[go: up one dir, main page]

JP5024251B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

サイドエアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5024251B2
JP5024251B2 JP2008243208A JP2008243208A JP5024251B2 JP 5024251 B2 JP5024251 B2 JP 5024251B2 JP 2008243208 A JP2008243208 A JP 2008243208A JP 2008243208 A JP2008243208 A JP 2008243208A JP 5024251 B2 JP5024251 B2 JP 5024251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
folded
folding
retainer
airbag device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008243208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010070178A (ja
Inventor
圭介 亀本
栄治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2008243208A priority Critical patent/JP5024251B2/ja
Publication of JP2010070178A publication Critical patent/JP2010070178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5024251B2 publication Critical patent/JP5024251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

この発明は、車両のシートに配置されて、膨張展開時に車内壁と乗員との間にエアバッグを配置させるサイドエアバッグ装置に関する。
従来、自動車の正面衝突に際してエアバッグを展開し、乗員を保護するエアバッグ装置が実用されている。また近年は、こうしたエアバッグ装置とは別に、車体側方からの衝突、すなわち側突に対して乗員を保護するサイドエアバッグ装置も提案され、実用されている。このサイドエアバッグ装置は、側突に際して乗員と車体側部との間に側突用のエアバッグ(サイドエアバッグ)を膨張展開し、乗員の側部に加わる衝突時の衝撃や車体の変形による圧迫から保護するものである。こうしたサイドエアバッグ装置は、一般に、シートバック側部や車両のドア等に設置されるものであり、例えば特許文献1に記載されたサイドエアバッグ装置の構成が知られている。
図9に示すように、上記文献のサイドエアバッグ装置51は、車両用シート52のシートバック52aの車体外側となる側部に形成された開口部53内に設置される。シートバック52a及びその開口部53は、布製のカバー59で覆われている。サイドエアバッグ装置51は、袋状に形成されて通常は折り畳まれた状態に保持されるエアバッグ54と、このエアバッグ54を膨張展開させる膨張ガスを発生するインフレータ55と、インフレータ55を収容した状態でシートバック52aの開口部53付近に固定されるリテーナ65と、を備えている。図10(a)に示すように、エアバッグ54は、1対の略半円状の布の周端部が連結されることにより袋状をなして形成される。このエアバッグ54の内部の基端側の下部にはリテーナ65が設けられている。
前述したように、エアバッグ54は通常時(膨張展開してない時)においては、折り畳まれて開口部53の内部に収納される。このエアバッグ54は、例えば、次のようにして折り畳まれる。図10(a)に示すように、まず、エアバッグ54の基端側から先端側(以下、「先端方向」という。)に延びる折線、すなわちエアバッグ54の面積を上下に約2等分する折線(谷折線)60に沿ってエアバッグ54を折り返す。次に図10(b)に示すように、エアバッグ54は、その先端方向に対し垂直な方向に延び、かつ先端方向において、所定間隔で交互に設定される山折線61と谷折線62とに沿って折り畳まれる。これにより、図10(c)、図10(d)に示すように、図中の左右方向にエアバッグ54は蛇腹状に折り畳まれる。
このように折り畳まれたエアバッグ54は、衝突センサ等(図示しない)によって予め設定した所定値以上の衝撃が検出されたときに膨張展開する。すなわち、インフレータ55に着火電流が供給されてガス発生剤が着火し、その燃焼により発生するガスによってエアバッグ54の内圧が高まり膨張展開を開始する。この際、エアバッグ54はその先端方向、すなわち車両の進行方向に対して後側から前側に展開すると同時に、幅方向、すなわち車両の進行方向に対して上下方向にも膨張する。また、エアバッグ54は幅方向及び先端方向に対して垂直、すなわち車体側壁56側から乗員57側へ向かう厚み方向にも膨張する。そして、図9に二点鎖線で示されるように、エアバッグ54は、シートバック52aの開口部53付近のカバー59を破り外部に膨出して、車体側壁56の内面と、シート52に着座した乗員57との間の空間に展開する。これにより、乗員57が車体側壁56に衝突する際の衝撃を前記エアバッグ54によって吸収することができる。
特開2006−088851号公報
こうしたエアバッグ装置においては、エアバッグを迅速に展開して乗員を拘束する必要がある。特に、エンジンルームを備えた車体前部の変形許容量に比べて、サイドドア等の車体側壁56の変形が許容されるスペースは少ない。そのため、側突時の衝撃から乗員を保護するサイドエアバッグ装置51においては、エアバッグ54をいっそう早期に展開させて乗員57を保護する必要がある。しかし、蛇腹状に折り畳まれたものも含め従来一般のエアバッグ54では、その基端側から先端側へ向かってエアバッグ54の内圧は高まって膨張展開する。このため、エアバッグ54の先端側の膨張展開は基端側に比べて遅れる。エアバッグの展開速度を向上させるために膨張ガスの発生量を増大させることも考えられるが、この場合インフレータの大型化が懸念される。インフレータの大型化は搭載性の観点から避けたい。このため、インフレータが発生するガスの量は従来程度とすることが望ましいものの、この場合、ガス発生量には限界があり、ひいてはエアバッグの展開速度についても自ずと制限される。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エアバッグの先端方向への展開速度を向上させたサイドエアバッグ装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、シートバックの側部に設けられた収容部にその基端側から先端側へ向かって膨張展開可能に畳まれた状態で収容されるエアバッグと、前記エアバッグの基端側に設けられて、同エアバッグの内部に供給される膨張ガスを発生するインフレータを収容した状態で前記収容部に固定されるリテーナと、を備え、車両の衝突時には、前記インフレータにより発生した膨張ガスが前記エアバッグの内部に供給されることにより、前記エアバッグが前記収容部から膨出して車両の側壁と乗員との間の空間に展開され、この展開されたエアバッグにより乗員を保護するサイドエアバッグ装置であって、前記エアバッグの基端縁の一部分には開口部が設けられ、前記エアバッグは、前記開口部を含む基端側の一部分を、同エアバッグの基端側から先端側へ向かう方向に対して斜めに折り返された上で、前記エアバッグの先端側から基端側へ向かって折り又は巻き畳まれてなることをその要旨としている。
同構成によれば、エアバッグの基端側の一部分が同エアバッグの基端側から先端側へ向かう方向に対して斜めに折り返された上で、エアバッグの先端側から基端側へ向かって折り又は巻き畳まれる。したがって、エアバッグの膨張展開の際には、エアバッグは基端側から先端側へ展開した後に、斜めに折り返された部分が展開する。このため、斜めに折り返された部分にはその部分の折り返しが解かれるまで膨張ガスが供給されることはなく、同ガスは、折り返された部分に沿って優先的にエアバッグの先端側に膨張ガスが流れる。これにより、エアバッグの先端側への展開速度を高めることができ、より迅速に乗員の拘束を行うことができる。
また、エアバッグは内圧の高まりに伴い基端側から先端側に展開した後に斜めに折り返した部分の折り返しが解かれる。このときに、インフレータからエアバッグ内へ膨張ガスの供給が継続した場合であれ、折り返し部に設けられた開口部が開放することにより、エアバッグ内の膨張ガスの一部は外部に排出されるので、エアバッグの内圧の過剰な高まりを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは、斜めに折り返された上で、さらに、その基端部から先端部に向けて延びる折線に沿って折り返された状態で、前記エアバッグの先端側から基端側へ向けて折り又は巻き畳まれてなることをその要旨としている。
同構成によれば、エアバッグを基端部から先端部に向けて延びる折線に沿って折り返した上で、折り又は巻き畳まれる。そのため、畳まれた状態におけるエアバッグをその折線に対して垂直方向にコンパクトにすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは、前記リテーナに重ならないように折り畳まれたことをその要旨としている。
同構成によれば、全ての折り返しにおいてエアバッグがリテーナに重ならないように折られるため、リテーナの周囲に折り返した部分が重なることで生じる厚みの増大を抑制できる。これによりエアバッグをコンパクトな状態で収納できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、前記リテーナを前記エアバッグの基端縁の中央より下側又は上側に配置したことをその要旨としている。
同構成によれば、リテーナを基端側の中央より上側又は下側に配置することで、斜めに折り返す際にエアバッグがリテーナに重ならないようにしつつ、折り返す部分を大きく設けることができる。これにより、エアバッグを折り返した部分以外のエアバッグの面積は相対的に小さくなるので、エアバッグを折り返した部分以外の膨張展開をより速くすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、折り畳まれたエアバッグの厚みは、その厚み方向のリテーナの寸法と同程度とされてなることをその要旨としている。
同構成によれば、折り畳まれたエアバッグの厚さは、その厚み方向のリテーナの寸法と同程度となるので、リテーナとエアバッグとで1つの略直方体状となり、サイドエアバッグ装置のパッケージ性を高めることができる。
本発明によれば、エアバッグの先端方向への展開速度をより向上させたサイドエアバッグ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。なお、実施形態の記載において、車両の進行方向は前方とする。また、特に説明がない限り、以下の記載における上下方向及び左右方向は、車両進行方向における上下方向及び左右方向と一致するものとする。車室内には、左右にシートが並設されている。図1に示すように、例えば右側のシート21は腰掛け部21aと背もたれ部21bとからなる。シート21の背もたれ部21bの車外側(右側)には、収容部としてシート開口部21hが設けられている。シート開口部21hはシート21の表皮である布製のカバー28で覆われている。そのシート開口部21hの内部には、金属材料からなるフレーム18を介してサイドエアバッグ装置22が固定されている。サイドエアバッグ装置22は、車両のボディサイド部の一部を構成する図示しないドアと対応するように配設されている。なお、図示しない左側のシートにおいても、右側のシート21と同様にその背もたれ部21bの左側に同様のサイドエアバッグ装置22が装備されている。サイドエアバッグ装置22は、車両に設けられた衝突センサ(図示しない)により、所定値以上の衝撃が検知された場合に作動する。そして、図2に示すように、サイドエアバッグ装置22が備えるエアバッグ24は、シート開口部21hからカバー28を破断して、車両のボディサイド部とシート21に着座した搭乗員Pとの間に向けて膨張展開する。
次にサイドエアバッグ装置22について詳細に説明する。
サイドエアバッグ装置22は、図3に示すように、膨張ガスを発生するインフレータ25と、通常は折り畳み状態に保持されて、インフレータ25を通じて膨張ガスが供給されることにより展開膨張するエアバッグ24と、インフレータ25を収容した状態で、フレーム18に固定されるリテーナ26とを備えている。
エアバッグ24は、図4に示すように、膨張展開時にドアに対向する第1基布24aと、搭乗員Pに対向する第2基布24bとからなる。これらの第1基布24a及び第2基布24bは織布等から形成されるとともに、基端縁(後端縁)で一体に構成されている。このエアバッグ24は、第1基布24a及び第2基布24bの周縁部が糸13で縫合されることによって袋状に形成されている(図2参照)。エアバッグ24は全体としては矩形状でなし、その先端縁は円弧状に形成されている(図3参照)。エアバッグ24の基端縁側の下端部には一部縫合されない部分として、リテーナ26が挿入される第1バッグ開口部24dが設けられている。また、図3の一点鎖線の円中に拡大して示すように、エアバッグ24の基端縁の上部には、その一部が裁断されることにより第2バッグ開口部27が設けられている。
また、図4に示すように、エアバッグ24の基端縁の下部には、基端縁に沿う方向(上下方向)に2つの貫通孔24hが並設されている。両貫通孔24hには、第1バッグ開口部24dから挿入される四角筒状のリテーナ26の車両後方側の側面に設けられた一対のボルト26bがエアバッグ24の内側から通される。一対のボルト26bは、図3に示すように、フレーム18に穿設された挿入孔18hに内側から挿通され、リテーナ26及びエアバッグ24はこれらのボルト26bにナット29が螺合されることにより、フレーム18に固定されている。なお前述したように、インフレータ25は、リテーナ26に収容されている。インフレータ25の上部はリテーナ26の上面から若干突出しており、この突出したガス噴出部14からエアバッグ24内に膨張ガスが噴出される。
ところで、前述したように、エアバッグ24は通常折り畳まれた状態でシート開口部21hに収容されるところ、インフレータ25(正確にはガス噴出部14)からガスが供給されることにより膨張展開を開始する。この際、エアバッグ24の展開が円滑に行われるように、エアバッグ24を折り畳む必要がある。
そこで次に、このエアバッグ24の折り畳み方法について図5(a)〜図5(f)を参照しつつ詳細に説明する。このエアバッグ24の折り畳み方法は、第1〜6折り工程からなる。
まず、第1折り工程(斜め折り工程)では、図5(a)で示すように、エアバッグ24の後端上部を前端下部に向けて斜めに折り返す。詳述するとエアバッグ24の基端縁の中央付近から同基端縁に対して角度αをなして上方に傾く直線として設定される第1折線(谷折線)31に沿ってエアバッグ24の後端側の上部である第1折り返し部41を車両外側(紙面手前側)へ折り返す。折り畳まれたエアバッグ24の上辺には、エアバッグ24の基端縁に沿う方向に対して角度αだけ傾いた斜辺41sが形成される。このとき、第1折り返し部41はリテーナ26に重ならないように前記第1折線(谷折線)31は設定される。本例では、第1折り工程前のエアバッグ24の後端縁において、第1折り返し部41に対応する辺41hがエアバッグ24の基端縁の中央付近を通り、かつ同基端縁に直交する直線として設定される第2折線(谷折線)32に一致するように折り返される。なお、第1折り返し部41には前述した第2バッグ開口部27が設けられており、第1折り返し部41が折り返されることで第2バッグ開口部27から外部に膨張ガスが放出されにくくなっている。
次に、第2折り工程では、図5(b)に示すように、エアバッグ24は前述の第2折線(谷折線)32に沿って、エアバッグ24の第2折線(谷折線)32を境界とする上側の部分である第2折り返し部42を車両外側へ折り返す。なお、この第2折り返し部42は第1折り返し部41を含む。第2折り返し部42が折り畳まれたエアバッグ24の上辺は、エアバッグ24の基端縁に沿う方向に対して垂直をなす直辺42tとなる。また、このとき、リテーナ26に対応する第1折り返し部41が第1折線(谷折線)31で折り返された状態なので、第2折り返し部42がリテーナ26に重なることはない。よって、斜辺41sがリテーナ26に交差することはない。
第3折り工程では、図5(c)に示すように、第2折り返し部42を上下に約2等分し、かつ基端縁に直交する直線として設定される第3折線(谷折線)33に沿って第2折り返し部42の下端部43のみを車両外側へ折り返す。図5(d)に示すように、第2折り返し部42の下側の辺43hは第2折線(谷折線)32で折り返されたエアバッグ24の直辺42tに一致する。
さらに、第4折り工程では、図5(d)に示すように、エアバッグ24を左右に約2等分し、かつ基端縁に沿う方向に延びる直線として設定される第4折線(谷折線)34に沿ってエアバッグ24の先端側の辺44hがリテーナ26に交差しないように車両外側へ折り返す。この折り返し工程はさらに2回、すなわち計3回繰り返す。具体的には、第4折り工程に次いで第5折り工程では、図5(e)に示すように、第4折り工程完了時におけるエアバッグ24を左右に約2等分し、かつ基端縁に沿う方向に延びる直線として設定される第5折線(谷折線)35に沿って、エアバッグ24の先端側の辺45hがリテーナ26に交差しないように車両外側へ折り返す。最後の第6折り工程では、図5(f)に示すように、第5折り工程完了時におけるエアバッグ24を左右に約2等分し、かつ基端縁に沿う方向に延びる直線として設定される第6折線(谷折線)36に沿ってエアバッグ24の先端側の辺46hがリテーナ26に交差しないように車両外側へ折り返す。以上のように第4〜第6折り工程(折り返し工程)による3回の折り返しの何れの場合にも、折り返した部分がリテーナ26に重ならないように折線34〜36は設定されている。以上でエアバッグ24の折り畳み作業が完了となり、エアバッグ24は、図5(g)に示される折り畳み状態で、車両前方に向いてシート開口部21hに収納される。
上述した工程を経て折り畳まれたエアバッグ24の厚さt1は、図7に示すように、リテーナ26の左右方向の長さt2とほぼ同程度となっていて、エアバッグ24とリテーナ26とで1つの略直方体形状となる。折り畳まれたエアバッグ24は折り崩れしないように、例えばポリエステルからなるラッピングシート38に包まれた状態で固定部であるフレーム18に固定される。
次に、サイドエアバッグ装置22の動作について説明する。
上記した衝撃センサは、車両に所定値以上の衝撃が加わったことを検出すると、インフレータ25に指令信号を出力する。その指令信号に基づき、インフレータ25は作動して膨張ガスを発生し、この膨張ガスがガス噴出部14を介してエアバッグ24内に供給される。その膨張ガスによってエアバッグ24の内圧が所定値以上となると、エアバッグ24の折り返しは一段階解かれる。これにより、エアバッグ24の膨張ガスが流入する体積は大きくなり内圧は下がる。さらに、エアバッグ24の内部に膨張ガスが供給され内圧が所定値以上となるとエアバッグ24の折り返しはもう一段階解かれる。これを繰り返してエアバッグ24は、第1〜第6折り工程での折り返しが解かれていく。すなわち、インフレータ25によってエアバッグ24内に膨張ガスが供給されると、まず、図6(a)に示すように、エアバッグ24の第2及び第6折線32,36に囲まれて形成される第1膨張部71が膨張する。そして、図5(f)に示すように、第6折り工程において折り返された第6折り返し部46が先端方向に展開する。次に、図6(a)に示されるように、第1膨張部71に加えて、エアバッグ24の第2、第5及び第6折線32,35,36に囲まれて形成される第2膨張部72が膨張する。そして、図5(e)に示すように、第5折り工程において折り返された第5折り返し部45が先端方向に展開する。次に、図6(a)に示されるように、第1及び第2膨張部71,72に加えて、エアバッグ24の第2、第4及び第5折線32,34,35に囲まれて形成される第3膨張部73が膨張する。このとき、ラッピングシート38及びシート開口部21hのカバー28は、膨張展開したエアバッグ24の先端部によって破断する。そして、エアバッグ24の先端部はカバー28の破断した部分から外部へ飛び出す。次に、図6(a)に示されるように、第1〜第3膨張部71〜73に加えて、エアバッグ24の第2及び第4折線32,34に囲われて形成される第4膨張部74が膨張する。そして、図5(d)に示すように、第4折り工程において折り返された第4折り返し部44が先端方向に展開する。次に、第1〜第4膨張部71〜74に加えて、図6(a)に示すように、第1〜第3折線31〜33によって囲まれて形成される第5膨張部75が膨張する。そして、図6(b)、(c)に示すように、第3折り返し部43を含む第2折り返し部42は上方向に展開する。次に、第1〜第5膨張部71〜75に加えて、図6(a)に示されるように、エアバッグ24の第1及び第3折線31,33に囲まれて形成される第6膨張部76が膨張する。そして、図6(c)、(d)に示すように、第1折り返し部41を含む第3折り返し部43は上方向に展開する。そして最後に、図6(a)に示す第7膨張部77、すなわち第1折り返し部41は左上方向に展開して、同第7膨張部77が膨張する。このとき、第1折り工程によって塞がれていた第2バッグ開口部27が解放され、第2バッグ開口部27から膨張ガスの一部が外に排出される。これにより、エアバッグ24の内圧が過剰に高まることが抑制される。そして、図2に示すように、エアバッグ24は搭乗員Pと車両のボディサイド部の間に膨出して、搭乗員Pを拘束する。なお、図6(b)〜(d)においては、第5膨張部75は、ハッチングでその範囲を示した。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)第1折り工程でエアバッグ24の基端縁の中央付近から同基端縁に対して角度αをなして上方に傾く直線として設定される第1折線(谷折線)31に沿ってエアバッグ24が折り返される。その後、第2〜第6折り工程を経て折り畳まれる。このため、その膨張展開の際に、第1折り返し部41の折り返しが解かれるのは最後である。このため、第6〜第2折り工程での折り返しが解かれるまで、第1折り返し部41よりも優先的に先端側に膨張ガスは流入するため、エアバッグの先端側への展開速度を高めることができ、より迅速に搭乗員Pの拘束を行うことができる。
(2)第2折り工程においては、第1折り工程によって形成されたエアバッグ24の上辺である斜辺41sを含む第2折り返し部42を第2折線(谷折線)32に沿って折り返す。このため、基端軸に沿う方向にエアバッグ24をコンパクトに折り畳むことができる。また、第2折り工程を経たエアバッグ24の上辺は直辺42tとなる。この直辺42tは基端軸に沿う方向に対して垂直であるので、エアバッグ折り畳まれることで、直辺42tによって形成されるエアバッグ24の上面に凹凸が生じることを抑制できる。
(3)第1〜第6折り工程の何れの折り工程においてもエアバッグ24がインフレータ25に重ならないように折り返されているため、リテーナ26に折り返した部分が重なることで生じる厚みの増大を抑制できる。これにより、サイドエアバッグ装置22をよりコンパクトにできる。よって、例えば、フレーム18にサイドエアバッグ装置22を取り付けたときに、カバー28を通じて外部に凸部が形成されることを防止できる。
(4)エアバッグ24の基端下側にリテーナ26が設けられている。リテーナ26をこのように配置することで、第1折り工程の際、第1折り返し部がリテーナ26に重ならないようにしつつ、第1折り返し部41を大きく設けることができる。これにより、エアバッグ24の第1折り返し部41以外の部分の面積は相対的に小さくなるので、その部分の膨張展開をより速くすることができる。
(5)第4〜第6工程で3回折り畳まれたエアバッグ24の厚さは、その厚さ方向のリテーナ26の長さとほぼ程度となっている。これにより、リテーナ26と折り畳まれたエアバッグ24とで1つの略直方体状をなし、サイドエアバッグ装置のパッケージ性を高めることができる。
(6)第1折り返し部41には第2バッグ開口部27が設けられ、エアバッグ24の展開が完了したとき、すなわち第1折り返し部41の折り返しが解かれたときに第2バッグ開口部27は開放する。これにより、エアバッグ24の内圧が過剰に高まることが抑制される。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では第4〜第6工程において、エアバッグ24を左右に2等分し、かつ基端縁に沿う方向に延びる直線として設定される第4〜第6折線(谷折線)34〜36に沿って3回折り返した。この折り返し数は3回に限らず、エアバッグ24及びリテーナ26の寸法に合わせて折り返す回数を適宜変更してもよい。また、この折り返しを、図8に示すようにエアバッグ24の先端を基端方向にロール状に巻き返してもよい。
・上記実施形態では、第1〜第6工程の計6工程でエアバッグ24を折り返したが、第3折り工程を省略することも可能である。この場合には、例えば、エアバッグ24の形状を適宜変更する又は第2折線(谷折線)32を上方に設定する等して、第2折り工程において折り返す第2折り返し部42の全部がエアバッグ24上になるようにする。すなわち、エアバッグ24の折り返した部分がエアバッグ24の外形線から、はみ出さなければよい。また、エアバッグ24の基端縁に沿う方向の長さが、同方向のリテーナ26の長さと同程度である場合には第2折り工程も省略可能である。
・上記実施形態では、第1〜第6工程の何れも谷折り(車両外側への折り返し)で折り返した。これを例えば何れも山折り(車両内側への折り返し)としてもよい。また谷折りと山折りとを組み合わせることも可能である。
・上記実施形態では、リテーナ26は、その全長に渡ってエアバッグ24に内包されていたが、リテーナ26に収容されるインフレータ25のガス噴出部14がエアバッグ24の内部にあればよく、例えばリテーナ26及びインフレータ25の一部がエアバッグ24の外方へ出ていてもよい。
・上記実施形態では、第1〜第6工程の何れの折りもエアバッグ24がインフレータ25に重ならないように折り返したが、インフレータ25に重なるように折り返してもよい。この場合であれ、膨張ガスが第1折線31に沿ってエアバッグ24の先端側へ誘導されるため、エアバッグ24の先端側への展開速度はインフレータ25に重ならないように折り返した場合と変わりはない。
・上記実施形態では、エアバッグ24の基端下側にリテーナ26を設けたが、基端下側でなくてもよく、例えばエアバッグ24の基端上側にリテーナ26を設けることも可能である。この場合には、第1折り返し部41及び第2折り返し部42はエアバッグ24の下部に設定される。
本実施形態における、エアバッグ装置の設置位置を示した側面図。 本実施形態における、エアバッグが膨張展開した状態の側面図。 本実施形態における、エアバッグ装置の要部側面図。 本実施形態における、エアバッグ装置の要部斜視図。 (a)〜(g)は、本実施形態における、エアバッグの第1〜第6折り工程に基づいて折り畳み工程を示す工程図。 本実施形態における、(a)はエアバッグの各膨張部を示した側面図、(b)〜(d)はエアバッグの展開時の側面図。 本実施形態における、折り畳み時のエアバッグ装置の断面図。 別の実施形態における、エアバッグの折り畳み方法を示す側部断面図 従来技術における、エアバッグ装置の概略図。 (a)〜(d)は、従来技術における、エアバッグの折り畳み工程を示す工程図。
符号の説明
18…フレーム、21…シート、22…サイドエアバッグ装置、24…エアバッグ装置、24d…第1バッグ開口部、24h…貫通孔、25…インフレータ、26…リテーナ、27…第2バッグ開口部、28…カバー、31〜36…第1〜第6折線、41…第1折り返し部、41s…斜辺、42…第2折り返し部、42t…直辺。

Claims (5)

  1. シートバックの側部に設けられた収容部にその基端側から先端側へ向かって膨張展開可能に畳まれた状態で収容されるエアバッグと、
    前記エアバッグの基端側に設けられて、同エアバッグの内部に供給される膨張ガスを発生するインフレータを収容した状態で前記収容部に固定されるリテーナと、を備え、
    車両の衝突時には、前記インフレータにより発生した膨張ガスが前記エアバッグの内部に供給されることにより、前記エアバッグが前記収容部から膨出して車両の側壁と乗員との間の空間に展開され、この展開されたエアバッグにより乗員を保護するサイドエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグの基端縁の一部分には開口部が設けられ、
    前記エアバッグは、前記開口部を含む基端側の一部分を、同エアバッグの基端側から先端側へ向かう方向に対して斜めに折り返された上で、前記エアバッグの先端側から基端側へ向かって折り又は巻き畳まれてなるサイドエアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、斜めに折り返された上で、さらに、その基端部から先端部に向けて延びる折線に沿って折り返された状態で、前記エアバッグの先端側から基端側へ向けて折り又は巻き畳まれてなるサイドエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサイドエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、前記リテーナに重ならないように折り畳まれたサイドエアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、
    前記リテーナを前記エアバッグの基端縁の中央より下側又は上側に配置したサイドエアバッグ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置において、
    折り畳まれたエアバッグの厚みは、その厚み方向のリテーナの寸法と同程度とされてなるサイドエアバッグ装置。
JP2008243208A 2008-09-22 2008-09-22 サイドエアバッグ装置 Active JP5024251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008243208A JP5024251B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 サイドエアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008243208A JP5024251B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 サイドエアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010070178A JP2010070178A (ja) 2010-04-02
JP5024251B2 true JP5024251B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=42202351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008243208A Active JP5024251B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 サイドエアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5024251B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2669122B1 (en) * 2011-01-27 2015-04-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automobile seat containing side-airbag device
JP5848091B2 (ja) 2011-10-26 2016-01-27 芦森工業株式会社 サイドエアバッグ装置
JP6067490B2 (ja) 2013-06-10 2017-01-25 豊田合成株式会社 サイドエアバッグ装置
JP6090055B2 (ja) * 2013-08-12 2017-03-08 豊田合成株式会社 サイドエアバッグ装置
JP6222008B2 (ja) 2013-12-26 2017-11-01 豊田合成株式会社 サイドエアバッグ装置
JP6601999B2 (ja) * 2014-06-03 2019-11-06 Joyson Safety Systems Japan株式会社 エアバッグ装置
JP6973343B2 (ja) * 2018-09-26 2021-11-24 豊田合成株式会社 サイドエアバッグ装置
JP2021054243A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 豊田合成株式会社 ファーサイドエアバッグ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02100690A (ja) * 1988-10-06 1990-04-12 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 4,5−ジヒドロキシフタル酸およびその塩の製造方法
JP3275771B2 (ja) * 1997-04-22 2002-04-22 三菱自動車工業株式会社 側面衝突用エアバッグ
JP2006088851A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグの折り畳み方法及びエアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010070178A (ja) 2010-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4879215B2 (ja) 膝エアバッグ及びその折畳み方法
JP5024251B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP6356788B2 (ja) 車両用サイドエアバッグ装置
JP5149383B2 (ja) エアバッグ装置
JP5196530B2 (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP2014184805A (ja) 自動車用サイドエアバッグ装置
JP2007331401A (ja) 側突用エアバッグ、側突用エアバッグ装置、車両用シート
JP5187818B2 (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP4996447B2 (ja) エアバッグの折り畳み構造
US20120326421A1 (en) Airbag device and airbag folding method
KR20200086353A (ko) 아코디언형 골반 절첩부를 갖는 측면 에어백
KR20130045058A (ko) 자동차용 무릎 에어백
JP2008290471A (ja) カーテンエアバッグ装置
KR102002135B1 (ko) 커튼 에어백 장치
JP2018099928A (ja) エアバッグ装置
JP4744281B2 (ja) 車両用エアバッグ装置
JP5751587B2 (ja) エアバッグ装置
JP5761810B2 (ja) エアバッグの折り畳み方法
JP2017065483A (ja) サイドエアバッグ装置
JP4841399B2 (ja) エアバッグ及びエアバッグの折畳方法
JP5187931B2 (ja) エアバッグ装置
JP5654981B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP7404151B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP4576308B2 (ja) 自動車のエアバッグ装置
JP2018127139A (ja) カーテンエアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5024251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150