JP4863151B2 - 磁気ランダム・アクセス・メモリとその製造方法 - Google Patents
磁気ランダム・アクセス・メモリとその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4863151B2 JP4863151B2 JP2003178340A JP2003178340A JP4863151B2 JP 4863151 B2 JP4863151 B2 JP 4863151B2 JP 2003178340 A JP2003178340 A JP 2003178340A JP 2003178340 A JP2003178340 A JP 2003178340A JP 4863151 B2 JP4863151 B2 JP 4863151B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferromagnetic layer
- layer
- ferromagnetic
- substrate
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 title claims description 75
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 25
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 claims description 349
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 71
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims description 57
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 487
- 238000000034 method Methods 0.000 description 35
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 29
- 230000008569 process Effects 0.000 description 20
- 230000005290 antiferromagnetic effect Effects 0.000 description 16
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 6
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 6
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 6
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 4
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 4
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 4
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 3
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002885 antiferromagnetic material Substances 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 230000005307 ferromagnetism Effects 0.000 description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 238000001020 plasma etching Methods 0.000 description 2
- 238000000992 sputter etching Methods 0.000 description 2
- 229910003321 CoFe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910015136 FeMn Inorganic materials 0.000 description 1
- -1 IrMn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910003289 NiMn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910019041 PtMn Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910008599 TiW Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003486 chemical etching Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003870 refractory metal Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/02—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
- G11C11/16—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
- Hall/Mr Elements (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ランダムアクセスメモリに関し、特に、トンネル磁気抵抗効果(TMR効果)を示す磁気トンネル接合(MTJ)をメモリセルとして利用する磁気ランダムアクセスメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】
2つの強磁性体層と、これらの強磁性体層に挟まれたトンネル障壁層(トンネル絶縁層)とで構成される磁気トンネル接合(MTJ)は、該強磁性体層の磁化の相対方向に依存して、その抵抗が大きく変化する。このような現象は、トンネル磁気抵抗効果(TMR効果)と呼ばれる。磁気トンネル接合の抵抗を検出することにより、強磁性体層の磁化の方向を判別することが可能である。
【0003】
このような磁気トンネル接合の性質を利用して、磁気トンネル接合を含む磁気抵抗デバイスは、不揮発的にデータを保持する磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)に適用される。このようなMRAMは、それぞれにMTJを含むメモリセルが行列に配置されて構成される。MTJに含まれる2つの強磁性体層のうちの一方の強磁性層(固定強磁性層と呼ばれる)の磁化は固定され、他方の強磁性層(自由強磁性層と呼ばれる)は、その磁化が反転可能に設けられる。データは、自由強磁性層の磁化の方向として記憶される。データの書き込みは、磁気トンネル接合の近傍に電流を流し、該電流が発生する磁界によって自由強磁性層の磁化を反転することによって行われる。データの読み出しは、TMR効果を利用して自由強磁性層の磁化の向きを検出することによって行われる。
【0004】
MRAMは、データの書き込み(即ち、磁化の反転)を小さな電流で実現することが望まれる一方、データ保持を安定化するためには、自由強磁性層の磁化の方向が熱的外乱に対して安定であることが望まれる。しかし、一般には、これらは互いに相反する。例えば、自由強磁性層の保磁力を小さくする、即ち、自由強磁性層の異方性磁界を小さくすれば、小さな電流で磁化を反転することができる。しかし、異方性磁界の減少は、一般には、自由強磁性層の磁化を反転させるエネルギーバリアの低減を伴う。したがって、異方性磁界を減少すると、MRAMデータ保持の安定性が悪くなる。
【0005】
特許文献1は、書き込み電流の低減とデータ保持の安定化とを同時に実現するMRAMを開示している。公知のそのMRAMは、図18に示されているように、磁気メモリ素子101aを備えている。磁気メモリ素子101aは、第2配線層128と、絶縁層127と、反強磁性層111と、第1強磁性層(固定強磁性層)112と、絶縁層113と、第2強磁性層(自由強磁性層)114と、配線層115と、第3強磁性層116とを備えている。固定強磁性層112は、強磁性層120、122と、それらに挟まれた金属層121とで構成されている。図18に示されているように、配線層115は、基板と平行に延設されている。
【0006】
図18に示されたMRAMは、データの書き込みを、配線層115に基板と平行な方向に書き込み電流を流すことによって行う。配線層115に書き込み電流が流されると、第2強磁性層114と第3強磁性層116とに磁界が印加され、第2強磁性層114と第3強磁性層116との磁化が反転される。第2強磁性層114と第3強磁性層116とに印加される磁界の向きは逆であるため、第2強磁性層114と第3強磁性層116との磁化の向きは逆である。第2強磁性層114及び第3強磁性層116と、書き込み電流が流される配線層115との距離が近いため、少ない電流で磁化の反転が可能である。一方、書き込み電流が流されていないときにも、第2強磁性層114と第3強磁性層116とは、磁化の向きが逆であるために静磁的に結合されるため、第2強磁性層114と第3強磁性層116との磁化の向きは外乱に対して安定化される。特許文献1に開示された技術と同様の技術が、特許文献2に開示されている。
【0007】
このような、第2強磁性層と第3強磁性層に挟まれた配線層に電流を流して書き込みを行う場合、配線層を延設して書き込み電流を供給する配線に接続する方法が問題である。なぜならば、第2強磁性層と第3強磁性層を静磁的に結合するためには、磁極の発生する第2強磁性層と第3強磁性層の端部の距離を近づける必要がある。従って、第2強磁性層と第3強磁性層の端部がそろうようにほぼ同一の形にパターニングする必要がある。この際、書き込み電流を供給する配線は、電流を供給する配線層に接続するため第2強磁性層や第3強磁性層の外側に引き出される必要がある。従って、第2強磁性層、第3強磁性層および非磁性伝導層はそれぞれ、別々にパターニングする必要が生じるため、工程数が増える。
【0008】
また、この際にアラインメントずれによって第2強磁性層と第3強磁性層の端部が交差する。強磁性層の端部が交差すると磁化の反転がスムーズに行われないという問題が発生する。
【0009】
そこで、例えば図19のように第3強磁性体115をパターニングした後に酸化膜124で埋め込み、平坦化を行うことが開示されている。この方法を用いれば、第3強磁性体115が酸化膜に埋め込まれているため、アラインメントずれが起きた場合にも、第3強磁性体115に第2強磁性体114の端部が覆いかぶさるという問題は発生しないという効果を奏している。
【0010】
【特許文献1】
米国特許第6、396、735号明細書
【特許文献2】
米国特許第6、252、796号明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、逆に平坦化プロセスが第3強磁性へのダメージを与えるという問題をもたらしている。しかも、平坦化プロセス時に第3強磁性層上に平坦化のストッパ層を設ける必要が生じるため、第2強磁性層と第3強磁性層の距離が離れると、静磁結合や交換結合が弱まり、非書き込み時の第2強磁性層と第3強磁性層の磁化の向きの安定性が低下する。さらに、平坦化プロセスを用いることで工程数が増え、製造コストが増大するという問題がある。
【0012】
さらに、第2強磁性層と第3強磁性層を別々にパターニングするためアラインメントずれが生じる。その結果、これらの間の静磁結合力がばらつくため自由強磁性層のスイッチング磁界の大きさがばらつくという問題がある。そのため、必要な書込み電流の値も素子ごとにばらつく。
【0013】
本発明の目的は、非書き込み動作時の自由強磁性層の磁化の向きを安定化しつつ、素子特性のばらつきを小さくすることを可能にするMRAMとその製造方法を提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、小さい書き込み電流で書き込みが可能であり、かつ、低コストなMRAMとその製造方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0016】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリは、基板(1)と、第1強磁性層(4)と、基板(1)に対して第1強磁性層(4)と同じ側に設けられたMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子(16)と、第1強磁性層(4)とMTJ素子(16)との間に設けられた配線層(17)とを具備している。MTJ素子(16)は、配線層(17)に対向する第2強磁性層(8)を備えている。第1強磁性層(4)を基板(1)の表面に垂直な方向に投影した第1射影と第2強磁性層(8)を表面に垂直な方向に投影した第2射影とは面積が異なり、第1射影と第2射影とのうちの一方は他方を含んでいる。
【0017】
MTJ素子(16)に加えて第1強磁性層(4)を備えたMRAMは、第1強磁性層(4)と第2強磁性層(8)(自由強磁性層)との間に静磁結合力が働くことにより、書き込み電流を低減しつつデータ保持を安定化する。こうしたMRAMにおいて、第1射影と第2射影との面積が異なることにより、第1強磁性層(4)の中心と第2強磁性層(8)の中心とのずれに起因する素子特性のばらつきが著しく抑制される。そのため歩留まりが向上し、製造コストが低下する。
【0018】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリは、基板(1)と、第1強磁性層(4)と、基板(1)に対して第1強磁性層(4)と同じ側に設けられたMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子(16)と、第1強磁性層(4)とMTJ素子(16)との間に設けられた配線層(17)とを具備している。MTJ素子(16)は、配線層(17)に対向する第2強磁性層(8)を備えている。第1強磁性層(4)と第2強磁性層(8)とは、第1強磁性層(4)を表面に垂直な方向に投影した第1射影と第2強磁性層(8)を表面に垂直な方向に投影した第2射影とが実質的に同一となる場合よりも静磁結合力が小さくなるように設けられている。
【0019】
こうしたMRAMは、第1射影と第2射影が実質的に同一である場合よりも、第1強磁性層(4)と第2強磁性層(8)との相対的な位置のずれによる素子の特性の変化が小さい。
【0020】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、第1射影の面積が第2射影の面積よりも小さいとき、第1強磁性層(4)の厚さ(t1)と飽和磁化(Ms1)との積は第2強磁性層(8)の厚さ(t2)と飽和磁化(Ms2)との積よりも大きい。第1射影の面積が第2射影の面積よりも大きいとき、第1強磁性層(4)の厚さ(t1)と飽和磁化(Ms1)との積は第2強磁性層(8)の厚さ(t2)と飽和磁化(Ms2)との積よりも小さい。
【0021】
強磁性体の端部から発生する磁気フラックスは、強磁性体の面積が大きいと大きく、膜厚と飽和磁化の積に比例する。そのため、面積が異なる第1強磁性体(4)と第2強磁性体(8)とは、膜厚と飽和磁化との積を調節することで端部から発生する磁気フラックスを実質的に等しくすることが可能である。こうしたMRAMは、自由強磁性層の磁化が更に安定化される。
【0022】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、第1強磁性層(4)は、基板(1)とMTJ素子(16)との間に配置されている。
【0023】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、第1射影の面積は第2射影の面積よりも大きい。
【0024】
こうしたMRAMが製造されるとき、第1強磁性層(4)の面積は第2強磁性層(8)の面積よりも大きいため、第2強磁性層(8)を第1強磁性層(4)の上方に位置合わせして形成することが容易になる。
【0025】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、第2強磁性層(8)の基板(1)に近い側に隣接する層は、第1強磁性層(4)の上部において第1強磁性層(4)の厚さと実質的に同じだけ盛り上がっている。
【0026】
こうしたMRAMは、第1強磁性層(4)が設けられている部分とそれ以外の部分との段差を平坦化する平坦化プロセスを行わずに製造することが可能である。第1強磁性層(4)は、第2強磁性層(8)に比べて面積が大きいため、第2強磁性層(8)は平坦化を行わずに第1強磁性層(4)の上部に配置することが容易である。こうしたMRAMは、製造工程が少なく製造コストが低減される。更に、平坦化によって強磁性層に加えられるダメージが無い。
【0027】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、第2強磁性層(8)は基板(1)と第1強磁性層(4)との間に配置されている。第2射影の面積は第1射影の面積よりも大きい。
【0028】
こうしたMRAMが製造されるとき、第2強磁性層(8)の面積は第1強磁性層(4)の面積よりも大きいため、第1強磁性層(4)を第2強磁性層(8)の上方に位置合わせして形成することが容易になる。
【0029】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、第1強磁性層(4)と第2強磁性層(8)とのうちの少なくとも一方は、表面の法線に垂直な方向に直接に隣接する非磁性層(9a、22)と共に実質的に平坦な層を形成している。
【0030】
こうしたMRAMによれば、面積が小さい方を面積が大きい方の上方に位置合わせして形成する際に平坦化が不要になる。その結果、平坦化によって強磁性層に加えられるダメージが無い。
【0031】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、平坦な層を基板(1)に垂直な方向に投影した射影と、配線層(17)を基板(1)に垂直な方向に投影した射影とは、実質的に同一である。
【0032】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリは、第1強磁性層(4)と第2強磁性層(8)との少なくとも一方が、強磁性層を形成する形成ステップと、強磁性層の所定領域を非磁性化するステップとを含む方法によって形成される
【0033】
こうした製造方法で製造されたMRAMは、基板1aの上に第1強磁性層4aと酸化第1強磁性層22とが段差なく形成されることにより、MTJ素子を形成するフォトリソグラフィにおける製造条件のプロセスウインドが広がる。
【0034】
本発明による磁気ランダム・アクセス・メモリにおいて、形成ステップにおいて形成された強磁性層(4a)を基板(1)の表面に垂直な方向に投影した射影は、配線層(17)を基板(1)の表面に垂直な方向に投影した射影と実質的に同じである。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明によるMRAMとその製造方法の実施の形態を説明する。
【0036】
(実施の第1形態)
図1を参照して、実施の第1形態におけるMRAMは、基板1を備えている。基板1には、図示しないトランジスタが設けられている。基板1には更に、y軸方向に間隔を挟んで配線層2と配線層3とが図示しないトランジスタと接続されて設けられている。
【0037】
基板1に垂直なz軸の正方向を上とすると、基板1の上側に、第1強磁性層4が形成されている。第1強磁性層の上を横断して、引き出し配線17が設けられている。引き出し配線17は、基板1の2箇所に設けられた配線層2、3に接続されている。
【0038】
引き出し配線17は、基板に近い方から順に、シード層5、非磁性導電層6、及びシード層7を含む。シード層5とシード層7は、非磁性導電膜6と上下の層との密着力向上及び拡散バリアとして設けられる層であり、Ta、Ti、TiWに例示される高融点金属が好適に用いられる。シード層5とシード層7は、非磁性導電膜6に使用される材料によっては不要なことがある。
【0039】
非磁性導電層6から第1強磁性層4及び第2強磁性層8に分流した記録電流は、これらの強磁性体層の磁化の反転に寄与しないため無駄となる。従って、第1強磁性層4及び第2強磁性層8への分流電流が抑制されることが望ましい。そのためには、非磁性導電層6の配線抵抗値を低減することが望まれる。配線の抵抗値は、配線の膜厚に反比例し、配線に用いられている材料の比抵抗に比例する。従って、非磁性導電層6を比抵抗の小さい材料を用いて形成することにより、あるいは比磁性導電層6の膜厚を厚くすることにより、比磁性導電層6の配線抵抗値が低減される。
【0040】
しかし、比磁性導電層の膜厚を厚くすると第1強磁性層4と第2強磁性層8の距離が離れ、磁気的なカップリングが弱くなるため望ましくない。そこで、電気抵抗の低い材料、例えば、Al、Cu、Pt、Au、Ruが比磁性導電層6の材料として好適である。
【0041】
非磁性導電層6は、第1強磁性層4と第2強磁性層8との間に介設される。非磁性導電層6の厚さは小さく、第1強磁性層4と第2強磁性層8とは静磁的に結合する。第1強磁性層4と第2強磁性層8との磁化の方向の安定化の観点からは、非磁性導電層6が、第1強磁性層4と第2強磁性層8とが交換相互作用によって結合される程度に極めて薄く形成されることが好ましい。しかし、非磁性導電層6がかかる程度に薄いことは、必ずしも必要とされない。
【0042】
引き出し配線17の上には、MTJ素子16が形成されている。MTJ素子16は、第1強磁性層4に比較して面積が一回り小さく形成されている。MJT素子16は、MRAMのメモリセルのデータ保持担体として機能する。MTJ素子16の側面は、層間絶縁層14によって被覆されて素子分離されている。
【0043】
但し、ここである層の「面積」という表現は、該層が基板に垂直な方向に投影されたときの射影の面積を示している。以下においても「面積」という表現はすべて同じ意味で用いられる。
【0044】
MTJ素子16は、基板に近い方から順に、第2強磁性層8、トンネル障壁層10、固定強磁性層11、反強磁性層12を含む。
【0045】
第1強磁性層4と第2強磁性層8とは、比較的に磁気的にソフトな強磁性体、典型的には、NiFe、NiFeCoで形成される。第1強磁性層4及び第2強磁性層8の磁化の方向は、互いに逆である。第1強磁性層4及び第2強磁性層8の磁化は、MTJ素子16に記憶されるデータに応じた方向に向けられる。
【0046】
書き込み動作が行われていないときの第1強磁性層4と第2強磁性層8との磁化の方向を安定化するためには、第1強磁性層4の端部から発生する磁気フラックスと第2強磁性層8の端部から発生する磁気フラックスの量が実質的に同一になることが望ましい。磁気フラックスの量は、磁性体の面積が大きいほうが多くなる。磁気フラックスの量は、強磁性体の膜厚と飽和磁化の積に比例して大きくなる。従って、第1強磁性層4と第2強磁性層8とのうち、面積が小さい方の膜厚と飽和磁化の積を大きくするように設定することが好ましい。
【0047】
すなわち、第1強磁性層4の膜厚をt1、飽和磁化をMs1、第2強磁性層8の膜厚をt2、飽和磁化をMs2として、第1強磁性層4の方が第2強磁性層8よりも面積が大きいとき、次式が満たされるように設計されることが好ましい。
Ms2t2>Ms1t1
第1強磁性層4の方が第2強磁性層8よりも面積が大きいときは、次式が満たされることが好ましい。
Ms1t1>Ms2t2
【0048】
トンネル障壁層10は、アルミニウム酸化膜のような、非磁性の絶縁体で形成される。トンネル障壁層10は、膜厚方向に(即ち、トンネル障壁層10の表面に垂直な方向に)トンネル電流が流れる程度に薄く、その厚さは、典型的には、1.2−2.0nmである。固定強磁性層11は、NiFe、CoFe、NiFeCoの単層膜あるいはこれらの材料からなる積層膜である。固定強磁性層11の磁化は、反強磁性層12から受ける交換相互作用によって固定される。反強磁性層12は、NiMn、FeMn、IrMn、あるいはPtMnのような反強磁性体で形成される。
【0049】
第2強磁性層8、トンネル障壁層10、及び固定強磁性層11は、磁気トンネル接合(MTJ)を構成する。第2強磁性層8の磁化と、固定強磁性層11の磁化との相対方向に応じて、MTJの抵抗が変化する。MTJの抵抗の変化に基づいて、MTJ素子16に記憶されるデータが判定される。
【0050】
MTJ素子16の上には、キャップ層13が形成されている。キャップ層13は、その下に設けられる層、即ち、第1強磁性層4、シード層5、非磁性導電層6、シード層7、第2強磁性層8、トンネル障壁層10、固定強磁性層11、及び反強磁性層12を、製造工程の間に加えられるダメージから保護するために設けられる。キャップ層13は、典型的には、Taで形成される。キャップ層13の上面は、スルーホール19によって配線層15と接合されている。配線層15は接地される。
【0051】
図2を参照すると、本発明によるMRAMのメモリセルをz軸正方向から見たときの第1強磁性層4とMTJ素子16の位置関係が示されている。図1は、図2のA−A´線に沿った断面図である。図2に示されているように、第1強磁性層4は、xy平面内でy軸を45度傾けた方向である磁化方向18に細長く形成され、磁化方向18に磁気異方性を有している。
【0052】
MTJ素子16は、引き出し配線17を挟んで第1強磁性層4に対向している。MTJ素子16は、z軸正方向から見て、第1強磁性層4と重なる位置に配置され、第1強磁性層4と実質的に相似形であり、第1強磁性層4よりも一回り小さい。すなわち、第1強磁性層4を基板1に垂直な方向に投影した第1射影は、第2強磁性層8を基板1に垂直な方向に投影した第2射影を含む。MTJ素子16に含まれる第2強磁性層8は、磁化方向18に磁気異方性を有している。固定強磁性層11の磁化は、反強磁性層12から受ける交換相互作用によって固定される。
【0053】
z軸方向から見て、MTJ素子16の中心は第1強磁性層4の中心と一致する必要はないが、MTJ素子16の端部(輪郭)は、第1強磁性層4の端部(輪郭)の内側に収まることが好ましい。MTJ素子16の長辺の長さをa、第1強磁性層4の長辺の長さをbとし、MTJ素子16の中心と第1強磁性層4の中心がz軸方向から見て重なるように配置されたとき、第1強磁性層4の端とMTJ素子16の端の間の距離はcは、次式で与えられる。
c=(b−a)/2
MTJ素子16の端が第1強磁性層4の端の内側に収まるためには、cはフォトリソグラフィのアラインメント精度dよりも大きい必要がある。従って、フォトリソグラフィのアラインメント精度dに応じて、cの値が
c>d
を満たすように、aとbの値が決められる。dの大きさは露光機の性能に依存する。例としてi−lineステッパにおいては0.05μm〜0.1μm程度である。
【0054】
第1強磁性層4の面積と第2強磁性層8の面積とが異なることにより、製造工程において生じ得るアラインメントずれに起因する書き込み電流のばらつきが小さく抑えられる。図3に示されるように、第2強磁性層8を含むMTJ素子16と第1強磁性層4とがz軸方向から見て相似形であり、MTJ素子16の中心と第1強磁性層4の中心とがy軸方向にΔyだけずれている場合の、Δyと書き込み電流(規格化反転電流で表される)との相関関係が図4に示されている。
【0055】
図4の上側の線は、第1強磁性層4と第2強磁性層8とが共に0.6μm×0.6μmで同じサイズの場合におけるΔyと反転電流との相関関係を示している。この場合、第1強磁性層4の中心と第2強磁性層8の中心とが一致している場合と比較して、中心が0.03μmずれると書き込み電流の値は3倍、0.06μmずれると書き込み電流の値は5倍となっている。
【0056】
図4の下側の線は、第1強磁性層4のサイズが0.8μm×0.8μmであり、第2強磁性層8のサイズが0.6μm×0.6μmである場合におけるΔyと反転電流との相関関係を示している。この場合、中心からのずれの変化に対する反転電流の変化率は小さい。従って、第1強磁性層4の面積が第2強磁性層8の面積よりも大きく形成されていると、素子間の書き込みに必要な電流のばらつきが効果的に抑制される。
【0057】
本実施の形態のMRAMは、メモリセル(MTJ素子16)のそれぞれに対して書き込み電流を供給するMOSトランジスタが少なくとも一つずつ設けられ、書き込まれるメモリセルのみに一の書き込み電流が供給される構成(以下、一軸書き込み構成という。)が採用されるときに特に好適である。「一の書き込み電流が供給される」とは、従来のメモリセルアレイのように、書き込まれるメモリセルを選択するために方向の異なる2つの書き込み電流が流されるのではないことを意味している。一軸書き込み構成は、書き込みが行われるメモリセルのみに磁場が印加されるため、選択性が極めて高い。更に一軸書き込み構成は、大きな磁場をメモリセルに印加することが可能であるため、データの書き込みの確実性が高い。しかし、一軸書き込み構成は、MOSトランジスタをメモリセルアレイに多数組み込む必要があるため、MOSトランジスタのゲート幅の大きさが制限される。MOSトランジスタのゲート幅の制限は、大きな書き込み電流をメモリセルに供給することを困難にする。したがって、一軸書き込み構成は、書き込み電流の減少を強く要求する。本発明によるMTJ素子16は、書き込み電流を小さくすることが可能であり、一軸書き込み構成を採用するMRAMに特に好適に用いられる。
【0058】
図5は、一軸書き込み構成を採用するMRAMの一例を示す。MOSトランジスタ36が、MTJ素子16のそれぞれに対して一つずつ設けられている。配線層2は、第1ビット線34に接続され、配線層3は、MOSトランジスタ36を介して第2ビット線35に接続されている。MOSトランジスタ36のゲートには、それらをオンオフするワード線37が接続されている。
【0059】
図5のMRAMの書き込み動作は、以下の過程で行われる。まず、メモリセルのうちの一が選択される。以下では、図5のMTJ素子16aを含むメモリセルが選択されたとする。MTJ素子16aに接続されているMOSトランジスタ36aに接続されているワード線37がHigh電位にされ、MOSトランジスタ36aがオンされる。更に、第1ビット線34のうち、MTJ素子16aに接続される第1ビット線34aに電位V1が供給され、第2ビット線35のうち、MTJ素子16aに接続される第2ビット線35aに電位V2(≠V1)が供給される。他の第1ビット線34、第2ビット線35、及びワード線37はLow電位にされる。これにより、MTJ素子16aに接続された配線層2及び配線層3を介して書き込み電流が流れ、MTJ素子16aが備える第1強磁性層4の磁化と、第2強磁性層8の磁化とが所望の方向に反転される。
【0060】
一方、図5に示されたMRAMの読み出し動作は、以下の過程で行われる。まず、メモリセル(MTJ素子16)のうちの一が選択される。以下では、図5のMTJ素子16aが選択されたとする。MTJ素子16aに接続されているMOSトランジスタ36aに接続されているワード線37がHigh電位にされ、MOSトランジスタ36aがオンされる。更に、第2ビット線35のうち、MTJ素子16aに接続される第2ビット線35aに電位Vbが供給される。全ての第1ビット線34は、ハイインピーダンス状態にされる。既述のように、配線層15は接地されているから、第2ビット線35aからMTJ素子16aを介して、MTJ素子16aに接続された配線層15に読み出し電流が流れる。読み出し電流の大きさから、MTJ素子16aに記憶されているデータが判別される。
【0061】
本実施の形態において、図6に示されているように、書き込み電流が流される方向が、基板1に垂直な方向から見て第1強磁性層4及び第2強磁性層8の容易軸の方向に対して斜めであることは、書き込み電流の低減に有効である。図2に示されているように、書き込み電流が流される方向が、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の磁化容易軸の方向である磁化方向18に対して斜めであることにより、第1強磁性層4及び第2強磁性層8には、容易軸に対して斜めの方向に磁場が印加される。当業者にとって広く知られているように、強磁性体のアステロイド特性により、容易軸に対して斜めの方向に磁場を印加することにより、より小さい磁場で第1強磁性層4及び第2強磁性層8の磁化を反転可能である。したがって、書き込み電流が流される方向が、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の容易軸の方向に対して斜めであることにより、書き込み電流を小さくすることができる。
【0062】
上述の一軸書き込み構成が採用される場合、書き込み電流が流される方向は、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の面内において、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の保磁力が最も小さくなる方向と垂直な方向に実質的に一致することが好適である。これにより、書き込み電流が発生する磁場の方向は、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の面内において、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の保磁力が最も小さくなる方向と一致し、より小さな書き込み電流でデータの書き込みを行うことが可能になる。
【0063】
一軸書き込み構成の採用は、書き込み電流が発生する磁場の方向と、第1強磁性層4及び第2強磁性層8の保磁力が最も小さくなる方向とを一致させることが容易である点でも好適である。一般に、MTJ素子へのデータの書き込みは、直交する2つの配線にそれぞれ書き込み電流を流し、自由強磁性層の容易軸の方向に対して斜めの方向に、合成磁界を発生するすることで行われる。しかし、公知のこの方法では、自由強磁性層の保磁力が最も小さくなる方向と合成磁界の方向とを一致させるためには、自由強磁性層と配線との距離、及び書き込み電流の大きさを最適化する必要がある。これは、書き込み電流の大きさに重大な制限を課す。一方、本実施の形態の一軸書き込み構成は、配線層2及び配線層3を適切な位置に配置することにより、書き込み電流が発生する磁場の方向と第1強磁性層4及び第2強磁性層8の保磁力が最も小さくなる方向とを一致させることができ、書き込み電流の大きさの最適化は要求されない。
【0064】
次に、図面を参照しながら本実施の形態におけるMRAMの製造方法について説明する。
【0065】
図7(a)を参照して、トランジスタ(図示されない)が形成された基板1に配線2及び配線3が形成される。配線2と配線3とは、基板1に形成されたトランジスタに接続されている。
【0066】
図7(b)を参照して、基板1の上に第1強磁性層4がパターニングされる。図7(c)を参照して、第1強磁性層4の上面、第1強磁性層の側面、及び基板1の上面において第1強磁性層4が形成されていない部分を被覆して、シード層5が形成される。シード層5の上に、順に非磁性導電層6、シード層7、第2強磁性層8、トンネル障壁層10、固定強磁性層11、反強磁性層12及びキャップ層13が形成される。
【0067】
図8(a)を参照して、MTJ素子16を構成するトンネル障壁層10、固定強磁性層11、反強磁性層12及びキャップ層13の基板と平行な断面積が、第1磁性層4の基板と平行な断面積よりも小さくなるようにパターニングが行われる。
【0068】
MTJ素子16の面積は第1強磁性層の面積よりも小さいため、MTJ素子16が引き出し配線17のうちの第1強磁性層4によって盛り上がった部分からはみ出さないようにするために求められるパターニングの精度の余裕が広くなる。そのため、MTJ素子16が第1強磁性層4の上方から外れることを防止するための技術として従来知られていた平坦化プロセスが不要となる。その結果、第1強磁性層に加えられるダメージが低減し、更に製造工程数が減少する。
【0069】
イオンミリングに例示される物理的なエッチングが行われる場合、被加工物質がトンネル障壁層10の側壁に再付着して第2強磁性層8と固定強磁性層11とがショートすることを防ぐために、エッチングはトンネル障壁層10がちょうどなくなったところで止められることが好ましい。RIE(リアクティブイオンエッチング)に例示される化学的エッチングが行われる場合、被加工物の再付着をなくすことができるため、エッチングをトンネル障壁層10までで止める必要はなく、第2強磁性層8までエッチングしてよい。
【0070】
イオンミリングによってトンネル障壁層10までエッチングが行われた場合、図8(b)を参照して、第2強磁性層8のうちのトンネル障壁層10に被覆されていない部分が、酸素プラズマあるいは酸素ラジカルを基板に照射することにより酸化されることにより、酸化第2強磁性層9が形成される。
【0071】
第2強磁性層8は、Ni、Fe、Coなどの元素を含む膜である。これらの元素の酸化物であるNiO、Fe2O3、CoOなどは反強磁性体であり、磁気フラックスを放出しないため、MTJ素子の近傍に残しても機能上問題はない。更に、これらの酸化物は室温では半導体の特性をもつため、比較的電気抵抗が低い。例えば、Ni80Fe20膜の厚さ10nmにおける比抵抗は約20μΩ・cmであり、これを酸化した後でも比抵抗は約40μΩ・cmと低い値である。酸化第2強磁性層9がエッチングせずに残されると、酸化第2強磁性層9が引き出し配線17の一部として利用されることにより、配線抵抗の上昇を抑制しながら非磁性導電層6の膜厚を薄くすることが可能になるという技術的効果が得られる。
【0072】
図8(c)を参照して、引き出し配線17が所定の形にパターニングされる。引き出し配線17は、MTJ素子16の反転磁界が最も小さい向きにパターニングされる。すなわち、引き出し配線17はMTJ素子の磁化容易軸方向(磁化方向18)に対して斜め45度の方向に形成されることが望ましい。
【0073】
図9(a)を参照して、層間絶縁膜14が積層される。図9(b)を参照して、MTJ素子16のキャップ層13が層間絶縁膜14の外側から直接的に接触が可能であるように、層間絶縁膜14にスルーホール19が設けられる。図9(c)を参照して、キャップ層13の上に配線層15が形成される。
【0074】
こうした製造方法により、書き込みに必要とされる電流のばらつきが少ないMRAMの素子が形成される。
【0075】
本実施の形態の変形例として、本発明におけるMRAMは、方向の異なる2つの書き込み電流が流されるメモリセルに適用される。その場合、断面図は図1に示される断面図と同一である。上面図は、図2に示される上面図と同一になるとは限らない。第1強磁性層4とMTJ素子16との磁化方向18は、2つの書き込み電流の各々が発生する磁場を合成した合成磁場の方向に対して斜め(例示:相対的な角度が45度)になるように形成されることが好ましい。
【0076】
こうしたMRAMは、一軸書き込み構成の場合と同じく、第1強磁性層4の面積と第2強磁性層8の面積とが異なることにより、素子間の書き込みに必要な電流のばらつきが効果的に抑制される。更に、製造方法に関して一軸書き込み構成の場合と同じ効果を奏する。
【0077】
(実施の第2形態)
図10を参照して、実施の第2形態におけるMRAMは、基板1aを備えている。基板1aには、図示しないトランジスタが設けられている。基板1aには更に、y軸方向に間隔を挟んで配線層2aと配線層3aとが図示しないトランジスタと接続されて設けられている。
【0078】
基板1aに垂直なz軸の正方向を上とすると、基板1aの上側に、第1強磁性層4aと、酸化第1強磁性層22とが形成されている。第1強磁性層4aと酸化第1強磁性層22とは、一体をなして実質的に平坦な層を形成している。
【0079】
第1強磁性層の上に、引き出し配線17aが形成されている。引き出し配線17aは、配線層2aと、配線層3aとに接続されている。
【0080】
引き出し配線17aは、基板1aに近い方から順に、シード層5a、非磁性導電層6a、及びシード層7aを含む。
【0081】
引き出し配線17aの上には、MTJ素子16aが形成されている。MTJ素子16aは、z軸に垂直な方向の断面積が第1強磁性層4aに比較して一回り小さく形成されている。
【0082】
MTJ素子16aは、基板に近い方から順に、第2強磁性層8a、トンネル障壁層10a、固定強磁性層11a、反強磁性層12aを含む。
【0083】
第2強磁性層8aの側面は、z軸方向に第2強磁性層8aと対応する位置に形成されている酸化第2強磁性層9aによって被覆されている。第2強磁性層8aと酸化第2強磁性層9aとは、一体をなして実質的に平坦な層を形成している。
【0084】
トンネル障壁層10a、固定強磁性層11a及び反強磁性層12aの側面は、層間絶縁膜14aによって被覆されている。MTJ素子16aの上には、キャップ層13aが形成されている。キャップ層13aの上面は、スルーホール19aによって配線層15aと接合されている。配線層15aは接地される。
【0085】
このMRAMをz軸正方向から見ると、第1強磁性層4aとMTJ素子16aとの位置関係は、図2に示される実施の第1形態と同一である。
【0086】
こうした構成を有するMRAMは、実施の第1形態と同じ図5に示される回路に使用され、実施の第1形態と同じ書き込み動作と読み出し動作とを行う。
【0087】
次に、図面を参照しながら本実施の形態におけるMRAMの製造方法について説明する。
【0088】
図11(a)を参照して、トランジスタ(図示されない)が形成された基板1aに配線2a及び配線3aが形成される。配線2aと配線3aとは、基板1aに形成されたトランジスタに接続されている。
【0089】
図11(b)を参照して、基板1aの上に第1強磁性層4aがパターニングされる。図11(c)を参照して、第1強磁性層4aの上にマスク21が所定の形状に形成される。図12(a)を参照して、マスク21をマスクとして第1強磁性層4の一部分が酸化されて非磁性化され、酸化第1強磁性層22となる。その後、マスク21が除去される。
【0090】
図12(b)を参照して、第1強磁性層4aと酸化第1強磁性層22との上に、順にシード層5a、非磁性導電層6a、シード層7a、第2強磁性層8a、トンネル障壁層10a、固定強磁性層11a、反強磁性層12a及びキャップ層13aが形成される。
【0091】
図12(c)を参照して、MTJ素子16aを構成するトンネル障壁層10a、固定強磁性層11a、反強磁性層12a及びキャップ層13aの基板と平行な断面積が、第1磁性層4aの基板と平行な断面積よりも小さくなるようにパターニングが行われる。
【0092】
MTJ素子16aをパターニングするとき、第1強磁性層4aが酸化第1強磁性層22と共に実質的に平坦な層をなしていることにより、MTJ素子16が第1強磁性層4の上方から外れることを防止するための技術として従来知られていた平坦化プロセスが不要となる。その結果、第1強磁性層に加えられるダメージが低減する。
【0093】
図13(a)を参照して、第2強磁性層8aのうちのトンネル障壁層10aに被覆されていない部分が、酸素プラズマあるいは酸素ラジカルを照射されて酸化されることにより、酸化第2強磁性層9aが形成される。
【0094】
図13(b)を参照して、引き出し配線17aが所定の形にパターニングされる。
【0095】
図13(c)を参照して、層間絶縁膜14aが積層される。図14(a)を参照して、MTJ素子16aのキャップ層13aが層間絶縁膜14aの外側から直接的に接触が可能であるように、層間絶縁膜14aにスルーホール19aが設けられる。図14(b)を参照して、キャップ層19aの上に配線層15aが形成される。
【0096】
こうしたMRAMの製造方法によれば、第1強磁性層4aと第2強磁性層8aとのアラインメントのずれに起因する素子特性のばらつきを効果的に抑制するという実施の第1形態と同じ効果が達成される。かつ、こうした製造方法で製造されたMRAMは、基板1aの上に第1強磁性層4aと酸化第1強磁性層22とが段差なく形成されることにより、MTJ素子を形成するフォトリソグラフィにおける製造条件のプロセスウインドが広がるという相乗的な効果が奏される。
【0097】
(実施の第3形態)
実施の第3形態におけるMRAMは、実施の第1形態におけるMRAMが基板の上に第1強磁性体、その上にMTJ素子という順に積層されていたのに対して、基板の上にMTJ素子、その上に第1強磁性体という順に積層されている。
【0098】
図15を参照して、実施の第3形態におけるMRAMは、基板1bを具備している。基板1bには、図示しないトランジスタが設けられている。
【0099】
基板1bの上には、順にシード層24、反強磁性層12b、固定強磁性層11b、トンネル障壁層10b、第2強磁性層8b、引き出し配線17b、第1強磁性層4b、キャップ層25、及び層間絶縁膜26が形成されている。
【0100】
トンネル障壁層10bの側面と第2強磁性層8bの側面とは、層間絶縁膜14bによって覆われている。第1強磁性層4bの側面、キャップ層25の側面、及びキャップ層の上面は、層間絶縁膜14bによって覆われている。引き出し配線17bは、基板に近い方から順にシード層7b、非磁性導電層6b、及びシード層5bを備えている。
【0101】
第1強磁性層4bの基板1bに実質的に平行な面の面積は、第2強磁性層8bの基板1bに実質的に平行な面の面積よりも小さい。
【0102】
こうした構成を備えたMRAMは、基板1b、第1強磁性層4b、シード層5b、非磁性導電層6b、シード層7b、第2強磁性層8b、トンネル障壁層10b、固定強磁性層11b、反強磁性層12b、及び配線層15bの各々を、図1においてそれらの番号に付いているbを外した番号に対応させると(例:図15における第1強磁性4bを図1における第1強磁性層4に対応させる)、実施の第1形態と同じ動作をする。
【0103】
図16と図17には、こうしたMRAMの製造方法が示されている。図16(a)を参照して、トランジスタ(図示されない)が形成された基板1bに配線層15が設けられる。基板1bの上に、シード層24、反強磁性層12b、固定強磁性層11b、トンネル障壁層10b、及び第2強磁性層8bが、この順に積層される。
【0104】
図16(b)を参照して、トンネル障壁層10bと第2強磁性層8bとが、所定の形状にパターニングされる。図16(c)を参照して、第2強磁性層8bの上面及び側面、トンネル障壁層10bの側面、及び固定強磁性層11bの上面においてトンネル障壁層10bが形成されていない部分の面を被覆して、層間絶縁膜14bが形成される。
【0105】
図16(c)を参照して、層間絶縁膜14bの一部をリフトオフ、エッチバック、エッチングなどの方法により取り除き、第2強磁性層8bの上部にスルーホールを形成する。
【0106】
図17(a)を参照して、層間絶縁膜14bの上面と第2強磁性層8bの上面とを被覆して、シード層7b、非磁性導電層6b、シード層5b、第1強磁性層4b、及びキャップ層25が、この順に形成される。
【0107】
図17(b)を参照して、第1強磁性層4bとキャップ層25とが、所定の形状にパターニングされる。第1強磁性層4bの基板1bに平行な断面は、第2強磁性層8bの基板1bに並行な断面よりも少し小さい相似形であることが好ましい。
【0108】
図17(c)を参照して、キャップ層25の上面及び側面、第1強磁性層4bの側面、及びシード層5bの上面において第1強磁性層4bが形成されていない部分の面とを被覆して、層間絶縁膜26が形成される。
【0109】
こうした構成を有するMRAMは、固定強磁性層11bがMTJ素子の下側(基板1bに近い側)にあるため、固定強磁性層11bの膜特性を制御することが容易である。
【0110】
第1強磁性層4bと第2強磁性層8bとの面積が異なることからは、実施の第1形態及び実施の第2形態と同じく、素子の特性のばらつきが低減するという技術的効果が奏される。
【0111】
【発明の効果】
本発明によれば、非書き込み動作時の自由強磁性層の磁化の向きを安定化しつつ、素子特性のばらつきを小さくすることを可能にするMRAMとその製造方法が提供される。
【0112】
更に本発明によれば、小さい書き込み電流で書き込みが可能であり、かつ、低コストなMRAMとその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施の第1形態におけるMRAMの構成を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明によるMRAMの構成を示す上面図である。
【図3】図3は、MRAMの第1強磁性層とMTJ素子との位置関係を示す上面図である。
【図4】図4は、第1強磁性層とMTJ素子の位置ずれと反転電流の関係を示すグラフである。
【図5】図5は、本発明によるMRAMの回路図である。
【図6】図6は、第2強磁性体に印加される磁界の方向を示す。
【図7】図7は、実施の第1形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図8】図8は、実施の第1形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図9】図9は、実施の第1形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図10】図10は、実施の第2形態におけるMRAMの構成を示す断面図である。
【図11】図11は、実施の第2形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図12】図12は、実施の第2形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図13】図13は、実施の第2形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図14】図14は、実施の第2形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図15】図15は、実施の第3形態におけるMRAMの構成を示す断面図である。
【図16】図16は、実施の第3形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図17】図17は、実施の第3形態におけるMRAMのプロセスフローを示す断面図である。
【図18】図18は、以前の発明によるMRAMの断面図である。
【図19】図19は、以前の発明によるMRAMの断面図である。
【符号の説明】
1…基板
2…配線層
3…配線層
4…第1強磁性層
5…シード層
6…非磁性導電層
7…シード層
8…第2強磁性層
9…酸化第2強磁性層
10…トンネル障壁層
11…固定強磁性層
12…反強磁性層
13…キャップ層
14…層間絶縁膜
15…配線層
16…MTJ素子
17…引き出し配線
18…磁化方向
19…スルーホール
21…マスク
22…酸化第1強磁性層
34…第1ビット線
35…第2ビット線
36…MOSトランジスタ
37…ワード線
Claims (7)
- 基板と、
第1強磁性層と、
前記基板に対して前記第1強磁性層と同じ側に設けられたMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子と、
前記第1強磁性層と前記MTJ素子との間に設けられた配線層とを具備し、
前記MTJ素子は、前記配線層に対向し、前記MTJ素子の自由強磁性層であり、前記第1強磁性層と静磁的に結合する第2強磁性層を備え、
前記第1強磁性層を前記基板の表面に垂直な方向に投影した第1射影とは前記第2強磁性層を前記表面に垂直な方向に投影した第2射影とは面積が異なり、前記第1射影と前記第2射影とのうちの一方は他方を含み、
前記第1射影の面積が前記第2射影の面積よりも小さいとき、前記第1強磁性層の厚さと飽和磁化との積は前記第2強磁性層の厚さと飽和磁化との積よりも大きく、
前記第1射影の面積が前記第2射影の面積よりも大きいとき、前記第1強磁性層の厚さと飽和磁化との積は前記第2強磁性層の厚さと飽和磁化との積よりも小さい
磁気ランダム・アクセス・メモリ。 - 請求項1において、
前記第1強磁性層は、前記基板と前記MTJ素子との間に配置されている
磁気ランダム・アクセス・メモリ。 - 請求項1または2において、
前記第2強磁性層は、前記第1強磁性層の上に形成されることにより前記第1強磁性層の厚さと実質的に同じだけ盛り上がった層の上に配置される
磁気ランダム・アクセス・メモリ。 - 請求項1において、
前記第2強磁性層は前記基板と前記第1強磁性層との間に配置され、
前記第2射影の面積は前記第1射影の面積よりも大きい
磁気ランダム・アクセス・メモリ。 - 前記第1強磁性層と前記第2強磁性層との少なくとも一方は、
強磁性層を形成する形成ステップと、
前記強磁性層の所定領域を非磁性化することによって、前記強磁性層が形成された領域で且つ前記所定領域以外の領域に前記少なくとも一方を形成するステップ
とを含む方法によって形成される
請求項1から4のうちのいずれか1項に記載された磁気ランダム・アクセス・メモリの製造方法。 - 基板上に第1強磁性層を形成するステップと、
前記第1強磁性層上に配線層を形成するステップと、
前記配線層上に強磁性層を形成する形成ステップと、
前記強磁性層の所定領域を非磁性化することによって、基板の表面に平行な方向の断面積が前記第1強磁性層よりも小さく、且つ、前記第1強磁性層と静磁的に結合する第2強磁性層を形成するステップと、
前記第2強磁性層を自由強磁性層とするMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子を形成するステップとを具備し、
前記第1強磁性層を前記表面に垂直な方向に投影した第1射影は、前記第2強磁性層を前記表面に垂直な方向に投影した第2射影を含み、
前記第1強磁性層の厚さと飽和磁化との積は前記第2強磁性層の厚さと飽和磁化との積よりも小さい
磁気ランダム・アクセス・メモリの製造方法。 - 請求項5または6において、
前記形成ステップにおいて形成された前記強磁性層を前記基板に垂直な方向に投影した射影は、前記配線層を前記基板の表面に垂直な方向に投影した射影と実質的に同じである
磁気ランダム・アクセス・メモリの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003178340A JP4863151B2 (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 磁気ランダム・アクセス・メモリとその製造方法 |
| US10/873,269 US7238540B2 (en) | 2003-06-23 | 2004-06-23 | Magnetic random access memory and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003178340A JP4863151B2 (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 磁気ランダム・アクセス・メモリとその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005019457A JP2005019457A (ja) | 2005-01-20 |
| JP4863151B2 true JP4863151B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=33516308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003178340A Expired - Lifetime JP4863151B2 (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 磁気ランダム・アクセス・メモリとその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7238540B2 (ja) |
| JP (1) | JP4863151B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007281247A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Toshiba Corp | スピンメモリ |
| KR20080096771A (ko) * | 2007-02-09 | 2008-11-03 | 캐논 아네르바 가부시키가이샤 | 산화 처리 방법 및 산화 처리 장치 |
| WO2009110119A1 (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-11 | 富士電機ホールディングス株式会社 | 強磁性トンネル接合素子および強磁性トンネル接合素子の駆動方法 |
| SG157992A1 (en) * | 2008-07-01 | 2010-01-29 | Showa Denko Hd Singapore Pte L | Improvements in and relating to mram |
| JP4845937B2 (ja) * | 2008-07-24 | 2011-12-28 | 株式会社東芝 | スピンmosfetおよびこのスピンmosfetを用いたリコンフィギュラブル論理回路 |
| JP2012069607A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Toshiba Corp | 磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法 |
| KR101849677B1 (ko) * | 2011-05-19 | 2018-04-19 | 삼성전자주식회사 | 자기 터널 접합 소자 |
| JP6237162B2 (ja) * | 2013-11-27 | 2017-11-29 | 富士通株式会社 | 磁気抵抗メモリ素子および磁気抵抗メモリ |
| WO2016198965A1 (en) | 2015-06-10 | 2016-12-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Resistance change memory |
| JP6200471B2 (ja) | 2015-09-14 | 2017-09-20 | 株式会社東芝 | 磁気メモリ |
| KR102465539B1 (ko) | 2015-09-18 | 2022-11-11 | 삼성전자주식회사 | 자기 터널 접합 구조체를 포함하는 반도체 소자 및 그의 형성 방법 |
| JP6297104B2 (ja) | 2016-08-04 | 2018-03-20 | 株式会社東芝 | 磁気記憶装置及びその製造方法 |
| WO2018061435A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | Tdk株式会社 | スピン流磁化反転素子及び素子集合体 |
| JP6416180B2 (ja) | 2016-12-16 | 2018-10-31 | 株式会社東芝 | 磁気記憶装置 |
| JP6283437B1 (ja) | 2017-03-21 | 2018-02-21 | 株式会社東芝 | 磁気記憶装置 |
| US10224368B2 (en) | 2017-06-30 | 2019-03-05 | Qualcomm Incorporated | Voltage-switched magneto-resistive random access memory (MRAM) employing separate read operation circuit paths from a shared spin torque write operation circuit path |
| JP6542319B2 (ja) | 2017-09-20 | 2019-07-10 | 株式会社東芝 | 磁気メモリ |
Family Cites Families (33)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2513085B2 (ja) | 1991-02-07 | 1996-07-03 | 日本電気株式会社 | 磁気抵抗効果ヘッドの製造方法 |
| JP3531399B2 (ja) | 1997-03-07 | 2004-05-31 | Tdk株式会社 | 磁気抵抗効果素子 |
| JP3459869B2 (ja) | 1997-08-04 | 2003-10-27 | 日本電気株式会社 | 強磁性トンネル接合素子の製造方法 |
| US5966012A (en) | 1997-10-07 | 1999-10-12 | International Business Machines Corporation | Magnetic tunnel junction device with improved fixed and free ferromagnetic layers |
| US6252796B1 (en) | 1998-08-14 | 2001-06-26 | U.S. Philips Corporation | Device comprising a first and a second ferromagnetic layer separated by a non-magnetic spacer layer |
| AU6036199A (en) * | 1998-09-18 | 2000-04-10 | Jean-Pierre Durand | Microwave polymerization system for dentistry |
| JP2000150984A (ja) | 1998-11-13 | 2000-05-30 | Yamaha Corp | オゾン酸化絶縁膜を使用した磁気トンネル素子 |
| JP2002141583A (ja) | 1998-11-30 | 2002-05-17 | Nec Corp | 磁気抵抗効果素子、再生ヘッド、および記録再生システム |
| JP2000196165A (ja) | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Yamaha Corp | 磁気トンネル素子及びその製造方法 |
| JP3446720B2 (ja) | 1999-05-31 | 2003-09-16 | 日本電気株式会社 | 磁気抵抗効果素子、その製造方法、及びそれを用いた磁気記録装置 |
| US6292389B1 (en) * | 1999-07-19 | 2001-09-18 | Motorola, Inc. | Magnetic element with improved field response and fabricating method thereof |
| US6233172B1 (en) | 1999-12-17 | 2001-05-15 | Motorola, Inc. | Magnetic element with dual magnetic states and fabrication method thereof |
| DE10113853B4 (de) * | 2000-03-23 | 2009-08-06 | Sharp K.K. | Magnetspeicherelement und Magnetspeicher |
| JP2001267522A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-28 | Sharp Corp | 磁気メモリ素子及び磁気メモリ |
| US6661622B1 (en) | 2000-07-17 | 2003-12-09 | International Business Machines Corporation | Method to achieve low and stable ferromagnetic coupling field |
| EP1187103A3 (en) | 2000-08-04 | 2003-01-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetoresistance effect device, head, and memory element |
| JP3603062B2 (ja) | 2000-09-06 | 2004-12-15 | 松下電器産業株式会社 | 磁気抵抗効果素子とその製造方法、およびこれを用いた磁気デバイス |
| JP4693292B2 (ja) | 2000-09-11 | 2011-06-01 | 株式会社東芝 | 強磁性トンネル接合素子およびその製造方法 |
| JP3890893B2 (ja) | 2000-12-28 | 2007-03-07 | 日本電気株式会社 | スピントンネル磁気抵抗効果膜及び素子及びそれを用いた磁気抵抗センサー、及び磁気装置及びその製造方法 |
| US6803615B1 (en) * | 2001-02-23 | 2004-10-12 | Western Digital (Fremont), Inc. | Magnetic tunnel junction MRAM with improved stability |
| JP2002314049A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-25 | Nec Corp | 磁性メモリ及びその製造方法 |
| JP4780878B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2011-09-28 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 薄膜磁性体記憶装置 |
| JP2003060172A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-28 | Sony Corp | 磁気記憶素子 |
| JP2003086866A (ja) | 2001-09-13 | 2003-03-20 | Anelva Corp | スピンバルブ型巨大磁気抵抗薄膜の製造方法 |
| US6545906B1 (en) | 2001-10-16 | 2003-04-08 | Motorola, Inc. | Method of writing to scalable magnetoresistance random access memory element |
| JP2003124445A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-04-25 | Nec Corp | 磁性記憶装置とその製造方法 |
| JP4157707B2 (ja) | 2002-01-16 | 2008-10-01 | 株式会社東芝 | 磁気メモリ |
| JP2003258335A (ja) | 2002-03-04 | 2003-09-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トンネル磁気抵抗効果素子の製造方法 |
| JP4423658B2 (ja) | 2002-09-27 | 2010-03-03 | 日本電気株式会社 | 磁気抵抗素子及びその製造方法 |
| JP3906139B2 (ja) | 2002-10-16 | 2007-04-18 | 株式会社東芝 | 磁気ランダムアクセスメモリ |
| US6944049B2 (en) | 2002-10-30 | 2005-09-13 | Infineon Technologies Ag | Magnetic tunnel junction memory cell architecture |
| US6714446B1 (en) | 2003-05-13 | 2004-03-30 | Motorola, Inc. | Magnetoelectronics information device having a compound magnetic free layer |
| US7366009B2 (en) | 2004-01-10 | 2008-04-29 | Honeywell International Inc. | Separate write and read access architecture for a magnetic tunnel junction |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003178340A patent/JP4863151B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2004
- 2004-06-23 US US10/873,269 patent/US7238540B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US7238540B2 (en) | 2007-07-03 |
| JP2005019457A (ja) | 2005-01-20 |
| US20040257865A1 (en) | 2004-12-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4863151B2 (ja) | 磁気ランダム・アクセス・メモリとその製造方法 | |
| JP4400037B2 (ja) | 磁気ランダムアクセスメモリ,及びその製造方法 | |
| KR102406722B1 (ko) | 자기 메모리 장치 및 그 제조 방법 | |
| JP5470602B2 (ja) | 磁気記憶装置 | |
| KR100537117B1 (ko) | 자기 차폐층을 구비하는 자기 메모리 디바이스 및 그 제조방법 | |
| US8362581B2 (en) | Magnetic memory element and magnetic memory device | |
| US8687414B2 (en) | Magnetic memory element and magnetic random access memory | |
| JP2004128430A (ja) | 磁気記憶装置及びその製造方法 | |
| US6903400B2 (en) | Magnetoresistive memory apparatus | |
| WO2010007893A1 (ja) | 磁気ランダムアクセスメモリ及びその初期化方法 | |
| US7016221B2 (en) | Magnetoresistive effect element, magnetic memory device and method of fabricating the same | |
| JP4373938B2 (ja) | 磁気ランダムアクセスメモリ | |
| JP2008066606A (ja) | スピンメモリ及びスピンfet | |
| JP2012028489A (ja) | 磁気記憶装置 | |
| JP2012209358A (ja) | 磁気記憶素子および磁気記憶装置 | |
| JP4667763B2 (ja) | 磁気記憶素子および半導体装置 | |
| JP2011091342A (ja) | 磁気抵抗素子、及び磁壁ランダムアクセスメモリ | |
| JP3977816B2 (ja) | 磁気ランダムアクセスメモリ及びその磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み方法 | |
| JP4534441B2 (ja) | 磁気記憶セル及びこれを用いた磁気メモリデバイス | |
| US7683446B2 (en) | Magnetic memory using spin injection flux reversal | |
| WO2010071174A1 (ja) | 磁気抵抗素子の初期化方法、及び磁気抵抗素子 | |
| JP3813920B2 (ja) | 磁気デバイス及び磁気メモリ | |
| JP2009146995A (ja) | 磁気記憶装置 | |
| JP4957054B2 (ja) | 磁気記憶装置 | |
| JP2007095734A (ja) | 磁気記録装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060516 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090724 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100423 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110404 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110603 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110922 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111017 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4863151 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111030 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |