以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の記録制御装置は、
自分自身を特定する情報である第1の特定情報(例えば、ディスクID)、第1のデータ(例えば、素材データ)、その第1のデータの編集結果に関する情報であるデータ編集情報(例えば、素材用エディットリスト)を記録する第1の記録媒体(例えば、図2の光ディスク21A)に対する記録を制御する記録制御装置(例えば、図2のボイスオーバ(以下、VOという)付加装置30)において、
所定の記録媒体を特定する情報である第2の特定情報、その所定の記録媒体に記録されている第2のデータのデータ量を小さくしたデータである第1の小データ(例えば、プロキシデータ)、前記第1の小データの編集結果に付加する音声データである第1の付加データ(例えば、VOデータ)、および、前記第1の付加データが付加された前記第1の小データの編集結果に関する情報である第1の小データ編集情報(例えば、プロキシ用エディットリスト)を記録する着脱可能な第2の記録媒体(例えば、図2のメモリカード25)が装着されたとき、前記第2の記録媒体から前記第2の特定情報を読み出す読出手段(例えば、図11のステップS41の処理を行う図3の一致判定部100)と、
前記読出手段により読み出された前記第2の特定情報と、前記第1の特定情報とが一致する場合、前記第2の記録媒体に記録されている第1の小データ編集情報に基づいて、前記第1の記録媒体に記録されているデータ編集情報を更新し、前記第1の付加データを前記第1の記録媒体に記録させる更新手段(例えば、図3のVO複写部101とエディットリスト記録部102)と
を備える。
本発明の一側面の記録制御装置は、着脱可能な第3の記録媒体(例えば、メモリカード25)が装着されたとき、その第3の記録媒体に、前記第1の特定情報、前記第1のデータのデータ量を小さくしたデータである第2の小データ、および、前記データ編集情報に基づいて作成された前記第2の小データの編集結果に関する情報である第2の小データ編集情報を記録させる記録制御手段(例えば、図3の作成部82)
をさらに備える。
本発明の一側面の記録制御方法は、
自分自身を特定する情報である第1の特定情報(例えば、ディスクID)、第1のデータ(例えば、素材データ)、その第1のデータの編集結果に関する情報であるデータ編集情報(例えば、素材用エディットリスト)を記録する第1の記録媒体(例えば、図2の光ディスク21A)に対する記録を制御する記録制御装置(例えば、図2のVO付加装置30)の記録制御方法において、
所定の記録媒体を特定する情報である第2の特定情報、その所定の記録媒体に記録されている第2のデータのデータ量を小さくしたデータである小データ(例えば、プロキシデータ)、前記小データの編集結果に付加する音声データである付加データ、および、前記付加データが付加された前記小データの編集結果に関する情報である小データ編集情報(例えば、プロキシ用エディットリスト)を記録する着脱可能な第2の記録媒体(例えば、図2のメモリカード25)が装着されたとき、前記第2の記録媒体から前記第2の特定情報を読み出し(例えば、図11のステップS41)、
その読み出された前記第2の特定情報と、前記第1の特定情報とが一致する場合、前記第2の記録媒体に記録されている小データ編集情報に基づいて、前記第1の記録媒体に記録されているデータ編集情報を更新し(例えば、図12のステップS63)、前記付加データを前記第1の記録媒体に記録させる
ステップを含む。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した簡易編集システム1の構成例を表している。
図1の簡易編集システム1は、例えば、収録されたテレビジョン番組の簡易編集に用いられる簡易編集システムである。テレビジョン番組の簡易編集の工程は、基本的に、ディスク集約、ビデオ編集、VO付加、および、白パケ伝送または白パケ記録に分類される。
ディスク集約は、複数の光ディスクに収録されたテレビジョン番組を構成する各場面の映像データや音声データ等の素材データを、1つの光ディスクに集約する工程である。ビデオ編集は、素材データの必要な範囲を選択し、意図する順番に並べることによりノンリニア編集を行う工程である。
VO付加とは、ビデオ編集の編集結果を構成する素材データと同時に、ナレーション等の音声データであるVOデータが再生されるように、VOデータを記録することにより、編集結果にVOを付加する工程である。白パケ伝送は、VO付加後の編集結果を、白パケとして、放送局等に伝送する工程である。なお、白パケとは、まだ文字や図形のスーパーインポーズによる仕上げがなされていない未完成のデータを指す。白パケ記録は、白パケを光ディスク等に記録する工程である。
図1の簡易編集システム1は、このような各工程における作業を支援する簡易編集支援システムである。簡易編集システム1は、カムコーダ21と22、ビデオ編集装置23、VO付加装置24と26、および白パケ記録装置27により構成される。
カムコーダ21と22は、テレビジョン番組であるニュース番組の収録や、スポーツ等の試合の模様、映画などの撮影(音声の取得も含む)に使用される装置である。カムコーダ21と22は、被写体を撮影して得られた素材データ等を、ファイル単位で光ディスク21Aまたは22Aに記録する。
また、カムコーダ21と22は、ユーザの入力に基づいて、収録に関する情報等のように、例えば、後段のビデオ編集時に有用となる情報等を生成し、カムコーダ21と22において得られた素材データにメタデータとして関連付ける。
素材データや、それに関連付けられるメタデータが記録された光ディスク21Aまたは22Aは、ビデオ編集装置23の内部のドライブ(図示せず)または外部のドライブ23Aに装着される。
ビデオ編集装置23は、その内部のドライブまたは外部のドライブ23Aに装着された光ディスク21Aまたは22Aに収録されたテレビジョン番組を構成する各場面の素材データの、1つの光ディスク21Aへの集約と、その光ディスク21Aに集約された素材データの編集とに使用される装置である。
ビデオ編集装置23は、光ディスク22Aに収録された素材データを、必要に応じて光ディスク21Aに複写する。また、ビデオ編集装置23は、ユーザの入力に応じて、光ディスク21Aに記録されている素材データの編集を行い、その素材データの編集結果に関する情報である素材用エディットリストを作成して、光ディスク21Aに記録する。
VO付加装置24と26は、ビデオ編集装置23により得られる編集結果へのVO付加に使用される装置である。VO付加装置24と26には、マイクロフォン24Aまたは26Aが接続されている。
VO付加装置24と26は、自分自身に装着された光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストにしたがって、光ディスク21Aに記録されている編集結果を構成する素材データを再生し、再生中にマイクロフォン24Aまたは26Aから入力される音声をVOとして編集結果に付加する。即ち、VO付加装置24と26は、編集結果を構成する素材データと同時に、その編集結果の再生中に入力された音声のデータであるVOデータが再生されるように、VOデータを光ディスク21Aに記録する。
また、VO付加装置24と26は、光ディスク21Aに記録されている、素材データのデータ量を小さくしたプロキシデータと光ディスク21Aを特定する情報、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストに基づいて作成されたプロキシ用エディットリストなどを、メモリカード25に記録させることにより、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして作成する。なお、プロキシ用エディットリストは、プロキシデータの編集結果に関する情報である。VO付加装置24と26は、素材用エディットリストに基づいて、素材用エディットリストに対応する素材データの編集結果を構成する素材データをプロキシデータに変更したものを、プロキシデータの編集結果とするプロキシ用エディットリストを作成する。
さらに、VO付加装置24と26は、自分自身に装着されたメモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストにしたがってプロキシデータを再生し、再生中にマイクロフォン24Aまたは26Aから入力される音声をVOとしてプロキシデータに付加する。即ち、VO付加装置24と26は、プロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータと同時に、そのプロキシデータの再生中に入力された音声のデータであるVOデータが再生されるように、VOデータを光ディスク21Aに記録する。これにより、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストは更新される。
また、VO付加装置24と26は、自分自身に装着されたメモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストに基づいて、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストを更新する。
白パケ記録装置27は、VO付加後の編集結果の白パケとしての伝送または記録に使用される装置である。白パケ記録装置27には、内部のドライブ(図示せず)に、VO付加装置24または26によりVOデータが記録された後の光ディスク21Aが装着され、その光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストにしたがって、光ディスク21Aに記録されている素材データとVOデータを白パケとして同時に再生し、その白パケをベースバンドとして、FPU(Field Pickup Unit)やSNG(Satellite News Gathering)を用いて放送局28に伝送する。
また、白パケ記録装置27は、VOデータが記録された後の光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストにしたがって、光ディスク21Aに記録されている編集結果を構成する素材データを接続し、その素材データに含まれる所定のチャンネルの音声データに、所定のチャンネルのVOデータを上書きして、その結果得られる素材データを、白パケを一本化したファイルとして、放送局28にFTP(File Transfer Protocol)やFAM(File Access Mode)に準拠して送信する。
このFAMは、i.LINK(商標)におけるデータの取り扱い形式のうち、ファイル形式のデータを送受信する形式である。放送局28は、例えば、白パケを一本化したファイルを、図示せぬ光ディスク等に記録することにより、白パケが一本化されたファイルを記録する光ディスク等を作成する。
なお、VOデータが記録された光ディスク21Aは、放送局28に郵送されるようにしてもよい。
また、この光ディスク21Aには、そこに記録されている素材用エディットリストにしたがって、そこに記録されている編集結果を構成する素材データを接続し、その素材データに含まれる所定のチャンネルの音声データに、所定のチャンネルのVOデータを上書きして得られる素材データが、白パケを一本化したファイルとして、光ディスク21Aの記録領域のうち、まだ何も記録されていない未記録領域に記録されるようにしてもよい。
放送局28は、以上のようにして白パケ記録装置27から送信された白パケを用いて、文字や図形のスーパーインポーズによる仕上げなどを行い、テレビジョン番組として完成されたAV(Audio Video)データであるカンパケを作成する。
なお、白パケ記録装置27に接続されたドライブ27Aに光ディスク29が装着される場合、白パケ記録装置27は、白パケを一本化したファイルを、光ディスク29の未記録領域に記録するようにしてもよい。
また、図1では、カムコーダ21と22、ビデオ編集装置23、VO付加装置24または26、白パケ記録装置27が、それぞれ別々の装置であるものとしたが、それらの一部または全部が一体化されていてもよい。
さらに、図1では、光ディスク21Aと22Aがビデオ編集装置23の内部のドライブまたは外部のドライブ23Aに装着され、その光ディスク21Aと22Aに対する読み出しまたは記録が行われるものとしたが、ビデオ編集装置23が、光ディスク21Aが装着されたカムコーダ21と、光ディスク22Aが装着されたカムコーダ22とネットワークを介して接続し、そのネットワークを介して、光ディスク21Aと22Aに対する読み出しまたは記録を行うようにしてもよい。
また、以下では、カムコーダ21と22を区別する必要がない場合、それらをまとめてカムコーダ20という。さらに、以下では、VO付加装置24と26を区別する必要がない場合、それらをまとめてVO付加装置30といい、マイクロフォン24Aと26Aを区別する必要がない場合、それらをまとめてマイクロフォン30Aという。
図2は、図1のVO付加装置30のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
図2のVO付加装置30では、映像入力I/F(Interface)50、音声入力I/F51、マイコン52、一時記憶メモリI/F53、光ディスクドライブI/F54、操作部I/F55、ベースバンド出力I/F56、音声出力I/F57、シリアルデータI/F58、映像表示I/F59、メモリカードI/F60、ネットワークI/F61、ハードディスクドライブI/F62、およびドライブI/F63が、データバスを介して、システムバス64に接続されている。
映像入力I/F50には、外部に設けられたカメラ41が接続されており、カメラ41により撮影された結果得られる映像信号が、カメラ41から入力される。映像入力I/F50は、その映像信号に含まれる、SDI(Serial Digital Interface)規格に準拠した信号、コンポジット信号、コンポーネント信号などの同期信号を、映像データとして、システムバス64を介して、映像表示I/F59などに供給する。
音声入力I/F51には、外部に設けられたマイクロフォン30Aが接続されており、マイクロフォン30Aにより取得されたVOのアナログ信号である音声信号が入力される。音声入力I/F51は、その音声信号に対してA/D(Analog/Digital)変換を行い、その結果得られるデジタル信号をVOデータとして、システムバス64を介して一時記憶メモリI/F53に供給する。
マイコン52は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)により構成される。マイコン52のCPUは、ROMまたはハードディスク68に記録されているプログラムにしたがって、操作部I/F55からの操作信号などに応じて、VO付加装置30の各部を制御する。RAMには、CPUが実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。
一時記憶メモリI/F53には、バッファなどの一時記憶メモリ65が接続されており、一時記憶メモリI/F53は、音声入力I/F51からのVOデータ、光ディスクドライブI/F54から供給される素材データなどを、一時記憶メモリ65に記憶させる。また、一時記憶メモリI/F53は、一時記憶メモリ65に記憶されているVOデータを読み出し、システムバス64を介して、光ディスクドライブI/F54に供給する。その結果、光ディスク21AにVOデータが記録される。
さらに、一時記憶メモリI/F53は、一時記憶メモリ65に記憶されている素材データのうち、音声データをシステムバス64を介して音声出力I/F57に供給し、映像データをシステムバス64を介して映像表示I/F59に供給する。その結果、光ディスク21Aに記録されている素材データが、一時記憶メモリ65にバッファリングされながら、再生される。
光ディスクドライブI/F54には、光ディスク21Aが装着された光ディスクドライブ66が接続されている。光ディスクドライブI/F54は、光ディスクドライブ66を制御し、光ディスクドライブ66に設けられているピックアップ(図示せず)を、光ディスク21A上の所定の位置にシークして素材データを読み出し、システムバス64を介して一時記憶メモリI/F53またはベースバンド出力I/F56に供給する。また、光ディスクドライブI/F54は、光ディスクドライブ66を制御し、一時記憶メモリI/F53からのVOデータを光ディスク21Aに記録させる。
操作部I/F55には、外部に設けられたキーボード、マウス、リモートコントローラから送信されてくる指令を受信する受信部などの操作部42が接続される。操作部I/F55は、ユーザによる操作部42の操作に応じて操作信号を生成し、その操作信号を、システムバス64を介してマイコン52に供給する。
ベースバンド出力I/F56は、光ディスクドライブI/F54からの素材データをベースバンドとして、FPU装置やSNG装置に出力する。
音声出力I/F57には、外部に設けられたスピーカ43が接続され、音声出力I/F57は、一時記憶メモリI/F53から供給される音声データに対して、D/A(Digital/Audio)変換を行い、その結果得られるアナログ信号を増幅して、スピーカ43に供給する。スピーカ43は、音声出力I/F57からのアナログ信号に基づいて、音声を外部に出力する。なお、音声出力I/F57は、音声データをそのままスピーカ43に供給し、スピーカ43が、D/A変換等を行い、その結果得られるアナログ信号に基づいて音声を外部に出力するようにしてもよい。
シリアルデータI/F58は、必要に応じて、図示せぬ外部のコンピュータ等のデジタル機器との間で、データをやり取りする。映像表示I/F59には、外部に設けられた映像モニタ44が接続され、映像表示I/F59は、一時記憶メモリI/F53からの映像データに対してD/A変換を行い、その結果得られるコンポジット信号、コンポーネント信号などのアナログ信号を増幅して、映像モニタ44に供給する。映像モニタ44は、映像表示I/F59からのアナログ信号に基づいて映像を表示する。なお、映像モニタ44には、映像とともに、その映像に対応するタイムコードが表示されるようにしてもよい。
また、映像表示I/F59は、映像データをそのまま映像モニタ44に供給し、映像モニタ44が、D/A変換等を行い、その結果得られるアナログ信号に基づいて映像を外部に出力するようにしてもよい。
メモリカードI/F60は、必要に応じてVO付加装置30に装着されるメモリカード25に対して、映像データ、音声データ、各種の設定データなどの読み書きを行う。ネットワークI/F61は、必要に応じて、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して接続される他の装置との間で、データのやり取りを行う。
例えば、ネットワークI/F61は、他の装置からネットワークを介してプログラムを取得し、システムバス64、ハードディスクドライブI/F62、およびハードディスクドライブ67を介して、ハードディスク68に記録させる。
ハードディスクドライブI/F62は、ハードディスク68に対するデータの読み書きを行う。例えば、ハードディスクドライブI/F62は、ネットワークI/F61とシステムバス64を介して供給されるプログラムをハードディスク68に記録させる。
ハードディスクドライブI/F62には、ハードディスク68が装着されたハードディスクドライブ67が接続されている。ハードディスクドライブI/F62は、ハードディスクドライブ67を制御し、ハードディスク68に対するデータの読み書きを行う。例えば、ハードディスクドライブI/F62は、ハードディスクドライブ67を制御し、ネットワークI/F61とシステムバス64を介して供給されるプログラムをハードディスク68に記録させる。
ドライブI/F63には、ドライブ69が接続されている。ドライブI/F63は、ドライブ69を制御し、ドライブ69に磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア45が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じてハードディスクドライブI/F62などを介してハードディスク68に転送され、記録される。
システムバス64は、そこにデータバスを介して接続されている各部の間でのデータのやり取りを仲介する。
次に、図2のVO付加装置30において、マイコン52は、所定のプログラムを実行することにより、VO付加装置30に装着されたメモリカード25に対する処理を行うメモリカード処理部として機能する。
図3は、そのようなメモリカード処理部80の機能的な構成例を示している。
図3のメモリカード処理部80は、後述する作成部82とVO処理部83のどちらに処理を行わせるかを判定する処理判定部81、VOデータ記録用のメモリカードを作成する作成部82、および、VOデータに関する処理であるVO処理を行うVO処理部83により構成される。
処理判定部81は、操作部I/F55からの操作信号などに応じて、作成部82とVO処理部83のどちらに処理を行わせるかを判定し、処理を行わせると判定した作成部82またはVO処理部83に処理の開始を指令する。
作成部82は、ディスクメタ複写部91、エディットリスト記録部92、プロキシ複写部93、および表示制御部94により構成され、処理判定部81からの指令に応じて処理を開始する。
ディスクメタ複写部91は、光ディスク21Aに記録されているディスクメタデータをメモリカード25に複写する。具体的には、ディスクメタ複写部91は、光ディスクドライブI/F54を制御し、光ディスクドライブ66に装着されている光ディスク21Aからディスクメタデータを読み出す。そして、ディスクメタ複写部91は、メモリカードI/F60を制御し、読み出したディスクメタデータをメモリカード25に記録させる。なお、ディスクメタデータは、光ディスク21Aを特定する情報であるディスクID、光ディスク21Aの代表画のパス、光ディスク21Aのタイトルまたはコメントなどを記述するデータである。
エディットリスト記録部92は、操作部I/F55から供給される、ユーザによる素材用エディットリストを指定するための操作に対応する操作信号に応じて、光ディスクドライブI/F54を制御し、ユーザにより指定された素材用エディットリストを光ディスク21Aから読み出し、一時記憶メモリI/F53を制御して、一時記憶メモリ65に一時記憶させる。そして、エディットリスト記録部92は、一時記憶メモリI/F53を制御して、一時記憶メモリ65から素材用エディットリストを読み出し、プロキシ複写部93に供給するとともに、その読み出した素材用エディットリストに基づいてプロキシ用エディットリストを作成する。その後、エディットリスト記録部92は、メモリカードI/F60を制御して、そのプロキシ用エディットリストをメモリカード25に記録させる。
プロキシ複写部93は、エディットリスト記録部92から供給される素材用エディットリストに基づいて、光ディスクドライブI/F54を制御し、その素材用エディットリストに対応する編集結果を構成する素材データのプロキシデータを光ディスク21Aから読み出す。
また、プロキシ複写部93は、光ディスクドライブI/F54を制御し、素材用エディットリストに基づいて、その素材用エディットリストに対応する編集結果に付加されたVOのVOデータを光ディスク21Aから読み出す。プロキシ複写部93は、メモリカードI/F60を制御し、読み出したプロキシデータとVOデータをメモリカード25に記録させる。
表示制御部94は、VOデータ記録用のメモリカードの作成に関する各種の画面を表示させるための映像データを作成して、映像表示I/F59に供給することにより、その画面を映像モニタ44に表示させる。
例えば、表示制御部94は、メモリカード25に記録させるプロキシ用エディットリストに対応する素材用エディットリストを指定するための画面である指定画面を表示させるための映像データを作成して、映像表示I/F59に供給することにより、指定画面を映像モニタ44に表示させる。ここで、ユーザは、映像モニタ44に表示された指定画面を見ながら、操作部42を操作することにより、メモリカード25に記録させるプロキシ用エディットリストに対応する素材用エディットリストを指定する。この操作に対応する操作信号は、ユーザによる素材用エディットリストを指定するための操作に対応する操作信号として、エディットリスト記録部92に供給される。
VO処理部83は、一致判定部100、VO複写部101、エディットリスト記録部102、VO付加部103、および表示制御部104により構成され、処理判定部81からの指令に応じて処理を開始する。
一致判定部100は、光ディスクドライブI/F54を制御して、光ディスク21Aからディスクメタデータを読み出すとともに、メモリカードI/F60を制御して、メモリカード25からディスクメタデータを読み出す。そして、一致判定部100は、光ディスク21Aとメモリカード25の両方から読み出されたディスクメタデータが一致しているかどうかを判定し、その判定結果をVO複写部101とエディットリスト記録部102に供給する。
VO複写部101は、一致判定部100からの判定結果と、エディットリスト記録部102からのプロキシ用エディットリストとに応じて、メモリカードI/F60と光ディスクドライブI/F54を制御し、そのプロキシ用エディットリストに対応するVOデータのうち、光ディスク21Aに記録されていない新たなVOデータを、メモリカード25から光ディスク21Aに複写する。
エディットリスト記録部102は、一致判定部100からの判定結果に応じて、メモリカードI/F60を制御し、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストのうち、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストに対応するプロキシ用エディットリストを読み出す。そして、エディットリスト記録部102は、一時記憶メモリI/F53を制御し、読み出したプロキシ用エディットリストを一時記憶メモリ65に一時記憶させる。
エディットリスト記録部102は、一時記憶メモリI/F53を制御して、一時記憶メモリ65からプロキシ用エディットリストを読み出し、VO複写部101に供給する。また、エディットリスト記録部102は、読み出したプロキシ用エディットリストに基づいて、そのプロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータの編集結果を構成するプロキシデータを素材データに変更したものを、素材データの編集結果とする素材用エディットリストを作成する。そして、エディットリスト記録部102は、光ディスクドライブI/F54を制御して、その素材用エディットリストを光ディスク21Aに記録させる。
VO付加部103は、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータの編集結果と同時に、VOデータが再生されるように、VOデータをメモリカード25に記録させることにより、プロキシデータの編集結果にVOを付加する。
具体的には、VO付加部103は、操作部I/F55から供給される、ユーザによるVOの付加を開始するための指令に対応する操作信号に応じて、一時記憶メモリI/F53、音声出力I/F57、映像表示I/F59、およびメモリカードI/F60を制御し、メモリカード25に記録されている、所定のプロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータを、一時記憶メモリ65にバッファリングしながら再生する。
また、VO付加部103は、音声入力I/F51と一時記憶メモリI/F53を制御し、プロキシデータの再生中にマイクロフォン30Aに入力される音声に対応するVOデータを一時記憶メモリ65に一時記憶させる。さらに、VO付加部103は、一時記憶メモリI/F53と光ディスクドライブI/F54を制御し、一時記憶メモリ65に一時記憶されているVOデータを、メモリカード25に記録させる。
また、VO付加部103は、メモリカードI/F60を制御し、VOデータに付与されるUMIDの情報などに基づいて、VOデータが、VOデータの入力時に再生されていたプロキシデータと同時に再生されるように、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストを更新する。
なお、UMIDとは、各クリップやVOデータをグローバルユニークに識別するためのクリップ固有の識別子であって、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)により定められる識別子を指す。
表示制御部104は、VO処理に関する各種の画面を表示させるための映像データを作成して、映像表示I/F59に供給することにより、その画面を映像モニタ44に表示させる。
図4は、VO付加後の光ディスク21Aに記録されているファイルのディレクトリ構造の例を示している。
図4において、シンボル121は、1つのディレクトリを表している。なお、符号は付していないが、シンボル(ディレクトリ)121と同一のその他のシンボルも、1つのディレクトリを表している。また、シンボル122は、1つのファイルを示している。なお、符号は付していないが、シンボル(ファイル)122と同一のその他のシンボルも、1つのファイルを示している。
なお、以下、特に断りの無い限り、ディレクトリとディレクトリのシンボルとは同一であるとみなして説明する。同様に、ファイルとファイルのシンボルとは同一であるとみなして説明する。また、各ディレクトリのそれぞれ、および、各ファイルのそれぞれの識別を容易なものとするために、以下、ファイルまたはディレクトリの後方に括弧( )書きでその名称を記載する。
図4の例では、光ディスク21Aには、目次を記述するデータのファイルであり、クリップ(詳細は後述する)およびエディットリストを管理するための情報を記述するインデックスファイル(INDEX.XML)122と、ディスクメタデータのファイルであるディスクメタファイル(DISCMETA.XML)とが設けられている。
また、光ディスク21Aには、クリップの素材データ等のファイルが下位に設けられるクリップディレクトリ(Clip)121、VOデータのファイルが下位に設けられるオーディオディレクトリ(Audio)、エディットリストのファイルが下位に設けられるエディットリストディレクトリ(Edit)、およびプロキシデータのファイルが下位に設けられるプロキシディレクトリ(Sub)が設けられている。
クリップディレクトリ(Clip)121には、光ディスク21Aに記録されているクリップの素材データ等が、クリップ毎に異なるファイルとして記録されている。
なお、クリップとは、カムコーダ20の撮影処理の回数の単位である。またそれ以外にも、クリップは、その撮影処理の撮影開始から撮影終了までの時間を示す単位を示したり、その撮影処理により得られた各種のデータの長さを示す単位を示したり、その撮影処理により得られた各種のデータのデータ量を示す単位を示す。さらに、クリップは、その各種のデータの集合体そのものを示す場合もある。
ここでは、クリップとは、例えば、1回の撮影処理(撮影開始から撮影終了までの撮影処理)により得られた映像データ、その映像データに対応する音声データ、メタデータ等の集合体を指す。
具体的には、例えば、図4は、光ディスク21Aに3つのクリップのデータが記録されている場合の例を示している。
即ち、例えば、クリップディレクトリ121の下位には、光ディスク21Aに記録された最初のクリップの素材データのファイルである第1のクリップファイル(C0001.MXF)と、このクリップの素材データに対応する、リアルタイム性を要求されないメタデータ(以下、ノンリアルタイムメタデータという)を含むファイルである第1のノンリアルタイムメタデータファイル(C0001M01.XML)とが設けられている。
なお、図4の例では、ノンリアルタイムメタデータファイル(C0001M01.XML)は、汎用性を持たせるためにXML形式で記述されている。
また、クリップディレクトリ121の下位には、第1のクリップファイル(C0001.MXF)と第1のノンリアルタイムメタデータファイル(C0001M01.XML)と同様に、第2のクリップファイル(C0002.MXF)と第2のノンリアルタイムメタデータファイル(C0002M01.XML)、並びに第3のクリップファイル(C0003.MXF)と第3のノンリアルタイムメタデータファイル(C0003M01.XML)が設けられている。
図4において、このようなクリップディレクトリ(Clip)121の下方に示される、オーディオディレクトリ(Audio)には、光ディスク21Aに記録されているVOデータが、VOを付加する処理であるVO付加処理ごとに異なるファイルとして記録されている。
例えば、図4の例の場合、オーディオディレクトリ(Audio)の下位には、1回目のVO付加処理により記録されるVOデータを含むファイルである第1のVOデータファイル(A0001.MXF)と、VOデータに対応するメタデータを含むファイルである第1のVOデータ用メタデータファイル(A0001M01.XML)とが設けられている。また、オーディオディレクトリの下位には、第1のVOデータファイル(A0001.MXF)と第1のVOデータ用メタデータファイル(A0001M01.XML)と同様に、第2のVOデータファイル(A0002.MXF)と第2のVOデータ用メタデータファイル(A0002M01.XML)とが設けられている。
さらに、図4において、このようなオーディオディレクトリ(Audio)の下方に示される、エディットディレクトリ(Edit)には、光ディスク21Aに記録されているエディットリストが、編集処理ごとに異なるファイルとして記録されている。
例えば、図4の例の場合、エディットディレクトリ(Edit)の下位には、光ディスク21Aに記録されたクリップの1回目の編集処理の編集結果に関する情報である素材用エディットリストを含むファイルである第1の素材用エディットリストファイル(E0001E01.SMI)と、編集後の素材データ(編集に用いられた全クリップの素材データのうち、編集後の素材データとして抽出された部分)に対応するメタデータ、または、そのメタデータに基づいて新たに生成されたメタデータを含むファイルである第1の素材用エディットリスト用メタデータファイル(E0001M01.XML)とが設けられている。
また、エディットディレクトリの下位には、第1の素材用エディットリストファイル(E0001E01.SMI)と第1の素材用エディットリスト用メタデータファイル(E0001M01.XML)と同様に、光ディスク21Aに記録されたクリップの2回目の編集処理に対応する第2の素材用エディットリストファイル(E0002E01.SMI)と第2の素材用エディットリスト用メタデータファイル(E0002M01.XML)、並びに、光ディスク21Aに記録されたクリップの3回目の編集処理に対応する第3の素材用エディットリストファイル(E0003E01.SMI)と第3の素材用エディットリスト用メタデータファイル(E0003M01.XML)が設けられている。
また、図4において、このようなエディットディレクトリ(Edit)の下方に示される、プロキシディレクトリ(Sub)には、光ディスク21Aに記録されているクリップのプロキシデータが、クリップ毎に異なるファイルとして記録されている。
例えば、図4の例の場合、プロキシディレクトリ(Sub)の下位には、光ディスク21Aに記録された最初のクリップのプロキシデータのファイルである第1のプロキシファイル(C0001S01.MXF)、第2のクリップのプロキシデータのファイルである第2のプロキシファイル(C0002S01.MXF)、第3のクリップのプロキシデータのファイルである第3のプロキシファイル(C0003S01.MXF)が設けられる。
さらに、光ディスク21Aには、クリップ以外のファイルが設けられる一般ディレクトリ(General)が設けられている。
次に、図5は、光ディスク21Aに記録されているVO付加後の素材用エディットリストファイルの素材用エディットリストの例を示している。
即ち、図5は、XMLで記述された素材用エディットリストファイルの具体的な記述例を示す図である。なお、図5において、各行頭の数字は、説明の便宜上付加したものであり、XML記述の一部ではない。
素材用エディットリストファイルは、クリップの非破壊編集の編集結果に関する情報である素材用エディットリストを含むファイルであり、その編集結果の再生方法についても記述されている。
図5に示すように、素材用エディットリストファイルのXML記述は、主にボディタグ(<body> </body>)で囲まれるボディ部により構成される。図5の例では、このボディ部は、4乃至15行目に記述されている。なお、1乃至3行目には、このファイルがProfessional DiscのEdit List(エディットリスト)であることを示す情報が記述されている。
詳細には、ボディ部には、編集記述の時間的振る舞いと関係する情報が記述される。図5の例では、5行目の開始タグ「<par>」と18行目の終了タグ「</par>」の間に記述されるpar要素は、時間コンテナであり、複数の要素を同時に再生する単純時間グループを定義する。
図5の例では、第1のクリップ(図5の例では、Clip1と記述されており、例えば、図4の第1のクリップファイル(C0001.MXF)のクリップであるとする)、第2のクリップ(図5の例では、Clip2と記述されており、例えば、図4の第2のクリップファイル(C0002.MXF)のクリップであるとする)、およびVOデータ(図5の例では、VoiceOverと記述されており、例えば、図4の第1のVOデータファイル(A0001.MXF)のVOデータであるとする)が同時に再生されるように示されている。
但し、図5の例の場合、後述するように、2つのクリップの再生開始時間が互いにずれており、実際には、この2つのクリップは連続して再生されるように為されている。
図5において、7乃至9行目のref要素には、参照するファイルおよび参照するファイルの再生範囲等が記述されている。7行目の「src="urn:smpte:umid:060A2B340101010501010D431300000070D3020009350597080046020118F454"」の記述は、参照先のファイルに割り当てられたUMIDが「060A2B340101010501010D431300000070D3020009350597080046020118F454」であることを示している。
また、8行目の「clipBegin="smpte-30=00:00:00:00"」の記述は、この第1のクリップの、再生を開始する位置、すなわち、編集区間の開始位置をこの第1のクリップのFTC(File Time Code)上で示しており、単位はフレーム数である。なお、このFTCは、各ファイルの先頭フレームの番号を「0」とし、その先頭フレームから順番に、各フレームに割り当てられる相対的な位置情報である。その記述に続く8行目の「clipEnd="smpte-30=00:00:06:00"」の記述は、この第1のクリップの再生を終了する位置、すなわち、編集区間の終了位置をこの第1のクリップのFTC上で示している。
さらに、その記述に続く8行目の「begin="smpte-30=00:00:00:00"」の記述は、第1のクリップが開始される時刻、すなわち、素材データが開始される素材用エディットリストのFTC上での位置を示しており、単位はフレーム数である。なお、「smpte-30」は、使用するタイムコードが、SMPTEで定義される30フレーム毎秒のSMPTEタイムコードであることを示す記述である。
また、9行目の「trackSrc="CH1;CH2;CH3"」の記述は、第1のクリップに含まれる各チャンネルの音声データのうち、再生対象とする音声データに対応するチャンネル(以下、再生チャンネルという)のチャンネル番号が1乃至3であることを示している。なお、以下では、再生可能な音声データのチャンネル数は4つであるものとし、クリップには、4つのチャンネルの音声データが含まれているものとする。従って、図5の例では、第1のクリップの4つのチャンネルの音声データのうち、チャンネル番号が1乃至3の3つのチャンネルの音声データだけが再生される。
また、その記述に続く9行目の「trackDst="CH1;CH2;CH3"」の記述は、チャンネル番号が1乃至3の再生チャンネルの音声データを出力するチャンネル(以下、出力チャンネルという)のチャンネル番号が1乃至3であることを示している。即ち、図5の例では、チャンネル番号が1乃至3の再生チャンネルの音声データが、そのままのチャンネル番号のチャンネルの音声データとして出力される。
以上のように、図5の例では、第1のクリップは、時刻「00:00:00:00」に、フレーム番号「00:00:00:00」の位置から再生が開始され、フレーム番号「00:00:06:00」の位置まで再生されることが、素材用エディットリストに記述されている。なお、このとき、第1のクリップに含まれる4つのチャンネルの音声データのうち、チャンネル番号が4であるチャンネルの音声データは再生されない。即ち、いまの場合、再生可能な音声データのチャンネル数は4つであるため、VOデータの再生用にチャンネル番号が4であるチャンネルが確保されている。
また、第2のクリップについても、11行目乃至13行目において、第1のクリップの場合と同様に記述されている。図5の例では、第2のクリップは、時刻「00:00:06:00」に、フレーム番号「00:00:00:00」の位置から再生され、フレーム番号「00:00:04:00」の位置まで再生されることが、素材用エディットリストに記述されている。なお、このときも、第1のクリップの場合と同様に、第2のクリップに含まれる4つのチャンネルのうち、チャンネル番号が1乃至3のチャンネルの音声データが、そのままのチャンネル番号のチャンネルの音声データとして再生される。
さらに、図5において、15乃至17行目のaudio要素には、参照するファイルおよび参照するファイルの再生範囲等が記述されている。15行目の「src="urn:smpte:umid:060A2B34010101050101084313000000D9510E0033360597080046020118F805"」の記述は、参照先のファイルに割り当てられたUMIDが「060A2B34010101050101084313000000D9510E0033360597080046020118F805」であることを示している。
また、16行目の「clipBegin="smpte-30=00:00:00:00"」の記述は、VOデータの、再生を開始する位置をVOデータのFTC上で示しており、単位はフレーム数である。その記述に続く16行目の「clipEnd="smpte-30=00:00:10:00"」の記述は、VOデータの再生を終了する位置をVOデータのFTC上で示している。さらに、その記述に続く16行目の「begin="smpte-30=00:00:00:00"」の記述は、VOデータが開始される時刻、即ちVOデータが開始される素材用エディットリストのFTC上での位置を示しており、単位はフレーム数である。
また、17行目の「trackSrc="CH4"」の記述は、第1のVOデータファイルに含まれる各チャンネルのVOデータのうち、再生対象とするVOデータに対応するチャンネルを示している。なお、ここで、各VOデータファイルには、4つのチャンネルのVOデータが含まれているものとする。即ち、図5の例では、第1のVOデータファイルに含まれる4つのチャンネルのVOデータのうち、チャンネル番号が4であるチャンネルのVOデータだけが再生される。
その記述に続く17行目の「trackDst="CH4"」の記述は、再生対象とするチャンネル番号が4のチャンネルのVOデータを、そのまま、チャンネル番号が4のチャンネルの音声データとして出力することを示している。
以上のように、図5の例では、VOデータは、時刻「00:00:00:00」に、フレーム番号「00:00:00:00」の位置から再生が開始され、フレーム番号「00:00:10:00」の位置まで再生されることが、素材用エディットリストに記述されている。なお、このとき、第1のVOデータファイルに含まれる各チャンネルのVOデータのうち、チャンネル番号が4であるチャンネルのVOデータが、そのままのチャンネル番号のチャンネルの音声データとして再生される。
そして、図5の素材用エディットリストにおいては、以上のような第1のクリップの再生、第2のクリップの再生、およびVOデータの再生がpar要素により、同時に行われるように指定されている。従って、時刻「00:00:00:00」に、第1のクリップがフレーム番号「00:00:00:00」の位置からフレーム番号「00:00:06:00」の位置までの6秒間再生されると同時に、VOデータがフレーム番号「00:00:00:00」の位置から「00:00:06:00」まで再生される。
なお、このとき、チャンネル番号が1乃至3のチャンネルの音声データとして、第1のクリップファイルに含まれるチャンネル番号が1乃至3のチャンネルの音声データが出力され、チャンネル番号が4のチャンネルの音声データとして、第1のVOデータファイルに含まれるチャンネル番号が4のチャンネルのVOデータが出力される。
そして、時刻「00:00:06:00」において、今度は、第2のクリップがフレーム番号「00:00:00:00」の位置からフレーム番号「00:00:04:00」の位置までの4秒間再生されると同時に、VOデータがフレーム番号「00:00:06:00」の位置からフレーム番号「00:00:10:00」の位置まで再生される。
なお、このときも、第1のクリップの場合と同様に、チャンネル番号が1乃至3のチャンネルの音声データとして、第2のクリップファイルに含まれるチャンネル番号が1乃至3のチャンネルの音声データが出力され、チャンネル番号が4のチャンネルの音声データとして、第1のVOデータファイルに含まれるチャンネル番号が4のチャンネルのVOデータが出力される。
以上のように、図5に示す素材用エディットリストにおいては、第1と第2のクリップが、連続して再生されるとともに、第1と第2のクリップの2つのクリップにまたがってVOデータが再生されるように編集されていることが示されている。
なお、図5において、各データを示すUMIDの例が上述したように記述してあるが、これらは、素材用エディットリスト内のUMIDの記述位置等を示すだけのものであり、それらの値が意味を持たない仮想のUMIDである。即ち、図5に記載されているUMIDは、実際のUMIDとは異なる意味の無いシンボルの組合せであり、実際には、SMPTEの定める方法に基づいて作成された正当なUMIDが上述した仮想UMIDの代わりに各位置に記述される。
また、メモリカード25に記録されるプロキシ用エディットリストも、図5の素材用エディットリストと同様に構成されるが、素材用エディットリストと区別するために、例えば、そこに記述されるクリップのUMIDのインスタンス番号が異なるものとなっている。即ち、エディットリスト記録部92とエディットリスト記録部102は、素材用エディットリストまたはプロキシ用エディットリストの一方に記述されているクリップのUMIDのインスタンス番号を変更することにより、他方を作成する。
図6乃至図8は、図2の映像モニタ44に表示される指定画面の例を示している。
まず最初に、ユーザにより、指定画面の表示が指令されると、映像モニタ44には、図6に示す指定画面140が表示される。図6の指定画面140は、光ディスク用表示部141、メモリカード用表示部142、カーソル143、上方向ボタン144Aと下方向ボタン144B、左方向ボタン145Aと右方向ボタン145B、記憶ボタン146、および貼付ボタン147により構成される。
光ディスク用表示部141には、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストファイルの名称と作成日時が表示される。なお、素材用エディットリストファイルの名称と作成日時は、例えば、素材用エディットリストファイルのヘッダに含まれている。図6の例では、光ディスク21Aに記録されているファイルのディレクトリ構造が、図4に示したディレクトリ構造となっており、光ディスク用表示部141には、第1乃至第3の素材用エディットリストファイルそれぞれの名称の上位5文字に続いて、第1乃至第3の素材用エディットリストファイルそれぞれの作成日時が括弧書きで表示される。
メモリカード用表示部142には、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストの基になった素材用エディットリストの素材用エディットリストファイルの名称と作成日時が表示される。
なお、プロキシ用エディットリストの基になった素材用エディットリストの素材用エディットリストファイルの名称と作成日時は、例えば、プロキシ用エディットリストファイルのヘッダに含まれている。このように、プロキシ用エディットリストには、そのプロキシ用エディットリストの基になった素材用エディットリストが対応付けられているので、VO付加装置30は、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストに基づいて、そのプロキシ用エディットリストの基になった素材用エディットリストを更新することができる。
図6の例では、光ディスク21Aに記録されている第1の素材用エディットリストファイルに基づいて作成されたプロキシ用エディットリストがメモリカード25に記録されており、メモリカード用表示部142には、第1の素材用エディットリストファイルの名称の上位5文字に続いて、第1の素材用エディットリストファイルの作成日時が括弧書きで表示されている。
カーソル143は、光ディスク用表示部141またはメモリカード用表示部142に表示された素材用エディットリストファイルの名称と作成日時に対応する位置に表示される。カーソル143は、ユーザが所望の素材用エディットリストファイルまたはプロキシ用エディットリストファイルを選択するときに操作され、ユーザの所望の素材用エディットリストファイルまたはプロキシ用エディットリストファイルの名称と作成日時の表示位置に対応する位置に移動される。
上方向ボタン144Aは、カーソル143を上方向に移動させるときに、下方向ボタン144Bはカーソル143を下方向に移動させるときに、それぞれ操作される。左方向ボタン145Aは、カーソル143を左方向に移動させるときに、右方向ボタン145Bは、カーソル143を右方向に移動させるときに、それぞれ操作される。
記憶ボタン146は、カーソル143の位置に対応する素材用エディットリストまたはプロキシ用エディットリストを、一時記憶メモリ65に一時記憶させるときに操作される。貼付ボタン147は、カーソル143の位置に対応するメモリカード25または光ディスク21Aに、一時記憶メモリ65に一時記憶されている素材用エディットリストまたはプロキシ用エディットリストに基づいて作成された、プロキシ用エディットリストまたは素材用エディットリストを記録させるときに操作される。
図6の指定画面において、ユーザが記憶ボタン146を操作すると、エディットリスト記録部92は、図6のカーソル143の位置に対応する第2の素材用エディットリストファイル(E0002E01.SMI)の素材用エディットリストを、一時記憶メモリ65に一時記憶させる。
その後、ユーザが右方向ボタン145Bを操作すると、図6の指定画面140は、図7の指定画面160に変更される。即ち、図7に示すように、カーソル143が、メモリカード用表示部142に移動される。ここで、ユーザは、メモリカード用表示部142の何も表示されていない空白領域にカーソル143が位置するように、上方向ボタン144Aまたは下方向ボタン144Bを移動させる。図7の例の場合、カーソル143は、既に空白領域に位置しているので、ユーザはカーソル143を移動させていない。
図7において、ユーザが貼付ボタン147を操作すると、図7の指定画面160は、図8の指定画面180に変更される。即ち、エディットリスト記録部92は、一時記憶メモリ65に一時記憶された第2の素材用エディットリストファイルの素材用エディットリストに基づいて、プロキシ用エディットリストを作成し、プロキシ用エディットリストファイルとして、メモリカード25に記録させる。
その結果、メモリカード用表示部142には、図8に示すように、第1の素材用エディットリストファイルの名称と作成日時「E0001(2006.3.15.09:25:11)」のほかに、新たにメモリカード25に記録されたプロキシ用エディットリストの基になった第2の素材用エディットリストファイルの名称と作成日時である「E0002(2006.3.16.20:45:23)」が表示される。
次に、図9と図10を参照して、図3のメモリカード処理部80がメモリカード25に対して行うメモリカード処理について説明する。このメモリカード処理は、例えば、図2のVO付加装置30の電源がオンにされたとき、開始される。
ステップS1において、処理判定部81は、VO付加装置30にメモリカード25が装着されたかどうかを判定し、メモリカード25が装着されていないと判定した場合、メモリカード25が装着されるまで待機する。
一方、ステップS1において、VO付加装置30にメモリカード25が装着されたと判定された場合、ステップS2に進み、処理判定部81は、メモリカード25にディスクメタデータが記録されているかどうか、即ちメモリカード25がVOデータ記録用のメモリカードであるかどうかを判定する。
ステップS2において、メモリカード25にディスクメタデータが記録されていないと判定された場合、ステップS3に進み、処理判定部81は、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして使用するかどうかを確認するメッセージを映像モニタ44に表示させる。ここで、ユーザは、操作部42を操作することにより、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして使用するかどうかを指示する。
ステップS3の処理後は、ステップS4に進み、処理判定部81は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして使用するかどうか、即ちユーザにより、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして使用することが指示されたかどうかを判定する。
ステップS4において、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして使用しないと判定された場合、処理は終了する。一方、ステップS4において、処理判定部81は、メモリカード25をVOデータ記録用のメモリカードとして使用すると判定した場合、以降の処理を作成部82に行わせると判定し、作成部82に処理の開始を指令する。その後、ステップS5において、作成部82の表示制御部94は、光ディスク21Aの装着を促すメッセージを映像モニタ44に表示させ、ステップS6に進む。
ステップS6において、ディスクメタ複写部91は、光ディスク21Aが、図2の光ディスクドライブ66に装着されたかどうかを判定し、装着されたと判定した場合、ステップS7に進む。
ステップS7において、ディスクメタ複写部91は、光ディスク21Aに記録されているディスクメタデータファイル(DISCMETA.XML)(図4)のディスクメタデータを読み出し、メモリカード25に複写する。
一方、ステップS2において、メモリカード25にディスクメタデータが記録されていると判定された場合、即ちメモリカード25がVOデータ記録用のメモリカードである場合、ステップS8に進み、処理判定部81は、VOを付加するかどうかを確認するメッセージを映像モニタ44に表示させる。ここで、ユーザは、操作部42を操作することにより、VOを付加するかどうかを指示する。
ステップS9において、処理判定部81は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、VOを付加するかどうか、即ちユーザによりVOの付加が指示されたかどうかを判定する。
ステップS7の処理後、または、ステップS9でVOを付加しないと判定された場合、図10のステップS10に進み、表示制御部94は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、ユーザにより指定画面140(図6)の表示が指令されたかどうかを判定する。
ステップS10において、表示制御部94は、ユーザにより指定画面140の表示が指令されていないと判定した場合、指定画面140の表示が指令されるまで待機する。
一方、ステップS10において、ユーザにより指定画面140の表示が指令されたと判定された場合、ステップS11に進み、表示制御部94は、光ディスクドライブI/F54を制御して、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を取得するとともに、メモリカードI/F60を制御してメモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストファイルの基になった素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を取得する。
具体的には、表示制御部94は、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストファイルのヘッダを読み出し、そのヘッダに記述されている素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を取得する。また、表示制御部94は、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストファイルのヘッダを読み出し、そのヘッダに記述されている、そのプロキシ用エディットリストファイルの基になった素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を取得する。
ステップS11の処理後は、ステップS12に進み、表示制御部94は、ステップS11で取得した素材用エディットリストファイルの名称と作成日時に基づいて、指定画面140の表示を行う。具体的には、表示制御部94は、図6に示したように、光ディスク用表示部141に、ステップS11で取得した、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を表示させる。また、表示制御部94は、図6に示したように、メモリカード用表示部142に、ステップS11で取得した、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストファイルの基になった素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を表示させる。
さらに、表示制御部94は、カーソル143、上方向ボタン144Aと下方向ボタン144B、左方向ボタン145Aと右方向ボタン145B、記憶ボタン146、および貼付ボタン147を表示させる。
ここで、ユーザは、操作部42を操作することにより、カーソル143を光ディスク用表示部141に表示される所望の素材用エディットリストの名称と作成日時に対応する位置に移動させ、記憶ボタン146を操作する。
ステップS12の処理後は、ステップS13に進み、エディットリスト記録部92は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、素材用エディットリストを指定するための操作として、記憶ボタン146(図6)の操作が行われたかどうかを判定し、記憶ボタン146の操作が行われていないと判定した場合、記憶ボタン146の操作が行われるまで待機する。
一方、ステップS13において、記憶ボタン146の操作が行われたと判定された場合、ステップS14に進み、エディットリスト記録部92は、カーソル143に対応する素材用エディットリストを光ディスク21Aから読み出し、一時記憶メモリ65に記憶させる。
ユーザは、記憶ボタン146を操作した後、右方向ボタン145Bを操作し、さらに、上方向ボタン144Aまたは下方向ボタン144Bを操作することにより、カーソル143をメモリカード用表示部142内の空白領域に移動させる。これにより、映像モニタ44に表示される指定画面140は、例えば図7の指定画面160に変更される。そして、ユーザは、貼付ボタン147(図6)を操作する。
ステップS14の処理後は、ステップS15に進み、エディットリスト記録部92は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、素材用エディットリストを指定するための操作として、貼付ボタン147の操作が行われたかどうかを判定し、貼付ボタン147の操作が行われていないと判定した場合、貼付ボタン147の操作が行われるまで待機する。
一方、ステップS15において、貼付ボタン147の操作が行われたと判定された場合、ステップS16に進み、エディットリスト記録部92は、ステップS14で一時記憶された素材用エディットリストを読み出して、その素材用エディットリストに基づいてプロキシ用エディットリストを作成し、カーソル143の位置に対応するメモリカード25に記録させる。また、エディットリスト記録部92は、読み出した素材用エディットリストをプロキシ複写部93に供給する。
ステップS16の処理後は、ステップS17に進み、プロキシ複写部93は、エディットリスト記録部92からの素材用エディットリストに基づいて、素材用エディットリストに対応する編集結果を構成する素材データのプロキシデータを、光ディスク21Aから読み出し、メモリカード25に複写する。
ステップS17の処理後は、ステップS18に進み、プロキシ複写部93は、素材用エディットリストに基づいて、その素材用エディットリストに対応する編集結果にVOが付加されているかどうか、即ち、図5の素材用エディットリストにおいてpar要素にaudio要素が含まれているかどうかを判定する。
ステップS18において、編集結果にVOが付加されていると判定された場合、ステップS19に進み、プロキシ複写部93は、素材用エディットリストに基づいて、その素材用エディットリストに対応する編集結果に付加されたVOのVOデータを、光ディスク21Aから読み出し、メモリカード25に複写して、ステップS20に進む。
一方、ステップS18において、編集結果にVOが付加されていないと判定された場合、ステップS19の処理はスキップされ、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、表示制御部94は、ステップS11の処理と同様に、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を取得するとともに、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストファイルの基になった素材用エディットリストファイルの名称と作成日時を取得する。
ステップS20の処理後は、ステップS21に進み、表示制御部94は、ステップS12の処理と同様に、ステップS20で取得した素材用エディットリストファイルの名称と作成日時に基づいて、指定画面の表示を行う。これにより、例えば、映像モニタ44に表示される指定画面160が、図8の指定画面180に変更される。
ステップS21の処理後は、ステップS22に進み、エディットリスト記録部92は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、指定画面の表示の終了が指令されたかどうか、即ち、図示せぬ終了ボタンがユーザにより押下されたかどうかを判定する。
ステップS22において、指定画面の表示の終了が指令されていないと判定された場合、ステップS13に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS22において、指定画面の表示の終了が指令されたと判定された場合、処理は終了する。
また、図9のステップS6において、光ディスク21Aが装着されていないと判定された場合、ステップS23に進み、表示制御部94は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、ユーザにより、メモリカード25のVOデータ記録用メモリカードとしての使用の中止が指令されたかどうかを判定する。
ステップS23において、メモリカード25のVOデータ記録用メモリカードとしての使用の中止が指令されていないと判定された場合、ステップS6に戻り、光ディスク21Aが装着されるか、中止が指令されるまで、ステップS6とS23の処理を繰り返す。
一方、ステップS23において、メモリカード25のVOデータ記録用メモリカードとしての使用の中止が指令されたと判定された場合、処理は終了する。
また、ステップS9において、VOを付加すると判定された場合、処理判定部81は、以降の処理をVO処理部83に行わせると判定して、VO処理部83に処理の開始を指令し、ステップS24に進む。
ステップS24において、VO処理部83は、VOデータに関する処理であるVO処理を行う。このVO処理の詳細は、図11を参照して後述する。
次に、図11を参照して、図9のステップS24のVO処理について説明する。
ステップS41において、VO処理部83の一致判定部100は、メモリカード25からディスクメタデータを読み出し、表示制御部104に供給して、ステップS42に進む。
ステップS42において、表示制御部104は、ディスクメタデータに含まれる、メモリカード25に対応する光ディスク21AのタイトルおよびディスクID、並びに光ディスク21Aの装着を促すメッセージを映像モニタ44に表示させる。
ステップS42の処理後は、ステップS43に進み、一致判定部100は、光ディスク21Aが光ディスクドライブ66に装着されたかどうかを判定し、光ディスク21Aが装着されていないと判定された場合、ステップS44に進む。
ステップS44において、一致判定部100は、操作部I/F55からの操作信号に応じて、ユーザにより、VO付加装置30の動作モードとして、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータの編集結果にVOを付加するモードであるメモリモードが選択されたかどうかを判定する。
ステップS44において、ユーザにより動作モードとしてメモリモードが選択されていないと判定された場合、ステップS43に戻り、光ディスク21Aが装着されるか、メモリモードが選択されるまで、ステップS43とS44の処理を繰り返す。
一方、ステップS44において、ユーザにより動作モードとしてメモリモードが選択されたと判定された場合、ステップS45に進み、VO付加部103は、VO付加装置30の動作モードをメモリモードに設定し、メモリカード処理を終了する。
動作モードがメモリモードである場合、VO付加部103は、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストにしたがって、そのプロキシ用エディットリストに対応する編集結果を構成するプロキシデータを、一時記憶メモリ65にバッファリングしながら再生し、再生中にマイクロフォン30Aに入力される音声に対応するVOデータを、VOデータの入力時に再生されていたプロキシデータと同時に再生されるように、メモリカード25に記録させる。
その結果、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストが更新される。例えば、VO付加部103は、VO付加後の素材用エディットリストに基づいて作成されたプロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータの編集結果に新たなVOを上書きして付加する場合、プロキシ用エディットリストのaudio要素に記述されるUMIDを、新たなVOのVOデータに付与されたUMIDに更新する。
以上のように、VO付加装置30は、VO記録データ用メモリカードであるメモリカード25を用いて、そのメモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストに対応するプロキシデータの編集結果にVOを付加することができる。
また、ステップS43において、光ディスク21Aが装着されたと判定された場合、ステップS46に進み、VO処理部83は、メモリカード25に記録されているVOデータを光ディスク21Aに複写する複写処理を行う。この複写処理の詳細は、図12を参照して後述する。
ステップS46の処理後は、ステップS47に進み、一致判定部100は、VO付加装置30の動作モードを、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストに対応する素材データの編集結果にVOを付加するモードであるディスクモードに設定し、メモリカード処理を終了する。
この後、VO付加装置30は、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストにしたがって、その素材用エディットリストに対応する編集結果を構成する素材データを、一時記憶メモリ65にバッファリングしながら再生し、再生中にマイクロフォン30Aに入力される音声に対応するVOデータを、VOデータの入力時に再生されていた素材データと同時に再生されるように、光ディスク21Aに記録させることにより、素材データの編集結果にVOを付加する。その結果、光ディスク21Aには、例えば図5の素材用エディットリストが記録される。なお、再生対象は素材データではなく、プロキシデータであってもよい。
次に、図12を参照して、図11のステップS46のVO複写処理について説明する。
ステップS61において、一致判定部100は、装着された光ディスク21Aからディスクメタデータを読み出し、それに含まれるディスクIDと、ステップS41で読み出されたディスクメタデータに含まれるディスクIDが一致するかどうかを判定する。
ステップS61において、ディスクIDが一致すると判定された場合、ステップS62に進み、一致判定部100は、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストのうち、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストに対応するプロキシ用エディットリストがあるかどうかを判定する。
具体的には、一致判定部100は、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストファイルのヘッダに含まれる、そのプロキシ用エディットリストの基になった素材用エディットリストファイルの名称のうち、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストファイルのヘッダに含まれる素材用エディットリストファイルの名称と一致する名称があるかどうかを判定する。
ステップS62において、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストに対応するプロキシ用エディットリストがあると判定された場合、ステップS63に進み、エディットリスト記録部102は、そのプロキシ用エディットリストを読み出してVO複写部101に供給するとともに、そのプロキシ用エディットリストに基づいて素材用エディットリストを作成し、光ディスク21Aに記録させる。
これにより、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストが、その素材用エディットリストに基づいて作成されたプロキシ用エディットリストファイルに基づいて更新される。
なお、エディットリスト記録部102は、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストを更新するのではなく、プロキシ用エディットリストに基づいて作成された素材用エディットリストを、新たな素材用エディットリストとして光ディスク21Aに記録させるようにしてもよい。
ステップS63の処理後は、ステップS64に進み、VO複写部101は、エディットリスト記録部102からのプロキシ用エディットリストに基づいて、プロキシデータの編集結果に新たなVOが付加されているかどうか、即ち、プロキシ用エディットリストにおいてpar要素にaudio要素が含まれており、かつ、そのaudio要素に記述されるUMIDのVOデータが光ディスク21Aに記録されていないかどうかを判定する。
ステップS64において、プロキシデータの編集結果に新たなVOが付加されていないと判定された場合、図11のステップS46に戻り、上述したステップS47の処理が行われる。
一方、ステップS64において、プロキシデータの編集結果に新たなVOが付加されていると判定された場合、ステップS65に進み、VO複写部101は、そのVOのVOデータをメモリカード25から読み出し、光ディスク21Aに複写して、図11のステップS46に戻り、上述したステップS47の処理を行う。
また、ステップS61において、ディスクIDが一致しないと判定された場合、ステップS66に進み、表示制御部104は、装着された光ディスク21Aが、メモリカード25に対応していない旨のメッセージを映像モニタ44に表示させ、図11のステップS46に戻り、上述したステップ47の処理が行われる。
以上のように、VO付加装置30は、メモリカード25が装着されたとき、メモリカード25からディスクメタデータを読み出し、その読み出されたディスクメタデータに含まれるディスクIDと、光ディスク21AのディスクIDとが一致するかどうかを判定し、一致すると判定された場合、メモリカード25に記録されているプロキシ用エディットリストに基づいて、光ディスク21Aに記録されている素材用エディットリストを更新するので、素材データのデータ量を小さくしたプロキシデータの編集情報に基づいて、その素材データの編集結果の編集情報を更新することができる。
また、VO付加装置30は、装着されたメモリカード25を用いて、光ディスク21Aに新たなVOデータを記録することができる。これにより、例えば、VO付加装置24は、異なる場所に配置されたVO付加装置26で、VO付加装置24のユーザとは異なるユーザによりプロキシデータの編集結果に付加されたVOを、そのプロキシデータの編集結果に対応する素材データの編集結果に付加することができる。
また、メモリカードに記録されているプロキシ用エディットリストに基づいて作成された素材用エディットリストを、新たな素材用エディットリストとして光ディスクに記録させる場合、同一のプロキシデータの編集結果に対して異なるVOが付加された複数のメモリカードと、そのプロキシデータの編集結果に対応する素材データの編集結果などが記録された1つの光ディスクとをVO付加装置30に装着させることにより、同一の素材データの編集結果に対して異なるVOが付加された1つの光ディスクを作成することができる。その結果、例えば、言語や説明内容などが異なるVO、異なる人物により入力されるVOなどが編集結果に付加された複数の光ディスクを作成することができる。
なお、上述した説明では、VO付加装置30は、素材データに対してVOデータを付加したが、収録時に映像データだけを収録し、その映像データに対してVOデータを付加するようにしてもよい。
また、上述した説明では、メモリカード25を介して素材用エディットリストの更新とVOデータの記録が行われたが、図示せぬネットワークを介して行われるようにしてもよい。この場合、例えば、VO付加装置26が、FTPなどに準拠してプロキシ用エディットリストとVOデータをVO付加装置24に送信し、VO付加装置24は、VO付加装置26から送信されてくるプロキシ用エディットリストとVOデータを用いて、素材用エディットリストの更新とVOデータの記録を行う。
さらに、本実施の形態では、素材データなどを光ディスクに記録させるものとしたが、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、着脱式ハードディスクドライブなどに記録させるようにしてもよい。
本発明は、収録された音声データに対して、映像データを付加する装置にも適用することができる。この場合、光ディスクまたはメモリカードに記録されている音声データの再生中に他の装置や他の記録媒体から供給される映像データが、その音声データに付加される。なお、メモリカードに記録される音声データは、光ディスクに記録されている音声データのデータ量を小さくしたデータであってもよい。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
21A 光ディスク, 25 メモリカード, 30 VO付加装置, 45 リムーバブルメディア, 52 マイコン, 68 ハードディスク, 82 作成部, 100 一致判定部, 101 VO複写部, 102 エディットリスト記録部