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JP4719411B2 - 易開封性包装体及び易開封性包装体の製造方法 - Google Patents

易開封性包装体及び易開封性包装体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、易開封性包装体及び易開封性包装体の製造方法に関する。
従来より、食品類の包装形態としては、食品類を容器の内部に収納した後、容器本体の開口部周縁にフランジ部を設けた容器本体とフィルム状の蓋材を備える構成とし、かかる容器本体のフランジ部と蓋材をヒートシールして密封包装した蓋付き容器が広く用いられている。
このような蓋付き容器は、容器の内部に収納される食品類を安全に保存するという観点から、容器本体に設けられたフランジ部と蓋材となる材料とをヒートシールして、かかるヒートシールにより形成されたシール部を剥がれにくくするといった高い密封性が必要とされるとともに、蓋材を開封する場合にあっては、当該蓋材を容器本体から簡便に剥離可能とするといった、密封性と易開封性という相反する特性を同時に具備する必要があった。
一方、かかる易開封性と密封性という相反する特性を具備するために、多層構造とされた容器本体の層間接着力をフランジ部と蓋材の接着力よりも弱く設定し、フランジ部と蓋材をヒートシールしたシール部の内側のフランジ部内層に切り込みを形成して、開封の際には容器本体の内層をフランジ部の外縁から切り込みまで層間剥離させて開封を行う蓋付き容器が知られていた。
そして、例えば、容器本体をトレー等の形状として、フランジ剛性を向上させたスカートフランジを有する蓋付き容器の提供が求められていた。
また、このようなスカートフランジを有する蓋付き容器としては、例えば、蓋材と溶融シールされる部分の外側及び内側に周状の切り込みが設けられており、開封開始部に位置する溶融シール部が外側の切り込み位置より外方向に突出するようにシールされて、突出したシール部の外縁部の内層に蓋材を介して凹部が形成されている易開封性容器が提供されている(例えば、特許文献1)。
特許2724355号公報([特許請求の範囲],[図1]〜[図4])
しかしながら、前記した従来の技術にあっては、突出したシール部の外縁部の内層に蓋材を介して凹部が形成されているが、この凹部の形成が十分でないと、開封時に内層が引きちぎられず、蓋材の開封が困難となるという問題があった。
一方、かかる凹部をあまり深くまで形成させるようにすると、凹部の形成部において蓋材の破断が発生してしまうという問題も生じていた。
更には、かかる易開封性容器において良好な易開封性を可能にするためには、容器内層の材質や厚み、及び使用可能な蓋材の種類にもいろいろと制限があった。
加えて、前記したような従来の技術や、開封開始部においてヒートシールリング等のヒートシール部材の外端を外側の切り込みに合わせるような一般的な方法では、ヒートシール機のシール精度が悪い場合において、ヒートシール部材が外側の切り込みの位置より外方向にあまりにも大きく突出するような場合にあっては、突出したヒートシール部の面積が広くなってしまい、開封時に内層を引きちぎって蓋材を開封することが困難となっていた。
従って、本発明の目的は、易開封性及び密封性を併せ持った易開封性包装体であって、例えばシール圧力やシール温度等のシール条件、特にシール位置等が変動した場合であっても、常に安定した易開封性を得ることが可能な易開封性包装体及び当該易開封性包装体の製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の易開封性包装体は、開口部の周縁にフランジ部を配設する多層容器と、このフランジ部にヒートシールする蓋材とを備える易開封性包装体であって、該容器の少なくとも内層を含む層が剥離可能に形成されており、前記フランジ部上面には、開封開始部と、2本の周状の切り込みが設けられ、前記2本の周状の切り込みのうち外側の切り込みと連接して、前記フランジ部の上面より低い部分が形成されており、前記フランジ部の上面より低い部分が、前記外側の切り込み部より浅く、前記開開始部において、前記蓋材のヒートシール部が、前記外側の切り込みに向かってからす口状に突出した形状かつ前記フランジ部の上面より低い部分にはみ出して形成されていることを特徴とすることを特徴とするものである。
本発明の多層容器は、易開封性包装体を構成可能な容器であって、前記したように、開口部の周縁にフランジ部を有し、多層構成の該容器の少なくとも内層を含む層が剥離可能に形成されている。ここで、少なくとも内層を含む層が剥離可能に形成するためには、例えば、内層と当該内層に接する次層との間が剥離可能に形成されている構成としてもよい。
ここで、「内層」とは、多層容器の最内面に存する層であり、後記する蓋材とヒートシールされる層のことをいい、また、「次層」とは、当該内層と接する層をいう。そして、これらを剥離可能に形成するには、例えば、内層と蓋材をヒートシールした後に当該蓋材を剥がそうとした場合に、当該内層と蓋材の剥離強度より、内層と次層の剥離強度を小さくなるようにすればよい。
また、「内層を含む層が剥離可能」とは、その剥離強度が1〜20N/15mm、好ましくは3〜10N/15mmであることをいう。
さらに、本発明の多層容器は、内層と次層との間に凝集破壊剥離可能な凝集破壊層が形成された構成としてもよい。ここで、凝集破壊剥離可能な凝集破壊層を形成するためには、例えば、内面と蓋材をヒートシールした後に当該蓋材を剥がそうとした場合に、内面と次層との間に凝集破壊を起こすことにより剥離が進行するような層(凝集破壊層)となるようにすればよい。なお、このような構成にあっては、内層と次層との間には前記した態様となる凝集破壊層が存在するものであるから、内層と次層とが接することはない。
なお、本発明の多層容器は、前記した構成に限られず、また、後記するように、内層、次層及び凝集破壊層は基本的に共通する材料を採用するので、内層と次層の層間のほか、内層と凝集破壊層の間や、次層を多層構成として、その層の間で層間剥離が起こるようにしてもよく、また、次層が凝集破壊層となり、凝集破壊が起こるようにしてもよい。すなわち、蓋材とヒートシールされる内層を含む層が剥離可能に形成されていれば問題はない。
そして、多層容器の層間に対して、後記するガスバリアー層等の他の層や酸素吸収層を形成するようにしてもよい。
多層容器を構成する材料として、まず、内層としては、蓋材とヒートシールされることから、ヒートシール性を有する材料とすることが好ましく、例えば、ポリプロピレン(PP)系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹脂等のポリオレフィン系樹脂を使用することが好ましく、また、これらのポリオレフィン系樹脂は単一材料でもよく、ブレンド物であってもよい。更に、これらポリオレフィン系樹脂に対して、エチレン−プロピレンゴム(EPR)等のゴム系樹脂やスチレン系エラストマー(SEBS)等の熱可塑性エラストマーを添加してもよい。また、低結晶性ないし非晶系のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を用いてもよい。なお、内層を構成する材料は、100℃以上の温度にも耐えられる耐熱性樹脂を使用することが好ましい。
次に、次層としては、前記した内層を構成する材料と同様な材料を好適に使用することができ、例えば、内層がポリプロピレン系樹脂の場合、高密度ポリエチレン(HDPE)50〜100質量%と低密度ポリエチレン(LDPE)0〜50質量%のブレンド物等を用いることができる。また、これらの材料に対して、タルク等の無機フィラーを添加してもよい。
なお、かかる次層は、前記した材料からなる単層構成としてもよいが、酸素ガスバリアー性の向上を図るべく、更に他の層を積層した構成としてもよい。かかる酸素ガスバリアー性材料としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ナイロン(ポリアミド)系樹脂等の樹脂が挙げられ、これらの樹脂により構成される他の層を積層したり、または中間層として用いてもよい。
次層には、酸素吸収層として、例えば、ポリプロピレン(PP)系樹脂やポリエチレン(PE)系樹脂等のポリオレフィン樹脂に対して、純鉄(例えば、層全体に対して20〜50重量部)と微量のハロゲン化金属塩を含有した材料からなる層を積層してもよい。この場合、ポリオレフィン系樹脂はポリプロピレン(PP)系樹脂とポリエチレン(PE)系樹脂等のブレンド物から形成されていてもよい。また、当該酸素吸収層の他の例としては、シクロへキセン官能基を含むポリマーと遷移金属の混合物からなる材料や、炭素−炭素不飽和二重結合を有するポリマー等の有機系酸素吸収性ポリマー等が挙げられる。
また、当該内層と次層との間に凝集破壊層を形成する場合にあって、かかる凝集破壊層を構成する材料としては、前記した内層を構成する材料を適用することができるが、例えば、ホモポリプロピレン(HPP)を40〜100質量%、低密度ポリエチレン(LDPE)系樹脂を0〜60質量%、及びエチレン系特殊コポリマーを0〜40質量%のブレンド物を使用することができる。
多層容器を得るには、前記した種々の構成材料を通常の共押出成形法のほか、ラミネート加工に慣用されている成形方法、例えばエキストルージョンラミネート(押出ラミネート)法、ホットメルトラミネート法、ドライラミネート法、ウェットラミネート法等の手段により得られたシート状の積層体を熱成形することにより簡便に製造することができる。
また、かかる熱成形の方法としては、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法、プラグアシスト真空成形法等の各種熱成形方法を採用することができる。
積層体の厚さとしては、一般に、200〜3000μmの範囲内とすることが好ましく、500〜1500μmの範囲内とすることがより好ましい。積層体の厚さをかかる範囲内とすることにより、強度及び加工性等に優れた多層容器を提供することができる。
多層容器の形状は、いわゆるトレー形状、カップ形状等の各種形状とすることができる。また、多層容器の開口部の形状も、円形状、角形状、楕円形状等の各種形状とすることができる。
前記の手段により成形された多層容器の開口部周縁には、蓋材とヒートシールされるための鍔状のフランジ部が配設される。当該フランジ部の形状としては、当該開口部の属する面と水平外側方向に延出し、最外縁で垂下して形成される断面コ字形のスカートフランジや、当該開口部の属する面と水平外側方向に延出して形成されるフラットフランジや、当該開口部の属する面と水平外側方向に延出し、最外縁で垂下して、端部をカール状とするカーリングフランジ等が挙げられる。
ここで、例えば、開口部の形状が角形状等の隅角を備えたものである場合には、当該開口部の隅角の少なくとも1ヶ所を開封開始部とすることができ、かかる開封開始部から、後記する蓋材を剥がし容器を開封するようにすればよい。
また、多層容器に形成されるフランジの幅は、多層容器の大きさにより適宜決定すればよいが、4〜50mmの範囲内とすることが好ましく、8〜20mmの範囲内とすることがより好ましい。フランジの幅をかかる範囲内とすることにより、剛性や開封性に優れたフランジ部を備えた多層容器となるため好ましい。
本発明の易開封性容器にあっては、かかるフランジ部の上面に対して2本の周状の切り込みが設けられる。この切り込みは、多層容器のフランジ部に蓋材がヒートシールされ、蓋材の開封時に内側の切り込みと外側の切り込みとの間の少なくとも内層を含む層が切断剥離して、当該内層が蓋材側に移ることを可能とするものである。
かかる周状の切り込みのうち、内側の切り込みの形状としては、断面形状をV字状、U字状、矩形状等の各種形状とすることができる。また、切り込みの深さは次層(または凝集破壊層)まで達せず内層で止まるものでもよいが、次層(または凝集破壊層)に達していれば、剥離を確実に行うことができる。
また、外側の切り込みに対しては、当該外側の切り込みと連接して、フランジ面の上面より低い部分(以下、単に「低い部分」ということもある)が形成されている。
かかる低い部分は、外側の切り込みと連接して形成されており、開封開始部の位置に形成される。この場合、外側の切り込みにあって、当該低い部分が形成されていない部分については、前記した内側の切り込みと同様な形状とすればよい。
一方、容器の開口部が円形や楕円形等であって、当該開口部の任意の位置から開封可能とする場合には、当該低い部分を容器開口部のフランジ部の全周にわたって形成することが好ましい。
なお、フランジ部の上面に対して、当該低い部分を形成すれば、ヒートシールを行うシールリングが外側の切り込みよりフランジ部の外側に位置するような場合であっても、蓋材と、かかる低い部分を含む当該切り込みよりフランジ部の外側の部分がヒートシールされないか、仮にヒートシールされても弱いシール強度となるため、実質的な開封は外側の切り込みから始まることとなる。
外側の切り込みの深さと、当該低い部分との深さの関係は、両者を等しくしてもよいが、当該低い部分の深さが、外側の切り込みの深さより浅くするようにすれば、ヒートシール時において当該低い部分の周囲への樹脂の押出量を少なくすることができ、ヒートシールに悪影響を与えることを好適に防止することができるため好ましい。
また、この場合において、当該低い部分と外側の切り込みとの深さの差は、10〜200μm程度とすればよい。
かかる低い部分の形状は、外側の切り込みと連接して形成されるものであれば特に制限はないが、外側の切り込みと連接して形成される凹部形状であることが好ましい。当該低い部分の形状を凹部形状とすることにより、開封開始部のヒートシール部の外端がより確実に外側の切り込みの位置と一致してヒートシールできることになるため好ましい。また、多層容器に対する加工も容易となる。
また、当該凹部の底面部は、平滑な状態としてもよいが、底面部の表面に凹凸を設けるようにすれば、蓋材が仮に当該凹部の底面部でヒートシールしてしまった場合であっても、接着面積が小さくなり、接着力も弱くなるため、蓋材と当該凹部との剥離が好適に行うことができるため好ましい。
ここで、凹凸を設けるためには、当該底面部に対して、適当な突起形状、例えば、断面が微細な三角形状となるものには限定されず、例えば、断面が微小な半球形状や、断面が微細な十字形状の突起を多数設けるようにすればよい。
フランジ部に対してかかる切り込み及び外側の切り込みと連接される凹部を形成するには、例えば、内側の切り込みを形成する刃と、凹部形成用の部材をその全周またはフランジ部の開封開始部に位置する部分に備えた外側の切り込みを形成する刃を用いて、フランジ部にこれらの刃を押圧して切り込みを形成させてもよい。かかる手段を用いることにより、内側の切り込み、及び凹部を隣接して備えた外側の切り込みを一度に形成することができる。このような切れ込み刃を用いる場合には、刃や部材の温度は常温状態のものであっても、また、加熱状態のものであってもよい。
なお、切り込みの深さの調整は、凹部を形成する刃の面積や高さによっても可能であり、その他、圧力と時間で切り込み深さが制御される。また、加工の際には、刃の周辺に容器フランジや容器を保持している台座に当たって深さが一定となるストッパーを付けてもよい。
多層容器のフランジ部と後記する蓋材をヒートシールするにあたっては、フランジ上面に形成された内側の切り込みと外側の切り込みとの間の帯状部がヒートシール部とされることを考慮すれば、かかる2本の周状の切り込みの間隔は、一般に、3〜40mm程度とすることが好ましい。
そして、内側の切り込みと多層容器の内縁との間隔は0.5〜10mm程度に、また、外側の切り込みと多層容器の外縁との間隔は、0.5〜10mm程度にすることが好ましい。
次に、前記した多層容器の開口部に載置されて、当該開口部周縁のフランジ部にヒートシールすることにより当該開口部を密封する蓋材を構成する樹脂材料としては、単層または多層構成のフィルムまたはシート(以下、「フィルム等」とすることもある)を使用することができる。
このフィルム等を構成する材料としては、フィルム等の形状となるものであれば特に制限はないが、ポリプロピレン(PP)系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹脂、ナイロン(ポリアミド)系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、アルミ箔、紙、接着性樹脂等の1種または2種以上の材料を用い、公知の成形方法を採用して、単層または積層のフィルム等とすればよい。
蓋材は、前記した多層容器の開口部の周縁に設けられたフランジ部に対してヒートシールされるため、シーラント層を設けることが好ましく、かかるシーラント層としては、蓋材とのヒートシール性、接着強度が高い樹脂、例えば、ポリプロピレン(PP)系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等の樹脂材料で形成することができる。
また、蓋材には、ガスバリアー性を向上させるべく、ガスバリアー層を設けることが好ましく、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂、ナイロン(ポリアミド)系樹脂等や、酸化アルミニウム等の金属酸化物蒸着層、アルミ箔で形成されたガスバリアー層を設けることができる。
なお、蓋材を形成するフィルム等を積層フィルムとする場合には、例えば、下記(1)〜(5)に示すような構成とすることができる。
(1)延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)層/金属酸化物コーティング層/延伸ナイロン(ポリアミド)層/ポリプロピレンシーラント
(2)延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)層/金属酸化物コーティング層/延伸ナイロン(ポリアミド)層/ポリエチレンシーラント
(3)延伸ナイロン(ポリアミド)層/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)層/ポリプロピレンシーラント
(4)延伸ナイロン(ポリアミド)層/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)層/ポリエチレンシーラント
(5)延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)層/金属酸化物コーティング層/延伸ナイロン層/非晶ポリエチレンテレフタレート(PET)シーラント
また、蓋材を構成するフィルム等の厚さは、20〜150μmの範囲内であることが好ましく、40〜80μmの範囲内であることがより好ましい。蓋材を構成するフィルムの厚さをかかる範囲内とすることにより、強度、密封性及び易開封性に優れた蓋材となるため好ましい。
多層容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に対して蓋材をヒートシールするには、まず、当該フランジ部の上面に対して蓋材を載置し、フランジ部上面の表面と蓋材とを公知のヒートシール機等でヒートシールすればよい。
ここで、ヒートシール部は、多層容器のフランジ部上面に設けられた内側の切り込みと外側の切り込みとの間の帯状部に形成することが好ましい。この場合にあっては、また、内側の切り込みとヒートシール部の内縁、及び外側の切り込みとヒートシール部の外縁との間には、0.5〜10mm程度の非融着部を形成することが好ましい。
容器に対して開封開始部を設ける場合においては、開封開始部における外側の切り込みは、例えばカラス口状に外側に突出した形状とする。
また、ヒートシール部を形成するために用いられるシールリング等のヒートシール部材は、外側の切り込みより外方向に突出した突出部を形成し、当該突出部の先端が、フランジ部の外側の切り込みに連接して形成されたフランジ面の上面より低い部分にはみ出すようにしてヒートシールされる。これにより、ヒートシール部材がヒートシール時にヒートシールしようとする部分から内外にずれた場合であっても、蓋材はフランジ部上面の表面に対して応力が集中するように確実にヒートシールできることになる。また、当該突出部の形状は、任意の形状を選択することができるが、先端に向かうに従って細くなるように形成することがより好ましい。
また、外側の切り込みに連接して形成されたフランジ面の上面より低い部分を、容器開口部のフランジ部全周にわたって形成して、容器の任意の位置で開封を行うようにする場合にあっては、シールリング等のヒートシール部材は、前記した外側の切り込みより外方向に突出した突出部の先端が、当該低い部分に対してはみ出すように形成することが好ましい。かかる先端部は、容器の全周のうち、あらかじめ開封される場所と仮定される箇所(開封開始部)のみにはみ出すようにしてもよい。このように、容器開口部に形成されたフランジ部の任意の位置に対して設けるかを自由に選択することが可能となる。なお、この場合にあっては、ヒートシール部材の開封開始部となる位置以外の部分に対して、多層容器のフランジ部に形成された外側の切り込みに対応する位置から内部に0.2〜10mm程度の非融着部(蓋材と接触しても、蓋材とフランジがヒートシールされなくなる部分のこと)を設けてもよく、当該非融着部を設けることにより、前記開封開始部以外からの開封が防止されることになる。
そして、蓋材と多層容器のフランジ部上面をヒートシールする手段としては、前記した帯状のヒートシール部を形成することができるシールリング等を用いてヒートシールすればよい。
ここで、シールリング等に対して前記した突出部を形成するには、例えば、当該突出部を形成可能なシール刃をシールリング等に対して設置すればよい。
また、ヒートシール温度としては、ヒートシールされる材料の種類などにより適宜決定すればよいが、一般に、150℃〜250℃程度とすればよい。
かくして得られる本発明の多層容器は、開口部の周縁にフランジ部を配設して、該容器の少なくとも内層を含む層が剥離可能に形成されており、前記フランジ部上面には、開封開始部と、2本の周状の切り込みが設けられ、前記2本の周状の切り込みのうち外側の切り込みと連接して、前記フランジ部の上面より低い部分が形成され、前記フランジ部の上面より低い部分が、前記外側の切り込み部より浅い構成としている。従って、当該多層容器のフランジ部に蓋材を、開開始部において、蓋材のヒートシール部が、外側の切り込みに向かってからす口状に突出した形状かつフランジ部の上面より低い部分にはみ出して形成されるようヒートシールして蓋付き容器を形成した場合にあっても、開封開始部のヒートシール部の外端が常に外側の切り込みの位置と一致して、密封性及び易開封性に優れた易開封性包装体を構成する多層容器を提供できる。この構成とすることにより、シール強度、シール圧力等のヒートシール条件や、特にヒートシールする位置が変動した場合であっても、安定した易開封性を有する易開封性容器等の易開封性包装体を得ることができるので、ヒートシール条件等の幅を広げることができる。よって、例えば、ヒートシール機のシール精度が悪い場合等、ヒートシール部材(シールリング)が開封開始部の前記した低い部分において内外方向に多少変動したとしても、開封性を一定に維持して、問題なくヒートシールが行われることになる。
本発明の多層容器は、前記多層容器が内層とこれに接する次層を含む構成であって、該多層容器の内層とこれに接する次層との間が剥離可能に形成されていることが好ましい。
この本発明によれば、多層容器の内層とこれに次層との間が剥離可能に形成されているため、多層容器を易開封性包装体に適用した場合であっても、開封時に内層と次層との間が層間剥離されることにより、当該包装体の開封が好適に行われることとなるため好ましい。
本発明の多層容器は、前記多層容器が内層と次層の間に凝集破壊層を含む構成であって、該凝集破壊層が凝集破壊剥離可能に形成されていることが好ましい。
この本発明によれば、多層容器が内層と次層の間に凝集破壊可能な凝集破壊層が形成されているため、多層容器を易開封性包装体に適用した場合であっても、開封時に当該凝集破壊層が凝集破壊剥離されることにより、当該包装体の開封が好適に行われることとなるため好ましい。
本発明の易開封性包装体は、前記フランジ部の上面より低い部分が前記開封開始部の位置に形成されていることが好ましい。
この本発明によれば、当該低い部分が容器フランジ部に設けられた開封開始部の位置に
形成されているため、開封開始部で容器から蓋材を開封する場合において前記した発明の
奏する効果をより一層好適に享受することができる。
本発明の多層容器は、前記フランジ部の上面より低い部分が容器開口部のフランジ部全周にわたって形成されていることが好ましい。
この本発明によれば、当該低い部分が容器開口部のフランジ部全周にわたって形成されているため、容器の開封開始部を任意に設定することができ、かつ、かかる任意の位置で容器から蓋材を開封する場合においても前記した発明の奏する効果をより一層好適に享受することができる。
本発明の多層容器は、前記フランジ面の上面より低い部分が凹部形状であることが好ましい。
この本発明によれば、当該低い部分が凹部形状であるため、ヒートシール部の外端がより確実に外側の切り込みの位置と一致してヒートシールできることになり、前記の効果をより好適に享受することができる。また、多層容器に対する当該低い部分の加工も容易となる。
本発明の易開封性容器は、前記した凹部の深さが外側の切り込みの深さより浅いことが好ましい。
この本発明によれば、凹部の深さが外側の切り込みの深さより浅いように形成されているので、押圧による凹部形成時において当該凹部の周囲への樹脂の排除量を少なくすることができ、ヒートシールに悪影響を与えることを好適に防止することができる。
本発明の易開封性容器は、前記した凹部の底面部に凹凸を設けていることが好ましい。
この本発明によれば、凹部の底面部に凹凸を設けていることにより、蓋材が仮に当該凹部の底面部でヒートシールしてしまった場合であっても、接着面積が小さくなり、接着力も弱くなるため、蓋材と当該凹部との剥離を好適に行うことができるため好ましい。
本発明の易開封性包装体は、前記した多層容器のフランジ部と蓋材をヒートシールしたヒートシール部と、開封開始部を除いた前記2本の周状の切り込みにおいて、内側の切り込みとヒートシール部の内縁及び/または外側の切り込みとヒートシール部の外縁との間に0.5〜10mmの非融着部が設けられていることが好ましい。
この本発明によれば、多層容器のフランジ部と蓋材をヒートシールしたヒートシール部と、開封開始部を除いた前記2本の周状の切り込みとの間に特定範囲の非融着部を設けているので、前記開封開始部以外からの開封が防止されることになる。
本発明の易開封性包装体の製造方法は、多層容器の周縁部に配設されたフランジ部上面に設けられる2本の周状の切り込み、及び外側の切り込みと連接される凹部を形成するにあたり、内側の切り込みを形成する刃と、その全周または前記フランジ部の開封開始部に位置する部分に凹部形成用の部材を備えた外側の切り込みを形成する刃を前記フランジ部に押圧して切り込み及び前記凹部を形成させ、ついで、前記凹部にはみ出す突出部を備えたヒートシール部材により、蓋材をフランジ部にヒートシールし、前記開封開始部において前記蓋材のヒートシール部を、前記外側の切り込みに向かってからす口状に突出した形状かつ前記凹部にはみ出して形成することを特徴とするものである。
かかる本発明の易開封性包装体の製造方法によれば、フランジ部上面に設けられる2本の周状の切り込み、及び外側の切り込みと連接される凹部を形成するにあたり、内側の切り込みを形成する刃と、その全周または前記フランジ部の開封開始部に位置する部分に凹部形成用の部材を備えた外側の切り込みを形成する刃を前記フランジ部に押圧して切り込みを形成させるようにしているため、内側の切り込み、及び凹部を隣接して備えた外側の切り込みを、簡便な手段により一工程で形成することができる。
さらに、前記フランジ部の上面より低い部分にはみ出す突出部を備えたヒートシール部材により、蓋材をフランジ部にヒートシールするので、ヒートシール部材がヒートシールしようとする部分から内外にずれた場合であっても、ヒートシール部の外端が常に外側の切り込みの位置と一致してヒートシールすることができる。
本発明の易開封性包装体の製造方法は、前記凹部形成用の部材の高さが外側の切り込みを形成する刃の高さより浅いことが好ましい。
この本発明によれば、前記した易開封性包装体の製造方法の奏する効果を享受しつつ、フランジ上面に設けられる凹部の深さが、外側の切り込みの深さより浅い場合にあっても、2本の周状の切り込みと外側の切り込みと連接される凹部を簡便に形成することができるものである。
以下、本発明の実施形態および本発明に関連する参考実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1参考実施形態]
図1は、本発明に関連する易開封性包装体1の一参考態様(第1参考実施形態)を示した概略図であり、図1(A)は蓋材3で密封された状態、図1(B)は開封開始部4から蓋材3を開封した状態をそれぞれ示している。
図1に示される易開封性包装体1は、多層容器2を備えており、この多層容器2は、内層21とこれに接する次層22からなり、両者が剥離可能となるように形成されている積層体からなる。
また、当該多層容器2は、所定の深さを有する略長方形のトレー形状であって、略長方形状の開口部24を有し、当該開口部24の周縁には、外側に張り出すようにフランジ部25が配設されている。
ここで、本参考実施形態においては、内層21と次層22は、ポリオレフィン系樹脂等で構成することができ、例えば、内層21として高密度ポリエチレン(HDPE)系樹脂を、また、次層22としてポリプロピレン(PP)系樹脂を使用することができるが、これには限定されず、内層21としてポリプロピレン(PP)系樹脂を、また、次層22として高密度ポリエチレン(HDPE)系樹脂を使用するようにして、両者を逆とする構成としてもよい。
参考実施形態の易開封性包装体1において、多層容器2の開口部24に配設されたフランジ部25の上面には、内側の切り込み251と外側の切り込み252の2本の周状の切り込みが設けられている。
また、多層容器2は、開口部24に対して蓋材3を載置して、多層容器2の開口部24の周縁に配設されたフランジ部25と蓋材3とをヒートシールすることにより、図1(A
)に示すように、易開封性包装体1の内部が密封状態とされる。
一方、密封状態の易開封性包装体1を開封するには、図1(B)に示すように、易開封性包装体1の隅角に設けられた開封開始部4において蓋材3を上部に引き上げるようにすれば、易開封性包装体1が簡便に開封される。この場合、フランジ部25に形成された内側の切り込み251と外側の切り込み252の間の内層21が多層容器2から剥離されて、蓋材3側に移ることによって開封されることとなる。
また、図2〜図4は、図1に示した易開封性包装体1における開封開始部4周辺の部分拡大図であり、図2は平面図、図3は図2のIII−III断面図、図4は図2のIV−IV断面図である。
前記したように、本参考実施形態の易開封性包装体1を構成する多層容器2のフランジ部25には、2本の周状の切り込み251,252が形成されているが、本参考実施形態においては、開封開始部4の位置における外側の切り込み252に連接して、フランジ部の上面より低い部分である凹部253(以下、単に「凹部253」とすることがある)が形成されている。
ここで、図2に示される内側の切り込み251のフランジ部25の内縁からの距離aは、0.5〜10mm程度とすることが好ましく、外側の切り込み252のフランジ部25の外縁からの距離bは、0.5〜10mm程度とすることが好ましい。
また、内側の切り込み251と外側の切り込み252との間隔cは、3〜40mm程度とすることが好ましい。この内側の切り込み251と外側の切り込み252との間に、ヒートシール部が形成されることになる。
そして、開封開始部4の位置における外側の切り込み252には、連接して凹部253が形成されている。本参考実施形態において、当該凹部253の平面形状は、図2に示すように略三日月形状であり、その最大幅dは、例えば、1〜30mm程度の大きさとすることができる。
また、当該凹部253の断面形状は、当該開封開始部4の部分断面図である図3に示されるように、略台形状とされている。
また、本参考実施形態においては、当該凹部253の深さと外側の切り込み252の深さとが略等しく、かかる深さtが、30〜300μm程度とするように形成されている。そして、凹部253の底面部253aが略平滑とされた態様を示している。
更には、フランジ部25の開封開始部4以外の部分における断面は、図4に示されるように、内側の切り込み251と外側の切り込み252との間隔cが、前記したように3〜40mm程度の間隔となるように形成されている。
なお、当該凹部253を含めた2本の切り込み251,252は、例えば、内側の切り込み251を形成する刃と、その全周または前記フランジ部25の開封開始部4に位置する部分に凹部253の形成用の部材を備えた外側の切り込み252を形成する刃をフランジ部25に押圧することによって好適に形成することができる。この場合、当該刃や部材は、常温状態のものや、あるいは50〜300℃程度に加熱したものを使用することが好ましい。
ここで、凹部253形成用の部材としては、当該凹部253と相似形状の押型等を使用すればよい。
図5〜図7は、多層容器2の開口部24に蓋材3を載置して、ヒートシールした場合における開封開始部4周辺を示した概略図であり、図5は部分拡大図、図6は図5のVI−V I断面図である。なお、本参考実施形態においては、蓋材3(図5では二点破線で示されている)は、3層の積層体の態様が示されており、例えば、延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)層/エチレン−ビニルアルコール(EVOH)共重合体層/ポリプロピレン(PP)樹脂層等の構成を採用することができる。
図5及び図7に示すように、ヒートシール部255は、開封開始部4以外の場所にあっては、内側の切り込み251と外側の切り込み252との間に帯状に形成されている。また、内側の切り込み251とヒートシール部255の内縁、及び外側の切り込み252とヒートシール部255の外縁との間には、0.5〜20mm程度の非融着部256を形成することが好ましい。
また、開封開始部4におけるヒートシール部材であるシールリング260(図6及び図
7では2点破線で示されている)は、本参考実施形態においては、図6に示すように、外側の切り込み252より外方向(フランジ部25の角方向)に突出して突出部260aを形成し、更にその先端部260bが、ヒートシール時に凹部253にはみ出すようにして形成されている。かかる外側の切り込み252から突出する長さlは、例えば、1〜30mmとすることができる。なお、この突出部260aは、先端になるほど(フランジ部25の角方向に向かうほど)細く尖った形状となっている。そして、図6に示すように、ヒートシール部255の外端部255aが常に外側の切り込み253の位置と一致することになる。
蓋材3と多層容器2のフランジ部25をヒートシールするには、例えば、容器の開封開始部4において、前記した突出部260aを有するシールリング260を用いてヒートシールすればよい。
ここで、ヒートシール温度としては、ヒートシールされる材料の種類等により適宜決定すればよいが、一般に、150℃〜250℃程度とすればよい。
そして、本参考実施形態の易開封性包装体1を開封開始部4から開封するには、蓋材3の開封が外側の切り込み252に達したところにおいては、蓋材3と内層21の剥離強度より内層21と次層22の剥離強度が弱いために、内層21と次層22との間で層間剥離が起こることになる。そして、蓋材3を引き上げると、内層21と次層22との間の層間剥離が進行して、易開封性包装体1における多層容器2と蓋材3との開封が好適に行われることになる。
前記したような第1参考実施形態の易開封性包装体1によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)易開封性包装体1が、多層容器2を構成する内層21と次層22が剥離可能に形成されており、多層容器2のフランジ部25上面に2本の周状の切り込み251,252が設けられ、当該切り込み251,252のうち外側の切り込み252と連接して、フランジ部の上面より低い部分である凹部253が形成されているため、ヒートシール部255の外端部255aが常に外側の切り込み253の位置と一致して、また、包装体1の開封時においても、内層21と次層22との間の層端部に応力が集中することにより、容易に層間剥離されることによって、当該包装体1の開封が好適に行われることとなる。従って、密封性及び易開封性に優れた易開封性包装体1となることに加えて、シール強度、シール圧力等のヒートシール条件、特にヒートシールする位置が変動した場合であっても、安定した易開封性を有する易開封性包装体1を提供することができ、ヒートシール条件等の幅を広げることができる。このため、例えば、ヒートシール機のシール精度が悪い場合等、ヒートシール部材(シールリング)260が凹部253の内外方向に変動してしても、問題なくヒートシールが行われる。
(2)当該低い部分を凹部形状としているので、ヒートシール部255の外端部255aがより確実に外側の切り込み252の位置と一致してヒートシールできることになる。また、多層容器2に対する加工も容易となる。
(3)凹部253が多層容器2に設けられたフランジ部25に形成された開封開始部4の位置に形成されているため、当該開封開始部4で多層容器2から蓋材3を開封する場合においても、易開封性包装体1を好適に開封することが可能となる。
(4)多層容器2のフランジ部25と蓋材3をヒートシールしたヒートシール部255と、開封開始部4を除いた前記2本の周状の切り込み251,252において、内側の切り込み251とヒートシール部255の内縁及び/または外側の切り込み252とヒートシール部255の外縁との間に0.5〜10mmの非融着部256が設けられているので、前記開封開始部4以外からの開封が好適に防止されることになる。
[第実施形態]
前記した第1参考実施形態の易開封性包装体1は、多層容器2の開口部24周縁のフランジ部25上面に設けられている外側の切り込み252について、開封開始部4における当該外側の切り込み252に隣接して形成される凹部253と、当該外側の切り込み252の深さが略等しい態様を示すものであった。
これに対して、第実施形態の易開封性包装体1は、図8に示すように、当該凹部253の深さが外側の切り込み252の深さより浅く形成されている点において相違する。
なお、本実施形態においては、前記した第1参考実施形態と同一構造及び同一部材については、同一符号を付すとともに、その説明は省略又は簡略化している。
図8は、本発明の第実施形態における易開封性包装体1に配設される開封開始部4を示す部分断面図であり、(A)は蓋材3を載置しない状態、(B)は蓋材3をヒートシールした状態をそれぞれ示す。
本実施形態においては、前記したように、開封開始部4において外側の切り込み252に連接して設けられる凹部253の深さt1が、当該外側の切り込みの深さt2より浅く形成されているものであるが、t1は、例えば、10〜150μm程度とすればよく、また、かかる深さの差は、例えば、10〜200mm程度とすればよい。
また、当該深さの浅い凹部253を含めた切り込みの形成は、例えば、内側の切り込み251を形成する刃と、そのフランジ部25の開封開始部4に位置する部分に、刃の高さが外側の切り込み252を形成する刃の高さより浅い凹部253形成用の部材を備えた外側の切り込み252を形成する刃をフランジ部25に対して押圧すればよい。
そして、このような構成の多層容器2のフランジ部25の上面表面に対して、前記した第1参考実施形態と同様な手段で、図8(B)に示すようにして蓋材3をヒートシールすることにより、本発明の易開封性包装体1を得ることができる。
前記したような第実施形態の易開封性包装体1によれば、第1参考実施形態により奏される効果(1)〜(4)に加えて、次のような効果を奏することができる。
(5)易開封性包装体1の開封開始部4において、多層容器2のフランジ部25上面に設けられている外側の切り込み252に隣接して形成されている凹部253の深さが、当該外側の切り込み252の深さより浅く形成されているので、押圧による凹部形成時に当該凹部253の周囲への樹脂の排除量を少なくすることができる。従って、ヒートシールに悪影響を与えることを好適に防止することができ、蓋材3を剥がして開封開始部4を開封する際の開封性をより一層良好とすることができる。
(6)フランジ部25上面に設けられる切り込み251,252及び外側の切り込み252より深さが浅い凹部253の形成にあたり、内側の切り込み251を形成する刃と、フランジ部25の開封開始部4に位置する部分に、高さが外側の切り込み252を形成する刃の高さより浅い凹部253形成用の部材を備えた外側の切り込み252を形成する刃を前記フランジ部25に押圧して切り込み251,252を形成させているので、フランジ部25上面に設けられる凹部253の深さが、外側の切り込み252の深さより浅い場合にあっても、2本の周状の切り込み251,252と外側の切り込み252と連接される凹部253を簡便に形成することができる。
[第実施形態]
前記した第1参考実施形態及び第実施形態の易開封性包装体1は、多層容器2を構成する積層体が、内層21とこれに接する次層22からなり、両者が剥離可能となるように形成されているものであった。
これに対して、第実施形態の易開封性包装体1は、図9に示すように、多層容器2を構成する積層体が、内層21と次層22との間に凝集破壊剥離可能な凝集破壊層23を設
けている構成としている点で相違する。
なお、本実施形態においても、前記した第1参考実施形態及び第実施形態と同一構造及び同一部材については、同一符号を付すとともに、その説明は省略又は簡略化している。
図9は、本発明の第実施形態における易開封性包装体1に配設される開封開始部4を示す部分断面図であり、(A)は蓋材3を載置しない状態、(B)は蓋材3をヒートシールした状態をそれぞれ示す。
本実施形態においては、多層容器2を構成する積層体が、内層21と次層22との間に凝集破壊剥離可能な凝集破壊層23が設けられている。
なお、外側の切り込み252及び当該切り込み252に連接して形成される凹部253の構成については、前記した第実施形態と同様に、当該凹部253の深さが、当該外側の切り込み252の深さより浅く形成されているものを採用している。
また、本実施形態の易開封性包装体1を開封開始部4から開封するには、開封が外側の切り込み252に達したところで、蓋材3と内層21の層間剥離が起こるより先に凝集破壊層23の凝集破壊が起こるため、蓋材3を引き上げていくに従って当該凝集破壊層23の凝集破壊が進行し、易開封性包装体1における多層容器2と蓋材3との開封が好適に行われていくことになる。
前記したような第実施形態の易開封性包装体1によれば、第1参考実施形態及び第実施形態の易開封性包装体1により奏される効果(ただし、(1)を除く)に加えて、次のような効果を奏することができる。
(1−a)易開封性包装体1が、多層容器2の内層21と次層22との間に凝集破壊剥離可能な凝集破壊層23が形成されており、また、多層容器2のフランジ部25上面に2本の周状の切り込み251,252が設けられ、前記2本の周状の切り込み251,252のうち外側の切り込み252と連接して、フランジ部の上面より低い部分である凹部25
3が形成されているため、ヒートシール部255の外端が常に外側の切り込み253の位置と一致して、また、包装体1の開封時においても、開封時に当該凝集破壊層が凝集破壊剥離されることにより、当該包装体1の開封が好適に行われることとなる。従って、前記した第1参考実施形態と同様に、密封性及び易開封性に優れた易開封性包装体1を提供できることに加えて、当該易開封性包装体1が、シール強度、シール圧力等のヒートシール条件や、特にヒートシールする位置が変動した場合であっても、安定した易開封性を有するものとなり、ヒートシール条件等の幅を広げることができる。
[第実施形態]
前記した第1参考実施形態、第1実施形態および実施形態の易開封性包装体1は、多層容器2の形状が、所定の深さを有する略長方形のトレー形状であって、略長方形状の開口部24を有する態様を示したものであった。
また、多層容器2の開口部24周縁に形成されるフランジ部25上面に設けられる外側の切り込み252において、当該切り込み252に連接して設けられる凹部253は、易開封性包装体1の隅角に設けられた開封開始部4に形成されるものであった。
これに対して、第実施形態の易開封性包装体1は、図10〜図14に示すように、底面部26及び開口部24の形状を円形状としたカップ型の多層容器2を採用しており、かつ、当該円形状の開口部24周縁に形成されるフランジ部25の上面に設けられる外側の切り込み252に連接して設けられる凹部253は、容器開口部24のフランジ部25全周にわたって設けられている点について相違する。
なお、本実施形態においても、前記した第1参考実施形態、第1実施形態および実施形態と同一構造及び同一部材については、同一符号を付すとともに、その説明は省略又は簡略化している。
図10は、本発明の第実施形態における易開封性包装体1を示した概略図であり、図10(A)は蓋材3で密封された状態、図10(B)は開封開始部4から蓋材3を開封した状態をそれぞれ示している。
図10に示される易開封性包装体1は、層構成を第1参考実施形態と共通にする多層容器2を備えている。この多層容器2は、底面部26及び開口部24の形状を円形状としたカップ型の容器であり、当該開口部24の周縁には、外側に張り出すようにフランジ部25が
配設されている。
図11は、多層容器2の周縁に形成されるフランジ部25の概略図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B断面図である。
図11(A)及び図11(B)に示されるように、当該フランジ部25の上面には、内側の切り込み251及び外側の切り込み252の2本の周状の切り込み251,252が設けられている。本実施形態における内側の切り込み251と外側の切り込み252との間隔c1は、例えば、3〜40mm程度とすればよい。
また、外側の切り込み252には、連接してフランジ部25の上面より低い部分である凹部253が形成されており、本実施形態においては、当該凹部253が容器開口部24の全周にわたって形成されている。
なお、本実施形態において、外側の切り込み252及び当該切り込み252に連接して形成される凹部253の構成については、前記した第実施形態と同様に、当該凹部253の深さが、当該外側の切り込み252の深さより浅く形成されているものを採用している。
図12は、容器開口部24に対して蓋材3をヒートシールした、易開封性包装体1のフランジ部25を示す平面図である。
図12に示されるように、本実施形態においては、ヒートシール部が、内側の切り込み251と外側の切り込みと252の間に形成されることについては前記した第1参考実施形態等と同様であるが、当該ヒートシール部255の容器開口部24の中心から上下左右4ヶ所については、ヒートシール部255の外端部255aが外側の切り込み252に一致して形成され、かかる4ヶ所が開封開始部4aとされる。そして、本実施形態の易開封性包装体1は、当該4ヶ所の開封開始部4aから好適に開封されることになる。
図13は、図12のXIII−XIII断面図であり、開封開始部におけるシールリング260は、前記したように、外側の切り込み252に隣接して形成されている凹部253に対して、突出部260aがはみ出すようにして形成されている。また、かかる外側の切り込み252から突出する長さl1は、例えば、1〜30mm程度とすればよい。そして、本実施形態においても、ヒートシール部255の外端部255aが、常に外側の切り込み253の位置と一致することになる。
また、図14は図12のXIV−XIV断面図であり、このように、開封開始部4aでない部分のヒートシール部255は、内側の切り込み251と外側の切り込み252との間に設けられることになる。
前記したような第実施形態の易開封性包装体1によれば、第1参考実施形態、第1実施形態および実施形態の易開封性包装体1により奏される効果(ただし、(1−a),(3)を除く)に加えて、次のような効果を奏することができる。
(3−a)凹部253が容器開口部24のフランジ部25全周にわたって形成されているため、容器開口部24の任意の位置を開封開始部4aと設定することができ、当該開封開始部4aにおいて容器から蓋材3を開封する場合にあっても、易開封性包装体1を好適に開封することが可能となる。
なお、本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記した実施形態では、本発明の易開封性包装体1を構成する多層容器2のフランジ部25に設けられる外側の切り込み252に連接して形成される凹部253の底面部253aを略平滑とした態様を示したものであるが、これには限定されず、例えば、図15に示すように、凹部253の底面部253aに対して、凹凸を設けるようにしてもよい。
図15は、外側の切り込みに連接して設けられる凹部253の底面部253aに対して、断面が微細な三角形状の突起を多数形成した態様を示したものである。当該凹部253の底面部253aをこのようにすることにより、蓋材3と当該凹部253との剥離を好適に実施することができる。
なお、当該凹部253の底面部253aに凹凸を設けるために、かかる底面部253aに形成される突起の形状は、前記した図15に示すような、断面が微細な三角形状となるものには限定されず、例えば、断面が微小な半球形状や、断面が微細な十字形状の突起を多数設けるようにして、底面部253aに凹凸を形成するようにしてもよい。
前記した第1参考実施形態では、当該凹部253は断面が略矩形状または台形状等の四角形状となる態様を示したものであるが、これには限定されず、例えば、図16に示すように、当該凹部253の断面が半楕円形状となるようにしてもよい。
前記した実施形態では、多層容器2のフランジ部25に設けられた外側の切り込み252については、開封開始部4を設けた部分について当該切り込み252に連接して凹部253を形成した態様を示したが、これには限定されず、図17及び図18に示すように、
前記フランジ部25の上面より低い部分253が形成されていれば、その形状は任意であって構わない。
図17は、前記した第実施態様において、多層容器2のフランジ部25に設けられた外側の切り込み252に対して、フランジ部25の外端にまでわたって繋がる低い部分253を全周にわたって形成した態様を示す部分断面図である。また、図18は、前記した第2実施態様において、開封開始部4に対して凹部状の形状でなく、フランジ部25の外端に迄繋がる低い部分253を形成した態様を示す部分断面図である。このように、フランジ部25の上面より低い部分253が形成されていれば、前記した本発明の効果は享受することができる。
また、前記した実施形態においては、多層容器2を形成する積層体の構成や、蓋材3を形成する積層体の構成、及び2本の切り込み251,252の位置関係等を具体的な材料や数値等を挙げて示したが、これらはいずれも任意の材料等を採用しても全く問題はない。
前記した第実施形態においては、開封開始部4aを4箇所設けた態様を示したが、これには限定されず、開封開始部4aの数は任意であり、例えば、1箇所にしてもよい。
さらに、内層21と次層22との間に5〜50μ m 程度の非凝集破壊層(凝集破壊しない層のこと) を設けてもよい。また本発明の多層容器2の製造方法としては、多層容器2の熱成形時のフランジ押えの変更や、フランジ受けの形状変更等による方法も採用することができる。
その他、本発明の実施における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
次に、実施例、参考例及び比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等の記載内容に何ら制約されるものではない。
参考例1]
下記の材料及び方法を用いて、図1〜図7(第1参考実施形態)に示す本発明に関連する易開封性包装体(易開封性容器)を製造した。
共押出成形により、次の内層/次層からなる積層体(多層シート)を成形した。
内層:高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂〔出光ポリエチレン440M(出光石油 化学(株)製)、密度0.96g/cm3、MFR(メルトフローレートの略 、以下同じ)0.9g/10分〕 厚さ 100μm
次層:ポリプロピレン樹脂(PP)層〔ポリプロピレン樹脂:出光ポリプロE−10 5GM(出光石油化学(株)製)、MFR 0.6g/10分、80重量%と 、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂:〔FZ−038(日本ポリケム
(株)製)、MFR 0.3g/10分、20質量%の混合物〕 厚さ
900μm
この多層シートを用いてプラグアシスト真空成形により、150mm×100mm×30mmのフランジ付多層容器を成形した。なお、この多層容器は、開口部に対して幅8mmのフランジ部を有し、略長方形のトレー状に形成されている。また、フランジ部は、外縁には本体底部側に向かう曲折部としてのスカートが形成されているスカートフランジが採用されている。
次に、多層容器のフランジ部の外縁から1mm、内縁から1mmのところに、図2に示すような2本の周状の切り込みを200℃に加熱した刃を用いて形成した。
なお、図3に従い、これらの切り込みは内層を安全にカットするように形成されており、2本の周状の切り込みの間隔は6mmとなっている。また、開封開始部には、外側の切り込み内方凸状となっており、それに連接して、フランジ部の上面より低い部分である凹部が深さを150μmとして形成されている。そして、切り込みが最大幅2mmの略三日月形状に設けられている。
このようにして得られた多層容器の開口部に対して、延伸ナイロン(ポリアミド)/エチレン−ビニルアルコール共重合(EVOH)樹脂層/ポリエチレン(PE)層(厚さ15μm/12μm/50μm)からなる多層フィルムを載置して、下記のヒートシール条件を用いて、蓋材をフランジ部に対してヒートシールすることにより、本発明の易開封性容器を得た。
( ヒートシール条件 )
シール温度 195℃
シール圧力 10kg/cm2
時間 2秒
ヒートシールの回数 1回
ここで、ヒートシールは、2本の切り込みとの間で蓋材とフランジ部が、図5に従い帯状にシールされるように行われている。また、内側の切り込みとヒートシール部内縁の間隔が2mm、外側の切り込みとシール部外縁の間隔が1mmとなるようにヒートシールされている。
なお、使用したシールリングの初期開封位置をシールする部分は、図6に従い、外側の切り込みよりは容器フランジ部の外側方向に突出しているが、当該外側の切り込みに連接して設けられている凹部があるため、ヒートシール部の外端部は常に外側の切り込みの位置と一致することになる。
[実施例
多層容器の開封開始部の断面が図8(第実施形態)に示される断面形状にした以外は、参考例1と同様方法を用いて、本発明の易開封性容器を製造した。
なお、図8において、外側の切り込みの深さは150μm、当該外側の切り込みに隣接して形成される凹部の深さは100μmとした。
[実施例
下記の材料及び方法を用いて、図10〜図14(第実施形態)に示す本発明の易開封性容器を製造した。
参考例1で使用したシートと同じ仕様のシートを用いて、プラグアシスト真空成形を用いて、図10に示されるφ100mm(開口部の外径)×30mm(高さ)のフランジ付き多層容器を成形した。
この多層容器は、容器開口部に幅8mmのフランジ部を有し、容器の底面部及び開口部が略円形のカップ状に形成されている。また、フランジ部は、外縁には本体底部側に向かう曲折部としてのスカートが形成されているスカートフランジが採用されている。
次に、多層容器のフランジ部の外縁から1mm、内縁から1mmのところに、図11に示すような2本の周状の切り込みを、200℃に加熱した刃を用いて形成した。
また、図11(B)に従い、切り込みは内層を安全にカットするように、深さが約120μmに形成されており、2本の周状の切り込みの間隔は6mmとなっている。
そして、フランジ部の全周に対して、フランジ部の上面より低い部分である凹部が、50μmの深さ、3mmの巾で、外側の切り込みに隣接して環状に設けられている。
このようにして得られた多層容器の開口部に対して、延伸ナイロン/エチレンビニルアルコール共重合体樹脂層/ポリエチレン樹脂層(厚さ15μm/12μm/50μm)からなる蓋材となる多層フィルムを載置して、下記のヒートシール条件を用いて、蓋材をフランジ部に対してヒートシールすることにより、本発明の易開封性容器を得た。
( ヒートシール条件 )
シール温度 195℃
シール圧力 10kg/cm2
時間 2秒
ヒートシールの回数 1回
ここで、ヒートシールは、図12に従い、2本の切り込みの間で蓋材とフランジ部が帯状にヒートシールされている。また、内側の切り込みとヒートシール部内縁の間隔は2mm、外側の切り込みとヒートシール部外縁の間隔は1mmになるようにヒートシールされている。
なお、ヒートシールに使用したシールリングにおける、図12に示す4ヶ所の開封開始部をシールする部分については、フランジ部外側の切り込みよりも外方向に突出して、更に外側の幅が1mmの切り込みの範囲に半円状の先端部が入るようにシールリングを設置してヒートシールするようにした。かかる先端部は、外側の切り込みから0.5mm外側に突出しているが、開封開始部のヒートシールは、ヒートシール部の外端部が常に外側の切り込み位置と一致することとなる。
[実施例
開封開始部の断面が図15に示される断面形状にした以外は、参考例1と同様な方法を用いて本発明の易開封性容器を製造した。
[実施例
多層シートの構成として、下記の仕様の材料を使用する以外は、参考例1と同様の方法
を用いて、図9(第実施形態) に示す本発明の易開封性容器を製造した。
共押出成形により、次の内層/凝集破壊層/次層からなる積層体(多層シート)を成形した。
内層:ポリプロピレン樹脂(PP)層〔出光ポリプロF744NP(出光石油化学 (株)製、密度 0.9g/cm3、MFR 7g/10分〕厚さ 100μ m
凝集破壊層:ポリオレフィン系樹脂層〔ホモポリプロピレン樹脂(出光ポリプロピレ ンE−105GM:出光石油化学(株)製、MFR 0.6g)70質 量%と、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂(FZ−038:日本ポ リケム(株)製、MFR 0.3g)10質量%と、トレークスパール ET182:日本ポリオレフィン(株)、MFR 8g)20質量%と の混合物〕 厚さ 150μm
次層:ポリプロピレン系樹脂(PP)層〔出光ポリプロE−170GM(出光石油化 学(株)、MFR 0.6g/10分〕 厚さ 900μm
[比較例1]
外側の切り込み隣接して、フランジ部の上面より低い部分(凹部)が形成されていないこと以外は、実施例1と同様の方法を用いて易開封性容器を製造した。
[比較例2]
外側の切り込みに隣接して、フランジ部の上面より低い部分(凹部)が形成されていないこと以外は、実施例3と同様の方法を用いて易開封製容器を製造した。
[試験例1]
前記のようにして得られた実施例1〜5及び比較例1,2の初期開封強度、内圧強度及び開封時の開封感を下記の基準にて比較・評価した。結果を表1に示す。
( 初期開封強度 )
開封開始部を15mm巾に切断してサンプルとし、当該サンプルをオートグラフ引張試験機を用いて、180度剥離で300mm/minの条件で測定した。
( 内圧強度 )
JIS Z0238に定められる「8.容器の破裂強さ試験」に従い、圧力(MPa)を測定した。
( 開封感 )
人感に従い、開封時の感触を判定した。
(結果)
表1の結果からわかるように、実施例1〜4および参考例1で得られた本発明の易開封性容器は、適度な初期開封強度を有するとともに、内圧強度に優れるものであり、易開封性及び密封性を併せ持った易開封性容器であることが確認できた。
一方、比較例1及び比較例2で得られた易開封性容器は、初期開封強度が大きく開封性が悪いため、易開封性容器としては不適なものであった。
本発明の多層容器、易開封性包装体及び多層容器の製造方法は、例えば、レトルト食品等の各種食品や薬品等の包装容器として広く利用することができる多層容器、易開封性包装体及び多層容器の製造方法を提供するものである。
本発明に関連する第1参考実施形態の易開封性包装体を示した図であって、(A)は蓋材で密封された状態、(B)は開封開始部から蓋材を開封した状態を示す概略図である。 図1に示す易開封性包装体の開封開始部周辺の部分拡大図(平面図)である。 図2のIII−III断面図である。 図2のIV−IV断面図である。 蓋材をヒートシールした開封開始部周辺を示す部分拡大図である。 図5のVI−VI断面図である。 図5のVII−VII断面図である。 本発明の第実施形態における易開封性包装体に配設される開封開始部を示す図であって、(A)は蓋材を載置しない状態、(B)は蓋材をヒートシールした状態の部分断面図である。 本発明の第実施形態における易開封性包装体に配設される開封開始部を示す図であって、(A)は蓋材を載置しない状態、(B)は蓋材をヒートシールした状態の部分断面図である。 本発明の第実施形態における易開封性包装体を示した図であって、(A)は蓋材で密封された状態、(B)は開封開始部から蓋材を開封した状態を示す概略図である。 図1に示す易開封性包装体を構成するフランジ部の概略図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B断面図である。 蓋材をヒートシールした易開封性包装体のフランジ部を示す平面図である。 図12のXIII−XIII断面図である。 図12のXIV−XIV断面図である。 外側の切り込みに連接して設けられる凹部の他の態様を示した部分断面図である。 外側の切り込みに連接して設けられる凹部のもう一つの参考態様を示した部分断面図である。 実施態様において、フランジ部上面より低い部分をフランジ外端までわたるように形成した態様を示した部分断面図である。 実施態様において、フランジ部上面より低い部分をフランジ外端までわたるように形成した態様を示した部分断面図である。
符号の説明
1…易開封性包装体、2…多層容器、3…蓋材、4,4a…開封開始部、21…内層、22…次層、23…凝集破壊層、24…開口部、25…フランジ部、26…底面部、251…内側の切り込み、252…外側の切り込み、253…凹部(低い部分)、253a…底面部、255…ヒートシール部、255a…外端部、256…非融着部、260…シールリング、260a…突出部、260b…先端部

Claims (9)

  1. 開口部の周縁にフランジ部を配設する多層容器と、
    このフランジ部にヒートシールする蓋材とを備える易開封性包装体であって、
    該容器の少なくとも内層を含む層が剥離可能に形成されており、
    前記フランジ部上面には、開封開始部と、2本の周状の切り込みが設けられ、
    前記2本の周状の切り込みのうち外側の切り込みと連接して、前記フランジ部の上面より低い部分が形成されており、
    前記フランジ部の上面より低い部分が、前記外側の切り込みより浅く、
    前記開開始部において、前記蓋材のヒートシール部が、前記外側の切り込みに向かってからす口状に突出した形状かつ前記フランジ部の上面より低い部分にはみ出して形成されている
    ことを特徴とする易開封性包装体。
  2. 請求項1に記載の易開封性包装体において、
    前記多層容器が内層とこれに接する次層を含む構成であって、
    該多層容器の内層とこれに接する次層との間が剥離可能に形成されていることを特徴とする易開封性包装体。
  3. 請求項1記載の易開封性包装体において、
    前記多層容器が内層と次層の間に凝集破壊層を含む構成であって、
    該凝集破壊層が凝集破壊剥離可能に形成されていることを特徴とする易開封性包装体。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の易開封性包装体において、
    前記フランジ部の上面より低い部分が容器開口部のフランジ部全周にわたって形成されていることを特徴とする易開封性包装体。
  5. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の易開封性包装体において、
    前記フランジ部の上面より低い部分が凹部形状であることを特徴とする易開封性包装体。
  6. 請求項に記載の易開封性包装体において、
    前記凹部の底面部に凹凸を設けていることを特徴とする易開封性包装体。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の易開封性包装体において、
    前記多層容器のフランジ部と蓋材をヒートシールしたヒートシール部と、開封開始部を
    除いた前記2本の周状の切り込みにおいて、
    内側の切り込みとヒートシール部の内縁及び/または外側の切り込みとヒートシール部の外縁との間に0.5〜10mmの非融着部が設けられていることを特徴とする易開封性包装体。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の易開封性包装体を製造する方法であって、
    多層容器の周縁部に配設されたフランジ部上面に設けられる2本の周状の切り込み、及び外側の切り込みと連接される凹部を形成するにあたり、
    内側の切り込みを形成する刃と、
    その全周または前記フランジ部の開封開始部に位置する部分に凹部形成用の部材を備えた外側の切り込みを形成する刃を前記フランジ部に押圧して前記切り込み及び前記凹部を形成させ、
    ついで、前記凹部にはみ出す突出部を備えたヒートシール部材により、蓋材をフランジ部にヒートシールし、
    前記開封開始部において前記蓋材のヒートシール部を、前記外側の切り込みに向かってからす口状に突出した形状かつ前記凹部にはみ出して形成する
    ことを特徴とする易開封性包装体の製造方法。
  9. 請求項に記載の易開封性包装体を製造する方法において、
    前記凹部形成用の部材の高さが外側の切り込みを形成する刃の高さより浅いことを特徴とする易開封性包装体の製造方法。
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