JP4993021B2 - 光再利用シート及び太陽電池モジュール - Google Patents
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Description
本願は、2008年11月19日に出願された特願2008−296177号及び2008年12月19日に出願された特願2008−324503号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従って、発電効率を向上させるには封止技術、製膜技術等の製造技術を改善することに加え、いかにして太陽電池モジュールの開口率(全面積に対する発電可能な面積の割合)を大きくするかが重要な課題である。
また、特に単結晶シリコン又は多結晶のシリコンからなる太陽電池セルの製造方法においては、シリコンのコストが高いという問題がある。
また、太陽電池セルをモジュールに貼り付けるためのコストも、製造コストに加算される。
そこで、太陽電池セルの構成部材であるシリコンの量が少なく、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の技術により、成膜することができる薄膜シリコンの太陽電池セルを用いる技術が提案されている。
そこで、光の利用効率を上げるために、あえて入射する光を散乱させて、薄膜シリコンの太陽電池セルを透過する光の光路長を稼ぐことにより光の利用効率を向上させる構造が提案されている。
第1の構造として、ガラス等の透光性基板上に、SnO2又はITO(酸化インジウムスズ)等の透明電導膜が形成され、透明電導膜上に非晶質半導体(Si)のp層、i層、n層がこの順に積層された構造が知られている。
第2の構造として、金属基板電極の上に、非晶質半導体(Si)のn層,i層,p層がこの順に積層されて光電変換活性層が形成され、光電変換活性層上に透明電導膜が積層された構造が知られている。
特に、第1の構造においては、次の利点を有する。具体的に、非晶質半導体をp−i−n層の順に形成するために、透光性絶縁基板を太陽電池のベース基板として機能させることができると共に、太陽電池の表面を被覆するカバーガラスとして機能させることができる。また、耐プラズマ性を有するSnO2等からなる透明電導膜が開発されたために、透明電導膜上に非晶質半導体からなる光電変換活性層をプラズマCVD法で形成することができる。このような利点を有するため、上記の第1の構造は、現在多く用いられている。
また、非晶質Si太陽電池は、100℃〜200℃程度の比較的低温で形成できる。そのため、非晶質Si太陽電池を形成するために用いられる基板としては、様々な材質の基板を用いることが可能である。通常、よく用いられる基板はガラス基板又はステンレス基板である。
また、非晶質Si太陽電池においては、光を電気に変換する変換効率が最大となるときのシリコンの光吸収層の膜厚が500nm程度である。そのため、変換効率を向上させるには、光吸収層の膜厚内で光の吸収量を増大させることが重要である。変換効率を向上させるために、ガラス基板上の表面に凹凸を有する透明導電膜を形成したり、ステンレス基板上の表面に凹凸を有する金属膜を形成したりすることにより、従来、光吸収層中における光の光路長を増加させている。
このような方法を用いて製造された太陽電池においては、光吸収層中における光路長が増加されており、光吸収層の表面に凹凸が形成されていない平坦な基板上に非晶質Si太陽電池が形成された構造と比較して、光の利用効率が顕著に向上する。
また、ステンレス等の金属基板上に凹凸を形成する方法としては、Agを蒸着法又はスパッタリング法により形成する際に、形成条件を調整したり、Agの形成後に熱処理を行ったりする方法が用いられていた。
上述のような薄膜太陽電池は、透光性絶縁基板の上に、透明導電膜、水素化アモルファスシリコンカーバイド(a−SiC:H)p層、水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)i層、水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)n層、透明導電膜、及び裏面電極が順次形成された構造を有する。
そして、前述のようにして透明導電膜の表面に凹凸形状が形成され、これにより透明導電膜の上部に形成された各層が凹凸構造を有する。
このような樹脂に凹凸を形成する方法は、特許文献2等に開示されている。
また、特許文献3には、V溝の周期構造により、光を再帰反射し、光の利用効率を上げるような技術が開示されており、V溝頂角は、50度から90度が望ましいことが開示されている。
また、V溝の周期のピッチとしては、10μmから20μmが望ましいことが開示されている。
また、太陽電池セル401の配置間隔を狭くするとリーク電流が生じてしまう。そのため、互いに隣り合う太陽電池セル401の間の領域が必要となる。
例えば、図47に示すように、太陽電池モジュール400の背面に裏面部材402が配置された構造が知られている(特許文献4、特許文献5、特許文献6)。この構造によれば、太陽電池モジュール400に入射する光H0のうち、互いに隣接する太陽電池セル401の間の領域に入射する光H1を、裏面部材402にて光H1を反射或いは散乱させ、光H2を得ている。そして、光H2を太陽電池セル401に入射させることにより、光を再利用している。
しかしながら、このような構造においては、十分な発電効率が得られていない。
なお、図47において、符号403は充填層であり、この充填層403内には、複数の太陽電池セル401が一定の間隔を離して配列されている。また、符号404は、裏面部材402に設けられた凹凸部である。また、符号51は、前面板である。
その理由としては、光を再帰反射して利用する場合、適切な角度に再帰反射させないため、再帰反射した光の多くが損失されるからである。
例えば、特許文献3,4のようにV溝頂角を50度から90度に設定した場合は、図4Bに示すように光H1はV溝の周期構造にて多重反射する。このため、光H1が入射した位置に反射光が戻ったり、或いは反射光が太陽電池セルの非有効領域に入射したりする。結果として、光の利用効率が向上しない。
また、特許文献6に開示されているように、光拡散層或いはマイクロレンズアレイによって光を散乱する場合においては、散乱によって様々な角度で散乱光が再び反射される。この場合、図4B又は図4Cのように、光H1が入射した位置に散乱光の多くが戻ったり、或いは太陽電池セルの非有効領域に入射したりする。結果として、光の利用効率が向上しない。
そのため、入射した光H1を単純に偏向したり、散乱したりするだけでは、偏向、散乱された光の多くを再利用する効率(光の利用効率)が向上しない。
上述のように、従来の太陽電池モジュールの単位面積当たりの発電効率を上げようという要望は多いが、損失される光が生じるため、十分な発電効率が得られていない。
本発明の光再利用シートは、基材を含み、前記反射形成層は、前記基材の上面に形成されてもよい。
また、基材を含み、前記反射形成層と前記基材とが一体に形成されてもよい。
前記反射形成層は、高反射率を有する反射層を含み、前記反射面は、前記反射層の表面であってもよい。
前記反射形成層は、光を散乱し反射する散乱反射体を含有してもよい。
前記光入射面に平行な平行面に対して垂直な方向であって前記第1光の入射方向とは反対の方向において、前記第2傾斜部と前記光入射面との距離は、前記第1傾斜部と前記光入射面との距離よりも大きく、前記第1傾斜部と前記平行面とがなす角度は、前記第2傾斜部と前記平行面とがなす角度よりも大きくされてもよい。
本発明の光再利用シートは、基材を含み、前記反射形成層は、前記基材の上面に形成されてもよい。
また、基材を含み、前記反射形成層と前記基材とが一体に形成されてもよい。
前記反射形成層は、高反射率を有する反射層を含み、前記反射面は、前記反射層の表面であってもよい。
前記反射形成層は、光を散乱し反射する散乱反射体を含有してもよい。
本発明の第三の態様は、本発明の光再利用シートを含む太陽電池モジュールである。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態を示す断面図である。図2は本実施の形態における光再利用シートの拡大断面図である。図3は本実施の形態における光再利用シートの反射形成層に形成された反射用凹部の一例を示す斜視図である。
太陽電池モジュール200は、図1に示すように、光再利用シート20と、充填層21と、前面板22を含む。これら光再利用シート20、充填層21、前面板22はこの順に積層されている。
また、充填層21内には複数の太陽電池セル30が充填層21の平面に対して平行な方向に一定のピッチでマトリクス状に配列されている。
例えば、前面板22の材質としては、強化ガラス、サファイアガラス等のガラス、或いはPC(ポリカーボネート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等の樹脂シートが使用される。
また、前面板22の厚さは強化ガラスであれば約3〜6mm、樹脂シートであれば100μm〜3000μmの板が用いられる。
光再利用シート20は、図1、図2に示すように、基材2と、この基材2の上面に積層された反射形成層3とを含む。反射形成層3の上面には、光を反射する複数の凹部201が前面板22の光入射面110と平行な平面Pと平行な面に沿って形成されている。光入射面110と平行な平面Pと平行な面における凹部201の断面積は、凹部201の深さ方向において凹部201の表面の一部が前面板22側に近づくにしたがい拡大している。凹部201は、湾曲状の反射面を有する。
そして、前面板22の光入射面110と平行な面Pと、凹部201の反射面とがなす角度θrが凹部201の深さ方向で前面板22側に近づくにしたがい大きくなるように、凹部201が構成されている。
更に、凹部201の反射面は、高反射率の金属反射層4で覆われている。
また、反射層4の表面は反射面100である。この反射面100上には充填層21が積層されている。
また、凹部201の構造としては、凹レンズ状のような独立した複数の光学要素が二次元方向に一定のピッチまたはランダムに配列された構造であってもよい。
また、充填層21は太陽電池セル30を封止する層である。充填層21の材料としては、充填層21に入射した光H0を透過させるための光線透過率が高い材料が用いられる。充填層21の材料として、例えば、難燃性のEVA(エチレン・ビニル・アセテート)が広く使用されている。
なお、光入射面110の法線NGは、前面板22を最も安定させて平面P上に配置させた状態における平面Pの法線と平行な方向である。
また、光入射面110に垂直に入射する光とは、法線NGに平行に太陽電池モジュール200に入射する光である。
また、前面板22に入射した光H0のうち、充填層21を透過した一部の光は、太陽電池セル30に入射される光H10であり、他の一部の光は光再利用シート20に向かって進む光H1である。
また、複数の太陽電池セル30は、互いに電極で接続され、モジュールを構成する。
充填層21から太陽電池セル30に入射した光H10は、太陽電池セル30で電気エネルギに変換される。
通常、光入射面110に対し斜めに入射した光は、垂直に入射した光H0と比較して光入射面110で反射される割合が多く、太陽電池セル30に入射する光の量が少なく、発電に利用できる光量が少ない。
そのため、入射光H0が光入射面110に垂直に入射するとき、最も効率が高い。
そこで、入射光H0が光入射面110に垂直に入射するとき、即ち太陽が光入射面110に対して略垂直方向に位置するときに、光効率を向上させることができる。従って、太陽と太陽電池モジュールとの相対位置は、太陽電池モジュール全体の効率向上に非常に影響を与える。
光再利用シート20は、太陽電池セル30自体を透過した光又は互いに隣接する太陽電池セル30の間に入射した光H1を光再利用シート20の反射面100で反射する機能を有する。
反射面100で反射された光H2は前面板22と大気の間等の界面で再度反射され、太陽電池セル30の受光面Jに入射する光H3となり、太陽電池セル30において光電変換される。
これにより、光再利用シート20が無い構造の太陽電池モジュールと比較して光利用効率が向上できる効果がある。
上述の光再利用の効果は、入射光H0が光入射面110に垂直または垂直に近い状態に入射するときに、高い効率で得られる。反射された光H2は、最も効率良く光H3に変換され、光H3が太陽電池セル30において光電変換される。
なお、図3〜図6において、法線Nは、反射面100上の任意の一点における接平面に垂直な直線である。
また、図4Aにおいて、シート法線NBとは、光再利用シート20のV字状凹凸構造の平面Pの方向に対して垂直な法線である。
また、反射面100の角度θrは、この反射面100と平面Pとがなす角である。
図1に示すように、隣り合う太陽電池セル30の間の領域Rでは、即ち、太陽電池セル30が存在しない領域Rでは、光電変換が行われない。しかしながら、この領域Rを透過して光再利用シート20に入射するH1を太陽電池セル30側の受光面J側に向けて反射することにより、上述の光H1を有効に利用することができる。
この場合、領域Rを透過して反射面100に入射し、反射面100で反射された光H2は、図4Aに示すように前面板22と大気との界面での入射角度θ2が十分に大きければ、前面板22と大気との界面で充分に反射し光H2として特定方向に反射される。このため、反射光H2を太陽電池セル30の方向に効率的に入射させることができる。
上述する入射光H1と反射光H2とがなす角度を大きくすれば、離れた太陽電池セル30の受光面Jにも反射光H2を入射させることができる。このため、太陽電池セル30から離れたところに入射した光H1を利用でき、太陽電池セルの受光面に入射する光量が増え、結果として光の利用効率を上げることができる。
このためには、反射面100の角度θrを大きくする必要があり、入射光H1と反射光H2とがなす角度が35度以上であれば、十分な効果が得られる。
即ち、反射面100の角度θrは、35度/2=17.5度以上であることが望ましい。
このように反射面100に入射した光が、隣接する反射面100aに再度入射し、連続して反射面100,100aで反射する現象を多重反射という。
多重反射した光H4は、前面板22と大気との界面において、光H4の入射角θ2が35度より小さくなるため、充分に反射されずに、一部の光が大気へと透過する光H5に変換され、光電効果に寄与しない損失光が生じる。
従って、凹部201の反射面100の角度θrが30度以下であれば多重反射が生じないため、凹部201の反射面100の角度θrとしては、30度以下が望ましい。
この場合、太陽電池モジュール200の互いに隣り合う太陽電池セル30の間の領域Rに垂直に入射する光H1を、太陽電池セル30の方向に充分に反射することできない。このため、太陽電池セルの受光面に入射する光が十分に得られない。
従って、凹部201の反射面100の角度θrが、17.5度以上であれば入射角θ2が35度より大きくなるため、凹部201の反射面100の角度θrとしては、17.5度以上が望ましい。
従って、光再利用シート20の凹部201の構造は、図4Aのように、凹部201の反射面100において光H1が反射された後、多重反射が発生せず、かつ前面板22と大気との界面において充分に光H2が反射する角度に設定することが好ましい。
また、凹部201において、反射面100の角度θ1が17.5度以上30度以下の面積の割合は、反射面100の角度θrが17.5度より小さく30度より大きい面の面積の割合以上であることが望ましい。
また、凹部201において、反射面100の角度θrが17.5度以上30度以下の面の割合が、それ以外の角度の面積の割合より小さい場合、十分な光量を太陽電池セルの受光面に入射させることができない。
この計測方法としては、レーザー顕微鏡を用いることが望ましい。
また、光学顕微鏡又は電子顕微鏡による断面計測も用いることができる。
また、この時、シート法線NBは、光再利用シート20が載置された試料台に垂直な線とみなすことができる。
しかしながら、図4Bに示すように、単純に反射面100の角度θrを大きくした場合、多重反射が発生し、反射面100で反射した光H2が前面板22と大気との界面で充分に反射せずに前面板22を透過し、損失光が生じる。
そこで、角度θrの値を大きくし、かつ、多重反射が発生しない凹部201を実現するために、本発明においては図5A,図5B,及び図6に示す構造が見出されている。
図2は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態1における光再利用シートの拡大断面図である。図5A及び図5Bは本実施の形態における光再利用シートの説明図である。
本実施の形態1における光再利用シート20は、図2,図5A,及び図5Bに示すように、基材2と、基材2の上面に積層された反射形成層3とを含む。反射形成層3の上面には、光を反射する複数の凹部201が前面板22の光入射面110と平行な平面Pと平行な面に沿って形成されている。また、凹部201の前面板22と平行な平行面Pにおける凹部201の断面積は、凹部201の深さ方向において凹部201の底部201aから凹部201の頂部201bに向けて、即ち、前面板22側に近づくにしたがい拡大している。また、凹部201は、湾曲状の反射面を有する。更に、凹部201上の所定位置における平行面Pと凹部201の反射面とがなす角度θrは、所定位置が反射面100に沿って凹部201の底部201aから凹部201の頂部201bに向かうに伴って、増加している。即ち、底部201aに近い位置における角度θrbが小さく、頂部201bに近い位置における角度θrtが大きくなるように、角度θrが変化している。
更に、凹部201の反射面は、高反射率の金属反射層4で覆われている。
また、反射層4の表面は反射面100である。この反射面100上には図1に示す充填層21が積層されている。
なお、図5A及び図5Bにおいて、Nbは凹部201の底部201a近傍における法線であり、Ntは凹部201の頂部201b近傍における法線である。
このような光再利用シート20においては、頂部201bに起因する反射によって生成された反射光H2t(第2光)は、入射光H1t(第1光)に対する第1角度を有して前面板22に向けて進む。反射光H2tは、凹部201から第1距離70で離間された前面板22の第1界面部71において反射されて、反射光H3t(第3光)に変換される。
このような光再利用シート20においては、底部201aに起因する反射によって生成された反射光H2b(第2光)は、入射光H1b(第1光)に対する第1角度よりも小さい第2角度を有して前面板22に向けて進む。反射光H2bは、第1距離70よりも小さい第2距離80で凹部201から離間された前面板22の第2界面部81において反射されて、反射光H3b(第3光)に変換される。
ここで、第1角度は、頂部201bの反射面100と平面Pとがなす角度の2倍の角度である。また、第2角度は、底部201aの反射面100と平面Pとがなす角度の2倍の角度である。
なお、図5Aにおいては、頂部201bが第1傾斜部に相当しているが、図5Bにおいては法線Nmの起点である中間部が第1傾斜部に相当している。
この光H2bは、凹部201としての第1部材の底部201a近傍の反射面100において生じ、第1部材に隣接する凹部201としての第2部材の反射面100には入射しない。光H2bは、前面板22と大気との界面に入射角度θ2bで入射し、この界面において充分に反射され、光H3bに変換される。
一方、光再利用シート20において、前面板22の光入射面110に垂直に入射する入射光H0のうち、凹部201の頂部201b近傍に入射する光H1tは、図5Aに示すように角度θrtの反射面100に入射して反射され、光H2tに変換される。
この光H2tは、凹部201としての第1部材の頂部201b近傍の反射面100において生じ、第1部材に隣接する凹部201としての第2部材の反射面100には入射しない。光H2tは、前面板22と大気との界面に入射角度θ2tで入射し、この界面において充分に反射され、光H3tに変換される。
上記の光再利用シート20において、角度θrtは、角度θrbよりも大きい値である。そのため、前面板22と大気との界面に入射角度θ2tも、入射角度θ2bよりも大きい値であり、前面板22と大気との界面において充分に光が反射される確率が高くなり、高い効率で光を利用することが可能となる。
θrb<θrm<θrt 数式1
tan(90°―2θrb)×S/2>d 数式2
ここで、θrbは、平行面Pと反射面100とがなす角度を表し、前面板22と凹部201の表面との距離が最大である位置、即ち、周期構造断面における谷部近傍の反射面100と平面Pとがなす角度を表す。
また、θrtは、平行面Pと反射面100とがなす角度を表し、前面板22と凹部201の表面との距離が最小である位置、即ち、周期構造断面における頂部近傍の反射面100と平面Pとがなす角度を表す。
また、θrmは、平行面Pと反射面100とがなす角度を表し、谷部と頂部との間の中間部における角度を表す。
また、Sは、凹部201の配列ピッチを表す。
また、dは、凹部201の深さを表す。
上記のように数式1を満たすので、光再利用シート20に入射した光が頂部に近い位置の反射面100によって反射され、前面板22と大気との界面に入射する入射角度が、より大きくなる。このため、前面板22と大気との界面にて充分に反射する確率が高くなる。
上記の数式2においては、図5Bに示すように光H1bと反射面100の法線Nbとがなす角度は反射面100の角度θrbと等しいので、反射面100で反射した光H2bと平面方向(平行面P)とがなす角度は90°―2θrbである。
数式2を満たす凹部201の形状においては、周期構造断面の谷部近傍に垂直入射した光は多重反射することなく反射されるため、効率良く太陽電池セル30の受光面Jに偏向される。
上記の構造を実現するための条件を下記の式に示す。
tan(90°−2θrm)(S/2+t)>d−T 数式3
数式3において、θrmは、凹部201の頂部201b付近における反射面100と前面板22の光入射面110と平行な平行面Pとがなす角度を表す。
また、Sは、凹部201の配列ピッチを表す。
また、dは、凹部201の深さを表す。
また、tは、平行面Pに平行な方向において、凹部201の底部201a付近における法線Nbの起点位置と、凹部201の頂部201b付近における法線Nmの起点位置との間の距離を表す。
また、Tは、平行面Pに垂直な方向において、凹部201の底部201a付近における法線Nbの起点位置と、凹部201の頂部201b付近における法線Nmの起点位置との間の距離(高さ)を表す。
数式3に基づく光H2mの光路においては、凹部201としての第1部材の反射面100に入射して反射・偏向された光H2mが、偏向方向において光H2mに最も近い凹部201の頂部201b近傍まで進行した場合、即ち、平面Pに平行方向の距離(S/2+t)だけ進行した場合に、第1部材に隣接する凹部201としての第2部材の頂部201bよりも前面板22に近い位置を光H2mが通過する。即ち、光H2mは、頂部201bの反射面100に入射されない。このため、多重反射が発生しない。
反射面100の角度θrb,θrm,及びθrtが17.5度以上であると、反射面100のどの位置に光が入射した場合であっても、反射面100で反射した光H2は、前面板22と大気との界面において充分に大きな値を有する入射角度が得られる。これによって、充分に光が反射されて効率良く太陽電池セル30の受光面Jに偏向される。
反射面100の角度θrb,θrm,及びθrtが45度以上である場合、反射面100で反射された光H2は、前面板22と平行方向に或いは前面板22から太陽光・照明光の側Fに向けて偏向されてしまう。そのため、反射面100の角度θrは45度未満が好ましい。
図6は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態2における光再利用シートの拡大断面図である。
この実施の形態2に示す光再利用シート20は、上記実施の形態1の変形例を示す。上記実施の形態1と実施の形態2とは、以下に述べる構造について相違する。
実施の形態2は、実施の形態1に示す構造とは逆の構造を示している。即ち、太陽電池セルが埋設される充填層側に光透過性の基材2が配置されている。この基材2の充填層と反対の下面に反射形成層3が設けられている。この反射形成層3の基材2と反対の下面には、上記実施の形態1に示す凹部201とは逆形状であって、かつ凹部201と同一の傾斜角度を有するように凹状に湾曲した反射面100が形成されている。このような構造を有する実施の形態2の光再利用シート20においては、複数の反射用凹部204が前面板の光入射面と平行な平面Pと平行な面に沿って形成されている。凹部204の反射面は、高反射率の反射層4で覆われている。
この場合、反射層4と凹部204との界面が反射面100となる。
このような実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様な作用効果が得られる。
また、図6のような形状を有する光再利用シート20においては、図2に示す構造と比較して、構造層(反射形成層)の頂部6と平面Pとの角度がより一層鈍角になる。このため、所望の形状を有する光再利用シート20を容易に成型することができる。また、成型後の傷、摩擦などに対する耐性が向上するため、ハンドリング性が向上する。
図7は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態3において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図7に示すように平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート20においては、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122には、上記実施の形態で述べた反射面を有し、かつ光再利用シート20の長尺方向(X方向)に延在する帯状の凹部201が光再利用シート20の幅方向(光再利用シート20の短尺方向,Y方向)に一定のピッチで平行に配設されている。
この場合、領域122Xにおける凹部201に入射した光の利用効率は良い。
なお、図7において、矢印Nは帯状凹部201の反射面に対する法線であり、矢印H2は凹部201の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
図8は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態4において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図8に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート20において、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122においては、上記実施の形態で述べた反射面を有する帯状の凹部201が光再利用シート20の長尺方向と交差する斜め方向に延在して一定のピッチで平行に配列されている。
なお、図8において、矢印N1は凹部201の反射面に対する法線であり、矢印H2は凹部201の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
このように構成された太陽電池モジュールにおいては、帯状凹部が延在する方向と太陽電池セル30の辺が延在する方向とが任意の角度で交差するように、凹部201が配列している。これによって、図7と比較して、領域122に入射した光を、凹部201の反射面で反射した光H2に変換し、光H2を太陽電池セル30に入射させることが可能となる。このため、より効率的に偏向することが可能となる。
図9は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態5において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図9に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート20において、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122には、上記実施の形態で述べた反射曲面を有する帯状の凹部からなる反射領域120が配設されている。
なお、図9において、矢印Nは帯状凹部の反射曲面に対する法線であり、矢印H2は凹部の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
このように構成された太陽電池モジュールにおいては、太陽電池セル30の位置に対応させて、太陽電池セル30の周りを囲むように反射領域120を配列することにより、反射領域120で反射した光H2を太陽電池セル30により効率的に偏向することが可能となる。
図10は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態6において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図10に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート20において、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122には、上記実施の形態で述べた反射面を有する帯状の凹部が互いに交差するように配列することによって構成された反射領域120が設けられている。
なお、図10において、矢印N1、N2は互いに交差する凹部の反射面に対する法線であり、矢印H2は互いに交差する凹部の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
また、帯状の凹部が互いに交差する角度は、適宜設定してよく、30度〜90度が好ましい。
また、帯状の凹部が図10に示すように配置された場合、図9と比較して、凹部の形状が面内で均一である光再利用シート20を使用することが可能となる。これによって、太陽電池セル30と光再利用シート20とのアライメントが簡便となるため、製造工程の簡略化が可能となる。
図11は本発明に係る光再利用シートを構成する反射用凹部の配列例を示す一部の拡大斜視図である。
この実施の形態7における光再利用シート20の反射領域120は、図11に示すように、複数の第1凹部101と複数の第2凹部102とが組み合わされて構成されている。具体的に、上記実施の形態で述べた反射面を有する複数の帯状の第1凹部101がその幅方向に互いに隣接するように配列されている。第1凹部101よりも長い複数の帯状の第2凹部102と、複数の第1凹部101とは互いに交差するようにして組み合わされている。
なお、図11において、矢印N1、N2は互いに交差する第1凹部101と第2凹部102の反射面に対する法線である。
この実施の形態7における反射領域120の第1凹部101と第2凹部102との交差角度は、適宜設定してよく、30度〜90度が好ましい。
図12A〜図12Cは本発明に係る光再利用シートを構成する反射形成層及びこれに形成された反射用凹部の配列例を示す一部の拡大断面図である。
この実施の形態7において、光再利用シート20を構成する反射形成層3の上面に一体的に形成された反射用凹部は、図12B及び図12Cに示すように、独立した光学要素5によって構成されている。例えば、反射用凹部は、反射面100を有する略円錐形状のマイクロレンズ5Aの組み合わせで構成されている。このような光学要素5を反射形成層3上にその上面に沿って二次元方向に一定のピッチまたはランダムなピッチで配列することにより、光再利用シート20が構成される。
図12Bに示す光学要素5Aにおいては、直径がDで表され、基部から頂部までの高さがdで表されている。光学要素5Aは、凸型の円錐形状に形成されている。光学要素5Aの外側面は、二次曲線状に湾曲する反射面100を構成している。
このような光学要素5Aにおいては、図5A及び図5Bに示す場合と同様に、光学要素5Aの基部5Ab近傍に入射する光は、角度θrbを有する反射面100に入射して反射され、図5A及び図5Bに示す光H2bと同様な反射光となる。
また、この反射光は、互いに隣接する光学要素5Aに形成された反射面100に入射することがなく、図5A及び図5Bに示す前面板の光反射面と大気との界面に入射角度θ2bで入射し、充分に反射される。
この場合、角度θrm、θrtは、角度θrbより値が大きいため、前面板の光入射面と大気との界面への入射角度も角度θrb場合よりも大きくなる。これにより、前面板の光入射面と大気との界面において充分な反射光が発生する確率が高くなり、より効率的に光を利用することが可能となる。
また、図12Bに示す独立した光学要素5を二次元方向に配列することによって構成された図12Cの光再利用シート20においては、光学要素5の反射面100に入射して反射された光H2は放射方向に偏向される。即ち、図3又は図11に示すように帯状の凹部が配列された場合とで比較して、図12Cにおいては、二次元方向に光を偏向することができる。このため、図7〜図10に示すように太陽電池セルの位置と光再利用シート20の位置とを調整する必要がなく、製造工程の簡略化と、太陽電池セルと光再利用シートとの間のアライメント不良に起因する光利用効率の低減を防止することが可能となる。
図13は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図13に示す光学要素5Bは、直径がDで、深さがdの凹型の円錐形状に形成されている。光学要素5Bの内側面は、二次曲線状に湾曲する反射面100が設けられている。
光学要素5Bの底部5Bb側における反射面100と平面Pとがなす角度はθrbで示されており、光学要素5Bの開口5Bt側における反射面100と平面Pとがなす角度はθrtで示されている。また、光学要素5Bにおいて、底部5Bbと開口5Btとの間の中間部における反射面100と平面Pとがなす角度はθrmで示されている。ここで、中間部が光学要素5Aの底部5Bbから開口5Btに向かうに従って、角度値が次第に大きくなるように、角度θrmは設定されている。
このような光学要素5Bにおいては、図5A及び図5Bに示す場合と同様に、光学要素5Bの底部5Bb近傍に入射する光は、角度θrbを有する反射面100に入射して反射され、図5A及び図5Bに示す光H2bと同様な反射光となる。
また、この反射光は、互いに隣接する光学要素5Bに形成された反射面100に入射することがなく、図5A及び図5Bに示す前面板の光反射面と大気との界面に入射角度θ2bで入射して、充分に反射される。
この場合、角度θrm、θrtは、角度θrbより値が大きいため、前面板の光入射面と大気との界面への入射角度も角度θrb場合よりも大きくなる。これにより、前面板の光入射面と大気との界面において充分な反射光が発生する確率が高くなり、より効率的に光を利用することが可能となる。
図12Bの光学素子5A及び図13の光学素子5Bの形状として、開口部が略円形状、略楕円形状、多角形で、かつ、凹状に湾曲した多角凹レンズ部を隙間なく配置された構成が採用されてもよい。
図14A及び図14Bは、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図14Aに示す光学要素5は、長軸a及び短軸bを有する楕円錐形状に形成されている。光学要素5の側面は、例えば、図12Bの光学素子5A、又は図13の光学素子5Bに示すような反射面を有している。
このような光学要素5を複数個用いて、長軸aが互いに平行になるように一定のピッチで光学要素5を配列することにより、光再利用シートは構成されている。
このように光学要素5が楕円錐形状に形成されていることより、光学要素5の反射面から反射される光を任意の方向に強く偏向することが可能である。
特に、開口部が楕円形状である場合、楕円形状の長軸aと略直交した方向に強く光を偏向することが可能となる。
このため、楕円形状の長軸aと略直交した方向を太陽電池セルに向けることで、光の利用効率を向上することが可能となる。
このような光学要素5を複数個用いて、長軸aが互いに平行しないように、かつ不均一なピッチで光学要素5を配列することにより、光再利用シートは構成されている。
このように光学要素5が配列されていることにより、長軸a方向の面内バラツキを統計的に制御し、これにより、放射方向の任意の範囲における反射光を強く偏向することが可能である。
図15は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
この実施の形態11に示す光学要素5は、開口部が略円形でドーム形状または略円錐形状のマイクロレンズから構成されている。本変形例における光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が比較的密にかつ幾何学的に配置されている。
具体的には、互いに隣接する3個の各光学要素5の頂部6(光学要素5が例えば図13の光学素子5Bの場合は、底部6)間を結ぶ線S(S:光学要素5の配列ピッチに相当する)によって正三角形格子パターンを形成するように複数の光再利用シート上に光学要素5が配置されている。
この配置パターンは、光学要素5の頂部6間のピッチS及び互いに隣接する光学要素5間の距離Mは全て一定であり、これにより、マイクロレンズからなる光学要素5を最も密に配列することができる。
図16は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
この実施の形態11に示す光学要素5は、開口部が略円形でドーム形状または略円錐形状のマイクロレンズから構成されている。本変形例における光再利用シートにおいては、光学要素5のピッチS及び隣り合う光学要素5間の距離Mがランダムに設定され、複数の光学要素5が配置されている。
ここで、「ランダム」とは、光再利用シートの任意の領域において、光学要素5の頂部6間のピッチSの値及び光学要素5間の距離Mの値が、実質的に不規則であることを意味する。
従って、任意の領域における微小領域において複数の光学要素5が規則的に配置されている場合であっても、任意の領域全体において複数の光学要素5が不規則に配置されている構成は、「ランダム」な構造に含まれる。
また、図15に示すように、円形状の開口部を有する光学要素5が正三角形格子パターンによって配列され、面内において光学要素5の頂部6間のピッチS及び光学要素5間の距離Mに僅かなバラツキが発生した場合、光再利用シート全体を観察するとムラが視認される。
この理由は、光学要素5が非常に均一に配置された構造においては、僅かな距離のバラツキが強調されて視認されてしまうためである。
図16のように、ランダムで配置することで、上述のようなムラの視認を防ぐことが可能となる。
図17A〜図17Cは、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図17Aに示す光学要素5は、開口部が正六角形で略六角錐形状のマイクロレンズから構成されている。本変形例の光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が互いに密接してハニカム形状に配列されている。
また、図17Bに示す光学要素5は、開口部が正四角形で略四角錐形状のマイクロレンズから構成されている。この光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が互いに密接してマトリクス状に配列されている。
更に、図17Cに示す光学要素5は、開口部が正三角形で略三角錐形状のマイクロレンズから構成されている。この光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が互いに密接してマトリクス状に配列されている。
なお、図17A〜図17Cにおいて、符号6は光学要素5の頂部を表している。
図18は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図18に示す実施の形態においては、開口部が正八角形で略八角錐形状のマイクロレンズからなる光学要素5aと、開口部が正四角形で略四角錐形状のマイクロレンズからなる光学要素5bとによって光再利用シートが構成されている。この光再利用シートにおいては、複数の光学要素5a及び複数の光学要素5bが互いに密接してマトリクス状に配列している。
なお、図18において、符号6は光学要素5a,5bの頂部を表している。
複数の光学要素を隙間なく配置することにより、入射光を太陽電池セル側に偏向させない部位である、光学要素間の平坦部をほぼ無くすことが可能となる。
このため、より光利用効率を高めることが可能となる。
また、複数の光学要素が隙間無く配置されているので、平坦部で発生する僅かな距離のバラツキが強調されて視認されるムラの発生を防止することが可能となる。
複数の光学要素が隙間なく配置される構造としては、開口部を正六角形,正方形,正三角形に形成することによって、開口部の形状が同一である構造を採用することができる。
開口部の形状が同一になるように光学要素を形成することで、光学要素の寸法、形状を同一にすることが可能となる。このため、ムラが生じない光再利用シートを作成することが可能となる。
特に、開口部が正六角形である場合、互いに隣接する開口部の連結部の形状を直線状ではなく、より複雑なジクザグ形状を有する連結部を形成することができる。このため、前面板22に光H0が入射した時の反射を防ぐためにテクスチャ構造が設けられた場合、光再利用シート20の構造と、前面板22のテクスチャ構造との干渉に起因する明暗縞を防ぐことが可能となる。
また、図18に示すように、開口部と、互いに異なる多角形の光学要素5a,5bとを組み合わせて、隙間なく複数の光学要素を配置してもよい。
なお、光学要素の構造としては、凹部のみが用いられた構造だけでなく、略円錐形状、略多角錐形状である凸部が配列された構造を用いて、凸部の組み合わせで所望の凹部からなる構造を形成してもよい。
図19A及び図19Bは、本発明に係る太陽電池モジュールの光再利用シートの実施の形態を示す拡大断面図である。
図19Aに示す光再利用シート20は、基材2と、この基材2の上面に積層された反射形成層3とを含む。反射形成層3は、光の反射性能及び耐熱性能を向上させる散乱反射体を含有する材料によって構成されている。
そして、反射形成層3の上面には、図2に示す場合と同様な帯状の複数の反射用凹部202が基材2の上面に沿って平行に配列して形成されている。凹部202は、湾曲状の反射面100を有する。
このような構造を有する光再利用シート20においては、図2に示す光再利用シート20と比較して、反射層4を省略でき、かつ、図5A及び図5Bに示す場合と同様な作用効果が得られる。
このような構造を有する光再利用シート20においては、図6に示す光再利用シート20と比較して、反射層4を省略でき、かつ、図5A及び図5Bに示す場合と同様な作用効果が得られる。
また、反射形成層3に凹部を形成する方法としては、例えば、次のような方法が採用される。まず、平面スタンパ又はロールスタンパの凹凸形成面に熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、又は電子線硬化型樹脂等を塗布又は注入する。その後、塗布又は注入された樹脂上に基材2を配置し、硬化処理を行う。その後、スタンパから硬化された樹脂を離型する。
図20A及び図20Bは、本発明に係る太陽電池モジュールの光再利用シートの実施の形態を示す拡大断面図である。
このような構造の光再利用シート20においては、図5A及び図5Bに示す場合と同様な作用効果が得られる。
このような構造を有する光再利用シート20においては、図5A及び図5Bに示す場合と同様な作用効果が得られる。
また、反射面100を構成する凹部のピッチとしては、300μm以下であることが望ましく、より望ましくは、200μm以下である。
凹部のピッチが300μmより大きい場合には、反射面100を成型するときの凹部の底部の型に樹脂が十分に充填されないため、成型性が劣る。
従って、凹部のピッチが200μm以下であれば、比較的粘度の高い樹脂を用いる場合であっても成型が可能となる。
また、凹部及び凸部のピッチが小さすぎると型の作製が難しくなる。このため、ピッチは、25μm以上であることが望ましく、より望ましくは、50μm以上であることが望ましい。
凹部のピッチが25μmより小さいと、金型を切削する時間が長くタクトが落ち生産効率が劣る。
更に、凹部のピッチが50μmより小さいと、反射面100を成形する際に樹脂がうまく溝に充填されず、凹部の底部及び凸部の先端部分の形状を金型の形状に沿って作製することができない。即ち、金型の形状を光再利用シートに好適に転写することができない。
また、反射形成層3の厚さは、特には限定されないが、例えば30μm以上、500μm以下である。
反射形成層3を形成するポリマー組成物中には、ポリマー組成物の他に例えば散乱反射体、硬化剤、可塑剤、分散剤、各種レベリング剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、粘性改質剤、潤滑剤、光安定化剤等が適宜配合されてもよい。
上述のポリマー組成物としては、特に限定されない。ポリマー組成物としては、例えばポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−(ポリ)スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、リエチレンナフタレート系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられ、これらのポリマーを1種又は2種以上混合して使用することができる。
水酸基含有不飽和単量体としては、(a)例えばアクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アリルアルコール、ホモアリルアルコール、ケイヒアルコール、クロトニルアルコール等の水酸基含有不飽和単量体、(b)例えばエチレングリコール、エチレンオキサイド、プロピレングリコール、プロピレンオキサイド、ブチレングリコール、ブチレンオキサイド、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、フェニルグリシジルエーテル、グリシジルデカノエート、プラクセルFM−1(ダイセル化学工業株式会社製)等の2価アルコール又はエポキシ化合物と、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸との反応で得られる水酸基含有不飽和単量体などが挙げられる。
これらの水酸基含有不飽和単量体から選択される1種又は2種以上を重合してポリオールを製造することができる。
また、その水酸基価は5以上300以下、好ましくは10以上200以下、更に好ましくは20以上150以下である。
水酸基過剰の条件で得られるポリエステルポリオールは、(c)例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、シクロヘキサンジオール、水添ビスフェノルA、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ハイドロキノンビス(ヒドロキシエチルエーテル)、トリス(ヒドロキシエチル)イソシヌレート、キシリレングリコール等の多価アルコールと、(d)例えばマレイン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、トリメット酸、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸等の多塩基酸とを、プロパンジオール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパン等の多価アルコール中の水酸基数が前記多塩基酸のカルボキシル基数よりも多い条件で反応させて製造することができる。
また、その水酸基価は5以上300以下、好ましくは10以上200以下、更に好ましくは20以上150以下である。
ポリマー組成物のポリマー材料として用いられるポリオールとしては、上述のポリエステルポリオール、及び、上述の水酸基含有不飽和単量体を含む単量体成分を重合して得られ、かつ、(メタ)アクリル単位等を有するアクリルポリオールが好ましい。
ポリエステルポリオール又はアクリルポリオールをポリマー材料とすれば耐候性が高く、反射形成層3の黄変等を抑制することができる。
なお、このポリエステルポリオールとアクリルポリオールのいずれか一方を使用してもよく、両方を使用してもよい。
なお、上述のポリエステルポリオール及びアクリルポリオール中の水酸基の個数は、1分子当たり2個以上であれば特に限定されないが、固形分中の水酸基価が10以下であると架橋点数が減少し、耐溶剤性、耐水性、耐熱性、表面硬度等の被膜物性が低下する傾向がある。
ポリマー組成物中に散乱反射体を含有することで、反射形成層3又は光再利用シート20の耐熱性が向上させることができ、かつ屈折率がポリマー組成物と大きく異なる材料を用いれば、光を反射させることができる。
なお、これにより十分な反射率が得られる場合には、図19A,図19B,図20A,及び図20Bに示すように金属反射層4を設けなくても良い。
ただし、過度に散乱反射体を含有すると、散乱反射した光は、多重反射し損失となるため、好ましくは、散乱反射した光の主光線は充分に反射しており、主光線以外の散乱光は主光線に対して、5度未満の屈折角が生じることが好ましい。
この散乱反射体剤を構成する無機物としては、特に限定されない。無機物としては、例えば、無機酸化物を用いることが好ましい。
この無機酸化物としては、シリカ等も用いることができるが、ZnS等の金属化合物を用いることもできるが特に、TiO2、ZrO、Al2O3等の金属酸化物が望ましい。
またシリカの中空粒子を用いることもできる。
このうち、TiO2は、屈折率が高く、分散性も得られやすいため好ましい。
また、散乱反射体の形状は、球状、針状、板状、鱗片状、破砕状等の任意の粒子形状でよく、特に限定されない。
平均粒子径が0.1μmより小さいと光を十分に反射しない。
また、平均粒子径が30μmより大きいと成型性が悪い。
また、散乱反射体のポリマー組成物100部に対する配合量の下限としては固形分換算で30部が好ましい。
一方、散乱反射体の上述の配合量の上限としては100部が好ましい。
これは、無機充填剤の配合量が30部より少ないと、充填層21から反射形成層3に入射する光H1を十分に反射することができない。
逆に、配合量が上述の範囲を越えると、成型性が悪い。
このように有機ポリマー固定の散乱反射体を用いることで、ポリマー組成物での分散性又はポリマー組成物との親和性の向上が図られる。
この有機ポリマーについては、その分子量、形状、組成、官能基の有無等に関して特に限定はなく、任意の有機ポリマーを使用することができる。
また有機ポリマーの形状については、直鎖状、分枝状、架橋構造等の任意の形状が採用される。
また、上述の有機ポリマーを構成する具体的な樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルおよびこれらの共重合体又はアミノ基、エポキシ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基等の官能基で一部変性した樹脂等が挙げられる。
このような樹脂の中でも、(メタ)アクリル系樹脂、(メタ)アクリル−スチレン系樹脂、(メタ)アクリル−ポリエステル系樹脂等の(メタ)アクリル単位を含む有機ポリマーを必須成分として含有する樹脂が被膜形成能を有し好適である。
他方、上述のポリマー組成物と相溶性を有する樹脂が好ましく、従ってポリマー組成物と同じ組成である樹脂が最も好ましい。
ポリマー組成物としてのポリオール中にシクロアルキル基を導入することで、ポリマー組成物の撥水性、耐水性等の疎水性が高くなり、高温高湿条件下での反射形成層3ひいては光再利用シート20の耐撓み性、寸法安定性等が改善される。
また、反射形成層3の耐候性、硬度、肉持感、耐溶剤性等の塗膜基本性能が向上する。
更に、表面に有機ポリマーが固定された散乱反射体との親和性及び散乱反射体の分散性が更に良好になる。
また、ポリマー組成物中には硬化剤としてイソシアネートを含有するとよい。
このようにポリマー組成物中にイソシアネート硬化剤を含有することで、より一層強固な架橋構造となり、反射形成層3の被膜物性が更に向上する。
このイソシアネートとしては上述の多官能イソシアネート化合物と同様の物質が用いられる。
中でも、被膜の黄変色を防止する脂肪族系イソシアネートが好ましい。
なお、散乱反射体は、内部に有機ポリマーを包含していてもよい。
このことにより、散乱反射体のコアである無機物に適度な軟度および靱性を付与することができる。
アルコキシ基が含有されている場合、ポリマー組成物との親和性又はポリマー組成物中での分散性を向上させることができる。
上述のアルコキシ基は、微粒子骨格を形成する金属元素に結合したRO基を示す。
このRは置換されていてもよいアルキル基であり、微粒子中のRO基は同一であっても異なっていてもよい。
Rの具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル等が挙げられる。
散乱反射体を構成する金属と同一の金属アルコキシ基を用いるのが好ましく、散乱反射体がコロイダルシリカである場合には、シリコンを金属とするアルコキシ基を用いるのが好ましい。
また、有機ポリマーを固定した散乱反射体の有機ポリマーの含有率については、特に制限されないが、散乱反射体を基準にして0.5質量%以上50質量%以下が好ましい。
このような表面処理としては、例えば(a)コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガス若しくは窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理、化学薬品等を用いた酸化処理、及び(b)プライマーコート処理、アンダーコート処理、アンカーコート処理、蒸着アンカーコート処理などが挙げられる。
これらの表面処理の中でも、反射層4との接着強度が向上し、緻密かつ均一な反射層4の形成に寄与するコロナ放電処理及びアンカーコート処理が好ましい。
これらのアンカーコート剤の中でも、反射層4の接着強度をより向上することができるポリエステル系アンカーコート剤が特に好ましい。
また、上述のアンカーコート剤のコーティング量(固形分換算)は、1g/m2以上、3g/m2以下が好ましい。
アンカーコート剤のコーティング量が1g/m2より少ないと、反射層4の密着性を向上させる効果が小さくなる。
一方、アンカーコート剤のコーティング量が3g/m2より多いと、光再利用シート20の強度、耐久性等が低下するおそれがある。
添加剤の混合量としては、添加剤の効果発現とアンカーコート剤の機能阻害とのバランスから0.1重量%以上10重量%以下が好ましい。
上述の添加剤が、0.1重量%未満では、ブロッキングを十分に防止できず、耐候性が十分に得られず、10重量%より多いと、トップコート剤の機能を阻害してしまう。
反射層4を形成する際には、反射形成層3の凹凸構造が形成された面に沿って金属を蒸着することで形成される。
この反射層4を形成するための蒸着装置は、反射形成層3に収縮、黄変等の劣化を招来することなく金属が蒸着できれば特に限定されない。例えば、反射層4を形成するための装置として、(a)真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、イオンクラスタービーム法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法;PVD法)、(b)プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法;CVD法)を行う装置が採用される。
これらの蒸着法の中でも、生産性が高く良質な反射層4が形成できる真空蒸着法又はイオンプレーティング法が好ましく用いられる。反射層4は、鏡面反射が発生することが好ましい。
散乱反射が発生される反射層と比較して、鏡面反射が発生される反射層4を用いることにより、充分な指向性を有する反射光を発生することが可能である。
このように反射層4を多層構造とすることで、蒸着の際に懸かる熱負担の軽減により反射形成層3の劣化が低減され、更に反射形成層3と反射層4との密着性等を改善することができる。このとき、金属膜の上に酸化金属層を設けても良い。
また、上述の物理気相成長法及び化学気相成長法における蒸着条件は、反射形成層3又は基材2の樹脂種類、反射層4の厚さ等に応じて適宜設定される。
また、反射層4の厚さの下限としては、10nmが好ましく、20nmが特に好ましい。
一方、反射層4の厚さの上限としては、200nmが好ましく、100nmが特に好ましい。
反射層4の厚さが10nm下限より小さいと、充填層21から反射層4に入射する光を十分に反射することができない。
また、20nm以上の厚さであっても、上述の反射層4で反射される光の量は増えない。そのため、反射層4の膜厚としては、20nmが十分な厚さである。
一方、反射層4の厚さが200nmの上限を超えると、反射層4に目視でも確認できるようなクラックが発生する。厚さが100nm以下であれば、目視で確認できないようなクラックも発生しない。
また、反射層4の外面には、トップコート処理を施すとよい(図示せず)。
このように反射層4の外面にトップコート処理を施すことで、反射層4が封止及び保護され、その結果、光再利用シート20のハンドリング性が良くなる。
また、反射層4の経年劣化も抑えられる。
トップコート剤の中でも、反射層4との接着強度が高く、反射層4の表面保護、欠陥の封止等に寄与するポリエステル系トップコート剤が特に好ましい。
上述のトップコート剤のコーティング量(固形分換算)は、3g/m2以上、7g/m2以下が好ましい。
トップコート剤のコーティング量が3g/m2より小さいと、反射層4を封止及び保護する効果が小さくなるおそれがある。
一方、トップコート剤のコーティング量が上7g/m2を超えても、上述の反射層4の封止及び保護効果があまり増大せず、かえって光再利用シート20の厚さが増大してしまう。
添加剤の混合量としては、添加剤の効果発現とトップコート剤の機能阻害とのバランスから0.1重量%以上10重量%以下が好ましい。
上述の添加剤の混合量が0.1重量%未満である場合、密接着性、耐候性、耐熱性が十分に得られない。上述の添加剤の混合量が10重量%より多い場合、トップコート剤の機能が阻害されてしまう。
基材2に用いられる合成樹脂としては、屋外に設置されることを鑑み、耐水性、紫外線に対する耐久性等の耐候性を有している樹脂を用いることが望ましい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)等のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−(ポリ)スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、リエチレンナフタレート系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、エポキシン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。
上述の樹脂の中でも、高い耐熱性、強度、耐候性、耐久性、水蒸気等に対するガスバリア性等を有した樹脂として、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ乳酸系樹脂が好ましい。
これらのポリエステル系樹脂の中でも、耐熱性、耐候性等の諸機能面及び価格面のバランスが良好なポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
また、上述のフッ素系樹脂としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体からなるペルフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマー(FEP)、テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマー(EPE)、テトラフルオロエチレンとエチレン又はプロピレンとのコポリマー(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂(PCTFE)、エチレンとクロロトリフルオロエチレンとのコポリマー(ECTFE)、フッ化ビニリデン系樹脂(PVDF)、フッ化ビニル系樹脂(PVF)等が挙げられる。
これらのフッ素系樹脂の中でも、強度、耐熱性、耐候性等に優れるポリフッ化ビニル系樹脂(PVF)又はテトラフルオロエチレンとエチレン又はプロピレンとのコポリマー(ETFE)が特に好ましい。
これらの環状ポリオレフィン系樹脂の中でも、強度、耐熱性、耐候性等に優れるシクロペンタジエン(及びその誘導体)、ジシクロペンタジエン(及びその誘導体)又はノルボルナジエン(及びその誘導体)等の環状ジエンのポリマーが特に好ましい。
また、基材2の形成材料中には、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性等を改良、改質する目的で、種々の添加剤等を混合することができる。
この添加剤としては、例えば滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、充填材、強化繊維、補強剤、帯電防止剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料等が挙げられる。
上述の基材2の成形方法としては、特に限定されない。この方法としては、例えば、押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の公知の方法が採用される。
基材2を用いる場合には、その厚さは、25μm以上、500μm以下が好ましく、250μmが特に好ましい。
基材2の厚さが25μmより薄い場合、紫外線硬化樹脂等の硬化収縮の影響により、反射形成層3の塗工加工際にカールが発生し、太陽電池モジュール200に組み込む際に不具合が発生する。
逆に、基材2の厚さが500μmを超えると、フィルム重量が増加してしまい、太陽電池モジュール200の重量も増加してしまう。
基材2の厚さが250μm以下であれば、より軽量の太陽電池モジュール200を実現できる。
基材2を太陽電池モジュール200に組み込む際に、基材2の面が平坦に維持された状態で、基材2を太陽電池モジュール200に組み込むことが好ましい。
基材2が平坦な状態で、基材2が太陽電池モジュール200に組み込まれることで、太陽電池モジュール200を略平坦な形成することが可能となる。これによって、太陽電池モジュール200を安定して設置することができる。
この紫外線安定剤又は紫外線安定基を用いることにより、紫外線で発生するラジカル、活性酸素等が不活性化され、光再利用シート20の紫外線安定性、耐候性等を向上させることができる。
この紫外線安定剤又は紫外線安定基としては、紫外線に対する安定性が高いヒンダードアミン系紫外線安定剤又はヒンダードアミン系紫外線安定基が好適に用いられる。
このような構造を有する光再利用シート20を用いた太陽電池モジュール200によれば、隣り合う太陽電池セル30の間の領域Rに入射する光を光再利用シート20の反射面100で反射し、太陽電池セル30に入射させることができる。
これにより、隣り合う太陽電池セル30の間の領域Rに入射する光も利用することができ、太陽電池モジュール200の発電効率を向上させることが可能となる。
図21は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態を示す断面図である。
図21においては、上述した実施の形態と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化し、図1と異なる点を具体的に説明する。太陽電池モジュール200において、基材2に代えて、光再利用シート20に10μmから30μmのアルミ層又は10nmから100nmのシリカ層からなるバリア層40を有する基板を用いる。
この場合、バリア層40の耐久性を上げるために、PVF(ポリフッ化ビニル樹脂)を塗布したり、又はポリフッ化ビニル樹脂を有したフィルムを張り合わせたりすることにより、太陽電池モジュールを保護してもよい。
この構成によれば、太陽電池モジュール200をバックシートして用いることもできる。
図22は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態を示す断面図である。
図22においては、上述した実施の形態と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化し、図1と異なる点を具体的に説明する。実施の形態18の太陽電池モジュール200における光再利用シート20の配列構造は、図1に示す光再利用シート20の配列構造とは逆である。
即ち、実施の形態18においては、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2が配置されている。充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に反射形成層3が設けられている。基材2が設けられている反射形成層3の面とは反対の下面には、複数の凹部207が設けられている。この複数の凹部207は、実施の形態1に示す凹部201と同形で、かつ同一傾斜角度で凹状に湾曲する反射面を有する。この複数の凹部207は、前面板の光入射面と平行な平面Pと平行な面に沿って形成されている。複数の凹部207の反射面は、高反射率の反射層4で覆われている。
このように構成された光再利用シート20を有する太陽電池モジュール200においても図1に示す場合と同様な作用効果が得られる。
以下に説明する実施の形態19〜36においては、上述した実施の形態1〜18と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化する。
図23は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態を示す断面図である。図24は本実施の形態における光再利用シートの拡大断面図である。図25は本実施の形態における光再利用シートの反射形成層に形成された反射用凸部の一例を示す斜視図である。
太陽電池モジュール300は、図23に示すように、光再利用シート220と、充填層21と、前面板23を含んで構成され、これら光再利用シート220、充填層21、前面板23はこの順に積層されている。
また、充填層21内には複数の太陽電池セル30が充填層21の平面に対して平行な方向に一定のピッチでマトリクス状に配列されている。
例えば、前面板23の材質には、強化ガラス、サファイアガラス等のガラス、或いはPC(ポリカーボネート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等の樹脂シートが使用される。
また、前面板23の厚さは強化ガラスであれば約3〜6mm、樹脂シートであれば100μm〜3000μmの板が用いられる。
光再利用シート220は、図23,図24,及び図28A〜図28Cに示すように、平板状の基材2と、この基材2の上面に積層された反射形成層33とを含む。反射形成層33の上面には、複数の反射用の凸部211が平面Pと平行な面に沿って形成されている。平面Pと平行な面における凸部211の断面積は、凸部211が突出する方向において凸部211の表面の一部が前面板23側に近づくにしたがい拡大している。凸部211は、湾曲状の反射面を有する。
そして、前面板23の光入射面110と平行な面Pと、凸部211の反射面とがなす角度θrが凸部211の突出方向で前面板23側に近づくにしたがい小さくなるように、凸部211が構成されている。
更に、凸部211の反射面は高反射率の金属反射層4で覆われている。
また、反射層4の表面は反射面500である。この反射面500上には充填層21が積層されている。なお、基材2が平板状であることが好ましい。
また、充填層21は太陽電池セル30を封止する層である。充填層21の材料としては、充填層21に入射した光H0を透過させるため光線透過率が高い材料が用いられる。充填層21の材料として、難燃性のEVA(エチレン・ビニル・アセテート)が広く使用されている。
なお、光入射面110の法線NGは、前面板23を最も安定させて平面P上に配置させた状態における平面Pの法線と平行な方向である。
また、光入射面110に垂直に入射する光とは、法線NGに平行に太陽電池モジュール300に入射する光である。
また、前面板23に入射した光H0のうち、充填層21を透過した一部の光は、太陽電池セル30に入射される光H10であり、他の一部の光は光再利用シート220に向かって進む光H1である。
また、複数の太陽電池セル30は、互いに電極で接続され、モジュールを構成する。
充填層21から太陽電池セル30に入射した光H10は、太陽電池セル30で電気エネルギに変換される。
通常、光入射面110に対し斜めに入射した光は、垂直に入射した光H0と比較して光入射面110で反射される割合が多く、太陽電池セル30に入射する光の量が少なく、発電に利用できる光量が少ない。
そのため、入射光H0が光入射面110に垂直に入射するとき、最も効率が高い。
そこで、入射光H0が光入射面110に垂直に入射するとき、即ち太陽が光入射面110に対して略垂直方向に位置するときに、光効率を向上させることができる。従って、太陽と太陽電池モジュールとの相対位置は、太陽電池モジュール全体の効率向上に非常に影響を与える。
光再利用シート220は、太陽電池セル30自体を透過した光又は互いに隣接する太陽電池セル30の間に入射した光H1を光再利用シート220の反射面500で反射する機能を有する。
反射面500で反射された光H2は前面板23と大気の間等の界面で再度反射され、太陽電池セル30の受光面Jに入射する光H3となり、太陽電池セル30において光電変換される。
これにより、光再利用シート220が無い構造太陽電池モジュールと比較して光利用効率が向上できる効果がある。
上述の光再利用の効果は、入射光H0が光入射面110に垂直または垂直に近い状態に入射するときに、高い効率で得られる。反射された光H2は、最も効率良く光H3に変換され、光H3が太陽電池セル30において光電変換される。
なお、図25〜図28Cにおいて、法線Nは、反射面500上の任意の一点における接平面に垂直な直線である。
また、図26Aにおいて、シート法線NBとは、光再利用シート220のV字状凹凸構造の平面Pの方向に対して垂直な法線である。
また、反射面500の角度θrは、この反射面500と平面Pとがなす角である。
図23に示すように、隣り合う太陽電池セル30の間の領域Rでは、即ち、太陽電池セル30が存在しない領域Rでは、光電変換が行われない。しかしながら、この領域Rを透過して光再利用シート220に入射するH1を太陽電池セル30側の受光面J側に向けて反射することにより、上述の光H1を有効に利用することができる。
この場合、領域Rを透過して反射面500に入射し、反射面500で反射された光H2は、図26Aに示すように前面板23と大気との界面での入射角度θ2が十分に大きければ、前面板23と大気との界面で反射し光H2として特定方向に反射されるため。このため、反射光H2を太陽電池セル30の方向に効率的に入射させることができる。
上述する入射光H1と反射光H2とがなす角度を大きくすれば、離れた太陽電池セル30の受光面Jにも反射光H2を入射させることができる。このため、太陽電池セル30から離れたところに入射した光H1を利用でき、太陽電池セルの受光面に入射する光量が増え、結果として光の利用効率を上げることができる。
このためには、反射面500の角度θrを大きくする必要があり、入射光H1と反射光H2の角度が35度以上であれば、十分な効果が得られる。
即ち、反射面500の角度θrは、35/2度=17.5度以上であることが望ましい。
このように反射面500に入射した光が、隣接する凸部211の反射面500aに再度入射し、連続して反射面500,100aで反射する現象を多重反射という。
多重反射した光H4は、前面板23と大気との界面において、光H4の入射角θ2が35度より小さくなるため、反射されずに、一部の光が大気へと透過する光H5に変換され、光電効果に寄与しない損失光が生じる。
従って、凸部211の反射面500の角度θrが30度以下であれば多重反射が生じないため、凸部211の反射面500の角度θrとしては、30度以下が望ましい。
この場合、太陽電池モジュール300の互いに隣り合う太陽電池セル30の間の領域Rに垂直に入射する光H1を、太陽電池セル30の方向に十分に反射することできない。このため、太陽電池セルの受光面に入射する光が十分に得られない。
従って、凸部211の反射面500の角度θrが、17.5度以上であれば入射角θ2が35度より大きくなるため、凸部211の反射面500の角度θrとしては、17.5度以上が望ましい。
従って、光再利用シート220の凸部211の構造は、図26Aのように、凸部211の反射面500において光H1が反射された後、多重反射が発生せず、かつ前面板23と大気との界面において十分に光H2が反射する角度に設定することが好ましい。
また、凸部211において、反射面500の角度θ1が17.5度以上30度以下の面積の割合は、反射面500の角度θrが17.5度より小さく30度より大きい面の面積の割合以上であることが望ましい。
また、凸部211において、反射面500の角度θrが17.5度以上30度以下の面の割合が、それ以外の角度の面積の割合より小さい場合、十分な光量を太陽電池セルの受光面に入射させることができない。
この計測方法としては、レーザー顕微鏡を用いることが望ましい。
また、光学顕微鏡又は電子顕微鏡による断面計測も用いることができる。
また、この時、シート法線NBは、光再利用シート220が載置された試料台に垂直な線とみなすことができる。
前面板23は、衝撃、汚れ、水分の浸入等から保護する機能を有するが、太陽電池モジュールが使用される環境としては、太陽光が最も照射される建物の外部に一般的に設置される。そのため、天候又は外部環境の変化に起因して、前面板23が大気に触れる部分、即ち、前面板23の光入射面110において微細な傷又は汚れが発生することは避けられない。
光入射面110に微細な傷又は汚れが発生し、入射光H0が光入射面110に垂直に入射した場合、光入射面110に形成された微細な傷又は汚れに起因して、光入射面110の法線NGに対して△θ(△θ<10度)の屈折角が発生、この屈折角を有する光が太陽電池モジュールに射する。
試験片として、15cm角及び厚さが2mmであって一般に使用されるガラス板(表面は全て平滑面)を準備した。屋外試験として、風雨に曝されるように建物屋上にガラス板を設置し、6月〜8月の3ヶ月間の試験を行った。屋外試験を実施した後、平行光をガラス板に垂直入射させて、ELDIM社製イージーコントラスト(視野角測定装置)を用いて、ガラス表面内の100点を測定したところ、面積90%以上の領域で、垂直入射した光において△θの屈折が発生した。また、△θの最大値は10°未満であった。
ここで、入射角θ2−2が35度より大きい場合、前面板23と大気との界面において充分に光が反射されて光H3−2が得られ、光H3−2を太陽電池セル30の受光面側に向けて入射させることが可能である。
光再利用シート220においては、平面Pと平行な面における反射用凸部211の断面積が、凸部211の突出方向で前面板23側に近づくにしたがい減少している。凸部211は、湾曲状の反射面500を有する。また、湾曲状の反射面500は曲率を有する。具体的に、凸部211上の所定位置における平行面Pと凸部211の反射面とがなす角度θrは、所定位置が反射面500に沿って太陽光・照明光の側Fに近づくに伴って、減少している。即ち、前面板23の光入射面110と平行な面Pと凸部211の反射面とがなす角度θrは、凸部211が突出する方向において前面板23側に近づくにしたがい減少している。即ち、凸部211の谷部における反射面の角度θrbは大きく、凸部211の頂部側における反射面の角度θrtは小さくなるように、角度θrが変化している。
このような光再利用シート220においては、入射光H1,H1−3,H1−2のうちの光H1(直進光)は、反射面500による反射によって、光H1に対する第1角度を有して前面板23に向けて進む反射光H2(第2光)に変換される。第1角度を有する反射光H2は、凸部211から第1距離90で離間された前面板23の第1界面部91において反射されて反射光H3(第3光)に変換される。
このような光再利用シート220においては、入射光H1,H1−3,H1−2のうちの光H1−3(屈折光)は、反射面500による反射によって、光H1に対する前記第1角度よりも大きい第2角度を有して前面板23に向けて進む反射光H2−4(第2光)に変換される。第2角度を有する反射光H2−4は、第1距離90よりも大きい第2距離92で凸部211から離間された前面板23の第2界面部93において反射されて反射光H3−4(第3光)に変換される。
この場合、△θ0の屈折角を有していない光H2が前面板23と大気との界面に入射する角度θ2よりも、上記の入射角度θ2−4は、大きい。即ち、「θ2−4」>θ2であるため、充分な反射する確率が高くなる。
θrb>θrm>θrt 数式4
tan(90°―2θrb)×S/2>h 数式5
ここで、θrbは、前面板23と凸部211の表面との距離が最大である位置、即ち、凸部211の谷部近傍における反射面500と平面Pとがなす角度を表す。
また、θrtは、前面板23と凸部211の表面との距離が最小である位置、即ち、凸部211の頂部近傍の反射面500と平面Pとがなす角度を表す。
また、θrmは、平行面Pと反射面500とがなす角度を表し、谷部と頂部との間の中間部における角度を表す。
また、hは、凸部211と前面板23との距離における最大値と最小値との差であり、谷部から頂部までの高さを表す。
また、Sは、凸部211の配列ピッチを表す。
数式5を満たす凸部211の形状においては、平面Pに対して垂直に周期構造断面の谷部近傍に入射した光は、多重反射することなく反射面500によって反射される。このため、光H2を効率良く太陽電池セル30の受光面Jに偏向させることができる。
また、数式4を満たす凸部211の形状においては、平面Pに対して垂直に周期構造断面の谷部近傍に入射した光が多重反射しない条件が得られれば、凸部211の表面のどの位置においても垂直に入射する光は多重反射することなく、反射されることができる。
tan(90°−2θrm−△θ)×(S/2+t)>h−T 数式6
ここで、tは、平行面Pに平行な方向において、凸部211の谷部と、凸部211の谷部と頂部との間の中間部における法線Nの起点位置との間の距離を表す。また、tは、凸部211の谷部と、光が反射面500に入射した位置に最も近い谷部近傍の位置との間の距離を表す。
また、Tは、平行面Pに垂直な方向において、凸部211の谷部と、凸部211の谷部と頂部との間の中間部における法線Nの起点位置との間の距離を表す。
数式6を満たすことで、図28Cに示すように前面板23に形成された微細な傷又は汚れに起因する△θ0の屈折が発生した場合でも、多重反射が発生せず、光H2−4を効率良く太陽電池セル30の受光面Jに偏向させることができる。
ここで0≦t≦S/2の範囲で、数式6を満たすことが好ましい。
この場合、凸部211の反射面500のどの位置に光が入射した場合であっても、前面板23に形成された微細な傷又は汚れに起因した△θ0の屈折による多重反射が発生しない。
また、0.15S≦t≦0.5Sの範囲のみにおいて、数式6を満たしてもよい。
この場合、前面板23に形成された微細な傷又は汚れに起因する△θ0の屈折によって凸部211の谷部近傍に入射した光の一部は多重反射される。しかしながら、光再利用シート220によって得られる効果は、多重反射による損失よりも十分に大きいため、問題とならない。
90°−2θrm−△θ>θrt 数式7
この数式7を満たすことで、凸部211としての第1部材の反射面500によって反射された光が、第1部材に隣接する凸部211としての第2部材の頂部近傍の反射面500によって多重反射されることがない。
下記の数式8を満たすと、更に好ましい。
また、30°≧θrb>θrm>θrt≧17.5° 数式8
角度θrbが上述の角度範囲を有することで、多重反射が発生せず、かつ、前面板23の光入射面110と大気との界面において十分な入射角度を得ることができる。
凸部211の頂部は、平坦部ではなく、頂角145度以下の角度を有することが好ましい。
凸部211の頂部が平坦部である場合、凸部211の頂部に入射した光は、偏向して前面板23と大気との界面によって反射されない。そのため、この反射光は、前面板23に入射した位置に戻ってしまい、損失する光となり、好ましくない。
凸部211の反射面500の形状は、図28Cに示したような、曲線の形状に限定されない。例えば、断面が2辺以上の多角形状にて形成される多角形状でもよい。或いは、上述の多角形状と曲線を組み合わせた形状でもよい。
具体的に、凸部211の反射面500に入射された△θ0の屈折角を有する光H1−3は、従来の太陽電池モジュールにおいては損失光H5であった。これに対し、光再利用シート220は上述のような構造を有するので、反射面500による反射によって光H1−3を光2−4に変換し、光2−4を図28Aに示すように光H3−4に変換し、光H3−4を太陽電池セル30の受光面J側に向けて反射させることができる。
また、△θ0の屈折角を有していない光H1は、反射面500による反射によって光H2に変換され、光H2は前面板23の光入射面110と大気との界面に角度θ2で入射する。前面板23の光入射面110と大気との界面に入射する角度θ2−4は、光H2の入射角度θ2よりも大きくなる。従って、光入射面110と大気との界面によって充分に光を反射させる確率が高くなり、より高効率に太陽電池セル30の受光面J側に向けて光を反射させることが可能となる。
図29は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態20における光再利用シートの拡大断面図である。
この実施の形態20に示す光再利用シート220は、上記実施の形態19の変形例を示す。上記実施の形態19と実施の形態20とは、以下に述べる構造について相違する。
実施の形態20は、実施の形態19に示す構造とは逆の構造を示している。即ち、太陽電池セルが埋設される充填層側に光透過性の基材2が配置されている。この基材2の充填層と反対の下面に反射形成層33が設けられている。この反射形成層33の基材2と反対の下面には、上記実施の形態19に示す凹部202と同一曲率で凸状に湾曲した反射面500が形成されている。このような構造を有する実施の形態20の光再利用シート220においては、複数の反射用凸部203が前面板の光入射面と平行な平面Pと平行な面に沿って形成されている。凸部203の反射面500は、高反射率の金属反射層4で覆われている。
この場合、反射層4と凸部2034反射面との界面が反射面500となる。
このような実施の形態20においても、上記実施の形態19と同様な作用効果が得られる。
図30は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態21において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図30に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート220においては、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122には、上記実施の形態で述べた反射面を有し、かつ光再利用シート220の長尺方向(X方向)に延在する帯状の凸部211が光再利用シート220の幅方向(光再利用シート220の短尺方向,Y方向)に一定のピッチで平行に配設されている。
この場合、領域122Xにおける凸部211に入射した光の利用効率が良い。
なお、図30において、矢印Nは帯状凸部211の反射面に対する法線であり、矢印H2は凸部211の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
このように構成された太陽電池モジュールにおいては、太陽電池セル30の位置に対応させて、太陽電池セル30の周りを囲むように帯状の凸部211が配列されている。この構造により、帯状の凸部211の反射面から反射された光H2を太陽電池セル30により効率的に入射させることが可能となる。
図31は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態22において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図31に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート220において、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122においては、上記実施の形態で述べた反射面を有する帯状の凸部211が光再利用シート220の長尺方向と交差する斜め方向に延在して一定のピッチで平行に配列されている。
なお、図31において、矢印N1は凸部211の反射面に対する法線であり、矢印H2は凸部211の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
このように構成された太陽電池モジュールにおいては、帯状凸部が延在する方向と太陽電池セル30の辺が延在する方向とが任意の角度で交差するように、凸部211が配列している。これによって、図30と比較して、領域122に入射した光を、凸部211の反射面で反射した光H2に変換し、光H2を太陽電池セル30に入射せせることが可能となる。このため、より効率的に偏向することが可能となる。
図32は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態23において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図32に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート220において、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122には、上記実施の形態で述べた反射面を有する帯状の凸部からなる反射領域120が配設されている。
なお、図32において、矢印Nは帯状凸部の反射面に対する法線であり、矢印H2は凸部の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
このように構成された太陽電池モジュールにおいては、太陽電池セル30の位置に対応させて、太陽電池セル30の周りを囲むように反射領域120を配列することにより、反射領域120で反射した光H2を太陽電池セル30により効率的に偏向することが可能となる。
図33は本発明に係る太陽電池モジュールを構成する光再利用シートと太陽電池セルとの配置関係を示す平面図である。
本実施の形態24において、太陽電池モジュールを構成する複数の矩形状太陽電池セル30は、図33に示すように、平面上のX方向及びY方向に一定のピッチでマトリクス状に配列される。
そして、光再利用シート220において、互いに隣り合う太陽電池セル30間又は太陽電池セル30が存在しない領域122が形成されている。領域122には、上記実施の形態で述べた反射面を有する帯状の複数の凹部及び複数の凸部のいずれか一方または両方が互いに交差するように配列することによって構成された反射領域120が設けられている。
なお、図33において、矢印N1、N2は互いに交差する凹部または凸部の反射面に対する法線であり、矢印H2は互いに交差する凹部または凸部の反射面から太陽電池セル30への光の反射方向を示している。
また、帯状の凹部及び凸部が互いに交差する角度は、適宜設定してよく、30度〜90度が好ましい。
また、帯状の凸部が図33に示すように配置された場合、図32と比較して、凸部の形状が面内で均一である光再利用シート220を使用することが可能となる。これによって、太陽電池セル30と光再利用シート220とのアライメントが簡便となるため、製造工程の簡略化が可能となる。
図34は本発明に係る光再利用シートを構成する反射用凸部の配列例を示す一部の拡大斜視図である。
この実施の形態25における光再利用シート220の反射領域120は、図34に示すように、複数の第1凸部212と複数の第2凸部213とが組み合わされて構成されている。具体的に上記実施の形態で述べた反射面を有する複数の帯状の第1凸部212がその幅方向に互いに隣接するように配列されている。第1凸部212よりも長い複数の帯状の第2凸部213と、複数の第1凹部101とは互いに交差するように組み合わせされている。
なお、図32において、矢印N1、N2は互いに交差する第1凸部212と第2凸部213の反射面に対する法線である。
この実施の形態25における反射領域120の第1凸部212と第2凸部213との交差角度は、適宜設定してよく、30度〜90度が好ましい。
図35A〜図35Cは本発明に係る光再利用シートを構成する反射形成層及びこれに形成された反射用凸部の配列例を示す一部の拡大断面図である。
この実施の形態26において、光再利用シート220を構成する反射形成層33の上面に一体的に形成された反射用凸部は、図35B及び図35Cに示すように、独立した光学要素5によって構成されている。例えば、反射用凸部は、球体の表面が円弧状に形成された半球形状の反射面500を有する凸状マイクロレンズによって構成されている。このような光学要素5を反射形成層5上にその上面に沿って二次元方向に一定のピッチまたはランダムなピッチで配列することにより、光再利用シート220が構成される。
また、図35Bに示す光学要素5においては、直径がDで表され、基部から頂部までの高さがhで表されている。
即ち、光学要素5の基部側における反射面500と平面Pとがなす角度θrbは大きく、光学要素5の頂部側における反射面500と平面Pとがなす角度θrtは小さい。
この場合、△θ0の屈折角が発生していない光と比較して、△θ0の屈折角を有する光に起因する反射光は、大きい入射角で前面板の光入射面と大気との界面に入射する。これによって、十分な反射光が生じる確率が高くなる。
また、独立した光学要素5を二次元方向に配列することによって構成された図35Cに示す光再利用シート220においては、光学要素5の反射面500に入射して反射された光H2は放射方向に偏向される。即ち、図25又は図34に示すように帯状の凸部が配列された場合と比較して、図35Cにおいては、二次元方向に光を偏向することができる。このため、図32又は図33に示すように太陽電池セルの位置と光再利用シート220の位置とを調整する必要がなく、製造工程の簡略化と、太陽電池セルと光再利用シートとの間のアライメント不良に起因する光利用効率の低減を防止することが可能となる。
図36は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図36に示す光学要素5Bは、直径がDで、高さhの凸型の円錐形状に形成されている。光学要素5Bの内側面は、二次曲線状に湾曲する反射面500が設けられている。
光学要素5Bの谷部5B1側における反射面500と平面Pとがなす角度はθrbで示されており、光学要素5Bの頂部5B2側における反射面500と平面Pとがなす角度はθrtで示されている。また、光学要素5Bにおいて、谷部5B1と頂部5B2との間の中間部における反射面500と平面Pとがなす角度はθrmで示されている。ここで、中間部が光学要素5Bの谷部5B1から頂部5B2に向かう従って、角度値が次第に小さくなるように角度θrmは設定されている。
このような光学要素5Bにおいては、図28A〜図28Cに示す場合と同様に△θ0の屈折角を有する光H1−3が反射面500で反射された場合、その反射光は、図28A〜図28Cに示す場合と同様に多重反射することがない。これによって、光学要素5Bによって反射された光は、前面板の光入射面と大気との界面に入射し、全反射が発生し、太陽電池セルの受光面に向けて進めることが可能である。
この場合、△θ0の屈折角が発生していない光と比較して、△θ0の屈折角を有する光に起因する反射光は、大きい入射角で前面板の光入射面と大気との界面に入射する。これによって、全反射している光を得る確率が高くなる。
図37A及び図37Bは、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図37Aに示す光学要素5は、長軸a及び短軸bを有する楕円錐形状に形成されている。光学要素5の外側面は、例えば、図37Aに示すような反射面を有している。
このような光学要素5を複数個用いて、長軸aが互いに平行になるように一定のピッチで光学要素5を配列することにより、光再利用シートは構成されている。
このように光学要素5を楕円錐形状にされていることにより、光学要素5の反射面から反射される光を任意の方向に強く偏向することが可能である。
特に、底面が楕円形状である場合、楕円形状の長軸aと略直交した方向に強く光を偏向することが可能となる。
このため、楕円形状の長軸aと略直交した方向を太陽電池セルに向けることで、光の利用効率を向上することが可能となる。
このような光学要素5を複数個用いて、長軸aが互いに平行しない、かつ不均一なピッチで光学要素5を配列することにより、光再利用シートは構成されている。
このように光学要素5が配列されていることにより、長軸a方向の面内バラツキを統計的に制御し、これにより、放射方向の任意の範囲における反射光を強く偏向することが可能である。
図38は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
この実施の形態29に示す光学要素5は、開口部が略円形でドーム形状または略円錐形状のマイクロレンズから構成されている。本変形例における光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が比較的密にかつ幾何学的に配置されている。
具体的には、互いに隣接する3個の各光学要素5の頂部6間を結ぶ線S(S:光学要素5の配列ピッチに相当する)によって正三角形格子パターンを形成するように複数の光再利用シート上に光学要素5が配置されている。
この配置パターンは、光学要素5の頂部6間のピッチS及び互いに隣接する光学要素5間の距離Mは全て一定であり、これにより、マイクロレンズからなる光学要素5を最も密に配設することができる。
図39は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
この実施の形態30に示す光学要素5は、底面が円形でドーム形状または円錐形状のマイクロレンズから構成されている。本変形例における光再利用シートにおいては、光学要素5のピッチS及び隣り合う光学要素5間の距離Mがランダムに設定され、複数の光学要素5が配置されている。
ここで、「ランダム」とは、光再利用シートの任意の領域において、光学要素5の頂部6間のピッチSの値及び光学要素5間の距離Mの値が実質的に不規則であることを意味する。
従って、任意の領域における微小領域において複数の光学要素5が規則的に配置されている場合であっても、任意の領域全体において複数の光学要素5が不規則に配置されている構成は、「ランダム」な構造に含まれる。
また、図38に示すように、円形状の底面を有する光学要素5が正三角形格子パターンによって配列され、面内において光学要素5の頂部6間のピッチS及び光学要素5間の距離Mに僅かなバラツキが発生した場合、光再利用シート全体を観察するとムラが視認される。
この理由は、光学要素5が非常に均一に配置された構造においては、僅かな距離のバラツキが強調されて視認されてしまうためである。
図39のように、ランダムで配置することで、上述のようなムラの視認を防ぐことが可能となる。
図40A〜図40Cは、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図40Aに示す光学要素5は、底面が正六角形で六角錐形状のマイクロレンズから構成されている。本変形例の光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が互いに密接してハニカム形状に配列されている。
また、図40Bに示す光学要素5は、底面が正四角形で四角錐形状のマイクロレンズから構成されている。この光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が互いに密接してマトリクス状に配列されている。
更に、図40Cに示す光学要素5は、底面が正三角形で三角錐形状のマイクロレンズから構成されている。この光再利用シートにおいては、複数の光学要素5が互いに密接してマトリクス状に配列されている。
なお、図40A〜図40Cにおいて、符号6は光学要素5の頂部を表している。
図41は、本発明における光再利用シートの反射形成層に形成される光学要素の変形例を示す説明図である。
図41に示す実施の形態においては、底面が正八角形で略八角錐形状のマイクロレンズからなる光学要素5aと、底面が正四角形で略四角錐形状のマイクロレンズからなる光学要素5bとによって光再利用シートが構成されている。この光再利用シートにおいては、複数の光学要素5a及び複数の光学要素5bが互いに密接してマトリクス状に配列している。
なお、図41において、符号6は光学要素5a,5bの頂部を表している。
複数の光学要素を隙間なく配置することにより、入射光を太陽電池セル側に偏向させない部位である、光学要素間の平坦部をほぼ無くすことが可能となる。
このため、より光利用効率を高めることが可能となる。
また、複数の光学要素が隙間無く配置されているので、平坦部で発生する僅かな距離のバラツキが強調されて視認されるムラの発生を防止することが可能となる。
複数の光学要素が隙間なく配置される構造としては、底面を正六角形,正方形,正三角形に形成することによって、底面の形状が同一である構造を採用することができる。
底面の形状が同一になるように光学要素を形成することで、光学要素の寸法、形状を同一にすることが可能となる。このため、ムラが生じない光再利用シートを作成することが可能となる。
特に、底面が正六角形である場合、互いに隣接する底面の連結部の形状を直線状ではなく、より複雑なジクザグ形状を有する連結部を形成することができる。このため、前面板23に光H0が入射した時の反射を防ぐためにテクスチャ構造が設けられた場合、光再利用シート220の構造と、前面板23のテクスチャ構造との干渉に起因する明暗縞を防ぐことが可能となる。
この場合、光学要素の形状は、太陽光・照明光の側Fに近づくに伴って反射面500の角度θrの値が小さくなる円球形状、楕円球形状、円錐形状の一部であってもよい。また、光学要素の形状は、図35Bのように、太陽光・照明光の側Fに近づくに伴って反射面500の角度θrの値が大きくなる円錐形状の一部でもよい。
或いは、図35B、図36に示す形状の両方を採用してもよい。
図42A及び図42Bは、本発明に係る太陽電池モジュールの光再利用シートの実施の形態を示す拡大断面図である。
図42Aに示す光再利用シート220は、平板状の基材2と、この基材2の上面に積層された反射形成層33とを含む。反射形成層33は、光の反射性能及び耐熱性能を向上させる散乱反射体を含有する材料によって構成されている。
そして、反射形成層33の上面には、図25に示す場合と同様な帯状の複数の反射用凸部211が基材2の上面に沿って平行に配列して形成されている。凸部211は、湾曲状の反射面500を有する。
このような構造を有する光再利用シート220においては、図23に示す光再利用シート220と比較して、金属反射層4を省略でき、かつ、図23に示す場合と同様な作用効果が得られる。
このような構造の光再利用シート220においては、図25に示す光再利用シート220と比較して、金属反射層4を省略でき、かつ、図23に示す場合と同様な作用効果が得られる。
また、反射形成層33に凸部を形成する方法としては、例えば、次のような方法が採用される。まず、平面スタンパ又はロールスタンパの凹凸形成面に熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、又は電子線硬化型樹脂等を塗布又は注入する。その後、塗布又は注入された樹脂上に基材2を配置し、硬化処理を行う。その後、スタンパから硬化された樹脂を離型する。
図43A及び図43Bは、本発明に係る太陽電池モジュールの光再利用シートの実施の形態を示す拡大断面図である。
図43Aに示す光再利用シート220は、基材2を用いることなく、光の反射性能及び耐熱性能を向上させる散乱反射体を含有する反射形成層33のみから構成されている。また、反射形成層33の上面には、図42Aに示す場合と同様な帯状の複数の反射用凸部211が平行に配列して形成されている。凸部211は湾曲状の反射面500を有している。
このような構造の光再利用シート220においても、図23に示す場合と同様な作用効果が得られる。
このような構造の光再利用シート220においては、図23に示す場合と同様な作用効果が得られる。
また、反射面500を構成する凹部及び凸部のピッチとしては、300μm以下であることが望ましく、より望ましくは、200μm以下である。
凹部及び凸部のピッチが300μmより大きい場合には、反射面500を成型するときの凹部の底部及び凸部の先端部分の型に樹脂が十分に充填されないため、成型性が劣る。
従って、凹部及び凸部のピッチが200μm以下であれば、比較的粘度の高い樹脂でも成型が可能となる。
また、凹部及び凸部のピッチが小さすぎると型の作製が難しくなる。このため、ピッチは、25μm以上であることが望ましく、より望ましくは、50μm以上であることが望ましい。
凹部及び凸部のピッチが25μmより小さいと、金型を切削する時間が長くタクトが落ち生産効率が悪い。
更に、凹部及び凸部のピッチが50μmより小さいと、反射面500を成形する際に樹脂がうまく溝に充填されず、凹部の底部及び凸部の先端部分の形状を金型の形状に沿って作製することができない。即ち、金型の形状を光再利用シートに好適に転写することができない。
また、反射形成層33の厚さは、特には限定されないが、例えば30μm以上、500μm以下である。
反射形成層33を形成するポリマー組成物中には、実施の形態16において説明した材料が配合されてもよい。
また、上述のポリマー組成物としては、実施の形態16において説明した材料が配合されてもよい。
このような表面処理としては、実施の形態16において説明した表面処理を用いることが好ましい。
反射層4を形成する際には、反射形成層33の凹凸構造が形成された面に沿って金属を蒸着することで形成される。
この反射層4を形成するための蒸着装置としては、実施の形態16において説明した蒸着装置を用いることが好ましい。
また、基材2に用いられる合成樹脂及び基材2の形成材料は、実施の形態16において説明した材料が用いられる。
また、基材2を形成する方法は、実施の形態16において説明した方法が用いられる。
また、実施の形態16において説明したように、基材2、反射形成層33、基材2中に紫外線安定剤又は分子鎖に紫外線安定基が結合したポリマーを含有することも可能である。
図44は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態を示す断面図である。
図44においては、上述した実施の形態と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化し、図23と異なる点を具体的に説明する。太陽電池モジュール300において、基材2に代えて、光再利用シート220に10μmから30μmのアルミ層又は10nmから100nmのシリカ層からなるバリア層40を有した基板を用いる。
この場合、バリア層40の耐久性を上げるために、PVF(ポリフッ化ビニル樹脂)を塗布したり、又はポリフッ化ビニル樹脂を有したフィルムを張り合わせたりすることにより、太陽電池モジュールを保護してもよい。
この構成によれば、太陽電池モジュール300をバックシートして用いることもできる。
図45は本発明に係る太陽電池モジュールの実施の形態を示す断面図である。
図45においては、上述した実施の形態と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化し、図23と異なる点を具体的に説明する。実施の形態36の太陽電池モジュール300においては、図29に示す構造の光再利用シート220が用いられている。
即ち、実施の形態36においては、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2が配置されている。充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に反射形成層33が設けられている。基材2が設けられている反射形成層33の面とは反対の下面には、複数の反射用凸部203が設けられている。この複数の反射用凸部203は、上記実施の形態19に示す凸部211と同形で、かつ同一曲率で凸状に湾曲する反射面を有する。複数の反射用凸部203は、前面板の光入射面と平行な平面Pと平行な面に沿って形成されている。複数の反射用凸部203の反射面は、高反射率の金属反射層4で覆われている。
このように構成された光再利用シート220を有する太陽電池モジュール300においても図23に示す場合と同様な作用効果が得られる。
(実施例1)
実施例1として、熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂を約300゜Cに加熱し、ポリカーボネート樹脂をロールに沿わせ延伸しながら厚さ0.3mmのフィルムを成形した。その後、ストライプ状に配列された凹凸構造の形状を有するシリンダー金型を使用し、加熱されたフィルムを加圧しながら冷却(シリンダー金型自体は80゜C)することで熱可塑性樹脂の粘性を低下させ完全に硬化させた。
この方法により作製された光再利用シート220においては、120μmのピッチを有する球面プリズム状の凹凸構造が成形された。具体的に、凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。
このように冷却ロールとしてストライプ状の凹凸構造を有する金型ロールを用いることによって、ロールtoロール(フィルム送り速度1m/min)による押し出し成形を行うことにより、構造層33(反射形成層)を作製することが可能であった。
更に、構造層33上に、膜厚約20nmのアルミニウム膜を蒸着することにより、反射層4を形成した。
実施例2として、熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂を約300゜Cに加熱し、ポリカーボネート樹脂をロールに沿わせ延伸しながら厚さ0.3mmのフィルムを成形した。その後、第1の凹凸構造の形状を有するシリンダー金型を使用し、加熱されたフィルムを加圧しながら冷却(シリンダー金型自体は80゜C)した。ここで、第1の凹凸構造の形状が成形されたフィルムが完全に硬化する前に、続いて第2の凹凸構造の形状を有するシリンダー金型を使用してフィルムを加圧しながら冷却した(第2のレンズアレイ5の形状が切削されたシリンダー金型の温度は水冷式のロールで10゜C)。これによって、熱可塑性樹脂の粘性を更に低下させ完全に硬化させた。
この方法により作製された光再利用シート220においては、120μmのピッチを有する球面プリズム状の第1の凹凸構造と、第1の凹凸構造の長手方向に直交するように30μmのピッチを有する球面プリズム状の第2の凹凸構造とが成型された。ここで、第1の凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。また、第2の凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。
更に、構造層33上に、膜厚約20nmのアルミニウム膜を蒸着することにより、反射層4を形成した。
実施例3として、熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂を約300゜Cに加熱し、ポリカーボネート樹脂をロールに沿わせ延伸しながらフィルムを成形した。その後、光再利用シート220の形状を有するシリンダー金型を使用して、加熱されたフィルムを加圧しながら冷却(光再利用シート220の形状を有するシリンダー金型は水冷式のロールで80゜Cに設定した。)した。ここで、熱可塑性樹脂の粘性を低下させ、光再利用シート220の形状が維持された状態で、光再利用シート220を硬化させた。
この方法により作製された光再利用シート220においては、80μmのピッチを有する球面プリズム状の第1の凹凸構造と、第1の凹凸構造の長手方向に直交するように40μmのピッチを有する球面プリズム状の第2の凹凸構造とが成型された。ここで、第1の凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。また、第2の凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。
更に、構造層33上に、膜厚約20nmのアルミニウム膜を蒸着することにより、反射層4を形成した。
上述の実施例2の作製方法においては、形状が互いに異なる2つの冷却ロールを用いて、一方のロールを用いて第1の凹凸構造を形成した後に、他方のロールを用いて第2の凹凸構造を形成している。このため容易に光再利用シート220の形状を変形できる。これに対し、実施例3の方法においては、実施例2とは異なり、2つの冷却ロールの冷却温度の設定又は加圧条件の最適化をする手間が省けるこのため、構造層33を形成する工程が簡便であるという利点がある。
実施例4として、光学用2軸延伸易接着PETフィルム(膜厚125μm)を準備した。このPETフィルム上に、光再利用シート220のパターンが形成されるウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂(日本化薬社製ウレタンアクリレート樹脂(屈折率1.51))を塗布した。その後、光再利用シート220の反射面500の形状を有するシリンダー金型を使用して、紫外線硬化型樹脂が塗布されたフィルムを搬送しながらUV光をPETフィルム側から露光することにより、紫外線硬化型樹脂を硬化し構造層33を形成した。紫外線硬化型樹脂が硬化した後、PETフィルムから金型を離型した。
この方法により作製された光再利用シート220においては、100μmのピッチを有する球面プリズム状の第1の凹凸構造と、第1の凹凸構造の長手方向に直交するように40μmのピッチを有する球面プリズム状の第2の凹凸構造とが成型された。ここで、第1の凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。また、第2の凹凸構造の反射面500において、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。
更に、構造層33上に、膜厚約20nmのアルミニウム膜を蒸着することにより、反射層4を形成した。
実施例5として、光学用2軸延伸易接着PETフィルム(膜厚125μm)を準備した。このPETフィルム上に、光再利用シート220のパターンが形成されるウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂(日本化薬社製ウレタンアクリレート樹脂(屈折率1.51))を塗布した。その後、エッチングによって成形されたシリンダー金型であって構造層33の形状を有する金型を使用して、紫外線硬化型樹脂が塗布されたフィルムを搬送しながら、UV光をPETフィルム側から露光した。これによって、紫外線硬化型樹脂が硬化され、構造層33を形成した。紫外線硬化型樹脂が硬化した後、PETフィルムから金型を離型した。
この方法により作製された光再利用シート220においては、80μmの直径と、28.4度の谷部の角度と、17.5度の頂部の角度を有する球面円錐形状の光学素子5がランダムに配置された。また、この光学素子5においては、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。
なお、光学素子5間に形成され平坦部には、マット面処理を施した。
更に、構造層33上に、膜厚約20nmのアルミニウム膜を蒸着することにより、反射層4を形成した。
実施例6として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層33を形成した。構造層33における凹凸構造の反射面500においては、ピッチが150μmであり、谷部の角度が28.4度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。次に、構造層33上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート220を得た。この光再利用シート220を用いて、太陽電池モジュール300を作製した。前面板23として約2mmのガラス板を用いた。前面板23と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板23と光再利用シート220との間に太陽電池セル30を配置し、前面板23と光再利用シート220との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール300の全面積に対して約10%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール300に設けた。この太陽電池モジュール300の発電効率を測定した。
更に、屋外試験が実施されたガラス板を前面板として準備した。この屋外試験が施された前面板によって構成された太陽電池モジュールを作成した。この太陽電池モジュールの発電効率を測定し、発電効率の変化を確認した。表1にその発電効率の結果を示す。
実施例7として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層33を形成した。構造層33における凹凸構造の反射面500においては、ピッチが150μmであり、谷部の角度が30度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。次に、構造層33上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート220を得た。この光再利用シート220を用いて、太陽電池モジュール300を作製した。前面板23として約2mmのガラス板を用いた。前面板23と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板23と光再利用シート220との間に太陽電池セル30を配置し、前面板23と光再利用シート220との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール300の全面積に対して約10%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール300に設けた。この太陽電池モジュール300の発電効率を測定した。
更に、屋外試験が実施されたガラス板を前面板として準備した。この屋外試験が施された前面板によって構成された太陽電池モジュールを作成した。この太陽電池モジュールの発電効率を測定し、発電効率の変化を確認した。表1にその発電効率の結果を示す。実施例7の場合、凹凸構造の谷部近傍に入射した一部の光は、多重反射が発生する。多重反射が発生する範囲は、0≦t<0.15Sの範囲であった。
(比較例1)
比較例1として、基材としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材上に曲面を有しない三角プリズム状の凹凸構造を有する構造層を形成した。構造層における凹凸構造の反射面においては、ピッチが150μmであり、断面角度が一定で30°であった。次に、構造層上に、金属反射層として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シートを得た。この光再利用シートを用いて、比較例としての太陽電池モジュールを作製した。前面板として約2mmのガラス板を用いた。前面板として約2mmのガラス板を用いた。前面板と太陽電池セルとの距離が1.0mmとなるように、前面板と光再利用シートとの間に太陽電池セルを配置し、前面板と光再利用シートとの間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層を形成した。
太陽電池セルとしては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セルの周辺部(太陽電池セルが設けられていない領域)が太陽電池モジュールの全面積に対して約10%となるように、太陽電池セルを太陽電池モジュールに設けた。この太陽電池モジュールの発電効率を測定した。
更に、屋外試験が実施されたガラス板を前面板として準備した。この屋外試験が施された前面板によって構成された太陽電池モジュールを作成した。この太陽電池モジュールの発電効率を測定し、発電効率の変化を確認した。表1にその発電効率の結果を示す。
ここで、「発電効率向上率の低下率」とは、屋外試験実施前の前面板23を使用した場合の発電効率向上率と、屋外試験実施後の前面板を使用した場合の発電効率向上率との差である。
図46に示す結果から、本発明のような光再利用シート220を用いることにより、前面板23の光入射面110にて、汚れ又は傷によって、垂直入射した光が屈折した場合でも、太陽電池の発電効率向上率の低下を低減可能なことが分かる。
次に、図22に示す太陽電池モジュール200の実施例8〜11を説明する。
実施例8として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層3を形成した。構造層3における凹凸構造の反射面500においてはピッチが150μmであり、谷部の角度が30.0度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。次に、構造層3上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート20を得た。この光再利用シート20を用いて、太陽電池モジュール200を作製した。前面板22として、厚さ約2mmのガラス板を用いた。前面板22と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板22と光再利用シート20との間に太陽電池セル30を配置し、前面板22と光再利用シート20との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。光再利用シート20においては、図22に示すように、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2を配置した。また、充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に構造層(反射形成層)3及び金属反射層4を設けた。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール200の全面積に対して約10%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール200に設けた。この太陽電池モジュール200の発電効率を測定した。
次に、図22に示す太陽電池モジュール200の実施例について説明する。
実施例9として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層3を形成した。構造層3における凹凸構造の反射面500においてはピッチが150μmであり、谷部の角度が40.0度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。次に、構造層3上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート20を得た。この光再利用シート20を用いて、太陽電池モジュール200を作製した。前面板22として、厚さ約2mmのガラス板を用いた。前面板22と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板22と光再利用シート20との間に太陽電池セル30を配置し、前面板22と光再利用シート20との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。光再利用シート20においては、図22に示すように、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2を配置した。また、充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に構造層(反射形成層)3及び金属反射層4を設けた。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール200の全面積に対して約10%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール200に設けた。この太陽電池モジュール200の発電効率を測定した。
実施例10として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層3を形成した。構造層3における凹凸構造の反射面500においてはピッチが150μmであり、谷部の角度が30.0度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。次に、構造層3上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート20を得た。この光再利用シート20を用いて、太陽電池モジュール200を作製した。前面板22として、厚さ約2mmのガラス板を用いた。前面板22と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板22と光再利用シート20との間に太陽電池セル30を配置し、前面板22と光再利用シート20との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。光再利用シート20においては、図22に示すように、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2を配置した。また、充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に構造層(反射形成層)3及び金属反射層4を設けた。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール200の全面積に対して約30%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール200に設けた。この太陽電池モジュール200の発電効率を測定した。
実施例11として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層3を形成した。構造層3における凹凸構造の反射面500においてはピッチが150μmであり、谷部の角度が40.0度であり、頂部の角度が17.5度であった。また、谷部から頂部に向けて、平面Pと反射面とがなす角度は連続的に減少していた。次に、構造層3上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート20を得た。この光再利用シート20を用いて、太陽電池モジュール200を作製した。前面板22として、厚さ約2mmのガラス板を用いた。前面板22と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板22と光再利用シート20との間に太陽電池セル30を配置し、前面板22と光再利用シート20との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。光再利用シート20においては、図22に示すように、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2を配置した。また、充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に構造層(反射形成層)3及び金属反射層4を設けた。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール200の全面積に対して約30%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール200に設けた。この太陽電池モジュール200の発電効率を測定した。
比較例3として、基材2としての250μmのPETフィルムを準備した。紫外線硬化アクリル系樹脂を用いて、この基材2上に球面プリズム状の凹凸構造を有する構造層3を形成した。構造層3における凹凸構造の反射面500においてはピッチが150μmであり、断面角度が一定で17.5度であった。次に、構造層3上に、金属反射層4として20nmのアルミニウム層を蒸着法によって形成し、光再利用シート20を得た。この光再利用シート20を用いて、太陽電池モジュール200を作製した。前面板22として、厚さ約2mmのガラス板を用いた。前面板22と太陽電池セル30との距離が1.0mmとなるように、前面板22と光再利用シート20との間に太陽電池セル30を配置し、前面板22と光再利用シート20との間に厚さ約1.5mmのEVAを充填し充填層21を形成した。光再利用シート20においては、図22に示すように、太陽電池セル30が埋設された充填層21の下面に光透過性の基材2を配置した。また、充填層21が設けられている基材2の面とは反対の下面に構造層(反射形成層)3及び金属反射層4を設けた。
太陽電池セル30としては、多結晶タイプの太陽電池を用いた。太陽電池セル30の周辺部(太陽電池セル30が設けられていない領域)が太陽電池モジュール200の全面積に対して約10%となるように、太陽電池セル30を太陽電池モジュール200に設けた。この太陽電池モジュール200の発電効率を測定した。
この結果から、本発明のような光再利用シート20を用いることによって、更なる発電効率の向上が可能なことが分かる。
この結果から、本発明のような光再利用シート20を用いることによって、太陽電池セル30が設けられていない領域の面積が増加した場合であっても、発電効率の向上を図ることが可能となる。太陽電池セル30が設けられていない領域の面積が増加することが可能となれば、太陽電池モジュール200に設置される太陽電池セル30の数を減らすことが可能となる。このため、太陽電池モジュールを構成する材料のコストを削減することができることが分かる。
Claims (12)
- 光が入射する光入射面を有する透明な前面板と、前記光入射面と反対の面に積層されて前記前面板を透過した光が透過する充填層と、前記充填層内に埋設されて前記前面板と対向する面に受光面を有するとともに、前記充填層を透過する光を前記受光面で受光して電気エネルギに変換する太陽電池セルとを備えた太陽電池モジュールに用いられる光再利用シートであって、
前記光再利用シートは、前記太陽電池セルの前記受光面とは反対側の前記充填層の面に設けられ、第1傾斜部と第2傾斜部を含む複数の凹凸部を有する反射形成層と、前記凹凸部の表面に設けられた反射面とを含み、
前記反射面に沿った所定位置における、前記光入射面に平行な平行面と前記反射面とがなす角度θrは、前記所定位置が前記反射面に沿って前記前面板に近づくに伴って、増加しており、
前記凹凸部において、前記反射面と前記前面板との距離が最大である位置における前記平行面と前記反射面とがなす角度をθrbで表し、前記凹凸部の配列ピッチをSで表し、前記凹凸部の深さをdで表したときに、式tan(90°−2θrb)・S/2>dを満たし、
前記凹凸部は、一方向に延在する帯状であって、前記反射形成層と前記充填層との界面に沿って互いに交差するように配列されており、
前記太陽電池セルの前記受光面で受光されずに前記充填層を透過する第1光を前記前面板に向けて反射させて第2光を生成し、前記光入射面と前記前面板の外部との界面において前記第2光を反射させて第3光を生成し、前記第3光を前記太陽電池セルの前記受光面に入射させ、
前記第1傾斜部に起因する反射によって生成された第2光は、前記第1光に対する第1角度を有して前記前面板に向けて進み、前記凹凸部から第1距離で離間された前記前面板の第1界面部において反射されて前記第3光に変換され、
前記第2傾斜部に起因する反射によって生成された第2光は、前記第1光に対する第1角度よりも小さい第2角度を有して前記前面板に向けて進み、前記第1距離よりも小さい第2距離で前記凹凸部から離間された前記前面板の第2界面部において反射されて前記第3光に変換される
ことを特徴とする光再利用シート。 - 請求項1に記載の光再利用シートであって、
基材を含み、
前記反射形成層は、前記基材の上面に形成されていることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項1に記載の光再利用シートであって、
基材を含み、
前記反射形成層と前記基材とが一体に形成されていることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項1に記載の光再利用シートであって、
前記反射形成層は、高反射率を有する反射層を含み、
前記反射面は、前記反射層の表面であることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の光再利用シートであって、
前記反射形成層は、光を散乱し反射する散乱反射体を含有していることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項1に記載の光再利用シートであって、
前記光入射面に平行な平行面に対して垂直な方向であって前記第1光の入射方向とは反対の方向において、
前記第2傾斜部と前記光入射面との距離は、前記第1傾斜部と前記光入射面との距離よりも大きく、
前記第1傾斜部と前記平行面とがなす角度は、前記第2傾斜部と前記平行面とがなす角度よりも大きい
ことを特徴とする光再利用シート。 - 光が入射する光入射面を有する透明な前面板と、前記光入射面と反対の面に積層されて前記前面板を透過した光が透過する充填層と、前記充填層内に埋設されて前記前面板と対向する面に受光面を有するとともに、前記充填層を透過する光を前記受光面で受光して電気エネルギに変換する太陽電池セルとを備えた太陽電池モジュールに用いられる光再利用シートであって、
前記光再利用シートは、前記太陽電池セルの前記受光面とは反対側の前記充填層の面に設けられ、複数の凹凸部を有する反射形成層と、前記凹凸部の表面に設けられた反射面とを含み、
前記反射面に沿った所定位置における、前記光入射面に平行な平行面と前記反射面とがなす角度θrは、前記所定位置が前記反射面に沿って前記前面板に近づくに伴って、減少しており、
前記凹凸部において、前記反射面と前記前面板との距離が最大である位置における前記平行面と前記反射面とがなす角度をθrbで表し、前記凹凸部の配列ピッチをSで表し、前記凹凸部の高さをhで表したときに、式tan(90°−2θrb)・S/2>hを満たし、
前記凹凸部は、一方向に延在する帯状であって、前記反射形成層と前記充填層との界面に沿って互いに交差するように配列されており、
前記太陽電池セルの前記受光面で受光されずに前記充填層を透過する第1光を前記前面板に向けて反射させて第2光を生成し、前記光入射面と前記前面板の外部との界面において前記第2光を反射させて第3光を生成し、前記第3光を前記太陽電池セルの前記受光面に入射させ、
前記第1光の一部である直進光は、前記反射面による反射によって、前記直進光に対し第1角度を有して前記前面板に向けて進む第2光に変換され、前記第1角度を有する前記第2光は、前記凹凸部から第1距離で離間された前記前面板の第1界面部において反射されて前記第3光に変換され、
前記第1光の一部である屈折光は、前記反射面による反射によって、前記直進光に対し前記第1角度よりも大きい第2角度を有して前記前面板に向けて進む第2光に変換され、前記第2角度を有する前記第2光は、前記第1距離よりも大きい第2距離で前記凹凸部から離間された前記前面板の第2界面部において反射されて前記第3光に変換される
ことを特徴とする光再利用シート。 - 請求項7に記載の光再利用シートであって、
基材を含み、
前記反射形成層は、前記基材の上面に形成されていることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項7に記載の光再利用シートであって、
基材を含み、
前記反射形成層と前記基材とが一体に形成されていることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項7に記載の光再利用シートであって、
前記反射形成層は、高反射率を有する反射層を含み、
前記反射面は、前記反射層の表面であることを特徴とする光再利用シート。 - 請求項7から9のいずれか一項に記載の光再利用シートであって、
前記反射形成層は、光を散乱し反射する散乱反射体を含有していることを特徴とする光再利用シート。 - 太陽電池モジュールであって、請求項1から11のいずれか一項に記載の光再利用シートを有することを特徴とする太陽電池モジュール。
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