[go: up one dir, main page]

JP5054031B2 - 光触媒担持構造体 - Google Patents

光触媒担持構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP5054031B2
JP5054031B2 JP2008552025A JP2008552025A JP5054031B2 JP 5054031 B2 JP5054031 B2 JP 5054031B2 JP 2008552025 A JP2008552025 A JP 2008552025A JP 2008552025 A JP2008552025 A JP 2008552025A JP 5054031 B2 JP5054031 B2 JP 5054031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
intermediate layer
layer
resin
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008552025A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008081589A1 (ja
Inventor
一徳 齋藤
俊太郎 木下
将一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP2008552025A priority Critical patent/JP5054031B2/ja
Publication of JPWO2008081589A1 publication Critical patent/JPWO2008081589A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5054031B2 publication Critical patent/JP5054031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/02Impregnation, coating or precipitation
    • B01J37/024Multiple impregnation or coating
    • B01J37/0244Coatings comprising several layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J35/00Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties
    • B01J35/30Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties characterised by their physical properties
    • B01J35/39Photocatalytic properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/02Impregnation, coating or precipitation
    • B01J37/0215Coating
    • B01J37/0219Coating the coating containing organic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2305/00Use of specific compounds during water treatment
    • C02F2305/10Photocatalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、防汚、防曇、浄水、脱臭、殺菌などに用いられる光触媒を担持した光触媒担持構造体に関し、特に、クラック発生と干渉色が低減された光触媒担持構造体に関する。
従来から、プラスチックフィルム等の有機物を主体とする担体を用いる光触媒担持構造体が知られているが、このものは、光触媒を担体上に担持すると、その触媒作用により該有機物(担体)が分解されたり、劣化したりすることが報告されており、その耐久性に問題があった。
そこで、かかる問題を解決するために、担体上に中間層を設け、該中間層上に光触媒層を形成してなる光触媒構造体が提案されている(例えば、特許文献1、2、3等参照)。
これらは、主に担体と光触媒層との間に特定の接着層を設けることにより、下地の担体を光触媒による劣化から保護する作用と、光触媒層を担体に強固に接着させる作用、及び接着層自身が光触媒作用により劣化を受けにくい光触媒担持構造体としたものである。
しかしながらこの中間層としてアクリルシリコン樹脂などの層を設けることにより光触媒層にクラックが発生することがある。そのため、無機成分を添加しているが、無機成分比率が大きいほど、クラックが入りにくくなるものの、その一方で密着性が低下するという問題がある。また、シリカ系の成分を添加した場合には、光の干渉による縞状の干渉色が強く出るという問題があった。
また、本発明の光触媒担持構造体と類似のものとして、特に干渉色対策を講じている以下のものを挙げることができる。
・特許文献4
この発明は、第1層目として膜厚が50nm以上200nm以下であるSiO薄膜あるいはSiO系複合酸化物薄膜を形成し、該第1層目上に第2層目として、膜厚が90nm以上190nm以下であるTiO薄膜あるいはTiO系複合酸化物薄膜であって、かつ微量のPt、Pd、RhあるいはIrを添加した薄膜を被覆形成した積層膜とする。その際、該第1層目の膜にはシリカ単独もしくは酸化チタンや酸化ジルコニウム等の高屈折率酸化物を添加して該膜の屈折率を調節するようにし、かつその光学膜厚が50nm〜200nmの範囲内となるようにするというものである。
・特許文献5
この発明は、光透過性を有し光触媒反応を呈する複数層の光触媒層の間に、該光触媒層と屈折率が異なる材料で構成された光透過性を有する中間層を挟み込んだ積層膜を、基材表面に具備している。これによれば、各光触媒層による光触媒効果を加重した光触媒効果が得られるので、個々の光触媒層は薄くても強い光触媒効果を生じさせることができる。しかも、個々の光触媒層は薄くすることができるので、表面反射や干渉色を抑制することができる。この中間層は、例えばSiO,WO,Al、ITO等の無機酸化物、その他の酸化物等で構成することが記載されている。
・特許文献6
この発明は、カメラレンズの親水性フィルタとして光触媒を使用するものである。この親水性フィルタは、中間層、光触媒層、及び親水層の順番でレンズ上に順次形成される。中間層は、光触媒層とレンズとの間の屈折率を有する。このように構成することにより、光触媒層の反射率を低減することができ、干渉色の発生を抑えることができる。中間層は、例えば、SnO、ITO、Ta、ZrO、Al、WO等の物質により形成され、所定の組成比を有するITOにより形成されるのが好ましいと記載されている。
・特許文献7
この発明は、担体上に中間層と光触媒層とを順次設けてなる光触媒坦持構造体であって、前記中間層の膜厚が3μm以上で形成されており、かつ前記光触媒層は膜厚が0.01μm〜0.3μmで形成されている光触媒坦持構造体を提供する。
担体表面に、屈折率に大きな差がない中間層と光触媒層とを順次形成することにより、また、中間層膜厚と光触媒層の膜厚比を10倍以上の差を設ける事により、担体と光触媒層との密着性に優れ、担体及び中間層が光触媒により分解され難く、いわゆる干渉色がなく、かつ、表面にひび割れ等の生じない光触媒担持構造体が得られる。
また、中間層にジルコニアを添加するものとして、上記のほかに特許文献8もあるが、これは親水性、表面硬度、耐ベタツキ性、耐ブロッキング性、滑性などを向上させるために添加する。
WO96/14932号公報 WO97/00134号公報 WO98/25711号公報 特開平10−17336号公報 特開2003−287601号公報 特開2006−91249号公報 特開2001−259432号公報 特開2001−47581号公報
中間層として樹脂を用いた場合に生じるクラック(ひび割れ)の発生を防止し、かつ干渉色の発現を抑えることのできる添加成分を見出すことを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、中間層にジルコニア成分を添加することにより、干渉色がなく、かつ、表面にクラックの生じない光触媒担持構造体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、
(1)担体上に中間層と光触媒層を有する光触媒担持構造体において、中間層が樹脂を主成分とし、ジルコニウム化合物を中間層全体の質量に対して1〜35質量%含有し、屋外暴露後3ヶ月経過後の塗膜のヘイズ率が3%以下、屋外暴露後3ヶ月経過後の380nmから800nmの光の波長における塗膜の分光反射率の最大値と最小値の差が5%以下であることを特徴とする光触媒担持構造体、
(2)ジルコニウム化合物が平均粒子径10〜30nmの非晶質酸化ジルコニウムであることを特徴とする上記(1)記載の光触媒担持構造体、
(3)中間層がアクリルシリコン樹脂を含有することを特徴とする上記(1)又は(2)記載の光触媒担持構造体、及び
(4)樹脂及びジルコニウム化合物を含有することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の中間層に使用するための中間層形成用組成物に関する。
本発明の光触媒坦持構造体について、以下に詳細に説明する。
(光触媒坦持構造体)
本発明の光触媒坦持構造体は、担体上に中間層と光触媒層を有する光触媒担持構造体において、中間層が樹脂、好ましくは難分解性樹脂を主成分とし、ジルコニウム化合物を中間層全体の質量に対して1〜35質量%、好ましくは5〜20質量%含有し、ヘイズ率が3%以下、好ましくは1%以下で、屋外暴露後3ヶ月経過後の380nmから800nmの光の波長における分光反射率の最大値と最小値の差が5%以下、好ましくは3%以下であることを特徴とする。
(担体)
本発明の光触媒担持構造体の担体としては、その表面に中間層を介して光触媒を担持可能なものであれば、その材質、形状等に制限はない。
かかる担体の形状としては、光触媒が担持可能であれば特に制限はない。例えばフィルム状、管状、繊維状、網状、板状、曲面板等、どのような形状を有していてもよい。
担体の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等のポリオレフィン樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂、その他ポリフッ化エチレン、珪素樹脂等の合成樹脂のフィルムや板状体、各種ガラス、陶磁器、土器、ほうろう等のセラミックス板、石膏板、石膏スラグ板、珪酸カルシウム板、軽量発泡コンクリ−ト板、中空押出セメント板、パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメント板、硝子繊維強化セメント板、鉄板、アルミニウム板、アルミニウム合金板、亜鉛メッキ鋼板、銅板、銅合金板、ステンレス板等の金属板木材単板、木材合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質板、クラフト紙、コート紙、チタン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙、上質紙、薄葉紙、パラフィン紙、グラシン紙、アート紙、硫酸紙等の紙類、毛、絹、麻等の天然繊維、レーヨン、アセテート等の再生繊維、ナイロン、アクリル、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の合成繊維、アラミド等の耐熱性繊維の単独あるいは混紡繊維からなる織布、不織布、編布等の繊維、硝子繊維、石綿、チタン酸カリウム繊維、シリカ繊維、炭素繊維、アルミナ繊維等の複合強化繊維フェノール樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の樹脂を、硝子繊維、不織布、布帛、紙、その他各種繊維基材に含浸硬化させて複合化したいわゆるFRP板等が挙げられる。
本発明の光触媒担持構造体は、特に透明担体が好ましい。かかる透明性が高い担体としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四フッ化エチレン、フッ化エチレン−プロピレン共重合体、フッ化エチレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのフィルム状に成形加工したときに550nmの波長の光の直線透過率が50%以上である透明性の高い合成樹脂フィルム又はシートを挙げることができる。又、透明な担体を用いる場合には、着色剤等で着色されたものであってもよい。また、上記した各種素材の2種以上、例えば、ガラス板状に透明フィルムを接着剤あるいは熱融着等の公知の手法により積層した複合基材を担体として用いることもできる。さらに本発明の光触媒担持構造体の中間層及び光触媒層は透明性が高いものであるので、表面に絵柄模様が施された担体を用いることもできる。
(中間層)
本発明の光触媒担持構造体は、前記担体表面上に中間層を有する。中間層は、樹脂を主成分としジルコニウム化合物を必須成分とする。ジルコニウム化合物は1〜35質量%、好ましくは、5〜20質量%である。中間層の厚みは全体で3μm以上であるのが好ましい。
中間層を構成する樹脂としては、例えば、酢酸セルロース、酪酸セルロース、セルロイド、セロファン、アセチルセルロース等の天然高分子系プラスチック、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フラン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、グアナミン樹脂、ケトン樹脂等の熱硬化性樹脂、(超低密度、低密度、中密度、高密度)ポリエチレン、アイオノマー、塩素化ポリエチレン、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−α−オレフィン共重合体等の熱可塑性樹脂、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、ポリパラビニルフェノール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、塩素化ポリエチレン−アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、メタクリル樹脂、ノルボネン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリルアミン、ポリビニルエーテル、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルファイド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミノビスマレイミド、超高分子量ポリエチレン、アイソタクチックポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアクコキシビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリビニリデンフロライド、ポリビニルフロライド等の熱可塑性プラスチック、アクリルシリコン樹脂又はエポキシシリコン樹脂等が挙げられる。特に好ましくは、アクリルシリコン樹脂である。また前記中間層は2層以上の積層体からなっていてもよい。
本発明において使用するジルコニウム化合物としては、ジルコニウムの酸化物、水酸化物、硝酸塩、オキシ硝酸塩、炭酸塩、オキシ炭酸塩、蓚酸塩、オキシ蓚酸塩、酢酸塩、炭素数1〜6のアルコキシド、該アルコキシドの加水分解生成物などの1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
好ましくは、酸化ジルコニウム、オキシ硝酸ジルコニウム、オキシ塩酸ジルコニウム、水和酸化ジルコニウム、オキシ水酸化ジルコニウム、水和硝酸ジルコニウム、水和オキシ塩化ジルコニウム、蓚酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、ジルコニウムテトライソプロポキシド、ジルコニウムテトラブトキシド、ジルコニウムジブトキシドアセチルアセトナート、ジルコニウムジブトキシドラクテート、ジルコニウムブトキシドの加水分解生成物、ジルコニウムイソプロポキシドの加水分解生成物を挙げることができる。特に好ましくは、平均粒子径は10〜30nmの非晶質の酸化ジルコニウムである。ここで、平均粒子径とは、一次粒子径の平均値を意味する。
またこの層は、厚み(2層以上の場合には合計の厚み)が1μm以上で形成するのが好ましい。厚みが1μm未満の場合には、担体と光触媒層側の層との層間密着性に乏しくなり、光干渉により、光触媒担持構造体の表面が金色あるいは玉虫色に見える場合がある。
また、中間層中には、所望により各種添加剤、補強材、充填剤、例えば、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、耐電防止剤、難燃剤、耐熱安定剤等を添加することもできる。
紫外線吸収剤や光安定剤は、樹脂により良好な耐光性(耐候性)を付与する目的で添加される。紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリチル酸エステル系紫外線吸収剤等の有機物、微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタニウム等の無機物を挙げることができる。
光安定剤としては、例えば、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等が挙げられる。
また酸化防止剤は、プラスチックの熱酸化劣化を防止するために添加される物質であり、例えば、フェノール系酸化防止剤やイオウ系酸化防止剤、リン系酸化防止剤等が挙げられる。これらの添加量は、通常、後述する中間層全体に対して0.005質量%〜10質量%、好ましくは0.01質量%〜5質量%である。
(光触媒層)
光触媒層の厚みは厚い方が光触媒活性は向上するが、0.01μm〜10μmが好ましい。より好ましくは、0.01μm〜0.3μmが良い。厚みが0.01μm未満では光透過性に優れるものの光触媒が利用する紫外線をも透過してしまうため、十分な光触媒活性が得られない。一方、10μmを越えると光触媒活性向上の効果が飽和する一方、光触媒層の透明性が低下する。0.01μm〜0.3μmにすると、長期耐候性試験後にも膜がひび割れたり、剥離しにくくなる。
光触媒は粉末状、ゾル状、溶液状等、光触媒層の乾燥温度で乾燥した時に、中間層と固着して光触媒活性を示すものであればいずれも使用することができる。
ゾル状の光触媒を使用する場合、粒子径が20nm以下、好ましくは10nm以下のものを使用すると、光触媒層透明性が向上し、直線透過率が高くなるため、透明性が要求されるガラス基板やプラスチック成形体に塗布する場合に特に好ましい。また、下地の担体に色や模様が印刷されている場合には、下地の色や柄を損なうことなく、透明な光触媒層を形成することができる。
かかる光触媒としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化タングステン、酸化クロム、酸化モリブデン、酸化鉄、酸化ニッケル、酸化ルテニウム、酸化コバルト、酸化銅、酸化マンガン、酸化ゲルマニウム、酸化鉛、酸化カドミウム、酸化バナジウム、酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化ロジウム、酸化レニウム等の酸化物が挙げられる。これらの中でも、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化タングステン、酸化鉄、酸化ニオブ、特にアナターゼ型二酸化チタンが、100℃以下の低温で加熱硬化を行った場合でも優れた光触媒活性を示す点から好ましい。
また、これらに光触媒の光触媒還元作用を利用して、Pt,Rh,Ru,RuO,Nb,Cu,Sn,Ni,Fe,Ag等の金属もしくはこれらの金属酸化物を添加したものを用いることもできる。
光触媒層は、後述するように、中間層表面に光触媒層形成用組成物を塗工することにより形成することができるが、光触媒層中の光触媒の含有量は、接着性の点から、光触媒層の全体に対しに対して75質量%以下が好ましい。
前記光触媒層中には、光触媒の他にシリコン化合物を含有するのが好ましい。該シリコン化合物は、光触媒層の耐摩耗性を向上させ、光触媒層形成用組成物の経時変化による粘度増加や粒子沈降が生じるのを抑制する役割を果たす。
かかるシリコン化合物としては、例えば、一般式:SiR(OR4−〔式中、Rはアミノ基、塩素原子又はカルボキシル基で置換されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基を表し、Rはアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基を表し、nは0,1,2又は3のいずれかを表す。〕で表されるアルコキシシラン類又はそれらの加水分解性生物の1種又は2種以上の混合物を用いることができる。
前記Rとしては、メチル基、エチル基、ビニル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル基、γ−クロロプロピル基、γ−メルカプトプロピル基、γ−アミノプロピル基、1−アクロキシプロピル基等が挙げられる。
また、ORで表される基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、β−メトキシエトキシ基、2−エチルヘキシロキシ基等を例示することができる。
前記一般式:SiR(OR4−で表されるシリコン化合物の具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、及びこれらの加水分解物の1種又は2種以上の混合物を好ましく挙げることができる。
前記シリコン化合物の後述する光触媒層形成用組成物中の含有量は0.001〜5質量%であるのが好ましい。0.001質量%未満では、光触媒層形成用組成物の長期保存安定性が低下し、5質量%を越えると、光触媒の触媒活性の低下が著しい。
前記光触媒層は、前記光触媒及びシリコン化合物に加えて、金属酸化物ゲル又は金属水酸化物ゲルを更に含有してなるのが好ましい。金属酸化物ゲル又は金属水酸化物ゲルは、光触媒粉末を固着し、中間層と強固に接着させる効果を有する。また、この金属酸化物ゲル又は金属水酸化物ゲルは、多孔質であることから吸着性を有しており、光触媒活性を高める効果もある。これらの光触媒層中の含有量は、固形分として25〜95質量%が好ましい。25質量%未満では、中間層との密着性に乏しくなり、95質量%を越えると光触媒活性が不十分となる。
また、金属酸化物ゲル又は金属水酸化物ゲルの比表面積は、好ましくは150℃で乾燥後50m/g以上、より好ましくは100m/g以上であると、接着性は強固となり、光触媒活性も向上し、また、沸騰水中に浸漬した後でも優れた接着性を有している。
前記金属酸化物又は金属水酸化物としては、金属成分として、Si、Al、Ti、Zr、Mg、Nb、Ta、W、Sn等を例示することができる。
又、Si、Al、Ti、Zr、Mg、Nbの中から選ばれた2種以上の金属を含有する酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲルを使用することにより、沸騰水に浸漬した後の光触媒層の付着性を高めることが可能である。
また、光触媒層中にシリコン変性樹脂あるいはシランカップリング剤を光触媒層全体に対して30重量%以下加えることによっても、高い触媒活性を維持しつつ、沸騰水中へ15分間浸漬した後でJIS K5400に規定された碁盤目テープ法による付着性試験で評価点数が6点以上の優れた付着性(接着性)を有する光触媒層を得ることができる。
(光触媒担持構造体の製造)
本発明の光触媒担持構造体は、例えば、(1)先ず、担体表面に中間層形成用組成物を塗工形成することにより中間層を形成し、(2)次いで、該中間層表面に光触媒層形成用組成物を塗工・形成することにより光触媒層を形成することにより製造することができる。
(A)中間層の形成
中間層を形成する方法としては、特に制限はないが、例えば、前記中間層を構成するものとして列記した樹脂、中間層形成用組成物の有機溶媒溶液、有機溶媒縣濁液、水分散エマルジョン等を、担体表面に印刷法、シート形成法、スプレー吹きつけ法、ディップコーティング法、メイヤバー工法、スピンコーティング法、フローコーティング法等でコートし、乾燥させる方法を用いることができる。中間層形成時の乾燥温度は、通常室温から200℃程度である。
中間層形成用組成物は、前記中間層を構成するものとして列記した樹脂(又は樹脂のモノマーもしくはオリゴマー)の1種又は2種以上と、所望により、金属酸化物ゾル、金属水酸化物ゾル及びその他の添加物を添加した溶液あるいはエマルジョンの形で調製することができる。この場合、樹脂のモノマーあるいはオリゴマーで用いる場合には、硬化触媒(重合触媒)を添加することもできる。
用いられる溶媒としては、低沸点のものが好ましいが、例えば、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素等、及びこれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。
又、2種類以上の組成からなる中間層形成用組成物の溶液あるいはエマルジョンをそれぞれ調製し、上記の操作を繰り返すことによって、2層以上の積層体からなる中間層を所定の厚みで形成することができる。
(B)光触媒層の形成
光触媒層は、光触媒層形成用組成物を、前記中間層表面にスプレーコーティング法、フローコーティング法、スピンコーティング法、メイヤバー工法、ディップコーティング法、ロールコーティング法等の公知のコーティング方法により、所定の塗工量で塗工し、乾燥させることにより、所定の厚みで形成することができる。
光触媒層形成用組成物は、少なくとも光触媒と、所望により金属酸化物ゾル、金属水酸化物ゾルあるいはシラン化合物を添加したものを、適当な溶媒に溶解ないしは縣濁させて調製することができる。
用いられる溶媒としては、低沸点のものが好ましいが、例えば、水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素等、及びこれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。
又、光触媒層を中間層上に形成する際に、金属酸化物ゾルあるいは金属水酸化物ゾルの前駆体溶液の状態で光触媒を分散し、コート時に加水分解あるいは中和分解してゾル化もしくはゲル化させてもよい。
かかるゾルを使用する場合には、安定化のために、酸やアルカリの解膠剤等が添加されていてもよい。光触媒層形成時の乾燥は、担体材質及び中間層中の樹脂材質によっても異なるが、常温で行っても良いし、また、加熱してもよい。
又、光触媒層を形成する前に、中間層表面に易接着処理を施すことも好ましい。中間層表面に易接着処理を施すことにより、中間層と光触媒層との層間密着性が著しく高められ、中間層表面に光触媒層を形成した場合に、光触媒層表面が見る角度によって金色や玉虫色に見える、いわゆる干渉色が生じるのを効果的に防止することができる。
かかる易接着処理としては、例えば、中間層表面をコロナ放電処理やUV−オゾン処理を施す方法が挙げられる。
本発明の光触媒担持構造体がプラスチックフィルム状の場合には、その防汚、抗菌、脱臭機能を活かして、光触媒を担持していない担体の裏面に、アクリル系あるいはシリコン系粘着剤を塗布したフィルムとすることで、自動車や各種輸送機器、建築物等の窓ガラス、冷凍・冷蔵ショーケースや温室等の内面に貼り付けることができる。
そして、内部空間の微量有機物質の分解と、ガラス表面の汚染防止と破損時の飛散防止に有効な透視性の高いフィルムとすることが可能となる。
本発明の光触媒担持構造体を少なくとも一部に有した物品としては、例えば、壁紙、壁面材、窓ガラス、サッシ、窓枠類等の建築物の内外装材、ブラインド、カーテン、カーペット、ショーケース等の各種インテリア製品、眼鏡、ガラスレンズ、フロントガラス、ドアミラー、鏡等の各種ガラス製品、照明器具、照明灯、ブラックライト、テレビ、冷蔵庫、オーディオ機器、コンピュータ、パソコン、プリンタ、ファクシミリ等の電気機器、テント、傘、テーブルクロス等の日用品、箪笥、本棚、机、テーブル等の家具類、自動車、電車、飛行機、船舶等の車両の内外装材、農業用フィルム、防草シート、育苗シート等の農園芸用シート類や食品包装材料等が挙げられる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(I)光触媒担持構造体の製造
(1)担体
担体は以下のものを用いた。
黒色ウレタン塗装板(T−1)
ソーダライムガラス板(T−2)
(2)中間層塗布液
シリコン含有量10重量%のアクリルシリコン樹脂のキシレン溶液(J)に、以下に示すジルコニウム化合物(A及びB)又はコロイダルシリカ(C)を含有させたものを用いた。
ジルコニアゾル(A)(第一稀元素化学工業(株)製、ZSL−10T 平均粒子径15nm)
ジルコニアゾル(B)(第一稀元素化学工業(株)製、ZSL−10A 平均粒子径70nm)
コロイダルシリカ(C)(日産化学(株)製、スノーテックスXS 平均粒子径6nm)
中間層は担体(T−1及びT−2)上に中間層塗布液をディッピング法で塗布し、常温で乾燥することにより膜厚1〜2μmで形成した。
(3)光触媒層塗布液
光触媒は次のものを使用した。
硝酸酸性酸化チタンゾル(D)(結晶粒子径8nm)
シリカゾルは次のものを使用した。
コロイダルシリカ(C)(日産化学(株)製 スノーテックスXS)
アルミニウム化合物は次のものを使用した。
10%ベーマイトアルミナコロイド水溶液(E)(川研ファインケミカル(株)アルミゾル10)
ジルコニウム化合物は次のものを使用した。
オキシ硝酸ジルコニウム6水和物(和光純薬(株)製、試薬特級)を水に溶解して10%水溶液とした後、12時間加熱して半量の水を常圧で留去して得られた液をオキシ硝酸ジルコニウム液(F)として使用した。
上記光触媒、シリカゾル、アルミニウム化合物及びジルコニウム化合物をpH1.5〜9の適当な範囲に調整して混合し、所定量の界面活性剤を加えて光触媒複合体溶液(光触媒層形成組成物)を得た。
得られた光触媒複合体溶液をディッピング法で、上記担体(T−1及びT−2)に形成した中間層上に塗工形成した。光触媒層は、常温で乾燥して膜厚0.05〜1μmで形成した。
Figure 0005054031
表中、担体が「T−1/T−2」とは、担体としてT−1及びT−2をそれぞれ試験したことを意味する。
(II)光触媒担持構造体の性能試験
上記で得られた光触媒担持構造体を用いて以下の性能試験を行った。
(1)光触媒活性の評価試験
上記で得られた光触媒担持構造体(担体:T−2)を用いて、大きさ70mm×70mmの試験体を切り出し、容量4Lのパイレックス(登録商標)製ガラス容器中に設置した。この容器中に空気とアルデヒドの混合ガスをアルデヒド濃度100ppmに調整し、次いで該試料に紫外線強度2mW/cmのブラックライト(FL15BLB、東芝ライテック製)の光を3時間照射後、容器内部のアルデヒドガス濃度をガスクロマトグラフィーにより測定し、その減少量により光触媒活性を評価した。
その結果、実施例1〜4及び比較例1〜3の光触媒担持構造体は3時間で検出限界以下まで分解したことから、いずれの光触媒担持構造体も優れた光触媒活性を示すことが分かった。
(2)ヘイズ率の測定(担体T−2)
ヘイズ率の測定を濁度計(日本電色工業製 NDH300A)で測定した。空気をリファレンスとして測定した。ヘイズ率(%)は「(全光線透過率−平行光線透過率)×100/全光線透過率」の数式より算出した。測定結果を下記の表2に示す。
(3)テープ剥離試験
各試料表面に、切り傷によって2mmの間隔で25個のマス目を形成し、JISK5400に規定する基板目テープ法試験により付着性の評価を行った。剥離しなかったものを○、少しでも剥離したものを×として評価した。結果を下記の表2に示す。
(4)指摩擦試験
試料表面を指で摩擦し、剥離しなかったものを○、少しでも剥離したものを×として評価した。結果を下記の表2に示す。
(5)促進耐候性試験
試料表面に、キセノンランプで紫外線強度180W/mの光を、温度40℃、相対湿度90%の恒温恒湿槽内で1000時間照射後、ヘイズ率、テープ剥離試験及び指摩擦試験をして耐候性の評価とした。結果を下記の表2に示す。
Figure 0005054031
表中、「T−1/T−2」とは、担体としてT−1、T−2をそれぞれ試験したことを示す。また、テープ剥離及び指摩擦の結果は、T−1及びT−2の両方の結果を示す。
表2より、実施例1〜4及び比較例3の光触媒担持構造体は担体T−1、T−2に対して優れた透明性、密着性を有し、耐候性試験1000時間後においても維持されている。それに比して比較例1、2は、初期のヘイズ率が1%以上であり透明性が劣る結果になっている。
(6)干渉色の評価方法
(5)と同様に促進耐候性試験を行って以下の方法により測定した。
1)分光色彩計(日本電色工業製、SD−5000)で分光反射率曲線(380nm〜780nm)を求めた。反射率曲線における反射率の最大値と最小値の差を求め、差が3%以上の場合を強い干渉色の基準とした。結果を下記の表3に示す。
2)光触媒担持構造体の外観を目視により下記の基準で判断した。
○:担体T−1の質感を損なわない透明感がある。干渉色が目立たない。△:担体T−1の質感をほとんど損なわないが透明感が低下している。干渉色はあるが均一でムラがなく、あまり目立たない。×:透明感が低下して担体T−1の質感が損なわれている。干渉色が非常に強く、ギラギラしている。結果を下記の表3に示す。
Figure 0005054031
表3より、実施例1〜4の光触媒担持構造体は分光色彩計による評価で干渉色が弱い範囲内であり、目視評価でも干渉色が目立っていない。耐候性試験1000時間後においても外観が維持されている。比較例1は分光色彩計による評価で干渉色が弱い範囲であるが、耐候性試験1000時間後には目視評価で表面の凹凸による散乱光が増えて透明性の低下した状態が観察されている。比較例2は耐候性試験後に分光色彩計による評価で干渉色が強く、目視評価でも透明感はあるものの干渉色が目立っている。比較例3は分光色彩計による評価及び目視評価で極めて強い干渉色が確認されている。
本発明の光触媒担持構造体は光触媒活性が高く透明性に優れている。また、長時間の光照射、高温多湿、屋外環境下でも高い透明性が維持されるだけではなく干渉色によって外観が損なわれることがない。
本発明の光触媒担持構造体は、担体と光触媒層との間に中間層を設けた光触媒担持構造体であり、中間層にジルコニウム化合物を添加することにより、透明性に優れ、干渉色がなく、かつ、表面にクラック等の生じない光触媒担持構造体を提供することができる。

Claims (3)

  1. 担体上に中間層と光触媒層を有する光触媒担持構造体において、中間層が樹脂を主成分とし、平均粒子径10〜30nmの非晶質酸化ジルコニウムを中間層全体の質量に対して1〜35質量%含有し、キセノンランプで紫外線強度180W/m の光を、温度40℃、相対湿度90%の恒温恒湿槽内で1000時間照射後の塗膜のヘイズ率が3%以下、キセノンランプで紫外線強度180W/m の光を、温度40℃、相対湿度90%の恒温恒湿槽内で1000時間照射後の380nmから800nmの光の波長における塗膜の分光反射率の最大値と最小値の差が5%以下であることを特徴とする光触媒担持構造体。
  2. 中間層がアクリルシリコン樹脂を含有することを特徴とする請求項記載の光触媒担持構造体。
  3. 樹脂及び平均粒子径10〜30nmの非晶質酸化ジルコニウムを含有することを特徴とする請求項1又は2記載の中間層に使用するための中間層形成用組成物。
JP2008552025A 2006-12-28 2007-12-27 光触媒担持構造体 Active JP5054031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008552025A JP5054031B2 (ja) 2006-12-28 2007-12-27 光触媒担持構造体

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006354874 2006-12-28
JP2006354874 2006-12-28
JP2008552025A JP5054031B2 (ja) 2006-12-28 2007-12-27 光触媒担持構造体
PCT/JP2007/001476 WO2008081589A1 (ja) 2006-12-28 2007-12-27 光触媒担持構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008081589A1 JPWO2008081589A1 (ja) 2010-04-30
JP5054031B2 true JP5054031B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=39588278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008552025A Active JP5054031B2 (ja) 2006-12-28 2007-12-27 光触媒担持構造体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5054031B2 (ja)
WO (1) WO2008081589A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5453281B2 (ja) * 2008-09-16 2014-03-26 株式会社東芝 親水性フィルムとそれを用いた部材および構造物
JP5429042B2 (ja) * 2010-03-09 2014-02-26 信越化学工業株式会社 親水性被膜形成用塗工液およびそれを用いた親水性被膜
WO2012014877A1 (ja) * 2010-07-29 2012-02-02 Toto株式会社 光触媒塗装体および光触媒コーティング液
CN113058648B (zh) * 2021-03-19 2022-07-05 江南大学 用于降解药物与致病菌的有机复合光催化剂及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137711A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Yamaha Livingtec Corp 光触媒層の形成方法
JP2001286766A (ja) * 2000-04-11 2001-10-16 Nippon Soda Co Ltd 光触媒担持構造体、その製造法および中間層形成用組成物
JP2005212446A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 光触媒機能を有する金属樹脂複合板の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3759651B2 (ja) * 1996-05-28 2006-03-29 日本パーカライジング株式会社 光触媒表面を有する樹脂または樹脂被覆材料およびその製造方法
JP4026042B2 (ja) * 1999-04-28 2007-12-26 東芝ライテック株式会社 光触媒体、ランプおよび照明器具
JP4509286B2 (ja) * 2000-03-17 2010-07-21 日本曹達株式会社 光触媒担持構造体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137711A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Yamaha Livingtec Corp 光触媒層の形成方法
JP2001286766A (ja) * 2000-04-11 2001-10-16 Nippon Soda Co Ltd 光触媒担持構造体、その製造法および中間層形成用組成物
JP2005212446A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 光触媒機能を有する金属樹脂複合板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2008081589A1 (ja) 2010-04-30
WO2008081589A1 (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6228480B1 (en) Photocatalyst-carrying structure and photocatalyst coating material
EP0866101B1 (en) Photocatalytic coating composition and photocatalyst-bearing structure
JP5766778B2 (ja) 冷蔵庫
JP4526153B2 (ja) 光触媒担持構造体、その製造法および中間層形成用組成物
JP2003025478A (ja) ハードコートフィルム
JP5054031B2 (ja) 光触媒担持構造体
JP4319275B2 (ja) 光触媒担持フィルムをラミネート加工してなる金属板
JP2005036550A (ja) 凹凸模様を施した光触媒付き壁紙
JPWO2015133316A1 (ja) 光触媒塗工液及びそれを用いた光触媒フィルム
EP1029659B1 (en) Metallic plate or resin structure having photocatalyst-supporting film laminated thereto
JP4868636B2 (ja) 光触媒を担持してなる構造体
JP2002346393A (ja) 光触媒体およびその製造方法
JP4295037B2 (ja) 壁紙用光触媒付きフィルム乃至シート
JP4879839B2 (ja) 光触媒層形成用組成物
JP4693965B2 (ja) 光触媒担持構造体及び光触媒層形成用組成物
KR100280910B1 (ko) 광촉매 담지 구조체 및 광촉매 코팅제
JP2006028470A (ja) 汚染防止塗料、汚染防止シートおよびその製造方法
JP4509286B2 (ja) 光触媒担持構造体
JPH11138686A (ja) 光触媒担持フィルムをラミネート加工してなる樹脂構造体
JP2005194309A (ja) 接着層形成用組成物および光触媒担持構造体
JP2016150329A (ja) 光触媒層を有する有機系基材
WO2012009552A1 (en) Photocatalytic properties and applications of polylactic acid films
JP2001205102A (ja) 光触媒坦持構造体
JP5014564B2 (ja) 光触媒層形成用組成物、その保存方法、光触媒層の形成方法および光触媒担持構造体の製造方法
JP3038599B2 (ja) 光触媒担持構造体および光触媒コーティング剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5054031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250