O2に対する不要信号(入力信号S4)と、出力信号O3に対する不要信号(入力信号S1)と、出力信号O4に対する不要信号(入力信号S2)とが、出力されない。
さらに、周波数成分f3の条件を満たす場合には、出力信号O1に対する不要信号(入力信号S2)と、出力信号O2に対する不要信号(入力信号S1)と、出力信号O3に対する不要信号(入力信号S4)と、出力信号O4に対する不要信号(入力信号S3)とが、出力されない。
このことを模式的に表すと、出力信号O1〜O4は、以下の式(12)のようになる。
Figure 0005171965
以下、式(11)(各周波数成分f1〜f3の条件)をアイソレーション最大の条件式と称し、この条件式を用いて増幅器7a〜7dの振幅差および位相差Gi、Φiの間の関係を求める方法について述べる。
なお、ここでは、増幅器7a〜7dの数が4個の場合についてアイソレーション最大の条件式を求めているが、他の任意数(2個以上)について、同様の方法でアイソレーション最大の条件式を求めることが可能である。
増幅器7a〜7dの振幅差および位相差Gi、Φiの関係は、利得・位相制御回路4a〜4dの通過振幅および通過位相を変化させたときの不要信号の振幅を観測することにより求める。
たとえば、入力信号S1のみとした場合には、以下の式(13)が成立する。
Figure 0005171965
このとき、複数の利得・位相制御回路4a〜4dのうちの、たとえば利得・位相制御回路4bの通過振幅ΔG2を変化させると、出力信号O1の出力端子での不要信号の通過量が最小(すなわち、アイソレーションが最大)となるときの通過振幅ΔG2が存在する。
ここで、アイソレーションが最大となるときの通過振幅ΔG2をA2opt1とすると、以下の式(14)が成立する。
Figure 0005171965
図12は通過振幅変化時の動作例を示す説明図であり、横軸は通過振幅ΔG2を示し、縦軸は入力信号S1のみ入力時における出力信号O1に対応する出力端子での不要信号の通過量を示している。
図12から明らかなように、出力信号O1の出力端子での不要信号の通過量は、通過振幅ΔG2=A2opt1の場合に最小になることが分かる。
同様に、利得・位相制御回路4bの通過位相Δφ2を変化させた場合も、出力信号O1でのアイソレーションが最大となるときの通過位相Δφ2が存在する。
ここで、アイソレーションが最大となるときの通過位相Δφ2をP2opt1とすると、以下の式(15)が成立する。
Figure 0005171965
図13は通過位相変化時の動作例を示す説明図であり、横軸は通過位相Δφ2を示し、縦軸は入力信号S1のみ入力時における出力信号O1に対応する出力端子での不要信号の通過量を示している。
図13から明らかなように、出力信号O1の出力端子での不要信号の通過量は、通過位相Δφ2=P2opt1の場合に最小になることが分かる。
以下、同様に、出力信号O2の出力端子での不要信号の通過量が最小となるときの通過振幅ΔG2(=A2opt2)および通過位相Δφ2(=P2opt2)を考慮すると、それぞれ、以下の式(16)、式(17)が成立する。
Figure 0005171965
また、出力信号O3の出力端子での不要信号の通過量が最小となるときの通過振幅ΔG2(=A2opt3)および通過位相Δφ2(=P2opt3)を考慮すると、それぞれ、以下の式(18)、式(17)が成立する。
Figure 0005171965
式(14)〜式(19)を連立して、振幅差G2〜G4、位相差Φ2〜Φ4について解を求めると、以下の式(20)〜式(22)が得られる。
Figure 0005171965
式(20)〜式(22)から、増幅器7aに対する増幅器7b〜7dの利得差および位相差が求められるので、式(20)〜式(22)を用いて、制御信号生成回路14(14D、14E)から利得・位相制御回路4a〜4dに入力する制御信号を求めることができる。
以上のように、この発明の実施例1〜5に係るマルチポートアンプによれば、各増幅器7a〜7dの振幅差および位相差を補償することができるので、通信品質が向上する。
また、不要信号が出力される複数の出力信号O1〜O4の振幅情報のみに基づいて複数の利得・位相制御回路4a〜4dに対する制御信号を求めることにより、簡易な装置構成でマルチポートアンプを実現することができる。
なお、ここでは増幅器7a〜7dのポート数が4個の場合について示したが、任意数(2個以上)の場合についても、同様に各増幅器の振幅差および位相差を補償することができる。
また、入力信号S1のみの場合について動作説明したが、他の任意の入力信号(入力端子)S2〜S4の場合についても、同様に各増幅器7a〜7dの振幅差および位相差を補償することができる。
また、一例として、複数の利得・位相制御回路4a〜4dのうちの利得・位相制御回路4bの振幅および位相を変化させた場合について説明したが、他の任意の利得・位相制御回路4a、4c、4dの振幅および位相を変化させた場合についても、同様に各増幅器7a〜7dの振幅差および位相差を補償することができる。
(実施例6)
なお、上記実施例5(図10)では、多入力1出力スイッチ16の出力信号を制御信号生成回路14Fに直接入力したが、図14のように、比較器19を介して制御信号生成回路14Fに入力してもよい。
図14はこの発明の実施例6に係るマルチポートアンプの構成を示すブロック図であり、前述(図10)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「F」を付して詳述を省略する。
この場合、前述と同様に、ポート数が4個の場合の誤差補償回路を有するマルチポートアンプを示している。
図14において、マルチポートアンプは、多入力1出力スイッチ16のみならず、入力結合回路17a〜17dと、第2の多入力1出力スイッチ18(以下、単に「多入力1出力スイッチ18」という)と、比較器19とを備えている。
多入力1出力スイッチ18および比較器19は、多入力1出力スイッチ16および制御信号生成回路14Fとともに、帰還回路を構成している。
入力結合回路17a〜17dは、入力信号S1〜S4の一部を、入力抽出信号I1〜I4として抽出し、多入力1出力スイッチ18は、複数の入力抽出信号I1〜I4のうちのいずれかを比較器19に入力する。
比較器19は、多入力1出力スイッチ16を介した出力抽出信号と、多入力1出力スイッチ18を介した入力抽出信号とを比較して、複数の出力信号O1〜O4に含まれる不要周波数成分(不要信号)を抽出する。
次に、図14に示したこの発明の実施例6による動作について説明する。
なお、この発明の実施例6による基本的な動作については、前述の実施例5と同様なので省略し、前述と異なるアイソレーション劣化問題に対する対処動作について説明する。
まず、出力結合回路8a〜8dは、出力信号O1〜O4の一部を、出力抽出信号U1〜U4として抽出し、多入力1出力スイッチ16を介して比較器19に入力する。
このとき、出力抽出信号U1〜U4のうち、比較器19に入力される信号は、チャネル割当て器15の制御下で、多入力1出力スイッチ16によって制御される。すなわち、出力抽出信号U1〜U4のうちのいずれを通過させるかは、チャネル割当て器15から多入力1出力スイッチ16に入力される信号に基づいて決定される。
また、入力結合回路17a〜17dは、入力信号S1〜S4の一部を入力抽出信号I1〜I4として抽出し、多入力1出力スイッチ18を介して比較器19に入力する。
このとき、入力抽出信号I1〜I4のうち、比較器19に入力される信号は、チャネル割当て器15の制御下で、多入力1出力スイッチ18によって制御される。すなわち、入力抽出信号I1〜I4のうちのいずれを通過させるかは、チャネル割り当て器15から多入力1出力スイッチ18に入力される信号に基づいて決定される。
比較器19は、出力抽出信号U1〜U4と入力抽出信号I1〜I4との相関を取ることにより、出力信号O1〜O4に含まれる不要周波数成分(不要信号)を抽出する。
たとえば、入力信号S1のみの場合には、比較器19は、入力抽出信号I1と出力抽出信号U1〜U3との相関を取ることにより、出力信号O1〜O3に含まれる不要信号の振幅情報を得ることができる。
なお、比較器19において、入力抽出信号I1と出力抽出信号U1との相関を取るか、入力抽出信号I1と出力抽出信号U2との相関を取るか、または入力抽出信号I1と出力抽出信号U3との相関を取るかは、多入力1出力スイッチ16、18を制御することによって選択可能である。
また、ここでは、入力信号S1のみの場合について説明したが、入力信号S2〜S4の場合についても、同様に、不要信号の振幅情報を得ることができる。
このように、入力結合回路17a〜17dからの入力抽出信号I1〜I4を取得することにより、すべての入力信号S1〜S4が入力された場合においても、多入力1出力スイッチ16、18の制御により、不要信号(不要周波数成分を含む出力信号)の振幅情報を得ることができる。
こうして得られた不要信号は、前述の実施例5と同様に、利得・位相制御回路4a〜4dのうちの少なくとも1つの利得・位相制御回路の振幅および位相を変化させることによって、通過量を最小化(すなわち、アイソレーションを最大化)することができる。
すなわち、前述と同様に、アイソレーションを最大化する利得・位相制御回路の振幅および位相を得ることができるので、増幅器7a〜7dの振幅差および位相差Gi、Φiの間の関係を求めることが可能である。
以上のように、この発明の実施例6(図14)によるマルチポートアンプは、複数の入力信号S1〜S4に対応した入力抽出信号I1〜I4を受信する複数の入力結合回路17a〜17dを備え、帰還回路は、複数の入力結合回路17a〜17dに接続された多入力1出力スイッチ18と、多入力1出力スイッチ16、18に接続された比較器19と、を含む。
比較器19は、多入力1出力スイッチ16を介した出力抽出信号と、多入力1出力スイッチ18を介した入力抽出信号とを比較して、複数の出力信号O1〜O4に含まれる不要周波数成分を抽出する。
これにより、各増幅器7a〜7dの振幅差および位相差を補償することができるので、通信品質が向上する。
また、制御信号生成回路14Fは、不要信号が出力される複数の出力信号O1〜O4の振幅情報のみに基づいて、複数の利得・位相制御回路4a〜4dに対する制御信号を求めるので、簡易な装置構成でマルチポートアンプを実現することができる。
なお、ここでは、増幅器7a〜7dのポート数が4個の場合について示したが、2個以上の任意数の場合についても、同様に各増幅器の振幅差および位相差を補償することができる。
また、入力信号S1〜S4がすべて入力された状態においても、不要信号の振幅情報を得ることができるので、マルチポートアンプの動作を止めることなく、各増幅器7a〜7dの振幅差および位相差を補償することができる。

Claims (11)

  1. 複数のチャネルに対応した複数の入力信号が入力される入力ハイブリッドと、
    前記複数の入力信号に対応した複数の出力信号を複数の出力端子から出力する出力ハイブリッドと、
    前記入力ハイブリッドと前記出力ハイブリッドとの間に挿入された複数の増幅器および複数の利得・位相制御回路と、により構成され、
    前記複数の増幅器を並列合成するマルチポートアンプにおいて、
    前記出力ハイブリッドと前記複数の出力端子との間に挿入されて、前記複数の出力信号に対応した出力抽出信号を受信する複数の出力結合回路と、
    前記複数の出力結合回路と前記複数の利得・位相制御回路との間に挿入された帰還回路と、を備え、
    前記帰還回路は、少なくとも1つ以上の周波数選択回路を含むことを特徴とするマルチポートアンプ。
  2. 前記周波数選択回路は、帯域遮断フィルタにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のマルチポートアンプ。
  3. 前記入力ハイブリッドおよび前記複数の利得・位相制御回路の少なくとも一方は、ディジタル回路により構成され、
    前記入力ハイブリッドと前記出力ハイブリッドとの間に挿入されたDAコンバータおよび周波数変換器を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマルチポートアンプ。
  4. 前記帰還回路は、周波数変換器およびADコンバータを含むことを特徴とする請求項3に記載のマルチポートアンプ。
  5. 前記帰還回路は、前記複数の利得・位相制御回路に接続された制御信号生成回路を含み、
    前記制御信号生成回路は、前記複数の出力結合回路を介して受信した前記出力抽出信号を減衰させるための制御信号を生成し、前記制御信号を前記複数の利得・位相制御回路に入力することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のマルチポートアンプ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のマルチポートアンプを、並列に複数個備えた無線装置。
  7. 前記複数個のマルチポートアンプの各々に設けられた帰還回路に接続された入力信号利得・位相制御回路を備え、
    前記複数個のマルチポートアンプの各々において、前記複数の出力結合回路から受信された出力抽出信号は、前記帰還回路内の周波数選択回路により2つの信号に分離され、分離された前記2つの信号のうちの一方は、前記帰還回路内の制御信号生成回路に入力され、前記2つの信号のうちの他方は、前記入力信号利得・位相制御回路に入力されることを特徴とする請求項6に記載の無線装置。
  8. 前記制御信号生成回路は、受信した信号を減衰させるための制御信号を生成し、
    前記入力信号利得・位相制御回路は、受信した信号を増幅させるための制御信号を生成することを特徴とする請求項7に記載の無線装置。
  9. 複数のチャネルに対応した複数の入力信号が入力される入力ハイブリッドと、
    前記複数の入力信号に対応した複数の出力信号を複数の出力端子から出力する出力ハイブリッドと、
    前記入力ハイブリッドと前記出力ハイブリッドとの間に挿入された複数の増幅器および複数の利得・位相制御回路と、により構成され、
    前記複数の増幅器を並列合成するマルチポートアンプにおいて、
    前記出力ハイブリッドと前記複数の出力端子との間に挿入されて、前記複数の出力信号に対応した出力抽出信号を受信する複数の出力結合回路と、
    前記複数の出力結合回路と前記複数の利得・位相制御回路との間に挿入された帰還回路と、を備え、
    前記帰還回路は、第1の多入力1出力スイッチを含むことを特徴とするマルチポートアンプ。
  10. 前記複数の入力信号に対応した入力抽出信号を受信する複数の入力結合回路を備え、
    前記帰還回路は、
    前記複数の入力結合回路に接続された第2の多入力1出力スイッチと、
    前記第1および第2の多入力1出力スイッチに接続された比較器と、を含み、
    前記比較器は、前記第1の多入力1出力スイッチを介した出力抽出信号と、前記第2の多入力1出力スイッチを介した入力抽出信号とを比較して、前記複数の出力信号に含まれる不要周波数成分を抽出することを特徴とする請求項9に記載のマルチポートアンプ。
  11. 前記帰還回路は、前記複数の利得・位相制御回路のうちの少なくとも1つの利得および位相を制御するための制御信号を生成する制御信号生成回路を含み、
    前記制御信号生成回路は、前記複数の出力信号に含まれる不要周波数成分に基づいて、前記複数の利得・位相制御回路に対する制御信号を生成することを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のマルチポートアンプ。
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