JP4872110B2 - コーティング顆粒の製造方法 - Google Patents
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(1)薬効成分を含み、且つ、摩損度が1%以下、平均粒径が100〜1400μm、形状係数が0.8以上である素顆粒100部に、酵母から酵母エキスを抽出した抽出残渣であり、さらに脱色処理された酵母エキス残渣を主成分とするコーティング剤であって、該酵母エキス残渣粒子のメジアン径が2〜30μmであり、固形分5質量%の該酵母エキス残渣水分散液の粘度が200mPa・s以下であるコーティング剤10部(固形分)以上をコーティングすることを特徴とするコーティング顆粒の製造方法。
(2)薬効成分を含み、且つ、摩損度が1%以下、平均粒径が100〜1400μm、形状係数が0.8以上である素顆粒100部に、酵母から酵母エキスを抽出した抽出残渣であり、さらに脱色処理された酵母エキス残渣を主成分とするコーティング剤であって、該酵母エキス残渣粒子のメジアン径が2〜30μmであり、固形分5質量%の該酵母エキス残渣水分散液の粘度が200mPa・s以下であるコーティング剤10部(固形分)以上をコーティングして得られることを特徴とするコーティング顆粒。
本発明に使用される素顆粒は、薬効成分を含有する。薬効成分とは、人及び動物の疾病の治療、予防、診断に使用されるものであって、器具機械ではないもののことであり、例えば、解熱鎮痛消炎薬、催眠鎮静薬、眠気防止剤、鎮暈薬、小児鎮痛薬、健胃薬、制酸薬、消化薬、強心薬、不整脈用薬、降圧薬、血管拡張薬、利尿薬、抗潰瘍薬、整腸薬、骨粗鬆症治療薬、鎮咳去痰痰薬、抗喘息薬、抗菌剤、頻尿改善剤、滋養強壮剤、ビタミン剤など、経口で投与されるものが上げられる。薬効成分は単独で使用しても良いし、2種以上を併用した場合であってもよい。強い臭気を発する薬効成分としては、L-システイン、DL-メチオニン、ブシラミン、メチルメチオニンスルホニウムクロライド、塩酸エチルシステイン、塩酸バカンピシリン、セフロキシムアキセチル、トシル酸スルタミシリン、ジクロフェナミド、塩酸ラニチジン、ファモチジン、ニザチジンなどの含硫黄化合物、フルルビピロフェン、ピンドロール、バルプロ酸ナトリウム、塩酸トドララジン、塩酸トルピリゾン、トリメタジオン、サラゾスルファピリジン、カノコソウ抽出物、漢方薬、生薬などがあげられる。臭気の種類としては、アミン臭、アンモニア臭、醗酵臭、硫黄臭などがあげられる。強い苦味を有する薬効成分としては、塩酸メクロフェノキサート、クロラムフェニコール、アミノフィリン、エリスロマイシン、ジョサマイシン、ホパテン酸カルシウム、フェノバビタール、シメチジン、ファモチジン、塩酸エチレフリン、塩酸ジルチアゼム、塩酸プロプラノロール、フルフェナム酸、アトルバスタチンカルシウム、ジギトキシン、テオフィリン、塩酸プロメタジン、塩酸キニーネ、スルピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェンなどがある。空気酸化性の薬効成分としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンP、脂溶性ビタミンなどのビタミン類、レシチンなどの脂質類、リノール酸、γ−リノレン酸などの脂肪酸類、などがある。昇華性の薬効成分としては、カフェイン、アスピリン、アセトアミノフェン、エテンザミド、サリチル酸、マレイン酸クロルフェニラミン、ヒベンズ酸チペピジン、イブプロフェン、ソジウム1,4−ジメチルイソプロピルアルアズレン−3−スルホネート、L−メントール、トリメタジオン、カンフル、ブロムワレリル尿素、塩酸クロフェダノールなどがあげられる。揮発性の薬効成分としては、クレオソートなどがあげられる。
測定方法および算出方法は、実施例の項で説明する。
押出し−マルメ法による素顆粒の製造方法については、薬効成分と医薬用添加剤を公知の装置を使用して加工することができる。
押出し−マルメ法や修飾造粒法などで作成した素顆粒の摩損度が高い場合は医薬用コーティング剤を2〜5%程度コーティングして、摩損度を下げることも可能である。
本発明に使用される酵母エキス残渣の原料は、分類学上、酵母に属するものであり、例えば、ビール酵母、清酒酵母、ワイン酵母、パン酵母、トルラ酵母等が使用される。これらの酵母は単独あるいは組み合わせて使用しても良い。
抽出残渣の酵母特有の臭いや色を取り除くために、酵母菌体または上述した酵母エキス残渣に対して種々の脱色処理を行うことが好ましい。脱色処理の例としては、プロテアーゼ等による酵素処理や酸、アルカリ、過酸化物、有機酸、脱色剤(オゾン、過酸化水素、次亜塩素酸)、漂白剤、有機溶媒(エタノール、イソプロパノール)などによる処理を挙げることができ、これらの処理を適宜、単独または二種類以上組み合わせて使用できる。これらの処理を適宜、単独または二種類以上組み合わせて、使用できる。脱色処理の条件により、酵母エキスの残渣の粘度と粒径が変化するため、条件を選択する必要がある。強いアルカリ処理は避けることが望ましい。
本発明の製造方法にて製造されたコーティング顆粒は、素顆粒に酵母エキス残渣をコーティングしたものを意味する。
すなわち酵母エキス残渣以外の副成分物質は成膜時に島成分とならなければならず、副成分物質の比率が高すぎると、マスク効果が低下するため好ましくない。
なお、実施例、比較例における各物性の測定方法は以下の通りである。
目開き75μmのJIS標準篩を通過する微粉成分を手で篩分して除いた素顆粒10gを、摩損度試験機(PharmaTest、ジャパンマシナリー(株)製)に仕込み、25rpmで15分間回転させた後、目開き75μmの篩上に残存した顆粒の質量を測定した。そして投入した素顆粒質量から篩上の残存した素顆粒の質量を差し引き、投入した顆粒全量で除した質量百分率を摩損度とした。繰り返し数は2でその平均値を取った。
摩損度[%]=((投入した素顆粒の質量−篩上に残存した素顆粒の質量)/投入した素顆粒の質量)×100
ロータップ式振盪機(平工製作所(株)製、シーブシェーカーA型)によりJIS標準篩を用いて、素顆粒20gを10分篩分し、積算50重量%の粒径を平均粒径とした。繰り返し数は2でその平均値を取った。
100個の素顆粒をマイクロスコープ(VH−7000、(株)キーエンス製)の50倍レンズを使用して撮影した。形状係数は、画像解析装置(ImageHyper、(株)インタークエスト製)を用いて下記の算出式より求めた。ここでの面積とは、対象となる粒子の画素数の総和とした。
形状係数[−]=(4π×面積)/(周囲長) 2
素顆粒30gを100cm3メスシリンダーに充填し、30回タッピング後の体積を読み取り、下式によりタッピング密度を計算した。繰り返し数は2でその平均値を取った。
タッピング見掛密度[g/cm3]=素顆粒質量[g]/タッピング後の素顆粒体積[cm3]
5質量%の酵母エキス残渣水分散液を用いてメジアン径を測定した。酵母エキス残渣が粉体の場合は、TKホモミクサー(特殊機化工業(株)製、HV-M型)の5000rpmで15分攪拌させて、5質量%の酵母エキス残渣水分散液を得た。酵母エキス残渣がスラリーの場合は、酵母エキス残渣の質量が5質量%になるように水で希釈し、300rpmのプロペラ攪拌で10分攪拌した。
酵母エキス残渣をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置((株)堀場製作所製、LA−910型)、屈折率1.20にて測定し、メジアン径を求めた。繰り返し数は2でその平均値を取った。
メジアン径の項と同様に調製した5質量%の酵母エキス残渣水分散液を25℃の条件下で、B形粘度計((株)トキメック製)、60rpmの回転数で粘度を測定した。酵母エキス残渣水分散液を静置30秒後、粘度計のローターを回転させ、30秒後の粘度を読み取った。繰り返し数は2でその平均値を取った。
コーティング後のコーティング顆粒の回収量を、用いた原料の総量で除した質量百分率で示した。
コーティング顆粒10gを紙の上に広げ、目視で凝集している粒の個数を数え、総個数で除した質量百分率で示した。
コーティング顆粒30gを約50mLのガラス瓶に入れ、室温12時間放置し、開封したときの薬効成分の臭気の有無を三人の専門パネラーにて評価を行った。臭気の度合いは、臭気無しの場合、臭気強度を「1」、臭気少しありの場合、臭気強度を「2」、臭気有りの場合、臭気強度「3」、とスコアを付け、その平均値を「臭気」とした。
コーティング顆粒0.5gを舌に乗せ、30秒後の薬効成分の苦味の有無を三人の専門パネラーにて評価を行った。苦味の度合いは、苦味無しの場合、苦味強度を「1」、苦味少し有りの場合、苦味強度を「2」、苦味有りの場合、苦味強度を「3」、とスコアを付け、その平均値を「苦味」とした。
コーティング顆粒30gを約50mLのガラス瓶に入れ、60℃で1週間静置した。そのときのガラス瓶のくもりおよび顆粒表面の薬効成分(針状結晶物)の有無を評価した。
アスコルビン酸を含有するコーティング顆粒をアスコルビン酸含有量が約0.2gになるように測り取った。50mLの0.5質量%メタリン酸溶液に素顆粒を加え、アスコルビン酸を溶解させ、1mLのでんぷん溶液を加えた後に、0.05mol/Lヨウ素液で滴定した。コーティング顆粒をポリエチレン袋に入れ、60℃で2週間静置した。この経時変化後のコーティング顆粒を用いて、アスコルビン酸含有量を測定した。経時変化前のコーティング顆粒のアスコルビン酸含有量を100%とした場合に、経時変化後のコーティング顆粒のアスコルビン酸含有量の低下率を下式により求めた。
薬効成分の低下率[%]=(初期コーティング顆粒のアスコルビン酸含有量−経時変化後のコーティング顆粒のアスコルビン酸含有量)/初期コーティング顆粒のアスコルビン酸含有量
転動流動コーティング装置 ((株)パウレック製、「マルチプレックス」MP−01型)に結晶セルロース100%からなる球形核粒子(旭化成ケミカルズ(株)製、「セルフィア」CP−507)を1.5kg仕込み、L−システイン(協和発酵(株)製)10重量%、ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達(株)製、SSLタイプ)2重量%、水88重量%の薬物修飾液を噴霧し、L−システインが5重量%含有するまで修飾し、篩で800μm以上の成分を除き素顆粒Aを得た。素顆粒Aの物性を表1に示した。
1.0kgの素顆粒Aを転動流動コーティング装置に仕込み、回転板回転数:500rpm、タンジェンシャルボトムスプレーを使用し、スプレーエアー圧:0.16MPa、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:60〜65℃、排気温度:40〜42℃、風量:80〜100m3/hr、コーティング液供給速度:9.5g/minの条件で、素顆粒に対して40質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒1を得た。コーティング顆粒の結果を表3に示した。コーティング顆粒1は薬効成分の臭気が無かった。
結晶セルロース100%からなる球形核粒子(旭化成ケミカルズ(株)製、「セルフィア」CP−305)を用い、後は実施例1同様の操作を行い、500μm以上の成分を除き素顆粒Bを得た。素顆粒Bの物性を表1に示した。
ビール酵母を自己消化させて酵母エキスを取り除いた抽出残渣を乾燥させたものを500gを水10kg懸濁させ、オゾンガス(0.1gオゾン/(g酵母エキス残渣・hr))を90分間吹き込み、次いで32000m/s2で20分間遠心分離((株)久保田製作所製、6930型)した。得られた残渣に1Lの水を添加し、残渣に対して2.5質量%の過酸化水素を添加し、60℃で2時間反応を行った。32000m/s2で20分間遠心分離し、残渣に1.8Lの水を添加し、1mol/Lの塩酸によりpH7に調整し、カタラーゼ・レオネットFプラス(ナガセケムテックス製)を0.1質量%カタラーゼ/(g酵母エキス残渣)添加し、300rpmのプロペラ攪拌を30分行った。32000m/s2で20分間遠心分離、残渣に1.8Lの水を添加の操作を二回繰り返し、酵母エキス残渣ロを得た。酵母エキス残渣ロの物性を表2に示した。
1.0kgの素顆粒Bを転動流動コーティング装置に仕込み、回転板回転数:500rpm、タンジェンシャルボトムスプレーを使用し、スプレーエアー圧:0.16MPa、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:60℃、排気温度:40〜42℃、風量:60〜80m3/hr、コーティング液供給速度:7.0g/minの条件で、素顆粒に対して50質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒2を得た。コーティング顆粒の結果を表3に示した。コーティング顆粒2は薬効成分の臭気が無かった。
素顆粒Aを用い、参考例2で作成した酵母エキス残渣ロとPVA混合コーティング液を、素顆粒に対して5質量%までコーティングした以外は、参考例2と同様の操作を行い、コーティング顆粒3を得た。コーティング顆粒の結果を表3に示した。
改良型ワースター装置 ((株)パウレック製、「マルチプレックス」MP−01型)に造粒乳糖(旭化成ケミカルズ(株)販売、Super−Tab)を75〜125μmに分画したものを1.5kg仕込み、L−システイン10重量%、ヒドロキシプロピルセルロース2重量%、水88重量%の薬物修飾液を噴霧し、L−システインを5重量%含有するまで修飾し、篩で212μm以上の成分を除き素顆粒aを得た。素顆粒aの物性を表1に示した。
実施例1同様のコーティング液を用い、0.6kgの素顆粒aを改良型ワースター装置に仕込み、スプレーエアー圧:0.16MPa 、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:70℃、排気温度:40〜42℃、風量:40〜50m3/hr、コーティング液供給速度:6.0g/minの条件で、素顆粒に対して60質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒4を得た。コーティング顆粒の結果を表3に示した。
素顆粒aに対して120質量%までコーティングした以外は、比較例2同様の操作を行い、コーティング顆粒5を得た。コーティング顆粒の結果を表3に示した。
転動流動コーティング装置 ((株)パウレック製、「マルチプレックス」MP−01型)に乳糖/結晶セルロースからなる球形核粒子(フロイント産業(株)製、「ノンパレル」NP−101)を1.5kg仕込み、アセトアミノフェン(エーピーアイコーポレーション(株)製)15.0重量%、ポリビニルピロリドン(BASF社製)2.5重量%、水82.5重量%の薬物被覆液を噴霧し、アセトアミノフェンが10重量%含有させた後、篩で500μm以上の成分を除き素顆粒Cを得た。素顆粒Cの物性を表1に示した。
3質量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースTC−5E(信越化学工業(株)製)水溶液2.0kgをTKホモミクサー(特殊機化工業(株)製、HV-M型)によって5000rpmで攪拌しながら、噴霧乾燥した150gの酵母残渣イを少しずつ添加し、添加後15分間攪拌して、8質量%のコーティング液を調製した。
1.0kgの素顆粒Cを転動流動コーティング装置に仕込み、回転板回転数:380rpm、タンジェンシャルボトムスプレーを使用し、スプレーエアー圧:0.14MPa、スプレーエアー流量:350L/min、給気温度:60〜65℃、排気温度:40〜42℃、風量:70〜80m3/hr、コーティング液供給速度:9.5g/minの条件で、素顆粒に対して40質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒6を得た。コーティング顆粒の結果を表4に示した。コーティング顆粒6は薬効成分の苦味が無かった。
万能混合攪拌機((株)三英製作所製、5DM−03−R)にアセトアミノフェン30部、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ(株)製、「セオラス」PH−101)64部、クロスカルメロースナトリウム(旭化成ケミカルズ(株)販売、ND−2HS)3部、ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達(株)製、Sタイプ)3部を投入し、結晶セルロースの1.5質量%の水を滴下しながら混練した。その後、押出し造粒機(不二パウダル(株)製、ドームグランDG−L1)φ0.7スクリーンで押出し顆粒を作成し、マルメ機(不二パウダル(株)製、ニュー/マルメライザーNQ−125)で30分間丸め操作を行った。その後、流動層乾燥機((株)パウレック製、「マルチプレックス」MP−01型)で品温が40℃になるまで乾燥を行い、篩で75μm以下、800μm以上の成分を除き素顆粒Dを得た。素顆粒Dの物性を表1に示した。
市販のビール酵母エキス残渣であるイーストラップ(キリンビール(株)製)にオゾンガス(0.18gオゾン/(gビール酵母エキス残渣・hr))を一時間吹き込み、次いで次いで32000m/s2で20分間遠心分離後、得られた残渣に水1kgを添加し、300rpmのプロペラ攪拌と32000m/s2の遠心分離による水洗浄を二回繰り返し、得られた残渣を凍結乾燥して酵母エキス残渣ハを得た。酵母エキス残渣ハの物性を表2に示した。
水2.0kgをTKホモミクサー5000rpmで攪拌しながら、100gの酵母エキス残渣ハを少しずつ加えた。添加後、更に30分間混合を行うことで、水分散液を調製した。その後、3gの酸化チタン(東邦チタニウム(株)製、局方品)を加え更に15分攪拌してコーティング液を調製した。
1.0kgの素顆粒Dを転動流動コーティング装置に仕込み、回転板回転数:500rpm、タンジェンシャルボトムスプレーを使用し、スプレーエアー圧:0.16MPa、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:60〜65℃、排気温度:40〜42℃、風量:80〜100m3/hr、コーティング液供給速度:8.0g/minの条件で、素顆粒に対して50質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒7を得た。コーティング顆粒の結果を表4に示した。コーティング顆粒7は薬効成分の苦味が無かった。
φ0.1スクリーンを用いる以外は、参考例4の素顆粒D同様の操作を行い、篩で75μm以下、212μm以上の成分を除き素顆粒bを得た。素顆粒bの物性を表1に示した。
実施例1の酵母エキス残渣イの5質量%液をコーティング液として用いた。
1.0kgの素顆粒bを改良型ワースター装置に仕込み、スプレーエアー圧:0.16MPa、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:75℃、排気温度:40〜42℃、風量:40〜50m3/hr、コーティング液供給速度:6.0g/minの条件で、素顆粒に対して50質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒8を得た。コーティング顆粒の結果を表4に示した。
ビール酵母を自己消化させて酵母エキスを取り除いた抽出残渣を乾燥させたもの100gを水1Lに懸濁させ、0.25mol/Lの水酸化ナトリウムを加えpH12に調製して、60分還流煮沸させた。32000m/s2の遠心分離により得られた残渣に水1Lを加え、300rpmのプロペラ攪拌と32000m/s2の遠心分離による水洗浄を二回行った。得られた残渣に水1Lを添加し、1.0mol/Lの塩酸を加えて、60分還流煮沸させた。次いで遠心分離により得られた残渣に水1Lを加え、300rpmのプロペラ攪拌と32000m/s2の遠心分離による水洗浄を行い、得られた残渣に水1Lを加え、オゾンガス(0.18gオゾン/(gビール酵母エキス残渣・hr))を8時間吹き込み、次いで32000m/s2で20分遠心分離した。得られた残渣にエタノール1Lを添加し、300rpmのプロペラ攪拌と32000m/s2の遠心分離によるエタノール洗浄を行った。得られた残渣に水1Lを添加し、300rpmのプロペラ攪拌と32000m/s2の遠心分離による水洗浄を行い、酵母エキス残渣いを得た。酵母エキス残渣いの物性を表2に示した。
水2.0kgをTKホモミクサー5000rpmで攪拌しながら、酵母エキス残渣の固形分が100gになるように添加し、その後、20gの酸化チタン(東邦チタニウム(株)製、局方品)を加え更に15分攪拌してコーティング液を調製した。
上記のコーティング液を用い、実施例3同様に素顆粒Cにコーティング操作を行い、素顆粒に対して30質量%までコーティングを行い、コーティング顆粒9を得た。コーティング顆粒の結果を表4に示した。
万能混合攪拌機にアスピリン30部(白鳥化学(株)製)、結晶セルロース(PH−101)64部、クロスカルメロースナトリウム3部、ヒドロキシプロピルセルロース3部を投入し、結晶セルロースの1.5質量%の水を滴下しながら混練した。それ以外は、参考例4同様の操作を行い、素顆粒Eを得た。素顆粒Eの物性を表1に示した。
水1.3kgにショ糖(日本粉末薬品(株)製)30gを加え溶解させた。このショ糖水溶液に、酵母エキス残渣イの固形分が150gになるように添加し、15分間300rpmのプロペラ攪拌を行い、7質量%のコーティング液を調製した。
1.0kgの素顆粒Eを転動流動コーティング装置に仕込み、実施例1同様の操作を行い、素顆粒に対して40質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒10を得た。コーティング顆粒の結果を表5に示した。経時保存後のコーティング顆粒10はガラス瓶に曇りや針状結晶が無かった。
水1.3kgにポリエチレングリコール(以下、PEG)(分子量1000、和光純薬工業(株)製)7.5gを加え溶解させた。このPEG水溶液に、酵母エキス残渣ロの固形分が150gになるように添加し、15分間300rpmのプロペラ攪拌を行い、7質量%のコーティング液を調製した。
1.0kgの素顆粒Eを転動流動コーティング装置に仕込み、実施例1同様の操作を行い、素顆粒に対して50質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒11を得た。コーティング顆粒の結果を表5に示した。昇華性を評価したところ、経時保存後のコーティング顆粒11はガラス瓶に曇りや針状結晶が無かった。
ビール酵母を自己消化させて酵母エキスを取り除いた抽出残渣を乾燥させたもの500gに、水10kg添加し15分間300rpmのプロペラ攪拌を行った後に32000m/s2の遠心分離を行った。得られた残渣に、水10kg添加し15分間300rpmのプロペラ攪拌を行った後に32000m/s2の遠心分離を行う操作を二回繰り返し、噴霧乾燥して酵母エキス残渣ろを得た。酵母エキス残渣ろの物性を表2に示した。
水1.3kgにショ糖(日本粉末薬品(株)製)30gを加え溶解させた。このショ糖水溶液に、酵母エキス残渣ろの固形分が150gになるように添加し、15分間300rpmのプロペラ攪拌を行い、7質量%のコーティング液を調製した。
実施例5同様の操作を行い、素顆粒Eに対して60質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒12を得た。コーティング顆粒の結果を表5に示した。
φ0.5スクリーンを用いる以外は、実施例5の素顆粒E同様の操作を行い、篩で75μm以下、500μm以上の成分を除き素顆粒cを得た。素顆粒cの物性を表1に示した。
実施例5同様のコーティング液を用い、0.8kgの素顆粒cを改良型ワースター装置に仕込み、スプレーエアー圧:0.16MPa 、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:70〜75℃、排気温度:40〜42℃、風量:40〜50m3/hr、コーティング液供給速度:7.0g/minの条件で、素顆粒に対して50質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒13を得た。コーティング顆粒の結果を表5に示した。
万能混合攪拌機にアスコルビン酸(BASF社製)50部、結晶セルロース(旭化成ケミカルズ(株)製、「セオラス」PH−301)44部、クロスカルメロースナトリウム3部、ヒドロキシプロピルセルロース3部を投入し、結晶セルロースの1.5質量%の水を滴下しながら混練した。それ以外は、参考例4同様の操作を行った。その後、転動流動層装置に素顆粒を仕込み、回転板回転数:300rpm、タンジェンシャルボトムスプレーを使用し、スプレーエアー圧:0.14MPa、スプレーエアー流量:35L/min、給気温度:60〜65℃、排気温度:36〜38℃、風量:80〜100m3/hr、コーティング液供給速度:10.0g/minの条件で、素顆粒に対して3質量%まで7質量%のHPMCをコーティングし、素顆粒Fを得た。素顆粒Fの物性を表1に示した。
実施例1で使用したコーティング液を用い、0.8kgの素顆粒Fを転動流動コーティング装置に仕込み、回転板回転数:400rpm、タンジェンシャルボトムスプレーを使用し、スプレーエアー圧:0.16MPa、スプレーエアー流量:40L/min、給気温度:60〜65℃、排気温度:40〜42℃、風量:80〜100m3/hr、コーティング液供給速度:9.5g/minの条件で、素顆粒に対して60質量%までコーティングした。その後60℃で一時間顆粒の乾燥を行い、コーティング顆粒14を得た。コーティング顆粒の結果を表6に示した。経時保存後のコーティング顆粒14は薬効成分の低下率が低かった。
Claims (2)
- 薬効成分を含み、且つ、摩損度が1%以下、平均粒径が100〜1400μm、形状係数が0.8以上である素顆粒100部に、酵母から酵母エキスを抽出した抽出残渣であり、さらに脱色処理された酵母エキス残渣を主成分とするコーティング剤であって、該酵母エキス残渣粒子のメジアン径が2〜30μmであり、固形分5質量%の該酵母エキス残渣水分散液の粘度が200mPa・s以下であるコーティング剤10部(固形分)以上をコーティングすることを特徴とするコーティング顆粒の製造方法。
- 薬効成分を含み、且つ、摩損度が1%以下、平均粒径が100〜1400μm、形状係数が0.8以上である素顆粒100部に、酵母から酵母エキスを抽出した抽出残渣であり、さらに脱色処理された酵母エキス残渣を主成分とするコーティング剤であって、該酵母エキス残渣粒子のメジアン径が2〜30μmであり、固形分5質量%の該酵母エキス残渣水分散液の粘度が200mPa・s以下であるコーティング剤10部(固形分)以上をコーティングして得られることを特徴とするコーティング顆粒。
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