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JP4899391B2 - 車両用ウインドの配線構造および配線方法 - Google Patents

車両用ウインドの配線構造および配線方法 Download PDF

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JP4899391B2 JP2005270592A JP2005270592A JP4899391B2 JP 4899391 B2 JP4899391 B2 JP 4899391B2 JP 2005270592 A JP2005270592 A JP 2005270592A JP 2005270592 A JP2005270592 A JP 2005270592A JP 4899391 B2 JP4899391 B2 JP 4899391B2
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本発明は、車両用ウインドの配線構造および配線方法に関する。
従来の車両用ウインドの配線構造としては、特許文献1に提案されるものがある。この特許文献1に開示される車両後壁を構成するバックドアは、アウターパネルとインナーパネルとを張り合わせたバックドア本体と、バックドア本体に取り付けられ且つバックドア本体のウインドガラス用開口部を覆うウインドガラスと、を備える。ウインドガラスには、ウインドガラスとバックドア本体とのラップ部分(接合代)に対応して所定の幅で黒色プリントが施され、黒色プリントに対応する部分は車外から透視できないようになっている。ウインドガラスの内側には、該ガラスの曇りをとるために熱線が印刷されている。熱線の端部の端子には、熱線に電力を供給するためのワイヤーハーネスが接続されている。
ワイヤーハーネスは、アウターパネルに開口するハーネス挿入口を通じて、バックドア本体内(つまりアウターパネルとインナーパネルとの間の空間内)に配索され、最終的に電源に直接または間接的に接続されている。
熱線の端子およびハーネス用開口はいずれも、ウインドガラスの黒色プリントに隠れる位置に設定され、これによりワイヤーハーネスも黒色プリントに隠れるようになっている。
特開平8−119046号公報
このような配線構造は、以下のような手順で配線される。まず、対向するアウターパネルとインナーパネルとを組み合わせてなるバックドア本体と、アウターパネルに装着可能で且つ電線が印刷されているとともにアウターパネルとのラップ部分に対応する位置に黒色プリントが施されたウインドガラスと、電線に結線可能なワイヤーハーネスと、を用意する。なお、アウターパネルにはハーネス挿入口を形成しておく。また、ワイヤーハーネスの一端をウインドガラスの電線に結線しておく。
次に、ウインドガラスを助力装置などに支持し、この状態で、ワイヤーハーネスの他端をアウターパネルのハーネス挿入口に送り込みつつ、ウインドガラスをバックドアの装着位置に向けて除々に近づけ、最終的にウインドガラスをバックドアに接着剤などにより取り付ける。
このような配線作業では、ウインドガラスがバックドア本体に装着される直前の状態でウインドガラスとバックドア本体との間の隙間に作業員の手が入り込まないため、装着直前にワイヤーハーネスから手を離し、ウインドガラスをバックドア本体の装着する際のなりゆきでワイヤーハーネスをハーネス挿入口に送り込むこととなる。
そのため、最終的にワイヤーハーネスがアウターパネルのハーネス挿入口へ確実に挿入されずに、アウターパネル外側のハーネス挿入口の周辺で弛んだり絡まったりする可能性がある。なお特に黒色プリントの裏側にハーネス挿入口およびワイヤーハーネスが隠れる構造では、これらハーネス挿入口およびワイヤーハーネスを目視できないため、ワイヤーハーネスが弛んだり絡まったりする可能性が高い。
本発明は、このような従来技術の問題点に着目して為されたものであって、アウターパネル外側のハーネス挿入口の周辺でワイヤーハーネスが弛んだり絡まったりすることを防止できる車両用ウインドの配線構造および配線方法の提供を目的とする。
第1の発明としての車両用ウインドガラスの配線構造は、空間を隔てて対面するアウターパネルとインナーパネルとを組み合わせてなり且つ前記アウターパネルにハーネス挿入口が開口する車体と、前記アウターパネルに装着され且つ内面に電線が印刷されたウインドガラスと、前記電線に結線されるワイヤーハーネスと、を備え、前記ワイヤーハーネスの一端前記電線に結線され、該ワイヤーハーネスが前記ウインドガラス側から前記空間側へと配索され、前記ワイヤーハーネスの他端前記アウターパネルに開口するハーネス挿入口を通じて前記空間内に配索された車両用ウインドの配線構造であって、
前記ウインドガラスのうち前記アウターパネルのハーネス挿入口に対向する位置に固定されたクリップを備え、前記クリップは、前記ウインドガラスに固定される基板部と、この基板部の長手方向に沿って延在する土台部と、この土台部中央から直交方向に突設され且つ前記ワイヤーハーネスを前記ハーネス挿入口に向けた状態で保持することで当該保持した部分を前記ハーネス挿入口に貫通させるハーネスガイドを備えており、また、土台部とハーネスガイドには共に互いにねじれの位置関係に二股状の保持部が設けられいて、これら2つの保持部に係止したワイヤーハーネスを略直角な状態で保持することを要旨とする。
第2の発明としての車両用ウインドガラスの配線方法は、空間を隔てて対面するアウターパネルとインナーパネルとを組み合わせてなり且つ前記アウターパネルにハーネス挿入口が開口する車体と、前記アウターパネルに装着可能で且つ内面に電線が印刷されたウインドガラスと、前記電線に結線可能なワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスを保持自在で且つ前記ウインドガラスのうち前記ハーネス挿入口に対向する位置に固定されるものであって、前記ウインドガラスに固定される基板部と、この基板部の長手方向に沿って延在する土台部と、この土台部中央から直交方向に突設され且つ前記ワイヤーハーネスを前記ハーネス挿入口に向けた状態で保持することで当該保持した部分を前記ハーネス挿入口に貫通させるハーネスガイドと、これら土台部とハーネスガイドに互いにねじれの位置関係に設けられた二股状の保持部とを備えたグリップと、を用意し、
前記電線に前記ワイヤーハーネスの一端を結線し、前記ウインドガラスのうち前記ハーネス挿入口に対向する位置にクリップを固定し、前記クリップの土台部及びハーネスガイドに設けた保持部に前記ワイヤーハーネスをそれぞれ保持して、該ワイヤーハーネスを略直角な状態となし、前記ハーネスガイドを前記ハーネス挿入口より貫通させて、前記ワイヤーハーネスのうち前記ハーネスガイドに保持された部分よりも他端側を前記ハーネス挿入口より内部へ挿入しつつ、前記ウインドガラスを前記アウターパネルに近接させていき、前記ウインドガラスを前記アウターパネルに密着させることを要旨とする。
第1の発明によれば、ウインドガラスをアウターパネルに装着する直前の状態で、ワイヤーハーネスから手を離したとしても、ワイヤーハーネスのうちハーネスガイドによって保持された部分がハーネス挿入口を挿入されて最終的にウインドガラスの装着完了時には貫通することとなり、これに伴いワイヤーハーネスのうちハーネスガイドによって保持された部分より他端側は、確実にアウターパネルとインナーパネルとの間の空間に配索されることとなる。そのため、アウターパネル外壁面のハーネス挿入口の周縁近傍で、ワイヤーハーネスが弛んだり絡まったりすることを防止できる。
第2の発明によれば、ウインドガラスをアウターパネルに装着する直前状態で、ワイヤーハーネスから作業員が手を離したとしても、ウインドガラスの装着完了時には、ワイヤーハーネスのうちハーネスガイドによって保持された部分がハーネス挿入口を貫通し、これに伴いワイヤーハーネスのうちハーネスガイドによって保持された部分よりも他端側が、確実にアウターパネルとインナーパネルとの間の空間に配索されることとなる。そのため、従来のようにアウターパネル外壁面のハーネス挿入口の周辺でワイヤーハーネスが弛んだり絡まったりすることを防止できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る配線構造を適用した車両のバックドアの背面図、図2は図1の車両のバックドアの、ウインドガラスをバックドア本体に装着する前の状態を示す分解斜視図、図3は図2の要部の拡大斜視図、図4は図1中のIV−IV断面図、図5は図1中のV−V断面図、図6は図1中のIV−IV線に沿って一部を破断したバックドアの拡大斜視図、図7は本実施形態に利用するクリップの拡大斜視図、図8はアウターパネルの一部をVIII−VIII線に沿って破断した状態を示す図1中のVIII部の拡大図斜視図、図9はワイヤーハーネスの形状維持部の断面図である。
車両1の後壁を構成するバックドア11は、図1、2に示すようにバックドア本体13と、このバックドア本体13の上部に開口するウインドガラス用開口部17を外側から覆うウインドガラス15と、を備えて構成されている。
バックドア本体13のウインドガラス用開口部17の周縁は、ウインドガラス15を取り付けるための土台部分23である。この土台部分23に、ウインドガラス15が接着剤により取り付けられる。
バックドア本体13は、空間20を隔てて対面する板金製のアウターパネル19とインナーパネル21とを備えて構成され、アウターパネル19とインナーパネル21との各該側縁は互いにスポット溶接などにより接合されている(図4、図5参照)。
ウインドガラス15には、少なくともアウターパネル19とのラップ部分(つまりバックドア本体の土台部分23)を透視できないようにするため、ウインドガラス15の外縁に沿って帯状に黒色プリント15bが施されている。また、ウインドガラス15の内面には、当該ガラスの曇りをとるために車幅方向に延在する熱線25(電線)が上下方向に複数多段に印刷されている。この熱線25の車幅方向両側には熱線25のターミナルとしての板状の端子部27が取り付けられている。
熱線の端子部27は、図2、3に示すように黒色プリント15bの裏面に隠れており、この熱線の端子部27にワイヤーハーネス29が接続され、ワイヤーハーネス29を通じて熱線25に電力を供給できるようになっている。つまり、ワイヤーハーネス29の一端が上述の如く熱線の端子部27に接続され、ワイヤーハーネス29の他端に設けられたコネクタ31が図示せぬ電源に接続され、これによりワイヤーハーネス29を通じて熱線25に電力を供給できるようになっている。
次に、ワイヤーハーネス29の配線構造を説明する。
アウターパネル19には、図2、図3に示すように黒色プリント15bに隠れる位置(土台部分23)で且つ熱線の端子部27から離間する位置に凹部33が設けられ、この凹部33にハーネス挿入口35が開口している。一方、ウインドガラス15には、黒色プリント15bに隠れる位置で且つハーネス挿入口35に対向する位置に、ワイヤーハーネス29を保持するクリップ37が固定されている。
図2、3に示すようにウインドガラス15をアウターパネル19に装着する前の状態では、ワイヤーハーネス29が、熱線の端子部27に接続されているとともにクリップ37に保持されており、そのためワイヤーハーネス29の一端側(つまり熱線の端子部27からクリップ37までの区間29a)が、ウインドガラス15の内面に沿って保持され、クリップ37より他端側(クリップ37からコネクタ31までの区間29c、29d、29e)が、ウインドガラス15から垂れた状態となっている。
ウインドガラス15がアウターパネル19に装着される際には、ワイヤーハーネス29がハーネス挿入口35に挿入される。そして、ウインドガラス15がアウターパネル19に装着された状態では、図4〜6に示すようにワイヤーハーネス29のうちクリップ37よりも他端側が、ハーネス挿入口35を通じてバックドア本体13の内部空間20(つまり対面するアウターパネル19とインナーパネル21との間の空間20)に配索されるようになっている。
上述の如くアウターパネル19には、ワイヤーハーネス29をバックドア本体13内に挿入するためのハーネス挿入口35が設けられているが、バックドア本体13内に挿入したワイヤーハーネス29をバックドア本体13外に取り出すために、インナーパネル21には図8に示すようにハーネス取出口39が設けられている。これにより、ワイヤーハーネス29の他端のコネクタ31は、ハーネス取出口39を通じてバックドア本体13外に引き出されてインナーパネル21の内壁面に設けられたコネクタ41に固定できるようになっている。なお、このコネクタ41を通じてワイヤーハーネス29が電源と接続される。
また、ワイヤーハーネス29のうちクリップ37よりも他端側の部位には、図3、6、8に示すように、棒状に形状が維持された形状維持部29dが設けられている。なお、ワイヤーハーネス29のうち形状維持部29d以外の部分は自立性なく自由に撓むことができる。この形状維持部29dは、図8に示すようにハーネス挿入口35からハーネス取出口39までの距離とほぼ一致し、この例では150mm〜200mm程度の長さに設定されている。これにより、ワイヤーハーネス29の他端31をハーネス挿入口35から挿入した際には、作業員は形状維持部29dを掴んで、ワイヤーハーネス29の他端31をハーネス取出口39に向けて確実に送り込むことができる。これにより、後でワイヤーハーネス29の他端31をハーネス取出口39から確実かつ容易に引き出すことができる。
この形状維持部29dは、図6、9に示すように、ワイヤーハーネス29の一部を、形状維持部材としての弾性を有する樹脂製の形状維持棒43に粘着テープ45より固定することで構成されている。そのため、形状維持部29dは弾性変形自在である。これにより、バックドア本体13の内部空間20の形状が狭く複雑であっても、アウターパネル19またはインナーパネル21の壁面に沿って(この例では主にインナーパネル21の壁面に沿って)形状維持部29dを弾性変形させながらワイヤーハーネス29の他端31を所定位置39まで送り込むことができ、更に作業性を向上できる。
次に、クリップ37についてより詳しく説明する。
図4〜7に示すように、クリップ37は、ウインドガラス15の固定される板状の基板部47と、基板部47から板厚方向に突設され且つ基板部47の長手方向に沿って延在する角柱形の土台部49と、土台部49の長手方向中央部から直交方向に突設された角柱形のハーネスガイド51と、を備える。
土台部49にはワイヤーハーネス29を保持自在な二股状の保持部49bが設けられ、また、ハーネスガイド51にもワイヤーハーネス29を保持自在な二股状の保持部51bが設けられている。このハーネスガイド51の保持部51bと土台部49の保持部49bとは、互いにねじれの位置関係に設定されている。そのため、両保持部49b、51bに保持されたワイヤーハーネス29を引き抜こうとすればするほど両保持部49b、51bにワイヤーハーネス29が強く係止される。なお、土台部49の保持部49bは、ハーネスガイド51を挟んで長手方向両側にそれぞれ設けられていて、これにより、クリップ37の取付方向の自由度が高くなっている。
このように構成されたハーネスガイド51は、図4〜6に示すように電線の端子部27からクリップ37までウインドガラス15の内面に沿って延びてきたワイヤーハーネス29を、ハーネス挿入口35に向けて略直角に折り曲げた状態で保持し、保持した部分29bをハーネス挿入口35に貫通させている。これにより、ワイヤーハーネス29のうちハーネスガイド51よりも他端側は、確実にバックドア本体13の内部空間20に配索されることとなり、アウターパネル19外壁面のハーネス挿入口35の周縁近傍で弛んだり挟まったり絡まったりするようなことが無くなる。
なお、図2、3に示すようにアウターパネル19には、ハーネス挿入口35の近傍に位置決め孔55が開口しており、一方、ウインドガラス15には、クリップ37の近傍で且つ位置決め孔55に対応する位置に、位置決め孔55に挿入される位置決めピン57が固定されている。これら位置決め孔55および位置決めピン57が、バックドア本体13に対するウインドガラス15の位置決め手段として機能する。
次に、本実施形態の配線方法(配線手順)について説明する。
まず、アウターパネル19とインナーパネル21とを組み合わせてなり且つアウターパネル19にハーネス挿入口35が開口するバックドア本体13と、アウターパネル19のウインドガラス用開口部17に装着可能で且つ熱線25が印刷されたウインドガラス15と、熱線25に一端が結線可能なワイヤーハーネス29と、ワイヤーハーネス29を保持自在で且つウインドガラス15のうちハーネス挿入口35と対向する位置に固定可能なクリップ37と、を用意する。
なおこのとき、ウインドガラス15には、少なくともアウターパネル19とのラップ部分に黒色プリント15bを施しておく。また、クリップ37にハーネスガイド51を設けておく。
次に、ウインドガラス15のうちハーネス挿入口35に対向する位置にクリップ37を固定し、ワイヤーハーネス29の一端を熱線25に結線し、ワイヤーハーネス29の一端と他端との間の途中位置をクリップ37のハーネスガイド51に保持させる。
そして、ウインドガラス15を助力装置などに支持し、この状態で、ワイヤーハーネス29の他端31を、ハーネス挿入口35を通じてバックドア本体13内に挿入する。続いて、ワイヤーハーネス29の形状維持部29dを一方の手で掴んで、ワイヤーハーネス29の他端31を更に奥側のハーネス取出口39の近傍まで送り込みつつ、他方の手でウインドガラス15をバックドア本体13への装着位置に向けて除々に近づけていく。
最終的に、ウインドガラス15がバックドア本体13に装着される直前位置で、形状保持部29dから一方の手を離し、ウインドガラス15をバックドア本体13に完全に密着させ、接着剤などによりウインドガラス15をバックドア本体13に取り付けてウインドガラス15の装着を完了する。
この装着完了状態では、ハーネスガイド51は、ハーネス挿入口35を貫通してバックドア本体13の内部空間20まで延在するようになっている(図4〜6参照)。そのため、ウインドガラス15がバックドア本体13に装着される直前位置において、ワイヤーハーネス29から手を離しても、クリップ37のハーネスガイド51がハーネス挿入口35を貫通するため、ワイヤーハーネス29のうちハーネスガイド51よりも他端側が、確実にバックドア本体13の内部空間20に配索されることとなる。これにより、ワイヤーハーネス29が、ハーネス挿入口35の周辺のアウターパネル19の外壁面側で、弛んだり挟まったり絡まったりするようなことが無い。
次に、本実施形態の効果を列挙する。
(1)本実施形態の配線構造は、空間20を隔てて対面するアウターパネル19とインナーパネル21とを組み合わせたバックドア本体13(車体)と、アウターパネル19に装着され且つ内面に熱線25(電線)が設けられるウインドガラス15と、一端が熱線25に結線されたワイヤーハーネス29と、を備える。アウターパネル19にはハーネス挿入口35が開口し、このハーネス挿入口35を通じて、ワイヤーハーネス29の他端側がアウターパネル19とインナーパネル21との間の空間20内に配索される。そして、ウインドガラス15のうちアウターパネル19のハーネス挿入口35に対向する位置にはクリップ37が固定されている。クリップ37にはハーネスガイド51が設けられ、ハーネスガイド51は、ウインドガラス15の内面に沿って延びてきたワイヤーハーネス29を、ハーネス挿入口35に向けた状態で保持し、保持した部分29bをハーネス挿入口35に貫通させている。
つまり、本実施形態の配線構造によれば、ウインドガラス15がバックドア本体13に装着される直前の状態で、ワイヤーハーネス29から手を離し、ウインドガラス15をバックドア本体13の装着する際のなりゆきでワイヤーハーネス29をハーネス挿入口35に送り込んだとしても、ウインドガラス15の装着完了時にはワイヤーハーネス29のうちハーネスガイド51に保持された部分29bがハーネス挿入口35を貫通するため、ハーネスガイドに保持される部分29bよりもワイヤーハーネス29の他端側は、確実にバックドア本体13の内部空間20(つまりアウターパネル19とインナーパネル21との間の空間20)に配索されることとなり、ワイヤーハーネス29がハーネス挿入口35の周辺のアウターパネル19の外壁側で弛んだり挟まったり絡まったりすることを回避できる。
(2)一方、本実施形態の配線方法は、まず、空間20を隔てて対面するアウターパネル19とインナーパネル21とを組み合わせてなり且つアウターパネル19にハーネス挿入口35が開口するバックドア本体13(車体)と、アウターパネル19に装着可能で且つ熱線25(電線)が印刷されたウインドガラス15と、熱線25に一端が結線されるワイヤーハーネス29と、ワイヤーハーネス29を保持自在でウインドガラス15のうちハーネス挿入口35に対向する位置に固定されるクリップ37と、を用意する。ここで、クリップ37には、ウインドガラス15に沿って延びてきたワイヤーハーネス29をハーネス挿入口35に向けた状態で保持し、この保持した部分29bをウインドガラス15のアウターパネル19への装着完了時にハーネス挿入口35を貫通させるハーネスガイド51が、設けられている。
次に、熱線25にワイヤーハーネス29の一端を結線し、ウインドガラス15のうちハーネス挿入口35に対向する位置にクリップ37を固定し、該クリップ37のハーネスガイド51にワイヤーハーネス29の所定位置を保持させる。
そしてこの状態で、ワイヤーハーネス29のうちハーネスガイド51に保持された部分29bよりも当該ワイヤーハーネス29の他端側を、ハーネス挿入口35に挿入しつつ、ウインドガラス15をアウターパネル19に除々に近づけていき、最終的にウインドガラス15をアウターパネル19に密着させて接着剤などにより固定する。
そのため、本実施形態の配線方法によれば、ウインドガラス15がバックドア本体13に装着される直前の状態で、ワイヤーハーネス29から手を離し、ウインドガラス15をバックドア本体13へ装着する際のなりゆきでワイヤーハーネス29をハーネス挿入口35に送り込んだとしても、ウインドガラス15の装着完了時にはハーネスガイド51がワイヤーハーネス29を保持した状態でハーネス挿入口35を貫通しているため、ワイヤーハーネス29のうちハーネスガイド51よりも他端側は、確実にバックドア本体13の内部空間20に配索されることとなる。つまり、ハーネス挿入口35の周辺のアウターパネル19の外壁側で、ワイヤーハーネス29が弛んだり挟まれたり絡まったりすることを回避できる。
なお、本発明にあっては、ウインドガラス15をアウターパネル19に装着する工程の前の作業工程順は問わない。つまり、下記の(イ)(ロ)(ハ)の作業工程順はどの順番でやってもよい。
(イ)ワイヤーハーネス29の一端を電線25に結線する工程
(ロ)ウインドガラス15のうちアウターパネル19のハーネス挿入口35に対向する位置に、ハーネスガイド51を固定する工程
(ハ)ハーネスガイド51にワイヤーハーネス29を取り付ける工程
(3)また本実施形態によれば、ハーネスガイド51は、ウインドガラス15がアウターパネル19に装着された状態においてハーネス挿入口35の周縁にワイヤーハーネス29が接触しないように、ワイヤーハーネス29を保持している(図4〜6参照)。そのため、車両の振動などによってワイヤーハーネス29がハーネス挿入口35の周縁と断続的に干渉して、音が発生することを防止できる。
(4)また本実施形態によれば、位置決め手段(この例では位置決め孔55および位置決めピン57)がハーネス挿入口35の近傍つまりクリップ37の近傍に設けられているため、より確実にワイヤーハーネス29をハーネス挿入口35に挿入することができる。
(5)また本実施形態によれば、クリップ37はハーネスガイド51とはねじれの位置関係でワイヤーハーネス29を保持する土台部49を備えるため、クリップ37の保持されたワイヤーハーネス29を引き抜こうとするとより強くクリップ37にワイヤーハーネス29が固定されることとなる。そのため、ウインドガラス15の装着作業時にワイヤーハーネス29の他端側29c、29d、29eを掴んで作業をしても、クリップ37からワイヤーハーネス29が引き出されることがなく、作業性がさらに向上する。また、ワイヤーハーネス29のうちクリップ37に保持された部分29bの位置が移動しないため、ワイヤーハーネス29の一端側29a(電線の端子部27とクリップ37との間の区間)が弛むことも確実に防止できる。
(6)また本実施形態によれば、ワイヤーハーネス29は、ハーネスガイド51に保持される部分よりも他端側に、棒状に形状が維持された形状維持部29d(この例では樹脂製の形状維持棒43により形状が維持されている部分29d)を備える。そのため、形状維持部29dを掴んでワイヤーハーネス29の他端側をハーネス挿入口35に挿入することで、ワイヤーハーネス29の他端(この例ではコネクタ31)を、所定の位置(この例ではインナーパネルに開口するハーネス取出口39)の近傍まで容易に送り込むことができる。そのため、さらに作業性を向上できる。
(7)また本実施形態によれば、形状維持部29dは弾性を有するため、バックドア本体13の内部空間20の形状が狭く複雑であっても、アウターパネル19またはインナーパネル21の壁面に沿って(この例では主にインナーパネル21の壁面に沿って)形状維持部29dを弾性変形させながら、ワイヤーハーネス29の他端31をさらに容易に所定位置39の近傍まで送り込むことができる。そのため、さらに作業性を向上できる。
なお、本発明は上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で変更可能である。
例えば、形状維持部材としての形状維持棒の断面形状は、円形、扁平、角形など断面形状を限定しない。また上述の実施形態では形状維持部材は、樹脂製であったが、本発明ではワイヤーハーネスを棒状に維持できる部材であれば金属やその他の素材でもよい。また、上述の実施形態では形状維持部材が棒状部材として構成されているが、ワイヤーハーネスの形状を棒状に維持できる部材であれば、ワイヤーハーネスを内部に挿入可能なチューブや、ワイヤーハーネスの回りに例えば螺旋状に巻き付けられる帯状部材または紐状部材などであってよいし、その他の形態であってもよい。
また上述の実施形態では形状維持部は直線状であるが、本発明では湾曲した形状であってもよい。
また上述の実施形態の配線構造は、ウインドガラスの熱線の配線構造であるが、本発明は、例えばウインドガラスにプリントされたアンテナ電線の配線構造など、その他の電線の配線構造にも適用でき、また、バックドアのウインドガラスに限られず、その他の部位に設けられたウインドガラスの配線構造にも適用できる。
図1は本発明の一実施形態に係る配線構造を適用した車両のバックドアの背面図。 図2は図1の車両のバックドアの、ウインドガラスをバックドア本体に装着する前の状態を示す分解斜視図。 図3は図2の要部の拡大斜視図。 図4は図1中のIV−IV断面図。 図5は図1中のV−V断面図。 図6は図1中のIV−IV線に沿って一部を破断したバックドアの拡大斜視図。 図7は本実施形態に利用するクリップの拡大斜視図。 図8はアウターパネルの一部をVIII−VIII線に沿って破断した状態を示す図1中のVIII部の拡大図斜視図。 図9はワイヤーハーネスの形状維持部の断面図。
符号の説明
1…車両
13…バックドア本体(車体)
15…ウインドガラス
19…アウターパネル
20…バックドア本体内(空間)
21…インナーパネル
25…熱線(電線)
29…ワイヤーハーネス
29a…一端側
29b…ワイヤーハーネスのうちハーネスガイドに保持される部分
29c、d、e…他端側
29d…形状維持部
31…コネクタ(ワイヤーハーネスの他端)
35…ハーネス挿入口
39…ハーネス取出口
43…形状維持棒(形状保持部材)
51…ハーネスガイド

Claims (4)

  1. 空間を隔てて対面するアウターパネルとインナーパネルとを組み合わせてなり且つ前記アウターパネルにハーネス挿入口が開口する車体と、前記アウターパネルに装着され且つ内面に電線が印刷されたウインドガラスと、前記電線に結線されるワイヤーハーネスと、を備え、
    前記ワイヤーハーネスの一端前記電線に結線され、該ワイヤーハーネスが前記ウインドガラス側から前記空間側へと配索され、前記ワイヤーハーネスの他端前記アウターパネルに開口するハーネス挿入口を通じて前記空間内に配索された車両用ウインドの配線構造であって、
    前記ウインドガラスのうち前記アウターパネルのハーネス挿入口に対向する位置に固定されたクリップを備え、
    前記クリップは、前記ウインドガラスに固定される基板部と、この基板部の長手方向に沿って延在する土台部と、この土台部中央から直交方向に突設され且つ前記ワイヤーハーネスを前記ハーネス挿入口に向けた状態で保持することで当該保持した部分を前記ハーネス挿入口に貫通させるハーネスガイドを備えており、また、土台部とハーネスガイドには共に互いにねじれの位置関係に二股状の保持部が設けられいて、これら2つの保持部に係止したワイヤーハーネスを略直角な状態で保持することを特徴とする車両用ウインドの配線構造。
  2. 請求項1に記載の車両用ウインドの配線構造であって、
    前記ワイヤーハーネスは、前記ハーネスガイドに保持された部分よりも他端側に、棒状に形状が維持された形状維持部を備えることを特徴とする車両用ウインドの配線構造。
  3. 請求項2に記載の車両用ウインドの配線構造であって、
    前記形状維持部は、弾性を有することを特徴とする車両用ウインドの配線構造。
  4. 空間を隔てて対面するアウターパネルとインナーパネルとを組み合わせてなり且つ前記アウターパネルにハーネス挿入口が開口する車体と、
    前記アウターパネルに装着可能で且つ内面に電線が印刷されたウインドガラスと、
    前記電線に結線可能なワイヤーハーネスと、
    前記ワイヤーハーネスを保持自在で且つ前記ウインドガラスのうち前記ハーネス挿入口に対向する位置に固定されるものであって、前記ウインドガラスに固定される基板部と、この基板部の長手方向に沿って延在する土台部と、この土台部中央から直交方向に突設され且つ前記ワイヤーハーネスを前記ハーネス挿入口に向けた状態で保持することで当該保持した部分を前記ハーネス挿入口に貫通させるハーネスガイドと、これら土台部とハーネスガイドに互いにねじれの位置関係に設けられた二股状の保持部とを備えたグリップと
    を設け、
    前記電線に前記ワイヤーハーネスの一端を結線し、
    前記ウインドガラスのうち前記ハーネス挿入口に対向する位置にクリップを固定し、
    前記クリップの土台部及びハーネスガイドに設けた保持部に前記ワイヤーハーネスをそれぞれ保持して、該ワイヤーハーネスを略直角な状態となし、
    前記ハーネスガイドを前記ハーネス挿入口より貫通させて、前記ワイヤーハーネスのうち前記ハーネスガイドに保持された部分よりも他端側を前記ハーネス挿入口より内部へ挿入しつつ、前記ウインドガラスを前記アウターパネルに近接させていき、前記ウインドガラスを前記アウターパネルに密着させることを特徴とする車両用ウインドの配線方法。
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