JP4869685B2 - Rab27A不活性化剤 - Google Patents
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1.以下の(a)〜(d)のいずれか1種を含有するRab27A不活性化剤。
(a) 配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号2で表されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(b) 配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号4で表されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(c) 前記(a)又は(b)のタンパク質をコードする遺伝子
(d) 前記(a)又は(b)のタンパク質をコードする遺伝子を含む組換えベクター
2.1.に記載のRab27A不活性化剤を有効成分として含有する、Rab27A活性化を伴う疾患の治療及び/又は予防のための医薬。
3. Rab27A活性化を伴う疾患が色素沈着症である、2.に記載の医薬。
4.以下の工程を含む、Rab27AのGTPアーゼ活性の制御物質をスクリーニングする方法。
(1) 以下の(a)又は(b)のいずれかのタンパク質の存在下で、GTP結合型Rab27Aを被験物質に接触させる工程
(a) 配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号2で表されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(b) 配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号4で表されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(2) Rab27AのGTP 加水分解をモニタリングする工程
(3) 被験物質と接触させない場合と比較して、GTP加水分解を促進又は抑制させる被験物質を選択する工程
5.Rab27AのGTPアーゼ活性の制御が、メラノソーム輸送制御、ホルモンの分泌制御、消化酵素の分泌制御、又は免疫細胞からの顆粒放出制御である、4.に記載の方法。
本発明のRab27A不活性化剤は、Rab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有する物質を含有する。
上記のRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有する物質としては、メラノソームの凝集を引き起こし、かつin vitro においてRab27A-GAP活性が認められたタンパク質を用いることができ、具体的には、配列番号2で表されるアミノ酸配列を有するタンパク質(「EPI64/Rab27A-GAPα」と命名)、及びそのホモログである配列番号4で表されるアミノ酸配列を有するタンパク質(「FLJ13130/Rab27A-GAPβ」と命名)が挙げられる。
上記のRab27A不活性化剤は、活性型Rab27A(GTP-Rab27A)から不活性型Rab27A(GDP-Rab27A)への変換を促進する作用を有する。従って、Rab27A不活性化剤は、他の医薬的に許容される担体を配合してRab27Aの活性化を伴う疾患の予防及び/又は治療用の医薬として用いることができる。Rab27Aは、メラノサイトで合成されたメラニン色素を貯蔵したメラノソームがメラノサイトの核周辺から細胞膜へ輸送する機構に関与する。その後、細胞膜に輸送されたメラノソームは隣接するケラチノサイト(あるいは毛母細胞)に受け渡され、皮膚(あるいは髪の毛)を暗色化させる。よって、Rab27Aの活性化を伴う疾患としては、代表的には、Rab27Aが活性化してメラノソーム輸送が活発に行われている色素沈着症が挙げられ、本発明の医薬を当該疾患に用いると、Rab27Aを不活性化の方向に制御することによって、肝斑、シミ・ソバカス、色黒等の色素沈着の発生を予防することができる。色素沈着の原因については、紫外線、ホルモンバランス、中毒等のいずれかを問わない。
本発明はまた、Rab27AのGTPアーゼ活性の制御物質のスクリーニング方法を提供する。本発明のスクリーニング方法は、in vitroで簡便に行うことができ、例えば、前記のEPI64/Rab27A-GAPα又はFLJ13130/Rab27A-GAPβタンパク質の存在下で、GTP結合型Rab27Aを被験物質に接触させる工程、Rab27AのGTP 加水分解をモニタリングする工程、被験物質と接触させない場合と比較して、GTP加水分解を促進又は抑制させる被験物質を選択する工程を含む。
[材料及び方法]
(a) 検出用抗体
ホースラディッシュパーオキシダーゼ(HRP)結合抗FLAG タグ化(M2)マウスモノクローナル抗体は、Sigma Chemical Co(St. Louis, MO)より入手した。HRP結合抗T7タグ化マウスモノクローナル抗体は、Merck Biosciences Novagen(Darmstadt, Germany)より入手した。抗Rab27Aマウスモノクローナル抗体及びAlexa594結合抗マウスIgG ヤギ抗体は、BD Transduction Laboratories(Lexington, KY)及びMolecular Probes(Eugene, OR)よりそれぞれ入手した。[α-32P]GTP は、Amersham Biosciences(Buckinghamshire, UK)より入手した。
下記表1に示すヒトTBCタンパク質をRab27A-GAPのスクリーニング対象とした。FLJ33929, KIAA0397, KIAA0608, KIAA0882, KIAA0984, KIAA1055, KIAA1171, KIAA1941, USP6, 及びVrpは、TBCドメインを含む切断型をスクリーニングに用いた。他のTBCタンパク質とRab3-GAPは全長タンパクを用いた。
EPI64及びFLJ13130のオープンリーディングフレームをコードするcDNAは、Marathon-Ready human brain cDNA(BD Clontech; Palo Alto, CA)からBamHIリンカー(下線)又は終始コドン(四角で囲む)を有する下記の変異オリゴヌクレオチドをプライマーとして用いてそれぞれ増幅した。
EPI64 Met プライマー(センス) 5'-GGATCCATGGCGAAGAGCAACGGAGA-3'(配列番号5)
EPI64 stop プライマー(アンチセンス) 5'-GGTTACAAGTAGGTGTCCTC-3'(配列番号6)
FLJ13130用:
FLJ13130 Met プライマー(センス) 5'-GGATCCATGTCTGGGACCTTGGAGTC-3'(配列番号7)
FLJ13130 stop プライマー(アンチセンス) 5'-TCAGAAGTAAGCGTCCTGCC-3'(配列番号8)
PCR反応はPerfect Match PCR Enhancer(Stratagene)存在下でEx Taq(TAKARA社製)を用い、94℃1分熱変性、50℃2分アニーリング、72℃2分のサイクルを40回繰り返すことにより行った。MicroSpin column(Amersham Pharmacia Biotech)によってアガロースゲルから精製し、続いて1-ブタノール抽出及びエタノール沈殿を行ったPCR産物を、pGEM-T Easy vector(Promega)に直接挿入した。両ストランドをDNAシーケンスによって確認した。
TBCプライマー(センス) 5'-TGTTTGTGTCTCGAGGGGGC-3'(配列番号9)
R160K プライマー(アンチセンス) 5'-GCCCCCTCGAGACACAAACATCTCATGGAATGGGAACTGCTTGTGCAG-3'(配列番号10)
EPI64-D157A用:
TBC プライマー(センス) 5'-TGTTTGTGTCTCGAGGGGGC-3'(配列番号9)
D157A プライマー(アンチセンス) 5'-GCCCCCTCGAGACACAAACATCTCATGGAATGGGAACTGCCGGTGCAGGGCACGCTC-3'(配列番号11)
その後、変異EPI64 断片を改変pEF-T7 発現ベクター又はpEGFP-C1 ベクターにサブクローニングした。
不死化メラノサイト細胞株melan-a(Dorothy C. Bennettにより寄贈)を文献(Bennett, D. C. et al. 1987. Int. J. Cancer 39:414-418.; Kuroda, T. S. et al. 2003. Mol. Cell. Biol. 23:5245-5255.)に記載のとおり培養した。pEGFP-C1-TBCタンパク質(例えば、pEGFP-C1-EPI64)のmelan-a 細胞へのFuGENE 6(Roche Molecular Biochemicals)を用いたトランスフェクション及びメラノソーム凝集アッセイは、文献(Kuroda, T. S. et al., 同上)に記載のとおり実施した。
プラスミドをLipofectAMINE Plus reagent(Invitrogen)を用い、製造業者の指示に従ってCOS-7細胞(7.5×105cells/10 cm-dish, トランスフェクション前日)にトランスフェクトした。FLAGタグ化Rab27A(FLAG-Rab27A)及びT7タグ化TBCタンパク質を発現するCOS-7細胞を溶解バッファー[50 mM HEPES-KOH (pH 7.2), 150 mM NaCl, 10% glycerol, 50 μM PMSF, 10μM leupeptin, 及び5μM pepstatin A 含有]中でホモジナイズし、その後、1% Triton-X 100を用いて可溶化した。遠心後、上清を溶解バッファーにて適当に希釈し、希釈サンプル中のFLAG-Rab27Aタンパク質量がHRP結合抗FLAG タグ化抗体でイムノブロッティングしたときに等しくなるようにした。希釈したサンプルを、Slac2-aのT7-GSTタグ化SHD領域[T7-GST-Slac2-a-SHD:GTP-Rab27A 捕捉剤(Fukuda, M. 2002. J. Biol. Chem. 277:40118-40124.)]を結合させたグルタチオン-セファロースビーズ(Amersham Biosciences)と、4℃にて1時間インキュベートした。ビーズを3回洗浄後、ビーズに捕捉されたGTP-Rab27Aを10% SDS-PAGE によって分析し、続いてHRP結合抗FLAG タグ化抗体(1/5000 希釈)又はHRP結合抗T7タグ化抗体(1/5000希釈)にてイムノブロッティングした。
Rab GST-融合タンパク質を大腸菌JM109で発現させ、標準的なプロトコル(Kuroda, T. S., and Fukuda M. 2005. Methods Enzymol. 403:431-444.)によって精製し、ウシ血清アルブミン(BSA)を標準品としてBio-Rad protein assay kit(Hercules, CA)によりそのタンパク質濃度を測定した。EPI64及びFLJ13130 のin vitro GAP 活性を文献(Otomo, A. et al. 2003. Hum. Mol. Genet. 12:1671-1687.)の記載に若干の改良を加えて測定した。すなわち、[α-32P]GTPとともにインキュベートした大腸菌によって生産されたGST-Rab27AをSephadex G-25カラムに通し、未結合のGTPを排除した。GAP反応を、2 pmolのTBCタンパク質又はBSA(コントロール)を、2 pmolの Rab1A, Rab3A, Rab4A, Rab5A, 又はRab27A タンパク質のいずかを含む溶液に添加することによって開始し、30℃にてインキュベートした。Rabファミリーメンバーの固有のGTPアーゼ活性は異なるので、反応時間を供試Rab アイソフォームによって変更した(Rab1A, 1時間; Rab3A, 15分; Rab4A, 1 時間; Rab5A, 12 分; Rab27A, 1 時間)。反応は20 mM EDTA 及び0.4% SDSの添加によって停止させた。2μlのサンプルをTLC プレート(Merck Biosciences, Darmstadt, Germany)に入れ、0.5 M LiCl 及び1 Mギ酸で展開した。GTP及びGDPの量はイメージングプレートを用いてBAS-2500 Bioimage analyzer(FUJIFILM, Tokyo, Japan)にて測定した。
melan-a 細胞の固定及び内在性Rab27Aタンパク質による免疫染色は文献(Kuroda, T. S. et al. 2003. Mol. Cell. Biol. 23:5245-5255.)に記載のとおり行った。
TBC タンパク質のマルチプル配列アラインメント及び系統発生解析をCLUSTAL_X programを用いて実施した(Thompson, J. D. et al. 1997. Nucleic Acids Res. 25:4876-4882.)。アミノ酸配列及び NCBI データベースにおけるTBCドメインの位置を追跡し、系統樹を作成した(図3C)。
(実施例1)Rab27A-GAPの同定
(1) メラノサイトにおけるメラノソーム凝集を指標として用いる推定Rab27A-GAPの網羅的スクリーニング
40種の異なるヒトTBC/Rab-GAPタンパク質(前記表1参照)を対象とし、これらの中からRab27A-GAPを一次スクリーニングするために、各GFP(緑色蛍光タンパク質)タグ化TBCタンパク質を培養メラノサイトであるmelan-a 細胞において過剰発現させた(Bennett, D. C. et al. 1987. Int. J. Cancer 39:414-418.)。
上記の4つのTBCタンパク質がメラノソーム上のRab27Aを直接的に不活性化することによってメラノソーム凝集を誘導するかどうかをさらに調べるために、Slac2-a のSHDを用いてGTP-Rab27A プルダウンアッセイを実施した。Slac2-a SHDは特異的にGTP結合型Rab27Aを認識し、他のGTP-Rabは認識しない(Fukuda, M. 2002. J. Biol. Chem. 277:40118-40124.; Fukuda, M. 2003. J. Biol. Chem. 278:15373-15380.; Kuroda, T. S. et al. 2002. J. Biol. Chem. 277:9212-9218.)。よって、細胞溶解物における活性型Rab27Aの量は、Slac2-a SHD カラムに結合したRab27Aを定量的に測定する(即ち、GTP-Rab27A プルダウンアッセイ)ことによって算出できる。
データベースサーチでは、EPI64/Rab27A-GAPα、FLJ13130/Rab27A-GAPβ、及びFLJ00332(メラノソーム凝集は誘導しない:表1参照)は、TBCタンパク質のサブファミリーを形成することが示されている(図3C、網掛け部分)。これらの3つのタンパク質は同じドメイン構造[中央領域にTBCドメイン、及びPDZドメインと相互作用するC末端における特異的な配列(EPI64中のDTYL、FLJ13130中のDAYF、及びFLJ00332中のDTRF);図3A参照]を共通して有している(Kornau, H. C. et al. 1997. Curr. Opin. Neurobiol. 7:368-373.; Reczek, D., and Bretscher A. 2001. J. Cell Biol. 153:191-206.; Saras, J., and Heldin C. H. 1996. Trends Biochem. Sci. 21:455-458.)。それらの全体の配列は、高い類似性を有しており(EPI64とFLJ13130間は61.9%、EPI64とFLJ00332間は50.0%、FLJ13130とFLJ00332間は48.9%の同一性)、特に、TBCドメインにおいて高い(EPI64とFLJ13130間は81.1%、EPI64とFLJ00332間は60.2%、FLJ13130とFLJ00332間は59.2%;図3A及びB参照)。これらの3つタンパク質の全てが、酵母Rab-GAP、Gyp1 (Albert, S. et al. 1999. EMBO J. 18:5216-5225.)(図3Bのアスタリスク)と幾つかの哺乳類TBCタンパク質のGAP活性に必須であることが示されている保存的アルギニンを有しているので(Gao, X. D. et al. 2003. J. Cell Biol. 162:635-646.; Lanzetti, L. et al. 2000. Nature 408:374-377.; Pei, L. et al. 2002. Cancer Res. 62:5420-5424.)、これらはある種のRab-GAP活性を有している可能性がある。FLJ00332のTBCドメインの配列はEPI64やFLJ13130のTBCドメインの配列とは僅かに異なるので、FLJ00332は、Rab27Aに関連するRab(例えば、Rab3A、Rab26、又はRab37)のGAPとして機能すると考えられる。
EPI64/Rab27A-GAPα及びFLJ13130/Rab27A-GAPβが実際にRab27A-GAPとして機能するかどうかを検証するために、精製組換え体EPI64(T7-GST-EPI64), FLJ13130(T7-GST-FLJ13130)のin vitro Rab27A(GST-Rab27A)GAP活性を測定した。
EPI64とFLJ13130が実際にRab27A-GAP活性を有することを2つのスクリーニング方法によって証明したが、EPI64とFLJ13130自身のTBCドメインが、Rab27A-GAP活性を有するかどうか、また、EPI64 又はFLJ13130 によって誘導されるメラノソーム凝集が生細胞におけるRab27Aの不活性化に起因するかどうかについては未知のままであった。
EPI64は、アクチン束化に関与するEBP50との相互作用を通じて細胞の周辺に局在することが示されている(Reczek, D., and Bretscher A. 2001. J. Cell Biol. 153:191-206.)。また、Slac2-aのC末端領域によるアクチンリモデルリングとの干渉がメラノソーム凝集を誘導することも知られている(Fukuda, M., and Itoh T. 2004. J. Biol. Chem. 279:22314-22321.; Kuroda, T. S. et al. 2003. Mol. Cell. Biol. 23:5245-5255.)。これらのことから、EPI64もまたRab27Aの不活性化に加え、EBP50との相互作用を通じた過剰なアクチン束化を引き起こすことによってメラノソーム分布に影響を与えることが可能であるといえる。この可能性を排除するために、2つのC末端変異体、EPI64+AとEPI64-Δ449(図6A参照)を作成した[これらの変異体はいずれもEBP50と相互作用しない(Reczek, D., and Bretscher A. 2001. J. Cell Biol. 153:191-206.)]。予想したように、melan-a 細胞内で過剰発現させたとき、両方のGFPタグ化変異体は野生型EPI64と同様、メラノソーム凝集を誘導した(図6B)。 これらの結果から、EPI64によるメラノソーム凝集の誘導は、過剰なアクチンフィラメント束化というよりはむしろ、Rab27A機能の不活性化に依拠することが示唆された。EPI64C末端変異体は、EPI64野生型同様、アクチンリッチな細胞周辺をターゲットすることができるので(図6B)、胎盤細胞(Reczek, D., and Bretscher A. 2001. J. Cell Biol. 153:191-206.)とは対照的にEBP50以外の別の因子がメラノサイトにおけるEPI64の局在化を決定していると考えられた。
一般に、GDP結合不活性型Rabは、Rabタンパク質のリサイクリングのためにGDP-dissociation inhibitor(GDI)によって膜から抽出される(Seabra, M. C., and Wasmeier C. 2004. Curr. Opin. Cell Biol. 16:451-457.)。従って、EPI64によって不活性化されたGDP結合型Rab27Aもまた、メラノソーム膜から抽出されることが予想された。
よって、EPI64 はRab27A の GTPアーゼを促進することによって、in vivo でRab27Aを不活性化すると結論づけられた。
Claims (3)
- 以下の(a)〜(d)のいずれか1種を含有するRab27A不活性化剤。
(a) 配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号2で表されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(b) 配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号4で表されるアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(c) 前記(a)又は(b)のタンパク質をコードする遺伝子
(d) 前記(a)又は(b)のタンパク質をコードする遺伝子を含む組換えベクター - 以下の工程を含む、Rab27AのGTPアーゼ活性の制御物質をスクリーニングする方法。
(1) 以下の(a)又は(b)のいずれかのタンパク質の存在下で、GTP結合型Rab27Aを被験物質に接触させる工程
(a) 配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号2で表され
るアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(b) 配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号4で表され
るアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつRab27AのGTPアーゼ活性促進作用を有するタンパク質
(2) Rab27AのGTP加水分解をモニタリングする工程
(3) 被験物質と接触させない場合と比較して、GTP加水分解を促進又は抑制させる被験物
質を選択する工程 - Rab27AのGTPアーゼ活性の制御が、メラノソーム輸送制御、ホルモンの分泌制御、消化酵素の分泌制御、又は免疫細胞からの顆粒放出制御である、請求項2に記載の方法。
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