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JP4958891B2 - トロイダル巻線モータ - Google Patents

トロイダル巻線モータ Download PDF

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Description

本発明は、トロイダル巻線モータに関するものである。
従来から、軸線周りに回転自在に支持されるとともに、永久磁石が配設されたロータと、ロータの周囲に対向配置されるとともに、コイル(巻線)が巻回されたステータとを備えたモータを有する車両用モータユニットが知られている。
また、コイルの巻回方法としては、分布巻き、集中巻きおよびトロイダル巻きが知られている。
ステータにコイルを分布巻きで巻回すると、コイルの重なり合う部分が多く、ステータのスロット間を架け渡す渡り部の高さが高くなり、軸方向に長くなってしまう。なお、分布巻きでは、ステータコア内のq軸磁束分布が均等になり、トルクリップルおよび振動を低減することができる。
また、ステータにコイルを集中巻きで巻回すると、渡り部の高さは低く抑えることができるが、q軸磁束分布が不均一になり、振動を低減することができない。
一方、ステータにコイルをトロイダル巻きで巻回すると、渡り部の高さは集中巻きと略同一の高さに抑えることができ、q軸磁束分布は分布巻きと同様に均等にすることができる。しかしながら、トロイダル巻きでは、コイルがステータの外周側にも配されるため、ステータ外周面とハウジングとの接触面積が小さくなり、コイルおよびステータから発せられる熱を放熱しにくいという問題がある。
そこで、ステータにトロイダル巻きでコイルを巻回した場合でも、コイルおよびステータを冷却することができる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−524493号公報
ところで、上述した特許文献1では、ハウジング自体を冷媒配管としているため、ロータとステータとの隙間(ロータ周囲のエアギャップ)に隔壁を設ける必要がある。つまり、隙間を大きくしなければならず、モータが大型化してしまうという問題がある。また、隔壁とハウジングとの間には、冷媒がロータ側に漏れないように強力なシール構造を有しなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、モータを小型化することができるとともに、巻線およびステータを冷却可能なトロイダル巻線モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ロータ(例えば、実施形態におけるロータ22)と、該ロータの外周に沿って設けられるステータ(例えば、実施形態におけるステータ21)と、該ステータに対してトロイダル状に巻き回された巻線(例えば、実施形態におけるコイル17)と、を備え、該巻線に電流を通流することで、前記ロータを回転させるトロイダル巻線モータ(例えば、実施形態におけるモータ23)において、前記ステータは前記巻線間を仕切る仕切部(例えば、実施形態における仕切部31)を有し、該仕切部で区画されて形成される複数のスロット(例えば、実施形態における外側スロット28B)に油を供給可能な油供給部材(例えば、実施形態における油供給部材40,50)が設けられており、前記油供給部材は、前記ステータおよび前記ロータを収容可能なハウジング(例えば、実施形態におけるモータハウジング11)に設けられ、前記ハウジングにおける前記油供給部材が設けられた位置に油噴出孔(例えば、実施形態における油噴出孔44)が形成され、該油噴出孔は、それぞれの前記巻線に対応する位置に形成されており、前記油噴出孔は前記巻線に油が供給されるように軸方向に沿って複数個形成されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記油供給部材は前記ハウジングに設けられ、前記ステータは前記ハウジングに圧入固定されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、ロータと、該ロータの外周に沿って設けられるステータと、該ステータに対してトロイダル状に巻き回された巻線と、を備え、該巻線に電流を通流することで、前記ロータを回転させるトロイダル巻線モータにおいて、前記ステータは前記巻線間を仕切る仕切部を有し、該仕切部で区画されて形成される複数のスロットに油を供給可能な油供給部材が設けられており、前記油供給部材は、前記ステータおよび前記ロータを収容可能なハウジングに設けられ、前記油供給部材には油噴出孔(例えば、実施形態における油噴出孔53)が形成され、該油噴出孔は、それぞれの前記巻線に対応する位置に形成されており、前記油噴出孔は前記巻線に油が供給されるように軸方向に沿って複数個形成されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記油供給部材と前記ステータの外周面とが当接するように構成されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記油供給部材は前記ハウジングに設けられ、前記ステータは前記油供給部材に圧入固定されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記油噴出孔が、前記ステータの外周面に軸方向に沿って配された前記巻線における周方向両側面に油を供給するように複数形成されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記ステータは、内周部に油受け部材(例えば、実施形態における油受け部材33)を備えていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記油受け部材は、前記ステータ内周部に形成されたティース(例えば、実施形態におけるティース32)間に挟持されていることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、油供給部材を設けたことにより、ハウジングを冷媒流路として利用する従来の場合のようにロータとステータとの間に隔壁を設けることが無くなるため、エアギャップの距離を短くすることができる。したがって、モータの小型化を図ることができる。また、油供給部材を巻線およびステータの近傍に配置するため、巻線およびステータを確実に冷却することができる。
なお、従来のように隔壁を設ける場合に、隔壁を金属製にすると渦電流が発生する虞があるが、本発明では隔壁を設けないため、渦電流の発生を防止できる。また、隔壁を設けないため、強力なシール構造も必要なくなる。
また、ステータに仕切部を形成し、仕切部内に配される巻線に対して直接油を噴射することができるため、巻線を確実に冷却することができる。
さらに、ステータの廻りを軸方向に沿って巻回された巻線に対して満遍なく冷却用の油を供給することができるため、巻線を均一に冷却することができる。
請求項に記載した発明によれば、ハウジングとステータとを密着させることができるため、巻線およびステータの冷却効率を向上することができる。
請求項に記載した発明によれば、ステータの廻りを軸方向に沿って巻回された巻線に対して満遍なく冷却用の油を供給することができるため、巻線を均一に冷却することができる。
請求項に記載した発明によれば、油供給部材とステータとで形成された空間内に冷却用の油が供給されるため、該空間内を油が通流することにより巻線だけでなくステータを冷却することができる。
請求項に記載した発明によれば、油供給部材とステータとを密着させることができるため、巻線およびステータの冷却効率を向上することができる。
請求項に記載した発明によれば、巻線に対してより確実に満遍なく冷却用の油を供給することができるため、巻線をより均一に冷却することができる。
請求項に記載した発明によれば、ステータに供給された油が区画された空間内を通流し、ステータの軸方向端面からハウジングの室内に排出される際に、油がロータに接触するのを防止することができる。したがって、ロータに油が接触することによる抵抗が生じるのを防止することができ、ロータの回転性能の低下を抑制することができる。
請求項に記載した発明によれば、油受け部材をステータの隣接するティース間に挟持することにより、油受け部材を容易に、かつ、確実に保持することができる。
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。なお、本実施形態における各装置の取付方向や位置を示す定義は、車両進行方向を前方とし、車両進行方向に向かって左右方向および上下方向を定義するものとする。
図1は車両用モータユニットの概略構成断面図である。図1に示すように、車両用モータユニット(以下、モータユニットという。)10は、ステータ21およびロータ22を備えたモータ23を収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の一方側に締結され、モータ23の出力軸24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の他方側に締結され、モータ23の回転センサ25を収容するセンサハウジング13と、を備えている。
図2に示すように、ステータ21には、周方向に沿って等間隔にスロット28が複数形成され、スロットにはコイル17が巻回されている。
具体的には、コイル17は、ステータ21の内側スロット28Aからステータ21の径方向外側に向かい、ステータ21の外周面21bに形成された仕切部31,31で囲まれた外側スロット28Bを出力軸24の軸方向に沿って架け渡されている。つまり、リング状に形成されたコイル17がスロット28ごとに設けられた、所謂トロイダル巻線モータを構成している。なお、仕切部31は、ステータ21のティース32の径方向に延長した位置に形成されている。
このようにコイル17が巻回されることにより、ステータ21の軸方向両端面21aから突出した側面突出部18が形成されるとともに、ステータ21の外周面21bから突出した周面突出部19が形成される。
また、内側スロット28Aにおいて、コイル17が配されたさらに内周側には油受け部材33が設けられている。油受け部材33は、例えば、樹脂や非磁性材で作られた板状部材であり、隣接するティース32,32間に挟持されている。つまり、隣接するティース32,32と、油受け部材33と、内側スロット28Aの側面21cとで囲まれた空間が形成され、その空間内に冷却用の油が流通できるようになっているとともに、油がロータ22側に漏れないように構成されている。このように構成することで、油が回転中のロータ22に触れて飛散するのを防止することができる。なお、油受け部材33は、コイル17の側面突出部18よりも軸方向に長く形成されている。また、油受け部材33は、油が供給されるコイル17が配されたスロット28のみに設けられている。
図1に戻り、ミッションハウジング12は、モータハウジング11に締結された共用ハウジング12Aと、共用ハウジング12Aに締結されたギアハウジング12Bとで構成されている。また、モータハウジング11の内部はモータ室36として、ミッションハウジング12の内部はミッション室37として、センサハウジング13の内部はセンサ室38として、それぞれ構成されている。
モータハウジング11は、モータ23全体を覆うような略円筒形状で形成されている。モータハウジング11とミッションハウジング12との境界部のミッションハウジング12側には、モータ23の出力軸24の一端を回転自在に支持するベアリング26が設けられ、モータハウジング11とセンサハウジング13との境界部のセンサハウジング13側には、モータ23の出力軸24の他端を回転自在に支持するベアリング27が設けられている。また、ロータ22の外周面には磁石29が取り付けられている。
ここで、図2、図3に示すように、モータハウジング11の略上半分の周面には冷却油が流通可能な油供給部材40が設けられている。
油供給部材40について詳細に説明する。油供給部材40は、モータハウジング11の外周面に沿うように、かつ、モータハウジング11の上半分に対応した位置に設けられている。つまり、油供給部材40は、断面略C字状に形成されている。油供給部材40はモータハウジング11の外周面に溶接やネジなどを用いて取り付けられている。また、油供給部材40には、油がモータハウジング11の外周面を周方向に沿って流通するための油流通部41と、モータハウジング11内に配されたコイル17の位置に対応して軸方向に沿って形成された油貯留部42と、モータハウジング11の外周面に密着する密着部43と、を備えている。
図5に示すように、油貯留部42に対応するモータハウジング11の外周面には、軸方向に沿って略等間隔に油噴出孔44が複数形成されている(本実施形態では、3個)。つまり、油噴出孔44から噴出した油がコイル17の周面突出部19に供給されるようになっている。なお、油供給部材40の頂部には油供給配管45が連結されている。
このように構成されたモータ23の製造方法について説明する。
まず、モータハウジング11内にコイル17が巻回されたステータ21を取り付ける。この際、ステータ21の仕切部31をモータハウジング11の内周面に当接させながら圧入固定する。なお、ステータ21やモータハウジング11に切欠きを設けるか、ノックピンなどを利用してステータ21の位置合わせをするように構成すればよい。
次に、モータハウジング11の外周面に油供給部材40を取り付け、油供給部材40に油供給配管45を連結すればよい。
次に、このように構成したモータユニット10のコイル17(およびステータ21)の冷却方法について説明する。
まず、図示しない冷却用油の供給源から供給される油は、モータハウジング11の上部の油供給配管45から油供給部材40内に供給される。そして、この油が、油供給部材40の油流通部41を流通して油貯留部42へ供給される。油貯留部42に貯留された油は、油噴出孔44からモータハウジング11内のコイル17の周面突出部19に噴射される。そして、コイル17から発せられる熱を吸熱する。
コイル17に噴射された油は、隣接する仕切部31,31で仕切られた空間内を流通しながら、ステータ21の端面21a方向(コイル17の側面突出部18方向)へ熱を吸熱しながら向かう。側面突出部18まで流通してきた油は、そのままモータ室36内へ排出されるか、ステータ21の内側スロット28A内に配されたコイル17の方へ流通する。コイル17から発せられる熱を吸熱した油は最終的にはモータ室36内へ排出されるが、油は油受け部材33上に排出された後、油受け部材33の軸方向端部からモータ室36内へと排出される。モータ室36へ排出された冷却油は、モータ室36の下部に貯留され、図示しない冷却油供給部(循環ポンプ)へと導かれる。
このように、冷却用の油をコイル17に直接噴射するため、コイル17から発せられる熱を効率よく吸熱することができる。なお、ステータ21の熱も油がスロット28内を流通することにより同時に吸熱することができる。
本実施形態によれば、コイル17をトロイダル状に巻き回したモータ23において、ステータ21の外周側に仕切部31を形成し、仕切部31およびティース32で区画されて形成される複数のスロット28(内側スロットAおよび外側スロット28B)に油を供給可能な油噴出孔44が形成された油供給部材40を設けたため、ハウジングを冷媒流路として利用する従来の場合のようにロータ22とステータ21との間に隔壁を設けることが無くなるため、エアギャップの距離を短くすることができる。したがって、モータ23の小型化を図ることができる。また、油供給部材40をコイル17およびステータ21の近傍に配置するため、コイル17およびステータ21を確実に冷却することができる。
なお、従来のように隔壁を設ける場合に、隔壁を金属製にすると渦電流が発生する虞があるが、本実施形態では隔壁を設けないため、渦電流の発生を防止できる。また、隔壁を設けないため、強力なシール構造も必要なくなる。
また、ステータ21に仕切部31を形成し、仕切部31で囲まれた空間に配されるコイル17に対して直接油を噴射することができるため、コイル17を確実に冷却することができる。
また、油噴出孔44をコイル17が配された位置に対応して形成し、軸方向に沿って複数個形成したため、ステータ21の廻りを軸方向に沿って巻回されたコイル17に対して満遍なく冷却用の油を供給することができ、コイル17を均一に冷却することができる。
また、油供給部材40と仕切部31の外周側とが当接するように構成したため、ステータ21の仕切部31で形成された空間内に冷却用の油が供給され、空間内を油が通流することによりコイル17だけでなくステータ21を冷却することができる。
また、油供給部材40はモータハウジング11の外周面に沿うように設け、ステータ21はモータハウジング11に圧入固定するように構成したため、油供給部材40とステータ21とを密着させることができるため、コイル17およびステータ21の冷却効率を向上することができる。
さらに、ステータ21の内側スロット28A内に油受け部材33を設けたため、ステータ21(コイル17)に供給された油が仕切部31で区画された空間内を通流し、ステータ21の軸方向端面21aからモータ室36内に排出される際に、油がロータ22に接触するのを防止することができる。したがって、ロータ22に油が接触することによる抵抗が生じるのを防止することができ、ロータ22の回転性能の低下を抑制することができる。
そして、油受け部材33をステータ21の隣接するティース32,32間に挟持して保持しているため、油受け部材33を容易に、かつ、確実に保持することができる。
なお、図6に示すように、本実施形態の別の態様として、ステータ21におけるコイル17の周面突出部19が配される側の側面21dを軸方向の略中間地点を凸状の頂点になるように軸方向の断面を山なりに形成してもよい。このように構成すると、ステータ21に巻回されるコイル17の周面突出部19も同様に山なりに配されることとなり、供給される冷却用の油をスムーズに側面突出部18側へ流通させることができ、コイル17の冷却を効率よく行うことができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態を図7〜図8に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態と油供給配管の構成が異なるのみであり、その他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7、図8に示すように、ステータ21とモータハウジング11との間には冷却油が流通可能な油供給部材50が設けられている。本実施形態では、油供給部材50はモータハウジング11の内周面に沿うように、かつ、モータハウジング11の上半分に対応した位置に配されている。つまり、油供給部材50は、断面略C字状に形成されている。
また、油供給部材50は、隣接するコイル17の周面突出部19,19間に対応する位置に吸熱部51が形成されている。吸熱部51は、ステータ21と略同一の軸方向長さを有しており、吸熱部51の内周面51aはステータ21の外周面21bと当接するように構成されている。つまり、吸熱部51が第一実施形態の仕切部31の機能を為し、隣接する吸熱部51,51とステータ21の外周面21bとで囲まれた空間(第一実施形態の外側スロット28Bに相当)が形成される。さらに、吸熱部51の壁部52には冷却油をコイル17の周面突出部19に噴射可能な油噴出孔53が適宜形成されている。油噴出孔53から噴射された冷却油はコイル17の周面突出部19の側面に噴射される。また、噴射孔53は、コイル17の周面突出部19の両側面に対応するように形成されている。なお、油供給部材50は断面略円形(リング状)に形成して、下半分の吸熱部51に相当する位置には油が流通しないように構成してもよい。
ステータ21の内側スロット28A内に配されたコイル17の内径側には油受け部材33が設けられている。油受け部材33はステータ21の軸方向の長さより若干長く形成されている。
なお、油供給部材50は、モータハウジング11と一体に形成されていてもよいし、別体で形成されていてもよい。また、冷却油は、モータハウジング11の上部に連結された油供給配管45から供給されて、その一部は油供給部材50内を通過後、油供給部材50の下端に形成された排出孔(不図示)からモータ室36内へ排出される。また、油供給部材50に供給された冷却油の別の一部は、油供給部材50の油噴出孔53からコイル17へ向けて噴射され、コイル17を直接冷却しながらスロット28内を通過した後、モータ室36内へ排出される。モータ室36へ排出された冷却油は、モータ室36の下部に貯留され、図示しない冷却油供給部(循環ポンプ)へと導かれる。
このように構成されたモータ23の製造方法について説明する。
油供給部材50がモータハウジング11と一体に形成されている場合は、モータハウジング11内にコイル17が巻回されたステータ21を取り付ける。この際、油供給部材50の吸熱部51の内周面51aとステータ21の外周面21bとが当接するように圧入して固定すればよい。なお、ステータ21をモータハウジング11に取り付けた後に樹脂モールドしてもよい。特に、ステータ21を取り付けた後、モータハウジング11ごと樹脂モールドすることにより、微小な隙間を無くすことができ、より効率良くコイル17およびステータ21を冷却することができる。また、ステータ21をより強固に固定することができ、信頼性の高いモータ23を製造することができる。なお、樹脂モールドする際には、油噴出孔53を閉塞しないように注意する。
一方、油供給部材50がモータハウジング11と別体の場合は、まずモータハウジング11に油供給部材50を取り付ける。この際、モータハウジング11の内周面と油供給部材50とが当接するように圧入して固定する。次に、コイル17が巻回されたステータ21をモータハウジング11に取り付ける。この際、ステータ21を油供給部材50に圧入して固定するように構成してもよいし、ステータ21を所定の位置に配置した後、樹脂モールドにより固定するように構成してもよい。
次に、このように構成したモータユニット10のコイル17(およびステータ21)の冷却方法について説明する。
まず、図示しない冷却用油の供給源から供給される油は、モータハウジング11の上部の油供給配管45から油供給部材50内に供給される。そして、この油が、油供給部材50内を通過しながら、主に吸熱部51においてステータ21から発せられる熱を吸熱する。一方、油供給部材50の油噴出孔53から噴射された冷却油は、コイル17の周面突出部19に直接噴射され、主にコイル17から発せられる熱を吸熱する。
コイル17に噴射された油は、隣接する吸熱部51,51とステータ21とで仕切られた空間内を流通しながら、ステータ21の端面21a方向(コイル17の側面突出部18方向)へ熱を吸熱しながら向かう。側面突出部18まで流通してきた油は、そのままモータ室36内へ排出されるか、ステータ21の内側スロット28A内に配されたコイル17の方へ流通する。コイル17から発せられる熱を吸熱した油は最終的にはモータ室36内へ排出されるが、油は油受け部材33上に排出された後、油受け部材33の軸方向端部からモータ室36内へと排出される。モータ室36へ排出された冷却油は、モータ室36の下部に貯留され、図示しない冷却油供給部(循環ポンプ)へと導かれる。
このとき、冷却用の油をコイル17に直接噴射するため、コイル17から発せられる熱を効率よく吸熱することができる。なお、ステータ21の熱も油供給部材50の吸熱部51において吸熱することができるとともに、油がスロット28内を流通することにより同時に吸熱することができる。
本実施形態によれば、油供給部材50における吸熱部51の壁部52に油噴出孔53を形成し、コイル17に冷却油を直接噴射できるように構成したため、油供給部材50でステータ21を冷却しつつ、冷却油をコイル17に直接噴きつけることでコイル17を直接的に冷却することができる。
また、油噴出孔53をコイル17を挟んで対向する双方の壁部62に形成したため、コイル17に対して冷却油をより効率よく噴きつけることができるため、コイル17をより効率的に冷却することができる。
さらに、隣接するコイル17の周面突出部19,19間に油供給部材50の吸熱部51を配したため、コイル17間のスペースを有効利用することができ、モータ23の小型化を図ることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や形状などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、永久磁石式ブラシレスモータの場合を用いて説明したが、モータがトロイダル巻線であれば、インダクションモータやリラクタンスモータなどに適用してもよい。
また、本実施形態においては、冷却用の油をモータの上半分に配されたコイルのみに噴射する構成を採用したが、略全周に油を供給する構成にしてもよい。
さらに、本実施形態においては、油受け部材が平板状の場合について説明したが、油受け部材を断面山型形状にするなど傾斜を設けて、油受け部材に滴下した油がスムーズに端部に導かれモータ室内へ排出されるようにしてもよい。
本発明の実施形態における車両用モータユニットの概略縦断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態におけるモータハウジングに油供給部材およびステータを取り付けた状態の斜視図である。 図2のB部拡大図である。 本発明の第一実施形態における油の流通方向を示す説明図である。 本発明の第一実施形態におけるステータの別の態様を示す説明図である。 本発明の第二実施形態における車両用モータユニットの断面図(図2に相当)である。 図7のC部拡大図である。
符号の説明
11…モータハウジング(ハウジング) 17…コイル(巻線) 21…ステータ 22…ロータ 23…モータ(トロイダル巻線モータ) 28…スロット 28A…内側スロット 28B…外側スロット 31…仕切部 32…ティース 33…油受け部材 40…油供給部材 44…油噴出孔 50…油供給部材 53…油噴出孔

Claims (8)

  1. ロータと、
    該ロータの外周に沿って設けられるステータと、
    該ステータに対してトロイダル状に巻き回された巻線と、を備え、
    該巻線に電流を通流することで、前記ロータを回転させるトロイダル巻線モータにおいて、
    前記ステータは前記巻線間を仕切る仕切部を有し、
    該仕切部で区画されて形成される複数のスロットに油を供給可能な油供給部材が設けられており、
    前記油供給部材は、前記ステータおよび前記ロータを収容可能なハウジングに設けられ、前記ハウジングにおける前記油供給部材が設けられた位置に油噴出孔が形成され、
    該油噴出孔は、それぞれの前記巻線に対応する位置に形成されており、前記油噴出孔は前記巻線に油が供給されるように軸方向に沿って複数個形成されていることを特徴とするトロイダル巻線モータ。
  2. 前記油供給部材は前記ハウジングに設けられ、前記ステータは前記ハウジングに圧入固定されていることを特徴とする請求項に記載のトロイダル巻線モータ。
  3. ロータと、
    該ロータの外周に沿って設けられるステータと、
    該ステータに対してトロイダル状に巻き回された巻線と、を備え、
    該巻線に電流を通流することで、前記ロータを回転させるトロイダル巻線モータにおいて、
    前記ステータは前記巻線間を仕切る仕切部を有し、
    該仕切部で区画されて形成される複数のスロットに油を供給可能な油供給部材が設けられており、
    前記油供給部材は、前記ステータおよび前記ロータを収容可能なハウジングに設けられ、前記油供給部材には油噴出孔が形成され、
    該油噴出孔は、それぞれの前記巻線に対応する位置に形成されており、前記油噴出孔は前記巻線に油が供給されるように軸方向に沿って複数個形成されていることを特徴とするトロイダル巻線モータ。
  4. 前記油供給部材と前記ステータの外周面とが当接するように構成されていることを特徴とする請求項に記載のトロイダル巻線モータ。
  5. 前記油供給部材は前記ハウジングに設けられ、前記ステータは前記油供給部材に圧入固定されていることを特徴とする請求項またはに記載のトロイダル巻線モータ。
  6. 前記油噴出孔が、前記ステータの外周面に軸方向に沿って配された前記巻線における周方向両側面に油を供給するように複数形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のトロイダル巻線モータ。
  7. 前記ステータは、内周部に油受け部材を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のトロイダル巻線モータ。
  8. 前記油受け部材は、前記ステータ内周部に形成されたティース間に挟持されていることを特徴とする請求項に記載のトロイダル巻線モータ。
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