JP5058961B2 - 磁歪式トルクセンサの製造方法 - Google Patents
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第3の磁歪式トルクセンサの製造方法(請求項3に対応)は、上記の方法において、好ましくは、前記2つの多重巻きコイルに対応する前記2つのコイル及び前記2つのコイル素子の各々は、同一のコイル特性を有することを特徴とする。
第4の磁歪式トルクセンサの製造方法(請求項4に対応)は、上記の方法において、好ましくは、ゲイン調整工程は、回転軸を電動パワーステアリング装置のギヤボックスに組み付けた後に行うことで特徴づけられる。
ステップS11:ステアリング軸12bの下端にピニオン13を加工する。
ステップS12:ピニオン13を焼き入れる。
ステップS13:ステアリング軸12bに磁歪膜20u,20dをメッキ処理する。メッキ処理は、磁歪材が所定の膜厚(例えば、30μm)で施される。
ステップS14:メッキ処理後に、捩りトルクTq(ステアリング軸12bの上部を反時計方向へ、下部を時計方向へ加える)を作用させてステアリング軸12bの円周表面に応力を付与する。ここで、捩りトルクTqは従来の製造時に作用させる捩りトルクTqよりも大きな捩りトルクTqを作用させる。例えば、従来の捩りトルクTqを70N・mとするのに対して捩りトルクTqとして75N・mを作用させる。
ステップS15:この捩りトルクTqを作用させたまま、磁歪膜20uの周囲をコイルで囲み、このコイルに対して高周波の電流を流し、磁歪膜20uを加熱処理する。
ステップS16:加熱処理後は自然に冷却させる。
ステップS17:冷却後、捩りトルクTqを取り除く。ここで、プリロードトルク(ステアリング軸12bに残っている捩りトルク)は−60N・m程度になっている。
ステップS18:捩りトルクTq除去後、再び加熱処理を行う。この再度加熱処理では、操舵トルク検出部20が使用される状況での使用温度以上の温度、例えば200℃で2時間加熱処理を行う。ここで、プリロードトルクは−55N・m程度になっている。
ステップS19:再加熱処理後、磁歪膜20u,20dに対応する位置に多重巻きコイルを配置し、検出回路を接続する。
なお、ここでは磁歪膜20uについてのみ記載したが、磁歪膜20dについてもS14〜S17の工程により磁気異方性を付与する。ただし、捩りトルクの方向は互いに異なる方向となる。
ステップS20:回転軸をギヤボックスに組み付ける。
ステップS21:検出回路に設けられたゲイン調整部によりゲインを調整する。
電動パワーステアリング装置110は、車両のステアリングハンドル121から車両の操舵車輪(例えば前輪)131,131に至るステアリング系120と、このステアリング系120に補助トルクを加える補助トルク機構140とからなる。
ラックアンドピニオン125は、トルク伝達軸124に設けたピニオン132と、ラック軸126に形成したラック133とからなる。
図13及び図14に示すように、電動パワーステアリング装置110は、トルク伝達軸124、ラックアンドピニオン125、電動モータ143、ボールねじ144及び磁歪式トルクセンサ141を、車幅方向(図13の左右方向)へ延びるハウジング151に収納したものである。
第1ハウジング152は、上部開口をリッド154で塞ぎ、トルク伝達軸124の上端部、長手中央部及び下端部を、上中下3個の軸受155〜157を介して回転可能に支承することで、縦置きにセットしたものであり、ラックガイド158を備える。
図15(a)〜(d)は本発明に係るトルク伝達軸の構成図であり、(a)はトルク伝達軸124の分解構造を示し、(b)はトルク伝達軸124の組立状態の断面構造を示し、(c)は(b)のc−c線断面構造を示し、(d)はトルク伝達軸124の組立状態の外観を示す。
先ず、トルク側軸161において各ピン孔166,166の位置に、これらのピン孔166,166よりも若干小径の下孔を開けておく。なお、この時点において、ピニオン軸162にはピン孔164,164又はこれの下孔を開けていない。
次に、嵌合孔165に嵌合軸部163を圧入して嵌合するとともに、2つのフランジ部161a,162aで軸受156を挟み込む。
次に、各ピン孔164,164,166,166にピン167,167を圧入する。この結果、図15(b),(c)に示すように、ピン167,167によってトルク側軸161とピニオン軸162とを、互いに一体的に連結させて、1個のトルク伝達軸124に組み立てることができる。これで、トルク伝達軸124の組立作業を完了する。
以上の説明から明らかなように、トルク側軸161は中空軸からなり、ピニオン軸162は中空軸に嵌合する中実軸からなる。なお、ピニオン軸162は、軽量化のためには中実軸よりも中空軸にする方が好ましい。
図3に示すように、磁歪式トルクセンサ141は、外部からトルクが作用するトルク伝達軸124の表面に、トルクに応じて磁歪特性が変化するメッキ層からなる磁歪膜171,172を設け、この磁歪膜171,172の周囲に、磁歪膜171,172に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部173を設けたものである。
第1・第2多層ソレノイド巻きコイル176,177は、検出コイルである。以下、第1多層ソレノイド巻きコイル176のことを第1検出コイル176と言い換え、第2多層ソレノイド巻きコイル177のことを第2検出コイル177と言い換えることにする。
次に、図15(b)〜(c)に示すように、中空軸161に中実軸162を圧入して、ピン167,167で互いに連結する(軸連結工程)。この結果、図15(d)に示すトルク伝達軸124を製造することができる。
また、第2の治具202を、中実軸162の他端部に有している治具掛け部163b(又は治具掛け部163b及び連結部168(セレーション68))の両方に掛ける。
中空軸161は中実軸162に対して相対的な回転が規制された構成であるから、中空軸161にも予め設定された正方向のトルクを加えることができる(外力付与工程)。この結果、第1磁歪膜171にも正方向のトルクが付与される。
次に、図16(c)に示すように、第1磁歪膜171を、加熱された温度よりも低温となるように冷却した後に、第1・第2の治具201,202の捩り作業を止めてトルクを除く(外力解放工程)。
加熱工程において、高周波焼入による第1磁歪膜171の加熱時間を3〜5sec程度に設定した場合には、第1磁歪膜171を外気温だけで十分に冷却することができる。第1磁歪膜171の加熱温度が約400℃であるから、それ以下の温度に第1磁歪膜171を冷却すればよい。
次に、前回とは逆に、第2の治具202を図反時計回りR2に捩るとともに、第1の治具201を第2の治具202とは逆の図時計回りR1に捩る。このようにして、中実軸162に予め設定された負方向のトルクを加える。このトルクの大きさは、好ましくは30〜100Nm程度である。なお、これ以上の大きさのトルクであってもよい。
中空軸161は中実軸162に対して相対的な回転が規制された構成であるから、中空軸161にも予め設定された負方向のトルクを加えることができる(外力付与工程)。この結果、第2磁歪膜172にも負方向のトルクが付与される。
次に、図16(e)に示すように、第2磁歪膜172を、加熱された温度よりも低温となるように冷却した後に、第1・第2の治具201,202の捩り作業を止めてトルクを除く(外力解放工程)。
加熱工程において、高周波焼入による第2磁歪膜172の加熱時間を3〜5sec程度に設定した場合には、第2磁歪膜172を外気温だけで十分に冷却することができる。第2磁歪膜172の加熱温度が約400℃であるから、それ以下の温度に第2磁歪膜172を冷却すればよい。
この結果、第1・第2磁歪膜171,172における磁歪の方向を、トルクを加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。
11 ステアリングホイール
12a,12b ステアリング軸
19 モータ
20 操舵トルク検出部
20u 磁歪膜
20d 磁歪膜
20r コイル
20s コイル
20x 検出回路
22 制御装置
24 ギヤボックス
67 ゲイン調整部
70 ゲイン設定装置
Claims (4)
- 回転軸に磁気異方性が付与された磁歪部を設ける工程と、
前記磁歪部周囲に磁歪特性の変化を検出する2つの多重巻きコイルを配置する工程と、
前記2つの多重巻きコイルの各々からの出力電圧を少なくとも2つを有し、前記少なくとも2つの出力電圧の各々に対応してトルクの絶対値の増加に応じて電圧幅が広がる設定範囲を少なくとも2つ有し、
前記少なくとも2つの出力電圧の各々を前記少なくとも2つの設定範囲のうちの対応する設定範囲に前記トルクの絶対値の前記増加に応じて変化しても全て収めるように、前記少なくとも2つの出力電圧のCPU内のゲインを調整するゲイン調整工程と、
を含むことを特徴とする磁歪式トルクセンサの製造方法。 - 前記2つの多重巻きコイルの各々は、コイルの接続部に直列に抵抗として用いるコイル素子を接続して構成され、
前記ゲイン調整工程において、前記2つの多重巻きコイルの各々からの前記出力電圧は、前記2つの多重巻きコイルの前記接続部の各々からの出力電圧であり、前記少なくとも2つの出力電圧の前記CPU内の前記ゲインがゲイン設定装置にて調整されることを特徴とする請求項1記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。 - 前記2つの多重巻きコイルに対応する前記2つのコイル及び前記2つのコイル素子の各々は、同一のコイル特性を有することを特徴とする請求項2記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
- 前記ゲイン調整工程は、前記回転軸を電動パワーステアリング装置のギヤボックスに組み付けた後に行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁歪式トルクセンサの製造方法。
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