JP4803305B2 - 色素増感型太陽電池 - Google Patents
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Description
また、図示はしないが、上記色素増感型太陽電池としては、上記第1電極基材および第2電極基材の両方が透明性を有する基材であり、上記酸化物半導体電極基板側および対極基板側のどちらからも太陽光を受光することが可能な構成を有するものもある。
まず、本発明の色素増感型太陽電池について説明する。
本発明の色素増感型太陽電池は、電極としての機能を備えた第1電極基材、および上記第1電極基材上に形成され、色素増感剤が坦持された金属酸化物半導体微粒子を含む多孔質層を有する酸化物半導体電極基板と、電極としての機能を備えた第2電極基材、および上記第2電極基材上に形成された触媒層を有する対極基板とが、上記多孔質層および上記触媒層が対向するように配置され、上記酸化物半導体電極基板および上記対極基板の間に酸化還元対を含む電解質層が形成されており、上記第1電極基材または上記第2電極基材の少なくとも一方が透明性を有する基材である色素増感型太陽電池であって、上記触媒層が、絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物を含有するものであることを特徴とするものである。
一方、上記第2電極基材が透明性を有さない金属箔等からなる場合は、上記第1電極基材側から入射した太陽光は金属箔等の鏡面効果により反射されることとなる。よって、例えば上記触媒層が上記金属箔等からなる第2電極基材上に形成されている場合は、上記太陽光の反射光を上記触媒層によって散乱させることが可能となることから、太陽光の反射光を有効に利用することが可能となる。
したがって、本発明によれば、上記触媒層が光散乱機能を有することにより、太陽光の利用効率を向上させることが可能となる。
本態様の色素増感型太陽電池は、第2電極基材として透明性を有する基材を有するものである。
以下、本態様の色素増感型太陽電池に用いられる各部材についてそれぞれ説明する。
本態様に用いられる対極基板は、第2電極基材と、上記第2電極基材上に形成された触媒層とを有するものである。以下、上記触媒層および第2電極基材についてそれぞれ説明する。
本態様に用いられる触媒層は、絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物を含有するものである。以下、上記絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物についてそれぞれ説明する。
まず、上記触媒層に用いられる絶縁性透明微粒子について説明する。
上記触媒層に用いられる絶縁性透明微粒子の平均粒径としては、上記触媒層および後述する電解質層の接触面積を大きなものとすることができるものであれば特に限定されるものではないが、1nm〜100μmの範囲内、なかでも100nm〜30μmの範囲内、特に1μm〜15μmの範囲内であることが好ましい。上記絶縁性透明微粒子の平均粒径が上記範囲に満たない場合は上記絶縁性透明微粒子を後述する導電性高分子化合物中に含有させて触媒層を形成した場合であっても、上記触媒層および後述する電解質層の接触面積を十分に大きなものとすることができず、上記触媒層の触媒性能を向上させることが困難であるからである。また、上記絶縁性透明微粒子の平均粒径が上記範囲を超える場合は、上記触媒層を形成することが困難であるからである。
また、上記絶縁性透明微粒子の透明性としては、後述する導電性高分子化合物が有する透明性よりも高いものであることが好ましい。これにより、上記触媒層の全光線透過率や拡散光線透過率を向上させることができるからである。
また、ここで、上記絶縁性透明微粒子として透明無機材料を用いた場合は、無機物である絶縁性透明微粒子と、有機物である導電性高分子化合物との密着性が不十分であり、上記触媒層にクラック等が生じる可能性が考えられる。一方、上記絶縁性透明微粒子として透明樹脂を用いた場合は、上記透明樹脂および導電性高分子化合物はいずれも有機物であるため、透明無機材料を上記絶縁性透明微粒子に用いた場合に比べて、上記絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物の密着性を高いものとすることが可能となる。よって、上記触媒層の耐久性を向上させることが可能となる。
次に、上記触媒層に用いられる導電性高分子化合物について説明する。
本態様に用いられる触媒層は、上記絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物を有するものである。
本態様に用いられる第2電極基材は透明性を有する基材である。本態様に用いられる第2電極基材の透明性としては、本態様の色素増感型太陽電池が上記対極基板側から太陽光を受光して作動することができるように、太陽光を透過することができるものであれば特に限定されるものではなく、上述した触媒層の透明性と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
以下、上記透明基材および第2電極層についてそれぞれ説明する。
本態様に用いられる透明基材としては、後述する第2電極層および上記触媒層を形成し、上記対極基板として用いることができる程度の自己支持性を有するものであれば特に限定されるものではない。このような透明基材としては、例えば無機透明基材や樹脂製基材を用いることができる。このうち、樹脂製基材は、軽量であり、加工性に優れ、製造コストの低減ができるため好ましい。
次に、本態様に用いられる第2電極層について説明する。本態様に用いられる第2電極層は、上記透明基材上に形成されたものである。
以下、それぞれについて説明する。
本態様に用いられる透明電極層を構成する材料としては、透明性を有し、所定の導電性を有する材料であれば特に限定されるものではなく、導電性高分子化合物や金属酸化物等を用いることができる。
上記金属酸化物としては、所定の導電性を有し、かつ透明性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、SnO2、ITO、ZnO、酸化インジウムに酸化亜鉛を添加した化合物(IZO)を挙げることができる。本態様においては、これらのいずれの金属酸化物であっても好適に用いることができるが、なかでもフッ素ドープしたSnO2(以下、FTOと称する。)、ITOを用いることが好ましい。FTOおよびITOは、導電性および太陽光の透過性の両方に優れているからである。
一方、上記導電性高分子化合物としては、例えば、ポリチオフェン、ポリエチレンスルフォン酸(PSS)、ポリアニリン(PA)、ポリピロール、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)等を挙げることができる。また、これらを2種以上混合して用いることもできる。
なお、上記厚みは、透明電極層が複数の層から構成される場合には、すべての層の厚みを合計した総厚みを指すものとする。
次にメッシュ電極層について説明する。本態様に用いられるメッシュ電極層は、導電性材料を用いてメッシュ状に形成された電極層である。また、上記メッシュ電極層は、透明基材上に形成され、透明性を有する基材として用いられるものである。
本態様に用いられる第2電極層としては、上述した透明電極層およびメッシュ電極層を有する電極層を用いることができる。上記の構成とすることにより、上記透明電極層の導電性が不足する場合に、メッシュ電極層により補充することができるため、本態様の色素増感型太陽電池をより発電効率に優れたものにできるという利点がある。
なお、透明電極層およびメッシュ電極層については、上述したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に本態様に用いられる酸化物半導体電極基板について説明する。
本態様に用いられる酸化物半導体電極基板は、電極としての機能を備えた第1電極基材、および第1電極基材上に形成された多孔質層を有するものである。以下、本態様に用いられる上記第1電極基材および多孔質層についてそれぞれ説明する。
本態様に用いられる第1電極基材としては、電極としての機能を備え、後述する多孔質層を形成して酸化物半導体電極基板として用いることが可能な程度の自己支持性を有しているものであれば特に限定されるものではなく、透明性を有する基材であってもよいし、透明性を有さない基材であってもよい。
次に、本態様に用いられる多孔質層について説明する。本態様に用いられる多孔質層は、表面に色素増感剤が坦持された金属酸化物半導体微粒子を含有するものであり、上述した第1電極基材上に形成され、かつ、後述する電解質層と接するものである。なお、上記第1電極基材が透明性を有する基材である場合は、第1電極基材の透明電極層等の電極層上に上記多孔質層が形成される。
本態様に用いられる金属酸化物半導体微粒子としては、半導体特性を備える金属酸化物からなるものであれば特に限定されるものではない。本態様に用いられる金属酸化物半導体微粒子を構成する金属酸化物としては、例えば、TiO2、ZnO、SnO2、ITO、ZrO2、MgO、Al2O3、CeO2、Bi2O3、Mn3O4、Y2O3、WO3、Ta2O5、Nb2O5、La2O3等を挙げることができる。これらの金属酸化物半導体微粒子は、多孔性の多孔質層を形成するのに適しており、エネルギー変換効率の向上、コストの削減を図ることができるため本態様に好適に用いられる。
なかでも本態様においては、TiO2からなる金属酸化物半導体微粒子を用いることが最も好ましい。TiO2は特に半導体特性に優れるからである。
なお、上記金属酸化物半導体微粒子の平均粒径は一次粒径を意味するものとする。
本態様に用いられる色素増感剤としては、光を吸収して起電力を生じさせることが可能なものであれば特に限定はされない。このような色素増感剤としては、有機色素または金属錯体色素を挙げることができる。上記有機色素としては、アクリジン系、アゾ系、インジゴ系、キノン系、クマリン系、メロシアニン系、フェニルキサンテン、インドリン、カルバゾール系の色素が挙げられる。本態様においてはこれらの有機色素の中でも、クマリン系色素を用いることが好ましい。また、上記金属錯体色素としてはルテニウム系色素を用いることが好ましく、特にルテニウム錯体であるルテニウムビピリジン色素およびルテニウムターピリジン色素を用いることが好ましい。このようなルテニウム錯体は吸収する光の波長範囲が広いため、光電変換できる光の波長領域を大幅に広げることができるからである。
本態様に用いられる多孔質層には、上記金属酸化物半導体微粒子の他に任意の成分が含まれていてもよい。本態様に用いられる任意の成分としては、例えば、樹脂を挙げることができる。上記多孔質層に樹脂が含有されることにより、本態様に用いられる多孔質層の脆性を改善することができるからである。
このような樹脂としては、例えば、ポリビニルピロリドン、エチルセルロース、カプロラクタン等を挙げることができる。
本態様に用いられる多孔質層の厚みは、通常、1μm〜100μmの範囲内であることが好ましく、特に3μm〜30μmの範囲内であることが好ましい。
次に、本態様に用いられる電解質層について説明する。本態様における電解質層は、酸化還元対を含むものである。
さらに、上記臭素および臭化物の組合せとしては、例えば、LiBr、NaBr、KBr、CaBr2等の金属臭化物と、Br2との組合せを挙げることができる。
本態様の色素増感型太陽電池は、上述した対極基板、酸化物半導体電極基板、および電解質層を有しているものであれば特に限定されるものではなく、必要な部材を適宜追加することができる。このような部材としては、例えば上記色素増感型太陽電池の端部を封止するためのシール剤等を挙げることができる。なお、上記シール剤については、一般的な色素増感型太陽電池に用いられるシール剤と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本態様の色素増感型太陽電池は、上記第2電極基材として透明性を有さない基材を有するものである。
本態様に用いられる対極基板は、第2電極基材および上記第2電極基材上に形成された触媒層を有するものである。また、上記第2電極基材は透明性を有さない基材である。
本態様に用いられる酸化物半導体電極基板は、上記第1電極基材と、上記第1電極基材上に形成された多孔質層とを有するものである。また、本態様においては、上述した第2電極基材が透明性を有さない基材であることから、上記第1電極基材としては透明性を有する基材が用いられる。
本態様における第1電極基材については、上述した「1.第1態様の色素増感型太陽電池」の項で説明した第2電極基材と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。また、多孔質層についても、上述した「1.第1態様の色素増感型太陽電池」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明においては、上記各態様の色素増感型太陽電池の中でも、上記第1態様の色素増感型太陽電池であることが好ましい。本発明においては、上記触媒層が透明性に優れたものであることにより、対極基板側から太陽光を良好に受光することが可能となるからである。
例えば、本発明の触媒層が形成された対極基板と、上記酸化物半導体電極基板とを多孔質層および触媒層が対向するように配置してシール剤で封止し、次いで液体状またはゲル状の電解質を酸化物半導体電極基板および対極基板の間に注入することによって電解質層を形成することにより色素増感型太陽電池を製造する製造方法を挙げることができる。
また例えば、上記酸化物半導体電極基板の多孔質層上に固体状の電解質層材料を塗布して乾燥させることにより固体電解質層を形成し、ついで、上記酸化物半導体電極基板および対極基板を上記固体電解質層および触媒層が対向するように接触させて配置することにより色素増感型太陽電池を製造する製造方法を挙げることができる。
次に、本発明の色素増感型太陽電池モジュールについて説明する。
本発明の色素増感型太陽電池モジュールは、上述した「A.色素増感型太陽電池」の項で説明した色素増感型太陽電池を複数個連結したことを特徴とするものである。
図3は、本発明の色素増感型太陽電池モジュールの一例を示す概略断面図である。図3に示すように、本発明の色素増感型太陽電池モジュール30は、金属箔からなる第1電極基材11および第1電極基材11上に形成され、色素増感剤が坦持された金属酸化物半導体微粒子を有する多孔質層12を有する酸化物半導体電極基板1と、透明基材21bおよび透明基材21b上に形成された透明電極層21aを有する第2電極基材21、および透明電極層21a上に形成され、絶縁性透明微粒子22aおよび導電性高分子化合物22bを含有する触媒層22を有する対極基板2とが、多孔質層12および触媒層22が対向するように配置され、酸化物半導体電極基板1および対極基板2の間に酸化還元対を含む電解質層3が形成されている色素増感型太陽電池10が並列に複数個連結されたものである。また、図3に示すように、通常、色素増感型太陽電池モジュール30の端部はシール剤4等により封止されており、各色素増感型太陽電池10の間には隔壁5が形成される。
また、色素増感型太陽電池モジュールの端部を封止するためのシール剤や、各色素増感型太陽電池の間に形成される隔壁等については、一般的な色素増感型太陽電池モジュールに用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
(酸化物半導体電極基板の作製)
第1電極基材として厚み50μmのTi箔(竹内金属箔工業株式会社)上に、エタノール中で酸化チタン粒子P25(日本エアロジル株式会社)に0.5%エチルセルロースSTD-100(日新化成工業株式会社)を混合させたペーストを塗布、乾燥させ、500℃で30分焼成し、膜厚が5μmの多孔質層形成用層を得た。その後、アセトニトリル/t−ブタノール=1/1溶液中にN719色素(Dyesol)を0.3mM溶解させた色素増感剤溶液を調製し、この色素増感剤溶液中に上記Ti箔基板を20時間浸漬させたのち、乾燥させることにより、酸化物半導体電極基板を得た。
第2電極基材として膜厚125μmのITO膜/PEN基板を用い、ITO膜上にPEDOTPSS(POLY(3,4-ETHYLENEDIOXYTHIOPHENE) POLY(STYRENESULFONATE))2%水分散液(導電性高分子化合物)と平均粒径が8μmのポリスチレン粒子 テクポリマー(積水化成品工業)(絶縁性透明微粒子)を固形比2:1になるように添加し、ITO/PEN基板に塗工量0.3g/m2(固形分)になるように塗布し、120℃で10分乾燥させることにより、触媒層を形成し、対極基板を得た。
6mol/l hexyl metyl imidazolum iodide(富山薬品)、0.6mol/l I2(メルク株式会社)、0.45mol/l n-metyl benzoimidazol(Aldrich)をhexyl metyl imidazolum tetracyanoborat(メルク株式会社)に溶解した電解液を調製した。次に、STD-100(日新化成)をエタノールに10w%溶解させた樹脂溶液を調製し、上記電解液:樹脂溶液=1:6(重量比)で混合した樹脂電解質溶液を作製した。
上記酸化物半導体電極基板上に固形分膜厚5μmで樹脂電解質溶液を塗布し、100℃のオーブンで5分間乾燥させ、固体電解質層を得た。
その後、対極基板の触媒層面と上記酸化物半導体電極基板の固体電解質層面とを貼り合わせ、真空ラミネータにて熱ラミネートすることで色素増感型太陽電池を得た。
以下のように対極基板を形成したこと以外は、実施例1と同様に色素増感型太陽電池を作製した。
(対極基板の作製)
第2電極基材として膜厚125μmのITO膜/PEN基板を用い、ITO膜上にPEDOTPSS(POLY(3,4-ETHYLENEDIOXYTHIOPHENE) POLY(STYRENESULFONATE))2%水分散液(導電性高分子化合物)と平均粒径が2.5μmの架橋ポリメタクリル酸メチル粒子 テクポリマー(積水化成品工業)(絶縁性透明微粒子)を固形比2:1になるように添加し、ITO/PEN基板に塗工量0.3g/m2(固形分)になるように塗布し、120℃で10分乾燥させることにより、触媒層を形成し、対極基板を得た。
以下のように対極基板を形成したこと以外は、実施例1と同様に色素増感型太陽電池を作製した。
(対極基板の作製)
第2電極基材として、膜厚125μmのITO膜/PEN基板を用い、上記ITO膜上にPEDOTPSS(POLY(3,4-ETHYLENEDIOXYTHIOPHENE) POLY(STYRENESULFONATE))2%水分散液とカーボン微粒子を固形比2:1になるように添加し、ITO/PEN基板上に塗工量0.3g/m2(固形分)になるように塗布し、120℃で10分乾燥させることにより、触媒層を形成し、対極基板を得た。
以下のように対極基板を形成したこと以外は、実施例1と同様に色素増感型太陽電池を作製した。
(対極基板の作製)
第2電極基材として、膜厚125μmのITO膜/PEN基板を用い、上記ITO膜上に白金を全光線透過率65%となるように積層して、触媒層を形成し、対極基板を得た。
以下のように対極基板を形成したこと以外は、実施例1と同様に色素増感型太陽電池を作製した。
(対極基板の作製)
第2電極基材として、膜厚125μmのITO膜/PEN基板を用い、上記ITO膜上にPEDOTPSS(POLY(3,4-ETHYLENEDIOXYTHIOPHENE) POLY(STYRENESULFONATE))2%水分散液を塗工量0.3g/m2(固形分)になるように塗布し、120℃で10分乾燥させることにより、触媒層を形成し、対極基板を得た。
実施例1〜実施例2、および比較例1〜比較例3で作製した対極基板の全光線透過率(透過率)を測定した。なお、透過率測定は、ヘイズメーター(スガ試験機製)を用いて測定した。結果を表1に示す。なお、表1に示す透過率は、基材の透過率を含むものである。
また、実施例1〜実施例2、および比較例1〜比較例3で得られた色素増感型太陽電池の性能評価を行った結果を表1に示す。なお、色素増感型太陽電池の性能評価としては、分光感度促成装置CEP-2000(分光計器)を用いてIV特性を測定して変換効率を求めることにより行った。
実施例1〜実施例2、および比較例1〜比較例3で作製した対極基板の光散乱機能の評価としてヘイズ値を測定した。なお、ヘイズ値は全光線透過率測定に用いたヘイズメーター(スガ試験機製)を使用して測定した。結果を表1に示す。
11 … 第1電極基材
11a … 透明電極層
11b … 透明基材
12 … 多孔質層
2 … 対極基板
21 … 第2電極基材
22 … 触媒層
22a … 絶縁性透明微粒子
22b … 導電性高分子化合物
3 … 電解質層
4 … シール剤
5 … 隔壁
10 … 色素増感型太陽電池
30 … 色素増感型太陽電池モジュール
Claims (6)
- 電極としての機能を備えた第1電極基材、および前記第1電極基材上に形成され、色素増感剤が表面に坦持された金属酸化物半導体微粒子を含む多孔質層を有する酸化物半導体電極基板と、電極としての機能を備えた第2電極基材、および前記第2電極基材上に形成された触媒層を有する対極基板とが、前記多孔質層および前記触媒層が対向するように配置され、前記酸化物半導体電極基板および前記対極基板の間に酸化還元対を含む電解質層が形成されており、前記第1電極基材または前記第2電極基材の少なくとも一方が透明性を有する基材である色素増感型太陽電池であって、
前記触媒層が、絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物を含有するものであることを特徴とする色素増感型太陽電池。 - 前記絶縁性透明微粒子が透明樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の色素増感型太陽電池。
- 前記絶縁性透明微粒子の屈折率が、前記導電性高分子化合物の屈折率と異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の色素増感型太陽電池。
- 前記絶縁性透明微粒子の透明性が、前記導電性高分子化合物の透明性よりも高いことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の色素増感型太陽電池。
- 少なくとも前記第2電極基材が透明性を有する基材であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の色素増感型太陽電池。
- 電極としての機能を備えた第1電極基材、および前記第1電極基材上に形成され、色素増感剤が表面に坦持された金属酸化物半導体微粒子を含む多孔質層を有する酸化物半導体電極基板と、電極としての機能を備えた第2電極基材、および前記第2電極基材上に形成された触媒層を有する対極基板とが、前記多孔質層および前記触媒層が対向するように配置され、前記酸化物半導体電極基板および前記対極基板の間に酸化還元対を含む電解質層が形成されており、前記第1電極基材または前記第2電極基材の少なくとも一方が透明性を有する基材であり、かつ、前記触媒層が、絶縁性透明微粒子および導電性高分子化合物を含有するものである色素増感型太陽電池が複数個連結されていることを特徴とする色素増感型太陽電池モジュール。
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